JP2002096780A - 二輪車用スタンド - Google Patents

二輪車用スタンド

Info

Publication number
JP2002096780A
JP2002096780A JP2000290139A JP2000290139A JP2002096780A JP 2002096780 A JP2002096780 A JP 2002096780A JP 2000290139 A JP2000290139 A JP 2000290139A JP 2000290139 A JP2000290139 A JP 2000290139A JP 2002096780 A JP2002096780 A JP 2002096780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable frame
motorcycle
stand
end point
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290139A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Anzai
宏樹 安斎
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
Tsuyoshi Kiyokawa
剛志 清川
Ryota Shimura
良太 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Somic Ishikawa KK
Original Assignee
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Somic Ishikawa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiki Co Ltd, Fuji Seiki KK, Somic Ishikawa KK filed Critical Fuji Seiki Co Ltd
Priority to JP2000290139A priority Critical patent/JP2002096780A/ja
Publication of JP2002096780A publication Critical patent/JP2002096780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音をほとんど発生させることなく静かに二輪
車の支持を解除することができる二輪車用スタンドを提
供する。 【解決手段】 本発明の二輪車用スタンドは、固定フレ
ーム10に対し連結軸70を介して基端部が連結され、
連結軸70を中心として回転可能に配設される可動フレ
ーム20と、両端30a,30bがそれぞれ固定フレー
ム10と可動フレーム20に支持され、可動フレーム2
0を一方向へ回転するように付勢する引張ばね30と、
一方向へ回転する可動フレーム20の少なくとも回転動
作の終点において衝撃を吸収する緩衝部材40とを具備
して構成される。従って、音をほとんど発生させること
なく静かに二輪車の支持を解除することが可能であり、
深夜など、静かな場所で二輪車の支持を解除する場合で
も、騒音とならず、近所迷惑を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車を転倒しないよ
うに支持するスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスタンドとしては、後部
車輪の片側において支持するサイドスタンドやその両側
において支持するセンタースタンドが知られている。こ
れらのスタンドは、一般に、固定フレームに対し連結軸
を介して基端部が連結され、該連結軸を中心として回転
可能に配設される可動フレームと、両端がそれぞれ前記
固定フレームと可動フレームに支持され、該可動フレー
ムを一方向へ回転するように付勢する引張ばねとを有し
て構成されている。そして、可動フレームを地面に接地
させ、該可動フレームを略垂直な姿勢に立たせることに
より二輪車を転倒しないように支持することができる。
一方、二輪車を支持しないときには、可動フレームの接
地状態を解除し、該可動フレームを連結軸を中心として
一方向へ回転させる。これにより、可動フレームが所定
位置に設けられたストッパに当接して、地面と離間した
位置に略水平な姿勢で維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタンドでは、引張ばねにより、可動フレームが一方向
へ回転するように付勢されているため、二輪車の支持を
解除する際に、可動フレームを一方向へ回転させると、
該可動フレームが勢いよく回転して、所定位置に設けら
れたストッパに激しく衝突してしまう。このため、深夜
など、静かな場所で二輪車の支持を解除する場合に、可
動フレームとストッパとの衝突音が騒音となり近所迷惑
になるという問題があった。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
であり、音をほとんど発生させることなく静かに二輪車
の支持を解除することができる二輪車用スタンドを提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明の二輪車用スタンドは、固
定フレームに対し連結軸を介して基端部が連結され、該
連結軸を中心として回転可能に配設される可動フレーム
と、両端がそれぞれ前記固定フレームと可動フレームに
支持され、該可動フレームを一方向へ回転するように付
勢する引張ばねと、一方向へ回転する前記可動フレーム
の少なくとも回転動作の終点において衝撃を吸収する緩
衝部材とを具備することを特徴とする。請求項2に記載
の本発明の二輪車用スタンドは、請求項1記載の二輪車
用スタンドであって、前記可動フレームの一方向への回
転を規制するストッパが設けられると共に、該ストッパ
と、前記可動フレームのストッパとの当接部位の少なく
ともいずれか一方に、前記緩衝部材としての弾性体が設
けられていることを特徴とする。請求項3に記載の本発
明の二輪車用スタンドは、請求項1記載の二輪車用スタ
ンドであって、周縁に曲線部が形成されたカム部を有
し、前記可動フレーム内に、該カム部の曲線部に対向す
るように配置され、該可動フレームが一方向へ回転した
際に、該カム部の曲線部に沿って移動することによりピ
ストンロッドがシリンダ内に押し込まれて作動する、前
記緩衝部材としてのショックアブソーバが設けられてい
ることを特徴とする。請求項4に記載の本発明の二輪車
用スタンドは、請求項3記載の二輪車用スタンドであっ
て、前記カム部とショックアブソーバとの間に介在配設
される転動体と、該転動体を前記カム部に常時当接させ
るように付勢する圧縮ばねとを具備することを特徴とす
る。請求項5に記載の本発明の二輪車用スタンドは、請
求項4記載の二輪車用スタンドであって、前記カム部の
曲線部の終点に、ストッパとして機能する凹部が形成さ
れていることを特徴とする。請求項6に記載の本発明の
二輪車用スタンドは、請求項3〜5のいずれか1に記載
の二輪車用スタンドであって、前記ショックアブソーバ
が、一方向へ回転する前記可動フレームの回転動作の終
点直前から終点までの所定の回転角度範囲内にのみ作用
することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明
の一の実施形態にかかる二輪車用スタンドを示す断面図
である。この図に示したように、本実施形態にかかる二
輪車用スタンドは、固定フレーム10、可動フレーム2
0、引張ばね30、ショックアブソーバ40、転動体5
0、圧縮ばね60を有して構成される。
【0007】固定フレーム10は、板材を略直角に曲げ
加工してなり、その上面板10aの下面には、係止用フ
ック10bが設けられている。また、上面板10aに略
直交する正面板10cには、軸挿通孔10dが厚さ方向
に貫通して設けられている。この固定フレーム10に
は、カム部が一体に成形されている。すなわち、正面板
10cがカム部として機能するものであり、図2に示し
たように、該正面板10cの周縁には、曲線部10eが
形成されている。この曲線部10eは、その始点Aから
終点Bに向かうに従って、軸挿通孔10dに挿通される
連結軸70の軸心Oと、該曲線部10eの端縁とを結ぶ
径の長さが次第に長くなるように形成されている。ま
た、曲線部10eの始点A及び終点Bには、それぞれ略
円弧状の凹部10f,10gが形成されている。このよ
うに形成された固定フレーム10は、上面板10aを厚
さ方向に貫通して形成された孔部10hにネジ等の締結
具が挿通され、該締結具により二輪車の本体フレーム
(図示せず)に固定される。なお、固定フレーム10
は、本実施形態のように、二輪車の本体フレームとは別
部材として構成されたものに限定されず、二輪車の本体
フレームの一部として構成されたものであってもよい。
また、カム部は、固定フレーム10に一体に形成されて
もよいし、別部材でもよい。
【0008】可動フレーム20は、所定の長さを有する
略筒状のパイプ材からなり、その基端部が上記した固定
フレーム10に連結軸70を介して連結され、該連結軸
70を中心として回転可能に配設される。この可動フレ
ーム20の他端には、地面100に接地して二輪車を安
定支持する働きをする接地部20aが突設されている。
また、可動フレーム20の中途部には、固定フレーム1
0に設けられた係止用フック10bに対応する係止用フ
ック20bが突設されている。
【0009】引張ばね30は、その両端に形成されたフ
ック30a,30bを、それぞれ上記した固定フレーム
10及び可動フレーム20に各々設けられた係止用フッ
ク10b,20bに掛けて配設され、可動フレーム20
を一方向へ回転するように付勢する。すなわち、この引
張ばね30は、図1に示したように、可動フレーム20
を地面に接地させ、該可動フレーム20を略垂直な姿勢
に立たせることにより伸ばされ、その両端30a,30
bが掛けられた各係止用フック10b,20bをそれぞ
れ引き寄せようとする。一方の係止用フック10bは固
定プレート10に設けられ、該固定プレート10は二輪
車の本体フレームに固定されているため、可動フレーム
20の接地状態が解除されると、引張ばね30によっ
て、可動フレーム20に設けられた他方の係止用フック
20bが一方の係止用フック10bの方向へ引き寄せら
れる。それにより、可動フレーム20は跳ね上がるよう
に一方向へ回転する。
【0010】ショックアブソーバ40は、後述するよう
に、一方向へ回転する可動フレーム20の衝撃を吸収す
る緩衝部材として機能するものである。かかるショック
アブソーバ40としては、本実施形態では、オイルが充
填されるシリンダ40aと、該シリンダ40a内で軸方
向に沿って移動するピストン(図示せず)と、該ピスト
ンに連結されるピストンロッド40bとを有して構成さ
れるものを用いているが、その構造は限定されるもので
はなく、また、油圧を利用したもの以外に、スプリン
グ、ゴム、空気圧などを利用したものを用いることも可
能である。このショックアブソーバ40は、可動フレー
ム20内において、固定プレート10に一体に形成され
たカム部の曲線部10eに対向するように配設される。
すなわち、シリンダ40aが可動フレーム20内に固定
されるボトム部80によって支持され、該シリンダ40
aから突出するピストンロッド40bがカム部の曲面部
10eに対向して配設されている。
【0011】転動体50は、球体からなり、カム部の曲
面部10eの表面に当接して、該曲面部10eに沿って
転動するように、可動フレーム20内に配設されるヘッ
ド部90の上端面に形成された凹部内に回転可能に配設
される。なお、転動体50としては、球体に限定される
ものではなく、例えば、断面略円形のローラを用いるこ
ともできる。
【0012】圧縮ばね60は、コイル形に巻かれた部位
の内部にショックアブソーバ40のシリンダ40aが配
置されるように、一方の端部がヘッド部90に、他方の
端部がボトム部80にそれぞれ支持されて配設される。
この圧縮ばね60は、その弾発力によって、上記した転
動体50をカム部の曲線部10eに常時当接させるよう
に付勢している。
【0013】次に、本実施形態にかかる二輪車用スタン
ドの作用を図3に基づいて説明する。この二輪車用スタ
ンドは、固定プレート10を二輪車の本体フレームに固
定することにより、該本体フレームに取り付けられ、使
用される。
【0014】二輪車の支持を解除する際には、地面10
0に接地している可動フレーム20を、連結軸70を中
心として一方向へ回転させ、該可動フレーム20の接地
状態を解除する。可動フレーム20は、引張ばね30に
よって一方向へ回転するように付勢されているため、接
地状態が解除されると、同方向へ自動的に勢いよく跳ね
上がっていく。また、この際、圧縮ばね60によってカ
ム部の曲面部10eに常時当接するように付勢された転
動体50が、可動フレーム10の回転に伴って該曲面部
10eに沿って転動していく。カム部の曲面部10e
は、図2に示したように、その始点Aから終点Bに向か
うに従って、連結軸70の軸心Oと、該曲線部10eの
端縁とを結ぶ径の長さが次第に長くなるように形成され
ているため、可動フレーム20の回転に伴って転動体5
0が該曲線部10eに沿って転動していくことにより、
該転動体50を支持するヘッド部90が回転中心である
連結軸70から次第に遠ざかるように可動フレーム20
内を移動する。そして、このようにヘッド部90が可動
フレーム20内を移動することによって、該ヘッド部9
0がショックアブソーバ40のピストンロッド40bを
押圧し、該ピストンロッド40bがシリンダ40a内に
押し込まれていく。かかるショックアブソーバ40は、
ピストンロッド40bがシリンダ40a内に押し込まれ
ることによって作動し、ピストンロッド40bに連結さ
れたピストンがシリンダ40a内に充填されたオイルを
圧縮する。そして、その際に生じる抵抗によって、ヘッ
ド部90の移動を抑制する。また、ヘッド部90が移動
することで、圧縮ばね60が圧縮されるため、該圧縮ば
ね60の弾発力によってもヘッド部90の移動が抑制さ
れる。このようにヘッド部90の移動が抑制されること
によって、転動体50がカム部の曲線部10eに強く押
し当てられることとなり、可動フレーム20の回転にブ
レーキがかかる。
【0015】その結果、可動フレーム20は、当初は引
張ばね30の付勢力によって一方向へ勢いよく回転する
が、回転が進むにつれて、ショックアブソーバ40の作
用によりその回転速度が減速され、衝撃が吸収されてい
く。そして、最終的には、カム部の曲線部10eの終点
Bに形成された凹部10gに、転動体50が填り込むこ
とによって回転が停止して、地面100と離間した位置
に略水平な姿勢で維持される。
【0016】従って、本実施形態の二輪車用スタンドに
よれば、カム部の曲線部10eの終点Bに形成された凹
部10gがストッパとして機能するが、該凹部10gに
転動体50が填り込む際に大きな音が生じることはな
く、また、一方向へ回転する可動フレーム20は何れの
部材にも衝突しないで停止するため、音をほとんど発生
させることなく静かに二輪車の支持を解除することがで
きる。
【0017】なお、カム部の曲面部10eを適宜の形状
に形成することにより、可動フレーム20に対してショ
ックアブソーバ40が作用する回転角度範囲を調節する
ことが可能である。好ましい形態としては、一方向へ回
転する可動フレーム20の回転動作の終点直前付近から
ショックアブソーバ40のピストンロッド40bがシリ
ンダ40a内に押し込まれるようにし、該ショックアブ
ソーバ40を可動フレーム20の回転動作の終点直前か
ら終点までの所定の回転角度範囲内にのみ作用させるよ
うに、かかる曲線部10eを形成する。それにより、シ
ョックアブソーバ40が、一方向へ回転する可動フレー
ム20の回転動作の終点直前から終点までの所定の回転
角度範囲内にのみ作用することから、可動フレーム20
の回転開始から、その回転動作の終点直前に相当するあ
る回転角度に至るまでは、可動フレーム20を速やかに
回転させることができ、それ以降の回転については、シ
ョックアブソーバ40の作用によって、可動フレーム2
0の回転速度を減速させ、衝撃を吸収することにより、
該可動フレーム20を静かに停止させることができる。
【0018】一方、二輪車を支持する際には、地面10
0と離間した位置に略水平な姿勢で維持されている可動
フレーム20を逆方向へ回転させる。それに伴って、カ
ム部の曲線部10eの終点Bに形成された凹部10gと
転動体50との係合状態が解除される。転動体50は、
ヘッド部90を介して圧縮ばね60により、カム部の曲
線部10eに常時当接するように付勢されているため、
可動フレーム20の回転に伴って、上記とは逆方向にカ
ム部の曲線部10eに沿って転動する。また、ヘッド部
90は、転動体50が逆方向にカム部の曲線部10eに
沿って転動することにより、可動フレーム20内におい
て、回転中心である連結軸70との距離を徐々に短縮し
ていくように移動する。そして、このようにヘッド部9
0が可動フレーム20内を移動することによって、ショ
ックアブソーバ40のピストンロッド40bに負荷され
ていた外力が除去されていくため、該ピストンロッド4
0bがシリンダ40aの外方へ押し戻されていく。な
お、ピストンロッド40bの原位置への復帰は、ピスト
ンロッド40bとヘッド部90とを連結して圧縮ばね6
0の弾発力によって復帰させてもよいし、ヒストンロッ
ド40bとヘッド部90とを連結することなく、シリン
ダ40a内に復帰スプリングを配設し、該復帰スプリン
グの弾発力によって復帰させてもよい。また、可動フレ
ーム20が逆方向へ回転することにより、固定フレーム
10に設けられた係止用フック10bと可動フレーム2
0に設けられた係止用フック20bとの間隔が拡大し、
それにより引張ばね30が引っ張られて弾性エネルギー
を蓄積していく。そして、最終的には、可動フレーム2
0が地面100に接地し、また、転動体50がカム部の
曲線部10eの始点Aに形成された凹部10fに填り込
んで可動フレーム20の回転が停止する。本実施形態の
二輪車用スタンドは、このようにして可動フレーム20
が略垂直な姿勢で立つことによって、二輪車を転倒しな
いように支持することができる。
【0019】なお、本発明は、固定フレームに対し連結
軸を介して基端部が連結され、該連結軸を中心として回
転可能に配設される可動フレームと、両端がそれぞれ前
記固定フレームと可動フレームに支持され、該可動フレ
ームを一方向へ回転するように付勢する引張ばねと、一
方向へ回転する前記可動フレームの少なくとも回転動作
の終点において衝撃を吸収する緩衝部材とを具備するこ
とを特徴とするものであり、上記した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、図4に示したように、可動
フレーム120の一方向への回転を規制するストッパ1
30を、固定フレーム110の正面板110aに、該正
面板110aに対して略直交する方向に突出するように
設けると共に、該ストッパ130と、可動フレーム12
0のストッパ130との当接部位の少なくともいずれか
一方に、緩衝部材として機能する、ゴム等からなる弾性
体140を設けて、二輪車用スタンドを構成する。かか
る二輪車用スタンドによれば、一方向へ回転する可動フ
レーム120の回転動作の終点において、該可動フレー
ム120とストッパ130との間に弾性体140が介在
するため、該弾性体140により可動フレーム120の
衝撃が吸収され、該可動フレーム120の回転が停止す
ると共に、この際に、可動フレーム120がストッパ1
30に直接衝突した場合のような大きな衝突音が発生す
ることもない。従って、静かに二輪車の支持を解除する
ことが可能である。
【0020】また、上記した説明では、サイドスタンド
に本発明を適用した例を説明したが、センタースタンド
にも同様に適用することができることは勿論である。ま
た、本発明にかかるスタンドが用いられる二輪車として
は、二輪自転車が典型例として挙げられるが、原動機付
きのものやオートバイ等の二輪自動車も含まれる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二輪車用
スタンドによれば、音をほとんど発生させることなく静
かに二輪車の支持を解除することができる。従って、深
夜など、静かな場所で二輪車の支持を解除する場合で
も、騒音とならず、近所迷惑を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態にかかる二輪車
用スタンドを示す断面図である。
【図2】図2は、同実施形態にかかる二輪車用スタンド
を構成する固定プレートを示す正面図である。
【図3】図3は、同実施形態にかかる二輪車用スタンド
の作用を説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態にかかる二輪車
用スタンドを示す図である。
【符号の説明】
10 固定プレート 10e 曲線部 10g 凹部 20 支持プレート 30 引張ばね 40 ショックアブソーバ 40a シリンダ 40b ピストンロッド 50 転動体 60 圧縮ばね 70 連結軸 80 ボトム部 90 ヘッド部 100 地面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆之 静岡県浜松市古川町500 株式会社ソミッ ク石川浜松工場内 (72)発明者 清川 剛志 静岡県浜松市古川町500 株式会社ソミッ ク石川浜松工場内 (72)発明者 志村 良太 東京都千代田区神田錦町3−19−1 不二 精器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレームに対し連結軸を介して基端
    部が連結され、該連結軸を中心として回転可能に配設さ
    れる可動フレームと、 両端がそれぞれ前記固定フレームと可動フレームに支持
    され、該可動フレームを一方向へ回転するように付勢す
    る引張ばねと、 一方向へ回転する前記可動フレームの少なくとも回転動
    作の終点において衝撃を吸収する緩衝部材とを具備する
    ことを特徴とする二輪車用スタンド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二輪車用スタンドであっ
    て、前記可動フレームの一方向への回転を規制するスト
    ッパが設けられると共に、該ストッパと、前記可動フレ
    ームのストッパとの当接部位の少なくともいずれか一方
    に、前記緩衝部材としての弾性体が設けられていること
    を特徴とする二輪車用スタンド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二輪車用スタンドであっ
    て、周縁に曲線部が形成されたカム部を有し、前記可動
    フレーム内に、該カム部の曲線部に対向するように配置
    され、該可動フレームが一方向へ回転した際に、該カム
    部の曲線部に沿って移動することによりピストンロッド
    がシリンダ内に押し込まれて作動する、前記緩衝部材と
    してのショックアブソーバが設けられていることを特徴
    とする二輪車用スタンド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の二輪車用スタンドであっ
    て、前記カム部とショックアブソーバとの間に介在配設
    される転動体と、該転動体を前記カム部に常時当接させ
    るように付勢する圧縮ばねとを具備することを特徴とす
    る二輪車用スタンド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の二輪車用スタンドであっ
    て、前記カム部の曲線部の終点に、ストッパとして機能
    する凹部が形成されていることを特徴とする二輪車用ス
    タンド。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1に記載の二輪
    車用スタンドであって、前記ショックアブソーバが、一
    方向へ回転する前記可動フレームの回転動作の終点直前
    から終点までの所定の回転角度範囲内にのみ作用するこ
    とを特徴とする二輪車用スタンド。
JP2000290139A 2000-09-25 2000-09-25 二輪車用スタンド Pending JP2002096780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290139A JP2002096780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 二輪車用スタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290139A JP2002096780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 二輪車用スタンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002096780A true JP2002096780A (ja) 2002-04-02

Family

ID=18773414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290139A Pending JP2002096780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 二輪車用スタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002096780A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058083A1 (ja) * 2005-11-18 2007-05-24 Kouji Uno 2軸式自転車用スタンド装置
CN112046647A (zh) * 2020-09-07 2020-12-08 温州闲客莱网络科技有限公司 一种新能源电动自行车用支撑设备
JP7452873B2 (ja) 2021-09-28 2024-03-19 ハヤミ工産株式会社 キャスター付きスタンドの転倒防止構造及びこれを用いたキャスター付きスタンド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0769255A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Honda Motor Co Ltd 自動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造
JPH11334661A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車のサイドスタンド装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0769255A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Honda Motor Co Ltd 自動二・三輪車におけるスタンドストッパ構造
JPH11334661A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車のサイドスタンド装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058083A1 (ja) * 2005-11-18 2007-05-24 Kouji Uno 2軸式自転車用スタンド装置
CN112046647A (zh) * 2020-09-07 2020-12-08 温州闲客莱网络科技有限公司 一种新能源电动自行车用支撑设备
JP7452873B2 (ja) 2021-09-28 2024-03-19 ハヤミ工産株式会社 キャスター付きスタンドの転倒防止構造及びこれを用いたキャスター付きスタンド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101311890B1 (ko) 모터사이클의 스탠딩 휠 장치
JP2004147791A (ja) アームレスト装置
CN108698571A (zh) 基于弹簧的再生制动系统
JP2002096780A (ja) 二輪車用スタンド
JP2001522760A5 (ja)
JP4075414B2 (ja) 車両用フロントバンパー装置
US6354983B1 (en) Exercise wheel
KR200469301Y1 (ko) 차량용 시트
AU618222B2 (en) Overlock prevention mechanism for acceleration sensor
US7317118B2 (en) Model car having adjustable parts
WO2004052662A1 (ja) 衝撃を和らげるキャスター
CN115071873B (zh) 减震结构及滑板车
JP2004299532A (ja) 車両用梯子
JPH1129049A (ja) 衝撃吸収ステアリングコラム
CN211969637U (zh) 一种摩托车防摔棒
CN211336286U (zh) 具有缓冲功能的摩托车防摔装置及摩托车
US4343204A (en) Operating pedal for power transmission in motorcycle
JP2002284017A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
CN217673041U (zh) 减震装置和滑板车
JP3838454B2 (ja) 減衰力発生機構
CN214886343U (zh) 一种带锁止保持机构的主动式铰链
CN116771818A (zh) 一种用于纯电动汽车减速器的驻车制动机构
CN210828737U (zh) 一种用于汽车内拉手的缓冲组件及汽车内拉手结构
CN216102606U (zh) 滑板车
JP3855631B2 (ja) ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090924