JPH08176932A - エアーバッグ用布帛の製造方法 - Google Patents

エアーバッグ用布帛の製造方法

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JPH08176932A
JPH08176932A JP6324918A JP32491894A JPH08176932A JP H08176932 A JPH08176932 A JP H08176932A JP 6324918 A JP6324918 A JP 6324918A JP 32491894 A JP32491894 A JP 32491894A JP H08176932 A JPH08176932 A JP H08176932A
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JP
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core
fabric
sheath
polymer
air bag
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JP6324918A
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Yoshinori Touto
義伯 唐渡
Yoshifumi Moriguchi
芳文 森口
Tadayuki Sakobe
唯行 迫部
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 芯鞘複合繊維を用いて製織し、加熱処理によ
り鞘部を溶融し引張強力が150kg/3cm以上、切
断伸度を15%以上、破裂強力を50kg/cm2
上、差圧を19.6kPaとした時の通気量を30cm
3 /cm2 ・sec以下とし芯部と鞘部の重量比を50
/50〜90/10とすることを特徴とするエアーバッ
グ用布帛の製造方法。 【効果】 通気度の小さいエアーバッグ用布帛を容易に
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーバッグ用布帛の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアーバッグ用布帛は、経及び緯方向の
強力が同等で有ることが必要とされ、また空気漏れの少
ないことが望まれている。従来技術エアーバッグ用布帛
としては、特開平3−294542号公報、特開平4−
97842号公報に開示されている合成ゴムなどをコー
ティングした織物、或いは、特開平4−146233号
公報、特開平4−209846号公報に開示されている
特定のカバーファクターの値を満足する高密度織物が使
用されている。
【0003】しかし合成ゴムなどでコーティングしたエ
アーバッグ用布帛は、コーティング工程が増すだけでは
なく、厚みが大きくなる、質量が重くなる、またコスト
が高くなる等の欠点を有している。
【0004】また、ある特定のカバーファクターの値を
満足する高密度織物の製造方法は数種有る。例えば高密
度に製織することで高密度織物を得る方法があり、通常
の織機では高密度に製織できないため、特殊な高密度織
機を用いて製織されている。しかし該方法では、製織性
が劣り、通気度がばらつく可能性がある。また他の方法
として、高収縮の糸条を用いて製織した後熱処理により
収縮させて製造される方法がある。しかし、該方法によ
る高密度の織物は風合いが硬く、長さ方向に巾のばらつ
きが生じる可能性があり、また所望の織物密度を得られ
ない可能性がある。
【0005】これらの欠点を補い製織性,通気度及びコ
ストなどすべて満足する方法は未だ見いだされていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現況に鑑みて行われたもので、通気度の小さいエアーバ
ッグ用布帛を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなるものである。
【0008】すなわち本発明は、(1)芯部と芯部より
も低い融点を有する鞘部との重量比が50/50〜90
/10である芯鞘複合繊維を用いて製織し、芯部の重合
体の融点と鞘部の重合体の融点の間の温度で加熱処理す
ることを特徴とするエアーバッグ用布帛の製造方法を要
旨とするものであり、(2)さらに、上記のエアーバッ
グ用布帛において、布帛の経及び緯方向の引張強力を1
50kg/3cm以上、切断伸度を15%以上、破裂強
力を50kg/cm2 以上とし、またまた差圧を19.
6kPaとした時の通気量を30cm3/cm2 /se
c以下とするエアーバッグ用布帛の製造方法を要旨とす
るものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる芯鞘複合繊維とは、熱可塑性重合体よりなる芯鞘
複合繊維をいう。熱可塑性重合体としては、例えば、ナ
イロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン
等があり、特にポリエステルが有効であるがこれに限定
されるものではない。
【0010】本発明で用いる芯鞘複合繊維の鞘部は、芯
部の重合体よりも低い融点を有することが必要であり、
少なくとも10度以上低い融点を持つことが望まれる。
この芯鞘複合繊維において,芯部と鞘部の重合体の間に
融点の差が小さいと、繊維を製織して、加熱処理するに
際して、繊維表面の鞘部が融解する温度にて、芯部の重
合体が熱劣化して繊維全体の引張強力が低下するため、
布帛の引張強力が低下する。一方、低温で処理すると、
芯部の重合体は熱劣化しないものの、鞘部の重合体が十
分融解しないので、布帛の通気度が小さくならない。し
たがって,鞘部の重合体が少なくとも融解し、かつ芯部
の重合体が熱劣化しないように加熱処理を施すには、鞘
部の重合体は、芯部より低い融点を有するものを用いる
必要がある。
【0011】芯部の重合体、鞘部の重合体の組合せは、
互いに接着性のあるものが好ましい。具体的な組合せと
して、芯部の重合体としてポリエチレンテレフタレー
ト、鞘部の重合体として共重合ポリエチレンテレフタレ
ートを用いたポリエステル/共重合ポリエステルの芯鞘
型構造、芯部の重合体としてナイロン−46、鞘部の重
合体としてナイロン−6、ナイロン−66を用いたナイ
ロン/ナイロンの芯鞘型構造、芯部の重合体としてポリ
エチレンテレフタレート、鞘部の重合体としてポリエチ
レン等を用いたポリエステル/ポリオレフインの芯鞘型
構造、芯部の重合体としてポリプロピレン、鞘部の重合
体としてポリエチレンを用いたポリオレフイン/ポリオ
レフインの芯鞘型構造、さらには、芯部の重合体として
ナイロン−6、鞘部の重合体としてポリエチレンを用い
たナイロン/ポリオレフインの芯鞘型構造などがある。
【0012】このような組合せのうち、芯部の重合体と
しては、布帛の引張強力や生産性の面からポリエチレン
テレフタレート系重合体を用いることが好ましい。ポリ
エチレンテレフタレート系重合体は、ポリエチレンテレ
フタレートを主たる成分とするものであって、ポリエチ
レンテレフタレートの特性、特に融点が240℃以上を
保持する程度に第3成分や添加剤等を共重合したポリエ
ステルであってもよい。添加剤とは具体的には、帯電防
止剤、難燃剤、耐熱剤及び顔料などである。また、該ポ
リエチレンテレフタレートの相対粘度は、1.3以上で
あることが好ましく、より好ましくは1.4以上であ
る。相対粘度が1.3より小さい数値であると、目的と
するエアーバッグ用布帛の機械的な物性が保持できなく
なるので好ましくない。
【0013】このとき、鞘部の重合体としては、ポリエ
ステル系重合体を用いることが好ましく、該重合体は、
2塩基酸またはその誘導体の1種もしくは、2種以上と
グリコール類の1種もしくは2種以上とを反応せしめて
得られる。すなわち2塩基酸の例としてはテレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、p−オキシ安息香酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、ナフタレンジカンボ
ン酸などの芳香族2塩基酸、シュウ酸、アジピン酸、セ
バシン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂
肪族2塩基酸、1,2−シクロブタンジカルボン酸等の
脂環族2塩基酸が挙げられる。一方、グリコール類の例
としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンタンジオール、p−キシレングリコール等が挙げ
られる。これらの2塩基酸とグリコール類との組み合せ
の一例としてはテレフタル酸、イソフタル酸及びエチレ
ングリコールを主成分とする共重合ポリエステルが挙げ
られる。該共重合が熱的安定性が良好であると共に原料
が比較的、安価に供給されるので工業的に有利である。
【0014】また鞘部の重合体としては、溶解しても柔
軟性を保持しているものが好ましく、ポリエステル系重
合体のうちポリエステルエラストマー系重合体が好適に
用いられる。ポリエステルエラストマー系重合体とは例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレン2,6ナフタレートなどの芳
香族ポリテステルをハードセグメントとし、これに相当
量、およそ15−70重量%のポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールなどのポリアルキレ
ングリコールをソフトセグメントとして共重合したも
の、あるいはこれにさらにマレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、グリセリン、トリメチロールプロパンなどの架
橋成分を少量共重合したものなどが挙げられるが、これ
に限定されるものではない。ここでポリアルキレングリ
コールの分子量は500〜3000くらいが望ましい。
また架橋成分は、エステル結合の単位モル数に対して、
5モル%以下程度が適当であるが、添加しなくても十分
なエラストマー性能が得られる。
【0015】また本発明で用いる芯鞘複合繊維の芯部と
鞘部の重量比は50/50〜90/10である。鞘部の
重量比が10%未満になると、加熱処理を施した際の溶
融する部分が少なくなりすぎるため、エアーバッグ用布
帛の通気度が小さくならない。また50%より大きくな
ると機械的強度的に問題が発生する。
【0016】本発明において、上記の芯鞘複合繊維を用
いて製織し、鞘部の重合体を溶解させるために加熱処理
が必要となる。このときの加熱処理温度は、芯部の重合
体の融点と鞘部の重合体の融点との間の温度に設定すれ
ばよい。
【0017】また、加熱処理は、テンター、シリンダー
及びカレンダー加工等、一般に加工に使用されているも
のを使用して行えばよい。また、加熱処理を行った後、
求められる物性に応じて防炎、耐熱などの加工などを施
してもよい。
【0018】本発明において、差圧を19.6kPaと
した時のエアーバッグ用布帛の通気量を、30cm3
cm2 /sec以下とすることが好ましく、より好まし
くは25cm3 /cm2 /sec以下である。エアーバ
ッグの容量、形態によって若干の差異はあるが、エアー
バッグ中のインフレーターが爆発し内圧との差圧が約1
9.6kPaになるため、この圧力の時の通気度が30
cm3 /cm2 /sec以下であれば所望の性能が得ら
れる。30cm3 /cm2 /sec以上であるとエアー
バッグ用布帛として使用する際に気密性が悪く、必要時
にエアーバッグが膨張せず、本来の機能を果たさなくな
るので好ましくない。本発明における通気量は、次の図
1の測定概略図に示す測定方法によって行った。すなわ
ち、株式会社OEMシステム製通気量測定機を用い、試
料を取り付けた後、A層とB層との差圧が19.6kP
aとなるように圧力を調節しA層に空気を流す。そのと
き、試料を通過しB層に流れる空気流量をコスモ計器株
式会社製層流管式流量計にて測定し、その値を通気量
(cm3 /cm2 /sec)とした。なお、層間の空気
が通過しうる面積は、19.6cm2 (直径5cm円
形)である。
【0019】本発明において、エアーバッグ用布帛の引
張強力は、150kg/3cm以上とすることが好まし
く、より好ましくは180kg/3cm以上である。引
張強力が、150kg/3cm未満であると、エアーバ
ッグ用布帛としての機械的特性を十分に満足させること
ができないので好ましくない。
【0020】本発明において、エアーバッグ用布帛の切
断伸度は、15%以上とすることが好ましく、より好ま
しくは18%以上である。切断伸度が、15%未満であ
ると、エアーバッグが瞬間的に膨らむときの衝撃吸収性
に関与する破裂強力が得られず好ましくない。
【0021】本発明において、エアーバッグ用布帛の破
裂強力は、50kg/cm2 以上とすることが好まし
い。破裂強力が、50kg/cm2 未満であると、エア
ーバッグ用布帛としての機械的特性を十分に満足させる
ことができないので好ましくない。
【0022】
【作用】本発明は上記構成よりなっており、芯鞘複合繊
維を用いて製織し、鞘部の重合体の融点以上の温度で加
熱処理を施し、鞘部の重合体を溶融させることによっ
て、通気度を容易に小さくすることができる。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。実施例
において得られた織物の評価は下記の方法によって行っ
た。
【0024】(1)引張強力:JIS-L-1096 6.12.1A法
(ストリップ法)3cm巾にて測定 (2)切断伸度:JIS-L-1096 6.12.1A法(ストリップ
法)3cm巾にて測定 (3)破裂強力:JIS-L-1096 6.16.1A法(ミューレン形
法)にて測定 (4)引裂強力:JIS-L-1096 6.15.1A-1法(シングルタ
ング法)にて測定 (5)通気量:株式会社OEMシステム製通気量測定機
を用い、試料15cm×15cmを取り付けた後、A層
とB層との差圧が19.6kPaとなるように圧力を調
節しA層に空気を流す。そのとき、試料を通過しB層に
流れる空気流量をコスモ計器株式会社製層流間式流量計
にて測定し、その値を通気量(cm3 /cm2 /se
c)とした。なお、層間の空気が通過しうる面積は、1
9.6cm2(直径5cm)である。
【0025】実施例1 芯部にポリエチレンテレフタレート(相対粘度1.5、
融点255℃、以下PETという。)を用いた。鞘部
に、ハードセグメントとしてポリエチレンテレフタレー
トを75モル%、ソフトセグメントとして分子量200
0のポリエチレングリコールを25モル%、架橋成分と
して無水マレイン酸を4モル%配合したポリエステルエ
ラストマー(相対粘度1.79、融点160℃、以下P
ETEという。)を用いた。
【0026】これら2種類のポリマーを芯鞘の重量比7
0/30とした同心型芯鞘複合繊維500デニール/9
6フィラメントをエクストルーダー型複合紡糸機を用い
て製糸した。得られた芯鞘複合繊維(強度8.5g/デ
ニール)を用いて経緯密度が共に50本/吋になるよう
に平織物にて製織した後、160℃、線圧50kg/c
m、スピード10m/minで下部鏡面ロール、上部コ
ットンロール仕様の高圧、高温カレンダー(上野山機工
株式会社製)を用いカレンダー加工を行い実施例1のエ
アーバッグ用布帛を得た。
【0027】実施例2 実施例1において、同心型芯鞘複合繊維の芯鞘の重量比
70/30に替えて90/10とした同心型芯鞘複合繊
維(強度8.8g/デニール)を用いた以外は、実施例
1と同様にして、実施例2のエアーバッグ用布帛を得
た。
【0028】実施例3 実施例1において、同心型芯鞘複合繊維の鞘部にポリエ
ステルエラストマーに替えて、テレフタル酸/イソフタ
ル酸/エチレングリコール=88/12/100(モル
比)共重合させた共重合ポリエステル(軟化点185
℃、以下IP−PETという。)を用いた同心型芯鞘複
合繊維(強度8.4g/デニール)を用い、加熱処理に
おいて160℃に替えて180℃で処理した以外は、実
施例1と同様にして、実施例3のエアーバッグ用布帛を
得た。
【0029】実施例4 実施例において、同心型芯鞘複合繊維の芯部にポリエチ
レンテレフタレートに替えてナイロン−46(融点29
0℃、以下N−46という。)とし、鞘部にポリエステ
ルエラストマーに替えて、ナイロン−6(融点215
℃、以下N−6とする)とした同心型芯鞘複合繊維(強
度8.7g/デニール)を用い、加熱処理において16
0℃に替えて210℃で処理した以外は、実施例1と同
様にして、実施例4のエアーバッグ用布帛を得た。
【0030】比較例1 実施例1において、同心型芯鞘複合繊維の芯鞘の重量比
70/30に替えて96/4とした同心型芯鞘複合繊維
(強度8.8g/デニール)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、比較例1のエアーバッグ用布帛を得た。
【0031】比較例2 実施例1において、同心型芯鞘複合繊維の芯鞘の重量比
70/30に替えて45/65とした同心型芯鞘複合繊
維(強度8.0g/デニール)を用いた以外は、実施例
1と同様にして、比較例2のエアーバッグ用布帛を得
た。
【0032】比較例3 実施例1において、同心型芯鞘複合繊維に替えてポリエ
チレンテレフタレート(相対粘度1.5、融点252
℃)よりなるポリエステル繊維500デニール/96フ
ィラメント(強度8.9g/デニール)を用い、加熱処
理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして比較例
3のエアーバッグ用布帛を得た。
【0033】得られた実施例1〜4、比較例1〜3のエ
アーバッグ用布帛の評価結果を表に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかのように本発明による実施
例1、2のエアーバッグ用布帛は製織性が良好であり、
また通気度が小さく、エアーバッグ用布帛として十分な
物性を保持していることが確認された。また、鞘部にポ
リエステルエラストマー系重合体を用いているので、風
合いがソフトで柔軟性に優れた軽量でコンパクトなもの
であった。
【0036】実施例3及び4のエアーバッグ用布帛も製
織性が良好であり、また通気度が小さく、エアーバッグ
用布帛として十分な物性を保持していることが確認され
た。
【0037】一方、比較例1では鞘部の重量が少ないた
め加熱処理を施した際に溶融部分が少なく、通気度は大
きいものであった。比較例2については、芯部の重量比
が少なかったため、通気度は小さいが、機械的強力の劣
るものとなった。比較例3については、芯鞘複合繊維を
用いなかったため製織性が悪く通気度が満足できなかっ
た。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上記構成よりなるものである
ので、必要な物性を満足しうる、通気度の小さいエアー
バック用布帛を容易に得ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通気量の測定に関する概略図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯部と芯部よりも低い融点を有する鞘部
    との重量比が50/50〜90/10である芯鞘複合繊
    維を用いて製織し、芯部の重合体の融点と鞘部の重合体
    の融点の間の温度で加熱処理することを特徴とするエア
    ーバッグ用布帛の製造方法。
  2. 【請求項2】 布帛の経及び緯方向の引張強力を150
    kg/3cm以上、切断伸度を15%以上、破裂強力を
    50kg/cm2 以上とし、また差圧を19.6kPa
    とした時の通気量を30cm3 /cm2 /sec以下と
    する請求項1に記載のエアーバッグ用布帛の製造方法。
JP6324918A 1994-12-27 1994-12-27 エアーバッグ用布帛の製造方法 Pending JPH08176932A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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