JP2011191591A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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政昭 吉川
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Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Tetsuo Tokuda
哲生 徳田
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嘉紀 山口
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豊 池淵
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Takuya Seshimo
卓弥 瀬下
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    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member

Abstract

【課題】定着温度を安定して制御し、定着品質の向上を図る。
【解決手段】回転する無端状ベルトである定着スリーブ21と、定着スリーブ21の外周側に該定着スリーブ21を押圧可能に配置される加圧ローラ31と、定着スリーブ21の内周側に配置され、加圧ローラ31の押圧により定着スリーブ21を介して該加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材26と、定着スリーブ21の内周側に定着スリーブ21と当接または近接して配置され、定着スリーブ21を加熱する面状発熱体22と、定着スリーブ21の内周側に面状発熱体22を挟んで配置され、該面状発熱体22を所定位置で支持する発熱体支持手段23と、定着スリーブ21の回転方向における面状発熱体22の下流側であって、当接部材26の上流側に配置されるサーミスタ33とを備え、該サーミスタ33の検知結果に基づいて定着スリーブ21の温度を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を備える電子写真方式、静電記録方式等を利用したFAX、プリンタ、複写機またはそれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録紙に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録紙上のトナー画像を定着する過程により成立している。
この定着装置では、対向するローラもしくはベルトもしくはそれらの組み合わせにより構成された定着部材及び加圧部材が当接してニップ部を形成するように配置されており、該ニップ部に記録紙を挟みこみ、熱および圧力を加え、トナー像を記録紙上に定着することを行っている。
定着装置の一例を挙げると、複数のローラ部材に張架された定着ベルトを定着部材として用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような定着ベルトを用いた装置は、定着部材としての定着ベルト(無端状ベルト)204、定着ベルト204を張架・支持する複数のローラ部材、複数のローラ部材202,203のうち1つのローラ部材202に内設されたヒータ201、加圧ローラ(加圧部材)205、等で構成されている(図18)。ヒータは、ローラ部材を介して定着ベルトを加熱する。そして、定着ベルトと加圧ローラとの間に形成されたニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される(ベルト定着方式)。
また、上述した画像形成装置に用いられる定着装置において、回転体である定着部材の内面に摺接する固定部材を有している定着装置がある。例えば、特許文献2では、発熱体としてのセラミックヒータ211と、加圧部材としての加圧ローラ212との間に耐熱性フィルム(定着フィルム)213を挟ませて定着ニップ部Nを形成させ、定着ニップ部Nのフィルム213と加圧ローラ212との間に画像定着すべき未定着トナー画像を形成担持させた被記録材を導入して、フィルム213と一緒に挟持搬送させることで、ニップ部Nにおいてセラミックヒータ211の熱がフィルム213を介して被記録材に与えられ、また定着ニップ部Nの加圧力にて未定着トナー画像を被記録材面に熱圧定着させるフィルム加熱方式の定着装置が開示されている(図19)。
このフィルム加熱方式の定着装置は、セラミックヒータ及びフィルムとして低熱容量の部材を用いてオンデマンドタイプの装置を構成することができるとともに、画像形成装置の画像形成実行時のみ熱源としてのセラミックヒータに通電して所定の定着温度に発熱させた状態にすればよく、画像形成装置の電源オンから画像形成実行可能状態までの待ち時間が短く(クイックスタート性)、スタンバイ時の消費電力も大幅に小さい(省電力)等の利点がある。
また、特許文献3,4では、表面が弾性変形する回転可能な加熱定着ロールと、加熱定着ロールに接触したまま走行可能なエンドレスベルト(加圧ベルト)と、エンドレスベルトの内側に非回転状態で配置されて、エンドレスベルトを加熱定着ロールに圧接させ、エンドレスベルトと加熱定着ロールとの間に記録紙が通過させられるベルトニップを設けると共に、加熱定着ロールの表面を弾性変形させる加圧パッドとを具備してなる加圧ベルト方式の画像定着装置が提案されている。この定着方式によれば、下の加圧部材をベルトにし、用紙とロールの接触面積を広げることで熱伝導効率を大幅に向上させ、エネルギー消費を抑制すると同時に小型化を実現することが可能となっている。
しかしながら、上述した特許文献1記載の定着装置は、定着ローラを用いた装置に比べて装置の高速化に適しているものの、ウォームアップ時間(プリント可能な温度に達するまでに要する時間である。)やファーストプリント時間(プリント要求を受けた後にプリント準備を経てプリント動作をおこない排紙が完了するまでの時間である。)の短縮化に限界があった。
これに対して、特許文献2記載の定着装置は、低熱容量化によりウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化が可能になるとともに、装置の小型化も可能になる。しかし、特許文献2記載の定着装置では、耐久性の問題と、ベルト温度安定性の問題があった。すなわち、熱源であるセラミックヒータとベルト内面の摺動による耐磨耗性が不十分であり、長時間運転すると連続摩擦を繰り返す面が荒れて摩擦抵抗が増大し、ベルトの走行が不安定になる、もしくは定着装置の駆動トルクが増大する等の現象が生じ、その結果、画像を形成する転写紙のスリップが生じ画像のずれが生じる、または駆動ギヤに係る応力が増大し、ギヤの破損を引き起こすという不具合が発生した(課題1)。
また、フィルム加熱方式の定着装置では、ベルトをニップ部で局所的に加熱しているため回転するベルトがニップ入り口に戻ってくる際に、ベルト温度は最も冷えた状態になり、(特に高速回転を行うと)定着不良が出やすいという問題があった(課題2)。
一方、特許文献3では、圧力パッドの表層に低摩擦シート(シート状摺動材)としてPTFEを含浸させたガラス繊維シート(PTFE含浸ガラスクロス)を用い、ベルト内面と固定部材の摺動性の問題を改善する手段が開示されている。しかし、このような加圧ベルト方式の定着装置(特許文献3,4)では、定着ローラの熱容量が大きく、昇温が遅いため、ウォームアップにかかる時間が長いという問題があった(課題3)。
以上のような課題1〜3に対して、特許文献5では、無端状の定着ベルトの内周側に配置される略パイプ状の対向部材(金属熱伝導体)と、対向部材の内周側に配置され該対向部材を加熱するセラミックヒータ等の抵抗発熱体とを設けることにより、定着ベルト全体を温めることを可能にし、ウォームアップ時間やファーストプリント時間を短縮することができ、かつ高速回転時の熱量不足を解消することのできる定着装置が提案されている。
ところで、定着部材を加熱する手段としての発熱体が、定着部材全体を均一に温めるのではなく、その一部を局所的に温める構成の定着装置においては、発熱体が直接定着部材を温めている位置における定着部材の表面温度と、ニップ部における定着部材の表面温度とは温度差が生じることとなる。
このため従来のように、発熱体が直接定着部材を温めている位置やその近傍位置にサーミスタ等の温度検知手段を配置し、当該温度検知手段による検知結果に基づいて定着部材の温度制御を行っても、実際の定着温度であるニップ部との表面温度差が原因となって、定着品質が安定しないという問題があった。
そこで本発明は、定着部材の回転方向における発熱体の下流側であって、当接部材の上流側に温度検知手段を配置し、当該温度検知手段の検知結果に基づいて定着部材の温度を制御することにより、ニップ部における定着温度を安定して制御し、定着品質を安定させることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の定着装置は、回転する無端状ベルトである定着部材と、定着部材の外周側に該定着部材を押圧可能に配置される加圧部材と、定着部材の内周側に配置され、加圧部材の押圧により定着部材を介して該加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材と、定着部材の内周側に定着部材と当接または近接して配置され、定着部材を加熱する発熱体と、定着部材の内周側に発熱体を挟んで配置され、該発熱体を所定位置で支持する支持手段と、定着部材の回転方向における発熱体の下流側であって、当接部材の上流側に配置される温度検知手段とを備え、該温度検知手段の検知結果に基づいて定着部材の温度を制御するものである。
したがって、ニップ部の入口側で検知した定着部材の温度に基づいて、定着部材の温度制御を行うようにしている。なお、「周方向」とは、定着部材の回転方向をいい、「軸方向(幅方向)」とは、定着部材の回転軸方向をいう。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、温度検知手段は、定着部材の内周面に対し、接触または非接触に配置されるものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の定着装置において、温度検知手段を、定着部材の軸方向に複数配置するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の定着装置において、複数の温度検知手段の配置位置は、回転方向におけるニップ部までの距離が略同等であるものである。
また、請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置を備えるものである。
本発明によれば、定着温度を安定して制御し、定着品質の向上を図ることができる。
本発明に係る定着装置の一実施形態における構成を示す断面図である。 定着部材における軸方向、周方向を示す概略図である。 発熱シートの構成を示す断面図である。 コア保持部材の端部を支持するフランジとの連結状態を示す図である。 コア保持部材の端部を支持するフランジとの連結状態を示す斜視図である。 面状発熱体と発熱体支持部材を組み立てた例を示す斜視図である。 面状発熱体、発熱体支持部材、端子台ステイを組み立てた例を示す斜視図である。 図7の端子台ステイ上の面状発熱体の電極端子と給電線の接続状態を示す斜視図である。 定着装置における定着スリーブ側の内部機構部の構成を示す断面図である。 発熱体支持部材への面状発熱体の接着例(1)を示す断面図である。 発熱体支持部材への面状発熱体の接着例(2)を示す断面図である。 面状発熱体の構成例(1)を示す図である。 面状発熱体の構成例(2)を示す上面図である。 面状発熱体の構成例(3)を示上面す図である。 面状発熱体の構成例(4)を示す上面図である。 回転支持部材と面状発熱体と当接部材の配置例を示す断面図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 従来のベルト定着方式の定着装置を示す概略構成図である。 従来のフィルム加熱方式の定着装置を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図17に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(定着装置の構成)
図1は、本発明に係る定着装置の一実施形態における構成を示す断面図である。図1に示すように、定着装置20は、回転する無端状ベルトである定着部材(定着スリーブ21)と、定着部材の外周側に該定着部材を押圧可能に配置される加圧部材(加圧ローラ31)と、定着部材の内周側に配置され、加圧部材の押圧により定着部材を介して該加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材(当接部材26)と、定着部材の内周側に定着部材と当接または近接して配置され、定着部材を加熱する発熱体(面状発熱体22)と、定着部材の内周側に発熱体を挟んで配置され、該発熱体を所定位置で支持する支持手段(発熱体支持手段23)と、定着部材の回転方向における発熱体の下流側であって、当接部材の上流側に配置される温度検知手段(サーミスタ33)とを備え、該温度検知手段の検知結果に基づいて定着部材の温度を制御するものである。
なお、図1では、面状発熱体22が定着スリーブ21の内周面と当接し、直接加熱する構成を示しているが、パイプ状の金属熱伝導体等からなり、定着スリーブ21の回転を案内する回転支持部材を備えるようにしても良い。
ここで、定着スリーブ21は、軸方向が通紙される記録媒体Pの幅に対応する長さを有し、可撓性を有するパイプ形状の無端状ベルトであり、例えば厚さが30〜50μmの金属材料からなる基材上に少なくとも離型層を形成したものであって、外径が30mmになっている。なお、図2(a)に示すように、定着スリーブ21のパイプ長手方向を軸方向といい、図2(b)に示すように、定着スリーブ21のパイプ円周方向を周方向という。
定着スリーブ21の基材を形成する材料としては、鉄、コバルト、ニッケル、又はこれらの合金等の伝熱性のよい金属材料を用いることができる。
定着スリーブ21の離型層は、PFA等のフッ素化合物をチューブ状に被覆したものであって、その厚さは50μmになっている。離型層は、記録媒体P上のトナー像(トナー)Tが直接的に接する定着スリーブ21表面のトナー離型性を高めるためのものである。
加圧ローラ31は、アルミニウム、銅等の金属材料からなる芯金上に、シリコーンゴム(ソリッドゴム)等の耐熱性弾性層、離型層が順次形成されたものであって、外径が30mmになっている。弾性層は、肉厚が2mmとなるように形成されている。離型層は、PFAチューブを被覆したものであって、厚さが50μmになるように形成されている。また、芯金内には必要に応じてハロゲンヒータなどの発熱体を内蔵してもよい。また、加圧ローラ31は、加圧手段(不図示)により定着スリーブ21を介して当接部材26に圧接され、その圧接部が定着スリーブ21側が凹んだニップ部を形成している。そして、このニップ部に、記録媒体Pが搬送されることになる。
また、加圧ローラ31は、定着スリーブ21に圧接した状態で不図示の駆動機構により回転駆動され(図1において時計回り方向に回転)、この加圧ローラ31の回転に伴って定着スリーブ21が回転することになる(図1において反時計回り方向に回転)。
当接部材26は、定着スリーブ21の軸方向に長さを有し、少なくとも定着スリーブ21を介して加圧ローラ31と圧接する部分がフッ素系ゴムなどの耐熱性を有する弾性体からなるものであり、コア保持部材28により定着スリーブ21の内周側の所定位置に保持された状態で固定されている。また、当接部分26の定着スリーブ21の内周面と接する部分はテフロン(登録商標)シートなどの摺動性及び耐磨耗性の優れた材料からなるものとするとよい。また、定着スリーブ21の内周面には、当接部材26との摺動性を高めるために、グリース等の潤滑剤が塗布するようにしても良い。
コア保持部材28は、金属などの板材が板金加工されてなり、定着スリーブ21の軸方向の長さに対応する長さを有し断面がH型形状の剛性部材であり、定着スリーブ21の内周側の略中心部分に配置されるものである。
またコア保持部材28は、定着スリーブ21の内周側に配置される種々の部材を所定位置に保持するものであり、例えばコア保持部材28のH型の一方(加圧ローラ31に対向する側)のくぼんだ部分に当接部材26を収納保持し、当接部材26が加圧ローラ31により加圧されても大きく変形しないようにニップ部とは反対面側から支持している。また、コア保持部材28は、当接部材26を該コア保持部材28から加圧ローラ31側に少し突出するように保持しており、ニップ部でコア保持部材28が定着スリーブ21に接触しないように配置されている。
また、コア保持部材28のH型の他方(加圧ローラ31側とは反対側)のくぼんだ部分に、定着スリーブ21の軸方向の長さに対応する長さを有し断面がT字型形状を含み形成された端子台ステイ24及び端子台ステイ24上に延設され外部からの電力を供給する給電線25を収納保持している。さらに、コア保持部材28のH型の外面に発熱体支持部材23を保持している。図1では、定着スリーブ21の下方半周分(ニップ部の入側半周分)の領域で発熱体支持部材23を保持している。その際、組み立て性を勘案して発熱体支持部材23とコア保持部材28を接着してもよい。あるいは発熱体支持部材23側からコア保持部材28側への伝熱を防止するために、両者を非接着としてもよい。
発熱体支持部材23は、面状発熱体22を定着スリーブ21の内周面と当接または所定ギャップで近接させて配置するために該面状発熱体22を支持するものである。そのため、発熱体支持部材23は、断面形状を円形とした定着スリーブ21の内周面に沿った所定の弧の長さの外周面を有している。
また、発熱体支持部材23は、面状発熱体22の発熱に耐えるだけの耐熱性と、回転走行する定着スリーブ21が近接する面状発熱体22に接触した際に変形することなく面状発熱体22を支持するだけの強度と、面状発熱体22の熱をコア保持部材28側に伝えずに、定着スリーブ21側に伝えるようにする断熱性と、を有することが好ましく、例えばポリイミド樹脂の発泡成形体であることが好ましい。なお、面状発熱体22が定着スリーブ21の内周面と当接する構成の場合、回転走行する定着スリーブ21が面状発熱体22をニップ部側に引っ張る力が該面状発熱体22に作用するため、発熱体支持部材23は変形することなく面状発熱体22を支持するだけの強度が必要になるが、この場合にもポリイミド樹脂の発泡成形体が好適である。また、このポリイミド樹脂の発泡体の内部に補助的にソリッドの樹脂部材を設けて剛性を向上させるようにしてもよい。
面状発熱体22は、図3に示すように、絶縁性を有する基層22a上に、耐熱性樹脂中に導電性粒子が分散されてなる抵抗発熱層22bと、該抵抗発熱層22bに電力を供給する電極層22cと、が形成され、定着スリーブ21の軸方向、周方向に対応して所定の幅及び長さをもち可撓性を示す発熱シート22sを有する。また、基層22a上には、抵抗発熱層22bと隣接する別の給電系統の電極層22cとの間や発熱シート22sの縁部分と外部との間を絶縁する絶縁層22dが設けられている。なお、面状発熱体22は、発熱シート22sの端部で電極層22cに接続され、給電線25から供給される電力を該電極層22cに供給する電極端子22e(不図示、後述)を備える。
また、発熱シート22sの厚さは0.1〜1mm程度であり、少なくとも発熱体支持部材23の外周面に沿って巻きつけることができる程度の可撓性を有している。
ここで、基層22aは、PETまたはポリイミド樹脂などのある程度の耐熱性を有する樹脂からなる薄膜の弾性体フィルムであり、このうちポリイミド樹脂からなるフィルム部材であることが好ましい。これにより、耐熱性と、絶縁性と、ある程度の柔軟性(可撓性)を備える。
抵抗発熱層22bは、ポリイミド樹脂などの耐熱性樹脂中にカーボン粒子や金属粒子などの導電性粒子が均一に分散してなる導電性を有する薄膜であり、通電されると内部抵抗によりジュール熱として発熱する構成となっている。このような抵抗発熱層22bは、ポリイミド樹脂などの耐熱性樹脂の前駆体中にカーボン粒子や金属粒子などの導電性粒子を分散させた塗料を基層22a上に塗布して成膜するとよい。
また、抵抗発熱層22bは、基層22a上にまずカーボン粒子や金属粒子からなる薄膜の導電層が形成され、ついでその導電層上にポリイミド樹脂などの耐熱性樹脂からなる絶縁性薄膜を積層して一体化したものであってもよい。
なお、抵抗発熱層22bに使用するカーボン粒子は、通常のカーボンブラック粉末でもよいが、カーボンナノファイバ、カーボンナノチューブ、カーボンマイクロコイルの少なくともいずれかからなるカーボンナノ粒子であってもよい。
また、金属粒子は、Ag、Al、Niなどからなる粒子であり、その形状は粒状であってもよいし、フィラメント状であってもよい。
絶縁層22dは、ポリイミド樹脂などの基層22aと同じ耐熱性樹脂からなる絶縁材料を塗布により形成するとよい。
電極層22cは、導電性インクやAgなどの導電性ペーストなどを塗布して形成したものでもよいし、金属箔や金属網などを接着して形成したものであってもよい。
面状発熱体22を構成する発熱シート22sは、厚みの薄いシートであることから熱容量が小さく、急速な加熱が可能であり、その発熱量は抵抗発熱層22bの体積抵抗率によって任意に設定できる。すなわち、抵抗発熱層22bを構成する導電性粒子の構成材料、形状、大きさ、分散量などにより発熱量を調整することが可能であり、例えば単位面積当りの発熱量35W/cm2で、総電力1200W程度の出力が得られる面状発熱体22の実現が可能である。この場合、発熱シート22sは、例えば幅(軸方向)20cm、長さ(周方向)2cm程度のサイズとなる。
また、面状発熱体としてステンレスなどの金属フィラメントからなるものを用いた場合、フィラメントの存在により面状発熱体の表面には凹凸が生じていることから、定着スリーブ21の内周面と摺動させると、表面が容易に磨耗してしまうが、発熱シート22sは前述のように表面に凹凸がなく平坦であることから、定着スリーブ21の内周面との摺動に対して優れた耐久性を示す。またさらに、発熱シート22sの抵抗発熱層22b表面にフッ素系樹脂をコーティングすると、定着スリーブ21の内周面との接触に対する耐久性がさらに向上するので好ましい。
なお、発熱シート22sの定着スリーブ21内周面における配置領域としては、図1では、定着スリーブ21の内周面のニップ部とは反対側の位置からニップ部手前までにかけて配置された構成が示されているが、これに限定されるものではなく、例えば発熱シート22sをニップ部の位置まで配置してもよいし、定着スリーブ21の内周面全周に配置してもよい。
(温度検知手段)
また、温度検知手段としてのサーミスタ33からの検知に基づいて不図示の制御手段が面状発熱体22を制御し、ニップ部における定着スリーブ21の表面温度、すなわち定着温度をコントロールしている。
図1に示すように、サーミスタ33は、定着スリーブ21の回転方向における面状発熱体22の下流側であって、当接部材26の上流側に設けられる。特に、当接部材26の近傍位置であるニップ部入口部に設けることが好ましい。
サーミスタ33により検出するニップ部入口部における定着スリーブ21の表面温度は、ニップ部における定着スリーブ21の温度(実際の定着温度)と略同等である。したがって、この位置におけるサーミスタ33の検出結果に基づいて、面状発熱体22を温度制御し、定着スリーブ21の温度を制御することにより、定着温度を所望の温度に安定させることができ、定着品質の安定化を図ることが可能となる。
また、図1に示すように、サーミスタ33は、定着スリーブ21の内周面に、接触または非接触で配置される。このように、定着部材の内側に温度検知手段を配置することで、定着部材表面へのダメージがなくなるため画像品質を劣化させることなく温度制御することができ、また、定着部材の外周面に温度検知手段を配置する場合に比べて、定着装置の小型化に繋がる。
サーミスタ33の取り付け例について説明する。図4はコア保持部材28の軸方向端部を支持するフランジ35との連結状態を示す図、図5はコア保持部材28の軸方向端部を支持するフランジ35との連結状態を示す斜視図である。なお、図4及び図5では、コア保持部材28の先端部形状が図1に示す定着装置とは異なる例を示しているが、以下に説明する取り付け方法等が異なるものではない。
ここで、サーミスタ33は、定着スリーブ21の軸方向に複数配置することが好ましい。例えば、図5に示すように、軸方向の中央部に中央部サーミスタ33a、端部に端部サーミスタ33bを配置するものであるが、配置数および配置位置はこれに限られるものではない。また、図5に示す例では、各サーミスタ33a,33bはコア保持部材28に取り付けられているが、取り付け位置はこれに限られるものではない。なお、幅方向における「中央部」とは、どのようなサイズの用紙が通紙される場合でも通紙領域内になる部分をいい、「端部」とは、大きいサイズの用紙を通紙する場合に通紙領域内になる部分(用紙サイズによっては通紙領域外となる部分)をいう。
このように温度検知手段を複数個配置しておくことにより、小サイズの用紙の通紙時など、軸方向において温度偏差の生じる場合でも、それにあわせた発熱制御をすることが可能となり、軸方向での温度偏差をなくすことができる。
なお、図5に示す中央部サーミスタ33aおよび端部サーミスタ33bは、ハーネスを介して図示しない定着ドロワコネクタに接続される。なお、サーミスタ33からのハーネスは、定着スリーブ21内部を軸方向に這い回され、定着スリーブ21外側のフランジ35、装置内シャーシ(図示せず)にクランプされながら定着ドロワコネクタまで配されている。
また、コア保持部材28は、両端部を装置内シャーシに固定されるフランジ35の内径部分の複数の係止部35a,35bに当接かつ係止させることにより保持される。例えば、コア保持部材28に、切欠部36および傾斜部37が形成され、コア保持部材28の切欠部36が、フランジ35の係止部35a,35bに係合することにより、コア保持部材28はフランジ35に保持されている。
また、図5に示したように、軸方向に複数の温度検知手段を配置する場合、その配置位置(温度検知位置)は、定着スリーブ21の回転方向におけるニップ部までの距離が同等(略同等を含む)であること、すなわち、周方向において同位置であることが好ましい。このように、各温度検知手段がニップ部までの距離が等しくなるよう配置されることで、定着部材がニップ部に突入するまでの放熱量を等しくできる。よって、放熱による軸方向温度偏差をなくすことが可能となる。
次に、定着装置20における定着スリーブ21側の組み立て手順の一例を説明する。まず、発熱体支持部材23の外周面に沿って面状発熱体22の発熱シート22sを接着剤により貼り付ける(図6)。この際、接着剤は発熱体支持部材23への熱の流出を防ぐために熱伝導率の低いものを用いることが望ましい。
なお、このとき発熱シート22sにおける定着スリーブ21の周方向に対応する一方の端部に、前記電極層22cに接続される複数の電極端子22e(電極端子22e1,22e2)の全てを設けておく。図6では、発熱シート22sにおいて定着スリーブ21の周方向に対応する一方の端部(加圧ローラ31(ニップ部)側とは反対側の端部)の辺(端辺)上であって、定着スリーブ21の軸方向に対応する両端それぞれに電極端子22e1,22e2が1つずつ設けられている。
これは次のような理由による。すなわち、面状発熱体22には、抵抗発熱層22bに電力を供給する関係上少なくとも2つの電極端子22eを備えることになるが、例えば2つの電極端子22eを発熱シート22sの両端にそれぞれ1つずつ設けた場合、給電に要する電源ハーネス等を両端それぞれの電極端子22eに接続する必要がある。このとき、発熱シート22s自体は薄膜であり、それ自体の剛性が低いために給電用ハーネスを接続するための端子台を発熱シート22sの両端それぞれに備える必要があり、装置が大型化してしまう。そこで、電極端子22eを発熱シート22sの一方の端部にまとめて設けて給電される構成にすることにより装置の小型化を図っている。
また、発熱シート22sにおける定着スリーブ21の軸方向に対応する端部に電極端子22eを配置することも考えられるが、発熱体支持部材23の外周面に沿って発熱シート22sを貼り付けたとき、電極端子22eも湾曲するようになり、電源供給する電極部としてはネジ締結時の変形や端子部材の複雑化、組み立て性の悪化等の不都合が生じてしまう。そこで、発熱シート22sにおける定着スリーブ21の周方向に対応する一方の端部に複数の電極端子22eを配置しており、これにより発熱体支持部材23の外周面に沿って発熱シート22sを貼り付けたときでも電極端子22eを湾曲させず良好な組み立て性を実現している。
次いで、電極端子22e近傍の発熱シート22sを発熱体支持部材23の縁に沿って折り曲げて、電極端子22eが円形の定着スリーブ21の中央側に向かうようにした上で、電極端子22e1,22e2それぞれを、端子台ステイ24上で給電線25と接続固定する(図7,図8)。電極端子22e1,22e2の端子台ステイ24上での接続固定は、図8に示すようにネジ締結により行うとよい。また、発熱シート22sの電極端子22eが設けられる端辺の中央部から発熱シート22s固定用に延設された固定端子22fが設けられており、この固定端子22fも端子台ステイ24にネジ締結して固定する。
次に、コア保持部材28をそのH型の一方のくぼんだ部分に端子台ステイ24が収納されるように装着し、さらにH型の他方のくぼんだ部分に当接部材26を装着して定着スリーブ21側の内部機構部を完成する。また、上述のように温度検知手段としてのサーミスタを取り付ける(図9)。最後に、この内部機構部を定着スリーブ21の内周側に挿入して、図1のように配置して定着装置20における定着スリーブ21側の組み立てを完了する。
なお、発熱体支持部材23と発熱シート22sを接着剤等で固定しない非接着の場合には、発熱シート22sにおいてニップ部とは反対側に位置する電極端子22e及び固定端子22fが端子台ステイ24にネジ締結によって固定されるとともに、その固定された側から発熱シート22sをニップ部側に引っ張るように定着スリーブ21が回転することにより発熱シート22sは発熱体支持部材23と定着スリーブ21の内周面との間に挟まれた状態で安定して定着スリーブ21と接触するようになり、効率的に定着スリーブ21の加熱が可能となる。
しかしながら、このような発熱体支持部材23に対して発熱シート22sが非接着で浮いている状態では、ジャム処理などのときに定着スリーブ21を逆回転させた場合に発熱シート22sが持ち上がるように動いて、位置がずれてしまうことがある。また、発熱シート22sが動くことに伴って、電極端子22eも捩れたり変形したりして破損する可能性もある。そのため、発熱シート22sの位置ずれを防ぐために、該発熱シート22sを発熱体支持部材23に接着して固定することが好ましい。
なお、このとき発熱シート22sのシート全面を接着すると発熱シート22sの発熱がシート全面において発熱体支持部材23に移動しやすくなるため好ましくなく、定着スリーブ21の軸方向に対応する両端部のうち、記録媒体Pが通過しない領域すなわち非通紙領域(面)のみを発熱体支持部材23に接着することが好適である。これにより、発熱シート22sの位置ずれ防止とともに、発熱シート22sの通紙領域(ここでは使用される記録媒体Pのうち最大サイズのものが通過する領域(最大通紙領域)は発熱体支持部材23に接着されず浮いた状態にあることから発熱シート22sの通紙領域から発熱体支持部材23への熱移動がなくなり、発熱シート22sの通紙領域で発生した熱を効率的に定着スリーブ21の加熱に利用することが可能となる。
また、この発熱シート22sの接着は、塗布型の液体接着剤を用いてもよいが、耐熱性のあるアクリル系材料あるいはシリコーン系材料からなる両面に接着性または粘着性のあるテープ状の接着部材(両面テープ)を用いて行うとよい。これにより、面状発熱体22(発熱シート22s)の発熱体支持部材23への貼り付けが容易になるだけではなく、面状発熱体22に異常が発生したときに両面テープを剥すだけで面状発熱体22の交換ができる構成となり、メンテナンス性に優れたものとなる。
なお、このとき、単に発熱シート22sと発熱体支持部材23の間に両面テープを挟むようにすると、発熱シート22sの表面は定着スリーブ21の軸方向において両面テープで接着した部分がその両面テープの厚み分だけ盛り上がり、通紙領域において面状発熱体22(発熱シート22s)が定着スリーブ21に均一に接触しなくなり、加熱効率が低下するとともに軸方向の温度分布も不均一になってしまう。
そこで、面状発熱体22において両面テープを貼り付ける部分の発熱シート22sの厚みを両面テープの厚み分だけ薄くすることが好ましい。すなわち、両面テープはある程度の厚み(例えば0.1mm)があるので、図10に示すように、発熱シート22sにおける例えば基層22aの発熱体支持部材23側の面の軸方向の両端部分に両面テープ22tの厚み分に相当する深さで周方向に延びるくぼみを設けて、そのくぼみに両面テープ22tを接着し、ついでその発熱シート22sを両面テープ22tを介して発熱体支持部材23の所定位置に接着するようにする。これにより、発熱シート22sを発熱体支持部材23に接着したときに、発熱シート22sの定着スリーブ21側の表面は定着スリーブ21の軸方向において平坦となり、通紙領域において面状発熱体22(発熱シート22s)が定着スリーブ21に均一に接触するので、良好な加熱効率で定着スリーブ21の軸方向の温度分布の均一化も図ることができる。
あるいは、図11に示すように、発熱体支持部材23の発熱シート22sの非通紙領域に対応する位置に両面テープ22tの厚み分だけくぼませることが好ましい。すなわち、発熱体支持部材23の軸方向の両端部分であって発熱シート22sの非通紙領域に対応する位置に両面テープ22tの厚み分に相当する深さで周方向に延びるくぼみを設けて、そのくぼみに両面テープ22tを接着し、ついでその状態の発熱体指示部材23に発熱シート22sを両面テープ22tを介して接着するようにする。これによっても、発熱シート22sの定着スリーブ21側の表面は定着スリーブ21の軸方向において平坦となり、通紙領域において面状発熱体22(発熱シート22s)が定着スリーブ21に均一に接触するので、良好な加熱効率で定着スリーブ21の軸方向の温度分布の均一化も図ることができる。
(定着装置の動作)
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。まず、基本動作について説明する。画像形成装置が出力信号を受けると(例えばユーザの操作パネルの操作あるいはパソコンからの通信などにより画像形成装置に印刷要求があると)、定着装置20において、加圧ローラ31が定着スリーブ21を介して当接部材26に押圧され、ニップ部を形成する。ついで、不図示の駆動装置によって、加圧ローラ31が図1の時計回り方向に回転駆動されると、定着スリーブ21も連れ回りして時計方向に回転する。このとき、面状発熱体22は発熱体支持部材23で支持された状態で、定着スリーブ21の内周面と当接し摺動する状態となる。
そして、それと同期して外部電源または内部の蓄電装置から給電線25を通じて面状発熱体22に電力が供給され、発熱シート22sが発熱し、定着スリーブ21は該発熱シート22sと接触していることから効率的に熱が伝達され、急速に加熱される。なお、駆動装置の動作と面状発熱体22による加熱は同時刻に同時に開始する必要はなく、適宜時間差を設けて開始しても良い。このとき、上述のように、サーミスタ33で検知される温度により、ニップ部が所定の温度となるように、面状発熱体22による加熱制御が行われており、定着に必要な温度まで昇温された後、保持され、記録媒体Pの通紙が開始される。
このように構成された定着装置では、定着スリーブ21及び面状発熱体22の熱容量が小さいため、省エネを図りつつウォームアップ時間やファーストプリント時間を短くすることができる。また、面状発熱体22における発熱シート22sは樹脂ベースのシートであるため、加圧ローラ31の回転、振動に起因する応力が発熱シート22sに繰り返し作用して、発熱シート22sの屈曲が繰り返し行われても疲労破壊することがなく、長時間の運転が可能である。
なお、画像形成装置への出力信号がない場合、通常は消費電力を抑えるために加圧ローラ31及び定着スリーブ21は非回転で、面状発熱体22は通電を停止されているが、すぐに再出力を開始したい(復帰させたい)場合は、加圧ローラ31及び定着スリーブ21が非回転の状態でも面状発熱体22に通電しておくことが可能である。この場合は、面状発熱体22に定着スリーブ21全体を保温させておく程度の通電を行う。
(発熱シート)
次に、面状発熱体22における発熱シート22sの詳細構成について説明する。すなわち、発熱シート22sは、基層22aの主面上全面あるいはある1つの領域に抵抗発熱層22bが形成されたものでもよいが、基層22aの主面上で任意に区画された複数の領域それぞれに、抵抗発熱層22bが独立して発熱可能に形成されてなることが好ましい。図12〜図14に、その構成例を示す。
図12(a)は、面状発熱体22の構成例(1)を示す上面図である。ここでは、面状発熱体22を発熱体支持部材23に貼り付ける前の状態で平坦面上に展開し上から見た状態を示している。また、図中横方向は、定着スリーブ21の軸方向に対応する幅方向であり、縦方向は定着スリーブ21の周方向に対応する長さ方向となっている。
図12(a)において、発熱シート22sは、その主面上について概略として幅方向(軸方向)で3分割され、さらに長さ方向(周方向)で2分割された6つの分割領域が形成されている。ここで、6つの分割領域を、長さ方向(周方向)が行成分、幅方向(軸方向)が列成分からなる行列マトリクスとして見たとき(図12(b))、(1,2)成分の分割領域(定着スリーブ21の軸方向中央部に対応する領域)に所定幅と長さをもつ抵抗発熱層22b1が形成され、(2,1)成分及び(2,3)成分の分割領域(定着スリーブ21の軸方向両端部に対応する領域それぞれ)に所定幅と長さをもつ抵抗発熱層22b2が形成されている。
また、(1,1)成分及び(1,3)成分の分割領域には、抵抗発熱層22b1に接続された電極層22cが形成されており、さらにそれぞれの電極層22cには発熱シート22sの一辺(図中下方の一辺)から延設された電極端子22e1が設けられ、第1の発熱回路が形成されている。
また、(2,2)成分の分割領域には、2つの抵抗発熱層22b2間を接続する電極層22cが形成され、さらに、2つの抵抗発熱層22b2それぞれには発熱シート22sの長さ方向(周方向)であって前記一辺(図中下方の一辺)側に延びる電極層22cが接続され、またさらにこれらの電極層22cそれぞれには発熱シート22sの該一辺から延設された電極端子22e2が設けられ、第2の発熱回路が形成されている。
また、前記第1の発熱回路と第2の発熱回路の間には両者のショートを防ぐ絶縁層22dが設けられている。
図12(a)の構成の面状発熱体22において、電極端子22e1から通電すると、抵抗発熱層22b1の内部抵抗によりジュール熱として発熱し、電極層22cでは低抵抗のために発熱しないことから、発熱シート22sの(1,2)成分の分割領域のみが発熱することになり、定着スリーブ21の軸方向中央部を加熱することができる。
また、電極端子22e2から通電すると、抵抗発熱層22b2の内部抵抗によりジュール熱として発熱し、電極層22cでは低抵抗のために発熱しないことから、発熱シート22sの(2,1)成分及び(2,3)成分の分割領域のみが発熱することになり、定着スリーブ21の軸方向両端部を加熱することができる。
したがって、定着装置20に小サイズ(狭い幅)の記録媒体Pが通紙される際には、電極端子22e1にのみ通電して、定着スリーブ21の軸方向中央部のみを加熱し、広い幅の記録媒体Pが通紙される際には、電極端子22e1及び22e2に通電して、定着スリーブ21の軸方向全幅を加熱することにより、エネルギー消費を抑えつつ記録媒体Pの幅に応じて適切な定着が可能となる。また、記録媒体Pのサイズに応じて面状発熱体22の発熱量を制御できるので、小サイズ紙を連続して通紙しても非通紙部の温度が過度に上昇することなく、部材保護のための機器停止や生産性の低下を招くことがないようにすることができる。さらに、その異なる発熱部位の位置関係を一体の面状発熱体22で提供することにより別体の発熱体で構成するよりも軸方向の温度偏差の少ない発熱体とすることができる。
なお、発熱シート22sにおいて、それぞれの抵抗発熱層22b1,22b2の端部では、絶縁層22dや比較的熱伝導率の高い電極層22cへの熱の流出が発生するために発熱量が低くなる傾向にある。そのため、図12(a)のように、発熱シート22sの幅方向(軸方向)において中央の抵抗発熱層22b1と端部の抵抗発熱層22b2の境目を同一面とする構成であると、電極端子22e1及び22e2に通電した場合に、定着スリーブ21の軸方向の温度分布として抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2の境界で温度低下が生じ、定着不良等の異常画像が発生していた。そこで、図13または図14の構成を採用し、この不具合を改善することが好ましい。
図13は、面状発熱体22の構成例(2)を示す上面図である。図13に示す面状発熱体22の基本的構成は、図12(a)に示すものと同じであるが、抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2のお互いの一部が発熱シート22sの幅方向(軸方向)で重なり合ってオーバーラップ領域を形成している点で相違する。これにより、電極端子22e1及び22e2に通電した場合の抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2の境界での温度低下を防ぐことができる。
図14は、面状発熱体22の構成例(3)を示す上面図である。図14に示す面状発熱体22の基本的構成は、図13に示すものと同じであるが、抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2のオーバーラップ領域において、抵抗発熱層22b1,22b2それぞれと電極層22cとの境界線を長さ方向(周方向)に対してお互いに異なる方向に傾斜させて、抵抗発熱層22b1,22b2の重なり合う量を調整している点で相違する。
これは、図13の構成では抵抗発熱層22b1,22b2の重なり合う領域の面積比は幅方向(軸方向)で一定であり、その重なり合う幅のばらつきに伴い発熱量のばらつきも大きくなってしまうという不具合があるが、図14の構成では、抵抗発熱層22b1,22b2の重なり合う領域における面積比が幅方向(軸方向)で一定の割合で変化するようにして発熱分布の調整及び部品ばらつきの影響を低減させ、軸方向全体での温度均一性の改善を図り、図13の構成で生じる不具合を改善している。
以上のような図12〜図14の構成の発熱シート22sは、まず基層22a主面上の抵抗発熱層22b1,22b2に当る領域のみを露出させて塗布により抵抗発熱層22b1,22b2を形成し、ついで絶縁層22dに当る領域のみを露出させた状態で塗布により耐熱性樹脂のみからなる絶縁層22dを形成し、ついで電極層22cに当る領域のみを露出させて導電ペーストを塗布して電極層22cを形成することにより可能である。したがって、抵抗発熱層22b1,22b2に当る領域の露出形状を調整することにより、任意の形状の抵抗発熱層22b1,22b2を形成することができる。
また、面状発熱体22は、複数の発熱シート22sが積層されてなり、該複数の発熱シート22sはそれぞれの基層22aの主面上の任意の領域に、抵抗発熱層22bが独立して発熱可能に形成されてなることが好ましい。図15に、その具体的構成を示す。
図15は、面状発熱体22の構成例(4)を示す分解斜視図である。図15において、面状発熱体22は、図中上から順に、第1の発熱シート22s、絶縁層22dからなる絶縁シート、第2の発熱シート22sが積層されてなるものである。
ここで、第1の発熱シート22sは、その主面が幅方向(軸方向)に3分割されており、中央の分割領域に抵抗発熱層22b1が形成され、その両側の分割領域それぞれに該抵抗発熱層22b1に接続された電極層22cが形成されている。また、第2の発熱シート22sは、その主面が幅方向(軸方向)に5分割されており、幅方向(軸方向)の2番目と4番目の分割領域に抵抗発熱層22b2が形成され、残りの分割領域それぞれに該抵抗発熱層22b2に接続された電極層22cが形成されている。
この第1の発熱シート22sと第2の発熱シート22sが絶縁層22dからなる絶縁シートを挟んで重ね合わされており、第1の発熱シート22sには独立した第1の発熱回路が形成され、第2の発熱シート22sには独立した第2の発熱回路が形成されている。
これにより、第1の発熱回路に通電すると、抵抗発熱層22b1の内部抵抗によりジュール熱として発熱し、第1の発熱シート22sの幅方向(軸方向)中央領域のみが発熱することになり、定着スリーブ21の軸方向中央部を加熱することができる。また、第2の発熱回路に通電すると、抵抗発熱層22b2の内部抵抗によりジュール熱として発熱し、第2の発熱シート22sの幅方向(軸方向)両端部領域のみが発熱することになり、定着スリーブ21の軸方向両端部を加熱することができる。
図12〜図14に示した面状発熱体22のように、長さ方向(周方向)の分割まで行うと必要な発熱量を確保するために面状発熱体22全体の面積が大きくなり、小径の定着スリーブ21に対応できなくなる場合がある。そこで、図15に示すように面状発熱体22の厚さ方向に異なる発熱部位の発熱シート22sを積層することにより、図12〜図14に示した面状発熱体22と同様に異なる発熱分布を得られる面状発熱体22を実現しつつ、省スペース(小サイズ化)で高出力化を図ることが可能となる。
ところで、定着装置20では、回転時はニップ部で加圧ローラ31に引っ張られることから、ニップ部の上流側の定着スリーブ21は張力が付与された張り側となり、定着スリーブ21の内周面は発熱体支持部材23に圧接した状態で面状発熱体22と摺動している。一方で、ニップ部の下流側では定着スリーブ21に張力は作用しておらず弛んだ状態となっており、この状態のまま装置の高速化を図ろうとすると、ニップ部の下流側の定着スリーブ21の弛む程度がひどくなり、定着スリーブ21の回転走行安定性に支障が出てくることになる。
そこで、定着装置20において、定着スリーブ21の内周側であって少なくとも前記ニップ部下流側で、該定着スリーブ21の回転状態を支持する回転支持部材を備えることも好ましい。
図16に、その構成例を示す。ここでは、回転支持部材と面状発熱体22と当接部材26の配置例を示している。図16(a)は、回転支持部材27Aとして金属体、例えばステンレスの薄膜パイプの内周に面状発熱体22を設け、回転支持部材27Aの外周側で定着スリーブ21を支持する構成例である。この構成により、定着スリーブ21の回転走行安定性が確保できるだけでなく、定着スリーブ21を剛性の高い金属製の回転支持部材27Aで支持できるので組立上のハンドリングが容易である。また、面状発熱体22が定着スリーブ21と直接接触摺動することはないので、面状発熱体22表面の保護層(摺動層)や絶縁層が摺動摩耗して、抵抗発熱層22bや電極層22cなどの導電体の露出による電気的リークの懸念がなくなる。なお、回転支持部材27Aとして金属体を備えているので熱容量が大きくなり、ウォームアップ時の昇温速度が図1の構成のものよりも遅くなる欠点がある。
図16(b)は、回転支持部材27A自体の機能は図16(a)と同じであるが、回転支持部材27Aの外周側に面状発熱体22を設けることにより定着スリーブ21への熱伝導を図16(a)のものよりも改善した構成である。ただし、面状発熱体22の裏面(回転支持部材27A側)からの熱流出(損失)は避けられない。
図16(c)は、図16(b)における回転支持部材27Aに替えて金属体よりも熱伝導率が低いソリッド樹脂からなる回転支持部材27Bとした構成である。これにより、面状発熱体22の裏面(回転支持部材27B側)からの熱流出(損失)を抑制することが可能であるが、一般的に樹脂の耐熱性は金属よりも低く、また高耐熱性樹脂は高額でありコスト的に不利であった。
図16(d)は、図16(c)におけるソリッド樹脂製の回転支持部材27Bに替えてポリイミド樹脂の発泡体からなる回転支持部材27Cとした構成である。ポリイミド樹脂の発泡体を用いることにより回転支持部材として必要な断熱性と剛性を確保することができる。また、図16(e)のように、ポリイミド発泡体からなる回転支持部材27Cの内周部に補助的に樹脂部材27Dを設けると、剛性がより向上するので好ましい。
(画像形成装置)
次に、本発明に係る画像形成装置について説明する。図17は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す全体構成図である。
図17に示すように、画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図17中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程)。その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程)。その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程)。最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図17中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図17中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着スリーブ21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置は、上述した構成の定着装置を備えるものであるので、上述のように定着温度を安定させて、定着品質の向上を図ることのできる定着装置を備えた画像形成装置を構成することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 画像形成装置
3 露光部
4Y、4M、4C、4K 作像部
5Y、5M、5C、5K 感光体ドラム
12 給紙部
20 定着装置
21 定着スリーブ(定着部材)
22 面状発熱体(発熱体)
22a 基層
22b,22b1,22b2 抵抗発熱層
22c 電極層
22d 絶縁層
22e,22e1,22e2 電極端子
22f 固定端子
22s 発熱シート
22t 両面テープ(接着部材)
23 発熱体支持部材
24 端子台ステイ
25 給電線
26 当接部材
27A,27B,27C 回転体支持部材
27a 開口部
27D 樹脂部材
28 コア保持部材
29 断熱支持部材
31 加圧ローラ(加圧部材)
33 サーミスタ(温度検知手段)
33a 中央部サーミスタ
33b 端部サーミスタ
35 フランジ
35a,35b 係止部
36 切欠部
37 傾斜部
75 帯電部
76 現像部
77 クリーニング部
78 中間転写ベルト
79Y,79M,79C,79K 第1転写バイアスローラ
80 中間転写クリーニング部
82 2次転写バックアップローラ
83 クリーニングバックアップローラ
84 テンションローラ
85 中間転写ユニット
97 給紙ローラ
98 レジストローラ対
99 排紙ローラ対
100 スタック部
101 ボトル収容部
102Y、102M、102C、102K トナーボトル
L レーザ光
P 記録媒体
T トナー
特開平11−2982号公報 特開平4−44075号公報 特開平8−262903号公報 特開平10−213984号公報 特開2007−334205号公報

Claims (5)

  1. 回転する無端状ベルトである定着部材と、
    前記定着部材の外周側に該定着部材を押圧可能に配置される加圧部材と、
    前記定着部材の内周側に配置され、前記加圧部材の押圧により前記定着部材を介して該加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材と、
    前記定着部材の内周側に前記定着部材と当接または近接して配置され、前記定着部材を加熱する発熱体と、
    前記定着部材の内周側に前記発熱体を挟んで配置され、該発熱体を所定位置で支持する支持手段と、
    前記定着部材の回転方向における前記発熱体の下流側であって、前記当接部材の上流側に配置される温度検知手段とを備え、
    該温度検知手段の検知結果に基づいて前記定着部材の温度を制御することを特徴とする定着装置。
  2. 前記温度検知手段は、前記定着部材の内周面に対し、接触または非接触に配置されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記温度検知手段を、前記定着部材の軸方向に複数配置することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の定着装置。
  4. 複数の前記温度検知手段の配置位置は、回転方向における前記ニップ部までの距離が略同等であることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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