JP2019516795A5 - - Google Patents

Claims (34)

1. 式Ｉの化合物
   
   
   またはその塩を調製するためのプロセスであって、
   （ａ）式１３の化合物
   
   
   またはその塩を、式１４の化合物
   
   
   またはその塩で処理して、式Ｉの化合物を形成する工程と、
   （ｂ）任意で式Ｉの化合物の塩を形成する工程と
   を含み、
   式中、Ｘは、ハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または、式１３の化合物のＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールであり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^１Ｒ^２からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^１およびＲ^２は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択される、
   プロセス。
2. 式１３の化合物またはその塩は、式１４の化合物またはその塩での処理の前に、単離された形態で存在する、請求項１に記載のプロセス。
3. 式Ｉの化合物
   
   またはその塩を調製するためのプロセスであって、
   （ａ）式１３の化合物
   
   を単離する工程と、
   （ｂ）任意で式１３の塩を形成する工程と、
   （ｃ）式１３の化合物またはその塩を式１４の化合物
   
   またはその塩で処理して、式Ｉの化合物を形成する工程と、
   （ｄ）任意で式Ｉの化合物の塩を形成する工程と
   を含み、
   式中、Ｘは、ハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または、式１３の化合物のＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールであり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^１Ｒ^２からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^１およびＲ^２は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択される、
   プロセス。
4. ＸがＣｌまたはＢｒである、請求項１、２または３に記載のプロセス。
5. ＸがＣ_６〜Ｃ_１０アリールオキシである、請求項１、２または３に記載のプロセス。
6. Ｘがフェノキシである、請求項５に記載のプロセス。
7. （ａ）式１１の化合物
   
   またはその塩をニトロ還元系で処理して、第１の混合物を形成することと、
   （ｂ）前記第１の混合物をＸＣ（Ｏ）Ｚで処理して、式１３の化合物またはその塩を形成することと
   を含むプロセスによって、式１３の化合物
   
   またはその塩を調製する工程
   をさらに含み、
   式中、Ｚはハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、および、ＸＣ（Ｏ）ＺのＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールから選択される脱離基であり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^５Ｒ^６からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^５およびＲ^６は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択され、
   ただし、Ｚが置換されていてもよいＣ_１〜Ｃ_６アルコキシ、置換されていてもよいＣ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または置換されていてもよい５員環ヘテロアリールである場合、ＺおよびＸは同一である、
   請求項１〜６のいずれか一項に記載のプロセス。
8. 第２の混合物中で式１３の化合物を形成する工程と、
   前記第２の混合物から式１３の化合物を単離する工程と
   を含む、請求項７に記載のプロセス。
9. 前記第１の混合物は式１２の化合物
   
   またはその塩を含み、前記プロセスは、ＸＣ（Ｏ）Ｚでの処理の前に前記第１の混合物から式１２の化合物またはその塩を単離する工程を含む、請求項７または８に記載のプロセス。
10. 式１２の化合物の塩がフマル酸塩である、請求項９に記載のプロセス。
11. Ｚが塩素または臭素である、請求項７〜１０のいずれか一項に記載のプロセス。
12. 前記ニトロ還元系が金属または金属の化合物を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
13. 前記ニトロ還元系が金属、金属の塩または金属の酸化物を含む、請求項１２に記載のプロセス。
14. 前記ニトロ還元系が、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、ニッケル、銅、鉄、スズ、または亜鉛を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
15. 前記ニトロ還元系が酸を含む、請求項７〜１４のいずれか一項に記載のプロセス。
16. 前記ニトロ還元系が金属水素化物または混合金属水素化物を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
17. 前記ニトロ還元系が、ＬｉＡｌＨ_４、ＮａＢＨ_４、または水素化ジイソブチルアルミニウム（ＤＩＢＡＬ）を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
18. 前記ニトロ還元系がＨ_２を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
19. 前記ニトロ還元系が、水素を提供することができる有機化合物を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
20. 前記ニトロ還元系がシクロヘキセンを含む、請求項１９に記載のプロセス。
21. 前記ニトロ還元系が、Ｐｄ、Ｐｄ／Ｃ、ラネーニッケル、ＰｔＯ_２、Ｆｅ／酸、またはＺｎ／酸を含む、請求項７〜１１のいずれか一項に記載のプロセス。
22. 前記ニトロ還元系がＰｄまたはＰｄ／Ｃを含む、請求項２１に記載のプロセス。
23. 式１０の化合物
    
    
    またはその塩を式５の化合物
    
    またはその塩で処理して式１１の化合物またはその塩を形成することを含むプロセスによって、式１１の化合物またはその塩を調製する工程
    をさらに含む、請求項１〜２２のいずれか一項に記載のプロセス。
24. 式１０の化合物の塩がリンゴ酸塩である、請求項２３に記載のプロセス。
25. （ｉ）請求項１〜２４のいずれか一項に記載のプロセスに従って調製された式Ｉの化合物またはその塩と（ｉｉ）薬学的に許容される担体とを混合して医薬組成物を形成する工程を含む、医薬組成物を調製するためのプロセス。
26. 式Ｉの化合物の塩が硫酸水素塩である、請求項１〜２５のいずれか一項に記載のプロセス。
27. （ａ）式１１の化合物
    
    またはその塩をニトロ還元系で処理して第１の混合物を形成する工程と、
    （ｂ）前記第１の混合物をＸＣ（Ｏ）Ｚで処理して、式１３の化合物
    
    またはその塩を形成する工程と
    を含むプロセスによって、式１３の化合物またはその塩を調製するためのプロセスであって、
    式中、Ｘは、ハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または、式１３の化合物のＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールであり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^１Ｒ^２からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^１およびＲ^２は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択され、かつ
    式中、Ｚはハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、および、ＸＣ（Ｏ）ＺのＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールから選択される脱離基であり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^５Ｒ^６からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^５およびＲ^６は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択され、
    ただし、Ｚが置換されていてもよいＣ_１〜Ｃ_６アルコキシ、置換されていてもよいＣ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または置換されていてもよい５員環ヘテロアリールである場合、ＺおよびＸは同一である、
    プロセス。
28. （ａ）式１２の化合物
    
    を単離する工程と、
    （ｂ）式１２の化合物をＸＣ（Ｏ）Ｚで処理して、式１３の化合物
    
    またはその塩を形成する工程と、
    （ｃ）任意で式１３の化合物を単離する工程と
    を含む、式１３の化合物またはその塩を調製するためのプロセスであって、
    式中、Ｘは、ハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または、式１３の化合物のＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールであり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^１Ｒ^２からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^１およびＲ^２は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択され、
    式中、Ｚはハロゲン、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、および、ＸＣ（Ｏ）ＺのＣ＝Ｏに直接結合した少なくとも１つの窒素を含有する５員環ヘテロアリールから選択される脱離基であり、それぞれは、Ｃ_１〜Ｃ_６アルキル、Ｃ_１〜Ｃ_６ハロアルキル、ハロゲン、ＣＮ、ＯＨ、Ｃ_１〜Ｃ_６アルコキシ、およびＮＲ^５Ｒ^６からなる群から独立して選択される１つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、Ｒ^５およびＲ^６は水素およびＣ_１〜Ｃ_６アルキルからそれぞれ独立して選択され、
    ただし、Ｚが置換されていてもよいＣ_１〜Ｃ_６アルコキシ、置換されていてもよいＣ_６〜Ｃ_１０アリールオキシ、または置換されていてもよい５員環ヘテロアリールである場合、ＺおよびＸは同一である、
    プロセス。
29. （ａ）式１１の化合物
    
    をニトロ還元系で処理して、式１２の化合物
    
    またはその塩を形成する工程と、
    （ｂ）式１２の化合物またはその塩を単離する工程と
    を含む、式１２の化合物またはその塩を調製するためのプロセス。
30. 式Ｉの化合物
    
    
    
    またはその塩を調製するためのプロセスであって、
    （ａ）式１３の化合物
    
    
    またはその塩を式１４の化合物
    
    
    
    またはその塩で処理して、式Ｉの化合物を形成する工程と、
    （ｂ）任意で式Ｉの化合物の塩を形成する工程とを含み、
    式中、Ｘは、フェノキシである、
    プロセス。
31. 前記式１３の化合物またはその塩が、前記式１４の化合物またはその塩の処理の前に単離された状態で存在する、請求項３０に記載のプロセス。
32. 式Ｉの化合物
    
    
    
    またはその塩を調製するためのプロセスであって、
    （ａ）式１３の化合物
    
    
    
    を単離する工程と、
    （ｂ）任意で式１３の塩を形成する工程と、
    （ｃ）式１３の化合物またはその塩を式１４の化合物
    
    
    
    またはその塩で処理して、式Ｉの化合物を形成する工程と、
    （ｄ）任意で式Ｉの化合物の塩を形成する工程と
    を含み、
    式中、Ｘは、フェノキシである、
    プロセス。
33. （ａ）式１２の化合物
    
    
    
    を単離する工程と、
    （ｂ）式１２の化合物をＸＣ（Ｏ）Ｚで処理して、式１３の化合物
    
    
    
    またはその塩を形成する工程と、
    （ｃ）任意で式１３の化合物を単離する工程と
    を含む、式１３の化合物またはその塩を調製するためのプロセスであって、
    式中、Ｘは、フェノキシであり、ＺはＣｌである、
    プロセス。
34. さらに、（ａ）式１１の化合物
    
    
    
    またはその塩をニトロ還元系で処理して第１の混合物を形成する工程と、
    （ｂ）前記第１の混合物をＸＣ（Ｏ）Ｚで処理して、式１３の化合物またはその塩を形成する工程と
    を含むプロセスによって、式１３の化合物またはその塩を調製するためのプロセスをさらに含む、請求項３０〜３３のいずれか一項に記載のプロセスであって、
    式中、Ｘは、フェノキシであり、ＺはＣｌである、
    プロセス。