JP2720003B2 - 自動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造 - Google Patents

自動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造

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JP2720003B2
JP2720003B2 JP5216359A JP21635993A JP2720003B2 JP 2720003 B2 JP2720003 B2 JP 2720003B2 JP 5216359 A JP5216359 A JP 5216359A JP 21635993 A JP21635993 A JP 21635993A JP 2720003 B2 JP2720003 B2 JP 2720003B2
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H1/00Supports or stands forming part of or attached to cycles
    • B62H1/02Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
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  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体下部に枢支されて
起立位置と格納位置との間を揺動するスタンドを備えた
自動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる自動二輪車におけるスタンドスト
ッパ構造は、特公平1−52235号公報、実開昭62
−88689号公報により公知である。
【0003】上記従来の自動二輪車におけるスタンドス
トッパ構造は、スタンドにゴム製のスタンドストッパを
取り付け、スタンドを起立位置から格納位置に向けて揺
動させたときに前記スタンドストッパをパワーユニット
の下面に当接させ、スタンドを格納位置に位置決めする
とともに衝撃の吸収を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動二・三
輪車の後輪にはドラムブレーキ装置或いはディスクブレ
ーキ装置が設けられており、これらのブレーキ装置から
ブレーキケーブル或いはブレーキホースがパワーユニッ
トの下面に沿って車体前方に延びている。かかるブレー
キケーブル或いはブレーキホースは、その弛みを防止す
るために中間部において車体に支持される。
【0005】本発明はスタンドストッパを利用してブレ
ーキケーブルやブレーキホースを合理的に支持すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車体下部に枢支され
て起立位置と格納位置との間を揺動するスタンドを備え
た自動二・三輪車において、前記スタンドの後部に配設
したパワーユニットの下面にブラケットを介してスタン
ドストッパを支持するとともに、前記パワーユニットの
後部に軸架した後輪から車体前方に延びるブレーキケー
ブル又はブレーキホースの中間部を前記スタンドストッ
パのブラケットに支持したことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、車体下
部に枢支されて起立位置と格納位置との間を揺動するス
タンドを備えた自動二・三輪車において、前記スタンド
の後部に配設したパワーユニットのケーシングの合わせ
面に挟持したガスケットの下部にスタンドストッパを一
体に形成するとともに、前記パワーユニットの後部に軸
架した後輪から車体前方に延びるブレーキケーブル又は
ブレーキホースの中間部を前記スタンドストッパに形成
した保持溝に嵌合させて支持したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図3に示すように、スクータ型車両
Vの骨格を構成するボディフレームFは鋼管の枠組によ
って構成されており、前端に位置するヘッドパイプ1
と、このヘッドパイプ1の下端から下方に延出するダウ
ンチューブ2と、このダウンチューブ2の下端近傍から
車体の後上方に延び、平面視で概略楕円状をなすリヤフ
レーム3と、このリヤフレーム3の前部、中央部及び後
部をそれぞれ左右方向にに連結するフロントクロスメン
バ4、ミッドクロスメンバ5及びリヤクロスメンバ6と
を備える。ヘッドパイプ1に操向可能に支持されたフロ
ントフォーク7の上端には操向ハンドル8が設けられ、
また下端には前輪Wfが軸支される。後輪Wrが軸支さ
れたパワーユニットPの前端が前記ミッドクロスメンバ
5にリンク機構9を介して上下揺動可能に支持されてお
り、このパワーユニットPの後部とリヤクロスメンバ6
とがリヤクッション10を介して接続される。
【0010】ボディフレームFの外周は硬質の合成樹脂
よりなるボディカバーCによって覆われる。ボディカバ
ーCは複数の部材に分割されており、ヘッドパイプ1の
前部及び前輪Wfの上部を覆うフロントカバー11と、
このフロントカバー11の後面に接合されてライダーの
脚部前方を覆うレッグシールド12と、前記フロントカ
バー11及びレッグシールド12の左右両側縁に接続さ
れて前部車体の側面を覆う左右一対のフロントサイドカ
バー13L ,13R と、レッグシールド12の後縁に接
続されてライダーの足元を支持するフロアボード14
と、このフロアボード14の下面を覆うアンダーカバー
15と、フロアボード14の左右両側縁及びフロントサ
イドカバー13L ,13R の後部上縁に接続されて後部
車体の側面を覆う左右一対のリヤロアカバー16L ,1
R と、このリヤロアカバー16L,16R の上縁及び
フロアボード14の上縁に接続されるリヤアッパーカバ
ー17とを備える。そしてリヤアッパーカバー17の後
部には、後輪Wrの上部を覆うリヤフェンダー18が装
着される。
【0011】リヤアッパーカバー17は前後部及び左右
両側部が壁面で囲まれて上面及び下面が開放した環状の
部材からなり、一体成形された一部材として構成され
る。リヤアッパーカバー17の後端には閉じた周縁を有
する開口171 が形成されており、この開口171 にテ
ールランプを覆うテールレンズ19が嵌め込まれる。こ
のように、リヤアッパーカバー17を左右に2分割せず
に一体化し、且つこのリヤアッパーカバー17に形成し
た開口171 のテールレンズ19を嵌め込む構造を採用
したことにより、ボディカバーCとテールレンズ19と
の位置合わせ作業が容易になり、しかも両者の接合部に
段差や隙間の無い美麗な仕上がりを得ることができる。
【0012】リヤアッパーカバー17の上面開口部は、
前端においてヒンジ止めされたシート20によって開閉
自在に覆われる。リヤアッパーカバー17の内部にはヘ
ルメット等を収納するラッゲージボックス21が嵌合し
ており、前記シート20はラッゲージボックス21の開
口部を覆う蓋を兼ねている。
【0013】次に、図4〜図6に基づいてバッテリ収納
部の構造を説明する。
【0014】リヤアッパーカバー17で覆われたリヤフ
ェンダー18の前端はラッゲージボックス21の後壁に
当接しており、その部分にバッテリボックス26が一体
に形成される。バッテリボックス26の前端はラッゲー
ジボックス21の後壁に形成した開口部211 に開口し
ており、シート20を前方にはね上げた状態で、ラッゲ
ージボックス21の内部から前記開口部211 を通して
バッテリボックス26の内部にバッテリ27を出し入れ
することができる。直方体形状のバッテリ27は液漏れ
のない密閉式のもので、その最も短い辺が上下方向に沿
うように横置きされる。
【0015】ラッゲージボックス21の開口部211
着脱自在に覆う蓋体28は、下部に形成した2本の係止
爪281 ,281 をリヤフェンダー18の前壁に係合さ
せ、且つ上部をバイヨネット機構等の締結手段29でラ
ッゲージボックス21の後壁に結合することにより、図
示した位置に着脱自在に固定される。蓋体28の裏面に
は、バッテリボックス26内に収納されたバッテリ27
の前後方向の移動を防止すべく、該バッテリ27の前面
を押圧する押圧突起282 が形成される。
【0016】バッテリボックス26の上部にはオイルタ
ンク30が支持される。オイルタンク30の下面には切
欠き301 が形成されており、この切欠き301 にバッ
テリボックス26の後上部が嵌合することにより、オイ
ルタンク30とバッテリボックス26との干渉が防止さ
れる。オイルタンク30の中央上面に形成された注油口
302 は、ラッゲージボックス21の後端に一体に形成
されたオイル受皿21 2 を貫通して外部に突出し、そこ
にキャップ31が螺入される。シート20が図6の位置
にロックされているとき、シート20の後端部でキャッ
プ31の上方を覆うことにより、該キャップ31の着脱
ができないようになっている。オイルタンク30の左側
上面には、レベルゲージの端子32が設けられる。
【0017】上述のように、バッテリ27をその上下方
向厚さが小さくなるように横置きし、リヤフェンダー1
8の上面とオイルタンク30の下面との間に配設したこ
とにより、車体後部の狭隘なスペースを有効利用してバ
ッテリ27及びオイルタンク30を合理的に収納するこ
とができる。しかも、バッテリ27をラッゲージボック
ス21の内部を通して出し入れしているので、ボディカ
バーCやオイルタンク30を取り外すことなくバッテリ
27を交換することができ、しかもメンテナンス性の向
上及びバッテリ27の盗難防止を図ることができる。
【0018】次に、図7〜図10に基づいてスタンドの
ロック機構の構造を説明する。
【0019】スクータ型車両Vの車体を支持するスタン
ド36は、ボディフレームFのミッドクロスメンバ5に
溶接した皿状のスタンドブラケット37の後端に、左右
方向に延びる枢軸38を介して前後揺動自在に枢支され
る。スタンド36は、前記枢軸38に支持されたスタン
ドカバー39と、このスタンドカバー39の後面に溶接
されたスタンド本体40とから構成されており、スタン
ドブラケット37との間に張設したトグルスプリング4
1の弾発力により、図1に示す格納位置と図7に示す起
立位置とに安定的に停止するように付勢される。スタン
ド36の起立位置は、スタンドカバー39の前面がスタ
ンドブラケット37の後壁に当接することにより規制さ
れる。
【0020】スタンドブラケット37の後部内面と、ス
タンドカバー39の裏面とには、それぞれ補強部材4
2,43が溶接される。スタンド36が起立状態にある
とき、補強部材42、スタンドブラケット37、スタン
ドカバー39及び補強部材43は前後方向に重なり合
い、この状態で補強部材42及びスタンドブラケット3
7を貫通するスリット44と、スタンドカバー39及び
補強部材43を貫通するスリット45とが相互に対向す
る。スタンドブラケット37の内部には基板46がボル
ト47で固定されており、この基板46の後端に形成し
た突起461 (図8参照)を補強部材42に形成した溝
421 (図9参照)に嵌合させることにより、該基板4
6が回り止めされている。
【0021】基板46の上面にはカム板48がボルト4
9で枢支されており、このカム板48に設けたスプリン
グフック481 と基板46に設けたスプリングフック4
2との間に、スプリング50が張設される。カム板4
8は前記スプリング50の弾発力で図9における時計方
向に付勢されており、図9に鎖線で示すように、カム板
48に設けたストッパ482 が基板46に設けたブラケ
ット463 に当接するアンロック位置において停止す
る。カム板48が前記アンロック位置にあるとき、カム
板48はスタンドカバー39及び補強部材43のスリッ
ト45から離脱してスタンド36は揺動可能な状態とな
る。
【0022】カム板48をロック位置及びアンロック位
置間で回動させる操作レバー51は、ロック可能なシー
ト20によって覆われるラッゲージボックス21の内部
に設けられており、これにより車両の盗難防止が図られ
る。操作レバー51とカム板48とを続するボーデンワ
イヤ52はアウタチューブ53とインナケーブル54と
から構成されており、アウタチューブ53の一端は基板
46の前記ブラケット463 に支持されるとともに、イ
ンナケーブル54の一端はカム板48の前記スプリング
フック481 に結着される。従って、インナケーブル5
4を引くことによりスプリング50の弾発力に抗してカ
ム板48を図9の反時計方向に回動させると、そのカム
板48がスタンドカバー39及び補強部材43のスリッ
ト45に係合し、スタンド36は起立位置にロックされ
る。
【0023】図7及び図10から明らかなように、ラッ
ゲージボックス21の後壁面にピン55を介して枢支さ
れた前記操作レバー51は、ラッゲージボックス21に
2本のボルト56,56で固定したブラケット57の上
面に形成したガイド面571によって左右の揺動範囲を
規制される。ラッゲージボックス21を後方に貫通する
ピン55の後端には、前記ボーデンワイヤ52のインナ
ケーブル54が結着されたアーム58が固着される。
尚、図10の符号213 はシート20の後端に設けたフ
ープ59(図7参照)が嵌合するスリットであり、符号
60は前記フープ59に係合してシート20を閉位置に
ロックするフックである。
【0024】而して、操作レバー51を図10の実線位
置に操作するとインナケーブル54が引かれ、カム板4
8がスプリング50の弾発力に抗して図9の実線位置に
回動し、スタンド36が起立位置にロックされる。この
とき、前記アーム58とインナケーブル54との結着点
aが死点bとなるピン55の中心を越えて上側に移動す
るため、操作レバー51は実線位置に安定的に停止す
る。逆に、操作レバー51を図10の鎖線位置に操作す
るとインナケーブル54が緩められ、カム板48がスプ
リング50の弾発力で図9の鎖線位置に回動し、スタン
ド36のロックが解除される。このとき、前記アーム5
8とインナケーブル54との結着点cが死点bを越えて
下側に移動するため、操作レバー51は鎖線位置に安定
的に停止する。
【0025】上述のように、スプリング50の弾発力で
はなく、操作レバー51の操作力でボーデンワイヤ52
のインナケーブル54を引いてカム板48をロック方向
に回動させているので、スタンド36の枢支部近傍に泥
等が付着していても、操作レバー51を強く操作するこ
とによりカム板48を確実にスリット45に係合させて
スタンド36をロックすることができる。
【0026】次に、シート20の枢支構造を図11及び
図12に基づいて説明する。
【0027】シート20は合成樹脂製の底板65と、こ
の底板65の上面に重ね合わされたクッション材66
と、このクッション材を覆う表皮67とから構成され
る。底板65の前端下面には、左右一対のブラケット6
1 ,651 と、両ブラケット651 ,651 の間に位
置するストッパ部652 と、左側のブラケット651
近傍に位置する3個のピン係止突起653 ,654 ,6
4 とが下向きに突設される。ラッゲージボックス21
の前端には、前方に突出するシート支持腕214 と、こ
のシート支持腕214 の前端に設けられたストッパ部2
5 とが形成される。シート20を枢支するピン66は
軸部661 及び係止部662 を備えたL字状の棒材から
なり、軸部661 がシート20の底板65の左側のブラ
ケット651、シート支持腕214 及び右側のブラケッ
ト651 に挿通され、これによりシート20の前端がラ
ッゲージボックス21に開閉自在に枢支される。このと
き、ピン66の係止部661 の先端は、前記3個のピン
係止突起653 ,654 ,65 4 間に嵌合して保持され
る。
【0028】前記ピン66を装着するには、軸部661
を左右のブラケット651 ,651及びシート支持腕2
4 に挿通した後、シート20を図11に鎖線で示す開
位置に揺動させて底板65のストッパ部652 をラッゲ
ージボックス21のストッパ部215 に当接させた状態
で、ピン66を矢印A方向に回動させて2個のピン係止
突起654 ,654 間にそれらを左右に弾性変形させな
がら嵌合させ、残りのピン係止突起653 に当接する位
置に保持させれば良い。この状態でシートを図11に実
線で示す閉位置に揺動させてロックすると、ピン66の
係止部662 がラッゲージボックス21の左側前端のd
点に対向するため、このピン66を矢印B方向に揺動さ
せて前記ピン係止突起653 ,654 ,654 から離脱
させることができなくなる。
【0029】而して、シート20が閉位置にロックされ
るとピン66を抜き取ることができなくなり、これによ
りラッゲージボックス21内の物品の盗難が防止される
ばかりか、ラッゲージボックス21内に設けた操作レバ
ー51を操作してスタンド36のロックを解除すること
もできなくなり、車両自体の盗難も防止される。
【0030】次に、図7及び図13〜図15に基づいて
ブレーキケーブルの支持構造を説明する。
【0031】図7に示すように、パワーユニットPの後
端に設けられた後輪Wrのブレーキアーム71には、パ
ワーユニットPの下面に沿って車体前方に延びるブレー
キケーブル72が接続される。ブレーキケーブル72の
中間部はブラケット73によってパワーユニットPに固
定される。
【0032】図13〜図15から明らかなように、ブラ
ケット73は所定の形状に折り曲げた板体からなり、パ
ワーユニットPの左右のケーシングを結合するボルト7
4,74により共締めされる。ブラケット73は水平方
向に折り曲げられたブレーキケーブル支持部731 を備
え、その上面に載置されたブレーキケーブル72が2本
の把持爪732 ,733 によって固定される。一方の把
持爪732 はブレーキケーブル支持部731 の外縁に連
設されており、上向き及び水平方向に折り曲げられてブ
レーキケーブル72の外側面及び上面をクランプする。
また他方の把持爪733 はブレーキケーブル支持部73
1 の一部を切り起こすことにより形成されており、上向
きに折り曲げられてブレーキケーブル72の内側面をク
ランプする。
【0033】ブレーキケーブル支持部731 の下面に
は、ゴム製のスタンドストッパ75が2本のボルト7
6,76により固着される。スタンド36が図13に鎖
線で示す格納位置にあるとき、そのスタンド本体40が
スタンドストッパ75の下面に当接する。従って、スタ
ンド36を格納するとき、トグルスプリング41の弾発
力で上方に撥ね上げられたスタンド36の衝撃を、スタ
ンドストッパ75によって吸収することができる。ま
た、ブレーキケーブル72をスタンドストッパ75のブ
ラケット73を利用して支持したことにより、特別の支
持部材が不要になって部品点数の削減に寄与することが
できる。
【0034】図16はバッテリの固定構造の変形例を示
すものである。
【0035】この変形例は、リヤフェンダー18と一体
に形成されたバッテリボックス26の上面及び前面が開
放しており、そこに収納されたバッテリ27がリヤフェ
ンダー18の上面にビス81で固定されたゴム等の可撓
性材料で形成されたバンド82によって保持される。バ
ンド82はバッテリ27の上面及び前面を押さえて移動
不能に固定し、その先端に設けたフック83によってリ
ヤフェンダー18の前端に固定される。
【0036】図17〜図20はスタンドストッパの変形
例を示すものである。
【0037】この変形例は、パワーユニットPの左ケー
ス84と左カバー85との間に挟持されたガスケット8
6の一部を下方に膨大させてスタンドストッパ87と
し、このスタンドストッパ87の下面に格納位置にある
スタンド36を当接させている。スタンドストッパ87
の右側面には車体前後方向に延びるケーブル保持溝87
1 が凹設されており、このケーブル保持溝871 に後輪
Wrのドラムブレーキから前方に延びるブレーキケーブ
ル72が嵌合保持される。これにより、スタンドストッ
パ87及びブレーキケーブル72を保持するための特別
の部材が一切不要となり、部品点数を大幅に削減するこ
とができる。
【0038】パワーユニットPの下面に突設されたスタ
ンドブラケット88の左側面には溝881 が刻設されて
おり、この溝881 にスタンド36を枢支する枢軸89
の頭部891 が嵌合する。これにより、特別の部材を用
いることなく、前記枢軸89に回り止め施すことが可能
となる。また、スタンド36が実線で示す格納位置にあ
るとき、スタンド本体40の先端部401 がパワーユニ
ットPの左側面に設けたキックペダル90の先端部の下
側に対向する。これにより、スタンド36を格納した状
態で誤ってキックペダル90を操作することが未然に防
止される。
【0039】図21及び図22はスタンドの支持構造の
変形例を示すものである。
【0040】この変形例は、スタンドブラケット37に
左右方向に架設された枢軸38に、スタンドカバー39
が回動可能に弾性支持される。即ち、スタンドカバー3
9の左右上部に形成したボス部391 ,391 の内面に
環状のゴムブッシュ91,91の外周が焼付けにより固
定され、このゴムブッシュ91,91の内周に焼付けに
より固定されたカラー92,92が前記枢軸38に回動
可能に支持される。而して、パワーユニットPからスタ
ンド36への振動伝達が効果的に抑制されるとともに、
スタンド36を起立させたときに路面からの衝撃が車体
に伝達されるのを防止することができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0042】例えば、実施例ではスクータ型の自動二輪
車を例示したが、本発明はスクータ型の以外の自動二・
三輪車に対しても適用することが可能である。また、実
施例の車両はブレーキケーブルによって作動するドラム
ブレーキを備えているが、本発明はブレーキホースを介
して油圧で作動するディスクブレーキを備えた車両に対
しても適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、スタンドの後部に配設したパワーユニット
の下面にブラケットを介してスタンドストッパを支持
し、後輪から車体前方に延びるブレーキケーブル又はブ
レーキホースの中間部を前記スタンドストッパのブラケ
ットを利用して支持したことにより、ブレーキケーブル
又はブレーキホースを支持する特別の部材が不要になっ
て部品点数の削減が可能となる。
【0044】また請求項2に記載された発明によれば、
スタンドの後部に配設したパワーユニットのケーシング
の合わせ面に挟持したガスケットの下部にスタンドスト
ッパを一体に形成し、後輪から車体前方に延びるブレー
キケーブル又はブレーキホースの中間部を前記スタンド
ストッパに形成した保持溝に支持させたことにより、ス
タンドストッパの支持並びにブレーキケーブル又はブレ
ーキホースの支持に特別の部材が一切不要になり、部品
点数の一層の削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型車両の全体側面図
【図2】同じく全体平面図
【図3】ボディカバーの分解斜視図
【図4】スクータ型車両の後部側面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】ボディカバーを取り除いたスクータ型車両の後
部側面図
【図8】図7の要部拡大図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】図7の10−10線拡大断面図
【図11】図7の11部拡大図(図12の11−11線
断面図)
【図12】図11の12−12線断面図
【図13】図4の要部拡大図
【図14】図13の14−14線断面図
【図15】図14の15−15線断面図
【図16】バッテリの固定構造の変形例を示す、前記図
6に対応する図
【図17】スタンドストッパ変形例を示す、前記図13
に対応する図
【図18】図17の18方向矢視図
【図19】図17の19−19線拡大断面図
【図20】図17の20−20線拡大断面図
【図21】スタンドの支持構造の変形例を示す、前記図
8に対応する図
【図22】図21の22−22線断面図
【符号の説明】
36 スタンド 72 ブレーキケーブル 73 ブラケット 75 スタンドストッパ 84 左ケース(ケーシング) 85 左カバー(ケーシング) 86 ガスケット 87 スタンドストッパ 871 ケーブル保持溝(保持溝) P パワーユニット Wr 後輪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に枢支されて起立位置と格納位
    置との間を揺動するスタンド(36)を備えた自動二・
    三輪車において、 前記スタンド(36)の後部に配設したパワーユニット
    (P)の下面にブラケット(73)を介してスタンドス
    トッパ(75)を支持するとともに、前記パワーユニッ
    ト(P)の後部に軸架した後輪(Wr)から車体前方に
    延びるブレーキケーブル(72)又はブレーキホースの
    中間部を前記スタンドストッパ(75)のブラケット
    (73)に支持したことを特徴とする、自動二・三輪車
    におけるスタンドストッパ構造。
  2. 【請求項2】 車体下部に枢支されて起立位置と格納位
    置との間を揺動するスタンド(36)を備えた自動二・
    三輪車において、 前記スタンド(36)の後部に配設したパワーユニット
    (P)のケーシング(84,85)の合わせ面に挟持し
    たガスケット(86)の下部にスタンドストッパ(8
    7)を一体に形成するとともに、前記パワーユニット
    (P)の後部に軸架した後輪(Wr)から車体前方に延
    びるブレーキケーブル(72)又はブレーキホースの中
    間部を前記スタンドストッパ(87)に形成した保持溝
    (871 )に嵌合させて支持したことを特徴とする、自
    動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造。
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