JP4781860B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタやファクシミリ、複写機等の加熱定着器を有する画像形成装置に関する。
プリンタやファクシミリ、複写機等の画像形成装置では、定着ローラ、及び加圧ローラを備える熱ローラ方式の定着器が普及している。この熱ローラ方式の定着器では、長尺のローラを用いているため、ローラ上に、記録媒体が通過する通紙領域と、記録媒体に直接接触しない非通紙領域とが発生する。通紙領域では、その部分を通過する記録媒体による熱吸収効果によって、過度の温度上昇は起こり難い。一方、非通紙領域では、記録媒体による熱吸収効果は小さいので温度上昇が過度になりやすい。その結果、この両者における温度上昇の差異によって、ローラを損傷することにもなりかねない。そこで、非通紙領域における過度の温度上昇対策として、通紙領域での温度調整に用いられる検温部材とは別個に、非通紙領域にも検温部材を設け、非通紙領域での過度の温度上昇を検出すると、定着ローラへの通電を停止し、十分に温度が低下した後、動作を再開させることとしていた。
特開平5−80605号公報
しかしながら、上記従来の温度制御を実行すると、非通紙領域に過度の温度上昇が発生したときに、定着ローラへの通電を停止し、十分なる温度低下を待つこととしているため、長時間に亘って印刷動作を停止しなければならないという解決すべき課題が残されていた。
本発明は、画像形成装置であって、熱源と、上記熱源により加熱され、所定の設定温度で媒体に現像剤を定着する定着部材と、上記定着部材に対向して配設され、上記定着部材に圧接される加圧部材と、上記定着部材の長手方向の非通紙領域に配設され、上記定着部材の温度を検出する温度検出素子と、上記温度検出素子により検出された検出温度値と予め設定された基準温度値とを比較する温度比較部と、上記温度比較部において上記検出温度値が上記基準温度値以上になったと判断されると、一定期間、上記熱源から上記定着部材へ供給される熱量を減らす印刷制御部とを備え、上記印刷制御部は、上記一定期間が終了し、上記温度比較部において上記検出温度値が再び上記基準温度値以上であると判断されると、上記基準温度値に対応して予め設定される所定枚数の印刷媒体を定着させることを主要な特徴とする。
本発明では、定着部材の非通紙領域の温度が、予め定めてある基準温度を超えると、予め定めてある一定期間定着部材への熱源の供給を停止することによって温度の低下を図ることが出来るという効果を得る。また、この一定時間の間にクリーニングシーケンスを挿入することによってより一層効果を高めることが可能になる。更に、定着部材が基準温度に達した時点でクリーニングシーケンスを実行し、間欠印刷に切替えることにより、定着部材の非通紙領域の温度が、上限温度に達しにくくなり定着部材及び加圧部材の劣化、損傷の発生を押さえることが可能になるという効果を得る。
図1は、本発明による画像形成装置の構成の説明図である。
図に於いて、給紙トレー2にセットされた記録媒体3は、ホッピングローラ1の回転によって給紙ローラ4まで搬送される。この記録媒体3は、ベルト6により、画像形成部としてのドラムユニット8、9、10、11を経て定着器7まで搬送される。このとき、記録媒体3が、書込みセンサ24によって検知されると、LEDヘッド30、31、32、33による、ドラムユニット8、9、10、11へのトナー像の形成が開始される。形成されたトナー像は、転写ローラ25、26、27、28によって、記録媒体3の表面に転写される。
トナー像が転写された記録媒体3は、ベルト6によって定着器7へ搬送される。定着器7は、その記録媒体3を加熱・加圧し、トナー像を記録媒体3の表面に定着させる。トナー像が表面に定着された記録媒体3は、スタッカ17まで搬送される。給紙センサ5と、排出センサ19は、記録媒体3の通過を監視し、所定のタイミングで記録媒体3の通過を検知出来ないときは、異常が発生(例えば媒体ジャム)したものとして機構制御部21へ通知する。機構制御部21は該通知を受入れると、直ちに印刷動作を停止させ、オペレーションパネル20に、検出内容を表示して操作者に解除を要求する。
操作者が紙詰まりを解除するために、装置カバー18を開いて、内部に詰まった記録媒体3を除去し、記録媒体3の除去後に装置カバー18を閉じる。装置カバー光センサ19は、装置カバー18が開いているか、あるいは閉じているかを検出し、機構制御部21へ通知する。また、ドラムユニット8、9、10、11に装着されているトナーカートリッジ12、13、14、15のトナーが無くなったために交換する場合や、ドラムユニット8、9、10、11や、定着器7を寿命切れによって交換する場合も同様に装置カバー18を開閉する。操作者が記録媒体3を補充する場合には、給紙トレー2を引き出して、媒体を補充した後、再度給紙トレー2を挿入する。給紙トレー挿抜光センサ22は、給紙トレー2が、引き抜かれているか、挿入されているかを検知して機構制御部21へ通知する。
次に、本発明が直接適用される定着器7の温度制御系統について詳細に説明する。
図2は、実施例1の定着温度制御系統のブロック図である。
図に示すように、実施例1の定着温度制御系統は、電源23と、CPU41と、ROM42と、メモリ43と、温度比較部44と、印刷制御部45と、クリーニングシーケンス実行部46と、インタフェース部47と、モータ駆動部61と、温度検出部62と、通電切替部64と、SW(1)65と、SW(2)66と,定着部モータ67と、ヒータ(1)71と、ヒータ(2)73と、サーミスタ(1)74と、サーミスタ(2)75とを備える。
電源23は、通電切替部64を介してヒータ(1)、及びヒータ(2)へ熱源となる電力を供給する部分である。CPU41は、ROM42に予め格納されている制御プログラムを実行することによって定着温度制御系統の制御を行なうマイクロプロセッサである。本実施例では特に、ROM42に予め格納されている所定の制御プログラムを実行することによって、温度比較部44、印刷制御部45、及びクリーニングシーケンス実行部46を、図示した機能ブロックとして起動・生成する部分である。ROM42は、CPU41が実行することによって定着温度制御系統の制御を行なうための制御プログラムを予め格納するリードオンリーメモリである。
メモリ43は、CPU41が、ROM42に予め格納されている制御プログラムを実行するために必要な制御データ、例えば温度テーブルや、所定の印刷・定着枚数などを予め格納する不揮発性メモリである。温度比較部44は、温度検出部62が、サーミスタ(1)74又はサーミスタ(2)75を介して取得する検出温度と、メモリ43に予め格納されている設定温度や基準温度とを比較してその高低を判断する部分である。
印刷制御部45は、温度比較部44による比較結果に基づいて上記検出温度が上記基準温度を超えると、予め定めてある一定の時間、通電切替部64を介して、ヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電を停止させる部分である。更に、ヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電が開始されると、モータ駆動部61を介して定着部モータ67を制御し、メモリ43に予め格納されている所定枚数印刷・定着処理を実行させる部分でもある。
クリーニングシーケンス実行部46は、印刷制御部45が一定の時間、通電切替部64を介して、ヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電を停止させている間に機構制御部21(図1)を介して、定着器7で使用されるサーミスタ(1)74及びサーミスタ(2)75に付着しているトナーや紙粉などの異物を除去し、温度検出が適切に行える状態を保つためのクリーニング処理を実行させる部分である。インタフェース部47は、CPU41と、モータ駆動部61、温度検出部62、通電切替部64、機構制御部21とを接続するインタフェース回路である。モータ駆動部61は、印刷制御部45の制御に基づいて定着部モータ67を駆動する駆動回路である。
温度検出部62は、サーミスタ(1)74、及びサーミスタ(2)75を介して、定着器7(図1)内部の温度を検出し、温度比較部44へ送出する部分である。通電切替部64は、その内部にSW(スイッチ)(1)65、及びSW(スイッチ)(2)66を有し、印刷制御部45の制御に基づいてヒータ(1)71、及びヒータ(2)73をオン・オフ切替する部分である。定着部モータ67は、モータ駆動部61を介する印刷制御部45の制御に基づいて定着器を駆動するモータである。ヒータ(1)71、及びヒータ(2)73は、定着器7(図1)が内部に有する加圧ローラ及び定着ローラを加熱するヒータであり通常ハロゲンランプが用いられる。サーミスタ(1)74、及びサーミスタ(2)75は、定着器7(図1)が内部に有する定着ローラの温度を測定するセンサである。
次に、定着器7(図1)の内部構成の概要について説明する。
図3は、実施例1の画像形成装置に備える定着器の主要構成部分の説明図である。
図に示すように実施例1の画像形成装置は、記録媒体3を、相互に圧接して回転する加圧ローラ70及び定着ローラ72で挟持し、記録媒体3上のトナー像を定着させる熱加圧方式の定着器を備える。両ローラには、記録媒体3が通過する部分である、通紙領域76と、記録媒体3が接触しない部分である非通紙領域77とが形成される。又、加圧ローラ70にはヒータ(1)71が、定着ローラ72にはヒータ(2)73が、それぞれ、ローラ内部に配設される。更に、定着ローラ72の通紙領域76には、サーミスタ(1)74が、定着ローラ72の非通紙領域77には、サーミスタ(2)75が、それぞれ配設されている。
次に、本発明による画像形成装置の動作について説明する。画像形成装置は、図示されていないケーブルあるいは無線により、PC等のホスト機と接続されている。ホスト機より印刷の指示を受けると用紙トレー2よりホッピングローラ1を回転させて記録媒体3を1枚、給紙ローラ4まで送り出す。途中の給紙センサ5は、ホッピングローラ1が給紙を正常に行えたかどうかを検出する。画像形成部であるドラムユニット、8、9、10、11及びベルト6は、給紙開始とほぼ同時にローラ類の回転を開始しており、このとき図示しないドラムユニット内に組込まれているチャージローラには約−1000Vの電圧が掛けられ、ドラムユニット内でチャージローラと接している感光体ドラムの表面を帯電させている。トナーカートリッジ12、13、14、15から印刷に用いるトナーが、ドラムユニットに供給され、供給されたトナーは、ドラムユニット内部にて摩擦帯電される。また、感光体ドラムの回転開始に伴ってベルト6が回転し、同一速度にて移動を開始する。記録媒体3が給紙ローラ4で、更に搬送されていき、書込みセンサ24をONにする。
ここでの先端の検出から所定時間後にLEDヘッド30、31、32、33が露光を開始して静電潜像をドラムユニット8、9、10、11に組込まれている感光体上に形成する。この形成された静電潜像に従って、トナー像が感光体上に形成される。このトナー像をベルト6との間に媒体が到達した時点で転写ローラ25、26、27、28に+2000Vの電圧を掛けてトナーを媒体側に引寄せてトナー像の媒体への転写を行う。媒体の移動する上流側から下流側へ順次、同様の露光及び転写を行っていく。媒体への転写が終わると媒体は定着ローラ72と加圧ローラ70との間で加熱、加圧されて媒体にトナーが定着する。定着している間を含めて動作時は、温度検出部62が定着ローラ72の温度が過度に上昇あるいは下降しないように監視を続けている。定着後、媒体の先端は、定着器以降でのジャム監視兼定着後の媒体長さ検出用のセンサ16をONした後、スタッカ17へ排出されていく。このとき定着ローラ72の最大用紙幅の外側である非通紙領域77では、定着ローラは熱が吸収されないため、印刷を続けると、次第に定着ローラ72の温度が上がってしまい、熱で破損することも考えられる。これを防止するためには、定着ローラ72に供給される熱量を減らす必要があるが、従来のように定着ローラ72が十分冷えるまで、印刷動作を停止すると、スルートップが極端に低下してしまう。本実施例では、これに鑑み、定着ローラ72の非通紙領域77の温度が上昇しても、装置が冷却処理のために長時間停止することがないように印刷途中に、一定時間、定着ローラ72に供給する熱量を減らす処理、クリーニングシーケンスの制御を挿入して間欠印刷を行なうものである。
次に、タイムチャートを用いて本実施例による温度制御について説明する。従来の温度制御と本発明による温度制御との相違点を明確にするために、最初に比較例として従来の温度制御について説明し、続いて実施例1の温度制御について説明する。
図4は、比較例による温度制御のタイムチャートである。
図の上から順番に、通紙状態を示す排出センサ信号、定着ローラ温度、ヒータ通電状態、定着部モータ駆動状態を、それぞれ表し最下段に各項目に共通の時刻tを表している。
この図は、50ページ(50枚)からなる印刷ジョブの印刷処理を行う場合を一例として示している。時刻t0でヒータ通電がONされ、時刻t1で定着ローラ温度が設定温度Ts(例えば180℃)に達すると印刷開始される。少し遅れて時刻t2で記録媒体の排出が開始される。例えば44ページの印刷中に定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が上限温度Tlimit(例えば240℃)を超えたことがサーミスタ(2)75(図3)によって検出されたとする(この間通紙領域76(図3)の温度は、Tsに維持されている)。この場合には、45ページ以降の印刷処理、及び記録媒体の供給が停止され、44ページが排出された後(時刻t3)に記録媒体の搬送が停止され、定着部モータ駆動、及びヒータ通電がOFFされ、定着ローラ72(図3)が十分低い温度T0(例えば50℃)になる、時刻t4までOFF状態が継続される。
この場合には、TlimitとT0との差は約190℃あり、この温度差分、定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が低下する時刻t4までには、長時間を要する。具体的には定着ローラ72(図3)の温度低下率を20℃/分、とすると、約10分の時間を必要とする。更に、温度T0に達した後に、再度ヒータ通電をONにして定着ローラ72(図3)が設定温度Tsになる時刻t5まで印刷停止状態を継続しなければならない。T0とTsとの差は、例えば130℃あり、かなりの長時間を要する。このように、比較例では、印刷動作が停止してから再開するまでの待ち時間が長くなってしまう。その結果、操作者にトラブル発生を危惧させ、不安感を与えてしまうことになる。
図5は、実施例1による温度制御のタイムチャートである。
図の上から順番に、通紙状態を示す排出センサ信号、定着ローラ温度、ヒータ通電状態、定着部モータ駆動状態を、それぞれ表し最下段に各項目に共通の時刻tを表している。
この図は、本実施例による温度制御に基づいて、50ページ(50枚)からなる印刷ジョブの印刷処理を行う場合を一例として示している。時刻t0でヒータ通電がONされ、時刻t1で定着ローラ温度が設定温度Ts(例えば180℃)に達すると印刷開始される。少し遅れて時刻t2で記録媒体の排出が開始される。例えば32ページ目の印刷中に定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が基準温度T1(例えば230℃)を超えたことがサーミスタ(2)75(図3)によって検出されたとする(この間通紙領域76(図3)の温度は、Tsに維持されている)。この場合には、33ページ目以降の印刷処理、及び記録媒体の供給が停止され、画像形成途中の32ページ目の印刷処理及び排出が行われた後、クリーニングシーケンス実行部46(図2)が、起動し、一定期間クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t3〜t6)。
ここで、クリーニングシーケンスとは、定着ローラ72の駆動も含めて記録媒体の搬送動作を一旦停止(時刻t3〜t4:約1秒)させた後、定着ローラ72を再駆動させることにより、定着ローラ72の温度を検出するためのサーミスタ(1)74及びサーミスタ(2)75に付着しているトナーや紙紛等の異物を除去し、温度検出が適切に行える状態を保つために行うクリーニング処理である。このクリーニングシーケンスにおいては、ヒータへの通電は所定期間(時刻t3〜t5)停止される。この期間(時刻t3〜t5)においては、定着ローラ72及び加圧ローラ70が加熱されない状態で回転運動するため、対流放熱によって定着ローラ72の温度を効果的に低下させることが出来る。クリーニングシーケンスの後半(時刻t5)では、33ページ目以降の印刷処理に備えて、ヒータへの通電がONされる。図においては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t6(ここでは、クリーニングシーケンスの終了と同時に、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達していると仮定する)においても、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が基準温度T1よりも高くなっている。そこで時刻t6に於いて、印刷制御部45は、基準温度T1に対応して予め、メモリ43に格納されている印刷枚数の設定値N1を読み出し、N1ページ(ここでは一例として6ページ)の印刷処理を行う。N1ページの印刷処理及び排出が終了した時点(時刻t7)において、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が基準温度T1よりも高い状態にあるため、再び、クリーニングシーケンス実行部46(図2)が起動され、一定期間クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t7〜t10)。
図に於いては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t10においても、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が基準温度T1よりも高くなっている。そこで、時刻t10において、印刷制御部45は、再びN1ページの印刷処理を行なう。このような動作を繰返して50ページ分の印刷を行う。上述したクリーニングシーケンスの処理時間は5秒程度であり、この時間は、比較例における印刷停止時間に比べると非常に短い時間である。そのため、図において3回のクリーニングシーケンスが実施されているが、所望の50ページを印刷し終わるトータルの時間は比較例よりも短くなる。尚、図では、クリーニングシーケンスを実施した後に、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が基準温度T1を下回る場合を示していないが、基準温度T1の設定や印刷枚数N1の設定によっては、クリーニングシーケンスを実施することで定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が基準温度T1を下回ることもある。非通紙領域77の検出温度が基準温度T1を下回った場合には、通常の連続印刷に切替えるようになっている。
上記、温度制御に基づいて、実施例1の画像形成装置における定着処理は以下のように実行される。
図6は、実施例1に於ける定着処理のフローチャートである。
ステップS1−1
図示しない上位装置から印刷指示が与えられると、印刷制御部45(図2)は、定着ローラ72(図3)、及び加圧ローラ70(図3)を加熱するために通電切替部64(図2)を介してSW(スイッチ)(1)65(図2)、及びSW(スイッチ)(2)66(図2)をオンする。
ステップS1−2
同時に印刷制御部45(図2)は、定着ローラ72(図3)の温度を均一化するために、モータ駆動部61(図2)を介して、定着部モータ67(図2)の回転駆動を開始させる。
ステップS1−3
温度検出部62(図2)は、定着ローラ72(図3)の温度制御を行うために、サーミスタ(1)74(図2)及びサーミスタ(2)75(図2)の監視を開始する。
ステップS1−4
温度比較部44(図2)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の検出温度Txが設定温度Tsに達したかどうかを判断する。検出温度Txが設定温度Tsに達するまでは、ステップS1−4を繰り返し、検出温度Txが設定温度Tsに達するとステップS1−5へ進む。
ステップS1−5
印刷制御部45(図2)は、連続印刷を開始させる。
ステップS1−6
印刷制御部45(図2)は、上位装置から指定された印刷枚数(ページ数)が終了したか否かを、機構制御部21(図1)を介して判断し、終了している場合には、ステップS1−11へ進み、終了していない場合にはステップS1−7へ進む。
ステップS1−7
温度比較部44(図2)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度Txが基準温度T1を超えたかどうかを判断する。検出温度Txが基準温度T1を超えるまでは、ステップS1−5からステップS1−7を繰り返し、基準温度T1(図5)を超えるとステップS1−8へ進む。
ステップS1−8
検出温度Txが基準温度T1(図5)を超えると、画像形成途中の記録媒体の印刷処理及び、排出を行った後、クリーニングシーケンス実行部46(図2)が起動し、一定期間クリーニングシーケンスを行う。
ステップS1−9
クリーニングシーケンスが終了すると、温度比較部44(図2)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度Txが基準温度T1を超えたかどうかを再び判断する。検出温度Txが基準温度T1を超えていれはステップS1−10へ進み、検出温度Txが基準温度T1を超えていなければステップS1−5へ進む。
ステップS1−10
印刷制御部45(図2)は、予めN1ページに設定されている間欠印刷を実行させたあとステップS1−6へ戻る。尚、残り印刷枚数(ページ数)がN1ページに満たない場合には、その残り印刷枚数(ページ数)だけ印刷してステップS1−6へ戻る。
ステップS1−11
上位装置から指示された印刷枚数(ページ数)が終了しているので温度検出部62(図2)は、サーミスタ(1)74(図2)、及びサーミスタ(2)75(図2)、の監視を終了する。
ステップS1−12
印刷制御部45(図2)は、通電切替部64(図2)を介してヒータ(1)71(図2)、ヒータ(2)73(図2)への通電を停止する。
ステップS1−13
印刷制御部45(図2)は、モータ駆動部61(図2)を介して、定着部モータ67(図2)を回転停止させてフローを終了する。
以上説明したように、本実施例では、定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が、予め設定してある基準温度T1を超えると、一定期間定着ローラ72(図3)に供給される熱量を減らす、即ち、定着ローラ72(図3)への通電を停止することによって温度の低下を図ることが出来るという効果を得る。更に、この一定期間の間にクリーニングシーケンスを挿入することによってより一層効果を高めることが可能になる。即ち、クリーニングシーケンスでは、ヒータ通電がOFFされる。また、定着部モータは(約1秒間)一時停止されるが、すぐに駆動再開される。そのため、加圧ローラ70(図3)、及び、定着ローラ72(図3)の回転動作により対流放熱が増加し、定着ローラの温度低下が早くになる。更に、クリーニングシーケンスの処理時間は、5秒程度であり、この時間は、比較例における印刷停止時間と比べると、非常に短い時間であるため、トータルの印刷処理時間は、比較例よりも短くなる。又、定着ローラ温度が基準温度T1に達した時点でクリーニングシーケンスを実行し、間欠印刷に切替えることにより、定着ローラ温度が、上限温度Tlimitに達しにくくなり定着ローラの劣化、損傷の発生を押さえることが可能になる。
実施例1では、基準温度T1を1段階で設定しているため、基準温度T1の設定や、印刷枚数N1の設定によっては、クリーニングシーケンスを実施して間欠印刷を行った場合であっても,定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が徐々に増加して上限温度Tlimitに達する虞がある。本実施例では、かかる場合に対応するために、基準温度を複数段階で設定し、さらに、それぞれの基準温度に対応して、複数の印刷枚数を設定して切り替えるものである。
図7は、実施例2の定着温度制御系統のブロック図である。
図に示すように、実施例2の定着温度制御系統は、電源23と、CPU41と、ROM42と、メモリ43と、温度比較部81と、印刷制御部82と、クリーニングシーケンス実行部46と、インタフェース部47と、モータ駆動部61と、温度検出部62と、通電切替部64と、SW(1)65と、SW(2)66と,定着部モータ67と、ヒータ(1)71と、ヒータ(2)73と、サーミスタ(1)74と、サーミスタ(2)75とを備える。以下に実施例1との相違部分のみについて詳細に説明する。実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
温度比較部81は、温度検出部62が、サーミスタ(1)74又はサーミスタ(2)75を介して取得する検出温度と、メモリ43に予め格納されている第1の基準温度、及び第2の基準温度とを比較してその高低を判断する部分である。
印刷制御部82は、温度比較部81による比較結果に基づいて上記検出温度が上記第1の基準温度又は第2の基準温度を超えると、一定期間通電切替部64を介してヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電を停止させる部分である。更に、一定期間ヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電を停止した後にヒータ(1)71、ヒータ(2)73への通電を開始し、メモリ43に予め格納されている所定の枚数の印刷・定着処理を実行させる部分である。
次に、タイムチャートを用いて本実施例による温度制御について説明する。
図8は、実施例2による温度制御のタイムチャートである。
図の上から順番に、通紙状態を示す排出センサ信号、定着ローラ温度、ヒータ通電状態、定着部モータ駆動状態を、それぞれ表し最下段に各項目に共通の時刻tを表している。
この図は、本実施例による温度制御に基づいて、50ページ(50枚)からなる印刷ジョブの印刷処理を行う場合を一例として示している。時刻t0でヒータ通電がONされ、時刻t1で定着ローラ温度が設定温度Ts(例えば180℃)に達すると印刷開始される。少し遅れて時刻t2で記録媒体の排出が開始される。例えば32ページ目の印刷中に定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が第1の基準温度T1(例えば230℃)を超えたことがサーミスタ(2)75(図3)によって検出されたとする(この間通紙領域76(図3)の温度は、Tsに維持されている)。この場合には、33ページ目以降の印刷処理、及び記録媒体の供給が停止され、画像形成中の32ページ目の印刷処理及び排出が行われた後、クリーニングシーケンス実行部46(図7)が起動し、一定期間、クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t3〜t6)。このクリーニングシーケンスにおいては、ヒータへの通電は所定時間(時刻t3〜t5)停止される。この期間(時刻t3〜t5)においては、定着ローラ72及び加圧ローラ70が加熱されない状態で回転運動するため、対流放熱によって定着ローラ72の温度を低下させることが出来る。
クリーニングシーケンスの後半(時刻t5)では、33ページ目以降の印刷処理に備えてヒータへの通電がONされる。図においては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t6(ここでは、クリーニングシーケンスの終了と同時に、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達していると仮定する)においても、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が第1の基準温度T1よりも高くなっている。そこで、時刻t6において、印刷制御部45は、第1の基準温度T1に対応して予めメモリ43に格納されている印刷枚数の設定値N1を読み出し、N1ページ(ここでは、一例として6ページ)の印刷処理を行う。N1ページの印刷処理及び排出が終了した時点(時刻t7)において、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が第1の基準温度T1よりも高い状態にあるため、再びクリーニングシーケンス実行部46(図7)が起動され、一定期間クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t7〜t10)。図においては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t10においても、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が、第1の基準温度T1よりも高くなっている。
そこで、時刻t10において、印刷制御部45は、再びN1ページの印刷処理を行なう。再びN1ページの印刷処理及び排出が終了した時点(時刻t11)において、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が、第1の基準温度T1よりも高い状態にあるため、再びクリーニングシーケンス実行部46(図7)が起動され、一定期間クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t11〜t14)。図においては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t14において、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が、第2の基準温度T2よりも高くなっている。そこで、時刻t14において、印刷制御部45は、第2の基準温度T2に対応して予めメモリ43に格納されている印刷枚数の設定値N2を読み出し、N2ページ(ここでは一例として1ページ)の処理を行う。N2ページの印刷処理及び排出が終了した時点(時刻t15)に於いて、定着ローラ72の非通紙領域77の温度が第1の基準温度T1よりも高い状態にあるため、再びクリーニングシーケンス実行部46(図2)が起動され、一定期間クリーニングシーケンスが行なわれる(時刻t15〜t18)。図においては、クリーニングシーケンスが終了し、定着ローラ72の通紙領域76の温度が設定温度Tsに達した時刻t18において定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が第2の基準温度T2よりも低くなっている。
そこで、時刻t18に於いて、印刷制御部45は、再びN1ページの印刷処理を行なう。このような動作を繰返して50ページ分の印刷を行う。上述したクリーニングシーケンスの処理時間は、5秒程度であり、この時間は、比較例における印刷停止時間に比べると、非常に短い時間である。そのため、図において4回のクリーニングシーケンスが実行されているが、所望の50ページを印刷し終えるトータルの処理時間は、比較例よりも短くなる。尚、図では、クリーニングシーケンスを実施した後に、定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が、第1の基準温度T1を下回る場合を示していないが、第1の基準温度T1、第2の基準温度T2の設定や、印刷枚数N1、N2の設定によっては、クリーニングシーケンスを実施することで定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度が第1の基準温度T1を下回ることもある。非通紙領域77の検温温度が第1の基準温度を下回った場合には、通常の連続印刷に切替えるようになっている。
上記、温度制御に基づいて、実施例2の画像形成装置における定着処理は以下のように実行される。
図9は、実施例2に於ける定着処理のフローチャートである。
ステップS2−1
図示しない上位装置から印刷指示が与えられると、印刷制御部82(図7)は、定着ローラ72(図3)、及び加圧ローラ70(図3)を加熱するために通電切替部64(図7)を介してSW(スイッチ)(1)65(図7)、及びSW(2)(スイッチ)66(図7)をオンする。
ステップS2−2
同時に印刷制御部82(図7)は、定着ローラ72(図7)の温度を均一化するために、モータ駆動部61(図7)を介して、定着部モータ67(図7)を回転駆動を開始させる。
ステップS2−3
温度検出部62(図7)は、定着ローラ72(図3)の温度制御を行うために、サーミスタ(1)74(図7)及びサーミスタ(2)75(図7)の監視を開始する。
ステップS2−4
温度比較部81(図7)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の検出温度Txが設定温度Tsに達したかどうか判断する。検出温度Txが設定温度Tsに達するまではステップS2−4を繰り返し、検出温度Txが設定温度Tsに達するとステップS2−5へ進む。
ステップS2−5
印刷制御部82(図7)は、連続印刷を開始させる。
ステップS2−6
印刷制御部82(図7)は、上位装置から指定された印刷枚数(ページ数)が終了したか否かを、機構制御部21(図1)を介して判断し、終了している場合には、ステップS2−13へ進み、終了していない場合にはステップS2−7へ進む。
ステップS2−7
温度比較部81(図7)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度Txが第1の基準温度T1を超えたかどうかを判断する。検出温度Txが、第1の基準温度T1を超えるまでは、ステップS2−5からステップS2−7を繰り返し、第1の基準温度T1(図8)を超えるとステップS2−8へ進む。
ステップS2−8
検出温度Txが第1の基準温度T1(図8)を超えると、画像形成途中の記録媒体の印刷処理及び排出を行った後、クリーニングシーケンス実行部46(図7)が起動し、一定期間クリーニングシーケンスを行う。
ステップS2−9
クリーニングシーケンスが終了すると、温度比較部81(図7)は、温度検出部62(図2)を介して検出された定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度Txが、第1の基準温度T1を超えたかどうかを再び判断する。検出温度Txが第1の基準温度T1を超えていれば、ステップS2−10へ進み、検出温度Txが第1の基準温度T1を超えていなければステップS2−5へ進む。
ステップS2−10
温度比較部81(図7)は、温度検出部62を介して検出された定着ローラ72の非通紙領域77の検出温度Txが第2の基準温度T2を超えたかどうかを判断する。検出温度Txが第2の基準温度T2を超えていればステップS2−11へ進み、検出温度Txが第2の基準温度T2を超えていなければステップS2−12へ進む。
ステップS2−11
印刷制御部82(図7)は、予めN2ページに設定されている間欠印刷を実行させたあとステップS2−6へ戻る。尚、残り印刷枚数(ページ数)がN2ページに満たない場合には、その残り印刷枚数(ページ数)だけ印刷してステップS2−6へ戻る。
ステップS2−12
印刷制御部82(図7)は、予めN1ページに設定されている間欠印刷を実行させたあとステップS2−6へ戻る。尚、残り印刷枚数(ページ数)がN1ページに満たない場合には、その残り印刷枚数(ページ数)だけ印刷してステップS2−6へ戻る。
ステップS2−13
上位装置から指示された印刷枚数(ページ数)が終了しているので温度検出部62(図7)は、サーミスタ(1)74(図7)、及びサーミスタ(2)75(図7)、の監視を終了する。
ステップS2−14
印刷制御部82(図7)は、通電切替部64(図7)を介してヒータ(1)71(図7)、ヒータ(2)73(図7)への通電を停止する。
ステップS2−15
印刷制御部82(図7)は、モータ駆動部61(図7)を介して、定着部モータ67(図7)を回転停止させてフローを終了する。
このように、本実施例では、基準温度を第1の基準温度と第2の基準温度の2段階に設定し、それぞれの基準温度に対応して印刷ページN1、N2(N1>N2)を切替えることとしているので、温度上昇をより一層抑制し易くなり、実施例1の効果をより一層高めることが出来るという効果を得る。
尚、上記実施例1及び実施例2では、非通紙領域の温度が予め定めてある基準温度を超えるとクリーニングシーケンスを挿入し、定着ローラへ供給する熱量を低減させることとして説明したが、これは定着ローラへ供給する熱量を低減する一例であって、この例に限定されるものではない。即ち、非通紙領域の温度が予め定めてある基準温度を超えると定着ローラの設定温度を下げるとともに、記録媒体の搬送速度を所定の速度に減速させることによって定着ローラへ供給する熱量を低減させることも可能である。以下にその一例について説明する。
図10は、実施例1、2の変形例による温度制御のタイムチャートである。
図の上から順番に、通紙状態を示す排出センサ信号、定着ローラ温度、ヒータ通電状態、定着部モータ駆動状態を、それぞれ表し最下段に各項目に共通の時刻tを表している。
この図は、実施例1、2の変形例による温度制御に基づいて、50ページ(50枚)からなる印刷ジョブの印刷処理を行う場合を一例として示している。時刻t0でヒータ通電がONされ、時刻t1で定着ローラ温度が設定温度Ts1(例えば180℃)に達すると印刷開始される。少し遅れて時刻t2で記録媒体の排出が開始される。例えば32ページ目の印刷中に定着ローラ72(図3)の非通紙領域77(図3)の温度が基準温度T1(例えば230℃)を超えたことがサーミスタ(2)75(図3)によって検出されたとする(この間通紙領域76(図3)の温度は、Ts1に維持されている)。この場合には、33ページ目以降の印刷処理、及び記録媒体の供給が停止され、32ページ目が排出された後(時刻t3)、記録媒体の搬送速度の設定値を例えば24ppmから20ppmに下げる。そして、搬送速度の設定値を下げるとともに、定着ローラ72の設定温度をTs1からTs2(例えば170℃)に下げる。ここで、定着ローラの設定温度は、図に示すように、ヒータへの通電のON/OFFを所定の周期で切り替えることにより、容易に変化させることが出来る。記録媒体の搬送速度及び定着ローラの設定温度Ts2が安定した時点(時刻t4)に於いて、33ページ目以降の印刷処理を行う。このような方法によって、定着ローラ72へ供給する熱量を低減させることも可能である。
以上の説明では、本発明をプリンタ適用した場合について説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、加熱定着器を有する、ファクシミリ装置や、複写機などにも適用可能である。
本発明による画像形成装置の構成の説明図である。 実施例1の定着温度制御系統のブロック図である。 実施例1の画像形成装置に備える定着器の主要構成部分の説明図である。 比較例による温度制御のタイムチャートである。 実施例1による温度制御のタイムチャートである。 実施例1に於ける定着処理のフローチャートである。 実施例2の定着温度制御系統のブロック図である。 実施例2による温度制御のタイムチャートである。 実施例2に於ける定着処理のフローチャートである。 実施例1、2の変形例による温度制御のタイムチャートである。
符号の説明
21 機構制御部
23 電源
41 CPU
42 ROM
43 メモリ
44 温度比較部
45 印刷制御部
46 クリーニングシーケンス実行部
47 インタフェース部
61 モータ駆動部
62 温度検出部
65 SW(1)
66 SW(2)
67 定着部モータ
71 ヒータ(1)
73 ヒータ(2)
74 サーミスタ(1)
75 サーミスタ(2)

Claims (4)

  1. 熱源と、
    前記熱源により加熱され、所定の設定温度で媒体に現像剤を定着する定着部材と、
    前記定着部材に対向して配設され、前記定着部材に圧接される加圧部材と、
    前記定着部材の長手方向の非通紙領域に配設され、前記定着部材の温度を検出する温度検出素子と、
    前記温度検出素子により検出された検出温度値と予め設定された基準温度値とを比較する温度比較部と、
    前記温度比較部において前記検出温度値が前記基準温度値以上になったと判断されると、一定期間、前記熱源から前記定着部材へ供給される熱量を減らす印刷制御部とを備え
    前記印刷制御部は、前記一定期間が終了し、前記温度比較部において前記検出温度値が再び前記基準温度値以上であると判断されると、前記基準温度値に対応して予め設定される所定枚数の印刷媒体を定着させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準温度値は、複数段階に設定され、前記基準温度値が高いほど前記所定枚数が少なく設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記一定期間に於いて、前記温度検出素子のクリーニング処理を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング処理は、前記熱源への通電を停止する処理を含むことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
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