JP3205670B2 - ダクトの入水防止構造 - Google Patents
ダクトの入水防止構造Info
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- peripheral wall
- rainwater
- drip channel
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
に関するものである。
車と比べて未舗装の悪路を走行する機会が多いため、エ
ンジンの吸気は、塵埃が多く含まれている地面付近の空
気ではなく、地面から十分高い部分の清浄な空気を取り
入れることが望ましい。
ように、エアクリーナ1に直立するよう接続した下部吸
気ダクト2に可撓性のブーツ3を介してキャブ4のリヤ
パネル5に固定された上部吸気ダクト6を接続し、上部
吸気ダクト6の上端開口部6aから空気を吸い込むよう
にしている。
気ダクト6に、雨水や落葉等が直接入り込まないよう
に、前記上部吸気ダクト6の開口部6aを囲繞し、該上
部吸気ダクト6とフード8との間に空気流通路7が形成
されるようなフード8を配設している。
吸気を行なうと、清浄な空気はフード8の下端開口部8
aから取り入れられて空気流通路7を通り、前記フード
8内上方で反転して上部吸気ダクト6の開口部6aから
内部に流入し、下部吸気ダクト2内及びエアクリーナ1
を通過してエンジンに供給されるが、雨天の中でエンジ
ンの吸気が行なわれると、フード8の下端縁部から落下
する雨滴が吸入される空気に乗って前記フード8内に吸
込まれ、エアクリーナ1やエンジン内に吸込まれてエン
ジンの出力低下等の不調を引き起こす虞れがあるので、
従来、図4に示すように、フード8の下端外周縁部に沿
ってドリップレール9を設けたり、図5に示すように、
フード8の開口部8a近傍の外周部分にドリップレール
10を設け、ドリップレール9,10に雨水を溜めるこ
とにより前記フード8内への雨滴の進入を防ぐようにし
ていた。
プレール9では、降雨量が多いと、雨水がドリップレー
ル9から溢れて底面に垂れ下がり、垂れ下がった雨滴が
吸入される空気に乗ってエアクリーナ1やエンジン内に
吸込まれ、又、図5のドリップレール10では、該ドリ
ップレール10から溢れた雨水は、底面を伝わってフー
ド8下端に垂れ下がり、吸入される空気に乗って前記フ
ード8内に入り込んでエアクリーナ1やエンジン内に吸
込まれるため、依然として雨水によるエンジンの出力低
下等の不調を引き起こす虞れがあった。
みを確実に防止し、エアクリーナやエンジン内での雨水
によるエンジンの出力低下等の不調を防ぐダクトの入水
防止構造を提供しようとするものである。
ンへ送給する空気を導入するための開口部を有する吸気
ダクトの上部に、該吸気ダクトの上端から下方所要位置
までを囲繞するよう下端に開口部を有するフードを配設
して、該フードと吸気ダクトとの間に空気流通路を形成
したダクトにおいて、前記フード下端の空気流通路形成
部に、フードの下端から下方に延在する内周壁と該内周
壁からフードの外側に向かい下り傾斜に張り出す底部と
該底部の外側端に起立する外周壁とを備えたドリップチ
ャンネルを取り付け、該ドリップチャンネルの周方向所
要範囲に亘り底部下面と外周壁の外側面とにより形成さ
れる角度を鋭角とし、該鋭角の頂点となる位置が前記内
周壁から離れた位置に形成されることにより雨水の水切
りが確実に行なわれるよう構成したものである。
内周壁の下端をドリップチャンネルの鋭角部下端より下
方の位置まで延在した雨水進入防止板を設けてもよい。
り溢れ出し、外周壁の外側面を流下してドリップチャン
ネル下端から落下する際には、ドリップチャンネルの底
部下面と前記外周壁の外側面とにより形成される角度が
鋭角であると共に底面の下面が内周壁からフードの外側
に向かい下方に張り出し、更には鋭角の頂点となる位置
が前記内周壁から離れた位置に形成されているので、雨
水の水切りが確実に行なわれ、フード内への雨水の進入
を防止できる。
端をドリップチャンネルの鋭角部下端より下方の位置ま
で延在した雨水進入防止板を設けると、フード内への雨
水の進入をより確実に防止できるので、エアクリーナ及
びエンジン内への雨水の吸込みを防止し、結果として、
雨水によるエンジンの出力低下等の不調を防ぐことがで
きる。
する。
構造の一実施例を示しており、図4〜図7に示す従来の
ものと同一のものには同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
端にエンジンへ送給する空気を導入するための開口部6
aを有する上部吸気ダクト6の上部に、該上部吸気ダク
ト6の上端上部から下方所要位置までを囲繞するよう、
下端に開口部8aを有するフード8を、フード8内側の
一部が前記上部吸気ダクト6外側の一部に周方向及び上
下方向へ向かい所要の範囲に亘って当接するよう配設
し、前記フード8と上部吸気ダクト6との間の両者が当
設していない部分に、前記吸気ダクト6の内部と連通す
る空気流通路7を形成し、前記フード8下端の前記空気
流通路7形成部に、フード8の下端から下方へ向けて延
在する内周壁11と該内周壁11の下端或いは下端近傍
から前記フード8の外側に向かい張り出す底部12と該
底部12の外側端に起立する外周壁13とを備え且つフ
ード8周方向の一端が閉塞されると共に他端が開放され
しかもフード8周方向の一端側から他端側に向かい下り
勾配に傾斜するドリップチャンネル14を備えたチャン
ネルユニット15をボルト等により取り付けてある。
側から中途部までは、底部12は略水平で、内周壁11
は略直立した形状であるが、ドリップチャンネル14の
周方向中途部から他端側までは、底部12はフード8の
外側に向かい下り傾斜に配置され、外周壁13は下方か
ら上方に向かって若干外側に向かって開いた形状に形成
されると共に、底部12の下面はフード8外側に向って
下方に傾斜し、しかも底部12の下面と外周壁13の外
側面とにより形成される角度θは鋭角になっている。
っている部分の内周壁11下端を前記ドリップチャンネ
ル14の鋭角部下端より下方の位置まで延ばし、雨水進
入防止板16を設けてある。
ネル14他端側の端部は、ドリップチャンネル14の一
端側から他端に向かい、ドリップチャンネル14長手方
向寸法が徐々に小さくなりながら下方に向かい延びる形
状となっている。
11内側上方には、空気流通路7を通過する空気中の異
物を除去するため、フード8内に位置するよう略水平な
ネット17を設けてある。
下してドリップチャンネル14に溜まり、傾斜したドリ
ップチャンネル14の一端側から他端側に向かい流れ
る。
達した雨水Aは、前記ドリップチャンネル14の他端側
開口部14aより流下する。
される空気に同伴してフード8内に入り込もうとする
が、ドリップチャンネル14他端側の雨水進入防止板1
6により進入が阻止されるので、前記フード8内に雨水
Aが入り込むことはない。
周壁13上端を越えて溢れ出し、外周壁13に沿って流
下しても、ドリップチャンネル14の底部12の下面と
外周壁13の外側面とにより形成される角度θが鋭角に
なっていると共に底面の下面がフード外側に向って下方
に傾斜しているため、確実に雨水Aの水切りが行なわ
れ、フード8内への雨水Aの進入が防止され、又ドリッ
プチャンネル14の内周壁11の下端に形成した雨水進
入防止板16によってより確実にフード8内への雨水A
の進入が防止される。
端側から中途部においては、フード8の外側に向かい張
り出す底部12を略水平にしてあるが、これはドリップ
チャンネル14の一端側から他端側へ向かい常に雨水A
が流れ込むので、水かさが他端側に比べて増さず、雨水
Aがドリップチャンネル14の外周壁13上端を越えて
溢れる虞れがなく、この部分で水切りを行なう必要がな
いためである。
への雨水Aの進入を確実に防止できるので、エアクリー
ナ1及びエンジン内への雨水Aの吸込みを防止して、該
雨水Aによるエンジンの出力低下等の不調を防ぐことが
できる。
プチャンネル14をチャンネルユニット15としてフー
ド8とは別体に製作し、前記フード8下端にボルト等を
介して取り付ける場合について説明したが、射出成形等
によりドリップチャンネル14をフード8と一体的に製
作するようにしても良いこと、又ドリップチャンネル1
4の底部12の下面と外周壁13の外側面とにより形成
される角度θを、前記ドリップチャンネル14の中途部
から他端側まで鋭角にする場合について説明したが、前
記ドリップチャンネル14の全長に亘って鋭角にしても
良いこと、更に雨水進入防止板16は、上下方向の長さ
或いはドリップチャンネル14長手方向の長さを適宜、
最適な長さとすることができること、また更に、フード
8を、該フード8内側の一部が上部吸気ダクト6外側の
一部に周方向及び上下方向へ向かい所要の範囲に亘って
当接するよう囲繞する場合について説明したが、前記フ
ード8内側を上部吸気ダクト6外側に当接させず、該上
部吸気ダクト6外側全周に空気流通路7が形成されるよ
うに囲繞しても良く、またこの場合には、フード8下端
全周に、略水平なドリップチャンネル14を設けたり、
或いは所要角度傾斜させたドリップチャンネル14を設
けるようにすること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
ば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
し、外周壁の外側面を流下してドリップチャンネル下端
から落下する際には、ドリップチャンネルの底部下面と
前記外周壁の外側面とにより形成される角度が鋭角であ
ると共に底面の下面が内周壁からフードの外側に向かい
下方に張り出し、更には鋭角の頂点となる位置が前記内
周壁から離れた位置に形成されているので、雨水の水切
りが確実に行なわれ、フード内への雨水の進入を防止で
きる。
下端をドリップチャンネルの鋭角部下端より下方の位置
まで延在した雨水進入防止板を設けると、フード内への
雨水の進入をより確実に防止できるので、エアクリーナ
及びエンジン内への雨水の吸込みを防止し、結果とし
て、雨水によるエンジンの出力低下等の不調を防ぐこと
ができる。
示した側面図である。
ンネルユニットの斜視図である。
図である。
面図である。
した側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上端にエンジンへ送給する空気を導入す
るための開口部を有する吸気ダクトの上部に、該吸気ダ
クトの上端から下方所要位置までを囲繞するよう下端に
開口部を有するフードを配設して、該フードと吸気ダク
トとの間に空気流通路を形成したダクトにおいて、前記
フード下端の空気流通路形成部に、フードの下端から下
方に延在する内周壁と該内周壁からフードの外側に向か
い下り傾斜に張り出す底部と該底部の外側端に起立する
外周壁とを備えたドリップチャンネルを取り付け、該ド
リップチャンネルの周方向所要範囲に亘り底部下面と外
周壁の外側面とにより形成される角度を鋭角とし、該鋭
角の頂点となる位置が前記内周壁から離れた位置に形成
されることにより雨水の水切りが確実に行なわれるよう
構成したことを特徴とするダクトの入水防止構造。 - 【請求項2】 空気流通路形成部下端に、内周壁の下端
をドリップチャンネルの鋭角部下端より下方の位置まで
延在した雨水進入防止板を設けた請求項1に記載のダク
トの入水防止構造。
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Family Applications (1)
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-
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