JP2844323B2 - 電動自転車 - Google Patents

電動自転車

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JP2844323B2
JP2844323B2 JP7158009A JP15800995A JP2844323B2 JP 2844323 B2 JP2844323 B2 JP 2844323B2 JP 7158009 A JP7158009 A JP 7158009A JP 15800995 A JP15800995 A JP 15800995A JP 2844323 B2 JP2844323 B2 JP 2844323B2
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望 高田
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    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体にバッテリーケー
スを着脱自在に取付けた電動自転車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、補助動力としてモータを使用する
電動自転車では、バッテリーを充電するときにバッテリ
ーをバッテリーケースごと車体から外して行うものがあ
る。そして、この種の電動自転車でバッテリーケースを
外して充電を行うには、先ず、バッテリーケースのロッ
ク,固定装置を外し、バッテリーとモータ側とを電気的
に接続する放電回路のコネクタを把持してこれを分離す
る。そして、バッテリーケースを車体から外して充電器
のある場所に運び、充電を行なっていた。
【0003】充電終了後は、バッテリーケースを元通り
に車体に取付け、前記放電回路のコネクタを手で接続し
てバッテリーをモータ側へ接続していた。すなわち、バ
ッテリーケースを車体に対して脱着するときには、放電
回路のコネクタをも別途脱着する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の電動自転車では、バッテリーケースを車体から外し
た後に、放電回路のコネクタの接触端子が車体外部に露
出してしまうという問題があった。すなわち、この電動
自転車を屋外に駐車すると、露出した前記接触端子に雨
水などがかかり易い。また、充電する度に放電回路のコ
ネクタを別途脱着させるのでは手間がかかり、充電作業
が繁雑になってしまう。
【0005】さらに、従来の電動自転車においては、バ
ッテリーケースを車体に搭載する位置も問題であった。
すなわち、例えば特開昭57−74285号公報に開示
された電動自転車のように、後輪の上方に荷台を設け、
この荷台上にバッテリーケースを搭載する場合には、バ
ッテリーを充電するに当たってバッテリーケースを荷台
から取外して行う構成を採ると、バッテリーケースを荷
台から降ろしたり荷台に載せるときに重量物であるバッ
テリーケースを後輪より上方へ高く持ち上げなければな
らない。なお、バッテリーケースの搭載位置は、乗員が
乗り降りするときに邪魔にならないように位置づけなけ
ればならないという制約もある。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、バッテリーケースを車体から取外し
た状態でもモータ側の接触端子に雨水などがかからない
ようにすることを第1の目的とする。また、バッテリー
ケースと車体との間に介在するコネクタを簡単に着脱で
きるようにするとともに、バッテリーケースを車体に対
して着脱するときの労力が可及的少なくなるようにする
ことを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電動自
転車は、車体フレームを、ヘッドパイプから後下がりに
延びるダウンチューブの後部に上方へ延びるシートチュ
ーブを固着することによって、側面視略V字状の上方へ
開放された足通し空間が設けられる構造とし、前記ダウ
ンチュウーブの上側に、このダウンチューブに略沿うよ
うに長尺状に形成されたバッテリーケースを着脱自在に
設け、このバッテリーケースの下部に放電用接触端子を
配設するとともに、前記足通し空間の下部に、バッテリ
ーケースの着脱操作に伴って前記放電用接触端子に接離
されるモータ側接触端子を配設し、前記モータ側接触端
子を覆うカバーを設けたものである。
【0008】第2の発明に係る電動自転車は、第1の発
明に係る電動自転車において、カバーを、バッテリーケ
ースをも覆う構造としたものである。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、バッテリーケースを車体
から取外した状態であっても、モータ側接触端子はカバ
ーによって覆われて車体外部に対して露出することがな
い。また、バッテリーケースを車体に取付けたり車体か
ら取外すに当たり、バッテリーケースを持ち上げる高さ
がダウンチューブと略同じ高さでよいとともに、上方へ
開放された足通し空間を作業空間として広く使うことが
でき、重いバッテリーケースをダウンチューブ上に搭載
するに当たり、何ら邪魔になるものがない。
【0010】さらに、バッテリーケースはダウンチュー
ブから上方へ大きく突出しない。しかも、モータ側接触
端子は上方に開放された足通し空間の下部に位置づけら
れているから、これにバッテリーケース側の放電用接触
端子を接続するときには接続先を容易に確認しながら行
える。加えて、バッテリーケースを車体に対して着脱さ
せることによって、放電用接触端子がモータ側接触端子
に対して接離される。、
【0011】第2の発明によれば、バッテリーケースが
車載状態のときには放電用接触端子とモータ側接触端子
の両方がカバーに覆われて車体外部に対して露出するこ
とがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図12
によって詳細に説明する。図1は本発明に係る電動自転
車の側面図、図2はバッテリーケース用支持箱の支持部
を拡大して示す断面図、図3は図1におけるモータユニ
ット部分のA矢視図、図4はバッテリーケース用支持箱
の平面図、図5はバッテリーケースの分解斜視図であ
る。
【0013】図6はバッテリーケースの充電口部分を拡
大して示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は
(a)図におけるB−B線断面図、同図(c)は(a)
図におけるC−C断面図である。図7はバッテリーケー
ス用支持箱の縦断面図、図8は図7におけるVIII−VIII
線断面図、図9はバッテリーケース用支持箱の分解斜視
図である。
【0014】図10はバッテリーケースを車体から取外
すときの手順を示す斜視図で、同図(a)は外装カバー
を開けた状態を示し、同図(b)はバッテリーケースを
支持箱から取外すときの状態を示す。同図(c)はバッ
テリーケースを支持箱から取外した状態を示し、同図
(d)はバッテリーケースを車体から外した状態を示
す。
【0015】図11はバッテリーケースを車体から外し
て充電するときの状態を示す斜視図、図12はバッテリ
ーケースを車体から外さずに充電するときの状態を示す
斜視図である。
【0016】これらの図において、1は電動自転車、2
はこの電動自転車1のフレームである。このフレーム2
は、前輪3が回転自在に設けられたフロントフォーク4
を操舵自在に支持するヘッドパイプ2aと、このヘッド
パイプ2aから後下がりに延びるダウンチューブ2b
と、このダウンチューブ2bの後端部にモータブラケッ
ト5を介して連結されてこの連結部から上方へ後傾する
ように延びるシートチューブ2cと、前記モータブラケ
ット5から後方へ延びるチェーンステー2dと、前記シ
ートチューブ2cの上部と前記チェーンステー2dの後
端部とを連結するシートステー2e等とから構成されて
いる。そして、このフレーム2は、前記ダウンチューブ
2bの上方かつシートチューブ2cの前方となる部位に
上方が開放された側面視略V字状の足通し空間Sが設け
られる構造になっている。
【0017】6は前記フロントフォーク4の上端部に装
着されたハンドル、7はシートチューブ2cの上端部に
装着されたクッション付きシート、8は後輪である。こ
の後輪8は、チェーンステー2dの後端部およびシート
ステー2eの下端部に一体的に設けられた後輪ブラケッ
ト2fに回転自在に支持されており、チェーン9を介し
て後述するモータユニットに連結されている。
【0018】10は後述するバッテリーケースやモータ
ユニット部分を覆う外装カバーである。この外装カバー
10は、フレーム2のダウンチューブ2bに沿って延設
されてこのダウンチューブ2bに支持固定された下部カ
バー10aと、この下部カバー10aに、モータブラケ
ット5側に位置する枢軸10bを介して上下揺動自在に
支持されかつ下部カバー10aの上側開口部を塞ぐ上部
カバー10cとから形成されている。
【0019】前記下部カバー10aはダウンチューブ2
bを下側から覆うと共にモータブラケット5を左右側方
から覆う構造とされている。また、上部カバー10c
は、全体が略断面下向きコ字状に形成されて下部カバー
10aの上部開口部を覆う構造とされ、揺動端部となる
部位に施錠装置11が装着されている。なお、11aは
この施錠装置11のキーを示す。
【0020】このように構成された外装カバー10で
は、施錠装置11を開錠して上部カバー10cの前部を
持ち上げることによって、図1中二点鎖線aで示すよう
に上部カバー10cが開くことになる。
【0021】12はこの電動自転車1の補助動力となる
モータユニットである。このモータユニット12は、後
述するバッテリーから給電されるモータ13と、クラン
ク軸14を有するギヤボックス15と、クランク軸14
に軸装されたチェーンリング16,クランク17および
ペダル18等を備えており、モータ13を立てた状態で
前記モータブラケット5に支持固定されている。なお、
チェーンリング16がチェーン9を介して後輪8に連結
されている。また、19はこのモータユニット12をモ
ータブラケット5に固定するための固定ボルトである。
【0022】このモータユニット12を支持するモータ
ブラケット5は、前記ダウンチューブ2bに溶接される
側面視T字状のパイプ組立体5aに筒状のモータカバー
5bを溶接して構成されている。そして、このモータカ
バー5bの上端部にシートチューブ2cが同軸状に溶接
され、モータカバー5b内にモータ13が位置づけられ
ている。すなわち、このモータブラケット5にモータユ
ニット12を取付けると、モータユニット12は図3に
示すように車幅方向中央部に位置づけられることにな
る。
【0023】そして、このモータユニット12のモータ
13には、ダウンチューブ2bの下部に取付けられた制
御ユニット20が接続されている。制御ユニット20
は、ペダル18からクランク軸14に乗員の踏力が加え
られたときのみに、モータ13を回転させてクランク軸
14にモータ13からの動力を伝える構成とされてい
る。すなわち、ペダル18を踏むと、クランク軸14に
はその踏力に加えてモータ13からの回転トルクが付与
されることになる。なお、前記ギヤボックス15には、
モータ13側の回転よりペダル18側の回転が高くなっ
たときにモータ13側にクランク軸14からトルクが伝
わって回転抵抗が大きくなるのを防ぐために、ワンウェ
イクラッチ(図示せず)が内装されている。このバッテ
リーケース21は、下部ケース23と上部ケース24等
とから長尺状に形成され、後述するバッテリーケース用
支持箱25に嵌挿されてフレーム2のダウンチューブ2
bに沿わせた状態でこれに支持されるように構成されて
いる。ここで、バッテリーケース21の構造を図5によ
って詳細に説明する。
【0024】下部ケース23と上部ケース24は合成樹
脂によってそれぞれ一体成形されており、フレーム2の
ダウンチューブ2bに沿うように形成されてバッテリー
22を前後に2つ並べて収納する構造とされている。な
お、2つのバッテリー22どうしは直列に接続され、そ
の接続ケーブルに放電用接触端子としての放電用コネク
タ26が接続されている。また、その接続ケーブルには
充電用接触端子となる充電用コネクタ27が放電用コネ
クタ26と並列に接続されている。
【0025】下部ケース23と上部ケース24とは、そ
れぞれの合わせ部分に一体成形された係合部23aおよ
び係止片24aによって互いに離れることのないように
組立てられている。なお、下部ケース23の開口部に設
けられた係合部23aは、係止片24aを係合孔23b
内に貫通させることによって係止する従来周知の構造と
されている。
【0026】上部ケース24の上部には、後述する支持
箱25に嵌合する突出部24bが一体に形成されてい
る。この突出部24bに前記放電用コネクタ26が取付
けられている。放電用コネクタ26は、後述するモータ
側コネクタの接触子が挿入される雌型のものが用いら
れ、その接続口を突出部24bの開口部24cに位置づ
けて上部ケース24にねじ止めされている。さらに、こ
の放電用コネクタ26の接続方向としては、バッテリー
ケース21の長手方向と同一方向とされている。なお、
図5および図8において26aはこの放電用コネクタ2
6を上部ケース24に固定するためのナット板を示し、
26bは取付けねじを示す。
【0027】また、前記突出部24bには、図7および
図8に示すように支持箱25に係合する係止ボタン28
が一体成形されている。この係止ボタン28は、突出部
24bの上面からさらに突出する係止部を有し、突出部
24bに対して出没できるように構成されており、吐出
部24bの裏面にねじ止めされた板ばね29によって突
出側へ付勢されている。
【0028】前記充電用コネクタ27は本実施例ではマ
グネット吸着式の雄型のものが採用され、その接触子を
上部ケース24の充電口24dに位置づけて上部ケース
24に固定されている。この充電用コネクタ27の取付
部を図6に拡大して示す。
【0029】充電用コネクタ27は接触子27aを上方
(上部ケース24の上面と直交する方向)へ向けて配置
され、タッピングねじ27bによって上部ケース24に
裏側から固定されている。また、接触子27aは、正極
と負極とを混同しないように平面視ハの字状に配設され
ている。
【0030】なお、図6(a)〜(c)において符号3
0は充電口24cを塞ぐためのコネクタカバーである。
このコネクタカバー30は、合成樹脂によって板状に成
形されており、摘み30aが一体に設けられている。そ
して、板状部分の一端がタッピングねじ30bによって
上部ケース24に上方から固定されている。板状部分の
他端には、充電口24dの開口縁部に係合する係止爪3
0cが形成されている。さらに、板状部分には、このコ
ネクタカバー30を(b)図中二点鎖線bで示すように
折曲げることができるように、裏面に凹溝30dを形成
することによって樹脂ヒンジが設けられている。
【0031】図5において符号31はバッテリーケース
21を後述する支持箱25に固定するための後側クラン
プ、32はバッテリーケース21の前部をダウンチュー
ブ2bに固定するための前側クランプである。これらの
クランプ31,32は各々の係合環を相手側に掛けて引
っ張る構造で、後側クランプ31の係合環は図7に示す
ように支持箱25の突起33に掛けられ、前側クランプ
32の係合環は図5に示すようにダウンチューブ2bの
支持板34に掛けられるように構成されている。なお、
35および36はバッテリーケース21を持ち上げるた
めの取っ手で、取っ手35は上部ケース24の上部にね
じ止めされ、取っ手36は下部ケース23の前面から上
部ケース24の前面に跨るようにしてねじ止めされてい
る。
【0032】前記バッテリーケース21を支持する支持
箱25は、図9に示すように、合成樹脂によって略有底
角筒状に一体成形されており、後述する支持箱用ステー
41に上下揺動自在に枢支されてこのステー41を介し
てフレーム2のモータブラケット5に支持されている。
この支持箱25は上述したバッテリーケース21が嵌入
する形状に形成され、その一部は図4に示すように、上
部ケース24の突出部24bが嵌入できるように他の部
分より開口幅が狭められている。
【0033】そして、開口幅が狭く形成された幅狭部2
5aに、バッテリーケース21の放電用コネクタ26に
接続されるモータ側コネクタ42が取付けられると共
に、この支持箱25をステー41に揺動自在に連結する
ための支軸43が支持されている。なお、支軸43を支
持する軸受部25bは幅狭部25aの下方部に左右に設
けられ、支持箱25に一体に設けられている。
【0034】また、バッテリーケース21のクランプ3
1の係合環が掛けられる突起33は、この幅狭部25a
の開口縁部に一体成形されており、さらに、前記係止ボ
タン28の係止部が係合する係合孔25dもこの幅狭部
25aに穿設されている。
【0035】上述したようにバッテリーケース21に突
出部24bを設けて支持箱25に嵌合させるようにする
と、バッテリーケース21を支持箱25に装着させると
きには必ず放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42
と対向するようになる。
【0036】モータ側コネクタ42は、前記放電用コネ
クタ26に接続されるように雄型のものが採用され、そ
の接触子42aと放電用コネクタ26との接続方向がバ
ッテリーケース21の嵌合方向と同一方向になるように
支持箱25に取付けられている。その取付構造として
は、図7および図8に示すように、モータ側コネクタ4
2の底部を幅狭部25aの底部に支承させるようにして
ねじ止めする構造とされている。なお、図8および図9
中符号42bはモータ側コネクタ42を固定する固定ね
じ、42cはナット板である。
【0037】前記ステー41は鋼板によって形成され、
図7および図9に示すように、前記支軸43が貫通する
アーム部41aが左右に設けられている。そして、この
ステー41は図2および図8に示すようにその上部およ
び下部がモータブラケット5にねじ止めされている。ス
テー固定用ねじを図2,図8において符号41bで示
す。
【0038】また、このステー41の上部と前記支持箱
25との間には支軸43に貫通された戻しばね44が弾
装され、ステー41の下部と支持箱25の底部との間に
はリンク式連結部材45が介装されている。
【0039】戻しばね44は捻りばねからなり、一端が
ステー41に係合され他端が幅狭部25aの底部に当接
し、図7において支持箱25を時計方向に回転付勢する
ように構成されている。リンク式連結部材45は2つの
リンク45a,45bをピン45cで連結して構成さ
れ、一方のリンク45aの端部がステー41に枢支さ
れ、他方のリンク45bが支持箱25に枢支されてい
る。なお、図7および図9において符号46は前記リン
ク45aをステー41に取付けるねじ、47はリンク4
5bを支持箱25に取付けるねじ、48はこの取付けね
じ47が螺着されるナット板である。
【0040】また、図7および図9中符号49は支持箱
25を下側へ揺動させてその底面をステー41と平行と
した状態で保持するための保持部材で、この保持部材4
9はねじ49aによってステー41に固定されており、
支持箱25の底部に下方へ向けて突設された係合突起2
5eを挾持する構造とされている。そして、この保持部
材49は、支持箱25を上方へ付勢する戻しばね44の
ばね力のみでは挾持状態が維持されるが、人手によって
支持箱25を上方へ起こそうとする力が加えられると、
係合突起25eが滑って外れるように構成されている。
【0041】50は圧縮コイルばねで、この圧縮コイル
ばね50は下側の径が上側の径より小さく形成されてお
り、支持箱25の内側底部に一体成形された円柱部25
fに下側部分が圧入固着されている。また、その上下方
向の長さとしては、モータ側コネクタ42の接触子42
aの突出寸法より長く設定されている。
【0042】すなわち、このように圧縮コイルばね50
を支持箱25の底部に装着すると、支持箱25にバッテ
リーケース21を嵌合させて放電用コネクタ26がモー
タ側コネクタ42に接続される以前に、圧縮コイルばね
50の上端がバッテリーケース21に接触することにな
る。このため、圧縮コイルばね50が緩衝体となるの
で、前記コネクタどうしが接続されるときに両コネクタ
に過大な力が加えられるのを防ぐことができる。また、
支持箱25からバッテリーケース21を引き抜くときに
も、バッテリーケース21が圧縮コイルばね50によっ
て押される関係から、そのばね力によってコネクタの接
続状態を解除することができる。
【0043】なお、図9において51は支持箱25のモ
ータ側コネクタ42と不図示のモータ側回路とを電気的
に接続するための接続ケーブルで、前記ステー41に形
成された開口部41cを通ってモータユニット側に導出
されている。
【0044】このように構成された支持箱25は、支軸
43を中心として上下に揺動され、その開口部が上方を
向くように揺動された状態でバッテリーケース21が脱
着される。すなわち、前記外装カバー10の上部カバー
10cが開けられかつバッテリーケース21が装着され
ていない状態では、支持箱25は図2および図7中二点
鎖線cに示すように戻しばね44のばね力によって上方
へ揺動するので、その状態でバッテリーケース21を装
着させる。なお、そのときには図7中二点鎖線dに示す
ようにリンク式連結部材45が伸びることになる。
【0045】バッテリーケース21を装着させるときに
は、バッテリーケース21を立て向きにして(放電用コ
ネクタ26を下方へ向けて)支持箱25の開口部に挿入
し、そのバッテリーケース21を圧縮コイルばね50の
ばね力に抗して押し下げることによって行う。バッテリ
ーケース21が支持箱25の最奥部まで挿入されると、
放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42に接続され
ると共に、バッテリーケース21の係止ボタン28が支
持箱25の係合孔25dに係止される。この係止ボタン
28が係止されることによってバッテリーケース21は
抜け止めされることになる。
【0046】このようにバッテリーケース21を装着し
た後は後側クランプ31によってバッテリーケース21
を支持箱25に対して固定し、バッテリーケース21を
戻しばね44のばね力に抗して前側へ倒すようにして支
持箱25を揺動させる。そして、バッテリーケース21
の前側クランプ32をダウンチューブ2bの支持板34
に掛けてバッテリーケース21をフレーム2に固定す
る。なお、バッテリーケース21を前倒しにすること
で、図7に示すようにリンク式連結部材45が折れ曲が
ると共に、支持箱25の係合突起25eがステー41の
保持部材49に挟持されることになる。そして、このよ
うにバッテリーケース21を前倒しにすることによっ
て、この長尺状に形成されたバッテリーケース21は、
図1中に波線で示すように、ダウンチューブ2bの上側
にその長手方向がこのダウンチューブ2bに沿うように
配置される。
【0047】バッテリーケース21を上述したように固
定した後、外装カバー10の上部カバー10cを閉じ、
施錠装置11で施錠することによって、走行可能状態と
なる。この走行可能状態、すなわちバッテリーケース2
1が車載状態になっているときには、前記放電用コネク
タ26とモータ側コネクタ42との接続方向がダウンチ
ューブ2bの軸線と平行な方向になる。
【0048】次に、上述したように構成された電動自転
車1においてバッテリー22を充電するときの手順につ
いて説明する。充電を行うには、バッテリーケース21
を車体から外して行う方法と、バッテリーケース21を
車体に搭載した状態で行う方法とがある。先ず、バッテ
リーケース21を車体から外して充電する手法を図10
および図11によって説明する。
【0049】先ず、外装カバー10の前部に設けられた
施錠装置11をキー11aによって開錠させ、図10
(a)および図1中二点鎖線aに示すように外装カバー
10の上部カバー10cを上方へ向けて引っ張って開け
る。このようにするとバッテリーケース21や支持箱2
5が露出するようになる。
【0050】次に、同図(b)に示すように、バッテリ
ーケース21をフレーム2に固定しているクランプ32
を外し、引き続いてクランプ31を外す。そして、支持
箱25の係合孔25dに臨んでいる係止ボタン28の係
止部を同図中矢印dで示すように押して係止ボタン28
の係止状態を解く。このように係止ボタン28での係止
状態を解くと、圧縮コイルばね50のばね力によってバ
ッテリーケース21が押され、放電用コネクタ26がモ
ータ側コネクタ42から外れることになる。
【0051】このように各係止部分を外した後、取っ手
36を持ってバッテリーケース21を引き起こす。引き
起こした状態を図1中二点鎖線eに示す。そして、図1
0(c)に示すように支持箱25の上方へ持ち上げて取
外す。バッテリーケース21を外した後は同図(d)に
示すように支持箱25を前側へ倒して外装カバー10の
上部カバー10cを元通りに閉じる。一方、取外したバ
ッテリーケース21は図11に示すように充電器に接続
される。上述したように上部カバー10cを閉じること
により、モータ側接触端子42が外装カバー10によっ
て覆われるようになる。
【0052】図11において52は充電器、53は不図
示のコンセントに接続されるプラグ、54は充電器52
に接続されたコネクタを示す。充電を行うには、バッテ
リーケース21のコネクタカバー30を開け、開口され
た充電口24dに充電器側のコネクタ54を差し込み、
充電用コネクタ27に接続して行う。
【0053】バッテリーケース21を車体に搭載した状
態で充電するには、図12に示すように、外装カバー1
0の上部カバー10cを開けた状態で行う。すなわち、
上部カバー10cを開けてバッテリーケース21のコネ
クタカバー30を開ける。そして、開口された充電口2
4dに充電器側のコネクタ54を差し込み充電用コネク
タ27に接続して行う。
【0054】したがって、この電動自転車1は、ダウン
チューブ2bに沿うように長尺状に形成した着脱自在型
バッテリーケース21の下部に放電用コネクタ26を設
けるとともに、足通し空間Sの下部に、バッテリーケー
スの着脱操作に伴って前記放電用コネクタ26に接離さ
れるモータ側コネクタ42を配設し、このモータ側コネ
クタ42を覆う外装カバー10を設けたため、バッテリ
ーケース21を車体から取外した状態であっても、外装
カバー10の上部カバー10cを閉じることによりモー
タ側コネクタ42は外装カバー10によって覆われるこ
とになる。したがって、このモータ側コネクタ42が車
体外部に対して露出することがない。また、外装カバー
10をバッテリーケース21をも覆う構造としたから、
バッテリーケース21が車載状態のときには放電用コネ
クタ26とモータ側コネクタ42の両方が外装カバー1
0に覆われて車体外部に対して露出することがない。
【0055】本実施例では、長尺状に形成したバッテリ
ーケース21をダウンチューブ2bの上側にこれに沿わ
せて取付けたので、バッテリーケース21を車体に取付
けたり、車体から取外すに当たり、バッテリーケース2
1を持ち上げる高さがダウンチューブ2bと略同じ高さ
でよいとともに、上方へ開放された足通し空間を作業空
間として広く使うことができ、重いバッテリーケース2
1をダウンチューブ2b上に搭載するに当たり、何ら邪
魔になるものがない。また、バッテリーケース21はダ
ウンチューブ2bから上方へ大きく突出しないので、ダ
ウンチューブ2bの上方の足通し空間Sがバッテリーケ
ース21によって大きく狭められることもない。
【0056】さらに、バッテリーケース21の下部に放
電用コネクタ26を固定するとともに、前記上方に開放
された足通し空間Sの下部であってフレーム2側にモー
タ側コネクタ42を固定したので、モータ側コネクタ4
2は車体の低位置に位置づけられることになるから、こ
れに前記放電用コネクタ26を接続するときには接続先
を容易に確認しながら行うことができる。
【0057】さらにまた、バッテリーケース21に設け
られた放電用コネクタ26と、支持箱25に設けられた
モータ側コネクタ42との接続方向をバッテリーケース
21の着脱方向と一致させたので、バッテリーケース2
1を支持箱25に対して着脱させることによって、放電
用コネクタ26がモータ側コネクタ42に対して接離さ
れることになる。このため、放電用コネクタ26をモー
タ側コネクタ42に接続させるに当たって、バッテリー
ケース着脱操作以外に特別な操作が不要になる。
【0058】加えて、放電用コネクタ26とモータ側コ
ネクタ42との接続方向を車載状態においてダウンチュ
ーブ2bの軸線と平行な方向としたから、バッテリーケ
ース21を車体に搭載した車載状態では、バッテリーケ
ース21の重量によって放電用コネクタ26がモータ側
コネクタ42側へ付勢される。
【0059】なお、上述した実施例ではモータユニット
12を立ててシートチューブ2cと同軸状に設けた例を
示したが、モータユニット12の搭載位置としては図1
3および図14に示すようにダウンチューブ2bの下方
とすることもできる。
【0060】図13はモータユニットの位置を変えた他
の電動自転車の例を示す側面図、図14は図13におけ
るA−A線断面図である。この電動自転車は、フレーム
2のダウンチューブ2bがハンドル6とシート7との間
となる後端部分で略水平に形成されており、ダウンチュ
ーブ2bの後端にラグ61を介してシートチューブ2c
が連結されている。なお、ダウンチューブ2bの水平部
分は前後輪の車軸と略同じ高さに位置づけられている。
このフレーム2も、前記実施例と同様に側面視略V字状
の足通し空間Sが設けられる構造になっている。
【0061】そして、ダウンチューブ2bの水平部分
に、モータユニット12が略水平となるように支持固定
されている。また、バッテリーケース21が装着される
支持箱25も支持部材62を介してその水平部分に支持
されている。また、バッテリーケース21は、前記図1
〜図12で示した実施例と同様に、車載状態ではダウン
チューブ2bの上側にこれに沿うように配置される構造
になっている。
【0062】このように構成しても、電気接触部が露出
するのを外装カバー10によって防ぐことができる。そ
の上、バッテリーケース21を車体に取付けたり、車体
から取外すに当たり、バッテリーケース21を持ち上げ
る高さがダウンチューブ2bと略同じ高さでよい。ま
た、バッテリーケース21はダウンチューブ2bから上
方へ大きく突出しないので、ダウンチューブ2bの上方
の足通し空間Sがバッテリーケース21によって狭めら
れることもない。
【0063】本実施例のようにモータユニット12を前
向きに搭載すると、重量物であるモータユニット12が
低位置に位置づけられて車体の重心を低くすることがで
きる。
【0064】また、上述した各例では支持箱25を車体
に対して前後揺動自在としたが、図15および図16に
示すように固定式とすることもできる。
【0065】図15はモータユニットが立てられた電動
自転車の支持箱を固定式とした他の実施例を示す側面
図、図16はモータユニットが前向きとされた電動自転
車の支持箱を固定式とした他の実施例を示す側面図であ
る。これらの図において前記図1ないし図14で説明し
たものと同一もしくは同等部材については、同一符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0066】図15および図16において、符号63は
バッテリーケース21が装着される支持箱である。この
支持箱63は、バッテリーケース21が嵌挿される有底
角筒状に形成されており、開口部をフレーム2のヘッド
パイプ2aに向けて車体に固定されている。図15に示
した支持箱63はモータブラケット5に固定され、図1
6に示した支持箱63はダウンチューブ2bの水平部分
に固定されている。
【0067】そして、この支持箱63内には、バッテリ
ーケース21の放電用コネクタ26に接続されるモータ
側コネクタ42が取付けられている。これらのコネクタ
の接続方向は、支持箱63の深さ方向と同一方向とされ
ている。なお、放電用コネクタ26は、この例ではバッ
テリーケース21の一端に配設されている。
【0068】このように支持箱63を構成すると、バッ
テリーケース21をダウンチューブ2bに沿って同図中
矢印e方向へ引き上げることによって、バッテリーケー
ス21が車体から外れることになる。なお、バッテリー
ケース21を取付けるときには上述した手順と逆方向に
押し下げればよい。
【0069】このように構成しても、バッテリーケース
21を車体に取付けたり、車体から取外すに当たり、バ
ッテリーケース21を持ち上げる高さがダウンチューブ
2bと略同じ高さでよいとともに、上方へ開放された足
通し空間を作業空間として広く使うことができ、重いバ
ッテリーケース21をダウンチューブ2b上に搭載する
に当たり、何ら邪魔になるものがない。また、バッテリ
ーケース21はダウンチューブ2bから上方へ大きく突
出しないので、ダウンチューブ2bの上方の足通し空間
Sがバッテリーケース21によって狭められることもな
い。
【0070】さらに、モータ側コネクタ42は、上方に
開放された足通し空間の下部に位置づけられていること
から、これに放電用コネクタ26を接続するときには接
続先を容易に確認しながら行える。さらにまた、バッテ
リーケース21を車体に対して着脱させることによっ
て、放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42に対し
て接離されるから、放電用コネクタ26をモータ側コネ
クタ42に接続させるに当たりバッテリーケース着脱操
作以外に特別な操作が不要になる。
【0071】加えて、バッテリーケース21を車体に搭
載した車載状態ではバッテリーケース21の重量によっ
て放電用コネクタ26がモータ側コネクタ42側へ付勢
されるから、これら両コネクタ26,42どうしが確実
に接続状態に保たれる。
【0072】また、前記図1〜図16に示した各実施例
では、モータ側コネクタ42を足通し空間Sの底部とな
る車体下部に配置し、このモータ側コネクタ42の近傍
にモータ13や制御ユニット20を配置したので、給電
用および信号伝達用ケーブルが無用に長くなるのを防ぐ
ことができ、送電ロスを可及的少なく抑えることができ
るという利点がある。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る電
動自転車は、車体フレームを、ヘッドパイプから後下が
りに延びるダウンチューブの後部に上方へ延びるシート
チューブを固着することによって、側面視略V字状の上
方へ開放された足通し空間が設けられる構造とし、前記
ダウンチュウーブの上側に、このダウンチューブに略沿
うように長尺状に形成されたバッテリーケースを着脱自
在に設け、このバッテリーケースの下部に放電用接触端
子を配設するとともに、前記足通し空間の下部に、バッ
テリーケースの着脱操作に伴って前記放電用接触端子に
接離されるモータ側接触端子を配設し、前記モータ側接
触端子を覆うカバーを設けたため、バッテリーケースを
車体から取外した状態であっても、モータ側接触端子は
カバーによって覆われて車体外部に対して露出すること
がない。このため、バッテリーケースを取外した状態で
この電動自転車を屋外に駐車したとしても、モータ側接
触端子に雨水などがかかることはない。
【0074】また、バッテリーケースを車体に取付けた
り車体から取外すに当たり、バッテリーケースを持ち上
げる高さがダウンチューブと略同じ高さでよい。これと
ともに、上方へ開放された足通し空間を作業空間として
広く使うことができ、重いバッテリーケースをダウンチ
ューブ上に搭載するに当たり、何ら邪魔になるものがな
いので作業性が高い。このため、バッテリーケースの着
脱時にこれを後輪の上方となるような高位置まで持ち上
げなくてよいので、バッテリーケース着脱作業が軽作業
になる。その上、バッテリーケースはダウンチューブか
ら上方へ大きく突出せず、ダウンチューブの上方の足通
し空間がバッテリーケースによって大きく狭められるこ
とがないから、バッテリーケースが邪魔にならずに乗り
降りし易い。
【0075】さらに、モータ側接触端子は上方に開放さ
れた足通し空間の下部に位置づけられているから、これ
にバッテリーケース側の放電用接触端子を接続するとき
には接続先を容易に確認しながら行える。このため、放
電用接触端子をモータ側接触端子に容易にかつ接続先を
誤ることなく確実に接続することができる。
【0076】さらにまた、第1の発明では放電用接触端
子とモータ側接触端子とをバッテリーケースの着脱操作
に伴って接離される構造としたため、バッテリーケース
を車体に対して着脱させることによって、放電用接触端
子がモータ側接触端子に対して接離される。したがっ
て、放電用接触端子をモータ側接触端子に接離させるに
当たって、バッテリーケース着脱操作以外に特別な操作
が不要になる。このため、バッテリーケースの着脱操作
が単純となり、充電作業が簡略化するという効果があ
る。
【0077】第2の発明に係る電動自転車は、第1の発
明に係る電動自転車において、カバーを、バッテリーケ
ースをも覆う構造としたため、バッテリーケースが車載
状態のときには放電用接触端子とモータ側接触端子の両
方がカバーに覆われて車体外部に対して露出することが
ない。このため、防水性がより一層高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電動自転車の側面図である。
【図2】 バッテリーケース用支持箱の支持部を拡大し
て示す断面図である。
【図3】 図1におけるモータユニット部分のA矢視図
である。
【図4】 バッテリーケース用支持箱の平面図である。
【図5】 バッテリーケースの分解斜視図である。
【図6】 バッテリーケースの充電口部分を拡大して示
す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は(a)図に
おけるB−B線断面図、同図(c)は(a)図における
C−C断面図である。
【図7】 バッテリーケース用支持箱の縦断面図であ
る。
【図8】 図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】 バッテリーケース用支持箱の分解斜視図であ
る。
【図10】 バッテリーケースを車体から取外すときの
手順を示す斜視図で、同図(a)は外装カバーを開けた
状態を示し、同図(b)はバッテリーケースを支持箱か
ら取外すときの状態を示す。同図(c)はバッテリーケ
ースを支持箱から取外した状態を示し、同図(d)はバ
ッテリーケースを車体から外した状態を示す。
【図11】 バッテリーケースを車体から外して充電す
るときの状態を示す斜視図である。
【図12】 バッテリーケースを車体から外さずに充電
するときの状態を示す斜視図である。
【図13】 モータユニットの位置を変えた他の電動自
転車の例を示す側面図である。
【図14】 図13におけるA−A線断面図である。
【図15】 モータユニットが立てられた電動自転車の
支持箱を固定式とした他の実施例を示す側面図である。
【図16】 モータユニットが前向きとされた電動自転
車の支持箱を固定式とした他の実施例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…電動自転車、2…フレーム、2a…ヘッドパイプ、
2b…ダウンチューブ、10…外装ケース、12…モー
タユニット、21…バッテリーケース、25…支持箱、
26…放電用コネクタ、42…モータ側コネクタ、43
…支軸。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−243677(JP,A) 特開 昭58−89483(JP,A) 特開 平4−100790(JP,A) 実開 昭53−160162(JP,U) 実開 平2−12157(JP,U) 実公 昭58−8637(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 9/00 B60K 1/04 B62M 23/02 H01M 2/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームを、ヘッドパイプから後下
    がりに延びるダウンチューブの後部に上方へ延びるシー
    トチューブを固着することによって、側面視略V字状の
    上方へ開放された足通し空間が設けられる構造とし、前
    記ダウンチュウーブの上側に、このダウンチューブに略
    沿うように長尺状に形成されたバッテリーケースを着脱
    自在に設け、このバッテリーケースの下部に放電用接触
    端子を配設するとともに、前記足通し空間の下部に、バ
    ッテリーケースの着脱操作に伴って前記放電用接触端子
    に接離されるモータ側接触端子を配設し、前記モータ側
    接触端子を覆うカバーを設けたことを特徴とする電動自
    転車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動自転車において、カ
    バーを、バッテリーケースをも覆う構造としたことを特
    徴とする電動自転車。
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