JP6860854B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
用紙等の記録媒体上に画像を定着する定着装置においては、装置の高速化および省エネルギー化を目的として、定着部材に低熱容量の無端状ベルト(定着ベルト)を用いるものが一般的に知られている。
しかし、低熱容量の定着ベルトを用いた構成の場合、定着ベルトの長手方向における温度分布を均一に保つことが難しく、例えば、定着ベルトの長手方向端部の非通紙領域において、いわゆる端部温度上昇等の問題が生じる。すなわち、定着装置には様々なサイズの用紙が通紙されるため、小サイズの用紙が通過された場合には、定着ベルトの長手方向両側に非通紙領域が形成される。そして、通紙領域では用紙の加熱のために熱が消費されるが、非通紙領域では用紙により熱が奪われずに定着ベルトと対向部材に熱が蓄積し、この非通紙領域のニップ部の温度が、所定温度に維持管理される通紙領域のニップ部温度よりも高くなってしまう。このように、定着ベルトの長手方向における温度分布を均一化することが課題として存在している。
定着ベルトの長手方向における温度分布を均一にする発明として、例えば特許文献1(特開2017−21307号公報)では、ニップ形成部材の長手方向に延在し、銅又はアルミニウム等の熱伝導率の高い金属材を含む均熱部材が設けられる。均熱部材は、ニップ形成部材の凹部に設けられる。均熱部材と定着ベルトとが接触することにより、定着ベルトから均熱部材へ熱が伝達されて定着ベルトの長手方向における熱の伝達が促進され、定着ベルトの温度分布を長手方向に均一化することができる。
特許文献1では、ニップ形成部材に形成された凹部に均熱部材が設けられ、ニップ形成部材と凹部が面接触している。このように、ニップ形成部材と均熱部材との接触面積が大きいと、均熱部材からニップ形成部材への伝熱量が大きくなり、定着ベルトの熱が過剰に奪われてしまう虞がある。そして、このような場合、定着装置の高速化および省エネルギー化を阻害する要因となってしまう。
このような事情から、本発明では、高熱伝導部材からニップ形成部材への過剰な熱伝達を防止することのできる定着装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱する加熱源と、前記定着ベルトの外周面側に設けられ、定着ベルトに対向する対向部材と、前記定着ベルトの内周面側に設けられ、定着ベルトと前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、前記ニップ形成部材と前記定着ベルトとの間に設けられ、一方側の面で前記ニップ形成部材に当接し、他方側の面で定着ベルトの内周面に当接する高熱伝導部材とを備え、記録媒体に画像を定着する定着装置において、前記ニップ形成部材は、前記高熱伝導部材の一方側の面に当接する複数の当接面からなる当接領域を有し、前記当接領域の中央には、前記高熱伝導部材との非接触領域を形成するための第一開口部が設けられ、前記当接領域は、前記第一開口部の記録媒体搬送方向の上流側と下流側に設けられた上流側当接領域および下流側当接領域を有し、 前記ニップ形成部材は、前記上流側当接領域および下流側当接領域の少なくともいずれか一方の領域を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数の領域に分断する第二開口部を有し、前記ニップ形成部材の長手方向において、前記上流側当接領域に設けられた前記第二開口部の範囲と前記下流側当接領域に設けられた前記第二開口部の範囲とが重複しないことを特徴とする。
本発明によれば、ニップ形成部材が第一開口部と複数の第二開口部とを有することにより、ニップ形成部材と高熱伝導部材との接触面積を減らすことができ、高熱伝導部材からニップ形成部材への熱の伝達を抑制することができる。
画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るニップ形成部材の斜視図である。 長手方向におけるニップ形成部材と高熱伝導部材の位置関係を示す図である。 各ニップ形成部材の構成を用いた場合の長手方向におけるニップ面圧の分布を示す図で、(a)図は本実施形態と異なる構成、(b)図は本実施形態の構成、のニップ形成部材を示す図である。 ニップ形成部材の端縁の形状を示す図である。 異なる実施形態のニップ形成部材について示す平面図である。 異なる実施形態において、ニップ面圧の分布と第二開口部の配置関係を示す図である。 異なる実施形態において、加熱源の配熱量と第二開口部の配置関係を示す図である。 異なる実施形態において、ニップ面圧と第二開口部の深さの関係を示す図で、(a)図がニップ形成部材を示す図、(b)図が(a)図のD1−D1断面図である。 異なる実施形態において、加熱源の配熱量と第二開口部の深さの関係を示す図で、(a)図がニップ形成部材を示す図、(b)図が(a)図のD2−D2断面図である。 異なる実施形態のニップ形成部材を示す図で、(a)図が平面図、(b)図が(a)図のD3−D3断面図である。 異なる実施形態において、ニップ面圧と断熱部材の厚みの関係を示す図で、(a)図がニップ形成部材を示す図、(b)図が(a)図のD4−D4断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkが着脱可能に設けられた画像形成部2が配置されている。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像装置12と、感光体ドラム10から転写後の残トナーを取り除くクリーニング装置13等を備えている。
プロセスユニット9の下方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光Lbを発するように構成されている。
画像形成部2の上方には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14及び従動ローラ15に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト16、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ17等で構成されている。各一次転写ローラ17はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧しており、中間転写ベルト16の押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16の駆動ローラ14と、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ18が配設されている。二次転写ローラ18は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット19や、給紙カセット19から用紙Pを搬出する給紙ローラ20等からなっている。
搬送路6は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ21の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路6の途中に適宜配置されている。
定着装置7は、加熱源によって加熱される定着ベルト22、その定着ベルト22を加圧可能な対向部材としての加圧ローラ23等を有している。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路6の最下流に設けられる。この排紙部8には、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ24と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ25とが配設されている。
画像形成装置1の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル26Y,C,M,Bkが着脱可能に設けられている。そして、このトナーボトル26Y,C,M,Bkから各現像装置12との間に設けた補給路を介して、各色の現像装置12に各色トナーが補給される。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部3によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成され、各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラ13によって感光体ドラム10に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が走行駆動される。また、各一次転写ローラ17には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ20が回転駆動することによって、給紙カセット19に収容された用紙Pが搬送路6に送り出される。搬送路6に送り出された用紙Pは、レジストローラ21によってタイミングを計られて、二次転写ローラ18と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置7へと搬送され、定着ベルト22と加圧ローラ23とによって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト22から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排紙部8において排紙ローラ24によって排紙トレイ25へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、定着装置7のより具体的な構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、定着装置7は、周回走行可能な無端状の定着ベルト22と、定着ベルト22に対向する加圧ローラ23と、定着ベルト22と加圧ローラ23との間に定着ニップNを形成するニップ形成部材31と、定着ベルト22とニップ形成部材31との間に設けられた高熱伝導部材32と、ニップ形成部材31を支持するステー33と、加熱源としてのヒータ34a、34bと、反射部材35a、35b等を備えている。
定着ベルト22は、ニッケルやSUSなどの金属ベルトやポリイミドなどの樹脂材料を用いた無端ベルトで構成され、フィルム状に形成することもできる。ベルトの表層はPFAまたはPTFE層などの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。ベルトの基材とPFAまたはPTFE層の間にはシリコーンゴムの層などで形成された弾性層があっても良い。シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じる場合がある。これを改善するにはシリコーンゴム層を100[μm]以上設ける必要がある。シリコーンゴム層の変形により、微小な凹凸が吸収されユズ肌画像を改善することができる。
加圧ローラ23は、芯金23aと、弾性ゴム層23bと、弾性ゴム層23bの表面に設けられた離型層(PFAまたはPTFE層)からなる。加圧ローラ23は中空のローラであっても良く、加圧ローラ23にハロゲンヒータなどの加熱源を有していても良い。弾性ゴム層23bはソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ23内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムの方が、断熱性が高まって定着ベルト22の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
加圧ローラ23は、バネなどの加圧手段により定着ベルト22に押し付けられる。これにより、加圧ローラ23の弾性層が押し潰され、所定幅の定着ニップNが形成されている。
加圧ローラ23は、画像形成装置本体に設けられたモータなどの駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ23が回転駆動すると、その駆動力が定着ニップNで定着ベルト22に伝達され、定着ベルト22が従動回転する。定着ベルト22は定着ニップNで挟み込まれて回転し、定着ニップN以外では両端部に配された側板にガイドされて周回走行する。
定着ベルト22の内周面側には、前述したニップ形成部材31、高熱伝導部材32、ステー33、ヒータ34a、34b、および、反射部材35等が設けられる。また、ニップ形成部材31、高熱伝導部材32、およびステー33は、いずれも定着ベルト22の長手方向(図2の紙面手前奥方向)に延在して設けられる。なお、この定着ベルト22の長手方向は、ニップ形成部材31の長手方向と同じ方向であり、以下の説明では、これらの方向を単に長手方向とも呼ぶ。
ニップ形成部材31は、定着ベルト22をその背面側から支持し、定着ニップNを形成する。ニップ形成部材31は、機械的強度が高く、耐熱温度200℃以上の耐熱性部材、特に耐熱性樹脂、例えばポリイミド(PI)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、それらをガラス繊維で強化したもので構成されている。これにより、トナー定着温度域で、熱によるニップ形成部材31の変形を防止し、安定した定着ニップNの状態を確保し、出力画質の安定化を図ることができる。
高熱伝導部材32は、熱伝導率の高い材料によって構成され、本実施形態では、例えば銅やアルミニウム、銀などで形成される。コストや入手の容易性、熱伝導率特性、そして加工性等を総合的に考慮すると、銅を用いることが好ましい。
高熱伝導部材32は、その厚み方向の一方側の面32aが、ニップ形成部材31に当接する。高熱伝導部材32は、例えば爪等によってニップ形成部材31に嵌合し、ニップ形成部材31と一体的に設けられる。
また、高熱伝導部材32の他方側の面32bは、定着ベルト22の内周面に当接して設けられる。この他方側の面32bは、高熱伝導部材32のニップ形成面であり、その形状は平坦状に形成される。ただし、用紙搬送方向に対して凹形状に形成したり、その他の形状とすることもできる。高熱伝導部材32のニップ形成面を凹形状とすることにより、用紙先端の排出方向が加圧ローラ23寄りになり、分離性が向上してジャムの発生が抑制される。
高熱伝導部材32は、定着ベルト22の内周面に当接することにより、定着ベルト22の熱が伝達され、伝達された熱を自身の長手方向(図2の紙面手前奥方向)に移動させることができる。これにより、定着ベルト22の長手方向における温度分布を均一化することができ、例えば定着装置7に小サイズ紙が通紙された場合であっても、定着ベルト22の通紙領域と長手方向両端の非通紙領域との温度差を低減することができる。
また、高熱伝導部材32は、用紙搬送方向の一方側と他方側端部が、ステー33の方向に折り曲げられ、ステー33の側に延在している。このように、高熱伝導部材32に、ニップ面圧を受ける方向(図2の左方向)に対して延在する部分を設け、その方向の断面積を大きくすることにより、高熱伝導部材32の機械的強度を向上させ、撓みやねじれに対する剛性を確保することができる。なお、上記のねじれとは、例えば、長手方向において、加圧ローラ23の駆動源側とその反対側で、回転の動作にわずかな時間差が生じることで、高熱伝導部材32に加えられる圧力の大きさが長手方向において不均一となり、高熱伝導部材32に生じるねじれである。
ステー33は、その断面がT字状に形成され、定着ニップNの側と反対側へ起立した起立部33aと、用紙搬送方向に延在する水平部33bとを有する。ステー33は、ニップ形成部材31をその背面側から支持し、加圧ローラ23により圧力を受けるニップ形成部材31の撓みを防止する。これにより、定着ベルト22の長手方向に均一なニップ幅を形成することができる。ニップ形成部材31は、ステー33の側へ延在するボス等の凸部によりステー33に当接することが望ましい。これにより、ニップ形成部材31とステー33の接触面積を減らし、ニップ形成部材31からステー33への熱の伝達を抑制することができる。
ヒータ34a、34bは、一方が小サイズ紙に対応した長手方向中央部に発熱領域を有するものであり、他方が大サイズ紙に対応して長手方向両端部に発熱領域を有するものである。ヒータ34a、34bにはハロゲンヒータが用いられており、輻射熱によって定着ベルト22をその内周面側から加熱する。ただし、加熱源は誘導加熱装置であってもよいし、抵抗発熱体、カーボンヒータ等であってもよい。
ステー33およびヒータ34a、34bは、その長手方向の両端を定着装置7の側板などによって支持されている。
ヒータ34a、34bは、画像形成装置本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されており、その出力制御は、定着ベルト22の外周に設けられた温度センサによるベルト表面の温度検知結果に基づいて行われる。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト22の表面温度を所望の温度に設定できるようになっている。
反射部材35a、35bは、ステー33とヒータ34a、34bとの間に設けられ、起立部33aを覆うようにして設けられる。反射部材35a、35bは、ヒータ34a、34bからステー33の側へ伝達される熱を定着ベルト22の側へ反射する。これにより、ステー33への不要な熱の伝達を防止し、定着ベルト22を効率的に加熱することができる。ただし、反射部材35a、35bを設ける代わりに、ステー33の表面に断熱若しくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係るニップ形成部材について、その詳細な構成を説明する。
図3に示すように、本実施形態のニップ形成部材31は、定着ベルト22の側(矢印A1の側)に、高熱伝導部材32に当接する当接領域40を有する。当接領域40は、高熱伝導部材32に当接する複数の当接面41からなる。当接領域40の中央には、高熱伝導部材32との非接触領域を形成するための第一開口部42が設けられる。また、ニップ形成部材31は、ステー33の側(矢印A2の側)に、長手方向に延在し、ステー33(図2参照)の側に突出する2つの凸部31aを有する。ニップ形成部材31は、凸部31aによってステー33に当接する。
当接領域40は、第一開口部42の用紙搬送方向下流側と上流側にそれぞれ設けられた下流側当接領域40aと、上流側当接領域40bとを有する。また、当接領域40には、複数の第二開口部43が設けられる。下流側当接領域40aおよび上流側当接領域40bは、それぞれに複数設けられた第二開口部43により、その領域がニップ形成部材31の長手方向に分断されて不連続になっている。第一開口部42と複数の第二開口部43とは連続して設けられており、一つの大きな開口部を形成している。
第一開口部42および第二開口部43は、ニップ形成部材31の厚み方向の一部領域に設けられており、ニップ形成部材31は、ステー33の側(矢印A2の側)で長手方向に連続している。
図4に示すように、ニップ形成部材31の長手方向の幅H1は、高熱伝導部材の幅H2よりも大きく設けられる。また、幅H1および幅H2は、通紙領域Bを包含するようにして設けられる。通紙領域B全域にわたってニップ形成部材31を設けることで、通紙領域B全域において、定着ベルト22と加圧ローラ23(図2参照)が圧接されて定着ニップNを形成することができる。また、通紙領域B全域にわたって高熱伝導部材32を設けることにより、通紙領域B全域において、定着ベルト22の長手方向の伝熱を促進することができ、定着ベルト22の温度を長手方向に均一化することができる。
高熱伝導部材32を設けることにより、上記のような効果が得られる一方で、定着ベルト22から高熱伝導部材32へ伝達される熱量が大きくなってしまい、定着ベルト22を定着温度まで上昇させるためにより多くの時間を要したり、より多くの電力を消費してしまうという課題がある。
これに対して、本実施形態では、ニップ形成部材31に第一開口部42および第二開口部43を設けることにより、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32との接触面積を減らすことができる。また、これらの開口部を設けることにより、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32との間に空気層を設けて両者の間に一定の断熱効果を得ることができる。これらのことから、高熱伝導部材32からニップ形成部材31に伝達される熱量を減らすことができ、定着ベルト22が高熱伝導部材32によって奪われる熱量を減らすことができる。従って、高熱伝導部材32による定着ベルト22の長手方向の温度分布の均一化の効果を得ると共に、定着ベルト22を効率的に加熱することができる。このため、画像形成装置の起動時における定着装置のウォームアップ時間を短縮し、定着ベルト22を定着温度まで上昇させるための消費電力を低減して装置を省エネルギー化することができる。特に本実施形態では、第二開口部43を複数個所に設けることにより、高熱伝導部材32がニップ形成部材31に非接触となる部分を、長手方向に間欠的に設け、個々の第二開口部43の長手方向の幅を小さくすることができる。従って、第二開口部43によって形成される、一つ当たりの非接触領域の幅が大きくなることを防止でき、高熱伝導部材32の撓みを抑制することができる。
ところで、第二開口部43が設けられた部分では、ニップ形成部材31が高熱伝導部材32を支持しないため、定着ニップNのこの部分に対応する位置で、ニップ面圧が低下する。このため、図5(a)に示す本実施形態と異なるニップ形成部材31’のように、下流側当接領域40aと上流側当接領域40bにおいて、第二開口部43が長手方向の同じ位置に設けられる構成では、第二開口部43が設けられる位置とそうでない位置との間で、ニップ面圧Pの差が大きくなる。
これに対して本実施形態では、図5(b)に示すように、下流側当接領域40aに設けられた第二開口部43と上流側当接領域40bに設けられた第二開口部43とが、長手方向において互い違いに配置されている。これにより、長手方向において、ニップ面圧Pを均一化することができる。従って、場所によるニップ面圧のムラを無くすことができると共に、ニップ面圧の低下により生じる光沢ムラ等を防止でき、定着動作における画質の低下を防止することができる。
以上のように、本実施形態の構成では、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32の接触面積を減らして、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱量を減らすだけでなく、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32との接触面積の減少によるニップ圧の低下を最小限に留めることができる。
図6(a)に示すように、ニップ形成部材31の当接面41を形成する端縁は、直角であってもよいし、図6(b)に示すように、R形状であってもよい。なお、図6(a)および図6(b)では、便宜上、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32を離間して記載しているが、実際には両者は当接して設けられる。後述する図10〜図13も同様である。
ところで、長手方向において、ニップ形成部材31に開口部が設けられる部分では、高熱伝導部材32が、ニップ形成部材31と非接触の状態で定着ニップNに押し当てられ、圧力をかけられた状態になる。このため、高熱伝導部材32が変形しやすい部材であったり、第二開口部43の幅が大きいと、この部分で高熱伝導部材32が撓むおそれがある。
このため、第二開口部43を設ける個数や幅の大きさは、高熱伝導部材32の剛性やニップ面圧によって変更することが好ましい。例えば、図7(a)に示すように、高熱伝導部材32の剛性が高く撓みにくい構成であったり、定着ニップNにおけるニップ面圧が低い構成の定着装置では、第二開口部43の幅を大きく設けたり、下流側当接領域40aと上流側当接領域40bとに設けられた第二開口部43を、ニップ形成部材31の長手方向の一部領域において重複させることができる。これにより、高熱伝導部材32とニップ形成部材31の接触面積をより減らすことができ、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱をより抑制することができる。また、これとは反対に、高熱伝導部材32の剛性が低い構成や定着ニップNにおけるニップ面圧が高い構成の定着装置では、図7(b)に示すように、第二開口部43の幅を小さくしたり、その個数を減らすことで、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32の接触面積を確保し、高熱伝導部材32の撓みを防止する。
また、それぞれの第二開口部43を異なる幅で設けてもよい。例えば、図8に示す実施形態のニップ形成部材31では、長手方向における定着ニップNのニップ面圧Pに応じて、第二開口部43の幅を変化させている。
具体的には、本実施形態の定着装置では、定着ニップNにおけるニップ面圧Pが、長手方向の中央側の方が端部側よりも小さい。これに対応して、長手方向中央側(図の点線部に囲まれた範囲)の第二開口部43の幅L1を長手方向端部側(図の点線部の外側)の第二開口部43の幅L2よりも大きく設けている。つまり、ニップ面圧Pの大きい部分では、ニップ形成部材31と高熱伝導部材32の接触面積を確保し、ニップ面圧Pの小さい部分でより大きな開口面積を確保している。これにより、高熱伝導部材32の撓みを防止しつつ、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱を極力減らすことができる。
また、図9に示す構成のニップ形成部材31では、長手方向におけるヒータ(ヒータ34aおよびヒータ34b、図2参照)の配熱量Kに応じて第二開口部43の幅を変化させている。具体的には、図9に示すように、本実施形態の定着装置では、ヒータの配熱量Kは、長手方向中央側の方が端部側よりも小さい。これに対応して、長手方向中央側の第二開口部43の幅L1を長手方向端部側の第二開口部43の幅L2と比較して大きく設けている。つまり、配熱量Kの小さい部分では、定着ベルト22が昇温しにくいため、この部分で第二開口部43の幅を大きく設けることにより、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱量を小さくし、この部分において定着ベルト22を昇温しやすくすることができる。これにより、長手方向における定着ベルト22の温度分布を均一化することができる。
また、第二開口部43は、その幅に限らず、その深さを変化させてもよい。例えば、図10に示す実施形態のニップ形成部材31では、長手方向における定着ニップNのニップ面圧Pに応じて、第二開口部43の深さを変化させている。
つまり、第二開口部43の深さが深いほど、ニップ形成部材31が薄くなりその強度が低下してしまうが、一方で、高熱伝導部材32とニップ形成部材31の間に形成される断熱層の厚みが大きくなり、その断熱効果は大きくなる。このため、本実施形態の定着装置では、図10に示すように、ニップ面圧Pが大きい長手方向の両端側で第二開口部43の深さH1を小さくし、ニップ面圧Pが小さい長手方向の中央側で第二開口部43の深さH2を大きくしている。これにより、ニップ面圧Pの大きい位置でニップ形成部材31の強度を担保することができると共に、ニップ面圧Pの小さい位置ではより大きな断熱効果を得ることができる。このように、本実施形態では、ニップ形成部材31の強度と高熱伝導部材32からニップ形成部材31への熱伝達の抑制効果を両立することができる。
また、図11に示す実施形態のニップ形成部材31では、第二開口部43の深さをヒータの配熱量Kに応じて変化させている。つまり、長手方向におけるヒータの配熱量Kが小さい部分で、第二開口部43の深さを大きく設けることにより、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱量を小さくし、この部分において定着ベルト22の昇温性を向上させることができる。具体的には、図11に示すように、配熱量Kの大きい長手方向端部側で第二開口部43の深さH1を小さく設け、配熱量Kの小さい長手方向中央側で第二開口部43の深さH2を大きく設ける。これにより、長手方向中央側において定着ベルト22を昇温しやすくし、長手方向における定着ベルト22の温度分布を均一化することができる。
図12に示す実施形態のニップ形成部材31は、高熱伝導部材32との当接面に断熱部材44を設ける。断熱部材44は、例えば、ウレタンフォーム等の断熱性の高い部材により構成される。
本実施形態では、ニップ形成部材31は、断熱部材44を介して高熱伝導部材32に当接する。これにより、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱量をより低減することができる。
また、この断熱部材44の厚みを、ヒータの配熱量Kの大小により変更してもよい。つまり、長手方向において配熱量Kの小さい部分では、定着ベルト22が受ける熱量が小さく昇温しにくい。このため、この部分で断熱部材44の厚みを大きく設定し、高熱伝導部材32からニップ形成部材31への伝熱量を減らすことで、この部分において定着ベルト22が昇温しやすくすることができる。具体的には、図13(a)および図13(b)に示すように、配熱量Kの大きい長手方向端部側では、断熱部材44の厚みH3を大きく設定し、配熱量Kの小さい長手方向中央側では、断熱部材44の厚みH4を小さく設定する。これにより、配熱量Kの小さい長手方向中央側で、定着ベルト22を昇温しやすくし、定着ベルト22の長手方向における温度部分布を均一化することができる。
また、図8や図10で示した実施形態のように、長手方向におけるニップ面圧Pの大小に応じて、断熱部材44の厚みを変化させてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
1 画像形成装置
7 定着装置
22 定着ベルト
23 加圧ローラ(対向部材)
31 ニップ形成部材
40 当接領域
40a 下流側当接領域
40b 上流側当接領域
41 当接面
42 第一開口部
43 第二開口部
32 高熱伝導部材
32a 一方側の面
32b 他方側の面
33 ステー
34a、34b ヒータ(加熱源)
44 断熱部材
N 定着ニップ
P ニップ面圧
K 配熱量
特開2017−21307号公報

Claims (7)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱源と、
    前記定着ベルトの外周面側に設けられ、定着ベルトに対向する対向部材と、
    前記定着ベルトの内周面側に設けられ、定着ベルトと前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材と前記定着ベルトとの間に設けられ、一方側の面で前記ニップ形成部材に当接し、他方側の面で定着ベルトの内周面に当接する高熱伝導部材とを備え、記録媒体に画像を定着する定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、前記高熱伝導部材の一方側の面に当接する複数の当接面からなる当接領域を有し、
    前記当接領域の中央には、前記高熱伝導部材との非接触領域を形成するための第一開口部が設けられ、
    前記当接領域は、前記第一開口部の記録媒体搬送方向の上流側と下流側に設けられた上流側当接領域および下流側当接領域を有し、
    前記ニップ形成部材は、前記上流側当接領域および下流側当接領域の少なくともいずれか一方の領域を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数の領域に分断する第二開口部を有し、
    前記ニップ形成部材の長手方向において、前記上流側当接領域に設けられた前記第二開口部の範囲と前記下流側当接領域に設けられた前記第二開口部の範囲とが重複しないことを特徴とする定着装置。
  2. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱源と、
    前記定着ベルトの外周面側に設けられ、定着ベルトに対向する対向部材と、
    前記定着ベルトの内周面側に設けられ、定着ベルトと前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材と前記定着ベルトとの間に設けられ、一方側の面で前記ニップ形成部材に当接し、他方側の面で定着ベルトの内周面に当接する高熱伝導部材とを備え、記録媒体に画像を定着する定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、前記高熱伝導部材の一方側の面に当接する複数の当接面からなる当接領域を有し、
    前記当接領域の中央には、前記高熱伝導部材との非接触領域を形成するための第一開口部が設けられ、
    前記当接領域は、前記第一開口部の記録媒体搬送方向の上流側と下流側に設けられた上流側当接領域および下流側当接領域を有し、
    前記ニップ形成部材は、前記上流側当接領域および下流側当接領域の少なくともいずれか一方の領域を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数の領域に分断する第二開口部を有し、
    前記第二開口部は、前記ニップ形成部材の長手方向に複数設けられ、
    前記定着ニップの長手方向におけるニップ面圧の大小、あるいは、前記加熱源の長手方向における配熱量の大小の少なくともいずれか一方に応じて、前記第二開口部の幅を変化させることを特徴とする定着装置。
  3. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱源と、
    前記定着ベルトの外周面側に設けられ、定着ベルトに対向する対向部材と、
    前記定着ベルトの内周面側に設けられ、定着ベルトと前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材と前記定着ベルトとの間に設けられ、一方側の面で前記ニップ形成部材に当接し、他方側の面で定着ベルトの内周面に当接する高熱伝導部材とを備え、記録媒体に画像を定着する定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、前記高熱伝導部材の一方側の面に当接する複数の当接面からなる当接領域を有し、
    前記当接領域の中央には、前記高熱伝導部材との非接触領域を形成するための第一開口部が設けられ、
    前記当接領域は、前記第一開口部の記録媒体搬送方向の上流側と下流側に設けられた上流側当接領域および下流側当接領域を有し、
    前記ニップ形成部材は、前記上流側当接領域および下流側当接領域の少なくともいずれか一方の領域を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数の領域に分断する第二開口部を有し、
    前記第二開口部は、前記ニップ形成部材の長手方向に複数設けられ、
    前記第二開口部の深さを、前記加熱源の長手方向における配熱量の大小に応じて変化させることを特徴とする定着装置。
  4. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱源と、
    前記定着ベルトの外周面側に設けられ、定着ベルトに対向する対向部材と、
    前記定着ベルトの内周面側に設けられ、定着ベルトと前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材と前記定着ベルトとの間に設けられ、一方側の面で前記ニップ形成部材に当接し、他方側の面で定着ベルトの内周面に当接する高熱伝導部材とを備え、記録媒体に画像を定着する定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、前記高熱伝導部材の一方側の面に当接する複数の当接面からなる当接領域を有し、
    前記当接領域の中央には、前記高熱伝導部材との非接触領域を形成するための第一開口部が設けられ、
    前記当接領域は、前記第一開口部の記録媒体搬送方向の上流側と下流側に設けられた上流側当接領域および下流側当接領域を有し、
    前記ニップ形成部材は、前記上流側当接領域および下流側当接領域の少なくともいずれか一方の領域を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数の領域に分断する第二開口部を有し、
    前記ニップ形成部材の当接面に断熱部材を設け、
    前記断熱部材の厚みを、前記定着ニップの長手方向におけるニップ面圧の大小に応じて変化させることを特徴とする定着装置。
  5. 前記第二開口部は、前記ニップ形成部材の長手方向において、前記上流側当接領域と下流側当接領域とで互い違いに設けられる請求項1から4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第二開口部は、前記ニップ形成部材の長手方向に複数設けられ、
    前記第二開口部の深さを、前記定着ニップの長手方向におけるニップ面圧の大小に応じて変化させる請求項1から5いずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1から6いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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