JP4126875B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4126875B2
JP4126875B2 JP2001000933A JP2001000933A JP4126875B2 JP 4126875 B2 JP4126875 B2 JP 4126875B2 JP 2001000933 A JP2001000933 A JP 2001000933A JP 2001000933 A JP2001000933 A JP 2001000933A JP 4126875 B2 JP4126875 B2 JP 4126875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
recording medium
belt
toner
fixing belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001000933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002207380A (ja
Inventor
泰寛 大野
敏哉 夏原
央一 佐野
賢 谷野
好博 福畑
正三 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2001000933A priority Critical patent/JP4126875B2/ja
Priority to US10/032,574 priority patent/US6476357B2/en
Publication of JP2002207380A publication Critical patent/JP2002207380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4126875B2 publication Critical patent/JP4126875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2025Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2041Heating belt the fixing nip being formed by tensioning the belt over a surface portion of a pressure member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機やプリンター等の画像形成装置において、記録媒体に供給されたトナーを記録媒体に定着させるのに使用する定着装置に係り、特に、トナーが供給された記録媒体を回転する一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させるようになった定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機やプリンター等の画像形成装置においては、記録媒体上にトナーを供給し、このトナーを定着装置によって記録媒体に定着させることが行われていた。
【0003】
ここで、このような定着装置として、従来においては、一般に図1に示すように、トナーtが供給された記録媒体1を一対の定着用ローラ2,3間に導き、この一対の定着用ローラ2,3間においてトナーtを記録媒体1に定着させるようにしていた。
【0004】
また、このように一対の定着用ローラ2,3間においてトナーtを記録媒体1に定着させるにあたり、トナーtが記録媒体1に十分に定着されるように、各定着用ローラ2,3内に加熱装置4,5を設けると共に、各定着用ローラ2,3の外周部に弾性層2a,3aを設け、上記の加熱装置4,5によって各定着用ローラ2,3を加熱させると共に、定着用ローラ2,3を圧接させて、各定着用ローラ2,3の外周部に設けられた弾性層2a,3a間におけるニップ部分の長さを長くし、トナーtが十分に加熱,加圧されて記録媒体1に定着されるようにしていた。
【0005】
一方、近年においては、上記のような画像形成装置の高速化が図られ、トナーtを速い速度で十分に記録媒体1に定着させることが必要になり、またフルカラー画像形成装置においては、記録媒体1上に複数色のトナーtが供給されてトナーtの層が厚くなり、このように層が厚くなったトナーtを記録媒体1に十分に定着させることが必要になった。
【0006】
ここで、上記のような定着装置において、トナーtを速い速度で十分に記録媒体1に定着させたり、層が厚くなったトナーtを記録媒体1に十分に定着させるためには、上記の定着用ローラ2,3間において、トナーtを加熱,加圧するニップ部分の長さをさらに長くすることが必要になった。
【0007】
そして、このように定着用ローラ2,3間におけるニップ部分の長さを長くするためには、上記の各定着用ローラ2,3の径を大きくしたり、各定着用ローラ2,3の外周部に設ける弾性層2a,3aを厚くする等の方法が考えられる。
【0008】
しかし、上記のように定着用ローラ2,3の径を大きくした場合には、定着装置が大型化したり、記録媒体1がトナーtと接触する定着用ローラ2に巻き付きやすくなるという問題があり、また定着用ローラ2,3の外周部に設ける弾性層2a,3aを厚くした場合には、各定着用ローラ2,3の外周面まで熱が伝わりにくくなり、トナーtを十分に加熱することができなくなって、記録媒体1にトナーtが十分に定着されなくなったり、また各定着用ローラ2,3の外周面を十分に加熱するために、大きな電力が必要になって、ランニングコストが高く付く等の問題があった。
【0009】
また、近年においては、特開平9−114283号公報に示されるように、加熱ローラと複数の支持ローラに無端状の定着用ベルトを掛け渡し、この定着用ベルトを介して加熱ローラを加圧ローラに押し付けると共に、さらに下流側において定着用ベルトを圧接部材により加圧ローラに押し付け、定着用ベルトと加圧ローラとのニップ領域を長くして、このニップ領域においてトナーを記録媒体に定着させるようにしたベルト定着装置が提案されている。
【0010】
しかし、このようなベルト定着装置の場合、定着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡して移動させるため、定着装置が大きくなって、画像形成装置が大型化するという問題があり、また上記のように定着用ベルトが加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡して移動している間に、この定着用ベルトが冷却されてしまい、トナーを十分に加熱させて記録媒体に定着させることができなくなったり、またトナーを記録媒体に十分に定着させるため、加熱ローラによって定着用ベルトを加熱させる条件を強くすることが必要になって、ランニングコストが高く付いたり、さらに定着用ベルトを介して複数の支持ローラを加熱させるために、ウオーミングアップに時間を要する等の問題があった。
【0011】
また、従来のベルト定着装置の場合には、ベルトとローラとのニップ部において、記録媒体がカールしたり皺が発生したりし、さらに巻き付きやジャムを発生する問題もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、記録媒体に供給されたトナーを記録媒体に定着させる定着装置における上記のような問題を解決することを課題とするものであり、トナーが供給された記録媒体を回転する一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させるにあたり、定着装置が大型化したり、ランニングコストが高く付いたりするということがなく、記録媒体に供給されたトナーが記録媒体に十分に定着されるようにすることを課題としている。
【0013】
さらに、従来のベルト定着装置の場合のように、記録媒体がカールしたり皺が発生したりするのを抑制し、巻き付きやジャムが発生しにくい定着装置を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明における定着装置においては、上記のような課題を解決するため、トナーが供給された記録媒体を加熱された一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させる定着装置において、一方の定着用ローラの外周にこの定着用ローラよりも周長が長くなった可撓性の定着用ベルトを設け、この定着用ベルトの内周側にはこの一方の定着用ローラのみを配置させ、この定着用ベルトを介して上記の一対の定着用ローラを圧接させると共に、この圧接されたニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側において上記の定着用ベルトにたるみ部を形成し、この定着用ベルトのたるみ部を他方の定着用ローラの外周面に接触させるようにしたのである。
【0015】
そして、この発明における定着装置においては、トナーが供給された記録媒体の面と対向する一方の定着用ローラに設けられた加熱装置により、この定着用ローラを介して定着用ベルトを加熱すると共に、この定着用ベルトを介して一対の定着用ローラが圧接されたニップ部分において、加熱された定着用ベルトと他方の定着用ローラとにより記録媒体を挟持し、記録媒体に供給されたトナーを加熱,加圧して記録媒体に定着させ、さらにこのニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側において、上記の定着用ベルトのたるみ部と他方の定着用ローラとの接触部分でトナーを記録媒体に定着させるようになっている。
【0016】
このため、この発明における定着装置においては、記録媒体に供給されたトナーが記録媒体に十分に定着されるようになる。
【0017】
また、この発明の定着装置においては、上記のように定着用ベルトを一方の定着用ローラの外周に設け、この定着用ベルトの内周側にはこの一方の定着用ローラのみを配置させ、上記のニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側においてたるみ部を形成しているだけであるため、定着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡して移動させるようにした従来のベルト定着装置のように、定着装置が大きくなるということがなく、また定着用ベルト全体を加熱するのに時間がかかったり、加熱ローラと複数の支持ローラとの間を移動している途中に定着用ベルトが冷却されるということもなく、定着用ベルトが速やかに十分に加熱され、ランニングコストが高く付いたり、ウォーミングアップに時間を要するということもない。
【0018】
また、上記のようにしてトナーが記録媒体に定着された後、上記の接触部分から記録媒体が離れる段階では、定着用ベルトの曲率が小さくなると共に、記録媒体に定着されたトナーがある程度冷却された状態になって、トナーが定着用ベルトに付着するのが抑制されると共に、記録媒体が定着用ベルトから分離されやすくなり、記録媒体が定着用ベルトに巻き付くのも防止されるようになる。
【0019】
また、この発明の定着装置において、上記の一対の定着用ローラにおける少なくとも1つの定着用ローラの外周部に弾性層を設けると、定着用ベルトを介して一対の定着用ローラを圧接された場合におけるニップ部分の長さが長くなり、記録媒体に供給されたトナーがさらに記録媒体に十分に定着されるようになる。
【0020】
また、この発明の定着装置において、上記のように定着用ベルトを介して一対の定着用ローラを圧接させた場合における上記のニップ部分から定着用ベルトのたるみ部が他方の定着用ローラの表面に接触された接触部分までの間に変曲点を持つようにすると、この変曲点を境にして記録媒体に逆の方向の曲げ力が加わるようになり、記録媒体のカールや皺の原因となる記録媒体の曲がりが抑制されて通紙性が向上するために、記録媒体が定着用ベルトや定着ローラに巻き付くのが一層防止され、ジャム等の通紙トラブルが発生するのが減少する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態に係る定着装置を、添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0022】
この実施形態における定着装置においては、図2に示すように、円筒状になった芯金11a,12aの外周面に弾性層11b,12bが設けられた一対の定着用ローラ11,12を対向するように設け、トナーtが供給された記録媒体1の面と対向する一方の定着用ローラ11の外周に、この定着用ローラ11よりも周長が長くなった可撓性の定着用ベルト13を設けると共に、各定着用ローラ11,12の内部にハロゲンヒータ等の加熱装置14,15を設けている。
【0023】
そして、この定着用ベルト13を介して上記の一対の定着用ローラ11,12を圧接させてニップ部分を形成する共に、円柱状になった押さえ部材16により定着用ベルト13を上記の一方の定着用ローラ11の軸方向に沿ってこの定着用ローラ11の外周面に押し付け、上記のニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側において、この定着用ベルト13を定着用ローラ11の外周面から離してたるみ部を形成し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させるようにしている。
【0024】
ここで、上記のように一対の定着用ローラ11,12を圧接させてニップ部分を形成するにあたっては、定着用ベルト13が設けられていない他方の定着用ローラ12の弾性層12bが定着用ベルト13が設けられた一方の定着用ローラ11の弾性層11bより大きく凹んで、上記のニップ部分から定着用ベルト13のたるみ部が他方の定着用ローラ12の外周面と接触した接触部分までの間に変曲点Pを持つようにしている。
【0025】
ここで、この実施形態の定着装置によって記録媒体1に供給されたトナーtを記録媒体1に定着させるにあたっては、上記の各加熱装置14,15によって各定着用ローラ11,12及び定着用ベルト13を加熱させると共に、各定着用ローラ11,12の回転にともなって、定着用ベルト13を一方の定着用ローラ11の外周側で移動させるようにする。
【0026】
そして、トナーtが供給された記録媒体1の面が上記の定着用ベルト13と接触するようにして、記録媒体1を定着用ベルト13と他方の定着用ローラ12との間に導き、上記のニップ部分において加熱された定着用ベルト13と他方の定着用ローラ12との間でトナーtが供給された記録媒体1をニップし、記録媒体1に供給されたトナーtを加熱,加圧して記録媒体1に定着させ、さらにこのニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側において、定着用ベルト13のたるみ部と他方の定着用ローラ12とが接触する接触部分においても記録媒体1をニップして、トナーtを記録媒体1に定着させるようにする。
【0027】
このようにすると、トナーtが供給された記録媒体1が定着用ベルト13と他方の定着用ローラ12とにより長くニップされて、記録媒体1に供給されたトナーtが記録媒体1に十分に定着されるようになる。
【0028】
そして、このようにしてトナーtが記録媒体1に定着された後、この記録媒体1が上記の接触部分から離れる段階では、定着用ベルト13の曲率が小さくなっていると共に、定着用ベルト13の温度がある程度低くなって、記録媒体1に定着されたトナーtもある程度冷却され、トナーtが定着用ベルト13に付着するのが抑制されると共に、記録媒体1が定着用ベルト13からうまく分離されるようになり、記録媒体1が定着用ベルト13に巻き付くのが防止される。
【0029】
また、この実施形態の定着装置においては、上記のようにニップ部分から定着用ベルト13のたるみ部が他方の定着用ローラ12の外周面と接触した接触部分までの間に変曲点Pを持つようにしているため、この変曲点Pを境にして記録媒体1に逆の方向の曲げ力が加わるようになり、記録媒体1の曲がりが抑制されると共に、記録媒体1が定着用ベルト13に巻き付くのがより一層防止される。
【0030】
ここで、この実施形態の定着装置において、上記の各定着用ローラ11,12における芯金11a,12aとしては、機械的強度や熱伝導性に優れた材料で構成されたものを用いることが好ましく、例えば、アルミニウム、SUS、鉄、銅、真鍮等の金属及びこれらの合金、セラミック、繊維強化金属等の材料で構成されたものを用いることができる。
【0031】
また、芯金11a,12aの外周面に設ける弾性層11b,12bの材料としては、公知の弾性材料を使用することができ、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることができるが、表面張力が小さく、弾性及び熱的安定性に優れているシリコーンゴムを用いることが好ましい。そして、このようなシリコーンゴムとしては、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴム等を用いることができ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)等を用いることができる。
【0032】
また、これらの弾性層11b,12bが変形して適切なニップ部分が形成されるようにすると共に、熱効率を高めるためには、これらの弾性層11b,12bのゴム硬度が、好ましくはJIS A硬度で1〜30度、より好ましくは1〜10度になるようにする。
【0033】
そして、このような弾性層11b,12bを芯金11a,12aの外周面に設けるにあたり、弾性層11b,12bの厚みが厚くなり過ぎると、加熱装置14,15による熱が定着用ローラ11,12の外周面に伝わりにくくなり、上記の定着用ベルト13を所定の温度に加熱するのに大きな電力や時間を要するようになるため、弾性層11b,12bの厚みが好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下になるようにする。一方、弾性層11b,12bの厚みが薄くなりすぎると、上記のように定着用ローラ11,12を圧接させた場合におけるニップ部分の長さが短くなって、記録媒体1に対してトナーtを十分に定着させることができなくなるおそれがある。このため、弾性層11b,12bの厚みを、0.1〜2.0mmの範囲にすることが好ましいが、さらに熱効率を高めるために、必要に応じて、定着用ベルト13を掛け渡して定着用ローラ11における弾性層11bをなくすことも可能である。
【0034】
また、上記のように一対の定着用ローラ11,12を圧接させた場合に、定着用ベルト13が設けられていない他方の定着用ローラ12の弾性層12bが定着用ベルト13が設けられた一方の定着用ローラ11の弾性層11bより大きく凹んで、変曲点Pが形成されるようにするためには、例えば、他方の定着用ローラ12の弾性層12bを、一方の定着用ローラ11の弾性層11bよりも柔らかい弾性材料で構成したり、他方の定着用ローラ12の弾性層12bの厚みが、一方の定着用ローラ11の弾性層11bの厚みより大きくしたり、これらを組み合わせて調整することができる。
【0035】
ここで、他方の定着用ローラ12の弾性層12bを、一方の定着用ローラ11の弾性層11bよりも柔らかい弾性材料で構成するにあたり、両弾性層11b,12bにおけるゴム硬度の差が少ないと、うまく凹形状になったニップ部分が形成されなくなる一方、ゴム硬度の差が大きくなり過ぎると、他方の定着用ローラ12の弾性層12bにおける凹みが大きくなり過ぎて、記録媒体1にトナーtを定着させる際に、記録媒体1にしわが発生するため、両弾性層11b,12bにおけるゴム硬度の差が、JIS A硬度で1〜20度、好ましくは5〜10度の範囲になるようにする。
【0036】
また、他方の定着用ローラ12の弾性層12bの厚みが、一方の定着用ローラ11の弾性層11bの厚みより大きくなるようにするにあたっては、両弾性層11b,12bにおける厚みの差が少ないと、うまく凹形状になったニップ部分が形成されなくなる一方、両弾性層11b,12bにおける厚みの差が大きくなり過ぎると、他方の定着用ローラ12の弾性層12bにおける凹みが大きくなり過ぎて、記録媒体1にトナーtを定着させる際に、記録媒体1にしわが発生するため、両弾性層11b,12bにおける厚みの差を0.2〜3mm、好ましくは0.5〜2mmの範囲になるようにする。
【0037】
また、定着用ローラ11,12における弾性層11b,12bのゴム硬度と厚みとをそれぞれ変更させて調整することもできる。
【0038】
なお、上記の一方の定着用ローラ11の外周部に弾性層11bを設けないようにすることも可能であるが、この場合には、一対の定着用ローラ11,12間におけるニップ部分の長さを十分に確保することが困難になるため、他方の定着用ローラ12の弾性層12bの厚みを0.5〜3mm、好ましくは1〜2mmの範囲になるようにする。
【0039】
また、上記のように弾性層11b,12bを芯金11a,12aの外周面を設けるにあたっては、例えば、弾性層11b,12bに用いるゴム等の材料を用いた塗液を調製し、この塗液を公知のコーティング法によって芯金11a,12aの外周面に塗布し、これを乾燥させて設けることができる。ここで、このようなコーティング法としては、例えば、ニーダーコーティング法、バーコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法、ディップコーティング法等が挙げられ、生産性等の点からは、ディップコーティング法を用いることが好ましい。
【0040】
一方、上記の定着用ベルト13としては、様々なベルトを用いることができ、例えば、図3に示すように、ベルト基材13aの表面に離型層13bを設けたものや、図4に示すように、ベルト基材13aと離型層13bとの間に弾性層13cを設けたものを用いることができる。
【0041】
ここで、上記のベルト基材13aの材料としては、例えば、熱硬化性ポリイミド,熱可塑性ポリイミド,ポリアミド,ポリアミドイミド等のポリマーや、ステンレス,ニッケル,銅等の金属を用いることができ、定着用ベルト13における耐熱性,耐摩耗性,耐薬品性等を高める点からは、熱硬化性ポリイミドで構成されたベルト基材13aを用いることが好ましい一方、定着用ベルト13が速やかに均一に加熱されるようにするためには、ステンレス,ニッケル,銅等の金属で構成されたベルト基材13aを用いることが好ましい。
【0042】
また、上記の離型層13bの材料としては、トナーtの付着性が低いものを用いることが好ましく、例えば、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂等を用いることができ、特に、フッ素樹脂を用いることが好ましい。
【0043】
ここで、離型層13bに使用するフッ素樹脂としては、例えば、パーフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリエチレン・テトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロ三フッ化エチレン(PCTFE)、フッ化ビニル(PVF)等を用いることができ、また離型層13bに使用するフッ素ゴムとしては、例えば、フッ化ビニリデン系ゴム、フルオロシリコーン系ゴム、テトラフルオロエチレン・プロピレン系ゴム、フルオロフォスファゼン系ゴム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロビニルエーテル系(パーフルオロ系)ゴム等を用いることができる。
【0044】
また、定着用ベルト13における弾性層13cの材料としては、上記の定着用ローラ11,12に設ける弾性層11b,12bの場合と同様の弾性材料を用いることができる。
【0045】
ここで、上記のように定着用ベルト13の表面に離型層13bや弾性層13cを設けるにあたっては、定着用ローラ11,12に弾性層11b,12bを設ける場合と同様に、離型層13bや弾性層13cの材料を用いた塗液を調製し、この塗液を公知のコーティング法によって塗布し、これを乾燥させて設けることができる。
【0046】
そして、このような定着用ベルト13において、その厚みが厚くなると、一般に定着用ベルト13の柔軟性が低下したり、定着用ベルト13を加熱するのに大きな電力や時間を要するようになる一方、その厚みが薄くなりすぎると、上記のように定着用ローラ11,12を圧接させた場合においてニップ部分における定着用ベルト13の変形が少なく、トナーtが十分に押圧されなくなるおそれがあるため、この定着用ベルト13の厚みを50〜500μm、望ましくは100〜300μmにし、またこの定着用ベルト13が速やかに加熱されるようにするためには、200μm以下になるようにする。
【0047】
また、この定着用ベルト13において、上記のベルト基材13aの厚みが厚くなりすぎると、定着用ベルト13の柔軟性が低下するため、その厚みを100μm以下、好ましくは10〜70μmの範囲になるようにする。
【0048】
また、上記のように離型層13bを設ける場合には、その厚みを、通常5〜100μmの範囲にし、好ましくは10〜30μmの範囲にする。
【0049】
さらに、図4に示すように、ベルト基材13aと離型層13bとの間に弾性層13cを設ける場合において、この弾性層13cの厚みが厚くなると、定着用ベルト13を加熱するのに大きな電力や時間を要するようになるため、この弾性層13cの厚みを、通常は500μm以下にするのが好ましく、より好ましくは300μm以下にする。
【0050】
一方、この弾性層13cの厚みを厚くした場合、定着用ローラ11,12を圧接させたニップ部分においてこの弾性層13cが変形して、定着用ベルト13が記録媒体1上におけるトナーtとうまく接触して、トナーtが記録媒体11に十分に定着されるようになり、複数色のトナーtが供給されてトナーtの層が厚くなった場合においても、トナーtが記録媒体1に十分に定着されて良好なフルカラー画像が得られるようになるため、フルカラー画像を得る場合には、弾性層13cの厚みを100μm以上にすることが好ましい。
【0051】
また、この実施形態の定着装置において、上記のように記録媒体1に供給されたトナーtを記録媒体1に定着させるにあたり、トナーtが定着用ベルト13に付着してオフセットが生じるのを抑制すると共に、記録媒体1が定着用ベルト13から適切に分離されるようにするため、トナーtと接触する定着用ベルト13の表面にシリコーンオイルやフッ素オイル等の離型剤を供給させるようにしてもよい。
【0052】
また、この実施形態の定着装置において、定着用ベルト13の温度を適切に制御するため、サーミスタや温度センサ等によって定着用ベルト13の温度を測定し、これに基づいて、各種の制御装置(図示せず)により上記の加熱装置14,15を制御させるようにしてもよい。
【0053】
また、この実施形態における定着装置においては、定着用ベルト13を介して一対の定着用ローラ11,12を圧接させたニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側において、この定着用ベルト13にたるみ部を形成し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させるにあたり、円柱状になった押さえ部材16により定着用ベルト13を定着用ローラ11の軸方向に沿ってこの定着用ローラ11の外周面に押し付けるようにしたため、定着用ベルト13に加わるストレスが少なくてすみ、長期の使用に耐えることができると共に、この押さえ部材16に定着用ベルト13の熱が奪われることも少なくなる。また、定着用ベルト13を速やかに加熱させるため、この押さえ部材16の内部にハロゲンランプ等の加熱装置(図示せず)を設けるようにしたり、この押さえ部材16の表面に複数の溝(図示せず)を設けて定着用ベルト13に対する摩擦力を調整するようにしたり、この押さえ部材16にクリーニング機能やオイル塗布機能等を設け、この押さえ部材16によって定着用ベルト13の汚れを除去したり、定着用ベルト13に離型性のオイルを塗布して、トナーtが定着用ベルト13に付着するのを防止するようにしてもよい。
【0054】
なお、定着用ベルト13にたるみ部を形成し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させる方法は、特に上記のような方法に限定されず、例えば、図5に示すように、円弧状になった押さえ部材16aにより、たるみ部を形成しない部分において定着用ベルト13を上記の定着用ローラ11の外周面に押し付けるようにし、定着用ベルト13が定着用ローラ11の外周面に押し付けられていないニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側にたるみ部を形成し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させるようにすることも可能である。このようにすると、ニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側に定着用ベルト13のたるみ部が安定して形成されるようになる。
【0056】
次に、上記の図2に示す定着装置において、各定着用ローラ11,12の外周部に設ける弾性層11b,12bの種類を変更させて、記録媒体1上にトナーtを定着させる実験を行い、各定着用ローラ11,12の外周部に設ける好ましい弾性層11b,12bの組み合わせについて検討を行った。
【0057】
(実験例1)
この実験例においては、定着用ベルト13として、内径が65mmで、厚みが50μmになったベルト基材13aの表面側に、厚みが200μmになったゴム製の弾性層13cと厚みが30μmになったパーフルオロアルコキシフッ素樹脂製の離型層13bが設けられたものを用いるようにした。
【0058】
また、この定着用ベルト13を外周に設ける一方の定着用ローラ11及び他方の定着用ローラ12としては、それぞれ外径が60mmになったものを用いるようにした。
【0059】
そして、一方の定着用ローラ11の外周部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれゴム硬度が10度の弾性層11b,12bを設けるようにし、下記の表1に示すように、一方の定着用ローラ11の外周部に設ける弾性層11bの厚みD1を0mm,0.1mm,2.0mmにする一方、他方の定着用ローラ12の外周部に設ける弾性層12bの厚みD2を変更させて、他方の定着用ローラ12における弾性層12bの厚みD2と一方の定着用ローラ11における弾性層11bの厚みD1との差(D2−D1)を変更させた。
【0060】
そして、定着温度を180℃、定着速度を200mm/secにして、それぞれ1000枚のA4サイズの記録媒体1に対してトナーtを定着させて、定着性能の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0061】
ここで、定着性能の評価については、1000枚の定着中において記録媒体に全く皺やカールが発生しなかった場合を◎、1,2枚の記録媒体に皺やカールが発生した場合を○、2〜10枚の記録媒体に皺やカールが発生するか1,2回のジャムが生じた場合を△、10枚以上の記録媒体に皺やカールが発生するか3回以上のジャムが生じた場合を×で示した。
【0062】
【表1】
Figure 0004126875
【0063】
この結果、一方の定着用ローラ11の外周部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれゴム硬度が10度の弾性層11b,12bを設けた場合において、両弾性層11b,12bにおける厚みの差(D2−D1)を0.2〜3mmの範囲にすると、記録媒体1に皺やカールが発生するのが抑制された。
【0064】
また、一方の定着用ローラ11の外周部に弾性層11bを設けないようにした場合には、他方の定着用ローラ12の弾性層12bの厚みを0.5〜3mmの範囲にすると、記録媒体1に皺やカールが発生するのが抑制された。
【0065】
(実験例2)
この実験例においても、定着用ベルト13として、上記の実験例1と同じものを用いると共に、一方の定着用ローラ11及び他方の定着用ローラ12としては、それぞれ外径が60mmになったものを用いるようにした。
【0066】
そして、一方の定着用ローラ11の外周部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれ1mmになった弾性層11b,12bを設けるようにし、下記の表2に示すように、一方の定着用ローラ11の外周部に設ける弾性層11bのゴム硬度S1を1度,10度,30度にする一方、他方の定着用ローラ12の外周部に設ける弾性層12bのゴム硬度S2を変更させて、一方の定着用ローラ11における弾性層11のゴム硬度S1と他方の定着用ローラ12における弾性層12bのゴム硬度S2との差(S1−S2)を変更させた。
【0067】
そして、上記の実験例1の場合と同様に、定着温度を180℃、定着速度を200mm/secにして、それぞれ1000枚のA4サイズの記録媒体1に対してトナーtを定着させて、定着性能の評価を行い、その結果を表2に示した。
【0068】
【表2】
Figure 0004126875
【0069】
この結果、一方の定着用ローラ11の外周部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれ厚みが1mmの弾性層11b,12bを設けた場合において、両弾性層11b,12bにおけるゴム硬度の差(S1−S2)を1〜20度の範囲にすると、記録媒体1に皺やカールが発生するのが抑制された。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明における定着装置においては、トナーが供給された記録媒体を加熱された一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させるにあたり、一方の定着用ローラの外周にこの定着用ローラよりも周長が長くなった可撓性の定着用ベルトを設け、この定着用ベルトの内周側にこの一方の定着用ローラのみを配置させ、この定着用ベルトを介して上記の一対の定着用ローラを圧接させると共に、この圧接されたニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側において上記の定着用ベルトにたるみ部を形成し、この定着用ベルトのたるみ部を他方の定着用ローラの外周面に接触させるようにしたため、記録媒体に供給されたトナーが速やかに記録媒体に十分に定着されるようになった。
【0071】
また、この発明の定着装置においては、上記のように定着用ベルトを一方の定着用ローラの外周に設け、この定着用ベルトの内周側にはこの一方の定着用ローラのみを配置させ、上記のニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側においてたるみ部を形成しているだけであるため、定着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡して移動させるようにした従来のベルト定着装置のように、定着装置が大きくなるということがなく、また定着用ベルト全体を加熱するのに時間がかかったり、加熱ローラと複数の支持ローラとの間を移動している途中に定着用ベルトが冷却されるということもなく、定着用ベルトが速やかに十分に加熱されるようになり、ランニングコストが安くなると共に、ウォーミングアップに要する時間も短くなった。
【0072】
さらに、この発明の定着装置においては、上記のようにしてトナーが記録媒体に定着された後、上記の接触部分から記録媒体が離れる段階では、定着用ベルトの曲率が小さくなると共に、記録媒体に定着されたトナーがある程度冷却された状態になっているため、記録媒体が定着用ベルトから分離されやすくなり、トナーが定着用ベルトに付着したり、記録媒体が定着用ベルトに巻き付くのが防止されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トナーが供給された記録媒体を一対の定着用ローラ間に導いて、トナーを記録媒体に定着させるようにした従来の定着装置の概略説明図である。
【図2】 この発明の一実施形態に係る定着装置の概略説明図である。
【図3】 同実施形態の定着装置に用いる定着用ベルトを示した断面説明図である。
【図4】 同実施形態の定着装置に用いる定着用ベルトの変更例を示した断面説明図である。
【図5】 この発明の実施形態に係る定着装置において、一方の定着用ローラの外周に設けられた定着用ベルトにたるみ部を形成する場合の変更例を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
11,12 定着用ローラ
11b,12b 弾性層
13 定着用ベルト
14,15 加熱装置
16,16a 押さえ部材
P 変曲点

Claims (7)

  1. トナーが供給された記録媒体を加熱された一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させる定着装置において、一方の定着用ローラの外周にこの定着用ローラよりも周長が長くなった可撓性の定着用ベルトを設け、この定着用ベルトの内周側にはこの一方の定着用ローラのみを配置させ、この定着用ベルトを介して上記の一対の定着用ローラを圧接させると共に、この圧接されたニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側において上記の定着用ベルトにたるみ部を形成し、この定着用ベルトのたるみ部を他方の定着用ローラの外周面に接触させたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載した定着装置において、上記の一対の定着用ローラにおける少なくとも1つの定着用ローラの外周部に弾性層を設けたことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載した定着装置において、上記の定着用ベルトを介して一対の定着用ローラを圧接させた場合における上記のニップ部分から定着用ベルトのたるみ部が他方の定着用ローラの表面に接触された接触部分までの間に変曲点を有することを特徴とする定着装置。
  4. トナーが供給された記録媒体を回転する一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着させる定着装置において、少なくともトナーが供給された記録媒体の面と対向する一方の定着用ローラに加熱装置を設けると共に、この一方の定着用ローラよりも周長が長くなった可撓性の定着用ベルトをこの一方の定着用ローラの外周に設け、この定着用ベルトの内周側にはこの一方の定着用ローラのみを配置し、この定着用ベルトを介して上記の一対の定着用ローラを圧接させた場合に、この圧接されたニップ部分において他方の定着ローラの外周部が凹んだ状態になると共に、この凹んだニップ部分から変曲点を経て、記録媒体の送り方向下流側において上記の定着用ベルトがこの他方の定着ローラの外周面に沿うように接触していることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載した定着装置において、上記の一対の定着用ローラは外周部にそれぞれ弾性層が設けられ、定着用ベルトが外周に設けられた一方の定着用ローラにおける弾性層の硬度が他方の定着用ローラにおける弾性層の硬度よりも高くなっていることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項4又は5に記載した定着装置において、上記の一対の定着用ローラは外周部にそれぞれ弾性層が設けられ、定着用ベルトが外周に設けられた一方の定着用ローラにおける弾性層の厚みが他方の定着用ローラにおける弾性層の厚みよりも薄くなっていることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項4に記載した定着装置において、定着用ベルトが外周に設けられた一方の定着用ローラの外周部に弾性層を設けない一方、他方の定着用ローラの外周部に弾性層を設けたことを特徴とする定着装置。
JP2001000933A 2001-01-09 2001-01-09 定着装置 Expired - Fee Related JP4126875B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001000933A JP4126875B2 (ja) 2001-01-09 2001-01-09 定着装置
US10/032,574 US6476357B2 (en) 2001-01-09 2002-01-02 Fixing device provided with a fixing belt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001000933A JP4126875B2 (ja) 2001-01-09 2001-01-09 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002207380A JP2002207380A (ja) 2002-07-26
JP4126875B2 true JP4126875B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=18869629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001000933A Expired - Fee Related JP4126875B2 (ja) 2001-01-09 2001-01-09 定着装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6476357B2 (ja)
JP (1) JP4126875B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645753U (ja) * 1992-11-27 1994-06-21 三菱鉛筆株式会社 スタンプ用シート

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057983A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
US7024145B2 (en) * 2003-06-20 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Fixing device for fixing an unfixed toner image formed on a sheet-shaped recording medium
US20060067752A1 (en) * 2004-09-29 2006-03-30 Jichang Cao Belt fuser assembly with heated backup roll in an electrophotographic imaging device
JP4818826B2 (ja) * 2006-06-19 2011-11-16 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2008158054A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
WO2009031702A1 (ja) 2007-09-06 2009-03-12 Canon Kabushiki Kaisha 像加熱装置
JP5541608B2 (ja) * 2009-09-10 2014-07-09 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US8726490B2 (en) * 2011-08-18 2014-05-20 Glassy Metal Technologies Ltd. Method of constructing core with tapered pole pieces and low-loss electrical rotating machine with said core
JP5893968B2 (ja) * 2012-03-09 2016-03-23 シャープ株式会社 定着装置およびそれを備える画像形成装置
JP2018054758A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 コニカミノルタ株式会社 定着ベルト、定着装置および画像形成装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5257078A (en) * 1991-07-19 1993-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus regulating shift of endless fixing film
US5839043A (en) 1995-09-04 1998-11-17 Minolta Co., Ltd. Thermal fixing apparatus and inductively heated sleeve
JPH0990787A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Hitachi Ltd ベルト定着装置及びそれを用いた電子写真装置、並びにベルト定着装置の定着方法
JP3287195B2 (ja) 1995-10-20 2002-05-27 富士ゼロックス株式会社 定着装置
US5873020A (en) 1995-11-13 1999-02-16 Minolta Co., Ltd. Fixing device with endless belt
US5724628A (en) 1996-02-14 1998-03-03 Minolta Co., Ltd. Fixing device with endless belt and plural heaters
JPH09218602A (ja) 1996-02-14 1997-08-19 Minolta Co Ltd ベルト定着装置
JPH09297477A (ja) 1996-03-04 1997-11-18 Minolta Co Ltd 定着装置
JP3333897B2 (ja) 1996-04-26 2002-10-15 ミノルタ株式会社 ベルト式定着装置
US5890032A (en) * 1997-12-17 1999-03-30 Eastman Kodak Company Belt fusing accessory with selectable fused image gloss

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645753U (ja) * 1992-11-27 1994-06-21 三菱鉛筆株式会社 スタンプ用シート

Also Published As

Publication number Publication date
US20020125237A1 (en) 2002-09-12
JP2002207380A (ja) 2002-07-26
US6476357B2 (en) 2002-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6214300B2 (ja) 定着用部材の製造方法及び製造装置
JPH08262903A (ja) 画像定着装置
JP3829695B2 (ja) 画像定着装置
JP4126875B2 (ja) 定着装置
JP4677304B2 (ja) 画像加熱装置
JP2014112202A (ja) 定着用部材の製造方法及び製造装置
JP2002148983A (ja) 定着装置
JP4277702B2 (ja) 定着装置
JPH11231699A (ja) ベルト式定着装置
JP2005004126A (ja) 定着装置
JP4872225B2 (ja) 画像定着装置
JP4821150B2 (ja) 画像定着装置
JP2008209515A (ja) 定着装置
JP2005221712A (ja) 画像定着装置
JP2006171069A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2003195664A (ja) 定着装置
JP2008225276A (ja) 定着装置
JPH11231704A (ja) 定着装置
JP4839640B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP2003337488A (ja) 加熱定着装置
JP2007079049A (ja) 定着装置
JP2008096738A (ja) 定着装置
JP2000267478A (ja) 定着装置
JP2004109241A (ja) 定着回転体、及び定着装置
JP2006071976A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080505

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees