JP6294739B2 - スクータ型車両 - Google Patents
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かかるパワーユニットは、伝動ケーシング内に冷却風を導入してVベルト式無段変速機を冷却する冷却構造が備えられ、従来、Vベルト式無段変速機を冷却した冷却風を外部に排出する排風口を伝動ケーシングの下壁に設けたものが知られている。
そこで、排風口にルーバを設けて水の浸入を防止するようにした例がある(例えば、特許文献1参照)。
別体のキャップ部材としている理由は、伝動ケースカバーを成型する際に、排風ダクトとともに排風口に平行に複数の板を一体に成型することが困難なためである。
この場合には、跳ね上げられた水が倒伏されたスタンドの脚部を伝わって後方の接地側端部から飛散等して、排風口に向けて水が飛び散り、排風口のルーバのスリットから伝動ケーシングの内部に浸入する可能性が高く、ルーバのようなスリットを有するキャップでは水の浸入を防止することが困難で、十分な防水効果を期待することが難しい。
内燃機関(30)のクランクケース部(31f)から後方に延設された伝動ケーシング(C)内にVベルト式無段変速機(35)が収容されたパワーユニット(20)が、前記伝動ケーシング(C)の後部に軸支された後輪(11)とともに上下に揺動可能に車体フレーム(4)に軸支され、
前記伝動ケーシング(C)には、同伝動ケーシング(C)の内部に冷却風を導入する冷却風導入口(91h)と、同伝動ケーシング(C)の下壁に下方に向けて開口して冷却風を排出する排風口(93)とが形成され、
前記パワーユニット(20)の下部にスタンド(26)が起伏可能に設けられたスクータ型車両(1)において、
前記後輪(11)のブレーキ装置(80)に連結されるブレーキ操作力伝達部材(85)を支持する支持クランパ(100)が前記伝動ケーシング(C)の下部に取り付けられ、
前記支持クランパ(100)に取り付けられた保護プレート(110)が、前記排風口(93)と倒伏して格納された前記スタンド(26)との間に介在するとともに、車両下面視で、少なくとも前記排風口(93)と格納された前記スタンド(26)とが重なり合う部位を覆い、
前記保護プレート(110)は、同保護プレート(110)の平坦面に沿う方向に延出する第1溶接片(110a)と、前記第1溶接片(110a)に対して略直角に交差する方向に延出する第2溶接片(110b)とを備え、前記第1溶接片(110a)と前記第2溶接片(110b)が前記支持クランパ(100)に溶接されることで取り付けられることを特徴とするスクータ型車両である。
前記パワーユニット(20)の前部が前記車体フレーム(4)に軸支されるとともに、前記スタンド(26)は、前記パワーユニット(20)の前部に軸支されて前記伝動ケーシング(C)の下方で起伏可能に設けられ、
前記スタンド(26)の格納状態で前記スタンド(26)における地面に接地する足片(27)が、前記排風口(93)の下方に位置することを特徴とする。
前記保護プレート(110)には、側縁を屈曲させた屈曲片(110c)が形成されることを特徴とする。
前記保護プレート(110)は、車両幅方向外側となる側縁に前記屈曲片(110c)が形成されることを特徴とする。
前記支持クランパ(100)は、車両幅方向に向けて延出するクランプ片(103)に前記ブレーキ操作力伝達部材(85)を把持するクランプ部(103c)を備えるとともに、下方に延設されるストッパ支持部材(105)の下部に前記スタンド(26)の倒伏位置を規制するストッパ(106)を備え、
前記保護プレート(110)は、前記第1溶接片(110a)が前記クランプ片(103)に溶接され、前記第2溶接片(110b)が前記ストッパ支持部材(105)に溶接されて、前記支持クランパ(100)に取り付けられることを特徴とする。
前記保護プレート(110)は、平坦面が後下がりに傾斜するように配置されることを特徴とする。
前記伝動ケーシング(C)の内側に略上下に延びる排風ダクト(92)が形成され、
前記排風ダクト(92)は、後側内面の下端部が段差部(94)を形成して後方に変位して、前記段差部(94)より下方に前記排風口(93)が後方に拡張して形成され、
前記保護プレート(110)は、前記保護プレート(110)の後端が車両下面視で前記段差部(94)に重なり合うことを特徴とする。
内燃機関のクランクケース部から後方に延設された伝動ケーシング(C´)内にVベルト式無段変速機が収容されたパワーユニット(120)が、前記伝動ケーシング(C´)の後部に軸支された後輪とともに上下に揺動可能に車体フレームに軸支され、
前記伝動ケーシング(C´)には、同伝動ケーシング(C´)の内部に冷却風を導入する冷却風導入口と、同伝動ケーシング(C´)の下壁に下方に向けて開口して冷却風を排出する排風口(193)とが形成され、
前記パワーユニット(120)の下部にスタンド(126)が起伏可能に設けられたスクータ型車両(1)において、
前記後輪のブレーキ装置に連結されるブレーキ操作力伝達部材を支持する支持クランパが前記伝動ケーシング(C´)の下部に取り付けられ、
前記支持クランパに取り付けられた保護プレート(202)が、前記排風口(193)と倒伏して格納された前記スタンド(126)との間に介在するとともに、車両下面視で、少なくとも前記排風口(193)と格納された前記スタンド(126)とが重なり合う部位を覆い、
前記保護プレート(202)は、同保護プレート(202)の車幅方向外側縁(202e)が前記排風口(193)の車幅方向外側内縁(193e)よりも車幅方向外側に位置するように配設され、
前記伝動ケーシング(C´)における前記排風口(193)を形成するダクト外側壁(194)には、前記保護プレート(202)の前記車幅方向外側縁(202e)より車幅方向外側に膨出する膨出部(195)が形成されることを特徴とするスクータ型車両である。
保護プレート(110)の互いに略直角に交差する方向に延出する第1溶接片(110a)と第2溶接片(110b)が、支持クランパ(100)に溶接されるので、保護プレート(110)の剛性および取付強度を一層増すことができる。
また一方で、スタンド(26)をパワーユニット(20)の前部に軸支する場合は、スタンド(26)の倒伏した格納状態でスタンド(26)の地面に接地する足片(27)が排風口(93)の下方に位置しやすくなるが、保護プレート(110)は車両下面視で少なくとも排風口(93)と格納されたスタンド(26)とが重なり合う部位を覆うように設けられているので、格納されたスタンド(26)を伝わってスタンド(26)の足片(27)から飛散する水の排風口(93)への浸入を保護プレート(110)が効果的に防止することができる。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の側面図である。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲において、前後左右の向きは、本実施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の直進方向を前方とする車両の通常の基準に従うものとする。
すなわち車体前部1Fのヘッドパイプ2からダウンチューブ3が下方へ延出し、同ダウンチューブ3は下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ4が連結され、メインパイプ4は該連結部から斜め後方に立ち上がって所定高さで水平に屈曲して後方に延びている。
シート5は、前後に長尺であり、前半部の運転者用シート5fの後方が同乗者用シート5rとなっている。
一方車体前部1Fにおいては、ヘッドパイプ2に軸支されて上方にハンドル6が設けられ、下方にフロントフォーク7が延びてその下端に前輪8が軸支されている。
パワーユニット20には、その前部に単気筒の4ストロークサイクル内燃機関30が、シリンダを略水平に近い状態にまで大きく前傾した姿勢で搭載され、そのユニットケース31のクランクケースに相当する部分(クランクケース部31f,31R)の下端から前方に突出したハンガーブラケット31bの端部が前記リンク部材9にピボット軸10を介して連結される(図1,図2参照)。
ユニットケース31の後端と前記メインパイプ4の後部間にリヤクッション12が介装される。
パワーユニット20の上部には、内燃機関30のシリンダヘッド33の上部から延出した吸気管21に接続された気化器22および同気化器22に連結されるエアクリーナ23が配設されている。
また、ユニットケース31の前部のクランクケース部31f,31Rの下部から前方に突出した左右のハンガーブラケット31b,31bの付け根部分に枢支軸25に軸支されてメインスタンド26が起伏自在に設けられている。
なお、左側脚部26Lの左外側面からは、操作用アーム28が左方に突出した後に屈曲して先端の足掛け部28aに至っている(図2,図5参照)。
ボディカバー18の後部からリヤフェンダ19が斜め下方に延びて後輪11の斜め上方を覆っている。
ユニットケース31は、左右割りの左ユニットケース31Lと右ユニットケース31Rとを合体して構成されるもので、右ユニットケース31Rは、クランクケース部の半体をなし、左ユニットケース31Lは、前後に長尺で前部のクランクケース部31f,中央の伝動ケース部31c,後部の減速機ケース部31rからなる。
左ユニットケース31Lの後部の減速機ケース部31rの右側開放面は減速機ケース37により覆われ、内部に減速機構38が収納される。
本内燃機関30は、SOHC型式のバルブシステムを採用しており、シリンダヘッドカバー34内には動弁機構46が設けられ、同動弁機構46に駆動伝達を行うカムチェーン47がカムシャフト48とクランク軸40との間に架設されており、そのためのカムチェーン室49が、クランクケース部31f,シリンダブロック32,シリンダヘッド33に連通して設けられている。
ACジェネレータ50のアウタロータ50rの右側面には強制空冷ファン51が取り付けられ、その側方をファンカバー52が覆い、同ファンカバー52に連接されてシリンダブロック32およびシリンダヘッド33の周囲を覆うシュラウド53が設けられる。
したがって、クランク軸40の回転速度が増加すると、可動側プーリ半体64とカムプレート66間にあってともに回転するドライウェイトローラ67が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体64は同ドライウェイトローラ67に押圧されて左方に移動して固定側プーリ半体63に接近し、両プーリ半体63,64間に挟まれたVベルト61を遠心方向に移動させ巻き掛け径を大きくするように構成されている。
両プーリ半体71,72に前記Vベルト61が挟持される。
減速機構38は、減速機入力軸77に伝達された動力を中間軸78を介して出力軸79に歯車の噛合により減速して伝えるものであり、出力軸79が後輪11の車軸で後輪11を回転させる後車軸である。
キックアーム54は、キック軸55に嵌着される基端から伝動ケースカバー36の側面に沿って後方に延出している。
伝動ケーシングCの左外側を構成する伝動ケースカバー36は、ベルト式無段変速機35の左側を覆う側壁36sと外周囲を囲繞する周壁36fとから概ねなり、周壁36fの前方に向いた前部から縦長円筒状の冷却風導入ダクト91が前方に突出形成されている。
図3を参照して、冷却風導入ダクト91から冷却風が導入される伝動ケースカバー36の前側内部空間は、固定側プーリ半体63の冷却ファン68が右側から相対する空間であるので、クランク軸40の回転に伴う冷却ファン68の回転によりメインパイプ4内から冷却風が弾性連結管90および冷却風導入ダクト91を通って変速機室60内に円滑に吸入される。
図4に示すように、排風ダクト92のダクト前壁92fは、上方に延長して伝動ケースカバー36の周壁36fの上側部位と下側部位を若干湾曲して連結しており、ダクト後壁92bは、クラッチアウタ76oの外周に沿って変速機室60の中央高さ位置から周壁36fの下側部位にかけて円弧状に形成されている。
排風ダクト92のダクト左壁は、側壁36sであり、ダクト右壁92rは、変速機室60の中央高さ位置から周壁36fの下側部位に形成されている。
したがって、冷却ファン68の回転により冷却風導入ダクト91から変速機室60に導入された冷却風は、後方空間でベルト被動プーリ70および遠心クラッチ76のクラッチアウタ76oの回転に導かれて後上方からダクト前壁92fの上方延長部に沿って排風ダクト92のダクト入口92uに導入されて排風ダクト92により下方に案内されて排風口93から外部に排出される。
排風ダクト92の段差部94におけるダクト出口92dの下に後方に拡張した排風口93が形成されている(図4,図8参照)。
なお、ブレーキケーブル85はケーブルチューブに覆われた状態にある。
前側クランプ片102は、クランプ部102cの半円弧状に湾曲した端部が水平に延出して、その延出部に長孔102hが形成されている。
ステー部101の上端縁には、中央部が右方に屈曲した屈曲片101aが形成されている。
なお、後側クランプ片103の右端は、ステー部101よりも右方へ突出した位置にあるとともに、ストッパ支持部材105の左端は、ステー部101よりも左方へ突出した位置にあり、後側クランプ片103およびストッパ支持部材105は、ステー部101に対して、車幅方向へ並ぶ、すなわち車幅方向へ広がるようにして配置されている。
ストッパ支持部材105は、上側壁105aがステー部101の後部に固着され、下側壁105bにはゴム製のストッパ106が取り付けられている。
なお、支持クランパ100のステー部101は、前後に取付孔101p,101qが穿設されるとともに、中央にも取付孔101rが穿設されている。
保護プレート110は、前端右側の水平溶接片110aが後側クランプ片103の右方延出部の上面に左右水平方向に溶接され、前端左側の垂直溶接片110bの右側端面がストッパ支持部材105の左側壁105cの左側面に上下垂直方向に溶接されて支持クランパ100に固着される。
保護プレート110を支持クランパ100に溶接する水平溶接部Waと垂直溶接部Wbは、互いに直角方向に指向して溶接されることで、保護プレート110の剛性を構造的に高めるとともに取付強度も高い。
屈曲片110cは、垂直溶接片110bの左側の側縁も後方に屈曲して一体に形成されている。
保護プレート110は、この屈曲片110cにより剛性が向上している。
ボルト115,115は、ユニットケース31の伝動ケース部31cに伝動ケースカバー36を合体して締結するボルトでもあり、よって、支持クランパ100は、伝動ケースカバー36とともにユニットケース31にボルト115,115により共締めされる。
そして、略水平姿勢にある脚部26Lに付着した水は、走行風により、図8に破線矢印で示すように、脚部26Lを伝わって後方に移動して、先端(後端)における脚部26Lに対して略垂直に接地面を備えた足片27に溜まり、前方からの走行風が足片27に溜まった水を後方に上下左右に展開して飛散する。
さらに、排風ダクト92の排風口93より狭い段差部94におけるダクト出口92dは車両下面視で保護プレート110に完全に覆われ、排風口93に向けて飛散する水がダクト出口92dに浸入することは一層効果的に防止される。
なお、保護プレート110は、前輪8や後輪11が跳ね上げた水についても、段差部94におけるダクト出口92dに直接浸入するのを防ぐことができる。
油圧式のブレーキ装置とした場合、ブレーキ操作力伝達部材として油圧を伝達するブレーキホースが使用される。
上記と同様のスクータ型自動二輪車に適用したものであり、車体フレームおよび搭載されるパワーユニット120も略同様の形状および構造を有している。
パワーユニット120のユニットケース131のうち左ユニットケース131Lのクランクケース部と伝動ケース部131cは、その左側開放面を左側から覆う伝動ケースカバー136とともに伝動ケーシングC´を構成し、同伝動ケーシングC´の内部にベルト式無段変速機(図示しないが、前記ベルト式無段変速機35と同じ)が収納される。
なお、左側脚部126Lの左外側面からは、操作用アーム128が左方に突出した後に屈曲して先端の足掛け部128aに至っている(図9,図11参照)。
メインスタンド126が上方に揺動して略水平に倒伏すると、脚部126Lの先端近傍のクッションゴム141が左ユニットケース131Lのストッパ部材143に下方から当接して、メインスタンド126は格納状態となる(図9参照)。
キックアーム154は、キック軸155に嵌着される基端から伝動ケースカバー136の側面に沿って後方に延出している。
排風ダクト192は、外側壁136sに沿って矩形筒状をなして上下に延びて、変速機室160内に形成されている(図11参照)。
排風ダクト192のダクト外側壁(ダクト左壁)194は、伝動ケースカバー136の外側壁136sの一部であり、ダクト右壁192rは、変速機室160の中央高さより若干高い位置から周壁136fの下側部位にかけて形成されている(図11参照)。
なお、排風口193は、下方に下面視コ字状に開口するとともにダクト後壁192bの下端縁より下方が後方に開口している。
図11および図12に示すように、膨出部195は、ダクト外側壁194の下部において上から下に行くに従い車幅方向外側(左側)への膨出量が徐々に増加して外側傾斜面195sを形成している。
保護プレート部材200は、直角に屈曲して互いに直交する取付プレート部201と保護プレート部202とからなる。
保護プレート部202は、取付プレート部201の下辺の中央部が直角に屈曲して左方に延出して矩形状に形成されたものである。
ボルト215,215は、左ユニットケース131Lの伝動ケース部131cに伝動ケースカバー136を合体して締結するボルトでもあり、よって、保護プレート部材200は、伝動ケースカバー136とともにユニットケース131にボルト215,215により共締めされる。
保護プレート部202の前側縁202fは、排風口193の前側のダクト前壁192fの下端面と前後方向位置を同じくして、下面視で保護プレート部202は排風口193の前部を覆っており、保護プレート部202の後側縁202bは、ダクト外側壁194の下部の膨出部195の後端より若干後方に位置している。
内燃機関のクランクケース部から後方に延設された伝動ケーシング(C´)内にVベルト式無段変速機が収容されたパワーユニット(120)が、前記伝動ケーシング(C´)の後部に軸支された後輪とともに上下に揺動可能に車体フレームに軸支され、
前記伝動ケーシング(C´)には、同伝動ケーシング(C´)の内部に冷却風を導入する冷却風導入口と、同伝動ケーシング(C´)の下壁に開口して冷却風を排出する排風口(193)とが形成され、
前記パワーユニット(120)の下部にスタンド(126)が起伏可能に設けられたスクータ型車両において、
前記伝動ケーシング(C´)に取り付けられた保護プレート(202)が、前記排風口(193)に対向して下方を覆い、同保護プレート(202)の車幅方向外側縁(202e)が前記排風口(193)の車幅方向外側内縁(193e)よりも車幅方向外側に位置するように配設され、
前記伝動ケーシング(C´)における前記排風口(193)を形成するダクト外側壁(194)には、前記保護プレート(202)の前記車幅方向外側縁(202e)より車幅方向外側に膨出する膨出部(195)が形成されることを特徴とするスクータ型車両である。
例えば、図5において、保護プレート(保護プレート部202に相当)の車幅方向外側縁が排風口93(排風口193に相当)の車幅方向外側内縁よりも車幅方向外側に位置するように配設し、排風ダクト92を構成する側壁36sの下部(ダクト外側壁194に相当)に、保護プレートの前記車幅方向外側縁より車幅方向外側に膨出する膨出部を形成してもよい。
20…パワーユニット、25…枢支軸、26…メインスタンド、27…足片、30…内燃機関、31…ユニットケース、C…伝動ケーシング、31L…左ユニットケース、31R…右ユニットケース、35…ベルト式無段変速機、36…伝動ケースカバー、38…減速機構、60…変速機室、61…Vベルト、62…ベルト駆動プーリ、63…固定側プーリ半体、64…可動側プーリ半体、68…冷却ファン、70…ベルト被動プーリ、76…遠心クラッチ、77…減速機入力軸、78…中間軸、79…出力軸、80…ドラムブレーキ、84…ブレーキカムレバー、85…ブレーキケーブル、
90…弾性連結管、91…冷却風導入ダクト、92…排風ダクト、93…排風口、94…段差部、 100…支持クランパ、101…ステー部、102…前側クランプ片、103…後側クランプ片、105…ストッパ支持部材、106…ストッパ、108…押え片、
110…保護プレート、110a…水平溶接片、110b…垂直溶接片、110c…屈曲片、
120…パワーユニット、126…メインスタンド、128…操作用アーム、128a…足掛け部、
C´…伝動ケーシング、131…ユニットケース、131L…左ユニットケース、136…伝動ケースカバー、136s…外側壁、160…変速機室、192…排風ダクト、193…排風口、193e…車幅方向外側端、194…ダクト外側壁、195…膨出部、
200…保護プレート部材、201…取付プレート部、202…保護プレート部、202e…車幅方向外側縁。
Claims (8)
- 内燃機関(30)のクランクケース部(31f)から後方に延設された伝動ケーシング(C)内にVベルト式無段変速機(35)が収容されたパワーユニット(20)が、前記伝動ケーシング(C)の後部に軸支された後輪(11)とともに上下に揺動可能に車体フレーム(4)に軸支され、
前記伝動ケーシング(C)には、同伝動ケーシング(C)の内部に冷却風を導入する冷却風導入口(91h)と、同伝動ケーシング(C)の下壁に下方に向けて開口して冷却風を排出する排風口(93)とが形成され、
前記パワーユニット(20)の下部にスタンド(26)が起伏可能に設けられたスクータ型車両(1)において、
前記後輪(11)のブレーキ装置(80)に連結されるブレーキ操作力伝達部材(85)を支持する支持クランパ(100)が前記伝動ケーシング(C)の下部に取り付けられ、
前記支持クランパ(100)に取り付けられた保護プレート(110)が、前記排風口(93)と倒伏して格納された前記スタンド(26)との間に介在するとともに、車両下面視で、少なくとも前記排風口(93)と格納された前記スタンド(26)とが重なり合う部位を覆い、
前記保護プレート(110)は、同保護プレート(110)の平坦面に沿う方向に延出する第1溶接片(110a)と、前記第1溶接片(110a)に対して略直角に交差する方向に延出する第2溶接片(110b)とを備え、前記第1溶接片(110a)と前記第2溶接片(110b)が前記支持クランパ(100)に溶接されることで取り付けられることを特徴とするスクータ型車両。 - 前記パワーユニット(20)の前部が前記車体フレーム(4)に軸支されるとともに、前記スタンド(26)は、前記パワーユニット(20)の前部に軸支されて前記伝動ケーシング(C)の下方で起伏可能に設けられ、
前記スタンド(26)の格納状態で前記スタンド(26)における地面に接地する足片(27)が、前記排風口(93)の下方に位置することを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両。 - 前記保護プレート(110)には、側縁を屈曲させた屈曲片(110c)が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスクータ型車両。
- 前記保護プレート(110)は、車両幅方向外側となる側縁に前記屈曲片(110c)が形成されることを特徴とする請求項3記載のスクータ型車両。
- 前記支持クランパ(100)は、車両幅方向に向けて延出するクランプ片(103)に前記ブレーキ操作力伝達部材(85)を把持するクランプ部(103c)を備えるとともに、下方に延設されるストッパ支持部材(105)の下部に前記スタンド(26)の倒伏位置を規制するストッパ(106)を備え、
前記保護プレート(110)は、前記第1溶接片(110a)が前記クランプ片(103)に溶接され、前記第2溶接片(110b)が前記ストッパ支持部材(105)に溶接されて、前記支持クランパ(100)に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載のスクータ型車両。 - 前記保護プレート(110)は、平坦面が後下がりに傾斜するように配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のスクータ型車両。
- 前記伝動ケーシング(C)の内側に略上下に延びる排風ダクト(92)が形成され、
前記排風ダクト(92)は、後側内面の下端部が段差部(94)を形成して後方に変位して、前記段差部(94)より下方に前記排風口(93)が後方に拡張して形成され、
前記保護プレート(110)は、前記保護プレート(110)の後端が車両下面視で前記段差部(94)に重なり合うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載のスクータ型車両。 - 内燃機関のクランクケース部から後方に延設された伝動ケーシング(C´)内にVベルト式無段変速機が収容されたパワーユニット(120)が、前記伝動ケーシング(C´)の後部に軸支された後輪とともに上下に揺動可能に車体フレームに軸支され、
前記伝動ケーシング(C´)には、同伝動ケーシング(C´)の内部に冷却風を導入する冷却風導入口と、同伝動ケーシング(C´)の下壁に下方に向けて開口して冷却風を排出する排風口(193)とが形成され、
前記パワーユニット(120)の下部にスタンド(126)が起伏可能に設けられたスクータ型車両(1)において、
前記後輪のブレーキ装置に連結されるブレーキ操作力伝達部材を支持する支持クランパが前記伝動ケーシング(C´)の下部に取り付けられ、
前記支持クランパに取り付けられた保護プレート(202)が、前記排風口(193)と倒伏して格納された前記スタンド(126)との間に介在するとともに、車両下面視で、少なくとも前記排風口(193)と格納された前記スタンド(126)とが重なり合う部位を覆い、
前記保護プレート(202)は、同保護プレート(202)の車幅方向外側縁(202e)が前記排風口(193)の車幅方向外側内縁(193e)よりも車幅方向外側に位置するように配設され、
前記伝動ケーシング(C´)における前記排風口(193)を形成するダクト外側壁(194)には、前記保護プレート(202)の前記車幅方向外側縁(202e)より車幅方向外側に膨出する膨出部(195)が形成されることを特徴とするスクータ型車両。
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