JP2015075525A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置におけるヒータと反射板の位置関係の精度を上げる。
【解決手段】回転可能な定着部材と、前記定着部材の外周面に当接する加圧回転体と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を介して前記加圧回転体と対向して定着ニップ部を形成するニップ形成部材と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を加熱する熱源と、前記加圧回転体から前記ニップ形成部材にかかる圧力に対して前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、前記支持部材に保持され、前記熱源の輻射熱を反射する反射部材とを有する定着装置において、前記反射部材を保持する前記支持部材に、前記熱源の保持部材を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に画像を定着する定着装置、及びそのような定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置においては、電子写真記録、静電記録、磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式若しくは直接方式で未定着トナー画像が用紙等の記録媒体に形成される。そして記録媒体上に転写されて担持されている未定着トナー画像を加熱定着することで複写物や記録物を得る。定着に際しては、未定着画像を担持している記録媒体を、定着部材と加圧部材によって挟持搬送しながら未定着画像を加熱することにより、未定着画像のトナーを溶融軟化して記録媒体へ浸透することで、トナーが記録媒体に定着される。
近年、画像形成装置に対して、省エネ化、高速化についての市場要求が強くなってきている。なかでも未定着トナー画像を定着させるための定着装置については、エネルギー消費が大きいので、省エネ化の観点から多くの提案がなされている。そのような定着装置として、熱ローラ方式、ベルト方式、セラミックヒータを用いたフィルム加熱方式(サーフ定着)、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
ベルト方式の定着装置では、近年、更なるウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化が望まれている(課題1)。ウォームアップ時間とは、電源投入時等、常温状態から印刷可能な所定温度(リロード温度)までに要する時間であり、ファーストプリント時間とは、印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間である。また、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間当たりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大しているため、特に連続印刷の始めに熱量が不足すること(所謂、温度落ち込み)が問題となっている(課題2)。
前記課題1の問題を解決する方法として、非常に薄いフィルムを定着部材とするサーフ定着が提案されている。この方式は、ベルト方式に比べ、低熱容量化、小型化が可能である。ただ、耐久性に難があり、またニップ部のみを局所加熱するため、その他の部分では加熱されておらず、ニップ部の入口においてフィルムが最も冷えた状態にあり、定着不良が発生し易いという問題がある。特に、高速機においては、フィルムの回転が速く、ニップ部以外でのフィルムの放熱が多くなるため、より定着不良が発生し易くなるという問題がある(課題3)。
以上のような課題1〜3を解決するために、本出願人は特許文献1において提案を行っている。これは、無端ベルトを用いる構成にて、そのベルト全体を温めることを可能とし、加熱待機時からのファーストプリント時間を短縮することができ、かつ高速回転時の熱量不足を解消して、高生産性の画像形成装置に搭載されても、良好な定着性を得るものである。
図7に、特許文献1で提案された定着装置を概略的に示す。無端状の定着ベルト21の内部にパイプ状の金属熱伝導体22を、定着ベルト21の移動をガイドすることが可能なように固定して、金属熱伝導体22内のヒータ23により金属熱伝導体22を介して定着ベルト21を加熱する。更に、定着ベルト21を介して金属熱伝導体22に接してニップ部を形成する加圧ローラ24を備え、加圧ローラ24の回転に連れ回りするようにして定着ベルト21を周方向に移動させる。このような構成により、定着装置を構成する無端ベルト全体を温めることができ、加熱待機時からのファーストプリント時間を短縮し、かつ高速回転時の熱量不足を解消することが可能となっている。
しかしながら、更なる省エネ化、及びファーストプリント時間向上のためには熱効率を更に向上させる必要があり、金属熱伝導体を介さずに定着ベルトを直接加熱する構成を更に出願人は例えば特許文献2において提案した。この構成では、伝熱効率を大幅に向上させることにより消費電力を低減すると共に、加熱待機時からのファーストプリント時間を更に短縮することが実現可能である。また、金属熱伝導体レスによるコストダウンも可能となる。図8に、定着ベルト21を内蔵のヒータ23で直接加熱する構成を示す。ヒータから放射され定着ベルトを加熱する熱には、直接定着ベルト21へ向かう直接加熱(実線)と反射板29で反射されて定着ベルト21に向かう間接加熱(破線)とがある。この直接加熱と間接加熱の両方によって、定着ベルト21を効率的に加熱している。
定着部材である無端状の定着ベルトを直接加熱する構成によって、省エネ性が高く、加熱待機時からのファーストプリント時間を更に短縮することが可能となった。しかしながら、反射板を用いる従来構成では、反射板とヒータは夫々別個の保持部材により保持されており、これら保持部材が夫々ユニット構造体に固定されている。そのため、反射板とヒータの位置関係に影響する部品が多く、両者の位置関係のバラツキが大きかった。両者の位置関係のバラツキが大きい場合、ヒータの反射効率もばらつくことになる。
本発明の課題は、定着装置におけるヒータと反射板の位置関係の精度を上げることにある。
上記課題は、回転可能な定着部材と、前記定着部材の外周面に当接する加圧回転体と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を介して前記加圧回転体と対向して定着ニップ部を形成するニップ形成部材と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を加熱する熱源と、前記加圧回転体から前記ニップ形成部材にかかる圧力に対して前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、前記支持部材に保持され、前記熱源の輻射熱を反射する反射部材とを有する定着装置において、前記反射部材を保持する前記支持部材に、前記熱源の保持部材を設けることによって、解決される。
本発明によれば、反射部材を保持するニップ形成部材用支持部材に、熱源の保持部材を設けるので、熱源と反射部材の位置関係に関わる部材の数が減って、その位置関係の精度を上げ易くなる。
画像形成装置全体を示す正面図である。 従来周知の定着装置の構成を示す断面図である。 従来構成に係るヒータの保持を説明する図であり、図3aが平面図、図3bが断面図である。 本発明に係るヒータの保持を説明する図であり、図4aが平面図、図4bが断面図図である。 反射部材とヒータの位置関係の精度を更に向上させるため、両者のギャップが一定値以上にならない例を示す図である。 反射部材とヒータの位置関係の精度を更に向上させるため、両者のギャップが一定値以下にならない例を示す図である。 従来技術に係る定着装置の基本構成を示す概略断面図である。 内蔵ヒータと反射板を用いて定着ベルトを加熱する公知の構成を説明する図である。
先ず、本発明に係る定着装置を搭載する画像形成装置の全体構成及び動作を図1により説明する。画像形成装置1は、タンデム型カラーレーザープリンタである。当然のことではあるが、本発明に係る画像形成装置は、この方式に限られるものではない。
図1において、プリンタの装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容する以外は同じ構成であるので、ブラックの作像部4Kに関してのみ構成説明する。その他の作像部4Y,4M,4Cについては図中、符号表示を省略する。
作像部4Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にトナーを供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8等を備えている。
各作像部4Y,4M,4C,4Kの下方には、感光体5の表面を露光する露光装置9が配設されている。露光装置9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体5の表面へレーザー光を照射するようになっている。
各作像部4Y,4M,4C,4Kの上方には、転写装置3が配設されている。転写装置3は、転写体としての中間転写ベルト30と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ31と、二次転写手段としての二次転写ローラ36と、二次転写バックアップローラ32とを備えている。更に、クリーニングバックアップローラ33や、テンションローラ34や、ベルトクリーニング装置35も備えている。
中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ32、クリーニングバックアップローラ33及びテンションローラ34によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ32が回転駆動することによって、中間転写ベルト30は図の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ31は夫々、各感光体5との間で中間転写ベルト30を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ31には、不図示の電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ31に印加されるようになっている。
二次転写ローラ36は、二次転写バックアップローラ32との間で中間転写ベルト30を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、一次転写ローラ31と同様、二次転写ローラ36にも不図示の電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ36に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置35は、中間転写ベルト30に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置35から延在する不図示の廃トナー移送ホースは、不図示の廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
プリンタ本体の上部には、ボトル収容部2が設けられており、ボトル収容部2には補給用のトナーを収容した4つのトナーボトル2Y,2M,2C,2Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kと各現像装置7との間には、不図示の補給路が設けられ、この補給路を介して各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kから各現像装置7へ各色トナーが補給されるようになっている。
一方、プリンタ本体の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ10や、給紙トレイ10から用紙Pを搬出する給紙ローラ11等が設けられている。ここで、記録媒体の概念には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、図示しないが、手差し給紙機構が設けられていてもよい。
プリンタ本体内には、用紙Pを給紙トレイ10から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ36よりも用紙搬送方向上流側には、二次転写ニップへ用紙Pを搬送する搬送手段としての一対のレジストローラ12が配設されている。
また、二次転写ローラ36よりも用紙搬送方向下流側には、定着装置20が配設されている。更に、定着装置20よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ13が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ14が設けられている。
続いて、本例に係るプリンタの基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が不図示の駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光が夫々照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ32が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト30を図の矢印で示す方向に周回走行させる。そして、各一次転写ローラ31に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ31と各感光体5との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体5の回転に伴い、感光体5上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、この一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体5上のトナー画像が中間転写ベルト30上に順次重ね合わされ転写される。かくして、中間転写ベルト30の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト30に転写されなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。その後、不図示の除電装置によって各感光体5の表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置の下部では、給紙ローラ11が回転駆動を開始し、給紙トレイ10から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ12によってタイミングを計られて、二次転写ローラ36と二次転写バックアップローラ32との間の二次転写ニップに送られる。このとき、二次転写ローラ36には、中間転写ベルト30上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト30の周回走行に伴って、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、この二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト30上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写されなかった中間転写ベルト30上の残トナーは、ベルトクリーニング装置35によって除去され、除去されたトナーは不図示の廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ13によって装置外へ排出され、排紙トレイ14上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して2色又は3色の画像を形成したりすることも当然可能である。
次に、図2に基づき、従来周知の定着装置の構成を説明する。定着装置20は、可撓性の無端ベルトである定着ベルト(回転可能な定着部材)21と、その外周面に当接する加圧回転体である加圧ローラ24と、熱源たるヒータ23とを有する。定着ベルト21の内周域に配されたヒータ23により、定着ベルト21が内周側から直接加熱される。
更に定着ベルト21の内周側には、定着ベルト21を介して対向する加圧ローラ24と定着ニップ部を形成するニップ形成部材26が配され、定着ベルト内面と直接、若しくは不図示の低摩擦シートを介して間接的に摺擦するようになっている。ニップ形成部材26は、耐熱性部材で構成され、定着ベルト21の幅方向又は加圧ローラ24の軸方向にわたって長尺に配設されている。
図2では定着ニップ部の形状が、ニップ形成部材26の側が窪んだ凹形状となっている。このようなニップ形成部材26の側が窪んだ凹形状であることで、用紙先端の排出方向が加圧ローラ寄りになり、分離性が向上してジャムの発生を抑制できる。
定着ベルト21は、ニッケルやSUS等の金属材料やポリイミド等の樹脂材料を用いた薄肉で可撓性を有する無端状のベルト若しくはフィルムで構成されている。ベルトの外周表面はPFA、PTFE等の離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。定着ベルト21の基材と離型層の間にはシリコーンゴム等で形成された弾性層があってもよい。弾性層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写して画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残る不具合を生じる可能性がある。これを改善するために、シリコーンゴムの弾性層を100[μm]以上設けるのがよい。シリコーンゴムの変形により、微小な凹凸が吸収される。
定着ベルト21の内部には、ニップ形成部材26を支持するための支持部材27(ステー)が設けられ、加圧ローラ24により圧力を受けるニップ形成部材26の撓みを防止し、軸方向で均一なニップ幅が得られるようになっている。ステンレス、鉄、アルミ等の金属から成る支持部材27は両端部(紙面に垂直な方向での両端)で、定着ユニットのフランジ付き保持部材或いは側板フレーム28等に固定保持されることで、位置決めされている。また、ヒータ23に面した支持部材27の表面には反射部材(反射板)29が固定して備えられ、ヒータ23からの輻射熱等により支持部材27が加熱されるという無駄なエネルギー消費を抑制している。反射部材29を備える代わりに、従来では、支持部材27の表面に断熱若しくは鏡面処理を行うことが知られている。反射部材29は本例ではアルミ基材の表面に銀を蒸着したものを用いている。反射部材はアルミ+銀に限られないが、銀は輻射率が低いため熱源から照射され支持部材側へ向かう輻射熱を反射させて、定着ベルト21の熱吸収効率向上に供することができる。熱源は、ハロゲンヒータのほか、IHでもよく、抵抗発熱体、カーボンヒータ等であってもよい。
加圧ローラ24では、金属製の芯金24a上に弾性ゴム層24bがあり、更に離型性を得るために表面に離型層(PFA又はPTFE層)が設けられている。加圧ローラ24は、画像形成装置に設けられたモータ等の駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され、回転する。また、加圧ローラ24は不図示のスプリング等により定着ベルト21側に押し付けられている。加圧ローラ24は中空のローラでも中実のローラであってもよく、中空のローラの場合、加圧ローラ24内にハロゲンヒータ等の熱源を有していてもよい。弾性ゴム層はソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ24内に熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり、定着ベルトの熱が奪われ難くなるので、より望ましい。
加圧ローラ24により定着ベルト21が連れ回り回転する。既述のように、加圧ローラ24が不図示の駆動源により回転し、定着ニップ部で定着ベルト21に駆動力を伝達することにより、定着ベルト21が回転する。定着ベルト21は定着ニップ部で加圧ローラ24とニップ形成部材26とにより挟み込まれて回転し、定着ニップ部以外では両端で側板フレーム28のフランジにガイドされ、走行する。
次に、ハロゲンヒータの保持について、説明する。先ず、従来構成に係る保持を図3に示す。ヒータ23は、両端部のヒータベース23aを、ユニットの構造体である側板フレーム28に組み付けられたヒータ用の保持部材40(板金等)によって保持されている。一方、反射部材29は、ニップ形成部材26を支持する支持部材27によって保持され、この支持部材27が側板フレーム28に組み付けられている。このような保持方式であると、反射部材29とヒータ23の間に、支持部材と側板フレームとヒータ保持部材の3つの部品が介在することになって、各部品の寸法誤差や取付誤差によって反射部材とヒータの位置関係のバラツキも大きくなる。
これに対して本発明の実施形態に係る保持方式を図4に示す。ヒータ両端部のヒータベース23aを保持するヒータ保持部材40が、反射部材29を保持する支持部材27に設けられる。そして、ヒータ保持部材40を組み付け、反射部材29を保持する支持部材27が、側板フレーム28に組み付けられる。このようにすることで、従来構成と比べて、反射部材29とヒータ23は、側板フレーム28を介在させない分だけ、その位置関係のバラツキを小さくすることができる。ヒータ保持部材を支持部材27そのもので構成するようにすれば、部品点数を減らすことができ、その形成を一体的に型成形すれば、バラツキを更に小さくすることができる。また、このような構成とすることで、側板フレーム28、反射部材29及びヒータ23を一体化したユニットとしてモジュール化することもできる。一方、形状的に一体成型することが困難であったり、定着装置全体の組み付け容易性の観点から、ヒータ保持部材を支持部材とは分けて構成することが好ましい場合も考えられる。
反射部材とヒータの位置関係の精度を更に向上させる例を図5,6に示す。支持部材27にヒータ保持部材40を設けるだけだと、ヒータ保持部材40とヒータベース23aの間にガタツキが或る程度できてしまう。特にヒータベース23aを構成するヒータ碍子は実製品として公差が大きいため、実際の組み付けにおいてガタツキの発生は避けることができない。それに伴って、反射部材29とヒータ23の位置もガタツキ分ばらつくことになる。そこで、ヒータ保持部材40に矩形切欠きを形成し、支持部材27が加圧ローラからの押圧力を受ける方向に直交する矩形切欠きの一辺を位置決め突き当て部40a,40bとして、そこへ付勢手段を用いてヒータ23を押し当てる。押し当てることで、反射部材29とヒータ23の距離(ギャップ)が所定値以上にならない(図5)ように、あるいは所定値以下にならない(図6)ように設定される。付勢手段としては、圧縮バネあるいは引っ張りバネが考えられる。
20 定着装置
21 定着ベルト
23 ヒータ
24 加圧ローラ
26 ニップ形成部材
27 支持部材
28 側板フレーム
29 反射部材
特開2007−334205号公報 特開2009−42305号公報

Claims (7)

  1. 回転可能な定着部材と、前記定着部材の外周面に当接する加圧回転体と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を介して前記加圧回転体と対向して定着ニップ部を形成するニップ形成部材と、前記定着部材の内周側に配され、前記定着部材を加熱する熱源と、前記加圧回転体から前記ニップ形成部材にかかる圧力に対して前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、前記支持部材に保持され、前記熱源の輻射熱を反射する反射部材とを有する定着装置において、前記反射部材を保持する前記支持部材に、前記熱源の保持部材を設けることを特徴とする定着装置。
  2. 前記保持部材が前記支持部材そのものであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記保持部材は前記支持部材と別に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記保持部材に、前記反射部材と前記熱源の距離が所定値以下とならないような位置決め突き当て部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記保持部材に、前記反射部材と前記熱源の距離が所定値以上とならないような位置決め突き当て部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記保持部材の位置決め突き当て部に前記熱源を押圧する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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