JP2001106136A - 自転車のシート支持装置 - Google Patents

自転車のシート支持装置

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JP2001106136A
JP2001106136A JP2000286187A JP2000286187A JP2001106136A JP 2001106136 A JP2001106136 A JP 2001106136A JP 2000286187 A JP2000286187 A JP 2000286187A JP 2000286187 A JP2000286187 A JP 2000286187A JP 2001106136 A JP2001106136 A JP 2001106136A
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JP
Japan
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seat
tube
battery case
vehicle body
bicycle
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JP2000286187A
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Masahiro Suzuki
正弘 鈴木
Hisatoshi Akeda
久稔 明田
Nozomi Takada
望 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/30Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
    • B62K19/36Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories for attaching saddle pillars, e.g. adjustable during ride
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
    • B62M6/90Batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを車体から取外すことなく、シートチ
ューブの後方の空間を上方へ広く開放させるために利用
できる自転車のシート支持装置を提供する。 【解決手段】 シートチューブ2cにシートピラーチュ
ーブ37を高さ調節自在に設ける。シートピラーチュー
ブ37を介してシート23を前記シートチューブ2cに
支持させる。前記シート23を略水平位置と、車体の前
方へ傾斜させた傾倒位置との間で傾動自在に構成する。
シート23を略水平位置に保持するシート保持手段を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートチューブにシー
トピラーチューブを介してシートを支持する自転車のシ
ート支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、補助動力としてモータを使用する
電動自転車としては、例えば、実開昭56−60698
号公報に開示されたものがある。この公報に示された電
動自転車は、ダウンチューブの下方であってかつクラン
ク軸の後方にモータおよび電動装置が配置され、このモ
ータに給電するバッテリがシートチューブと後輪との間
に配置されていた。なお、シートチューブの上端部から
後方へ延びるシートステーは、バッテリケースの上方を
通されていた。
【0003】前記バッテリはバッテリケースに収容さ
れ、充電するときにはバッテリケース毎に車体から外し
て行うように構成されていた。バッテリケースを車体か
ら外すには、バッテリケースを、その下端部を支点とし
て上部を車幅方向の一方に傾斜させ、その状態でバッテ
リケース上部を引っ張り下端係合部を外すことによって
行う構造になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
バッテリケースを車幅方向へ傾斜させた状態で車体に対
して着脱させる構成を採ると、バッテリの数量が制約さ
れてしまうという問題があった。これは、シートチュー
ブと後輪との間に位置するバッテリを増やすには、バッ
テリケースを上方へ延長してその容量を増やさなければ
ならないからである。
【0005】すなわち、バッテリケースを上方へ延長す
ると、バッテリケースの上方を車体前後方向に横切るシ
ートステーをも上方へずらさなければならず、その分だ
けシートチューブも長くなり、シートチューブ上端に装
着されるシートを最も低い位置に位置づけたとしてもシ
ート高さが高くなってしまうからである。このため、婦
人や子供用の自転車には適用できなくなる。
【0006】このような不具合を解消するにはバッテリ
ケースを上下方向に沿って着脱させるようにすればよ
い。ところが、このようにするとバッテリケースの着脱
経路上にシートの後部が臨む関係から、バッテリケース
を着脱させるときにはその都度シートを外さなければな
らず面倒である。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するのに
利用できる自転車のシート支持装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自転車のシ
ート支持装置は、シートチューブにシートピラーチュー
ブを高さ調節自在に設け、このシートピラーチューブを
介してシートを前記シートチューブに支持させる自転車
のシート支持装置であって、前記シートを略水平位置
と、車体の前方へ傾斜させた傾倒位置との間で傾動自在
に構成するとともに、シートを略水平位置に保持するシ
ート保持手段を設けたものである。
【0009】
【作用】シートを前方へ傾斜させることによって、バッ
テリケースの着脱作業を容易にしたり、あるいは駐車時
に雨水がシートの上面に付着し難くすることができる。
また、走行時には、シート保持手段によってシートを略
水平位置に確実に保持することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るシート支持
装置を適用した電動自転車の側面図、図2は要部を拡大
して示す側面図、図3〜図5はバッテリケース用ロック
機構を示す側面図で、図3はバッテリケースが装着され
ていない状態を示し、図4はバッテリケースをロックし
た状態を示し、図5はロックを解除した状態を示す。
【0011】これらの図において、1は電動自転車、2
はこの電動自転車1のフレームである。このフレーム2
は、前輪3が回転自在に設けられたフロントフォーク4
を操舵自在に支持するヘッドパイプ2aと、このヘッド
パイプ2aから後下がりに延びるダウンチューブ2b
と、このダウンチューブ2bの後部にラグ5を介して連
結されたシートチューブ2cと、前記ラグ5から後方へ
延びるダウンチューブ2bの後端に連結された左右一対
のチェーンステー2dと、前記シートチューブ2cの上
部と前記チェーンステー2dの後端部とを連結する左右
一対のシートステー2e等とから構成されている。
【0012】そして、前記フロントフォーク4の上端部
には操向ハンドル6が装着されている。また、前記チェ
ーンステー2dの後端部およびシートステー2eの下端
部には、後輪7を回転自在に支持するための後輪ブラケ
ット2fが一体的に設けられている。
【0013】8はこの電動自転車1の補助動力となるモ
ータユニットである。このモータユニット8は、後述す
るバッテリーから給電されると共に制御ユニットによっ
て制御されるモータ9と、クランク軸10を有するギヤ
ボックス11と、クランク軸10に軸装されたチェーン
リング(図示せず),クランク12およびペダル13等
を備えている。そして、このモータユニット8は、ダウ
ンチューブ2bに沿わせてダウンチューブ2bの下方に
配置され、前記ラグ5と、ダウンチューブ2bの後端ブ
ラケット14とにねじ止めされている。なお、このモー
タユニット8は、車体右側に位置するチェーンリングが
チェーン15を介して後輪7に連結されている。
【0014】前記モータユニット8のモータ9には、ダ
ウンチューブ2bに取付けられた制御ユニット16およ
びメインスイッチ17が接続されている。この制御ユニ
ット16は、メインスイッチ17がON状態のときであ
ってペダル13からクランク軸10に乗員の踏力が加え
られたときのみに、モータ9を回転させてクランク軸1
0にモータ9からの動力を伝える構成とされている。す
なわち、ペダル13を踏むと、クランク軸10にはその
踏力に加えてモータ9からの回転トルクが付与されるこ
とになる。
【0015】そして、この制御ユニット16およびメイ
ンスイッチ17の取付け位置は、ダウンチューブ2bの
下方であってモータ9の前方とされている。このため、
メインスイッチ17,制御ユニット16,モータ9およ
びギヤボックス11は、ダウンチューブ2bに沿って前
後に一列に並べられることになる。
【0016】なお、前記ギヤボックス11には、モータ
9側の回転よりペダル13側の回転が高くなったときに
モータ9側にクランク軸10からトルクが伝わって回転
抵抗が大きくなるのを防ぐために、ワンウェイクラッチ
(図示せず)が内装されている。
【0017】前記メインスイッチ17は、キー(図示せ
ず)を差し込んで例えば図1において中立位置から時計
方向に回したときに前記制御ユニット16と後述するバ
ッテリとを電気的に接続し、反時計方向に回したときに
後述するバッテリケース用ロック機構を解除する構造に
なっている。
【0018】18はバッテリケースで、このバッテリケ
ース18は上下方向に細長い箱状に形成され、図2に示
すように内部にバッテリ19を2つ収納する構造になっ
ており、シートチューブ2cと後輪7との間に配置され
ている。すなわち、このバッテリケース18は、その車
幅方向の寸法が左右のシートステー2eどうしの間を通
される寸法に設定されると共に、前後方向の寸法がシー
トチューブ2cと左右一対の補助シートチューブ20と
の間を通される寸法に設定されている。なお、この補助
シートチューブ20は、左右のシートステー2eとダウ
ンチューブ2bの後端部の間にシートチューブ2cと平
行に架け渡されている。
【0019】このバッテリケース18を車体に取付ける
構造は、ダウンチューブ2bの後端部に上方へ向けて開
口する有底角筒状の支持箱21を設け、この支持箱21
内にバッテリケース18の下端部を上方から嵌合させる
構造になっている。このため、バッテリケース18は車
体に対して上下方向に着脱自在に取付けられることにな
る。また、支持箱21の底部には、バッテリケース18
の下端部に設けられた雌コネクタ18aに電気的に接続
される雄コネクタ21aが取付けられると共に、バッテ
リケース18が第3者によって車体から外されるのを防
ぐロック機構22が取付けられている。
【0020】なお、図1に示した状態では、バッテリケ
ース18を上方へ引き上げるとシートチューブ2cの上
端部に位置するシート23が邪魔になるが、このシート
23は、後述するシート傾動機構24によってバッテリ
ケースの着脱経路上から離間される。
【0021】前記雄コネクタ21aは、メインスイッチ
17を介して制御ユニット16やモータ9に電気的に接
続され、接触子が支持箱21内に突出する構造になって
いる。すなわち、バッテリケース18を支持箱21に上
方から嵌合させることによって、前記雄コネクタ21a
にバッテリケース18側の雌コネクタ18aが電気的に
接続され、メインスイッチ17や他の電気機器にバッテ
リ19から給電されるようになる。
【0022】前記ロック機構22は、図3〜図5に示す
ように構成され、バッテリケース18を支持箱21に嵌
合させることによってロックされ、メインスイッチ17
のキーをロック解除側(図1において反時計方向)に回
したときにロックが解除される構造になっている。ここ
で、このロック機構22の構造を詳細に説明する。
【0023】図3〜図5において、符号25はバッテリ
ケース18の側部係止ピン18bに係合するロックアー
ムで、このロックアーム25は、不図示のロック機構用
フレームに車幅方向に沿って立設された揺動軸26に揺
動自在に支持されており、係止ピン18bに係合する揺
動端部が支持箱21内に臨んでいる。また、このロッッ
クアーム25には引張りコイルばね27を介してロック
解除部材28が連結されている。
【0024】このロック解除部材28は、ロック機構用
フレームに立設された2つのガイド29,29によって
支持箱21の底面と略平行に移動自在に設けられてお
り、車体前側の移動端にワイヤ30の後端が連結されて
いる。このワイヤ30は、前端がメインスイッチ17に
連結され、メインスイッチ17をロック解除側に操作し
たときに前側へ引っ張られてロック解除部材28を同方
向へ移動させる構造になっている。なお、このワイヤ3
0は、図1中に二点鎖線で示すようにダウンチューブ2
bに沿って配設されている。
【0025】前記ロックアーム23の揺動軸26には、
ロックアーム25以外に、バッテリケース18の底面に
よって押されてロックアーム25を係合位置へ揺動させ
るための受圧部材31が揺動自在に支持されている。こ
の受圧部材31は、支持箱21内におけるバッテリケー
ス18の底面と対向する位置に臨む受圧片31aが設け
られると共に、ロックアーム25の揺動中心側の連結爪
25aに係合する連結板32が支軸33を介して回動自
在に取付けられている。この支軸33は受圧部材31に
立設されているため、連結板32は受圧部材31と共に
揺動することになる。
【0026】34は前記受圧部材31を受圧片31aが
支持箱21内に臨む方向へ付勢する引張りコイルばね
で、受圧部材31とロック機構用フレームとの間に弾装
されている。35は前記連結板32を連結爪25aに係
合する方向へ付勢する引張りコイルばねで、連結板32
の回動端部と受圧部材31との間に弾装されている。ま
た、符号36はロックアーム25がロック解除側に揺動
したときに必要角度以上に揺動するのを規制するための
ストッパピンである。
【0027】このように構成されたロック機構22は、
バッテリケース18が支持箱21に装着されていないと
きには図3に示す状態になっている。すなわち、ロック
アーム25が引張りコイルばね27によって図中反時計
方向に回されると共に、これに連結板32を介して係合
する受圧部材31も引張りコイルばね34によって同方
向に回される。このとき、受圧部材31の受圧片31a
は支持箱21内に大きく突出することになる。
【0028】図3に示した状態でバッテリケース18を
支持箱21に嵌合させると、図4に示したようにロック
アーム25がバッテリケース18の側部係止ピン18b
に係合してバッテリケース18が装着位置でロックされ
る。
【0029】すなわち、バッテリケース18の底面が受
圧部材31の受圧片31aを押すことによって、受圧部
材31と、この受圧部材31に連結板32を介して係合
されたロックアーム25とが引張りコイルばね34の引
張り力に抗して揺動軸26回り時計方向へ回り、ロック
アーム25の揺動端部が係止ピン18bに係合する。な
お、このとき、ロックアーム25とロック解除部材28
との間に弾装された引張りコイルばね27が揺動軸26
より車体後側にずれるようになるため、ロックアーム2
5はこの引張りコイルばね27のばね力によっても時計
方向へ付勢されるようになる。
【0030】そして、バッテリケース18を支持箱21
から外すには、メインスイッチ17のキーを反時計方向
へ回してロック解除部材28を図5に示すように車体前
側へ引っ張り、ロックアーム25の係止状態を解除する
ことによって行われる。ロック解除部材28を車体前側
へ引っ張ると、このロック解除部材28の押圧片28a
が連結板32の回動端部に当接して連結板32が図5に
おいて時計方向に回り、ロックアーム25の連結爪25
aから連結板32が外れる。一方、ロック解除部材28
が前進したことによって、ロック解除部材28とロック
アーム25とを連結する引張りコイルばね27が揺動軸
26より車体前側にずれる。これによってロックアーム
25は引張りコイルばね27の引張り力によって図中反
時計方向に付勢されるようになる。
【0031】上述したようにロックアーム25と連結板
32との係合が解かれると、ロックアーム25は引張り
コイルばね27のばね力によって図中反時計方向へ回さ
れ、その揺動端部が係止ピン18から外れる。すなわ
ち、ロックが解除されることになる。
【0032】前記シート23はシートピラーチューブ3
7の上端部に取付けられ、このシートピラーチューブ3
7をシートチューブ2cに嵌挿させることによってフレ
ーム2に装着されている。このシート23は、本実施例
ではクッション付きのものが使用されている。前記シー
トピラーチューブ37は乗員の体格に合わせてシート2
3の高さを変えることができるようにある程度長さをも
って形成され、下端部にシート傾動機構24が設けられ
ている。なお、シート23の高さを変えるには、先ず、
シートチューブ2cの上端に設けられてシートチューブ
2cの上端開口径を変えるシートピン38を緩め、シー
ト23を引っ張ってシートピラーチューブ37をシート
チューブ2cから上側へ引き出す。シート23を所望の
高さに位置づけた後、前記シートピン38を締めてシー
トピラーチューブ37をシートチューブ2cの上側開口
部で緊縛させる。
【0033】前記シート傾動機構24は、シート23を
図1に示す走行位置と、図2において実線で示す傾倒位
置との間で傾動させるためのもので、シートピラーチュ
ーブ37の下端に挿入固着された上側部材24aと、こ
の上側部材24aに枢支ピン24bを介して揺動自在に
連結され、かつシートチューブ2cに嵌挿される下側部
材24cとから構成されている。また、前記枢支ピン2
4bは、その軸線を車幅方向に向けて取付けられてい
る。このため、下側部材24cに対して上側部材24a
が前後方向に揺動するが、本実施例では、上側部材24
aの下端部および下側部材24cの上端部は、下側部材
24cに対して上側部材24aが前側のみに傾斜するよ
うに構成されている。
【0034】このシート傾動機構24を図1に示すよう
にシートチューブ2c内に挿入し、シートピラーチュー
ブ37をシートチューブ2cに固定することによって、
シート23が走行位置に保持される。このシート保持手
段と前記シート傾動機構24とによって、乗員が着座し
て走行可能な形態と、後述するシート23を傾動させた
形態との両方の形態を採ることができるようにしてい
る。シート23を傾動させるためには、シートピラーチ
ューブ37の全てをシートチューブ2c上に引き出して
下側部材24cの上部をシートチューブ2cの上側開口
部から突出させ、この状態で枢支ピン24bを中心にし
てシートピラーチューブ37およびシート23を図2中
に二点鎖線で示す上方引き出し位置から実線で示すよう
に前側へ傾斜させることによって行う。
【0035】41は車体カバーである。この車体カバー
41は、上下に分割形成されたカバー本体42,43か
らなり、これらのカバー本体42,43によってダウン
チューブ2bおよびこのダウンチューブ2bに取付けら
れた電装品(メインスイッチ17,制御ユニット16,
モータユニット8等)を挾むようにして覆う構造になっ
ている。また、下カバー本体43は制御ユニット16の
下部前面と対応する部分(この部分を図1中符号Aで示
す)が開口されており、この開口に制御ユニット16の
下部が臨んでいる。このようにすると、走行風を前記開
口から制御ユニット16に当てることができるから、発
熱し易い制御ユニット16を効率よく冷却することがで
きる。
【0036】上述したように構成された電動自転車1に
おいてバッテリ19を充電するにはバッテリケース18
を車体から外して行う。以下、このバッテリケース18
を着脱させる手順について説明する。
【0037】先ず、図1に示す走行可能状態でシートピ
ン38を緩め、シート23およびシートピラーチューブ
37を上方に引き上げる。このとき、シート傾動機構2
4の下側部材24cの上部をシートチューブ2cの上側
開口部から突出させる。そして、シート23およびシー
トピラーチューブ37を図2に実線で示すように前側へ
傾斜させる。このようにすると、バッテリケース18の
上方空間からシート23が離間されることになる。
【0038】次に、メインスイッチ17をロック解除側
へ操作し、引き続いてバッテリケース18をシートチュ
ーブ2cに沿って略上側へ持ち上げる。このようにバッ
テリケース18を上側へ持ち上げることで、バッテリケ
ース18の下端部の雌コネクタ18aが支持箱21側の
雄コネクタ21aから外れると共に、バッテリケース1
8の下端部が支持箱21から抜き出される。そして、バ
ッテリケース18を左右のシートステー2eの間から上
方へ引き抜くことによって、車体から外すことができ
る。
【0039】充電後にバッテリケース18を車体に取付
けるには、上述した手順とは逆の手順によって行う。す
なわち、シート23,シートピラーチューブ37を前傾
させた状態でバッテリケース18をシートステー2e間
に上方から挿入させて支持箱21に装着させる。そし
て、シートピラーチューブ37を直立状態に戻し、シー
ト23が所望の高さとなるようにシートチューブ2c内
に挿入する。最後に、シートピン38を締めてシートピ
ラーチューブ37をシートチューブ2cに固定させる。
なお、バッテリケース18を支持箱21に嵌合させた状
態では、図4に示すようにバッテリケース18はロック
機構22によって外れないようにロックされることにな
る。
【0040】したがって、この電動自転車1では、シー
ト23を前側へ傾動させることによりバッテリケース1
8の上方空間が解放されるから、シートチューブ2cを
婦人や子供に適したシート高さが得られる長さに形成し
てシート23をバッテリケース18の直上に配置したと
しても、バッテリケース18を上下方向に着脱させるこ
とができるようになる。しかも、バッテリケース18を
着脱させるに当たっては、シート23を車体から取外し
てしまう必要がない。
【0041】また、本実施例で示したようにダウンチュ
ーブ2bの下側に制御ユニット16とモータユニット8
とを前後に並べて取付け、モータユニット8のクランク
軸10をシート23の真下に位置づけると、車体の低重
心化を図ることができる。しかも、車体の前後方向に沿
って流れる走行風が制御ユニット16やモータユニット
8に当たり易くなるから、これらの発熱部材を走行風に
よって冷却することができる。
【0042】なお、本実施例ではシート傾動手段24を
シートピラーチューブ37の下端に設けてシートピラー
チューブ37も前傾させる構造としたが、シート23と
シートピラーチューブ37との連結部に設けてシート2
3のみを傾斜させるようにすることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ートを前方へ傾斜させることによって、バッテリケース
の着脱作業を容易にしたり、あるいは駐車時に雨水がシ
ートの上面に付着し難くすることができる。また、走行
時には、シート保持手段によってシートを略水平位置に
確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート支持装置を適用した電動
自転車の側面図である。
【図2】 要部を拡大して示す側面図である。
【図3】 バッテリケース用ロック機構を示す側面図
で、同図はバッテリケースが装着されていない状態を示
す。
【図4】 バッテリケース用ロック機構を示す側面図
で、同図はバッテリケースをロックした状態を示す。
【図5】 バッテリケース用ロック機構を示す側面図
で、同図はロックを解除した状態を示す。
【符号の説明】
1…電動自転車、2…フレーム、2c…シートチュー
ブ、18…バッテリケース、21…支持箱、23…シー
ト、24…シート傾動機構、37…シートピラーチュー
ブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートチューブにシートピラーチューブ
    を高さ調節自在に設け、このシートピラーチューブを介
    してシートを前記シートチューブに支持させる自転車の
    シート支持装置であって、前記シートを略水平位置と、
    車体の前方へ傾斜させた傾倒位置との間で傾動自在に構
    成するとともに、シートを略水平位置に保持するシート
    保持手段を設けたことを特徴とする自転車のシート支持
    装置。
JP2000286187A 1993-03-22 2000-09-20 自転車のシート支持装置 Pending JP2001106136A (ja)

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