JPH11227673A - 電動自転車用バッテリーケースの取付構造 - Google Patents
電動自転車用バッテリーケースの取付構造Info
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- JPH11227673A JPH11227673A JP10332956A JP33295698A JPH11227673A JP H11227673 A JPH11227673 A JP H11227673A JP 10332956 A JP10332956 A JP 10332956A JP 33295698 A JP33295698 A JP 33295698A JP H11227673 A JPH11227673 A JP H11227673A
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M6/00—Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
- B62M6/80—Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
- B62M6/90—Batteries
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/20—Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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Abstract
ネクタを接続時の信頼性が低下することなく、簡単に着
脱できるようにする。 【解決手段】 車体フレーム2を側面視略V字状の上方
へ開放された足通し空間Sが形成される構造とする。車
体フレーム2における足通し空間Sの下部と略同じ高さ
の部位に、バッテリーケース21をフレーム部材の一方
に沿うように着脱自在に支持する支持箱25を設ける。
支持箱25を、バッテリーケース21の前後方向および
車幅方向の移動を規制する構造とする。バッテリーケー
ス21に放電用コネクタを設け、この放電用コネクタに
バッテリーケース21の着脱操作に伴って接離されるモ
ータ側コネクタを車体フレーム2側に設けた。
Description
ッテリーケースを着脱自在に取付ける電動自転車用バッ
テリーケースの取付構造に関するものである。
電動自転車では、バッテリーを充電するときにバッテリ
ーをバッテリーケースごと車体から外して行うものがあ
る。そして、この種の電動自転車でバッテリーケースを
外して充電を行うには、先ず、バッテリーケースのロッ
ク,固定装置を外し、バッテリーとモータ側とを電気的
に接続する放電回路のコネクタを把持してこれを分離す
る。そして、バッテリーケースを車体から外して充電器
のある場所に運び、充電を行なっていた。
に車体に取付け、前記放電回路のコネクタを持って接続
してバッテリーをモータ側へ接続していた。
て脱着するときには、放電回路のコネクタをも別途脱着
する必要があった。
うに充電する度に放電回路のコネクタを別途脱着させる
のでは、手間がかかり充電作業が煩雑になってしまう。
両コネクタの脱着性を改善するに当たっては、走行中に
バッテリーケースに加えられる振動などによって接触端
子の接続部分が外れることがないようにしなければなら
ないし、接触端子に無理な力が加えられることがないよ
うにもしなければならない。
テリーケースを車体に搭載する位置も問題であった。す
なわち、例えば特開昭57−74285号公報に開示さ
れた電動自転車のように、後輪の上方に荷台を設け、こ
の荷台上にバッテリーケースを搭載する場合には、バッ
テリーを充電するに当たってバッテリーケースを荷台か
ら取外して行う構成を採ると、バッテリーケースを荷台
から降ろしたり荷台に載せるときに重量物であるバッテ
リーケースを後輪より上方へ高く持ち上げなければなら
ない。なお、バッテリーケースの搭載位置は、乗員が乗
り降りするときに邪魔にならないように位置づけなけれ
ばならないという制約もある。
になされたもので、バッテリーケースと車体との間に介
在するコネクタを接続時の信頼性が低下することなく、
簡単に着脱できるようにするとともに、バッテリーケー
スを車体に対して着脱するときの労力が可及的少なくな
るようにすることを目的とする。
用バッテリーケースの取付構造は、電動自転車用車体フ
レームを、ヘッドパイプから後下がりに延びるダウンチ
ューブの後部に上方へ延びるシートチューブを固着する
ことによって、側面視略V字状の上方へ開放された足通
し空間が形成される構造とし、この車体フレームにおけ
る前記足通し空間の下部と略同じ高さの部位にバッテリ
ーケース用支持部材を設け、この支持部材に、長尺状に
形成されたバッテリーケースを車載状態で長手方向が前
記略V字状をなすフレーム部材の一方に沿うように着脱
自在に支持させ、この支持部材を、バッテリーケースの
移動を規制する構造とし、前記バッテリーケースに放電
用接触端子を設け、この放電用接触端子にバッテリーケ
ースの着脱操作に伴って接離されるモータ側接触端子を
車体フレーム側に設けたものである。
に取付けたり車体から取外すに当たり、バッテリーケー
スを持ち上げる高さが足通し空間の下部と略同じ高さで
よい。また、バッテリーケースは略V字状をなすフレー
ム部材から大きく突出することはない。
着脱させることによって、放電用接触端子がモータ側接
触端子に対して接離されるから、放電用接触端子をモー
タ側接触端子に接離させるに当たって、バッテリーケー
ス着脱操作以外に特別な操作が不要になる。バッテリー
ケースを支持部材に装着し、両接触端子どうしが接続し
ている状態では、バッテリーケースは支持部材によって
移動が規制されるから、大きな振動がバッテリーケース
に加えられたとしても両接触端子どうしが外れることは
ないし、両接触端子に無理な力が加えられることもな
い。
て詳細に説明する。図1は本発明に係るバッテリーケー
スの取付構造を採用した電動自転車の側面図、図2はバ
ッテリーケース用支持箱の支持部を拡大して示す断面
図、図3は図1におけるモータユニット部分のA矢視
図、図4はバッテリーケース用支持箱の平面図、図5は
バッテリーケースの分解斜視図である。
大して示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は
(a)図におけるB−B線断面図、同図(c)は(a)
図におけるC−C断面図である。図7はバッテリーケー
ス用支持箱の縦断面図、図8は図7におけるVIII−VIII
線断面図、図9はバッテリーケース用支持箱の分解斜視
図である。
すときの手順を示す斜視図で、同図(a)は外装カバー
を開けた状態を示し、同図(b)はバッテリーケースを
支持箱から取外すときの状態を示す。同図(c)はバッ
テリーケースを支持箱から取外した状態を示し、同図
(d)はバッテリーケースを車体から外した状態を示
す。
て充電するときの状態を示す斜視図、図12はバッテリ
ーケースを車体から外さずに充電するときの状態を示す
斜視図である。
はこの電動自転車1の車体フレームである。この車体フ
レーム2は、前輪3が回転自在に設けられたフロントフ
ォーク4を操舵自在に支持するヘッドパイプ2aと、こ
のヘッドパイプ2aから後下がりに延びるダウンチュー
ブ2bと、このダウンチューブ2bの後端部にモータブ
ラケット5を介して連結されてこの連結部から上方へ後
傾するように延びるシートチューブ2cと、前記モータ
ブラケット5から後方へ延びるチェーンステー2dと、
前記シートチューブ2cの上部と前記チェーンステー2
dの後端部とを連結するシートステー2e等とから構成
されている。そして、この車体フレーム2は、前記ダウ
ンチューブ2bの上方かつシートチューブ2cの前方と
なる部位に上方が開放された側面視略V字状の足通し空
間Sが設けられる構造になっている。
着されたハンドル、7はシートチューブ2cの上端部に
装着されたクッション付きシート、8は後輪である。こ
の後輪8は、チェーンステー2dの後端部およびシート
ステー2eの下端部に一体的に設けられた後輪ブラケッ
ト2fに回転自在に支持されており、チェーン9を介し
て後述するモータユニットに連結されている。
ユニット部分を覆う外装カバーである。この外装カバー
10は、車体フレーム2のダウンチューブ2bに沿って
延設されてこのダウンチューブ2bに支持固定された下
部カバー10aと、この下部カバー10aに、モータブ
ラケット5側に位置する枢軸10bを介して上下揺動自
在に支持されかつ下部カバー10aの上側開口部を塞ぐ
上部カバー10cとから形成されている。
bを下側から覆うと共にモータブラケット5を左右側方
から覆う構造とされている。また、上部カバー10c
は、全体が略断面下向きコ字状に形成されて下部カバー
10aの上部開口部を覆う構造とされ、揺動端部となる
部位に施錠装置11が装着されている。なお、11aは
この施錠装置11のキーを示す。
は、施錠装置11を開錠して上部カバー10cの前部を
持ち上げることによって、図1中二点鎖線aで示すよう
に上部カバー10cが開くことになる。
モータユニットである。このモータユニット12は、後
述するバッテリーから給電されるモータ13と、クラン
ク軸14を有するギヤボックス15と、クランク軸14
に軸装されたチェーンリング16,クランク17および
ペダル18等を備えており、モータ13を立てた状態で
前記モータブラケット5に支持固定されている。なお、
チェーンリング16がチェーン9を介して後輪8に連結
されている。また、19はこのモータユニット12をモ
ータブラケット5に固定するための固定ボルトである。
ブラケット5は、前記ダウンチューブ2bに溶接される
側面視T字状のパイプ組立体5aに筒状のモータカバー
5bを溶接して構成されている。そして、このモータカ
バー5bの上端部にシートチューブ2cが同軸状に溶接
され、モータカバー5b内にモータ13が位置づけられ
ている。すなわち、このモータブラケット5にモータユ
ニット12を取付けると、モータユニット12は図3に
示すように車幅方向中央部に位置づけられることにな
る。
13には、ダウンチューブ2bの下部に取付けられた制
御ユニット20が接続されている。制御ユニット20
は、ペダル18からクランク軸14に乗員の踏力が加え
られたときのみに、モータ13を回転させてクランク軸
14にモータ13からの動力を伝える構成とされてい
る。すなわち、ペダル18を踏むと、クランク軸14に
はその踏力に加えてモータ13からの回転トルクが付与
されることになる。なお、前記ギヤボックス15には、
モータ13側の回転よりペダル18側の回転が高くなっ
たときにモータ13側にクランク軸14からトルクが伝
わって回転抵抗が大きくなるのを防ぐために、ワンウェ
イクラッチ(図示せず)が内装されている。
ーケース21は図5に示すように、長尺状に形成されそ
の内部に前記モータ13や制御ユニット20に給電する
バッテリー22が収納されている。このバッテリーケー
ス21は、下部ケース23と上部ケース24等とから形
成され、後述するバッテリーケース用支持箱25に嵌挿
されて車体フレーム2に支持されるように構成されてい
る。ここで、バッテリーケース21の構造を図5によっ
て詳細に説明する。
脂によってそれぞれ一体成形されており、車体フレーム
2のダウンチューブ2bに沿うように形成されてバッテ
リー22を前後に2つ並べて収納する構造とされてい
る。なお、2つのバッテリー22どうしは直列に接続さ
れ、その接続ケーブルに放電用接触端子としての放電用
コネクタ26が接続されている。また、その接続ケーブ
ルには充電用接触端子となる充電用コネクタ27が放電
用コネクタ26と並列に接続されている。
れぞれの合わせ部分に一体成形された係合部23aおよ
び係止片24aによって互いに離れることのないように
組立てられている。なお、下部ケース23の開口部に設
けられた係合部23aは、係止片24aを係合孔23b
内に貫通させることによって係止する従来周知の構造と
されている。
箱25に嵌合する突出部24bが一体に形成されてい
る。この突出部24bに前記放電用コネクタ26が取付
けられている。放電用コネクタ26は、後述するモータ
側コネクタの接触子が挿入される雌型のものが用いら
れ、その接続口を突出部24bの開口部24cに位置づ
けて上部ケース24にねじ止めされている。さらに、こ
の放電用コネクタ26の接続方向としては、バッテリー
ケース21の長手方向と同一方向とされている。なお、
図5および図8において26aはこの放電用コネクタ2
6を上部ケース24に固定するためのナット板を示し、
26bは取付けねじを示す。
図8に示すように支持箱25に係合する係止ボタン28
が一体成形されている。この係止ボタン28は、突出部
24bの上面からさらに突出する係止部を有し、突出部
24bに対して出没できるように構成されており、吐出
部24bの裏面にねじ止めされた板ばね29によって突
出側へ付勢されている。
ではマグネット吸着式の雄型のものが採用され、その接
触子を上部ケース24の充電口24dに位置づけて上部
ケース24に固定されている。この充電用コネクタ27
の取付部を図6に拡大して示す。
(上部ケース24の上面と直交する方向)へ向けて配置
され、タッピングねじ27bによって上部ケース24に
裏側から固定されている。また、接触子27aは、正極
と負極とを混同しないように平面視ハの字状に配設され
ている。
0は充電口24cを塞ぐためのコネクタカバーである。
このコネクタカバー30は、合成樹脂によって板状に成
形されており、摘み30aが一体に設けられている。そ
して、板状部分の一端がタッピングねじ30bによって
上部ケース24に上方から固定されている。板状部分の
他端には、充電口24dの開口縁部に係合する係止爪3
0cが形成されている。さらに、板状部分には、このコ
ネクタカバー30を(b)図中二点鎖線bで示すように
折曲げることができるように、裏面に凹溝30dを形成
することによって樹脂ヒンジが設けられている。
21を後述する支持箱25に固定するための後側クラン
プ、32はバッテリーケース21の前部をダウンチュー
ブ2bに固定するための前側クランプである。これらの
クランプ31,32は各々の係合環を相手側に掛けて引
っ張る構造で、後側クランプ31の係合環は図7に示す
ように支持箱25の突起33に掛けられ、前側クランプ
32の係合環は図5に示すようにダウンチューブ2bの
支持板34に掛けられるように構成されている。なお、
35および36はバッテリーケース21を持ち上げるた
めの取っ手で、取っ手35は上部ケース24の上部にね
じ止めされ、取っ手36は下部ケース23の前面から上
部ケース24の前面に跨るようにしてねじ止めされてい
る。
箱25は、図9に示すように、合成樹脂によって略有底
角筒状に一体成形されており、後述する支持箱用ステー
41に上下揺動自在に枢支されてこのステー41を介し
て車体フレーム2のモータブラケット5に支持されてい
る。すなわち、この支持箱25は前記足通し空間Sの下
部となる部位に配設されている。この支持箱25は上述
したバッテリーケース21が嵌入する形状に形成され、
その一部は図4に示すように、上部ケース24の突出部
24bが嵌入できるように他の部分より開口幅が狭めら
れている。この支持箱25が本発明に係る支持部材を構
成している。
5aに、バッテリーケース21の放電用コネクタ26に
接続されるモータ側コネクタ42が取付けられると共
に、この支持箱25をステー41に揺動自在に連結する
ための支軸43が支持されている。なお、支軸43を支
持する軸受部25bは幅狭部25aの下方部に左右に設
けられ、支持箱25に一体に設けられている。
1の係合環が掛けられる突起33は、この幅狭部25a
の開口縁部に一体成形されており、さらに、前記係止ボ
タン28の係止部が係合する係合孔25dもこの幅狭部
25aに穿設されている。
出部24bを設けて支持箱25に嵌合させるようにする
と、バッテリーケース21を支持箱25に装着させると
きには必ず放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42
と対向するようになる。
クタ26に接続されるように雄型のものが採用され、そ
の接触子42aと放電用コネクタ26との接続方向がバ
ッテリーケース21の嵌合方向と同一方向になるように
支持箱25に取付けられている。その取付構造として
は、図7および図8に示すように、モータ側コネクタ4
2の底部を幅狭部25aの底部に支承させるようにして
ねじ止めする構造とされている。なお、図8および図9
中符号42bはモータ側コネクタ42を固定する固定ね
じ、42cはナット板である。
図7および図9に示すように、前記支軸43が貫通する
アーム部41aが左右に設けられている。そして、この
ステー41は図2および図8に示すようにその上部およ
び下部がモータブラケット5にねじ止めされている。ス
テー固定用ねじを図2,図8において符号41bで示
す。
25との間には支軸43に貫通された戻しばね44が弾
装され、ステー41の下部と支持箱25の底部との間に
はリンク式連結部材45が介装されている。
ステー41に係合され他端が幅狭部25aの底部に当接
し、図7において支持箱25を時計方向に回転付勢する
ように構成されている。リンク式連結部材45は2つの
リンク45a,45bをピン45cで連結して構成さ
れ、一方のリンク45aの端部がステー41に枢支さ
れ、他方のリンク45bが支持箱25に枢支されてい
る。なお、図7および図9において符号46は前記リン
ク45aをステー41に取付けるねじ、47はリンク4
5bを支持箱25に取付けるねじ、48はこの取付けね
じ47が螺着されるナット板である。
25を下側へ揺動させてその底面をステー41と平行と
した状態で保持するための保持部材で、この保持部材4
9はねじ49aによってステー41に固定されており、
支持箱25の底部に下方へ向けて突設された係合突起2
5eを挾持する構造とされている。そして、この保持部
材49は、支持箱25を上方へ付勢する戻しばね44の
ばね力のみでは挾持状態が維持されるが、人手によって
支持箱25を上方へ起こそうとする力が加えられると、
係合突起25eが滑って外れるように構成されている。
ばね50は下側の径が上側の径より小さく形成されてお
り、支持箱25の内側底部に一体成形された円柱部25
fに下側部分が圧入固着されている。また、その上下方
向の長さとしては、モータ側コネクタ42の接触子42
aの突出寸法より長く設定されている。
を支持箱25の底部に装着すると、支持箱25にバッテ
リーケース21を嵌合させて放電用コネクタ26がモー
タ側コネクタ42に接続される以前に、圧縮コイルばね
50の上端がバッテリーケース21に接触することにな
る。このため、圧縮コイルばね50が緩衝体となるの
で、前記コネクタどうしが接続されるときに両コネクタ
に過大な力が加えられるのを防ぐことができる。また、
支持箱25からバッテリーケース21を引き抜くときに
も、バッテリーケース21が圧縮コイルばね50によっ
て押される関係から、そのばね力によってコネクタの接
続状態を解除することができる。
ータ側コネクタ42と不図示のモータ側回路とを電気的
に接続するための接続ケーブルで、前記ステー41に形
成された開口部41cを通ってモータユニット側に導出
されている。
43を中心として上下に揺動され、その開口部が上方を
向くように揺動された状態でバッテリーケース21が脱
着される。すなわち、前記外装カバー10の上部カバー
10cが開けられかつバッテリーケース21が装着され
ていない状態では、支持箱25は図2および図7中二点
鎖線cに示すように戻しばね44のばね力によって上方
へ揺動するので、その状態でバッテリーケース21を装
着させる。なお、そのときには図7中二点鎖線dに示す
ようにリンク式連結部材45が伸びることになる。
は、バッテリーケース21を立て向きにして(放電用コ
ネクタ26を下方へ向けて)支持箱25の開口部に挿入
し、そのバッテリーケース21を圧縮コイルばね50の
ばね力に抗して押し下げることによって行う。バッテリ
ーケース21が支持箱25の最奥部まで挿入されると、
放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42に接続され
ると共に、バッテリーケース21の係止ボタン28が支
持箱25の係合孔25dに係止される。この係止ボタン
28が係止されることによってバッテリーケース21は
抜け止めされることになる。
た後は後側クランプ31によってバッテリーケース21
を支持箱25に対して固定し、バッテリーケース21を
戻しばね44のばね力に抗して前側へ倒すようにして支
持箱25を揺動させる。そして、バッテリーケース21
の前側クランプ32をダウンチューブ2bの支持板34
に掛けてバッテリーケース21を車体フレーム2に固定
する。なお、バッテリーケース21を前倒しにすること
で、図7に示すようにリンク式連結部材45が折れ曲が
ると共に、支持箱25の係合突起25eがステー41の
保持部材49に挟持されることになる。そして、このよ
うにバッテリーケース21を前倒しにすることによっ
て、この長尺状に形成されたバッテリーケース21は、
図1中に波線で示すように、ダウンチューブ2bの上側
にその長手方向がこのダウンチューブ2bに沿うように
配置される。
定した後、外装カバー10の上部カバー10cを閉じ、
施錠装置11で施錠することによって、走行可能状態と
なる。この走行可能状態、すなわちバッテリーケース2
1が車載状態になっているときには、前記放電用コネク
タ26とモータ側コネクタ42との接続方向がダウンチ
ューブ2bの軸線と平行な方向になる。
車1においてバッテリー22を充電するときの手順につ
いて説明する。充電を行うには、バッテリーケース21
を車体から外して行う方法と、バッテリーケース21を
車体に搭載した状態で行う方法とがある。先ず、バッテ
リーケース21を車体から外して充電する手法を図10
および図11によって説明する。
施錠装置11をキー11aによって開錠させ、図10
(a)および図1中二点鎖線aに示すように外装カバー
10の上部カバー10cを上方へ向けて引っ張って開け
る。このようにするとバッテリーケース21や支持箱2
5が露出するようになる。
ーケース21を車体フレーム2に固定しているクランプ
32を外し、引き続いてクランプ31を外す。そして、
支持箱25の係合孔25dに臨んでいる係止ボタン28
の係止部を同図中矢印dで示すように押して係止ボタン
28の係止状態を解く。このように係止ボタン28での
係止状態を解くと、圧縮コイルばね50のばね力によっ
てバッテリーケース21が押され、放電用コネクタ26
がモータ側コネクタ42から外れることになる。
36を持ってバッテリーケース21を引き起こす。引き
起こした状態を図1中二点鎖線eに示す。そして、図1
0(c)に示すように支持箱25の上方へ持ち上げて取
外す。バッテリーケース21を外した後は同図(d)に
示すように支持箱25を前側へ倒して外装カバー10の
上部カバー10cを元通りに閉じる。一方、取外したバ
ッテリーケース21は図11に示すように充電器に接続
される。
示のコンセントに接続されるプラグ、54は充電器52
に接続されたコネクタを示す。充電を行うには、バッテ
リーケース21のコネクタカバー30を開け、開口され
た充電口24dに充電器側のコネクタ54を差し込み、
充電用コネクタ27に接続して行う。
態で充電するには、図12に示すように、外装カバー1
0の上部カバー10cを開けた状態で行う。すなわち、
上部カバー10cを開けてバッテリーケース21のコネ
クタカバー30を開ける。そして、開口された充電口2
4dに充電器側のコネクタ54を差し込み充電用コネク
タ27に接続して行う。
バッテリーケース21をバッテリーケース搭載部として
の支持箱25に取付けた状態ではバッテリーケース21
の下部外壁面が支持箱25の凹陥部内壁面に対接するの
で、走行中はこの支持箱25によってバッテリーケース
の前後方向および車幅方向への移動を規制することがで
きる。また、バッテリーケース21の取付けに際して
は、その下部外周壁がバッテリーケース搭載部に形成さ
れた大きな凹陥部(支持箱25)によってガイドされる
ため、位置決めの作業が容易となる。
ッテリーケース21をダウンチューブ2bの上側にこれ
に沿わせて取付けたので、バッテリーケース21を車体
に取付けたり、車体から取外すに当たり、バッテリーケ
ース21を持ち上げる高さがダウンチューブ2bと略同
じ高さでよいとともに、上方へ開放された足通し空間を
作業空間として広く使うことができ、重いバッテリーケ
ース21をダウンチューブ2b上に搭載するに当たり、
何ら邪魔になるものがない。また、バッテリーケース2
1はダウンチューブ2bから上方へ大きく突出しないの
で、ダウンチューブ2bの上方の足通し空間Sがバッテ
リーケース21によって大きく狭められることもない。
電用コネクタ26を固定するとともに、前記上方に開放
された足通し空間Sの下部であって車体フレーム2側に
モータ側コネクタ42を固定したので、モータ側コネク
タ42は車体の低位置に位置づけられることになるか
ら、これに前記放電用コネクタ26を接続するときには
接続先を容易に確認しながら行うことができる。
られた放電用コネクタ26と、支持箱25に設けられた
モータ側コネクタ42との接続方向をバッテリーケース
21の着脱方向と一致させたので、バッテリーケース2
1を支持箱25に対して着脱させることによって、放電
用コネクタ26がモータ側コネクタ42に対して接離さ
れることになる。このため、放電用コネクタ26をモー
タ側コネクタ42に接続させるに当たって、バッテリー
ケース着脱操作以外に特別な操作が不要になる。バッテ
リーケース21を支持箱25に装着し、両コネクタ2
6,42どうしが接続している状態では、バッテリーケ
ース21は上述したように支持箱25によって前後方向
および車幅方向への移動が規制されるから、大きな振動
がバッテリーケース21に加えられたとしても両コネク
タ26,42どうしが外れることはないし、両コネクタ
26,42に無理な力が加えられることもない。
ネクタ42との接続方向を車載状態においてダウンチュ
ーブ2bの軸線と平行な方向としたから、バッテリーケ
ース21を車体に搭載した車載状態では、バッテリーケ
ース21の重量によって放電用コネクタ26がモータ側
コネクタ42側へ付勢される。
ートチューブ2cと同軸状に設けた例を示したが、モー
タユニット12の搭載位置としては図13および図14
に示すようにダウンチューブ2bの下方とすることもで
きる。
の電動自転車の例を示す側面図、図14は図13におけ
るA−A線断面図である。この電動自転車は、車体フレ
ーム2のダウンチューブ2bがハンドル6とシート7と
の間となる後端部分で略水平に形成されており、ダウン
チューブ2bの後端にラグ61を介してシートチューブ
2cが連結されている。なお、ダウンチューブ2bの水
平部分は前後輪の車軸と略同じ高さに位置づけられてい
る。この車体フレーム2も、前記第1の実施の形態を採
るときと同様に側面視略V字状の足通し空間Sが設けら
れる構造になっている。
に、モータユニット12が略水平となるように支持固定
されている。また、バッテリーケース21が装着される
支持箱25も支持部材62を介してその水平部分に支持
されている。また、バッテリーケース21は、前記図1
〜図12で示した実施の形態と同様に、車載状態ではダ
ウンチューブ2bの上側にこれに沿うように配置される
構造になっている。
採るときと同等の効果が得られる。しかも、この実施の
形態のようにモータユニット12を前向きに搭載する
と、重量物であるモータユニット12が低位置に位置づ
けられて車体の重心を低くすることができる。
揺動自在としたが、図15および図16に示すように固
定式とすることもできる。
自転車の支持箱を固定式とした他の実施の形態を示す側
面図、図16はモータユニットが前向きとされた電動自
転車の支持箱を固定式とした他の実施の形態を示す側面
図である。これらの図において前記図1ないし図14で
説明したものと同一もしくは同等部材については、同一
符号を付し詳細な説明は省略する。
バッテリーケース21が装着される支持箱である。この
支持箱63が本発明に係る支持部材を構成している。こ
の支持箱63は、バッテリーケース21が嵌挿される有
底角筒状に形成されており、開口部を車体フレーム2の
ヘッドパイプ2aに向けて車体に固定されている。図1
5に示した支持箱63はモータブラケット5に固定さ
れ、図16に示した支持箱63はダウンチューブ2bの
水平部分に固定されている。
ーケース21の放電用コネクタ26に接続されるモータ
側コネクタ42が取付けられている。これらのコネクタ
の接続方向は、支持箱63の深さ方向と同一方向とされ
ている。なお、放電用コネクタ26は、この例ではバッ
テリーケース21の一端に配設されている。
テリーケース21をダウンチューブ2bに沿って同図中
矢印e方向へ引き上げることによって、バッテリーケー
ス21が車体から外れることになる。なお、バッテリー
ケース21を取付けるときには上述した手順と逆方向に
押し下げればよい。
1を支持箱63に取付けた状態ではバッテリーケース2
1の下部外壁面が支持箱63の内壁面に対接するので、
走行中はバッテリーケース21の前後方向および車幅方
向の移動が支持箱63によって規制される。バッテリー
ケース21の取付けに際しては、その下部外周壁がバッ
テリーケース搭載部に形成された大きな凹陥部(支持箱
63)によってガイドされるため、位置決めの作業が容
易となる。
21をダウンチューブ2bの上側にこれに沿わせて取付
けたので、バッテリーケース21を車体に取付けたり、
車体から取外すに当たり、バッテリーケース21を持ち
上げる高さがダウンチューブ2bと略同じ高さでよいと
ともに、上方へ開放された足通し空間を作業空間として
広く使うことができ、重いバッテリーケース21をダウ
ンチューブ2b上に搭載するに当たり、何ら邪魔になる
ものがない。また、バッテリーケース21はダウンチュ
ーブ2bから上方へ大きく突出しないので、ダウンチュ
ーブ2bの上方の足通し空間Sがバッテリーケース21
によって大きく狭められることもない。
電用コネクタ26を固定するとともに、前記上方に開放
された足通し空間Sの下部であって車体フレーム2側に
モータ側コネクタ42を固定したので、モータ側コネク
タ42は車体の低位置に位置づけられることになるか
ら、これに前記放電用コネクタ26を接続するときには
接続先を容易に確認しながら行うことができる。
られた放電用コネクタ26と、支持箱25に設けられた
モータ側コネクタ42との接続方向をバッテリーケース
21の着脱方向と一致させたので、バッテリーケース2
1を支持箱25に対して着脱させることによって、放電
用コネクタ26がモータ側コネクタ42に対して接離さ
れることになる。このため、放電用コネクタ26をモー
タ側コネクタ42に接続させるに当たって、バッテリー
ケース着脱操作以外に特別な操作が不要になる。バッテ
リーケース21を支持箱63に装着し、両コネクタ2
6,42どうしが接続している状態では、バッテリーケ
ース21は上述したように支持箱63によって前後方向
および車幅方向への移動が規制されるから、大きな振動
がバッテリーケース21に加えられたとしても両コネク
タ26,42どうしが外れることはないし、両コネクタ
26,42に無理な力が加えられることもない。
ネクタ42との接続方向を車載状態においてダウンチュ
ーブ2bの軸線と平行な方向としたから、バッテリーケ
ース21を車体に搭載した車載状態では、バッテリーケ
ース21の重量によって放電用コネクタ26がモータ側
コネクタ42側へ付勢される。
揺動自在とすることもできる。
動自転車の側面図、図18は支持箱部分を拡大して示す
側面図、図19は図18におけるA−A線断面図、図2
0は図18におけるB−B線断面図である。これらの図
において前記図1ないし図14で説明したものと同一も
しくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説明
は省略する。
車体フレーム2のダウンチューブ2bがシートチューブ
連結部よりさらに後側へ延設されており、その延設部に
支持箱64が左右揺動自在に取付けられている。この支
持箱64が本発明に係る支持部材を構成している。な
お、この実施の形態ではモータユニット12は、後下が
りに直線的に延びるダウンチューブ2bに沿って搭載さ
れ、ダウンチューブ2bとシートチューブ2cとを連結
するラグ65と、ダウンチューブ2bの後端に設けられ
たブラケット66とに取付けられている。
板製ブラケット67を介して枢軸68が軸支され、その
枢軸68に前記支持箱64が枢支されている。前記枢軸
68は上方からみて車体前後方向と平行とされ、図19
に示すようにダウンチューブ2bより車体左側にずれて
配置されている。すなわち、支持箱64はこの枢軸68
を中心として図19中二点鎖線fに示すよう揺動自在に
支持されることになる。
筒状に一体成形されており、その開口部の寸法はバッテ
リーケース21が嵌挿される寸法に設定されている。そ
して、この支持箱64の底部に前記枢軸68が貫通する
軸受部64aが設けられている。また、支持箱64の底
部には、前記ブラケット67に係合するストッパー64
bが突設されている。支持箱64が枢軸68を中心に揺
動したときにはこのストッパー64bによって揺動が規
制されるように構成されている。
には、枢軸68に貫通された戻しばね69が介装されて
いる。この戻しばね69は捻りばねからなり、一端が支
持箱64の底面に接触し、他端がブラケット67に係止
されており、図19において支持箱64を反時計回りに
回転付勢するように構成されている。すなわち、支持箱
64にバッテリーケース21を装着しない状態では、支
持箱64は前記戻しばね69のばね力によって図19中
二点鎖線fで示したように車体左側へ揺動されることに
なる。バッテリーケース21の脱着はそのように支持箱
64を車体左側へ揺動させた状態で行われる。
ス21は、支持箱64とは反対側となる上端部に放電用
コネクタ26が設けられている。この放電用コネクタ2
6は、この実施の形態ではマグネット吸着式の雌型のも
のが使用され、フレーム側に固定された雄型のモータ側
コネクタ42との接続方向が支持箱64の揺動方向と同
一方向となるように配設されている。
クタ取付け部は、図19および図20に示すように車体
右側へ向けて開口しており、その開口部にモータ側コネ
クタ42が臨んで両コネクタどうしが接続されるように
構成されている。なお、両コネクタの接触面の位置は車
幅方向略中心に位置づけられている。その接触面の位置
を図19および図20において符号Cで示す。
バッテリーケース21より右側に位置する保持部材72
に支持固定されている。この保持部材72は、シートチ
ューブ2cに溶接される側面視コ字状の前側フレーム連
結部72aと、この前側フレーム連結部72aから車体
右側で後側へ延設された平板部72bと、この平板部7
2bの後端部に設けられた側面視コ字状の後側フレーム
連結部72cとからなり、平面視略コ字状に形成されて
いる。そして、この後側フレーム連結部72cは、左右
2本のシートステー2eとダウンチューブ2bの後端部
に連結された支持パイプ73に溶接されている。前記モ
ータ側コネクタ42は平板部72bに固定されている。
結部72aと後側フレーム連結部72cとの間隔は、図
20に示すように、バッテリーケース21がその内部に
嵌合できるような寸法に設定されている。すなわち、バ
ッテリーケース21を支持箱64に装着して図19に示
すように起立させると、バッテリーケース21は前後面
が前側フレーム連結部72aおよび後側フレーム連結部
72cによって所定位置にガイドされ、放電用コネクタ
26がモータ側コネクタ42に接続されるようになる。
搭載すると、バッテリーケース21は下部が支持箱64
によって前後左右の移動が阻止され、上部が前記保持部
材72によって前後および車体右側への移動が阻止され
る。なお、バッテリーケース21の上部が車体左側へ移
動しないように、この実施の形態では保持部材72の平
板部72bにバッテリーケース21の突片を引っ張るク
ランプ74が設けられている。
車体フレーム2に対して固定するために、バッテリーケ
ース21の前後両側にクランプ75,76が取付けられ
ている。これらのクランプ75,76は、シートチュー
ブ2cや支持パイプ73に突設された係止片77,78
を引っ張る構造とされている。
られた充電用コネクタ、80はフューズである。充電用
コネクタ79はマグネット吸着式の雄型ものが使用さ
れ、接続部をバッテリーケース21の左側面に露出させ
るようにして取付けられている。そして、この充電用コ
ネクタ79は放電用コネクタ26とは電気的に並列に接
続されており、コネクタどうしの接続部よりバッテリー
側に前記フューズ80が介装されている。なお、コネク
タどうしの接続部より充電用コネクタ側には、バッテリ
ー側へのみ通電を許す短絡防止用のダイオード(図示せ
ず)が介装されている。
持パイプ73に支持固定され、ロックピン81aが車載
状態のバッテリーケース21に係合するように構成され
ている。
ら車体左側へ引き出したり、上方へ持ち上げて搬送する
ときに掴む取っ手である。この取っ手82は、バッテリ
ーケース21の上部に支持ピン82aを介して枢支され
ている。また、図19において83はモータユニット1
2の側方を覆うように構成された外装カバーである。
バッテリーを充電するためにバッテリーケース21を車
体から取外すには、先ず、バッテリーケース21を車体
フレーム2に対して固定する3つのクランプ74〜76
を外す。そして、取っ手82を持ってバッテリーケース
21を車体左側へ倒し、上方へ引き上げる。このように
してバッテリーケース21を外すことができる。なお、
取付けるには、上述した手順と逆の手順によって行う。
1を車体に搭載した状態で充電用コネクタ79に充電器
側コネクタを接続して行う方法と、上述したようにバッ
テリーケース21を車体から取外して行う方法とがあ
る。
ース21を支持箱64に嵌合させる構成を採ることによ
って、バッテリーケース21を支持箱64に取付けた状
態ではバッテリーケース21の下部外壁面が支持箱64
の凹陥部内壁面に対接するので、走行中はバッテリーケ
ース21の前後方向および車幅方向の移動が支持箱64
によって規制される。バッテリーケースの取付けに際し
ては、その下部外周壁がバッテリーケース搭載部に形成
された大きな凹陥部(支持箱64)によってガイドされ
るため、位置決めの作業が容易となる。
ケース21を車体左右方向へ揺動自在として放電用コネ
クタ26とモータ側コネクタ42との接続方向を前記揺
動方向と同一方向とすると、バッテリーケース21を支
持箱64に装着して揺動させることによって、放電用コ
ネクタ26がモータ側コネクタ42に対して着脱される
ことになる。
コネクタ42に接続させるに当たって、バッテリーケー
ス着脱操作以外に特別な操作が不要になる。バッテリー
ケース21を支持箱64に装着し、両コネクタ26,4
2どうしが接続している状態では、バッテリーケース2
1は上述したように支持箱64によって前後方向および
車幅方向への移動が規制されるから、大きな振動がバッ
テリーケース21に加えられたとしても両コネクタ2
6,42どうしが外れることはないし、両コネクタ2
6,42に無理な力が加えられることもない。
ッテリーケースを車体に取付けたり車体から取外すに当
たり、バッテリーケースを持ち上げる高さが足通し空間
の下部と略同じ高さでよいから、重いバッテリーケース
を搭載する作業の作業性がよい。
れを後輪の上方となるような高位置まで持ち上げなくて
よいので、バッテリーケース着脱作業が軽作業になる。
また、バッテリーケースは略V字状をなすフレーム部材
から大きく突出することはなく、足通し空間がバッテリ
ーケースによって大きく狭められることがないから、バ
ッテリーケースが邪魔にならずに乗り降りし易い。
着脱させることによって、放電用接触端子がモータ側接
触端子に対して接離されるから、放電用接触端子をモー
タ側接触端子に接離させるに当たって、バッテリーケー
ス着脱操作以外に特別な操作が不要になる。このため、
バッテリーケースの着脱操作が単純となり、充電作業が
簡略化する。
接触端子どうしが接続している状態では、バッテリーケ
ースは支持部材によって移動が規制されるから、大きな
振動がバッテリーケースに加えられたとしても両接触端
子どうしが外れることはないし、両接触端子に無理な力
が加えられることもない。このため、両接触端子の接続
の信頼性を高くすることができる。
採用した電動自転車の側面図である。
て示す断面図である。
である。
す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は(a)図に
おけるB−B線断面図、同図(c)は(a)図における
C−C断面図である。
る。
る。
手順を示す斜視図で、同図(a)は外装カバーを開けた
状態を示し、同図(b)はバッテリーケースを支持箱か
ら取外すときの状態を示す。同図(c)はバッテリーケ
ースを支持箱から取外した状態を示し、同図(d)はバ
ッテリーケースを車体から外した状態を示す。
るときの状態を示す斜視図である。
するときの状態を示す斜視図である。
転車の例を示す側面図である。
支持箱を固定式とした他の実施の形態を示す側面図であ
る。
車の支持箱を固定式とした他の実施の形態を示す側面図
である。
の側面図である。
ット、21…バッテリーケース、25…支持箱、26…
放電用コネクタ、42…モータ側コネクタ、43…支
軸、63…支持箱、64…支持箱。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動自転車用車体フレームを、ヘッドパ
イプから後下がりに延びるダウンチューブの後部に上方
へ延びるシートチューブを固着することによって、側面
視略V字状の上方へ開放された足通し空間が形成される
構造とし、この車体フレームにおける前記足通し空間の
下部と略同じ高さの部位にバッテリーケース用支持部材
を設け、この支持部材に、長尺状に形成されたバッテリ
ーケースを車載状態で長手方向が前記略V字状をなすフ
レーム部材の一方に沿うように着脱自在に支持させ、こ
の支持部材を、バッテリーケースの移動を規制する構造
とし、前記バッテリーケースに放電用接触端子を設け、
この放電用接触端子にバッテリーケースの着脱操作に伴
って接離されるモータ側接触端子を車体フレーム側に設
けたことを特徴とする電動自転車用バッテリーケースの
取付構造。
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