JP6101578B2 - 車両の車速検出構造 - Google Patents
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Description
ファイナルギヤの外側方に設けられた車速センサは、その検出部をファイナルギヤの外側面の上記被検出部の突出端面に近接して対向させており、ファイナルギヤの回転に伴う被検出部の通過を検知する。
そのため、車速センサは、その検出部付近における歯部(歯底)の通過をノイズとして検知し易く、車速センサの検出精度を低下させる可能性がある。
そこで、ファイナルギヤ自体を径の大きなものにすればよいが、減速ギヤ列の減速比の設定を変えることになり、変更は容易ではなく、また減速機の大型化と重量増を招くことになる。
車両に搭載される動力源からの動力を車軸(110)に伝達する動力伝達手段(35,38)が伝動ケース(31L)に収容され、
前記動力伝達手段(35)の一部を構成する減速ギヤ列(38)のファイナルギヤ(100)が前記車軸(110)に固定され、
前記ファイナルギヤ(100)の軸方向一側面側に一体成形で設けられる被検出部(105)に車速センサ(150)の検出部(150s)を軸方向で対向させるようにして前記車速センサ(150)が前記伝動ケース(31L)に取り付けられた車両の車速検出構造において、
前記被検出部(105)は、前記ファイナルギヤ(100)の歯部(103)の前記軸方向一側面側の軸方向一側面(103a)よりも軸方向に突出して形成され、
前記歯部(103)の前記軸方向一側面(103a)と同一平面の延出側面(104a)をなして前記歯部(103)から軸心方向に向かって延出部(104)が延出形成され、
前記被検出部(105)は、前記延出部(104)の前記延出側面(104a)に軸方向に突出して形成され、
前記ファイナルギヤ(100)は、車軸(110)を挿通させる軸孔ボス部(101)と前記歯部(103)との間を環状連結壁部(102)が連結しており、
前記環状連結壁部(102)の軸方向両側面は、前記歯部(103)の軸方向両側面の間の軸方向位置にあり、
前記歯部(103)の前記軸方向一側面(103a)と反対側の軸方向他側面(103b)は、前記歯部(103)の歯底近傍の段差面(103c)を経て前記環状連結壁部(102)の軸方向他側面(102b)に連続し、
前記段差面(103c)は、軸心からの径方向位置が前記延出側面(104a)の幅内にあることを特徴とする車両の車速検出構造である。
請求項1記載の車両の車速検出構造において、
前記延出部(104)は、前記歯部(103)の全周に亘って円環状に形成され、
前記延出部(104)の円環状に形成される延出側面(104a)に、前記被検出部(105)が周方向に複数形成されることを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の車両の車速検出構造において、
前記延出部(104)から軸方向に突出した前記被検出部(105)の突出端面(105a)が、前記軸孔ボス部(101)の前記軸方向一側面側の軸方向側面(101a)と同一平面をなすことを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の車両の車速検出構造において、
前記ファイナルギヤ(100)は、車軸(110)を挿通させる軸孔ボス部(101)を備え、
前記延出部(104)から軸方向に突出した前記被検出部(105)の突出端面(105a)が前記軸孔ボス部(101)の前記軸方向一側面側の軸方向側面(101a)と同一平面をなすことを特徴とする。
車両に搭載される動力源からの動力を車軸(110)に伝達する動力伝達手段(35,38)が伝動ケース(31L)に収容され、
前記動力伝達手段(35)の一部を構成する減速ギヤ列(38)のファイナルギヤ(100)が前記車軸(110)に固定され、
前記ファイナルギヤ(100)の軸方向一側面側に一体成形で設けられる被検出部(105)に車速センサ(150)の検出部(150s)を軸方向で対向させるようにして前記車速センサ(150)が前記伝動ケース(31L)に取り付けられた車両の車速検出構造において、
前記被検出部(105)は、前記ファイナルギヤ(100)の歯部(103)の前記軸方向一側面側の軸方向一側面(103a)よりも軸方向に突出して形成され、
前記動力源である内燃機関(30)から後方に前記伝動ケース(31L)が延出するとともに、無段変速機(35)と前記減速ギヤ列(38)からなる前記動力伝達手段(35,38)が前記伝動ケース(31L)に収容されたスイング式のパワーユニット(P)が鞍乗型車両(1)に揺動可能に搭載され、
前記伝動ケース(31L)の上部にエアクリーナ装置(25)が取り付けられ、
前記車速センサ(150)における前記伝動ケース(31L)より外側へ突出する外方突出部(150a)は、前方を前記伝動ケース(31L)における前記無段変速機(35)を収容する無段変速機収容室(70)の壁部(31Lc)により覆われ、上方を前記エアクリーナ装置(25)により覆われることを特徴とする車両の車速検出構造である。
請求項5記載の車両の車速検出構造において、
前記車速センサ(150)は、前記車速センサ(150)の上端が前記伝動ケース(31L)の上壁面(31Lcu)よりも下方に位置して前記伝動ケース(31L)の側壁(31ca)に取り付けられ、
前記エアクリーナ装置(25)は、前記車速センサ(150)の上方を前記車速センサ(150)より後方に膨出して設けられることを特徴とする。
請求項5または請求項6記載の車両の車速検出構造において、
前記車速センサ(150)の前記外方突出部(150a)に取り付けられる電装カプラ(151)が、側面視で後輪(20)のハブ(20h)の外周縁よりも内側に配設されることを特徴とする。
請求項5ないし請求項7のいずれか1項記載の車両の車速検出構造において、
前記車速センサ(150)の前記外方突出部(150a)の少なくとも車幅方向外側と後方と下方が、センサカバー(160)により覆われることを特徴とする。
さらに、ファイナルギヤ(100)の軸方向一側面(103a)に被検出部(105)を一体成形で設けるので、歯部(103)に極力近づけて被検出部(105)を設けることができる。
ファイナルギヤ(100)の軸孔ボス部(101)と歯部(103)との間を連結する環状連結壁部(102)は、その軸方向両側面が歯部(103)の軸方向両側面の間の軸方向位置にあり、歯部(103)の軸方向他側面(103b)が歯部(103)の歯底近傍の段差面(103c)を経て環状連結壁部(102)の軸方向他側面(102b)に連続し、段差面(103c)は軸心からの径方向位置が延出側面(104a)の幅内にあるので、被検出部(105)をファイナルギヤ(100)の歯部に極力近づけて設けることができ、車速センサ(150)の取付位置の自由度を一層向上させることができる。
また、ファイナルギヤ(100)のレシオ設定の自由度も高めることができる。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の側面図である。
本実施の形態においては、スクータ型自動二輪車1の前進方向を向いた状態を基準にして前後左右を決めることとする。
すなわち車体前部1Fのヘッドパイプ2からダウンフレーム3が下方へ延出し、同ダウンフレーム3は下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインフレーム4が連結部材4aを介して連結され、メインフレーム4は該連結部材4aから斜め後方に立ち上がって所定高さで水平に屈曲して後方に延びている。
シート5は、前後に長尺であり、前半部の運転者用シート5fの後方が同乗者用シート5rとなっている。
メインフレーム4の立ち上がり部下端の連結部材4aには、リンク部材9を介してスイング式のパワーユニットPが揺動自在に連結支持されている。
ユニットケース31の上壁後部とその上方のメインフレーム4の後部との間にリヤクッション21が介装されている。
前輪8の上方はフロントフェンダ10が覆っている。
このステッププレート12の左右側縁に沿って各々下方にロアサイドカバー13が延設されている。
ロアサイドカバー13は、フロア部1Cから後方へ斜め上向きに延出したロアサイドカバー後部13rが内燃機関30のシリンダブロック32およびシリンダヘッド33の側方を覆う。
テールライト14rの下部に設けられたリヤフェンダ15が斜め下方に延びて後輪20を上方から覆っている。
ピリオンステップ18は、パワーユニットPのベルト式無段変速機35の前部の上方近傍に位置する。
ユニットケース31は、左右割りの左ユニットケース31Lと右ユニットケース31Rとを合体して構成されるもので、右ユニットケース31Rは、クランクケース部の半体をなし、左ユニットケース31Lは、前後に長尺で前部のクランクケース部31a,中央の伝動ケース部31b,後部の減速機ケース部31cからなる。
本4サイクル内燃機関30は、SOHC型式のバルブシステムを採用しており、シリンダヘッドカバー34内には動弁機構50が設けられ、同動弁機構50に駆動伝達を行うカムチェーン51がカムシャフト53とクランク軸40との間に架設されており、そのためのカムチェーン室52が、クランクケース部31a,シリンダブロック32,シリンダヘッド33に連通して設けられている。
シリンダヘッド33においてカムチェーン室52と反対側(右側)から燃焼室に向かって斜めに点火プラグ45が嵌入されている。
右側の湾曲したシュラウド68の内側には内壁68iにより強制空冷ファン66からシリンダヘッド33に冷却風を導く冷却風通路68pが形成されている。
このシール部材72によりベルト式無段変速機室70がカムチェーン室52から液密に仕切られ、オイルがベルト式無段変速機室70に漏れるのを防止している。
シール部材72を貫通して延出したクランク軸40にはベルト駆動プーリ76が一体となって回転可能に設けられている。
可動側プーリ半体78のカムプレート80側側面は、カムプレート80側に向けてテーパしており、同テーパ面内側にカムプレート80に挟まれてドライウェイトローラ81が収容されている。
インナスリーブ89に突設されたガイドピン89pがアウタスリーブ90の螺旋状の長孔90hに摺動自在に嵌合してトルクカム機構を構成している。
両プーリ半体87,88に前記Vベルト75が挟持される。
遠心クラッチ91は、インナスリーブ89に嵌着されたクラッチインナ92の外周を覆うクラッチアウタ93が減速機入力軸95に嵌着されており、クラッチインナ92にばね92bに抗して遠心方向に揺動するクラッチシュー92sがクラッチアウタ93の内周面に対向して設けられている。
減速機入力歯95tの後方に、中間軸98が伝動ケース31Lと減速機ケース37にベアリング99,99を介して軸支されており、中間軸98にスプライン嵌合した中間ギヤ97が減速機入力歯95tに噛合している。
この後車軸110に嵌着されたファイナルギヤ100が中間軸98の小径の中間歯98tに噛合する。
キック軸27の外部へ突出した左端部にキックアーム28の基端が嵌着され、キックアーム27の先端にキックペダル27pが起伏自在に取り付けられている。
一方クランク軸40に固定側プーリ半体77を押さえて固定されるラチェット部材79には、ラチェットホイール124に対向してラチェットが形成されており、両者は摺動軸122の摺動で接離可能である。
この扇状側壁部分36aは、後方から前方にかけて徐々に軸方向内側に寄っていく傾斜面をなし、中央に上下に大きく開口した2つのケース吸風口36ah,36ahが形成されている。
ケース吸風口36ah,36ahは、固定側プーリ半体77の冷却ファン77fに対向している(図4参照)。
内側ダストカバー130は、伝動ケースカバー36のケース吸風口36ah,36ahの双方に対応して1つの大きな内側カバー吸風口130hが形成され、同内側カバー吸風口130hの周縁に沿って導風リブ130rが上側部分を除いて左側に突出して形成されている。
内側ダストカバー130には、導風リブ130rの上側の欠損部の上方に膨出した膨出壁130eが内側に外気取入れ空間133を形成する。
伝動ケースカバー36の傾斜面をなす扇状側壁部分36aに対応する外側ダストカバー131の扇状側壁部分131aは、伝動ケースカバー36の扇状側壁部分36aに平行であり、したがって伝動ケースカバー36の扇状側壁部分131aは、後方から前方にかけて徐々に軸方向内側に寄っていく傾斜面をなす(図3,図4参照)。
導風路134は、外気取入れ空間133と内側カバー吸風口130h(およびケース吸風口36ah,36ah)とを連通している。
なお、伝動ケースカバー36の前後方向の略中央位置に側壁内面に沿って筒状のケース排風ダクト36dが斜め縦方向に形成されていて(図2の破線,図4参照)、その上端開口が室内側に開放し下端開口が室外側に開放しており、ベルト式無段変速機35を冷却した空気は、ケース排風ダクト36dより外へ排出する。
図7および図8を参照して、ファイナルギヤ100は、後車軸110を挿通させる軸孔ボス部101と歯部103との間を環状連結壁部102が連結したはすば歯車であり、環状連結壁部102の軸方向両側面102a,102bは、歯部103の軸方向両側面103a,103bの間の軸方向位置にあって、環状連結壁部102の軸方向幅(厚さ)が歯部103の軸方向幅より小さく、また、軸孔ボス部101の軸方向幅に比べても小さい。
なお、本実施の形態では、被検出部105が20個設けられているが、必ずしもこの個数に限定されないことは言うまでもない。
すなわち被検出部105は、歯部103(の軸方向左側面103a)より軸方向に突出している。
同延出部104の円環状に形成される延出側面104aに、被検出部105が周方向に等間隔に複数形成されるので、被検出部105が突出形成される部位である延出部104の剛性を効果的に向上させることができ、一層被検出部(105)の成形が容易になる。
したがって、ファイナルギヤ100の成形時にファイナルギヤ100の側面を切削加工する場合に、軸孔ボス部101と被検出部105を同時切削が可能で、生産性を向上させることができる。
また、段差面103cは、軸心からの径方向位置が延出部(延出側面104a)の幅内にある(図8参照)。
車速センサ150の側壁31caを貫通した先端の検出部150sは、ファイナルギヤ100の軸方向左側面の円環状をなす延出部104の延出側面104aおよび延出側面104aに突出形成される被検出部105の突出端面105aに対向し、被検出部105の突出端面105aに近接する。
歯部103の軸方向左側面103aより軸方向に突出した被検出部105の突出端面105aに近接する車速センサ150の検出部150sは、歯部103からは軸方向に離れることになり、ファイナルギヤ100の回転に伴う被検出部105の通過を検知する際に、歯部103の通過を検知する可能性が低く、歯部103の特に歯底によるノイズを低減して検出精度を向上させることができる。
したがって、このようなケースの合わせ面構造を持つ車両においては、特に好適に本発明を採用することができる。
言い換えれば、本発明により、減速機ケース部31cと減速機ケース37との合わせ面位置の設定の自由度を高めることができる。
また、ファイナルギヤ100のレシオ設定の自由度も高めることができる。
したがって、伝動ケースである左ユニットケース31Lのベルト式無段変速機35の外周を囲う周壁31Lcのうち上壁面31Lcuよりも下方に、車速センサ150の上端、すなわち電装カプラ151の上端が位置する。
エアクリーナ装置25が車速センサ150に邪魔されることなく後方へ膨出させることができ、エアクリーナ装置25の容量を増やすことができる。
したがって、電装カプラ151を含む車速センサ150の軸方向で後輪側(右側)を後輪20のハブ20hによって保護することができる。
電装カプラ151からは配線コード152が上方に延出し、右側に寄りながら湾曲して左ユニットケース31Lの上壁面31Lcuに沿って前方に延びる。
センサカバー160は、車速センサ150の外方突出部150aと電装カプラ151を覆うセンサカバー主要部161と配線コード152を覆う長尺に延びるコードカバー部162とが、一体に形成されている(図10参照)。
P…パワーユニット、30…内燃機関、31…ユニットケース、31L…左ユニットケース、31Lcu…上壁面、31Lc…周壁、35…ベルト式無段変速機、36…伝動ケースカバー、37…減速機ケース、38…減速機構(減速ギヤ列)、40…クランク軸、70…ベルト式無段変速機室、75…Vベルト、76…ベルト駆動プーリ、86…ベルト被動プーリ、91…遠心クラッチ、95…減速機入力軸、97…中間ギヤ、98…中間軸、
100…ファイナルギヤ、101…軸孔ボス部、102…環状連結壁部、103…歯部、104…延出部、105…被検出部、110…後車軸、111…ベアリング、
150…車速センサ、150s…検出部、150a…外方突出部、151…電装カプラ、152…配線コード、160…センサカバー、161…センサカバー主要部、162…コードカバー部。
Claims (8)
- 車両に搭載される動力源からの動力を車軸(110)に伝達する動力伝達手段(35,38)が伝動ケース(31L)に収容され、
前記動力伝達手段(35)の一部を構成する減速ギヤ列(38)のファイナルギヤ(100)が前記車軸(110)に固定され、
前記ファイナルギヤ(100)の軸方向一側面側に一体成形で設けられる被検出部(105)に車速センサ(150)の検出部(150s)を軸方向で対向させるようにして前記車速センサ(150)が前記伝動ケース(31L)に取り付けられた車両の車速検出構造において、
前記被検出部(105)は、前記ファイナルギヤ(100)の歯部(103)の前記軸方向一側面側の軸方向一側面(103a)よりも軸方向に突出して形成され、
前記歯部(103)の前記軸方向一側面(103a)と同一平面の延出側面(104a)をなして前記歯部(103)から軸心方向に向かって延出部(104)が延出形成され、
前記被検出部(105)は、前記延出部(104)の前記延出側面(104a)に軸方向に突出して形成され、
前記ファイナルギヤ(100)は、車軸(110)を挿通させる軸孔ボス部(101)と前記歯部(103)との間を環状連結壁部(102)が連結しており、
前記環状連結壁部(102)の軸方向両側面は、前記歯部(103)の軸方向両側面の間の軸方向位置にあり、
前記歯部(103)の前記軸方向一側面(103a)と反対側の軸方向他側面(103b)は、前記歯部(103)の歯底近傍の段差面(103c)を経て前記環状連結壁部(102)の軸方向他側面(102b)に連続し、
前記段差面(103c)は、軸心からの径方向位置が前記延出側面(104a)の幅内にあることを特徴とする車両の車速検出構造。 - 前記延出部(104)は、前記歯部(103)の全周に亘って円環状に形成され、
前記延出部(104)の円環状に形成される延出側面(104a)に、前記被検出部(105)が周方向に複数形成されることを特徴とする請求項1記載の車両の車速検出構造。 - 前記延出部(104)から軸方向に突出した前記被検出部(105)の突出端面(105a)が、前記軸孔ボス部(101)の前記軸方向一側面側の軸方向側面(101a)と同一平面をなすことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の車速検出構造。
- 前記ファイナルギヤ(100)は、車軸(110)を挿通させる軸孔ボス部(101)を備え、
前記延出部(104)から軸方向に突出した前記被検出部(105)の突出端面(105a)が前記軸孔ボス部(101)の前記軸方向一側面側の軸方向側面(101a)と同一平面をなすことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の車速検出構造。 - 車両に搭載される動力源からの動力を車軸(110)に伝達する動力伝達手段(35,38)が伝動ケース(31L)に収容され、
前記動力伝達手段(35)の一部を構成する減速ギヤ列(38)のファイナルギヤ(100)が前記車軸(110)に固定され、
前記ファイナルギヤ(100)の軸方向一側面側に一体成形で設けられる被検出部(105)に車速センサ(150)の検出部(150s)を軸方向で対向させるようにして前記車速センサ(150)が前記伝動ケース(31L)に取り付けられた車両の車速検出構造において、
前記被検出部(105)は、前記ファイナルギヤ(100)の歯部(103)の前記軸方向一側面側の軸方向一側面(103a)よりも軸方向に突出して形成され、
前記動力源である内燃機関(30)から後方に前記伝動ケース(31L)が延出するとともに、無段変速機(35)と前記減速ギヤ列(38)からなる前記動力伝達手段(35,38)が前記伝動ケース(31L)に収容されたスイング式のパワーユニット(P)が鞍乗型車両(1)に揺動可能に搭載され、
前記伝動ケース(31L)の上部にエアクリーナ装置(25)が取り付けられ、
前記車速センサ(150)における前記伝動ケース(31L)より外側へ突出する外方突出部(150a)は、前方を前記伝動ケース(31L)における前記無段変速機(35)を収容する無段変速機収容室(70)の壁部(31Lc)により覆われ、上方を前記エアクリーナ装置(25)により覆われることを特徴とする車両の車速検出構造。 - 前記車速センサ(150)は、前記車速センサ(150)の上端が前記伝動ケース(31L)の上壁面(31Lcu)よりも下方に位置して前記伝動ケース(31L)の側壁(31ca)に取り付けられ、
前記エアクリーナ装置(25)は、前記車速センサ(150)の上方を前記車速センサ(150)より後方に膨出して設けられることを特徴とする請求項5記載の車両の車速検出構造。 - 前記車速センサ(150)の前記外方突出部(150a)に取り付けられる電装カプラ(151)が、側面視で後輪(20)のハブ(20h)の外周縁よりも内側に配設されることを特徴とする請求項5または請求項6記載の車両の車速検出構造。
- 前記車速センサ(150)の前記外方突出部(150a)の少なくとも車幅方向外側と後方と下方が、センサカバー(160)により覆われることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項記載の車両の車速検出構造。
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