JPH08295282A - 自転車用補助動力装置および補助動力装置付自転車 - Google Patents

自転車用補助動力装置および補助動力装置付自転車

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JPH08295282A
JPH08295282A JP7106306A JP10630695A JPH08295282A JP H08295282 A JPH08295282 A JP H08295282A JP 7106306 A JP7106306 A JP 7106306A JP 10630695 A JP10630695 A JP 10630695A JP H08295282 A JPH08295282 A JP H08295282A
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JP
Japan
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rotational force
hollow shaft
attached
power unit
crankshaft
Prior art date
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JP7106306A
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English (en)
Inventor
Mitsuhisa Yonekawa
光久 米川
Atsushi Takayama
敦之 高山
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Priority to ES96912258T priority patent/ES2149467T3/es
Priority to US08/765,614 priority patent/US5909781A/en
Priority to CN96190425A priority patent/CN1057499C/zh
Priority to DE69608752T priority patent/DE69608752T2/de
Priority to KR1019960707483A priority patent/KR100231660B1/ko
Priority to PCT/JP1996/001153 priority patent/WO1996033906A1/ja
Priority to PT96912258T priority patent/PT763462E/pt
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、一般用自転車に補助動力装置を取り
付けて補助動力装置付自転車とすることを目的とする。 【構成】内部に電動機40、動力伝達手段50を備え外
部に突出した中空軸70とクランク軸80を有する補助
動力装置Cをこの中空軸70とクランク軸80を一般用
自転車の車体のハンガラグ1の両側に取り付けられる一
対の取付部材110、120を介して取り付けた補助動
力装置付自転車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、補助動力装置付自転
車に係り、特に一般用自転車に補助動力装置を取り付け
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】ペダル駆動による走行つまり人力走行と
電動機あるいはガソリンエンジンの駆動力による走行つ
まり動力走行を切換える動力装置付自転車は、従来から
知られており、より具体的には、例えば特公昭52−3
7251号公報に記載されている。この公報には記載さ
れているエンジン付自転車は、公報第2欄第19行ない
し第3欄第15行に説明されているように、前輪と後輪
とを有するとともにその中間に座席と、後輪に連なるペ
ダルクランク軸とを備えてこれを自転車型にさせるとと
もに車体に後輪に連なる内燃エンジンを備え、エンジン
を不動作としてペダルクランク軸により後輪を人力駆動
させる人力走行と、エンジンを動作させてエンジンによ
り後輪を駆動させる動力走行とに切換自在な構成とし、
この切換構成は、上記公報に記載を要約すると、チェー
ン9を介して後輪スプロケット10に連なる駆動スプロ
ケット10を一端に固着したスプロケット軸11を中空
軸に構成して、これをペダルクランク軸5上に回転自在
に遊嵌させ、このペダルクランク軸5に固着した歯車1
2と、スプロケット軸11に遊嵌した歯車13とを各内
周の一方向クラッチ14、15を介して設け、ペダルを
踏むことによって生じる人力の駆動力を前記ペダルクラ
ンク軸5を介して駆動スプロケット10に伝達してチェ
ーン9を介して後輪スプロケット8に伝達させ、また、
内燃エンジン6の駆動力を前記歯車13、一方向クラッ
チ13、スプロケット軸11を介して駆動スプロケット
10に伝達し、チェーン9を介して後輪スプロケット8
に伝達させるようにしたものである。
【0003】ところで、上記公報に記載されている動力
装置付自転車は動力装置とこの動力装置を取り付けるた
めの専用の車体とで構成されている。すなわち、上記公
報では内燃エンジン6等を取り付ける一般用自転車のハ
ンガラグに相当する中空管部材を設けた専用の自転車型
車体1を構成し、前記中空管部材内に内燃エンジン6の
ハウジングの一部に一体に設けられ、前記スプロケット
軸11を回転自在に挿通したスプロケット取付軸を取り
付けることにより、内燃エンジン6つまり動力装置を取
り付けるように構成されている。したがって、このよう
な従来のものは内燃エンジン6つまり動力装置とこの動
力装置を取り付けるための構成を設けた専用の車体が必
要となり、動力装置を他の一般用自転車に取り付けるこ
とはできないものである。また、動力装置を取り付ける
専用の車体が必要なことから高価格となってしまい経済
性の面からも好ましいものではない。
【0004】また、動力装置を用いた自転車であっても
上記公報に記載されたもののように動力装置による走行
と人力による走行を切り換える形式のものではなく、人
力走行の補助として動力装置を用いる形式の動力装置付
自転車(補助動力装置付自転車)も知られており、この
形式のものとしては、例えば特公昭52−33850号
公報に記載されている。この公報に記載されているエン
ジン付自転車の構成およびその動作については公報第2
欄第5行ないし第3欄第35行に記載されている。この
記載および第1図ないし第3図からこのエンジン付自転
車の車体1は、前輪2と後輪3とを有するとともにその
中間部にこの後輪3に連結されてこれを人力駆動すべき
ペダルクランク軸4を有し全体として自転車型に構成
し、また、前記車体1に筒上のハンガ6を固定し、この
ハンガ6内にエンジン18の出力軸19に設けた歯車2
0と咬合う歯車21を有する中空の駆動軸22を両端に
ペダル5を取り付けた前記ペダルクランク軸4と同心に
挿通支承させ、人力駆動つまりペダルを踏んで走行する
場合は前記ペダルクランク軸4を介して後輪3を駆動
し、エンジン18の駆動を補助として用いて走行する場
合は前記中空の駆動軸22を介して後輪3を駆動するよ
うに構成されているものである。
【0005】そして、この公報記載のエンジン付自転車
も、上述の公報に記載されているものと同様に一般用自
転車のハンガラグに相当するハンガ6を設けた専用の車
体としなければならず、また、第3図からも明らかなよ
うにスプロケット8も専用のものとしなけばならないも
のである。したがって、上述した従来のものと同様エン
ジン18つまり動力装置とこの動力装置を取り付けるた
めの構成を設けた専用の車体が必要となり、動力装置を
他の一般用自転車に取り付けることはできないものであ
る。また、動力装置を取り付ける専用の車体が必要なこ
とから高価格となってしまい経済性の面からも好ましい
ものではない。
【0006】また、従来の補助動力装置付自転車におけ
る補助動力装置から動力を伝達する構成としては、上記
の方法とは別に前輪あるいは後輪のタイヤ部にローラー
を押し当てるように構成するものが知られているが、こ
のような構成のものは車体フレームの構成によっては取
り付けができないものがあり、また、効率的な動力の伝
達ができないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の動
力装置あるいは補助用動力装置付自転車においては、こ
の動力装置あるいは補助用動力装置を取り付けるために
専用の車体が必要であることから動力装置あるいは補助
用動力装置を一般用自転車に取り付けることができない
ものであり、また、このことに起因し高価格となり利用
者にとっては利用しにくいという問題があった。また、
前輪あるいは後輪のタイヤ部にローラーを押し当てるよ
うに構成するものではフレーム構成によって制約される
とともに効率的な動力伝達ができないという問題があっ
た。このことから一般用自転車つまり一般に市販されて
いる汎用自転車のすべてのものに補助用動力装置を簡単
に取り付けることができるとともにかつ安価補助用動力
装置付自転車の提供されることは強く望まれていること
ではあるが、現在そのようなものは存在していない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の問
題を解決し、利用者の要望に応えるものであり、請求項
1記載の発明は、電動機と、ケース内に配設され複数の
歯車を含むとともに中央部に軸孔が形成された出力歯車
を有しこの出力歯車に前記電動機の回転力を伝達する動
力伝達手段と、軸受を介して前記ケースに回転自在に取
り付けられ一端側を前記軸孔に嵌合し他端側にスプロケ
ットを嵌合する嵌合部が形成された中空軸と、この中空
軸の内部に回転自在に軸支されるとともにこの中空軸を
貫通して設けられ両端部にペダルを有するクランクを取
り付けるクランク取付部を有し前記ケースを貫通して設
けられたクランク軸と、前記クランク軸に加わる回転力
が所定値以下ではこのクランク軸の回転力を前記中空軸
に伝達し所定値を超えたとき前記電動機の回転力を中空
軸に伝達する回転力切換手段と、前記クランク軸に加わ
る回転力が所定値を超えたとき閉成するスイッチ手段と
からなる補助動力装置と、車体のフレームに設けられた
ハンガラグの貫通孔の両側内周面に形成されたねじ部に
螺合して取り付けられるとともに互いに対向する側を開
口した有底筒状に形成され底部に前記中空軸を挿通する
挿通孔を有する一対の取付部材と、この取付部材の筒状
部内周に前記開口から挿入されて配設され前記中空軸を
軸支する軸受とを備え、前記ハンガラグに取着した前記
取着部材に配設した軸受に前記中空軸を挿通して前記補
助動力装置を車体に取り付けた補助動力装置付自転車と
したものであり、また、請求項2に記載の発明は、電動
機と、ケース内に配設され複数の歯車を含むとともに中
央部に軸孔が形成された出力歯車を有しこの出力歯車に
前記電動機の回転力を伝達する動力伝達手段と、軸受を
介して前記ケースに回転自在に取り付けられ一端側を前
記軸孔に嵌合し他端側にスプロケットを嵌合する嵌合部
が形成された中空軸と、この中空軸の内部に回転自在に
軸支されるとともにこの中空軸を貫通して設けられ両端
部にペダルを有するクランクを取り付けるクランク取付
部を有し前記ケースを貫通して設けられたクランク軸
と、前記クランク軸に加わる回転力が所定値以下ではこ
のクランク軸の回転力を前記中空軸に伝達し所定値を超
えたとき前記電動機の回転力を中空軸に伝達する回転力
切換手段と、前記クランク軸に加わる回転力が所定値を
超えたとき閉成するスイッチ手段とからなり、車体のフ
レームに設けられたハンガラグの貫通孔の両側内周面に
形成されたねじ部に螺合して取り付けられるとともに互
いに対向する側を開口した有底筒状に形成され底部に前
記中空軸を挿通する挿通孔を有する一対の取付部材を介
して車体に取り付けられる自転車用補助動力装置とした
ものであり、また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成に加えて、両端部に前記取付部材に配設
された軸受の動きを規制する規制部を有する規制部材を
この両規制部を前記両取付部材の開口近傍に位置させて
前記ハンガラグの貫通孔内に配設した補助動力装置付自
転車としたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明は、一般用自転車の車体に
設けられているハンガラグに取付部材を介して簡単に補
助用動力装置を取り付けて補助用動力装置付自転車とす
ることができ、また、請求項2記載の発明は、一般用自
転車の車体に設けられているハンガラグに取付部材を介
して簡単に車体に取り付けられる補助用動力装置とする
ことができ、さらにまた、請求項3の発明は、前記請求
項1記載の作用に加えてハンガラグに取り付けた取付部
材内に配設された軸受の脱落を防止できるため補助用動
力装置の取り付けを容易かつ迅速にできる。
【0010】
【実施例】つぎに、この発明の一実施例を図1および図
8に基づいて説明する。図に示すように、補助用動力装
置付自転車(以下単に自転車という)Aは、自転車(以
下単に車体という)Bとこの車体Bに取り付けられた補
助用動力装置(以下単に動力装置という)Cとから構成
されている。そして、前記車体Bは一般用自転車つまり
一般に市販されている汎用自転車からなるもので、ハン
ガラグ1に一端側を固定された立パイプ2および下パイ
プ3と、この下パイプ3の他端側に固定されたヘッドパ
イプ4に一端側を固定され他端側を前記立パイプ2の下
方部に固定された上パイプ5とからなるフレーム6、前
記ハンガラグ1に一端側を固定されたチェーンステー
7、前記ヘッドパイプ4に取り付けられた前ホーク8、
この前ホーク8の上端に取り付けられたハンドル9、前
記前ホーク8の下端部に取り付けられた前輪10、前記
立パイプ2の上部に一端側を固定され他端側を前記チェ
ーンステー7の他端側と後つめを介して固定されたバッ
クホーク11、前記チェーンステー7の他端側に取り付
けられた後輪12、前記立パイプ2の上方に取り付けら
れたサドル13、前記後輪の上部に設けた荷受台14等
から構成されている。なお、前記前輪10および後輪1
2の一部はそれぞれカバー10aおよび12aによって
覆われている。また、前記ハンガラグ1には回動自在に
後述するクランク軸80が設けられこのクランク軸80
両端部にはそれぞれペダル81aと82aが設けられた
左クランク81と右クランク82が取り付けられいる。
また、前記荷受台14の下部にはバッテリーケース15
が取り付けられており、このバッテリーケース15内に
は図示しないバッテリーが着脱可能に取り付けられてい
る。また、このバッテリーと後述する電動機40とはリ
ード線16で接続されている。また、走行時の回転力を
伝達するスプロケット17と後輪12のスプロケット1
8にはチェーン19が架けられている。
【0011】つぎに、前記動力装置Cの構成およびこの
動力装置Cの車体Bへの取り付け方について説明する。
【0012】まず動力装置Cの構成を図2、図3および
図8に基づいて説明する。図に示すように動力装置C
は、ケース30に取着された電動機40、前記ケース3
0内に配設された前記電動機40の回転力を伝達する動
力伝達手段50、前記電動機40の回転力を伝達するス
プロケット17、チェーン19を介して後輪のスプロケ
ット18に伝達する中空軸70、人力走行の際前記クラ
ンク81、82からの回転力をスプロケット17、チェ
ーン19を介して後輪のスプロケツト18に伝達するク
ランク軸80、前記動力伝達手段50と前記クランク軸
80および中空軸70に関係してクランク軸80からの
回転力と動力伝達手段50を介して伝達された電動機4
0からの回転力つまり動力を補助して前記中空軸70を
介してスプロケット17に伝達する回転力切換手段Tお
よびスイッチ手段Sとから構成されている。
【0013】そして、前記ケース30は一方側を開口し
た有底状に形成された内ケース31と、同じく一方側を
開口した有底状に形成されるとともに開口部に嵌合部3
2aを設けた外ケース32とからなり、前記嵌合部32
aに内ケース31の開口縁31aをシールパッキング3
3aを介して液密的に嵌合して複数の結合ねじ34aと
ナット34bによって結合して構成されている。前記内
ケース31には孔および凹部からなる軸取付部31bお
よび31c、凹部からなる軸受取付部31dおよび貫通
孔31gが形成された凹状の軸受取付部31hが設けら
れており、また、前記外ケース32には前記内ケース3
1に設けられた軸取付部31b、31c、および軸受取
付部31dにそれぞれ対応して凹部からなる軸取付部3
2b、32cおよび軸受取付部32dが設けられてお
り、また、内ケース31に設けた軸受取付部31hの貫
通孔31gに対応して形成された貫通孔32gが形成さ
れた凹部32hが設けられている。なお、この凹部32
hにはパッキング33bが取り付けられている。
【0014】なお、前記内ケース31および外ケース3
2はいずれも冷却効果を上げるためおよび低価格化を図
るため鉄板等の板金によって形成されている。
【0015】そして、前記内ケース31の取付部31f
には前記電動機40がその出力軸41を挿通孔31eを
挿通してねじ42によって取り付けられており、この電
動機40を覆ってシールパッキング43を介してカバー
44が内ケース2に図7に示めすようにねじ44aによ
って取り付けられている。前記カバー44には前記下パ
イプ3の下側面に当接する円弧状面の当接部45aを有
する取付金具45が取り付けられている。また、前記出
力軸41の先端部には径小のプーリー51がピン51a
によって回り止めされて取り付けられている。
【0016】また、前記内ケース31と外ケース32の
軸取付部31b、32bには、ボールベアリング35
a、35aを介して内ケース31側に歯車52aを有す
る径大なプーリー52が取り付けられた軸35が、ま
た、軸取付部31c、32cには、一端側に前記歯車5
2aと噛合う径大な歯車53aそして他端側に径小な歯
車53bを有する歯車53がニードルベアリング36a
を介して取り付けられた軸36が取り付けられている。
なお、前記プーリー51とプーリー52にはベルト51
aが架けられている。また、前記軸受取付部31dと3
2dには、その両端に取り付けたボールベアリング37
a、37aを嵌合することにより取り付けられた軸37
が設けられており、この軸37の一端側つまり外ケース
32側には前記歯車53の径小な歯車53bと噛合う径
大な歯車54が取り付けられ、他端側には一方向性クラ
ッチ37cを介して径小の歯車55が取り付けられてい
る。前記一方向性クラッチ37cは後述する人力走行の
際にペダル81a、82aのクランク81、82が走行
方向に回転したときは空転するようにして設けられてい
る。また、前記歯車55には電動機40の動力を出力す
る出力歯車としての歯車56が噛合して設けられてい
る。
【0017】そして、前記プーリー51、52およびこ
の両プーリー51、52に架けられたベルト51a、歯
車52a、歯車53、歯車54、歯車55および歯車5
6によって前記動力伝達手段50が構成されている。
【0018】そして、前記歯車56の中央部には軸孔5
6aが設けられた筒状部56bが設けられており、ま
た、この歯車56の外ケース32側には図3に示すよう
に前記筒状部56bの外周に同心状にかつ放射状に配置
された複数(実施例では6個)の凹部57が形成されて
おり、この凹部57は同図に示す矢印方向つまり歯車5
6が走行時に回転する方向に沿って図4、図5に示すよ
うに次第に上方つまり側面の表面に向かって次第に上昇
する傾斜面57aが形成されている。また、前記軸孔5
6aの内周壁には一般にインボリュートセレーションと
よばれている凹凸条56cが形成されている。また、歯
車56の隣り合う前記凹部57間には複数(実施例では
3個)の長孔56dが設けられている。
【0019】そして、前記歯車56の前記凹部57が設
けられている側には回転力検出部材58が配設されてお
り、この回転力検出部材58は筒状部58a、この筒状
部58aの一端側つまり前記歯車56側に設けた円板状
部58bからなっており、また、この円板状部58bの
外周部に一体に形成された環状の検出板58eが設けら
れている。そして、前記筒状部58aの内周には一方向
性クラッチ59が取り付けられている。この一方向性ク
ラッチ59の内周には凹凸条59bが形成された嵌合軸
孔59aが設けられており、この嵌合軸孔59aの軸心
は前記歯車56に形成された軸孔56aの軸心と一致し
ている。なお、前記一方向性クラッチ59はクランク8
1、82が走行方向と反対方向に回転したときは空転す
るようになっている。また、前記円板状部58bの前記
歯車56に対向した側面には、図3に示すように前記歯
車56に形成した凹部57に対応して形成された断面楕
円状の複数(実施例では6個)の突起58cが形成さ
れ、この突起58cの上端部は図4、図5に示すように
短軸方向つまり周方向に沿って曲面状に形成されてい
る。また、この円板状部58bには前記突起58c間に
長軸を周方向に沿わせて形成した複数(実施例では3
個)の取付孔58dが設けられている。
【0020】そして、前記歯車56に設けた長孔56d
と前記円板状部58bに設けた前記取付孔58dを対応
させて、この長孔56dと取付孔58dとを貫通し、取
付孔58dには固定的に位置決めされるとともに前記長
孔56dに遊嵌状態に貫通する中空筒状のスリーブ60
を挿入し、このスリーブ60の内部に取付ボルト61を
挿入するとともに外周にコイルばね62を遊嵌状態に嵌
合し、このコイルばね62を前記円板状部58bと取付
ボルト61のねじ部側に嵌合した係止板63との間に配
設してナット64を締付けて固定する。この状態では前
記コイルばね62の付勢力によって前記歯車56の凹部
57が設けられた側面と円板状部58bの側面とは図4
(A)、図5(A)に示すように圧接状態となってお
り、また、凹部57と突起58cとは同両図に示すよう
に完全に嵌合した状態となっている。
【0021】そして、前記コイルばね62の付勢力の大
きさは、人力走行の際に前記クランク軸80、一方向性
クラッチ59を介して回転力検出部材58に加えられる
回転力が所定値を超えると圧縮し始める大きさに設定さ
れている。つまり、走行中に後輪12に大きな負荷が加
わりこれに抗して踏み込むペダル81a、82aによる
回転力がクランク81、82を介して前記クランク軸8
0に加えられることにより、クランク軸80と共に回転
する回転力検出部材58がコイルばね62の付勢力に抗
してその突起58cが傾斜面57aに沿って徐々に上方
に移動し、歯車56から離反する大きさに設定されてい
るものである。つまり、人力走行の際には、前記クラン
ク軸80の回転に伴って一方向性クラッチ59とともに
回転する回転力検出部材58の回転力が所定値を越える
と前記突起58cが凹部57の傾斜面57aを徐々に上
方に滑って移動し前記歯車56から離反する大きさに設
定されているものである。したがって、前記クランク軸
80に加わる回転力が前記所定値以下の場合は前記回転
力検出部材58はコイルばね62の付勢力によって前記
歯車56に圧接状態となりこの状態を維持し、回転力検
出部材58は歯車56と同期して回転することになる。
【0022】そして、上記した歯車56、回転力検出部
材58および回転力検出部材58と歯車56とを圧接状
態に付勢するコイルばね62とによって前記回転力切換
手段Tを構成している。
【0023】ここで回転力切換手段Tによって回転力が
切り換えられる動作について説明する。上記したように
走行中にクランク81、82からの回転力によって前記
クランク軸80、一方向性クラッチ59を介して回転力
検出部材58は回転するが、回転力検出部材58に加え
られる回転力が所定値以下の場合は前記回転力検出部材
58はコイルばね62の付勢力によって前記歯車56に
圧接状態となっていることから、この回転力は回転力検
出部材58を介して歯車56に伝達されさらにこの歯車
56を介して後に詳述する中空軸70に伝達されるよう
に、また、上り坂における走行等の場合のように前記回
転力が所定値を超えた場合は、後輪12に大きな負荷が
加わり、これに抗して踏み込むペダル81a、82aに
よる回転力がクランク81、82を介して前記クランク
軸80に加えられることにより、一方向性クラッチ59
を介してクランク軸80と共に回転する回転力検出部材
58の回転速度が中空軸70と共に回転する歯車56の
回転速度より速くなり、回転力検出部材58はコイルば
ね62の付勢力に抗してこれを圧縮させながら突起58
cが傾斜面57aに沿って徐々に上方に移動し歯車56
から離反し、この離反に伴って回転力検出部材58に設
けた検出板58eが後述する近接スイッチ25に図2お
よび図8に二点鎖線で示すように接近し近接スイッチ2
5は閉成し前記電動機40が駆動し、この電動機40の
回転力が前記動力伝達手段50の出力歯車である前記歯
車56に伝達されて前記中空軸70に伝達されるように
して電動機40からの回転力を付加つまり補助すること
になるものである。つまり人力走行の場合に平地あるい
は下り坂を走行しているときは、クランク軸80を介し
て回転力検出部材58に加わる回転力は所定値以下であ
るためこの回転力は歯車56を介して中空軸70に伝達
され人力走行がなされ、また、上り坂を走行するときは
大きな回転力を要することになり、その結果前記クラン
ク軸80、回転力検出部材58に加わる回転力が所定値
を超えることになり、回転力検出部材58は歯車56か
ら離反し検出板58eが近接スイッチ25に接近して電
動機40が駆動され、電動機40の回転力は上述したよ
うに歯車56を介して中空軸70に伝達され電動機40
からの回転力が人力による回転力に付加つまり補助され
て走行がなされるものである。
【0024】また、前記ケース30に設けられた前記回
転力検出部材58に設けた検出板58eに対向した外ケ
ース32の内部に前記近接スイッチ25が取付ねじ26
aとナット26bによって取り付けられている。この近
接スイッチ25は前記図示しないバッテリーと電動機4
0を電気的に接続する図示しない電気回路内の電源スイ
ッチ(不図示)と直列に接続されている。そして、前述
したように前記検出板58eが所定距離まで接近したと
き閉成するようになっており、この近接スイッチ25は
スイッチ手段Sを構成している。
【0025】つぎに、前記歯車56に形成された軸孔5
6aに嵌合して前記電動機40の動力をスプロケット1
7に伝達する前記中空軸70について説明する。この中
空軸70は内部に貫通孔71を有するとともに一端側に
前記軸孔56aに形成された凹凸条56cと係合する凹
凸条72が形成され前記軸孔56aに嵌合した際に両凹
凸条56c、72の係合によって周方向に回り止めされ
て歯車56と一体に回転するようになっている。また、
他端側の端部外周には嵌合部としての凹凸条73が形成
されており、この凹凸条73はスプロケット17が取り
付けられる取付部材17aに形成された凹凸条17bに
整合するように形成されている。また、この中空軸70
は前記一端側に形成した凹凸条72が形成された近傍に
形成された環状溝74に取り付けられた係止部材74a
に位置決めされてボールベアリング77の内輪に圧入し
て取り付けられており、この中空軸70は前記内ケース
31に設けた貫通孔31gを貫通させるとともに前記ボ
ールベアリング77の外輪を前記内ケース31に設けた
軸受取付部31hに圧入することによって内ケース31
に固着されている。また、この中空軸70の前記環状溝
74の近傍に環状溝75が形成されこの環状溝75には
ワッシャー75bを位置決めする係止部材75aが取り
付けられている。
【0026】つぎに、前記中空軸70の貫通孔71に貫
通して取り付けられるクランク軸80について説明す
る。このクランク軸80の一端側には外周を角柱状に形
成した嵌合部83aとこの嵌合部83aに突設したねじ
部83bからなるクランク取付部としての取付部83
が、また、他端側には同様に外周を角柱状に形成した嵌
合部84aとこの嵌合部84aに突設したねじ部84b
からなるクランク取付部としての取付部84がそれぞれ
形成されている。なお、前記取付部83および84は前
記した一般用自転車の左クランク81および右クランク
82の嵌合部81b、82bに整合する形状および寸法
に形成されている。
【0027】また、クランク軸80には前記一端側の前
記取付部83の内方に隣接した部位に径大部85が設け
られ、この径大部85の外周には前記一方向性クラッチ
59に形成した凹凸条59aと軸方向に移動可能にして
互いに係合する凹凸条85aが形成されており、この凹
凸条85aの軸方向の長さ寸法は、クランク軸80に加
わる回転力が所定値を超えると前記回転力検出部材58
が歯車56から離反する方向に移動するが、この移動に
伴って移動する一方向性クラッチ59の凹凸条59aが
その軸方向全長に亘って凹凸条85aに係合するように
前記凹凸条59aの軸方向の長さ寸法より長く設定され
ている。
【0028】また、前記径大部85から図2および図8
において右方向はこの径大部85より小径とした径小部
86となっており、この径小部86には前記径大部85
に隣接した部位と前記取付部84の内方に位置した部位
とにそれぞれ軸受嵌合部87aと87bとが設けられて
いる。そして、図2および図8において軸受嵌合部87
aの右側および軸受嵌合部87bの左側にはそれぞれ環
状溝90および91が設けられている。そして、図8に
示すように径大部85の側面にはスペーサー92を介し
てワッシャー92aが配設され、また、軸受嵌合部87
aおよび87bにはニードルベアリングからなる軸受9
3aおよび93bが取り付けられ、軸受93aは前記環
状溝90に嵌め込まれた係止部材90aによって軸方向
に抜け止めされたワッシャー90bと前記ワッシャー9
2aとによって位置決めされている。また、軸受87b
は環状溝91に嵌め込まれた係止部材91aによって軸
方向内方への移動を阻止されたワッシャー91bによっ
て内方への移動が阻止されて取り付けられている。ま
た、前記径大部85の図2および図8において左側には
ワッシャー85bが配設されている。また、前記径小部
86の前記取付部84の近傍には環状溝94が設けられ
この環状溝94には係止部材94aによって抜け止めさ
れてワッシャー94bが取り付けられている。
【0029】動力装置Cは以上のように構成されている
が、ここでこの動力装置Cの組立について説明する。
【0030】まず、あらかじめ、クランク軸80にワッ
シャー92a、軸受93a、ワッシャー90bをこの順
で挿入し係止部材90aを環状溝90に嵌め込んで軸受
93aを軸受嵌合部87aに取り付け、また、環状溝9
1に係止部材91aを嵌め込んだ後、ワッシャー91b
で位置決めして軸受93bを軸受嵌合部87bに嵌合し
て取り付け、ついで前記径大部85の凹凸条85aに回
転力検出部材58を取り付けた一方向性クラッチ59の
凹凸条59aを嵌合して取り付け、また、クランク軸8
0の取付部84側から前記歯車56を挿入して前記ワッ
シャー92aを間に位置させて長孔58dと孔56dと
を対応させて回転力検出部材58と歯車56を合わせ、
この状態で前記ボルト61を挿通したスリーブ60を歯
車56の孔56d側から回転力検出部材58の長孔58
dを貫通させて挿入し、ついでスリーブ60にコイルば
ね62を嵌め込み係止板63を介してナット64を取り
付けた状態として準備する。また、出力軸41にプーリ
ー51を取り付けた電動機40を準備する。
【0031】そして、前記内ケース31の軸受取付部3
1hにボールベアリング77の外輪を圧入して固着し、
このボールベアリング77の内輪に環状溝74に位置決
部材74aを取り付けた前記中空軸70を圧入する。つ
いで、この中空軸70の貫通孔71に前記軸受93a、
93b、歯車56、回転力検出部材58が取り付けられ
たクランク軸80を貫通して取り付ける。また、電動機
40をその出力軸41を貫通孔31eに貫通させて取付
部31fにねじ42によって取り付け、また、カバー4
4をパッキング43を介して取り付ける。
【0032】つぎに、内ケース31に歯車53を取り付
けた軸36、プーリー52を取り付けた軸35、歯車5
4、55を取り付けた軸37のそれぞれの一端側を軸取
付部31c、軸取付部31b、軸受取付部31dに取り
付ける。また、前記クランク軸80に取付部83側から
ワッシャー85bを挿入する。また、プーリー51とプ
ーリー52にベルト51aを架ける。
【0033】また、外ケース32に近接スイッチ25を
取り付けるとともに嵌合部32aおよび凹部32hにパ
ッキング33aおよび33bを取り付ける。そして、こ
の外ケース32を、貫通孔32g、軸受取付部32d、
軸取付部32c、軸取付部材32bを内ケース31に取
り付けられたクランク軸80、軸37、軸36および軸
35に対応させ、その嵌合部32aを内ケース31の開
口縁31aに嵌合させて取付ねじ34aとナット34b
とによって結合することによって動力装置Cは組み立て
られる。このように組立状態では図2、図8に示すよう
に前記回転力検出部材58の検出板58eと前記近接ス
イッチ25とは所定距離離間して対向するようになって
いる。このように組み立てられた動力装置Cの全体斜視
図は図7に示す。
【0034】つぎに、上述したように一般用自転車Aの
車体Bのハンガラグ1の貫通孔1aの両端側内周壁に形
成されたねじ部である雌ねじ1bおよび1cにそれぞれ
取り付けられる取付部材110および120について説
明する。
【0035】まず、前記取付部材110は一端側(図2
において右側)を開口した有底筒状に形成されその底壁
111には貫通孔112が設けられ、また、筒状部11
3の外周壁には前記ハンガラグ1の貫通孔1a形成され
た雌ねじ1bに螺合する雄ねじ114が形成され、ま
た、この筒状部113の内側にはニードルベアリングか
らなる軸受115が前記開口から挿入して取り付けられ
ている。また、前記底壁111の外周にはフランジ部1
16が形成されている。そして、この取付部材110は
筒上部113の内側に前記軸受115を収納した後、前
記雌ねじ1bに螺合してハンガラグ1に取り付けられて
いる。この際前記フランジ部116は前記ハンガラグ1
の一端側端部に当接するようになっている。
【0036】つぎに、前記取付部材120は一端側図2
において左側を開口した有底筒状に形成されその底壁1
21には貫通孔122が設けられ、また、筒状部123
の外周壁には前記ハンガラグ1貫通孔1aの一端側の雌
ねじ1cに螺合する雄ねじ124が形成され、また、こ
の筒状部123の内側にはニードルベアリングからなる
軸受125が前記開口から挿入して取り付けられてい
る。そして、この取付部材120は筒状部123の内側
に前記軸受125を収納した後、前記ハンガラグ1の貫
通孔1aの他端側に形成された雌ねじ1cに螺合して取
り付けられている。
【0037】また、前記ハンガラグ1の両端側に互いに
その開口を対向させて取り付けられた前記取付部材11
0および120の間に位置して規制部材130が前記中
空軸70に挿通されて設けられている。この規制部材1
30は前記中空軸70を貫通させる筒状部131とこの
筒状部131の両端に設けられた規制部としての環状鍔
132および133とから構成されている。そして、前
記筒状部131の軸方向の長さ寸法は、中空軸70に取
り付けられた際前記環状鍔132および133が前記両
取付部材110およ120のそれぞれの開口の近傍に位
置するように設定されている。したがって、前記両取付
部材110および120のそれぞれの筒状部113およ
び123に収納された軸受115および125は前記環
状鍔132および133によって軸方向の移動が規制さ
れて筒状部113および123から抜け出すことはない
ようになっている。そして、この規制部材130の取り
付けは例えば前記取付部材110を前記ハンガラグ1の
貫通孔1aの雌ねじ1bに取り付けた後貫通孔1aの雌
ねじ1c側から貫通孔1aにこの規制部材130を挿入
し、ついで取付部材120を前記雌ねじ1cに取り付け
ることによりなされる。また、前記取付部材120は前
記雌ねじ1cに取り付けた後、その筒状部123の外周
に設けられた雄ねじにナット136を螺合することによ
り確実に取り付けられるようになっている。
【0038】上記のようにして前記ハンガラグ1の貫通
孔1aに規制部材130を配設してハンガラグ1の両端
側に取り付けられた取付部材110および120の軸受
115、125には前記動力装置Cの内ケース31から
突出している中空軸70が挿入されている。この中空軸
70は前記環状溝75にはめ込まれた係止部材75aに
よって位置決めされたワッシャー75bによって前記取
付部材110の底壁111の外側面によって図2および
図8において右方向への移動が規制されている。また、
中空軸70の前記凹凸条73に近接した位置に設けた環
状溝76に嵌め込まれた係止部材76aによって位置決
めされたワッシャー76bによって図2および図8にお
いて左方向への移動が規制されている。つまり中空軸7
0はハンガラグ1に取り付けられたときは前記ワッシャ
ー75bと76bによって軸方向の所定クリアランス以
上の移動が規制されている。
【0039】また、図2、図8に示すように前記スプロ
ケット17はその軸受部17aに設けた凹凸条17bを
前記貫通孔1aを貫通して突出している中空軸70の凹
凸条73に嵌合させて取り付けられている。そして、こ
のスプロケット17は中空軸70に取り付けられたとき
は、前記係止部材76aとクランク軸80に設けた環状
溝94に嵌め込まれた係止部材94aによって位置決め
されたワッシャー94bによって軸方向への抜止がされ
て取り付けられている。
【0040】そして、前記クランク軸80の取付部83
にはペダル81aが取り付けられた左クランク81がそ
の嵌合部81bを前記取付部83の嵌合部83aに嵌合
してナット140によって締結されて取り付けられてい
る。また、同様にしてクランク軸80の取付部84には
ペダル82aが取り付けられた右クランク82がその嵌
合部82bを前記取付部84の嵌合部84aに嵌合して
ナット141によって締結されて取り付けられている。
【0041】また、前記スプロケット17とスプロケッ
ト18とに架けられたチェーン19はカバー20によっ
て覆われている。
【0042】つぎに、上記組み立てられた動力装置Cの
自転車つまり一般用自転車の車体Bへの取り付け方につ
いて説明する。
【0043】まず、図示しないが一般用自転車の車体B
のクランク軸に取り付けられているクランク(実施例に
おいては左クランク81および右クランク82)をクラ
ンク軸から取り外し、ついで、ハンガラグの左右に取り
付けられている左わんおよび右わんをハンガラグから取
り外してハンガラグに取り付けられているその他の部品
をすべて取り除く。この状態のハンガラグが上記実施例
で示したハンガラグ1である。
【0044】つぎに、ハンガラグ1の一端側の内周壁に
形成された雌ねじ1bに軸受115を収納した取付部材
110を取り付け、ついで規制部材130を貫通孔1a
に挿入した後、他端側の内周壁に形成された雌ねじ1c
に軸受125を収納した取付部材120を取り付ける。
ついで、環状溝76から係止部材76aとワッシャー7
6bを取り外した状態の中空軸70を図6に示すように
つまり図2において左側から挿入してこの中空軸70を
前記軸受115および125に回動自在に取り付け、つ
いで中空軸70にワッシャー76bを嵌合溝76に係止
部材76aを嵌め込んで取り付ける。この状態で中空軸
70は前記ワッシャー75bと76bとによって軸方向
の移動が規制されハンガラグ1に取り付けられる。
【0045】そして、この中空軸70がハンガラグ1に
取り付けられることによりこの中空軸70を介して動力
装置Cはハンガラグ1に対してボールベアリング77に
よって回動状態に取り付けられる。この状態から動力装
置Cを図1において時計方向に回動させ前記電動機40
を覆っているカバー44に取り付けた取付金具45の当
接部45aを前記下パイプ3に当接せさこの取付金具4
5と対向させて下パイプ3を挟む締付金具46を2本の
ねじ47、47で締付けて取り付ける。このことにより
動力装置Cはハンガラグ1に挿入して取り付けられた中
空軸70と下パイプ3に取付金具45と締付金具46と
によって取り付けられたカバー44とによって車体Bに
固定的に取り付けられる。
【0046】車体Bに動力装置Cを取り付けた後、前記
クランク軸80の取付部83および84に前記取り外し
た左クランク81および右クランク82を取り付けるこ
とによりすべての組み立ては完了する。
【0047】つぎに、上記のように構成された補助動力
装置付自転車の動作について説明する。まず、図示しな
い前記バッテリーと電動機40とを接続する電気回路に
前記近接イッチ25と直列接続されている電源スイッチ
を閉成状態とする。
【0048】そして、自転車に乗り運転する。そして、
平地あるいは下り坂を走行している場合は、上述したよ
うにクランク軸80を介して回転力検出部材58に加わ
る回転力は所定値以下であるため、回転力検出部材58
はコイルばね62の付勢力により歯車56と同期して回
転することになり、クランク軸80の回転力は歯車56
を介して中空軸70に伝達され人力走行がなされる。ま
た、上り坂を走行するときは大きな回転力を要すること
になり、その結果前記クランク軸80、回転力検出部材
58に加わる回転力が所定値を超えることになる。つま
り、回転力検出部材58はチェーン19を介して後輪1
2を伝達するスプロケット18に回転力を伝える中空軸
70に負荷がかかるため回転力検出部材58は歯車56
の回転より速く回転することになり、その結果図4
(B)、図5(B)に示すように突起58cは歯車56
の凹部57の傾斜面57aに沿って移動しコイルばね6
2の付勢力に抗して図2、図8に二点鎖線で示すように
歯車56から離反する。その結果検出板58eが徐々に
近接スイッチ25に接近し、所定距離まで接近するとこ
の近接スイッチ25が閉成し電動機40は駆動する。電
動機40が駆動するとこの回転力は動力伝達手段50の
出力歯車である歯車56を介して中空軸70に伝達され
る。その結果歯車56にはクランク軸80を介して伝達
される人力による回転力と動力装置Cつまり電動機40
からの回転力が相乗して加わり、この相乗された回転力
によって中空軸70、スプロケット17、チェーン19
およびスプロケット18を介して後輪12に伝達される
ものである。つまり、上り坂を走行するときのように前
記クランク軸80に加わる負荷が大きくなると上記した
ように、人力による回転力に加えて動力装置Cからの回
転力が付加される、つまり人力走行の際に動力装置Cか
ら回転力が補助されることになり、上り坂であっても楽
に走行できるものである。
【0049】そして、再び平地等の走行となると回転力
検出部材58はコイルばね62の付勢力によって歯車5
6に圧接状態とされ両者は同期して回転するとともに、
検出板58eは近接スイッチ25から離反し近接スイッ
チ25は開成して電動機40は停止する。つまり動力装
置Cからの回転力の補助は絶たれることになり、人力に
よる回転力のみの走行となる。
【0050】以上説明したように、上記補助動力装置付
自転車は比較的走行中に後輪12に加わる負荷が小さく
楽に運転できる平地あるいは下り坂を走行している場合
は、人力によって走行するようにし、上り坂を走行する
ときのように後輪12に加わる負荷が大きく運転に大き
な回転力を要するときは、人力による回転力に動力装置
Cつまり電動機40の回転力を補助するように付加させ
るようにできるものである。そして、前記動力装置Cは
一般用自転車に何等変更を要することなく取付部材11
0および120を介してハンガラグ1に容易かつ確実に
取り付けることができるものである。
【0051】なお、上記実施例では、回転力切換手段T
を構成している回転力検出部材58を歯車56から離反
させる手段として、回転力検出部材58に設けた突起5
8cと歯車56に設けた傾斜面57aを設けた凹部57
とで構成したが、これは図9に示すように歯車56に傾
斜面157aを形成した凹部157とこの凹部157に
対応した傾斜面158aを設けた突起158とによって
構成するようにし、クランク軸80に加わる回転力が所
定値を超えて、歯車56に対する回転力検出部材58の
回転速度が相対的に速くなったとき、図9(B)に示す
ように回転力検出部材58が歯車56から離反するよう
に構成してもよい。
【0052】また、図10に示すようにクランク軸80
の径大部85に形成した凹凸条85aと回転力検出部材
58に取り付けた一方向性クラッチ59に形成した凹凸
条59aとを互いに螺合する雄ねじ状部185aと雌ね
じ状部159aとによって形成し、クランク軸80に加
わる回転力が所定値を超えて、歯車56に対する回転力
検出部材58の回転速度が相対的に速くなったとき、図
10(B)に示すように回転力検出部材58が歯車56
から離反するように構成してもよい。
【0053】また、上記実施例では歯車56と中空軸7
0とは別体とし構成としたが、これは一体とした構成と
してもよい。
【0054】また、上記実施例では内ケース31と取付
部材110とは別体とした構成としたがこれは一体とし
て構成としてもよく、さらには取付部材120も含めて
内ケース31と一体に構成としてもよい。
【0055】また、上記実施例で回転力検出部材58の
突起58cの断面楕円形状としてその先端部を歯車56
の凹部57および傾斜面57aと径方向に線接触させる
ようにしたことから回転力検出部材58が歯車56から
離反する方向に移動する際に傾くことを防止できるた
め、クランク軸80の径大部85の軸方向の移動をスム
ーズにするとともに、近接スイッチ25への不正確な接
近動作を防止できるものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、補助用動力装置を一般用自転車の車体に何等変更
を加えることを要することなく車体のハンガラグに取付
部材を介して簡単かつ容易にそして確実に取り付けて補
助用動力装置付自転車とすることができるという効果を
有し、また、請求項2記載の発明は、一般用自転車の車
体に設けられているハンガラグに取付部材を介して簡単
に車体に取り付けられる補助用動力装置とすることがで
きるという効果を有するものである。さらにまた、請求
項3の発明は、前記請求項1記載の作用に加えてハンガ
ラグに取り付けた取付部材内に配設された軸受の脱落を
防止できるため補助用動力装置の取り付けを容易かつ迅
速にできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補助動力装置付自転車の全体を示す
図。
【図2】上記実施例の車体に動力装置を取り付けた状態
の断面図(各電動機の出力軸、歯車およびクランク軸の
軸心を通る直線で展開した展開断面図)。
【図3】上記実施例の一部を断面し動力装置の車体への
取付状態を示す図。
【図4】上記実施例の出力歯車と回転力切換部材の凹部
と突起との関係を示した一部を断面した斜視図。
【図5】上記実施例の出力歯車と回転力切換部材の凹部
と突起との関係を示した一部断面図。
【図6】上記実施例の動力装置と車体への取付方を示す
分解図。
【図7】上記実施例の動力装置の全体斜視図。
【図8】上記実施例の動力装置の車体への取付状態を示
す部分拡大図。
【図9】上記実施例の出力歯車と回転力切換部材の凹部
と突起の他の実施例を示す図。
【図10】上記実施例の出力歯車と回転力切換部材の凹
部と突起のさらに他の実施例を示す図。
【符号の説明】
A 補助動力装置付自転車 B 自転車(車体) 1 ハンガラグ 25 近接スイッチ(検出手段Sの一部) 30 ケース 40 電動機 50 動力伝達手段 56 出力歯車(回転力切換手段Tの一部) 58 回転力検出部材(回転力切換手段Tの一部) 58e 検出板(検出手段Sの一部) 70 中空軸 80 クランク軸 81 左クランク 82 右クランク 110、120 取付部材 115、125 ニードルベアリング(軸受) 130 規制部材 132、133 規制部材の環状鍔(規制部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と、ケース内に配設され複数の歯車
    を含むとともに中央部に軸孔が形成された出力歯車を有
    しこの出力歯車に前記電動機の回転力を伝達する動力伝
    達手段と、軸受を介して前記ケースに回転自在に取り付
    けられ一端側を前記軸孔に嵌合し他端側にスプロケット
    を嵌合する嵌合部が形成された中空軸と、この中空軸の
    内部に回転自在に軸支されるとともにこの中空軸を貫通
    して設けられ両端部にペダルを有するクランクを取り付
    けるクランク取付部を有し前記ケースを貫通して設けら
    れたクランク軸と、前記クランク軸に加わる回転力が所
    定値以下ではこのクランク軸の回転力を前記中空軸に伝
    達し所定値を超えたとき前記電動機の回転力を中空軸に
    伝達する回転力切換手段と、前記クランク軸に加わる回
    転力が所定値を超えたとき閉成するスイッチ手段とから
    なる補助動力装置と、車体のフレームに設けられたハン
    ガラグの貫通孔の両側内周面に形成されたねじ部に螺合
    して取り付けられるとともに互いに対向する側を開口し
    た有底筒状に形成され底部に前記中空軸を挿通する挿通
    孔を有する一対の取付部材と、この取付部材の筒状部内
    周に前記開口から挿入されて配設され前記中空軸を軸支
    する軸受とを備え、前記ハンガラグに取着した前記取着
    部材に配設した軸受に前記中空軸を挿通して前記補助動
    力装置を車体に取り付けたことを特徴とする補助動力装
    置付自転車。
  2. 【請求項2】電動機と、ケース内に配設され複数の歯車
    を含むとともに中央部に軸孔が形成された出力歯車を有
    しこの出力歯車に前記電動機の回転力を伝達する動力伝
    達手段と、軸受を介して前記ケースに回転自在に取り付
    けられ一端側を前記軸孔に嵌合し他端側にスプロケット
    を嵌合する嵌合部が形成された中空軸と、この中空軸の
    内部に回転自在に軸支されるとともにこの中空軸を貫通
    して設けられ両端部にペダルを有するクランクを取り付
    けるクランク取付部を有し前記ケースを貫通して設けら
    れたクランク軸と、前記クランク軸に加わる回転力が所
    定値以下ではこのクランク軸の回転力を前記中空軸に伝
    達し所定値を超えたとき前記電動機の回転力を中空軸に
    伝達する回転力切換手段と、前記クランク軸に加わる回
    転力が所定値を超えたとき閉成するスイッチ手段とから
    なり、車体のフレームに設けられたハンガラグの貫通孔
    の両側内周面に形成されたねじ部に螺合して取り付けら
    れるとともに互いに対向する側を開口した有底筒状に形
    成され底部に前記中空軸を挿通する挿通孔を有する一対
    の取付部材を介して車体に取り付けられることを特徴と
    する自転車用補助動力装置。
  3. 【請求項3】両端部に前記取付部材に配設された軸受の
    動きを規制する規制部を有する規制部材をこの両規制部
    を前記両取付部材の開口近傍に位置させて前記ハンガラ
    グの貫通孔内に配設したことを特徴とする請求項1記載
    の補助動力装置付自転車。
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