JPH11507535A - 腫瘍の成長を抑制する抗体および抗体フラグメント類 - Google Patents

腫瘍の成長を抑制する抗体および抗体フラグメント類

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JPH11507535A JP9502046A JP50204697A JPH11507535A JP H11507535 A JPH11507535 A JP H11507535A JP 9502046 A JP9502046 A JP 9502046A JP 50204697 A JP50204697 A JP 50204697A JP H11507535 A JPH11507535 A JP H11507535A
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Abstract

(57)【要約】 腫瘍治療のための抗EGFレセプター抗体225およびそれらのフラグメントのキメラ化およびヒューマナイズ化物。

Description

【発明の詳細な説明】 腫瘍の成長を抑制する抗体および抗体フラグメント類 本出願は1995年6月7日出願の特許願第08/482,982号の一部継 続出願である1995年12月15日出願の特許願第08/573,289号の 更なる一部継続出願であり、これら両方の開示を本明細書の一部を構成するもの としてここに援用する。発明の分野 本発明はある種の腫瘍細胞の成長を抑制するのに有用な抗体類および抗体フラ グメント類に関する。発明の背景 最近の研究によって、ヒト悪性疾患の病因および進行における成長因子レセプ ター・チロシンキナーゼ類の重要な役割が解明されるに至っている。これら生体 レセプターはそれらを発現する細胞膜中のトランスメンブラン・ドメインにより アンカーされている。細胞外ドメインが成長因子に結合するのである。成長因子 が細胞外ドメインに結合すると、シグナルが細胞内キナーゼ・ドメインに伝達さ れる。このシグナル伝達が、細胞の増殖および分化をもたらす事象に寄与する。 表皮成長因子(EGF)レセプター・ファミリーのメンバーは、重要な成長因 子レセプター・チロシンキナーゼ類である。EGFレセプター・ファミリーで発 見された第1のメンバーは、見掛け分子量約165kDを有する糖蛋白質であっ た。この糖蛋白質は、メンデルソーン[Mendelsohn]らの米国特許第4,943, 533号に記述されており、EGFレセプター(EGFR)として知られている ものである。 EGFRリガンドがEGFレセプターに結合すると細胞の成長につながる。E GFおよびトランスフォーミング成長因子アルファ(TGF−アルファ)はEG FRの2つの公知のリガンドである。 多くのレセプター・チロシンキナーゼ類がヒト腫瘍中に異常に多数発見されて いる。たとえば、上皮起源の多くの腫瘍がそれらの細胞膜上に高レベルのEGF レセプターを発現する。EGFレセプターを発現する腫瘍の例としては、膠芽腫 、ならびに肺、胸、頭および首、ならびに膀胱の癌などがある。腫瘍細胞膜上の EGFレセプターの増幅および/または過発現が予知の難しさに関係する。 腫瘍抗原に対する抗体、特にモノクローナル抗体が可能性のある抗癌剤として 追究されている。それら抗体は多くのメカニズムを通して腫瘍の成長を抑制する 。たとえば、抗体は抗体依存性の細胞毒性(ADCC)または補体依存性の細胞 毒性(CDC)により免疫学的に腫瘍の成長を抑制する。 あるいは、抗体が成長因子のレセプターへの結合に競合することもある。その ような競合がレセプターを発現する腫瘍の成長を抑制する。 別のアプローチでは、毒素を腫瘍抗原に対する抗体に接合させる。抗体部分が その接合体を腫瘍に向かわせ、腫瘍が毒素部分で殺される。 たとえば、米国特許第4,943,533号は、EGFレセプターに結合する 225と呼ばれるマウスモノクローナル抗体について記述している。この特許は カリフォルニア大学に譲渡され、イムクローン・システムズ社[ImCIoneSystems Incorporated]に排他的実施権を供与されている。この225抗体は、培養EG FR発現腫瘍系の成長の抑制、ならびにヌードマウスに異種移植されて成長する これら腫瘍のinvivoでの成長を抑制することができる。しかしながら、第 一相臨床試験では、ヒトに300mgまでのマウス225抗体を投与しても臨床的 応答は観察されなかった。ディブジ[Divgi]ら、J.Natl.Cancer I nst.,83,97−104(1991)参照。マスイ[Masui]ら、Canc er Res.,44,5592−5598(1986)参照。さ らに最近では、225にドキソルビシンまたはシス−プラチンを混成した治療体 系が、マウスに十分に樹立されたヒト異種移植モデルのいくつかに対して治療の 相乗効果を示している。バサルガ[Basalga]ら、J.Natl.Cancer I nst.,85,1327−1333(1993)。 マウスモノクローナル抗体をヒトの治療に使用することの不都合な点は、マウ スIg配列の存在によるヒト抗マウス抗体(HAMA)応答の可能性があること である。この不都合は、マウス(またはその他の非ヒト哺乳類)抗体の全不変部 をヒトの不変部と置き換えることによって低減させることができる。マウス抗体 の不変部をヒトの配列で置き換えることは通常キメラ化(キメライゼーション) と呼ばれている。 このキメラ化プロセスはまた、マウス抗体の超可変部または相補性決定領域( CDR)以外の可変部を、対応するヒト配列で置き換えることによってより効果 的に行うことができる。CDR以外の可変部は、また可変フレームワーク領域( FR)としても知られている。 不変部および非CDR可変部をヒトの配列と置き換えることは、通常ヒューマ ナイズ化(ヒューマナイゼーション)と呼ばれている。このヒューマナイズ化抗 体は、より多くのマウス配列がヒト配列で置き換えられることによって、免疫抗 原性が少なくなる(すなわち、HAMA応答の出現が少ない)。不都合なことに 、ヒト配列に置き換えるマウス抗体の領域が多くなればなるほど、そのコストと 作業はともに増加する。 抗体の免疫原性を減らす別の方法は、抗体フラグメントを使用することである 。たとえば、アバウド−ピラク[Aboud-Pirak]ら、Journal of the National Cancer Institute,80,1605−161 1(1988)による論文では、108.4と呼ばれる抗EGFレセプター抗体 を、抗体フラグメントの抗腫瘍効果と比較している。この腫瘍モデルはヌードマ ウスにおけるKB細胞の異種移植をベースとしたものである。KB細胞は ヒト口腔類表皮癌から得られ、高レベルのEGFレセプターを発現する。 アバウド−ピラク[Aboud-Pirak]らは、抗体および二価F(ab’)2フラグメ ントはともにin vivoでの腫瘍成長を遅らせたが、F(ab’)2フラグメ ントは効果が少なかったことを見出している。この抗体の一価Fabフラグメン トは細胞関連のレセプターへの結合能力は保存されていたが、腫瘍成長を遅らせ ることはなかった。 したがって、効果的かつ安価に生産でき、ヒトに対する免疫原性が少ないかま たは全くなく、腫瘍細胞上に多数発現されるレセプターへの結合能力があり、そ れら成長因子のレセプターに対する結合を遮断する能力を有する改良された抗腫 瘍剤に対する必要性が切望されている。本発明の一目的は、モノクローナル抗体 、抗体フラグメントおよび単鎖抗体の有利な特性を併せ持つそうした新しい抗腫 瘍剤の発見にある。発明の概要 これらおよびその他の目的は、当分野の通常の技術者には明らかとなるように 、抗体の不変部および可変軽鎖が欠失したポリペプチドを提供することにより達 成されたが、このポリペプチドはNYGVH(配列番号:1)、GVIWSGG NTDYNTPFTSR(配列番号:2)、またはVIWSGGNTDYNTP FTS(配列番号:3)のアミノ酸配列を有するものである。このポリペプチド は腫瘍成長を抑制する分子などのエフェクター分子に接合させることができる。 本発明はさらにそれらポリペプチド類をコードするDNAにも関する。 本発明はまた、NYGVH、GVIWSGGNTDYNTPFTSR、または VIWSGGNTDYNTPFTSのアミノ酸配列で構成されたポリペプチド類 も含む。 本発明はまた、ヒト抗体の不変部と、ドキソルビシン、タキソール、またはシ スージアミンジクロロ白金(シスプラチン)などの細胞毒素剤に接合されたモノ クローナル抗体225の可変部を有する分子も含む。本発明はさらに抗体の可変 軽鎖の不変部が欠失したポリペプチド(このポリペプチドはアミノ酸配列NYG VH、GVIWSGGNTDYNTPFTSR、またはVIWSGGNTDYN TPFTSを有する)の有効量をヒトに投与することを特徴とするヒトにおける 腫瘍細胞の成長を顕著に抑制する方法も包含する。別の観点から見た場合、本発 明はアミノ酸配列NYGVH、GVIWSGGNTDYNTPFTSR、または VIWSGGNTDYNTPFTSで構成されたポリペプチドの有効量をヒトに 投与することを特徴とするヒトにおける腫瘍細胞の成長を著しく抑制する方法に 関する。 本発明はさらに、ヒトにおけるEGFレセプターを発現する腫瘍細胞の成長を 顕著に抑制する方法も含む。この方法は、ヒト抗体の不変部とモノクローナル抗 体225の可変部を有する分子の有効量を、化学療法剤などの細胞毒性分子の存 在下および非存在(特に非存在下)の両方において、ヒトに投与することを特徴 とする。図の説明 図1は、ヌードマウスに樹立されたA431腫瘍の異種移植片の成長に対する 225の効果を示す。実験動物の脇腹に107個の細胞を注射した。腫瘍が平均 容積2−300mm3に到達した時点で、PBSまたは1mg/検体の225を、週 2回5週間投与する治療を開始した。腫瘍の容積および緩解指数(Remiss ion Index:RI)は“実施例”部分での説明のようにして決定した。 図2は、ヌードマウスに樹立されたA431腫瘍の異種移植片の成長に対する 225およびキメラ化225(C225)の効果を示す。実験動物には1mg/マ ウスのPBSを、週2回5週間与えた。A:平均腫瘍容積;B:緩解指数。37 日目におけるPBS対照群における明らかな腫瘍の退行は、対照群10匹中の3 匹の死亡と、それに伴う合計腫瘍容積の減少によるものである。 図3は、ヌードマウスに樹立されたA431腫瘍の異種移植片の成長に対する C225の効果を示す。実験動物には1mgのC225またはPBSを、週2回5 週間与えた。C225群の平均腫瘍容積は対照に比べて統計的に有意な生物学的 効果を示した(本文参照)。A:平均腫瘍容積(星印は対照との統計的有意差を 示す)、B:緩解指数。 図4は、ヌードマウスに樹立されたA431異種移植片の成長に対するC22 5の容量応答性である。実験動物には、材料と方法の項に説明するように、PB S、1、0.5、または0.25mg/動物を週2回、5週間与えた。1mg/用量 のC225で治療した動物は、対照に比べて統計的に有意な生物学的効果を示し た(本文参照)。A:平均腫瘍容積(星印は対照との統計的有意差を指す)、B :緩解指数。250μg用量グループの47日目のRIの低下は、明らかに腫瘍 がなかった動物における腫瘍の再発によるものである(このケースでは、C22 5の効果は一時的なものであった)。 図5は、C225ならびにモノクローナル抗体225の重鎖CDR−1と重鎖 CDR−2によるA431細胞の抑制を示す。 図6は、A431細胞のC225−ドキソルビシン接合体の濃度を関数とした in、vivoにおける抑制を示す。 図7は、ヒト前立腺癌細胞に対するEGFR発現のFACS分析である。LN CaP(アンドロゲン依存性ヒト前立腺癌)、DU145およびPC−3(アン ドロゲン非依存性ヒト前立腺癌)、ならびにA431(ヒト類表皮癌)細胞を増 殖フラスコからEDTAにより取り出し、C225で染色したもの。データは抗 原発現の間接的尺度であるMFI(平均蛍光強度)で示した。この図に示されて いる結果は少なくとも5回の実験の結果を表わしている。 図8は、C225によるEGFRのEGF誘発リン酸化の抑制を示す。LNC aP、DU145、およびPC−3単層を、C225の存在下または非存 在下でEGFで刺激した。細胞を溶離し、SDSPAGEに付し、ブロッティン グし、そしてPTyrに対するマウスモノクローナル抗体(レークプラシドのU BI製)を用いてスクリーニングした。レーンA:添加なし(EGFRリン酸化 の基底レベル);レーンB:C225の非存在下、室温で15分間10ng/mlの EGFによりEGFRを刺激;レーンC:10μg/mlのC225の存在下で EGFによりEGFRを刺激したもの。 図9は、樹立されたDU145異種移植片のC225による成長抑制を示す。 マトリゲルに加えたDU145細胞100万個をヌードマウス(オス、nu/nu) に接種した。腫瘍が平均容積約100mm3(20日目)に到達した後、動物を無 作為抽出し(1群当たり10匹)、PBS(対照)またはC225(0.5mg/ 用量、10x)のいずれかで処理した。動物を35日間治療し、さらに3週間追 跡した。腫瘍のない、または小さな腫瘍を抱えたマウスについてはさらに3ヵ月 間維持した。有意性(図3Aに星印で示されている)はスチューデントのT検定 により判定し、p値<0.5で有意性があると認められた。A:平均腫瘍容積; B:PBS群における腫瘍の成長特性;C:C225処理群における腫瘍の成長 特性。 図10は、腫瘍の消失および生存に関するC225の効果である。本検討中に おける腫瘍の完全な消失は緩解指数(RI)で規定した。本研究中の動物の死亡 は治療の失敗と見なし、本分析に含めた。A:緩解指数;B:生存曲線。図10 の白丸および黒丸は図9と同じ意味である。 図11は、キメラC225および再形成ヒトH225抗体のカッパー(κ)軽 鎖の発現用に使用したpKN100哺乳類発現ベクターの概略図である。 図12は、キメラC225および再形成ヒトH225抗体の重鎖の発現用に使 用したpG1D105哺乳類発現ベクターの概略図である。 図13は、M225抗体のカッパー軽鎖可変部のDNA配列(配列番号:4) およびペプチド配列(配列番号:5)である。この情報を得たPCRクローン類 は縮重プライマーMKV4(配列番号:6)(7)を使用して増幅して得た。 図14は、M225抗体の重鎖可変部のDNA配列(配列番号:7)およびペ プチド配列(配列番号:8)である。この情報を得たPCRクローン類は縮重プ ライマーMHV6(配列番号:9)(7)を使用して増幅して得た。 図15は、C225抗体のカッパー軽鎖可変部のDNA配列(配列番号:10 )およびペプチド配列(配列番号:11)である。 図16は、C225抗体の重鎖可変部のDNA配列(配列番号:12)および ペプチド配列(配列番号:13)である。 図17は、L7’CL抗体(28)のカッパー軽鎖からの修飾リーダー配列を 持つC225抗体のカッパー軽鎖可変部のDNA配列(配列番号:14)および ペプチド配列(配列番号:15)である。 図18は、A431細胞表面に発現された上皮成長因子レセプターに対するキ メラC225および再形成ヒトH225(225RKA/225RHA)の結合親 和力を測定するための細胞ELISAの結果の典型的な例である。 図19は、再形成ヒトH225抗体のカッパー軽鎖可変部の第1バージョン( 225RKA)のDNA配列(配列番号:16)およびペプチド配列(配列番号 :17)である。 図20は、再形成ヒトH225抗体の重鎖可変部の第1バージョン(225R HA)のDNA配列(配列番号:18)およびペプチド配列(配列番号:19) である。 図21は、再形成ヒトH225抗体のカッパー軽鎖可変部の2つのバージョン (225RKAおよび225RKB)のアミノ酸配列(配列番号:20)、(配列 番号:21)、(配列番号:22)、(配列番号:23)である。残基はカバッ ト[Kabat]ら(20)にしたがって番号付けした。再形成ヒト・フレームワーク 中に保存されているマウス・フレームワーク残基は太字で示した。 図22は、再形成ヒトH225抗体の重鎖可変部の5つのバージョン(225 RHA、225RHB、225RHC、225RHD、225RHE)のアミノ酸配 列(配列番号:24)、(配列番号:25)、(配列番号:26)、(配列番号 :27)、(配列番号:28)、(配列番号:29)、(配列番号:30)であ る。残基はカバット[Kabat]ら(20)にしたがって番号付けした。再形成ヒト ・フレームワーク中に保存されているマウス・フレームワーク残基は太字で示し た。発明の詳細な説明 本発明はその一面において、抗体の不変部と可変軽鎖が欠失したポリペプチド に関し、当該ポリペプチドはモノクローナル抗体225の第1および第2重鎖の 相補性決定領域を含む。これらの相補性決定領域は以下のアミノ酸配列を有する : CDR−1:NYGVH(配列番号:1) CDR−2:GVIWSGGNTDYNTPFTSR(配列番号:2) 上記の第1および第2相補性決定領域を含有するペプチドは当分野で公知の方 法により得ることができる。たとえば、このポリペプチド類はそのポリペプチド をコードするDNAを適当な宿主中にて発現させ、単離することができる。この DNAは当分野で周知の方法により4つのヌクレオチド類の全部または一部から 化学的に合成することができる。そうした方法としては、Science,23 0,281−285(1985)のカルーサーズ[Caruthers]記述の方法がある 。 このDNAはまたマウスモノクローナル抗体225からも得ることができ、こ れについてはメンデルソーンらの米国特許第4,943,533号に記述されて いる。この抗体はメリーランド州ベセスダの米国基準株保存機関(ATCC)に 、1995年6月7日に寄託されている(寄託番号11935)。抗体の可変重 鎖領域を得る方法は当分野では公知である。そうした方法としてはたとえば、ボ ス [Boss](セルテック社[Celltech])およびカビリー[Cabilly](ジェネンテック 社[Genentech])による米国特許に記載されているものがある。それぞれ、米国 特許第4,816,397号および第4,816,567号参照。 本発明の蛋白質をコードするDNAは、さまざまなクローニングおよび発現ベ クターで広範な種類の宿主細胞に挿入して複製およびリコンビナント蛋白質を発 現させるために使用することができる。宿主は原核生物でも真核生物でもよい。 このポリペプチドは、NYGVH、GVIWSGGNTDYNTPFTSR、 またはVIWSGGNTDYNTPFTSのいずれかを含む。あるいはこのポリ ペプチドは、NYGVH配列と、GVIWSGGNTDYNTPFTSRまたは VIWSGGNTDYNTPFTSの配列のいずれかとを含むものでもよい。 このポリペプチドはまたエフェクター分子に接合することもできる。エフェク ター分子はたとえば、腫瘍成長を抑制したり、ポリペプチドが腫瘍細胞などの細 胞に入らせたり、ポリペプチドを細胞中の適切な場所に向かわせるなど、種々の 有用な機能を果たす分子である。 エフェクター分子としては、たとえば細胞毒性分子を挙げることができる。細 胞毒性分子は蛋白質、あるいは非蛋白質有機化学療法剤とすることができる。好 適な化学療法剤の例としては、たとえば、ドキソルビシン、タキソール、および シスプラチンなどがある。 本発明のポリペプチドへの接合に好適なその他いくつかのエフェクター分子の 例としては、シグナル導入インヒビター類、ラス(ras)・インヒビター類、 および細胞サイクル・インヒビター類がある。シグナル導入インヒビター類の例 としては、ケルセチン[quercetin](グラジエリ[Grazieri]ら、Biochem .Biophs.Acta,714,415(1981));ラベンダスチンA [lavendustin A](オノダ[Onoda]ら、J.Nat.Prod.,52,1252 (1989));およびハービマイシンA[herbimycin A](ウシャラ[Ushara]ら 、Biochem.Int.,41,831(1988))などの蛋白質チロシ ン キナーゼ・インヒビターがある。ラス・インヒビター類としては、ジェームス[J ames]ら、Sience,260,1937(1993)記述のベンゾジアゼピ ン・ペプチド擬似体などのラス・ファルネシレーション・インヒビター類があり 、これは下記の式を有する: (式中、RはHまたはCH3であり、Xはメチオニン、セリン、ロイシン、また はそれらのエステルまたはアミド誘導体である。) 蛋白質および非蛋白質の化学療法剤を当分野で公知の方法によりポリペプチド に接合することができる。そうした方法としては、たとえば、ドキソルビシンの 接合にはグリーンフィールド[Greenfield]ら、Cancer Research ,50,6600−6607(1990)の記述の方法、ならびにプラチナ化合 物の接合にはアーノン[Arnon]ら、Adv.Exp.Med.Biol.,30 3,79−90(1991)およびキセレバ[Kiseleva]ら、Mol.Biol. (USSR),25,508−514(1991)などの方法がある。 本発明はさらにヒト抗体の不変部、ならびにモノクローナル抗体225の超可 変部を有する修飾抗体を含む。これらの修飾抗体は任意に細胞毒素剤などのエフ ェクター分子に接合されてもよい。超可変部以外の可変部はまたヒト抗体の可変 部から導くこともできる。そうした抗体はヒューマナイズ化されたもの(humani zed)と呼ばれる。ヒューマナイズ化抗体を作る方法は当分野では公知である。 方法としてはたとえば、ウインター[Winter]による米国特許第5,225,53 9号に記述されている。 225抗体のヒューマナイズ化の最も完全な方法はCDR移植である。実施例 IVに記述されているように、抗原への結合に直接関与するマウス抗体の補体決 定領域またはCDRがヒト可変部に移植され、“再形成ヒド”可変部を作り出す 。これら完全にヒューマナイズ化された可変部が次にヒト不変部に結合され、“ すべてがヒューマナイズ化された”完全な抗体を作り出す。抗原にうまく結合す る完全にヒューマナイズ化された抗体を作り出すためには、再形成ヒト可変部を 注意深く設計することが必要である。225抗体CDRが移植されるヒト可変部 は注意深く選定しなければならず、通常はヒト可変部のフレームワーク領域(F R)内の重要な位置にいくつかのアミノ酸の変化を創出することが必要である。 設計された再形成ヒトH225可変部は、選択したヒトカッパー軽鎖可変部の FR中に1以下のアミノ酸変更と、選択したヒト重鎖可変部のFR中に12のア ミノ酸変更を含む。これら再形成ヒトH225重鎖およびカッパー軽鎖可変部遺 伝子をコードするDNA配列は、それぞれヒトγ1およびヒトκ不変部遺伝子を コードするDNA配列に結合される。この再形成ヒトH225抗体は次に哺乳類 細胞に発現し、A431細胞表面上に発現されるヒトEGFレセプターへの結合 をマウスM225抗体、ならびにキメラC225抗体と比較して試験する。 抗体の超可変部外の可変部もまたモノクローナル抗体225から誘導される。 その場合、全可変部がマウスモノクローナル抗体225から誘導されるが、この 抗体はキメラ化抗体、すなわちC225と呼はれる。キメラ化抗体を作り出す方 法は当分野では公知である。そうした方法にはたとえば、ボス[Boss](セルテッ ク社[Celltech])およびカビリー[Cabilly](ジェネンテック社[Genentech])の 米国特許に記述されているものがある。それぞれ米国特許第4,816,397 号および第4,816,567号参照。 これら修飾抗体の不変部はヒトクラスのいずれか、すなわちIgG、IgA、 IgM、IgD、およびIgEとすることができる。上記クラスのサブクラス、 たとえばIgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4もすべて好適であるが 、 この中ではIgG1が好ましい。 ポリペプチドへの接合に関して上に挙げたエフェクター分子はいずれもまた本 発明のキメラ化またはヒューマナイズ化抗体に接合することができる。ドキソル ビシン、タキソールおよびシスプラチンが好ましい。 本発明のポリペプチドおよび抗体は有効量をヒトに投与した場合に腫瘍細胞の 成長を顕著に抑制する。最適用量は多くのパラメータ、たとえば年齢、性別、体 重、治療する症状の程度、投与する活性成分、および投与方法などを考慮して医 師が決定することができる。一般的にはEGFレセプターを飽和させることがで きるポリペプチドおよび抗体の血清濃度が望ましい。約0.1nM以上の濃度で通 常十分である。たとえば、100mg/m2のC225用量は約8日分の約20nM の血清濃度となる。 大まかなガイドラインとして、毎週10−300mg/m2の量の抗体用量が与 えられる。血清レベルをEGFレセプターを飽和させる濃度以上に保つためには 相当する用量の抗体フラグメントをより頻繁な間隔で使用しなければならない。 投与に好適なルートは、経静脈、皮下、および筋肉内投与である。経静脈投与 が好ましい。本発明のペプチドおよび抗体は薬学的に許容される追加の成分とと もに投与することができる。そうした成分としてはたとえば、前述のような免疫 系刺激剤および化学療法剤などがある。 本発明のキメラ化およびヒューマナイズ化抗体は驚くべきことに、マウス22 5抗体とは異なり、たとえシスプラチン、ドキソルビシン、タキソールおよびそ れらの誘導体などの化学療法剤を含むその他の抗腫瘍剤が存在しない場合であっ ても、ヒトにおける腫瘍成長を顕著に抑制することが突き止められた。顕著な抑 制とは、少なくとも20%、好ましくは30%、そしてさらに好ましくは50% の腫瘍縮退を意味する。最良のケースでは、腫瘍の90%、そして100%もの 縮退が達成される。あるいは、顕著な抑制とはRIが0.3以上、好ましくは0 .4以上、そしてさらに好ましくは0.5以上を意味するとしてもよい。 腫瘍成長の顕著な抑制および/またはRIの増加は多くの形で現れる。たとえ ば、寿命の延長および/またはそれまで激しく進行していた腫瘍成長の安定化と いったことである。 患者に化学療法剤の治療を継続するには副作用が激しすぎるといったケースで は、C225を化学療法剤に置き換えることができ、それらに匹敵する結果を得 ることができる。 たとえば、実施例III−1に示されている結果は、225とC225のin vitroの抑制特性は同程度であるものの、これら抗体のin vivoの効 果は著しく異なることを示している。抗体のアイソタイプは225とC225の 間に見られる差には重要な役割を果たしていない(たとえば、マウスIgG1対 ヒトIgG1)。最近の報告書では、225もC225いずれも補体介在の溶離 を誘発することは全くなく、これら抗体のADCC反応性は種特異性と思われる と報告している。ナラムラ[Naramura]ら、Immunol.Immunothe r.,37,343−349(1993)。したがって、A431異種移植の抑 制が免疫応答によって仲介されたものであったならば、225はADCCに関与 するマウスエフェクター細胞を活性化する能力があることから、抗体としてもっ と作用したはずである。しかし実際はそうはなっていない。 加えて、225またはC225による治療に対する同一群の個々の動物には応 答の様子に差異が見られる。C225単独の場合には1mg用量で完全な腫瘍減退 を誘発させるのに非常に効果的であるのに対し、この用量レベルの225ではご く僅かの効果しか示していない。実施例III−1の実験2および3においては 各検討の最後の時点では約40%の動物に腫瘍がなかった。それらグループで応 答した動物は通常治療プロトコルの開始時点では小さな腫瘍であったが、ここで もまた最初の腫瘍負荷がC225の生物学的効果に一定の役割を果たすことが示 されている。特筆すべきは、225またはC225のいすれかで治療した動物は すべての検討においてPBS対照群と比べて大きな生存特性を示したことである 。 実施例III−2に示されているように、前立腺癌はまたC225による抗E GFR免疫治療の介在に適当な標的である。転移性前立腺癌細胞はTGF−αな らびにEGFRをともに発現するため、末期の前立腺癌は特に好適な標的となる 。 実施例III−2はバイオヒト前立腺癌細胞のEGFRの活性化およびヌード マウスにおける前立腺異種移植の成長に対するC225の生物学的効果を説明す るものである。in vitro実験は、ヒト前立腺癌細胞3系統に対するEG FRの発現レベル、ならびにレセプターの機能活性化を遮断するC225の効果 を判別できるように設計された。図7は、LNCaP(アンドロゲン依存性)お よびPC−3ならびにDU145(アンドロゲン非依存性細胞)に見られるA4 31細胞でのEGFR発現レベルを比較したFACS分析の結果を示している。 PC−3(MFI=135)およびDU−145(MFI=124)細胞は両方 とも、A431細胞(MFI=715)よりもレセプターの発現が約7倍少なか った。MFIは抗原密度の間接的な指標であることから、PC−3およびDU1 45細胞はともにそれぞれ約105レセプターを発現したと考えられる。一方L NCaP細胞は非常に低い表面レセプターの発現(MFI=12)であった。 上記のように、A431細胞によって発現されるEGFRは細胞外添加のリガ ンド(EGF)によって刺激されるが、C225はレセプターの活性化を排除す ることができる。図8は前立腺系における同様の検討結果を示している。LNC aP、PC−3およびDU145に対するEGFの添加はEGFRのリン酸化を 誘発し、これはC225によって極めて効果的に遮断された。これらのデータは C225がリガンドにより活性化されるEGFRシグナル経路を効果的に抑制し 、またin vivoにおける成長に必要なEGFR活性化に対して抗腫瘍活性 を有することを示している。 in vivoにおける腫瘍成長を抑制するC225の能力を、無胸腺ヌード マウスに樹立されたDU145異種移植について試験した。DU145細胞をマ トリゲルと組み合わせて1動物当たり106細胞個接種した。動物の100%が 20日以内に腫瘍を発現した。予備実験において1mg(10x)の用量レベル で顕著な腫瘍抑制を誘発することが示された。これらの検討では、C225は0 .5mg(10x)用量レベルで注射された。 図9に示すように、樹立されたDU145異種移植の成長を顕著に抑制するの に効果的なのはC225だけであった(p<0.5)。全体的な治療効果は34 日目までには明らかとなり、36日目までには対照群と比べて有意となった(図 9A)。擬似物注入群におけるすべての腫瘍は本検討全期間を通じて成長した( 図9B)が、抗体の抗腫瘍効果は本検討期間を通じて認められた(図9C)。P BS処理動物における自然緩解はこのモデルではまったく見られなかったが、C 225処理動物の60%は60日目までは腫瘍がなく(図10A)、さらに抗体 注入の終了後90日間でも腫瘍なしの状態が継続した。加えて、C225群で消 えなかった腫瘍は治療停止後も極めてゆっくり成長した(55日目;図9C)が 、このことはこの抗体の長期持続効果を示唆したものである。治療期間中には生 存曲線に顕著な差は見られなかった(図10B)。 実施例III−2はC225が明らがに、樹立されたEGFR−陽性DU14 5異種移植の成長を抑制する能力があり、治療動物において長期的な腫瘍緩解を 高率で誘発することができることを示している。これらの結果はin vitr oデータでは予測できなかったことである。 DU145細胞と同様のレベルでEGFRを発現するすべての細胞系がC22 5に対してin vivoで応答したわけではない。たとえば、KB細胞(ヒト 類表皮癌)は1細胞当たり約2×105のEGFRを発現し、EGFによるレセ プターの活性化はC225によりin vitroで遮断された。しかしながら KB異種移植片は、樹立されたA431腫瘍を持つ動物の100%において完全 な緩解を誘発させることができるレベルである1mg用量(×10)の C225を含む治療には応答しなかった。驚くべきことに実施例III−2に示 されているように、DU145腫瘍細胞を接種したマウスに対する0.5mg用量 (×10)のC225単独治療では、すべての治療動物において顕著な腫瘍退行 をもたらした。マウスの60%が治療終了後に完全な緩解を示した。C225に よるレセプター活性化の遮断はまた、ヒトにおける転移性前立腺癌の治療、特に 癌の末期段階における臨床的効果を持つ可能性がある。実施例 実施例I 材料 実施例I−1 細胞系および培地 A431細胞を通常通り、ダルベッコの改変イーグル培地および10%胎児ウ シ血清、2mM L−グルタミンおよび抗生物質を添加したハムのF−12培地の 1:1混合物中で増殖させた。 アンドロゲン非依存性および依存性のヒト前立腺癌細胞系(DU145、PC −3およびLNaP)を、ATCC(メリーランド州ロックビル)から入手し、 10%胎児ウシ血清(インターゲン、ニューヨーク州パーチェス)および2mM L−グルタミン(シグマ社)を添加したRPMI 1640培地(ミズーリ州セ ントルイスのシグマ社)中で通常通り維持した。マイコプラズマの存在を確認す るために定期的に細胞をチェックした。実施例I−2 M225およびC225の調製と精製 225抗体をプリスタン・プライム処理したBa1b/cマウス中で腹水とし て増殖させた。腹水液体はHPLC(ABXおよびプロテインG)により精製し 、SDS PAGEにより>95%の純度を有すると判定された。 ヒト臨床用グレードC225を血清を含まない独自の培地中で一ロット300 リットル単位で増殖させた。分離後、濃縮肉汁を一連のクロマトグラフィ・カラ ムを通して精製し、無菌条件下で小瓶に詰めた。純度はSDSPAGEにより >99%と判定された。実施例I−3 ドキソルビシン−C225接合体の調製 C225ドキソルビシン接合体(C225−DOX)をグリーンフィールド[G reenfield]ら、Cancer Research,50,6600−6607(1 990)記述の方法の変法を用いて調製した。即ち、ドキソルビシンを架橋剤P DPH(3−[2−ピリジルチオ]プロピオニルヒドラジド)(ピアース・ケミ カル社[Pierece Chemical Co.])と反応させ、ドキソルビシン13−[3−(2 −ピリジルジチオール)プロピオニル]ヒドラゾン ヒドロクロリドのアシルヒ ドラゾン誘導体を形成させた。C225をN−サクシンイミジル3−(ピリジル ジチオ)プロピオネート試薬でチオール化し、ドキソルビシンヒドラゾンと反応 させて、ヒドラジドならびにジスルフィド結合を含有する接合体を形成させた。 この複合体を中性pHでゲルろ過により精製した。このC225−ドキソルビシン 接合体は中性からアルカリpH(pH7−8)において安定であり、4℃で保存し た。この接合体はpH6で容易に加水分解され、活性ドキソルビシンを放出した。実施例I−4 抗体225のキメラ化 実施例I−4A HおよびL鎖cDNAsのクローニング 225マウスハイブリドーマ細胞系を含む培地を組織培養フラスコ中で1リッ トルに増やした。全細胞RNAを、2−メルカプトエタノールを含むグアニジン イソチオシアネートで洗浄した溶液を溶離し、その溶液をダウンス・ホモジナイ ザーでせん断して細胞DNAを分解し、調製液を10mlの塩化セシウム緩衝剤の 上に広げて調製した。24,000rpmで16時間遠心分離後、ペレットをトリ ス−EDTA(TE)緩衝液中に再懸濁させ、エタノールで沈降させた。ポリA (+)mRNA画分を、オリゴdTセルロースに結合させ溶離させることにより 単離した。cDNAライブラリを、ポリA(+)mRNAをテンプレートとし、 オリゴdTをプライマーとして使用して調製した。第2ストランドは、RNアー ゼHとDNAポリメラーゼIを使用したニック翻訳により合成した。2本鎖DN Aは2mlセファロースG75カラムを通過させて、オリゴdTおよび微量混入物 を取り除いた。精製したDNAを下記配列のポリリンカーに連結させた: 5’−AATTCTCGAGTCTAGA−3’ (配列番号:31) ただしこの配列は、クローニングベクターへの連結のためのEco RI 4塩基 接着性末端、ならびにcDNAsの次の操作のためのXho IおよびXba I の制限部位をコードする。連結されたcDNAは次に5%ポリアクリルアミドゲ ル上の電気泳動によりサイズ選別を行った。適当なサイズの画分(H鎖用には〜 1500bp、およびL鎖cDNA用には〜900bp)をゲル切片がら電気的に溶 離し、Eco RI消化ラムダgt10ファージDNAに連結した。ライブラリ はin vitroで連結産物をパッケージし、リコンビナントファージを大腸 菌株C600 HFL株上に広げることにより作成した。HおよびLのcDNA を含むファージをマウス・カッパーおよびガンマ不変部の放射標識オリゴヌクレ オチドとハイブリダイズし、ファージ・フィルタ・リフトにより同定した。同定 されたファージを制限マップ化した。 最長cDNA挿入を有する単離物を、プラスミドベクター(重(H)鎖可変( V)領域用にはEco RI−Bam HIフラグメント、および軽(L)鎖可変 (V)領域にはEco RI−Hpa Iフラグメント)中にサブクローニングし 、DNAを配列した。このサブクローニングされたフラグメントは完全なV領域 と関連マウス不変(C)領域の小部分を含んでいる。合計8つのL鎖cDNAが 配列決定されたが、これらは4つの異なるmRNAsを表わすものである。同一 のV領域と正しいガンマ1C領域の部分をコードする3つの全長H鎖cDNAs が配列決定された。ガンマ2a配列を含むその他3つの単離物もまた同定された が、これらについてはそれ以上調べなかった。正しいL鎖cDNAを同定するた めに、マウス225抗体のサンプルを先ずSDS還元ゲル電気泳動に よりHおよびL鎖を分離し、膜へブロッティングした後、自動エドマン分解によ って配列決定した。 L鎖用に得られた配列はcDNAの1つと適合した。この単離物をJ5に再配 列したが、VkT2と91%相同性があることが判明した。H鎖V領域はVH 101サブグループVII−1と96%の相同性のあることが判明した。実施例I−4B cDNAの適合化と発現ベクターの構築 V領域は、それぞれの本体をV/C結合部に最も近いユニークな制限部位とV 領域の境界そのものの間の配列をコードする合成DNAデュプレックスに連結す ることにより発現に適するようにした。これに第2の短いイントロン配列を連結 したが、これは連結された後V領域に対する機能的スプライス・ドナー部位を回 復させた。L鎖のイントロンの末端はBam HI部位であり、H鎖イントロン の末端はHind III部位である。次いで適合V領域をにXba I−Bam HIフラグメント(Xba I部位はcDNAクローニングに使われた当初のリ ンカー中にあったもの)として単離し、一方適合H鎖V領域はXho I−Hi nd IIIフラグメントとして単離した。 ヒトカッパーおよびヒトガンマ1不変部を含む発現ベクターpdHL2を適合 L鎖V領域の挿入に使用した。次に得られたプラスミドpdHL2−Vk(22 5)をXba IおよびBam HIで消化し、適合L鎖V領域の挿入に使用した 。得られたプラスミドpdHL2−Vk(225)は次にXho IおよびHi nd IIIで消化し、適合H鎖V領域の挿入に使用した。最終的なベクターを 制限マッピングによりpdHL2−ch225であると同定した。実施例I−4C トランスフェクト・ハイブリドーマ細胞中へのキメラ225の 発現 pdHL2−ch225プラスミドをプロトプラスト融合によりハイブリドー マSp2/0 Ag14細胞中に導入した。プラスミドに寄生しているバクテリ アを増殖させて600nmで0.5の最適密度とし、その時点で増殖を停止させ、 がつプラスミド複製数を増幅させるためにクロラムフェニコールを添加した。翌 日このバクテリアをリゾチームで処理し、細胞壁を取り除き、得られたプロトプ ラストをポリエチレングリコール1500によりハイブリドーマ細胞に融合させ た。融合後、この細胞を抗体中で増殖させて生存バクテリアを殺し、96穴プレ ート上に塗布した。選択培地(メトトレキセート(MTX)を0.1μM含有) を24−48時間後に添加し、発現プラスミド上に存在するマーカー遺伝子(デ ヒドロフォレート・レダクターゼ)の発現を利用して、トランスフェクトされた 細胞だけを増殖させた。 2週間後、いくつかのMTX耐性クローンを得、これらの抗体発現を試験した 。培養上清を、捕捉試薬として抗ヒトIg(Fc特異性)抗体で被覆したウェル に加えた。検出系はHRP接合ヤギ抗ヒトカッパー抗体とした。クローンのほと んどがヒト抗体決定成分を分泌することが突き止められたが、最も高い生産能力 を持つ3つをさらに1μMおよび次に5μMのメトトレキセートで増殖に適する ようにした。SdER6およびSdER14と命名されたこれら系統の2つは高 レベルのMTXでよく増殖を続け、限界希釈によりサブクローニングした。サブ クローンの生産性を、増殖培地中1ml当たり2×105細胞個の細胞接種により テストし、蓄積された抗体を7日目に測定することにより試験した。第1のサブ クローニングがらの最も高い生産能力の2つの系統はSdER6.25とSdE R14.10であった。これらを再びサブクローニングし、最終の3つの候補系 統をSdER6.25.8、SdER6.25.49、およびSdER14.1 0.1と命名した。クローンSdER6.25.8を抗体の発現を根拠として選 択した。実施例I−5 SdER6.25.8から発現されたC225の分析 クローンSdER6.25.8から産生された抗体について、抗体の性質を特 性付けするために検討した。C225抗体を発現するトランスフェクト細胞クロ ーンからの培養上清をテストして、異なるレベルのEGFレセプターを発現する ヒト腫瘍細胞への結合能力を試験した。A431上皮癌細胞(高発現)は強度に 染色されたが、M24黒色腫細胞(1/10の少ないレセプターを発現)は中程 度に染色された。EGFレセプターを発現しない神経芽細胞腫IMR−32は染 色されなかった。実施例I−6 C225抗体のキメラ化の効果 見掛けのKdは、ELISAおよびSPR法によって、それぞれC225につ いては0.1および0.201nM、225については1.17および0.808 nMと判明した(表1)。これらの結果は表1に示す既発表のC225のデータ( Kd=0.39nM)ならびに225のデータ(Kd=0.79nM、Kd=1nM) と同程度であった。これらの抗体は培養A431細胞の増殖を同じ程度に抑制す ることが判明した(表2)。さらに225およびC225はA431細胞中でE GFRのEGF誘発リン酸化を遮断する能力を有した。これらの結果は225の キメラ化が抗体の生物学的特性には影響を与えず、EGFRに対するC225の 相対的な結合親和性を増加させたことを示している。実施例II 方法および検定 実施例II−1 ELISAによる相対親和力の測定 抗体の相対結合親和性は、すでにロッカー[LoKker]ら、J.Immunol. ,146,893−898(1991)に記述されているELISAプロトコル を使用して判定した。即ち、A431細胞(1穴当たり104または105個)を 96穴マイクロ滴定プレート中で一晩37℃で増殖させる。細胞を3.7%中性 緩衝ホルマリンにより室温で10分間固定する。PBSで3回洗浄後、穴をハン タスの平衡塩溶液中に入れた1%ウシ胎児血清により、室温で2時間遮断する。 C225または225を種々の濃度(50nMからスタートする連続稀釈液)で穴 に加える。37℃時間のインキュベーション後、プレートをPBSで十分に洗浄 し、ヤギ抗ヒト抗体(ミズーリ州セントルイスのシグマ社;1:1000)を用 いて37℃で1時間インキュベートする。プレートを洗浄し、クロモゲン TMB(メリーランド州ゲイサーバーグのカークガード&ペリー社[KirKegaard and Perry])を暗所で30分間添加する。呈色反応を1N硫酸により停止させ、 プレートをELISAリーダーで450nmで読み取る。相対結合親和性は1/2 最大ODを与える濃度とした。実施例II−2 表面プラスモン共鳴法(SPR)を使用した225およびC2 25の親和定数 M225およびC225の見掛けの結合親和力をまた、InAcoreTM(ニ ュージャージー州ピスカタウェイのファルマシア・バイオセンサー社[Pharmacia Biosensor];製造者の使用注意書き301およびオシャネシ[O'Shannessy]ら、 Anal.Biochem.,212,457−468(1993))を使用し て求めた。即ち、製造者の説明のように溶解性リコンビナントEGFRをアミノ 基を通じて、センサ・チップ上に固定化する。225とC225のEGFRに対 するリアルタイムの結合パラメータを種々の抗体濃度で確立し、見掛けのKdを BiaevaluationTM2.0ソフトウェアを使用した非線形フィッティ ングにより得た結合速度定数から計算した。実施例II−3 invitroでの225およびC225による細胞増殖抑制 225およびC225のin vitroの抑制活性を、A431細胞(30 0−500/ウェル)を完全増殖培地中、96穴マイクロ滴定プレートに塗布し て測定した。種々の濃度のC225または225を添加(4複製数/1濃度)し た後、プレートを37℃で48時間インキュベートし、24時間3H−チミジン を用いてパルスを印加した。細胞を採取し、フィルタ・マット上に集め、ウォー レス・マイクロベータ[Wallace Microbeta]シンチレーション・カウンターで計 測し、抑制パーセントを求めた。抑制パーセントは、抗体処理細胞の3Hチミジ ン取り込み量と、抗体の存在なしで増殖させた細胞の3Hチミジン取り込み量を 比較した場合の減少度と定義した。実施例11−4 実験動物での検討 無胸腺ヌードマウス(nu/nu;6−8週齢、雌)をチャールス・リバー研 究所[Charles River Laboratories]から入手した。動物(1処置群当たり10匹 )の右脇腹に、0.5mlのハンクス平衡塩類溶液に加えた107個のA431細 胞を接種した。腫瘍が目に見える程度(約7−12日)、および平均容積が15 0〜300mm3に到達するまで観察した。その時点で抗体治療を開始した。治療 は1週間に2回の腹腔内注射(0.5mlのPBS中に種々の濃度で)を5週間に わたり行なった。U1動物にはPBSの注射をした。腫瘍を1週間2回測定し、 その容積を次の式を使用して計算した:π/6×大径×(小径)2。最後の抗体 治療(治療開始後8週間目)の時点で、U1および極端に大きな腫瘍の試験動物 を安楽死させ、その後少なくとも3週間動物を継続観察した。腫瘍のない動物お よび小さな腫瘍の動物についてはさらに2−3ヵ月継続した。それぞれの検討に おける腫瘍成長の統計的分析はスチューデントの両側(two-tailed)T検定を使用 して行なった。抗体は腫瘍成長抑制効果を示したのに加え、多くの動物では完全 な緩解(すなわち、腫瘍なし)となった。この生物学的効果は緩解指数RI、す なわち腫瘍なしのマウスの数/治療群の合計動物数、として定量的に表わした。 試験終了は大きな腫瘍の動物については安楽死の時点、その他の動物については 2〜3ヵ月後とした。治療中に死んだ動物は分析から除外した。たとえば、8匹 の生存動物中完全緩解が1匹の場合はRI=0.125となる。実施例III C225の生物学的活性 実施例III−1 ヌードマウスのA431異種移植の成長を抑制する抗体能力 試験動物には脇腹にA431細胞を接種した。150〜300mm3の腫瘍が7 〜10日目までに現われた。(表3の実験1−4を参照)次に実験動物を無作為 抽出し、PBSまたは225(実験1)の注射、PBS、225、またはC22 5の注射(実験2);およびPBSまたはC225(実験3と4)を注射 した。実験1−3において、実験動物は1mgの抗体(0.5ml PBS中)を週 2回、5週間にわたって投与され、1匹当たりの抗体合計用量は10mgであった 。実験4においては、実験動物は1、0.5、および0.25mg/1回注射で、 それぞれ合計用量が10、5および2.5mgの3つのいずれかの用量を投与され た。腫瘍は週2回、全治療期間にわたり測定した。腫瘍のない動物および小さい 腫瘍の動物については、大きい腫瘍の動物を屠殺後2〜3ヵ月間継続モニタした 。 図1はヌードマウスにおけるA431腫瘍の成長に対する225の効果を示す (実験1)。実験群およびU1群の平均腫瘍容積は同程度であったが(図1A) 、ただ1匹だけ完全な腫瘍緩解が観察された(緩解指数(RI)0.17:図1 Bおよび表3)。225とC225の比較を図2(表3の実験2)に示す。グル ープ間には平均腫瘍サイズに有意差はなかったが、C225で治療した動物はR Iが0.44(すなわち、4/9完全緩解)であったのに対し、225の場合は RIが0.11であった(図2Bおよび表3)。PBS U1群の37日目の明 らかな腫瘍退縮(図2A)はこの時点での3/10動物の死亡のためであり、そ れに伴う全腫瘍容積の減少によるものである。C225については同程度のRI が実験3で見られた(図3B;RI=0.4)。加えて、C225による腫瘍成 長の抑制もまた、PBS処理マウスの異種移植の成長と比較した場合に有意であ った(図3A;32日目以降p<0.02)。 C225を受けた多くの動物が1mg/1回注射レベルで腫瘍の退縮を示したこ とから、最低生物学的有効量が求められた。図4は用量応答実験の結果を示す( 実験4)。1mg/1回注射を受けたすべての動物は完全な緩解となり、抗体注射 を終了後100日以上腫瘍のない状態となった(図4AおよびB;表3)。これ らの結果は、p値が33日目のp<0.006から、59日目にp<0.013 9へと変化し、極めて顕著であった。C225は実験3において顕著な腫瘍退縮 を示した(図3)が、実験2および3において、C225の1mg用量を投与され た動物の約40%が完全緩解した。実験3および4における1mg 用量の効果がU1に対比して平均腫瘍容積を著しく低減させたのは、小さい腫瘍 のマウスをこれらの実験の治療プロトコルの開始時点で使用したことによるもの であろう(152mm3[実験4]および185mm3[実験3]対267mm3[実験 2])。これらのデータはC225の臨床効果が腫瘍負荷に関連することがある ことを示唆している。 実験4の0.5mg用量においては、腫瘍成長の全体的な抑制はPBSおよび0 .5mg群の両方の動物の腫瘍容積が大きく変化しているため、統計的に有意では なかった。しかしながら、RIは0.5mg群については高く(RI=0.63; 図4Bおよび表2)、抗体が個々の実験動物に高い腫瘍応答を誘発したことを示 している。興味深いことに、実験4の0.5mg用量群は実験3の1mg用量群より もRIが高かった。この結果はおそらく腫瘍負荷の影響に帰することができるで あろう。0.5mg用量群の腫瘍の開始時点における平均容量は160mm3であっ たが、個々の動物で腫瘍の大きさには大きな変動があった。小さな腫瘍(<10 0mm3)を持った多くの実験動物はC225の生物効果に最も敏感であった。0 .25mg用量において、平均腫瘍成長はPBS U1よりも大きいように見えた 。これは治療開始時点で大きな腫瘍(760および1040mm3)を持った2匹 の動物を含めたためであり、このため実験4の経過における平均腫瘍容積が増加 した。総体的には、これらのグループ間には顕著な差異は見られなかったが、0 .25mg用量群の1匹(1/8)は検討の終了時点で腫瘍がなかったことが特記 される(RI=0.13)。47日目にRIの低下が見られた。この時点で、明 らかに完全緩解していたマウス1匹に腫瘍が再発した。この唯一のケースにおい て、C225が一時的な生物効果を示しただけであった。この動物は表3には含 めなかった。1mg用量群と同様に、0.5および0.25mg群の腫瘍のない動物 は、PBS対照マウスを屠殺後最低2〜3ヵ月は腫瘍のない状態が維持された。 * スキャッチャートの結果はKd、SPRの結果は見かけのKd、ELISAの 結果は見かけの親和性としてKdの相対測定値で表す。ELISA及びSPRの データ生成については材料と方法の項を参照のこと。 表2に示す結果は、in vitroでA431の成長を抑制する225およ びC225の能力を試験した典型的な実験を示したものである。詳細は上記の通 りである。抑制パーセントは、抗体が存在しない場合の細胞増殖の3−Hチミジ ン取り込み量に対する抗体処理サンプル(4複製数/濃度)の取り込み量の減少 と規定される。 表3は樹立A431腫瘍を有する無胸腺ヌードマウスにおいてPBS、225 、 またはC225を週2回、5週間治療後の完全な腫瘍緩解を比較したものである 。実験4以外の実験動物は0.5ml PBS中1mgの抗体で腹腔内ルートで治療 したが、実験4はマウスに1、0.5、または0.25mg/1回の注射を行った 用量応答実験である。この表は大きい腫瘍を抱えた実験動物(PBS対照 試験 群)を安楽死させた時点のRIを示したものである。完全な緩解または小さい腫 瘍を示した動物はすべて2〜3ヵ月さらに治療を継続した。実験動物の総数の差 は、この実験におけるこれら処理群中のマウスの死亡によるものである。 * 腫瘍のない動物/全生存動物数。示した動物数が違う理由は各種治療法を5 週間行った間に死亡したマウスがあるためで、これらは統計分析には含めなかっ た。 **緩解指数(RI)は、PBS対照マウスと大腫瘍を有する試験動物とを安楽 死させた日に於ける、腫瘍なしのマウス数の割合と定義する。用量レベル0.2 5mgにおける完全緩解はその後腫瘍の再発を示した(日数47)。実施例III−2 ヌードマウスに樹立したヒト前立腺癌異種移植の成長抑制 実施例III−2A C225のDU145、PC−3およびLNCaPへの結 合のFACS分析 DU145、PC−3およびLNCaP細胞に対するEGFレセプターの相対 的発現レベルをFACS分析により測定した。細胞を完全培地中でほぼコンフル エンシーになるまで増殖させ、非酵素的会離緩衝液(シグマ社)を使用してフラ スコから取り出し、100ulの冷H−BSA(1%BSAを含むハンクス平衡 塩溶液)中に1試験管当たり5−10×105個再懸濁させた。試験管に10μ gのC225または無関係の骨髄腫由来ヒトIgG1(カリフォルニア州バーリ ンゲームのタゴ社[Tago])を加え、氷上60分間インキュベートした。冷H−B SAで洗浄後、FITC(カリフォルニア州バーリンゲームのタゴ社[Tago])に 接合したヤギ抗ヒトIgGを加え、さらに30分間氷上で保った。細胞を冷H− BSAで2回洗浄し、1mlのH−BSAに再懸濁させ、コールター・エピックス ・エリート細胞ソーター(フロリダ州ハイアレアのコールター社[Coulter])を 使用して分析した。基底蛍光強度はFITC標識二次抗体だけを使用して決定し 、非特異性蛍光は無関係のアイソタイプコントロールにより規定した。データは 、抗原密度の間接的な尺度である平均蛍光強度MFIで示した。MFIは平均チ ャンネル蛍光に各サンプルの陽性細胞のパーセントを乗じたものである。実施例III−2B PC−3、DU145およびLNCaP細胞のリン酸化検 PC−3、DU145およびLNCaP細胞に対してリン酸化検定を行ない、 これらの細胞により発現されたEGFレセプターが機能を有するが、またC22 5で抑制されたかを判定した。この検定およびウエスタン・ブロット分析はジル [Gill]ら、Nature,293,305−307(1981)の記載に従って 行なった。即ち、DU145、PC−3およびLNCaP細胞を完全培地中で9 0%コンフルエンシーになるまで増殖させ、次いで実験24時間前にDMEM− 0.5%ウシ血清中で栄養素欠乏状態にした。細胞をC225の存在下または非 存在下で室温で15分間EGFで刺激した。次に単層を1mMの バナジウム酸ナトリウムを含む氷冷PBSで洗浄した。細胞を溶離し、SDSP AGEにかけ、次いでウエスタン・ブロット分析を行なった。リン酸化のパター ンはブロットをホスホチロシンに対するモノクローナル抗体(ニューヨーク州レ ークプラシドのUBI社)によりプローブし、次いでECL法(アマーシャム社 [Amersham])を使用して検出することにより判定した。実施例III−2C 動物実験 無胸腺ヌードマウス(nu/nu;6−8週齢、雄;マサチューセッツ州ウイ ルミントンのチャールス・リバー研究所[Charles River Laboratories]の右脇腹 に、0.2mlのマトリゲルを混合した0.2mlのハンクス平衡塩類溶液に加えた 106個のDU145を接種した。腫瘍が目に見える程度(投与後約14〜20 日)、および平均容積が100mm3に到達するまでマウスを観察した。動物の体 重を測定し、無作為に治療群に分けた(1群10匹)。週2回0.5mgのC22 5の腹腔内注射を5週間にわたり投与する抗体治療を開始した。対照動物にはP BSを注射した。予備検討において、ポリクローナルのDU145吸収ヒトIg Gで処理した動物とPBSで処理した動物の間には、DU145異種移植の成長 には顕著な差がないことが確認された。腫瘍を週2回測定し、その容積は次記の 式を用いて計算した:π/6×大径×(小径)2。最終抗体注射(治療開始後8 週間目)の時点で対照動物を安楽死させ、、その後動物を少なくとも3週間継続 観察した。腫瘍のない動物および小さな腫瘍を持った動物についてはさらに2〜 3ヵ月継続した。各検討における腫瘍成長の統計的分析は、シグマスタット(カ リフォルニア州サン・ラファエルのジャンデル社[Jandel])のコンピュータ・プ ログラムを使用して、スチューデントの両側T検定により判定した。p値が<0 .05の場合、有意であるとみなした。実施例III−3 225のCDR領域を含むペプチドの生物活性 本実施例は、225−CDR配列を使用して構築したペプチト類がEGFレセ プターを発現する細胞系統に対して生物活性を有することを示すものである。下 記の配列の6つの一連のペプチドを製作した: 重鎖 CDR−1 NYGVH CDR−2 GVIWSGGNTDYNTPFTSR CDR−3 RALTYYDYEFAYW(配列番号:32) 軽鎖 CDR−1 RASQSIGTNIH(配列番号:33) CDR−2 YASESIS(配列番号:34) CDR−3 QQNNWP(配列番号:35) これらのペプチドを濃度1mg/mlでPBS中に溶解させた。A431細胞を9 6穴プレート中に1ウェル当たり1,000細胞個入れた。ペプチドは種々の濃 度で加えた。キメラC225抗体および無関係のアイソタイプ適合免疫グロブリ ンをそれぞれ陽性および陰性U1として使用した。プレートを37℃で72時間 インキュベートし、一晩3H−チミジンでパルスをかけた。細胞を採取し、液体 シンチレーション・カウンターにより計測した。抑制パーセントは、抗体または ペプチド処理細胞の3−Hチミジン取り込み量を、抗体またはペプチドの存在な しで増殖した細胞の3−Hチミジン取り込み量と比較した場合の減少度と定義し た。 図5から明らかなように、A431細胞はC225、ならびにモノクローナル 抗体225の重鎖CDR−1および重鎖CDR−2により抑制された。対照的に 、アイソタイプ適合の無関係抗体およびU1ペプチドはA431細胞を抑制しな かった。これらの結果は、重鎖CDR−1と−2はEGFRに対するリガンドの 結合に干渉することによってA431細胞の増殖を抑制することができることを 示している。実施例III−4 C225−ドキソルビシン接合体(C225−DOX)の生 物活性 C225−DOXの生物活性をEGFR発現細胞系A431、KBおよびMD A−468、ならびにEGFR非発現細胞系発現Molt−4およびSK−ME L−28を使用してin vitroで評価した。EGFレセプターの発現は、 C225およびC225−DOX接合体を使用したFACS分析により検証した 。検定は72時間のインキュベーション期間で、[3H]−チミジンおよびWS T−1の検出値を使用して実施した。EGFRc発現細胞系、すなわちA431 、KBおよびMDA−468細胞のすべての検定において、C225−DOXは 、無治療またはhIgG1 U1類の治療に比べて細胞増殖の高い抑制を示した 。ドキソルビシン単独またはC225とドキソルビシンの混合物と、等モル濃度 のC225−DOXの比較では、C225−DOX接合体を使用した場合が4〜 5 倍高い抑制を示した。C225−DOXによる増殖の抑制はまた高用量の EGFRc非発現細胞系でも見られた。EGFRc陰性細胞系におけるC22 5−DOX抑制はEGFRc−陽性細胞系より5〜15倍低く、ドキソルビシン 単独の等モル濃度で見られた抑制と同程度であった。431細胞に対するC22 5−DOXの活性に関する代表的な結果を表6に示す。実施例IV M225のヒューマナイズ化 実施例IV−1略号 ダルベッコの改変イーグル培地(DMEM);ウシ胎児血清(FCS);リボ 核酸(RNA);メッセンジャーRNA(mRNA);デオキシリボ核酸(DN A);二本鎖DNA(ds−DNA);ポリメラーゼ連鎖反応(PCR);酵素 結合免疫吸収検定(ELISA);時間(hr);分(min);秒(sec) ;ヒトサイトメガロウイルス(HCMV);ポリアデニレーション(poly( A)+);免疫グロブリン(IgG);モノクローナル抗体(mAb);相補性 決定領域(CDR);フレームワーク領域(FR);トリス−ホウ酸緩衝液(T BE);ウシ血清アルブミン(BSA);リン酸緩衝生理食塩水(PBS);室 温(RT);ナノメートル(nm);上皮成長因子レセプタ ー(EGFR)。実施例IV−2 材料 培地組成物およびその他すべての組織培養材料は、JRHバイオサイエンシー ズ社[JRH Biosciences](米国)から購入したFCS以外は、ライフ・テクノロ ジーズ社[Life Technologies](英国)から入手した。RNA単離用キットはス トラットジーン社[Stratgene](米国)から入手し、第一ストランドcDNA合 成キットはファルマシア社[Pharmacia](英国)から購入した。PCR反応用の ーゼを含め、パーキンエルマー社[Perkin Elmer](米国)から購入した。TAク ル社[Amarsham International](英国)から購入した。アガロース(ウルトラピ ュア[UltraPure]TM)はライフ・テクノロジーズ社(英国)から入手した。ウィ ザード[Wizard]TMPCRプレップスDNA精製キット、マジック[Magic]TMDN AクリーンアップシステムおよびXL1ブルー・コンピテント細胞はプロメガ社 [Promega](米国)から購入した。その他すべての分子生物製品はニューイング ランド・バイオラボ社[New England Biolabs](米国)から購入した。ナンクー イムノ プレート マキシソープ[Nunc-Immuno Plate MaxiSorp]TM免疫プレートは ライフ・テクノロジーズ社(英国)から入手した。Fcγフラグメント特異性ヤ ギ抗ヒトIgG抗体およびヤギ抗ヒトIgG(H+L)/ホースラディッシュ・ ペルオキシダーゼ接合物はともに、ジャクソン・イムノリサーチ・ラボラトリー ズ社[Jackson ImmunoResearch Laboratories Inc.](米国)から購入した。TM B基質Aおよび基質Bはカーケガード・ペリー社[Kirkegaard-Pery](米国)か ら入手した。ELISA用のその他すべての製品はシグマ社(英国)から入手 ウェア・パッケージはバイオ・ラッド社[Bio-Rad](英国)から購入した。分子 モデル化パッケージQUANTAはポリジェン社[Polygen Corporation](米国 )から入手した、またIRIS 4Dワークステーションはシリコン・グラフィ ックス社[Silicon Graphics](米国)から購入した。実施例IV−3 マウス可変部遺伝子のPCRクローニングと配列決定 10%(v/v)FCS、50ユニット/ml ペニシリン、50μg/mlスト レプトマイシンおよび580μg/ml L−グルタミンを添加したDMEMを使 用してマウスM225ハイブリドーマ細胞系を懸濁状態で増殖させた。約108 の生存可能細胞を採取し、一方ハイブリドーマ細胞からの上澄みをELISAに より検定し、それら細胞がマウス抗体を産生していることを確認した。製造者の 指示に従ってRNA単離キットを使用して108個の紬胞から全RNAを単離し た。このキットはチョムチンスキー[Chomczynski]およびサッチー[Sacchi](6 )に記載のようにグアニジンチオシアネートフェノール−クロロホルム1段階抽 出法を利用するものである。同じく製造者の指示通りに第一ストランドcDNA 合成キットを用いて、キットに供給されているNotI−(dT)18プライマー を使用してM225ハイブリドーマmRNAの1本鎖コピーを作った。33μl の最終反応容量中、約5μgの全RNAを使用した。次いで、反応完了混合物を 氷冷する前に、5分間90℃に加熱してRNA−cDNAデュプレックスを変性 させ、逆転写酵素を不活性化した。 マウス可変部遺伝子をPCR増幅するために、ジョーンズ[Jones]およびベン ディッグ[Bendig](7)に記載の方法を踏襲した。基本的には、M225抗体の マウス可変部遺伝子をPCRクローンするために、2シリーズの縮重プライマー 、すなわち1シリーズはマウスカッパー軽鎖遺伝子(すなわち、MKV1−11 ;表4)のリーダー配列にアニールするように設計されたものと、1シリーズは マウス重鎖遺伝子(すなわち、MHV1−12;表5)のリーダー配列にアニー ルするように設計されたものを、マウスカッパー軽鎖不変部遺伝子(MKC;表 4)の5’末端およびマウスγ1重鎖不変部遺伝子(MHCG1;表5)の5’ 末端 にそれぞれアニールするように設計されたプライマーとともに使用した。MKV とMHV縮重プライマーにはそれぞれの不変部プライマーとを用いた別々の反応 を準備した。PCR反応試験管をパーキンエルマー480DNAサーマル・サイ クラーに入れ、94℃で1分間、50℃で1分間および70℃で1分間、合計2 5サイクルかけた(94℃で1.5分間の最初の溶融後)。最後のサイクル終了 時に、反応を4℃に冷却する前に最終的なエクステンション・ステップを72℃ で10分間行なった。アニーリング(50℃)とエクステンション・ステップ( 72℃)の間以外は長めのランプ時間2.5分とし、サイクルの各ステップの間 に30秒間のランプ時間を設けた。 各PCR反応がらの20μlアリコートをアガロースゲルに流し、どれが正し いサイズのPCR産物を産生したかを調べた。全長可変ドメイン遺伝子を増幅さ せたと思われるPCR反応を繰り返し、独立したPCRクローンを産生させ、そ れによりPCRエラーの影響を少なくするようにした。正しいサイズの pCRTMIIベクター中に直接クローニングし、製造者の指示に記述されている ようにしてINVαF’コンピテント細胞に形質転換した。正しいサイズで挿入 されたプラスミドを含むコロニーを、グッソー[Gussow]およびクラクソン[Clack son](8)の方法に基づき、表6に記述されているpCRTMII順およびpCRTM II逆オリゴヌクレオチド・プライマーを用いてコロニーをPCRスクリーニ ングすることによって同定した。同定された推定陽性クローンは、最終的にレド ストン[Redston]およびカーン[Kern](9)の方法に基づいたシーケナー 実施例IV−4 キメラ遺伝子の構築 クローニングしたマウスリーダー可変部遺伝子は、PCRプライマーを用いて 5’および3’末端の両方で修飾し、可変および不変部遺伝子の正しいRNAス プライシングのための免疫グロブリン鎖(10)とスプライスドナー部位のそれ ぞれをコードするmRNAの効率的な真核翻訳のための発現ベクター、即ちKo zak配列への挿入に好適な制限酵素部位を製作した。マウスの両可変部遺伝子 の5’末端にはHindIII部位が付加されるが、別の制限部位がマウス可変 部遺伝子の3’末端に付加される。すなわちVH遺伝子の3’末端にBamHI 部位が、またVK遺伝子の3’末端にXbaI部位が付けられる。 PCR反応はケトルボロー[Kettleborough]ら(11)のキメラ遺伝子構築法 に基づいて、重鎖用にプライマーC225VH5’およびC225VH3’を、ま たカッパー軽鎖用にC225VK5’とC225VK3’を使用して行なった(表 7)。最初の94℃での90秒間の溶融ステップに続き、混合物を94℃で2時 間および72℃で4時間の25サイクルでPCR増幅した。一般的な3段階サイ クルに対してこの2段階PCRサイクルが可能であるが、これはそれぞれのプラ イマーがテンプレートDNAを24塩基に対してアニールするように設計されて おり、これにより72℃という比較的高温でアニールできるからである。各ステ ップと最後のサイクルの終了の間には30秒間のランプ時間をおき、PCR反応 は4℃に冷却する前に最終エクステンション・ステップを72℃で10分間行な って完了した。PCR産物はウィザードTMPCRプレップスDNA精製キットを 製造者の指示に従って使用してカラム精製し、プラスミドpUC19のような適 当な制限酵素で消化し、1%アガロース/TBE緩衝液(pH8.8)ゲル上で分 離した。重鎖およびカッパー軽鎖可変部遺伝子をアガロースゲルから切り取り、 ウィザードのPCRプレップスDNA精製キットを使用して精製した。pUC1 9もまたアガロースゲルから切り取り、マジックTMDNAクリーンアップシステ ムを製造者の指示に従って使用して精製した。次に重鎖およびカッパー軽鎖可変 部遺伝子を別々に精製pUC19に連結し、それぞれpUC−C225VHおよ びpUC−C225VKプラスミドを産生させ、XL1ブルー・コンピテント細 胞中に形質転換した。適切なプラスミドを含むと思われる陽性コロニーを、オリ ゴヌクレオチドプライマーRSPおよびUP(表 6)を使用したPCRスクリーニングにより同定し、最終的にds−DNAを配 列して、配列修飾の導入を確認し、またPCR反応の結果として望ましくない変 化がDNA配列に起きていないことを確認した。 カッパー軽鎖可変部の5’末端のシグナルペプチド配列を修飾するために、ケ トルボロー[Kettleborough]ら(11)のプロトコルに従ってPCR突然変異誘 発を利用した。PCRプライマーC225VK5’spおよびC225VK3’s p(表7)をpUC−C225VKテンプレートDNAに使用し、改変2段階P CR増幅プロトコルを使用して修飾遺伝子(C225VKsp)を作った。この PCR産物を次に、精製PCR産物とpUC−C225C*KをHindIII およびPstIで消化する前にカラム精製した。このPCRフラグメントとプラ スミドDNAを次にアガロースゲル精製し、一緒に連結およびクローニングして プラスミドpUC−C225VKspを作製した。前記のように、推定陽性形質 転換個体をPCRスクリーニング(RSPおよびCPプライマーを使用)により 同定し、次いでds−DNA配列決定を行ない、修飾シグナルペプチドの存在と PCRエラーのないことを確認した。 この適合マウスカッパー軽鎖および重鎖リーダー可変部遺伝子を次に、マウス VHの場合にはHindIII−BamHIフラグメントとして、またマウスVK の場合にはHindIII−XbaIフラグメントとして、哺乳類細胞中にキメ ラ軽鎖および重鎖を発現するように設計されたベクター中に挿入した。これらベ クターはHCMVエンハンサーとプロモーターを含み、免疫グロブリン鎖、免疫 グロブリン可変部遺伝子の挿入のためのMCS、適当なヒトカッパー軽鎖および 重鎖不変部のcDNAクローン、免疫グロブリン鎖mRNAをポリアデニレート 化するための合成ポリ(A+)配列、免疫グロブリン鎖の転写を終了させるよう に設計された人工配列、dhfrまたはneoなど形質転換した安定細胞系を選 択するための遺伝子、ならびにCOS細胞への一時的なDNA複製のための SV40複製オリジンを進めるためのHCMVエンハンサーおよびプロモーター を含む。ヒトカッパー軽鎖哺乳類発現ベクターはpKN100(図11)と呼ば れ、またヒトガンマ1重鎖哺乳類発現ベクターはpG1D105(図12)と呼 ばれる。推定陽性のコロニーについては、キメラカッパー軽鎖ベクターに対して はプライマーHCMViおよびNew.Hukを使用し、またキメラ重鎖ベクタ ーに対してはプライマーHCMViおよびHuCガンマ1を使用してPCRスク リーニングし(表6)、発現ベクター構築物中の正しい挿入の存在を確認するた めに制限分析を行なった。M225抗体のマウス可変部遺伝子を含む新しい構築 物はそれぞれpKN100−C225CK(またはpKN100−C225VKs p)およびpG1D105−C225VHと呼ばれる。実施例IV−5 マウスM225抗体可変部の分子モデル化 H225抗体のCDR移植可変部の設計の補助として、マウスM225抗体の 可変部分子モデルを作った。免疫グロブリンのようによく特性付けされた蛋白質 ファミリーの構造モデル化については、相同によるモデル化の確立された方法を 使用して行われる。これをUNIXオペレーティングシステムで作動するIRI S 4Dワークステーションで、分子モデル化パッケージQUANTAならびに ブルックヘブンの解明蛋白質構造結晶データベース(12)を使用して行なった 。 M225可変部のFRは、類似の構造的に解明されている免疫グロブリン可変 部のFRに基づいてモデル化する。同一のアミノ酸側鎖はそれらの元々の配向を 維持するが、適合しない側鎖はオリジナルのマウスM225抗体のchi角を保 つために最大オーバーラップ法を使用して置換する。M225可変部のほとんど のCDRは構造レベルのCDRに相当する超可変ループの標準型構造をベースと してモデル化する。しかしながら、重鎖可変部のCDR3などの場合には、標準 型構造は不明であるため、CDRループは構造的に解明された蛋白質中に存在す る類似のループ構造をベースとしてモデル化する。最後に、望ましくない原子接 触をなくし、ファン・デア・ワールスおよび静電作用を最適化するために、QU ANTAで実施されているようなCHARMmポテンシャル(17)を利用して エネルギーを最小化する。 M225抗体の軽鎖可変部のFRはマウスモノクローナル抗体HyHel−1 0のFabフラグメント(18)からのFRに基づいてモデル化する。重鎖可変 部のFRはマウスモノクローナル抗体D1.3のFabフラグメント(19)の FRに基ついてモデル化する。マウスM225抗体とモデルとした可変部の間の 異なるアミノ酸の側鎖をまず置換する。次に、Fab HyHel−10抗体の 軽鎖を、カバットら(20)が規定しているように、残基35−39、43−4 7、84−88および98−102を適合させることによってD1.3の軽鎖の 上に重ねる。この目的は、2つの異種可変部、すなわちHyHel−10をベー スとするカッパー軽鎖可変部とD1.3をベースとする重鎖可変部を互いに正し い配向にすることにある。 mAb M225の軽鎖可変部のCDR1(L1)は、チョシーア[Chothia]ら (14)が提唱するように、標準型残基位置33の通常のロイシンの代わりにイ ソロイシンが存在する以外は、L1標準型グループ2に適合する。しかしながら 、この置換はこの超可変ループに標準型ループ構造を割り当てることに関して大 きなメリットを得るには保存度が高すぎると考えられる。マウスFab HyH el−10のL1ループはアミノ酸の長さが同一で、M225mAbのL1ルー プと同じく位置33のロイシンを有する同じ標準型グループに適合する。 したがってこの超可変ループをM225カッパー軽鎖可変部のL1ループをモ デル化するのに使用する。同様に、M225 mAbのCDR2(L2)および CDR3(L3)はともにそれぞれの標準型グループ1ループ構造に適合する。 加えて、HyHel−10Fabフラグメントの対応超可変ループ構造はともに グループ1である。したがって、M225カッパー軽鎖可変部のL2およびL3 ループはFab HyHel−10のL2およびL3をモデルとする。 同様に、mAb M225の重鎖可変部のCDR1(H1)およびCDR2( H2)超可変ループはともに、チョシーアら(14)が規定するようにそれぞれ の標準型グループ1ループ構造に適合する。そのうえ、マウスD1.3Fabフ ラグメントの対応H1およびH2超可変ループもまたそれぞれの標準型グループ 1ループ構造に適合する。したがって、軽鎖の場合と同じように、これらの超可 変ループはベースとするモデルの重鎖可変部のH1およびH2ループをモデルと する。ループ構造をM225の重鎮可変部のCDR3(H3)超可変ループへの 適合を同定するために、同一長さのループと類似のアミノ酸配列をブルックヘブ ン・データベースで検索する。この分析によりマウスFab26/9(21)の H3ループはM225 mAbのH3ループと極めて近く、したがってこのマウ スM225可変部モデルの超可変ループのベースとして使用した。モデル全体の 明らかな立体的衝突を調節するために、QUANTAで行われているように、望 ましくない原子接触をなくし、またファン・デア・ワールスおよび静電作用を最 適化するために最終的にエネルギー最小化を行う。実施例IV−6 再形成ヒトH225抗体変異体の設計 H225抗体のCDR移植可変部を設計する第1のステップは、ヒューマナイ ズ可変部のベースとなるヒト軽鎖および重鎖可変部の選定である。このプロセス の助けとするために、M225抗体の軽鎖および重鎖可変部をカバットら(20 )が規定するように、まずヒトカッパー軽鎖可変部の4つのサブグループのコン センサス配列ならびにヒト重鎖可変部の3つのサブグループのコンセンサス配列 を比較する。マウスM225軽鎖可変部はヒトカッパー軽鎖サブグループIのコ ンセンサス配列と、全体的には61.68%の同一性およびFRだけでは65. 00%の同一性で、またサブグループIIIのコンセンサス配列とは、全体的に は61.68%の同一性とFRだけでは68.75%の同一性を有し、ともに最 も良く類似している。マウスM225重鎖可変部はヒト重鎖サブグループ IIのコンセンサス配列と、全体的には52.10%、FRだけでは57.47 %の同一性を持ち、最も良く類似している。この分析は、ヒト可変部のどのサブ グループが、CDR移植のテンプレートととするためのヒト可変部の良好なベー スとなりうるかを示すために利用されるが、これはこれら人為的に構築するいく つかのサブグループの個々の配列に見られる多様性のために常に適用できるとは 限らない。 こうした理由によって、マウスM225可変部を公表されているヒト可変部の 個々の配列の全記録例とも比較した。ヒト抗体配列に関しては、マウスM225 軽鎖可変部は、ヒト抗体LS7’CL(22)のヒトカッパー軽鎖可変部の配列 と極めて類似している−ただしこれはマウスL7’CL配列とは関係ない。ヒト LS7’CLのカッパー軽鎖可変部はヒトカッパー軽鎖可変部のサブグループI IIのメンバーである。マウスM225とヒトLS7’CL軽鎖可変部の全体的 な配列同一性は、全体としては64.42%、またFRだけに関しては71.2 5%と計算される。マウスM225重鎖可変部はヒト抗体38P1’CL(23 )のヒト重鎖可変部の配列と極めて似ている。意外なことに、ヒト38P1’C Lの重鎖可変部はヒト重鎖可変部のサブグループIIではなくサブグループII Iのメンバーである。マウスM225とヒト38P1’CL重鎖可変部の全体的 な配列同一性は48.74%で、FRだけでは58.62%の同一性と計算され る。これらの比較に基づいて、ヒトLS7’CL軽鎖可変部が再形成ヒトM22 5軽鎖可変部の設計のためのヒトFRドナー・テンプレートとして選択され、ま たヒト38P1’CL重鎖可変部が再形成ヒトM225重鎖可変部の設計のため のヒトFRドナー・テンプレートとして選択された。 よく行われているように、M225抗体のヒューマナイズ化のために選択され るヒト軽鎖および重鎖可変部は2つの異なるヒト抗体から得られる。そのような 選択プロセスによってM225可変部と最も高い同一性を示すヒト可変部を使用 することができる。さらに、2つの異なるヒト抗体から得られた可変部に基づく CDR移植抗体の成功例が多くある。最もよく研究されている例は、再形成ヒト CAMPATH−1抗体(24)である。にもかかわらず、そのような戦略では またカッパー軽鎖および重鎖可変部の間のドメイン間のパッキング残基の注意深 い分析も必要とされる。この領域における間違ったパッキングは、たとえ再形成 ヒト抗体のCDRループ構造が同一であるとしても、抗原結合に劇的な影響を与 えることがある。したがって、チョシーアら(25)が規定しているように、VK /VH界面に存在するアミノ酸が通常でないか、あるいはめったにない残基であ るかどうかをチェックする。もしそのような残基が同定された場合、その検討位 置の特定の残基を通常見られるアミノ酸に変える突然変異誘発を検討しなければ ならない。 設計プロセスにおける第2ステップは、カバットら(20)が規定するように 、M225CDRを選択したヒト軽鎖および重鎖可変部FRへ挿入して単純なC DR移植を作り出すことである。このような単純なCDR移植によってヒューマ ナイズされたマウス抗体は通常抗原に対して殆ど、または全く結合力を示さない 。したがって、これらアミノ酸残基が抗原との作用で直接的か、またはCDRル ープの位置を変化させることによる間接的な作用のいずれかで抗原に対する結合 力に悪影響を及ぼしていないかどうかを判定するために、ヒトFRのアミノ酸配 列を検討することが重要である。 抗原に対する良好な結合能を得るために、ヒトのドナーFR中のアミノ酸をそ れらに対応するマウスM225残基に変更するかどうかを決定するのがこの設計 プロセスの第3ステップである。これはヒューマナイズ化法における困難かつ決 定的に重要なステップであり、またM225可変部のモデルが設計プロセスに最 も有用となるのがこの段階である。このモデルに関して以下の点を議論する。超 可変ループのための標準型構造(13−16)が保存されていることが極めて重 要である。したがってヒューマナイズ化H225可変部にこれら標準型構造の一 部分であるマウスFR残基すべてを保存することが決定的に重要なことである。 また、M225抗体の配列を他のマウス抗体の類似配列と比較して、アミノ酸配 列が通常でないか、めったにないものかどうかを判断することもまた役に立つ。 なぜならばそのような配列の場合、抗原結合能にマウス残基が重要な役割を果た すからである。M225可変部のモデルを検討することにより、これらアミノ酸 のどれが、または特定位置のその他の残基のいずれが、抗原結合能に影響を及ぼ すことができるかまたはできないかを予測することが可能となる。個々のカッパ ー軽鎖および重鎖可変部のヒトドナー配列を、そのドナー配列が属するヒト可変 部サブグループのコンセンサス配列と比較し、特に通常でないアミノ酸を同定す ることもまた重要なことである。この設計プロセスをたどることにより、ヒト可 変部中のある位置のアミノ酸をマウスM225可変部のその位置にあるアミノ酸 へ変更すべきとされるヒトFR中の数多くのアミノ酸が同定される。 表8は再形成ヒトH225カッパー軽鎖可変部の第1バージョン(225RKA )をいかに設計するかを説明するものである。再形成ヒトFR中に、ヒトFR 中に存在するアミノ酸をオリジナルのマウスFR中に存在するアミノ酸へ変更す る必要があると考えられるただ1つの残基がある。この変更はカバットら(20 )が規定しているように、FR2中の位置49である。ヒトLS7’CLカッパ ー軽鎖可変部中にあるチロシンをマウスM225カッパー軽鎖可変部中にあるよ うにリシンに変更する。モデルからは、M225中のリシンは重鎖可変部のCD R3(H3)に近い位置にあり、それと相互作用をしているように思われる。こ の残基はまたカッパー軽鎖可変部のCDR2(L2)に隣接した位置にあること になり、これはカバットら(20)が規定しているように、M225カッパー軽 鎖可変部が属するマウスカッパー軽鎖サブグループVメンバーではこの位置にあ ることはめったにない。こうした理由から、マウスのリシン残基を225RKA に保存することは賢明なことと考えられる。 第2バージョンとして、位置49のリシンをオリジナルのヒト・チロシンアミ ノ酸に置き換えることによって、225RKA中に作られたFR2修飾を逆転さ せた再形成ヒトカッパー軽鎖(225RKB)も作成した。したがって、この再 形成ヒトカッパー軽鎖のこのバージョンはFR中にマウスの残基は一切含まない ことになる。 再形成ヒトH225重鎖可変部の設計に関して、表9は第1バージョン(22 5RHA)を示している。そこには、ヒト38P1’CLFR中にあるアミノ酸 をオリジナルのマウスM225FRにあるアミノ酸に変更しなければならないも のとして、全部で8つの残基が再形成ヒトFR中にある(すなわちA24V、T 28S、F29L、S30T、V48L、S49G、F67L、およびR71K )。マウス配列のFRIの位置24、28、29および30にあるアミノ酸残基 は、H1超可変ループ構造に重要ないくつかの標準型残基であることから(14 )、再形成ヒトH225重鎖可変部に維持された。標準型残基は超可変ループの 正しい配向および構造にとって極めて重要なものであることから、それらは再形 成可変部に概ね常に保存される。そのうえ残基位置24−30はH1超可変ルー プそのものの一部であると考えられ、それらを保存することがこのループの正し いコンフォーメーションおよび配向にとってさらに重要なことと考えられる。同 様に、FR3中の残基位置71は、チョシーアら(14)が同定しているように 、H2超可変ループの正しい配向と構造にとって重要な重鎖可変部中のもう1つ の位置であり、これはCDR2の標準型アミノ酸の1つと同様のものである。し たがって、マウスFRのリシンはこの残基位置でヒトFR中のアルギニンと置換 する。FR2の位置48と49、ならびにFR3中の67において、ヒト38P 1’CL VH配列中に存在するバリン、セリンおよびフェニルアラニン残基(そ れぞれ)は、マウスM225 VH配列中に存在するロイシン、グリシン、および ロイシン(それぞれ)に変わる。この切断は、これら3つのすべての残基がH2 ループの下に埋まり、超可変ループのコンフォーメーションに影響を与え、よっ て抗体結合能に干渉することになるモデルをベースとして行わ れる。これらは次いで、再形成ヒトH225重鎖可変部の第1バージョンに保存 されているマウス残基となる。 再形成ヒトH225重鎖可変部のバージョンB(225RHB)は、225R HAで行われたすべての置換を取り込み、さらに別のマウス残基も含む。FR2 の位置41においてヒト・スレオニン残基は、マウスサブグループIBのこの位 置に必ず見られ、かつヒト・サブグループIIIにも極めて一般的に見られるプ ロリンと置き換えられる。対照的に、スレオニンはヒト・サブグループIIIの この位置には通常見られず(11/87回だけ見られる)、モデルからこの残基 はM225VH領域の表面にあるターン部に存在するように見える。これが超可 変ループ構造にどのような効果を持つかは不詳であるが、このバージョンの再形 成ヒトH225重鎖可変部がこの点を明らかにすることになろう。 再形成ヒトH225重鎖可変部のバージョンC(225RHC)は、225R HAで行われた置換をすべて取り込み、さらにFR3の位置68および70にあ る2つのマウス残基も含む。マウスM225可変部のモデルから、位置68のセ リンと位置70のアスパラギンはともに抗原結合部位の表面および端部にあると 考えられる。これらアミノ酸のいすれかまたは両方がEGFRと直接反応する可 能性があるため、ヒトFR中の位置68のスレオニンと位置70のセリンは対応 する225RHCのマウス残基に置き換えられる。 再形成ヒトH225重鎖可変部のバージョンD(225RHD)は、単純に2 25RHA、225RHBおよび225RHCで行われたすべてのマウスFR置換 を取り込み、これら変化の組み合わせ効果を見るものである。 再形成ヒトH225重鎖可変部のバージョンE(225RHE)は、225R HAで行われたすべての置換を取り込み、さらにFR3の位置78のもう1つの 残基変更も組み込んでいる。モデルから、位置78のマウスアミノ酸(バリン) が、CDR1の下に埋もれた位置からH1超可変ループのコンフォーメーション に影響を与えることを示すいくつかの証拠が得られる。結果として 225RHEでは、ヒト残基(ロイシン)はマウスアミノ酸に置き換わる。実施例IV−7 ヒューマナイズ化抗体可変部遺伝子の構築 再形成ヒトH225VK領域(225RKA)の構築物の第1バージョンは、基 本的にサトウら(26)の記述のように行なった。つまり、再形成ヒト可変部遺 伝子を合成するための2段階PCR増幅プロトコルを使用し、FR修飾をコード するPCRプライマーをキメラC225VK遺伝子のDNAテンプレートにアニ ールする。その結果、キメラC225VKのFR DNA配列は、プライマーによ って再形成ヒトカッパー軽鎖可変部遺伝子225RKAの配列に修飾された。新 しく合成された再形成可変部遺伝子をカラム精製後にHindIIIおよびXb aIで消化し、アガロースゲルで精製し、pUC19にサブクローニングした( 同じ方法で消化およびアガロースゲル精製して)。新たに構築されたプラスミド pUC−225RKAを次にXL1ブルー・コンピテント細胞に形質転換した。 推定陽性クローンはPCRスクリーニングによって同定(プライマーRSPおよ びUPを使用)し、次いでそれらの一体性とPCRエラーが存在しないことを確 認する両方の目的で、最終的にds−DNA配列決定を行った。確認された陽性 クローンから個々のクローンを選択し、HindIII−XbaIフラグメント として直接ヒトカッパー軽鎖哺乳類発現ベクター(pKN100)中に挿入し、 プラスミドpKN100−225RKAを作製した。このベクター構築物の完全 性はPCRスクリーニング(プライマーHCMViおよびNEW.HUKを使用 して)と制限消化分析により確認した。 再形成ヒトH225KVKのバージョンB(225RKB)は、オリゴヌクレオ チドプライマー225RKB.K49YおよびAPCR40(表11)を使用し て構築した。65.5μlの滅菌蒸留/脱イオン水、5μlの2ng/μlプラス ミドpUC−225RKAテンプレートDNA、10μlの10×PCR緩衝液 11、6μlの25mM MgCl2、各2μlのdNTPの10 mMストック 溶液、225RKB.K49YとプライマーAPCR40の2.5μlアリコ リメラーゼを含む100μlのPCR反応混合液を、50μlの鉱油でオーバー レイし、DNAサーマル・サイクラーに充填した。PCR反応は、2段階プロト コルを25サイクル繰り返してPCR増幅し、このPCR産物をMscIで切断 する前にカラム精製した。プラスミドpUC−225RKAもまたMscIで切 断し、消化したPCR産物およびこのプラスミドフラグメントの両方をアガロー スゲル精製した。このPCR産物を次に、XL1ブルー・コンピテント細胞に形 質転換する前に、pUC−225RKAにクローニングしてpUC−225RKB を作り出した。推定陽性形質転換体は、先ずプライマー225RKB.K49Y およびPCRスクリーニング検定でUPを使用して同定し、次いでds−DNA 配列により確認した。選択された個々のクローンは最終的にpKN100にサブ クローニングし、プラスミドpKN100−225RKBを産生させ、プライマ ーHCMViおよびNEW.HUK(表6)を使用したPCRスクリーニング検 定と制限分析の両者でその正しい構築物を確認した。 再形成ヒトH225VH領域の第1バージョン(225RHA)の構築もまた、 基本的にはサトウら(26)の記述のように行なった。再形成ヒト225RHA 遺伝子の場合には、PCRプライマー(表2)を、再形成ヒトカッパー軽鎖可変 部遺伝子の5’の半分を作り出すために先にヒューマナイズされたmAbのDN Aテンプレートと、再形成ヒトカッパー軽鎖可変部遺伝子の3’の半分を合成す るためにキメラC225VH遺伝子の両方へアニールした。ここでもまた2段階 PCR増幅プロトコルを使用し、作り出された再形成可変部遺伝子は、アガロー スゲル精製したHindIII−BamHIフラグメントとしてpUC19ベク ター中にクローニングし、プラスミドpUC−225RHAを作り出した。推定 陽性クローンはPCRスクリーニングによって同定(プライマーRSPおよびU Pを使用)し、次いでそれらのDNA配列を確認し、PCRエラーが存在し ないことを確認する両方の目的で最終的にds−DNA配列決定を行った。確認 された陽性クローンから個々のクローンを選択し、HindIII−XbaIフ ラグメントとして直接ヒトγ重鎖哺乳類発現ベクターpG1D105中に挿入し 、プラスミドpG1D105−225RHAを作り出した。このプラスミドの構 築は次にプライマーHCMViおよびγAS(表6)を使用したPCRスクリー ニング検定と制限分析の両者によって確認した。 再形成ヒトH225VHのバージョンB(225RHB)は、下記のように2段 階PCR突然変異法により合成した。2つの別々の100μl PCR反応混合 物をまず、65.5μlの滅菌蒸留/脱イオン水、5μlの2ng/μlプラスミ ド、pUC−225RHAテンプレートDNA、10μlの10×PCR緩衝液 II、6μlの25mM MgCl2、dNTPの10mM保存溶液各2μl、ならび に最初のPCR反応においてはプライマーAPCRIOおよび225RHB.T 41P−AS、第2のPCR反応においてはプライマーAPCR40と225R HB.T41P−S(表13)の2.5μlアリコート ラーゼを混合することにより調製した。2つのPCR反応混合物のそれぞれを5 0μlの鉱油でオーバーレイし、DNAサーマル・サイクラーに充填し、2段階 プロトコルを使用して25サイクルPCR増幅した。50μlの蒸留/脱イオン 水に再懸濁する前に、2つのPCR産物をアガロースゲル精製してPCR反応で 残っているテンプレートDNAをすべて分離し、それらの濃度を確定した。 第2のPCR反応においては、第1PCR反応からの2つのPCR産物のそれ ぞれの20pモルのアリコート(8μlのAPCR10/225RHB.T41 P−ASPCR産物および10μlのAPCR40/225RHB.T41P− SPCR産物に相当)を、57.5μlの滅菌蒸留/脱イオン水、10μlの1 0×PCR緩衝液II、6μlの25mM MgCl2、dNTPの リメラーゼに加えた。このPCR反応を鉱油でオーバーレイし、2段階プロトコ ルを7サイクルだけ行なってPCR増幅した。次に第3のPCR反応を、1μl の第2のPCR反応の産物、69.5μlの滅菌蒸留/脱イオン水、10μlの 10×PCR緩衝液II、6μlの25mM MgCl2、dNTPの10mMストッ ク溶液のそれぞれ2μl、ネステッドプライマーRSPとUPの2.5μlア DNAポリメラーゼを包含させて調製した。このPCR反応に鉱油をオーバーレ イし、最後の25サイクルを2段階プロトコルを使用して増幅した。このPCR 産物を次にカラム精製し、アガロースゲル精製HindIII−BamHIフラ グメントとして単離し、HindIII−BamHI消化ならびにアガロースゲ ル精製プラスミドpUC19にサブクローニングし、そして最終的にXL1ブル ー・コンピテント細胞に形質転換した。推定陽性形質転換個体を先述のように最 初に同定し、次いで確認した。選定した個々のクローンをpG1D105にサブ クローニングし、プラスミドpG1D105−225RHBを産生させた。これ をプライマーHCMViとγAS(表6)を使用したPCRスクリーニング検定 と制限分析により確認した。 再形成ヒトH225VHのバージョンC(225RHB)は、225RKCと同 様の方法で合成した。65.5μlの滅菌蒸留/脱イオン水、5μlの2mg/μ lプラスミドpUC−225RHAテンプレートDNA、10μlの10×PC R緩衝液II、6μlの25mM MgCl2、各2μlのdNTPの10mM保存溶 液、プライマーAPCR40と225RHC.T68S/S70N(表13)の 2.5μlアリコート(それぞれ10μM)、および0.5μlの を調製した。PCR反応を鉱油でオーバーレイし、2段階プロトコルを25サイ クル使用してPCR増幅し、SaIIおよびBamHIで消化する前にカラム精 製した。プラスミドpUC−225RHAもまたSaIIおよびBamHIで切 断し、消化PCR産物とプラスミドの両方をアガロースゲル精製した。このPC R産物を次にpUC−225RHAにクローニングし、XL1ブルー・コンピテ ント細胞に形質転換する前にpUC−225RHCを作り出した。推定陽性形質 転換個体をまずプライマーRSPとUPを使用したPCRスクリーニング検定で 同定し、その後ds−DNA配列決定により確認した。選択した個々のクローン を次にpG1D105中にサブクローニングしてプラスミドpG1D105−2 25RHCを産生させた。このベクターの正しい構築は、プライマーHCMVi とγAS(表6)を使用したPCRスクリーニング検定と制限分析で最終的に検 証した。 再形成ヒトH225VHのバージョンD(225RHD)は、H225抗体の再 形成ヒト重鎖のバージョンBおよびCに変化を取り入れた産物である。思いがけ ないことに、pUC−225RHBとpUC−225RHCの両方をSaIIとB amHIで消化することにより、これらの重鎖可変部遺伝子に作られた変化を融 合させることが可能である。pUC−225RHBからの2.95kbベクター フラグメントとpUC−225RHCからの約180bpの挿入フラグメントを 連結する前にアガロースゲル精製し、XL1ブルー・コンピテント細胞に形質転 換した。陽性形質転換個体を同定し、選択した個々のクローンをpG1D105 にサブクローニングしてプラスミドpG1D105−225RHDを産生させる 前に、ds−DNA配列した。このベクターの正しい構築は前述の通りにして最 終的に確認した。 再形成ヒトH225VHのバージョンE(225RHE)は、225RHAの誘 導体であり、プライマーAPCR40と225RHE.L78V(表13)を使 用して225RHCと同じ方法で合成した。プラスミドpUC−225RHEから 選択した225RHEクローンをpG1D105にサブクローニングし、ベクタ ーpG1D105−225RHEを産生させ、これが正しい構築物であることを 通常の方法で検証した。実施例IV−8 COS細胞へのDNAのトランスフェクション ケトルボローらの方法(11)を用いてCOS細胞へ哺乳類発現ベクターをト ランスフェクトした。実施例IV−9 リコンビナント225抗体のプロテインA精製 キメラC225抗体と種々の再形成ヒトH225抗体構築物をともにコルビン ジャー[Kolbinger]ら記述のプロトコル(27)に基づいてプロテインA精製を 行なった。実施例IV−10 マウス抗体のELISA 96穴Nunc−Immuno Plate Maxi SorpTM免疫プレー トの各ウェルを、先ず塗覆用緩衝液(0.05M炭酸塩−重炭酸塩緩衝液、pH9 .6)で稀釈した0.5ng/μlヤギ抗マウスIgG(γ鎖特異性)抗体の10 0μlアリコートで被覆し、一晩4℃でインキュベートした。ウェルを200μ l/ウェルのマウス遮断(ブロッキング)緩衝液(PBS中2.5%(w/v) BSA)により37℃で1時間遮断し、その後200μl/ウェルの洗浄用緩衝 液(PBS/0.05%(v/v)トイーン−20[Tween-20])アリコートで3 回洗浄した。100μl/ウェルの実験用サンプル(すなわち、M225ハイブ リドーマ細胞系から採取した培地を遠心分離して細胞破片を除去したもの)アリ コートおよびサンプル−酵素接合緩衝液(0.1Mトリス−HCl(pH7.0) 、0.1M NaCl、0.02%(v/v)トイーン−20および0.2%( w/v)BSA)に希釈した1:2サンプル稀釈液を免疫プレート上に分配した 。さらに、1000ng/ml濃度から連続的に1:2稀釈した精製マウスIgG標 準液を免疫プレート上に加えた。この免疫プレートを37℃で1時間インキュベ ートし、200μl/ウェルの洗浄緩衝液で3回洗浄した。100μlのヤギ抗 マウスIgG/ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ接合体をサンプル−酵素 接合体緩衝液で1000倍に稀釈したものを各ウェルに加えた後、免疫プレート を37℃で1時間インキュベートし、前記と同様に洗浄した。 TMBペルオキシダーゼ基質A:ペルオキシダーゼ基質B(1:1)の100μ lアリコートを各ウェルに加え、10分間RTの暗所でインキュベートした。各 ウェルに50μlの1N H2SO4を加えて反応を停止させた。450nmにおけ る光学密度を最終的にBio−Rad3550マイクロプレート・リーダーとマ イクロプレート・マネージャーTMを組み合わせて使用して確定した。実施例IV−11 全長ヒトγ1/κ抗体のELISAによる定量 96穴Nunc−Immuno Plate Maxi SorpTMイムノプレ ートの各ウェルを、先ず塗覆用緩衝液(0.05M炭酸塩−重炭酸塩緩衝液、pH 9.6)で稀釈した0.5ng/μlヤギ抗マウスIgG(γ鎖特異性)抗体の1 00μlアリコートで被覆し、一晩4℃でインキュベートした。ウェルを200 μl/ウェルのヒト遮断緩衝液(PBS中2.0%(w/v)BSA)によりR Tで2時間遮断し、その後200μl/ウェルの洗浄用緩衝液(PBS/0.0 5%(v/v)トイーン−20[Tween-20])アリコートで3回洗浄した。100 μl/ウェルの実験用サンプルのアリコート(すなわち、採取したCOS細胞を 遠心分離して細胞破片を除去した上澄み)、およびサンプル−酵素接合緩衝液( 0.1Mトリス−HCl(pH7.0)、0.1M NaCl、0.02%(v/ v)トイーン−20および0.2%(w/v)BSA)に希釈した1:2サンプ ル稀釈液を免疫プレート上に分配した。さらに、標準として使用する12連続稀 釈した精製ヒトγ1/κ抗体を免疫プレート上に加えた。この免疫プレートを3 7℃で1時間インキュベートした後、200μl/ウェルの洗浄緩衝液で3回洗 浄した。100μlのヤギ抗ヒトカッパ軽鎖/ホースラディッシュ・ペルオキシ ダーゼ接合体をサンプル−酵素接合体緩衝液で5000倍に稀釈したものを各ウ ェルに加えた後、免疫プレートを37℃で1時間インキュベートし、前記と同様 に洗浄した。その後のプロトコルはマウス抗体ELISAの場合と同様にした。実施例IV−12 EGFR抗原結合の検出のためのA431細胞のELISA A431細胞の表面に発現されたEGFRに対するリコンビナント225抗体 構築物の相対的結合能を判定するための方法は、イムクローン・システムズ社[I mClone Systems Inc.]の提供する方法に基づいた。A431細胞を96穴平底組 織培養プレート上に入れ、10%(v/v)FBSを加えたDMEM培地中で3 7℃および5%CO2で一晩インキュベート。翌日培地を取り除き、細胞をPB S中で1回洗浄し、次いでPBS中0.25%(v/v)グルタルアルデヒド1 00μl/ウェルで固定した。これを取り除き、プレートを再びPBSで洗浄し 、200μl/ウェルのPBSに入れた1%(w/v)BSAにより37℃で2 時間遮断した。遮断溶液を取り除き、100μl/ウェルアリコートの実験用サ ンプル(すなわち、採取COS細胞の上清を遠心分離して細胞破片を除去したも の)およびそれらの1:2サンプル稀釈液(PBSに入れた1%(w/v)BS Aで稀釈したもの)を組織培養プレート上に塗布した。さらに、標準として使用 する、20μg/mlの開始濃度から1:5で連続的に稀釈した精製ヒトγ1/κ 抗体の80μl/ウェルのアリコートもプレートに加えた。この免疫プレートを 37℃で1時間インキュベートした後、200μl/ウェルの0.5%(v/v )Tween20のPBS溶液で3回洗浄した。100μlのヤギ抗ヒトIgG (H+L)/ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ接合体をPBS中1%(w /v)BSAで5000倍に稀釈したものを各ウェルに加えた後、免疫プレート を37℃で1時間インキュベートし、先ず200μl/ウェルの0.5%(v/ v)Tween20のPBS溶液で(3回)、次に蒸留脱イオン水(2回)で洗 浄した。その後のプロトコルはマウス抗体ELISAの場合と同様であった。実施例IV−13 M225抗体の可変部のクローニングと配列決定 RNA精製のために細胞を採取する時点でのM225ハイブリドーマ細胞から の培地中のマウス抗体の存在を、マウス抗体ELISAを使用して検証した。第 一ストランド合成に続き、1本鎖cDNAテンプレートを2シリーズの縮重プラ イマー、すなわち1シリーズはカッパー軽鎖シグナルペプチド/可変部遺伝子特 異性のもの(表4)と、2番目のシリーズは重鎖シグナルペプチド/可変部遺伝 子特異性のもの(表5)を使用してPCR増幅した。これらのプライマーを使用 してM225ハイブリドーマ細胞系からM225抗体のVK遺伝子およびVH遺伝 子の両方をPCRクローニングした。 プライマーMKV4(κ軽鎖シグナルペプチドのDNA配列の5’末端にアニ ール)およびMKC(マウスκ不変領域遺伝子の5’末端にアニールするように 設計されたもの)を使用して、M225κ軽鎖可変部遺伝子を約416bpフラグ メントとしてPCRクローニングした。同様にして、プライマーMHV6(重鎖 シグナルペプチドのDNA配列の5’末端にアニール)およびMHCG1(マウ スγ1重鎖遺伝子のCH1ドメインの5’末端にアニールするように設計したも の)を使用して、M225重鎖可変部遺伝子を、約446bpフラグメントとして PCRクローニングした。 マウスM225可変部遺伝子の野生型配列への導入エラーの可能性、すなわち に厳格なプロトコルを使用した。別々の全RNA調製およびそれに続く第一スト ランドcDNA合成反応のそれぞれからの少なくとも2つのPCR産物をPCR クローニングし、次いでM225mAbのκ軽鎖および重鎖可変部遺伝子両方の DNA鎖について完全にDNA配列決定を行なった。 これら各PCR反応からのいくつかの個々のクローンのDNA配列分析から、 マウスM225抗体VKおよびVH遺伝子はそれぞれ図13および14に示されて いるように確定された。M225VKおよびVH領域のアミノ酸配列を他のマウス 可変部、ならびにカバットのデータベース(20)に細分されている可変部のサ ブグループのコンセンサス配列とも比較した。この分析からM225VK領域は マウスκサブグループVのコンセンサス配列と最も近似しており、このサブ グループに対して62.62%の同一性と76.64%の類似性を有することが 判明した。しかしながら、このκ軽鎖可変部はまたマウスκサブグループIII とも61.68%の同一性とコンセンサス配列に対する76.64%の類似性と いう極めて高い適合性を示した。M225κ軽鎖可変部のFRだけ(すなわち、 CDR中のアミノ酸を除く)をマウスサブグループIIIおよびVと比較した場 合、同一性はこの両方のサブグループに対して66.25%に上がり、一方類似 性はサブグループIIIに対して78.75%、そしてサブグループVに対して はちょうど80.00%に増加した。M225VH領域の同様の分析によって、 この領域はカバット・データベース(20)のマウス重鎖サブグループIBのコ ンセンサス配列に極めて近い適合性を示した。M225のマウス重鎖可変部アミ ノ酸配列とサブグループIBのコンセンサス配列の同一性は78.15%と測定 され、一方類似性は84.87%と計算され、その他のコンセンサス配列はこれ らの値にはるか及ばなかった。これらの結果から、このマウスM225可変部が 典型的なマウス可変部であることが確認された。実施例IV−14 キメラC225抗体の構築と発現 C225VKおよびVH遺伝子を構築するために調製された2つのPCR反応か らのPCR産物を、HindIII−BamHIフラグメントとして別々にpU C19にサブクローニングし、推定陽性形質転換体を同定するためにPCRスク リーニングした。同定されたそれら形質転換体を次にds−DNA配列決定し、 それらが合成されていることを確認し、次いでそれぞれの哺乳類発現ベクター中 にサブクローニングした。キメラC225κ軽鎖および重鎖可変部のDNAおよ びアミノ酸配列はそれぞれ図15および16に示されている。正しい挿入が存在 することを確認するためのPCRスクリーニングと制限分析により発現ベクター の完全性が確認された後、これらベクターをCOS細胞中に同時トランスフェク トした。72時間のインキュベーション後、培地を回収し、細胞破片を遠心分離 により取り除き、抗体の産生およびEGFRへの結合をELISAにより分 析した。残念ながら、キメラ抗体はこのCOS細胞同時トランスフェクションの 上清中には検出されなかった。 C225VKのリーダー配列の分析により、これはマウスκ軽鎖サブグループ IIIおよびVのその他のκ軽鎖可変部のリーダー配列(20)と比較して異常 であることが判明した。より好適なリーダー配列を見つけ出すために、カバット ・データベースを分析し、C225VKアミノ酸配列にマッチし、かつシグナル ペプチド配列が既知の個々のκ軽鎖を同定した。この調査によりマウス抗体L7 ’CL(28)が、C225VK領域に対して94.79%の同一性と94.7 9%の類似性を示し、かつFR1については完全にマッチし、分泌中のシグナル ペプチドの切り出しに重要な役割を果たすものであることを見出した。L7’C Lκ軽鎖シグナルペプチドのアミノ酸配列(すなわち、MVSTQFLVFLL FWIPASRG(配列番号:36))は、疎水性核などのシグナル配列におい て重要と考えられるすべての特性を示し、したがってPCRクローニング225 VKのシグナルペプチドをこの新しい配列で置き換えることを決定した。もう1 つ興味深い点は、M225VKとL7’CLシグナルペプチドの間の差はほとん どすべて、M225VK遺伝子が最初にPCRクローニングされたとき、MKV 4プライマーがシグナルペプチドの最初の11のアミノ酸にアニールされた5’ 末端(すなわち最初の33塩基でこれはシグナルペプチドの最初の11のアミノ 酸に相当する)で起きていることであった。したがって、これらの差異はプライ マーで誘発されたシグナルペプチドのDNA配列のエラーであると考えられる。 C225VKテンプレートのPCR突然変異誘発では約390bpの産物を産生し た。HindIII−PstIで消化および精製したフラグメントを次に同じよ うに消化およびアガロースゲル精製したプラスミドpUC−C225VK中にサ ブクローニングし、XL1ブルー・コンピテント細胞中に形質転換した。推定陽 性形質転換体を同定し、次いでds−DNA配列決定した。C225VKsp遺 伝子(図17)をpKN100にサブクローニング し、得られた発現ベクター(pKN100−C225VKsp)をPCR選別お よび制限消化して、正しい挿入物の存在を確認した。このベクターを最終的にC OS細胞中にpG1D105−C225VHと同時トランスフェクションし、7 2時間のインキュベーション後に培地を回収し、細胞破片を遠心分離で取り除き 、ELISAにより抗体の産生とEGFRに対する結合を分析した。この場合に は、キメラC225抗体がCOS細胞の同時トランスフェクションの上清中に濃 度約150ng/mlで検出され、またこの抗体は細胞ELISAにおいてEGFR に結合した。図18はそうした実験の典型的な例の1つを示している。実施例IV−15 再形成H225抗体(225RKK/225RHA)の構築と 発現 再形成ヒトH225κ軽鎖可変部の第1バージョン(225RKA)の構築で は約416bpの産物を産生し、これを次にHindII−BamHIフラグメン トとしてpUC19中にサブクローニングした。推定陽性形質転換体はPCRス クリーニング検定とそれに続くds−DNA配列により同定された。225RKA 遺伝子(図19)をpKN100中にサブクローニングし、得られた発現ベク ター(pKN100−225RKA)をPCRスクリーニングおよび制限消化し て正しい挿入物の存在を確認した。同様に再形成ヒトH225重鎖可変部の第1 バージョン(225RHA)の構築では約446bpの産物を産生し、これを次に HindII−BamHIフラグメントとしてpUC19中にサブクローニング した。ここでも推定陽性形質転換体をPCRスクリーニング検定と、それに続く ds−DNA配列により同定した。225RHA遺伝子(図20)をpG1D1 05中にサブクローニングし、得られた発現ベクター(pG1D105−225 RHA)をPCRスクリーニングおよび制限消化して正しい挿入物の存在を確認 した。 これらのベクターを次にCOS細胞中に同時トランスフェクトし、72時間の インキュベーション後に培地を回収し、細胞破片を遠心分離で取り除き、 ELISAにより抗体の産生とEGFRに対する結合を分析した。COS細胞上 清中の再形成ヒト抗体の濃度は、C225キメラ抗体の一時的発現に続くものよ りは若干高かった(約200ng/ml)。加えて、EGFRに対する高いレベルの 結合が細胞ELISAで示された。図8はそうした実験の典型的な例を示すもの で、再形成ヒトH225抗体(225RKA/225RHA)が、キメラC225 抗体の約65%の相対親和力で、A431細胞の表面に発現されたEGFRに結 合していることを示している。 構築された2つのバージョンのκ軽鎖再形成ヒトH225可変部のアミノ酸配 列を図21に示し、一方構築された重鎖再形成ヒトH225可変部の5つのバー ジョンのアミノ酸配列を図22に示した。 実施例IV−16 レファレンス 実施例IV−17 表 表4 M225カッパ軽鎖可変部遺伝子のクローニングに使用した、縮重した特 異的PCRプライマー 表5 M225重鎖可変部遺伝子のクローニングに使用した、縮重した特異的P CRプライマー 表6 形質転換コロニーのPCRスクリーニングのためのプライマー 表7 キメラC225抗体カッパ軽鎖及び重鎖可変部遺伝子を構築し、且つC2 25抗体カッパ軽鎖のシグナルペプチド配列を修飾するためのプライマー 表8 再形成ヒトH225抗体カッパ軽鎖可変部(225RKA)の第一バージョンデ ザインを導くアミノ酸配列アラインメント 表9 再形成ヒトH225抗体重鎖可変部(225RHA)の第一バージョンデザイン を導くアミノ酸配列アラインメント 表10 再形成ヒト抗体H225カッパ軽鎖可変部遺伝子225RKA作成用プライマ ー 表11 再形成ヒト抗体H225カッパ軽鎖可変部遺伝子225RKB作成用プライマ ー 表12 再形成ヒト抗体H225重鎖可変部遺伝子225RHA作成用プライマー 表13 再形成ヒト抗体H225重鎖可変部遺伝子225RHB、225RHC、225RHD、及 び225RHE作成用プライマー a MKVはマウスカッパ軽鎖可変部遺伝子のリーダー配列にハイブリダイズするプ ライマーを示す。 b MKCはマウスカッパ定常部遺伝子にハイブリダイズするプライマーを示す。 a MHVはマウス重鎖可変部遺伝子のリーダー配列にハイブリダイズするプライマ ーを示す。 b MHCG はマウス定常部遺伝子にハイブリダイズするプライマーを示す。 記号の説明:(*)は不変残基で、カバットサブグループ(カバットら、1991年) 内で95%以上の出現を示すカバットコンセンサス配列により定義される(第5及 び第6欄における場合)か、又はコチア(Chothia)ら(1989年)により定義された CDRループ(第8欄)に対する標準型構造の一部として定義される。Fr 及びC DR における(太字)は、ヒトアミノ酸残基が対応マウス残基により置換される 位置。Fr における(下線)は位置で、ヒト残基が類似のマウス残基番号と異な る位置。(δ)はヒトFr内の変化の番号。(マウスC225)はキメラC225抗体から のVL領域アミノ酸配列。(マウス-V)はサブグループV(カバットら、1991年)か らのマウスカッパVL領域コンセンサス配列。(ヒト-III)はサブグル−プV(カバ ットら、1991年)からのヒトVL域コンセンサス配列。(ヒトドナ−LS7'CL)はヒ トLS7'CL抗体(シルバースタイン(Silberstein),L.E.ら、1989年)からのアミ ノ酸配列。(表面又は埋没)は抗体可変部両鎖の残余残基に関連したアミノ酸の 位置。(225RKA)は再形成ヒトmAb H225 VK領域第一バージョンのアミノ酸配列。 (コアパッキングAA/ パッキングAA)はコチアらが(1985年)に定義したVL/VHイ ンターフェースに位置するアミノ酸。(標準型AA)はコチア及びレスク(Lesk)(1 987年)、コチアら(1989年)、トラモンタノ(Tramontano)ら(1990年)、及びコチア ら(1992年)がCDRループコンフォメーションに重要であると定義したアミノ酸。 記号の説明:(*)は不変残基で、カバットサブグループ(カバットら、1991年) 内で95%以上の出現を示すカバットコンセンサス配列により定義される(第5及 び第6欄における場合)か、又はコチア(Chothia)ら(1989年)により定義された CDRループ(第8欄)に対する標準型構造の一部として定義される。Fr及びCD Rにおける(太字)は、ヒトアミノ酸残基が対応マウス残基により置換される位 置。Frにおける(下線)は位置で、ヒト残基が類似のマウス残基番号と異なる位 置。(δ)はヒトFr内の変化の番号。(マウスC225)はキメラC225抗体からのVL 領域アミノ酸配列。(マウス-IB)はサブグループIB(カバットら、1991年)からの マウスカッパVH領域コンセンサス配列。(ヒト-III)はサブグループIII(カバッ トら、1991年)からのヒトVH領域コンセンサス配列。(ヒトドナー38P1)はヒト 抗体38P1'CL(シュローダーJr.(Schroeder Jr.)ら、1987年)からのアミノ酸配列 。(表面又は埋没)は抗体可変部両鎖の残余残基に関連したアミノ酸の位置。( 225RHA)は再形成ヒトmAbH225 VH領域の第一バージョンのアミノ酸配列。(再形 成ヒトmAbH225 VH領域の第一バージョンのコアパッキング(コアパッキングAA/ パッキングAA)はコチア(Chothia)らが(1985年)に定義したVL/VHインターフェー スに位置するアミノ酸。(標準型AA)はコチア及びレスク(1987年)、コチアら(198 9年)、トラモンタノ(Tramontano)ら(1990年)、及びコチアら(1992年)がCDRルー プコンフォメーションに重要であると定義したアミノ酸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 39/395 A61K 39/395 L Y 45/00 45/00 C07K 7/06 C07K 7/06 7/08 7/08 16/46 16/46 C12P 21/08 C12N 5/10 A61K 37/02 ADU C12P 21/08 C12N 5/00 B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ジョーンズ,スティーブン,タラーン 英国 8エイチエー ハートフォードシェ アー ダブリューディー7,ラドレット, ザ クローズ 10 (72)発明者 サルダンハ,ヨーゼ,ウィリアム 英国 1ティーイー ミドルセックス イ ーエヌ1,アンフィールド,リンカーン ウェイ 22エー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.抗体の不変部および可変軽鎖が欠失したポリペプチドであって、NYGVH 、GVIWSGGNTDYNTPFTSR、またはVIWSGGNTDYNTP FTSで表されるアミノ酸配列を含むポリペプチド。 2.請求項1に記載のポリペプチドであって、NYGVHで表されるアミノ酸配 列およびGVIWSGGNTDYNTPFTSRまたはVIWSGGNTDYN TPFTSで表されるアミノ酸配列を含むポリペプチド。 3.NYGVHまたはGVIWSGGNTDYNTPFTSRで表されるアミノ 酸配列がらなるポリペプチド。 4.NYGVHまたはVIWSGGNTDYNTPFTSで表されるアミノ酸配 列がらなるポリペプチド。 5.エフェクター分子に接合されたものである、請求項1に記載のポリペプチド 。 6.エフェクター分子が腫瘍の成長を抑制するものである、請求項5に記載のポ リペプチド。 7.エフェクター分子が細胞毒性を有するものである、請求項5に記載のポリペ プチド。 8.エフェクター分子がドキソルビシンである、請求項5に記載のポリペプチド 。 9.エフェクター分子がシスプラチンである、請求項5に記載のポリペプチド。 10.エフェクター分子がタキソールである、請求項5に記載のポリペプチド。 11.エフェクター分子がシグナル導入インヒビターである、請求項5に記載の ポリペプチド。 12.エフェクター分子がrasインヒビターである、請求項5に記載のポリペ プチド。 13.エフェクター分子が細胞サイクルインヒビターである、請求項5に記載の ポリペプチド。 14.抗体の不変部および可変軽鎖が欠失したポリペプチドをコードするDNA であって、当該ポリペプチドがNYGVH、GVIWSGGNTDYNTPFT SR、またはVIWSGGNTDYNTPFTSで表されるアミノ酸配列を含む ものであるDNA。 15.NYGVHで表されるアミノ酸配列およびGVIWSGGNTDYNTP FTSRまたはVIWSGGNTDYNTPFTSで表されるアミノ酸配列を含 む、請求項14に記載のポリペプチドをコードするDNA。 16.エフェクター分子に接合されたものである、請求項14に記載のポリペプ チドをコードするDNA。 17.エフェクター分子が腫瘍の成長を抑制するものである、請求項16に記載 のポリペプチドをコードするDNA。 18.ヒト抗体の不変部及びエフェクター分子に接合したモノクローナル抗体2 25の超可変部を有する分子。 19.エフェクター分子が細胞毒性剤である、請求項18に記載の分子。 20.細胞毒性剤がドキソルビシンである、請求項19に記載の分子。 21.細胞毒性剤がタキソールである、請求項19に記載の分子。 22.細胞毒性剤がシスプラチンである、請求項19に記載の分子。 23.ヒト抗体の不変部と、ヒト抗体のCDR以外の可変部と、カッパ軽鎖と重 鎖を含む可変部と、モノクローナル抗体225のCDRとを含む分子。 24.不変部がIgGのアミノ酸配列を有する、請求項23に記載の分子。 25.IgGがIgG1である、請求項24に記載の分子。 26.実施例IVに従って再形成した、請求項23に記載の分子。 27.重鎖が、少なくとも一個のアミノ酸をカバットの番号システムで位置24 、28、29、30、41、48、49、67、68、70、71、及び78か らなる群から選択されるアミノ酸位置に有し、対応するカバットのアミノ酸位置 から選択されるマウスアミノ酸で置換されている、請求項23に記載の分子。 28.カッパ軽鎖が、カバットの番号システムで位置49のアミノ酸位置にアミ ノ酸を有し、対応するカバットのアミノ酸位置がら選択されるマウスアミノ酸で 置換されている、請求項23に記載の分子。 29.カッパ軽鎖可変部が225RKAまたは225RKBから選択されるアミノ 酸配列を有する、請求項23に記載の分子。 30.重鎖可変部が225RHA、225RHB、225RHC、225RHD、ま たは225RHEから選択されるアミノ酸配列を有する、請求項23に記載の分 子。 31.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHAを有する、請求項23に記載の分子。 32.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHBを有する、請求項23に記載の分子。 33.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHC有する、請求項23に記載の分子。 34.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎮可変部がアミ ノ酸配列225RHDを有する、請求項23に記載の分子。 35.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHEを有する、請求項23に記載の分子。 36.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHAを有する、請求項23に記載の分子。 37.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHBを有する、請求項23に記載の分子。 38.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHCを有する、請求項23に記載の分子。 39.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHDを有する、請求項23に記載の分子。 40.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHEを有する、請求項23に記載の分子。 41.エフェクター分子に付着したものである、請求項23に記載の分子。 42.エフェクター分子が細胞毒性剤である、請求項39に記載の分子。 43.細胞毒性剤がドキソルビシンである、請求項40に記載の分子。 44.細胞毒性剤がタキソールである、請求項40に記載の分子。 45.細胞毒性剤がシスプラチンである、請求項40に記載の分子。 46.請求項1に記載のポリペプチドの有効量をヒトに投与することを特徴とす る、ヒトにおける腫瘍の成長を顕著に抑制する方法。 47.請求項3または4に記載のポリペプチドの有効量をヒトに投与することを 特徴とする、ヒトにおける腫瘍の成長を顕著に抑制する方法。 48.ヒト抗体の不変部とモノクローナル抗体の可変部とを有する分子の有効量 をヒトに投与することを包含する、ヒトにおける腫瘍の成長を顕著に抑制する方 法。 49.ヒト抗体の不変部と、ヒト抗体のCDR以外の可変部と、カッパ軽鎖と重 鎖を含む可変部と、モノクローナル抗体225のCDRとを有する分子の有効量 をヒトに投与することを特徴とする、ヒトにおける腫瘍の成長を顕著に抑制する 方法。 50.カッパ軽鎖可変部が225RKAまたは225RKBから選択されるアミノ 酸配列を有する、請求項47に記載の方法。 51.重鎖可変部が225RHA、225RHB、225RHC、225RHD、ま たは225RHEから選択されるアミノ酸配列を有する、請求項47に記載の方 法。 52.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHAを有する、請求項47に記載の方法。 53.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHBを有する、請求項47に記載の方法。 54.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎮可変部がアミ ノ酸配列225RHCを有する、請求項47に記載の方法。 55.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKA、を有し、重鎖可変部がア ミノ酸配列225RHDを有する、請求項47に記載の方法。 56.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKAを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHEを有する、請求項47に記載の方法。 57.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHAを有する、請求項47に記載の方法。 58.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHBを有する、請求項47に記載の方法。 59.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎖可変部がアミ ノ酸配列225RHCを有する、請求項47に記載の方法。 60.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎮可変部がアミ ノ酸配列225RHDを有する、請求項47に記載の方法。 61.カッパ軽鎖可変部がアミノ酸配列225RKBを有し、重鎮可変部がアミ ノ酸配列225RHEを有する、請求項47に記載の方法。 62.更に細胞毒性剤を投与することを特徴とする、請求項44〜47のいずれ かに記載の方法。 63.細胞毒性剤がドキソルビシンである、請求項60に記載の方法。 64.細胞毒性剤がタキソールである、請求項60に記載の方法。 65.細胞毒性剤がシスプラチンである、請求項60に記載の方法。 66.ポリペプチドがエフェクター分子に接合したものである、請求項44また は45に記載の方法。 67.分子がエフェクター分子に接合したものである、請求項46または47に 記載の方法。 68.エフクター分子が細胞毒性を有する、請求項64に記載の方法。 69.エフクター分子がドキソルビシンである、請求項64に記載の方法。 70.エフクター分子がシスプラチンである、請求項64に記載の方法。 71.エフクター分子がタキソールである、請求項64に記載の方法。 72.エフェクター分子がシグナル導入インヒビターである、請求項64に記載 の方法。 73.エフェクター分子がrasインヒビターである、請求項64に記載の方法 。 74.エフェクター分子が細胞サイクルインヒビターである、請求項64に記載 の方法。 75.エフェクター分子が細胞毒性を有する、請求項65に記載の方法。 76.エフェクター分子がドキフルビシンである、請求項65に記載の方法。 77.エフェクター分子がシスプラチンである、請求項65に記載の方法。 78.エフェクター分子がタキソールである、請求項65に記載の方法。 79.エフエクター分子がシグナル導入インヒビターである、請求項65に記載 の方法。 80.エフェクター分子がrasインヒビターである、請求項65に記載の方法 。 81.エフェクター分子が細胞サイクルインヒビターである、請求項65に記載 の方法。 82.腫瘍細胞が前立腺腫瘍細胞である、請求項44〜47のいずれかに記載の 方法。 83.前立腺腫瘍細胞が後期前立腺腫瘍細胞である、請求項44〜47のいずれ かに記載の方法。 84.ヒト抗体の不変部と、ヒト抗体のCDR以外の可変部と、カッパ軽鎖と重 鎖を含む可変部と、モノクローナル抗体225のCDRとを有する分子をコード する核酸分子。 85.請求項84に記載の核酸分子を含むベクター。 86.発現ベクターである、請求項85に記載のベクター。 87.ベクターが原核細胞中で発現可能である、請求項86に記載のベクター。 88.ベクターが真核細胞中で発現可能である、請求項86に記載のベクター。 89.請求項87に記載の発現ベクターを含む原核細胞。 90.請求項88に記載の発現ベクターを含む真核細胞。 91.請求項23に記載の分子と医薬として許容される担体とを含む医薬組成物 。
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