JP5974909B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態における定着装置について、図1を用いて以下に説明する。なお、本実施の形態における定着装置として、電磁誘導加熱方式を採用する定着装置を例に挙げて説明する。
本実施の形態における摺動シート68は、定着ベルト61の内周面との接触面に凹凸が設けられ、摺動抵抗の低減が図られている。摺動シート68の素材としては、例えば、ガラス繊維、ステンレス鋼(JISにおいて主に「SUS」と略号される)メッシュ、カーボンクロス、フッ素樹脂含浸ガラス繊維シート、架橋PTFEシートなどが用いられ、ガラス繊維およびカーボンクロスを用いる場合、表面凹凸間隔が等間隔で有ることと、縦糸と横糸の繊維の太さを任意に設定することで、表面凹凸の制御がし易い等の点から、織布で構成することが好適である。
図2には、本実施の形態におけるフィルム管状体の回転走行方向(図2の矢印方向)に沿った摺動シート68の前後端部がばね部材80を介して保持部材65に引っ張り止めされる構成の一例が示されている。
図5には、本実施の形態の摺動シートならびに定着装置が適用される画像形成装置の概略構成が示されている。ここでは、一般にタンデム型と呼ぶ中間転写方式の画像形成装置を例に挙げて説明する。
保持部材であるホルダ65(図2,3)として、金属材料(具体的にはSUS304)で構成された直方体形状の成型体を用い、摺動シート68(図2,3)として、架橋PTFEシート(日立電線製:エクセロンXF−1B、厚さ:0.3mm)単層の摺動シートを用いた。ばね部材80(図2,3)は、定着温度(例えば200℃)において、前記摺動シートの加熱によるシワを抑制できる引張り力以上で、前記摺動シートの弾性限界点以下の力を持つバネを用い、図2,3に示すに示すように、定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図2,3の矢印方向)に沿った摺動シート68の前後端部、すなわち、摺動シート68のプロセス方向の両端部を、ホルダ65に引っ張り止めした。
摺動シート68が引っ張り止めされたホルダ65を、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付けて、温度を定着温度(200℃)に上げ、プロセススピードを180ppmに上げて50万枚定着後に、目視で評価した。結果を表1に示す。
◎:シワの発生は認められなかった。
○:画質に影響を与えない程度のシワがある。
△:シワが発生し、画質に乱れがある。
×:シワが多数発生し、画質に大きな乱れがある。
図3に示す構成の代わりに、図4に示す構成とし、さらに、ばね部材82(図4)は定着温度(例えば200℃)において、前記摺動シートの加熱によるシワを抑制できる引張り力以上で、前記摺動シートの弾性限界点以下の力を持つバネを用いた。そして、図4に示すに示すように、定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図4の矢印方向)に沿った摺動シート68の前後端部ならびに回転走行方向に沿った摺動シート68の左右端部を、ホルダ65に引っ張り止めした以外は実施例1と同様に作製した。摺動シートが四方で引っ張り止めされたホルダを、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付け、実施例1と同様にシワ発生評価を行った。結果を表1に示す。
図2に示すばね部材80の代わりに、定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図2の矢印方向)に沿った摺動シートの前後端部を挟み止めした一対の板金90a,90bおよび一対の板金90c,90dをそれぞれ各フレーム92にネジ止めして、摺動シートをホルダに固定した。摺動シートがネジ止め固定されたホルダを、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付け、実施例1と同様にシワ発生評価を行った。結果を表1に示す。
定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図2の矢印方向)に沿った摺動シートの後端部だけを、比較例1のように板金をフレームにネジを用いてホルダに固定し、一方、定着ベルトの回転走行方向(図2の矢印方向)に沿った摺動シートの前端部は、実施例1と同様に、ばね部材80を介してホルダに引っ張り止めした。摺動シートが取り付けられたホルダを、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付け、実施例1と同様にシワ発生評価を行った。結果を表1に示す。なお、摺動シートが対向する片側端部のみ、ばね部材で保持されているため、定着温度で伸びた摺動シートがばね部材によって引っ張られ、結果として摺動シートの位置がずれる傾向が見られる。さらに、高温状態でホルダの形状に沿った形状になった摺動シートが、常温に戻したときに縮んで位置ずれし、特に高温状態でのホルダの角部でついた形状が位置ずれして、再度、定着時の高温で伸びて押圧されることから、摺動シートについたホルダの角度の形状が、複数枚の定着時に多少残る傾向が見られた。
図4に示す構成において、定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図4の矢印方向)に沿って摺動ベルト68の左右端部のみ、すなわち、摺動シート68の回転軸方向の両端部のみを、ばね部材82を介してホルダ65に引っ張り止めした以外は実施例1と同様に作製した。摺動シートの左右端部のみが引っ張り止めされたホルダを、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付け、実施例1と同様にシワ発生評価を行った。結果を表1に示す。
保持部材であるホルダ65(図2,3)として、金属材料(具体的にはSUS304)で構成された直方体形状の成型体を用い、摺動シート68(図2,3)として、架橋PTFEシート(日立電線製:エクセロンXF−1B、厚さ:0.3mm)単層の摺動シートを用いた。図2,3に示すばね部材80の代わりに、熱収縮性部材として、ヘラマンタイトン社製の熱収縮チューブPSTを用い、定着温度(例えば200℃)において、前記摺動シートの加熱によるシワを抑制できる引張り力以上で、前記摺動シートの弾性限界点以下の力で熱収縮させ、図2,3に示すに示すように、定着ベルト61(図1)の回転走行方向(図2,3の矢印方向)に沿った摺動シート68の前後端部、すなわち、摺動シート68のプロセス方向の両端部を、ホルダ65に引っ張り止めした。
保持部材であるホルダ65(図2,3)として、金属材料(具体的にはSUS304)で構成された直方体形状の成型体を用い、摺動シート68(図2,3)として、架橋PTFEシート(日立電線製:エクセロンXF−1B、厚さ:0.3mm)単層の摺動シートを用いた。図2,3に示すばね部材80とフレーム92の代わりに、保持部材であるホルダ65(図2,3)とは別に設けられた張架部材を、定着ベルトの回転走行方向(プロセス方向)に沿った摺動シートの前後端部を挟み止めしている2組の板金のそれぞれに連結した。張架部材の張架力は、定着温度(例えば200℃)において、前記摺動シートの加熱によるシワを抑制できる引張り力以上で、前記摺動シートの弾性限界点以下の力に設定し、制御部により制御して張架部材を引き上げた。その後、摺動シート68が装着されたホルダ65と張架部材とを、高速複写機(富士ゼロックス社製:Color 1000 Press)のベルト定着装置に取り付けて、温度を定着温度(200℃)に上げ、プロセススピードを180ppmに上げて50万枚定着後に、摺動シートのシワを目視で評価したところ、摺動シートにはほとんどシワが発生しなかった。
Claims (2)
- 回転可能な回転部材と、
前記回転部材に圧接配置され、前記回転部材との間に形成されるニップ部に未定着トナー像を保持した記録媒体を狭持することで前記未定着トナー像を前記記録媒体に定着させる、回転可能なフィルム管状体と、
前記フィルム管状体と押圧部材との間に介在する摺動シートと、
前記摺動シートと押圧部材とを保持する保持部材と、
前記フィルム管状体の回転走行方向に沿った前記摺動シートの前後端部を前記保持部材に引っ張り止めするばね部材と、
前記フィルム管状体の回転軸方向に沿って前記摺動シートの左右端部を前記保持部材に引っ張り止めする第2のばね部材と、
を有することを特徴とする定着装置。 - 潜像保持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像を静電荷像現像用現像剤を用いて現像する現像手段と、現像されたトナー画像を中間転写体を介してまたは介さずに被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上のトナー画像を定着する定着手段と、を含む画像形成装置であり、
前記定着手段が、請求項1に記載の定着装置からなることを特徴とする画像形成装置。
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