JPH0534476Y2 - - Google Patents

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JPH0534476Y2
JPH0534476Y2 JP9746487U JP9746487U JPH0534476Y2 JP H0534476 Y2 JPH0534476 Y2 JP H0534476Y2 JP 9746487 U JP9746487 U JP 9746487U JP 9746487 U JP9746487 U JP 9746487U JP H0534476 Y2 JPH0534476 Y2 JP H0534476Y2
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JP
Japan
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case
stand bar
drain hole
water
engine
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JP9746487U
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案はスクータ型車両の水抜き装置に関す
る。
(従来の技術) スクータ型車両においては、第2図に略示する
ように、エンジン1にベルト変速機ケース2が取
付けられ、このケースを利用して後輪3を支持し
たものがあり、このケース2内前方にエンジン1
を起動するスタータモータ4が内蔵されている。
この種の車両にあつては、ケース2の前方内部
に露が溜りやすく、特にスタータモータ4に付着
した水はエンジンの構造上抜けにくい。
そこで従来から、ケース2に水抜き孔を設け、
この孔を通じてケース2内に溜つた水が抜けるよ
うになされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、水抜き孔は、内部に溜まつた水を排
出しながら外部からは水が侵入しないようにする
ため、従来では水抜き孔を迷路構造のように複雑
形状に形成されており、その結果製造が容易でな
いという問題があつた。
この考案は上記従来技術の有する問題点を除去
することを目的とするもので、車両の駐車場には
開口して外気と連通させ、走行時には閉止して、
駐車中に内部に溜つた水の排出および外気との接
触により蒸発をうながし、走行時には外部からの
水の侵入がないようにしたスクータ型車両の水抜
き装置を提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決するため、この考
案は、エンジンから後輪へ駆動力を伝達するベル
ト伝動機構およびエンジンに連動するスタータモ
ータを内蔵するケースを有し、このケースの下面
に起倒自在なスタンドバーを備えたスクータ型車
両において、前記スタンドバーを倒伏格納したと
き正対する位置のケース下面に水抜き孔を開口
し、スタンドバーには倒伏格納時に前記水抜き孔
に密着してこれを封止するゴム等からなるストツ
パを設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上記の構成により、車両を駐車しているときス
タンドバーを立ゝおくと、ケースの下部にあられ
た水抜き孔からスタンドバーのストツパが離れる
のでケース内が外気と連通して露が溜りにくく、
走行時にはスタンドバーを倒伏させることでその
ストツパが水抜き孔に当接してこれを塞ぎ、走行
中に水が水抜き孔からケース内に逆流入すること
がない。
(実施例) 以下この考案の実施例を第1図により前記第2
図と共通する部材には同一符号を用いて説明す
る。
ケース2は、その前方がエンジン1のクランク
シヤフトを中心に後方が上下方向にスイング自在
に支持され、その後部に後輪3が軸承されてい
る。
前記ケース2の内部前方にはスタータモータ4
が内蔵されており、このスタータモータ4の近傍
のケース2の下面には水抜き孔5が開口されてい
る。
一方、前記ケース2の水抜き孔5より前方に離
間した位置にある軸受部6にはスタンドバー7の
基部が軸8により第1図において実線図示の倒伏
位置から鎖線図示の起立位置にかけて回動自在と
され、このスタンドバー7を倒伏位置に格納した
とき前記水抜き孔5に正対する位置のスタンドバ
ー7にストツパ9が設けられており、スタンドバ
ー7の倒伏時にストツパ9が水抜き孔5を防ぐよ
うになつている。このストツパ9は、水抜き孔5
の閉鎖を確実にするため、ゴム、合成樹脂等の弾
性材を用いることが好ましい。第1図において1
0はケース2内に設けられるドライブプーリー、
11はドライブプーリ10の回転を図示しないド
リブンプーリーに伝達するVベルトである。
つぎに作用を説明する。
車の保管駐車時には、スタンドバー7を第1図
に鎖線で示しているように起立させて車両を支持
する。このときケース2の水抜き孔5は開放され
るので、ケース2内には外気に連通され、露が溜
ることが防止され、スクータモータ4に水分が侵
入することが回避される。
走行時には、スタンドバー7が第1図に実線で
示すように倒伏格納されるので、スタンドバー7
のストツパ9が水抜き孔5に当接してこれを塞
ぎ、走行中に水をはねてもケース2内に侵入する
ことが防がれる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、スタンドバー
を倒伏格納したとき正対する位置ケース下面に水
抜き孔を開口し、スタンドバーには倒伏格納時に
前記水抜き孔に密着してこれを封止するゴムなど
からなるストツパを設けたので、駐車中はスタン
ドバーを立てることにより水抜き孔が開放され、
ケース内が外気に連通状態となつてケース内の結
露が防止され、ケース内のスタータモータをはじ
め構成部材が水により損傷を受けることが防がれ
る。また走行中は、スタンドバーが倒伏格納され
ることによりそのストツパで水抜き孔が塞がれ、
走行中に水はね等による水の侵入が防止され、こ
れらにより内部機構の保護が確実になされる。さ
らに既存の部材を利用して所期の目的を達成する
ことができるので、コストアツプもなく、製作も
容易で安価に提供することができるなどの種々の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の縦断
側面図、第2図はこの考案を適用するスクータ型
車両の一例を示す側面図である。 1……エンジン、2……ケース、3……後輪、
4……スタータモータ、5……水抜き孔、7……
スタンドバー、9……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンから後輪へ駆動力を伝達するベルト伝
    動機構およびエンジンに連動するスタータモータ
    を内蔵するケースを有し、このケースの下面に起
    倒自在なスタンドバーを備えたスクータ型車両に
    おいて、前記スタンドバーを倒伏格納したとき正
    対する位置のケース下面に水抜き孔を開口し、ス
    タンドバーには倒伏格納時に前記水抜き孔に密着
    してこれを封止するゴムなどからなるストツパを
    設けたことを特徴とするスクータ型車両の水抜き
    装置。
JP9746487U 1987-06-26 1987-06-26 Expired - Lifetime JPH0534476Y2 (ja)

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JP9746487U JPH0534476Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JP9746487U JPH0534476Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JPS642686U JPS642686U (ja) 1989-01-09
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JP6294739B2 (ja) * 2013-11-22 2018-03-14 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP6271488B2 (ja) * 2015-09-30 2018-01-31 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

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JPS642686U (ja) 1989-01-09

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