JP3104644U - スポーツウェア - Google Patents

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勝彦 山下
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株式会社バナナクラブ
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Abstract

【課題】劣化しにくく、汗を吸収させずに使用可能であって、非プレー時における見栄えを改善したスポーツウェアの提供。
【解決手段】ウェアの適宜箇所に柔軟性と気密性のある素材で構成したエアバッグ11を配設し、エアバッグに空気を注入するための手動ポンプ14のような空気注入手段と、エアバッグに注入した空気を抜くためのリリース15とを設ける。エアバッグを転倒時に打撲しやすい箇所に設けることにより、プレー中は空気を注入したエアバッグによるクッション効果を得る一方、非プレー時には空気を解放してウェアの見栄えを向上させ持ち運びを容易とする。エアバッグは冷気を遮断し蓄熱性があるので、とくに冬期スポーツ用のウェアに適する。
【選択図】図1

Description

本考案は、スポーツウェアに係り、とくに転倒事故が多いウィンタースポーツ用のウェアに関する。
スポーツは、どのような種類のものであれ衝突や転倒によって打撲することが多い。衝突や転倒による打撲の被害を最小限に抑えるため、例えば剣道やアイスホッケーのような競技では防具やプロテクタを用いるし、バレーボールのような競技では関節部分の擦傷を抑えるサポータ類を装着する。
一方、冬期のスポーツ、例えばスノーボードやスキーは、初心者に限らず上級テクニックを身につけているプレーヤーでも転倒する確率が少なくない。このため、冬期スポーツ用の各種のプロテクタ類が提案されており、転倒時の打撲等を最小限に抑え大きな事故を未然に防止する工夫がなされている。
例えば、特開平09−299540には、スノーボード等における転倒時の腰回りの保護のためのヒップガードが提案されている。これはパッドを大腿骨上部の大転子(腰の左右の出っ張った骨)の部分に装着する提案である。また特開平10−085379および特開平10−099479には、スノーボードの転倒時に後頭部を保護するプロテクタ(クッション材)を配する技術が提案され、特開平10−248863には手関節に装着するバネ利用のプロテクタが提案されている。
特開平09−299540号公報 特開平10−085379号公報 特開平10−099479号公報 特開平10−248863号公報
従来提案されているプロテクタは、転倒時の衝撃を緩和する機能はあるが、例えば発泡樹脂のような樹脂系クッション材を用いるため経年劣化が激しいだけでなく、汗を含み異臭を放ちやすいという問題がある。
また、従来のプロテクタ類はウェアと別体の製品であるため、装着したままでは装着部分が膨らんだように見えて恰好が悪いし、取り外すと余分な荷物となって持ち運びが煩わしいうえ、紛失する可能性も少なくない。
そこで、本考案の目的は、経年劣化しにくく、汗を吸収させずに使用可能であって、非プレー時における見栄えを改善することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係るスポーツウェアは、柔軟性と気密性のある素材で構成したエアバッグを配設するとともに、該エアバッグに空気を注入するための空気注入手段と、エアバッグに注入した空気を抜くためのリリースとを設ける。
エアバッグを転倒時に打撲しやすい箇所に設けることにより、プレー中は空気を注入したエアバッグによるクッション効果を得る一方、非プレー時には空気を解放してウェアの見栄えを向上させ持ち運びを容易とする。
請求項2は、エアバッグをスポーツウェアの外素材と内素材の間に配設するものである。プレー中はクッション材として機能するエアバッグは、見栄えの改善の点では出来るだけ目立たないよう配することが望ましい。このためにはウェアの裏側にエアバッグを露出させて設けることもできるし外部から見えないようカバー布地を被せることも出来るが、摩擦等によるエアバッグの摩耗や破損を確実に防止し、ウェアとしての品質を高めるためには、ウェア自体の外布地と内布地の間に挟み込んでエアバッグを配することが望ましい。
請求項3は、空気注入手段を、押圧解放操作によって後段に空気を送り込むことの出来る手動ポンプと、該手動ポンプとエアバッグとを連絡する可撓性のチューブとによって構成するものである。エアバッグに空気を注入するだけならば、水泳用の浮き輪と同様に空気注入口に唇を当てて直接空気を吹き込むこともできるし、別体の手動ポンプを用いることもできる。しかしウェアに予め搭載させた手動ポンプを利用してチューブ経由で空気を注入する方が簡便である。打撲時のダメージを軽減させるためのエアバッグへの空気の注入量はそれほど多くはないので、小型の手動ポンプでも十分に実用価値を発揮するからである。
請求項4は、請求項1〜請求項3に係る考案を適用するスポーツウェアの種類に係るものであり、ジャケット、パンツ、関節用サポータ、頭部用プロテクタ、グローブ、首用プロテクタ、ゴーグルに適用することを例示する。限定列挙ではなく適用可能な主たるスポーツウェアの種類を列挙したものである。例えばパンツにも外履き用のものと内履き用のものがあるとすれば、いずれか一方に適用して良いことは勿論である。
請求項5は、運動用特殊衣服としてのパンツの臀部領域にエアバッグを配するものである。各種のスポーツのうちでも、スノーボードは初心者上級者を問わず転倒する機会が多く、しかも転倒時の事故を軽減するために臀部から接地する機会が多い。またリフトに乗るなど腰かける機会も少なくない。このため、パンツの臀部領域にエアバッグを配し、とくに尾てい骨まわりの打撲のダメージを軽減する。腰かけるときにも気持ちがよい。
本考案に係るスポーツウェアは、エアバッグを使用するので、常時クッション材として膨らんでいる旧来の素材に較べて経年劣化しにくく、汗を吸収しにくい樹脂等の低コスト素材を選択的に利用することも出来る。非プレー時には空気を抜くことが出来るので、ウェアの見栄えを改善できる利点もある。常時装着しているジャケットやパンツのようなウェアに一体的に設けるので、紛失する可能性も確実に低減する。
図1は、本考案に係るスポーツウェアの一例を示すものである。これは、スポーツウェア、例えばスノーボードパンツ10にエアバッグ11を配設したものであり、臀部まわりに適宜数、例えば二つのエアバッグ11を配設する一方、エアバッグ11に対応させて腰まわりに二つの手動ポンプ14と空気解放用のリリース15を設け、エアバッグ11と手動ポンプ14とを、それぞれ柔軟性のある樹脂製のチューブ18によって連絡したものである。リリース15は、エアバッグ11と手動ポンプ14との間に配する。この実施形態では手動ポンプ14と一体に成形し、腰まわりに位置してある。
エアバッグ11を二つに分けて臀部の湾曲部に個別に配するのは、全体をひとつのエアバッグとして構成すると、リフトに腰かけるときなどに違和感が生ずるし無理な力が加わって破損しやすい点を考慮したためである。エアバッグを分割するときは左右の隙間はできるだけ小さく設計することが望ましい。エアバッグ11の面積は大きいほうが望ましいが、尾てい骨まわりに一個の小さなエアバッグを設けるだけでも良い。
エアバッグ11の素材は柔軟性と気密性があるもの、例えばポリウレタンのシート材を重ね合わせて成形する。12は、ポリウレタンのシート材を重ね合わせて溶着させた封密部、13は、空気を入れるためのエア充填部である。転倒時には、エアバッグ11には強い衝撃が加わるため、破損によるエア漏れを確実に防止するためにポリウレタンのシート材はやや肉厚のもの、例えば肉厚1〜3mm程度のものを使用し、外周の封密部(溶着部)12は若干大きめの幅寸法、例えば10mm程度としておくことが望ましい。
エアバッグ11と手動ポンプ14とを連絡するチューブ18は、過剰な余裕長を必要としないので、ほぼ直線を描いてエア充填部13と手動ポンプ14とを連絡するようにしておくことが望ましい。チューブ18の下端部は、先端がエア充填部13に入り込んでいれば良い。なお、チューブ18の下端部(端縁)とエア充填部13とを接続する部分にコネクタ部品を用いても構わないが、出来るだけシンプルな構造でコストを抑えるためにはチューブ18の下端部をエア充填部13の上端近傍に配置させつつ、封密部12を溶着させチューブ18を固定して上下左右への動きを拘束すれば良い。封密部12の幅寸法を10mm前後に設定しておけば、チューブ18は移動不能の状態で完全に固定することが出来る。
小型の手動ポンプ14と空気解放用のリリース15は、一体部品として構成することが望ましい。例えば、図2に示すように、手動によって伸縮運動させることの出来るポンプ本体21の弁体22の下流にリリース15を設ける一方、リリース15を着脱自在のキャップ16によって構成する。空気注入時にはキャップ16を装着しておくことにより、手動によってポンプ本体21から押し出される空気は弁体22を開いてチューブ18の下流へ流れ、エア充填部13を膨らませる。一方、図3に示すように、座った状態でキャップ16の装着を外すと、エア充填部13の空気はチューブ18を上流側(手動ポンプ側)に流れ、リリース15の開口から外気に解放される。19は、エアの吸引開口である。32は、弁体22の回転軸、34は、弁体22の回動を制限するストッパである。
この実施形態で使用するエアの充填・解放用の構成部材、すなわちエアバッグ11、手動ポンプ14、リリース15、チューブ18は、いずれもスノーボードパンツ10の外素材と内素材との間に配して、外部に露出させないようにすることが望ましい。ウェアとしての見栄えを良好にするためである。この場合は、空気の流入流出を可能とするため、少なくとも手動ポンプ14とリリース15を配する腰まわり(ゴムまたはベルトの装着部)の素材は通気性のある生地を使用することが望ましい。腰まわりの素材に通気性がなくても、適用箇所にエアの流動を可能にする部分、例えば孔部やメッシュ生地を設けておけば良いことは当然である。
従って、かかる構成によれば、スノーボードパンツ10の臀部領域に配したふたつのエアバッグ11によって、転倒時の衝撃を確実に低減することが出来る。エアバッグ11は、腰まわりに配した手動ポンプ14に簡単に膨らませる(空気注入)することが出来る。また、腰かけた状態でリリース15のキャップ16を外せば簡単に空気を抜くことが出来るので、パンツ(10)を装着したままでも見栄えに違和感がなく、ファッション上の問題も生じない。エアバッグ11に空気が充填している状態では、腰かけたときに樹脂製のクッション材とは異なる感触、つまりふわふわとした独特の弾力があり、しかもプレー中にも冷熱の遮断効果と蓄熱効果があるので樹脂製のクッション材と比較してもはるかに快適である。
また、エアバッグ11をパンツ(10)の外素材と内素材の間に適宜の配設方法、例えば縫い込み固定してあるので、エアバッグ11は上下左右に動きにくく、破損しにくい耐久性のある構造となる。この実施形態はスノーボードパンツ10を例にとって説明したが、同じパンツ(10)を他のスポーツ、例えばスキー、スケートのような冬期スポーツウェアとして使用できることは当然である。また冬期スポーツでなくても、例えば野球やバレーボールの練習時に打撲防止用のウェアとして用いることが出来る。
なお、エアバッグ(11)の数と素材および形状は本実施形態に限定されない。例えば素材は樹脂以外にも革布地を使用することが出来る。革布地も柔軟性と気密性をもつからである。エアバッグ(11)やチューブ(18)の配設位置は、必ずしもウェアの外素材と内素材の間に限定されない。例えばウェアの内素材側に配しても外観上の問題はないからである。被覆布地によってエアバッグ(11)等の存在を外部から秘匿することも出来る。エアバッグ(11)等が動かないようにウェアに固定しておけば、動きによる損傷劣化ないし破損は防止できる。
運動中の打撲の部位は個人差もあるし種目によって異なる。従って、例えばスノーボードでいえば、関節プロテクタ、頭部プロテクタ、グローブ、首用プロテクタなど、ウェアと一体化して構成することが出来る。肘の関節プロテクタはジャケットの肘部分にエアバッグ(11)を配設すれば良く、膝の関節プロテクタはズボン(パンツ)の膝部分にエアバッグ(11)を配設すれば良い。頭部プロテクタは、従来の頭部プロテクタの樹脂製クッション材に代えてエアバッグ(11)等を装着すればよい。グローブにエアバッグ(11)を配設すれば、手首に対する衝撃を確実に軽減することが出来る。首用プロテクタは、従来製品としては好ましいものが存在しないが、エアバッグ(11)構造とすれば、難易度の高いプレーの練習用としての需要を見込むことが出来る。
実施形態に係るスノーボードパンツの構造を例示する図である。 実施形態に係るエアバッグとリリースの構造を例示する第一の図である。 実施形態に係るエアバッグとリリースの構造を例示する第二の図である。
符号の説明
10 スノーボードパンツ
11 エアバッグ
12 封密部
13 エア充填部
14 手動ポンプ
15 リリース
16 キャップ
18 チューブ
21 ポンプ本体

Claims (5)

  1. スポーツウェアに柔軟性と気密性のある素材で構成したエアバッグを配設するとともに、該エアバッグに空気を注入するための空気注入手段と、エアバッグに注入した空気を抜くためのリリースとを設けることを特徴とするスポーツウェア。
  2. エアバッグはスポーツウェアの外素材と内素材の間に配設することを特徴とする請求項1記載のスポーツウェア。
  3. 空気注入手段は、押圧解放操作によって後段に空気を送り込むことの出来る手動ポンプと、該手動ポンプとエアバッグとを連絡する可撓性のチューブとを備えるよう構成することを特徴とする請求項1または請求項2記載のスポーツウェア。
  4. スポーツウェアは、ジャケット、パンツ、関節用サポータ、頭部用プロテクタ、グローブ、首用プロテクタ、ゴーグルから選択した一であることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のスポーツウェア。
  5. パンツの臀部領域にエアバッグと可撓性のチューブとを配設するとともに、空気注入用の手動ポンプと空気解放用のリリースとを、腰回りの箇所に配する一方、
    少なくともエアバッグとチューブとを、パンツの外素材と内素材の間に配することを特徴とする請求項3記載のスポーツウェア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014198929A (ja) * 2008-12-09 2014-10-23 ダイネーゼ ソシエタ ペル アチオーニ 使用者の個人保護のための装置に関連するように適合された衣服

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