JP4818826B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4818826B2
JP4818826B2 JP2006168628A JP2006168628A JP4818826B2 JP 4818826 B2 JP4818826 B2 JP 4818826B2 JP 2006168628 A JP2006168628 A JP 2006168628A JP 2006168628 A JP2006168628 A JP 2006168628A JP 4818826 B2 JP4818826 B2 JP 4818826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endless belt
heat conductor
metal heat
fixing
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006168628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007334205A (ja
Inventor
晃 進士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006168628A priority Critical patent/JP4818826B2/ja
Priority to US11/812,387 priority patent/US8010028B2/en
Publication of JP2007334205A publication Critical patent/JP2007334205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818826B2 publication Critical patent/JP4818826B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、無端ベルトを介して金属熱伝導体と加圧部材間にニップ部を形成し、該ニップ部を通る被定着材に対し定着処理を行う定着装置、およびその定着装置を搭載した画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム上の静電潜像をトナーなどの現像剤によって現像して顕像化し、このトナー像を転写装置により記録紙に転写して、転写後の記録紙に対して定着装置にて加熱加圧を加えることによって、記録紙上のトナー画像を定着し、定着された記録紙を装置外に排紙する構成になっている。
前記定着装置では、通常、対向する加熱ローラと加圧ローラからなるローラ対、あるいは定着ベルト、あるいはそれらの組み合わせによりなる構成になっており、搬送されてきた記録紙を加熱ローラと加圧ローラ間のニップで挟み込み、このニップを記録紙が通過中に熱および圧力を加え、トナー像を記録紙上に定着する。
例えば、図21に示すような構成からなるベルト方式の定着装置(特許文献1参照)が知られている。
図21において、101は加圧ローラ、102は、加圧ローラ101に定着ベルト103を介して圧接する定着ローラ、104は、内部にヒータ105を有し、定着ローラ102との間に定着ベルト103を架設して加熱する加熱ローラ、106は定着後の記録紙Pを定着ベルト103から剥離させる分離爪、107は、スプリング108とローラ109とからなり、定着ローラ102と加熱ローラ104間の定着ベルト103にテンションを与えるテンション付与部、110は加熱ローラ104側の定着ベルト103における温度を検知するサーミスタである。
また、図22に示すような構成からなるセラミックヒータを用いたサーフ定着(フィルム定着)の定着装置(特許文献2参照)も知られている。
図22において、111は加圧ローラ、112は無端構成の定着ベルト、113は定着ベルト112を介して加圧ローラ111に圧接するセラミックヒータ、114はセラミックヒータ113のホルダ、115は支持部材である。
また、サーフ定着の加熱部をヒータとニップ形成部材に置き換えた定着装置も提案されている(特許文献3参照)。
さらに、構成のシンプルなものとして、図23に示すような薄肉のローラを用いた構成の定着装置がある(特許文献4参照)。
図23において、121は加圧ローラ、122は、内部にヒータ123を有し、加圧ローラ121に圧接する薄肉構造の定着ローラである。
特開2004−286922号公報 特許第2861280号公報 特許第3472371号公報 特開平4−156576号公報
前記従来の技術において、ベルト方式の定着装置では、近年、さらなるウォームアップ時間(電源投入時など、常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)までに要する時間)や、ファーストプリント時間(印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間)の短縮化が望まれている(課題(1))。
また、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間あたりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大しているため、特に連続印刷のはじめに熱量が不足する(所謂、温度落ち込み)が問題となっている(課題(2))。
前記課題(1)の問題を解決する方法として、図22に示すようなセラミックヒータを用いたサーフ定着が提案されている。この方式により、図21に示すようなベルト方式の定着装置に比べ、低熱容量化,小型化が可能となったが、ニップ部のみを局所加熱しているため、その他の部分では加熱されておらず、ニップの用紙などの入口においてベルトは最も冷えた状態にあり、定着不良が発生しやすくなるという問題がある。
特に、高速機においては(ベルトの回転が速いため、ニップ部以外でのベルトの放熱が多くなり)、より定着不良が発生しやすくなるという問題がある(課題(3))。
ベルト(もしくはフィルム)を用いた定着方式では、ベルトが回転中にスラスト方向に移動し、スラスト止めを乗り越えたり、スラスト止めに衝突して座屈したりすることによって破損することがある。時には、定着部での紙ジャムを除去しようとした際に、ベルトに局所的な力が働き、ベルトが折れて微小なキンク跡が残る。このような跡が原因となってベルトが破損することがある。また、大きなキンク跡は画像に転写されるため、画像不良となる(課題(4))。
また、サーフ定着においては、ベルト内部にセラミックヒータを保持する樹脂ホルダや、それらが撓まないように支持する金属ステーを有するものがあり、ベルト内の熱容量が大きく、熱がそれらの部材に吸収されるため、熱変換効率が悪い(省エネルギの妨げになる)という問題がある。また、サーフ定着のようにベルトが加熱体(発熱体)から離れて回動すると、ベルトが強制対流により冷却されるため、熱損失が増えて熱変換効率を悪くする(課題(5))。
特許文献3に記載されているように、サーフ定着の加熱装置をヒータとニップ形成部材に置き換えた定着装置が提案されているが、この方式もサーフ定着同様に前記課題(1)〜(5)の問題を有している。また、特許文献3に記載の構成では、ベルト内部からベルトを張架するためのガイドローラがあり、このような接触物があると、加熱されたベルトの熱が奪われるため前記課題(1)の問題を助長する。また、ニップ部とガイドローラの平行度が僅かにでも狂うと、ベルトの回転抵抗に(軸方向で)左右偏差が生じ、いわゆるベルト寄りが発生するとう問題もある(課題(4)と同じ)。
そこで、構成をシンプルにして熱容量を下げるには、図23に示すような薄肉の定着ローラを用いた構成が望ましいが、このような構成の定着装置では、ニップの断面形状において曲率中心が画像面側に存在するため、定着ローラ側(画像面側)に転写紙がトナーを介してくっ付き、巻き付いてしまうという問題がある。この“巻付き”を防止するために、分離爪あるいは分離板などの分離部材を用いることがあるが、定着ローラに強く巻き付いているため、それを引き剥がすための力も大きく、そのため分離部材が画像面を擦った跡が残り、画像に不具合を生じる場合がある(課題(6))。
本発明の目的は、前記従来の技術の課題を解決し、無端ベルトを用いる構成において、そのベルト全体を温めることを可能にし、加熱待機時からのファーストプリントタイムを短縮することができ、かつ高速回転時の熱量不足を解消して、高生産の画像形成装置に搭載されても、良好な定着性を得ることができるようにした定着装置を提案することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、中空パイプ状の前記金属熱伝導体の内部に設けられて該金属熱伝導体を加熱するハロゲンヒータであり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトの内周面と中空パイプ状の前記金属熱伝導体の外周面とのクリアランスが、無端ベルトの内周面のいかなる位置においても2mm以下となるように、当該無端ベルトと金属熱伝導体が近接配置されていることを特徴とし、請求項2に記載の発明は、可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は前記無端ベルトの外部に設けられて中空パイプ状の前記金属熱伝導体を誘導加熱する誘導加熱装置であり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトの内周面と中空パイプ状の前記金属熱伝導体の外周面とのクリアランスが、無端ベルトの内周面のいかなる位置においても2mm以下となるように、当該無端ベルトと金属熱伝導体が近接配置されていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、中空パイプ状の前記金属熱伝導体の内部に設けられて該金属熱伝導体を加熱するハロゲンヒータであり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトと前記金属熱伝導体とを、全周にわたって接触させたことを特徴とし、請求項4に記載の発明は、可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、前記無端ベルトの外部に設けられて中空パイプ状の前記金属熱伝導体を誘導加熱する誘導加熱装置であり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトと前記金属熱伝導体とを、全周にわたって接触させたことを特徴とする。これらの構成によって、被加熱部材が無端ベルトとパイプ状の金属熱伝導体となるため、加熱時の温度上昇が早く、ウォームアップ時間を短縮することができる。また、良熱伝導体の金属熱伝導体がニップ部を形成しているため、印刷時に熱源からの熱供給が不足しても、金属熱伝導体に蓄積された熱が熱量不足を補うように供給されるため、温度落ち込みを防止することができ、さらに、蓄熱部材としての金属熱伝導体は無端ベルト内部で固定されているので、回転体である場合に比べて、気流による冷却を受けることがないため、効率よく熱量を保持することができ、温度落ち込みを防止する効果が得られる。
また、上記各発明によれば、金属熱伝導体が熱源により直接または間接的に温められ、その結果、無端ベルトと金属熱伝導体の間の空気層で対流、あるいは金属熱伝導体からの輻射熱、あるいは金属熱伝導体とベルトの熱伝導などにより、ベルト全体が温められることになり、無端ベルトの周方向における温度ムラが少なく、その結果、ニップでの温度ムラ(=温度リップル)が小さくなるので安定した定着性を得ることができ、搬送スピードが速い高速機に適用される。しかも、無端ベルトのガイド面は金属熱伝導体であってガイド自体が高温度であるため、摩擦抵抗を低減する作用が働き、したがって、無端ベルトとの接触において良好な滑り性を得ることができる。さらに、上記各発明によれば、金属熱伝導体におけるニップ部を形成する部分の形状を凹形状に形成して、ニップ形状を凹形状にしたため、例えば、トナーの粘着性を介して付いている被定着材である転写紙と無端ベルトとは、ニップ出口において、転写紙の進行方向と無端ベルトの進行方向が分かれ、良好なる転写紙の分離が行われる。
また、請求項1又は3に記載の発明によれば、ハロゲンヒータより成る熱源を金属熱伝導体に内設したので、熱源にて金属熱伝導体を加熱する熱変換効率が高くなり、しかも熱源として、ハロゲンヒータを用いたので、誘導加熱のようにコイルやコアを使用することがないため、部品点数が少なくなり、熱源の熱容量とコストを低減できる。
さらに、請求項1又は2に記載の発明によれば、パイプ状の金属熱伝導体が無端ベルトと近接していることにより、無端ベルトの周方向における温度ムラがより低減され、温度安定性が高まる。また、金属熱伝導体と無端ベルトとのクリアランスが略同一に保たれているため、無端ベルトへの熱伝達量を、周方向に対して等しくすることができ、ベルト表面の温度が均一化され、温度ムラを防止できる。
また、請求項3又は4に記載の発明によれば、無端ベルトと金属熱伝導体とを、全周にわたって接触させたので、無端ベルトと金属熱伝導体の間に遊びをなくすことができ、無端ベルトとニップの平行度が保たれ、無端ベルトの蛇行を防止することができ、かつ、無端ベルトの裏面に何も接していない部分がなくなり、少なくとも内面側が熱伝導体に接しており、気流により冷却されないため、熱変換効率を向上させることができる。しかも、ベルト外部からの外力が加わった場合においても、内面が金属熱伝導体に接しているため、折れて破損することを防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は3に記載の定着装置において、無端ベルトの内部に、金属熱伝導体と熱源のみを設置したことを特徴とし、この構成によって、ベルト内部の熱容量を低減することができ、余分な部材を加熱しないため、熱変換効率が高くなる。
請求項6に記載の発明は、請求項2又は4に記載の定着装置において、無端ベルトの内部に、金属熱伝導体のみを設置したことを特徴とし、この構成によって、ベルト内部の熱容量を低減することができ、余分な部材を加熱しないため、熱変換効率が高くなる。
請求項7に記載の発明は、請求項1、3又は5に記載の定着装置において、金属熱伝導体のニップ部を形成する部分またはニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分を、熱源によって局所加熱することを特徴とし、この構成によって、ニップ部での温度が安定し、その結果、安定した定着性を得ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1、3、5又は7に記載の定着装置において、金属熱伝導体におけるニップ部を形成する部分またはニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分において、ハロゲンヒータの輻射熱を受ける部分を黒体面としたことを特徴とし、この構成によって、ハロゲンヒータから発せられる輻射熱がニップ部分で多く吸収されるため、局部加熱が可能となり、被定着材通過時にニップ部分で奪われた熱を速やかに供給することができ、定着性を向上させることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の定着装置において、金属熱伝導
体におけるニップ部を形成する部分またはニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分以外で、ハロゲンヒータの輻射熱を受ける部分を鏡面としたことを特徴とし、この構成によって、ハロゲンヒータから発せられる輻射熱がニップ部以外では反射するため、その結果、ニップ部分を集中的に局部加熱することが可能となり、被定着材通過時にニップ部で奪われた熱を速やかに供給することができ、定着性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の定着装置において、金属熱伝導体におけるニップを形成する部分またはニップにおける被定着材通過方向の上流側の部分を、他の部分よりも肉厚を薄くしたことを特徴とし、この構成によって、薄肉部分の存在により熱容量を局部的に小さくして熱し易くすることにより、無端ベルトに熱を伝え易くなり、被定着材通過時にニップ部で奪われた熱を速やかに供給することができ、定着性を向上させることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の定着装置において、無端ベルトと金属熱伝導体との間に、潤滑剤を介在させたことを特徴とし、この構成によって、摩擦力が低減し、無端ベルトの磨耗を防止することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の定着装置において、無端ベルトと金属熱伝導体との間に、潤滑剤を塗布したシートを介在させたことを特徴とし、この構成によって、潤滑剤が界面に供給され続けるため、長期にわたって摩擦力を低減させることができ、無端ベルトの磨耗を防止することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の定着装置において、金属熱伝導体における無端ベルトに接する部分に、PFA樹脂またはPTFE樹脂をコーティングしたことを特徴とし、この構成によって、表面の摩擦係数が低減するため、グリス塗布などに比べて、長期にわたって摩擦力を低減することができ、無端ベルトの磨耗を防止することができる。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれかに記載の定着装置において、金属熱伝導体におけるニップ部の一部に凸部を設けたことを特徴とし、この構成によって、凸部部分の押し圧力が高まるため、画像の定着性が向上し、また、無端ベルトと加圧ローラとの接触圧が高まるため、無端ベルトを駆動する際の摩擦力が向上し、無端ベルトのスリップを防止することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項14記載の定着装置において、金属熱伝導体の凸部をニップ部における被定着材通過方向の下流側に設けたことを特徴とし、この構成によって、ニップ部の下流側(被転写材出口側)に設けることにより、局所的に曲率が高くなるため、被転写材の分離時に自然分離がしやすくなるため、被転写材の巻き付きによる不具合を防止することができる。
請求項16に記載の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、金属熱伝導体と無端ベルト間に、異常な加熱を検知した場合に熱源への電力供給を遮断する安全装置を備えたことを特徴とし、この構成によって、無端ベルトの外側に温度ヒューズやサーモスタットを配置した場合よりも早く異常を検知することができる。
請求項17に記載の発明は、請求項1、2又は16に記載の定着装置において、金属熱伝導体と無端ベルト間に温度検知素子を備えたことを特徴とし、この構成によって、無端ベルトを介した温度検知よりもより高応答でヒータによる温度増減を検知することができるため、精度よく温度を制御することができ、温度リップルを低減することができる。
請求項18に記載の発明は、請求項1乃至17のいずれかに記載の定着装置において、無端ベルトの外部より該無端ベルトの温度を検知する非接触温度検知素子を備えたことを特徴とし、この構成によって、無端ベルトの温度を検知することにより、被定着材により奪われた熱の大きさを予測することができ、その結果を温度制御としてフィードバックすることにより、定着温度を補正することができる。
請求項19に記載の発明は、請求項1乃至18のいずれかに記載の定着装置において、無端ベルトの外部に該無端ベルトを移動駆動するローラ状のベルト駆動部材を設置し、無端ベルトに対してニップにおける被定着材通過方向の下流側からベルト駆動部材までの間で張力を作用させることを特徴とし、この構成によって、ベルト駆動用のローラにより、例えばトナーなどの付着物が回収されるため、無端ベルト上の残留物の固着を防止することができる。また、外部のローラにより無端ベルトが搬送駆動され、テンションが加わるため無端ベルトのスリップを防止することもできる。
請求項20に記載の発明は、請求項1乃至19のいずれかに記載の定着装置において、無端ベルトとして、基材の外周に100μm以上の厚さの弾性層を有する複層構造のベルトを用いたことを特徴とし、この構成によって、無端ベルトの弾性層が被定着材に形成された未定着画像に対し、微妙な凹凸を吸収して接触するため、均一に熱量を与えることができ、いわゆる、ユズ肌状の画像ムラが抑制され、定着された画像の画質を向上させることができる。
請求項21に記載の発明は、請求項1乃至20のいずれかに記載の定着装置において、金属熱伝導体におけるニップ部を形成する部分と無端ベルトとの間に耐熱弾性層を設けたことを特徴とし、この構成によって、無端ベルトと金属熱伝導体の間に弾性層を介在させたことにより、被定着材と無端ベルトの密着度が増し、さらに、前記と同様に良好な画像が得られる。
請求項22に記載の発明は、記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、該画像形成部にて画像が形成された記録媒体に対して定着処理を行う定着部とを備えた画像形成装置において、前記定着部として請求項1乃至21のいずれかに記載の定着装置を搭載したことを特徴とし、この構成によって、本発明に係る定着装置を搭載することにより安定した定着が行われるため、高品位の画像形成が行われる画像形成装置が実現する。
本発明に係る定着装置によれば、被加熱部材が定着ベルトとパイプ状の金属熱伝導体となるため、加熱時の温度上昇が早く、ウォームアップ時間を短縮することができる。また、良熱伝導体の金属熱伝導体がニップ部を形成しているため、定着時に熱源からの熱供給が不足しても、無端ベルトへは金属熱伝導体に蓄積された熱が熱量不足を補うように供給されるため、温度落ち込みを防止することができ、さらに、金属熱伝導体は、蓄熱部材として機能し、無端ベルト内部で固定されているため、回転体である場合に比べて、気流による冷却を受けることがないため、効率よく熱量を保持することができ、温度落ち込みを防止する効果が得られる。
また、金属熱伝導体が熱源により直接または間接的に温められ、その結果、無端ベルトと金属熱伝導体の間の空気層で対流、あるいは金属熱伝導体からの輻射熱、あるいは金属熱伝導体とベルトの熱伝導などにより、ベルト全体が温められることになり、無端ベルトの周方向における温度ムラが少なく、その結果、ニップでの温度ムラ(=温度リップル)が小さくなるので安定した定着性を得ることができ、搬送スピードが速い高速機に適用される。しかも、無端ベルトのガイド面は金属熱伝導体であってガイド自体が高温度であるため、摩擦抵抗を低減する作用が働き、したがって、無端ベルトとの接触において良好な滑り性を得ることができる。
本発明に係る定着装置を搭載した画像形成装置によれば、安定した定着が行われるため、高品位の画像形成が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る定着装置の実施形態1の概略構成を示す断面図、図2は実施形態1における側面図であり、1は可撓性を有する無端ベルト、2は、無端ベルト1内に固定され、中空パイプ状の金属熱伝導体、3は金属熱伝導体2内に配設されたヒータからなる熱源、4は中空の金属ローラ5の外周に弾性層6が設けられている加圧部材である加圧ローラであって、図2に示すように、加圧ローラ4は、長手方向において無端ベルト1よりも短く、弾性層6が無端ベルト1に圧接している。
金属熱伝導体2は、無端ベルト1を介して加圧ローラ4に圧接することになり、図1に示すように、無端ベルト1と加圧ローラ4との接触部が平坦部になって、ニップ部Nを形成する構造になっている。金属熱伝導体2における中空パイプ状として、図1では円筒形のものを示したが、図3に示すような多角形の中空体、あるいは板状の金属を丸めたような形状(円筒体の長手方向にスリットが入っているような形状)のものも採用することができる。
加圧ローラ4は、金属ローラ5の外周に弾性層6であるシリコーンゴム層が設けられ、その表面に離型性を得るために表面にフッ素系樹脂であるPFA樹脂層あるいはPTFE樹脂層が設けられているものである。加圧ローラ4は、当該定着装置が搭載される画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤなどを介して駆動力が伝達されて回転する。
また、加圧ローラ4は、図2に示す矢印方向Fに、スプリングなどの加圧手段によって無端ベルト1側に押し付けられて圧接しており、弾性層6が押し潰されて変形することにより、ニップ部Nに所定のニップ幅が形成されるようになっている。
加圧ローラ4は、中実のローラであってもよいが、中空の方が熱容量が少ないためよい。また、加圧ローラ4にも、ハロゲンヒータなどの加熱源を具備させるようにしてもよい。
無端ベルト1は、ニッケルやステンレス(SUS)などの金属ベルトや、ポリイミドなどの樹脂などの材料を用いたエンドレスのループ状のベルトからなる。無端ベルト1の表層には、PFA樹脂層あるいはPTFE樹脂層などからなる離型層を形成し、被定着材である転写紙上のトナーが付着しないように、離型性をもたせている。
無端ベルト1の基材と前記離型層との間には、シリコーンゴムの層などで形成される弾性層を介在させてもよい。このシリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着するときに、ベルト表面の微妙な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の跡が残るという不具合が生じる。これを改善するには、シリコーンゴム層を100μm以上設ける必要がある。シリコーンゴム層の変形により、微妙な凹凸が吸収されてユズ肌画像が改善する。ただし、このときニップ部での熱伝導率が低くなるため、定着性は劣る。
金属熱伝導体2である中空のパイプ状体の材料としては、アルミニウム,鉄,ステンレスなどの金属を用いる。図示した金属熱伝導体は断面が円形であるが、角型であっても、また、その他の断面形状であってもよく、金属熱伝導体2の表層のニップ部Nは平面あるいは凹形状であれば、転写紙などの被定着材の分離性が向上する。この平面あるいは凹形状をなすパイプ状の金属熱伝導体のニップ部Nは、切削またはプレス加工により成型することができる。また、所定の断面形状をなすように金属材を押し出し加工することにより成型することも可能である。
また、無端ベルト1と金属熱伝導体2とを加熱して昇温させる熱源3としては、図1,図2に示すようなハロゲンヒータでもよいが、図4に示すように、パイプ状の金属熱伝導体2の内周部に抵抗発熱体7を設けることも考えられる。
また、図5に示すように、無端ベルト1の外周に対向させて、IH(電磁加熱)装置8を設置することも考えられる。この場合には、無端ベルト1を介して金属熱伝導体2を加熱し、かつ金属熱伝導体2を加温することになる。このように、無端ベルト1の外部に設けられて、金属熱伝導体2を誘導加熱する誘導加熱装置を熱源として用いることができるのである。
無端ベルト1は外部のローラにより連れ回って周方向へ移動する。例えば、図1に示す実施形態の場合は、加圧ローラ4が図示しない駆動源により回転駆動され、ニップ部Nで無端ベルト1に駆動力が伝達されることにより無端ベルト1が回転する。無端ベルト1は、ニップ部Nで挟み込まれて移動するが、ニップ部N以外では金属熱伝導体2にガイドされており、一定の距離以上に無端ベルト1が金属熱伝導体2から離れてしまわないように案内される。このように、金属熱伝導体2は、無端ベルト1の内周面に摺接して、その無端ベルト1を加熱すると共に、その無端ベルト1の移動を案内する用をなす。
本実施形態1としては、金属熱伝導体2としては、例えば無端ベルト1の内部に多角形のパイプ状金属熱伝導体のものが内設されるようにしてもよいが、無端ベルト1と相似形状の円筒形をなす金属熱伝導体を構成し、無端ベルト1と金属熱伝導体2とのクリアランスを0〜2mm程度に近接させることにより、無端ベルト1の温度ムラを低減することができる。このように、無端ベルト1の内周面と中空パイプ状の金属熱伝導体2の外周面とのクリアランスが、無端ベルト1の内周面のいかなる位置においても2mm以下となるように、無端ベルト1と金属熱伝導体2を近接配置させることができるのである。
また、実施形態1では、無端ベルト1と加圧ローラ4とのニップ部Nが平坦部となっているが、図6に示す本発明の実施形態2のように、金属熱伝導体2のニップ部分を凹状にして、金属熱伝導体2のニップ部Nを形成する面を、加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成してもよい。
また、本実施形態では、無端ベルト1と金属熱伝導体2とを、軸方向の断面を相似形にし、互いに近接させること、あるいは図7に示すように、無端ベルト1と金属熱伝導体2とを、全周において接触させるようにしてもよい。この場合、無端ベルト1と金属熱伝導体2とのクリアランスをゼロ(実際には無端ベルト1が回動しなければならないので、緩みバメ程度の嵌合状態、または加熱して金属熱伝導体2が熱膨張したときに緩みバメ程度の嵌合状態)としてもよい。
実施形態1,2のように、無端ベルト1の内部に、金属熱伝導体2と熱源3のみを設置する構成とすることにより、従来のような樹脂のガイド部材、あるいはゴム弾性体などをなくすことにより、熱容量を小さくすることができる。ただし、後述するサーミスタやサーモスタット、あるいはグリスなどは、低熱容量であり耐熱性があるので、無端ベルト1の内部にあっても、前記加熱上の作用効果は得られる。
このように実施形態1,2では、被加熱部材は、無端ベルト1とパイプ状の金属熱伝導体2だけであり、従来のように無端ベルト内部に複数本のローラがあったり、無端ベルト外部にテンションローラが接触していたり、無端ベルト内部に樹脂のガイドあるいは金属の支持ステーがある構成のものよりも、部品点数が少なくなるため、低熱容量化と小型化が実現する。このため、加熱時の温度上昇が早く、ウォームアップ時間を短縮することができる。また、余熱待機時は、無端ベルト1を全体的に温めるので、従来の定着方式と異なり、定着実行が要求された際には、既に無端ベルト1全体が略均一に温まっているため、直ぐに定着を実行することができ、搭載された画像形成装置などにおけるファーストプリントタイムを早くすることが可能となる。
また、本実施形態では、金属熱伝導体2である良熱伝導体がニップ部Nを形成しているため、定着時に熱源3からの熱供給が不足しても、金属熱伝導体2に蓄積された熱が熱量不足を補うように供給されるため、温度落ち込みを防止することができる。ニップ部Nに熱供給する金属熱伝導体2は、パイプ状であってニップ部Nとニップ部以外に存在するため、ニップ部Nで熱供給された場合は、金属熱伝導体2全体が良熱伝導性であるため、ニップ部以外に蓄積された熱がニップを形成している金属熱伝導体2の部分に向って流れる。
このとき、蓄熱部材としての金属熱伝導体2は、無端ベルト1内部で固定されているため、従来のように加熱ローラが回転するものである場合に比べて、気流による冷却を受けることがないため、効率よく熱量を保持することができる。また、この作用はサーミスタなどの温度検知手段を介さずに物理的に機能するため、温度検知のタイムラグや、制御の遅れにより、温度落ち込みが増大することがない。
さらに、本実施形態では、金属熱伝導体2が熱源3により直接または間接的に温められ、その結果、無端ベルト1と金属熱伝導体2間の空気層における対流、あるいは金属熱伝導体2からの輻射熱、あるいは金属熱伝導体2と無端ベルト1の熱伝導などにより、無端ベルト1全体が温められることになり、無端ベルト1の周方向における温度ムラが、既述したサーフ定着や、ベルト定着よりも小さく、その結果、ニップ部での温度ムラ(=温度リップル)が小さくなるため、安定した定着性を得ることができる。
また、本実施形態が搭載される画像形成装置が高速機の場合、搬送スピードが速いため、無端ベルト1の移動も速くなる。サーフ定着の場合は、主にニップだけで温度を上昇させるため、ベルトは、ニップを出た後、ニップに再度到達するまで加熱されることがなく、そのためニップ入り口のベルト温度が最も低くなってしまう。そして高速回転(移動)になると、特にニップの被定着材入口部分では温度が低くなり過ぎ、定着不良を発生するという問題がある。それに比べて本実施形態の定着装置では、無端ベルト全体を温めるため、ベルト移動中も加熱が十分に行われることにより、係る問題を解決することができる。
また、ベルト移動時は、サーフ定着のようにベルトの挙動が安定するようにガイドを設ける場合がある。このとき、ガイド面とベルトが接触することがあるが、この接触摩擦抵抗が大きいとベルトの回転(移動)駆動負荷が増大してベルトの移動できなくなる。
しかし、本実施形態によれば、無端ベルト1のガイド面は金属熱伝導体2であり、ガイド部自体が高温度である。このため、図8のグラフに示すように、アルミニウムなどの金属熱伝導体と樹脂部材とには、高温で摩擦係数が低下することが確認されているため、本実施形態のように、金属熱伝導体2と無端ベルト1表面の樹脂部材とには摩擦抵抗を低減する作用が働くことになる。したがって、無端ベルト1と金属熱伝導体2との接触において、良好な滑り性を得ることができることになり、前記問題を防止することができる。
また、本実施形態では、パイプ状の金属熱伝導体2が無端ベルト1と近接していることにより、無端ベルト1の周方向における温度ムラがより低減され、温度安定性が高まる。さらに金属熱伝導体2と無端ベルト1とが近接し、かつ相似形であることにより、金属熱伝導体2と無端ベルト1間のクリアランスが略同一に保たれるため、無端ベルト1への熱伝達量を(周方向に対して)等しくすることができ、無端ベルト表面の温度が均一化され、温度ムラを防止することができる。
しかも、無端ベルト1の温度は、金属熱伝導体2の接触熱伝導により昇温されるので、無端ベルト1全体が均一な温度になり、ニップ部Nにおけるベルト温度が安定する(温度リップルが少ない)。そして加熱待機時は無端ベルトが移動しなくても、ベルト全体がすでに温まっているため、定着実行の要求に応じてすぐに対応することが可能である。
前記のように近接させずに、図3に示す構成例のように、無端ベルト1と金属熱伝導体2を全周にわたって接触させると、両者間に遊びがないため、無端ベルト1とニップ部Nの平行度が保たれ、無端ベルト1の蛇行を防止することができる。また、ベルト外部から外力が加わった場合においても、内面が金属熱伝導体2に接しているため折れて破損することが防止される。従来のサーフ定着やベルト定着方式などは、無端ベルトの裏面に何も接していない部分があり、すなわちベルトが移動する際に、ベルトの表裏で強制冷却される部分が生じ、熱変換効率を悪くしているが、本例によれば、少なくとも内面側が熱伝導体である金属熱伝導体2に接しており、気流により冷却されないため、熱変換効率を向上させることができる。
しかし、前記のように無端ベルト1と金属熱伝導体2とが、近接してクリアランスを保っている方が、ベルト回転移動時の負荷トルクが軽くなり、ベルトの動作を円滑にすることができる。
また、本実施形態では、従来のサーフ定着やベルト定着方式に比べ、無端ベルト内部の熱容量を低減することができ(余分な部材を加熱しないため)、熱変換効率が高くなる。また、何らかのトラブルにより熱源3が暴走し、連続加熱状態になった場合を想定した場合に、無端ベルト1内部には耐熱性の熱源3か、あるいは高融点の金属熱伝導体2しかないため、サーフ定着のように暴走時に樹脂部材が変形したり、公知のベルト定着装置のようにシリコーンゴムが破壊されることがなくなる。
図9(a)に示すように、金属熱伝導体2と無端ベルト1の間に熱源3を設けた場合には、ベルトの挙動により、熱源3に無端ベルト1が近づき異常に加熱されることがある。また、無端ベルト1の位置が安定していたとしても、このような構成の場合、熱容量の小さい無端ベルト1は急激に温度上昇するので、ベルト全体に温度ムラが発生しやすい。また、図9(b)に示すように、無端ベルト1の外に熱源3を設けた場合では、熱源3の熱は外部に放射されるため、熱変換効率が悪い。よって、熱源3は金属熱伝導体2内部に設けることが望ましい。
また、本実施形態では、金属熱伝導体2が固定されており、ニップ部Nが平坦もしくは凹形状をなしているため、無端ベルト1と被定着材がトナーが転写された用紙である場合には、トナーの粘着性を介してくっ付いている用紙は、図10に示すように、ニップ出口(用紙搬送方向下流側)において、用紙の搬送方向Aが無端ベルト1の進行方向Bに対して分かれる。すなわち、無端ベルト1の進行方向Bは無端ベルト1をガイドしている金属熱伝導体2の外周方向に規制され、また、用紙の進行方向Aはニップ出口のニップ形状曲率における接線方向となるような分力が生じる。したがって、この分離力の作用により、トナーの粘着性に抗して用紙は無端ベルト1と分離する。
また、実施形態1,2では、熱源3としてハロゲンヒータを用い、熱源3を金属熱伝導体2の略中央に配置しており、かつ金属熱伝導体2の内面は、黒体面になるように全周に黒塗装されている。このようにすることにより、金属熱伝導体2は全体的に温まり、無端ベルト1はニップ部Nにおいて金属熱伝導体2を介して接触しているため、熱伝導により温められ,またニップ部以外の部分は金属熱伝導体2の輻射熱と空気層とを介した熱伝達により温められる。このような状態でも定着機能を満足することが可能であるが、ニップ部Nでの熱供給を増やすことで、より定着性を向上させる必要がある場合にはニップ部を局所加熱するとよい。
ニップ部Nを局所加熱することにより、被定着材である用紙で奪われた熱を補うように供給される熱量が増えるため、高速の定着(画像形成)においても定着性を満足することが可能となる。ニップ入口(用紙搬送方向上流側)では、用紙との温度差が最大であるため、最も熱量を多く供給する必要がある。したがって、ニップ部Nの用紙搬送方向上流側を局所加熱するとよい。
なお、ニップ部Nを局所加熱しても、金属熱伝導体2において、ニップ部Nはニップ部以外の部分と同じ金属熱伝導体で構成されているため、用紙に供給する熱量が過剰な場合は、ニップ部以外に熱が伝わり、ひいては無端ベルト1を温め、安定した温度を保つことができるため、定着性や光沢度に対してムラのない画像を得ることができる。
図11〜図13は前記局部加熱の構成例を示す本発明に係る定着装置の実施形態3〜5の概略構成を示す断面図であり、図11(a),(b)に示す実施形態3のように、ニップ部Nを局部加熱する方法として、熱源3であるハロゲンヒータをニップ部に近づけるようにしており、図11(a)に示す例ではハロゲンヒータをニップ部Nの中央部分に接近させ、また、図11(b)に示す例ではハロゲンヒータをニップ部Nの用紙搬送方向上流側に近接させて、ニップ部Nを局部加熱している。
また、前記ハロゲンヒータとして、ガラス管の半面が鏡面加工されている指向性を持ったハロゲンヒータを使う方法、セラミックヒータをニップ部に近接して配置する方法も考えられる。また、図12に示す実施形態4のように、コイル10をコア11に巻回してなる誘導加熱装置12を用い、ニップ部Nを局部的に加熱することも考えられる。
本実施形態1,2において、無端ベルト1のニップ部Nと、ニップ部以外の部分を両方加熱することにより、サーフ定着などよりも安定した熱量供給を可能にしたと説明した。前記実施形態3〜5においても、ニップ部Nを局所加熱しているものの、ニップ部のみを加熱して温めることが目的ではなく、ニップ部を先に温めて、その後、熱伝導によりその他の部分を暖めることができる。
実施形態3,4のように構成することにより、最も熱が急速に奪われるニップ部Nにおいて、即座に熱を補うことが可能になる。また、余分な熱が発生した場合には、金属熱伝導体2のニップ部Nとその他の部分に温度勾配が発生するため、自然にローラ全周に熱が拡散する。すなわち、用紙によって急激に温度が下がることがなく、また加熱量が多過ぎても自然に他の部分に熱が伝わっていくため、ニップ部Nにおける温度が安定し、その結果、安定した定着性を得ることができることになる。
実施形態4にて採用した誘導加熱装置12は、コイル10の巻き方により発熱する部分を限定することができるため、局部加熱が可能であり、通紙時にニップ部Nで奪われた熱を速やかに供給することができ、定着性を向上させることができる。
前記のように熱源3をハロゲンヒータとすることにより、誘導加熱のようにコイルやコアを使用する必要がないため、部品点数が少なくなり、熱源3の熱容量とコストを低減することができる。また、セラミックヒータなどよりも、簡単な構造で端部温度の設定を変えることができるため、安価な構成にすることができる。
しかしながら、レイアウトの制約があってヒータをニップ部Nの近くに配置できない場合がある。また、鏡面処理されたハロゲンヒータや誘導加熱はコストアップを伴うという不具合がある。
そこで、図13に示す本発明に係る定着装置の実施形態6の概略構成を示す断面図のように、熱源3としてハロゲンヒータを用い、金属熱伝導体2の内周におけるニップ部N部分のみを黒体面13としている。このようにすることで、熱源3であるハロゲンヒータを中央に配置したまま、ニップ部Nを局所加熱することが可能となる。また、ニップ部以外の部分は鏡面加工して鏡面14とすることにより、ハロゲンヒータの光(熱)が反射し、その結果、ニップ部Nの黒体面13を局所加熱することができる。
さらに、金属熱伝導体2におけるニップ部N部分を他の部分に対して薄肉2aにすることにより、用紙への熱伝導率がさらに高まり、良好な定着性を得ることが可能となる。
実施形態6のように、金属熱伝導体2のニップ部Nに対応する内面のみを黒体面13とすることにより、ハロゲンヒータから発せられる輻射熱がニップ部Nで多く吸収されるため、局部加熱が可能となり、また、金属熱伝導体2のニップ部以外の内面を鏡面14とすることにより、ハロゲンヒータから発せられる輻射熱がニップ部以外では反射するため、その結果、ニップ部Nを集中的に局部加熱することが可能となり、さらに、ニップ部Nのみを薄肉にすることにより、熱容量を局部的に小さくすることができ、昇温し易く無端ベルト1に熱を伝えやすい(熱伝導が早い)ため、被定着材通過時にニップ部Nで奪われた熱を速やかに供給することができ、定着性を向上させることができる。金属熱伝導体2におけるニップ部Nを形成する部分またはニップ部Nにおける被定着材通過方向の上流側の部分を、他の部分よりも肉厚を薄くするのである。
なお、本実施形態の構成では、固定された金属熱伝導体2に対して無端ベルト1が移動し、ニップ部Nで摺接しており、当該界面での摩擦力が強いと経時で無端ベルト1が削れ、破損することがある。そこで、図14(a)に示すように、金属熱伝導体2と無端ベルト1との界面に、グリスあるいはオイルなどの潤滑剤15を塗布するとよい。このようにすることにより、摩擦力を低減することが可能になるため、前記摩擦の問題を改善することができる。
しかしながら、前記潤滑剤15は無端ベルト1の回転により連れ回ってしまうため、肝心なニップ部N部分の潤滑剤15が減ってしまったり、なくなってしまうことがある。そこで、図14(b)に示すように、常に、ニップ部Nに潤滑剤が供給されるように金属熱伝導体2と無端ベルト1間に、潤滑剤を含浸させた潤滑シート16を介在させ、界面で挟み込むことも考えられる。該潤滑シート16は、金属熱伝導体2に対して固定し、常にニップ部Nの界面に存在させるようにする。このようにすることにより、潤滑シート16には、潤滑剤が含浸されているため、経時にわたって潤滑性を維持することができるようになる。
しかし、図14(b)に示す構成であると、金属熱伝導体2と無端ベルト1間に潤滑シート16が挟み込まれ、熱抵抗となるため定着性が劣ることがある。
そこで、図15に示すように、金属熱伝導体2における無端ベルト1に接する部分を、フッ素系樹脂であるPFA樹脂またはPTFE樹脂にてコーティングして樹脂コート層17を形成するようにしてもよい。このように樹脂コート層17を形成する方法であれば、コート層の厚さを数十μm程度にすることができるため、熱抵抗が問題とならない程度に小さいため定着性を保ちつつ(コート層の表面摩擦係数が小さいため)、潤滑剤を塗布する場合に比べて長期にわたって、潤滑性を維持することができる。
図16は本発明に係る定着装置の実施形態7の概略構成を示す断面図であり、実施形態7が図13に示す実施形態6と異なる点は、金属熱伝導体2におけるニップ部Nに対応する部分の一部に凸部18を形成した構成にある。本実施形態では、凸部18での押し圧が高くなり、トナーが転写された用紙を定着する際の押し付け力が大きくなるため、トナー像の定着性が向上する。
特に、ニップ出口(用紙通過方向下流側)に凸部18を設けた場合は、凸部18での曲率が局所的に小さくなるため、用紙の分離時の自然分離がしやすくなるため、用紙の巻きつきによるジャムを防止することができるなど、用紙の分離性が向上する。
また、ニップ部Nの一部に凸部18を形成することにより、無端ベルト1と加圧ローラ2との接触圧が高まるため、無端ベルト1を駆動する際の摩擦力が向上し、無端ベルト1のスリップを防止することができる。
ところで、従来、定着装置における熱源の近傍には、温度コントロールが暴走した場合に対応するため安全装置を設けている。安全装置としては、温度ヒューズやサーモスタットがよく使用されている。
本実施形態では、構成上、ニップ部Nが最も熱くなり、それ以外の部分はニップ部Nよりも緩やかに温められているため、温度コントロールが暴走した場合には無端ベルトの外側に安全装置を設けると昇温が遅いため、安全装置が作動するタイミングが遅くなり、ヒータの出力の大きさや、構成する部材の熱容量の大きさによっては、発煙あるいは発火する場合がある。
そこで、図17に示すように、極力早く、前記暴走時の温度を検知できるように、無端ベルト1と金属熱伝導体2の間に安全装置(例えば温度ヒューズ19あるいはサーモスタット)を設けることが望ましい。
また、ニップ部Nの温度をコントロールするために、所定の温度検知手段(サーミスタ20や熱電対など)が必要である。ニップ部以外の部分では、無端ベルト1よりも金属熱伝導体2の方が早く昇温するため、熱源3の発熱に対する応答を検知するためには無端ベルト1ではなく、金属熱伝導体2の温度を直接検知する方がよい。そのため、無端ベルト1と金属熱伝導体2の間にサーミスタ20などの温度検知素子を設け、金属部の温度を測定する。そして、この検知温度に基づいて所定の目標温度になるように熱源3の制御を行うようにする。
しかしながら、ニップ部Nで奪われる熱は、用紙,転写材などの被定着材の種類や、温度により異なるため、ニップ部Nを通過した後の無端ベルトの温度が、どのくらい低下したかを知るには、無端ベルト1の温度を検知しなければなならい。
そこで、無端ベルト1の外部よりその無端ベルト1の温度を検知する非接触温度検知素子を使用するとよい。接触式の温度検知素子を使用すると、無端ベルト1に付着した僅かなトナーなどが温度検知素子面に堆積し、温度検知精度を悪化させると共に無端ベルト1を傷つけ、ひいては画像にスジ上の跡が残るという不具合が生じてしまう。図17には、一例としてサーモパイル21を非接触温度検知素子として使用した場合を示している。
前記サーミスタ20とサーモパイル21との2つの温度検知素子を用い、基本的な温度制御はサーミスタ20の温度検知に基づき所定の目標温度にコントロールし、環境あるいは被定着材の違いによる温度誤差をサーモパイル21にて検知するようにし、図示しない演算処理部に対してフィードバックすることにより、目標温度を補正することが可能になる。
なお、無端ベルト1が金属熱伝導体2に近接していたり、接触している場合には、無端ベルト1への温度伝達速度が速いため、無端ベルト1の外に安全装置や温度検知素子を設けても問題はない。
図18は本定着装置におけるローラ駆動系の構造の一例を示す断面図であり、駆動ローラ22はベルト駆動部材であって、駆動ローラ22は、例えば、ローラ軸端部にモータなどの駆動源からの駆動力を伝達するギヤ(図示せず)が設けられ、かつ無端ベルト1と接触する表面に表面摩擦係数の高いシリコーンゴム層が設けられる構成にし、駆動ローラ22に接する無端ベルト1に回転駆動力を伝達する。
また、駆動ローラ22の表面を、PFA樹脂またはPTFE樹脂などの離型層とし、さらに、駆動ローラ22の表面にクリーニングローラ23を当接させるとよい。該クリーニングローラ23は、表層が無垢の金属,シリコーンゴム,フェルト材などからなっており、トナーなどの付着物を回収することができるように構成する。このように構成することにより、駆動力は前記シリコーンゴム層のローラよりも減じられるが、駆動ローラ22からの付着物の落下を防止することができる。
前記無端ベルト1に対してニップ部Nにおける被定着材出口から駆動ローラ22までの間で張力Tを作用させることで、ベルト移動時のスリップを防止することができる。
また、本実施形態では、図19に示すように、無端ベルト1として、ポリイミド樹脂またはニッケルなどのベルト基材24に、シリコーンゴムなどの弾性層25を備えた複層ベルトの構成のものを使用する。
なお、被定着材がトナー画像が転写された用紙である場合には、弾性層25の表層(画像接触面)はPFA樹脂またはPTFE樹脂などの離型層を設けることが望ましい。例えば、ポリイミド樹脂のベルト基材にシリコーンゴムを100〜500μm、PFA樹脂の離型層を10〜50μm有した複層ベルトなどが用いられる。
このようにすることにより、無端ベルト1の弾性層25が、用紙に形成された未定着トナー画像に対し、ミクロ的な微妙な凹凸を吸収して接触することになるため、均一に熱量を与えることができ、ユズ肌状の画像ムラが抑制され、定着された画像の画質を向上させることができる。
また、本実施形態では、図19に示すように、金属熱伝導体2のニップ部Nと無端ベルト1の間にシリコーンゴムまたは耐熱性のフェルト材のパッドで形成される耐熱弾性層26を設けている。シリコーンゴムの場合は、断熱性を高めるためにスポンジ状のシリコーンゴムを使用する方が、ニップ部Nでの熱吸収が少なくて済むため、定着不良の発生を抑制することができる。
また、前記シリコーンゴムやフェルト材にはシリコンオイルなどの潤滑材を含浸させておくことにより、ニップ部でのベルトの摺動性が向上する。
このように耐熱弾性層26を設けることにより、前記と同様に、未定着トナーが転写されている用紙と無端ベルト1とのミクロ的な密着度が増し、良好な定着が行われて高画質の画像が得られることになる。
図20は前記実施形態の定着装置を用いる本発明に係る画像形成装置の実施形態であるカラープリンタの概略構成図であり、30は、ブラック用感光体ドラム31,マゼンタ用感光体ドラム32,シアン用感光体ドラム33,イエロー用感光体ドラム34、および各感光体ドラム31〜34にそれぞれ対応して設置された公知のトナー現像部、転写部などが設置されている電子写真方式の画像形成部である。本例では、外部から入力された画像データに基づいて、光学系ユニット35にて各色に対応してそれぞれの感光体ドラム31〜34を露光して潜像を形成し、それぞれトナー現像部で顕像化し、各トナー像を中間転写ベルト36に転写することでカラートナー画像とし、さらに転写部37で搬送されてくる記録媒体としての用紙に転写する。
用紙は、給紙カセット38から給紙ローラ39にて給紙され、レジストローラ40にてタイミングが図られて転写部37においてカラートナー画像が転写され、定着部41に送られる。定着部41で転写後の用紙は加熱加圧してトナー像の定着処理を受ける。定着後の用紙は、排紙ローラ42にて装置外部の排紙トレイ43へ排出される。
本カラープリンタでは、定着部41において、図1〜図19の各実施形態にて説明した無端ベルト1,金属熱伝導体2,熱源3,加圧ローラ4などからなる構成の定着装置を用いており、したがって、安定した定着が行われるため、高品位の画像形成が行われる。
本発明は、電子写真方式のプリンタ,ファクシミリ装置,複写機などの画像形成装置に搭載される定着装置に適用され、特に用紙などの記録媒体に担持されている未定着トナー画像に対して加熱かつ加圧して定着を行う熱定着方式の定着装置、およびその定着装置を備える画像形成装置に実施して有効である。
本発明に係る定着装置の実施形態1の概略構成を示す断面図 図1に示す実施形態1の側面図 本実施形態における金属熱伝導体の変形例を示す断面図 本実施形態における熱源として抵抗発熱体を用いた例を示す断面図 本実施形態における熱源としてIH(電磁加熱)装置を用いた例を示す断面図 本実施形態において金属熱伝導体におけるニップ部分を凹状にした構成を示す断面図 本実施形態における無端ベルトと金属熱伝導体とを全周において接触させた構成を示す断面図 金属熱伝導体(アルミニウム製)と樹脂部材とにおける温度と摩擦係数との関係を示す図 (a),(b)は本実施形態における金属熱伝導体および無端ベルトと熱源との配置関係を示す断面図 本実施形態のニップ出口(用紙搬送方向下流側)における用紙の搬送方向と無端ベルトの進行方向とを説明するための説明図 (a),(b)は本発明に係る定着装置の実施形態3である局部加熱の構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置の実施形態4である局部加熱の構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置の実施形態5である局部加熱の構成例を示す断面図 (a),(b)は本実施形態における金属熱伝導体と無端ベルトとの界面に潤滑部材を設けた構成例を示す断面図 本実施形態における金属熱伝導体と無端ベルトとの接触部分に樹脂コート層を設けた構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置の実施形態7の概略構成を示す断面図 本実施形態における温度検知に係る構成を示す断面図 本実施形態におけるローラ駆動系の構造の一例を示す断面図 本実施形態における複層の無端ベルトの構成を示す断面図 本発明に係る画像形成装置の実施形態であるカラープリンタの概略構成図 従来のベルト方式の定着装置の構成を示す断面図 従来のサーフ定着の定着装置の構成を示す断面図 従来の薄肉のローラを用いた定着装置の構成を示す断面図
符号の説明
1 無端ベルト
2 金属熱伝導体
3 熱源
13 黒体面
14 鏡面
15 潤滑剤
16 シート
18 凸部
24 基材
25 弾性層
26 耐熱弾性層
30 画像形成部
41 定着部
N ニップ部

Claims (22)

  1. 可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、中空パイプ状の前記金属熱伝導体の内部に設けられて該金属熱伝導体を加熱するハロゲンヒータであり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトの内周面と中空パイプ状の前記金属熱伝導体の外周面とのクリアランスが、無端ベルトの内周面のいかなる位置においても2mm以下となるように、当該無端ベルトと金属熱伝導体が近接配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は前記無端ベルトの外部に設けられて中空パイプ状の前記金属熱伝導体を誘導加熱する誘導加熱装置であり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトの内周面と中空パイプ状の前記金属熱伝導体の外周面とのクリアランスが、無端ベルトの内周面のいかなる位置においても2mm以下となるように、当該無端ベルトと金属熱伝導体が近接配置されていることを特徴とする定着装置。
  3. 可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、中空パイプ状の前記金属熱伝導体の内部に設けられて該金属熱伝導体を加熱するハロゲンヒータであり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトと前記金属熱伝導体とを、全周にわたって接触させたことを特徴とする定着装置。
  4. 可撓性の無端ベルトと、該無端ベルトの内部に固定配置された金属熱伝導体と、熱源と、前記無端ベルトを介して前記金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧部材とを具備し、前記ニップ部を通る被定着材に対し加熱加圧して定着処理を行う定着装置であって、前記熱源は、前記無端ベルトの外部に設けられて中空パイプ状の前記金属熱伝導体を誘導加熱する誘導加熱装置であり、前記金属熱伝導体は、前記無端ベルトの内周面に摺接して前記無端ベルトを加熱すると共に、前記無端ベルトの移動を案内し、前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する面が前記加圧部材の外面に沿うような凹形状に形成され、前記無端ベルトと前記金属熱伝導体とを、全周にわたって接触させたことを特徴とする定着装置。
  5. 前記無端ベルトの内部に、前記金属熱伝導体と前記熱源のみを設置したことを特徴とする請求項1又は3に記載の定着装置。
  6. 前記無端ベルトの内部に、前記金属熱伝導体のみを設置したことを特徴とする請求項2又は4に記載の定着装置。
  7. 前記金属熱伝導体の前記ニップ部を形成する部分または前記ニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分を、前記熱源によって局所加熱することを特徴とする請求項1、3又は5に記載の定着装置。
  8. 前記金属熱伝導体における前記ニップ部を形成する部分または前記ニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分において、前記ハロゲンヒータの輻射熱を受ける部分を黒体面としたことを特徴とする請求項1、3、5又は7に記載の定着装置。
  9. 前記金属熱伝導体における前記ニップ部を形成する部分または前記ニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分以外で、前記ハロゲンヒータの輻射熱を受ける部分を鏡面としたことを特徴とする請求項7又は8に記載の定着装置。
  10. 前記金属熱伝導体における前記ニップ部を形成する部分または前記ニップ部における被定着材通過方向の上流側の部分を、他の部分よりも肉厚を薄くしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記無端ベルトと前記金属熱伝導体との間に、潤滑剤を介在させたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 前記無端ベルトと前記金属熱伝導体との間に、潤滑剤を塗布したシートを介在させたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の定着装置。
  13. 前記金属熱伝導体における前記無端ベルトに接する部分に、PFA樹脂またはPTFE樹脂をコーティングしたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の定着装置。
  14. 前記金属熱伝導体における前記ニップ部の一部に凸部を設けたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の定着装置。
  15. 前記金属熱伝導体の前記凸部を前記ニップ部における被定着材通過方向の下流側に設けたことを特徴とする請求項14に記載の定着装置。
  16. 前記金属熱伝導体と前記無端ベルト間に、異常な加熱を検知した場合に前記熱源への電力供給を遮断する安全装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  17. 前記金属熱伝導体と前記無端ベルト間に温度検知素子を備えたことを特徴とする請求項1、2又は16に記載の定着装置。
  18. 前記無端ベルトの外部より該無端ベルトの温度を検知する非接触温度検知素子を備えたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の定着装置。
  19. 前記無端ベルトの外部に該無端ベルトを移動駆動するローラ状のベルト駆動部材を設置し、前記無端ベルトに対して前記ニップにおける被定着材通過方向の下流側から前記ベルト駆動部材までの間で張力を作用させることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の定着装置。
  20. 前記無端ベルトとして、基材の外周に100μm以上の厚さの弾性層を有する複層構造のベルトを用いたことを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の定着装置。
  21. 前記金属熱伝導体における前記ニップを形成する部分と前記無端ベルトとの間に耐熱弾性層を設けたことを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の定着装置。
  22. 記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、該画像形成部にて画像が形成された記録媒体に対して定着処理を行う定着部とを備えた画像形成装置において、前記定着部として請求項1乃至21のいずれかに記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
JP2006168628A 2006-06-19 2006-06-19 定着装置および画像形成装置 Active JP4818826B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168628A JP4818826B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 定着装置および画像形成装置
US11/812,387 US8010028B2 (en) 2006-06-19 2007-06-19 Image forming apparatus and fixing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168628A JP4818826B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 定着装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007334205A JP2007334205A (ja) 2007-12-27
JP4818826B2 true JP4818826B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38861702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006168628A Active JP4818826B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 定着装置および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8010028B2 (ja)
JP (1) JP4818826B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2921911A1 (en) 2014-03-17 2015-09-23 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus

Families Citing this family (165)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7613874B2 (en) * 2004-10-14 2009-11-03 Lg Electronics, Inc. Recording medium, and a method and apparatus for overwriting data in the same
EP1927902B1 (en) * 2006-11-28 2015-10-14 Ricoh Company, Ltd. Fixing Device and Image forming Apparatus Including the Fixing Device
JP5380774B2 (ja) * 2006-12-28 2014-01-08 日亜化学工業株式会社 表面実装型側面発光装置及びその製造方法
JP5163931B2 (ja) * 2007-03-08 2013-03-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8428499B2 (en) * 2007-05-22 2013-04-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, and fixing apparatus having a heating member to heat a fixing member
CA2599489C (en) * 2007-08-27 2010-09-14 Michael A. Gramiak Chain gripping device
JP2009069397A (ja) 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2009128690A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2009145417A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP4475328B2 (ja) 2007-12-26 2010-06-09 ソニー株式会社 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、およびプログラム
US8369719B2 (en) * 2008-01-04 2013-02-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus, fusing device thereof and method of controlling fusing device
JP5552732B2 (ja) * 2008-03-31 2014-07-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5365908B2 (ja) * 2008-06-16 2013-12-11 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5239662B2 (ja) 2008-09-11 2013-07-17 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5387884B2 (ja) 2008-10-14 2014-01-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5170842B2 (ja) 2008-10-14 2013-03-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8244166B2 (en) * 2008-10-20 2012-08-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing device and image forming apparatus employing the same
US8882262B2 (en) * 2008-10-23 2014-11-11 Xerox Corporation Belt leveling apparatus and systems for simultaneous leveling and pinning of radiation curable inks
JP5201478B2 (ja) * 2009-02-09 2013-06-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5091885B2 (ja) 2009-02-12 2012-12-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5348561B2 (ja) * 2009-05-15 2013-11-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
KR101665506B1 (ko) * 2009-07-14 2016-10-13 삼성전자 주식회사 저항 발열층을 채용한 가열부재 및 이를 채용한 정착장치
JP5464411B2 (ja) 2009-07-29 2014-04-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2011043666A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5321905B2 (ja) * 2009-09-01 2013-10-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5582455B2 (ja) 2009-09-03 2014-09-03 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5556343B2 (ja) * 2009-09-03 2014-07-23 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5510886B2 (ja) 2009-09-08 2014-06-04 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5549160B2 (ja) * 2009-09-10 2014-07-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5299690B2 (ja) * 2009-09-10 2013-09-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5541608B2 (ja) 2009-09-10 2014-07-09 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5366005B2 (ja) 2009-09-10 2013-12-11 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2011064726A (ja) 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2011064767A (ja) 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5440922B2 (ja) 2009-09-28 2014-03-12 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5472605B2 (ja) * 2009-10-09 2014-04-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5440777B2 (ja) 2009-11-17 2014-03-12 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5532977B2 (ja) * 2009-11-30 2014-06-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5403264B2 (ja) 2010-01-13 2014-01-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5381746B2 (ja) 2010-01-26 2014-01-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8600276B2 (en) * 2010-01-27 2013-12-03 Ricoh Company, Limited Heat conduction unit, fixing device, and image forming apparatus
JP5445188B2 (ja) 2010-02-07 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5381776B2 (ja) 2010-02-12 2014-01-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5428920B2 (ja) 2010-02-15 2014-02-26 株式会社リコー 定着装置と画像形成装置
JP2011169997A (ja) 2010-02-17 2011-09-01 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5564981B2 (ja) * 2010-02-25 2014-08-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5556236B2 (ja) 2010-02-26 2014-07-23 株式会社リコー 定着装置、及び、これを備える画像形成装置
JP5509936B2 (ja) 2010-03-03 2014-06-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5531676B2 (ja) 2010-03-03 2014-06-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8867944B2 (en) * 2010-03-03 2014-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Fuser and temperature control method of fuser
JP5418913B2 (ja) * 2010-03-04 2014-02-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5600970B2 (ja) 2010-03-08 2014-10-08 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5633386B2 (ja) 2010-03-10 2014-12-03 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5471634B2 (ja) 2010-03-11 2014-04-16 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5640405B2 (ja) 2010-03-12 2014-12-17 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5408553B2 (ja) 2010-03-12 2014-02-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5630040B2 (ja) * 2010-03-15 2014-11-26 株式会社リコー 定着装置、及び画像形成装置
JP2011191591A (ja) 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5625406B2 (ja) * 2010-03-16 2014-11-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011197183A (ja) 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5589526B2 (ja) 2010-03-18 2014-09-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5447045B2 (ja) 2010-03-18 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5515906B2 (ja) * 2010-03-18 2014-06-11 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5263206B2 (ja) * 2010-03-25 2013-08-14 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP5510721B2 (ja) 2010-05-07 2014-06-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5636889B2 (ja) 2010-11-09 2014-12-10 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5747502B2 (ja) 2010-11-12 2015-07-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
EP2453316B1 (en) 2010-11-12 2021-03-24 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP5696835B2 (ja) 2010-12-14 2015-04-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5589820B2 (ja) 2010-12-17 2014-09-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5768507B2 (ja) 2011-03-17 2015-08-26 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US8447221B2 (en) 2011-04-04 2013-05-21 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP5773151B2 (ja) 2011-08-17 2015-09-02 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5737629B2 (ja) 2011-12-26 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6136220B2 (ja) 2011-12-27 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6136221B2 (ja) 2011-12-27 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP5904325B2 (ja) 2011-12-28 2016-04-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5796711B2 (ja) 2011-12-28 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
CN103186087B (zh) 2011-12-28 2016-08-03 株式会社理光 定影装置、成像装置和分离构件
JP5928783B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-01 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5737520B2 (ja) 2012-01-13 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5796714B2 (ja) 2012-01-13 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5761524B2 (ja) 2012-01-13 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5970828B2 (ja) 2012-01-19 2016-08-17 株式会社リコー 分離部材、定着装置、及び画像形成装置
JP6333511B6 (ja) 2012-01-23 2023-11-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5967468B2 (ja) 2012-01-24 2016-08-10 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP5943231B2 (ja) 2012-01-26 2016-07-05 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP5835668B2 (ja) 2012-01-27 2015-12-24 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5900789B2 (ja) 2012-01-30 2016-04-06 株式会社リコー 画像形成装置
JP6052598B2 (ja) 2012-01-30 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6051741B2 (ja) 2012-01-31 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5751428B2 (ja) 2012-01-31 2015-07-22 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5850326B2 (ja) 2012-02-09 2016-02-03 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5896281B2 (ja) 2012-02-09 2016-03-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP5948923B2 (ja) 2012-02-09 2016-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6003619B2 (ja) 2012-02-09 2016-10-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6103679B2 (ja) 2012-02-09 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6423994B2 (ja) 2012-02-09 2018-11-14 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6209311B2 (ja) 2012-02-09 2017-10-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2013164463A (ja) 2012-02-09 2013-08-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP6201312B2 (ja) 2012-02-09 2017-09-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP6032525B2 (ja) 2012-02-09 2016-11-30 株式会社リコー 画像形成装置
US9026024B2 (en) 2012-02-09 2015-05-05 Ricoh Company, Ltd. Fixing device capable of minimizing damage of endless rotary body and image forming apparatus incorporating same
JP2013186259A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5950152B2 (ja) 2012-03-22 2016-07-13 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP2013195857A (ja) 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び、画像形成装置
JP6016071B2 (ja) 2012-05-18 2016-10-26 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2014032383A (ja) 2012-07-12 2014-02-20 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
US9152106B2 (en) 2012-08-31 2015-10-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including same
US9229379B2 (en) 2012-09-11 2016-01-05 Ricoh Company, Limited Fixing device and image forming apparatus
JP2014056147A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
US9046838B2 (en) 2012-09-14 2015-06-02 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP6028500B2 (ja) * 2012-10-02 2016-11-16 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6051773B2 (ja) 2012-10-29 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2014098737A (ja) 2012-11-13 2014-05-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5896306B2 (ja) 2013-03-04 2016-03-30 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6205766B2 (ja) 2013-03-12 2017-10-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2014199417A (ja) 2013-03-15 2014-10-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6176437B2 (ja) 2013-03-15 2017-08-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6210267B2 (ja) 2013-03-15 2017-10-11 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6236815B2 (ja) 2013-03-15 2017-11-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2014178636A (ja) 2013-03-15 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置
JP6153063B2 (ja) 2013-03-15 2017-06-28 株式会社リコー 加圧力可変機構、定着装置及び画像形成装置
JP2014186211A (ja) 2013-03-25 2014-10-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5854238B2 (ja) * 2013-05-07 2016-02-09 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP6221546B2 (ja) 2013-05-14 2017-11-01 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6131707B2 (ja) 2013-05-15 2017-05-24 株式会社リコー 定着装置およびこれを備えた画像形成装置
JP6160227B2 (ja) 2013-05-16 2017-07-12 株式会社リコー 定着装置およびこれを備えた画像形成装置
JP5907358B2 (ja) 2013-05-16 2016-04-26 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6303712B2 (ja) 2013-05-29 2018-04-04 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US9535380B2 (en) 2013-05-29 2017-01-03 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP2014235308A (ja) 2013-05-31 2014-12-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6100625B2 (ja) * 2013-06-14 2017-03-22 株式会社沖データ 定着制御装置及び画像形成装置
JP6270106B2 (ja) * 2013-09-30 2018-01-31 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP2015075525A (ja) 2013-10-07 2015-04-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2015075715A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6299462B2 (ja) 2014-03-12 2018-03-28 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6446797B2 (ja) 2014-03-17 2019-01-09 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2016014867A (ja) 2014-06-09 2016-01-28 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6365039B2 (ja) 2014-07-10 2018-08-01 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6347163B2 (ja) 2014-07-10 2018-06-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6589350B2 (ja) 2014-07-10 2019-10-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6627206B2 (ja) 2014-07-31 2020-01-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016035558A (ja) 2014-08-01 2016-03-17 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6350137B2 (ja) 2014-09-03 2018-07-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6455104B2 (ja) 2014-12-01 2019-01-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016142987A (ja) 2015-02-04 2016-08-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9778606B2 (en) 2015-02-12 2017-10-03 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
US9964873B2 (en) 2015-06-22 2018-05-08 Ricoh Company, Ltd. Toner, developer, image forming apparatus and toner housing unit
US10152006B2 (en) 2015-06-26 2018-12-11 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP2017026876A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
JP6597148B2 (ja) 2015-10-08 2019-10-30 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置、及び摺動部材
JP2017083520A (ja) 2015-10-23 2017-05-18 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6657814B2 (ja) 2015-11-09 2020-03-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9869952B2 (en) 2015-11-11 2018-01-16 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including a friction reducer including a lubricant
US9989897B2 (en) 2015-12-17 2018-06-05 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including fixing device with lubricant movement restrictors
JP6796274B2 (ja) 2016-01-25 2020-12-09 株式会社リコー 定着装置、及び画像形成装置
JP6983489B2 (ja) 2016-02-25 2021-12-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6727873B2 (ja) * 2016-03-18 2020-07-22 キヤノン株式会社 像加熱装置及び画像形成装置
JP6665689B2 (ja) 2016-05-31 2020-03-13 株式会社リコー 加圧脱圧装置、定着装置及び画像形成装置
JP6857324B2 (ja) 2017-01-17 2021-04-14 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6813806B2 (ja) 2017-04-04 2021-01-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6922452B2 (ja) 2017-06-09 2021-08-18 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2020126212A (ja) * 2019-01-31 2020-08-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP7288597B2 (ja) * 2019-01-31 2023-06-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2861280B2 (ja) 1990-06-11 1999-02-24 キヤノン株式会社 加熱装置
JPH04156576A (ja) 1990-10-19 1992-05-29 Ricoh Co Ltd 定着装置
DE4446308C2 (de) * 1994-12-23 2000-10-26 Voith Sulzer Papiermasch Gmbh Vorrichtung zum Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Materialbahn
JP3472371B2 (ja) 1995-03-13 2003-12-02 株式会社リコー 加熱装置
US5839043A (en) * 1995-09-04 1998-11-17 Minolta Co., Ltd. Thermal fixing apparatus and inductively heated sleeve
JP3867375B2 (ja) 1997-11-26 2007-01-10 富士ゼロックス株式会社 電子写真用定着部品、および定着装置
JP2001083822A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Canon Inc 加熱装置、像加熱装置および画像形成装置
JP2001215767A (ja) * 2000-02-07 2001-08-10 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2002189370A (ja) * 2000-10-13 2002-07-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4126875B2 (ja) * 2001-01-09 2008-07-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置
JP3814542B2 (ja) * 2001-02-20 2006-08-30 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2003107946A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Takao Kawamura 定着用ヒート・プレート、定着用半円形発熱部材、及び、ベルト式定着装置
US6649874B2 (en) 2002-02-22 2003-11-18 Hewlett-Packard Development Company L.P. System and method for utilizing a user non-perceivable light source in a machine
JP2003270980A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Canon Inc 画像形成装置
JP4099098B2 (ja) * 2002-05-31 2008-06-11 株式会社リコー 定着装置・画像形成装置
JP4170690B2 (ja) 2002-05-31 2008-10-22 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2004226815A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Canon Inc 加熱装置及び画像形成装置
JP2004286922A (ja) 2003-03-20 2004-10-14 Minolta Co Ltd ベルト定着装置
JP4330983B2 (ja) * 2003-12-17 2009-09-16 株式会社リコー 定着装置及び電子写真方式の画像形成装置
JP2005189461A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置,画像形成装置及びその画像形成装置において使用するトナー
JP2005215601A (ja) 2004-02-02 2005-08-11 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置
JP2005316080A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ricoh Co Ltd ローラ及びそのローラを用いる定着装置並びに画像形成装置
JP4732027B2 (ja) * 2004-06-30 2011-07-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2006039049A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Canon Inc 定着器及び前記定着器を用いた画像形成装置とのその制御方法
JP4333518B2 (ja) * 2004-08-05 2009-09-16 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP2006071998A (ja) 2004-09-02 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 定着ベルト、定着装置および画像形成装置
JP2006072073A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2006098931A (ja) 2004-09-30 2006-04-13 Canon Inc 無端ベルト、加熱装置及び画像形成装置
JP2006154487A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置及び定着装置の制御方法
JP4774769B2 (ja) * 2005-03-23 2011-09-14 富士ゼロックス株式会社 シート部材、および画像形成装置
JP4689370B2 (ja) * 2005-06-30 2011-05-25 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP4798699B2 (ja) * 2005-09-12 2011-10-19 株式会社リコー 画像形成装置、およびその定着制御方法
JP2007079187A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007192846A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Kyocera Mita Corp 定着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2921911A1 (en) 2014-03-17 2015-09-23 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
US9298146B2 (en) 2014-03-17 2016-03-29 Ricoh Company, Limited Fixing device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20070292175A1 (en) 2007-12-20
JP2007334205A (ja) 2007-12-27
US8010028B2 (en) 2011-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818826B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5600970B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5556236B2 (ja) 定着装置、及び、これを備える画像形成装置
JP5471634B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
EP1246029B1 (en) Image forming apparatus preventing excessive increase in temperature of fixing device
JP3033486B2 (ja) 定着方法及びその装置
JP4574574B2 (ja) 定着装置、定着装置の制御方法、及び画像形成装置
JP4658712B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6111657B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US8509653B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2017107143A (ja) 画像形成装置
US8295750B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus equipped therewith
JP2014199382A (ja) 分離装置及び定着装置並びに画像形成装置
JP7119903B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5299848B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5617259B2 (ja) 加熱伝導体とこれを有する定着装置および画像形成装置
JP6740333B2 (ja) 定着装置
JP2016200802A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20080253795A1 (en) Fuser and image formation aparatus
JP6160129B2 (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP2014199409A (ja) 画像形成装置
JP7491069B2 (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP6303631B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5751356B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2014174381A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100616

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150