JP2001106137A - 自転車シートの回動装置 - Google Patents

自転車シートの回動装置

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JP2001106137A
JP2001106137A JP29038399A JP29038399A JP2001106137A JP 2001106137 A JP2001106137 A JP 2001106137A JP 29038399 A JP29038399 A JP 29038399A JP 29038399 A JP29038399 A JP 29038399A JP 2001106137 A JP2001106137 A JP 2001106137A
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lever
bracket
bicycle
battery
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Tomokazu Maruyama
智千 丸山
Mitsuru Iseno
満 伊勢野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探しやすい位置にレバーが設けられ、かつ操
作性が良好な自転車シートの回動装置を提供することに
ある。 【解決手段】 第1ブラケット66はシートポストに固
着され、該第1ブラケット66にレバー65が軸69で
支持されている。シート30の裏面に固定された第2ブ
ラケット71は軸73で第1ブラケット66に回動可能
に支持され、捩じりばね74により反時計方向に付勢さ
れている。レバー65は捩じりばね67により反時計方
向に付勢されており、その先端のラッチ部65bは第2
ブラケット71に係合している。レバー65が操作部位
65aを時計方向(A方向)に押されると、ラッチが外
れ、シート30は反時計方向にポップアップする。レバ
ー65はシートの前部の下側にほぼ前下がりに配置され
ているので、斜め下方視でも目視でき、簡単にレバー6
5を見つけることできるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自転車シートの回
動装置に関し、特に目視しやすい場所に操作レバーを設
置でき、かつ自転車シートを楽に回動させることのでき
る自転車シートの回動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人力による駆動系と補助動力源としての
電動モータによる駆動系とを併設し、人力による駆動ト
ルクつまり踏力を検知し、検知された踏力に応じて補助
動力源を付勢し、踏力を補助するようにした自転車が従
来から提供されている。このような補助動力源付き自転
車には、電動モータを稼働させるためのバッテリが搭載
されている。このバッテリは、一般的には、車体のバラ
ンスを崩さないように、シート(サドル)から斜め下方
に延びるシートポストに沿って配置された収納ケース
に、収納されている。
【0003】バッテリは、充電等のために、収納ケース
に対して着脱自在にする必要がある。バッテリは、この
着脱に際して、収納ケースの上側の口から出し入れされ
るが、その出し入れの経路上にシートがあるためバッテ
リの出し入れにシートが邪魔になる。そこで、例えば特
開平8−239071号公報に記されているような、自
転車シートの回動装置が提案されている。
【0004】このシート回動装置は、シート後部であっ
てその下側に、フックが他端に設けられたレバーを設
け、該レバーの操作部位を上方に押すことによりフック
がブラケット(シートポストに固定)に設けられた係合
ピンから外れ、バネにより予め付勢された回動方向にシ
ートがレバーと共に回動するようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置によ
れば、レバーがシート後部であってその下側の隠れた位
置に設けられているため、レバーが見つけ難い上、レバ
ー操作も手探りでおこなわなければならず操作性が悪い
という問題があった。特に電動補助自転車を多用すると
考えられる高齢者等のユーザには操作が難しいという問
題があった。
【0006】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、探しやすい位置にレバーが設けられ、か
つ操作性が良好な自転車シートの回動装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、シートパイプまたはシートポスト
(以下、これらを総称してシートポストと呼ぶ)の上端
に設けられた自転車シートの回動装置において、前記シ
ートを支持する第1ブラケットを前記シートポストの上
端部に固定して設け、前記シートの回動をラッチするレ
バーを、前記第1ブラケットに支持させると共に、該シ
ートの前部の下側にほぼ前下がりに配置した点に第1の
特徴がある。この特徴によれば、レバーがシートの前部
の下側にほぼ前下がりに配置されているので、ユーザは
レバーを目視しやすく、その操作を楽にできるようにな
る。また、レバーを非回動側の第1ブラケットに設けた
ので、回動側であるシートを軽くでき回動も軽くなる。
【0008】また、本発明は、前記シートの斜め下方視
で、レバーを目視可能にした点に第2の特徴がある。こ
の特徴によれば、ユーザはレバーをシートの斜め上方か
ら目視することができるので、レバーの操作を楽にでき
るようになる。
【0009】また、本発明は、前記レバーの操作方向を
前記シート前端の回動方向と逆方向とし、前記レバーと
シート前端が近接するようにした点に第3の特徴があ
る。この特徴によれば、シート前端とレバーを片手で操
作できるようになり、便利になると共に操作性が向上す
る。
【0010】また、本発明は、前記シートに固定された
第2ブラケットと、前記第1ブラケットと第2ブラケッ
ト間に、該第2ブラケットに回動力を付勢する手段とを
具備し、前記レバーが前記シートとのラッチを解放した
時に、該シートを前記付勢された回動力により予定位置
まで回動させるようにした点に第4の特徴がある。この
特徴によれば、レバー操作後にシートがポップアップす
るので、その後のシートの回動が容易になる。また、レ
バーを操作したことが一見して分かるので、レバーを操
作した後に、シートを元の位置に戻さずに、自転車に乗
る恐れがなくなる。
【0011】また、本発明は、前記予定位置は、前記シ
ートポストに沿ってその長手方向が上下となるように設
置されたバッテリの上方への引き抜きに、前記シートが
干渉しない範囲である点に第5の特徴がある。この特徴
によれば、レバーを操作した後、直ぐにバッテリを取り
出せるので、バッテリの取り外しを短時間に行えるよう
になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の自転
車シートの回動装置が適用された自転車の側面図、図2
は図1の要部の拡大図である。
【0013】図1に示されているように、電動補助自転
車の車体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイ
プ21と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に
延びるダウンパイプ22と、ダウンパイプ22の終端部
近傍から上方に立上がるシートポスト23とを備える。
ダウンパイプ22とシートポスト23との結合部および
その周辺部は、上下に2分割されて着脱される樹脂カバ
ー33により覆われている。前記ヘッドパイプ21の上
部にはパイプ27Aを介して操向ハンドル27が回動自
在に挿通され、下部には前記操向ハンドル27により操
舵されるフロントフォーク26が操向可能に支承されて
いる。フロントフォーク26の終端には前輪WFが回転
自在に軸支されている。
【0014】車体フレーム2の下部には、踏力アシスト
用の電動モータを含む電動補助ユニット1が、前記ダウ
ンパイプ22の後端、シートポスト23の下部およびチ
ェーンステイ25の前端の3か所のハンガー部92、9
1、90でネジ止め固定により懸架されている。電動補
助ユニット1の電源スイッチ29はダウンパイプ22上
のヘッドパイプ21の近傍に設けられている。なお、電
源スイッチ29はハンドル27上に設けても良い。
【0015】この車体では、ダウンパイプ22とシート
ポスト23との結合部が電動補助ユニット1の前部にレ
イアウトされているので、電動補助ユニット1を低位置
に配置でき、低重心化が可能となる。また、フレームの
高さを低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。
【0016】電動補助ユニット1にはクランク軸101
が回転自在に支承され、クランク軸101の左右両端に
はクランク11を介してペダル12が軸支されている。
電動補助ユニット1から後方側に延出される左右一対の
チェーンステイ25の終端間には、駆動輪としての後輪
WRが軸支されている。シートポスト23の上部および
両チェーンステイ25の終端間には、左右一対のシート
ステイ24が設けられている。シートポスト23には、
上端にシート30を備えるシートパイプ31が、シート
30の上下位置を調整可能とすべく、シートポスト23
内で摺動可能に装着されている。なお、シート30をシ
ートポスト23の上端に直接設けても良い。 シート3
0の前方下側にはほぼ前下がりのレバー65が設けられ
ており、レバー65が左斜め上方に押されると時計方向
に少し回動して、レバー65の他端に設けられたラッチ
がシート30側の図示されていないブラケットから外れ
る。これにより、捩じりばね等により反時計方向に付勢
されたシートが所定角度反時計方向に回動する。なお、
この詳細な機構については、後述する。
【0017】シート30の下方でシートポスト23の後
部には、バッテリ4を収納するバッテリ収納ケース5
(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バ
ッテリ4は、略直方体のバッテリケースに収容された複
数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略
上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置さ
れる。この時、バッテリ4の底部に設けられた正負の放
電接点は、バッテリブラケット49に固定された接点ユ
ニット60と電気的に接続される。接点ユニット60は
電動補助ユニット1と電気的に接続されており、バッテ
リ4からモータM等に電力が供給される。
【0018】バッテリ4の上面側部には充電残量計42
が設けられ、シート30の左側上方から確認しやすいよ
うに、左傾斜の面に取り付けられている。これにより、
運転者は立った状態でバッテリ残量を上方から確認する
ことができる。
【0019】バッテリ4の後方には、該バッテリ4を施
錠・解錠するための操作レバー45とホイールロック1
00が設置されている。操作レバー45はバッテリ収納
ケース5との間に設けられた、図示されていないスプリ
ングにより、上方向に付勢されかつ摺動可能に設けられ
ている。該操作レバー45が前記スプリングのばね力に
抗して下方に押圧されると、操作レバー45は下方に移
動し、その下端が、捩じりばね51で時計方向に付勢さ
れた係合フック52を図2の点線位置まで回動させ、バ
ッテリ4の下部に設けられた断面が「く」の字形の凹部
47との係合を解除する。これにより、バッテリ4の収
容ケース5への固定は解除され、バッテリ4を収容ケー
ス5から引き抜くことが自由になる。
【0020】ホイールロック100はロックされると後
輪WRの一部をロックバーで囲んでロックすると共に、
ロックプレート110を操作レバー45に向かって突出
し、その操作部45eの下方向への移動を妨害して操作
レバー45の操作を禁止する。このため、バッテリ4の
収納ケース5からの抜き取りはできなくなる。逆に、ホ
イールロック100がアンロックされると、ロックバー
およびロックプレート110はホイールロック100の
ハウジング内に引っ込み、後輪WRのロックは解除され
ると共に、操作レバー45も操作可能になる。
【0021】バッテリ収納ケース5の上部はリヤアッパ
−アーム24に溶接等で固定されたブラケット40にね
じ39により固定され、このブラケット40にはさらに
ホイールロック100、リヤフェンダ34もそれぞれね
じ44a、44bで固定される。
【0022】前記電動補助ユニット1内には、クランク
軸101、増速ギヤ82、モータM、ギヤ83、アイド
ル軸84、ギア13Aを備えた駆動スプロケット13等
が配置されている。該電動補助ユニット1は前記バッテ
リ4によって給電され、その駆動スプロケット13およ
びチェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット
14へ駆動力を伝達する。前記駆動スプロケット13の
全部およびチェーン6の上半分はチェーンカバー32で
覆われている。
【0023】図3は本発明の一実施形態の自転車シート
の回動装置の構造図、図4、図5はシート30を拡開し
た時の斜視図、図10はX−X線断面図である。
【0024】図示されているように、シートパイプ31
の上端に溶接により第1ブラケット66が固着されてい
る。第1ブラケット66の左右方向の断面はコの字形を
しており、その左右両壁に軸69が回動自在に掛け渡さ
れている。この軸69の長さ方向中央にはレバー65が
固着されており、また、該軸69に捩じりばね67が嵌
挿され、その一端はレバー65に、他端は第1ブラケッ
ト66に係止されている。レバー65は該捩じりばね6
7によって反時計方向に付勢されている。レバー65の
操作部位65aはシート30の前側下部に前下がりに突
出しており、立った姿勢で横から見れば容易に目視する
ことができ、ユーザは、従来装置のように屈んで下から
シート30の内側を見上げなくても簡単に見つけること
ができる。
【0025】一方、シート30側には、前記第1ブラケ
ット66と対向する位置であって、該シート30の裏側
に第2ブラケット71が固定されており、その中央部の
予定の位置に前記レバー65の端部に設けられたラッチ
部65bを挿通する係止孔72が形成されている。該第
2ブラケット71も左右方向の断面(図4のA−A線断
面)はコの字形をしており、その先端部の左右両壁は第
1ブラケット66の先端部の左右両壁と一方が内側、他
方が外側となるように重なっている。そして、この重な
り部に、左右方向に延びる回動軸73が掛け渡され、該
回動軸73の中央部に捩じりばね74が挿通されてい
る。この結果、第2ブラケット71およびシート30は
該捩じりばね74によって、反時計方向に付勢されてい
る。
【0026】図10に示されているように、第1ブラケ
ット66側にシート30の左右方向のがたを抑えるため
の上方突部91が溶接で設けられ、該上方突部91と第
2ブラケット71との間に緩衝材としてのゴム92が充
填されている。丸突部93を有する前記上方突部91は
第2ブラケット71の内側に入込み、シート30が左右
にがたを生ずるのを抑制する。
【0027】前記バッテリ4の交換時等において、ユー
ザがレバー65の操作部位65aを矢印Aの方向、すな
わち左斜め上方に押すと、レバー65の前記ラッチ部6
5bが第2ブラケット71の係止孔72から外れ、シー
ト30は前記捩じりばね74のばね力により反時計方向
に弾発的に回動される。そして、シート30は点線図示
の30´の位置まで回動する。この回動位置は、前記バ
ッテリ4を上方向に引き抜く時に、バッテリ4とシート
30が干渉しない位置である。この回動時、レバー65
およびそのブラケットへの取付け部材は、第1ブラケッ
ト66側に残るので、回動する第2ブラケット71側の
シートの重さをこれらの分だけ軽くできる。このため、
シートの回動が軽くなり、前記回動軸73にかかる負担
を軽減できるようになる。
【0028】シート30を運転時の正位置に戻す時に
は、シート30が捩じりばね74のばね力に抗して時計
方向に回動されると、ほぼ水平位置にきた所で、ラッチ
部65bが係止孔72の縁に当接する。さらに、シート
30が同方向に回動されると、ラッチ部65bが捩じり
ばね67のばね力に抗して時計方向に回動し、係止孔7
2の縁がラッチ部65bを通り過ぎた所で、ラッチ部6
5bが捩じりばね67の復帰力により弾性的に係止孔7
2に係止する。これにより、シート30は、図3の実線
位置に戻り停止する。
【0029】図6は、前記第1実施形態の変形例であ
り、図3と同符号は同一または同等物を示す。この変形
例は、レバー65の操作部位65aの指当接部を上側に
凸の滑らかな弧状にして、レバー65を下側から斜め上
方に押し易くした点に特徴がある。
【0030】図7は、本発明の第2実施形態の自転車シ
ートの回動装置の構造図である。この実施形態の特徴
は、第1ブラケット66と第2ブラケット74に掛け渡
された左右方向に延びる回動軸73に挿通されている捩
じりばね74aの一端をレバー65の凹部65cに係止
し、他端を第2ブラケット74に係止することにより、
一個の捩じりばね74aでレバー65の反時計方向の付
勢と、第2ブラケット74の反時計方向の付勢とを兼用
させた点に特徴がある。この結果、本実施形態によれ
ば、第1実施形態に比べて、レバーの回動を付勢する捩
じりばねを削減することができる。なお、上記以外は、
第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0031】図8は、該第2実施形態の変形例である。
この変形例は、レバー65の操作部位65aを車体の左
側に突出させて、ユーザの指が該操作部位65aに掛り
易くした点に特徴がある。
【0032】図9は、本発明の第3実施形態の自転車シ
ートの回動装置の構造図である。この実施形態では、シ
ートパイプ31にレバー65の取付け金具81が固定さ
れ、該取付け金具81の前部に設けられた軸82の中央
にレバー65が取付けられている。このレバー65は、
軸82の一部に挿通された捩じりばね83により時計方
向に付勢されており、ラッチ部65bは第1、第2ブラ
ケット66、71に開けられた係止孔72に係止してい
る。また、軸73の回りには図示されていない捩じりば
ねが嵌挿されており、第2ブラケット71は反時計方向
に付勢されている。
【0033】この実施形態では、自転車シートを上方に
回動する時には、操作部位65aが反時計方向、すなわ
ち矢印B方向に押される。そうすると、ラッチ部65b
の第2ブラケット71に対する係合が外れ、シート30
は軸73を中心として反時計方向に回動することにな
る。
【0034】以上のように、本発明の実施形態では、シ
ートを回動させるためのレバー65がシートの前方下部
であって、前下がりに突出しているので、ユーザが立っ
ている姿勢で斜め上方あるいは側方からシート前部を見
ればレバーの少くとも一部を目視することができ、ユー
ザは従来装置のように、シートの下に手を入れて手探り
したり、しゃがんで下からシート下部を見上げたりしな
くてもレバーを簡単に見つけることができるようにな
る。
【0035】また、前記レバー65およびその回動を付
勢する機構が第1ブラケット側、すなわち非回動側に付
いているので、回動側の部材の重さを軽量化でき、シー
トの回動を軽くできると共に、回動軸にかかる負担を軽
減することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、シートの回動をラッチするレバー
を、シートポストの上端部に固定された第1ブラケット
に支持させると共に、該シートの前部の下側にほぼ前下
がりに配置したので、ユーザはレバーを目視しやすく、
その操作を楽にできるようになる。また、レバーを非回
動側の第1ブラケットに設けたので、回動側であるシー
トを軽くでき回動も軽くなる。
【0037】請求項2の発明によれば、前記シートの斜
め下方視でレバーを目視可能にしたので、ユーザは従来
装置のように手探りしたり、屈んだりしたりしてレバー
を見つける必要がなくなり、ユーザは気楽にレバー操作
をすることができるようになる。
【0038】請求項3の発明によれば、レバーの操作方
向をシート前端の回動方向と逆方向とし、レバーとシー
ト前端が近接するようにしたので、シート前端とレバー
を片手で操作できるようになる。例えば、ユーザが自転
車の左側に立った場合、左手の親指をレバーの操作部位
に当て、他の指でシート前端をつかむことにより、片手
で操作できるようになる。このため、便利になると共に
操作性が向上する。
【0039】請求項4の発明によれば、前記シートに固
定された第2ブラケットと第1ブラケットとの間に、第
2ブラケットに回動力を付勢する手段を設けたので、レ
バー操作後にシートが自動的にポップアップする。この
ため、その後のシートの回動が容易になると共に、バッ
テリの挿脱も容易となる。また、レバーを操作したこと
が一見して分かるので、レバーを操作した後に、シート
を元の位置に戻さずに、自転車に乗る恐れがなくなる。
【0040】請求項5の発明によれば、前記予定位置
は、前記シートポストに沿ってその長手方向が上下とな
るように設置されたバッテリの上方への引き抜きに、前
記シートが干渉しない範囲としたので、レバーを操作し
た後、シートに邪魔されることなく、直ぐにバッテリを
取り出せるようになり、バッテリの取り外しを短時間で
行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される自転車の側面図である。
【図2】 図1の要部の拡大図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の側面図である。
【図4】 本実施形態のシート拡開斜視図である。
【図5】 本実施形態のシート拡開斜視図である。
【図6】 第1実施形態の変形例の側面図である。
【図7】 本発明の第2実施形態の側面図である。
【図8】 第2実施形態の変形例の側面図である。
【図9】 本発明の第3実施形態の側面図である。
【図10】 図3のX−X線断面図である。
【符号の説明】
23…シートポスト、31…シートパイプ、30…シー
ト、65…レバー、66…第1ブラケット、67…捩じ
りばね、69…軸、71…第2ブラケット、72…係止
孔、73…回動軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートパイプまたはシートポスト(以
    下、これらを総称してシートポストと呼ぶ)の上端に設
    けられた自転車シートの回動装置において、 前記シートを支持する第1ブラケットを前記シートポス
    トの上端部に固定して設け、 前記シートの回動をラッチするレバーを、前記第1ブラ
    ケットに支持させると共に、該シートの前部の下側にほ
    ぼ前下がりに配置したことを特徴とする自転車シートの
    回動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自転車シートの回動装
    置において、 前記シートの斜め下方視で、前記レバーを目視可能にし
    たことを特徴とする自転車シートの回動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自転車シートの回動装
    置において、 前記レバーの操作方向を前記シート前端の回動方向と逆
    方向とし、前記レバーとシート前端が近接するようにし
    たことを特徴とする自転車シートの回動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の自転車シートの回動装
    置において、 前記シートに固定された第2ブラケットと、 前記第1ブラケットと第2ブラケット間に、該第2ブラ
    ケットに回動力を付勢する手段とを具備し、 前記レバーが前記シートとのラッチを解放した時に、該
    シートを前記付勢された回動力により予定位置まで回動
    させるようにしたことを特徴とする自転車シートの回動
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自転車シートの回動装
    置において、 前記予定位置は、前記シートポストに沿ってその長手方
    向が上下となるように設置されたバッテリの上方への引
    き抜きに、前記シートが干渉しない範囲であることを特
    徴とする自転車シートの回動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539126A (ja) * 2005-04-29 2008-11-13 セッレ ロイアル エッセピア シート構造物、特に自転車および人体支持フレームのためのシート構造物

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JP2008539126A (ja) * 2005-04-29 2008-11-13 セッレ ロイアル エッセピア シート構造物、特に自転車および人体支持フレームのためのシート構造物

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