JP5693196B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に使用される像加熱装置に関する。像加熱装置としては、記録材に形成された未定着画像を定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等が挙げられる。
一般に、粉状のトナーを用いる画像形成装置において未定着トナー画像を定着する工程には、未定着トナー画像を被記録媒体表面に静電的に転写した後、これを加熱部材と加圧部材との間に挟み込む。そして、未定着トナー画像を加熱溶融して被記録媒体に圧着するという定着装置が広く採用されている。この定着加熱部材には、ローラやエンドレスベルト等の回転部材が用いられている。
特許文献1には、上記回転部材を加熱する手段として、回転部材の外部に導電層を設け、電磁誘導加熱によって導電層を発熱させる定着装置が開示されている。このような定着装置では、励磁コイルに高周波電流を流し、変動磁界を発生させる。このとき、磁束は、磁性材料で形成した磁路に導かれ、この磁束が回転部材内の導電層を貫く際に生ずる渦電流により、導電層にジュール発熱損を生じ、回転部材は加熱される。
従って、磁束が多く集まる部分の発熱量が多く、逆に少ない部分の発熱量は低くなる。このため、磁性材料を回転部材の回転軸線方向(長手方向)全面にわたって配置すれば、長手方向において磁界が均一になり、発熱分布も均一になる。
また特許文献2には、加熱する回転部材の内部に磁性材料を配置し、回転部材の温度を制御する定着装置が開示されている。このような定着装置では、磁性材料は支持部材により固定され、加熱する回転部材との距離を保持している。
ここで、従来技術における搬送方向と直交する方向(長手方向)における位置決めに関し、図15、図16で説明する。図15、図16は長手方向の断面図である。定着装置5に関して長手方向の両端部側に配置された側板55に加圧ローラ105および定着ベルトユニット110が支持されており、定着ベルトユニット110の定着フランジ103の嵌合部103aが側板55と嵌合している。
定着ベルトユニット110内の長手方向に渡ったステイ104と磁性体コア106を支持している支持部材107は、一方の側板55の領域における定着フランジ103の位置決め部103cで位置決めされている。したがって、ステイ104とコア支持部材107はA領域側(図の左端部側)が長手方向の基準となる。
特開2000−187406号公報 特開2006−078933号公報
しかしながら、このような誘導加熱方式の定着装置において、以下のような問題がある。即ち、省エネのニーズに対応した熱容量の小さい定着装置になると、定着部材の表面温度が瞬時にスタンバイ状態となってジョブが開始される。このため、磁性体コアを支持する樹脂で成形された支持部材は、ジョブ開始時には温度が低く、通紙連続ジョブが続くにつれて温度が上昇していく。特に通紙連続ジョブ後のコア支持部材は、定着ベルトの内側に近接して配置されているため、定着部材の外部の周辺温度と比較しても温度上昇が大きい。
そうなると図16に示すようにコア支持部材107は通紙方向と直交する方向(長手方向)に大きく膨張する(ΔL)。そして、ジョブ開始時に通紙中心から左右対称に配置されていた磁性体コア106が、連続ジョブが続くと大きく左右差を生じてしまうことになる(QRとQL、PRとPL)。
その結果、一方側の磁性体コア106とコイルとの間隔と、他方側の磁性体コア106とコイルとの間隔とが異なることで、定着部材の温度分布が一方側と他方側とで異なる問題が生ずる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものである。磁性体コアを支持する樹脂が熱膨張を起こしても、定着部材の一方側端部と他方側端部との温度差を小さくする像加熱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係わる像加熱装置の代表的な構成は、励磁コイルと、前記励磁コイルからの磁束の作用により発熱し回転可能な発熱部材と、前記発熱部材の内側にあって前記磁束を前記発熱部材に導く磁性体コアと、前記磁性体コアと接触して、前記磁性体コアを支持する樹脂製のコア支持部材と、前記発熱部材の内周面に接触するバックアップ部材と、前記発熱部材を介して前記バックアップ部材とニップ部を形成する加圧体と、前記発熱部材の内側に配設され、ニップ部を形成するために前記バックアップ部材を加圧するための金属製のステイ部材と、前記発熱部材の回転軸線方向の両端部側に夫々位置する装置側板と、を有し、前記ニップ部で画像を担持した記録材を挟持搬送しつつ加熱する像加熱装置において、一方側の前記装置側板に対して前記ステイ部材の位置を決めるための第1の位置決め部と、前記ステイ部材の中央部に設けられ、前記コア支持部材の前記ステイ部材に対する位置を決めるための第2の位置決め部と、を有する。
本発明によれば、磁性体コアを支持する樹脂が熱膨張を起こしても、定着部材の一方側端部と他方側端部との温度差を小さくすることができる。
本発明の実施形態に係る像加熱装置としての定着装置の搬送方向断面図である。 第1の実施形態に係る定着装置における長手方向断面図である。 第1の実施形態に係る定着装置における斜視図である。 第1の実施形態に係る定着装置において装置側板に対するステイの位置決めを片側基準で行うことの説明図である。 (a)は片側基準に関する上視図、(b)は片側基準に関する長手方向断面図である。 第1の実施形態に係る定着装置においてステイに対するコア支持部材の位置決めを中央基準で行うことの説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置の概略断面図である。 第1の実施形態におけるジョブ開始時と温度が上昇した連続ジョブ時のコアの長手方向の位置を示す図である。 第1の実施形態に係る定着装置における励磁コイルを含む概略斜視図である。 第2の実施形態に係る定着装置においてステイに対するコア支持部材の位置決めを中央基準で行うことの斜視図である。 第2の実施形態における定着装置においてステイに対するコア支持部材の位置決めを中央基準で行うことの長手方向断面図である。 第3の実施形態における長手方向断面図である。 第4の実施形態における斜視図である。 第4の実施形態における長手方向断面図である。 背景技術における長手方向断面図である。 背景技術におけるコールドオフセットを示す図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお以の実施形態の全図においては、同一又は対応する部分には同一の符号を付す。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置の全体構成を図7を用いて説明する。図7で、平行に配置された4つの画像形成媒体である感光体ドラムとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成するドラムa(イエロー)・b(マゼンタ)・c(シアン)・d(ブラック)が備わる。そして、これらドラムa〜dの上部に、これを縦断する態様で配置された転写搬送手段である中間転写ベルト2が備わる。
ドラムa・b・c・dは不図示のモータにより駆動され、ドラムa・b・c・dの周囲には、それぞれ不図示の一次帯電器、現像器、転写帯電器が配置され、それらがプロセスカートリッジ1a〜1dとしてユニット化されている。またドラムa〜dの下方には、ポリゴンミラー等で構成される露光装置6が配置される。
ドラムaには、原稿のイエロー成分色の画像信号によるレーザー光が露光装置6のポリゴンミラー等を介して投射され、ドラムa上に静電潜像が形成される。これに現像器からイエロートナーを供給して現像し、静電潜像がイエロートナー像として可視化される。ドラムaの回転に伴なって、ドラムaと中間転写ベルト2とが当接する1次転写部位に到来すると、転写帯電部材2aに印加した1次転写バイアスによって、ドラムa上のイエロートナー像が中間転写ベルト2に転写される(1次転写)。
中間転写ベルト2のイエロートナー像を担持した部位が画像形成部に移動すると、このときまでに画像形成部において上記と同様な方法でドラムb上にマゼンタトナー像が形成される。そして、このマゼンタトナー像がイエロートナー像上に重ね合わせられて中間転写ベルト2に転写される。同様に、中間転写ベルト2が移動するにつれて、画像形成部のそれぞれの1次転写部位においてシアントナー像、ブラックトナー像が、前記のイエロートナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせられて中間転写ベルト2に転写される。
一方、記録材Pがカセット4に収納されている。記録材Pは、カセット4からピックアップローラ8により1枚ずつ送り出され、通路25を経由してレジストローラ9でタイミングを合わされる。そして、2次転写部位に達し、2次転写ローラ対3に印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト2上の4色のトナー像が記録材P上に一括して転写される(2次転写)。
4色のトナー像が転写された記録材Pは、搬送ガイド20に案内されて定着装置5に搬送される。そこで熱および圧力を受けて定着され、これにより各色のトナーが溶融混色して記録材Pに固定されたフルカラーのプリント画像とされろ。その後、通路21を介して定着装置5の下流に設けられた排紙搬送ローラ対10、11によって排紙トレイ7に排紙される。
尚、上述の画像形成動作は、CPU100(図1)に記録材サイズ、画像データ、枚数等のユーザー設定情報が転送された後に開始される。ユーザー設定情報は画像形成装置に設置されている操作部や、コンピュータなどから設定される。
(定着装置)
以下、像加熱装置としての定着装置5について説明する。図1は本実施形態における定着装置5の断面図である。また、図2は記録材搬送方向と直交する方向(長手方向)から見た断面図、図3は本実施形態のベルトユニットと加圧ローラを示す斜視断面図である。
1)定着ベルト101の内部構成および定着ベルト101の加圧
図1において101は発熱部材としての定着ベルトであり、励磁コイル91からの磁束の作用により発熱(電磁誘導加熱)する回転可能な中空回転体を構成する。105は定着ベルト101の外周と接するように配設された加圧体としての加圧ローラである。加圧体として回転される加圧ローラ105に替えて、複数のローラに懸架されて回転する無端ベルトを用いたり、あるいは固定された加圧パッドを用いたりすることもできる。
102はバックアップ部材で、圧力分布の形成を司る耐熱樹脂性の定着パッドであって定着ベルト101の内周面と接触する。バックアップ部材102と加圧ローラ105が圧接されることで形成される定着ニップ部Nにおいて、バックアップ部材102は圧力分布の形成を司る耐熱樹脂性の定着パッドで構成される。
104は金属(本実施形態ではステンレス鋼)からなるステイであり、バックアップ部材102を加圧支持しており、バックアップ部材102が定着ニップ部Nから受ける圧力を強度的に支えている。106は定着ベルト内部に配置された磁性体コア(内部コア)であり、誘導加熱による磁気回路の効率を上げるためと磁気遮蔽として作用する。即ち、定着ベルト101の発熱効率を向上させる働きを有すると共に、金属材であるステイ104の外面を覆うことで、ステイ104への磁束を遮断し、ステイ104が誘導加熱で温まることを抑制する働きもしている。本実施形態ではステイ104は内部コア106と非接触に配置されている。
107は耐熱樹脂性からなるコア支持部材であり、内部コア106を支持している。103は耐熱樹脂性の定着フランジであり、定着ベルト101の両端部に配置され、ステイ104を支持するとともに、定着ベルト101の回転に伴う長手方向への移動と周方向の形状を規制する。
加圧ローラ105の上側に、バックアップ部材102・定着フランジ103・定着ベルト101・ステイ104で構成される定着ベルトユニット110を、加圧ローラ105に対向して配置する。そして、長手方向両端の定着フランジ103へ不図示の加圧バネにより加圧力を加えることで長手方向に配置されたステイ104が定着パッド102、定着ベルト101を介して加圧ローラ105方向に押圧され、所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
図1で、93は磁束発生手段であり、励磁コイル91と、磁性体コア92(外部コア)と、コイル91と外部コア92を保持するホルダ93から構成され、定着ベルト101の表層近傍に設けられている。外部コア92は、励磁コイル91を挟んで内部コア106と反対側に設けられる。
2)定着ベルト101の電磁誘導加熱
2−a)定着ベルト101
誘導発熱体としての定着ベルト101は、鉄等の強磁性の金属(透磁率の高い金属)を使うことで、磁束発生手段から発生する磁束を金属内部により多く拘束させることができる。即ち、磁束密度を高くすることができることにより、金属表面に渦電流を発生し、効率的に定着ベルト101を発熱させることができる。
2−b)コイル91および外部磁性体コア92
図9は、定着ベルト101の外側に励磁コイル91と外部磁性体コア92が設けられることを示す。図9で、定着ベルト101の内側に設けられる内部磁性体コア106については省略している。コイル91は励磁回路300から供給される交流電流によって交番磁束を発生し、交番磁束は外部コア92と内部コア106に導かれて誘導発熱体である定着ベルト101に渦電流を発生させる。その渦電流は誘導発熱体の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。即ち、コイル91に交流電流を供給することで定着ベルト101が電磁誘導発熱状態になる。
コイル91は、定着ベルト101の回転軸に平行な中央の延在部と、両端の屈曲部とを有するように、定着ベルト101の外周の一部に沿って巻回されて、定着ベルト101を誘導加熱する。即ち、コイル91は、長手方向に略楕円形状(横長舟形)をしており、定着ベルト101の外周面に沿うように配置される。コイル91の芯線としては、φ0.1〜0.3mmの細線を略80〜160本程度束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。
コイル91は、外部磁性体コア92を周回するように8〜12回巻回して構成したものが使われる。コイル91には励磁回路が接続されており、交番電流をコイル91へ供給できるようになっている。
外部コア92は、コイル91の巻き中心部と周囲を囲むように構成され、コイル91より発生した交流磁束を効率よく定着ベルト101を構成している誘導発熱体に導く役目をする。即ち、磁気回路の効率を上げるためと磁気遮蔽のために用いている。外部コア92の材質としては、フェライト等の高透磁率残留磁束密度の低いものが用いられる。
外部コア92としては、図9の破線60を境として、コイル91の楕円内部に入り込むコアと、コイル91の端部に対応したコアが存在する。端部側領域Eに設けられる分割可動コアは、個々にコイル91との隙間を変化させる方向に単独で移動可能となっている。また、通紙中央部の領域D(図9)におけるコアはホルダ93(図1)に固定されている。中央部側で固定されるコア92は複数に分割せずに、一連一体の形態のものとしてもよい。領域Dは最小幅サイズ紙の通紙幅に対応した領域幅となっている。
2−c)内部磁性体コア106
図1でコイル91は励磁回路から供給される交流電流によって交番磁束を発生し、交番磁束は外部コア92と内部コア106に導かれて誘導発熱体である定着ベルト101に渦電流を発生させる。内部コア106は長手方向において一連一体の形態とされるが、外部コアと対応させて複数に分割することもできる。
(定着動作制御)
図1でCPU100は、外部ホスト装置200から入力する画像形成開始信号に基づく所定の制御タイミングで、定着装置5の定着ベルト101の温度を、トナー像を加熱溶融するのに適した温度まで立ち上げるいわゆるウォーミングアップを行う。画像形成装置30(図7)は、定着ベルト101の表面温度が所定温度例えば摂氏180度に達した後に画像形成可能な状態となる。定着装置5のウォーミングアップは、まず加圧ローラ105が駆動を開始し、定着ベルト101が従動して周回を開始するのとほぼ同時あるいは開始直後に、磁束発生手段93のコイル91に励磁回路300から交流電流が供給される。
加圧ローラ105の駆動は、定着モータM(加圧ローラ105を回転駆動する駆動手段)がオンにされることでなされる。定着モータMの駆動力が動力伝達系(不図示)を介して伝達されて、加圧ローラ105が図1で反時計方向に所定の速度で回転駆動される。この加圧ローラ105の回転により、定着ニップ部Nにおける加圧ローラ105の表面と定着ベルト101の表面との摩擦力で定着ベルト101に回転力が作用する。これにより、定着ベルト101はその内面が定着ニップ部Nにおいて定着パッド102の下面に密着して摺動しながら矢印の時計方向に加圧ローラ105の回転速度とほぼ同じ速度で従動回転する。
また、CPU100は、励磁回路300(電磁誘導加熱駆動回路)の高周波コンバータをオンする。これによりAC電源400から磁界発生手段93のコイル91に交流電流(高周波電流)が供給される。そうすると、コイル91の周囲にHで示される磁束が生成消滅を繰り返す。そして、この磁束Hが外部コア92に導かれて定着ベルト101の導電層を横切るとき、その磁界の変化を妨げる磁界を生じるように、導電層には渦電流が発生する。その渦電流は導電層の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。即ち、導電層の表皮抵抗及び導電層を流れる電流の大きさに比例してジュール熱が発生する。この導電層の発熱により、回転する定着ベルト101が昇温する。
一方、定着ベルト101の導電層は表皮深さよりも薄い為に磁束は導電層を貫通し、貫通した磁束は、定着ベルトの内部配置された内部コア106に向かって閉じた経路を形成する。この際、内部コア106は定着ベルト101に一定の距離を保持し、最近接配置されている為、閉磁路としては最も閉じられた状態となり、効果的に磁束密度を高め、定着ベルト101を温度ムラなく、誘導加熱している。
そして、定着ベルト101の温度がサーミスタTHで検知され、検知温度に関する電気的な情報がA/Dコンバータ500を介してCPU100へ入力する。CPU100はサーミスタTHからの検知温度情報に基づいて定着ベルト101が所定の設定温度(定着温度)に昇温して維持されるように励磁回路300を制御する。即ち、AC電源400からコイル91に対する供給電力を制御(通電制御)する。
上記のようにして、加圧ローラ105が駆動され、また、定着ベルト101が所定の定着温度に立ち上がって温調される。この状態において、定着ニップ部Nに、未定着トナー画像tを担持したシートPがトナー画像担持面側を定着ベルト101側にして導入される。シートPは定着ニップ部Nにおいて定着ベルト101の外面に密着し、定着ベルト101と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。これにより、シートPに定着ベルト101の熱が付与され、またニップ圧を受けて未定着トナー画像tがシートPの表面に固着画像として熱圧定着される。定着ニップ部Nを通ったシートPは定着ベルト101の外面から分離されて定着装置外へ搬送される。
(定着装置の長手方向における位置決め)
図2に示すように、本実施形態のプリンタ・定着装置においてシートPの搬送は、シートの幅中心を基準とするいわゆる中央基準搬送でなされる。Oはその中央基準線(仮想線)である。Wmaxは装置に通紙使用可能な最大通紙幅のシートの通紙領域幅である。
1)定着フランジ103と側板55の位置決め
定着装置5は長手方向の両端部側に配置された側板55に加圧ローラ105および定着ベルトユニット110が支持されている。図4は上方から見た定着ベルトユニット110の断面図である。図5に示すように、定着ベルトユニット110は定着フランジ103の嵌合部103aが、側板55と嵌合している。
2)定着フランジ103とステイ104の関係
定着ベルトユニット110内の長手方向に渡ったステイ104は、図2における領域Aにおける定着フランジ103の位置決め部103cに位置決めされている。即ち、図5(a)(b)に示すように、位置決め部103cにおいて孔部にピンを嵌合することで位置決めされている。また図2における領域Bにおいては、ステイ104に対し定着フランジ103BがB方向にスライド可能に保持されている。
なお、側板55には縦ガイドスリット部が設けられていて、定着フランジ103が加圧ローラに向かう方向とその逆の方向にスライド移動可能に配設されている。
3)ステイ104と側板55の位置決め
ステイ104は、長手方向の両端部に設けた側板55の一方に対し、定着フランジ103を介して位置決めされる。即ち、定着フランジ103の103Aは側板55に嵌合することで位置決めされ、かつステイ104と定着フランジ103の103Aとは、位置決め部103cで孔部に差し込まれるピンQによって位置決めされる。即ち、位置決め部103cは、回転軸線方向の端部側で一方側の装置側板に対してステイ部材の位置決めを行う第1の位置決め部として機能する。
このようにしてA領域側でステイ104が定着フランジ103Aを介して側板55Aに位置決めされる。またB領域側でステイ104と定着フランジ103Bの関係により、両側板55とステイ104の熱膨張による長手方向の伸びを吸収することが可能となる。したがって、ステイ104はA領域側が基準となる。
本実施形態では、A領域側でステイ104が定着フランジ103Aを介して側板55Aに位置決めされているが、直接ステイ104を側板55Aに位置決めをしてもよい。
4)コア支持部材107とステイ104の位置決め
樹脂製のコア支持部材107は長手方向に関し、通紙中心Oの近傍において、金属製のステイ104によって位置決めされている。即ち、図6に示すようにステイ104の長手方向の中央部に位置決め部104Mが設けられ、位置決め部104Mの孔部に対応するコア支持部材107の突起が嵌まるようにする。位置決め部104Mは、回転軸線方向の中央部側でステイ104に対してコア支持部材107の位置決めを行う第2の位置決め部として機能する。
5)温度上昇による影響(ステイ104と定着フランジ103B)
本実施形態では、既述の通り定着フランジ103B(図6の右側端部側)をステイ104に対しスライド可能とした。そのスライド可能な幅は、ステイ104の熱膨張を考慮し設定し、その設定理由を説明する。
一般に、熱膨張の式は以下の式で表される。
ΔL=α・L・(T−T0)・・・・・・・・・・・・・・式(1)
ΔL:熱膨張量、α:線膨張係数、L:長さ、T:温度、T0:室温
ステイ104はステンレス鋼であり、α=1.6×10−5(/K)である。
ここで、Lを側板間長さとしL=400mm、T=200℃、T0=20℃であるとしたとき、仮にステイ104とコア支持部材107を長手方向端部側でるA領域側に位置決めしたとすると、ステイ104の伸びは1.15mmとなる。これより本実施形態では、ステイ104の熱膨張を吸収すべく、上記スライド可能な幅を1.5mmとした。
6)温度上昇による影響(ステイ104とコア支持部材107)
次に長手方向に関するステイ104と、コア支持部材107の熱膨張に関し、説明する。ステイ104はステンレス鋼であり、α=1.6×10−5(/K)であり、コア支持部材107は耐熱樹脂材料(PPS)であり6.0×10−5(/K)である。ここで、Lを側板間長さとしL=400mm、T=200℃、T0=20℃であるとする。ここで、仮にステイ104とコア支持部材107の双方を片側の側板55に位置決めしたとすると、式(1)よりそれぞれ伸びは、ステイ104:1.15mm、コア支持部材107:4.32mmとなる。
本実施形態の場合、金属部材で構成されるステイ104が片側の側板領域に位置決めされることから、耐熱樹脂で構成されるコア支持部材107が片側の側板領域に位置決めされる従来例よりも長手方向への伸びがはるかに小さい。また、長手方向へ伸びが大きいコア支持部材107は、通紙中心Oの領域においてステイ104に位置決め(107O)されているため、長手方向において通紙中心Oに対し対称に熱膨張することになる。
したがって、図8に示すように通紙連続ジョブ後であっても、コア支持部材107を片側の側板に位置決めするよりも、はるかに通紙中心Oに関する非対称性が緩和される。すなわち、コア支持部材107に支持され、温度分布を司っている内部コア106の非対称性も緩和される。このことから、搬送方向と直交する方向(長手方向)における一方端部側の内部コア106とコイルとのギャップと他方端部側の内部コア106とコイルとのギャップの差を小さくできる。その結果、一方の非通紙部が過昇温して定着部材に熱的ダメージを与えたり、一方の通紙部の温度が低下して、コールドオフセットの問題を引き起こすことがなくなる。
さらに図1において、コア支持部材107は誘導発熱体でもある定着ベルト101に近接しているほか、定着ベルト101に最も近接している内部コア106と密着しているため、熱が伝わりやすく温度が高くなる傾向がある。一方で、ステイ104は定着ベルト101から内部コア106とコア支持部材107を介して配置されているため、定着ベルト101からの距離も比較的長いため、温度Tはコア支持部材107よりも上昇しにくい。したがって、ステイ104はコア支持部材107と比較しても温度Tが低くなるため、ステイ104の熱膨張による伸びの影響も小さくなる。
次に、片側の定着フランジ103Aの長手方向の熱膨張による通紙中心Oに関する非対称性に対する影響について説明する。片側の定着フランジ103Aの嵌合部103a〜位置決め部103cの連続通紙後の長手方向の伸びΔSは、嵌合部103aと位置決め部103cの距離L3=3mm、通紙連続ジョブ後の温度80℃であり、ΔS=0.01mmである。一方、ステイ104の位置決め部103cから通紙中心Oまでの伸びΔSは、L0=200mm、T=180℃であるため、ΔS=0.5mmである。したがって、全体の非対称性に関して2%程度であることから、片側の定着フランジ103Aの長手方向の影響は無視することができる。
《第2の実施形態》
画像形成装置、定着構成、定着動作および長手方向構成は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、ステイ104に対するコア支持部材107の固定方法がスライド式であることを特徴とする。図10は本実施形態を説明する斜視図である。図11は本実施形態を説明する長手方向断面図である。
以下、ステイ104に対するコア支持部材107の固定方法を説明する。内部コア106を保持したコア支持部材107は、図11に示す固定部107a、107b、107cを有し、またステイ104は図10に示す取付溝104a、104b、104cを有する。コア支持部材107をステイ104に対し、図11に示す矢印C方向に挿入し、矢印A方向にスライドさせることにより、固定部107a、107b、107cがそれぞれ取付溝104a、104b、104cに嵌合させる。また長手方向の位置決めに関して、コア支持部材107とステイ104はそれぞれ位置決め部107Oと104Oにより、通紙中心Oで位置決めされる。
また長手方向の熱膨張を考慮し、コア支持部材107に設けた固定部107a、107b、107cは、ステイ104に設けた取付溝104a、104b、104cに対し、間隔X、Yを設けている。間隔Xは、加熱時に熱膨張したコア支持部材107の固定部がステイ104に対し、A方向で干渉しないように、コア支持部材107のA方向への熱膨張による伸びを考慮して、設定する。
また間隔Yは、加熱時に熱膨張したコア支持部材107の固定部がステイ104に対し、−A方向で干渉しないように、コア支持部材107のA方向への熱膨張による伸びとコア支持部材107のスライド量を考慮して、設定する。
本実施形態では、ステイ104はステンレス鋼であり、α=1.6×10−5(/K)であり、コア支持部材107は耐熱樹脂材料(PPS)であり、6.0×10−5(/K)である。加熱時に熱膨張したコア支持部材107の固定部107aがステイ104に対し、A方向で干渉する恐れがあるのは、固定部107a、107cの位置決め部107Oから遠い端面である。その距離をaとする。
ここでa=155mm、T=200℃、T0=20℃であるとしたとき、仮にステイ104とコア支持部材107の双方を紙中心Oで位置決めしたとする。すると、式(1)より固定部107a、107cの端面近傍でのステイ104、コア支持部材107のA方向への熱膨張量ΔLは、表1の通りとなる。
加熱時にコア支持部材107の固定部107a、107cがステイ104に対し、A方向で干渉させないためには、1.36mm(=1.67mm−0.307mm)以上の空間が必要である。本実施形態では、干渉回避の空間として、間隔Xを2mmとした。また、間隔Yに関して、ステイ支持部材107をステイ104に固定する際のスライド量を6mmとしており、スライド量と間隔Xを考慮して、間隔Yを8mmとした。
上記の構成を用いることにより、長手方向へ伸びが大きいコア支持部材107は、通紙中心Oの領域においてステイ104に位置決め(107O)されているため、長手方向において通紙中心Oに対し対称に熱膨張することになる。すなわち、コア支持部材107に支持され、温度分布を司っている内部コア106の非対称性も緩和される。このことから、搬送方向と直交する方向における一方の非通紙部が過昇温して定着部材に熱的ダメージを与えたり、一方の通紙部の温度が低下して、コールドオフセットの問題を引き起こすことがなくなる。
《第3の実施形態》
画像形成装置、定着構成、定着動作および長手方向構成は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、バックアップ部材102がステイ104に対して長手方向の中央部基準で位置決めされることを特徴とする。図12は本実施形態を説明する長手方向断面図である。本実施形態では、第1の実施形態と同様にステイ104が片側の側板領域に定着フランジ103を介して位置決めされている。そして、コア支持部材107は通紙中心Oの領域においてステイ104に位置決めされていることで、通紙連続ジョブ後の長手方向に対する温度分布の通紙中心Oにおける非対称性を緩和している。
さらに、本実施形態では、耐熱樹脂材料で形成された定着パッドで構成されるバックアップ部材102が通紙中心Oの領域においてステイ104に位置決めされている(102D、104D)。ここで、バックアップ部材102は定着ニップ部Nの長手方向における圧力分布を司っている部材である。
仮にバックアップ部材102が片側の側板55Aの領域に位置決めると、通紙連続ジョブ後にバックアップ部材102が熱膨張し、通紙中心Oに関し非対称に定着ニップ部Nの圧力分布が形成される。更に、温度分布と圧力分布の関係も通紙中心Oに関し非対称となる。こうなると、記録材Pが定着ニップNを通過している間、記録材Pが斜行してしまい、記録材Pを伝わって2次転写ローラ対3の転写部で画像ズレを生じたり、定着ニップ部N内で紙しわとなってしまう場合がある。
本実施形態の場合、上述のようにバックアップ部材102が通紙中心Oの領域においてステイ104に位置決めされているため、定着ニップ部Nの圧力分布の通紙中心Oに関する非対称性が緩和される。そして、温度分布と圧力分布の関係の通紙中心Oに関する非対称性も緩和されるため、画像ズレや紙しわを防止することができる。
《第4の実施形態》
画像形成装置、定着構成、定着動作および長手方向構成は実施形態1と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、励磁コイル91と外部コア92がステイ104に対して長手方向の中央部基準で位置決めされることを特徴とする。本実施形態では第1の実施形態と同様に、長手方向の両側に配置された側板55に加圧ローラ105および定着ベルトユニット110が支持されている。
定着ベルトユニット110は定着フランジ103の嵌合部103aが、側板55と嵌合している。またステイ104が片側の側板領域に定着フランジ103を介して103cで位置決めされており、コア支持部材107は通紙中心O(107O)の領域においてステイ104に位置決めされている。そのため、通紙連続ジョブ後の長手方向に対する温度分布の通紙中心Oにおける非対称性を緩和している。
図13、図14は本実施形態を説明する斜視図、長手断面図である。図13に示すように、耐熱性樹脂で形成されたホルダ93の内部に励磁発生手段としての励磁コイル91と、励磁コイル91の外部に外部コア92とが保持される。本実施形態におけるホルダ93の耐熱性樹脂の材料は、コア支持部材107の耐熱性樹脂の材料と同一である。ホルダ93は、金属部材で形成された天板94により、定着ベルトユニット110に長手方向の両側で支持されており、定着ベルトユニット110の定着フランジ103の嵌合103bが、天板94の左側の面94Aの溝94aと嵌合している。
そしてホルダ93は、天板94に対して、通紙中心Oの領域でホルダ93に設けた位置決め部93aが天板に設けた位置決め穴94cに嵌合することにより、長手方向の中央部基準で位置決めされる。
一方、天板96は天板94の面A側における定着フランジ103Aの位置決め部103bに位置決めされている。したがって、天板94の位置決め基準は、天板94A側となる。本実施形態では、天板94の面A側で、天板94が定着フランジ103Aを介してステイ104に位置決めされているが、天板94Aをステイ104に直接位置決めをしてもよい。
次に第1の実施形態と同様に長手方向に関する天板94と、ホルダ93の熱膨張に関し、説明する。熱膨張の式(1)より、天板94とホルダ93の材質、熱膨張係数、および片側基準で固定された場合の熱膨張量を表2にまとめる。計算条件としては、L=400mm、T=200℃、T0=20℃とする。
表2に示す通り、ホルダ93の方が天板94に比べて、熱膨張が5倍程大きい。ホルダ93を天板94に対して、片側基準で位置決めすると、表1の結果の通り、通紙中心Oに対して非対称に熱膨張してしまう
そこで本実施形態では、非対称な熱膨張を解決すべく、長手方向へ伸びが大きいホルダ93は、通紙中心Oの領域において天板94に位置決め(94c)する。これにより長手方向において通紙中心Oに対し対称に熱膨張することになる。
図14に示すように通紙連続ジョブ後であっても、通紙中心Oに関する非対称性が緩和され、ホルダ93に支持され、温度分布を司っている外部コア92の非対称性も緩和される。このことから、搬送方向と直交する方向(長手方向)における一方の非通紙部が過昇温して定着部材に熱的ダメージを与えたり、一方の通紙部の温度が低下して、コールドオフセットの問題を引き起こすことがなくなる。
(変形例)
上述した各実施形態について、個別に記載した技術的事項を組み合わせて本発明に係る像加熱装置を形成しても良い。例えば、第3の実施形態で記載したバックアップ部材102をステイ104に対し長手方向の中央部基準で位置合わせすると共に、第4の実施形態で記載した励磁コイル91をステイ104に対し長手方向の中央部基準で位置合わせするようにしても良い。
91・・励磁コイル、92・・外部コア、100・・CPU、101・・定着ベルト、102・・バックアップ部材、104・・ステイ、105・・加圧ローラ、106・・内部コア、107・・コア支持部材、200・・外部ホスト装置、300・・励磁回路、400・・AC電源、500・・A/Dコンバータ、N・・ニップ部、P・・記録材、t・・トナー画像

Claims (7)

  1. 励磁コイルと、
    前記励磁コイルからの磁束の作用により発熱し回転可能な発熱部材と、
    前記発熱部材の内側にあって前記磁束を前記発熱部材に導く磁性体コアと、
    前記磁性体コアと接触して、前記磁性体コアを支持する樹脂製のコア支持部材と、
    前記発熱部材の内周面に接触するバックアップ部材と、
    前記発熱部材を介して前記バックアップ部材とニップ部を形成する加圧体と、
    前記発熱部材の内側に配設され、ニップ部を形成するために前記バックアップ部材を加圧するための金属製のステイ部材と、
    前記発熱部材の回転軸線方向の両端部側に夫々位置する装置側板と、
    を有し、前記ニップ部で画像を担持した記録材を挟持搬送しつつ加熱する像加熱装置において、
    一方側の前記装置側板に対して前記ステイ部材の位置を決めるための第1の位置決め部と、
    前記ステイ部材の中央部に設けられ、前記コア支持部材の前記ステイ部材に対する位置を決めるための第2の位置決め部と、
    を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記回転軸線方向の中央部側で前記ステイ部材に対して前記バックアップ部材の位置決めを行う位置決め部を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記回転軸線方向の中央部側で前記ステイ部材に対して前記励磁コイルの位置決めを行う位置決め部を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 前記励磁コイルを挟んで前記磁性体コアと反対側に外部磁性体コアが設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記磁性体コアが前記回転軸線方向に分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  6. 前記ステイ部材は前記コア支持部材よりも前記コイルからの距離が長いことを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  7. 前記ステイ部材は前記磁性体コアと非接触に配置されることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
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