JP6597148B2 - 定着装置、画像形成装置、及び摺動部材 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、及び摺動部材 Download PDF

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Description

本発明は、複写機やファクシミリ、プリンタなどの静電記録式画像形成装置に使用される定着装置に関し、より具体的には無端状の定着部材と加圧部材間にニップを形成し、前記ニップを通る被定着材に対し定着処理を行う定着装置、その定着装置を搭載した画像形成装置、およびこれらの装置で用いられる摺動部材に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリなど、定着装置を備えた画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化や画像形成の高速化についての市場要求が強くなってきている。この画像形成装置では、電子写真記録、静電記録、磁気記録などの画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録材シート、印刷紙、感光紙、静電記録紙などの記録媒体に形成される。この画像形成装置においては、記録媒体に形成された未定着トナー画像は、定着装置により加熱、加圧されて記録媒体に定着するようになっている。定着装置としては、市場要求を満たすよう、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式などの接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このような定着装置の一例として、定着ベルトと加圧ローラとの間に形成されるニップ部を、未定着像が形成された記録媒体が通過することにより記録媒体の未定着像を定着させるベルト方式の定着装置が知られている。また、セラミックヒータなどの熱源からの熱を、フィルムを介して記録媒体に与えるフィルム定着やサーフ定着による定着装置も知られている。
ベルト方式の定着装置では、近年、さらなるウォームアップ時間(電源投入時など、常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)になるまでに要する時間)の短縮化が望まれている。また、ファーストプリント時間(印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い、記録媒体を排出するいわゆる排紙が完了するまでの時間)の短縮化も望まれている。また、画像形成装置においては、その高速化に伴い、単位時間当たりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大しているため、特に連続印刷の始めに熱量が不足するいわゆる、温度落ち込みが問題となっている。
このウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化を図る方法として、セラミックヒータの熱を、フィルムを介して記録媒体に与えるサーフ定着が挙げられる。このサーフ定着を採用した定着装置においては、ベルト方式の定着装置に比べ、低熱容量化、小型化を可能とし短縮化が図られる。
しかしながら、サーフ定着を採用した定着装置は、ニップ部のみを局所加熱しているため、その他の部分が加熱されておらず、ニップ部の記録媒体が進入する入口部分において、定着ベルトは最も冷えた状態にあるため、定着不良が発生し易くなるという問題がある。特に、高速の画像形成装置においては、定着ベルトの回転が速く、ニップ部以外での定着ベルトの放熱が多くなるため、より定着不良が発生し易くなるという問題がある。
以上のような温度落ち込みや定着不良の問題を解決するために、無端状のベルトで定着ベルトを構成する定着装置が提案されている。この無端状のベルトで定着ベルトを構成する定着装置は、定着ベルトと、パイプ状の金属熱伝導体と、ヒータからなる熱源と、定着ベルトを介して金属熱伝導体に接してニップ部を形成する加圧ローラとを有している。この定着装置においては、金属熱伝導体が定着ベルトの内部に、定着ベルトの移動をガイドすることが可能に設けられるとともに、金属熱伝導体の内部に熱源が設けられており、定着ベルトは熱源により加熱されるようになっている。この定着ベルトは、加圧ローラの回転により連れ回るようにして周方向に移動するようになっている。
この構成により、定着ベルト全体を温めることを可能にし、加熱待機時からのファーストプリント時間を短縮することができ、かつ高速回転時の熱量不足を解消することを可能とし、良好な定着性を得ることができるようにしている。
しかしながら、更なる省エネルギー化およびファーストプリント時間の短縮のためには熱効率を更に向上させる必要がある。このような要請に応えるべく、無端状の定着ベルトを、金属熱伝導体を介して間接的に加熱する構成から、定着ベルトを、金属熱伝導体を介さずに、直接加熱する構成の定着装置が提案されている。この定着ベルトの直接加熱による定着装置では、伝熱効率が向上し消費電力が低減されるとともに、加熱待機時からのファーストプリント時間が更に短縮されることになる。また、金属熱伝導体レスによりコストダウンも可能となる。
このように直接加熱されるとともに高速で回転する無端状の定着ベルトの場合、定着ベルトの内周面に潤滑剤を塗布することにより、ニップ部における定着ベルトの内周面の接触抵抗を低減させ、定着ベルトの滑り性や耐久性を高めるようにしている。
このような直接加熱される定着ベルトの定着装置として、内周面に溝部と凹凸部とを有する定着ベルトと、定着ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この定着装置においては、定着ベルトが内部にハロゲンヒータを有し回転する定着ロールと、外周面に低摩擦シートを有する圧力パットとの間のニップ部に挟まれて、定着ロールの回転に従動して回転するようになっている。定着ベルトの溝部は、定着ベルトの移動方向に沿って形成され、凹凸部は、サンドブラストによって不規則に形成されている。
この定着ベルトは、潤滑剤塗布部材により塗布された潤滑剤を、溝部と凹凸部とにより保持し、低摩擦シートに接触しつつ移動する際の抵抗、いわゆる摺動抵抗を低い状態に保つようにしている。これにより、定着ベルトの耐久性を高め、長期に亘ってニップ部を通過する記録媒体の搬送を安定にし、紙しわや画像ずれの発生を抑制するようにしている。
また、上記特許文献1に開示された定着装置のほか、定着ベルトに接触する第1の繊維層と、第1の繊維層よりもニップ形成部材側に位置し、かつ第1の繊維層よりも低い繊維密度からなる第2の繊維層とにより構成された摺動繊維部材に潤滑剤を保持させることにより、定着ベルトを滑らかに摺動させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の直接加熱される定着ベルトの定着装置においては、定着ベルトの溝部および凹凸部が低摩擦シートの外周面を摺動するので低摩擦シートの摩耗が促進されてしまい、耐久性に欠けてしまうという問題がある。また、従来の直接加熱される定着ベルトの定着装置においては、溝部および凹凸部に塗布された潤滑剤が記録媒体の搬送方向に直交する幅方向に移動し、幅方向の端部から漏れ出してしまうという問題がある。この端部から潤滑剤が漏れてしまうと、定着装置の汚損や潤滑剤の不足によるトルクの上昇のおそれがあるという問題がある。
また、特許文献2に記載のベルト部材を長時間安定して駆動することができる定着装置では、2層により構成された摺動繊維部材の各層を、縦糸および横糸で織られた織布により構成し、第2の繊維層を第1の繊維層よりも低い繊維密度で織り込むことにより、繊維密度の低い第2の繊維層に多くの潤滑剤を含ませているが、縦糸と横糸とが同じ割合で織り込まれているため、横糸方向、縦糸方向に同等の量の潤滑剤が移動し、横糸方向に流れた潤滑剤が、摺動部材の端部から漏れ出して摺動部の潤滑剤が減ってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、定着ベルトの摺動抵抗を低く保ちつつ、潤滑剤の漏れを防止することができ、高い耐久性を有する定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る定着装置は、回転可能に構成され記録媒体の未定着像を定着させる定着部材と、前記定着部材を外周側で加圧する加圧部材と、前記定着部材の内周側で前記加圧部材と対向してニップを形成するニップ形成部材と、前記定着部材と前記ニップ形成部材との間に配置され、前記定着部材を滑らかに摺動させるよう潤滑剤が塗布された摺動部材と、を備え、前記摺動部材が、摺動方向に対して平行に配置された第1の繊維と、摺動方向に対して垂直に配置された第2の繊維とにより構成され、前記第1の繊維が、前記第2の繊維よりも長い織り込み間隔で織り込まれていることを特徴とする定着装置として構成される。
本発明によれば、定着ベルトの摺動抵抗を低く保ちつつ、潤滑剤の漏れを防止することができ、高い耐久性を有する定着装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の断面を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の定着ベルトおよび加圧ローラを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置のニップ形成部材、摺動部材および定着ベルトの拡大断面図である。 従来例に係る定着装置の図であり、(a)は、ニップ形成部材および摺動部材の断面図を示し、(b)は、摺動部材の正面図を示す。 従来例に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、綾織形状の摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、綾織形状の摺動部材の正面図を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の定着ベルトに対する遮光板の展開図である。 従来例に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、綾織形状の摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、綾織形状の摺動部材の正面図を示す(拡大図)。 本発明の実施形態に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、摺動部材の正面図、(c)は摺動部材の断面図を示す(拡大図)。 本発明の実施形態に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、綾織形状の摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、綾織形状の摺動部材の正面図を示す(拡大図)。 本発明の実施形態に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、摺動部材の正面図、(c)は摺動部材の断面図を示す(拡大図)。 本発明の実施形態に係る定着装置の他の構造を示す図であり、(a)は、ニップ形成部材、摺動部材および定着ベルトの断面図であり、(b)は、摺動部材の正面図、(c)は摺動部材の断面図を示す(拡大図)。 本発明の実施形態に係る定着装置の定着ベルトおよび加圧ローラを示す断面図である(拡大図)。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる定着装置、及び画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置をカラー画像形成装置1に適用した場合について説明する。
図1に示すように、本実施例に係るカラー画像形成装置1は、装置本体2と、光書込装置3と、プロセスユニット4と、転写装置5とを含んで構成されている。カラー画像形成装置1は、さらに、ベルトクリーニング装置6と、シート給送装置7と、排紙トレイ8と、レジストローラ9と、定着装置10とを含んで構成されている。
このカラー画像形成装置1は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびブラック(Bk)の各色に色分解された色にそれぞれ対応する画像を形成する像担持体からなる感光体ドラムが並設されたタンデム構造で構成されている。なお、本発明に係る画像形成装置は、タンデム構造に限定されることはなく、他の構造であってもよい。また、本発明に係る画像形成装置は、カラー画像形成装置1に限定されることはなく、他の画像形成装置であってもよい。例えば、複写機やファクシミリ装置であってもよい。
装置本体2は、各構成要素を収容する筐体で構成されており、シート給送装置7に収容された記録媒体としての記録紙Sを搬送する搬送経路Rが筐体内部に形成されている。
装置本体2の排紙トレイ8の下部には、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの各色のトナーが充填されたトナーボトル2aY、2aC、2aM、2aBkが着脱可能に装着されている。また、装置本体2の内部には、図示しない廃トナー収容器が設けられており、その入り口部には、トナー移送ホースが接続され、トナー移送ホースから入った廃トナーが収容されるようになっている。
光書込装置3は、光源としての半導体レーザー、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび回転多面鏡を含んで構成されている。この光書込装置3は、プロセスユニット4に対して色毎に対応した書き込み光Lbを照射してプロセスユニット4に静電潜像を形成するよう構成されている。照射されるレーザー光に含まれる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの各色情報に分解した単色の画像情報で構成されている。
プロセスユニット4は、プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの4つのプロセスユニットで構成されている。プロセスユニット4Yは、感光体ドラム4dと、帯電ローラ4rと、現像装置4gと、クリーニングブレード4bとを有している。このプロセスユニット4Yは、帯電、光書込、現像、転写、クリーニングおよび除電が順に行われるよう構成されている。
このプロセスユニット4Yにおいては、まず、帯電ローラ4rにより感光体ドラム4dに静電気を蓄える帯電がなされ、帯電した感光体ドラム4dの表面へ光書込装置3による光書込がなされ、感光体ドラム4dに静電気のパターンからなる静電潜像が形成される。そして、現像装置4gにより感光体ドラム4d上の静電潜像にイエロートナーの付着、すなわち現像がなされトナー像が形成され、転写装置5へトナー像が形成される転写が行われる。そして、次の転写に備えて、クリーニングブレード4bにより感光体ドラム4d上に残ったトナーが取り除かれ、さらに、感光体ドラム4d上に残った静電気が取り除かれる除電が行われる。
感光体ドラム4dは、円筒形の表面に、無機や有機の感光体からなる感光層を有しており、帯電ローラ4rは、感光体ドラム4dに近接して配置され感光体ドラム4dとの間の放電により感光体ドラム4dを帯電させるようになっている。
現像装置4gは、イエロートナーを供給する供給部分と、感光体ドラム4dにイエロートナーを付着させる現像部分により構成されている。クリーニングブレード4bは、ゴムなどの弾力性のある帯状部材とブラシなどのトナー除去部材とを有している。現像装置4gは、装置本体2に着脱可能に収容されている。
プロセスユニット4C、4M、4Bkも、それぞれプロセスユニット4Yと同様に構成されている。プロセスユニット4Cは、シアンのトナー像を、プロセスユニット4Mは、マゼンタのトナー像を、プロセスユニット4Bkは、ブラックのトナー像をそれぞれ転写装置5に転写するようになっている。
転写装置5は、転写ベルト5aと、駆動ローラ5bと、従動ローラ5cと、一次転写ローラ5dと、二次転写ローラ5eとを有している。転写ベルト5aは、端末の無いいわゆる無端状のベルトから構成されており、駆動ローラ5bと従動ローラ5cと間に張力がかかった状態で掛け渡されている。また、転写ベルト5aは、駆動ローラ5bおよび従動ローラ5cにより、図の矢印A1の方向に回転可能、すなわち周回走行可能に構成されている。
一次転写ローラ5dは、プロセスユニット4Yの感光体ドラム4dを転写ベルト5aを介して押し付ける一次転写ローラ5dYと、プロセスユニット4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dを同様に押し付ける一次転写ローラ5dC、5dM、5dBkを有している。プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkと押し付けられた転写ベルト5aとの接触部分に、それぞれ一次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ5eは、転写ベルト5aの外周面を介して押し付けることにより駆動ローラ5bを押し付けており、二次転写ローラ5eと転写ベルト5aとの接触部分に、二次転写ニップが形成されている。
ベルトクリーニング装置6は、二次転写ニップとプロセスユニット4Yとの間に配置されている。このベルトクリーニング装置6は、二次転写ニップにおける転写の際に、転写ベルト5aの外周表面に残ったトナーを取り除く図示しないトナー除去部材と、除去された廃トナーを廃トナー収容器に移送するトナー移送ホースとを有している。
シート給送装置7は、装置本体2の下部に配置されており、記録紙Sを収容する給紙カセット7aと、給紙ローラ7bとを有している。シート給送装置7においては、給紙ローラ7bにより給紙カセット7aから記録紙Sが1枚ずつ取り出され搬送経路Rに送り出すようになっている。
排紙トレイ8は、光書込装置3の上方で装置本体2の上部に配置されており、記録された記録紙Sを収容するトレイ8aと、一対の排紙ローラ8bとを有している。排紙トレイ8においては、一対の排紙ローラ8bにより搬送経路Rから排出された記録紙Sをトレイ8aに1枚ずつ順次載せて重ね合わせるようになっている。
レジストローラ9は、一対のローラを有しており、シート給送装置7の給紙ローラ7bにより送り出され搬送経路Rにある記録紙Sの搬送を調節するよう構成されている。
搬送経路R上のレジストローラ9と給紙ローラ7bとの間で、図示しないレジストセンサが装置本体2に配置されており、記録紙Sの先端部分の通過が検知されるようになっている。このレジストセンサが記録紙Sの先端部分の通過を検知した後、所定時間が経過すると、記録紙Sはレジストローラ9に突き当てられて一端停止する。このレジストローラ9は、突き当てられた記録紙Sを所定のタイミングで挟み込んで回転し、二次転写ニップまで搬送するようになっている。所定のタイミングとしては、例えば、転写ベルト5aの回転によりフルカラーで重ね合わさったトナー画像が二次転写ニップの位置まで搬送された時機が挙げられる。
定着装置10は、図2に示すように、定着ベルト21と、加圧ローラ22と、ヒータ23と、ニップ形成部材24と、摺動部材25と、支持部材26と、保持部材27と、反射部材28と、遮光部材29と、ベルト保護部材31とを含んで構成されている。定着装置10は、定着ベルト21などの構成要素における定着温度などの温度制御を実行させる図示しない制御部を有している。なお、第1実施形態における定着ベルト21、加圧ローラ22およびヒータ23は、それぞれ本発明に係る定着装置の定着部材、加圧部材および熱源を構成している。
この定着装置10においては、トナー画像が転写された記録紙Sが、定着ベルト21と加圧ローラ22との間に形成されるニップ部Nを通過中に加熱および加圧されてトナー画像が記録紙Sに定着されるようになっている。そして、記録紙Sが、ニップ部Nから排出される際に定着ベルト21から分離し、搬送経路Rを通って排紙ローラ8bに向かって搬送されるようになっている。
定着ベルト21は、ベルト基材21aと、ベルト基材21aの外周面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外周面に形成された離型層21cとを有している。定着ベルト21は、厚みが1mm程度で形成され可撓性を有している。定着ベルト21は、外周面を通過する記録紙Sの幅方向に細長く形成され、幅方向に直交する断面が直径25mm程度になるよう環状に形成されている。
なお、定着ベルト21においては、弾性層21bのない構造であってもよい。弾性層21bがない場合は定着ベルト21の熱容量が小さくなり、熱応答および省エネ性を向上させることができる。定着ベルト21における前述の直径は、定着装置10の設定諸元に応じて適宜15〜120mm程度の範囲内の寸法で選択される。
定着ベルト21は、加圧ローラ22の矢印B1方向の回転に連れ回り、矢印B2方向に回転するようになっている。したがって、この定着ベルト21は、加圧ローラ22を駆動源としている。定着ベルト21および加圧ローラ22の回転により、記録紙Sは、ニップ部Nに対して矢印B3方向に進入しニップ部Nから排出されるようになっている。
ベルト基材21aは、所要の機械的強度を有する材料、例えば、ニッケル(Ni)、ステンレス鋼(SUS)などの金属材料や、ポリイミド(Polyimide)などの樹脂材料で形成されている。このベルト基材21aは、20〜100μm程度の厚みを有する金属フィルムや樹脂フィルムで形成されている。
弾性層21bは、シリコーンゴム(Q)やフッ素ゴム(FKM)などのゴム材料で形成されており、20〜900μm程度の厚みを有している。この弾性層21bが設けられていると、ニップ部Nを通過中の記録紙Sに熱および圧力を加える際に、記録紙Sおよび定着ベルト21の表面に凹凸があることによる加圧力および熱伝導の不均一化が改善される。すなわち、記録紙S上の未定着像を押し潰して記録紙Sに定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じることがある。弾性層21bが、例えば、100μm以上設けられていると、弾性層21bの変形により、微小な凹凸が吸収されこのようなユズ肌画像の課題を解消させることができる。
離型層21cは、記録紙Sおよびトナー画像に対する剥離性が高い材料、すなわち、トナーや金型などの製品の表面で、相手材料の粘着や焼付きを起こさないようにする性質、いわゆる離型性を良好とする材料で形成されている。離型性を良好とする材料として、具体的には、PFA(Tetra Fluoro ethylene-perfluoro Alkylvinyl ether copolymer)、PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)、PEI(Poly Ether Imide)、PES(Poly Ether Sulphone)などの樹脂材料が挙げられる。この離型層21cは、1〜200μmの厚みで形成されている。
加圧ローラ22は、芯金からなるローラ22aと、ローラ22aの外周面に形成された弾性層22bと、弾性層22bの外周面に形成された離型層22cを有している。この加圧ローラ22は、装置本体2内に設けられた図示しない駆動機構から出力された駆動力により回転するよう構成されている。この駆動機構は、例えば、モータなどの駆動部と減速ギヤなどの減速部とにより構成されている。また、この加圧ローラ22は、図示しない加圧部材により定着ベルト21側に加圧され、弾性層22bが押し潰されて弾性変形することによりニップ部Nの一部を構成している。
ローラ22aは、所要の機械的強度を有し、熱伝導性の良好な炭素鋼材(例えば、SC、STKM)やアルミニウム材(Al)などの金属材料からなり、中実の円柱形に形成されている。なお、ローラ22aは、中空の円筒形で形成し、内部にハロゲンヒータなどの熱源を設け、この熱源によりローラ22a、弾性層22b、離型層22cを介してニップ部Nを通過中の記録紙Sを加熱するよう構成してもよい。
弾性層22bは、定着ベルト21の弾性層21bと同様、シリコーンゴム(Q)やフッ素ゴム(FKM)などの合成ゴムで形成されている。この合成ゴムは、比較的硬質で発泡がされていない、いわゆるソリッドゴムで構成されている。ローラ22aの内部に、熱源が設けられていない構造で構成された場合には、この合成ゴムに代えて、発泡がなされ、発泡弾性層からなる、いわゆるスポンジゴムで構成するようにしてもよい。このスポンジゴムは、内部に気泡を有しているので、断熱性が高められ、加熱された定着ベルト21の熱が加圧ローラ22に伝熱され難くなり、すなわち熱が奪われ難くなるので省エネルギー化がより図られる。
離型層22cは、定着ベルト21の弾性層21bと同様、いわゆる離型性を良好とするとともに、弾性層22bの耐久性を高める機能を有し、熱伝導率が高く耐久性に富む材料で形成される。例えば、PEIやPFAまたはPTFEからなるフッ素樹脂塗料を塗布したもの、あるいはシリコーンゴム層やフッ素ゴム層を形成したものが用いられる。
ヒータ23は、定着ベルト21の内周側で、かつ定着ベルト21から離隔した位置で装置本体2に固定されている。このヒータ23は、定着ベルト21を輻射熱で直接加熱するよう単一の発光領域を有する公知の熱源で構成されている。この熱源としてはいわゆる輻射熱ヒータで構成され、例えば、ハロゲンランプの放射熱を直接利用したハロゲンヒータ、不活性ガス中に炭素繊維を封入した石英管で構成されるカーボンヒータ、セラミック内部に埋め込まれた抵抗配線で構成されるセラミックヒータが挙げられる。ヒータ23への通電および非通電の制御は、前述の制御部によって行われる。
なお、ヒータ23は、単一の発光領域を有する公知の熱源以外の熱源で構成するようにしてもよい。例えば、ヒータ23を、電磁誘導の原理を利用して発熱させる公知の電磁誘導加熱ヒータで構成するようにしてもよい。この電磁誘導加熱ヒータは、例えば、国際公開第2005/38533号に記載された加熱装置や特開2007−334205号公報に記載された加熱装置が挙げられる。これらの加熱装置は、具体的には、定着ベルトの外周側に配置され、励磁コイルおよびフェライトで形成されたコアからなる励磁装置を備えている。これらの加熱装置は、さらに、定着ベルトの内周側に配置され、定着ベルトを挟んでコアと対向する対向コアと、励磁装置を制御する制御ユニットを備えている。
この電磁誘導加熱ヒータにおいては、制御ユニットにより、励磁コイルに高周波の交番電流を流されると、励磁コイルの周囲に磁界が形成されて、定着ベルト21の金属からなるベルト基材21aに渦電流が生じる。渦電流が生じると、ベルト基材21a自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する、いわゆる相互誘導加熱により発熱する。
したがって、この場合、ベルト基材21aは、いわゆる発熱層となる。この発熱層は、例えば、10μm程度の厚みで形成され、比較的効率の良い銅(Cu)で形成されることが好ましい。このジュール熱によって、ベルト基材21a全体が加熱される。この電磁誘導加熱ヒータで構成される定着装置10は、少ないエネルギー消費と短い立ち上げ時間とで、定着ベルト21の表面温度、すなわち定着温度を所望の温度まで昇温させることができる。
ニップ形成部材24は、高い剛性を有する材料からなり、図2、図3に示すニップ部Nを通過する記録紙Sの幅方向に細長く形成され、幅方向に直交する断面が略長方形に形成されている。この定着ベルト21の内周側で加圧ローラ22と対向してニップ部Nを形成するようになっている。このニップ部Nは、平坦な形状で形成されているが、加圧ローラ22と反対方向に凹んだ凹形状や、その他の湾曲した形状で形成されていてもよい。ニップ部Nの形状は、凹形状の方が、記録紙Sの先端の排出方向が加圧ローラ22の側に寄る方向になるので、記録紙Sのニップ部Nからの分離性が向上し、いわゆるジャムの発生が抑制される。このニップ形成部材24の外周面には、摺動部材25が接合されるようになっており、支持部材26と連結される連結部24aを介して装置本体2に固定されている。
摺動部材25は、耐摩耗性、耐熱性、摩擦係数などの機械的強度の高い材料、例えば、PFA、PTFEなどの樹脂材料で構成されている。また、摺動部材25は、厚みが50μmないし2500μm程度のシートで構成されており、図3、図4(a)に示すように、ニップ形成部材24の外周面に密着して接合されている。なお、この摺動部材25は、PFA、PTFEなどの樹脂材料をニップ形成部材24の外周面に塗布して所定の厚みを有する膜を形成するようにしてもよい。
図4(b)に示すように、摺動部材25は、加圧ローラ22により加圧される加圧面部41と、定着ベルト21とによりニップ部Nが形成されている。
加圧面部41は、加圧面部41から加圧ローラ22の方向に突出するとともに、定着ベルト21の矢印aで示す摺動方向に対して傾斜角θ1で傾斜する複数の突起51を有している。これらの複数の突起51によって第1の傾斜溝52が形成されている。この突起51は、加圧面部41から突出する突出高さh1、厚みt1および摺動方向に直交する幅方向の間隔p1で形成されている。この加圧面部41は、定着ベルト21を介して加圧ローラ22により、ほぼ全域が加圧され、加圧領域となっている。
非加圧面部42は、加圧面部41と同様、非加圧面部42から加圧ローラ22の方向に突出するとともに、傾斜角θ1と反対の方向に傾斜角θ2で傾斜する複数の突起53を有している。これらの複数の突起53によって第2の傾斜溝54が形成されている。この突起53は、突起51と同様、非加圧面部42から突出する突出高さh2、厚みt2および摺動方向に直交する幅方向の間隔p2で形成されている。
非加圧面部43は、非加圧面部42と同様、非加圧面部43から加圧ローラ22の方向に突出するとともに、傾斜角θ1と反対の方向に傾斜角θ3で傾斜する複数の突起55を有している。これらの複数の突起55によって第2の傾斜溝56が形成されている。この突起53は、突起51と同様、非加圧面部42から突出する突出高さh3、厚みt3および摺動方向に直交する幅方向の間隔p3で形成されている。
この第1の傾斜溝52内および第2の傾斜溝54、56内には、潤滑剤が塗布され、定着ベルト21が摺動部材25上を移動する際に、滑らかに摺動できるようになっている。この潤滑剤は、公知のもので構成されており、例えば、シリコーンオイル、フッ素グリスで構成されている。
摺動部材25の材料や厚み、突起51、53、55の加圧面部41から突出する突出高さh1、h2、h3、厚みt1、t2、t3および摺動方向に直交する幅方向の間隔p1、p2、p3は、それぞれ定着装置10の設定諸元に応じて適宜選択される。これらの各寸法は、同じ寸法で形成されていることが好ましいが、異なった寸法で形成されていてもよい。
非加圧面部42、43においては、加圧ローラ22により加圧されないものの、定着ベルト21が移動する際に、定着ベルト21の内周面が、ほぼ全域に亘って接触するようになっており、その接触する部分が定着ベルト21の摺動領域となっている。また、第1の傾斜溝52と第2の傾斜溝54との境界は、非加圧面部42の領域内にあるよう突起51、53が形成され、第1の傾斜溝52と第2の傾斜溝56との境界は、非加圧面部43の領域内にあるよう突起51、55が形成されている。
摺動部材25の加圧面部41に形成された第1の傾斜溝52および非加圧面部42、43に形成された第2の傾斜溝54、56は、複数の突起51、53、55以外の構造により構成されるようにしてもよい。
例えば、図5(a)、(b)に示すように、縦糸61と横糸62とを交互に浮き沈みさせて織目を形成した綾織形状の織布63で摺動部材25Aを構成するようにしてもよい。この織布63は、摺動部材25と同様、耐摩耗性、耐熱性、摩擦係数などの機械的強度の高い材料、例えば、PFA、PTFEなどの樹脂材料で構成されている。摺動部材25Aは、加圧面部41A、非加圧面部42A、43Aで構成される。この場合、縦糸61および横糸62とが浮き上がって織り込まれた部分が突出部分として機能し、縦糸61および横糸62とが沈み込んで織り込まれた部分の近傍が第1の傾斜溝および第2の傾斜溝として機能する。
この織布63は綾織形状で織目が形成されているので、浮き上がって織り込まれた部分が突出部分となり、摺動方向に約45°で傾斜する破線および実線で示す畝となっている。逆に、沈み込んで織り込まれた部分の近傍、すなわち畝の近傍が前述の傾斜と反対方向に約45°で傾斜する溝部分となっている。この畝の頂部がそれぞれ定着ベルト21の内周面と接触し、この溝部分に潤滑剤が塗布される。
また、加圧面部41における前述の加圧領域の面積に対して、非加圧面部42、43における前述の摺動領域の面積の合計の面積の方が大きくなるよう、加圧面部41および非加圧面部42、43が形成されている。
支持部材26は、ニップ形成部材24と同様に、記録紙Sの幅方向に細長く形成され、幅方向に直交する断面がヒータ23側に開口する溝で形成されている。この支持部材26は、ニップ形成部材24を支持する支持部26aと、ヒータ23および反射部材28を収容する収容部26bとを有している。支持部26aは、ニップ形成部材24の連結部24bに連結され、ニップ形成部材24が加圧ローラ22の加圧力によって紙幅方向に撓まないよう支持している。すなわち、記録紙Sの幅方向で均一なニップ幅を得られるようにしている。支持部材26は、ニップ形成部材24と同様に、定着ベルト21の内周側に配置され、装置本体2に固定されている。
保持部材27は、定着ベルト21の両端部の内周側に入り込むように配置され、装置本体2に固定されている。この保持部材27は、支持部材26の紙幅方向の両端部を保持する保持機能と、支持部材26の装置本体2に対する位置を決める位置決め機能とを有している。また、保持部材27は、回転走行する定着ベルト21の紙幅方向のズレが発生しないよう、定着ベルト21の紙幅方向の両端側を案内する走行ガイドとしての機能も有している。
反射部材28は、装置本体2に固定される固定部28aとヒータ23から出射される光を定着ベルト21の内周側に向けて反射する反射面部28bと、支持部材26を覆うカバー部28cとを有している。固定部28aは、紙幅方向の両端部に形成されており、両端部で装置本体2に固定されている。反射面部28bは、支持部材26とヒータ23との間に位置し、ヒータ23に対向する側でヒータ23を囲むよう湾曲した湾曲面を有している。
カバー部28cは、支持部材26の支持部26aの反対側で開口する開口部分の紙幅方向のほぼ全体を覆うよう構成されている。この反射部材28により、ヒータ23からの輻射熱などにより支持部材26が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギーの消費が抑制される。なお、反射部材28を備える代わりに、支持部材26の収容部26bの内周面に鏡面処理を行っても同様の反射効果を得ることが可能となる。また、支持部材26の収容部26bの内周面側を、ヒータ23から伝わる熱を断熱する断熱材で形成してもヒータ23の断熱効果を得ることが可能となる。
遮光部材29は、ヒータ23から発する光を、記録紙Sの大さきに応じて、遮光するよう構成されており、図6に示すように、記録紙SがA3サイズの場合は、A3の記録紙Sに輻射熱が伝達されるよう遮光する部分が両端部の比較的に狭い領域となっている。また、記録紙SがB4サイズの場合は、B4の記録紙Sに輻射熱が伝達されるよう遮光する部分がA3の記録紙Sより広い領域となっている。記録紙Sがハガキサイズの場合は、ハガキサイズの記録紙Sに輻射熱が伝達されるよう遮光する部分が広い領域となっている。
遮光部材29は、定着ベルト21の内側とヒータ23との間に位置し、幅方向の一端部および他端部が、図示しないガイドにより装置本体2に、回転可能に支持されている。記録紙Sの大さきに応じて、回転し、不必要な領域を遮光するようになっている。
これにより、紙幅の狭い記録紙Sを連続通紙した場合でも、非通紙領域が不必要に高温となってしまう、いわゆる過昇温状態になることが抑制される。したがって、過昇温状態になるのを避けるために生産性を落とすなどの制御を行うことが不必要となる。また、これにより、ハロゲンヒータで構成されるヒータ23のハロゲンヒータの本数を、例えば、3本から2本に低減することが可能となり、生産コストが低減され、省エネルギー化に寄与することができる。
ベルト保護部材31は、中央部に図示しない貫通孔を有する円盤で形成されており、この貫通孔には保持部材27の突出部が挿入されるようになっている。ベルト保護部材31は、保持部材27の基端部に装着され基端部とともに、定着ベルト21の記録紙Sの幅方向への移動を規制している。このベルト保護部材31の平坦な側面には、定着ベルト21の端部が突き当たるとともに、接触しながら回転するので、比較的弾力性があり、摩擦係数の比較的小さな表面が滑らかな材料で形成されている。
以下、図1を参照して上記カラー画像形成装置1の動作について簡単に説明する。カラー画像形成装置1は、その作像動作が開始されると、各プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dが図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム4dの表面が帯電ローラ4rによって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム4dの表面には光書込装置3からレーザー光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム4dの表面には静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム4dに光書込する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム4d上に形成された静電潜像に、各現像装置4gによってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
駆動ローラ5bが図の反時計回りに回転駆動されることにより、転写ベルト5aが図の矢印で示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ5dに、トナーの帯電極性と逆特性の定電圧または定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ5dと各感光体ドラム4dとの間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして各プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dに形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、転写ベルト5a上に順次重ね合わせて転写される。このようにして転写ベルト5aはその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。
また、上記トナー画像が転写された後の各感光体ドラム4dの表面に付着する残留トナーは、クリーニングブレード4bによって除去される。次いで、各感光体ドラム4dの表面上の電荷が図示していない徐電装置によって除かれるいわゆる徐電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、形成された各感光体ドラム4d上の静電潜像に対して現像手段によりトナーを付着させてトナー画像を形成する作像動作が開始されると、カラー画像形成装置の下部では、給紙ローラ7bが回転駆動する。この回転駆動によって、記録紙Sのシート給送装置7に収容された記録紙Sが搬送経路Rに送り出される。搬送経路Rに送り出された記録紙Sは、レジストローラ9によってタイミングを計られて、二次転写ローラ5eとそれに対向する駆動ローラ5bとの間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ5eに、転写ベルト5a上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。
そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって転写ベルト5a上のトナー画像が記録紙S上に一括して転写される。トナー画像が転写された記録紙Sは定着装置10へと搬送され、定着ベルト21と加圧ローラ22とによって形成されるニップ部Nを通過する。このニップ部Nを通過する際に、記録紙Sが定着ベルト21により加熱されるとともに、加圧ローラ22によって加圧されてトナー画像が記録紙Sに定着される。
従来の摺動部材の場合、摺動部材の繊維が図5に示した摺動部材の拡大図である図7(b)のように縦横同じ割合(例えば、単位面積当たりの第1の繊維である縦糸および第2の繊維である横糸の数が同じ)であって、縦糸および横糸の太さが同じように織り込まれているため、横糸方向、縦糸方向に同等の量の潤滑剤が移動していた。横糸方向に流れた潤滑剤は、摺動部材の端部から漏れ出してしまうことになり、摺動部の潤滑剤を減らすこととなっていた。本発明の構成とすることにより、定着ベルトの摺動抵抗を低く保ちつつ、潤滑剤の漏れを防止することができる。以下、本発明の構成について具体的に記載する。
[実施例1]
本発明の実施例1を図8に示す。図8(a)、(b)に示すように、摺動部材25に対して、定着ベルト21が矢印で示すベルト回転方向に摺動するので、定着ベルト21の内周面に付着している潤滑剤は、白抜矢印Aで示すように、ベルト回転方向に沿って移動する。摺動方向に対して、平行な縦糸が横糸に対して織り込み間隔が広く、横糸による拘束力が小さいため横糸方向に広がる。結果的に縦糸部分の方が横糸部分よりも面積が広くなり、潤滑剤保持量が増える。すなわち、ニップ面の潤滑剤が沿って流れる摺動方向に対して平行な縦糸が、摺動方向に対して垂直に配置された横糸よりも、単位面積当たり多くの潤滑剤を保持するように織り込まれている。縦糸に保持された潤滑剤は、ストレス無く摺動方向に進むため、横方向に移動しにくく、潤滑剤漏れが発生しにくくなる。なお、図9に示す実施例2と、本実施例1とを組み合わせることにより、潤滑油漏れの発生を防止しつつ、一層、上記縦糸が上記横糸よりも、単位面積当たり多くの潤滑剤を保持するように構成してもよい。
[実施例2]
本発明の実施例2を図9に示す。図9(a)の矢印方向に定着ベルト21が回転すると、定着ベルト21は、摺動部材25上を摺動する。この摺動の際に、摺動部材25に塗布されている潤滑剤は、図9(b)に示すように、白抜矢印Aで示す方向、白抜矢印Bで示す方向に移動する。摺動方向に平行な縦糸が太くなっているため、縦糸と縦糸の間に潤滑剤が保持されやすく、定着ベルトの進行方向に向かって潤滑剤が流れるため、白抜矢印B方向に進む潤滑剤はごくわずかとなり、摺動部材の漏れ出しを防止する。
[実施例3]
本発明の実施例3を図10に示す。図10(a)、(b)では、摺動方向に対して平行な縦糸の比率を横糸に対して多く、または横糸の比率を縦糸に対して少なく(例えば、単位面積当たりの第1の繊維である縦糸および第2の繊維である横糸の数を少なく)している。そのため、図9に示した実施例2の場合に比べて、さらに横糸による拘束力が小さくなるため、縦糸が横方向に移動しにくくなり、より一層潤滑剤漏れが発生しにくくなる。なお、本実施例3と、実施例2又は実施例3とを組み合わせるか、若しくは、実施例2と実施例3の両方と組み合わせることにより、潤滑油漏れの発生を防止しつつ、さらに一層、上記縦糸が上記横糸よりも、単位面積当たり多くの潤滑剤を保持するように構成してもよい。
[実施例4]
本発明の実施例4を図11に示す。この構成では、畳の一般的な織り方を真似て繊維を織り込んでおり、繊維は摺動方向に平行な縦糸しか表側(すなわち、定着ベルト21側)に出てこないため、摺動方向に垂直な向き(白抜矢印B)への潤滑剤の移動はほぼ無くなる。畳の織り方では断面(c)に示す横方向の繊維は、1本で形成されているが本実施形態においては、強度を保つために縦糸よりも太い繊維とするか、1本ではなく複数本の横糸を通す。
[実施例5]
本発明の実施例5を図12に示す。この構成でも畳の織り方を真似ているが、実施例4で示した畳の一般的な織り方ではなく、目積織りという織り方を採用している。縦糸の折り目一つに対して、横糸が1箇所で良いため、実施例4に記載の織り方よりも簡単に摺動部材を織ることができる。
なお、上記に示した畳の織り方以外にも、例えば、諸目織、大目織等、縦糸のみを表側に出す織り方により織り込まれているものであれば、上記同様に適用することができる。なお、実施例4または実施例5において、図8〜図10に示した各実施例の場合と同様に、これらの実施例の一部または全部とを組み合わせることにより、潤滑剤の漏れを防止しつつ、上記縦糸が上記横糸よりも、単位面積当たり多くの潤滑剤を保持するように構成してもよい。
上記各実施例に示した構成により、摺動部材25の耐久性が高められる。したがって、摺動部材25が高寿命となり、比較的長い経時に渡って定着装置10が稼働しても、潤滑剤の漏れによるトルク負荷の上昇や周辺の構成要素の汚損の問題が解消されるという効果が得られる。
1 カラー画像形成装置(画像形成装置)
10 100、200 定着装置
21 定着ベルト(定着部材)
22 加圧ローラ(加圧部材)
23、123、223 ヒータ(熱源)
24、74、124、224 ニップ形成部材
25、25A、75、125、225 摺動部材
41、41A、81 加圧面部
42、42A、43、43A、82、83 非加圧面部
52 第1の傾斜溝
54、56 第2の傾斜溝
61 縦糸
62 横糸
N ニップ部(ニップ)
S 記録紙(記録媒体)
特開2014−164245号公報 特開2014−186303号公報

Claims (11)

  1. 回転可能に構成され記録媒体の未定着像を定着させる定着部材と、前記定着部材を外周側で加圧する加圧部材と、前記定着部材の内周側で前記加圧部材と対向してニップを形成するニップ形成部材と、前記定着部材と前記ニップ形成部材との間に配置され、潤滑剤が塗布された摺動部材と、を備え、
    前記摺動部材が、摺動方向に対して平行に配置された複数の第1の繊維からなる第1繊維束と、摺動方向に対して垂直に配置された複数の第2の繊維からなる第2繊維束とにより構成され、
    前記定着部材側に出ている前記第1繊維束の繊維長さが、前記定着部材側に出ている前記第2繊維束の繊維長さよりも長くなる織り込み間隔で織り込まれていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記摺動部材は、前記第1の繊維を、前記第2の繊維よりも太くすることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    前記摺動部材は、前記第2の繊維の単位面積当たりの本数を、前記第1の繊維の単位面積当たりの本数よりも少なくすることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記摺動部材は、前記第1の繊維のみが前記定着部材側に出るように織り込まれていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置において、
    前記摺動部材は、前記第1の繊維と前記第2の繊維とが、目積織りにより織り込まれていることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 回転可能に構成され記録媒体の未定着像を定着させる定着部材と、前記定着部材を外周側で加圧する加圧部材と、前記定着部材の内周側で前記加圧部材と対向してニップを形成するニップ形成部材と、前記定着部材と前記ニップ形成部材との間に配置され、潤滑剤が塗布された摺動部材と、を備えた定着装置で用いられる前記摺動部材であって、
    摺動方向に対して平行に配置された複数の第1の繊維からなる第1繊維束と、摺動方向に対して垂直に配置された複数の第2の繊維からなる第2繊維束とにより構成され、
    前記定着部材側に出ている前記第1繊維束の繊維長さが、前記定着部材側に出ている前記第2繊維束の繊維長さよりも長くなる織り込み間隔で織り込まれていることを特徴とする摺動部材。
  8. 請求項7に記載の摺動部材において、
    前記第1の繊維を、前記第2の繊維よりも太くすることを特徴とする摺動部材。
  9. 請求項7または8に記載の摺動部材において、
    前記第2の繊維の単位面積当たりの本数を、前記第1の繊維の単位面積当たりの本数よりも少なくすることを特徴とする摺動部材。
  10. 回転可能に構成され記録媒体の未定着像を定着させる定着部材と、前記定着部材を外周側で加圧する加圧部材と、前記定着部材の内周側で前記加圧部材と対向してニップを形成するニップ形成部材と、前記定着部材と前記ニップ形成部材との間に配置され、潤滑剤が塗布された摺動部材と、を備え、
    前記摺動部材が、摺動方向に対して平行に配置された複数の第1の繊維からなる第1繊維束と、摺動方向に対して垂直に配置された複数の第2の繊維からなる第2繊維束とにより構成され、
    前記定着部材側に出ている前記第1繊維束の面積が、前記定着部材側に出ている前記第2繊維束の面積よりも広くなる織り込み間隔で織り込まれていることを特徴とする定着装置。
  11. 回転可能に構成され記録媒体の未定着像を定着させる定着部材と、前記定着部材を外周側で加圧する加圧部材と、前記定着部材の内周側で前記加圧部材と対向してニップを形成するニップ形成部材と、前記定着部材と前記ニップ形成部材との間に配置され、潤滑剤が塗布された摺動部材と、を備えた定着装置で用いられる前記摺動部材であって、
    摺動方向に対して平行に配置された複数の第1の繊維からなる第1繊維束と、摺動方向に対して垂直に配置された複数の第2の繊維からなる第2繊維束とにより構成され、
    前記定着部材側に出ている前記第1繊維束の面積が、前記定着部材側に出ている前記第2繊維束の面積よりも広くなる織り込み間隔で織り込まれていることを特徴とする摺動部材。
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