JP6891643B2 - 定着装置、画像形成装置及び定着装置の制御方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置及び定着装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、定着装置定着装置を備えた画像形成装置及び定着装置の制御方法に関する。
プリンタ・複写機・ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化・高速化についての市場要求が高まってきている。
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式または直接方式により未定着トナー画像が記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録材に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このような定着装置の一例として、ベルト方式の定着装置(例えば特許文献1)やセラミックヒータを用いた定着装置(例えば特許文献2)、定着ベルトをハロゲンヒータで直接加熱することで省エネとなる定着装置(例えば特許文献3)が知られている。
特許文献3の定着装置では、定着ベルトをハロゲンヒータで直接加熱することで短いウォームアップ時間と省エネを実現する、としている。
特許文献3のような構成の定着装置においても、定着装置の小型化に伴い、無端ベルトが小径化され、定着装置の横断面におけるハロゲンヒータ間の距離が短くなってきている。 例えば、異なった配熱分布を有する2本のハロゲンヒータを並列して用いた場合、一方のハロゲンヒータの輻射熱が他方のハロゲンヒータを加熱してしまい、輻射効率が低下してしまう。
そこで、複数あるハロゲンヒータを反射部材を挟んだ両側に配置することで、複数のハロゲンヒータが互いに加熱し合うことなく、定着ベルトを効率良く加熱してウォームアップタイムを短縮することができる定着装置が提案されている(例えば特許文献4、特許文献5)。
しかしながら、複数あるハロゲンヒータを反射部材を挟んだ両側に配置する定着構成に対して、今までの定着ヒータの温度制御方法を用いた場合には、トナーに接触する際の定着部材の温度が発熱領域によって大きくずれてしまい、定着強度差や光沢度差が生じてしまうという問題があった。
特許文献6には、中央部・端部を夫々加熱する少なくとも2つのヒータを用いた定着構成において、ヒータの駆動停止後、中央部、端部共に適切な温度で熱定着を再開できるようにすることを目的とした定着装置が開示されている。
この特許文献6の定着装置では、中央部・端部ヒータを再駆動する際には、端部ヒータを駆動した後に中央部ヒータを駆動する加熱制御手段を備えることで、定着部材の両端部の方が軸方向中央部よりも先に加熱されるので、中央部・端部ヒータを同時に駆動した場合に比べ、両部位の温度差が小さくなり、中央部、端部共に適切な温度で定着を再開することが可能となると記載されている。
しかし、特許文献6に記載の定着装置においても、定着強度差や光沢度差が生じてしまうという問題は十分に解決されていない。
そこで、本発明は、複数の熱源を反射部材を挟んだ両側に配置する定着構成において、トナーに接触する際の定着部材温度を発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることのできる定着装置及び定着装置の制御方法を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、回転可能な定着部材と、前記定着部材に圧接されてニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する複数の熱源とを備え、前記ニップ部に未定着トナー画像を担持する記録材を通過させて未定着トナー画像を記録材に定着する定着装置において、前記複数の熱源の間に反射部材が設けられており、前記複数の熱源は長手方向に異なる発熱分布をそれぞれ有し、前記定着部材を挟んで前記熱源に対向配置される複数の温度検知手段を有し、前記温度検知手段による検知温度が所定の検知目標温度となるように前記熱源の発熱を制御する制御手段を有し、前記複数の温度検知手段のうち、前記定着部材回転方向における前記ニップ部入口に近い温度検知手段の検知目標温度をT1とし、前記ニップ部入口から遠い温度検知手段の検知目標温度をT2とし、両者の温度差ΔT=T2−T1とするとき、ΔT>0に設定され、前記定着部材の線速を変更可能に設け、前記定着部材の線速が遅いほど前記温度差ΔTを大きく設定することを特徴とする。
また、本発明は、回転可能な定着部材と、前記定着部材に圧接されてニップ部を形成する加圧部材と、長手方向に異なる発熱分布をそれぞれ有して前記定着部材を加熱する複数の熱源と、前記複数の熱源の間に設けられた反射部材と、前記定着部材を挟んで前記熱源に対向配置される複数の温度検知手段と、前記温度検知手段による検知温度が所定の検知目標温度となるように前記熱源の発熱を制御する制御手段とを有する定着装置の制御方法において、前記複数の温度検知手段のうち、前記定着部材回転方向における前記ニップ部入口に近い温度検知手段の検知目標温度をT1とし、前記ニップ部入口から遠い温度検知手段の検知目標温度をT2とし、両者の温度差ΔT=T2−T1とするとき、ΔT>0に設定し、前記定着部材の線速を変更可能に設け、前記定着部材の線速が遅いほど前記温度差ΔTを大きく設定することを特徴とする。
定着部材(例えば定着ベルト)の周方向でみて、定着ニップ入口に近い方の温度センサの検知目標温度をT1、遠い方の温度センサの検知目標温度をT2として、温度差ΔT=T2−T1を正(>0)になるように設定することにより、ニップ部においてトナーに接触する際の定着部材温度をヒータの発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることができる。
本発明の実施形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。 第1実施形態にかかる定着装置の概略断面図である。 定着装置が有する複数ヒータの配置を示す模式図である。 特許文献3の定着装置における複数ヒータの配置を示す模式図である。 本発明の実施形態における定着温度制御と従来の定着制御の一例を対比させて示す模式図である。
以下に、図1を用いて本発明の実施形態にかかる画像形成装置の構成を説明する。
図1に示した画像形成装置100は、複数の色画像を形成する作像部がベルトの展張方向に沿って並置されたタンデム方式のカラープリンタある。だが、本発明はこの方式に限られず、またプリンタだけではなく複写機やファクシミリ装置などを対象とすることも可能である。
画像形成装置100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkを並設したタンデム構造が採用されている。
画像形成装置100では、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像が、各感光体ドラムに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトである中間転写体(以下、転写ベルトという)11に対して1次転写される。この1次転写行程の実行によってそれぞれの色の画像が重畳転写され、その後、記録シートなどが用いられる記録材Sに対して2次転写行程を実行することで一括転写される。
各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの回転に従い画像形成処理するための装置が配置されている。ブラック画像形成を行う感光体ドラム20Bkを代表として説明すると、感光体ドラム20Bkの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置30Bk、現像装置40Bk、1次転写ローラ12Bkおよびクリーニング装置50Bkが配置されている。帯電後に行われる書き込み光Lbを用いた書き込みには、光書き込み装置8が用いられる。
転写ベルト11に対する重畳転写では、転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写される。このために、転写は、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対向して配設された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像をそれぞれ形成するための画像ステーションに備えられている。
画像形成装置100は、色毎の画像形成処理を行う4つの画像ステーションと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの上方に対向して配設され、転写ベルト11及び1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkを備えた転写ベルトユニット10と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする2次転写ローラ5と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11をクリーニングするベルトクリーニング装置13と、これら4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置8とを有している。
光書き込み装置8は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび偏光手段としての回転多面鏡などを装備している。光書き込み装置8は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対して色毎に対応した書き込み光Lbを出射して感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに静電潜像を形成するよう構成されている。書き込み光Lbは、図1では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として符号が付けてあるが、その他の画像ステーションも同様である。
画像形成装置100には、感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkと転写ベルト11との間に向けて搬送される記録材Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置61が設けられている。また、シート給送装置61から搬送されてきた記録材Sを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラムと転写ベルト11との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4が設けられている。また、記録材Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知するセンサが設けられている。
また、画像形成装置100には、トナー像が転写された記録材Sにトナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置200と、定着済みの記録材Sを画像形成装置100の本体外部に排出する排出ローラ7が備えられている。また、画像形成装置100の本体上部には、排出ローラ7により画像形成装置100の本体外部に排出された記録材Sを積載する排紙トレイ17が備えられている。また、排紙トレイ17の下側には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9Bkが備えられている。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkの他に、転写ベルト11が掛け回されている駆動ローラ72及び従動ローラ73を有している。
従動ローラ73は、転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット10と、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと、2次転写ローラ5と、クリーニング装置13とで転写装置71が構成されている。
シート給送装置61は、画像形成装置100の本体下部に配設されており、最上位の記録材Sの上面に当接する給送ローラ3を有している。給送ローラ3が図中反時計回りに回転駆動されることにより、最上位の記録材Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
転写装置71に装備されているクリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有している。クリーニング装置13は、転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。クリーニング装置13はまた、転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための排出手段を有している。
図2は、第1実施形態にかかる定着装置を示す概略構成図である。
200は、回転可能な定着部材としての定着ベルト201と、これに対向配置されて回転可能な加圧部材としての加圧ローラ203とを有し、複数の熱源としてのハロゲンヒータ202A,202Bにより定着ベルト201が内周側から輻射熱で直接加熱される。定着ベルト201の温度を検知するため、温度センサ230A,230Bが取り付けられ、非接触で定着ベルト201の温度を検知し、その検知温度によってそれぞれハロゲンヒータ202A,202Bの点灯率を制御し、定着ベルト201の温度を所望の温度に制御している。すなわち、温度検知手段(温度センサ230A,230B)による検知温度がそれぞれ所定の検知目標温度となるように、制御手段が熱源(ハロゲンヒータ202A,202B)の発熱を(ハロゲンヒータへの通電を)制御する。
図2の定着ベルト201内には、定着ベルト201を介して加圧ローラ203との間でニップ部を形成するニップ形成部材206があり、定着ベルト内面と熱移動補助部材216を介して間接的に摺動するようになっている。記録材S上のトナー像はニップ部において加熱・加圧により定着される。
図2では熱移動補助部材216の形状が平坦状であるが、凹形状やその他の形状であっても良い。凹形状のニップ部の場合、記録材先端の排出方向が加圧ローラ寄りになり、分離性が向上するのでジャムの発生が抑制される。
さらに、定着ベルト201の内側には加圧ローラ203に対向して配置されたニップ形成部材206と、ニップ形成部材206の定着ベルト201の内面に対向する面を覆う熱移動補助部材216と、ニップ形成部材206を加圧ローラ203からの加圧力に対抗して保持するステー部材207(支持部材)とを有している。
ニップ形成部材206、熱移動補助部材216及びステー部材207は、いずれも定着ベルト201の軸方向(以下、「長手方向」という)に延びる長さを有している。
加圧ローラ203の長手方向の長さは、本定着装置の最大通紙幅(本例の場合320mm幅)に対し、ユーザーの用紙セット位置のずれを加味して長く設計されている。また、加圧ローラ203に対し、熱移動補助部材216は長く設計されている。これは熱移動補助部材216が加圧ローラ203よりも短いと、定着ニップ部で定着ベルト201が熱移動補助部材216の長手方向端部で屈曲し破損してしまうためであり、取り付けガタも含め、熱移動補助部材216の方が長くなるように設計している。
熱移動補助部材216は、端部ヒータ202Bの熱が局所的に留まることを防止し、積極的に長手方向に熱を移動させて長手方向の温度不均一性を低減するために設けられている。
このため、熱移動補助部材216は短時間で熱移動が可能な材料であることが望ましく、熱伝導率の高い銅やアルミニウム、銀といった部材であることが望ましい。コスト、入手性、熱伝導率特性、加工性を総合的に考慮すると、銅を用いることが最も望ましい。本実施形態では、熱移動補助部材216の定着ベルト201の内面に対向する面は、定着ベルト201に直接接触する面であり、ニップ形成面となる。
定着ベルト201は、ニッケルやSUSなどの金属ベルトやポリイミドなどの樹脂材料を用いた無端ベルトまたはフィルムで構成される。ベルトの表層はPFAまたはPTFE層などの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。ベルトの基材とPFAまたはPTFE層の間にはシリコーンゴムの層などで形成された弾性層があっても良い。シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じ得る。これを改善するにはシリコーンゴム層を100[μm]以上設ける必要がある。シリコーンゴム層の変形により、微小な凹凸が吸収されユズ肌画像が改善する。
前記定着ベルト201と加圧ローラ203との間にはニップ部Nが形成されており、該ニップ部Nにトナー像が担持された記録材Sを通過させることにより記録材上のトナーを熱により溶融させ加圧により記録材に定着させる。
ステー部材207はニップN側と反対側が起立した起立部を有した形状となっており、起立部を隔て、定着熱源としてのハロゲンヒータ202A、202Bが配置され、定着ベルト201は、ハロゲンヒータ202A、202Bにより内面側から輻射熱で直接加熱される。
定着ベルト201の内部にはニップ形成部材206とニップ部Nを支持するための支持部材としてのステー207を設け、加圧ローラ203により圧力を受けるニップ形成部材206の撓みを防止し、軸方向で均一なニップ幅を得られるようにしている。このステー207は両端部で保持部材としてのフランジに保持固定され位置決めされている。また、ハロゲンヒータ202とステー207の間に反射部材209を備え、ハロゲンヒータ202からの輻射熱などによりステー207が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギー消費を抑制している。
また、反射部材209を設けることで、お互いのヒータが相手のガラス管を加熱しないようにすることで、効率的に定着ベルト201を加熱することができる。反射部材209は、熱源(ハロゲンヒータ202)の熱を吸収しないように、放射率が低い材料で形成されている。
ここで反射部材209を備える代わりに、ステー207表面に断熱もしくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることが可能となる。
加圧ローラ203は芯金205に弾性ゴム層204があり、離型性を得るために表面に離型層(PFAまたはPTFE層)が設けてある。加圧ローラ203は、画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され回転する。また、加圧ローラ203は、スプリングなどにより定着ベルト201側に押し付けられており、弾性ゴム層204が押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。加圧ローラ203は中空のローラであっても良く、加圧ローラ203にハロゲンヒータなどの加熱源を有していても良い。弾性ゴム層204はソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ203内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルトの熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
定着ベルト201は加圧ローラ203により連れ回り回転する。図2の場合は加圧ローラ203が駆動源により回転し、ニップ部Nでベルトに駆動力が伝達されることにより定着ベルト201が回転する。定着ベルト201はニップ部Nで挟み込まれて回転し、ニップ部以外では両端部でフランジ208にガイドされ、走行する。
上記のような構成により安価で、ウォームアップが速い定着装置を実現することが可能となる。
図2を参照して、ステー207は、断面がそれぞれ略L字型の第1部材207Aと第2部材207Bからなる。第1部材207Aは、2本のハロゲンヒータ202A,202Bを仕切るための第1仕切り部207cと、ニップ形成部材206を固定するための第1固定部207dを有する。第2部材207Bは、2本のハロゲンヒータ202A,202Bを仕切るための第2仕切り部207eと、ニップ形成部材206を固定するための第2固定部207fを有する。長手方向(紙面垂直方向)全体にわたり、第1仕切り部207cと第2仕切り部207eは略同じ長さを有する。第1仕切り部207cと第2仕切り部207eはヒータの長手方向に直線的に延在している。よって、第1仕切り部207cと第2仕切り部207eが接触することで、ステー207の断面はT字型に構成され、定着ベルト201内では第1領域211と第2領域212は同じ大きさを有する。
このように2本のハロゲンヒータ202A,202Bをステー207を挟んだ上下の別々な領域に配置したことで、ヒータ点灯時に互いのガラス管を加熱することがないため、加熱効率が下がらない。
図3は、定着装置が有する複数ヒータの配置を示す模式図である。図3ではステーや反射部材の形状が図2と異なっているが、図2の構成においても図3で説明する場合と同様である。
本例の定着装置200は、熱源としてのハロゲンヒータを2本配置している。一つは通紙領域の中央部を主に加熱するヒータ202Aで、もう一つは通紙領域の端部を主に加熱するヒータ202Bである。
ハロゲンヒータ202A,202Bは長手方向に異なる発熱範囲(発熱領域)となっている。ハロゲンヒータ202Aは長手方向中央を対称軸にA4T幅(=210mm幅)、ハロゲンヒータ202BはA3ノビ幅(=320mm幅)でハロゲンヒータ202Aが発熱する範囲は逆に発熱しないようになっている。そしてA4T幅以下の用紙サイズのときはヒータ202Aのみ、A4T幅超の用紙サイズのときは202A,202B両方のヒータを点灯させて定着ベルト201を加熱する。こうすることで用紙サイズがA4T幅以下のときも非通紙部の過昇温によるスループット低下を招くことなく連続プリントすることができる。
ハロゲンヒータ202A,202Bへの通電制御は、温度センサ230A,230Bにより検知した定着ベルト201の温度に応じて行う。温度センサ230A,230Bは図3に示すように、定着ベルトを挟んでヒータ202A,202Bと対向するように配置することが望ましい。これは、定着装置に何か異常がありハロゲンヒータが暴走してしまった場合に、定着ベルトが早く高温になったことを検知し装置をストップさせるためである。すなわち、ハロゲンヒータに最も近い位置にある定着ベルト部分が最も高温になるので、ハロゲンヒータから最短距離にある定着ベルト部分とハロゲンヒータを結ぶ線上に温度センサを配置することが望ましい。よって、温度センサ230A,230Bは定着ベルトの周方向でみて、大きく離れた位置を検知することになる。
ここで比較のために、特許文献3に開示された構成を例に、従来のハロゲンヒータの発熱範囲と温度センサの位置関係について説明する。
図4は、特許文献3の定着装置における複数ヒータの配置を示す模式図である。ハロゲンヒータの発熱範囲としては図3と同様である。温度センサ1230A,1230Bは図4に示すように定着ベルトの周方向でみて略同じ位置に設置される。これは、ハロゲンヒータ1230A,1230Bが近接して配置されているため、異常時に定着ベルトが高温になる位置も略同じためである。なお、軸方向では各ヒータの発熱領域に対応して温度センサが配置されている。
次に、実施形態における定着温度制御について説明する。
図2の構成は、ハロゲンヒータ202Aと202Bの間に反射部材209を挟むことで、効率よく定着ベルト201を加熱可能なものである。この構成において通紙試験を行ったところ、従来の定着制御を用いた場合は以下のような課題が発生した。定着後の画像を確認したところ、ハロゲンヒータ202Aと202Bの発熱領域に相当する画像の間に、定着強度差や光沢度差が生じてしまった。解析を行ったところ、トナーと接触する直前の定着ベルト温度(以下、定着ニップ部ベルト温度と呼ぶ)が202Aと202Bの発熱領域の間で大きく異なることが分かった。その理由について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施形態における定着温度制御と従来の定着制御の一例を対比させて示す模式図である。図5左側の(a)が従来例、図5右側の(b)が実施例である。図5(a)、図5(b)とも、図の下段は、定着ベルト温度を示すグラフである。なお、ここでは図2の構成を用いて説明しており、従来例においても符号は実施形態と同じになっている。
さて、従来は、トナーと接触する直前の定着ベルト温度をヒータ202Aと202Bの発熱領域でそろえるためには、温度センサ230A,230Bの検知温度Tsen2,Tsen1を同じになるように制御を行う。しかしながら図5の左側に示すように、それではトナーと接触する直前の定着ベルト温度Tnip2(202Aに対応)、Tnip1(202Bに対応)が大きくずれてしまう。
これは、温度センサ230A,230Bの検知位置が定着ベルトの周方向でみて大きく異なっているためである。温度センサ230Aは定着ニップまで遠い位置を検知しており、定着ベルトはハロゲンヒータ202Aで加熱され温度が上がったあと、放熱により温度が下がって定着ニップ部温度Tnip2となる。
それに対し、温度センサ230Bは、定着ニップまで近い位置を検知しており、一度定着ニップを通過した後の定着ベルトが、放熱により温度が低下した後を検知し、ハロゲンヒータ202Bで加熱され温度が上がったあとは放熱する前に定着ニップ部に至り、定着ニップ部温度Tnip1となる。
つまり、温度センサ230Aは放熱する前の定着ベルトをみて温度検知し、定着ニップ部温度Tnip2に至るまでに放熱するため、検知温度Tsen2と定着ニップ部温度Tnip2の差が小さい。
逆に、温度センサ230Bは放熱した後の定着ベルトをみて温度検知し、定着ニップ部温度Tnip1に至るまでに放熱がごく少ないので、検知温度Tsen1と定着ニップ部温度Tnip1の差が大きい。
よって、図5右側の(b)に示すように、定着ニップ部温度Tnip1とTnip2をそろえるためには、温度センサ230Aの制御目標温度を、温度センサ230Bの制御目標温度よりも高くする必要がある。
図4を用いて従来の定着構成の場合を説明する。
図4のように、ハロゲンヒータ1202Aと1202Bは近接して設置されており、温度センサ1230A、1230Bは定着ベルトの周方向でみてほぼ同じ位置を検知している(少しずれていても差は図3構成に比べてごく小さい)。よって、温度センサ1230Aと温度センサ1230Bの制御目標温度を同じにすることで、定着ニップ部温度Tnip1とTnip2を同じに揃えることができている。
しかし、このような従来の温度制御を図2及び図3の構成に適用した場合には、上述したようにトナーと接触する直前の定着ベルト温度Tnip2(202Aに対応)、Tnip1(202Bに対応)が大きくずれてしまう。
そこで本実施形態では、上記のように、温度センサ230Aの制御目標温度を、温度センサ230Bの制御目標温度よりも高くする、言い換えると、ニップ入り口に近い側の温度センサ230Bの目標値(検知目標温度T1)をニップ入り口に遠い側の温度センサ230Aの目標値(検知目標温度T2)より小さく設定する。これにより、定着ベルトからの放熱を考慮した温度設定ができるので、ニップ部での定着ベルトの温度を同じにできるという効果を奏することができる。このため、複数の熱源(定着ヒータ)を反射部材を挟んだ両側に配置する定着構成において、トナーに接触する際の定着部材温度をヒータの発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることが可能となる。
具体的な制御例を挙げると、定着ベルト201の周方向でみて、定着ニップ入口に近い方の温度センサ230Bの検知目標温度をT1、遠い方の温度センサ230Aの検知目標温度をT2として、温度差ΔT=T2−T1を正(>0)になるようにし、ΔTを環境や線速によって変更する制御とする。
定着ニップ入口からの距離によって定着ベルトの放熱量が変わるため、T2の方が多く放熱した後(=温度が下がった後)トナーに接触することになる。T1とT2の放熱量差に相当する分をΔTとして温度制御に反映し、T2の方がΔTdeg高い温度に目標温度制御するので、トナーに接触する際の定着ベルトの温度を同じにすることができる。
次に、定着線速に応じて、複数の温度センサの検知目標温度の差ΔTを設定する制御について説明する。
温度センサ230Aと230Bの制御目標温度(検知目標温度)の差を温度差ΔTとすると、定着線速(定着ベルト201の線速)を遅くする毎に温度差ΔTを大きく設定する必要がある。
これは、図5で示したように、温度センサ230A,230Bの検知温度と、定着ニップ部温度Tnip1、Tnip2の温度の温度差は放熱によって影響され、定着ベルトの線速が遅くなるほど、温度センサで温度を検知していから、定着ニップ部に至るまでの時間が長くなり放熱量が増えるためである。
具体的な制御例を次の表1に示す。
Figure 0006891643
表1に示したのは環境温度23℃の場合の制御例であって、定着ベルト201の線速が50mm/秒のときΔTを20に、線速が150mm/秒のときΔTを12に、線速が250mm/秒のときΔTを8に、設定している。ここでは、3段階に線速を変更する場合で示したが、これに限定されない。また、各線速で設定しているΔTの値も一例であって、定着構成やサイズ、使用する部材等に応じて適宜設定されるものである。
次に、画像形成装置が置かれる環境温度に応じて、複数の温度センサの検知目標温度の差ΔTを設定する制御について説明する。
温度センサ230Aと230Bの制御目標温度(検知目標温度)の差を温度差ΔTとすると、環境温度が低くなるほど、温度差ΔTを大きくする必要がある。これは図5で示したように、温度検知部材230A,230Bの検知温度と、定着ニップ部温度Tnip1、Tnip2の温度の温度差は放熱によって影響され、環境温度が低くなるほど、定着ベルトと外気との温度差が大きくなり放熱量が増えるためである。
具体的な制御例を次の表2に示す。
Figure 0006891643
表2に示したのは定着線速250mm/秒の場合であって、環境温度が15℃のときΔTを10に、温度が25℃のときΔTを8に、温度が35℃のときΔTを6に、設定している。ここでは、3段階の環境温度で設定したが、これに限定されない。また、各温度で設定しているΔTの値も一例であって、定着構成やサイズ、使用する部材等に応じて適宜設定されるものである。
以上説明したように、本発明の定着装置及び画像形成装置においては、複数の熱源(例えばハロゲンヒータ)を反射部材を挟んだ両側に配置する定着構成において、定着部材(例えば定着ベルト)の周方向でみて、定着ニップ入口に近い方の温度センサの検知目標温度をT1、遠い方の温度センサの検知目標温度をT2として、温度差ΔT=T2−T1を正(>0)になるように設定する。これにより、ニップ部においてトナーに接触する際の定着部材温度をヒータの発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることができる。
また、定着部材の線速が遅いほど前記温度差ΔTを大きく設定することで、定着線速が変わった場合でもニップ部においてトナーに接触する際の定着部材温度をヒータの発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることができる。
また、環境温度が低いほど前記温度差ΔTを大きく設定することで、環境温度による放熱量の違いを補償することができ、環境温度によらず、ニップ部においてトナーに接触する際の定着部材温度をヒータの発熱領域によらず同じにし、定着強度差や光沢度差が生じないようにすることができる。
以上、本発明を図示例に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、定着装置の熱源としてはハロゲンヒータに限らず、本発明を適用できるものであれば適宜な熱源を採用可能である。また、ヒータの配熱分布も一例であり、適宜な構成にも本発明は適用可能である。
画像形成装置としては、本発明を適用可能であれば任意な構成を採用可能である。画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリあるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
100 画像形成装置
200 定着装置
201 定着ベルト(定着部材)
202A,202B ハロゲンヒータ(熱源)
203 加圧ローラ(加圧部材)
206 ニップ形成部材
207 ステー部材(支持部材)
209 反射部材
230A,230B 温度センサ(温度検知手段)
S 用紙(記録媒体、記録材)
N 定着ニップ部
特開2004−286922号公報 特許第2861280号公報 特開2015−146052号公報 特開2011−237831号公報 特開2016−153877号公報 特開2003−295680号公報

Claims (6)

  1. 回転可能な定着部材と、前記定着部材に圧接されてニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する複数の熱源とを備え、前記ニップ部に未定着トナー画像を担持する記録材を通過させて未定着トナー画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記複数の熱源の間に反射部材が設けられており、
    前記複数の熱源は長手方向に異なる発熱分布をそれぞれ有し、
    前記定着部材を挟んで前記熱源に対向配置される複数の温度検知手段を有し、
    前記温度検知手段による検知温度が所定の検知目標温度となるように前記熱源の発熱を制御する制御手段を有し、
    前記複数の温度検知手段のうち、前記定着部材回転方向における前記ニップ部入口に近い温度検知手段の検知目標温度をT1とし、前記ニップ部入口から遠い温度検知手段の検知目標温度をT2とし、両者の温度差ΔT=T2−T1とするとき、
    ΔT>0に設定され
    前記定着部材の線速を変更可能に設け、
    前記定着部材の線速が遅いほど前記温度差ΔTを大きく設定することを特徴とする定着装置。
  2. 環境温度を検知する環境温度検知手段を有し、
    該環境温度検知手段で検知した環境温度が低いほど前記温度差ΔTを大きく設定することを特徴とする、請求項に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材を介して前記加圧部材との間で前記ニップ部を形成するニップ形成部材と、該ニップ形成部材を支持する支持部材とを有し、
    前記反射部材を備える代わりに、前記支持部材表面に断熱処理もしくは鏡面処理が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記定着部材を介して前記加圧部材との間で前記ニップ部を形成するニップ形成部材と、該ニップ形成部材を支持する支持部材とを有し、
    前記反射部材は、前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 回転可能な定着部材と、前記定着部材に圧接されてニップ部を形成する加圧部材と、長手方向に異なる発熱分布をそれぞれ有して前記定着部材を加熱する複数の熱源と、前記複数の熱源の間に設けられた反射部材と、前記定着部材を挟んで前記熱源に対向配置される複数の温度検知手段と、前記温度検知手段による検知温度が所定の検知目標温度となるように前記熱源の発熱を制御する制御手段とを有する定着装置の制御方法において、
    前記複数の温度検知手段のうち、前記定着部材回転方向における前記ニップ部入口に近い温度検知手段の検知目標温度をT1とし、前記ニップ部入口から遠い温度検知手段の検知目標温度をT2とし、両者の温度差ΔT=T2−T1とするとき、
    ΔT>0に設定し、
    前記定着部材の線速を変更可能に設け、
    前記定着部材の線速が遅いほど前記温度差ΔTを大きく設定することを特徴とする定着装置の制御方法。
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