JPH0538972Y2 - - Google Patents

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JPH0538972Y2
JPH0538972Y2 JP10675287U JP10675287U JPH0538972Y2 JP H0538972 Y2 JPH0538972 Y2 JP H0538972Y2 JP 10675287 U JP10675287 U JP 10675287U JP 10675287 U JP10675287 U JP 10675287U JP H0538972 Y2 JPH0538972 Y2 JP H0538972Y2
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JP
Japan
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opening
shade member
intake pipe
drip rail
intake
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JP10675287U
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JPS6411829U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラツク等のエンジンに対する吸気
取入装置に関するものである。
(従来の技術) 一般にトラツク(トレーラを含む)特にダンプ
トラツクは、乗用自動車と較べて未舗装の悪路を
走行する機会が多いので、エンジンの吸気は、塵
埃が多く含まれている地表近くの空気ではなく、
地表から十分高い部分の清浄な空気を取入れるこ
とが望ましい。このため第1図に示すように、チ
ルト式キヤブ10の後方壁即ちリヤパネル12
に、上部吸気取入管14を固着すると共に、車台
フレーム16側にエアクリーナに接続された固定
の下部吸気取入管18を設け、キヤブ10が、図
中実線で示した通常の走行位置にあるときは、上
部吸気取入管14の下端部に連結された可撓性の
ブーツ20(通常ゴム製の蛇腹管である)の下端
開口部が、上記下部吸気取入管18の上端開口部
に弾性的に当接し、上部吸気取入管14と下部吸
気取入管18とを、実質的に気密に連結するよう
に構成されている。また、上記上部吸気取入管1
4の上端開口には、雨水や落葉などが吸込まれな
いようにするために、笠部材22が蓋設されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した吸気取入装置において、上部吸気取入
管14の上端開口に蓋設される笠部材22には、
雨天走行中にその下端外周縁から落下する雨滴が
吸込まれないようにするために、第4図の部分的
拡大断面図に示されているように、その下端外周
縁に沿つてドリツプレール24が設けられてい
る。しかし、従来のドリツプレール24では、降
雨量が多い場合、雨水がドリツプレール24から
溢れて、ドリツプレール24の底面に垂れ下り、
図示のように可成の高速度で吸入される吸気に乗
り小水滴26となつてエンジンの吸気系内に吸込
まれ、エンジン各部の腐食や摩耗を招く不具合が
あつた。本考案は、上記ドリツプレールから溢れ
た雨水がエンジンの吸気系内に吸込まれることを
効果的に防止し得るようにした構造簡単かつ安価
な笠部材を有する吸気取入装置を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために創案され
たもので、キヤブの側壁に沿つて配置され、上端
にエンジンの吸気を吸入する開口を有する吸気取
入管と、上記吸気取入管の上端開口を囲んで配設
され同取入管を囲繞する下向きの開口を有する笠
部材とを具え、上記笠部材の下向き開口の外周部
分にドリツプレールを設けてなるものにおいて、
上記ドリツプレールの外周壁の下方に水切りフイ
ンを垂設すると共に、笠部材の開口縁を上記水切
りフインの下端縁より下方に延在させたことを特
徴とする車両の吸気取入装置を要旨とするもので
ある。
(作用) 本考案によれば、吸気取入管の上端開口に蓋設
される笠部材の下向き開口の外周部分にドリツプ
レールが設けられ、同ドリツプレールの外周壁の
下方に水切りフインが設けられている。従つて、
ドリツプレールから溢れた雨水は、水切りフイン
の下端から落下し、従来のようにドリツプレール
の底面に垂れ下ることがない。また、笠部材の開
口縁が水切りフインの下端縁より下方に延在して
いるので、水切りフインの下端から落下した水滴
が吸気流によつて笠部材の下向き開口内に吸い込
まれ、更に吸気取入管内に流入することが効果的
に防止される。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。(なお第1図及び第4図について、
既に説明した事項については、再述を省略する。)
第2図及び第3図に詳細に示されているように、
好ましくは樹脂材料で作られた笠部材22は、全
体として細長い箱状をなし、その一面に設けられ
た開口28を下向きにして、同様に、好ましくは
樹脂材料で作られた上部吸気取入管14の上端部
分に、図示を省略されている取付金具及びボル
ト、ねじ等の固着手段によつて装着される。
笠部材22の下端開口28の外周部分に設けら
れたドリツプレール24の外周壁の下方に水切り
フイン30が垂設され、上記開口28の下端縁2
8′は水切りフイン30の下端縁30′より下方に
延在して形成されている。
従つて、降雨量が多い場合に、ドリツプレール
24から溢れた雨水、ドリツプレールの外周壁を
伝わつて水切りフイン30の下端縁30′から滴
下する。滴下する水滴が、笠部材22の下端開口
縁から遠く離れて落下することと、水切りフイン
30の下端縁30′より笠部材の開口縁28′が下
方に延在していることとによつて、水滴が第3図
に矢印で示した吸気流に乗つて笠部材22の下端
開口28内に流入することが効果的に防止され、
従つて、吸気取入管14の上端開口を経てエンジ
ンの吸気系に吸入される水滴が著しく低減し、エ
ンジン各部の腐食、摩耗等が防止される。
なお、上記実施例では、笠部材22とドリツプ
レール24及び水切りフイン30が樹脂材料によ
つて一体成形されているが、笠部材22と、ドリ
ツプレール24及び水切りフイン30とを別体に
作り、接着剤やボルト、ネジのような固着手段に
よつて両者を結合してもよい。
(考案の効果) 上述したように、本考案に係る車両の吸気取入
装置は、キヤブの側壁に沿つて配置され、上端に
エンジンの吸気を吸入する開口を有する吸気取入
管と、上記吸気取入管の上端開口を囲んで配設さ
れ同取入管を囲繞する下向きの開口を有する笠部
材とを具え、上記笠部材の下向き開口の外周部分
にドリツプレールを設けてなるものにおいて、上
記ドリツプレールの外周壁の下方に水切りフイン
を垂設すると共に、笠部材の開口縁を上記水切り
フインの下端縁より下方に延在させたことを特徴
とし、エンジンの吸気系への雨水の侵入を防止す
ることができる簡単かつ安価な構成を提供するこ
とができるので、実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施すべきトラツクのチルト
式キヤブの側面図、第2図は本考案の一実施例を
示す要部側面図、第3図は第2図の鎖線円部分
の拡大断面図、第4図は従来の笠部材22におけ
る第3図同様の拡大断面図である。 10……チルト式キヤブ、14……上部吸気取
入管、22……笠部材、24……ドリツプレー
ル、30……水切りフイン、28……笠部材の下
向き開口、28′……開口28の下端縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブの側壁に沿つて配置され、上端にエンジ
    ンの吸気を吸入する開口を有する吸気取入管と、
    上記吸気取入管の上端開口を囲んで配設され同取
    入管を囲繞する下向きの開口を有する笠部材とを
    具え、上記笠部材の下向き開口の外周部分にドリ
    ツプレールを設けてなるものにおいて、上記ドリ
    ツプレールの外周壁の下方に水切りフインを垂設
    すると共に、笠部材の開口縁を上記水切りフイン
    の下端縁より下方に延在させたことを特徴とする
    車両の吸気取入装置。
JP10675287U 1987-07-10 1987-07-10 Expired - Lifetime JPH0538972Y2 (ja)

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JP10675287U JPH0538972Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JP10675287U JPH0538972Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JPS6411829U JPS6411829U (ja) 1989-01-23
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JP2521718Y2 (ja) * 1989-03-07 1997-01-08 株式会社クボタ エンジンのエアクリーナの下向き吸入型吸気管の防水カバー

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JPS6411829U (ja) 1989-01-23

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