JP2002308611A - グラファイト層状シ−ト物及びその製造方法 - Google Patents
グラファイト層状シ−ト物及びその製造方法Info
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Abstract
向グラファイト層状シ−ト物及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 高配向性を付与する成分を存在させたポ
リイミドフィルム炭素化物またはそれ自体が高配向性で
あるポリイミドフィルム炭素化物を不活性雰囲気中で高
温熱処理するグラファイト化処理によって得られ、SE
Mによる断面観察によってグラファイト層状構造を有す
る高配向グラファイト層状シ−ト物。
Description
イト層状シ−ト物及びその製造方法に関し、さらに詳し
くは層状構造を有し柔軟性および靭性を持つ高配向グラ
ファイト層状シ−ト物及びその製造方法に関する。本発
明の高配向グラファイト層状シ−ト物は、電気伝導体と
してあるいは熱伝導体として放熱材、均熱材に利用され
る。
として使用する技術が提案されている。これにはセルロ
−ス、熱硬化性樹脂、ピッチタ−ルを前駆体に用いたも
のが多い。また、グラファイトの製造方法として、特開
昭61−275114号公報、特開昭61−27511
5号公報、特開昭61−275117号公報になど特定
の耐熱性高分子フィルムを熱処理するグラファイトの製
造方法が開示されている。
高電気伝導性等を有するため、工業材料として重要な地
位を占め、ガスケット、電極、発熱体、構造材として広
く使用されている。中でも高配向性グラファイトはX線
や中性子線に対する優れた分光、反射特性を有するた
め、X線や中性子線のモノクロメ−タ−、あるいはフィ
ルタ−として広く用いられている。
としては、天然に産するものを使用するのが一つの方法
であるが、良質のグラファイトは生産量が非常に限られ
ており、しかも、取り扱いにくい粉末状、またはリン片
状であるため、人工的にグラファイトを製造することが
行われている。
製造方法としては、気相中での炭素化水素ガスの高温分
解沈積と、その熱間加工による方法があり、圧力を印加
しつつ3400℃で長時間再焼鈍することによりグラフ
ァイトを製造する。
は、高配向性グラファイト(HOPG)と呼ばれ、天然
の単結晶グラファイトと比較して優れた特性を有してい
る。しかし、この製造方法は製造工程が極めて複雑であ
り、かつ歩留りも著しく低く、その結果、製造された高
配向性グラファイトは極めて高価なものであった。
ファイトシ−トを直接的に得る方法として、特公平1−
49642号公報が知られている。このシ−トは、芳香
族系ポリイミドフィルムを窒素やArなどの不活性ガス
雰囲気中で予備熱処理を行い、その後、さらに同じく不
活性ガス雰囲気中で、ある昇温速度で高温熱処理を行う
ことによって得られる。
時の昇温速度等の焼成条件を制御することによって、焼
成後の厚さを制御したグラファイトシ−トを作製するこ
とができる。しかしながら、この製法では焼成条件を最
適に制御できないと、焼成後のグラファイトはシ−ト形
状とならなかったり、柔軟性をもたせることが困難とな
る場合がある。
状構造を有し柔軟性および靭性を持つ高配向グラファイ
ト層状シ−ト物及びその製造方法を提供することであ
る。
付与する成分を存在させたポリイミドフィルム炭素化物
またはそれ自体が高配向性であるポリイミドフィルム炭
素化物を不活性雰囲気中で高温熱処理するグラファイト
化処理によって得られ、SEMによる断面観察によって
グラファイト層状構造を有する高配向グラファイト層状
シ−ト物に関する。
分を存在させたポリイミドフィルムまたはそれ自体が高
配向性であるポリイミドフィルムを不活性ガス雰囲気下
で比較的低温で焼成することにより炭素化膜とし、これ
をさらに高温でグラファイト化する高配向グラファイト
層状シ−ト物の製造方法に関する。
列記する。 1)グラファイト層間に間隙を有し柔軟性、靭性を併せ
持つ前記の高配向グラファイト層状シ−ト物。 2)厚みが、出発材料であるポリイミドフィルムの厚み
以下である前記の高配向グラファイト層状シ−ト物。 3)異なる配向性を有する複数枚のポリイミドフィルム
を重ね合わせて得られる、結晶サイズが厚み方向で分布
を持つ前記の高配向グラファイト層状シ−ト物。
ポリイミドフィルム炭素化物が、ボロン成分の粉末をポ
リイミド前駆体溶液に加えてフィルム化してポリイミド
フィルム中に存在させるか、あるいはポリイミドフィル
ムの炭素化物の段階でボロン成分の粉末を添加して存在
させることによって得られるものである前記の高配向グ
ラファイト層状シ−ト物。 5)ポリイミドフィルムが、3,3’,4,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物とp−フェニレンジア
ミンを含有する芳香族ジアミンとから得られるものであ
る前記の高配向グラファイト層状シ−ト物。
レス(HIP)を用いて行われる前記の高配向グラファ
イト層状シ−ト物。 7)ポリイミドフィルムを不活性ガス雰囲気下で100
0〜2000℃で焼成することにより炭素化膜とし、こ
れを2600〜3000℃でグラファイト化する前記の
高配向グラファイト層状シ−ト物の製造方法。
80μmで、高配向性を付与する成分を存在させたポリ
イミドフィルムまたはそれ自体が高配向性であるポリイ
ミドフィルムを出発材料とする。前記のポリイミドフィ
ルムは、ポリイミド前駆体フィルムを熱イミド化および
/または化学イミド化することによって得られる。前記
のポリイミド前駆体とは、テトラカルボン酸成分と芳香
族ジアミン成分とを重合して得られたポリアミック酸あ
るいはその部分的にイミド化したものであり、化学イミ
ド化剤の不存在下あるいは存在下に熱処理(熱処理或い
は化学処理)してポリイミドとすることができるもので
ある。
ミン成分とは、有機溶媒中に大略等モル溶解、重合し
て、対数粘度(30℃、濃度;0.5g/100mL
NMP)が0.3以上、特に0.5〜7であるポリアミ
ック酸であるポリイミド前駆体が製造される。また、重
合を約80℃以上の温度で行った場合に、部分的に閉環
した部分イミド化物であるポリイミド前駆体が製造され
る。
3,3’,4,4’− ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物(以下、s−BPDAと略記することもある)が
好ましく、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸、あるいは3,3’,4,4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸の塩またはそれらのエステル化誘導体であ
ってもよい。ビフェニルテトラカルボン酸成分は、上記
の各ビフェニルテトラカルボン酸類の混合物であっても
よい。
述のビフェニルテトラカルボン酸類の一部を、ピロメリ
ット酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)プロパン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
スルホン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エ−
テル、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)チオエ−
テル、ブタンテトラカルボン酸、あるいはそれらの酸無
水物、塩またはエステル化誘導体などのテトラカルボン
酸類で置き換えてももよい。
ニレンジアミンまたはp−フェニレンジアミンと4,
4’−ジアミノジフェニルエ−テル(オキシジアニリ
ン:ODA)との組み合わせでもよい。4,4’−ジア
ミノジフェニルエ−テルの一部を3,3’−ジメチル−
4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル、3,3’−ジ
エトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルエ−テルで置
き換えてp−フェニレンジアミンと組み合わせてもよ
い。また、前記のジアミン成分としては、、p−フェニ
レンジアミンおよび4,4’−ジアミノジフェニルエ−
テルの一部をジアミノピリジン、具体的には、2,6−
ジアミノピリジン、3,6−ジアミノピリジン、2,5
−ジアミノピリジン、3,4−ジアミノピリジンなどで
置き換えてよい。
のようにして製造することができる。先ず、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とp−
フェニレンジアミンとをN,N−ジメチルアセトアミド
やN−メチル−2−ピロリドンなどのポリイミドの製造
に通常使用される有機極性溶媒中で、好ましくは10〜
80℃で1〜30時間重合して、ポリマ−の対数粘度
(測定温度:30℃、濃度:0.5g/100ml溶
媒、溶媒:N−メチル−2−ピロリドン)が0.3以
上、特に0.5〜7、ポリマ−濃度が10〜35重量%
であり、回転粘度(30℃)が500〜8000ポイズ
であるポリアミック酸(イミド化率:5%以下)溶液を
得る。
ポリアミック酸溶液に、必要であればボロン化合物、例
えば炭化ホウ素などを添加する。また、前記のポリアミ
ック酸溶液にイミダゾ−ル類、特に、1,2−ジメチル
イミダゾ−ルを、特にポリアミック酸のアミック酸単位
に対して0.005〜2倍当量の量含有させてもよい。
を、好ましくはこのポリアミック酸100重量部に対し
て0.01〜5重量部、特に0.01〜3重量部、その
中でも特に0.01〜1重量部の割合で有機リン化合
物、好適には(ポリ)リン酸エステル、リン酸エステル
のアミン塩あるいは無機リン化合物を添加し、さらに好
適には無機フィラ−を、特にポリアミック酸100重量
部に対して0.1〜3重量部のコロイダルシリカ、アエ
ロジル、窒化珪素、タルク、酸化チタン、燐酸カルシウ
ム(好適には平均粒径0.005〜5μm、特に0.0
05〜2μm)を添加してポリイミド前駆体溶液組成物
を得る。
表面を有するガラスあるいは金属製の支持体表面に連続
的に流延して前記溶液の厚み10〜300μm程度、特
に25〜200μmの薄膜を形成し、その薄膜を乾燥す
る際に、乾燥条件を調整し、温度:100〜200℃、
時間:1〜30分間乾燥することにより、固化フィルム
中、前記溶媒及び生成水分からなる揮発分含有量が30
〜50重量%程度、イミド化率が5〜80%程度である
長尺状固化フィルム(自己支持性フィルム)を形成し、
上記固化フィルムを支持体表面から剥離する。
調整して、温度:室温(25℃)〜250℃、時間:
0.5〜30分間程度乾燥する乾燥工程を加えてもよ
い。これらの乾燥工程の少なくとも一部で固化フィルム
の幅方向の両端縁を把持し延伸した状態を保つことによ
って、幅方向(TD)あるいは両方向(MD、TD)に
少し延伸してもよい。
キュア炉内において固化フィルムを高温に加熱して乾燥
およびイミド化を完了させて得ることができる。すなわ
ち、前記のようにして得られた固化フィルムを必要であ
ればさらに乾燥して、乾燥フィルムの幅方向の両端縁を
把持した状態で、キュア炉内における最高加熱温度:4
00〜500℃程度、特に475〜500℃程度の温度
が0.5〜30分間となる条件で該乾燥フィルムを加熱
して乾燥およびイミド化して、残揮発物量0.4重量%
以下程度で、イミド化を完了することによって長尺状の
厚みが1〜80μm、好適には3〜50μmで、高配向
性を有するポリイミドフィルムを好適に製造することが
できる。上記のようにして得られたポリイミドフィルム
を、好適には低張力下あるいは無張力下に200〜40
0℃程度の温度で加熱して応力緩和処理して、巻き取っ
てもよい。
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含む芳香族テ
トラカルボン酸成分とp−フェニレンジアミンを含む芳
香族ジアミン成分とを前記溶媒中で重合させたポリアミ
ック酸の溶液をド−プとして支持体上に流延し、支持体
から剥離した自己支持性フィルムを前記条件で加熱乾燥
することによって、厚み1〜80μmの、特に面配向度
を高く制御されたポリイミドフィルムを得ることができ
る。
イミドフィルムを不活性ガス雰囲気下で1000〜20
00℃で焼成することにより炭素化膜とし、これをさら
に2600〜3000℃でグラファイト化する高配向グ
ラファイト層状シ−ト物を得ることができる。
を、不活性雰囲気下で前記温度範囲内で加熱し、炭素化
すればよい。前記の炭素化における不活性雰囲気とは、
酸素など酸化活性の気体がないことが必要であり、アル
ゴン、ヘリウム、窒素などが適当である。特に炭素化に
は、アルゴンが好ましい。
物がスム−ズに留去するように、またいったん蒸発した
分解物が再び沈着しないように、不活性ガスの気流中で
行うのが好ましい。前記炭素化はポリイミドフィルムが
徐々に炭素化するのが好ましく、昇温速度30℃/分以
下、特に0.5〜30℃/分程度の速度で昇温すること
が好ましい。
に不活性雰囲気下で2600〜3000℃でグラファイ
ト化して、高配向グラファイト層状シ−ト物を得ること
ができる。このとき加熱と同時に圧力を加えながら処理
してもよい。この場合、等方加圧の装置で加熱してもよ
い。等方加圧処理すると、結晶化に伴う収縮に対し等方
的に圧力が追従する為に、初期形状を略保持しながら等
方的に試料全体が収縮するので、前駆体フィルムの形
状、構造のグラファイト層状物を作製したい場合には、
特に好ましい。また、フィルム面に圧力を加える方法と
しては、加熱しながら、耐熱性の多孔板、またはフィル
ムシ−トに挟み込み、炭素化及びグラファイト膜の形状
に整えるのに好適である。例えば、炭素板、炭素フィル
ムに挟むのがよい。
間等方圧プレス装置(HIP)でグラファイト化熱処理
を施し、次いで、さらに一軸方向に1〜20kg/cm
2程度の圧力が加わるようにグラファイト板を積層しH
IPチャンバ−内にセットし、不活性ガスで加圧しなが
ら昇温し、2600度〜3000℃で約1000〜10
000気圧の条件で加熱して、積層物を得ることができ
る。
サイズが大きく、好適には(002)面方向についての
結晶子サイズが90Å(オングストロ−ム)以上、特に
100〜1000Åであり、特にC軸格子定数が6.8
0Å以下、特に6.70Å以下である。
は結晶化度が75%以上、好適には90%以上、特に9
5%以上あり、しなやかで強くしかも柔軟性を有する層
構造であるため、横方向への電気伝導性および熱伝導性
に優れ、電気伝導体としてあるいは熱伝導体として好適
である。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。以下の各例において、フィルムの厚み、格子定数、
結晶化度、結晶子サイズは以下によって求めたものであ
る。
査型電子顕微鏡による断面観察によって測定した。 C軸格子定数 (002)面、(101)面の面間隔より、グラファイ
ト結晶の格子定数を求めた。
て、X線回折を測定し、Ruland法により測定し
た。 結晶子サイズ (002)面、(101)面のピ−クの半値幅より、S
hellerの式に従って求めた。
二無水物(s−BPDA)を、ジアミン成分としてパラ
フェニレンジアミン(PDA)、もしくはPDAとオキ
シジアニリン(ODA)の両方を所定の比で混合したも
のを用い、s−BPDAに対するジアミン成分のモル比
が0.994で且つ該モノマー成分の合計重量が16重
量%になるように1−メチル−2−ピロリドン(NM
P)に溶解し、温度40℃、10時間重合を行ってポリ
イミド前駆体溶液を得た。
基板上に厚みが約15〜180μmになるように流延
し、大気中で80℃から150℃までの熱処理を行いゲ
ル化を行った。その後ゲル化したフィルムをピンテンタ
−に張り直し固定した状態で、大気中にて120℃から
400℃までの熱処理を行うことにより、フィルムの膜
厚み、分子の面配向性、ジアミン組成の異なるフィルム
を数種類作製した。
ルムの作成 酸二無水物として、対称性ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物(s−BPDA)を、ジアミン成分としてパラ
フェニレンジアミン(PDA)を用い、s−BPDAに
対するPDAのモル比が0.994で且つ該モノマー成
分の合計重量が16重量%になるように1−メチル−2
−ピロリドン(NMP)に溶解し、温度40℃、10時
間重合を行ってポリイミド前駆体溶液を得た。この溶液
に、粒径が5ミクロン以下の炭化ホウ素(B4C)粉末
を重量比がポリイミド前駆体の2重量%になる量を投入
し、セパラフラスコ中で十分攪拌し炭化ホウ素粉末分散
ポリイミド前駆体溶液を得た。
基板上に厚みが約20〜80ミクロンになるように流延
し、大気中で80℃から150℃までの熱処理を行いゲ
ル化を行った。その後ゲル化したフィルムをピンテンタ
−に張り直し固定した状態で、大気中にて120℃から
400℃までの熱処理を行うことにより、炭化ホウ素分
散ポリイミドフィルムを得た。
ガス気流中で、通気性の炭素シ−トで両面を挟んで、1
0℃/分の速度で20℃から1400℃まで昇温し、1
400℃で120分保持した。得られたフィルムは光沢
を呈しており、また外観形状は破損も無くフラットで炭
素化前の状態を保持していた。X線回折により得られた
結果では、炭素化膜はわずかに結晶の様相を示し、ル−
ランド法(Ruland)により求めた結晶化度は15
〜40%であった。
置(HIP)でグラファイト化熱処理を施した。炭素フ
ィルムを通気性の炭素シ−トで一枚一枚挟んでHIPチ
ャンバー内にセットした。アルゴンガスで加圧しながら
10〜20℃/分の速度で昇温し、2800度で200
0気圧の条件で1時間保持し、その後は徐々に減圧しな
がら炉冷した。得られたフィルムの外観はHIP処理前
と変わらず形状を保持しており、灰色がかった光沢を呈
していた。このグラファイトフィルムは脆性的ではな
く、柔軟性を有している。特に出発原料フィルムの厚み
が25μm以下であった物は、完全に折り曲げても破壊
しなかった。また、市販の鋏で容易に所望の形状に切断
する事が可能であった。
ゼーション 得られたグラファイトフィルムは、X線回折及び走査型
電子顕微鏡(SEM)観察及び透過型電子顕微鏡(TE
M)観察により評価した。表1にポリイミドフィルムの
製膜条件とグラファイトシ−トの性状を示す。いずれの
フィルムもグラファイト化度は98%以上と評価され
た。
面観察像を図1〜4に示す。グラファイト層状構造が発
達している様子がよく分かる。試料番号2と試料番号4
とを比較すると、炭化ホウ素の添加がグラファイト層状
構造の成長に劇的に効果があることが分かる。これは、
グラファイト化熱処理過程において炭化ホウ素粉末周辺
では液相が出現し炭素原子の拡散、結晶化を容易にする
為であると考えられる。また試料番号5の結果から、高
配向性ポリイミドを与える成分と低配向性ポリイミドを
与える成分とを共重合しても、そのフィルムの面配向性
はたやすくは崩れず、従って炭素化、グラファイト化処
理を行う事で高配向性グラファイトフィルムが得られる
ことが分かる。
た7.5μm厚みのBPDA/PDAポリイミドフィル
ムを4枚積層し、その上下を通気性の炭素シ−トで挟ん
だ状態で1kg/cm2の一軸圧力を加えながら、窒素
ガス気流中10℃/分の速度で20℃から1400℃ま
で昇温し、1400℃で120分保持した。この炭素化
熱処理の後、試料は等方的に20%収縮しながらも外観
形状を保持していた。
P)でグラファイト化熱処理を施した。処理方法は以下
の通りである。まずこの炭素積層体を通気性の炭素シ−
トで挟み、さらに一軸方向に3kg/cm2の圧力が加
わるようにグラファイト板を積層しHIPチャンバー内
にセットした。アルゴンガスで加圧しながら10〜20
℃/分の速度で昇温し、2600度で2000気圧の条
件で1時間保持し、その後は徐々に減圧しながら炉冷し
た。得られた積層体は処理前と変わらず形状を保持して
おり、また、出発ポリイミドフィルムの境目が分から
ず、良好に接着していた。
性および靭性を持つ高配向グラファイト層状シ−ト物を
得ることができる。また、この発明の方法によれば、ポ
リイミドフィルムから任意の結晶子サイズ、厚みの高配
向グラファイト層状シ−ト物を安定的かつ精密に製造す
ることができる。
フィルムのSEMによる断面観察図(倍率:7000
倍)である。
フィルムのSEMによる断面観察図(倍率:2500
倍)である。
フィルムのSEMによる断面観察図(倍率:4000
倍)である。
フィルムのSEMによる断面観察図(倍率:12000
倍)である。
SEMによる断面観察図(倍率:10000倍)であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】高配向性を付与する成分を存在させたポリ
イミドフィルム炭素化物またはそれ自体が高配向性であ
るポリイミドフィルムの炭素化物を不活性雰囲気中で高
温熱処理するグラファイト化処理によって得られ、SE
Mによる断面観察によってグラファイト層状構造を有す
る高配向グラファイト層状シ−ト物。 - 【請求項2】グラファイト層間に間隙を有し柔軟性、靭
性を併せ持つ請求項1記載の高配向グラファイト層状シ
−ト物。 - 【請求項3】厚みが、出発材料であるポリイミドフィル
ムの厚み以下である請求項1記載の高配向グラファイト
層状シ−ト物。 - 【請求項4】異なる配向性を有する複数枚のポリイミド
フィルムを重ね合わせて得られる、結晶サイズが厚み方
向で分布を持つ請求項1記載の高配向グラファイト層状
シ−ト物。 - 【請求項5】高配向性を付与する成分を存在させたポリ
イミドフィルム炭素化物が、ボロン成分の粉末をポリイ
ミド前駆体溶液に加えてフィルム化してポリイミドフィ
ルム中に存在させるか、あるいはポリイミドフィルム炭
素化物の段階でボロン成分の粉末を添加して存在させる
ことによって得られるものである請求項1記載の高配向
グラファイト層状シ−ト物。 - 【請求項6】ポリイミドフィルムが、3,3’,4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とp−フェ
ニレンジアミンを含有する芳香族ジアミンとから得られ
るものである請求項1記載の高配向グラファイト層状シ
−ト物。 - 【請求項7】グラファイト化処理が、熱間等方圧プレス
(HIP)を用いて行われる請求項1記載の高配向グラ
ファイト層状シ−ト物。 - 【請求項8】高配向性を付与する成分を存在させたポリ
イミドフィルムまたはそれ自体が高配向性であるポリイ
ミドフィルムを不活性ガス雰囲気下で比較的低温で焼成
することにより炭素化膜とし、これをさらに高温でグラ
ファイト化する高配向グラファイト層状シ−ト物の製造
方法。 - 【請求項9】ポリイミドフィルムを不活性ガス雰囲気下
で1000〜2000℃で焼成することにより炭素化膜
とし、これを2600〜3000℃でグラファイト化す
る請求項8記載の高配向グラファイト層状シ−ト物の製
造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108398A JP2002308611A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | グラファイト層状シ−ト物及びその製造方法 |
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