JP2022041593A - ヒータユニット、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

ヒータユニット、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化のヒータユニット、定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】実施形態のヒータユニット43は、基材50と、第1発熱部71と、第1配線部83と、第1電極部81と、第2発熱部72と、第2配線部と、第2電極部82と、を持つ。第1発熱部は、基材の第1面501側に設けられる。第1配線部は、基材の第1面側に設けられ、第1発熱部に接続される。第1電極部は、基材の第1面側に設けられ、第1配線部を介して第1発熱部に電力を供給する。第2発熱部は、基材の第1面と反対の第2面側に設けられる。第2配線部は、基材の第2面側に設けられ、第2発熱部に接続される。第2電極部は、基材の第2面側に設けられ、第2配線部を介して第2発熱部に電力を供給する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、ヒータユニット、定着装置および画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、トナーを加熱してシートに定着させる定着装置を備えている。画像形成装置の定着装置として、基板上のシート幅方向に複数の発熱体を配置したヒータユニットを備えた定着装置がある。上記定着装置では、複数の発熱体に給電するための配線を基板上に多く形成する必要があるため、ヒータユニットのサイズが大きくなることで定着装置が大型化するという問題があった。
特開2017-228521号公報
本発明が解決しようとする課題は、小型化のヒータユニット、定着装置および画像形成装置を提供することである。
実施形態のヒータユニットは、基材と、第1発熱部と、第1配線部と、第1電極部と、第2発熱部と、第2配線部と、第2電極部と、を持つ。第1発熱部は、基材の第1面側に設けられる。第1配線部は、基材の第1面側に設けられ、第1発熱部に接続される。第1電極部は、基材の第1面側に設けられ、第1配線部を介して第1発熱部に電力を供給する。第2発熱部は、基材の第1面と反対の第2面側に設けられる。第2配線部は、基材の第2面側に設けられ、第2発熱部に接続される。第2電極部は、基材の第2面側に設けられ、第2配線部を介して第2発熱部に電力を供給する。
第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示す正面図である。 画像形成装置のハードウェア構成の具体例を示す図である。 定着装置を長手方向から見た断面図である。 ヒータユニットの上面図である。 ヒータユニットの下面図である。 ヒータユニットの断面図である。 第1温度検出部材およびサーモスタット部の平面図である。 定着装置の電気回路図である。 第2実施形態のヒータユニットの上面図である。 第2実施形態のヒータユニットの下面図である。 第3実施形態のヒータユニットの上面図である。 第3実施形態のヒータユニットの下面図である。 第4実施形態のヒータユニットの上面図である。 第4実施形態のヒータユニットの下面図である。
以下、実施形態のヒータユニット、定着装置および画像形成装置を、図面を参照して説明する。以下の各図において、特に断らない限り、同一又は相当する構成については同一の符号を付す。
(第1実施形態)
図1は、実施形態の画像形成装置の全体構成を示す正面図である。例えば、画像形成装置1は、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。ただし、画像形成装置1は、上記例に限らず、複写機又はプリンタなどでもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体11、スキャナ部12、シート供給部13、プリンタ部14、排紙部15およびコントロールパネル16を備えている。
筐体11は、画像形成装置1の外郭を形成している。筐体11は、スキャナ部12、シート供給部13およびプリンタ部14を収容している。
スキャナ部12は、読み取り対象の画像を光の明暗として読み取る。スキャナ部12は、読み取られた画像を示す画像情報を生成し記録する。スキャナ部12は、生成された画像情報をプリンタ部14へ出力する。なお、記録された画像情報は、ネットワークを介して外部の装置等へ送信されてもよい。
シート供給部13は、プリンタ部14がトナー像を形成するタイミングに合わせて、用紙などのシート状記録媒体であるシートSを1枚ずつ搬送路24へ供給する。シート供給部13は、シートSを収容するための給紙カセット部130を有する。シート供給部13は、制御部17から指令に応じて、給紙カセット部130から所定のシートSを搬送路24に供給する。
プリンタ部14は、シート供給部13により搬送されるシートSにトナー像を形成する。プリンタ部14は、スキャナ部12又は外部の装置から取得した画像情報に基づいて、トナー等の記録剤により出力画像であるトナー像をシートSに形成する。
実施形態では、説明の便宜上、中間転写方式のプリンタ部14を例に取り上げて説明する。ただし、実施形態の構成は、直接転写方式の画像形成部を有した画像形成装置にも適用可能である。プリンタ部14は、中間転写部21、二次転写部22、定着装置30、および搬送路24を有する。
中間転写部21は、中間転写ベルト31、複数のローラ321,322,323,324、および複数の画像形成部GY,GM,GC,GKを有する。
中間転写ベルト31は、無端状に形成されている。複数のローラ321,322,323,324は、中間転写ベルト31を支持する。これにより、中間転写ベルト31は、図1中の矢印mで示す方向に、無端走行可能である。
複数の画像形成部GY,GM,GC,GKは、イエロー画像形成部GY、マゼンタ画像形成部GM、シアン画像形成部GC、およびブラック画像形成GKを含む。画像形成部GY,GM,GC,GKの各々は、感光体ドラム331、帯電チャージャ332、露光ユニット333、現像器334、および転写ローラ335を含む。各画像形成部GY,GM,GC,GKは、感光体ドラム331の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト31に転写する。
二次転写部22は、転写ローラ221を有する。転写ローラ221は、中間転写ベルト31の外面に接する。中間転写ベルト31を支持する一つのベルトローラ321は、二次転写部22の構成要素に含まれる。シートSは、中間転写ベルト31とともに、転写ローラ221とベルトローラ321との間に挟まれる。これにより、中間転写ベルト31上のトナー像がシートSに転写される。
定着装置30は、シートSに転写されたトナー像を加熱および加圧して、トナー像をシートSに定着させる。定着装置30の詳細については後述する。
搬送路24は、シート供給部13から二次転写部22および定着装置30を通り排紙部15に至る。シートSは、搬送路24を搬送されることで、シート供給部13から二次転写部22および定着装置30を通り排紙部15に移動する。排紙部15は、プリンタ部14によって画像が形成されたシートSが排出される。
コントロールパネル16は、パネル161とディスプレイ162とを含む。パネル161は、各種の操作指示の入力を受け付ける。ディスプレイ162は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。ディスプレイ162は、画像形成装置1に関する種々の情報を表示する。ディスプレイ162は、例えば、ユーザによって選択される画像形成装置1の動作モードを表示する。本実施形態において、コントロールパネル16は「入力部」に相当する。
画像形成装置1は、例えばパネル161が備える入力ボタン等を押下する操作入力が行われることで、動作モードを指定する。又は、ユーザは、例えばディスプレイ162およびパネル161を一体に構成したタッチパネルに表示されたアイコン等をタップする操作入力を行うことにより、画像形成装置1の動作モードを指定するようにしてもよい。制御部17は、画像形成装置1の各部の制御を行う。制御部17の詳細は後述される。
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の具体例を示す図である。画像形成装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、補助記憶装置93などを備え、プログラムを実行する。画像形成装置1は、プログラムの実行によってスキャナ部12、シート供給部13、プリンタ部14、排紙部15、コントロールパネル16および通信部90を備える装置として機能する。なお、画像形成装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
CPU91は、メモリ92および補助記憶装置93に記憶されたプログラムを実行することによって制御部17として機能する。制御部17は、画像形成装置1の各機能部の動作を制御する。制御部17は、画像処理部94を含む。画像処理部94は、CPU91に接続されている。補助記憶装置93は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。補助記憶装置93は、画像形成装置1に関する各種情報を記憶する。通信部90は、自装置を外部装置に接続するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部90は、通信インタフェースを介して外部装置と通信する。
以下、実施形態の定着装置30の構成について詳細に説明する。
図3は、定着装置30を長手方向から見た断面図である。定着装置30は、定着ベルトユニット40と、加圧ローラ41と、を有する。
図3に示すように、定着ベルトユニット40は、加圧ローラ41との間でニップNを形成する。定着ベルトユニット40は、ニップNに進入したシートSのトナー像Tを加熱する。定着ベルトユニット40は、定着ベルト35と、ヒータユニット43と、第1温度検出部材62と、サーモスタット部68と、第2温度検出部材64と、熱伝導部材47と、支持部材48と、ステイ49と、を有する。
以下、定着装置30の構成の説明にXYZ座標系を用いる場合がある。実施形態において、X方向、Y方向およびZ方向は以下のように定義される。X方向はヒータユニット43の短手方向に沿う方向に相当する。Y方向は定着ベルトユニット40および加圧ローラ41の長手方向(幅方向)に沿う方向に相当する。本実施形態において、Y方向はシートSの搬送方向Wと直交する。Z方向はX方向およびY方向に直交する方向に相当する。以下、X方向において、一方側を+X側、他方側を-X側と称す。Y方向において、一方側を+Y側、他方側を-Y側と称す。Z方向において、一方側を+Z側、他方側を-Z側と称す。
定着ベルト35は、無端状の周面を有する。定着ベルト35は、フィルム状の筒状体で形成される。定着ベルト35は、内周側から順に、基層と、弾性層と、離型層と、を備える。基層は筒状に形成される。弾性層は、基層の外周面上に積層配置される。弾性層はゴム等の弾性材料で形成される。離型層は、弾性層の外周面上に積層配置される。離型層はPFA樹脂などの材料で形成される。本実施形態において、定着ベルト35は「フィルム状の筒状体」に相当する。
ヒータユニット43は、定着ベルト35の内側に配置される。ヒータユニット43は、定着ベルト35を加熱する。定着ベルト35は、ヒータユニット43に加熱されてトナー像TをシートSに定着させる。
図3に示されるように、ヒータユニット43は、定着ベルト35の内側に配置される。定着ベルト35の内周面には潤滑剤(不図示)が塗布されている。ヒータユニット43は、潤滑剤を介して定着ベルト35の内周面に接触する。ヒータユニット43が発熱すると、潤滑剤の粘度が低下する。ヒータユニット43と定着ベルト35との摺動性が確保される。定着ベルト35は、一方の面でヒータユニット43に接触しながらヒータユニット43の表面を摺動する帯状の薄膜である。
熱伝導部材47は、銅などの熱伝導率の高い金属材料により形成される。熱伝導部材47の外形は、ヒータユニット43の外形と同等である。熱伝導部材47は、ヒータユニット43の-Z側の面に接触して配置される。熱伝導部材47は、ヒータユニット43の温度分布を平均化させる。
支持部材48は、液晶ポリマーなどの樹脂材料により形成される。支持部材48は、ヒータユニット43の-Z側と、X方向の両側とを覆うように配置される。支持部材48は、熱伝導部材47を介してヒータユニット43を支持する。支持部材48のX方向の両端部には丸面取りが形成される。支持部材48は、ヒータユニット43のX方向の両端部において、定着ベルト35の内周面を支持する。
ステイ49は、鋼板材料等により形成される。ステイ49のXZ面に沿う面による断面がU字状に形成される。ステイ49は、U字の開口部を支持部材48で塞ぐように、支持部材48の-Z側に装着される。ステイ49はY方向に伸びる。ステイ49のY方向の両端部は、画像形成装置1のハウジングに固定される。これにより、定着ベルトユニット40が画像形成装置1に支持される。ステイ49は、定着ベルトユニット40の曲げ剛性を向上させる。ステイ49のY方向の両端部付近には、定着ベルト35のY方向への移動を規制するフランジ29が装着される。
加圧ローラ41は、ニップNに進入したシートSのトナー像Tを加圧する。加圧ローラ41は、自転してシートSを搬送する。加圧ローラ41は、芯金141と、弾性層142と、離型層143と、を備える。加圧ローラ41は、定着ベルト35に表面を押圧するとともに回転駆動可能である。
芯金141は、例えば、ステンレス等の金属材料により円柱状に形成される。芯金141の軸方向の両端部は、筐体11に回転可能に支持される。芯金141は、モータ(不図示)により回転駆動される。芯金141は、カム部材(不図示)に当接する。カム部材は、回転することにより、芯金141を定着ベルトユニット40に対して接近および離反させる。
弾性層142は、シリコーンゴム等の弾性材料で形成される。弾性層142は、芯金141の外周面上に一定の厚さで形成される。離型層143は、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などの樹脂材料で形成される。離型層は、弾性層142の外周面上に形成される。加圧ローラ41の外周面の硬度は、ASKER-C硬度計で9.8Nの荷重において、40°~70°であることが望ましい。これにより、ニップNの面積と加圧ローラ41の耐久性が確保される。
加圧ローラ41は、カム部材の回転により定着ベルトユニット40に対して接近および離反することが可能である。加圧ローラ41を定着ベルトユニット40に接近させ、加圧バネにより押圧すると、ニップNが形成される。一方、定着装置30でシートSのジャムが発生した場合において、加圧ローラ41を定着ベルトユニット40から離反させることにより、シートSを取り除くことができる。また、スリープ時など定着ベルト35が回転停止している状態において、加圧ローラ41を定着ベルトユニット40から離反させることにより、定着ベルト35の塑性変形が防止される。
加圧ローラ41は、モータにより回転駆動される。ニップNが形成された状態で加圧ローラ41が回転すると、定着ベルトユニット40の定着ベルト35が従動回転する。加圧ローラ41は、ニップNにシートSが配置された状態で回転することにより、シートSを搬送方向Wに搬送する。
図4および図5は、ヒータユニット43の平面図である。図6はヒータユニット43の断面図である。なお、図4はヒータユニット43を+Z側から-Z側に向かって視た上面図であり、図5はヒータユニット43を-Z側から+Z側に視た下面図である。また、図6はXZ平面と平行な面によるヒータユニット43の断面図である。
図4および図5に示すように、ヒータユニット43は、基材50と、発熱部材70と、配線セット60と、を有する。基材50は、ステンレス等の金属材料又は窒化アルミニウム等のセラミック材料などで形成される。基材50は、Y軸に沿う長細い長方形の板状に形成される。基材50は、定着ベルト35の径方向の内側(-Z側)に配置される。基材50は、定着ベルト35の軸方向を長手方向とする。
図6に示すように、基材50は、互いに反対方向を向く第1面501および第2面502を有する。第1面501は+Z側を向く面であり、第2面502は-Z側を向く面である。基材50の第1面501および第2面502には、ガラス材料等により絶縁層51が形成されている。実施形態のヒータユニット43は、基材50の第1面501側が定着ベルト35の内周面に当接する。
発熱部材70および配線セット60は、絶縁層51を介して基材50に配置される。発熱部材70および配線セット60は、ガラス材料等の保護層55で覆われる。保護層55は、ヒータユニット43と定着ベルト35との摺動性を向上させる。なお、図4および図5では保護層55の図示を省略している。
図4および図5に示すように、発熱部材70は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられた第1発熱部71と、絶縁層51を介して基材50の第2面502に設けられた第2発熱部72と、を有する。第1発熱部71および第2発熱部72は、TCR(抵抗温度係数)材により形成される。例えば、第1発熱部71および第2発熱部72は、銀・パラジウム合金等により形成される。
実施形態の第1発熱部71は中央部発熱体171を含む。中央部発熱体171は基材50の第1面501の中央部に位置する。本実施形態において、中央部発熱体171はヒータユニット43の定着ベルト35と接する第1面501側に設けられている。
中央部発熱体171の外形は、Y方向に沿う長手とX方向に沿う短手とを有する長方形状である。中央部発熱体171は基材50の長手方向に沿って配置される。本実施形態において、中央部発熱体171は「第1の発熱体」に相当する。
実施形態の第2発熱部72は第1端部発熱体172および第2端部発熱体173を含む。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は基材50の第2面502に設けられる。本実施形態において、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173はヒータユニット43の定着ベルト35と接する第1面501と反対の第2面502側に設けられている。
第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の外形は、Y方向に沿う長手とX方向に沿う短手とを有する長方形状である。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173のY方向の寸法は、中央部発熱体171のY方向の寸法よりも小さい。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173のX方向の寸法は、中央部発熱体171のX方向の寸法と等しい。本実施形態において、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は「複数の第2の発熱体」に相当する。
ヒータユニット43を基材50の厚さ方向、すなわち、ヒータユニット43をZ方向に平面視した場合に、第1発熱部71および第2発熱部72は基材50の長手方向に沿って並ぶ。以下、Z方向にヒータユニット43を平面視することを、単に「平面視した場合」と称す。
平面視した場合、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は基材50の長手方向(Y方向)に沿って配置される。第1端部発熱体172は基材50の第2面502における-Y側の端部に配置される。第2端部発熱体173は基材50の第2面502における+Y側の端部に配置される。第1端部発熱体172は中央部発熱体171よりも-Y側に設けられ、第2端部発熱体173は中央部発熱体171よりも+Y側に設けられる。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、中央部発熱体171に対して基材50の長手方向外側(+Y側または-Y側)に位置する。
平面視した場合に、第1発熱部71および第2発熱部72は、各々の一部がオーバーラップするように、配置されている。
第1端部発熱体172および中央部発熱体171は、基材50の長手方向において、互いの一部が重なっている。第2端部発熱体173および中央部発熱体171は、基材50の長手方向において、互いの一部が重なっている。第1端部発熱体172および中央部発熱体171のオーバーラップ量OBと、第2端部発熱体173および中央部発熱体171のオーバーラップ量OBとは、等しい。
本実施形態のヒータユニット43では、第1発熱部71および第2発熱部72をオーバーラップさせた状態に配置することで、各発熱部71,72の境界部分における温度落ち込みの発生を防止できる。なお、上記オーバーラップ量OBとしては、例えば、10mm以下、より好ましくは5mm以下とすることが望ましい。オーバーラップ量OBを上記範囲に設定することで、オーバーラップ量OBが大きくなり過ぎることで各発熱体の境界部分の温度が高くなり過ぎるといった不具合の発生を抑制できる。
本実施形態のヒータユニット43では、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173を基材50の両面に分散して形成したことで、上述のように第1発熱部71および第2発熱部72を平面視でオーバーラップさせた状態に配置する構造を実現できる。
配線セット60は、銀等の金属材料で形成される。配線セット60は、第1電極部81と、第2電極部82と、第1配線部83と、第2配線部84と、を含む。
第1電極部81および第1配線部83は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられる。第1電極部81は第1配線部83を介して第1発熱部71に電力を供給する。第1電極部81は、基材50の長手方向の端部に配置されている。
第1電極部81は、プラス電極811と、コモン電極812と、を備える。プラス電極811は、基材50における-Y側および+X側の端部に配置される。コモン電極812は、基材50における+Y側および-X側の端部に配置される。
第1配線部83は、プラス配線831と、コモン配線832と、を備える。プラス配線831は、中央部発熱体171の+X側に接続され、-Y側に沿って延びる。プラス配線831は、中央部発熱体171とプラス電極811とを接続する。コモン配線832は、中央部発熱体171の-X側に接続され、+Y側に沿って延びる。コモン配線832は、中央部発熱体171とコモン電極812とを接続する。
第2電極部82および第2配線部84は、絶縁層51を介して基材50の第2面502に設けられる。第2電極部82は第2配線部84を介して第2発熱部72に電力を供給する。第2電極部82は、基材50の長手方向の端部に設けられている。
第2電極部82は、プラス電極821と、コモン電極822と、を備える。プラス電極821は、基材50における-Y側および-X側の端部に配置される。コモン電極822は、基材50における+Y側および+X側の端部に配置される。
第2配線部84は、プラス配線841と、コモン配線842と、を備える。プラス配線841は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の-X側に配置される。プラス配線841は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の-X側に接続され、-Y側に沿って延びる。プラス配線841は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173とプラス電極821とを接続する。コモン配線842は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の+X側に接続され、+Y側に沿って延びる。コモン配線842は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173とコモン電極822とを接続する。
本実施形態のヒータユニット43では、発熱部材70を構成する第1発熱部71および第2発熱部72を基材50の両面に分散させている。これにより、基材50の第1面501には、第1発熱部71に接続される第1電極部81および第1配線部83のみが形成されている。また、基材50の第2面502には、第2発熱部72に接続される第2電極部82および第2配線部84のみが形成されている。
平面視した場合、第1電極部81および第2電極部82は互いに重ならない位置に配置されている。本実施形態において、プラス電極811、コモン電極812、プラス電極821およびコモン電極822は基材50の角部にそれぞれ配置されている。
本実施形態において、発熱部材70は、通電により発熱する。中央部発熱体171の電気抵抗値は、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の電気抵抗値より小さい。本実施形態において、Y方向の幅が小さいシートSは、定着装置30のY方向の中央部を通過する。この場合に制御部17は、中央部発熱体171のみを発熱させる。一方、制御部17は、Y方向の幅が大きいシートSの場合に、発熱部材70の全体、すなわち中央部発熱体171、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173を発熱させる。
本実施形態において、中央部発熱体171、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、相互に独立して発熱を制御可能である。なお、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、同様に発熱を制御される。
図7は、第1温度検出部材62およびサーモスタット部68の平面図(-Z側から見た図)である。図7では、支持部材48の記載を省略している。第1温度検出部材62およびサーモスタット部68の配置に関する以下の説明は、それぞれの感温素子の配置を説明するものである。
図7に示されるように、第1温度検出部材62は、熱伝導部材47を挟んでヒータユニット43の-Z側に配置される。例えば、第1温度検出部材62はサーミスタである。第1温度検出部材62は、支持部材48の-Z側の面に装着されて支持される。第1温度検出部材62の感温素子は、支持部材48をZ方向に貫通する孔を通って、熱伝導部材47に接触する。第1温度検出部材62は、熱伝導部材47を介してヒータユニット43の温度を測定する。
第1温度検出部材62は、Y方向に並んで配置された、中央部ヒータ温度計621および端部ヒータ温度計622を含む。中央部ヒータ温度計621および端部ヒータ温度計622は、発熱部材70のY方向の範囲内に配置される。中央部ヒータ温度計621および端部ヒータ温度計622は、発熱部材70のX方向の中心に配置される。Z方向から見て、中央部ヒータ温度計621および端部ヒータ温度計622と発熱部材70とは、少なくとも一部において重なる。
第1温度検出部材62において、中央部ヒータ温度計621は中央部発熱体171の温度を測定する。中央部ヒータ温度計621は、中央部発熱体171の範囲内に配置される。Z方向から見て、中央部ヒータ温度計621と中央部発熱体171とは重なる。
第1温度検出部材62において、端部ヒータ温度計622は第1端部発熱体172の温度を測定する。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、制御部17により同様に発熱を制御されるため、第1端部発熱体172の温度と第2端部発熱体173の温度とは同等である。端部ヒータ温度計622は、第1端部発熱体172の範囲内に配置される。Z方向から見て、端部ヒータ温度計622と第1端部発熱体172とは重なる。なお、第2端部発熱体173の温度を測定する端部ヒータ温度計622を別に設けてもよい。
サーモスタット部68は、熱伝導部材47を介して検知したヒータユニット43の温度が所定温度を超えた場合に、発熱部材70への通電を遮断する。サーモスタット部68は、中央部サーモスタット681と、端部サーモスタット682と、を備える。サーモスタット部68についても、上述した第1温度検出部材62と同様に配置される。
中央部サーモスタット681は、中央部発熱体171の温度が所定温度を超えた場合に、発熱部材70への通電を遮断する。中央部サーモスタット681は、中央部発熱体171の範囲内に配置される。Z方向から見て、中央部サーモスタット681と中央部発熱体171とは重なる。
端部サーモスタット682は、第2端部発熱体173の温度が所定温度を超えた場合に、発熱部材70への通電を遮断する。第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、同様に発熱を制御されるため、第1端部発熱体172の温度と第2端部発熱体173の温度とは同等である。端部サーモスタット682は、第2端部発熱体173の範囲内に配置される。Z方向から見て、端部サーモスタット682と第2端部発熱体173とは重なる。
本実施形態のヒータユニット43では、中央部発熱体171の範囲内に、中央部ヒータ温度計621および中央部サーモスタット681が配置されることで、中央部発熱体171の温度制御が行われる。また、本実施形態のヒータユニット43では、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の範囲内に、端部ヒータ温度計622および端部サーモスタット682が配置されることで、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の温度制御が行われる。
第2温度検出部材64は、図3に示したように、定着ベルト35の内側における+X側に配置される。第2温度検出部材64は、定着ベルト35の内周面に接触して、定着ベルト35の温度を測定する。
図8は、定着装置30の電気回路図である。図8においては、図4の平面図を上段、図7の平面図を下段に、それぞれ示している。また、図8では、下段の平面図の上方に、定着ベルト35の断面と共に第2温度検出部材64を示している。第2温度検出部材64は、中央部ベルト温度計641と、端部ベルト温度計642と、を含む。
中央部ベルト温度計641は、定着ベルト35のY方向の中央部に接触する。中央部ベルト温度計641は、中央部発熱体171のY方向の範囲内で、定着ベルト35に接触する。中央部ベルト温度計641は、定着ベルト35のY方向の中央部の温度を測定する。
端部ベルト温度計642は、定着ベルト35の-Y側の端部に接触する。端部ベルト温度計642は、第2端部発熱体173のY方向の範囲内で、定着ベルト35に接触する。端部ベルト温度計642は、定着ベルト35の-Y側の端部の温度を測定する。前述のように、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、同様に発熱を制御される。本実施形態において、定着ベルト35の-Y側の端部の温度と+Y側の端部の温度とは同等である。
電源95は、中央部トライアック96を介して、第1電極部81のプラス電極811に接続される。電源95は、端部トライアック97を介して、第2電極部82のプラス電極821に接続される。制御部17は、中央部トライアック96および端部トライアック97のON/OFFを、相互に独立して制御する。
制御部17が中央部トライアック96をONにすると、電源95から中央部発熱体171に通電され、中央部発熱体171が発熱する。制御部17が端部トライアック97をONにすると、電源95から第1端部発熱体172および第2端部発熱体173に通電され、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173が発熱する。以上により、中央部発熱体171と、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173とは、相互に独立して発熱を制御される。中央部発熱体171、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、電源95に対して並列に接続される。
電源95は、中央部サーモスタット681および端部サーモスタット682を介して、第1電極部81のコモン電極812および第2電極部82のコモン電極822に接続される。中央部サーモスタット681および端部サーモスタット682は、直列に接続される。中央部発熱体171の温度が異常に上昇すると、中央部サーモスタット681の検知温度が所定温度を超える。このとき中央部サーモスタット681は、電源95から発熱部材70の全体への通電を遮断する。
第2端部発熱体173の温度が異常に上昇すると、端部サーモスタット682の検知温度が所定温度を超える。このとき端部サーモスタット682は、電源95から発熱部材70の全体への通電を遮断する。前述のように、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173は、同様に発熱を制御される。そのため、第1端部発熱体172の温度が異常に上昇するとき、第2端部発熱体173の温度も同様に上昇する。端部サーモスタット682は、第1端部発熱体172の温度が異常に上昇した場合も同様に、電源95から発熱部材70の全体への通電を遮断する。
制御部17は、中央部ヒータ温度計621により、中央部発熱体171の温度を測定する。制御部17は、端部ヒータ温度計622により、第1端部発熱体172の温度を測定する。第1端部発熱体172の温度は、第2端部発熱体173の温度と同等である。制御部17は、定着装置30の始動時(ウォーミングアップ時)および一時休止状態(スリープ状態)からの復帰時に、第1温度検出部材62により発熱部材70の温度を測定する。
制御部17は、定着装置30の始動時および一時休止状態からの復帰時に、中央部発熱体171または第2端部発熱体173の少なくとも一方の温度が所定の温度よりも低い場合に、発熱部材70を短時間だけ発熱させる。その後に制御部17は、加圧ローラ41の回転を開始する。発熱部材70の発熱により、定着ベルト35の内周面に塗布された潤滑剤の粘度が低下する。これにより、加圧ローラ41の回転開始時における定着ベルトユニット40と定着ベルト35との摺動性が確保される。
制御部17は、中央部ベルト温度計641により、定着ベルト35のY方向の中央部の温度を測定する。制御部17は、端部ベルト温度計642により、定着ベルト35の-Y側の端部の温度を測定する。定着ベルト35の-Y側の端部の温度は、定着ベルト35の+Y側の端部の温度と同等である。制御部17は、定着装置30の運転時に、定着ベルト35のY方向の中央部および端部の温度を測定する。
以上のように制御部17は、中央部トライアック96および端部トライアック97により、発熱部材70に供給する電力を位相制御または波数制御する。制御部17は、定着ベルト35のY方向の中央部の温度測定結果に基づいて、中央部発熱体171への通電を制御する。制御部17は、定着ベルト35のY方向の端部の温度測定結果に基づいて、第1端部発熱体172および第2端部発熱体173への通電を制御する。
以上のように本実施形態の定着装置30は、上記構成のヒータユニット43を備える。ヒータユニット43は、基材50と、基材50の第1面501側に設けられる第1発熱部71と、基材50の第1面501側に設けられ、第1発熱部71に接続される第1配線部83と、基材50の第1面501側に設けられ、第1配線部83を介して第1発熱部71に電力を供給する第1電極部81と、基材50の第1面501と反対の第2面502側に設けられる第2発熱部72と、基材50の第2面502側に設けられ、第2発熱部72に接続される第2配線部84と、基材50の第2面502側に設けられ、第2配線部84を介して第2発熱部72に電力を供給する第2電極部82と、を有する。
本実施形態のヒータユニット43では、第1発熱部71および第1電極部81を接続する第1配線部83と、第2発熱部72および第2電極部82を接続する第2配線部84と、が基材50の両面に分散して配置される。
このように第1配線部83および第2配線部84が基材50の両面に分散されると、第1配線部83および第2配線部84が基材50の同一面上に形成されなくなる。よって、第1配線部83および第2配線部84が基材50の短手方向(X方向)に並んで形成されないので、基材50の短手方向のサイズを小型化できる。
本実施形態のヒータユニット43によれば、発熱部材70として複数の発熱体を並べた構造を採用する場合でも基材50のX方向における寸法を小さくできる。本実施形態の定着装置30によれば、上記ヒータユニット43を備えるので、定着装置自体の小型化およびコスト低減を図ることができる。また、本実施形態の画像形成装置1によれば、小型の定着装置30を備えるため、画像形成装置自体を小型化できる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の画像形成装置について説明する。本実施形態の画像形成装置と第1実施形態の画像形成装置とは定着装置におけるヒータユニットの構成が異なっており、それ以外の構成は共通である。以下では、定着装置の構成を主に説明し、その他の説明については省略する。第1実施形態と共通の部材については同じ符号を付して説明する。
図9および図10は、第2実施形態のヒータユニット243の平面図である。なお、図9はヒータユニット243を+Z側から-Z側に向かって視た底面図であり、図10はヒータユニット243を-Z側から+Z側に視た上面図である。
図9および図10に示すように、ヒータユニット243は、基材50と、発熱部材170と、配線セット60と、を有する。発熱部材170は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられた第1発熱部71と、絶縁層51を介して基材50の第2面502に設けられた第2発熱部72と、を有する。
本実施形態のヒータユニット243を平面視した場合に、第1発熱部71および第2発熱部72は、各々の一部がオーバーラップするように、配置されている。第1発熱部71および第2発熱部72は、基材50の短手方向(X方向)において、互いの位置が異なっている。基材50の短手方向において、第1発熱部71は第2発熱部72よりもシートSの搬送方向Wの上流側に位置する。
シートSは加熱されることで伸びるため、第1発熱部71および第2発熱部72を同じタイミングで加熱すると、発熱部材70はシートSのY方向全体が同時に加熱される。このときシートSの中央部と端部とが同時に異なる方向に伸びるため、皺やカール等のダメージがシートSに発生するおそれがある。
これに対して、本実施形態のヒータユニット243によれば、シートSを加熱する際、シートSの搬送方向Wの上流に位置する第1発熱部71による加熱タイミングと、搬送方向Wの下流に位置する第2発熱部72による加熱タイミングとを異ならせることができる。第1発熱部71は搬送されるシートSの中央部を加熱し、第2発熱部72はシートSの両端部を加熱する。そのため、本実施形態のヒータユニット243によって加熱されたシートSは、シート中央部が伸びるタイミングに遅れてシート両端部が伸びるため、シート全体が同時に伸びる場合に比べて、シートSに生じる皺やカール等のダメージを低減できる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態の画像形成装置について説明する。本実施形態の画像形成装置と第1実施形態の画像形成装置とは定着装置におけるヒータユニットの構成が異なっており、それ以外の構成は共通である。以下では、定着装置の構成を主に説明し、その他の説明については省略する。第1実施形態と共通の部材については同じ符号を付して説明する。
図11および図12は、第3実施形態のヒータユニット343の平面図である。なお、図11はヒータユニット343を+Z側から-Z側に向かって視た底面図であり、図12はヒータユニット343を-Z側から+Z側に視た上面図である。
図11および図12に示すように、ヒータユニット343は、基材50と、発熱部材270と、配線セット60と、を有する。発熱部材270は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられた第1発熱部371と、絶縁層51を介して基材50の第2面502に設けられた第2発熱部372と、を有する。第1発熱部371は中央部発熱体171を含む。第2発熱部372の第1端部発熱体172および第2端部発熱体173を含む。
本実施形態のヒータユニット343を平面視した場合に、第1発熱部371および第2発熱部372は、各々の一部がオーバーラップするように、配置されている。
第1発熱部371の中央部発熱体171における基材50の短手方向(シートSの搬送方向W)の幅Waは、第2発熱部372の第1端部発熱体172および第2端部発熱体173における基材50の短手方向の幅Wbよりも狭い。すなわちシートSの中央部を加熱する中央部発熱体171の幅Waが、シートSの両端部を加熱する第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の幅Wbよりも狭い。
ここで、シートSを加熱する際、搬送方向Wに直交するシートSの幅方向において、シート中央部に比べてシート両端部からの熱は逃げ易い。そのため、シートSの幅方向の中央部および両端部の発熱量が同じ場合、シートSの両端部における加熱が不十分となり、トナーの定着不良が生じるおそれがある。
これに対して本実施形態のヒータユニット343によれば、シートSの両端部を加熱する第2発熱部372のシートSの搬送方向Wの幅を相対的に拡げることで、中央部に比べて熱の逃げ易いシートSの両端部の発熱量を大きくすることができる。よって、シートSの幅方向全体を十分に加熱することでトナーの定着不良の発生を防止できる。
また、本実施形態のヒータユニット343を平面視した場合において、基材50の短辺方向一方側(シートSの搬送方向Wの上流側)の短辺503から第1発熱部371の端部までの距離DAと、短辺503から第2発熱部372の端部までの距離DBとは、等しい。
本実施形態において、ヒータユニット343を平面視した場合に、第1発熱部371における短辺503からの位置と、第2発熱部372における短辺503からの位置とが、等しい。
本実施形態のヒータユニット343によれば、第1発熱部371および第2発熱部372の短辺503からの位置を揃えることで、上述のように第1発熱部371および第2発熱部372の幅Wa,Wbを異ならせる場合において基材50の短手方向の寸法が必要以上に大型化することを抑制できる。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態の画像形成装置について説明する。本実施形態の画像形成装置と第1実施形態の画像形成装置とは定着装置におけるヒータユニットの構成が異なっており、それ以外の構成は共通である。以下では、定着装置の構成を主に説明し、その他の説明については省略する。第1実施形態と共通の部材については同じ符号を付して説明する。
第1実施形態では、基材50の第1面501側に設けられる第1発熱部71が発熱体を1つ(中央部発熱体171)のみ含む場合を例に挙げたが、本実施形態の第1発熱部は複数の発熱体を含んでいる。
図13および図14は、本実施形態のヒータユニット443の平面図である。なお、図13はヒータユニット443を+Z側から-Z側に向かって視た上面図であり、図14はヒータユニット443を-Z側から+Z側に視た底面図である。
図13および図14に示すように、ヒータユニット443は、基材50と、発熱部材370と、配線セット160と、を有する。発熱部材370は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられた第1発熱部471と、絶縁層51を介して基材50の第2面502に設けられた第2発熱部72と、を有する。
実施形態の第1発熱部471は、中央部発熱体171と、第3端部発熱体174と、第4端部発熱体175とを含む。第3端部発熱体174および第4端部発熱体175の外形は、Y方向に沿う長手とX方向に沿う短手とを有する長方形状である。第3端部発熱体174および第4端部発熱体175の外形は、第2発熱部72における第1端部発熱体172および第2端部発熱体173の外形と等しい。
ヒータユニット443を平面視した場合に、中央部発熱体171と、第3端部発熱体174と、第4端部発熱体175とは、基材50の長手方向に沿って配置される。第3端部発熱体174は中央部発熱体171よりも-Y側に設けられ、第4端部発熱体175は中央部発熱体171よりも+Y側に設けられる。第1端部発熱体172は、基材50の長手方向において、中央部発熱体171と第3端部発熱体174との間に位置する。第2端部発熱体173は、基材の長手方向において、中央部発熱体171と第4端部発熱体175との間に位置する。
配線セット160は、第1電極部181と、第2電極部82と、第1配線部183と、第2配線部84と、を含む。第1電極部181および第1配線部183は、絶縁層51を介して基材50の第1面501に設けられる。
第1電極部181は、中央部プラス電極911と、コモン電極912と、第1端部プラス電極913と、第2端部プラス電極914と、を備える。
中央部プラス電極911は、基材50における-Y側および+X側の端部に配置される。第1端部プラス電極913は、中央部プラス電極911の-X側に隣り合うように基材50上に配置される。コモン電極912は、基材50における+Y側および-X側の端部に配置される。第2端部プラス電極914は、コモン電極912の+X側に隣り合うように基材50上に配置される。
第1配線部183は、中央部プラス配線931と、コモン配線932と、第1端部プラス配線933と、第2端部プラス配線934と、を備える。
中央部プラス配線931は中央部発熱体171と中央部プラス電極911とを接続する。コモン配線932は、中央部発熱体171、第3端部発熱体174および第4端部発熱体175とコモン電極912とを接続する。第1端部プラス配線933は、第3端部発熱体174と第1端部プラス電極913とを接続する。第2端部プラス配線934は、第4端部発熱体175と第2端部プラス電極914とを接続する。
本実施形態のヒータユニット443を平面視した場合に、第1発熱部471および第2発熱部72は、各々の一部がオーバーラップするように、配置されている。
第1端部発熱体172、第3端部発熱体174および中央部発熱体171は、基材50の長手方向において、互いの一部が重なっている。第2端部発熱体173、第4端部発熱体175および中央部発熱体171は、基材50の長手方向において、互いの一部が重なっている。各発熱体のオーバーラップ量は、それぞれ等しい。
本実施形態のヒータユニット443では、第1発熱部471および第2発熱部72をオーバーラップさせた状態に配置することで、各発熱部471,72の境界部分における温度落ち込みの発生を防止できる。なお、上記オーバーラップ量としては、例えば、10mm以下、より好ましくは5mm以下とすることが望ましい。
ヒータユニット443を平面視した場合に、第1電極部181および第2電極部82は互いに重ならない位置に配置されている。本実施形態において、中央部プラス電極911、コモン電極912、プラス電極821およびコモン電極822は基材50の角部にそれぞれ配置されている。第1端部プラス電極913は、ヒータユニット443を平面視した場合に、中央部プラス電極911およびプラス電極821の間に配置されている。第2端部プラス電極914は、ヒータユニット443を平面視した場合に、コモン配線932およびコモン電極822の間に配置されている。
本実施形態のヒータユニット443では、第1発熱部471および第1電極部181を接続する第1配線部183と、第2発熱部72および第2電極部82を接続する第2配線部84と、が基材50の両面に分散して配置される。
このように第1配線部183および第2配線部84が基材50の両面に分散されると、第1配線部183および第2配線部84が基材50の同一面上に形成されなくなる。そのため、第1配線部183および第2配線部84が基材50の短手方向(X方向)に並んで形成されないので、基材50の短手方向のサイズを小型化できる。
本実施形態のヒータユニット443によれば、基材50の第1面501に設けられる第1発熱部471が複数の発熱体を含む場合においても、上記他の実施形態と同様、基材50の短辺方向(X方向)の寸法が大きくなることを抑制できる。よって、上記ヒータユニット443を備える定着装置、あるいは、この定着装置を備えた画像形成装置自体についても小型化することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置、30…定着装置、43,243,343,443…ヒータユニット、50…基材、501…第1面、71,371,471…第1発熱部、72,372…第2発熱部、81,181…第1電極部、82,182…第2電極部、83,183…第1配線部、84…第2配線部、502…第2面、Wa,Wb…幅。

Claims (6)

  1. 基材と、
    前記基材の第1面側に設けられる第1発熱部と、
    前記基材の前記第1面側に設けられ、前記第1発熱部に接続される第1配線部と、
    前記基材の前記第1面側に設けられ、前記第1配線部を介して前記第1発熱部に電力を供給する第1電極部と、
    前記基材の前記第1面と反対の第2面側に設けられる第2発熱部と、
    前記基材の前記第2面側に設けられ、前記第2発熱部に接続される第2配線部と、
    前記基材の前記第2面側に設けられ、前記第2配線部を介して前記第2発熱部に電力を供給する第2電極部と、を有する
    ヒータユニット。
  2. 前記第1発熱部および前記第2発熱部は、前記基材の長手方向に沿って配置され、
    前記第1発熱部は、前記基材の中央部に位置する第1の発熱体を含み、
    前記第2発熱部は、前記第1の発熱体に対して前記基材の長手方向外側に位置する複数の第2の発熱体を含む
    請求項1に記載のヒータユニット。
  3. 前記第1電極部および前記第2電極部は、前記基材の長辺方向の端部に設けられ、
    前記基材の厚さ方向に前記ヒータユニットを平面視した場合に、前記第1電極部および前記第2電極部は互いに重ならない位置に配置される
    請求項1又は請求項2に記載のヒータユニット。
  4. 前記基材の厚さ方向に前記ヒータユニットを平面視した場合に、前記第1発熱部および前記第2発熱部は、各々の一部がオーバーラップするように、配置される
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒータユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒータユニットを備え、
    前記ヒータユニットを収容するフィルム状の筒状体を備え、
    前記ヒータユニットの前記第1面側が、前記筒状体に当接している
    定着装置。
  6. 請求項5に記載の定着装置を備える
    画像形成装置。
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