JP6778411B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関するものである。
従来から、定着フィルム等の回転可能な無端状の回転体と、回転体の外周面と接触する加圧ローラ等の接触部材との間に定着ニップを形成し、この定着ニップを通る記録材に熱と圧力を加えて、記録材上に画像を定着させる接触加熱方式の定着装置が知られている。
例えば、特許文献1には、定着ニップ領域に対して、定着フィルムの周面内側に、加熱手段であるヒータと、このヒータを支持するフィルムガイドとが配置された定着装置が記載されている。この定着装置のフィルムガイドは、定着フィルムを介して加圧ローラと当接してニップ部を形成するニップ形成部材であり、外周表面とセラミックヒータの加熱表面とを、定着フィルムの内周表面に摺擦させている。
また、フィルムガイドの定着フィルムとの摺動表面には、潤滑部材である潤滑剤が塗布されており、定着フィルムの移動方向に対して適宜の傾斜角度をなして直線状に延在し、複数条にわたって形成された流動案内溝が、定着フィルムの移動方向でヒータの下流側に設けられている。
この複数条の流動案内溝のうち、フィルムガイドの長手方向両端部側に設けられた流動案内溝は、定着フィルムの移動方向に沿って各流動案内溝の端部が定着フィルムの幅方向内側に向かうように、傾斜角度が設定されている。これにより、定着フィルムの回転に伴って定着フィルムの中央部に向かって潤滑剤を移動させることができ、フィルムガイド及び定着フィルムの両端領域から中央領域にかけての全領域にわたって潤滑剤が良好に拡散されて均一分散せることができるとしている。
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置では、定着フィルムの内周面とフィルムガイドとのニップ内へ進入できなかった潤滑剤が、定着フィルムの回転軸方向に移動するおそれがある。そして、この定着フィルムの回転軸方向への潤滑剤の移動によって、定着フィルムの回転軸方向端部における開口部から潤滑剤漏れが生じてしまうおそれがある。
上述した課題を解決するために、本発明は、回転可能な無端状の回転体と、前記回転体の外周面と接触する接触部材と、前記回転体の内側に配置されて前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、前記回転体の内周面と前記ニップ形成部材との間に介在する潤滑部材と、を備えた定着装置において、
前記ニップ形成部材、前記ニップ部を形成し、前記回転体の内周面に摺接する第一の面と、前記第一の面における前記回転体の回転方向の上流側端部側に位置し前記回転体の回転軸方向から見たときに前記第一の面に対して所定の角度をもつ第二の面と、前記第一の面と第二の面とを接続する曲げ部とを有し、前記第二の面が前記回転体の内周面と非接触で対向するとともに、前記曲げ部で前記回転体の内周面と接触するように、前記回転体に対して配置されるものであり、
前記回転方向において前記内周面との接触が開始される前記曲げ部の接触開始縁部が前記回転方向と直交する方向に直線的に延在するよう前記曲げ部を形成し、
記回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部側よりも前記回転軸方向における中央部側で、前記内周面から前記第二の面までの距離が大きくなるよう前記第二の面の前記所定の角度を前記回転軸方向で異ならせたこと特徴とするものである。
本発明によれば、回転体の内周面とニップ形成部材との間に潤滑剤が介在する定着装置において、回転体の軸方向端部からの潤滑部材漏れを抑制することができる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタの備える定着装置の概要説明図。 定着装置に設けたニップ形成部の従来例の斜視説明図。 従来例の定着装置に設けたニップ形成部に潤滑剤が介在したときの説明図。 本実施形態のプリンタが備える熱移動補助部材の実施例1についての説明図。 図5に示す定着ベルトの内周面と、熱移動補助部材の入り口曲げ部とが接触しない場合の断面説明図。 実施例2に係る熱移動補助部材について説明する断面説明図。 実施例3に係る熱移動補助部材についての説明図。 潤滑剤の移動方向についての説明図。 実施例4に係る熱移動補助部材について説明図。
以下、本発明を適用した定着装置を備えた画像形成装置として、電子写真方式のカラープリンタ(以下、プリンタ100という)の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
図1に示したプリンタ100は、複数の色画像を形成する作像部が中間転写体としての転写ベルト11の展張方向に沿って並置されたタンデム方式のカラープリンタである。しかし、本実施形態の定着装置が適用可能な画像形成装置は、この方式に限られず、またプリンタだけではなく複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置にも適用することも可能である。
プリンタ100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y,C,M,Bkを並設したタンデム構造が採用されている。
プリンタ100では、各感光体ドラム20Y,C,M,Bkに形成されたトナー像からなる可視像が、各感光体ドラムに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトである転写ベルト11に対して一次転写される。この一次転写行程の実行によってそれぞれの色の画像が重畳転写され、その後、シート状の記録材である用紙Pに対して二次転写行程を実行することで一括転写される。
各感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラム20の回転に従い画像形成処理するための装置が配置されている。ブラックの画像形成を行う感光体ドラム20Bkを代表として説明すると、感光体ドラム20Bkの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置30Bk、現像装置40Bk、一次転写ローラ12Bk、及びクリーニング装置50Bkが配置されている。帯電装置30Bkによる一様帯電後に行われる、書き込み光Lbを用いた光書き込みには、光書き込み装置8が用いられる。
転写ベルト11に対する重畳転写では、転写ベルト11が図中、A1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y,C,M,Bkに形成されたトナー像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写される。このために、一次転写は、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y,C,M,Bkに対向して配設された一次転写ローラ12Y,C,M,Bkによる電圧印加によって、図中、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム20Y,C,M,Bkは、図中、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム20Y,C,M,Bkは、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の画像をそれぞれ形成するための画像ステーションに備えられている。
プリンタ100は、色毎の画像形成処理を行う4つの画像ステーションと、各感光体ドラム20Y,C,M,Bkの上方に対向して配設され、転写ベルト11及び一次転写ローラ12Y,C,M,Bkを備えた転写ベルトユニット10を備えている。また、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする二次転写ローラ5と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11をクリーニングするベルトクリーニング装置13も備えている。そして、上記4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置8も備えている。
光書き込み装置8は、静電潜像を書き込む光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび偏光手段としての回転多面鏡などを装備している。この光書き込み装置8は、各感光体ドラム20Y,C,M,Bkに対して色毎に対応した書き込み光Lbを出射して感光体ドラム20Y,C,M,Bkに静電潜像を形成するよう構成されている。書き込み光Lbは、図1では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として符号が付けてあるが、その他の画像ステーションも同様である。
このプリンタ100には、転写ベルト11と二次転写ローラ5との間に向けて搬送される用紙Pを積載した給紙カセットとしての用紙給送装置61が設けられている。また、用紙給送装置61から搬送されてきた用紙Pを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、転写ベルト11と二次転写ローラ5との間の二次転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4が設けられている。また、用紙Pの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知するセンサも設けられている。
また、プリンタ100には、トナー像が転写された用紙P上にトナー像を定着させるための定着ユニットとしての接触加熱方式の定着装置200と、定着済みの用紙Pをプリンタ100の本体外部に排出する排出ローラ7が備えられている。また、プリンタ100の本体上部には、排出ローラ7によりプリンタ100の本体外部に排出された用紙Pを積載する排紙トレイ17が備えられている。また、排紙トレイ17の下側の装置本体内には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y,C,M,Bkが備えられている。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11、一次転写ローラ12Y,C,M,Bkの他に、転写ベルト11が掛け回されている駆動ローラ72及び従動ローラ73を有している。
従動ローラ73は、転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット10と、一次転写ローラ12Y,C,M,Bkと、二次転写ローラ5と、ベルトクリーニング装置13とで転写装置71が構成されている。
用紙給送装置61は、プリンタ100の本体下部に配設されており、最上位の用紙Pの上面に当接する給送ローラ3を有している。給送ローラ3が図中反時計回りに回転駆動されることにより、最上位の用紙Pをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
転写装置71に装備されているベルトクリーニング装置13は、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有している。そして、ベルトクリーニング装置13は、転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。
また、ベルトクリーニング装置13は、転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための排出手段を有している。
以下に、本実施形態のプリンタ100の特徴部である定着装置200について、図を用いて説明する。
図2は、定着装置200の概要説明図である。
定着装置200は、図2に示すように、回転可能な無端状の回転体である定着部材としての定着ベルト201と、これに対向配置されて定着ベルト201の外周面と接触する接触部材である回転可能な加圧部材としての加圧ローラ203とを有している。また、定着ベルト201を非ニップ部で加熱する加熱手段としての複数の定着熱源である第一ハロゲンヒータ202Aと第二ハロゲンヒータ202Bの2本のハロゲンヒータ202により、定着ベルト201が内周側から輻射熱で直接加熱される構成となっている。
また、図2に示す定着装置200の定着ベルト201内には、定着ベルト201を介して加圧ローラ203との間でニップ部を形成するニップ形成部材206があり、定着ベルト201内面と、熱移動補助部材216を介して摺動するようになっている。そして、用紙P上のトナー像はニップ部Nにおいて、加熱・加圧により定着されることとなる。
ここで、図2に示す例では、熱移動補助部材216の定着ベルト201に対向する部分の形状が平坦状であるが、凹形状やその他の形状であっても良い。凹形状のニップ部の場合、記録材先端の排出方向が加圧ローラ寄りになり、分離性が向上するのでジャムの発生が抑制される。
定着ベルト201の内側には、加圧ローラ203に対向して配置されたニップ形成部材206と、ニップ形成部材206の両端部に一体に設けられた、定着ベルト201をニップ部で加熱する端部熱源としての2つの端部ヒータ226を有している。また、ニップ形成部材206と各端部ヒータ226の定着ベルト201の内面に対向する面を覆う熱移動補助部材216と、ニップ形成部材206とを加圧ローラ203からの加圧力に対抗して保持する保持部材であるステー207も有している。
ニップ形成部材206、熱移動補助部材216、及びステー207は、いずれも定着ベルト201の幅方向(以下、「長手方向」という)に延びる長さを有している。
熱移動補助部材216は、各端部ヒータ226の熱が局所的に留まることを防止し、積極的に長手方向に熱を移動させて長手方向の温度不均一性を低減するために設けられている。
本実例では、熱移動補助部材216の定着ベルト201の内面に対向する面は、定着ベルト201に直接接触する面であり、ニップ形成面となる。
定着ベルト201は、ニッケルやSUSなどの金属ベルトやポリイミドなどの樹脂材料を用いた無端ベルト、又はフィルムで構成される。
定着ベルト201の表層はPFAまたはPTFE層などの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。
定着ベルト201の基材とPFAまたはPTFE層の間にはシリコーンゴムの層などで形成された弾性層があっても良い。シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着させるときに、定着ベルト201表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じ得る。これを改善するにはシリコーンゴム層を100[μm]以上設ける必要があり、このシリコーンゴム層の変形によって、微小な凹凸が吸収されユズ肌画像が改善する。
ステー207はニップ部N側と反対側が起立した起立部を有した形状となっており、起立部を隔て、定着熱源としての第一ハロゲンヒータ202Aと第二ハロゲンヒータ202Bが配置されている。
そして、定着ベルト201は、これら2つのハロゲンヒータ202により内面側から輻射熱で直接加熱される。
また、各ハロゲンヒータ202を、定着ベルト201の内周側に配置することで、回転可能な無端状の定着ベルト201を備えた定着装置200をコンパクトに構成することが容易になる。
定着ベルト201の内部にはニップ形成部材206とニップ部Nを支持するための支持部材としての、上述したステー207を設け、加圧ローラ203により圧力を受けるニップ形成部材206の撓みを防止し、軸方向で均一なニップ幅を得られるようにしている。
ステー207は、両端部で保持部材としてのフランジに保持固定され位置決めされている。また、2本のハロゲンヒータ202とステー207の間に反射部材209を備え、各ハロゲンヒータ202からの輻射熱などによりステー207が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギー消費を抑制している。
ここで、反射部材209を備える代わりに、ステー207表面に断熱もしくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることが可能となる。
加圧ローラ203は、芯金205の外周部に弾性ゴム層204があり、離型性を得るために表面に離型層(PFAまたはPTFE層)が設けてある。この加圧ローラ203は、プリンタ100本体に設けられたモータ等の駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され回転する。また、加圧ローラ203は、スプリングなどにより定着ベルト201側に押し付けられており、弾性ゴム層204が押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。
また、加圧ローラ203は中空のローラであっても良く、加圧ローラ203にハロゲンヒータ等の加熱源を有していても良い。
弾性ゴム層204はソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ203内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト201の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
定着ベルト201は加圧ローラ203により連れ回り回転する。図2に示す例では、加圧ローラ203が駆動源により回転し、ニップ部Nでベルトに駆動力が伝達されることにより、定着ベルト201が回転する。定着ベルト201はニップ部Nで挟み込まれて回転し、ニップ部N以外では両端部でフランジにガイドされ、走行する。
上述したような構成により、安価で、ウォームアップが速い定着装置200を実現することが可能となる。
ここで、従来構成の定着装置に設けたニップ形成部および補助部材について、図3を用いて説明する。
図3は、定着装置200に設けたニップ形成部の従来例の斜視説明図である。なお、図2に基づいて説明した定着装置200と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図3に示す従来例の定着装置200は、ニップ形成部材206の定着ベルト201と反対側の面が、ステー207の加圧ローラ203側の側面と接触し、一体化される。このように構成するとき、ボスとピンなどの形状を備えて組み合わせるようにしても良い。
熱移動補助部材216は、直方体状のニップ形成部材206の定着ベルト201の内面に対向する面を覆うように嵌合されて一体化されている。ここで、熱移動補助部材216とニップ形成部材206との一体構成は爪などを設けて噛み合わせれば良いが、接着等の手段を用いても良い。
そして、図3に示すように、ニップ形成部材206の長手方向の両端部には、段差部としての左凹部206aと右凹部206bが形成され、これらには、それぞれ左端部ヒータ226aと右端部ヒータ226bが収容され、固定されている。
また、熱移動補助部材216の加圧ローラ203に対向する対向面216aはニップ形成面となるが、機械的強度上、実質的にニップ形成面となるのはニップ形成部材206の加圧ローラ203に対向する対向基準面206cである。
図4は、従来例の定着装置に設けたニップ形成部に潤滑剤が介在したときの説明図である。
図4に示すように、潤滑剤301は図中矢印で示す定着ベルト201の回転軌道に追従して、上流側から、定着ベルト201を介して加圧ローラ203とニップ形成部材206との間に形成されるニップ部(以下、単に「ニップ部」という)内へと侵入する。しかし、ニップ入り口近辺では、定着ベルト201の内面と、後述する熱移動補助部材216の入り口曲げ部216cとが接触しているか、または、定着ベルト201の内面と熱移動補助部材216の入り口曲げ部216cとの隙間が急激に小さくなっている。このため、定着ベルト201の回転軌道に追従していた潤滑剤301は、熱移動補助部材216の入り口曲げ部216cで殆どが塞き止められ、一部がニップ内へと進入する。
この入り口曲げ部216cによって塞き止められた潤滑剤301は、塞き止められる際の抵抗力により、定着ベルト201の回転方向と逆方向、または、定着ベルト201の回転軸方向(長手方向)へと移動する。このように潤滑剤が定着ベルト201の回転軸方向に移動するとき、定着ベルト201の内面と熱移動補助部材216の入り口曲げ部216cとの間で潤滑剤が長手方向に均一に存在する場合では、定着ベルト201の長手方向端部の開口部(以下、単に「開口部」という)には潤滑剤が存在しない。このため、定着ベルト201の開口部近傍で回転軸方向にかかる圧力が無く、定着ベルト201の長手方向中央に存在した潤滑剤が、徐々に長手方向端部の開口部へと流れてしまう。
[実施例1]
本実施形態に係る熱移動補助部材の第一の実施例(以下、実施例1という)について説明する。
図5(a)は、実施例1に係る熱移動補助部材216について説明図、図5(b)は、図5(a)に示す熱移動補助部材216のA−A断面図、図5(c)は、図5(a)の熱移動補助部材216のB−B断面図である。なお、図3に基づいて説明した従来例の定着装置200と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。
本実施例においては、図5(a)に示すように、熱移動補助部材216のニップ部を形成し、定着ベルト201の内周面に摺接する第一の面である対向面216aを有している。また、この対向面216aにおける定着ベルト201の回転方向の上流側端部側に配置され、対向面216aに対して所定の角度をもつ第二の面である入り口曲げ面216bと、対向面216aと入り口曲げ面216bとを接続する曲げ部である入り口曲げ部216cとを有している。
また、本実施例の熱移動補助部材216は、入り口曲げ面216b、入り口曲げ部216c、及び、定着ベルトの内周面で形成される空間(以下、「潤滑部材堆積空間」という)300に堆積する潤滑部材の量が、次のようになるように形成されている。すなわち、潤滑部材堆積空間に堆積する潤滑部材の量が、定着ベルト201の回転軸方向における熱移動補助部材216の端部側よりも中央部側の方が多くなるように形成されている。
詳しくは、本実施例の熱移動補助部材216は、定着ベルト201の内周面の法線と熱移動補助部材216の入り口曲げ面216bとが交わる点から、定着ベルト201の内周面までの距離L(以下、単に「距離L」という)を、次のようにしている。すなわち、図5(b)に示す、熱移動補助部材216における長手方向端部での距離LをL1、図5(c)に示す、熱移動補助部材216における長手方向中央部での距離をL2としたとき、L2よりL1よりの方が小さくなるように、対向面216aに対する入り口曲げ面216bの角度を調整している。
このように熱移動補助部材216を形成することで、定着ベルト201と入り口曲げ部216cの接触点から、所定距離までの定着ベルト201と入り口曲げ面216bの隙間面積が次のようになる。すなわち、図5(b)に示す、熱移動補助部材216における長手方向端部の隙間面積の断面積301aよりも、図5(c)に示す、熱移動補助部材216における長手方向中央部の隙間面積の断面積301bの方が大きくなる。
このように、潤滑部材堆積空間300内で堆積する潤滑剤の容積を、熱移動補助部材216の長手方向端部から中央部に向かうにつれて大きくすることで、潤滑部材堆積空間300内に、回転軸方向における熱移動補助部材216の中央部側の圧力が低く、端部側の圧力が高い圧力勾配を生じさせることが可能となる。この圧力勾配によって、回転軸方向における潤滑部材の移動向きを、熱移動補助部材216の端部側から中央部側に向かう移動向きとすることができる。したがって、定着ベルト201の軸方向端部からの潤滑剤漏れを抑制することができる。
図6は、図5に示す定着ベルト201の内周面と、熱移動補助部材216の入り口曲げ部216cとが接触しない場合の断面説明図である。
定着ベルト201の直径に対してニップ形成部材206の幅が小さい場合は、図6に示すように、定着ベルト201の張りが弱く、入り口曲げ部216cと定着ベルト201の内周面が接触しない場合もあり得る。
この場合においても、定着ベルト201と入り口曲げ面216bとの隙間は、入り口曲げ部216cにおいて最小距離となる。このため、入り口曲げ部216cが定着ベルト201の内周面に接触する場合よりもニップ部内への潤滑剤の進入量は増加するが、入り口曲げ部216cに塞き止められて、大半は定着ベルト201と入り口曲げ面216bとの間に堆積する。このため、定着ベルト201と入り口曲げ部216cの接触点から、所定距離までの定着ベルト201と入り口曲げ面216bの隙間面積を、熱移動補助部材216における長手方向端部よりも、熱移動補助部材216における長手方向中央部の方が大きくなるようにすることで、上記と同様の理由で、潤滑剤を中央へ移動させることができる。
[実施例2]
本実施形態に係る熱移動補助部材の第二の実施例(以下、実施例2という)について説明する。
図7は、実施例2に係る熱移動補助部材316について説明する断面説明図である。図7(a)は、熱移動補助部材の長手方向端部の断面図であり、図7(b)は、熱移動補助部材の長手方向中央部の断面図である。なお、図5に基づいて説明した実施例1の熱移動補助部材216と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施例の熱移動補助部材316は、入り口曲げ部316cが曲線形状となっている点が、実施例1の熱移動補助部材216と異なっている。
本実施例の熱移動補助部材316のように、入り口曲げ部316cを曲線形状とすることで、定着ベルト201の内周面に対して入り口曲げ部316cが線接触することが可能となる。このため、定着ベルト201の内周面に対して入り口曲げ部316cが点接触する場合と比べて、定着ベルト201の内周面への負荷を減らすことが出来る。
また、このように入り口曲げ部316cを曲線形状とした場合、定着ベルト201の内周面と入り口曲げ部316cとの間には、入り口曲げ部316cが定着ベルト201の内周面と接触する接触領域317aと、入り口曲げ部316cが定着ベルト201の内周面と非接触となる非接触領域317bとが生じる。そして、この入り口曲げ部316cの非接触領域317bまで潤滑剤が堆積する。
そこで、本実施例の熱移動補助部材316では、入り口曲げ部316cの曲線形状を除変することで、定着ベルト201の内周面の法線と入り口曲げ部316cにおける非接触領域とが交わる点から定着ベルト201の内周面まで距離を次のようにした。すなわち、熱移動補助部材316上の定着ベルト201の回転軸方向における任意の位置を最大距離として、該任意の点から熱移動補助部材316の該回転軸方向の端部に向かうにつれて小さくなるようにした。
これにより、非接触領域317b内における入り口曲げ部316cと定着ベルト201間の隙間面積が、次のような大小関係となる。すなわち、図7(a)に示す熱移動補助部材316の長手方向の端部における隙間面積の断面積302aよりも、図7(b)に示す熱移動補助部材316の長手方向の中央部における隙間面積の断面積302bの方が大きくなる。
このように、潤滑部材堆積空間300内で堆積する潤滑剤の容積を、熱移動補助部材316の長手方向端部から中央部に向かうにつれて大きくすることができ、実施例1について説明した理由と同様の理由で、回転体の端部からの潤滑部材漏れを抑制することができる。
[実施例3]
本実施形態に係る熱移動補助部材の第三の実施例(以下、実施例3という)について説明する。
図8(a)は、実施例3に係る熱移動補助部材416についての説明図、図8(b)は、図8(a)に示す熱移動補助部材416のA−A断面図、図8(c)は、図8(a)に示す熱移動補助部材416のB−B断面図である。なお、図5に基づいて説明した実施例1の熱移動補助部材216と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施例の熱移動補助部材416は、入り口曲げ部416cの曲げ開始位置が熱移動補助部材416の長手方向で異なる点が、図5に基づき説明した実施例1の熱移動補助部材216と異なっている。
図8に示すように、本実施例の熱移動補助部材416は、入り口曲げ部416cの曲げ開始位置が次のようになっている。すなわち、図8(b)に示す熱移動補助部材416の長手方向の端部よりも、図8(c)に示す、熱移動補助部材416における長手方向中央部の方が、入り口曲げ部416cの曲げ開始位置が定着ベルト201の回転方向流側に位置している。
図9は、潤滑剤の移動方向についての説明図である。
このように入り口曲げ部416cの曲げ開始位置を定着ベルト201の図中矢印aで示す回転軸方向にずらすことで、熱移動補助部材416の長手方向において、入り口曲げ部416cの稜線が長手方向中央部に向かって傾斜する。これにより、図9に示すように、定着ベルト201の内周面と熱移動補助部材416とによる潤滑剤の塞き止め位置が、熱移動補助部材416の長手方向(定着ベルトの回転軸軸方向)中央部に向かって傾斜する。このため、潤滑剤に掛かる塞き止め時の抵抗力を図中矢印bで示すように端部から中央向きに生じさせ、潤滑剤の移動方向を図中矢印cに示す中央向きにすることができる。
さらに、本実施例の熱移動補助部材416では、熱移動補助部材416の長手方向端部から中央部に向かって、定着ベルト201と入り口曲げ部416cとの間の面積を大きくすることができる。これにより、上述した圧力勾配が生じるので、回転軸方向における潤滑部材の移動を、熱移動補助部材416の端部側から中央部側に向かってさらに移動させやすくすることができる。
なお、入り口曲げ部416cが曲線形状であった場合でも、定着ベルト201に対する入り口曲げ部416cの接触領域が、熱移動補助部材416の長手方向で熱移動補助部材416の長手方向(定着ベルトの回転軸軸方向)中央部に向かって傾斜する。このため、上述した説明と同様の効果を得ることができる。
[実施例4]
本実施形態に係る熱移動補助部材の第四の実施例(以下、実施例4という)について説明する。
図10(a)は、実施例4に係る熱移動補助部材516について説明図、図10(b)は、図10(a)に示す熱移動補助部材516のA−A断面図、図10(c)は、図10(a)に示す熱移動補助部材516のB−B断面図である。なお、図8に基づいて説明した実施例3の熱移動補助部材416と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施例の熱移動補助部材516は、入り口曲げ部516cが曲線形状となっている点が、実施例3の熱移動補助部材416と異なっている。
図10(a)に示す様に、本実施例の熱移動補助部材516は、実施例4の熱移動補助部材416と同様に、入り口曲げ部516cの曲げ開始位置が、熱移動補助部材416の長手方向の端部よりも中央部の方を、定着ベルト201の回転方向流側に位置している。さらに、本実施例の熱移動補助部材516は、入り口曲げ部516cを曲線形状で形成し、この曲線形状の曲率半径を、熱移動補助部材416の長手方向の中央部に向かうにつれて大きくしている。
これにより、対向面516aに対する入り口曲げ面516bの角度を長手方向で統一したまま、熱移動補助部材516の長手方向端部から中央部に向けた圧力勾配を生じさせることができ、かつ、潤滑剤の塞き止め力の作用方向を中央へと向けることができる。したがって、より、潤滑剤を端部から中央へと移動させやすくすることができる。
対向面516aに対する入り口曲げ面516bの角度が、熱移動補助部材516の長手方向でずれている場合、熱移動補助部材516をニップ形成部材206に精度良く嵌合するために、ニップ形成部材206も熱移動補助部材516と同様に入り口部形状を長手方向で変化させる必要がある。このため、加工が複雑になってしまう。しかし、本実施例の熱移動補助部材516によれば、入り口曲げ面516bの角度が熱移動補助部材516の長手方向でずれることがないので、一平面で形成することができ、ニップ形成部材206を容易な加工形状のまま熱移動補助部材516に嵌合することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
回転可能な無端状の定着ベルト201などの回転体と、前記回転体の外周面と接触する加圧ローラ203などの接触部材と、前記回転体の内側に配置されて前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部Nなどのニップ部を形成するニップ形成部材206および熱移動補助部材216などのニップ形成部材と、前記回転体の内周面と前記ニップ形成部材との間に介在する潤滑部材と、を備えた定着装置において、前記ニップ形成部材が、前記ニップ部を形成し、前記回転体の内周面に摺接する対向面216aなどの第一の面と、前記第一の面における前記回転体の回転方向の上流側端部側に配置され、前記第一の面に対して所定の角度をもつ入り口曲げ面216bなどの第二の面と、前記第一の面と第二の面とを接続する入り口曲げ部216cなどの曲げ部とを有し、前記第二の面、前記曲げ部、及び、前記回転体の内周面で形成される潤滑部材堆積空間300などの空間に堆積する前記潤滑部材の量が、前記回転体の回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部側よりも中央部側の方が多くなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成したこと特徴とする。
本態様においては、第二の面、曲げ部、及び、回転体の内周面で形成される空間(以下、潤滑部材堆積空間という)に堆積する潤滑部材の量が、回転体の回転軸方向(以下、単に「回転軸方向」という)におけるニップ形成部材の端部側よりも中央部側の方が多くなるようにニップ形成部材を形成したので、次のことが可能になる。すなわち、潤滑部材堆積空間内に、回転軸方向におけるニップ形成部材の中央部側の圧力が低く、端部側の圧力が高い圧力勾配を生じさせることが可能となる。この圧力勾配によって、ニップ形成部材の回転軸方向における潤滑部材の移動向きを、ニップ形成部材の端部側から中央部側に向かう移動向きとすることができるので、潤滑部材が回転軸方向に移動することで生じる、回転体の端部からの潤滑部材漏れを抑制することができる。
(態様B)
態様Aの定着装置において、前記回転体内部に存在する第一ハロゲンヒータ202A、第二ハロゲンヒータ202Bなどの発熱体と、前記第一の面に対して反対側に位置する前記ニップ形成部材の面と接触して前記ニップ形成部材を保持するステー207などの保持部材とを備え、
前記ニップ形成部材が、ニップ形成部材206などの基材と、前記基材に対して前記回転体の内周面側に配置されて前記基材より大きな熱伝導率を有し、前記第一の面、前記第二の面、及び、前記曲げ部を有する熱移動補助部材216などの熱伝導部材とを備え、
前記回転体の内周面の法線と前記第二の面とが交わる点から前記回転体の内周面までの距離Lなどの距離が、前記回転軸方向における任意の位置を最大距離として、該任意の位置から前記ニップ形成部材の該回転軸方向の端部に向かうにつれて小さくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
これにより、上記実施形態について説明したように、潤滑部材堆積空間によって堆積される潤滑部材の量を、回転軸方向におけるニップ形成部材の端部側よりも中央部側の方が多くなるようにニップ形成部材を形成することが可能となる。
(態様C)
態様A又は態様Bの定着装置において、入り口曲げ面216bなどの前記曲げ部が定着ベルト201などの前記回転体の内周面と接触し、前記回転体の内周面の法線と前記第二の面とが交わる点から前記回転体の内周面までの距離が、前記曲げ部から前記回転方向の上流側に向かうにつれて大きくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成したことを特徴とする。
本態様においては、楔効果によって、ニップ形成部材と回転体との間を、潤滑部材がすり抜けやすくすることができる。
(態様D)
態様A又は態様Bの定着装置において、前記曲げ部が前記回転体の内周面と非接触であり、前記回転体の内周面の法線と前記第二の面とが交わる点から前記回転体の内周面までの距離が、前記回転方向で前記曲げ部を最小値として、前記曲げ部から前記回転方向の上流側に向かうにつれて大きくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様E)
態様A〜態様Dいずれかの定着装置において、入り口曲げ部316cなどの前記曲げ部が、曲線形状であることを特徴とする。
本態様においては、上記実施例2について説明したように、曲げ部が、曲線形状であることで、回転体に対して曲げ部が点接触する場合と比べて、回転体の内面への負荷を減らすことができる。
(態様F)
態様Eの定着装置において、入り口曲げ部316cなどの前記曲げ部と定着ベルト201などの前記回転体の内周面との間に、前記曲げ部の対向面316aなどの前記第一の面側であって前記回転体の内周面と接触する接触領域317aなどの接触領域と、前記曲げ部の前記第二の面側であって前記回転体の内周面と非接触となる非接触領域317bなどの非接触領域とを有し、前記回転体の内周面の法線と前記曲げ部における前記非接触領域とが交わる点から前記回転体の内周面まで距離が、前記回転軸方向における任意の位置を最大距離として、該任意の点から前記ニップ形成部材の該回転軸方向の端部に向かうにつれて小さくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様G)
態様Fの定着装置において、前記回転体の内周面の法線と前記曲げ部における前記非接触領域とが交わる点から前記回転体の内周面まで距離が、前記曲げ部における前記接触領域から前記回転方向の上流側に向かうにつれて大きくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様H)
態様A〜態様Gいずれか一の定着装置において、熱移動補助部材416などの前記ニップ形成部材における入り口曲げ部416cなどの前記曲げ部の曲げ開始位置が、前記回転軸方向における任意の位置から前記ニップ形成部材の該回転軸方向端部に向かうにつれて、前記回転方向上流側にずれるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
本態様においては、上記実施例3について説明したように、曲げ部の稜線を、回転体の軸方向におけるニップ形成部材の端部から中央部に向かって傾斜させることが可能となる。これにより、回転体の内周面と曲げ部とによる潤滑部材の塞き止め位置が、回転軸方向におけるニップ形成部材の中央部に向かって傾斜する。したがって、潤滑剤に掛かる塞き止め時の抵抗力がニップ形成部材の端部から中央向きに生じ、潤滑剤をさらに中央向きに移動させやすくできる。
(態様J)
態様Aの定着装置において、前記回転体内部に存在する発熱体と、前記第一の面に対して反対側に位置する前記ニップ形成部材の面と接触して前記ニップ形成部材を保持する保持部材とを備え、
前記ニップ形成部材が、基材と、前記基材に対して前記回転体の内周面側に配置されて前記基材より大きな熱伝導率を有し、前記第一の面、前記第二の面、及び、前記曲げ部を有する熱伝導部材とを備え、
前記曲げ部が曲線形状であり、前記曲げ部の前記第一の面側であって前記回転体の内周面と接触する接触領域と、前記曲げ部の前記第二の面側であって前記回転体の内周面と非接触となる被接触領域とを有し、前記非接触領域において、前記回転体の内周面の法線と前記曲げ部における前記非接触領域とが交わる点から前記回転体の内周面まで距離が、前記回転軸方向における任意の位置を最大距離として、該任意の点から前記ニップ形成部材の該回転軸方向の端部に向かうにつれて小さくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様K)
態様Jの定着装置において、前記曲げ部の曲率半径が、前記回転軸方向における任意の位置を最大距離として、該任意の位置から前記ニップ形成部材の該回転軸方向の端部に向かって小さくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様L)
態様J又はKの定着装置において、前記ニップ形成部材における前記曲げ部の曲げ開始位置が、前記回転軸方向における任意の位置から前記ニップ形成部材の該回転軸方向の端部に向かって、前記回転方向の上流側にずれるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成した。
(態様M)
記録材上に形成したトナー像を、前記記録材上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置として、態様A〜態様Lいずれか一の定着装置を備えることを特徴とする。
本態様においては、潤滑部材が回転軸方向に移動することで生じる、回転体の端部からの潤滑部材漏れを抑制することができるので、次のことができる。すなわち、回転体の外表面に潤滑部材が付着して記録材の離型性を低下させたり、記録材の表面に潤滑剤が付着してその付着跡が画像として形成されてしまったりするなど、画像品質の低下を抑制することができる。
20 感光体ドラム
30Bk 帯電装置
40Bk 現像装置
50Bk クリーニング装置
100 プリンタ
200 定着装置
201 定着ベルト
202 ハロゲンヒータ
203 加圧ローラ
206 ニップ形成部材
216 実施例1に係る熱移動補助部材
216a 対向面
216b 入り口曲げ面
216c 入り口曲げ部
300 潤滑部材堆積空間
301 潤滑剤
316 実施例2に係る熱移動補助部材
317a 接触領域
317b 非接触領域
416 実施例3に係る熱移動補助部材
516 実施例4に係る熱移動補助部材
N ニップ部
特開2008−146964号公報

Claims (7)

  1. 回転可能な無端状の回転体と、前記回転体の外周面と接触する接触部材と、前記回転体の内側に配置されて前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、前記回転体の内周面と前記ニップ形成部材との間に介在する潤滑部材と、を備えた定着装置において、
    前記ニップ形成部材、前記ニップ部を形成し、前記回転体の内周面に摺接する第一の面と、前記第一の面における前記回転体の回転方向の上流側端部側に位置し前記回転体の回転軸方向から見たときに前記第一の面に対して所定の角度をもつ第二の面と、前記第一の面と第二の面とを接続する曲げ部とを有し、前記第二の面が前記回転体の内周面と非接触で対向するとともに、前記曲げ部で前記回転体の内周面と接触するように、前記回転体に対して配置されるものであり、
    前記回転方向において前記内周面との接触が開始される前記曲げ部の接触開始縁部が前記回転方向と直交する方向に直線的に延在するよう前記曲げ部を形成し、
    記回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部側よりも前記回転軸方向における中央部側で、前記内周面から前記第二の面までの距離が大きくなるよう前記第二の面の前記所定の角度を前記回転軸方向で異ならせたこと特徴とする定着装置。
  2. 回転可能な無端状の回転体と、前記回転体の外周面と接触する接触部材と、前記回転体の内側に配置されて前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、前記回転体の内周面と前記ニップ形成部材との間に介在する潤滑部材と、を備えた定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、前記ニップ部を形成し、前記回転体の内周面に摺接する第一の面と、前記第一の面における前記回転体の回転方向の上流側端部側に位置し、前記回転体の回転軸方向から見たときに前記第一の面に対して所定の角度をもつ第二の面と、前記第一の面と第二の面とを接続する曲げ部とを有し、前記第二の面が前記回転体の内周面と非接触で対向するとともに、前記曲げ部で前記回転体の内周面と接触するように、前記回転体に対して配置されるものであり、
    前記回転方向において前記内周面との接触が開始される前記曲げ部の接触開始縁部が、前記回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部側よりも前記回転軸方向における中央部側で、前記回転方向の下流側に位置するよう前記曲げ部を形成したこと特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、前記回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部側よりも前記回転軸方向における中央部側で、前記内周面から前記第二の面までの距離が大きくなるよう前記第二の面の前記所定の角度を前記回転軸方向で異ならせたこと特徴とする定着装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の定着装置において、前記回転体の内周面に付着して移動し前記接触開始縁部で塞き止められた前記潤滑部材を堆積させる、前記曲げ部におれる前記接触開始縁部よりも記回転方向で上流側の非接触領域と前記第二の面とが、前記回転体の内周面との間で形成する空間において、前記内周面から前記非接触領域や前記第二の面までの距離前記回転方向において、前記接触開始縁部から前記回転方向の上流側に向かうにつれて大きくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成したことを特徴とする定着装置
  5. 求項1乃至4のいずれか一に記載の定着装置において、前記曲げ部が、前記回転体の回転軸方向から見たときに曲線形状の領域を有することを特徴とする定着装置
  6. 請求項に記載の定着装置において、前記曲げ部が、前記回転体の回転軸方向から見たときに曲線形状の領域を有し、前記第一の面と前記第二の面とが平面であり、前記曲げ部は互いに平行な第一の面の辺と第二の面の辺とを接続し、前記曲線形状の曲率半径が、前記回転軸方向における前記ニップ形成部材の中央側で最大になり、この最大になる箇所から前記回転軸方向における前記ニップ形成部材の端部に向かって小さくなるように前記第一の面、前記第二の面、及び前記曲げ部を形成したことを特徴とする定着装置
  7. 記録材上に形成したトナー像を、前記記録材上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置として、請求項1乃至のいずれか一に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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