JP5201478B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、無端状のベルト部材の内周面に固定部材を摺接させて、ベルト部材を介して固定部材を回転体に圧接させることでベルト部材と回転体との間にニップ部を形成して、このニップ部に記録媒体を搬送して記録媒体上にトナー像を定着させる定着装置が広く用いられている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
特許文献1等には、ウォームアップ時間が短いオンデマンド方式の定着装置が開示されている。
オンデマンド方式の定着装置は、ベルト部材としての定着フィルム(エンドレスフィルム)、回転体としての加圧ローラ、固定部材としてのヒータ、等で構成されている。ヒータは、定着フィルムの内部に設置され、定着フィルムを介して加圧ローラに圧接してニップ部を形成するとともに、ニップ部の位置で定着フィルムを加熱する。そして、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
特許文献2〜3等には、ベルト部材として加圧ベルト(エンドレスベルト)を用いて、回転体として加熱手段(ハロゲンランプ)を内設した定着ローラ(加熱定着ロール)を用いた定着装置が開示されている。詳しくは、固定部材としての加圧パッド(圧力パッド)が、スプリングでニップ部側に付勢されながら、加圧ベルトの内周面に摺接するように固定されている。これにより、加圧ベルトを介して加圧パッドが定着ローラに圧接してニップ部が形成される。そして、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
ここで、特許文献2〜3等には、加圧パッドと加圧ベルトとの摺動性を向上させることを目的として、加圧パッドの摺接面に低摩擦シート部材(PTFE含侵ガラスクロス、シート状部材)を設置する技術が開示されている。
従来の定着装置は、ベルト部材の内周面に固定部材が長時間摺接することにより、ベルト部材や固定部材が大きく磨耗してしまう不具合があった。
詳しくは、特許文献1等の定着装置は、ベルト部材と固定部材との摺動抵抗が大きいために、ベルト部材や固定部材が磨耗してしまい装置の耐久性が低かった。さらに、ベルト部材と固定部材との摺動抵抗が大きいために装置の駆動トルクが高く、定着ベルトがスリップして定着画像が乱れる「スリップ画像」が生じてしまったり、駆動ギアの歯面が破損してしまったりする可能性があった。
これに対して、特許文献2〜3等の定着装置は、固定部材の摺接面に低摩擦シート部材を設置しているために、ベルト部材や固定部材の磨耗を軽減する効果がある程度期待できる。しかし、固定部材の摺接面に低摩擦シート部材を設置するには、いくつかの問題があった。
まず、固定部材に対して低摩擦シート部材を接着剤で接着するのが難しかった。特に、低摩擦シート部材の機能を高めるために、低摩擦シート部材をメッシュ状のフッ素樹脂繊維等で形成した場合には、無視できない問題になっていた。また、低摩擦シート部材を固定部材に接着できたとしても、その接着力が充分でなくて、ベルト部材との摩擦によって低摩擦シート部材に剥れやヨレが生じてしまう不具合が生じていた。このような不具合が生じた場合には、ニップ部で定着工程がおこなわれる記録媒体にシワが発生したり出力画像上に影響したりすることになる。
これに対して、低摩擦シート部材を固定部材に接着せずに、何らかの保持部材で低摩擦シート部材を固定部材に押し付けて保持する場合に、保持部材はニップ部の近傍で設置されることになるために、保持部材の設置スペースに制約があった。特に、定着装置を小型化する場合には、無視できない問題になっていた。
また、保持部材によって低摩擦シート部材を固定部材に保持しても、ベルト部材との摩擦によって低摩擦シート部材にヨレが生じてしまう不具合が生じていた。特に、特許文献4等のように、低摩擦シート部材の一端側を固定端として他端側から張力を付与するように低摩擦シート部材を保持する場合には、ジャム処理時等に定着ローラ(回転体)を逆回転させることにより、低摩擦シート部材にヨレが生じやすくなっていた。さらに、低摩擦シート部材を保持するために、低摩擦シート部材にネジ締結用の穴部を形成した場合には、その穴部に応力が集中して穴部が変形することにより低摩擦シート部材にヨレが生じやすくなっていた。そして、このように低摩擦シート部材にヨレが生じてしまうと、ニップ部で定着工程がおこなわれる記録媒体にシワが発生したり出力画像上に影響したりすることになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ベルト部材の内周面に低摩擦シート部材を介して固定部材を摺接させる場合であっても、比較的小さなスペースにおいて、低摩擦シート部材にヨレが生じることなく低摩擦シート部材を固定部材に保持することができる、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、記録媒体上にトナーを定着する定着装置であって、所定方向に走行する無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の外周面に当接する回転体と、前記ベルト部材の内周面に低摩擦シート部材を介して摺接するように固定されるとともに、前記ベルト部材を介して前記回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する固定部材と、前記ベルト部材又は/及び前記回転体を直接的又は間接的に加熱する加熱手段と、を備え、前記固定部材の前記ニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の前記低摩擦シート部材の両端部を弾性力によって保持するとともに前記低摩擦シート部材に所定の張力を与える板バネ部材をさらに備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記板バネ部材は、前記低摩擦シート部材に与える前記張力を調整できるように構成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記板バネ部材は、前記固定部材に巻き付けられた前記低摩擦シート部材の前記両端部を保持した状態から前記低摩擦シート部材に与える前記張力を漸増させるように組み付けられるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記板バネ部材は、前記摺接方向に直交する幅方向に複数設置されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記低摩擦シート部材と前記ベルト部材との間には潤滑剤が介在され、前記板バネ部材と前記低摩擦シート部材との間に潤滑剤が浸入するのを防止するシール部材をさらに備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記低摩擦シート部材は、メッシュ状のフッ素樹脂繊維で形成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記低摩擦シート部材は、前記フッ素樹脂繊維において直交するメッシュの方向が前記摺接方向とそれに直交する幅方向とに対して傾斜するように配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記固定部材と前記加熱手段との間に断熱部材を設置するとともに、前記加熱手段は、前記ニップ部を除く位置で前記ベルト部材を加熱するものである。
また、請求項9記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記ニップ部を除く位置で前記ベルト部材の内周面に対向するように形成されるとともに、前記加熱手段によって直接的に加熱される加熱部材を備え、前記ベルト部材は、トナー像を加熱して溶融する定着ベルト又は定着フィルムであって、前記回転体を、ローラ状に形成された加圧ローラとしたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記回転体は、前記加熱手段によって加熱される定着ローラ又は定着ベルトであって、前記ベルト部材を、加圧ベルトとしたものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
なお、本願において、固定部材が「固定」された状態とは、固定部材が回転駆動されることなく非回転で保持されている状態をいい、固定部材がスプリング等の付勢部材によってニップ部に向けて付勢されている場合であっても、固定部材が非回転で保持されていれば固定部材が「固定」された状態であるものと定義する。
本発明は、ベルト部材の内周面に低摩擦シート部材を介して固定部材を摺接させる場合であっても、固定部材のニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材の両端部を弾性力によって保持するとともに低摩擦シート部材に所定の張力を与える板バネ部材を設けているために、比較的小さなスペースにおいて、低摩擦シート部材にヨレが生じることのない、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置された定着装置を示す構成図である。 図2の定着装置を幅方向にみた図である。 ニップ部の近傍を示す拡大図である。 板バネ部材を示す斜視図である。 板バネ部材に保持された低摩擦シート部材を幅方向にみた概略図である。 固定部材に板バネ部材が組み付けられる状態を示す図である。 板バネ部材の近傍を示す拡大図である。 固定部材にシール部材が設置された状態を示す図である。 別の固定部材を示す構成図である。 図11の固定部材に設置される板バネ部材を示す斜視図である。 さらに別の固定部材を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における定着装置を示す構成図である。 さらに別の定着装置を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図12にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図8にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。図3は、定着装置20を幅方向にみた図である。図4は、定着装置20のニップ部の近傍を示す拡大図である。図5は、板バネ部材26dを示す斜視図である。図6は、板バネ部材26dに保持された低摩擦シート部材26aを幅方向にみた概略図である。図7は、固定部材26に板バネ部材26dが組み付けられる状態を示す図である。図8は、板バネ部材26dの近傍を示す拡大図である。
図2に示すように、定着装置20は、ベルト部材としての定着ベルト21、固定部材26、加熱部材22、補強部材23、断熱部材27、加熱手段としてのヒータ25(熱源)、回転体としての加圧ローラ31、温度センサ40、等で構成される。
ここで、ベルト部材としての定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状ベルトであって、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転(走行)する。定着ベルト21は、内周面21a(固定部材26との摺接面である。)側から、表面層、基材層、弾性層、離型層が順次積層されていて、その全体の厚さが1mm以下に設定されている。
定着ベルト21の表面層21a(内周面)は、層厚が50μm以下であって、フッ素を含有する材料で形成されている。具体的に、表面層21a(摺動層)を形成する材料としては、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフロオロプロピレン共重合体)等のフッ素樹脂材料や、これらにポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の樹脂を混ぜたもの、を用いることができる。
定着ベルト21の基材層は、層厚が30〜50μmであって、ニッケル、ステンレス等の金属材料やポリイミド等の樹脂材料で形成されている。
定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜300μmであって、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層を設けることで、ニップ部における定着ベルト21表面の微小な凹凸が形成されなくなり、記録媒体P上のトナー像Tに均一に熱が伝わりユズ肌画像の発生が抑止される。
定着ベルト21の離型層は、層厚が10〜50μmであって、PFA、PTFE、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等の材料で形成されている。離型層を設けることで、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保される。
また、定着ベルト21の直径は15〜120mmになるように設定されている。なお、本実施の形態1では、定着ベルト21の直径が30mmに設定されている。
定着ベルト21の内部(内周面側)には、固定部材26、ヒータ25(加熱手段)、加熱部材22、補強部材23、断熱部材27、等が固設されている。
ここで、図4を参照して、固定部材26(固定部材主部26b)は、定着ベルト21の内周面に、低摩擦シート部材26aを介して摺接するように固定されている。また、低摩擦シート部材26aと定着ベルト21との間には、フッ素グリスやシリコーングリス等の潤滑剤が介在されている。そして、固定部材26が定着ベルト21を介して加圧ローラ31に圧接することで、記録媒体Pが搬送されるニップ部が形成される。図3を参照して、固定部材26は、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に固定支持されている。ここで、「低摩擦シート部材」は、表面の摺動抵抗が、少なくても固定部材主部26bの摺動抵抗よりも低くなるように形成されたシート状の部材である。なお、固定部材26の構成・動作については後で詳しく説明する。
図2を参照して、加熱部材22は、ニップ部を除く位置で定着ベルト21の内周面に対向するように形成され、ニップ部の位置では断熱部材27を介して固定部材26を保持するように形成されている。図3を参照して、加熱部材22は、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に固定支持されている。
そして、加熱部材22は、ヒータ25の輻射熱により加熱されて定着ベルト21を加熱する(熱を伝える。)。すなわち、加熱部材22がヒータ25(加熱手段)によって直接的に加熱されて、加熱部材22を介して定着ベルト21がヒータ25(加熱手段)によって間接的に加熱されることになる。加熱部材22の材料としては、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属熱伝導体(熱伝導性を有する金属である。)を用いることができる。
加熱手段としてのヒータ25(熱源)は、ハロゲンヒータやカーボンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板43に固定されている(図3を参照できる。)。そして、装置本体1の電源部により出力制御されたヒータ25の輻射熱によって、加熱部材22が加熱される。さらに、加熱部材22によって定着ベルト21がニップ部を除く位置で全体的に加熱されて、加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。なお、ヒータ25の出力制御は、定着ベルト21表面に対向するサーミスタ等の温度センサ40によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
このように、本実施の形態1における定着装置20は、定着ベルト21の一部のみが局所的に加熱されるのではなく、加熱部材22によって定着ベルト21が周方向にわたってほぼ全体的に加熱されることになるために、装置を高速化した場合であっても定着ベルト21が充分に加熱されて定着不良の発生を抑止することができる。すなわち、比較的簡易な構成で効率よく定着ベルト21を加熱できるために、ウォームアップ時間やファーストプリント時間が短縮化されるとともに、装置の小型化が達成される。
ここで、定着ベルト21と加熱部材22とのギャップδ(ニップ部を除く位置のギャップである。)は、0mmより大きく1mm以下とすることが好ましい(0mm<δ≦1mmである。)。これにより、加熱部材22と定着ベルト21とが摺接する面積が大きくなって定着ベルト21の磨耗が加速する不具合を抑止するとともに、加熱部材22と定着ベルト21とが離れ過ぎて定着ベルト21の加熱効率が低下する不具合を抑止することができる。さらに、加熱部材22が定着ベルト21に近設されることで、可撓性を有する定着ベルト21の円形姿勢がある程度維持されるため、定着ベルト21の変形による劣化・破損を軽減することができる。
また、加熱部材22と定着ベルト21とが摺接しても定着ベルト21の磨耗が軽減されるように、定着ベルト21の内周面には、フッ素を含む材料からなる表面層が形成されるとともに、双方の部材21、22の間にはフッ素グリスやシリコーングリス等の潤滑剤が塗布されている。さらには、加熱部材22の摺接面を摩擦係数の低い材料で形成することもできる。
なお、本実施の形態1では、加熱部材22の断面形状が略円形になるように形成したが、加熱部材22の断面形状が多角形になるように形成することもできる。
ここで、本実施の形態1では、ニップ部を形成する固定部材26の強度を補強する補強部材23が、定着ベルト21の内周面側に固設されている。図3を参照して、補強部材23は、幅方向の長さが固定部材26と同等になるように形成されていて、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に固定支持されている。そして、補強部材23が固定部材26及び定着ベルト21を介して加圧ローラ31に当接することで、ニップ部において固定部材26が加圧ローラ31の加圧力を受けて大きく変形する不具合を抑止している。
なお、補強部材23は、上述した機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが好ましい。
また、補強部材23における、ヒータ25に対向する面の一部又は全部に、断熱部材を設けたり、鏡面処理を施したりすることもできる。これにより、ヒータ25から補強部材23に向かう熱(補強部材23を加熱する熱)が加熱部材22の加熱に用いられることになるために、定着ベルト21(加熱部材22)の加熱効率がさらに向上することになる。
図2を参照して、ニップ部の位置で定着ベルト21の外周面に当接する回転体としての加圧ローラ31は、直径が30mmであって、中空構造の芯金32上に弾性層33を形成したものである。加圧ローラ31(回転体)の弾性層33は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。加圧ローラ31は定着ベルト21に圧接して、双方の部材間に所望のニップ部を形成する。また、図3を参照して、加圧ローラ31には不図示の駆動機構の駆動ギアに噛合するギア45が設置されていて、加圧ローラ31は図2中の矢印方向(時計方向)に回転駆動される。また、加圧ローラ31は、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に軸受42を介して回転自在に支持されている。なお、加圧ローラ31の内部に、ハロゲンヒータ等の熱源を設けることもできる。
なお、加圧ローラ31の弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、ニップ部に作用する加圧力を減ずることができるために、加熱部材22に生じる撓みをさらに軽減することができる。さらに、加圧ローラ31の断熱性が高められて、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるために、定着ベルト21の加熱効率が向上する。
また、本実施の形態1では、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径と同等になるように形成したが、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも小さくなるように形成することもできる。その場合、ニップ部における定着ベルト21の曲率が加圧ローラ31の曲率よりも小さくなるために、ニップ部から送出される記録媒体Pが定着ベルト21から分離され易くなる。
以下、上述のように構成された定着装置20の動作について簡単に説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、ヒータ25に電力が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ローラ89の位置で、記録媒体P上に未定着のカラー画像が担持(転写)される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱部材22(ヒータ25)によって加熱された定着ベルト21による加熱と、補強部材23によって補強された固定部材26と加圧ローラ31との押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態1における定着装置20において特徴的な、固定部材26及び定着ベルト21の構成・動作について、詳しく説明する。
図4を参照して、定着ベルト21の内周面21aに摺接する固定部材26は、その表面に低摩擦シート部材26aが巻き付けられたものである。固定部材26は、固定部材主部26b、低摩擦シート部材26a、ステー部材26c、板バネ部材26d、固定ネジ26e等で構成されている。固定部材26(固定部材主部26b)は、加圧ローラ31との対向面(摺接面)が、加圧ローラ31の曲率にならうように凹状に形成されている。これにより、記録媒体Pは加圧ローラ31の曲率にならうようにニップ部から送出されるために、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21に吸着して分離しないような不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、ニップ部を形成する固定部材26(固定部材主部26b)の形状を凹状に形成したが、ニップ部を形成する固定部材26の形状を平面状に形成することもできる。すなわち、固定部材26の摺接面(加圧ローラ31に対向する面である。)が平面形状になるように形成することができる。これにより、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対して略平行になって、定着ベルト21と記録媒体Pとの密着性が高まるために定着性が向上する。さらに、ニップ部の出口側における定着ベルト21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着ベルト21から容易に分離することができる。
また、固定部材26の固定部材主部26bを形成する材料としては、加圧ローラ31による加圧力を受けても大きく撓むことがないように、ある程度剛性のある材料(例えば、高剛性の金属やセラミック等である。)で形成されている。
金属板を曲げ加工することにより形成する略パイプ状の加熱部材22は、その肉厚を薄くすることができるために、ウォームアップ時間を短縮することができる。しかし、加熱部材22自身の剛性は小さくなっているため、加圧ローラ31の加圧力に抗しきれずに、撓んだり、変形することがある。パイプ状の加熱部材22が変形してしまうと所望のニップ幅が得られずに、定着性が低下するという問題が生じる。これに対して、本実施の形態1では、薄肉の加熱部材22とは別に高剛性の固定部材26(固定部材主部26b)を設置してニップ部を形成しているために、そのような問題が生じるのを未然に防止することができる。
また、本実施の形態1では、固定部材26とヒータ25(加熱手段)との間に断熱部材27を設置している。詳しくは、固定部材26と加熱部材22との間であって、固定部材26の摺接面を除く面を覆うように断熱部材27が設置されている。断熱部材27の材料としては、断熱性に優れたスポンジゴムや、空包を有するセラミック、等を用いることができる。
本実施の形態1では、定着ベルト21と加熱部材22とがほぼ全周にわたって近接しているため、加熱待機時(プリント動作待機時)においても定着ベルト21を周方向に温度ムラなく加熱できる。したがって、プリント要求を受けた後、速やかにプリント動作をおこなうことができる。このとき、特許文献1等のオンデマンド方式の定着装置では、ニップ部で加熱待機時に加圧ローラを変形させたまま熱を与えてしまうと、加圧ローラのゴムの材質によっては、熱劣化を起こして加圧ローラの寿命が短くなってしまったり、加圧ローラに圧縮永久ひずみが発生してしまったりする(ゴムの圧縮永久ひずみは、ゴムの変形に加熱が加わることにより増大する。)。そして、加圧ローラに圧縮永久ひずみが発生すると、加圧ローラの一部が凹んだ状態になり、所望のニップ幅が得られないため、定着不良が発生したり、回転時に異音が生じたりする。
これに対して、本実施の形態1では、固定部材26と加熱部材22との間に断熱部材27が設置されているために、加熱待機時に加熱部材22の熱が固定部材26に達しにくくなる。したがって、加熱待機時に加圧ローラ31が変形した状態で高温加熱される不具合が軽減されて、上述の問題が生じるのを抑止することができる。
さらに、固定部材26と定着ベルト21との摩擦抵抗を低減するために双方の部材間に塗布された潤滑剤は、ニップ部における高圧条件に加えて高温条件による使用によって劣化して、定着ベルト21のスリップ等の不具合が生じてしまう可能性がある。
これに対して、本実施の形態1では、固定部材26と加熱部材22との間に断熱部材27が設置されているために、加熱部材22の熱がニップ部の潤滑剤に達しにくくなる。したがって、潤滑剤の高温による劣化が軽減されて、上述の問題が生じるのを抑止することができる。
また、本実施の形態1では、固定部材26と加熱部材22との間に断熱部材27が設置されているために、固定部材26が断熱されて、ニップ部では積極的に定着ベルト21は加熱されないことになる。そのため、ニップ部に送入された記録媒体Pの温度がニップ部から送出されるときには低くなる。すなわち、ニップ部出口では、記録媒体P上に定着されたトナー像の温度が低くなって、トナーの粘性が低下して、定着ベルト21に対するトナー接着力が小さくなった状態で、記録媒体Pは定着ベルト21から分離される。したがって、定着工程直後の記録媒体Pが定着ベルト21に巻き付いてジャムになる不具合が防止されるとともに、定着ベルト21に対するトナー固着も抑制される。
ここで、図4、図8等を参照して、本実施の形態1における定着装置20には、固定部材26(固定部材主部26b)のニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材26aの両端部を弾性力によって保持するとともに低摩擦シート部材26aに所定の張力を与える板バネ部材26dが設置されている。
詳しくは、低摩擦シート部材26aは、固定部材主部26bとステー部材26cとを包み込んで、その両端部がニップ部側から離れた位置(ステー部材26cの内側である。)にくるように、固定部材26に対して略コの字状に巻き付けられている。そして、低摩擦シート部材26aの両端部が板バネ部材26dによって保持されるとともに、板バネ部材26dの弾性力によって低摩擦シート部材26aに所定の張力が与えられている。
さらに詳しくは、図8を参照して、板バネ部材26dとステー部材26cとによって低摩擦シート部材26aを挟んだ領域Aが、低摩擦シート部材26aを固定部材26上に非接着状態で保持する保持部(押圧部)となっている。すなわち、領域Aにおいて板バネ部材26dによる弾性力によって低摩擦シート部材26aがステー部材26c上に押し付けられることにより、低摩擦シート部材26aが固定部材26上に保持されている。
また、ステー部材26cに接触することなく板バネ部材26dにのみ低摩擦シート部材26aが接触する領域B(図8のカーブ領域であって、板バネ部材26dの弾性変形が生じる領域である。)が、固定部材26に保持された低摩擦シート部材26aに張力を与える張力付与部となっている。すなわち、領域Bにおいて板バネ部材26dによる弾性力によって低摩擦シート部材26aに所定の張力が与えられている。そして、低摩擦シート部材26aに与えられた張力は板バネ部材26dの弾性変形によって可変されるものであるので、低摩擦シート部材26aに摺接方向(記録媒体の搬送方向、又は、その逆方向である。)の急激な引張力が作用した場合であっても、板バネ部材26dの瞬時の弾性変形によって低摩擦シート部材26aの張力がバランスよく調整されて、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合が抑止される。
なお、ステー部材26cは、ステンレス等の金属材料で形成された略コの字状の部材であって、固定部材主部26bに接着等により固設されている。
ここで、図5を参照して、板バネ部材26dは、板厚が0.1〜0.3mmの板状のステンレス(SUS304)に曲げ加工を施した部材であって、その中央部には固定ネジ26eのネジ部を挿入するための穴部26d1が設けられている。そして、板バネ部材26dは、低摩擦シート部材26aに与える張力を調整できるように構成されている。具体的には、板バネ部材26dを介してステー部材26cに形成された雌ネジ部に螺合される固定ネジ26eのネジ込み深さの調整によって、固定ネジ26eのネジ頭に押圧される板バネ部材26dの弾性変形量が可変して、図8の領域B(張力付与部)で付与される低摩擦シート部材26aの張力が調整されることになる。このように、低摩擦シート部材26aに与える張力を調整できるように構成することで、低摩擦シート部材26aの張力を最適化して低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を確実に抑止することができる。
また、図6(A)に示すように、本実施の形態1では、板バネ部材26dが幅方向(摺接方向に直交する方向であって、図4の紙面垂直方向である。)に複数設置されている。これにより、低摩擦シート部材26aに与える張力を、幅方向の位置によって調整することができる。なお、本実施の形態1では、図6(A)に示すように複数の板バネ部材26dを設置したが、低摩擦シート部材26aの張力を幅方向の位置ごとに調整する必要がない場合等には、図6(B)に示すように幅方向に延設された1つの板バネ部材26dを用いることもできる。
また、図7に示すように、本実施の形態1では、板バネ部材26dが、固定部材26に巻き付けられた低摩擦シート部材26aの両端部を保持した状態から低摩擦シート部材26aに与える張力を漸増させるように組み付けられる。
すなわち、製造工程において、板バネ部材26dを固定部材26に組み付ける場合、まず、図7(A)に示すように、固定部材26に巻き付けられた低摩擦シート部材26aの両端部をステー部材26cとの間に挟み込んで保持するように、板バネ部材26dを固定部材26に押し当てる。このとき、板バネ部材26dは固定ネジ26eによって押圧されていない状態である。その後、図7(B)に示すように、固定ネジ26eの螺合を進めながら、板バネ部材26dを徐々に弾性変形させることで低摩擦シート部材26aに与える張力を漸増させて、低摩擦シート部材26aの張力が最適化される位置で固定ネジ26eの螺合を停止する。
このように、低摩擦シート部材26aは最初に張力がほとんどない状態で保持され、その後にバランスよく両端側から徐々に張力が加えられていくために、シワが生じることなく低摩擦シート部材26aがきれいに張架されることになる。
なお、本願において「板バネ部材」は、部材の弾性力を利用したバネ性を有する部材であって、必ずしも平板に曲げ加工を施した部材のみを指すものではない。
また、本実施の形態1において、低摩擦シート部材26aは、メッシュ状のフッ素樹脂繊維で形成された略矩形状のシート部材である。フッ素樹脂繊維としては、PFAやPTFE等のフッ素系低摩擦繊維や、ガラスクロスの表面にフッ素樹脂をコーティングした繊維を用いることができ、このフッ素樹脂繊維を編み込んでメッシュ状の低摩擦シート部材26aを形成した。メッシュ状の低摩擦シート部材26aを用いることで、繊維と繊維との間に空孔が形成されて定着ベルト21との摺動面積が減ぜられて摺動抵抗が低下するとともに、繊維と繊維との間の空孔に潤滑剤が保持されて経時においても良好な摺動性を維持することができる。
ここで、低摩擦シート部材26aは、フッ素樹脂繊維を編み込んで直交するメッシュを形成したものである。そして、フッ素樹脂繊維において直交するメッシュの方向が、摺接方向とそれに直交する幅方向とに対して傾斜(本実施の形態1では45度の傾斜に設定している。)するように、低摩擦シート部材26aが配設されている。すなわち、低摩擦シート部材26aのメッシュの方向(編み込み方向)が、ニップ部において、図4の上下方向や紙面垂直方向に一致しないように、低摩擦シート部材26aの取り付け方向性が定められている。これにより、低摩擦シート部材26aの摺接方向とメッシュの方向とが一致してしまった場合に繊維がいずれかの方向に寄ってしまい破損する不具合を軽減することができる。
なお、低摩擦シート部材26aには、取り付け用の穴部等は一切設けられていない。また、低摩擦シート部材26aは、上述したように板バネ部材26dによる弾性力によって固定部材26に保持されるものであって、固定部材26への保持には接着剤が一切使われていない。また、本実施の形態1において、低摩擦シート部材26aに予め潤滑剤を含浸させておいてもよい。
このように、本実施の形態1における定着装置20は、ニップ部の近傍で限られたスペースの中で、低摩擦シート部材26aを接着したり低摩擦シート部材26aに取り付け用の穴部を設けたりすることなく、低摩擦シート部材26aに張力を付与しながらヨレを生じさせることなく低摩擦シート部材26aを確実に固定部材26に保持することができる。
なお、本実施の形態1において、板バネ部材26dと低摩擦シート部材26aとの間に潤滑剤が浸入するのを防止するシール部材を設けることができる。
具体的には、図9に示すように、シール部材26fは、フッ素ゴムやシリコーンゴム等からなる耐熱性弾性体であって、低摩擦シート部材26aに密着してステー部材26cの開口部を塞ぐように配設されている。これにより、ニップ部で定着ベルト21と低摩擦シート部材26aとの間に介在された潤滑剤が、低摩擦シート部材26aのメッシュに含浸されて、板バネ部材26dと低摩擦シート部材26aとの接触部(領域Bや領域Aである。)まで浸入しようとしても、その浸入経路がシール部材26fによって遮断させることになる。したがって、板バネ部材26d、低摩擦シート部材26a、ステー部材26cの間(領域A)にまで潤滑剤が達して、それらの部材26a,26c、26d同士の摩擦抵抗力の低下にともない領域Aにおける低摩擦シート部材26aの保持力が低下する不具合が抑止される。
なお、本実施の形態1では、低摩擦シート部材26aとは別にシール部材26fを設けたが、低摩擦シート部材26a自体にシール部材を設けることもできる。具体的に、低摩擦シート部材26aの両端部(板バネ部材26dに接触する領域である。)のメッシュを埋める加工を施すことにより、その位置への潤滑剤の浸入を防ぐことができる。
また、本実施の形態1におけるシール部材26fは、板バネ部材26dとともに固定ネジ26eによってステー部材26cに共締めしてもよい。
なお、板バネ部材26dを有する固定部材26の形態は、本実施の形態1のものに限定されることはなく、種々の形態のものを採用することができる。
例えば、図10及び図11に示すように、ステー部材26cを逆E字状に形成したり、板バネ部材26dにおける高さ(弾性変形量)を本実施の形態1のものよりも低く設定したりすることもできる。
また、図12に示すように、2つの弓状の板バネ部材26d1、26d2の間に低摩擦シート部材26aの両端部を挟み込んで、固定ネジ26eの螺合によってそれらを一体的にステー部材26cに押し込むように構成することもできる。
そして、これらの場合であっても、上述した本実施の形態1における効果と同等の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、定着ベルト21(ベルト部材)の内周面に低摩擦シート部材26aを介して固定部材26を摺接させる場合であっても、固定部材26のニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材26aの両端部を弾性力によって保持するとともに低摩擦シート部材26aに所定の張力を与える板バネ部材26dを設けているために、比較的小さなスペースにおいて、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を抑止することができる。
特に、本実施の形態1や後述する実施の形態2のように、固定部材26が定着部材側に設置される場合には、後述する実施の形態3のように固定部材26が加圧部材側に設置される場合に比べて、低摩擦シート部材26aにヨレが生じたときに定着画像上に影響する度合いが高いために、上述した効果が特に有用になる。
なお、本実施の形態1では、ベルト部材として複層構造の定着ベルト21を用いたが、ベルト部材としてポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、金属等からなる無端状の定着フィルムを用いることもできる。そして、その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図13にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図13は、実施の形態2における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、加熱部材22が電磁誘導によって加熱される点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図13に示すように、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21、加熱部材22、加圧ローラ31、固定部材26、断熱部材27、等で構成されている。さらに、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、固定部材26が、固定部材主部26b、低摩擦シート部材26a、ステー部材26c、板バネ部材26d、固定ネジ26e等で構成されている。そして、固定部材26の表面に巻き付けられた低摩擦シート部材26aが板バネ部材26dによって保持・張架されている。
ここで、本実施の形態2における定着装置20は、加熱手段として、ヒータ25の代わりに、誘導加熱部50が設置されている。そして、本実施の形態2における加熱部材22は、ヒータ25の輻射熱によって加熱される前記実施の形態1のものとは異なり、誘導加熱部50による電磁誘導によって加熱される。
誘導加熱部50は、励磁コイル、コア、コイルガイド、等で構成される。励磁コイルは、定着ベルト21の一部を覆うように、細線を束ねたリッツ線を幅方向(図13の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイドは、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、励磁コイルやコアを保持する。コアは、フェライト等の強磁性体(比透磁率が1000〜3000程度である。)からなる半円筒状部材であって、加熱部材22に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコアやサイドコアが設けられている。コアは、幅方向に延設された励磁コイルに対向するように設置されている。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
定着ベルト21が図13中の矢印方向に回転駆動されると、定着ベルト21は誘導加熱部50との対向位置で加熱される。詳しくは、励磁コイルに高周波の交番電流を流すことで、加熱部材22の周囲に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このとき、加熱部材22表面に渦電流が生じて、加熱部材22自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、加熱部材22が電磁誘導加熱されて、さらに加熱された加熱部材22によって定着ベルト21が加熱される。
なお、加熱部材22を効率的に電磁誘導加熱するためには、誘導加熱部50を加熱部材22の周方向全域に対向するように構成することが好ましい。また、加熱部材22の材料としては、ニッケル、ステンレス、鉄、銅、コバルト、クロム、アルミニウム、金、白金、銀、スズ、パラジウム、これらのうち複数の金属からなる合金、等を用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、定着ベルト21(ベルト部材)の内周面に低摩擦シート部材26aを介して固定部材26を摺接させる場合であっても、固定部材26のニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材26aの両端部を弾性力によって保持するとともに低摩擦シート部材26aに所定の張力を与える板バネ部材26dを設けているために、比較的小さなスペースにおいて、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態2では、加熱部材22を電磁誘導加熱により加熱したが、加熱部材22を抵抗発熱体の熱によって加熱することもできる。具体的に、加熱部材22の内周面の一部又は全部に抵抗発熱体を当接させる。抵抗発熱体は、セラミックヒータ等の面状発熱体であって、その両端部に電源部が接続されている。そして、抵抗発熱体に電流が流されると、抵抗発熱体自身の電気抵抗によって抵抗発熱体が昇温して、当接する加熱部材22を加熱する。さらに、加熱された加熱部材22によって定着ベルト21が加熱されることになる。
さらに、加熱部材22自身を抵抗発熱体とすることもできる。具体的に、加熱部材22を薄肉の抵抗発熱体で形成して、その両端部に電源部を接続する。そして、加熱部材(抵抗発熱体)に電流が流されると、加熱部材自身の電気抵抗によって抵抗発熱体が昇温して、定着ベルト21が加熱されることになる。
これらの場合にも、固定部材26を前記各実施の形態と同様に形成することで、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図14及び図15にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図14は、実施の形態3における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、固定部材として加圧パッド26が用いられ、ベルト部材として加圧ベルト320が用いられ、回転体として定着ローラ210や定着ベルト215等の定着部材が用いられている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図14に示すように、本実施の形態3における定着装置20は、回転体として定着ローラ210、定着ローラ210に内設された加熱手段としてのヒータ25、ベルト部材として加圧ベルト320、加圧ベルト320を介して定着ローラ210に圧接してニップ部を形成する固定部材26(加圧パッド)、加圧ベルト320の姿勢を保持するとともに固定部材26を補強する保持部材330、等で構成されている。
このように構成された定着装置20は、定着ローラ210がヒータ25(加熱手段)によって加熱されて、図14の矢印方向に回転する定着ローラ210と加圧ベルト320とによって形成されるニップ部に記録媒体Pが搬送されることで、定着工程がおこなわれることになる。
ここで、本実施の形態3における定着装置20は、前記各実施の形態のものとは異なり固定部材26が加圧パッドとして用いられているが、その構成は前記各実施の形態のものと同様である。すなわち、本実施の形態3における定着装置20も、前記各実施の形態のものと同様に、固定部材26が、固定部材主部26b、低摩擦シート部材26a、ステー部材26c、板バネ部材26d、固定ネジ26e等で構成されている。そして、固定部材26の表面に巻き付けられた低摩擦シート部材26aが板バネ部材26dによって保持・張架されている。これにより、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を抑止することができる。
なお、図15に示すように、回転体として定着ベルト215が用いられた定着装置20に対しても、本発明を当然に適用することができる。
図15に示す定着装置20は、回転体として定着ベルト215、定着ベルト215を張架する2つのローラ部材216、217、一方のローラ部材217に内設された加熱手段としてのヒータ25、ベルト部材として加圧ベルト320、加圧ベルト320を介して定着ベルト215に圧接してニップ部を形成する固定部材26(加圧パッド)、加圧ベルト320の姿勢を保持するとともに固定部材26を補強する保持部材330、等で構成されている。
このように構成された定着装置20は、定着ベルト215がヒータ25(加熱手段)によってローラ部材217を介して間接的に加熱されて、図15の矢印方向に回転する定着ベルト215と加圧ベルト320とによって形成されるニップ部に記録媒体Pが搬送されることで、定着工程がおこなわれることになる。
ここで、図15に示す定着装置20も、前記各実施の形態のものと同様に、固定部材26が、固定部材主部26b、低摩擦シート部材26a、ステー部材26c、板バネ部材26d、固定ネジ26e等で構成されている。そして、固定部材26の表面に巻き付けられた低摩擦シート部材26aが板バネ部材26dによって保持・張架されている。これにより、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を抑止することができる。
以上説明したように、本実施の形態3においては、加圧ベルト320(ベルト部材)の内周面に低摩擦シート部材26aを介して固定部材26を摺接させる場合であっても、固定部材26のニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材26aの両端部を弾性力によって保持するとともに低摩擦シート部材26aに所定の張力を与える板バネ部材26dを設けているために、比較的小さなスペースにおいて、低摩擦シート部材26aにヨレが生じる不具合を抑止することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(ベルト部材)、
22 加熱部材、
23 補強部材、
25 ヒータ(加熱手段)、
26 固定部材、
26a 低摩擦シート部材、
26b 固定部材主部、
26c ステー部材、
26d、26d1、26d2 板バネ部材、
26e 固定ネジ、
26f シール部材、
27 断熱部材、
31 加圧ローラ(回転体)、
50 誘導加熱部(加熱手段)、
210 定着ローラ(回転体)、
215 定着ベルト(回転体)、
320 加圧ベルト(ベルト部材)、 P 記録媒体。
特許第2884714号公報 特許第3298354号公報 特開2004−252206号公報 特開2004−29611号公報

Claims (11)

  1. 記録媒体上にトナーを定着する定着装置であって、
    所定方向に走行する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の外周面に当接する回転体と、
    前記ベルト部材の内周面に低摩擦シート部材を介して摺接するように固定されるとともに、前記ベルト部材を介して前記回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する固定部材と、
    前記ベルト部材又は/及び前記回転体を直接的又は間接的に加熱する加熱手段と、
    を備え、
    前記固定部材の前記ニップ部側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の前記低摩擦シート部材の両端部を弾性力によって保持するとともに前記低摩擦シート部材に所定の張力を与える板バネ部材をさらに備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記板バネ部材は、前記低摩擦シート部材に与える前記張力を調整できるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記板バネ部材は、前記固定部材に巻き付けられた前記低摩擦シート部材の前記両端部を保持した状態から前記低摩擦シート部材に与える前記張力を漸増させるように組み付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記板バネ部材は、前記摺接方向に直交する幅方向に複数設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記低摩擦シート部材と前記ベルト部材との間には潤滑剤が介在され、
    前記板バネ部材と前記低摩擦シート部材との間に潤滑剤が浸入するのを防止するシール部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記低摩擦シート部材は、メッシュ状のフッ素樹脂繊維で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記低摩擦シート部材は、前記フッ素樹脂繊維において直交するメッシュの方向が前記摺接方向とそれに直交する幅方向とに対して傾斜するように配設されたことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記固定部材と前記加熱手段との間に断熱部材を設置するとともに、
    前記加熱手段は、前記ニップ部を除く位置で前記ベルト部材を加熱することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記ニップ部を除く位置で前記ベルト部材の内周面に対向するように形成されるとともに、前記加熱手段によって直接的に加熱される加熱部材を備え、
    前記ベルト部材は、トナー像を加熱して溶融する定着ベルト又は定着フィルムであって、
    前記回転体は、ローラ状に形成された加圧ローラであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記回転体は、前記加熱手段によって加熱される定着ローラ又は定着ベルトであって、
    前記ベルト部材は、加圧ベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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