JP2019501310A - 低通気度及び高強度の布地ならびにその製造方法 - Google Patents

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Abstract

上部表面及び底部表面を形成するために、縦糸方向及び横糸方向に織られた合成繊維から形成された糸のノンコート織布であって、上部表面上の糸の少なくとも一部または底部表面上の糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有するノンコート織布を提供する。自動車用エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、一時シェルター、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体などの製品への用途におけるこの布地の製造及び使用方法もまた提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、合成繊維の糸のノンコート織布、ならびに自動車用エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体などがあるがこれらに限定されない製品を製造するためのこのような布地の製造及び使用方法に関する。
高引張り強度の布地及び生地には、多くの産業用用途がある。有用であるために、多くの産業用用途では、多くの要件を満たす布地を必要とする。これらには、引張り強度、通気度、表面仕上げ、剛性、及び充填性を含むことができる。これらの用途の例としては、エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体が挙げられる。
膨張式エアバッグは、車両安全システムの主要要素である。本明細書で使用する場合、「エアバッグ」は、軍事及び航空用途を含む、自動車及び多くのその他の輸送形態のための膨張式受動安全拘束装置を意味する。エアバッグは、現在自動車用途において標準である、膨張式受動安全拘束デバイスの一形態である。近年では、エアバッグの数、及び様々な種類の車両キャビン中のこうしたエアバッグの適用領域が増加している。複数のエアバッグの使用構成には、フロントシート領域用、側部衝撃保護用、リアシート用、ヘッドライナー領域の膨張式カーテンでの使用、及び膨張式シートベルトまたは歩行者用エアバッグでの使用のためのエアバックが含まれる。
効果的な膨張のための要件を満たすため、エアバッグ布地は、特定の引張り強度要件を満たし、かつ通気度の尺度で定義される空気の通過抵抗力を有さなければならない。したがって、織ナイロンまたはポリエステルエアバッグは、非常に低い空孔率及びそれに対応する低通気度を有することが望ましい。糸の線密度、撚り係数、織り構造及び厚さ及び重量などの布地特性は全て通気度に影響するが、多くの場合、業界標準を満たすためにエアバッグ布地にコーティングまたは追加層を追加する必要がある。
空気及び液体不透過性構造の作成は、グラビアコーティング、浸漬、ナイフオーバーロールコーティング、カーテンコーティング、ナイフオーバーエアコーティング、リバースロール、回転スクリーン、転写、押出、ホットメルト、積層、含浸、及び測定棒などのプロセスから様々な形態のコーティング布地を使用して、元来達成されてきた。得られた構造全てが、基布に大きな費用を追加する。
通気度を減少させる様々なコーティングを有するポリエステル及びポリアミド布地が知られている。米国特許第5,897,929号は、ポリアミド材料の多孔性ブロッキング層でコーティングされたポリエステルまたはポリアミド布地について記載する。米国特許第5,110,666号は、特定の通気度、可撓性、強靭性、及び耐熱性メリットを提供するポリカーボネート−ポリエーテルポリウレタンで、多くの場合コーティングされた布地基材について記載する。米国特許第5,076,975号は、所定の形状を有するエラストマーコート布地を形成するための成形作業について記載する。米国特許第5,763,330号は、ナイロン布地上にポリエチレン樹脂を押し出しコーティングする方法について記載する。エアバックの元来の材料である織布は更に、布地の通気度を管理するため、弾性材、特にシリコーンゴムでコーティングされてもよい。
しかし、このコーティングプロセスは、遅く時間がかかるプロセスであるだけでなく、コーティング自体が高価であるため、こうしたエアバッグは非常に費用がかかる。更に、コーティングは、エアバッグの必要特性である、こうした布地の折りたたみ性を妨げ得る。
その結果、エアバッグ布地用のコーティングの代替物が求められていた。例えば、糸の収縮のみを頼りに少量のコーティングかまたはコーティングが必要ない低通気度構造を作成し、必然的に密集構造を作成するための試みが過去になされてきた。例えば、米国特許第4,921,735号及び5,540,965号は、空気不透過性を向上するために、収縮させること及び次に布地を熱セッティングすることを教示する。米国特許第RE38,769E1号は、伸張性ベルト及び加熱ロールを用いて布地を圧縮し、次いで、通気度が悪影響を受けずに、布地を反らして布地の折りたたみ性を向上させることについて更に議論している。
米国特許第5,073,418号、カナダ特許第2014/249C号、及び中国特許第CN101033569B号は、エアバッグ布地をその軟化温度未満で両面をカレンダー加工して、布地高スポットの圧縮低下によってもたらされる非永続的低通気度構造を製造することについて記載する。観測された通気度低下は、水分率が原因でナイロン6,6布地に対して非永続的であるとして、開示されている。
米国特許出願第2013/0035014号は、布地を洗濯後に低通気度を維持できる布地について開示している。高密度布地は、28デシテックス以下の繊度、及び1700〜2200の範囲の総カバーファクターを有する合成繊維を含む。開示されたこの布地の用途としては、ダウンウェア、ダウンジャケット、布団(すなわち、日本の寝具)、及び寝袋の側布が挙げられる。
WIPO出願第2015/130882号は、基糸及び副糸を含むエアバッグに使用される織布について開示しており、この副糸は基糸に織り合わせてあり、この副糸は基糸の融点よりも低い融点を有する。また、基糸及び副糸の製造方法についても開示されており、この副糸は基糸に織り合わせてあり、この副糸は基糸の融点よりも低い融点を有する。
少量のコーティングかまたはコーティングが全く必要なく、更に永続的な低通気度及び高引張り強度など重要性能基準を満たす追加の高強度折りたたみ可能布地が、当該技術分野において求められている。
本発明は、合成繊維の糸を含むノンコート織布、ならびにこのような布地の製造及び使用方法に関する。
本発明の態様は、上部表面及び底部表面を形成するために、縦糸方向及び横糸方向に織られた合成繊維から形成された糸を含む、ノンコート織布に関する。本開示の布地では、上部表面上の糸の少なくとも一部または底部表面上の糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地は、布地が劣化していない場合、3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、布地が劣化していない場合、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である。
本発明の別の態様は、ノンコート織布から形成された物品に関する。物品の例としては、エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体などの製品が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の別の態様は、ノンコート織布から形成されたエアバッグに関する。
本発明の別の態様は、ノンコート織布を形成する方法に関する。本発明の方法は、上縦糸方向及び横糸方向の合成繊維から形成された糸を織って、部表面及び底部表面を備えた布地を形成するステップを含む。次に、布地を処理して、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の少なくとも一部または底部表面上の糸の繊維の少なくとも一部を溶融する。非限定的な一実施形態では、形成された布地は、布地が劣化していない場合、3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、布地が劣化していない場合、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、布地が劣化していない場合、形成された布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である。
本発明の別の態様は、本方法にて形成された布地から形成された物品に関する。物品の例としては、エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体などの製品が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の更に別の態様は、本方法にて形成された布地から形成されたエアバッグに関する。
添付図面は、上述の一般的な説明及び以下の詳細な説明とともに、本開示の代表的実施形態を示し、本開示の原理を実施例として説明する役割をする。
加熱ロール上部表面(図1B)及び非加熱ロール底部表面(図1D)で、本発明の高温高圧(HTHP)処理された布地と比較した、470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から製造される、100%ナイロン66布地の上部表面(図1A)及び底部表面(図1C)を含む、約15倍の倍率でのSEM画像である。繊維中のフィラメントの数は、136本に限定されないが、フィラメント当たり約1〜約25リニアデシテックスに等しい範囲内に限定される。 約40倍の倍率(図2A)及び約200倍の倍率(図2B)での本発明の布地の直接加熱された上部表面、約40倍の倍率(図2D)及び約200倍の倍率(図2E)での本発明の布地のカレンダー加工された非加熱底部表面、ならびに約35倍の倍率(図2C)での本発明の布地の断面図を示すSEM画像である。 約15倍の倍率(図3A)及び約45倍の倍率(図3B)での本発明の熱劣化布地、ならびに約15倍の倍率(図3C)及び約45倍の倍率(図3D)での本発明の熱及び湿潤劣化布地のSEM画像である。 約10倍の倍率(図4A)及び約40倍の倍率(図4B)での本発明の非処理布地ならびに約30倍の倍率(図4C)での断面図と比較した、熱湯中で10分間浸漬及び撹拌し、続いて24時間乾燥及びコンディショニングした後の約10倍の倍率(図4D)及び約40倍の倍率(図4E)での本発明の布地ならびに約30倍の倍率(図4F)での断面図のSEM画像である。 上面及び底面の両方を加熱表面ロールでHTHP処理した本発明の布地の2つの異なる実施形態のSEM画像である。ナイロン6,6の470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から調製された、本発明の布地の約10倍の倍率での上面及び底面及び約30倍の倍率での断面図のSEM画像を、それぞれ図5A、5B、及び5Cに示す。470デシテックスの140本フィラメントの高粘着性繊維から製造されたポリエチレンテレフタレート(PET)布地から調製された、本発明の布地の約10倍の倍率での上面及び底面及び約30倍の倍率での断面図のSEM画像を、それぞれ図5D、5E、及び5Fに示す。 本発明の470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から製造された100%ナイロン66布地の布地の通気度及び表面構造上における、速度が5m/分での(約30倍の倍率での図6A、約10倍の倍率での図6B、及び約40倍の倍率での図6C参照)、対15m/分での(それぞれ等値の倍率での図6D、6E、及び6F参照)HTHP処理プロセスの効果を含むSEM画像である。 ワンピース織(one piece woven、OPW)布地のHTHP処理の効果を示すSEM画像である。布地は、ナイロン6,6の350デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から調製された。OPW布地は、両面をHTHP処理されていた。図7Aは、OPWエアバッグの2層セクションの内部の約10倍の倍率の画像である。図7Bは、OPWエアバッグの上外面の約10倍の倍率の画像であり、直接熱と接触している。図7Cは、約40倍の倍率の表面画像である。図7Dは、下面は直接熱と接触し、上面は圧縮されたのみである、約30倍の倍率の断面図である。図7Eは、シームでの2布地層でのOPW布地表面の約10倍の倍率の画像である。図7Fは、上面及び下面が直接熱と接触した、2シーム層での約30倍の倍率の断面図である。
本発明は、合成繊維の糸を含むノンコート織布、ならびにこのような布地の製造及び使用方法に関する。本発明のノンコート布地は、同一の布地構造での同一の合成繊維から形成された従来のノンコート布地と比較した場合、低通気度及び空孔率を有する。
本発明の態様は、上部表面及び底部表面を形成するために、縦糸方向及び横糸方向に織られた合成繊維から形成された糸を含む、ノンコート織布に関する。本開示の布地では、上部表面上の糸の少なくとも一部または底部表面上の糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。非限定的な一実施形態では、上部表面上の糸の少なくとも一部及び底部表面上の糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。本発明の別の実施形態では、上部表面上の糸の大部分または底部表面上の糸の大部分が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。本発明の更に別の非限定的実施形態では、上部表面上の糸の大部分または底部表面上の糸の大部分が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。
本発明の非限定的な一実施形態では、布地は、布地が劣化していない場合、3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、布地が劣化していない場合、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である。
本発明の一実施形態では、上部表面上の糸の大部分または底部表面上の糸の大部分が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有する。
用語「恒久異形断面」とは、本明細書で使用する場合、布地中に使用された繊維の大部分の断面の異形または圧縮バージョンである繊維断面を指す。繊維は、当該技術分野において既知の任意の断面を有し得、円形、多葉形、三葉形、六葉形、または長方形を含むがこれらに限定されない。非限定的な一実施形態では、繊維は、円形断面を有する。非限定的な一実施形態では、恒久異形断面により繊維の少なくとも一部が実質的に平らになる。図1A〜7Fを参照されたい。
用語「恒久的」または「恒久的に」とは、本明細書で使用する場合、変性された断面が元型に戻らないことを意味する。これは、図3A〜3D、及び図4A〜4Fに示した劣化試験により例示される。
用語「高温高圧(HTHP)」とは、本明細書で使用する場合、選択された温度及び/または選択された圧力にて布地を処理することを指し、その結果、織布の上部表面上の糸の少なくとも一部または底部表面上の糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有し、その結果、熱処理なしの同一の合成繊維から形成された織布と比較した場合、布地の通気度及び空孔率が減少する。非限定的な一実施形態では、繊維は、繊維の少なくとも一部が実質的に平らになる恒久異形断面を有する。例えば、図5A〜5Fを参照されたい。例えば糸の融点に近い高温で布地をカレンダー加工することによる布地のHTHP処理により、布地の熱誘導機械劣化、布地の引張り及び引裂強度の低下、結果として生じる寸法安定性の低下、ならびに剛性の有意な増加をもたらすことが、以前から考えられている。例えば、織布の高温高圧カレンダー加工の以前の試みでは、紙様硬質製品が得られ、エアバッグ布地などの用途に使用する所望の布地特性は得られなかった。発明者らは、特性の条件下でHTHP処理を実施することにより、布地の上部及び/または底部の糸の一部のみが、そうした糸の恒久異形断面を得ることができることを予想外に発見した。いかなる特定の理論にも束縛されるものではないが、この恒久異形断面及び糸の一部の溶融により、布地の良好な充填性及び高引張り強度維持しながら通気度の恒久的な低減がもたらされると考えられる。
非限定的な一実施形態では、布地の縦糸方向に使用される糸の大部分は、単一ポリマーから製造される合成繊維から形成される。別の非限定的実施形態では、布地の横糸方向に使用される糸の大部分は、単一ポリマーから製造される合成繊維から形成される。別の非限定的実施形態では、布地の縦糸方向及び横糸方向に使用される糸の大部分は、単一ポリマーから形成される合成繊維から形成される。非限定的な一実施形態では、布地の縦糸方向に使用される糸の全部は、単一ポリマーから製造される合成繊維から形成される。別の非限定的実施形態では、布地の横糸方向に使用される糸の全部は、単一ポリマーから製造される合成繊維から形成される。別の非限定的実施形態では、布地の縦糸方向及び横糸方向に使用される糸の全部は、単一ポリマーから形成される合成繊維から形成される。
本発明で使用する合成繊維の例としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらのブレンドまたはコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。
好適なポリアミド繊維は、200〜950デシテックス、150〜750デシテックス、200〜900デシテックス、250〜850デシテックス、300〜850デシテックス、350〜850デシテックス、400〜850デシテックス、400〜800デシテックス、及び450〜800デシテックスなどの100〜2000デシテックスの範囲の綿質量密度を有する。好適なポリアミド繊維としては、ナイロン6,6、ナイロン6、ナイロン6,12、ナイロン7、ナイロン12、ナイロン4,6、またはこれらのコポリマーもしくはブレンドから形成されるようなものが挙げられる。本発明の非限定的な一実施形態では、基糸は、ナイロン6,6繊維から形成される。
好適なポリエステル繊維は、150〜750デシテックス、300〜900デシテックス、300〜850デシテックス、350〜850デシテックス、400〜850デシテックス、400〜800デシテックス、450〜800デシテックス、及び500〜800デシテックスなどの100〜950デシテックスの範囲の綿質量密度を有する。好適なポリエステル繊維としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレート、上記のポリマー、例えばポリエチレンテレフタレート/イソフタレートコポリエステル、ポリブチレンテレフタレート/ナフタレートコポリエステル、ポリブチレンテレフタレート/デカンジカルボキシレートコポリエステル、またはこれらのコポリマーもしくはブレンドなどの少なくとも1種の反復単位を含む、ポリ(1,4シクロヘキシレン−ジメチレンテレフタレート及びコポリマーから形成されるようなものが挙げられる。本発明の非限定的な一実施形態では、基糸は、PET繊維から形成される。
本発明で使用する繊維は更に、繊維の製造及び処理に使用される種々の添加剤を含んでよい。好適な添加剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、色素、難燃剤、充填剤、結合剤、定着剤、柔軟化剤、またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
非限定的な一実施形態では、繊維がフィラメント当たり約1〜約25デシテックス(DPF)の範囲の線密度を有する。別の非限定的実施形態では、繊維がフィラメント当たり約2〜約12デシテックス(DPF)の範囲の線密度を有する。
本発明の織布は、当該技術分野において既知の織技術を使用した、縦糸及び横糸から形成してよい。好適な製織技術としては、平織、綾織、繻子織、これらの種類の異形織、ワンピース織(OPW)、または多軸織が挙げられるが、これらに限定されない。製織に使用可能な好適な織機としては、ウォータージェット織機、エアジェット織機、またはレピア織機が挙げられる。これらの織機もまた、OPW構造を作製するためにジャカードとともに使用することができる。本発明の好適な織布は、平方メートル当たり80〜4500グラムの範囲の総目付け量を有し得る。特定の実施形態においては、織布の総目付け量は、平方メートル当たり100〜4500グラム、平方メートル当たり100〜4000グラム、平方メートル当たり100〜3500グラム、平方メートル当たり150〜4500グラム、平方メートル当たり150〜4000グラム、平方メートル当たり150〜3500グラム、平方メートル当たり200〜4500グラム、平方メートル当たり200〜4000グラム、平方メートル当たり200〜3500グラム、平方メートル当たり250〜4500グラム、平方メートル当たり250〜4000グラム、及び平方メートル当たり250〜3500グラムの範囲であり得る。
本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が2l/dm/分以下のSAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、500Paにて試験した場合、織布が1l/dm/分以下のSAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地を105℃にて408時間熱劣化し、かつ70℃及び95%相対湿度にて408時間湿潤劣化した後、織布は3l/dm/分以下のSAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地を室温(20±5℃)にて6ヶ月間劣化させた後、織布が3l/dm/分以下のSAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地を室温(20±5℃)にて6ヶ月間劣化させた後、織布が500mm/秒以下のDAPを有する。
本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が400mm/秒以下のDAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が300mm/秒以下のDAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が200mm/秒以下のDAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布が100mm/秒以下のDAPを有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地を105℃にて408時間熱劣化し、かつ70℃及び95%相対湿度にて408時間湿潤劣化した後、織布は500mm/秒以下のDAPを有する。
本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布は1000N以上の縦糸及び横糸方向の両方の布地の引張り強度を有する。本発明の別の非限定的実施形態では、布地が劣化していない場合、織布は1500N以上の縦糸及び横糸方向の両方の布地の引張り強度を有する。本発明の別の非限定的実施形態では、布地が劣化していない場合、織布は2000N以上の縦糸及び横糸方向の両方の布地の引張り強度を有する。本発明の非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、織布は2500N以上の縦糸及び横糸方向の両方の布地の引張り強度を有する。本発明の更に別の非限定的実施形態では、布地が劣化していない場合、織布は3000N以上の縦糸及び横糸方向の両方の布地の引張り強度を有する。
本発明の非限定的な一実施形態では、織布は、布地が劣化していない場合、3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、布地が劣化していない場合、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である。
非限定的な一実施形態では、布地の目付けは約50〜約500g/mの範囲である。
非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引裂強度は60N以上である。別の非限定的実施形態では、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引裂強度は120N以上である。
非限定的な一実施形態では、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方のエッジコーム抵抗力は150N以上である。別の非限定的実施形態では、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方のエッジコーム抵抗力は175N以上である。
本明細書にて開示された布地は、例えば通気度の低減を含む追加の特性を提供するためにコーティングされてよい。布地がコーティングされている場合、次いで当業者に既知の任意のコーティング、ウェブ、ネット、ラミネート、またはフィルムを、通気度の低下または耐熱性の向上を付与するために使用してよい。好適なコーティングの例としては、ポリクロロプレン、シリコーン系コーティング、ポリジメチレンシロキサン(polydimethylenesiloxane)、ポリウレタン、及びゴム組成物が挙げられるが、これらに限定されない。好適なウェブ、ネット、及びフィルムの例としては、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリオレフィンエラストマー、ならびにこれらのブレンド及びコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。フィルムは、単層または多層であってよく、ウェブ、ネット、またはフィルムの任意の組み合わせからなってよい。これらの実施形態では、本発明の布地は、従来の量のコーティング、フィルムまたはラミネートでコーティングされた同一の構造を備えた布地よりも通気度が低い基材として使用されてよい。これにより、低重量コーティング、または軽量もしくは単純化したウェブ、ネット、ラミネート、もしくはフィルム構造を適用することが可能となり、非常に低い通気度仕様を更に満たす。
本発明では、ノンコート織布の形成方法も提供される。これらの方法では、合成繊維から形成された糸は、縦糸方向及び横糸方向に織られ、上部表面及び底部表面を有する布地を形成する。次に、布地を処理して、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の少なくとも一部または底部表面上の糸の繊維の少なくとも一部を溶融する。非限定的な一実施形態では、布地を処理して、恒久的に断面を変性し、上部表面上の糸の繊維の少なくとも一部及び底部表面上の糸の繊維の少なくとも一部を溶融する。別の非限定的実施形態では、布地を処理して、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の大部分または底部表面上の糸の繊維の大部分を溶融する。更に別の非限定的実施形態では、布地を処理して、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の大部分及び底部表面上の糸の繊維の大部分を溶融する。この方法は更に、布地処理の当業者によって理解される他の処理ステップを含んでよい。これらには、精練または洗浄、及び乾燥またはヒートセットが挙げられるが、これらに限定されない。
非限定的な一実施形態では、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の少なくとも一部または底部表面上の糸の繊維の少なくとも一部を溶融するための処理に先立って布地を洗浄する。別の非限定的実施形態では、断面を恒久的に異形にし、上部表面上の糸の繊維の少なくとも一部または底部表面上の糸の繊維の少なくとも一部を溶融するための処理に先立って布地を洗浄しない。
本発明の非限定的な一実施形態では、この方法で形成された布地は、布地が劣化していない場合、3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、布地が劣化していない場合、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、布地が劣化していない場合、布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である。
非限定的な一実施形態では、断面を恒久的に異形にし、糸の少なくとも一部の繊維を溶融するのに十分な温度で、高温高圧(HTHP)処理することにより、布地を処理する。非限定的実施形態では、使用される温度は糸の軟化温度より高い。非限定的実施形態では、ナイロン6,6糸から形成された布地は、約220℃〜約240℃の範囲の温度にてHTHP処理されてよい。別の非限定的実施形態では、PET糸から形成された布地は、約200℃〜約240℃の範囲の温度にてHTHP処理されてよい。非限定的実施形態では、布地は、約28Mpa〜約115MPaの範囲の高圧にてHTHP処理されてよい。圧力は、布地領域上のカレンダーニップ点に加えられた力の合計から計算される。非限定的な一実施形態では、布地は、約57Mpaの圧力にてHTHP処理される。非限定的実施形態では、布地は、約3m/分〜約50m/分の範囲の継続時間にてHTHP処理されてよい。非限定的な一実施形態では、布地は、15m/分の継続時間にてHTHP処理される。別の非限定的実施形態では、布地は、5m/分の継続時間にてHTHP処理される。布地は、断面を恒久的に異形にし、糸の少なくとも一部の繊維を溶融するために必要な温度及び圧力を加えるための、当該技術分野において既知の任意の方法によってHTHP処理されてよい。非限定的な一実施形態では、HTHP処理は、布地のホットロールカレンダー加工を含む。
非限定的な一実施形態では、この方法は、更に通気度を減少させるために、布地にコーティングまたはフィルムを付与するステップを更に含む。布地がコーティングされている場合、当業者に既知の任意のコーティング、ウェブ、ネット、ラミネート、またはフィルムを、通気度の低下を付与するために使用してよい。好適なコーティングの例としては、ポリクロロプレン、シリコーン系コーティング、ポリジメチレンシロキサン(polydimethylenesiloxane)、ポリウレタン、及びゴム組成物が挙げられるが、これらに限定されない。好適なウェブ、ネット、及びフィルムの例としては、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリオレフィンエラストマー、ならびにこれらのブレンド及びコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。フィルムは、単層または多層であってよく、ウェブ、ネット、またはフィルムの任意の組み合わせからなってよい。これらの実施形態では、本発明の布地は、従来の量のコーティング、フィルムまたはラミネートでコーティングされた同一の構造を備えた布地よりも通気度が低い基材として使用されてよい。これにより、低重量コーティング、または軽量もしくは単純化したウェブ、ネット、ラミネート、もしくはフィルム構造を適用することが可能となり、非常に低い通気度仕様を更に満たす。
これらの方法に従って製造した布地は、全体の布地重量及び費用を制限しながら、機械的基準及び性能基準を満たす。更に、本発明の布地は、良好な充填性を保持する。
本発明は、織布から形成された物品、及び本明細書にて開示されたこれらの製造方法も提供する。本発明の一非限定実施態様では、この布地は、自動車用エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、一時シェルター、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体などの製品の製造に使用される。エアバッグという用語は、本明細書で使用する場合、エアバッグクッションを含む。エアバッグクッションは通常、複数のパネルの布地から形成され、素早く膨脹することができる。本発明の布地は、複数片の布地から、またはワンピース織(OPW)の布地から縫われたエアバッグに使用できる。ワンピース織(OPW)布地は、当業者に既知の任意の方法で製造できる。図7A〜7Fに示すOPW布地は、ジャカードを使用して織られ、それによって布地のセクションは連続シームに形成され、布地の他のセクションは単一シートに形成され、複数の相互連結したチャンバーを提供する。図7A〜7F、ならびに表4の試料1及び2にて示すように、本発明の布地は、エアバッグ用途で必要な通気度メリットが低減されたOPWエアバッグを製造するためにHTHP処理されてよい。
本開示を読む当事者には理解される通り、上部表面上の糸の少なくとも一部または底部表面上の糸の少なくとも一部が、断面を恒久的に異形にした繊維で、かつ互いに溶融した繊維をもたらす本明細書に例示された別法及び装置が利用可能であり、これらの使用は本発明に包含される。
本明細書で引用された全ての特許、特許出願、試験手順、優先権書類、論文、刊行物、マニュアル、及びその他の文書は、このような開示がこの発明と矛盾しない範囲で、及びこのような組み込みが許可されている全ての管轄で、参考として完全に組み込まれる。
次の実施例は、本発明及びその使用可能性を示す。本発明は、その他の異なる実施形態ができ、その幾つかの詳細は、本発明の範囲及び精神から逸脱することなしに、種々の明らかな点において変更ができる。したがって、実施例は、例証的な性質のものであり、制限的であるとみなされるべきではない。
試験方法
試験標準及び方法の全ては、特定の補正を加えたASTMまたはISO方法による。
動的通気度(DAPまたはADAP)は、100kPa(14.2psi)の圧力及び20℃の温度に変換された、30〜70kPaの選択された試験圧力範囲内の空気またはガスの平均速度(mm/秒)として定義される。別のパラメーターである(通気度曲線の)指数曲線Eはまた、動的通気度試験中に自動的に測定されるが、これには単位がない。動的通気度は、試験標準ASTM D6476に従って試験されるが、次の補正が加えられる。
1.(試験装置に設定する)測定圧力範囲の限度は、30〜70kPaである
2.(試験装置に設定する)開始圧力は、100+/−5kPaのピーク圧力を得るために調整される。
3.試験ヘッド容積は、指定された開始圧力がこのヘッドで達成できない場合を除いて、400cmであり、この場合、その他の互換性のある試験ヘッド(容積100、200、800、及び1600cm)の1つは、試験下の布地に適切であることがわかったものをそのまま使用するべきである。
4.動的通気度試験は、6つの別々の領域の布地中の縦糸及び横糸繊維を試験するため、布地を横切る及び布地に沿ったサンプリングパターンで、試験布地上の6つの部位において行われる。
5.報告された動的通気度の結果は、mm/秒の単位の6つのDAP測定値の平均値である。
6.報告された指数曲線(E)の結果は、6つの指数曲線測定値の平均値である(単位は適用されない)。
静的通気度(SAP−単位l/dm/分)は、試験標準ISO9237に従って試験するが、下記の通り補正が加えられる。
1.試験領域は、100cmである
2.試験圧力(不完全真空)は、500Paである。
3.各個別の試験値は、エッジリークに対して補正する。
4.静的通気度試験は、6つの別々の領域の布地中の縦糸及び横糸繊維を試験するため、布地を横切る及び布地に沿ったサンプリングパターンで、試験布地上の6つの部位において行われる。
5.報告された静的通気度の結果は、l/dm/分の単位の6つの補正された測定値の平均値である。
布地の熱劣化は、試験標準ASTM D5427に従って実施されるが、下記の通り補正が加えられる。
1.劣化の継続時間は、408時間である
2.劣化温度は、105+/−2℃である
3.熱劣化後に、劣化試験片を、標準ISO139に従って24時間以上、20+/−2℃の温度及び65+/−4%の相対湿度にて、試験前に再コンディショニングする。
布地の湿潤劣化は、試験標準ASTM D5427を規定するEASC9904 0180セクション5.01.03に従って実施されるが、下記の通りEASC補正が加えられる。
1.劣化の継続時間は、408時間である
2.劣化温度は、70+/−2℃である
3.劣化相対湿度は、95+/−2%である
4.湿潤劣化後に、劣化試験片を、標準ISO139に従って24時間以上、20+/−2℃の温度及び65+/−4%の相対湿度にて、試験前に再コンディショニングする。
最大力(N)及び最大力での伸び(%)の両方を測定する布地引張試験は、標準ISO13934−1に従って試験するが、下記の通り補正が加えられる。
1.Instron引張試験機に設定される初期のゲージ(クランプ)長さは、200mmである
2.Instronクロスヘッド速度は、200mm/分に設定される
3.布地試験片を、最初に350x60mmのサイズに切断するが、続いて、50mmの試験幅に長辺の繊維を解きほどくことによりほぐす。
4.引張試験は、各試験布地から対角線十字パターンで、かつ200mmの布地の織端以内の任意の領域を避けて切り取られた、5つの縦糸方向及び5つの横糸方向試験片上で行われる。
5.最大力(破断力または破断荷重としても既知)について報告された結果は、ニュートン(N)で試験した5つの縦糸方向試験片及び(別の)5つの横糸方向試験片の最大力の結果の平均である。
6.最大力での伸び(伸び百分率または伸長百分率としても既知)について報告された結果は、試験した5つの縦糸方向試験片及び(別の)5つの横糸方向試験片の最大力での伸びの結果の平均である(%)。
ニュートン(N)での引裂力(引裂強度としても既知)は、標準ISO13937−2に従って試験するが、下記の通り補正が加えられる。
1.布地試験片サイズは、150mm×200mmである(狭い方の端部の中点から中央まで延びる100mmスリットを備える。
2.引裂試験は、各試験布地から対角線十字パターンで、かつ200mmの布地の織端以内の任意の領域を避けて切り取られた、5つの縦糸方向及び5つの横糸方向試験片上で行われる。
3.縦糸方向引裂結果は、引裂が縦糸を横切って行われた(すなわち、縦糸繊維が裂かれた)試験済試験片から得られ、一方、横糸方向結果は、引裂が横糸を横切って行われた(すなわち、横糸繊維が裂かれた)試験済試験片から得られる。
4.ISO13937−2付属書D/D.2に従って、試験片の各脚を半分に折りたたみ、Instronクランプグリップに固定する。
5.試験結果の評価は、ISO13937−2セクション10.2「電子デバイスを使用した計算」に従う。
縦糸引裂力について報告された結果は、ニュートン(N)での5つの縦糸方向試験片の引裂力の結果の平均であり、一方、横糸引裂力については、5つの横糸方向試験片の引裂力の結果の平均である。
ニュートン(N)でのエッジコーム抵抗力試験(エッジ引き抜き試験としても既知)は、標準ASTM D6479に従って試験するが、下記の通り補正が加えられる。
1.エッジ距離は、5mmであり、これは、試験片の端部(試験中に試験片ホルダー中に機械加工された狭いレッジ上に配置される)と「引き抜き」を実行するピンの列との間の距離、すなわち、試験中に引き抜かれる繊維のセクションの長さである。
2.エッジコーム抵抗力試験は、各試験布地から対角線十字パターンで、かつ200mmの布地の織端以内の任意の領域を避けて切り取られた、5つの縦糸方向及び5つの横糸方向試験片上で行われる。
縦糸方向エッジコーム抵抗力の結果は、縦糸繊維が引き抜かれる試験済試験片から得られ、一方、横糸方向の結果は、横糸繊維が引き抜かれる試験済試験片から得られる。
縦糸エッジコーム抵抗力について報告された結果は、ニュートン(N)での5つの縦糸方向試験片のエッジコーム抵抗力の結果の平均であり、一方、横糸エッジコーム抵抗力については、5つの横糸方向試験片の結果の平均である。
ニュートン(N)での剛性(円形曲げ手順による布地の剛性)は、J.A.Kingの空気圧剛性試験機(pneumatic stiffness tester)を使用して、標準ASTM D4032に従って試験するが、下記の通り補正が加えられる。
1.プランジャストローク速度は、2000mm/分である
2.剛性試験は、各試験布地から対角線十字パターンで、かつ200mmの布地の織端以内の任意の領域を避けて切り取られた、5つの縦糸方向及び5つの横糸方向試験片上で行われる。
3.各200×100mm試験片は、試験用の機器の試験プラットフォーム上に置かれる前に狭い方向を横切るように一度折りたたまれる。
4.縦糸剛性について報告された結果(ニュートン)は、5つの縦糸方向試験片の剛性の結果の平均であり、一方、横糸剛性についての結果は、5つの横糸方向試験片の平均である。
縦糸方向剛性の結果は、最長寸法(200mm)が布地縦糸方向と平行である試験済試験片から得られ、一方、横糸方向の結果は、最長寸法(200mm)が布地横糸方向と平行である試験済試験片から得られる。
実施例1
100%ナイロン6,6布地を縦糸方向及び横糸方向に織った。次いで、織布を以下の通り処理した。布地幅に対し400N/mmの力、220〜230℃、5m/分の処理速度でのカレンダーニップロールによる57MPaの加圧。表1の布地を、加熱ロールを備えたカレンダー加工機械に一回通過させることにより、上部表面または底部表面のいずれかを処理した。
表1は、次の特性を有するナイロン66ポリマー繊維から製造された糸から形成された布地についてのデータを示す:洗浄し、片面をホットロールカレンダー加工によりHTHP処理された19×18構造中で、470デシテックス、136本フィラメント、及び81cN/テックスの粘着性。HTHP処理されていない同等の布地を比較に示す。こうした布地のSEM画像を図1〜3に示す。
図1A〜1Dは、加熱ロール上部表面(図1B)及び非加熱ロール底部表面(1D)で、本発明の高温高圧(HTHP)処理された布地と比較した、470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から製造される、100%ナイロン66布地の上部表面(図1A)及び底部表面(図1C)を含む、約15倍の倍率でのSEM画像である。こうしたSEM画像により示す通り、本発明では、カレンダー加工間に加熱ロールと接触したHTHP処理済布地の面は、恒久異形断面を備えた繊維、及び通気度の減少をもたらす部分的に溶融した表面フィラメントを有し、その一方、非加熱面は圧縮されるが糸は溶融しない。
図2A〜2Eは、約40倍の倍率(図2A)及び約200倍の倍率(図2B)での本発明の布地の直接加熱された上部表面、約40倍の倍率(図2D)及び約200倍の倍率(図2E)での本発明の布地のカレンダー加工された非加熱底部表面、ならびに約35倍の倍率(図2C)での本発明の布地の断面図を示すSEM画像である。こうしたSEM画像により示す通り、直接熱に曝される外部フィラメントのみが溶融し、恒久異形断面を有する。内部フィラメントは更に円形であり、強度特性を保持する。こうした特性によって、エアバッグ標準引張特性の保持と一体になった、低減された通気度を有する布地が得られる。
図3A〜3Dは、約15倍の倍率(図3A)及び約45倍の倍率(図3B)での本発明の熱劣化布地、ならびに約15倍の倍率(図3C)及び約45倍の倍率(図3D)での本発明の熱及び湿潤劣化布地のSEM画像である。こうしたSEM画像により示す通り、表面フィラメントは、恒久異形断面を有し、部分的な溶融は恒久的であり、これにより布地の通気度の恒久的な低減がもたらされる。
実施例2
トライアルは、ナイロン6,6及びPET糸から形成された両布地を用いて実施された。470デシテックスの136本フィラメント糸及び3DPF繊維から形成された100%ナイロン6,6布地を、縦糸方向及び横糸方向に織った。次いで、織布を以下の通り処理した。布地幅に対し400N/mmの力、220〜230℃、5m/分または15m/分の処理速度でのカレンダーニップロールによる57MPaの加圧。上部表面または底部表面のいずれかを処理した布地を、加熱ロールを備えたカレンダー加工機械に一回通過させた。次いで、両面を処理するために、布地を、加熱ロールを備えたカレンダー加工機械に再び通過させた。470デシテックスの140本フィラメント糸及び3DPF繊維から形成された100%PET布地を、縦糸方向及び横糸方向に織った。次いで、織布を以下の通り処理した。布地幅に対し400N/mmの力、200〜220℃、5m/分または15m/分でのカレンダーニップロールによる57MPaの加圧。上部表面または底部表面のいずれかを処理した布地を、加熱ロールを備えたカレンダー加工機械に一回通過させた。両面を処理するために、布地を、加熱ロールを備えたカレンダー加工機械に再び通過させた。ナイロン及びPET布地は、熱劣化及び湿潤劣化の効果について更に試験し、同様に煮沸についてナイロンも試験した。
図4A〜4Fは、約10倍の倍率(図4A)及び約40倍の倍率(図4B)での本発明の非処理布地ならびに約30倍の倍率(図4C)での断面図と比較した、熱湯中で10分間浸漬及び撹拌し、続いて24時間乾燥及びコンディショニングした後の約10倍の倍率(図4D)及び約40倍の倍率(図4E)での本発明の布地ならびに約30倍の倍率(図4F)での断面図のSEM画像である。こうしたSEM画像により示す通り、繊維の恒久異形断面及び部分的な溶融は、煮沸後も変化せず、恒久的なままである。
図5A〜5Fは、上面及び底面の両方を加熱表面ロールでHTHP処理した本発明の布地の2つの異なる実施形態のSEM画像である。ナイロン6,6の470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から調製された、本発明の布地の約10倍の倍率での上面及び底面及び約30倍の倍率での断面図のSEM画像を、それぞれ図5A、5B、及び5Cに示す。こうしたSEM画像により示す通り、ナイロン6,6布地の両面の繊維は、恒久異形断面を有し、部分的に溶融されたが、その一方、内部フィラメントは、一緒に圧縮されたが、実質的に変形しなかった。この布地は、非常に低静的通気度(SAP)を示した。470デシテックスの140本フィラメントの高粘着性繊維から製造されたポリエチレンテレフタレート(PET)布地から調製された、本発明の布地の約10倍の倍率での上面及び底面及び約30倍の倍率での断面図のSEM画像を、それぞれ図5D、5E、及び5Fに示す。こうしたSEM画像により示す通り、PET布地の両面の繊維は、断面の異形及び糸の一部の溶融を更に示したが、その一方、内部フィラメントは圧縮されたが変形しなかった。
図6A〜6Fは、本発明の470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から製造された100%ナイロン66布地の布地の表面構造上における、速度が5m/分での(約30倍の倍率での図6A、約10倍の倍率での図6B、及び約40倍の倍率での図6C参照)、対15m/分での(それぞれ等値の倍率での図6D、6E、及び6F参照)HTHP処理プロセスの効果を含むSEM画像である。布地通気度は処理速度が速いほど高くなる一方、表面及び断面構造は非常に似ていた。
図7A〜7Fは、OPW布地のHTHP処理の効果を示すSEM画像である。布地は、ナイロン6,6の350デシテックスの136本フィラメントの高粘着性繊維から調製された。OPW布地は、両面をHTHP処理されていた。図7Aは、OPWエアバッグの2層セクションの内部の約10倍の倍率の画像である。それは圧縮されているが、直接熱と接触しておらず、断面異形及び部分溶融フィラメントを示さない。図7Bは、OPWエアバッグ上外面の約10倍の倍率の画像であり、直接熱と接触しており、そのため表面フィラメントは、恒久異形断面を有し、部分的に互いに溶融している。図7Cは、恒久異形断面及び部分的に溶融したフィラメントを示す、約40倍の倍率の画像である。図7Dは、下面は直接熱と接触し、上面は圧縮されたのみである、約30倍の倍率の断面図である。図7Eは、シームでの2布地層でのOPW布地面の約10倍の倍率の画像である。シームの表面フィラメントは、恒久異形断面を有し、部分的に溶融している。図7Fは、上面及び下面が直接熱と接触した、2シーム層での約30倍の倍率の断面であり、そのため恒久異形断面及び部分的に溶融したフィラメントを有する一方、内部フィラメントは圧縮されるが変形しない。
表2は、トライアルの間のPET布地についてのデータについてまとめている。試料1は、470デシテックスの140本フィラメントの高粘着性(約73cN/テックス)繊維及びPETポリマー(このような特性を備えた繊維は、典型的に固有粘度IV>0.87のポリマーが必要である)から製造された、非HTHP処理済比較PET布地である。布地は、18.4×18.6の構造を有し、ウォータージェット織機で織られた。試料2は、両面が5m/分にてHTHP処理でカレンダー加工された試料1の布地である。試料3は、典型的な中重量のノンコートの市販のPETエアバッグ布地の代表的な特性を示す。試料4は、典型的な中重量のコーティングされた市販のPETエアバッグ布地の代表的な特性を示す。
表3は、トライアル間のナイロン66布地についてのデータについてまとめており、このような特性を備えた布地は、典型的にはRV>70の相対粘度を備えたポリマーを必要とする。試料1は、470デシテックスの136本フィラメントの高粘着性(約81cN/テックス)繊維から製造された、非HTHP処理の比較ナイロン66布地であり、それは洗浄しておらず、19×19構造に織られた。試料2は、5m/分の速度及び221℃にてカレンダー加工することにより両面がHTHP処理された試料1の布地である。試料3は、試料2と同一条件で15m/分の速度にてカレンダー加工された試料1の布地である。試料4は、典型的な軽重量の470デシテックス及びコーティングされた市販のエアバッグ布地の代表的な特性を示す。試料5は、典型的な高重量の470デシテックス及びコーティングされた市販のエアバッグ布地の代表的な特性を示す。試料6は、典型的な中重量の470デシテックス及びノンコートの市販のエアバッグ布地の代表的な特性を示す。試料7は、典型的な高重量の470デシテックス及びノンコートの市販のエアバッグ布地の代表的な特性を示す。
表4は、OPW布地についての結果を示す。試料1は、350デシテックス3dpfナイロン6,6糸から織られた非HTHP処理OPW布地の一例である。試料2は、布地幅に対し400N/mmの力のカレンダーニップロールによって、片面を5mpm、225℃、及び圧力57MPaでのホットロールカレンダー加工することによりHTHP処理された試料1のOPW布地である。表4にて示すように、布地通気度は著しく減少し、物理特性は典型的なエアバッグ値を表す。
表5は、408時間の熱劣化及び熱/湿潤試験後のナイロン66及びPET布地の通気度の結果についてまとめており、本発明の布地は、非HTHP処理済開始布地と比較して、非常に低い通気度値を保持する。試料1及び2は、両面を直接熱でHTHP処理した、470デシテックスの136本フィラメントの糸から20×19構造に形成された、同一のナイロン66布地の洗浄及び非洗浄バージョンである。試料3は、両面を直接熱でHTHP処理した、470デシテックスの140本フィラメントの糸から18.5×18.5構造に形成された、PETウォータージェット織布である。
表6は、室温(20±5℃)で6ヶ月間劣化させた後の、ならびに熱湯中で10分間浸漬及び撹拌し、続いて24時間乾燥及びコンディショニングした後の、同一の布地試料2についての通気度の結果を示す。低通気度の結果は保持され、布地構造中の恒久的な変更の結果としての通気度低下の永続性を示している。
比率、濃度、量、及びその他の数値データは、本明細書では範囲形式で表現され得るということに留意するべきである。このような範囲形式は、便宜上及び簡潔さのために使用されているため、範囲の限界として明示的に数値を記載するだけでなく、全ての個々の数値またはその範囲に包含されるサブレンジも、各数値及びサブレンジが明示的に記載されているかのように含むと柔軟に解釈されるべきである。例えば、「約0.1%〜約5%」の濃度範囲は、約0.1重量%〜約5重量%と明示的に記載された濃度だけでなく、指示された範囲内の個々の濃度(例えば、1%、2%、3%、及び4%)及びサブレンジ(例えば、0.5%、1.1%、2.2%、3.3%、及び4.4%)も含むと解釈されるべきである。用語「約」は、修正される数値(複数可)の±1%、±2%、±3%、±4%、±5%、±8%、または±10%を含むことができる。加えて、語句「約x〜y」には、「約x〜約y」を含む。本発明の例示的な実施形態について詳細に説明したが、本発明は、その他の異なる実施形態が可能であり、種々のその他の変更が、当業者にとって明らかであり、本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに容易に行うことができ得ると理解されるであろう。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に記載された実施例及び説明に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲が本開示に存在する特許可能な新規性の全ての特徴を包含するものとして解釈され、特許請求の範囲が本開示に存在する特許可能な新規性の全ての特徴を包含するものとして解釈される。

Claims (40)

  1. 上部表面及び底部表面を形成するために、縦糸方向及び横糸方向に織られた合成繊維から形成された糸を含み、
    前記上部表面上の前記糸の少なくとも一部または前記底部表面上の前記糸の少なくとも一部が、互いに溶融した繊維を有し、
    前記布地が劣化していない場合、前記布地が3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、
    前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である、布地。
  2. 前記繊維は、恒久異形断面を有する、請求項1に記載の布地。
  3. 前記恒久異形断面により前記繊維の少なくとも一部が実質的に平らになる、請求項2に記載の布地。
  4. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が2000N以上である、請求項1に記載の布地。
  5. 前記糸が約150〜約750デシテックスの範囲の線密度を有する、請求項1に記載の布地。
  6. 前記布地の目付けが約50〜約500g/mの範囲である、請求項1に記載の布地。
  7. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の引裂強度が60N以上である、請求項1に記載の布地。
  8. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方のエッジコーム抵抗力が150N以上である、請求項1に記載の布地。
  9. 前記繊維がフィラメント当たり約1〜約25デシテックス(DPF)の範囲の密度を有する、請求項1に記載の布地。
  10. 前記繊維が、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらのブレンドまたはコポリマーからなる群から選択されるポリマーから形成された、請求項1に記載の布地。
  11. 前記布地が劣化していない場合、前記布地が500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有する、請求項1に記載の布地、及び
  12. 前記布地を105℃にて408時間熱劣化し、かつ70℃及び95%相対湿度にて408時間湿潤劣化した後、前記SAPが3l/dm/分以下及び前記DAPが500mm/秒以下である、請求項11に記載の布地。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の布地から形成された物品。
  14. エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体からなる群から選択される、請求項13に記載の物品。
  15. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の布地から形成されたエアバッグ。
  16. 前記エアバッグは、複数の布片から形成される、請求項15に記載のエアバッグ。
  17. 前記エアバッグは、ワンピース織(OPW)布地から形成される、請求項15に記載のエアバッグ。
  18. a.合成繊維から形成された糸を縦糸方向及び横糸方向に織って、上部表面及び底部表面を備えた布地を形成するステップと、
    b.前記布地を処理して、前記断面を恒久的に異形にし、前記上部表面上の前記糸の前記繊維の少なくとも一部または前記底部表面上の前記糸の前記繊維の少なくとも一部を溶融するステップと、を含む、ノンコート織布の形成方法。
  19. ステップ(b)が、前記布地を処理して、前記断面を恒久的に異形にし、前記上部表面上の前記糸の前記繊維の少なくとも一部及び前記底部表面上の前記糸の前記繊維の少なくとも一部を溶融するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記布地が劣化しておらず、3L/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の前記引張り強度が1000N以上である、請求項18に記載の方法。
  21. 前記布地が劣化しておらず、500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の前記引張り強度が1000N以上である、請求項18に記載の方法。
  22. 前記布地を処理するステップは、ステップ(a)からの前記布地を、前記断面を恒久的に異形にし、かつ前記糸の前記繊維の少なくとも一部を溶融するのに十分な温度で、高温高圧(HTHP)処理するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  23. HTHP処理は、前記布地をホットロールカレンダー加工するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  24. 前記恒久異形断面により前記繊維の少なくとも一部が実質的に平らになる、請求項18に記載の方法。
  25. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の前記引張り強度が2000N以上である、請求項18に記載の方法。
  26. 前記糸が約150〜約1000デシテックスの範囲の密度を有する、請求項18に記載の方法。
  27. 前記布地の目付けが約150〜約500g/mの範囲である、請求項18に記載の方法。
  28. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の前記引裂強度が60N以上である、請求項18に記載の方法。
  29. 前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方のエッジコーム抵抗力が150N以上である、請求項18に記載の方法。
  30. 前記繊維が約1〜約25DPFの範囲の密度を有する、請求項18に記載の方法。
  31. 前記繊維が、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらのブレンドまたはコポリマーからなる群から選択されるポリマーから形成された、請求項18に記載の方法。
  32. 前記布地を105℃にて408時間熱劣化し、かつ70℃及び95%相対湿度にて408時間湿潤劣化した後、前記布地が3l/dm/分以下のSAP及び500mm/秒以下のDAPを有する、請求項18に記載の方法。
  33. 請求項17〜29のいずれか一項に記載の方法で形成された前記布地から形成された物品。
  34. エアバッグ、帆布、膨張式滑り台、テント、ダクト、カバー、及び印刷媒体からなる群から選択される、請求項33に記載の物品。
  35. 請求項18〜32のいずれか一項に記載の方法で形成された前記布地から形成されたエアバッグ。
  36. 前記エアバッグは、複数の布片から形成される、請求項35に記載のエアバッグ。
  37. 前記エアバッグは、ワンピース織(OPW)布地から形成される、請求項35に記載のエアバッグ。
  38. 上部表面及び底部表面を形成するために、縦糸方向及び横糸方向に織られた合成繊維から形成された糸を含み、
    前記上部表面上の前記糸の少なくとも一部または前記底部表面上の前記糸の少なくとも一部が、恒久異形断面を備え、互いに溶融した繊維を有し、
    前記布地が劣化していない場合、前記布地が3l/dm/分以下の静的通気度(SAP)を有し、
    前記布地が劣化していない場合、前記布地が500mm/秒以下の動的通気度(DAP)を有し、
    前記布地が劣化していない場合、前記布地の縦糸及び横糸方向の両方の引張り強度が1000N以上である、布地。
  39. 前記布地がノンコートである、請求項38に記載の布地。
  40. 前記布地が織られている、請求項38に記載の布地。
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