JP2012511638A - 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服 - Google Patents

使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服 Download PDF

Info

Publication number
JP2012511638A
JP2012511638A JP2011539167A JP2011539167A JP2012511638A JP 2012511638 A JP2012511638 A JP 2012511638A JP 2011539167 A JP2011539167 A JP 2011539167A JP 2011539167 A JP2011539167 A JP 2011539167A JP 2012511638 A JP2012511638 A JP 2012511638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garment
insert
expansion member
region
elastic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011539167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5557847B2 (ja
Inventor
ダイネーゼ,リノ
ロンコ,ルイージ
ベラチ,アレッサンドロ
Original Assignee
ダイネーゼ ソシエタ ペル アチオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=41718368&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2012511638(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from ITRM2008A000657A external-priority patent/IT1392307B1/it
Priority claimed from ITRM2008A000656A external-priority patent/IT1392306B1/it
Priority claimed from ITVR2009A000039A external-priority patent/IT1393802B1/it
Priority claimed from ITVR2009A000059A external-priority patent/IT1393884B1/it
Application filed by ダイネーゼ ソシエタ ペル アチオーニ filed Critical ダイネーゼ ソシエタ ペル アチオーニ
Publication of JP2012511638A publication Critical patent/JP2012511638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5557847B2 publication Critical patent/JP5557847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/015Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with shock-absorbing means
    • A41D13/0155Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with shock-absorbing means having inflatable structure, e.g. non automatic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/015Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with shock-absorbing means
    • A41D13/018Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with shock-absorbing means inflatable automatically
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2600/00Uses of garments specially adapted for specific purposes
    • A41D2600/10Uses of garments specially adapted for specific purposes for sport activities
    • A41D2600/102Motorcycling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S2/00Apparel
    • Y10S2/03Inflatable garment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

本開示は、膨張部材(12、1012)と組み合わされて、使用者を保護するのに好適な部分(16、1016)を含む衣服(10、110、1010)に関し、衣服(10、110、1010)の前記部分(16、1016)は、膨張部材(12、1012)のための被覆部を形成するのに好適な被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)を含む。被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)は、弾性材料でできた少なくとも1つのインサート(20、80、1020、1080)を含む。

Description

説明
本開示は、個人保護のための保護装置と共に使用するのに好適な衣服に関する。この装置は乗員、自動二輪車の搭乗者または類似の使用者をスポーツおよび/または労働活動時に衝突および/または転倒から保護できる。
近年、あらゆるスポーツ活動時、しかしより一般には極限状態または高速で行われるそれらあらゆる危険な活動時の安全についての恒常的な調査ののち、使用者のための個人保護装置と共に使用するのに好適な衣服が考案されている。
特に、自動二輪車の分野ではそのような問題にかなり注目しており、近年、自動二輪車の乗り手または搭乗者を効果的に、かつ、同時に快適に保護することのできるそのような保護装置を備える衣服がますます多数提案されている。
便利な解決策には、例えば、気密材料でできたバッグなどの膨張部材を、衝突にさらされる可能性のある身体の部位にある衣服部分と組み合わせたものがある。基本的に、膨張部材は収縮されて配置され、かつ、衣服部分が膨張部材の被覆面としての機能を果たすように前記衣服部分の下に折りたたまれる。
膨張部材は、さらに、衝突の瞬間、スライド時、または一般に転倒時に、ガス容器などの圧縮ガス源と流体連通して配置される。一般に、膨張部材の、膨張した、したがってぴんと張った状態を生成し、膨張した丸い形状の、例えば、風船のようなケーシングを形成するように、ガス源は、予め定められた量の圧縮ガスを膨張要素内に導入できる。
特に、膨張状態における膨張要素は、適宜設けられた開口部または開けられるフラップを通して衣服部分からおよび被覆面から突出する。
しかしながら、従来技術による衣服は、搭乗者の使用および保護の点において、特に自動二輪車のレース競技に使用される場合、十分に効果的かつ実用的でないことが判明している。
事実、膨張部材の存在により、衣服が、膨張要素が施される域において硬くなり、乗車位置にある搭乗者の動きを妨げるか、または少なくとも妨害することがあることが判明している。
さらに、自動二輪車のレースでは、搭乗者は大きな転倒の後でさえも起き上がり、レースを継続しようとすることがよくある。
したがって、膨張部材は、万が一転倒等が起きた場合に衝突にさらされる可能性のある身体の部位を保護するために十分に迅速に膨張するだけでなく、搭乗者がレースを継続することを可能とするため、転倒または偶発的な膨張後に容易に収縮できる必要がある。
基本的に、膨張部材が搭乗者の最小量のスペースを占め、また、搭乗者が転倒後にレースを継続する場合、動きを阻む障害を最小限に減らすように、また、乗車時の空気力学に悪影響を与えないような衣服を有する必要が生じている。また、搭乗者を妨害しないよう、最小量のスペースを占める位置でいったん収縮された膨張要素を再び位置決めできる必要も生じている。
本開示の根底をなす技術的課題は、従来技術の上述の欠点を克服できる衣服を提供すること、前記上述の要件のうち1つおよび/またはもう1つを満たすこと、および/またはさらなる利点を達成することにある。
この課題は独立請求項1および独立請求項29に定義されるような衣服によって解決される。
本開示の対象物の二次的な特性は対応する従属請求項に定義される。
基本的に、本開示によれば、衣服の部分が膨張部材の被覆部を形成する。この被覆部は弾性材料でできたインサートを備える。インサートは衣服の残りの部分に固定、例えば、縫合される。
本開示の対象物により数多くの顕著な利点が提供される。本開示による衣服の主要な利点は、膨張部材を被覆することを目的とした被覆面が弾性インサートを含むという事実にある(すなわち弾性インサートは被覆面の一部を占め、一旦挿入されると、被覆面の材料によって形成される表面不連続部を生成することが好ましい)。さらに、インサートは衣服部分が膨張部材の膨張に適応することを可能にし、また、膨張部材が収縮状態に戻るのを支援することができる。これは変形動作(本場合においては膨張部材の膨張の結果生じる)によって一旦変形されても、変形動作が終わるとその通常のまたは最初の形状に回復するという弾性材料の典型的な特性のために可能となる。
事実、本開示による衣服では、膨張部材が膨張するとインサートは完全に変形した状態となり、事実、被覆面の全体的な伸張量が増す。一方、膨張部材が収縮状態にある場合、弾性部材は非変形または一部のみが非変形の状態に復帰し、被覆面をその初期の伸張状態に戻す。
この方法では、膨張部材が収縮するとインサートはそれが固定されている衣服の部分と共に、その本来の非変形または部分的に変形した状態に戻る。
したがって、弾性インサートは衣服部分が膨張部材の容積の変化に適応することを可能にし、収縮動作およびしたがって膨張部材が収縮した位置に戻ることを支援する。
言い換えると、本開示によれば、被覆面は、それが膨張状態にある場合と、それが収縮状態にある場合との両方で、膨張部材を常時被覆し(したがって衣服部分または被覆面に、膨張状態において膨張部材を突出させる開口部がない)、かつ、衣服部分は膨張部材の膨張/収縮時に弾性インサートによって引き込まれる。膨張時、膨張部材の容積は加圧ガスの圧力のため膨張し、およびしたがって、弾性インサートの変形を引き起こし、膨張部材が弾性インサートを収縮されると、その弾性特性のため、その最初の形状を回復し、したがってそれと共に被覆面を引き込み、膨張部材が使用者の身体に対して押圧および圧縮されたままに保ち、膨張部材からガスを排出する。
したがってこれが、乗車中、また膨張部材の膨張/収縮サイクル後にも、自動二輪車の乗り手の身体に衣服がしっかりとフィットするよう支持し、その空気力学的形状を大きくする。
被覆面はおもに非伸縮性の材料でできていることが好ましい。
一実施形態において、被覆面はおもに革でできている。
膨張部材は、したがって収縮状態および膨張状態の両方において衣服部分の下、特に被覆面の下に完全に隠れたままであることが好ましい。
非変形の状態において、インサートは被覆部分のそれに隣接する部分と略平坦、面一、または同一平面上にあることが好ましい。事実、本開示による衣服では、膨張部材が非変形または一部のみが非変形の状態にある場合、インサートは膨張部材が外部から見えないように被覆部分の残りの部分から突出する域を形成しないことが好ましい。
一実施形態において、被覆面は擦傷に対する保護のために、例えば、おもに非伸縮性の材料(例えば、革)または弾性インサートと比較して限られた弾性を有する材料でできた追加層を備える。追加層は少なくとも部分的に弾性インサートを被覆し、かつ、その上に重ね合わせられる。
弾性インサートは追加層のものよりも大きな表面伸張量を有し、かつ、追加層は、弾性インサートの1つの外周縁端または縁が追加層を取り囲むように弾性インサート上に重ね合わせられることが好ましい。弾性インサートの外周縁は衣服部分の残りの部分に固定される。
この実施形態には、自動二輪車の乗り手のジャケットおよび/またはライディングスーツがおもに革または革に類似する材料で作られている場合に、追加層が自動二輪車の乗り手に対して、弾性インサートの領域においても革によるものとほぼ同等の擦傷に対する高度の保護を保証するという利点がある。基本的に、弾性材料でできたインサートの外周縁は衣服部分の最小限の部分を占め、衣服が革または革のような材料によって設けられる保護特性を保持することを可能にする。
別の実施形態では、弾性材料でできたインサート全体が外部から見える。すなわち被覆面は前記弾性インサートのみからなる。弾性材料でできているインサートは弾性のあるケブラーなどの、引き裂きに対しても十分に耐性のある好適な材料でできていることが好ましい。
インサートは異方性の弾性ファブリックからなることが好ましい。
一実施形態において、弾性インサートは首の領域および肩の領域に配置される。この配置は使用者、特に、自動二輪車の乗り手の動きをこれらの域において支持する。
事実、一般的なレースの姿勢にある、すなわち身体の胴部を丸め、かつ、前方に傾斜して自動二輪車上に着座している自動二輪車の乗り手は、腕を前方に伸ばして曲げているが、これにより衣服の肩の後部領域に張力が生ずる。基本的に、弾性インサートが首の領域および肩の領域に存在することにより快適性およびこの衣服部分のフィットを向上させ、この衣服部分が搭乗者の動きに適応することを可能とする。
弾性インサートが存在することによるさらなる利点には、一般に、使用者の快適性が向上すること、および衣服のフィットが向上することがある。
特に、本開示によれば、弾性インサートが存在することにより、衣服部分および被覆面の下に位置する膨張部材の存在によって生じるどのような剛性も補償する。
すでに言及したように、自動二輪車の乗り手のライディングスーツまたはジャケットの場合には、衣服は背中に位置する空気力学的付属品を含むことが好ましく、対応する膨張部材の部分は、空気力学的付属品によって被覆されることが好ましい。基本的に、空気力学的付属品は使用者の脊椎に沿って配置された膨張部材の一部のための被覆面を形成する。
一実施形態において、衣服は、弾性材料でできており、かつ、使用者の背中の領域を1つの腋窩域からもう一方の腋窩域にわたって延びる伸縮性を持たせたストリップによって形成されるさらなるインサートを含む。この伸縮性を持たせたストリップによって、衣服が膨張部材の膨張および収縮状態へのその戻りにさらに適応することが可能となる。
伸縮性を持たせたストリップは各々の腋窩域から使用者の首の領域の方へ実質的に延びる2つの傾斜した区域およびこれらの傾斜した区域を連結する略水平の区域を含むことが好ましい。
自動二輪車の乗り手のライディングスーツまたはジャケットの場合、略水平の区域は上述の空気力学的付属品の上方に延びる。
さらにより好ましくは、伸縮性を持たせたストリップは革または他の非伸縮性の材料でできた第1の波形層と、弾性ファブリックでできた第2の層とを含み、第1の層は交互に連続する隆起と溝とを含み、溝の領域の縫い目によって第2の層に固定される。この波形の多層構造により、同時に、革によってもたらされる高度の保護と、弾性ファブリックによってもたらされる十分な度合いの変形能とが保証される。
一実施形態において、膨張部材の膨張を最適な様式で制御し、膨張部材が衣服内に保持されることを可能にするために、膨張部材の形状を制御するための手段が設けられる。特に、膨張部材は、膨張部材の内部に位置しており、かつ、前記膨張部材の表面部分にしっかりと関連付けられた、好ましくは性質的に糸のような複数の結束部材を含む。
本開示において、「結束部材」は、膨張部材の2つまたはそれより多い部分を接合または互いに固着または不動にしたままにする機能を有する部材または部分を意味するものとして理解され、少なくとも膨張部材が膨張状態にある場合、膨張部材が膨張状態にある場合、前記結束部材は引張力によってぴんと張られる。
結束部材は、膨張部材が収縮静止状態にある場合、結束部材は膨張部材の内部に折りたたまれてぴんと張られていない状態にあり、一方、膨張部材が膨張状態にある場合、結束部材は引張力にさらされるような寸法を有する。緊張したすなわちぴんと張った状態にある結束部材の最大長さを適切に定めることによって、膨張状態にある膨張部材の形状を先験的に制御することが可能となる。
一実施形態において、弾性材料でできたインサートはストリップまたは帯のような形状を有する。この実施形態は弾性インサートは衣服部分の一部のみ、したがって、わずかな部分のみを占めるという利点を有する。この方法では、衣服部分はファブリック、または衣服の製作に使用するのに好適な材料、例えば、自動二輪車の乗り手のジャケットおよび/またはライディングスーツの場合、革または革のような材料、すなわち非伸縮性の材料でできていてもよい。この場合、革は自動二輪車の乗り手に対する高度の保護を保証する。
その結果、弾性材料、好ましくは弾性ファブリックのストリップは衣服部分の最小限の部分を占めることによって、革または革のような材料によってもたらされる保護特性を保持させることができる。
好適な実施形態では、収縮状態の膨張部材の再位置決めを支援するという上述の利点を向上させるため、弾性材料でできたインサートは被覆面の縁辺域、したがって、膨張部材の縁辺域を占める。基本的に、弾性材料でできたインサートは膨張部材が衣服と組み合わせられる場合、膨張部材を少なくとも部分的に取り囲む。
さらにより好ましくは、弾性材料でできたインサートは閉ループの形状を有し、かつ、膨張部材が衣服と組み合わせられる場合に少なくとも部分的に膨張部材の周りに位置する。この方法で、衣服の被覆面全体は弾性材料でできたインサートによって一定の様式で引き込まれる。
一実施形態において、被覆面(および同様に膨張部材も)は、略C字状でありかつ使用者の首の域および部分的に胸部の域の周りに位置決めされることを目的とした第1の部分を含む。
この実施形態において、弾性材料でできたインサートは、略C字状でかつ被覆面の前記第1の部分の縁辺域内に位置決めされる第1の区域を含むことが好ましい。
さらにより好ましくは、被覆面(および同様に膨張部材も)は、細長い形状を有しかつ使用者の一方の肩または好ましくは両肩の関節領域内に延びる領域に沿って位置決めされることを目的とした第2の部分を含む。
この実施形態では、弾性材料でできたインサートは、被覆面の前記第2の部分の縁辺域内に位置決めされる第2の区域を含むことが好ましく、前記第2の区域は使用者の肩の関節領域の周りに延び、使用者の胸部の前部領域から延びて上腕の領域内を通過し、首領域の後部域に達する。言及されたように首領域から肩領域に延びる弾性インサートの存在によって、使用者、特に、自動二輪車の乗り手の、これらの領域における動きが支持されることに留意されたい。
事実、一般的なレースの姿勢にある、すなわち胴部を丸め、かつ、前方に傾斜して自動二輪車上に着座している自動二輪車の乗り手は、腕を前方に延ばし、かつ、曲げているが、これにより衣服の肩の後部領域に張力が生ずる。
膨張部材は、使用者の脊椎と対向して配置される第3の部分を含むことが好ましい。
すでに言及したように、自動二輪車の乗り手のライディングスーツまたはジャケットの場合、衣服は背中に位置する空気力学的付属品を含むことが好ましく、かつ、膨張部材のこの第3の部分は、空気力学的付属品によって被覆されることが好ましい。基本的に、空気力学的付属品は膨張部材の第3の部分のための被覆面を形成する。
別の実施形態で、本開示による衣服は少なくとも部分的に弾性材料でできており、かつ、保護装置を収納することを目的としたポケットを含む。保護装置はその内部で複数の結束部材が分配され、かつ、膨張部材の各々の表面部分にしっかりと連結される内部室が内部に画定される膨張部材を含む。
ポケットが少なくとも部分的に弾性材料でできており、およびしたがって膨張部材の膨張および収縮した形状に適応するため、この実施形態には前述の実施形態の利点に類似する利点がある。
この実施形態では、ポケットは、閉じたケーシングの形状を有することが好ましい。
一実施形態では、ポケットは衣服の見える面の上に貼り付けられ、およびしたがって、衣服の表面から突出する。
本開示の対象物の他の利点、特性と特徴および使用の様式は、発明を限定しない例を介して提供される多数のその好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
しかしながら、各実施形態が上に列記した1つ以上の利点をどのように有することができるかは明らかであるが、それにもかかわらず、いかなる場合においても、各実施形態は列記した利点のすべてを同時に有することを必要とされない。
添付図面を参照する。
本開示による衣服の、第1の操作状態における部分正面図を示す。 図1による衣服の、第2の操作状態における部分正面図を示す。 図1による衣服の、部分的に断面図である部分正面図を示す。 図2の詳細IIAの図を、部分的に断面図、かつ、より大きな縮尺で示す。 本開示による衣服と共に使用するのに好適な保護装置の上からの図を示す。 図2Bによる保護装置の正面図を示す。 前記第1の操作状態にある図1による衣服の部分側面図を示す。 前記第2の操作状態にある図1による衣服の部分側面図を示す。 図1による衣服の部分背面図を示す。 図6による衣服の背面図を詳細に大きな縮尺で示す。 図1による衣服の詳細を大きな縮尺で示す。 図8による衣服の線IX‐IXに沿う断面図を示す。 図6による衣服の、部分的に断面図である部分背面図を示す。 図7による衣服の線XI‐XIに沿う断面図を示す。 図1による衣服の、各部分を分解した部分正面図を示す。 第1の操作状態にある、本開示によるおよび実施形態の一変形に従う衣服の部分正面図を示す。 第2の操作状態にある、図13による衣服の部分正面図を示す。 前記第1の操作状態にある、図13による衣服の部分側面図を示す。 前記第2の操作状態にある、図13による衣服の部分側面図を示す。 図13による衣服の詳細を大きな縮尺で示す。 図17による衣服の線XVIII‐XVIIIに沿う断面図を示す。 第1の操作状態にある、実施形態の一変形に従う、本開示による衣服の部分正面図を示す。 第2の操作状態にある、図19による衣服の部分正面図を示す。 図19による衣服の、部分的に断面図である部分正面図を示す。 図20の詳細XXIIの図を部分的に断面図、かつ、大きな縮尺で示す。 第1の操作状態にある、図19による衣服の部分側面図を示す。 第2の操作状態にある、図19による衣服の部分側面図を示す。 図19による衣服の部分背面図を示す。 図25による衣服の詳細の図を大きな縮尺で示す。 図19による衣服の詳細を大きな縮尺で示す。 図27による衣服の線XXVIII‐XXVIIIに沿う断面図を示す。 図25による衣服の、部分的に断面図である部分背面図を示す。 図26による衣服の線XXX‐XXXに沿う断面図を示す。 膨張状態にある、本開示による衣服と組み合わされるのに好適な保護装置の部分断面透視図を示す。 図31による保護装置の図を、上から、部分的に断面図で示す。 図32の詳細XXXIIIの図を示す。 図32の線XXXIV‐XXXIVに沿う断面図を示す。 図32の線XXXV‐XXXVに沿う断面図を示す。 図34の詳細XXXVI‐XXXVIを大きな縮尺で示す。 図34の詳細XXXVII‐XXXVIIを大きな縮尺で示す。 本開示による衣服と組み合わされるのに好適な実施形態の一変形に従う保護装置の断面図を示す。 図38の詳細XXXIXを大きな縮尺で示す。 図38の詳細XLを大きな縮尺で示す。 本開示による保護装置を、各部分を分解して示す。 図41の詳細XLIIを示す。 本開示による保護装置を含む衣服を、収縮状態および部分的に断面図で示す。 本開示による保護装置を含む衣服を、膨張したおよび部分的に断面図の状態で示す。 図44の詳細XLVを示す。
参照番号10が衣服の第1の実施形態を示す添付の図1〜12を参照すると、この例では自動二輪車の乗り手のライディングスーツ、胴部および腕を被覆するその上部分のみが示されている。
衣服10は使用者の保護のため膨張部材12と組み合わされ、前記膨張部材12は、この例では、ポリアミドなどの気密材料でできており、実質的に第1の静止状態または収縮状態および第2の活動操作状態または膨張状態を想定するのに好適な、可撓性のあるバッグを含む。膨張部材12を膨張するための形式は残りの説明内に記載される。
特に図3および10に見られるように、および以下でより十分に説明されるように、膨張部材12は衣服10の部分16内、この例では、上体の一部(首の領域41、胸部の領域42、肩の関節の領域40)と、背中の一部45と、衣服10の部分16の腕の一部(上腕の領域43)とを被覆する部分内に位置決めされる。
さらに特に、膨張部材12は、視界から隠され、衣服10の部分16の内側側面14に接して位置決めされる。したがって、前記衣服部分16は膨張部材12に対向して、膨張部材12のための被覆面18を形成する。すなわち、衣服10の部分16には膨張部材12を完全に被覆する/閉止するように膨張部材12と対向して位置決めされる被覆面18が含まれる。
結果として、被覆面18は膨張部材12を被覆するほどの形状および寸法を有する。
特に、膨張部材12は、図2の詳細IIAを断面図で示す図2Aでは膨張状態で示され、また図3および図10では収縮状態で示される。特に、膨張部材12を見るために、図3および図10において、被覆面18の一部が衣服10の部分16から取り除かれている。
示される例において、衣服10はまた、被覆面19と共に、膨張部材12のためのハウジング23または内部ポケットを形成する内部フラップ19(図3および図9で見られる)も含むことが好ましい。基本的に、膨張部材12は内部フラップ19と被覆部分18との間(特にその内側側面14)にしっかりと挿入される。
内部フラップ19は、快適で、好ましくは通気性のあるファブリックでできていることが好ましい。
ハウジング23には、膨張部材12のいかなる交換も容易にするという利点がある。
一方、被覆面18の下に膨張部材12をしっかりと保持するために、衣服10は、膨張部材12を、被覆面18または内部フラップ19に固定するのに好適な縫目、ホックまたは他のシステムを含む。
基本的に上述されたように、膨張部材12は前記部分16が被覆面18によって、外部で、膨張部材12のための被覆部または閉止部を形成するように、衣服10の部分16にしっかりと位置決めされる。膨張部材12は、したがって、外部からは見えず、かつ、内部でハウジング23または衣服10の部分16、例えば、内部フラップ19にしっかりと固定される。
衣服10もまた、弾性材料でできており、前記被覆面18の一部を形成し、被覆面18と共に、膨張部材12を被覆する目的としたインサート20を含む。この例において、インサート20は異方性の弾性ファブリック、さらに特には、弾性のあるケブラーなどの高い引裂き強度を有する弾性材料からなる。
示した例において、膨張部材12が収縮状態にある場合、弾性インサート20はそれに隣接する衣服部分16の残りの部分と略同一平面上または面一に位置する。
弾性インサート20は、参照番号201、203で示される、略C字状の形状で、かつ、首の領域41および部分的に衣服10の胸部の領域42を占める第1の部分と、参照番号202、204で示される細長い形状で、かつ、一方の肩の関節領域40から背中領域45を通って通過し、他方の肩の関節領域40に延びる域を占める第2の部分を含む。
さらに特に、図からわかるように、第1の部分は、湾曲した区域201および胸部領域42にまで延びる2つの端部203を有する。
さらに特に、弾性インサート20の第2の部分202、204は、上腕領域43に区域202、首の後ろの領域44に後部区域204、および他方の上腕領域43にも区域202を有する。基本的に、弾性インサート20の第2の部分202、204は上腕領域43から延びて首の後ろの領域の後部区域44を通って通過し、他方の上腕領域43に達する。
図4、5および12からわかるように、弾性インサート20の第1の部分201、203と第2の部分202、204とは単一片を形成するように連続的に連結される。
被覆面18はまた、この例では高い耐摩耗性を有する材料、例えば革でできた2つの層181a、181b(図12)で、それぞれが弾性材料でできたインサート20上に重ね合わされる追加層181を含む。
各追加層181a、181bは本質的に少なくとも部分的に弾性インサート20の対応する部分を被覆し、かつ、保護機能を有する。
さらに特に、図4、5および12からわかるように、弾性材料でできたインサート20は、2つの追加層181a、181bの表面伸張量よりも大きな表面伸張量を有する。2つの追加層181a、181bのうちのそれぞれ1つは弾性インサート20の外周縁208が突出して各追加層181a、181bの縁辺域を取り囲むように弾性インサート20上に位置決めされる。この形式で、衣服10の略全体が高い耐摩耗性を有する革または類似の材料で作られ、一方で前記外周縁端または縁208と重なる一片の弾性材料のみが、外部、すなわち衣服10の部分16の内側側面14の裏側の外側側面15上に露出し、すなわち衣服10の外部から見える。
弾性材料でできたインサート20は、したがって、挿入され、衣服10の部分16の隣接する区域116と、また、高い耐摩耗性を有する材料で作られ、かつ、それを部分的に被覆する、対応する追加層181とに、縫い目22によって、縁辺で固定される(図8および9を参照のこと)。
特に、縫い目22は縁辺のシームからなり、すなわち弾性インサート20および追加層181の外周全体にわたって延びる。
上述されたように、弾性インサート20は、したがって、弾性インサート20の形状に類似するまたは合う形状を有する膨張部材12を被覆することを目的とする。
図10および図2B、2Cからわかるように、膨張部材12は、略C字状でかつ首領域41および胸部領域の一部42に位置決めされることを目的とした第1の部分121を含む。
膨張部材12はまた、細長い形状を有し、かつ、使用者の肩40上に延びる領域に沿って位置決めされることを目的とした第2の部分122を含む。この例では、膨張部材12はそれぞれが使用者の各々の肩上に、および各々の上腕領域43上に延びる2つの第2の部分122を有する。
膨張部材12は、したがって、使用者の身体の正中矢状面M(破線によって図1に概略的に示される)すなわち長手方向の人体矢状軸に沿って通る面に対して対称な形状を有する。
その結果、弾性インサート20もまた、正中矢状面Mに対して対称である。
また、胸部領域42と上腕領域43との間、実質的に使用者の腋窩の領域にある、膨張部材12の各第2の部分122は狭くなった部分Rを有することもわかる。
したがって、弾性インサート20の第2の部分202はまた、この狭くなった領域R内に、その凹部が下方を向いた曲線Cを形成する。この狭くなった部分Rおよびこの曲線Cにより、衣服10がより容易にフィットすることが保証され、かつ、使用者の身体の動きが容易になる。
また、膨張部材12はまた、細長い形状を有し、かつ、使用者の背中の脊椎上に延びる領域45に沿って位置決めされることを目的とした、第3の部分123(図10の図2b、2c)を含むことがわかる。この例では、第3の部分123は第1の部分121に連結され、脊椎の領域にある第1の部分121の付属品を実質的に形成する。
言い換えれば、膨張部材12の部分121、122、123は単一内部室を形成するように互いに空気連通される。
また、衣服10は、参照番号50で示される、これもまた空気力学的付属品の機能を有する、脊椎のための従来型の追加保護部を有することがわかる。膨張部材12の第3の部分123は空気力学的付属品50の下に挿入される。空気力学的付属品50には膨張部材12の第3の部分123へのアクセスを可能にする、参照番号55で示されるジッパーが設けられる。
その結果、空気力学的付属品50は膨張部材12の第3の部分123のための被覆面/ハウジングを形成する。
また、弾性インサート20の第2の部分202(図7)は、首の後ろの近傍44の衣服10の後部域に延びて、前記空気力学的付属品50の上方の域204において第1の部分201と接合されることがわかる。
背中の領域45において、弾性インサート20に加えて、衣服10はまた、背中にわたって衣服10の一方の後部腋窩域から衣服10の他方の後部腋窩域に、空気力学的付属品50の上方を通過して延びる伸縮性を持たせたストリップ80を含む。
本質的に、伸縮性を持たせたストリップ80は実質的に各々の腋窩域から首および2つの傾斜した区域802、803を連結する略水平な区域801へと延びる2つの傾斜した区域802、803を含み、略水平な区域801は空気力学的付属品50とインサート20の後部域204との間に位置する。
さらに特に、図11を参照すると、伸縮性を持たせたストリップ80は多層の波形構造を含み、特に、革または類似の非伸縮性の材料でできた第1の波形層82と、弾性ファブリックでできた第2の層83とを含むことがわかる。第1の層82は交互に連続する隆起821および溝822を有し、かつ、溝822に沿うシーム84によって第2の層83に固定される。
膨張部材12の一部、特に、膨張部材12の第3の部分123の一部は伸縮性を持たせたストリップ80の下に位置している。
上述の多層の波形構造は、伸縮性を持たせたストリップ80が、膨張部材12によって生じる変形動作にさらされると、変形させることができる。事実、第2の層83の弾性ファブリックは変形され、それと共に第1の層82を引き込み、第1の層82の隆起821が平らになり、かつ、ぴんと張ることとなる。
この例では、この平らになり、かつ、ぴんと張る動作時、伸縮性を持たせたストリップ80はその幅が2倍になる。
弾性構造の典型的な特性のため、伸縮性を持たせたストリップ80が存在することで、弾性インサート20のように、背中の領域45の衣服部分10が膨張部材12の膨張に適応することがさらに可能になり、また、膨張部材12が収縮状態に戻る動きも助けるという利点がある。
図5を見ると、伸縮性を持たせたストリップ80のため、首の領域41および首の後ろ44まで延びる保護リングが空気力学的付属品50の上方に作製されることがわかる。
さらに、設けられる保護を高めるため、衣服10はまた、肩の各関節領域40に、例えばチタンから作られ、かつ、衣服部分16および被覆面18の上部、すなわち外側側面15上に貼り付けられる剛体のプレート52を含むことがわかる。
図13〜18を参照すると、これらは前述の実施形態とは別の実施形態を示す。
参照番号110で示されるこの別の実施形態の例の場合、同じ機能および構造を有する部分は前述の実施形態と同じ参照番号を保持し、したがって、再び詳細に記載されることはない。
より正確には、および図13〜18に示すように、この実施形態において、衣服110は弾性材料でできたインサート20を含む被覆面182を含み、ここで前記弾性インサート20は、外部から見えるように露出し、およびしたがって、その伸張量全体にわたって見え、かつ、非伸縮性の材料でできたいかなる追加層によっても被覆されない。基本的に、本別の実施形態には革の追加層(前実施形態において181で示される)が無いという点で前実施形態とは異なる。
この実施形態においても、膨張部材12が収縮状態にある場合、弾性インサート20は、それに隣接する衣服10の部分16の残りの部分と略同一平面上または面一に位置している。
この実施形態においても、弾性インサート20は高い引裂き強度を有する材料、例えば、弾性のあるケブラーで作られる。
衣服110の残りの特性は、前実施形態の衣服10についてすでに記載した特性と実質的に一致する。
本開示による実施形態において重要なことは、膨張部材12が膨張した場合、弾性インサート20は膨張部材12の膨張力によって弾性的に変形され(図2、5、14および16に見られるように)、これにより衣服10、110が膨張部材12の容積の変化に適応することを可能とすることである。
高い引裂き強度を有する材料でできた弾性インサート20を選択することにより、特に、使用者の転倒後、万が一衝突または衝撃またはアスファルト上を滑る場合に、たとえ膨張状態にあっても衣服が無傷のままであることが確実となる。
膨張部材12が収縮されると、弾性インサート20はその弾性特性のため非変形の状態に戻り、かつ、膨張部材12の圧縮およびさらなる収縮を支持するように、それと共に、それに関連する衣服部分16(および被覆面18、182)を取り込む。
基本的に、ハウジング23は膨張部材12の膨張および収縮時にその容積を変化させる。
弾性材料でできたインサート20が存在することによるさらなる利点には、衣服10の部分16がよりフィットし、かつ、胴部および肩の領域において使用者の動きの自由が増すことを保証するという事実が含まれる。
また、膨張部材12を衣服1010の内部、特に、衣服10または衣服110の部分16のハウジング23内部に保持させるため、膨張部材12は、予め定められた様式で制御されるより少ない膨張容積を有することがわかる。
特に、膨張部材12は、図2Aに概略的に示され、かつ、膨張部材12内に分配される複数の結束部材90、例えば糸を含み、前記結束部材90は膨張部材12の対向する表面部分にしっかりと連結される。
前記結束部材90は、特に、膨張部材12が収縮静止状態にある場合、結束部材90はぴんと張られていない状態にあり、かつ、膨張部材12内に折りたたまれ、一方、膨張部材12が膨張状態にある場合、結束部材90は引張力にさらされるような長さを有する。
複数の結束部材90の使用により、膨張部材12が被覆面18、182の下で略平らな形状を生成し、かつ、特に、限られた厚さを得るよう、膨張状態での膨張部材12の限られた膨張を確実にする一方、同時に使用者の適切な保護を確実にするという利点がもたらされる。
薄い厚さを有する平らな形状はまた、例えば、膨張部材12が予期せず膨張した、すなわち膨張手段の偶発的な膨張の場合に、過度に嵩張る容積のため使用者が不快になるのを制限するという利点を有する。事実、この場合、膨張状態にある膨張部材12は使用者による車両の制御に悪影響を与えない、したがって、事故のいかなるリスクも生じない。
さらに、複数の結束部材90の存在のため、膨張状態において特定の剛性を持つ構造を有する膨張部材12を得ることが可能である。事実、膨張部材12の全体の寸法に対する結束部材の長さを適切に画定することにより、膨張状態において限られた曲げの度合いのみにさらされる特定の剛性を有する膨張部材12を得ることが可能であり、したがって、使用者のよりしっかりとした保護が確実とされる。
図19〜30を参照すると、参照番号1010は本開示による衣服の別の実施形態を示し、この例では、衣服1010は自動二輪車の乗り手のライディングスーツであり、その上体および腕を被覆する上部部分のみが示される。
衣服1010は、膨張部材1012と組み合わされて使用者を保護し、前記膨張部材1012は、この例では、ポリアミドなどの気密材料でできた可撓性のあるバッグからなり、かつ、実質的に第1の静止状態または収縮状態および第2の活動操作状態または膨張状態を想定することができる。膨張部材1012を膨張させる形式は以下の説明に記載される。
図21〜29からわかるように、および以下に説明されるように、膨張部材1012は衣服1010の部分1016上、この例では、使用者の胴部の一部(首領域1041、胸部領域1043、肩の関節領域1040)と、背中の一部1045と、腕の一部(上腕領域1043)とを被覆する部分上に位置している。
さらに特に、膨張部材1012は、視界から隠され、衣服1010の部分1016の内側側面1014に接している。したがって、前記衣服部分1016は膨張部材1012に対向する、膨張部材1012のための被覆面1018を形成する。すなわち、衣服1010の部分1016には、膨張部材1012を完全に被覆/閉止するように、膨張部材1012に対向して位置している被覆面1018が含まれる。
したがって、被覆面1018は膨張部材1012を被覆するほどの形状および寸法を有する。
特に、膨張部材1012は、図20の詳細XXIIを断面で示す図22では膨張状態で、ならびに図21および図29では収縮状態で見られる。特に、膨張部材1012を見るために、図21および図29では、被覆面1018の一部が衣服1010の部分1016から取り外されている。
示される例において、衣服1010はまた、被覆面1018と共に、膨張部材1012のためのハウジング1023または内部ポケットを形成する内部フラップ1019(図21および図28に見られる)を含むことが好ましい。基本的に、膨張部材1012は内部フラップ1019と、被覆面1018(特にその内側側面1014)との間にしっかりと挿入される。内部フラップ1019は快適な、好ましくは通気性のあるファブリックで作られることが好ましい。
一方、膨張部材1012を被覆面1018の下にしっかりと保持するために、衣服1010は膨張部材1012を被覆面1018または内部フラップ1019に固定するのに好適な縫目、ホックまたは他のシステムを含む。
基本的に、上述されたように、膨張部材1012は、前記部分1016が、外部で、膨張部材1012のための被覆部または閉止部を形成するよう、衣服1010の部分1016上にしっかりと位置している。膨張部材1012は、したがって、外部から見えず、かつ、ハウジング1023の内部または衣服1010の部分1016にしっかりと固定されており、したがって、内側側面1014で使用者に面している。
衣服1010はまた、弾性材料で作られ、かつ、前記被覆面1018内に挿入され、すなわち前記被覆面1018に表面不連続部を形成するインサート1020を含む。基本的に、図26、27および28からわかるように、インサート1020は被覆面1018の隣接する区域1018a、1018bの間に挿入され、被覆面1018に不連続部を設ける。
この例では、弾性材料でできたインサート1020は、シーム1022によって、特に、縁辺のシーム1022a、1022bによって被覆面1018の隣接する区域1018a、1018bに固定される。
この実施形態においても、弾性インサート1020は、膨張部材1012が収縮状態にある場合、略同一平面上またはそれに隣接する衣服部分1016の残りの部分と面一に位置している。
さらに特に、衣服部分1016はおもに(明らかに弾性インサート1020以外)使用者に適切な保護を提供できる非伸縮性の材料、この例では、革または革のような材料で作られる。
弾性材料でできたインサート1020は、したがって、シーム2022によって、非伸縮性の材料の隣接する区域1018a、1018bに挿入および固定される。
この例では、特に弾性材料でできたインサート1020はストリップまたは帯のような形状を有する。
さらに特に、ストリップまたは帯のような弾性材料のインサート1020は、被覆面1018内、膨張部材1012のほとんどの周囲、特に、被覆面1018の大部分の縁辺/周辺域にわたって、およびしたがって、前記膨張部材1012のほとんどに閉ループの形態で延びる。
基本的に、インサート1020は、膨張部材1012の膨張時に、膨張部材1012に対向する衣服1010の部分1016の好適な変形を可能にするように、被覆面1018の縁辺の外形、したがって、膨張部材1012の外形をとる。
本開示の状況で重要なことは、膨張部材1012が膨張すると、インサート1020は膨張部材1012の膨張力によって弾性的に変形される(図20および24からわかるように)、これにより衣服1010は、膨張部材1012の容積の変化に適応することが可能となることである。膨張部材1012が収縮すると、インサート1020はその弾性特性のため非変形の状態に戻り、膨張部材1012の圧縮およびさらなる収縮を支持するように、それと共に、それに関連付けられた衣服部分1016を取り込む。
基本的に、ハウジング1023は膨張部材1012の膨張および収縮時にその容積を変化させる。
弾性材料でできたインサート1020が存在することによるさらなる利点には、衣服1010の部分1016のフィットが向上し、かつ、胴部および肩の領域において使用者の動きの自由が増すことを保証するという事実が含まれる。
特に、これに関連して、示された実施形態の図からわかるように、膨張部材1012は、略C字状でありかつ使用者の首の領域1041および胸部の領域の一部1042の周りに位置決めされることを目的とした第1の部分1121を含む。同様に、被覆面1018もまた、略C字状でありかつ使用者の首の領域1041および胸部の領域の一部1042の周りに位置決めされることを目的とした第1の部分1122を含む。
弾性材料でできたインサート1020は、略C字状で、被覆面1018の第1の部分1181および膨張部材1012の第1の部分1121の縁辺域に沿って位置している第1の区域1201を含む。基本的に、インサート1020の第1の区域1201は、それぞれ被覆面1018の第1の部分1181および1121ならびに膨張部材1012の縁辺の外形をとる。
膨張部材1012はまた、細長い形状を有し、かつ、使用者の肩上に延びる領域1040に沿って位置決めされることを目的とした第2の部分1122を含む。この例では、膨張部材1012は、そのそれぞれが使用者の各々の肩1040上に延びる2つの第2の部分1122を含む。
同様に、被覆面1018もまた、そのそれぞれが使用者の各々の肩1040上に延びる2つの第2の部分1182を含む。
その結果、膨張部材1012は、使用者の身体の人体正中矢状面(mid-sagittal anatomical plane)M1(図19に破線で概略的に示される)、すなわち長手方向の人体矢状軸に沿って通る面に対して対称な形状を有する。
弾性材料でできたインサート1020は、それぞれ、膨張部材1012の各第2の部分1122および1182の縁辺域ならびに被覆面1018の縁辺域に沿って位置している第2の区域1202を含む。インサート1020の第2の区域1202は、したがって、膨張部材1012の第2の部分1122の縁辺の外形をとる。
事実、第2の区域1202は使用者の肩の関節域1040内に位置決めされることを目的として衣服1010の領域の周りに、使用者の胸部の領域1042の前部域から上腕領域1043上を通過し、首の後ろ1044の後部域まで連続的に延びる。
その結果、弾性材料でできたインサート1020は正中矢状面M1に対して対称となる。
さらに、胸部領域1042と上腕領域1043との間の、実質的に使用者の腋窩の領域にある、膨張部材1012の各第2の部分1122は狭くなった部分R1を有することがわかる。
したがって、インサート1020の各第2の区域1202はまた、この狭くなった領域R1にその凹部が下方を向いた曲線Cを形成する。この狭くなった部分R1およびこの曲線C1により、衣服1010のフィットの向上が保証され、かつ、使用者の身体の動きが容易になる。
また、インサート1020の第1の区域1201は、この接合域が1203で示される胸部の領域1042内、およびこの接合域が1204で示される使用者の首の後ろの領域1044内の前記第2の区域1202に連結されることがわかる。
膨張部材1012はまた、細長い形状を有し、かつ、使用者の背中の脊椎に対向して延びる領域1045に沿って位置決めされることを目的とした、第3の部分1123(図29)を含むことがわかる。この例では、第3の部分1123は第1の部分1121に連結され、かつ、脊椎に沿って第1の部分1121の付属品を実質的に形成する。
本質的に、膨張部材1012は図2B、2Cに示される前実施形態の膨張部材2と同一であることがわかる。
また、衣服1010は、参照番号1050で示される、空気力学的付属品の機能も有する、脊椎のための従来型の追加保護部を有することがわかる。膨張部材1012の第3の部分1123は空気力学的付属品1050の下に挿入される。空気力学的付属品1050には、膨張部材1012の第3の部分123へのアクセスを可能にする、参照番号1055で示されるジッパーが設けられる。
その結果、空気力学的付属品1050は膨張部材1012の第3の部分1123のための被覆面/ハウジングを形成する。
また、インサート1020(図26)の2つの区域1202は、首の後ろの領域1044の近傍の衣服の後部域に延びて、前記空気力学的付属品1050の上方の接合域1204において第1の区域1201に接合されることがわかる。
背中の領域1045において、インサート1020に加えて、衣服1010はまた、背中上に衣服1010の後部腋窩域から空気力学的付属品1050の上方を通過して衣服の他方の後部腋窩域に延びる伸縮性を持たせたストリップ1080を含む。
基本的に、伸縮性を持たせたストリップ1080は実質的に各々の腋窩域から首および2つの傾斜した区域1802、1803を連結する略水平な区域1801へと延びる2つの傾斜した区域1802、1803を含み、略水平な区域1801は空気力学的付属品1050とインサート1020の接合域1204との間に位置している。
伸縮性を持たせたストリップ1080はまた、被覆面1018内に収容され、上述のインサート1020と類似の様式で表面不連続部を生成する。
伸縮性を持たせたストリップ1080は、したがって、弾性インサート1020と同じ機能を有する。
さらに特に、図30を参照すると、伸縮性を持たせたストリップ1080は多層の波形構造を含み、特に、革または類似の非伸縮性の材料でできた第1の波形層1082と、弾性ファブリックでできた第2の層1083とを含むことがわかる。第1の層1082は交互に連続する隆起1821と溝1822とを有し、かつ、溝1822に沿う縫目1084によって第2の層1083に固定される。
膨張部材1012の一部、特に、膨張部材1012の第3の部分1123の部分は、伸縮性を持たせたストリップ1080の下に位置している。
上述の多層の波形構造は、伸縮性を持たせたストリップ1080を、膨張部材1012の変形動作によって変形させることができる。事実、第2の層1083の弾性ファブリックは変形され、それと共に第1の層1082を引き込み、第1の層1082の隆起が平らになり、かつ、ぴんと張ることとなる。
基本的に、伸縮性を持たせたストリップ1080はその幅が2倍になる。
弾性構造の典型的な特性のため、伸縮性を持たせたストリップ1080が存在することで、弾性材料でできたインサート1020のように、背中1045に沿う衣服1010の部分が膨張部材1012の膨張に適応することがさらに可能になり、ならびに、膨張部材1012が収縮状態に戻る動作を助けるという利点がある。
図24を見ると、伸縮性を持たせたストリップ1080のため、使用者の首の領域1041および首の後ろ1044まで延びる保護リングが、空気力学的付属品1050の上方に設けられることがわかる。
さらに、設けられる保護を高めるため、衣服1010はまた、肩の各関節領域1040に、この例ではチタンで作られ、かつ、衣服部分1016の上部、すなわち内側側面1014の裏の外側側面1015上に貼り付けられる剛体のプレート1052を含むことがわかる。
上腕領域1043内の各第2の区域1202は、プレート1052を取り囲み、プレート1052の下を通過する。
前述の実施形態の膨張部材12、1012の膨張を実施するため、転倒および/またはスライドおよび/または使用者または使用者が乗っている車両を巻き込む衝撃の場合に、衣服1010は圧縮ガスの容器60、1060のみがその例として示される特殊の作動および膨張手段を含み、これは、この例では膨張部材12、1012の第3の部分123、1123の内部に配置され、それがまた、言及されたように、空気力学的付属品50、1050の下に含まれる。
一方、これらの作動および膨張手段は、点火型またはハイブリッド型または本技術により周知となる他の型のガス発生器を含んでもよい。
前記膨張手段は、車両/搭乗者システムの状態を検知するという手段によって制御ユニットにより操作され、例えば、前記制御ユニットは、車両(または搭乗者)および前記センサによって生成された信号を処理するためのユニットと一体となった速度センサによって、転倒前の検出およびその信頼できる予測を可能にする転倒予測システムを作動させてもよい。
一方、本開示による装置はまた、使用者が搭乗する車両に連結される作動ケーブルを使用して適用でき、ケーブルは、例えば、転倒または衝突後に使用者が車両から離れた後、膨張部材の膨張を生じさせる。
いずれの場合においても、前述の作動および膨張手段は、本開示による衣服に組み込まれるか、またはその外部に位置してもよい。
また、作動手段は、膨張部材12、1012の効果的な膨張操作にとって特に重要な態様であるにもかかわらず、それらは実質的に当業者にすでに周知の方法であるためさらにより詳細には記載されないことに留意されたい。
衣服1010はまた、膨張後および膨張部材12、1012の部分の保護動作それ自体がもはや必要とされない場合に、膨張部材12、1012の収縮を可能とするため一方の側で膨張部材12、1012と、他方の側で外部環境と連通する収縮弁(図示せずおよび従来の型の)を含むことが好ましい。
通常は閉位置にあるこの収縮弁は、偶発的な作動のためまたは容器60、1060の作動につながった転倒後に搭乗者がレースを継続することを望む場合、動きを妨げるまたは空気力学に影響する膨張状態にある部材12、1012無しで、使用者、特にレース時の搭乗者により手動で開けられる。収縮弁を開くことには、膨張部材12、12、1012と、外部環境との間の圧力差により、弁を通ってガスが流出し、インサート20、1020および/または伸縮性を持たせたストリップ80、1080が非変形の状態に戻ることにより支援され、部材12、1012が収縮するという効果がある。
また、膨張部材1012を衣服1010の内部、特に、ハウジング1023内部に保持するため、膨張部材はより小さな膨張容積を有し、かつ、予め定められた様式で制御されることが言及される。
特に、膨張部材1012は、図22に概略的に示され、かつ、膨張部材1012内に分配される複数の結束部材1090、この例では糸、を含み、前記結束部材1090は膨張部材1012の表面部分にしっかりと連結される。
前記結束部材1090は、特に、膨張部材1012が収縮静止状態にある場合、結束部材1090はぴんと張られていない状態にあり、膨張部材1012内に折りたたまれ、一方、膨張部材1012が膨張状態にある場合、結束部材1090は張力がかかるような長さを有する。
複数の結束部材1090の使用には、膨張部材1012が、被覆面1018の下で略平らな形状を生成し、かつ、特に、限られた厚さを得るよう、膨張状態における膨張部材1012の膨張を制限することを確実にする一方、同時に使用者の適切な保護を確実にするという利点がある。
薄い厚さを有する平らな形状はまた、例えば、膨張部材1012が予期せず膨張した、すなわち膨張手段の偶発的な膨張の場合に、過度に嵩張る容積のため使用者が不快になるのを制限するという利点を有する。事実、この場合、膨張状態にある膨張部材1012は使用者による車両の制御に悪影響を与えない、およびしたがって、事故のいかなるリスクも生じない。
さらに、複数の結束部材1090の存在のため、膨張状態において特定の剛性を持つ構造を有する膨張部材1012を得ることが可能である。事実、膨張部材1012の全体の寸法に対する結束部材の長さを適切に画定することにより、膨張状態において限定された曲げの度合いのみにさらされる特定の剛性を有する膨張部材1012を得ることが可能であり、したがって、使用者のより高い保護が保証される。
図31〜37を参照すると、参照番号2001は、図1〜30または図43および44を参照して説明される装置と同様、本開示による衣服と組み合わされるのに好適であり、かつ、特に本開示による衣服の下に配置されるのに好適な個人保護装置を示す。
特に、保護装置2001は、内部室2003が内部に画定される膨張部材2002を含み、前記膨張部材2002は実質的に第1の静止状態または収縮状態および第2の活動状態または膨張状態をとることができる。膨張部材2002を膨張させる形式は以下の説明に記載される。
保護装置2001は、内部室2003の内部に分配され、かつ、膨張部材2002の各々の部分、特に、その表面部分にしっかりと連結される複数の結束部材2005を含む。
この例では、結束部材2005は糸のようであり、かつ、可撓性のある、非伸縮性の部材からなる。したがって、それらは図34および35に例として示されるように、膨張部材2002が静止状態にある場合、それらに張力がかからず、かつ、内部室2003の内部において折りたたまれた状態にあることが好ましく、一方、膨張部材2002が膨張状態にある場合、それらは引張力にさらされるような寸法で適切に設計される。
本開示の対象物の実施形態を変形させたものにおいて、結束部材2005は、糸のようであり、かつ、可撓性があることに加えて、弾性部材である。したがって、それらは膨張部材2002が静止状態にある場合、それらに張力がかからず、またはわずかに張力がかけられるのみであることが好ましく、一方、膨張部材2002が膨張状態にある場合、それらは、より大きな伸張量およびより強い張力を有するように張力がかけられるような寸法で適切に設計される。本開示の一態様によれば、結束部材2005は膨張部材2002内に高密度に、例えば、内部室2003の表面積1cmごとに少なくとも1つの結束部材という密度、およびさらにより好ましくは、再び例として、膨張部材2の表面積の1cmごとに1〜15本の糸、好ましくは1cmごとに4〜6本の糸という密度で有利に分配される。
図34および35に示す断面図を見ると、結束部材2005が内部室2003の内部に略均一な様式で分配されていることがわかる。
図31および32に例として示されるこの例では、膨張部材2002は身体に着用でき、かつ、3領域2002a、2002b、2002cを含む。すなわち、
−図の中で略水平に配置され、かつ、わずかに湾曲した細長い形状を有し、かつ、使用者の肩に位置決めされることを目的とした第1の領域2002aと、
−略C字状であり、かつ、第1の領域2002aの上方に平行して配置され、かつ、使用者の首の周りに位置決めされることを目的とし、実質的に襟として機能する第2の領域2002bと、
−細長い形状を有し、かつ、第1の領域2002aおよび第2の領域2002bに対して略垂直に配置され、すなわち第2の領域2002bの一方の側に対向する第1の領域2002aの一方の側に配置され、かつ、使用者の脊椎の部分を保護することを目的とした第3の領域2002cと、を含む。
本質的に、第1の領域2002aは第2の領域2002bと第3の領域2002cとの間に配置される。
3領域2002a、2002b、2002cは、図2b、2cによる膨張部材12、1012と類似する、部材2002および単一内部室2003を形成するように互いに空気連通される。
この例では、各々の縁辺の縁端2020、2021またはリップに沿って縁辺で封止され、かつ、前記結束部材2005が設けられる3領域2002a、2002b、2002cのすべてが、対向する壁2015、2016によって形成される。
したがって、以下の説明を簡潔にするため、前記領域のうち1つ、例えば第1の領域2002aのみが参照されるが、同じ説明を残りの領域2002b、2002cにも適用できる。それでも、保護装置の別の可能な実施形態において、前記結束部材2005は領域2002a、2002b、2002cのうちの1つのみにまたはいくつかに配置されてもよいことが理解される。
より正確には、膨張部材2002の領域2002aは、可撓性があり、かつ、ガス密の材料、例えばポリアミドまたはポリウレタンのシートで形成される少なくとも前記2つの壁2015、2016またはシートを含み、かつ、互いに対向して配置され、かつ、以下により詳細に記載される封止縁端2017によって上述の縁辺の縁端2020、2021に沿って縁辺で固定される。結束部材2005は壁2015と2016との間に配置される。
実施形態を変形させたものの1つにおいて、壁2015、2016は衣類のライニングとして通常使用され、かつ、この例では100%ナイロンの層(積層体の約65重量%を占める)であるファブリックの層2015a(図42)と、この例では例えばポリウレタン接着剤の接着剤フィルム(積層体の約35重量%を占める)である、ファブリックの層2015aの上にローラで塗り広げるという手段によって分配される接着剤の層2015bと、を含む積層体でできている。
上述されたように、この例では、結束部材2005は可撓性のある結束部材であり、かつ、糸のような形状を有し、かつ、例えば、厚さ約500〜約1000dtex(連続的な糸または原糸の長さの単位)のポリエステルまたはポリアミドでできており、かつ、それらが連結される各々の壁部2015、2016に固定される端部2005、2005bを有する。さらに特に、各結束部材または糸2005は、各々のメッシュ2018、2019のある地点から突出する連続的な無撚繊維の束を含む。
膨張部材2002は、事実、そのそれぞれが内側、すなわち内部室2003の側面上、各々の壁2015、2016に裏張りされるメッシュ2018、2019を含む。
「メッシュ」という用語は、本開示の状況では、多孔質のパッチまたはメッシュのような外観を有する布片を指しているとして理解される。
「壁」または「シート」という用語は、本開示の状況では、その内部に第1および第2のメッシュならびに第1および第2のメッシュを連結する結束部材が配置される室を画定するように第1の壁と第2の壁とが互いに接合される、各々のメッシュを被覆するための部材を指しているとして理解される。
さらに特に、各メッシュ2018、2019は、接着剤のフィルム(例えば、図41の番号2130、2131で示される)または類似の固定システムによって、各々の壁2015、2016の表面にしっかりと固定される。
積層体が使用される場合、接着剤のフィルムは積層体の接着剤の層2015bに接して配置される。
結束部材2005は、各々の壁2015、2016のメッシュ2018、2019にしっかりと固定される対向する端部2005a、2005bを有する。結束部材2005の対向する端部2005a、2005bでの固定は、例えば、メッシュ2018、2019の横糸間に結束部材2005を単に挿入するという手段によって達成される。
基本的に、図に示す例では、結束部材2005は一方のメッシュ2018と、続けてもう一方のメッシュ2019とに交互に固定される特定の数の糸によって形成される。言い換えれば、各糸2005は、壁2016のメッシュ2019の横糸の下に通され、上方で曲げられ、再び対向する壁2015の方に延ばされ、そこでそれは同じ様式でメッシュ2018に連結される。
一方、結束部材2005は織り込みまたはタイイングまたは類似の固定システムによってメッシュ2018、2019に連結される。
一方、各結束部材2005は前記第1および第2のメッシュ2018、2019と一体に撚り合わせられる、または前記第1および第2のメッシュ2018、2019の双方から連続的に延びる糸である。基本的に、糸/結束部材2005は前記第1および第2のメッシュ2018、2019のうちの一方から延びて、前記第1および第2のメッシュ2018、2019のもう一方と一体に撚り合わせられる。
2つのメッシュ2018および2019ならびに結束部材2005を含むアセンブリは、いわゆる3次元または二重編みのファブリックを形成する。
メッシュ2018および2019はまた、ポリエステルまたはポリアミドでできている。
上述の保護装置は、第1の実施形態により以下の様式で作製される。
一対のメッシュ2018、2019は対向する位置に、予め定められた距離で配置され、かつ、それに別の様式で固着または上述されたように固定される、結束部材2005の端部2005a、2005bを有し、それにより前記結束部材2005の長さは、メッシュ2018、2019間で、膨張状態における部材2002の最大の局所的膨張と合致する最大相互距離Dを画定するように選択される。
次いで、各メッシュ2018、2019は、各々の壁2015、2016に、例えば、接着剤によって付着する、すなわち各メッシュ2018および2019が各々の壁2015、2016に裏張りされるように固定される。
次いで、壁2015および2016の各々の対向する縁辺の縁端2020、2021は、互いの上に配置され、内部室2003を形成し、かつ、内部にメッシュ2018、2019を封入するように外周に沿って互いに接合される。
内部室2003の閉止部の封止を確実にするために、2つの壁2015、2016の縁辺の縁端2020、2021間の連結は、膜2030(図37)を含む上述の端2017によって達成される。特に、膜2030は、膨張部材の壁に付着させるための付着層と、少なくとも1つの中間ポリウレタンフィルムと、外側メッシュ層(下に重なるポリウレタンフィルムを保護するための耐スクラッチ機能を備える)とを含む3重の層からなることが好ましい。
さらに特に、膜2030は2つの向かい合う縁2031、2032を形成するように長手方向に折りたたまれるテープの形状である。特に、膜2030は、前記向かい合う縁2031と2032との間に、壁2015、2016の縁辺の縁端2020、2021の対を受容する。
図37に示すように、それらの内部で壁2015、2016の縁辺の縁端2020、2021も固定するために、膜2030の縁2031、2032は1つ以上のシーム2034によって互いに縫合される。膜2030を固定する前に壁2015、2016の重なり合う縁端2020、2021を互いにしっかりと接合するために、さらなるシーム2033が膜2030の近傍に設けられる。気密性を確実にするために、実質的に当業者の技量内の方法を使用してシーム2033と2034とはテープで留められる(例えばヒートテープで留められる)。
図からは、2つのメッシュ2018、2019もまた、膜2030のシーム2033およびまたシーム2034によって縁辺で共に直接互いに固定されることがわかる。言い換えれば、メッシュ2018、2019は結束用部材2005のみによって互いに連結されるだけでなく、直接接するように縁辺で互いに固定される。これらは、したがって、膨張部材2002の縁辺の外形をとるシーム2033を構成する。
上述の記載から、2つの壁2015および2016は本質的に膨張部材2002の、互いに対向して配置され、かつ、各々の縁辺の縁端2020および2021に沿って互いに固定される2つの部分またはシートであることが理解される。また、いずれの場合においても、2つの壁2015および2016は、本の様式で折りたたんだ1枚のシートの対向する部分からなり、したがって、外周の部分に沿って延び、かつ、シールテープによって閉止される、縁辺の縁端を有することが可能である。
膨張部材2002の膨張を実施するため、転倒および/またはスライドおよび/または使用者の部位または乗っている車両に対する不測の衝撃の場合に、本発明による保護装置2001は膨張手段に作動的に連結される特別作動手段と協働することができ、圧縮された低温ガスを含む容器2040がその例としてのみ図に示される。容器2040は、管2043またはパイプによって、膨張部材2002に固定され、かつ、膨張部材2002の内部に膨張する流体を導入することを可能とする閉止弁2042に連結される。
容器2040はまた、膨張部材2002の内部に含まれてもよい。
一方、これらの膨張手段は、点火型またはハイブリッド型または従来技術により周知である他の型のガス発生器を含んでもよい。
前記膨張手段は、車両/搭乗者システムの状態を検知するという手段によって制御ユニットにより操作され、例えば、前記制御ユニットは、車両(または搭乗者)に取り付けられた速度センサおよびセンサによって生成された信号を処理するためのユニットによって、転倒前の検出およびその信頼できる予測を可能にする転倒予測システムを作動させてもよい。
一方、本開示による装置はまた、使用者が搭乗する車両に連結される作動ケーブルを使用して適用でき、ケーブルは、例えば不意の衝撃または転倒後に使用者が車両から離れた後、膨張部材の膨張を制御する。
いずれの場合においても、前述の作動および膨張手段は、本開示による保護装置2001に組み込まれるか、またはその外部に位置してもよい。
作動手段は、装置の効果的な操作にとって特に重要な態様であるにもかかわらず、それらは実質的に、不意の衝突から人物を保護する技術の分野の当業者にはすでに周知の方法であるため、さらにより詳細には記載されないことにもまた留意されたい。
保護装置2001にはまた、作動後および保護動作がもはや必要とされない場合に膨張部材2002の収縮を可能とするために、一方の側で内部室と(例えば、小型パイプ2046によって)およびもう一方の側で外部環境と連通する収縮弁2045が含まれる。
通常は閉位置にある収縮弁2045は、偶発的な作動のためまたは装置2001の作動につながった転倒後に搭乗者が動きを妨げる、または空気力学に影響する膨張状態にある部材2002無くレースを継続することを望む場合、例えば使用者、特にレース時の搭乗者が閉止キャップを取り外すことにより例えば手動で開かれる。収縮弁2045を開くことには、事実、膨張部材2002の内部室2003と外部環境との間の圧力差のため、内部室2003からガスが排出され、膨張部材2002が収縮するという効果がある。弾性特性を有する結束部材2005は、前記第1の壁2015および第2の壁2016を互いの方に引き、前記収縮を補助してもよい。
一方、膨張弁2045の作動は、膨張手段の作動後、予め定められた時間枠(例えば15秒)が経過すると収縮弁2045を開く電子制御ユニット(図示せず)によって制御されてもよい。
図38〜42を参照して、別の実施形態による個人保護装置2101を以下に記載する。図1〜30または図43および44に示されるそれら装置と同様、前記装置は本開示による衣服と組み合わせることができる。
前述の実施形態の構成要素および部分と同じ機能および同じ構造を有する本実施形態の構成要素および部分は、同じ参照番号を保持し、再び詳細に記載されることはない。
特に、個人保護装置2101は、基本的に2つの層を形成する2つのメッシュ2018、2019で形成される構造を含む膨張部材2102を含み、2つのメッシュ2018、2019は、互いに面して位置しており、かつ、複数の結束部材2005によって連結される。メッシュ2018、2019は膨張部材2102の目的とされる使用に依存する形状を有する外形を有する輪郭に沿う大きさに裁断される。
2つのメッシュ2018、2019および結束部材2005を含む構造は、一種のサンドイッチを形成するように2つの壁2015、2016間に含まれる。壁2015、2016は各々のメッシュ2018、2019に付着され、例えば、接着剤によって接合される。さらに、壁2015、2016は外周縁端2020、2021、すなわち縁端域2117に沿って縁辺で互いに固定される。特に、図38、39、41において、メッシュ2018、2019が結束部材2005と共に壁2015、2016間に含まれる場合、壁2015、2016の外周縁端2020、2021は封止された様式で直接固定され、例えばメッシュ2018、2019の外周または縁辺域に何も介在せず接着されるように、メッシュ2018、2019は、各々の壁2015、2016の表面伸張量よりも小さな表面伸張量を有することがわかる。
本開示による保護装置を製造するための方法が、上述したものの代替案として、または上述したものと組み合わされてここで記載される。これは、特に上述の装置2101を製造するため、または保護装置2001または装置10、110、1010のために使用できる。
それに結束部材2005の端部2005a、2005bが別の方法で固着または固定されるメッシュ2018および2019を含む部分または構造2141がまず設けられる。メッシュ2018は、図41に2147で示されるシームによって外周に沿ってメッシュ2019と互いに縫合される。
シーム2147の完成前に、容器2040に連結するための管2043がメッシュ2018、2019の間に含まれる。必要ならば、管2043に類似する、収縮弁2045に連結するための小型パイプ2046(図41に図示せず)が含まれてもよい。一方、上述されたように、容器2040はメッシュ2018、2019の間に直接含まれてもよく、管2043を小型パイプ2046と差し替えてもよい。
構造2141は、例えば、ポリウレタンまたはポリアミドまたは上述の積層体でできた、可撓性のある、ガス密の材料であるシート2015、2016の間に封入され、それによりシート2015、2016は前記構造2141のものよりも広い表面伸張量を有する。
この例では、シート2015および2016は接着剤のフィルム、この例では番号2130、2131で示される、約100μmの厚さを有するポリウレタンフィルムによって、互いの付着および接着を支持するようにホットプレスを使用して(それは例えば約140℃〜180℃の温度、好ましくは約150℃で操作される。)各々のメッシュ2018、2019に接着される。
壁2015、2016の外周縁端2020、2021は直接互いに接着される。構造2141はしたがって壁2015、2016によって画定される内部ガス密室の内部に封入されたままとなる。
図43、44および45を参照すると、これは、衣服2050が、例えば保護装置2001、すなわち図31〜37に示すもの、または図38〜42に記載されている装置2101を含む、本開示による衣服2050の一部を示す。
特に、衣服2050は自動二輪車の乗り手のライディングスーツである。
特に、衣服2050は保護装置2001を収納することを目的とした収容手段を含む。
図43および44による例では、上述されている保護装置2001の形状に従い、収容する手段は、衣服の外側上に見える表面上に、衣服の肩に沿って、衣服の襟の周りに、および背中の上部中心領域に配置される。
特に、膨張部材2002の各部2002a、2002b、2002cについて、収容する手段は実質的に閉止しており、かつ、唯一のものであり、肩、首および背中の一部上に延び、かつ、その内部に膨張部材2002が完全に挿入されるポケット2053またはケーシングを含む。ポケット2053はしたがって衣服から突出して示される。
より正確には、図43および44に見られる衣服2050を参照すると、ポケット2053は、外側フラップ2053aと、保護装置2001の外周全体に沿って延びる側壁2053bとによって、および使用者の身体の近傍に位置しており図では見えない内部フラップによって形成される。
図43および44において、ポケット2053は、内部に収容される保護装置2001が見えるように部分的に断面図で示される。
また、図43および44において、ポケット2053は、ポケット2053を形成する2つの異なる方式を示すために、図の右側半分と左側半分とが意図的に異なるように示されていることにも留意されたい。
特に、図43および図44の右側半分に示す第1の実施形態において、ポケットの側壁2053bはひだを付けられた形状を有し、すなわち膨張部材2002の部分2002a、2002bの縁辺の縁端2020、2021に、例えば、より長い長さおよび/または表面伸張量を有する適切に折りたたまれたファブリックのシートを使用することによって平行して延びる複数の折り目を含む。膨張部材2002が静止状態にある場合、折り目は縫合されるシームによって事前設定された破断張力を有する糸を使用してしっかりと固定され、かつ、ポケット2053は衣服2050の内部の方へ最小限の容積で実質的に折りたたまれることが好ましい。
膨張部材2002が膨張状態(図44)に延びると、前記シームが破断し、ポケット2053は側壁2053bの大きくなる伸張量を利用して延びる。言い換えれば、ポケット2053の内部で膨張部材2002の膨張を可能にするため、これらのシームは、膨張中に適切にぴんと張って破断する。
特に、図43または図44の左側半分に示す第2の実施形態において、ポケット2053は、伸張可能なまたは代わりとしてライクラなどの弾性のあるタイプの材料で作られる。
この場合、ポケット2053は、膨張部材2002が収縮静止状態にある場合、ポケット2053は実質的に非変形の状態にあり、好ましくは使用者の身体に対して折りたたまれ、一方、膨張部材2002が膨張状態にある場合、ポケット2053は張力がかかり変形された状態にあるように形成される。好ましくは、この場合もまた、膨張部材2002が収縮状態にある場合、ポケット2053は、事前設定された破断張力を有する、糸によって固定されたままとされる。
この第2の実施形態を変形したものにおいて、ポケット2053の側壁2053bのみが伸張可能なものまたは弾性材料で作られる一方、ポケット2053(すなわち、外部フラップ2053aおよび内部フラップ)の残りの部分は非伸縮性の材料で作られる。
さらなる変形物において、ひだを付けられ、弾性材料でできた、側壁2053bを有するポケット2053を有することが可能である。
これら両実施形態は、膨張部材2002が収縮されているとき、ポケット2053が最小限の容積で折りたたまれた状態にあるという事実のため、搭乗者が搭乗状態において最適な空気力学的形状を有するスーツを有することを確実にするという利点を特に提供する。同時に、必要ならば、ポケット2053は膨張部材2002を膨張状態で収容することができ、どちらも膨張部材が衝撃時に破損することを防止し、かつ、いかなる場合においても、特定の空気力学的形状を確実にする。
膨張部材2002が膨張状態にあるときでさえ膨張部材2002を収容することができるポケット2053を提供することが、膨張部材2002が、結束部材2005の存在のため特に限られた厚さの予め定められた3次元形状をとるという事実によって可能とされる。
さらに、膨張部材2002の作動後の収縮は、収縮弁2045の開口部のため、その静止状態に戻る傾向があるポケット2053の弾性特性によって補助されることが好ましい。したがって、膨張部材2002の収縮後、衣服2050の外側の外観および空気力学的特性は膨張手段の作動前のものと実質的に同一であり、搭乗者が容易にレースを継続することが可能となる(さらなる転倒の場合に保護装置2001がもはや有効でなくとも)。
本開示の対象物をここまで好適な実施形態を参照して記載した。以下の添付の特許請求の範囲の保護の範囲内にすべて含まれる、同様の発明の概念を包含する他の実施形態が存在しうることが理解されるべきである。

Claims (35)

  1. 膨張部材(12、1012)と組み合わされて使用者を保護するのに好適な部分(16、1016)を含む衣服(10、110、1010)であって、
    前記衣服(10、110、1010)の前記部分(16、1016)は、前記膨張部材(12、1012)のための被覆部を形成するのに好適な被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)を含み、
    前記被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)は、弾性材料でできた少なくとも1つのインサート(20、80、1020、1080)を含む、衣服。
  2. 前記部分(16、1016)は、前記膨張部材(12、1012)のためのハウジング(23、1023)を含み、
    前記ハウジング(23、103)は、少なくとも部分的に前記被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)で形成される、請求項1に記載の衣服(10、110、1010)。
  3. 前記被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)は、前記膨張部材(12、1012)を完全に被覆するのに好適である、請求項1または2に記載の衣服(10、110、1010)。
  4. 弾性材料でできた前記インサート(20、80、1020、1080)は、前記材料に不連続部を形成するように実質的に前記被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050)の内部に挿入される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  5. 前記膨張部材(12、1012)が収縮状態にある場合、弾性材料でできた前記インサート(20、80、1020、1080)は前記衣服(10、110、1010)の前記部分(16、106)の隣接する部分と略同一平面上にある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  6. 前記被覆面(18、181、182)は、弾性材料でできた前記インサート(20)の上に配置された少なくとも1つの追加保護層(181、181a、181b)を含み、
    前記追加層(181、181a、181b)は、弾性材料でできた前記インサート(20)を少なくとも部分的に被覆する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣服(10)。
  7. 弾性材料でできた前記インサート(20)は、前記追加層(181、181a、181b)のものよりも大きな表面伸張量を有し、かつ、前記追加層(181、181a、181b)は、弾性材料でできた前記インサート(20)の外周縁(208)が前記追加層(181、181a、181b)の縁辺域を取り囲むように、前記インサート(20)上に配置される、請求項6に記載の衣服(10)。
  8. 弾性材料でできた前記インサート(20、80、1020、1080)は弾性ファブリックを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  9. 前記インサート(20、80、1020、1080)は弾性のあるケブラーでできた、請求項1〜8のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  10. 前記インサート(20、1020)は、前記衣服(10、110、1010)の首領域(41、1041)および部分的に胸部領域(42、1042)を占める第1の部分(201、203、1201、1203)と、細長い形状を有し、かつ、一方の肩の関節領域(40、1040)から、背中領域(45、1045)を通って、もう一方の肩の関節領域(40、1040)へ延びる少なくとも1つの域(202、1202)を占める第2の部分(202、204、1202、1204)とを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  11. 前記インサート(20、1020)の前記第2の部分(202、204、1202、1204)は、1つの上腕領域(43、1043)から、首の後ろの領域(44、1044)の後部域上を通過し、もう一方の上腕領域(43、1043)まで延びる、請求項10に記載の衣服(10、110、1010)。
  12. 前記インサート(20、1020)の前記第1の部分(201、203、1201、1203)と前記第2の部分(202、204、1202、1204)とは、単一部分を形成するように連続的に連結される、請求項10または11に記載の衣服(10、110、1010)。
  13. 弾性材料でできた前記インサート(1020、1080)はストリップまたは帯のような形状を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣服(1010)。
  14. 弾性材料でできた前記インサート(1020)は、少なくとも部分的に前記被覆面(1018、1018a、1018b)の縁辺域に沿って延びる、請求項1〜5のいずれか1項または請求項13に記載の衣服(1010)。
  15. 弾性材料でできた前記インサート(1020)は、前記被覆面(1018、1018a、1018b)内に閉ループの形状で延びる、請求項13または14に記載の衣服(1010)。
  16. 前記被覆面(1018、1018a、1018b)は、略C字状でありかつ使用者の首領域(1041)および部分的に胸部領域(1042)の周りに位置決めされることを目的とした第1の部分(1181)を含む、請求項13〜15のいずれか1項に記載の衣服(1010)。
  17. 弾性材料でできた(1020)前記インサート(1020)は、略C字状でありかつ前記被覆面(1018、1018a、1018b)の前記第1の部分(1181)の縁辺域に位置決めされる第1の区域(1201)を含む、請求項16に記載の衣服(1010)。
  18. 前記被覆面(1018、1018a、1018b)は、細長い形状を有し、かつ、使用者の肩の関節領域(1040)に沿って位置決めされることを目的とした第2の部分(1182)を含む、請求項13〜17のいずれか1項に記載の衣服(1010)。
  19. 弾性材料でできた前記インサート(1020)は、前記被覆面(1018、1018a、1018b)の前記第2の部分(1182)の縁辺域に位置決めされる第2の区域(1202)を含み、
    前記第2の区域(1202)は、前記使用者の前記肩の関節領域(1040)の周りに、胸部領域内の前部域(1042)から、上腕領域(1043)上を通過し、前記使用者の前記首の後の領域内(1044)の後部域まで延びる、請求項18に記載の衣服(1010)。
  20. 前記使用者の前記脊椎上に位置決めされる空気力学的付属品(50、1050)も含み、前記空気力学的付属品(50、1050)は、前記膨張部材(12、1012)の部分(123、1123)のための被覆部をさらに形成する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  21. 前記使用者の背中の領域(45、1045)上を、一方の腋窩域からもう一方の腋窩域に延びる伸縮性を持たせたストリップ(80、1080)を含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010)。
  22. 前記伸縮性を持たせたストリップ(80、1080)は、前記使用者の各々の腋窩域から首領域(41、1041)に実質的に延びる2つの傾斜した区域(802、803;1802、1803)、および前記空気力学的付属品(50、1050)の上方に延びる略水平の区域(801、1801)を含む、請求項20または21に記載の衣服(10、110、1010)。
  23. 前記伸縮性を持たせたストリップ(80、1080)は、革または非伸縮性の材料でできた第1の波形層(82、1082)および弾性ファブリックでできた第2の層(83、1083)を含み、
    前記第1の層(82、1082)は、交互に連続する隆起(821、1821)および溝(822、1822)を含み、かつ、前記溝(822、1822)に沿って縫目(84、1084)によって前記第2の層(83、1083)に固定される、請求項21または22に記載の衣服(10、110、1010)。
  24. 前記衣服は自動二輪車の乗り手のライディングスーツ(10、110、1010)またはジャケットである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010、2050)。
  25. 前記膨張部材(12、1012、2002)を含み、前記膨張部材(12、1012、2002、2102)は、視界から隠され、かつ、前記被覆面(18、181、182、20、1018、1018a、1018b、1050、2053)の内側側面(14、1014)に接して位置決めされる、請求項1〜24のいずれか1項に記載の衣服(10、110、1010、2050)。
  26. 前記膨張部材(12、1012、2002、2102)は、前記膨張部材(12、1012、2102)の内部に位置しかつ前記膨張部材(12、1012、2002、2102)の表面部分にしっかりと固定される複数の結束部材(90、1090、2005)を含み、
    前記結束部材(90、1090、2005)は、前記膨張部材(12、1012、2002、2102)が収縮静止状態にある場合、前記結束部材(90、1090、2005)はぴんと張られていない状態にあり、かつ、前記膨張部材(12、1012、2002、2102)の内部に折りたたまれる一方、前記膨張部材(12、1012、2002、2102)が膨張状態にある場合、前記結束部材(90、1090、2005)に張力がかかるような寸法を有する、請求項25に記載の衣服(10、110、1010、2050)。
  27. 前記膨張部材(2002、2102)は第1の壁(2015)と第2の壁(2016)とを含み、
    前記第1の壁(2015)および前記第2の壁(2016)は、内部室と、前記第1の壁(2015)を内側で少なくとも部分的に裏張りする第1のメッシュ(2018)と、前記第2の壁(2016)を内側で少なくとも部分的に裏張りする第2のメッシュと(2019)を形成するよう、各々の縁辺の縁端(2020、2021)に沿って互いに固定されており、
    前記結束部材(2005)は、それぞれ前記第1のメッシュ(2018)と前記第2のメッシュ(2019)とに固定される対向する端部(2005a、2005b)を有する、請求項26に記載の衣服(10、110、1010、2050)。
  28. 前記結束部材(90、1090、2005)は糸のような形状を有する、請求項26または27に記載の衣服(10、110、1010、2050)。
  29. 少なくとも部分的に弾性材料で作られ、かつ、保護装置(2001、2101)を収容する目的としたポケット(2053、2053a、2053b)を含む衣服(2050)であって、
    前記保護装置(2001、2101)は、内部室(2003)が内部に画定される膨張部材(2002、2102)と、前記内部室(2003)の内部に分配され、かつ、前記膨張部材(2002、2102)の各々の表面部分(2015、2016、2018、2019)にしっかりと連結される複数の結束部材(2005)とを含む、衣服(2050)。
  30. 前記ポケット(2053、2053a、2053b)は、前記衣服(2050)の見える表面上の外部に位置している、請求項29に記載の衣服(2050)。
  31. 前記ポケット(2053、2053a、2053b)は、閉じたケーシングの形状を有する、請求項29または30に記載の衣服(2050)。
  32. 自動二輪車の乗り手のライディングスーツである、請求項29、30または31に記載の衣服(2050)。
  33. 前記膨張部材(2002、2102)は第1の壁(2015)と第2の壁(2016)とを含み、
    前記第1の壁(2015)および前記第2の壁(2016)は、前記内部室(2003)と、内側で少なくとも部分的に前記第1の壁(2015)に裏張りする第1のメッシュ(2018)と、内側で少なくとも部分的に前記第2の壁(2016)に裏張りする第2のメッシュ(2019)とを形成するように、各々の縁辺の縁端(2020、2021)に沿って互いに固定されており、
    前記結束部材(2005)は、それぞれ前記第1のメッシュ(2018)と前記第2のメッシュ(2019)とに固定される対向する端部(2005a、2005b)を有する、請求項29〜32のいずれか1項に記載の衣服(2050)。
  34. 前記結束部材(2005)は糸のような形状を有する、請求項29〜33のいずれか1項に記載の衣服(2050)。
  35. 前記保護装置(2001、2101)を含む、請求項29〜34のいずれか1項に記載の衣服(2050)。
JP2011539167A 2008-12-09 2009-12-04 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服 Active JP5557847B2 (ja)

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITRM2008A000656 2008-12-09
ITRM2008A000657 2008-12-09
ITRM2008A000657A IT1392307B1 (it) 2008-12-09 2008-12-09 Dispositivo di protezione personale ed indumento incorporante tale dispositivo.
ITRM2008A000656A IT1392306B1 (it) 2008-12-09 2008-12-09 Dispositivo di protezione personale ed indumento incorporante tale dispositivo.
ITVR2009A000039 2009-03-25
ITVR2009A000039A IT1393802B1 (it) 2009-03-25 2009-03-25 Indumento atto ad essere associato ad un dispositivo per la protezione personale di un utilizzatore.
ITVR2009A000059 2009-04-24
ITVR2009A000059A IT1393884B1 (it) 2009-04-24 2009-04-24 Indumento atto ad essere associato ad un dispositivo per la protezione personale di un utilizzatore.
PCT/IB2009/055516 WO2010067289A2 (en) 2008-12-09 2009-12-04 Garment adapted to be associated to a device for the personal protection of a user

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014114877A Division JP5901696B2 (ja) 2008-12-09 2014-06-03 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012511638A true JP2012511638A (ja) 2012-05-24
JP5557847B2 JP5557847B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=41718368

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011539167A Active JP5557847B2 (ja) 2008-12-09 2009-12-04 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服
JP2014114877A Active JP5901696B2 (ja) 2008-12-09 2014-06-03 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014114877A Active JP5901696B2 (ja) 2008-12-09 2014-06-03 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8910319B2 (ja)
EP (2) EP2373188B1 (ja)
JP (2) JP5557847B2 (ja)
AT (1) ATE544362T1 (ja)
DE (1) DE202009019147U1 (ja)
ES (2) ES2381709T3 (ja)
WO (1) WO2010067289A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170036746A (ko) * 2014-07-25 2017-04-03 엑스-테크날러지 스위스 게엠베하 보호 요소들을 구비한 하나 이상의 찰과상 예방 구역을 포함하는 직물 의복 피스, 그리고 직물 의복 피스의 제조 방법

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010067393A1 (en) 2008-12-09 2010-06-17 Dainese S.P.A. Protection device including an inflatable member
WO2010067289A2 (en) * 2008-12-09 2010-06-17 Dainese S.P.A. Garment adapted to be associated to a device for the personal protection of a user
SI2437627T1 (sl) 2009-06-05 2014-06-30 Alpinestars Research Srl Sistem zračnih blazin za motoriste
ITVR20090212A1 (it) * 2009-12-04 2011-06-05 Dainese Spa Dispositivo di adattamento di taglia ed articolo indossabile includente tale dispositivo
EP2621297B1 (en) * 2010-09-29 2017-08-09 Hövding Sverige AB Airbag suitable for head protection
WO2013032533A1 (en) * 2011-03-28 2013-03-07 Harrell Jeremy L Multipurpose cooling and trauma attenuating devices and associated methods
ITTV20110108A1 (it) * 2011-07-25 2013-01-26 Antonio Marzotto Dispositivo di protezione 3d monouso con funzione air-bag, per indumento sportivo, e metodo di produzione
ITVR20120005A1 (it) * 2012-01-11 2013-07-12 Dainese Spa Dispositivo di protezione personale ed indumento incorporante tale dispositivo.
ITTV20120084A1 (it) * 2012-05-15 2013-11-16 Alpinestars Res Srl Dispositivo di protezione autonomo ed indossabile e complesso di abbigliamento protettivo
US20130312152A1 (en) * 2012-05-23 2013-11-28 Warrior Sports, Inc. Two-way protective pad construction
ITVR20120115A1 (it) * 2012-06-05 2013-12-06 Dainese Spa Indumento adatto per essere associato ad un elemento gonfiabile di protezione.
ITTV20120124A1 (it) 2012-06-26 2013-12-27 Alpinestars Res Srl Dispositivo di protezione gonfiabile montato su fodera e assieme d'abbigliamento protettivo
USD738577S1 (en) 2013-01-14 2015-09-08 Jeremy L. Harrell Inflatable pad pattern
USD738576S1 (en) 2013-01-14 2015-09-08 Jeremy L. Harrell Inflatable pad pattern
USD743633S1 (en) 2013-01-14 2015-11-17 Jeremy L. Harrell Inflatable pad pattern
USD731122S1 (en) 2013-01-14 2015-06-02 Jeremy L. Harrell Inflatable pad
GB2510859B (en) * 2013-02-15 2016-08-17 Helite Personal protective equipment for protecting a user
US10100445B2 (en) 2014-04-03 2018-10-16 Nike, Inc. Method of forming a unitary knit article using flat-knit construction
EP2937213A1 (en) * 2014-04-24 2015-10-28 Dainese S.p.A. Elasticized structure and process for making said elasticized structure
WO2015181734A1 (en) 2014-05-28 2015-12-03 Alpinestars Research Srl Garment with an inflatable protective device
US20160143376A1 (en) * 2014-11-21 2016-05-26 Andrew MCCLUSKEY Captive clothing inserts
ITVR20150074A1 (it) * 2015-05-06 2016-11-06 Dainese Spa Dispositivo di protezione e metodo per realizzare tale dispositivo di protezione
CA3000972A1 (en) * 2015-10-05 2017-04-13 Tactile Systems Technology, Inc. Head and neck compression garment
EP3373868A4 (en) * 2015-11-09 2019-08-07 Aexos Inc. VERTEBRAL SUPPORT DEVICE
WO2017127623A1 (en) 2016-01-21 2017-07-27 Tactile Systems Technology, Inc. Compression garment system
USD877459S1 (en) 2016-08-31 2020-03-10 Tactile Systems Technology, Inc. Torso garment
IT201600099201A1 (it) * 2016-10-04 2018-04-04 Abe Sport Group S R L Collare protettivo, in particolare per motociclisti, e capo di abbigliamento comprendente detto collare protettivo
IT201600114569A1 (it) 2016-11-14 2018-05-14 Alpinestars Res Srl Indumento per motociclisti con comfort migliorato
US9932012B1 (en) * 2016-12-19 2018-04-03 Ford Global Technologies, Llc Inner carrier and back panel having alternating trim and side airbag attachments
USD839484S1 (en) 2017-02-28 2019-01-29 Tactile Systems Technology, Inc. Head Garment
US10441870B2 (en) 2017-05-05 2019-10-15 Aexos Inc. Protective articles and methods thereof
IT201700084843A1 (it) * 2017-07-25 2019-01-25 Dainese Spa Dispositivo di protezione
IT201700087742A1 (it) * 2017-07-31 2019-01-31 Equiline S R L Capo di abbigliamento
CN107672164B (zh) * 2017-09-30 2023-11-10 成都纺织高等专科学校 一种3d打印服坯气动涨形机
WO2019090339A1 (en) 2017-11-06 2019-05-09 Tactile Systems Technology, Inc. Compression garment systems
EP3482646B1 (en) 2017-11-10 2020-07-08 LD 72 S.r.l. Knee protection device
KR102001982B1 (ko) * 2018-11-02 2019-07-19 유재덕 태권도복 상의
IT201800010828A1 (it) * 2018-12-05 2020-06-05 Alpinestars Res Srl Indumento comprendente un dispositivo di protezione gonfiabile
IT201900020214A1 (it) * 2019-10-31 2021-05-01 Alpinestars Res Spa Dispositivo di protezione indossabile
US11553747B1 (en) * 2020-06-15 2023-01-17 Kertious Mondy Inflatable garment accessory
IT202000015454A1 (it) * 2020-06-26 2021-12-26 Alpinestars Res Spa Dispositivo di protezione indossabile
JP7524755B2 (ja) * 2020-12-16 2024-07-30 豊田合成株式会社 着用エアバッグ装置
IT202000031358A1 (it) * 2020-12-18 2022-06-18 Alpinestars Res Spa Dispositivo di protezione indossabile
JP7472827B2 (ja) * 2021-03-05 2024-04-23 豊田合成株式会社 着用エアバッグ装置
IT202100012236A1 (it) * 2021-05-12 2022-11-12 Riccardo Bernocchi Indumento per motociclista
US11980240B2 (en) * 2022-03-11 2024-05-14 Harley-Davidson Motor Company, Inc. Ventilated jacket with a wing

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538405A (ja) * 1999-02-27 2002-11-12 ケアー,アンドリュー,ロバート,イングランド 防護服
JP2005247189A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Ashimori Ind Co Ltd エアバッグ装置
JP2007076497A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Honda Motor Co Ltd 乗員離脱検知装置

Family Cites Families (163)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1172197A (en) 1911-06-09 1916-02-15 Charles P Cook Hot-water bag.
US2657716A (en) 1950-10-28 1953-11-03 Wingfoot Corp Inflatable fabric segment of curved configuration
US2719542A (en) 1955-02-18 1955-10-04 U S Plush Mills Inc Multiple ply fabric
US3422458A (en) 1963-08-06 1969-01-21 Us Air Force Flexible structure for pressurized garments
DE2258852A1 (de) 1972-12-01 1974-06-12 Albert Schuster Pneu - skischuh
US3930667A (en) * 1975-02-14 1976-01-06 Osuchowski Andrew J Inflatable garment for crash protection
DE2626765A1 (de) 1976-06-15 1977-12-22 Brian J Littler Schutzkleidung fuer rennfahrer, insbesondere fuer motorradfahrer
US4089065A (en) * 1976-10-28 1978-05-16 Mcgee Michael Henry Clothing for providing protection against forceful impact
GB1588919A (en) 1977-07-04 1981-04-29 Bothwell P Inflatable protectors for example for motor cyclists
DE7837841U1 (de) 1978-12-21 1982-02-17 Metzeler Kautschuk GmbH, 8000 München Aufblasbares Element für eine Schuhsohle
US4300894A (en) 1979-12-03 1981-11-17 General Motors Corporation Method of making L-shaped inflatable restraint cushion
CH637547A5 (fr) 1980-07-15 1983-08-15 Michel Steiner Dispositif de protection d'un utilisateur, notamment un motocycliste.
JPH032961B2 (ja) 1980-10-27 1991-01-17 Arufuretsuto Kuroisu
AT369084B (de) 1980-12-16 1982-12-10 Pehr Holding Ges M B H Leichtbauelemente
US4397046A (en) * 1981-06-29 1983-08-09 Lacoray S.A. Protecting device especially for motor-cyclists
US4416641A (en) 1981-08-28 1983-11-22 East/West Industries, Inc. Anti-exposure jacket
US4507801A (en) * 1982-09-07 1985-04-02 Doc-K Protective Equipment, Inc. Protective garment
JPS6045320U (ja) * 1983-09-03 1985-03-30 株式会社 邑輝総研 ライダ−ウエア
DE8620408U1 (de) 1986-07-30 1986-11-13 Fischer, Herwig, 41844 Wegberg Vorrichtung zum Schutz von Personen, insbesondere Kraftradfahrern, gegen Sturzverletzungen
US4737994A (en) * 1986-12-30 1988-04-19 Galton Harry A Garment for protecting wearer against bone fracture
JPS6429053U (ja) 1987-08-17 1989-02-21
GB2251368B (en) 1988-02-05 1992-10-14 Rudy Marion F Improvements in and relating to pressurised envelopes
US5083361A (en) 1988-02-05 1992-01-28 Robert C. Bogert Pressurizable envelope and method
DE3903216A1 (de) 1989-02-03 1990-08-09 Parabeam Bv Airbag
DE4007862A1 (de) 1989-03-25 1990-09-27 Parabeam Ind & Handels Bv Faltenbalg
US4966389A (en) 1989-03-28 1990-10-30 Juichiro Takada Inflatable air bag for protection of a vehicle occupant
US4977623A (en) 1989-05-01 1990-12-18 Demarco Vincent J User wearable inflatable garment
US5178938A (en) 1989-09-25 1993-01-12 The B. F. Goodrich Company Composition for adhesion of polyurethane-coated nylon fabrics
JP2945039B2 (ja) 1989-10-24 1999-09-06 タカタ株式会社 エアバッグ
US5152018A (en) 1989-12-15 1992-10-06 Cascade Designs, Inc. Batting filled self inflatable body
GB2243119A (en) 1990-03-10 1991-10-23 Woodville Polymer Eng A vehicle air bag with inflation control straps
GB2252083A (en) 1991-01-22 1992-07-29 Dowty Woodville Polymer Ltd Heat resistant vehicle crash bag.
FR2674761A1 (fr) 1991-04-02 1992-10-09 Lievain Oscar Combinaison de protection contre les avalanches.
FR2677856A1 (fr) 1991-06-20 1992-12-24 Demarais Yves Vetement de protection.
US5224732A (en) 1991-07-16 1993-07-06 Toyota Motor Co Ltd Inflatable restraint system for side impact crash protection
US5500952A (en) 1994-10-28 1996-03-26 Keyes; Marshall J. Hip inflatable protection device
US5781936A (en) 1995-03-22 1998-07-21 Alaloof; Jacob Projection system for the rider of a non-enclosed vehicle and vehicle incorporating same
US6125478A (en) 1995-03-22 2000-10-03 Merhav-A.A.P. Ltd. Protection system for the rider of a non-enclosed vehicle
GB2302642B (en) 1995-06-22 1997-12-24 Edward Emanuel Ellul Air vest protector
JPH0966789A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Bridgestone Corp 着用式エアバッグ
US6032299A (en) 1995-10-30 2000-03-07 Welsh; Nicole Jacket for reducing spinal and compression injuries associated with a fall from a moving vehicle
DE19640658C2 (de) * 1996-10-02 2000-06-29 Siegfried Rometsch Schutzeinrichtung für Benutzer von Zweiradfahrzeugen
JP3731266B2 (ja) 1996-10-24 2006-01-05 豊田合成株式会社 側部用エアバッグの製造方法
JP3229950B2 (ja) 1996-12-26 2001-11-19 豪 景山 人体用衝撃吸収補助具
JP3658139B2 (ja) 1997-05-15 2005-06-08 株式会社ハイビックス 流体圧入プレート及びその製造方法
US5941866A (en) 1997-07-25 1999-08-24 Bracco Research Usa Means to maintain configuration of flexible medical container
DE19732211A1 (de) 1997-07-26 1999-01-28 Beluga Tauchsport Gmbh Anwendung von Abstandsgewirken
US5945359A (en) 1997-08-18 1999-08-31 Milliken & Company Weft inserted warp knit air bag fabric
US5937447A (en) 1997-10-06 1999-08-17 Howell; William J. Protective garment
US6991693B2 (en) 1997-12-24 2006-01-31 Saint-Gobain Bayform America, Inc. Screen cloth insertion apparatus and method
DE19811616A1 (de) 1998-03-17 1999-09-23 Bayerische Motoren Werke Ag Airbag mit Fangbändern
JPH11268605A (ja) 1998-03-25 1999-10-05 Mazda Motor Corp 自動車のエアバッグ装置
IT245124Y1 (it) * 1998-04-16 2002-03-19 Dainese Spa Tuta elastica, particolarmente per motociclista
US6170871B1 (en) 1998-06-24 2001-01-09 Breed Automotive Technology, Inc. Inflatable trim panel assembly for safety restraint systems
US6355123B1 (en) 1998-07-06 2002-03-12 Methode Electronics, Inc. Roll-over air bag having a reinforced perimeter seal and associated method for producing a flat reinforced seal in a roll-over air bag
US6112327A (en) 1998-07-07 2000-09-05 Swimfree, Llc Swimwear with floatation members
US6152481A (en) 1998-08-03 2000-11-28 Delphi Technologies, Inc. Side restraint assembly
DE69820874T2 (de) 1998-10-14 2004-12-30 Malden Mills Industries, Inc., Lawrence Dreidimensional gewirkter Abstandsstoff für Schuheinlagen und Rücksäcke
JP3726518B2 (ja) 1998-11-18 2005-12-14 タカタ株式会社 エアバッグ
JP2000185109A (ja) 1998-12-21 2000-07-04 Safety:Kk 緊急用エア―バック付緩衝胴衣具
US6194229B1 (en) 1999-01-08 2001-02-27 Micron Technology, Inc. Method for improving the sidewall stoichiometry of thin film capacitors
US6220629B1 (en) 1999-04-21 2001-04-24 Breed Automotive Technology, Inc. Cushion with increased seam strength and method of assembly
US6239046B1 (en) 1999-06-07 2001-05-29 Bradford Industries, Inc. Polysiloxane coated fabrics for use in air bags
US6753275B2 (en) 1999-06-07 2004-06-22 Bradford Industries, Inc. Laminated multi-layered woven textile fabrics for use in air holding vehicle restraint systems
US6734123B2 (en) 1999-06-07 2004-05-11 Bradford Industries, Inc. Polyurethane coated fabrics for use in air-holding vehicle restraint systems
US6740607B2 (en) 1999-06-07 2004-05-25 Bradford Industries, Inc. Substrate with stretch and heat sealing properties to make a multidirectional restraint module design
US6734125B2 (en) 1999-06-07 2004-05-11 Bradford Industries, Inc. Laminated multi-denier mixed fabrics for use in inflatable vehicle restraint systems
US6770578B2 (en) 1999-06-07 2004-08-03 Bradford Industries, Inc. Laminated textile fabrics for use in air holding vehicle restraint systems
US6458724B1 (en) 1999-06-07 2002-10-01 Bradford Industries, Inc. Coated multi-layered woven textile fabrics for use in air-holding vehicle restraint system
US6701971B1 (en) 1999-06-17 2004-03-09 Mililken & Company Low permeability side curtain airbag cushions having extremely low coating levels
GB2352162A (en) 1999-07-19 2001-01-24 John Francis Robinson Motorcyclists protective wear
US6301714B1 (en) 1999-10-05 2001-10-16 Keun Bae Son Upper garment with an inflatable collar
US6422597B1 (en) 1999-11-12 2002-07-23 Delphi Technologies, Inc. Variable profile air bag restraint
US6350709B1 (en) 1999-11-30 2002-02-26 Bradford Industries, Inc. Heat sealable coated textile fabric for inflatable vehicle restraint systems
DE20003097U1 (de) 2000-02-19 2000-08-17 Textilforschungsinstitut Thüringen-Vogtland e.V., 07973 Greiz Flammhemmendes dreidimensionales textiles Maschengebilde
US6435553B1 (en) 2000-03-20 2002-08-20 Breed Automotive Technology, Inc. Air bag and method of seam assembly for minimizing gas leakage
DE10026714A1 (de) 2000-05-30 2001-12-13 Hueck Folien Gmbh Verbundfolie, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US20020029546A1 (en) 2000-06-29 2002-03-14 Gould Lisa M. Method for disposing of a soiled disposable diaper
JP2002020907A (ja) 2000-07-10 2002-01-23 Kenji Takeuchi 自動膨張式胴衣
US20020122908A1 (en) 2000-08-30 2002-09-05 Shulong Li Abrasion and/or puncture resistant fabrics, airbag cushions, and methods
IT1317903B1 (it) 2000-09-06 2003-07-15 Dainese Spa Capo di abbigliamento strutturato per la protezione del motociclista.
DE20021066U1 (de) 2000-12-13 2001-05-03 Trw Repa Gmbh Aufblasbarer Seiten-Gassack für ein Fahrzeuginsassen-Schutzsystem
US6920647B2 (en) * 2000-12-22 2005-07-26 Izaak A. Ulert Hip protector
EP1349751A4 (en) 2001-01-09 2007-05-02 Kolon Inc AIRBAG AS LATERAL CURTAIN AND METHOD FOR MANUFACTURING SAME
US6766535B2 (en) * 2001-01-12 2004-07-27 John Duhamell Inflatable safety vest
SE523328C2 (sv) 2001-02-06 2004-04-13 Fov Fabrics Ab Uppblåsbar luftsäck och förfarande att tillverka sådan
FR2822028A1 (fr) 2001-03-19 2002-09-20 Elez Jose Morcillo Dispositif de securite integre dans un vetement notamment un anorak gonflable, une veste gonflable, un blouson gonflable ou combinaison de survie gonflable
US20020140218A1 (en) 2001-03-29 2002-10-03 Beasley Alonzo W. One-piece woven airbag
US6502853B2 (en) 2001-04-17 2003-01-07 Milliken & Company Low permeability airbag and method
JP2002317315A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Prop:Kk 人体用保護衣
US6742805B2 (en) 2001-05-02 2004-06-01 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Multi-layered inflatable curtain
JP2002331894A (ja) 2001-05-09 2002-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd エアバッグ装置および車両事故検出装置
JP2002362280A (ja) 2001-06-01 2002-12-18 Toyoda Gosei Co Ltd 頭部保護エアバッグ装置
EP1964726B1 (en) 2001-07-03 2010-07-14 Delphi Korea Limited Liability Company Side airbag for automobile and method of folding the same
US6908528B2 (en) 2001-08-02 2005-06-21 Reeves Brothers, Inc. Laminate composite fabric
DE10141437A1 (de) 2001-08-23 2003-02-20 Breed Automotive Tech Luftsack und Verfahren zum Herstellen eines Luftsackes
US6857136B1 (en) 2002-09-27 2005-02-22 Simula, Inc. Inflatable head and neck support collar
US6796865B2 (en) * 2001-12-06 2004-09-28 Ingo Raithel Inflatable insulation incorporating pressure relief means
US6712389B2 (en) 2002-02-01 2004-03-30 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Air bag with tether
US6659046B2 (en) 2002-02-11 2003-12-09 Linda Anne Schmid Inflatable, split Elizabethan collar
US6713131B2 (en) 2002-04-08 2004-03-30 Dow Corning Corporation Methods of coating fabrics with emulsions of elastomeric polymers and polyurethane dispersions
US6757916B2 (en) 2002-08-28 2004-07-06 Mustang Survival Corp. Pressure applying garment
US7017942B2 (en) 2002-10-01 2006-03-28 Trw Inc. Inflatable vehicle occupant protection device with grab handle
US7150048B2 (en) 2002-12-18 2006-12-19 Buckman Robert F Method and apparatus for body impact protection
US6889451B2 (en) 2003-04-23 2005-05-10 Mike, Inc. Fluid system with internal filter
US6986605B1 (en) 2003-04-23 2006-01-17 Exopack-Technology, Llc Multiwall vented bag, vented bag forming apparatus, and associated methods
US7033237B2 (en) 2003-05-26 2006-04-25 The Life Belt S.R.L. Inflatable safety apparatus
ITMI20030380U1 (it) 2003-08-06 2005-02-07 Colombo Antonio Primo Dispositivo pneumatico indossabile di protezione individuale e relativo capo di abbigliamento
DE10352666B3 (de) 2003-11-11 2005-04-14 Trw Occupant Restraint Systems Gmbh & Co. Kg Gassack
US7305715B2 (en) 2003-12-29 2007-12-11 Harry J. Orsos Bathing suit with flotation survival feature
SE0400271D0 (sv) 2004-02-10 2004-02-10 Gambro Lundia Ab A fluid bag, use of one or more fluid bags and a system including one or more fluid bags
US20050197480A1 (en) 2004-03-05 2005-09-08 Temple Rodger G. Barrier coating comprising a polyurethane dispersion and elastomeric material
WO2005094620A1 (en) 2004-04-02 2005-10-13 Fabio Ciliegi Protective ski-suit, particularly against damages caused by avalanches or snowslides
US6997218B1 (en) 2004-04-08 2006-02-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Inflatable body armor system
JP3104644U (ja) * 2004-04-14 2004-10-07 株式会社バナナクラブ スポーツウェア
CA2507779C (en) 2004-05-21 2012-01-31 National Research Council Of Canada Primer composition and uses thereof
US7549672B2 (en) 2004-05-27 2009-06-23 Toyoda Gosei Co., Ltd. Side airbag device
CH697172A5 (de) 2004-06-04 2008-06-25 Christian Koeppel Dr Med Airbag für Kleidungsstücke.
ITTV20040073A1 (it) 2004-06-24 2004-09-24 Alpinestars Res Srl Indumento con nuovo sistema di ventilazione.
WO2006020593A1 (en) 2004-08-09 2006-02-23 Camelbak Products, Llc Convertible hydration system
US7841344B2 (en) 2004-11-19 2010-11-30 Schlosser Sara E Jacket and method for surviving an avalanche
US20080000029A1 (en) 2005-02-08 2008-01-03 Rapid Air Llc (A Wisconsin Limited Liability Company) Multiple chamber foam air mattress
JP4616025B2 (ja) 2005-02-09 2011-01-19 本田技研工業株式会社 車両用エアバッグ装置
JP2006257614A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kenji Takeuchi 人体保護具
JP4622691B2 (ja) 2005-06-14 2011-02-02 タカタ株式会社 エアバッグ、その製造方法、エアバッグ装置及び車両
US20060292950A1 (en) 2005-06-23 2006-12-28 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Inflatable vehicle occupant protection device construction
US7971899B2 (en) 2005-07-26 2011-07-05 Nxgen Technologies, Inc. Side curtain airbag
JP4670531B2 (ja) 2005-08-02 2011-04-13 タカタ株式会社 エアベルト及びエアベルト装置
US20070040368A1 (en) 2005-08-15 2007-02-22 Safety Components Fabric Technologies, Inc. One-piece woven airbag with tethers
US7713890B2 (en) 2005-08-23 2010-05-11 Milliken & Company Flexible sheet-like composites
EP1767108A1 (de) 2005-09-21 2007-03-28 Hajdar Ademaj Aufblasbares Schutzkleidungsstück
CN101389509B (zh) 2005-12-12 2011-06-08 高地工业公司 涂覆有热塑性材料并热封接的气囊
FR2895645B1 (fr) 2005-12-30 2008-07-18 Thuasne Soc Par Actions Simpli Dispositif de protection du rachis cervical d'un individu et collier correspondant
KR100808475B1 (ko) 2006-04-13 2008-03-03 김월성 에어 매트리스
DK200600130U3 (da) 2006-05-05 2007-08-24 Presenco As Hoppepude
JP5277520B2 (ja) 2006-06-01 2013-08-28 タカタ株式会社 エアバッグジャケット
US7951437B2 (en) 2006-09-22 2011-05-31 Milliken & Company Multilayer film dry lamination of airbag fabrics
ITRM20060548A1 (it) 2006-10-12 2008-04-13 Dainese Spa Dispositivo gonfiabile per la protezione personale e indumento comprendente lo stesso
TW200835737A (en) 2006-11-01 2008-09-01 Dow Global Technologies Inc Polyurethane compositions and articles prepared therefrom, and methods for making the same
EP2527375B1 (en) 2006-12-21 2021-06-09 Dow Global Technologies LLC Functionalized olefin polymers, compositions and articles prepared therefrom, and methods for making the same
US20080169631A1 (en) 2007-01-17 2008-07-17 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Laminated inflatable vehicle occupant protection device construction
JP4931624B2 (ja) 2007-01-31 2012-05-16 本田技研工業株式会社 エアバッグジャケット
PL1967422T3 (pl) 2007-03-08 2012-09-28 Nitto Switzerland Ag Poduszka powietrzna
US8142869B2 (en) 2007-09-27 2012-03-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Coated base fabric for airbags
US8151486B2 (en) 2008-05-20 2012-04-10 Nike, Inc. Fluid-filled chamber with a textile tensile member
EP2294102B1 (en) 2008-06-30 2013-08-21 Dow Global Technologies LLC Polyolefin compositions and articles prepared therefrom and methods of making the same
JP4441575B2 (ja) 2008-07-24 2010-03-31 株式会社悠心 逆止機能ノズルを備えるフレキシブル包装袋および液状物充填包装構造体
EP3812493A1 (en) 2008-08-07 2021-04-28 INVISTA Textiles (U.K.) Limited Airbag fabrics woven from slit-film polymeric tapes
US7651118B1 (en) 2008-08-30 2010-01-26 Bradford Industries, Inc. Polyvinyl chloride coated fabrics for use in air bags
US20100129575A1 (en) 2008-08-30 2010-05-27 Veiga Manuel J Polyvinyl chloride coated fabrics for use in air bags
WO2010067393A1 (en) 2008-12-09 2010-06-17 Dainese S.P.A. Protection device including an inflatable member
WO2010067289A2 (en) 2008-12-09 2010-06-17 Dainese S.P.A. Garment adapted to be associated to a device for the personal protection of a user
ITVE20080095A1 (it) 2008-12-31 2010-07-01 Rg Equipe Di Golin Roberto & C S A S Struttura tessile multistrato gonfiabile per la realizzazione di capi di abbigliamento protettivi.
US9079558B2 (en) 2009-01-16 2015-07-14 Global Safety Textiles, Llc Coated airbag
DE102009016050A1 (de) 2009-04-02 2010-10-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Auflage für einen Sitz
WO2010125828A1 (ja) 2009-04-30 2010-11-04 東レ・ダウコーニング株式会社 ポリウレタンおよびその製造方法、マスターバッチ、インキ用バインダー、インキ組成物、成形用熱可塑性重合体組成物、成形体、複合成形体およびその製造方法
SI2437627T1 (sl) 2009-06-05 2014-06-30 Alpinestars Research Srl Sistem zračnih blazin za motoriste
ITVR20090212A1 (it) 2009-12-04 2011-06-05 Dainese Spa Dispositivo di adattamento di taglia ed articolo indossabile includente tale dispositivo
ITVR20100114A1 (it) 2010-05-28 2011-11-29 Dainese Spa Contenitore per liquidi ed indumento incorporante tale contenitore
IT1402307B1 (it) 2010-10-05 2013-08-28 Dainese Spa Componente d'arredo
JP5505296B2 (ja) 2010-12-28 2014-05-28 豊田合成株式会社 エアバッグ
ITVR20110135A1 (it) 2011-06-30 2012-12-31 Dainese Spa Dispositivo di protezione.
DE102011121724A1 (de) 2011-12-20 2013-06-20 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Gassack für eine Personenschutzeinrichtung

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538405A (ja) * 1999-02-27 2002-11-12 ケアー,アンドリュー,ロバート,イングランド 防護服
JP2005247189A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Ashimori Ind Co Ltd エアバッグ装置
JP2007076497A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Honda Motor Co Ltd 乗員離脱検知装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170036746A (ko) * 2014-07-25 2017-04-03 엑스-테크날러지 스위스 게엠베하 보호 요소들을 구비한 하나 이상의 찰과상 예방 구역을 포함하는 직물 의복 피스, 그리고 직물 의복 피스의 제조 방법
KR102587801B1 (ko) 2014-07-25 2023-10-10 엑스-테크날러지 스위스 게엠베하 보호 요소들을 구비한 하나 이상의 찰과상 예방 구역을 포함하는 직물 의복 피스, 그리고 직물 의복 피스의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US8910319B2 (en) 2014-12-16
WO2010067289A3 (en) 2010-09-16
JP5557847B2 (ja) 2014-07-23
US20150074882A1 (en) 2015-03-19
EP2412257A2 (en) 2012-02-01
WO2010067289A2 (en) 2010-06-17
EP2373188A2 (en) 2011-10-12
DE202009019147U1 (de) 2017-01-26
JP5901696B2 (ja) 2016-04-13
ES2460920T3 (es) 2014-05-16
ES2381709T3 (es) 2012-05-30
US20120023648A1 (en) 2012-02-02
US9554602B2 (en) 2017-01-31
EP2373188B1 (en) 2012-02-08
EP2412257B1 (en) 2014-01-29
JP2014198929A (ja) 2014-10-23
EP2412257A3 (en) 2012-08-01
ATE544362T1 (de) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5901696B2 (ja) 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服
JP5486607B2 (ja) 膨張可能部材を含む保護デバイス
US12121083B2 (en) Standalone wearable protector and protective clothing assembly
EP2217103B1 (en) Personal protection device with inflatable bag and garment including such a device
JP5113731B2 (ja) エアバッグ付きジャケット
US20240008579A1 (en) Airbag pouch incorporated in a backpack or a garment
JP7472774B2 (ja) 着用エアバッグ装置
ITRM20080657A1 (it) Dispositivo di protezione personale ed indumento incorporante tale dispositivo.
CN203015889U (zh) 适于连接用于用户个人保护的装置的服装
WO2024095192A1 (en) Inflatable protective device, wearable protective device comprising such an inflatable protective device and method for effectively deflating such an inflatable protective device after inflation
ITTV20110108A1 (it) Dispositivo di protezione 3d monouso con funzione air-bag, per indumento sportivo, e metodo di produzione

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140404

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140501

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5557847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250