JP5900389B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、上記画像形成装置に用いられる定着装置としては、例えば、加熱側の部材として無端状のベルト部材を備えたものが特許文献1等に既に記載されている。
特許文献1に記載された定着装置は、循環移動が可能に設けられた定着ベルトと、定着ベルトの内側に回転可能に配置された定着ロールと、定着ベルトを介して定着ロールに圧接され、記録材が通過する通過部を定着ベルトとの間に形成する加圧ロールと、定着ベルトを加圧ロールに向けて押圧する剥離パッドと、を備え、定着ロールは、軸方向における端部から中央部に向かうに従い外径が大きくなるように形成され、加圧ロールは、軸方向における端部から中央部に向かうに従い外径が小さくなるように形成され、剥離パッドの定着ベルトを加圧ロールに向けて押圧する面は、剥離パッドの長手方向における端部から当該長手方向における中央部に向かうに従い加圧ロールに接近するように形成されているものである。
特開2011−123203号公報
ところで、この発明が解決しようとする課題は、記録材の質の低下が発生するのを抑制することが可能な定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の内周面に接触するように固定した状態で配置された固定部材と、
前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
前記ベルト部材を前記固定部材の押圧面に押し付けて定着部を形成した際に弾性変形する弾性層を有するとともに、回転する加圧ロールと、
を備え、
前記加圧ロールは、軸方向に沿った端部の外径より中央部の外径が小さくなるように湾曲した形状に形成され、
前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口から出口の全域に渡り前記固定部材の長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されているとともに、
前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口から出口に進むに従い前記突出量が増加するように設定されていることを特徴とする定着装置である。
また、請求項2に記載された発明は、無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の内周面に接触するように固定した状態で配置された固定部材と、
前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
前記ベルト部材を前記固定部材の押圧面に押し付けて定着部を形成した際に弾性変形する弾性層を有するとともに、回転する加圧ロールと、
を備え、
前記加圧ロールは、軸方向に沿った端部の外径より中央部の外径が小さくなるように湾曲した形状に形成され、
前記固定部材の押圧面は、前記固定部材の長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されているとともに、
前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口側より出口側が、前記固定部材の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量が大きく設定され、
しかも、前記固定部材の押圧面には、前記定着部の入口側及び出口側に前記加圧ロール側へ向けて突出した円弧形状の案内部が設けられ、前記出口側の案内部の曲率半径が前記入口側の案内部の曲率半径よりも小さく設定されていることを特徴とする定着装置である。
請求項3に記載された発明は、前記固定部材は、本体と、前記本体の前記ベルト部材側に設けられた押圧部材とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置である。
請求項4に記載された発明は、前記固定部材は、本体と、前記本体の前記ベルト部材側に設けられた押圧部材と、前記本体と前記押圧部材との間に配置された中間部材とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置である。
請求項5に記載された発明は、前記固定部材は、前記本体が長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置である。
請求項6に記載された発明は、前記固定部材は、前記押圧部材が長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置である。
請求項7に記載された発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像が形成された記録材に当該画像を定着する定着手段とを備え、
前記定着装置として、請求項1乃至6のいずれかに記載された定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1及び2に記載された発明によれば、記録材に質の低下が発生するのを抑制することができる。
請求項3に記載された発明によれば、固定接触部材の製造が容易となる。
請求項4に記載された発明によれば、固定接触部材の製造が容易となる。
請求項5に記載された発明によれば、固定接触部材の精度を確保しつつ固定接触部材の製造が容易となる。
請求項6に記載された発明によれば、固定接触部材の製造が容易となり、低コスト化が可能となる。
請求項7に記載された発明によれば、記録材に質の低下が発生するのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る定着装置を適用した画像形成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の作像部を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る定着装置を示す構成図である。 定着ベルトを示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る定着装置の要部を示す断面構成図である。 加圧ロールと固定パッドを示す概略図である。 この発明の実施の形態1に係る定着装置のニップ部を断面構成図である。 固定パッドの押圧面を示す構成図である。 固定パッドを示す概略構成図である。 固定パッドのクラウン形状を示す斜視説明図である。 この発明の実施の形態1に係る定着装置の作用を示す説明図である。 記録用紙に生じる紙しわ等を示す説明図である。 実験例の結果を示す図表である。 この発明の実施の形態2に係る定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る定着装置を示す断面構成図である。 固定パッドを示す構成図である。 固定パッドを構成する部材を示す斜視構成図である。 この発明の実施の形態3に係る定着装置の変形例を示す断面構成図である。 この発明の実施の形態3に係る定着装置を示す構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る定着装置を適用した画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。画像形成装置1は、画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成手段の一例としての画像形成部200を備えている。この画像形成装置1の画像形成部200は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録材の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。
この画像形成装置1は、例えば、記録用紙5に形成すべき原稿画像を入力する画像入力装置60を追加して装備させた場合にはカラー複写機として構成することができる。図中の1aは画像形成装置の筐体を示し、この筐体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。また、図中の破線は、筐体1a内において記録用紙5が搬送される主な搬送経路を示す。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像と特別色S1,S2の2種類のトナー像とをそれぞれ専用に形成する6つの作像装置10Y,10M,10C,10K,10S1,10S2で構成されている。この6つの作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、筐体1aの内部空間において1列に並べた状態となるよう配置されている。上記特別色(S1,S2)の現像剤4(S1,S2)としては、例えば、上記4色では表現が困難又は不可能であった色材等で構成されるものが使用され、具体的には、上記4色以外の色のトナー、上記4色のトナーと同一の色であって彩度が異なるトナー、光沢を向上させる透明トナー、点字用の発泡性トナー、蛍光色トナー等である。また、各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、扱う現像剤の種類が異なる点を除けば、以下に示すようにほぼ共通した構成のものである。
各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、図1や図2に示されるように、回転する像保持体の一例としての感光ドラム11を備えており、この感光ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光LBを照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する静電潜像形成手段としての露光装置13と、その静電潜像を対応する色(S1,S2,Y,M,C,K)の現像剤4のトナーで現像してトナー像にする現像手段としての現像装置14(S1,S2,Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写装置15と、一次転写後における感光ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を帯電させる清掃前帯電装置16と、その再帯電された付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置17、感光ドラム11の清掃後における像保持面を除電する除電器18等である。
感光ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光ドラム11は、図示しない回転駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光ドラム11に接触しない状態で配置されるコロナ放電器等の非接触型の帯電装置で構成される。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光LBを、帯電された後の感光ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像形成装置1に任意の手段で入力される画像の情報(信号)が送信される。
現像装置14(S1,S2,Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光ドラム11と向き合う2箇所の現像領域までそれぞれ搬送する2つの現像ロール141,142と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール142を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材143,144と、現像ロール142に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材145などを配置して構成されたものである。この現像装置14には、その現像ロール141,142と感光ドラム11の間に現像用電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141,142や攪拌搬送部材143,144は、図示しない回転駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、上記4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。なお、図1中、符号146(S1,S2,Y,M,C,K)は、対応する現像装置14(S1,S2,Y,M,C,K)に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容した現像剤収容容器をそれぞれ示している。
一次転写装置15は、感光ドラム11の周面に接触して回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置17は、図2に示されるように、一部が開口する容器状の本体170と、一次転写後の感光ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板171と、清掃板171よりも感光ドラム11の回転方向上流側で感光ドラム11の周面に接触して回転するよう配置される回転ブラシロール172と、清掃板171で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材173等で構成されている。清掃板171としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)の下方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜27と、ベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写装置30と、二次転写装置30を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置28とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール23,25,27は中間転写ベルト21の走行位置などを保持する従動ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は張力付与ロールとして構成され、ベルト支持ロール26は二次転写のバックアップロールとして構成されている。
二次転写装置30は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。また、二次転写ロール30又は中間転写装置20の支持ロール26には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
定着装置40は、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が予め定められた温度に保持されるよう加熱手段によって加熱される定着ベルトを備えた加熱回転体41と、この加熱回転体41に所要の圧力で接触して回転するロール形態の加圧用回転体42などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱回転体41と加圧用回転体42が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部になる。なお、定着装置40については、後に詳述する。
給紙装置50は、中間転写装置20及び二次転写装置30の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置50は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体51a、51bと、用紙収容体51a、51bから記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置52とで主に構成されている。用紙収容体51a、51bは、例えば、筐体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
給紙装置50と二次転写装置30との間には、給紙装置50から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する複数の用紙搬送ロール対53、54や図示しない搬送ガイド材で構成される給紙搬送路55が設けられている。給紙搬送路55において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対54は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置30と定着装置40との間には、二次転写装置30から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するためのベルト形態等の二連の用紙搬送装置56a、56bが設けられている。さらに、定着装置40の用紙搬送方向に沿った下流側には、定着処理が施された記録用紙5を冷却する冷却ユニット70、記録用紙5の湾曲(カール)を矯正するカール矯正ユニット71、及び記録用紙5の搬送方向を用紙排出部73と両面用搬送路57とに切り替える切替部材72が配置されている。
両面用搬送路57は、片面(第1面)に画像が形成された記録用紙5を一時的に収容する中間収容容器58を備えている。中間収容容器58には、収容した記録用紙5をその表裏を反転させて送り出す送出ロール59が配置されており、中間収容容器58の送出側は、両面用搬送路57の下流側の領域を介して給紙搬送路55に接続されている。
なお、前述したカラー複写機として構成する場合において装備される画像入力装置60は、プリント対象の画像情報を有する原稿の画像を読み取る画像読取装置であり、例えば、図1に示されるように筐体1aの上部に配置される。この画像入力装置60は、読み込むべき画像の情報を有する原稿6を載せる透明ガラス板等からなる原稿載せ板(プラテンガラス)61と、原稿載せ板61上に置かれた原稿6を移動しながら照明する光源62と、光源62と共に移動しながら原稿6からの反射光を受光して所定の方向に反射させる反射ミラー63と、反射ミラー63に対して所定の速度でかつ所定の距離を移動する第1反射ミラー64及び第2反射ミラー65と、原稿6からの反射光を受光して読み取って電気信号に変換するCCD等からなる画像読取素子66と、画像読取素子66に反射光を結像させる結像レンズ67等で主に構成されている。図1中の符号68は、原稿載せ板61を塞ぐ開閉カバーである。
また、画像入力装置60で読み取られて入力される原稿の画像情報は、制御装置100の一部として構成された画像処理装置により必要な画像処理が施される。まず、画像入力装置60では、読み取った原稿の画像情報を例えば赤(R)、緑(G)及び青(B)の3色の画像データ(例えば、各8bitのデータ)として画像処理装置100に送信する。一方、画像処理装置100は、画像入力装置60から送信された画像データについて、シェーディング補正、位置ずれ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠けし、色/移動編集等の予め定められた画像処理を施す。また、画像処理装置100では、画像処理した画像信号を前記4色(Y,M,C,K)の各画像信号にそれぞれ変更した後、露光装置13に送信する。また、画像処理装置100では、前記2つの特別色(S1,S2)のための画像信号も生成する。
<画像形成装置の基本的な動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、最初に、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を代表して説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光LBを照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーをそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、清掃前帯電装置16が一次転写後の感光ドラム11の表面に残留するトナー等の付着物を再帯電した後、ドラム清掃装置17が再帯電された付着物を掻き取るように除去して感光ドラム11の表面を清掃し、最後に、除電器18が清掃後の感光ドラム11の表面を除電する。これにより、各作像装置10は次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置50では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路55に送り出す。給紙搬送路55では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対54が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置30が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置28が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21と二次転写ロール30から剥離された後に搬送装置56a、56bにより定着装置40まで搬送される。定着装置40では、後述するように、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、冷却装置70によって記録用紙5及びトナー像の熱を吸熱することにより冷却された後、カール矯正装置71によりカールが矯正され、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、切替部材72を介して図示しない用紙排出ロール対により、例えば筐体1aの外部に設置された排出収容部73に排出される。
また、記録用紙5の両面に画像の形成を行う画像形成動作の場合は、カールが矯正された記録用紙5の搬送方向を切替部材72により両面用搬送路57へと切り替え、記録用紙5を両面用搬送路57を介して中間収容容器58に一旦収容する。中間収容容器58に収容された記録用紙5は、送出ロール59によって表裏が反転された状態で両面用搬送路57を介して給紙搬送路55へと送り出される。給紙搬送路55では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対57が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給することで、記録用紙5の裏面(第2面)にトナー像が二次転写される。
その後、片面への画像形成時と同様に、裏面にトナー像が二次転写された記録用紙5は、搬送装置56a、56bにより定着装置40まで搬送されて定着処理が施された後、冷却装置70によって記録用紙5及びトナー像が冷却されるとともにカール矯正装置71によりカールが矯正され、切替部材72を介して排出収容部73に排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。
次に、画像形成装置1において、例えば上記した通常の画像形成を行う際に、前記特別色S1,S2の現像剤で構成される特別色トナー像を併せて形成するときの動作について説明する。
この場合は、まず、作像装置10S1,10S2において前述した作像装置10(Y,M,C,K)の場合と同様の作像動作が行われ、これにより作像装置10S1,10S2における各感光ドラム11に特別色トナー像(S1,S2)がそれぞれ形成される。続いて、作像装置10S1,10S2で形成された各特別色トナー像は、前述した4色のトナー像に関する画像形成動作の場合と同様に、中間転写装置20の中間転写ベルト21に一次転写された後に、二次転写装置30により中間転写ベルト21から記録用紙5に(他の色のトナー像と併せて)二次転写される。最後に、特別色トナー像と他の色のトナー像が二次転写された記録用紙5は、定着装置40において定着処理がなされた後、筐体1aの外部に排出される。
以上の動作により、前述した4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像の全面又は一部に対して2つの特別色トナー像が重なり合って存在するように形成された記録用紙5が出力される。
この他、画像形成装置1が画像入力装置60を装備するカラー複写機である場合は、その基本的な画像形成動作が次のように行われる。
すなわち、この場合は、画像入力装置60に原稿6がセットされ、その画像形成動作(コピー)の要求の指令情報を受けると、画像入力装置60において原稿6の原稿画像が読み取られた後、その読み取られた原稿画像の情報が画像処理装置100において前述したような画像処理を施されて画像の信号として生成され、しかる後、その画像の信号が各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)における露光装置13に送信される。これにより、各作像装置10では、その原稿6の画像情報に基づいた静電潜像の形成とトナー像の形成がそれぞれ行われる。それ以後は、前述した画像形成動作(プリント)の場合と同様の動作が行われ、最終的に、そのトナー像からなる画像が記録用紙5に形成されて出力される。
なお、図1中、符号101は画像形成条件等を入力してユーザーが画像形成装置1を操作するためのユーザーインターフェイスを示している。
<定着装置の構成>
図3はこの実施の形態1に係る定着装置を示す構成図である。
この定着装置40は、大別して、記録用紙5を加熱する加熱用回転体としての定着ベルトモジュール41と、定着ベルトモジュール41に対して接触又は離間可能に配置された加圧用回転体としての加圧ロール42とで構成されている。定着ベルトモジュール41と加圧ロール42との間には、未定着トナー像を保持した記録用紙5を加熱加圧して未定着トナー像を記録用紙5に定着させる定着処理部としてのニップ部Nを形成している。
定着ベルトモジュール41は、無端ベルト状に形成されたベルト部材の一例としての定着ベルト43と、定着ベルト43の内周面に接触するように固定した状態で配置され、定着ベルト43を内側から加圧ロール42に圧接させる固定部材の一例としての固定パッド44と、定着ベルト43を張架した状態で回転可能に支持する複数の支持ロール45〜49とを備えて構成されている。なお、この実施の形態では、複数の支持ロール45〜49のうち一部の支持ロールが定着ベルト43を加熱する加熱手段としての加熱ロールを兼ねている。
複数の支持ロール45〜49は、定着ベルト43を張架した状態で定着ベルト43を内側から加熱する内部加熱ロール45と、定着ベルト43を張架した状態で定着ベルト43を外側から加熱する外部加熱ロール46と、固定パッド44のニップ部上流側に配置され、定着ベルト43を所望の状態に保持する第1の従動ロール(ニップ前ロール)47と、当該第1の従動ロール47と内部加熱ロール45との間に配置され定着ベルト43を所望の状態に保持する第2の従動ロール48と、固定パッド44と外部加熱ロール46との間に配置され、ニップ部Nを通過した定着ベルト43を所望の状態に保持する第3の従動ロール49とから構成されている。
定着ベルト43は、図4に示されるように、可撓性を有する無端状ベルトからなり、例えば、ポリイミド樹脂で形成されたベース層431と、ベース層431の表面側(外周面側)に積層されたシリコーンゴムからなる弾性体層432と、この弾性体層432の表面に被覆されたPFA(テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)からなる離型層433とを備えている。定着ベルト43の構成は、使用目的や使用条件等の定着装置40に要求される条件に応じて、材質や厚さ、あるいは硬度等を適宜選択することができる。この実施の形態では、カラー画像の画質を向上させる目的で、ベース層431の表面側に弾性体層432を設けている。定着ベルトモジュール41と加圧ロール42が圧接する圧接領域であるニップ部Nは、粉体からなる各色のトナーが積層された記録用紙5が通過するため、記録用紙5上のトナー像に合わせて定着ベルト43の弾性体層432が変形することにより、トナー像の全体に熱を供給することが可能となる。
加熱手段の一例としての内部加熱ロール45は、例えば、アルミニウムやステンレスあるいは鉄で形成された円筒状ロールであり、内部には、加熱源として例えば単数又は複数本のハロゲンヒータ451が配置されており、その表面が予め定められた温度(例えば、190℃)に加熱される。また、内部加熱ロール45には、定着ベルト43の蛇行を制御する蛇行制御手段としての図示しない蛇行制御装置が設けられている。蛇行制御装置は、定着ベルト43の幅方向に沿った端部の位置を検知する図示しない検知手段(端部センサ)を備え、検知手段によって検知された定着ベルト43の端部位置の情報に基づいて内部加熱ロール45の軸方向に沿った一方の端部を軸方向と交差する方向に移動させることにより、定着ベルト43の蛇行を制御するものである。
また、加熱手段の一例としての外部加熱ロール46は、例えば、アルミニウムやステンレスあるいは鉄で形成された円筒状ロールである。外部加熱ロール46の表面には、フッ素樹脂からなる離型層が形成されている。そして、内部に配置された加熱源としての例えば単数又は複数本のハロゲンヒータ461により、外部加熱ロール46は、その表面が予め定められた温度(例えば、190℃)に加熱される。また、外部加熱ロール46の軸方向に沿った両端部には、定着ベルト43を内側に押圧する図示しないバネ部材が配置され、定着ベルト43全体の張力を例えば15kgfに設定している。
なお、この実施の形態では、内部加熱ロール45と外部加熱ロール46とによって定着ベルト43を加熱するように構成したが、これに限定されるものではなく、固定パッド44の内部に加熱源を配置して、内部加熱ロール45及び外部加熱ロール46に加えて固定パッド44によって定着ベルト43を加熱するように構成しても良い。
このように、定着ベルト43は、無端ベルト状に形成された部材であり、ロール状の定着部材に比べて熱容量が小さく、内部加熱ロール45及び外部加熱ロール46を通過する間にその表面温度が予め定められた温度まで加熱される。そのため、記録用紙5の搬送速度が速い高速機においても、定着ベルト43が1周する間に当該定着ベルト5の温度を定着温度まで復帰させることが可能となる。また、内部加熱ロール45及び外部加熱ロール46は、定着ベルト43と広い面積で接触するように配置されており、定着ベルト43の内周面及び外周面は、効率良く加熱される。
加圧ロール42は、図5に示されるように、例えば、アルミニウムやステンレスあるいは鉄からなる円筒状又は円柱状ロールを基体421として、基体421の外周面にシリコーンゴムからなる弾性体層422を被覆し、弾性体層422の表面にPFAチューブからなる離型層423を被覆して構成されている。加圧ロール42は、定着ベルトモジュール41に対して図示しない移動手段によって接触及び離間する方向に移動可能に配置されているとともに、図示しない駆動手段により矢印方向に沿って所要の速度で回転駆動される。そして、定着ベルト43は、ニップ部Nにおいて加圧ロール42が圧接されることにより、加圧ロール42の回転に伴って矢印方向に従動回転する。
加圧ロール42は、図6に示されるように、その軸方向に沿った中央部の外径(直径)が端部の外径(直径)よりも小さく設定されており、所謂フレア形状に形成されている。更に説明すると、加圧ロール42は、軸方向に沿った中央部から端部に向うに従って直径が大きくなるように外周面が曲率を有した湾曲形状に形成されている。このように、加圧ロール42は、軸方向における中心部が軸心側に凹んだ状態となっており、固定パッド44に押圧されていない状態において、その凹み量が例えば300μmとなっている。すなわち、加圧ロール42の端部における外周面と加圧ロール42の中央部における外周面との半径方向に沿った差が300μmとなるように設定されている。
固定部材の一例としての固定パッド44は、例えば、アルミニウムやステンレス、鉄あるいは合成樹脂等の剛性を有する材料からなり、断面形状が略角筒状や略角柱状に形成された部材である。固定パッド44は、例えば、アルミニウムやステンレスあるいは鉄等からなる金属によって一体的に形成されるが、これに限定されるものではなく、アルミニウムやステンレスあるいは鉄等からなる金属と金属との組合わせや、アルミニウムやステンレスあるいは鉄等からなる金属と合成樹脂との組み合わせなど、2以上(複数)の部材を組み合わせて構成しても良い。なお、この実施の形態では、固定パッド44をアルミニウムやステンレスあるいは鉄等からなる金属によって一体的に形成している。
固定パッド44は、例えば、定着ベルト43の内周側に加圧ロール42の軸方向に沿って全長にわたって存在するよう定着装置40の図示しない筐体(フレーム)に長手方向に沿った両端部を固定した状態で配置されている。そして、固定パッド44は、定着ベルト43を介して加圧ロール42に予め定められた幅領域(例えば、10〜50mm)にわたって予め定められた荷重(例えば、3.0〜6.0kgf/cm2)で均一に押圧するように配置され、定着ベルト43を介して加圧ロール42に圧接されるニップ部Nを形成している。
固定パッド44は、図7に示されるように、当該固定パッド44と加圧ロール42との間に定着ベルト43を介して構成されるニップ部Nを未定着トナー像を保持した記録用紙5が通過する間に、当該ニップ部Nを通過する記録用紙5を主に定着ベルト43から供給される熱と、固定パッド44と加圧ロール42との間に作用する圧力とで未定着トナー像を用紙5上に定着する部材である。この固定パッド44は、加圧ロール42と対向する底壁が肉厚に形成されており、当該加圧ロール42と対向する面に配置され、定着ベルト43を加圧ロール42に向けて押圧する面状の押圧部441を備えている。この押圧部441は、例えば、加圧ロール42から固定パッド44に向けて当該固定パッド44側が凹形状(円弧形状)に凹んだ形状に形成される。更に説明すると、押圧部441は、図5に示されるように、固定パッド44と対向する加圧ロール42側に円の中心O1を配置した断面円弧形状を有している。すなわち、押圧部441は、定着ベルト43の移動方向に沿った中央部が加圧ロール42の半径方向に沿った外側へ向けて凹んだ状態となるよう形成されている。なお、押圧部441は、加圧ロール42の半径方向に沿った外側へ向けて凹んだ状態となる形状に限らず、平面状あるいは平面状に近い凹形状に形成しても良い。押圧部441の曲率半径R1は、例えば、加圧ロール42の変形前の半径R0より大きく設定されており、加圧ロール42を固定パッド44に圧接させることによって加圧ロール42の弾性体層422を押圧部441の断面形状に倣って弾性変形させ、ロール状の定着部材を圧接させた場合と比較して、加圧ロール42の外周面に周方向に沿って幅の広いニップ部Nを形成することが可能となっている。
固定パッド44は、例えば、その定着ベルト43の移動方向に沿った中心位置が加圧ロール42の中心O0に鉛直方向に沿って引いた垂線L1上に位置するように配置される。そして、加圧ロール42の上端部は、例えば、固定パッド44の押圧部441の最上部に圧接する。
また、固定パッド44は、押圧部441の定着ベルト移動方向(記録材の進行方向)に沿った上流側(入口側)に設けられた凸部の一例としての入口側の案内部442と、押圧部441の定着ベルト移動方向に沿った下流側(出口側)に設けられた凸部の一例としての出口側の案内部443とを備えている。これらの入口側及び出口側の案内部442、443は、定着ベルト43を固定パッド44から加圧ロール42に向けて当該加圧ロール42側に突出した状態に湾曲させる凸形状(円弧形状)の曲面形状に形成されている。更に説明すると、入口側の案内部442は、加圧ロール42と対向する固定パッド44側に円の中心O2を配置した円弧形状に加圧ロール42側に突出している。また、出口側の案内部443は、加圧ロール42と対向する固定パッド44側に円の中心O3を配置した円弧形状に加圧ロール42側に突出している。これら入口側及び出口側の案内部442、443の曲率半径R2、R3は、押圧部441の曲率半径R1と比較して大幅に小さく設定されている。また、入口側の案内部442と出口側の案内部443は、例えば、その曲率半径を等しく設定しても良いが、この実施の形態では、記録用紙5の剥離性を考慮して定着ベルト42を曲率が大きくなるよう湾曲させるため、下流側の案内部443の曲率半径R3が上流側の案内部442の曲率半径R2よりも小さな値(R3<R2)となっている。
さらに、入口側の案内部442と押圧部441との間には、図5に示されるように、当該入口側の案内部442よりも曲率が小さく(曲率半径が大きく)設定された領域である入口側の第2の案内部444を備えている。更に説明すると、入口側の案内部442は、その押圧部441側の領域である第2の案内部444を有しており、当該第2の案内部444は、入口側の案内部442よりも曲率半径R4が大きく設定されている。第2の案内部444は、加圧ロール42と対向する固定パッド44側に円の中心O4を配置した円弧形状に加圧ロール42側に突出した曲面形状を有している。
また、入口側の案内部442と第2の案内部444とは、滑らかに連続するよう接続されている。即ち、入口側の案内部442と第2の案内部444とは、例えば、入口側の案内部442と第2の案内部444を接続する接続部445(変曲点)における接線が同一方向となるように形成される。更に説明すると、入口側の案内部442と第2の案内部444は、図7に示されるように、入口側の案内部442を形成する円弧の中心O2と、第2の案内部444を形成する円弧との中心O4とを結んだ直線L2上で接続されている。
同様に、第2の案内部444と押圧部441、及び押圧部441と出口側の案内部443は、滑らかに連続するよう接続されている。第2の案内部444と押圧部441は、第2の案内部443を形成する円弧の中心O4と、押圧部441を形成する円弧との中心O1とを結んだ直線L3上に接続部446(変曲点)を有している。また、押圧部441と出口側の案内部443は、押圧部441を形成する円弧の中心O1と、出口側の案内部443を形成する円弧との中心O3とを結んだ直線L4上に接続部447(変曲点)を有している。
なお、ニップ部Nを形成する固定パッド44側の領域は、固定パッド44の押圧部441から構成されるが、第2の案内部444の一部や出口側の案内部443の一部を含んで構成されていても良い。この実施の形態では、図8に示されるように、ニップ部Nが第2の案内部444の一部及び出口側の案内部443の一部を含むよう構成されている。更に説明すると、ニップ部Nの固定パッド44側の領域は、押圧部441と、第2の案内部444の定着ベルト43の移動方向に沿った下流側の一部444aと、及び出口側の案内部443の定着ベルト43の移動方向に沿った上流側の一部443aとから構成されている。
ところで、この実施の形態に係る固定パッド44の加圧ロール42側に位置する面(押圧面)440は、図6に示されるように、所謂クラウン形状に形成されており、固定パッド44の長手方向に沿った端部より中央部が加圧ロール42側に突出している。更に説明すると、固定パッド44の押圧面440は、長手方向に沿った端部から中央部に向うに従い加圧ロール42に接近するように湾曲した状態で形成されている。
固定パッド44の押圧面440は、図5に示されるように、定着ベルト43の移動方向に沿った上流側から下流側に向けて順に入口側の案内部442、入口側の第2の案内部444、押圧部441及び出口側の案内部443を備えている。これらの入口側の案内部442、入口側の第2の案内部444、押圧部441及び出口側の案内部443は、固定パッド44の長手方向に沿った端部より中央部が加圧ロール42側に突出した所謂クラウン形状に形成されている。
そして、固定パッド44の押圧面440は、定着ベルト43の移動方向に沿った上流側に位置する入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444より出口側の案内部443の方が、固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量が大きく設定されている。
更に説明すると、入口側の案内部442、入口側の第2の案内部444、押圧部441及び出口側の案内部443は、図9に示されるように、共に固定パッド44の長手方向に沿った端部に対して中央部が加圧ロール42側に突出するよう所謂クラウン形状に形成されているが、これらの入口側の案内部442、入口側の第2の案内部444、押圧部441及び出口側の案内部443では、固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量が異なる値に設定されている。
この固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTは、図10に示されるように、定着ベルト43の移動方向に沿った出口側の案内部443の突出量ΔToが、定着ベルト43の移動方向に沿った入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444の突出量ΔTIよりも大きな値となっている。
固定パッド44は、例えば、ニップ部Nの出口側に位置する出口側の案内部(出口部)443aにおいて、長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTOが例えば450μmとなっている。これに対して、ニップ部Nの入口側に位置する第2の案内部444a(入口部)において、固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTIが例えば130μmとなっている。
また、入口側の第2の案内部444と出口側の案内部443との間に位置する押圧部441は、入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444と出口側の案内部443の突出量の中間の値に設定されている。すなわち、押圧部441の突出量ΔTCは、入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444の突出量ΔTIから出口側の案内部443の突出量ΔTOへと滑らかに連続して移行するよう補間した値となっている。
なお、図5中、符号448は定着ベルト43と固定パッド44との摺動抵抗を低減するため、固定パッドの表面に設けられた摺動シートを示している。この摺動シートとしては、例えばフッ素樹脂を含浸させたガラス繊維製のシートが用いられる。
<定着装置の動作>
画像形成装置1では、図1に示されるように、二次転写位置において中間転写ベルト21からトナー像が記録用紙5上に静電的に二次転写され、未定着トナー像が転写された記録用紙5は、定着装置40へと搬送される。定着装置40では、図3に示されるように、記録用紙5が定着ベルトモジュール41と加圧ロール42との間に形成されたニップ部Nを通過する間に加熱及び加圧されて未定着トナー像が記録用紙5上に定着される。
この実施の形態に係る定着装置40では、ニップ部Nを通過する記録用紙5は、主として定着ベルト43によって加熱される。定着ベルト43は、当該定着ベルト43の内周面に接触する内部加熱ロール45と、当該定着ベルト43の外周面に接触する外部加熱ロール46とによって加熱される。
また、定着装置40は、固定パッド44がアルミニウムやステンレスあるいは鉄等で形成された剛性を有する部材であるのに対して、加圧ロール42が弾性体層423を被覆したソフトロールで構成されている。そのため、ニップ部Nでは、固定パッド44は殆ど撓まず、加圧ロール42の表面に位置する弾性体層422が撓むことにより、定着ベルト43の移動方向に幅を持ったニップ部Nが形成されている。
このニップ部Nは、入口側の第2の案内部444の下流側に位置する押圧部441が、上向きに凸である湾曲形状を有しているのに対して、出口側の案内部443は、下向きに凸である湾曲形状を有している。そのため、記録用紙5は、押圧部441から出口側の案内部443へと移動する際に、出口側の案内部443の曲率である下向きに凸となる方向に進行方向が変化し、用紙上のトナー像と定着ベルト43との間に微少なマイクロスリップが生じる。その結果、記録用紙5は、定着ベルト43から剥離され易い状態となる。
そして、固定パッド44のニップ部Nの出口では、図5に示されるように、定着ベルト43は、固定パッド44の出口側に配置された出口側の案内部443に沿って搬送されるので、定着ベルト43の搬送方向は略水平方向から曲率半径が小さく設定された出口側の案内部443を介して斜め上方に位置する第3の従動ロール49の方向へと急激に変化する。すなわち、定着ベルト43は、固定パッド44の出口側の案内部443に沿って移動するため、定着ベルト43の曲率は、出口側の案内部443の曲率半径R3に一致した大きなものとなる。そのため、ニップ部N内において定着ベルト43との付着力が弱められた記録用紙5は、用紙自身が有している紙のコシ(剛性)によって定着ベルト43から分離される。
そして、定着ベルト43から分離された記録用紙5は、図3に示されるように、固定パッド44の下流側に配置された排紙案内板75及び排紙ベルト76によって冷却ユニット70に向けて搬送され、定着装置40の定着処理が終了する。
ところで、記録用紙5は、図5に示されるように、固定パッド44に定着ベルト43を介して加圧ロール42が圧接するニップ部Nを通過する際に、定着ベルト43の移動方向に沿った上流側から順に固定パッド44の入口側の案内部442、入口側の第2の案内部444及び押圧部441を経て出口側の案内部443へと移動する。
その際、固定パッド44の入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444は、図9に示されるように、固定パッド44の長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出した形状を有している。これに対して、加圧ロール42は、図6に示されるように、軸方向に沿った端部よりも中央部の直径が小さく設定されている。そのため、入口側の第2の案内部444の一部444aから構成されるニップ部Nの入口部に進入した記録用紙5には、加圧ロール42の外周面形状に倣って幅方向の中央部から端部に向けた引張力が作用する。
その後、記録用紙5は、ニップ部Nの入口部から中央に位置する押圧部441へと移動し、更には出口側の案内部443へと移行する。この出口側の案内部443は、固定パッド44の長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出した所謂クラウン形状を有しているが、図10に示されるように、長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTOが、入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444の突出量ΔTIよりも大きく設定されている。そのため、固定パッド44の押圧面440に沿ってニップ部Nを定着ベルト43の移動方向下流側へと移動する記録用紙5には、出口側の案内部443においても、加圧ロール42の外周面の形状に倣って幅方向の中央部から端部に向けた引張力Fが作用するが、当該引張力Fは、入口側の第2の案内部444aよりも大きなものとなる。その結果、記録用紙5には、図11に示されるように、ニップ部Nの入口部444aから出口部443aへと移動するに従い、ニップ部Nの入口部よりも幅方向の中央部から端部に向けて作用する引張力Fが次第に大きくなり、記録用紙5に紙しわや波うち等の質の低下が発生することが抑制される。
更に説明すると、定着装置40により定着処理を受ける記録用紙5には、ニップ部Nを通過する間に作用する種々の力によって紙しわや、波うち、あるいは所謂あばら状や背骨状の画像欠陥や、あばら状のしわといった種々の質の低下が発生する虞れがある。
すなわち、記録用紙5に紙しわや波うち等の種々の質の低下が発生する要因は、本発明者等の研究によれば、加圧ロール42のフレア形状に依存していることが判っている。即ち、フレア形状を小さく設定したストレート形状に近い加圧ロール42の場合には、記録用紙5を幅方向に沿って引っ張る引張力が作用せず、用紙5の波うち等の変形が集約されて紙しわが発生し易い。これに対して、加圧ロール42のフレア形状を徐々に大きく設定していくことにより、紙しわの発生は抑制される傾向となるが、用紙の小さな変形である波うちがそのまま残る場合がある。そこで、加圧ロール42のフレア形状を更に大きく設定した場合、用紙5の紙しわや波うちの発生は抑制されるが、フレア形状の増大に伴って用紙5の幅方向の中央部(特に進行方向の下流側)が背骨状に盛り上がり、図12に示されるように、用紙5上のトナー像と定着ベルト43との接触によって用紙5上の画像に略背骨形状に類似した画像欠陥が発生する。更に加圧ロール42のフレア形状を更に大きく設定すると、画像上にあばら状の画質結果が現れた後、記録用紙5そのものがあばら状に変形する所謂用紙あばらと呼ばれる用紙の質の低下が発生する傾向があることが判明している。
このように、加圧ロール42に適度のフレア形状を付与することにより、記録用紙5に紙しわや波うち、更にはあばら状の変形などが発生するのを抑制することができるものの、加圧ロール42に圧接する固定パッド44は、加圧ロール42とは逆のクラウン形状に形成されているため、加圧ロール42と固定パッド44の相互作用により用紙5に紙しわや波うち等が発生するのを抑制することが可能な加圧ロール42のフレア量や固定パッド44のクラウン量の設定領域が狭くなり、又場合によっては、用紙5に紙しわや波うち等が発生するのを抑制可能な領域を設定することが困難な場合が生じる。
これに対して、本実施の形態では、加圧ロール42をフレア形状に形成して用紙5に紙しわや波うち等が発生するのを抑制する構成を採用し、更に固定パッド44はクラウン形状に形成するとともに、ニップ部Nの入口部よりも出口部のクラウン量を大きく設定している。
そのため、記録用紙5には、ニップ部Nを入口部から出口部へ向けて移動する際に、加圧ロール42の周面に軸方向に沿って付与された所謂フレア形状に伴い、幅方向の中央部から端部に向けた引張力Fが作用する。このとき、加圧ロール42の周面に圧接する固定パッド44の押圧面440は、長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出した所謂クラウン形状を有しており、しかも、ニップ部Nの入口部よりも出口部の方が長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTが大きく設定されている。そのため、記録用紙5に作用する幅方向に沿った中央部から端部に向けた引張力Fは、ニップ部Nの入口部よりも出口部の方が大きく、記録用紙5は、ニップ部Nを入口部から出口部へ向けて移動することにより、出口部において入口部よりも大きな幅方向に沿った引張力Fを受ける。したがって、記録用紙5には、紙しわや波うち、あるいはあばら状や背骨状のしわ等の質の低下が発生することが抑制される。
この発明の実施の形態の場合には、固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTを、ニップ部Nの入口部よりも出口部の方が大きくなるよう設定することで、ニップ部を通過する記録用紙5に対して紙しわや波うち等の質の低下が発生するのを抑制する力を作用させることが可能となり、加圧ロール42のフレア形状と、固定パッド44のクラウン形状とを広い範囲にわたって設定した場合でも、紙しわや波うち、あるいはあばら状や背骨状のしわ等の質の低下が発生するのを抑制することができる。
実験例1
次に、本発明者らは、上述した実施の形態1に係る定着装置の効果を確認するため、図3に示すような定着装置40を試作し、紙しわや波うち等の発生状況及び用紙の剥離性を確認する実験を行った。この実験例では、固定パッド44の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量ΔTとして、入口側の突出量を130μm、出口側の突出量を550μmにそれぞれ設定したものを用いた。また、比較例1として、入口側の突出量を550μm、出口側の突出量を130μmに設定したものを、比較例2として、入口側の突出量を320μm、出口側の突出量を同じく320μmに設定したものを用いた。
実験は、記録用紙5として坪量が73gsmのOKTC(オーケートップコート)紙を使用して行った。また、紙しわやあばら状、あるいは波うちの発生を確認するための画像として、記録用紙5の全面に黒(K)色の画像を画像濃度50%で形成したものを用いた。また、記録用紙5の剥離性を確認するための画像として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像を画像濃度80%、又はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の各画像を画像濃度60%で形成した何れも総画像濃度が240%の画像を用いた。なお、記録用紙5の先端には幅3mmの余白を形成した。
図13は上述した実験例の結果を示す図表である。
この図13から明らかなように、本発明の実験例に係る定着装置の場合には、あばら状の紙しわや波うちが発生せず、用紙の剥離不良も未発生であり、良好な結果が得られた。
これに対して、入口側のクラウン量を出口側よりも大きく設定した比較例1の場合には、あばら状の紙しわが発生するとともに、用紙の剥離不良が発生し、又、波うちの発生が見うけられ、品質特性の評価は不可であった。
また、入口側のクラウン量を出口側と等しく設定した比較例2の場合には、あばら状の紙しわが発生するとともに、用紙の剥離不良が発生し、又、波うちの発生が見受けられ、品質特性の評価は不可であった。
実施の形態2
図14はこの発明の実施の形態2に係る定着装置を示す断面構成図である。
この実施の形態2に係る定着装置40は、図14に示されるように、押圧部441を円弧形状に形成したものではなく、押圧部441を直線状(平面状)に形成するとともに、押圧部441の入口側と出口側は、円弧形状に形成されて入口側の第2の案内部444及び出口側の案内部443と滑らかに連続するように形成されている。
このように、押圧部441を直線状(平面状)に形成することにより、押圧部441を凹形状に形成した場合に比較して、封筒などの記録材を定着する場合に、記録材の表面側と裏面側とで搬送速度に差が生じるのを抑制することができ、封筒などの記録材であっても良好に定着処理を行うことが可能となる。
その他の構成及び作用は前記実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図15はこの発明の実施の形態3に係る定着装置を示す断面構成図である。
この実施の形態3に係る定着装置40は、図15(a)〜(c)に示されるように、固定接触部材としての固定パッド44をアルミニウムやステンレス等の金属によって一体的に形成するのではなく、固定パッド44をアルミニウムやステンレス等の金属同士や金属と合成樹脂との組合わせ等により複数の部材から構成したものである。
図15はこの実施の形態3に係る固定パッドを示す断面図である。
この実施の形態3に係る固定パッド44は、図15(a)、図16、図17に示されるように、断面形状が略角筒状に形成されたパッド本体44aと、当該パッド本体44aの加圧ロール42側の端面に固定した状態で設けられた押圧部材44bとを備えている。パッド本体44aは、例えば、アルミニウムやステンレス等の金属からなり、矩形の断面を有する略角筒形状に形成されている。また、押圧部材44bは、LCP等の耐熱性及び剛性を有する合成樹脂によって長尺な板状に形成されている。このパッド本体44aには、加圧ロール42側に位置する底面に押圧部材44bを位置決めするための凹溝449が長手方向に沿って設けられている。また、押圧部材44bは、例えば、図17に示されるように、当該押圧部材44bの長手方向に沿った両端部に設けられたネジ孔44cを介してパッド本体44aにネジ44d止めにより取り付けられる。
また、この実施の形態では、例えば、前記実施の形態1と同様に、押圧部材44bの加圧ロール42側の押圧面440に、長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲した形状を付与しており、ニップ部Nの出口部の突出量が入口部の突出量よりも大きく設定される。
この実施の形態では、複雑な三次元形状を有する押圧面を有する押圧部材44bを、合成樹脂によって形成することが可能となるため、製造が容易であり、固定パッド44の低コスト化が可能となる。
なお、図15(a)に示される実施の形態においては、長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲した形状を、押圧部材44bの表面に付与するのではなく、パッド本体44aの下端面又は上端面に付与するように構成しても良い。パッド本体44aの下端面をクラウン形状に形成した場合には、押圧部材44bの押圧面は、長手方向に沿って一様に形成することができ、押圧部材44bの製造が容易となる。また、パッド本体44aの上端面をクラウン形状に形成した場合には、加圧ロール42を固定パッド44に圧接した際に、パッド本体44aの上端面を固定パッド44の上方に配置された平坦な下端面を有するフレーム等の部材に圧接することにより、パッド本体44aをクラウン状に撓ませることで、押圧部材44bの押圧面にクラウン形状が付与される。この場合には、パッド本隊44aとしては剛性の高くない部材を使用することが可能となる。
図15(b)はこの実施の形態3に係る固定パッドの変形例を示す断面図である。
この固定パッド44は、押圧部材44bに長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与するのではなく、パッド本体441aを長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲した形状に形成したものである。
すなわち、固定パッド44は、パッド本体44aの下面に定着ベルト43の移動方向に沿った上流側と下流側の端部に下向きに突出した凸部451、452をそれぞれ設け、上流側の凸部451と下流側の凸部452の下端面451a、452aに長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与したものである。
この実施の形態3の変形例の場合には、パッド本体44bの下面に設けた上流側の凸部451と下流側の凸部452の下端面451a、452aを長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲した形状に形成すれば良く、パッド本体44aを金属によって形成した場合であっても、クラウン形状の加工が比較的容易であり、コストの面では図15(a)に示す実施形態に比較して高くなるものの、金属製のパッド本体44aによってクラウン形状を精度良く形成することが可能となる。
図15(c)はこの実施の形態3に係る固定パッドの更なる変形例を示す断面図である。
この固定パッド44は、押圧部材44bの押圧面に長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与するのではなく、押圧部材のパッド本体44a側の面に長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与している。
この実施の形態3の変形例の場合には、押圧部材44bの上面に定着ベルト43の移動方向に沿った上流側と下流側の端部に上向きに突出した凸部453、454をそれぞれ設け、上流側の凸部453と下流側の凸部454の上端面451a、452aに長手方向に沿った端部よりも中央部がパッド本体44a側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与したものである。
この変形例の場合には、押圧部材44bの長手方向に沿った両端部をパッド本体44aに固定した状態で取り付けることにより、結果的に、長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状が付与される。
図14(c)に示す変形例の場合には、押圧部材44bの押圧面440は、長手方向に沿って一様に形成すれば良く、押圧部材44bを成型する金型の製造が容易となる。
図18はこの実施の形態3に係る固定パッドの更なる変形例を示す断面図である。
この実施の形態3に係る固定パッド44は、図18(a)に示されるように、金属からなるパッド本体44aと、加圧ロールに圧接される押圧面を形成する押圧部材44bと、パッド本体44aと押圧部材44bとの間に配置されるスペーサ部材44eとからなる3つの部材によって構成されている。
パッド本体44aは、図18に示されるように、いずれもアルミニウムやステンレスあるいは鉄等の金属によって断面略角筒状に形成したものである。また、押圧部材44bは、その下端面に長手方向に沿って一様に形成された入口側の案内部442及び入口側の第2の案内部444、押圧部441、出口側の案内部443を備えている。
また、スペーサ部材44eには、押圧部材44b側に位置する下面に定着ベルト43の移動方向に沿った上流側と下流側の端部に下向きに突出した凸部455、456をそれぞれ設け、上流側の凸部455と下流側の凸部456の下端面455a、456aに長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与したものである。
また、図18(b)に示す変形例では、スペーサ部材44eのパッド本体44a側に位置する上面に定着ベルト43の移動方向に沿った上流側と下流側の端部に下向きに突出した凸部457、458をそれぞれ設け、上流側の凸部457と下流側の凸部458の上端面457a、458aに長手方向に沿った端部よりも中央部がパッド本体44a側に突出するように湾曲したクラウン形状を付与したものである。
この変形例の場合には、押圧部材44bと共にスペーサ部材44eをパッド本体44aに取り付けることにより、押圧部材44bと共にスペーサ部材44eを長手方向に沿った端部よりも中央部が加圧ロール42側に突出するように湾曲したクラウン形状に変形される。
さらに、図18(c)に示す変形例では、パッド本体44aと押圧部材44bとの間に介在されるスペーサ部材44e、44fを、定着ベルト43の移動方向に沿った上流側と下流側の2つの部材から構成し、これらの上流側のスペーサ部材44eと下流側のスペーサ44fとに付与するクラウン量を下流側のスペーサが大きくなるように設定したものである。
この図18(c)に示す変形例では、スペーサ部材44e、44fを小型に形成することができ、コストダウンが可能となる。
その他の構成及び作用は前記実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形体4
この実施の形態4に係る定着装置40は、図19に示されるように、定着ベルト43を張架する支持ロールとして、内部加熱ロール45と蛇行制御用の支持ロール49とからなる2本のロールを用いるように構成している。
この定着装置40の場合には、装置全体の小型化が可能であり、画像形成装置1の小型化にも寄与する。また、定着ベルト43に十分な熱量を供給するためには、固定パッド44に加熱源を設けるように構成しても良い。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
40:定着装置、42:加圧ロール、44:固定パッド、441:押圧部、442:入口側の案内部、443:出口側の案内部。

Claims (7)

  1. 無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内周面に接触するように固定した状態で配置された固定部材と、
    前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
    前記ベルト部材を前記固定部材の押圧面に押し付けて定着部を形成した際に弾性変形する弾性層を有するとともに、回転する加圧ロールと、
    を備え、
    前記加圧ロールは、軸方向に沿った端部の外径より中央部の外径が小さくなるように湾曲した形状に形成され、
    前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口から出口の全域に渡り前記固定部材の長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されているとともに、
    前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口から出口に進むに従い前記突出量が増加するように設定されていることを特徴とする定着装置。
  2. 無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内周面に接触するように固定した状態で配置された固定部材と、
    前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
    前記ベルト部材を前記固定部材の押圧面に押し付けて定着部を形成した際に弾性変形する弾性層を有するとともに、回転する加圧ロールと、
    を備え、
    前記加圧ロールは、軸方向に沿った端部の外径より中央部の外径が小さくなるように湾曲した形状に形成され、
    前記固定部材の押圧面は、前記固定部材の長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されているとともに、
    前記固定部材の押圧面は、前記ベルト部材の移動方向に沿った前記定着部の入口側より出口側が、前記固定部材の長手方向に沿った端部に対する中央部の突出量が大きく設定され、
    しかも、前記固定部材の押圧面には、前記定着部の入口側及び出口側に前記加圧ロール側へ向けて突出した円弧形状の案内部が設けられ、前記出口側の案内部の曲率半径が前記入口側の案内部の曲率半径よりも小さく設定されていることを特徴とする定着装置。
  3. 前記固定部材は、本体と、前記本体の前記ベルト部材側に設けられた押圧部材とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記固定部材は、本体と、前記本体の前記ベルト部材側に設けられた押圧部材と、前記本体と前記押圧部材との間に配置された中間部材とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 前記固定部材は、前記本体が長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置。
  6. 前記固定部材は、前記押圧部材が長手方向に沿った端部より中央部が前記加圧ロールに向けて突出するように湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置。
  7. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材に当該画像を定着する定着手段とを備え、
    前記定着装置として、請求項1乃至6のいずれかに記載された定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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