JP2006257614A - 人体保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の保護具の構造は、単に首に嵌めて装着する程度であり、安定して保護することは困難である。特に、オートバイ等の転倒時による頚椎の損傷は、人体に長期間にわたり大きな影響を与えることから、首部を効果的に且つ安定的に保護する信頼性の高い保護具が望まれている。特に首部分を効果的に保護すると同時に顎部の保護をも可能とする新規な構造を実現すると共に、装着性に優れた保護具を提供する。
【解決手段】人体の首の周辺を保護する人体保護具は、首部の周辺を保護する略U字状の気室とその気室を覆うカバー体を備え、人体保護具のカバー体の少なくとも一方の端部には前記気室に連通させたインフレータが取り付けられると共に、カバー体には胴衣またはヘルメットとの着脱手段が設けられている。略U字状の気室及びその気室を覆うカバー体が二つ以上の積層構造で形成され、下層の気室及びその気室を覆うカバー体の両端部には顎部を保護する突出部が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にスキー、スケート、スノーボード、自転車、オートバイ等の転倒や打撃の可能性がある各種のスポーツ等で使用したり、日常生活においても有益な人体保護具に関する。
従来より、各種のスポーツ競技を行う人は転倒した時に備えて防具であるプロテクタを身につけることが知られている。これらのプロテクタの多くは、プロテクタ単体を上着の下で身体に直接、装着するか、または、衣類に埋め込んで縫製した衝撃を吸収する柔軟性のある発泡体や、綿等のような緩衝材から構成されている。
また、人体の局所を保護するような保護具も知られている。例えば、特許文献1の特開2002−294506号には、略U字状の首部の保護具が示されている。(特許文献1参照)。
特開2002−294506号公報
発明が解決しようとする課題
ところが、前述の保護具の構造は、単に首に嵌めて装着する程度であり、安定して保護することは困難である。特に、オートバイ等の転倒時による頚椎の損傷は、人体に長期間にわたり大きな影響を与えることから、首部を効果的に且つ安定的に保護する信頼性の高い保護具が望まれている。
本発明は、特に首部分を効果的に保護すると同時に顎部の保護をも可能とする新規な構造を実現すると共に、装着性に優れた保護具を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
上記の目的を達成するために、人体の首の周辺を保護する人体保護具において、この人体保護具を、首部の周辺を保護する略U字状の気室とその気室を覆うカバー体で形成し、その人体保護具のカバー体の少なくとも一方の端部に気室に連通させたインフレータを取り付け、カバー体には胴衣またはヘルメットとの着脱手段を設けたことを特徴とする。この構造により、極めて簡単な操作で保護具を装着することが可能である。また、インフレータの収納部にも胴衣との着脱手段を設けることで、より安定性を生じさせている。
本発明の人体保護具は、上記の構成において、略U字状の気室及びその気室を覆うカバー体は二つ以上の積層構造で形成される。これにより、単に単一構造の気室から成る保護具の場合に比較して、二重以上に首部の周辺を保護するため、保護効果が増大する。
また、更に上記の構造において、下層の気室及びその気室を覆うカバー体の両端部には顎部を保護する突出部が形成されている。この構造により、首部だけでなく、従来は保護することのできなかった顎部の保護が可能となった。また、この構造により、前記下層の気室及びその気室を覆うカバー体は、前記上層の気室及びその気室を覆うカバー体の部分的な下方向への膨張により上方に向けた反力を得て首部の周辺を十分に覆うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の人体保護具の機能・使用方法について詳説する。
実施例の各図面の如く、本発明に係わる人体保護具は、必要に応じて装着し、人体の首の周辺を保護する人体保護具1であり、図1乃至図4は、本発明に係わる人体保護具の第1実施例を示し、図5乃至図7は、本発明に係わる人体保護具の第2実施例を示し、図8乃至図10は、本発明に係わる人体保護具の第3実施例を示している。
第1実施例の図面の如く、その外観形状は、首部の周辺を保護するに適した略U字状の気室とその気室を覆う柔軟性と伸縮性を有するカバー体2から構成されている。本発明の説明では、簡易的にこのカバー体2と気室を同様に扱っている。このカバー体2の形状は、単に円筒のチューブを略U字状としたものではなく、図示の如く、非膨張時には人体の肩の部分に載せられる程度の扁平な形状となっている。人体保護具1のカバー体2の少なくとも一方の端部には前記気室に対してチューブ4等で連通させたインフレータ3が取り付けられている。
前記インフレータ3は、図示の如く帯状の収納部5により前記カバー体2の一方の端部に垂下されて一体的に固定されている。また、前記カバー体2には、図2の裏面図に図示の如く、胴衣の肩部分へ固定が可能な面ファスナから成る着脱手段8が設けられている。
本発明の人体保護具1は、通常時は、気室内部には空気が充填されていないため、柔軟な布と同様に扱えるため、これを使用するに際しては、カバー体2の開いた部分から軽く首を挿入し、胴衣6に対して着脱手段8にて固定する。仮にカバー体2を保形できる程度に比較的、硬質の材料で形成した場合であれば、略U字状のカバー体2の中央の開口部を押し広げて首を通して装着し、同様に着脱手段8によりカバー体2を胴衣6に取り付ければ良く、極めて簡単な動作で装着固定が可能である。
そして、本発明の実施例では、インフレータ3の起動装置を紐状部材9の牽引により起動される構造としているため、この紐状部材9をオートバイ等の乗り物の適宜個所に固定する。
上記の構成により、転倒等をした場合には、紐状部材9によりインフレータ3が起動するので、カバー体2の内部の気室に空気が導入され、これによりカバー体2が膨張して、図4に図示の如く首部周辺を大きく覆うことができる。この際、着脱手段により肩部分に固定されているため、安定した膨張と共に首部分の周囲を十分に覆うことが可能である。
図5乃至図7に示された構造は、本発明の第2実施例を示している。この実施例では、着脱手段8は、ヘルメット7の下縁の外周面に設けた凹釦と接合する凸釦等を設けた複数のタブで形成されている。
この実施例では、カバー体2はヘルメット7に対して固定されることに成ることから、膨張時にはヘルメット7と一体的に成り、より安全に首部を保護することが可能である。また、肩部分に対しては釦による着脱手段8を設けることもできる。
図8乃至図10に示された構造は、本発明の第3実施例を示している。この実施例では、前記略U字状の気室及びその気室を覆うカバー体2が二つ以上の積層構造、実施例では2層のカバー体2a・2bの積層構造で形成されている。これらのカバー体2a・2bは、相対的位置が変化しないよう、適宜な個所で接合されていることが好ましい。
この実施例の特徴は、単に複数のカバー体2で構成されて、複数箇所に亘り首部の周辺を保護するだけではなく、前記上層の気室及びその気室を覆うカバー体2bの先端部分、つまり両端部には、顎部を保護する、ゴルフクラブのヘッドの様な鉤形状の突出部21が形成されていることである。
詳細に言えば、前記突出部21は、上層のU字状のカバー体2の先端部から膨出させた気室を有しており、この構造により、夫々の気室の膨張時には、先ず上層のカバー体の両方の突出部21が、図8の膨張方向Aのように水平面内でやや回転して相互に接合して顎部を密閉して恰も首部全体を覆う形状となる。
更に、前記下層の気室及びその気室を覆うカバー体2bは、前記上層の気室及びその気室を覆うカバー体2aの部分的な下方向への膨張、つまり、突出部21の膨張により下層の気室及びその気室を覆うカバー体2bの端部が下方向に圧縮されるため、これにより、下層の気室及びその気室を覆うカバー体2bの圧縮されない、主に首部の後側の他の部分は上方に向けた反力を得ることになることから、首部の周辺を十分に覆うことができる。とりわけ首部の背面側は、実施例に図示した程度の大きさで形成することで頭部に至るように覆うことができ、より保護機能を強めることが可能である。
発明の効果
本発明の人体保護具は、前述の如く構成したことにより、人体に極めて簡単に装着できると共に、着脱手段によりヘルメットや胴衣と確りと固定されることから安定的に首部周辺が保護される。特に、多層構造としたものに至っては、顎部から頭部の背面側の全体に亘って保護することが可能な、実用性に優れた発明である。
本発明に係わる第1実施例の人体保護具の正面図 本発明に係わる第1実施例の人体保護具の裏面図 本発明に係わる第1実施例の人体保護具の装着状態の説明図 本発明に係わる第1実施例の人体保護具の膨張時の説明図 本発明に係わる第1実施例の人体保護具の正面図 本発明に係わる第2実施例の人体保護具の装着状態の説明図 本発明に係わる第2実施例の人体保護具の膨張時の説明図 本発明に係わる第3実施例の人体保護具の正面図 本発明に係わる第3実施例の人体保護具の膨張時の説明図 本発明に係わる第3実施例の人体保護具の膨張時における空気流の状態を示す説明図
符号の説明
1 人体保護具
2 カバー体
21 突出部
2a カバー体
2b カバー体
3 インフレータ
4 チューブ
5 収納部
6 胴衣
7 ヘルメット
8 着脱手段
9 紐状部材
A 膨張方向

Claims (5)

  1. 人体の首の周辺を保護する人体保護具であって、前記人体保護具は、首部の周辺を保護する略U字状の気室とその気室を覆うカバー体を備え、該人体保護具のカバー体の少なくとも一方の端部には前記気室に連通させたインフレータが取り付けられると共に、前記カバー体には胴衣またはヘルメットとの着脱手段が設けられていることを特徴とする人体保護具。
  2. 前記略U字状の気室及びその気室を覆うカバー体が二つ以上の積層構造で形成されることを特徴とする請求項1記載の人体保護具。
  3. 前記下層の気室及びその気室を覆うカバー体の両端部には顎部を保護する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の人体保護具。
  4. 前記下層の気室及びその気室を覆うカバー体は、前記上層の気室及びその気室を覆うカバー体の部分的な下方向への膨張により上方に向けた反力を得て首部の周辺を十分に覆うことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の人体保護具。
  5. 前記インフレータの収納部には胴衣との着脱手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の人体保護具。
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