JP5446803B2 - 定着装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置、および画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に搭載する定着装置において、電磁誘導を用いて加熱する方式が知られている。
例えば特許文献1には、磁束発生手段としての電磁誘導コイルが磁性金属製の芯金シリンダからなる定着ロールの内部に配置され、電磁誘導コイルにて生成した誘導磁界により定着ロールに渦電流を誘起させて、定着ロールを直接的に加熱する電磁誘導方式の定着装置が記載されている。
特開2003−186322号公報
ここで一般に、定着装置において電磁誘導により直接的に加熱される定着部材を熱容量の小さいベルト部材で構成することにより、従来の定着ロールを用いる構成よりも定着可能状態に設定するまでの時間を低減することができる。しかし、熱容量の小さい定着部材は熱が流出し易い特性も有しており、それが定着可能状態までの到達時間の低減を妨げる要因となる。
本発明は、ベルト部材で構成された定着部材を備えた定着装置において、定着可能状態に設定するまでの時間を低減することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、電磁誘導により発熱する発熱層を有し、当該発熱層が電磁誘導加熱されることで記録材にトナーを定着する定着部材と、前記定着部材に対して接離する方向に移動自在に構成されるとともに、当該定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材を前記定着部材に対して接離する方向に移動させる移動手段とを備え、前記加圧部材は、前記定着部材に押圧しながら接触する位置に設定された状態で当該定着部材との間に前記ニップ部を形成するニップ形成部と、当該ニップ形成部が当該定着部材から離間した位置に設定された状態で当該定着部材と接触し、当該定着部材に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達部とを含んで構成され、当該ニップ形成部と当該駆動力伝達部とが別体に構成されて当該加圧部材の回転軸に固定され、前記移動手段は、前記定着部材が予め定められた温度に加熱されるまで前記加圧部材の前記ニップ形成部を当該定着部材から離間した位置に設定し、当該定着部材が当該予め定められた温度に加熱されることにより、当該定着部材を押圧する位置に当該ニップ形成部を設定することを特徴とする定着装置である。
請求項に記載の発明は、前記加圧部材は、前記ニップ形成部と前記駆動力伝達部とが当該加圧部材の回転軸の方向に離間して配置されたことを特徴とする請求項記載の定着装置である。
請求項に記載の発明は、前記定着部材の内部に配置され、前記加圧部材からの押圧力により弾性変形して前記ニップ部を形成する弾性部材を有し、当該弾性部材は、前記駆動力伝達部と対向する領域が前記ニップ形成部と対向する領域よりも弾性変形率が低く構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記加圧部材において、前記ニップ形成部は前記駆動力伝達部と同軸に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の定着装置である。
請求項に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によって形成された前記トナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写された前記トナー像を当該記録材に定着する定着手段とを有し、前記定着手段は、電磁誘導により発熱する発熱層を有し、当該発熱層が電磁誘導加熱されることで前記記録材に前記トナー像を定着する定着部材と、前記定着部材に対して接離する方向に移動自在に構成されるとともに、当該定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材を前記定着部材に対して接離する方向に移動させる移動手段とを備え、前記加圧部材は、前記定着部材に押圧しながら接触する位置に設定された状態で当該定着部材との間に前記ニップ部を形成するニップ形成部と、当該ニップ形成部が当該定着部材から離間した位置に設定された状態で当該定着部材と接触し、当該定着部材に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達部とを含んで構成され、当該ニップ形成部と当該駆動力伝達部とが別体に構成されて当該加圧部材の回転軸に固定され、前記移動手段は、前記定着部材が予め定められた温度に加熱されるまで前記加圧部材の前記ニップ形成部を当該定着部材から離間した位置に設定し、当該定着部材が当該予め定められた温度に加熱されることにより、当該定着部材を押圧する位置に当該ニップ形成部を設定することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、ベルト部材で構成された定着部材を備えた定着装置において、本発明を採用しない場合に比較して、定着部材を定着可能状態に設定するに際して、定着部材からの熱の流出を抑制することで、定着可能状態に設定するまでの時間を低減し、また、駆動力伝達部の弾性変形が隣接するニップ形成部に対して及ぼす影響を低減するとともに、駆動力伝達部とニップ形成部との隣接領域でのニップ圧を均一化することができる。
請求項の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、駆動力伝達部の弾性変形が隣接するニップ形成部に対して及ぼす影響をさらに低減することができる。
請求項の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、駆動力伝達部を予め想定した変形量で弾性変形され易く構成することができる。
請求項4の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、本発明を採用しない場合に比較して、定着部材を回転駆動する構成を簡素化することができる。
請求項の発明によれば、ベルト部材で構成された定着部材を備えた定着装置において、本発明を採用しない場合に比較して、定着部材を定着可能状態に設定するに際して、定着部材からの熱の流出を抑制することで、定着可能状態に設定するまでの時間を低減し、また、駆動力伝達部の弾性変形が隣接するニップ形成部に対して及ぼす影響を低減するとともに、駆動力伝達部とニップ形成部との隣接領域でのニップ圧を均一化することができる。
本実施の形態の定着装置(定着器)が適用される画像形成装置の構成例を示した図である。 定着器の構成を説明する正面図である。 定着器の構成を説明する図2におけるIII−III断面図である。 定着ベルトの断面層構成図である。 加圧ロールの長手方向の構成を説明する図である。 加圧ロールの動力伝達部の構成を具体的に説明する図である。 リトラクト機構が加圧ロールを定着ベルトに接離させる際の動作を説明する図である。 駆動モータから加圧ロールへの駆動力の伝達を説明する図である。 IHヒータの構成を説明する断面図である。 ニップ部近傍領域での定着ベルトの状態を示す図である。 主制御部が行う画像形成処理の内容の一例を説明するフローチャートである。 加圧ロールの動力伝達部の他の構成を具体的に説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
<画像形成装置の説明>
図1は本実施の形態の定着装置(定着器)60が適用される画像形成装置1の構成例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置1全体の動作を制御する主制御部31と、を備えている。さらには、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3等との通信を行って画像データを受信する通信部32と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部33と、通信部32にて受信された画像データや画像読取部33によって生成された読取画像データ等に対し予め定めた画像処理を施し画像形成部10に転送する画像処理部34と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)部35と、を備えている。
画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する構成部であって、並列して配置されるトナー像形成手段の一例としての4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、「画像形成ユニット11」)を備えている。各画像形成ユニット11は、機能部材として、例えば、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成され、その後にトナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光器14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16と、を備えている。
画像形成ユニット11各々は、現像器15に収容されるトナーを除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20と、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21と、を備えている。さらに、中間転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール22と、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着手段(定着装置)の一例としての定着器60と、を備えている。なお、本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21、および二次転写ロール22により転写手段が構成される。
画像形成部10の画像形成ユニット11各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスによりイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により中間転写ベルト20上に順に静電転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動(矢印B方向)に伴って二次転写ロール22が配置された二次転写領域Trに搬送され、用紙収容容器40から供給される用紙P上に一括して静電転写される。その後、用紙P上に静電転写された合成トナー像は、定着器60によって定着処理を受けて用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部45に搬送され集積される。
一方、一次転写後に感光体ドラム12に付着しているトナー(一次転写残トナー)、および二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(二次転写残トナー)は、それぞれドラムクリーナ16、およびベルトクリーナ25によって除去される。
このようにして、画像形成装置1での画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返し実行される。
<定着ユニットの全体構成の説明>
次に、本実施の形態の定着器60について説明する。
図2および図3は、本実施の形態の定着器60の構成を説明する図である。図2は用紙Pの搬入側から見た定着器60の正面図であり、図3は定着器60の図2におけるIII−III断面図である。
図2および図3に示すように、定着器60は、支持体69(図2参照)の内部に、交流磁界を生成する磁界生成部材の一例としてのIH(Induction Heating)ヒータ63と、IHヒータ63により電磁誘導加熱されてトナー像を定着する定着部材の一例としての定着ベルト61と、定着ベルト61の内部に配置された弾性部材64と、定着ベルト61に対向するように配置された加圧部材の一例としての加圧ロール62と、定着ベルト61からの用紙Pの剥離を補助する剥離補助部材70(図3参照)と、を備えている。
<定着ベルトの説明>
定着ベルト61は、原形が円筒形状の無端のベルト部材で構成され、例えば原形(円筒形状)時の直径が30mm、幅方向長が380mmに形成されている。また、図4(定着ベルト61の断面層構成図)に示したように、定着ベルト61は、基材層611と、基材層611の上に積層された導電発熱層612と、トナー像の定着性を向上させる弾性層613と、最外層に被覆された表面離型層614と、からなる多層構造で構成されている。
まず、定着ベルト61の基材層611は、薄層の導電発熱層612を支持するとともに、定着ベルト61全体としての機械的強度を形成する耐熱性のシート状部材で構成される。また、基材層611は、磁界を通過させる物性(比透磁率、固有抵抗)を持った材質、厚さで形成され、基材層611自身は、磁界の作用により発熱しないか、または発熱し難く構成される。具体的には、基材層611は、例えば、厚さ30〜200μmの非磁性ステンレススチール等の非磁性金属や、厚さ60〜200μmの樹脂材料等が用いられる。
定着ベルト61の導電発熱層612は、発熱層の一例であって、IHヒータ63にて生成される交流磁界によって電磁誘導加熱される電磁誘導発熱体層である。すなわち、導電発熱層612は、IHヒータ63からの交流磁界が厚さ方向に通過することにより、渦電流を発生させる層である。
ここで、IHヒータ63により生成される交流磁界の周波数は、一般に使用される汎用電源による20k〜100kHzである。それにより、導電発熱層612は、周波数20k〜100kHzの交流磁界が侵入し通過するように構成される。導電発熱層612を構成する材料としては、例えば、Au,Ag,Al,Cu,Zn,Sn,Pb,Bi,Be,Sb等の金属や、これらの金属合金が用いられる。
具体的には、導電発熱層612の構成として、厚さ2〜20μm、固有抵抗2.7×10−8Ω・m以下の例えばCu等の非磁性金属(比透磁率が概ね1の常磁性体)が用いられる。また、定着ベルト61を定着可能温度まで加熱するまでに要する時間(以下、「ウォームアップタイム」)を短縮する観点からも、導電発熱層612を薄層にして熱容量を小さく構成する。
次に、定着ベルト61の弾性層613は、シリコーンゴム等の耐熱性の弾性体で構成される。定着対象となる用紙Pに保持されるトナー像は、粉体である各色トナーが積層して形成されている。それにより、ニップ部Nにおいてトナー像の全体に均一に熱を供給するために、弾性層613は用紙P上のトナー像の凹凸に倣って変形するように構成される。例えば、弾性層613は、厚みが100〜600μm、硬度が10°〜30°(JIS−A)のシリコーンゴムが用いられる。
定着ベルト61の表面離型層614は、用紙P上に保持された未定着トナー像と直接接触するため、トナーに対する離型性の高い材質が使用される。例えば、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、シリコーン共重合体、またはこれらの複合層等が用いられる。表面離型層614の厚さとしては、薄すぎると、耐摩耗性の面で充分でなく、定着ベルト61の寿命を短くする。その一方で、厚すぎると、定着ベルト61の熱容量が大きくなりすぎ、ウォームアップタイムが長くなる。そこで、表面離型層614の厚さは、耐摩耗性と熱容量とのバランスを考慮し、1〜50μmに設定される。
なお、定着ベルト61は、単一の材質からなる一層構成としてもよい。例えば、定着ベルト61を50μm程度の厚さのNi等の金属からなる一層として構成としてもよい。
<弾性部材の説明>
本実施の形態の定着器60では、定着ベルト61の内部に、定着ベルト61の全幅に亘って弾性部材64を配置している。弾性部材64は、例えばゴム硬度15〜45°(JIS−A)のゴム、エラストマー等(例えば、シリコーンゴム)の弾性体で構成された外径が30mmの円筒状ロールで形成され、回転軸99に外嵌して固定(接合)されている。さらに、弾性部材64は、外周面が定着ベルト61の内周面と接着されている。それにより、定着ベルト61は、内部に回転軸99と弾性部材64とからなる弾性体ロールが嵌入された構成を有し、回転軸99の回転に伴って回転駆動される。
この場合に、定着ベルト61の内部に嵌入され弾性部材64の外径が、定着ベルト61の原形(円筒形状)時の直径(例えば30mm)よりも僅かに大きくなるように構成してもよい。それにより、弾性部材64の外周面と定着ベルト61の内周面との接着性が向上する。例えば、弾性部材64を外径31mmとして、原形時の直径30mmの定着ベルト61よりも外径を1mm程度大きく構成することにより、弾性部材64側からの弾性力で弾性部材64と定着ベルト61との接着性が高まる。
このような構成により、定着ベルト61は、後段で説明する接離機構によって加圧ロール62が定着ベルト61に圧接(押圧しながら接触)して配置されることにより、弾性部材64および加圧ロール62双方の弾性力によって加圧ロール62との間にニップ部Nを形成する。一方、この接離機構によって加圧ロール62が定着ベルト61から離間して配置されることにより、定着ベルト61全体としての原型形状(円柱形状)が復元されることとなる。なお、弾性部材64の機能については、後段(図8)で詳述する。
また図2に示すように、このような構成を有する定着ベルト61は、回転軸99の両端部が支持体69に回転自在に支持されている。そして、接離機構により定着ベルト61に加圧ロール62が圧接されている状態では、定着ベルト61の全幅に亘って加圧ロール62が圧接され、加圧ロール62全体からの摩擦力によって加圧ロール62に従動回転する。一方、定着ベルト61から加圧ロール62が離間した状態では、定着ベルト61の両端部領域において加圧ロール62の両端部領域に設けられた動力伝達部62B,62C(後段の図5も参照)が圧接され、定着ベルト61は動力伝達部62B,62Cからの摩擦力によって加圧ロール62に従動回転する。なお、定着ベルト61および加圧ロール62を駆動する機構については、後段(図8)で詳述する。
<加圧ロールの説明>
まず図2に示すように、加圧ロール62は、長手方向に関し、画像形成装置1にて使用される最大用紙(例えば、A3サイズ)の通紙領域(最大通紙領域Rmax)を含んだ領域に構成されたロール本体部62Aと、ロール本体部62Aの両端部領域(最大通紙領域Rmaxの外側領域)に形成された動力伝達部62B,62Cと、で構成されている。動力伝達部62B,62Cは、定着ベルト61に加圧ロール62が圧接(押圧しながら接触)される領域であるニップ部Nでの圧力(以下、「ニップ圧」)に対する弾性変形率が、ロール本体部62Aよりも大きく構成されている。ここでの「弾性変形率」とは、ニップ圧が作用した際の単位体積当たりの弾性変形量をいう。
また図3に示すように、加圧ロール62のロール本体部62Aは、例えば発泡させたシリコーンゴム等からなる耐熱性弾性体層621と、例えば厚さ50μmのカーボン配合のPFA等の耐熱性樹脂被覆または耐熱性ゴム被覆による離型層622と、で構成されている。また、加圧ロール62のロール本体部62Aは、外径が28mm、幅方向長が370mmに形成されている。それにより、長手方向長が10mmの動力伝達部62B,62Cを加えた加圧ロール62全体は、長手方向長が390mmに形成されている。そして、加圧ロール62全体は、定着ベルト61の回転軸99方向に沿って定着ベルト61と並行して配置され、次段で説明するように、接離機構により定着ベルト61に対して接離するように構成されている。
また図2(後段図6も参照)に示すように、加圧ロール62には、加圧ロール62の回転中心を貫通するように回転軸94が設けられている。そして、回転軸94の一方の端部側には、駆動伝達ギヤ93が固定されるとともに、回転軸94は、支持体69において定着ベルト61方向に関して予め定められた範囲内で移動自在に支持され、かつ回転自在に支持されている。そして、加圧ロール62は、駆動伝達ギヤ93を介して駆動源である駆動モータ90からの駆動力を受けて、自らが図3の矢印C方向に回転する。それにより、加圧ロール62は定着ベルト61を従動させて回転させる。またその際に、加圧ロール62は定着ベルト61を押圧しながら定着ベルト61との接触位置にニップ部Nを形成し、このニップ部Nに未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させることで、熱および圧力によって未定着トナー像を用紙Pに定着する。
<加圧ロールの長手方向の構成の説明>
次の図5は、加圧ロール62の長手方向の構成を説明する図である。図5(a)は、接離機構(以下、「リトラクト機構」)によって定着ベルト61に圧接された状態での加圧ロール62を示し、(b)は、定着ベルト61から離間された状態での加圧ロール62を示している。
図5(a)に示すように、本実施の形態の加圧ロール62では、リトラクト機構によって加圧ロール62が定着ベルト61に圧接されると、加圧ロール62におけるニップ形成部の一例としてのロール本体部62Aからの押圧力を受けて弾性変形した弾性部材64と、その反力を受けて弾性変形したロール本体部62Aとによってニップ部N(図3も参照)が形成される。その際に、ロール本体部62Aよりも弾性変形率が大きく構成されている動力伝達部62B,62Cは、ニップ部Nでのロール本体部62Aの表面位置Sと一致する表面位置まで圧縮される。すなわち、動力伝達部62B,62Cは、例えばシリコーンゴムを発泡させたゴム硬度15〜35°(JIS−A)の弾性体(スポンジ)で構成され、ロール本体部62Aよりも小径に形成された動力伝達支持部62J,62Kにより支持されている。それにより、動力伝達部62B,62Cは、弾性部材64の反力を受けて弾性変形したロール本体部62Aの外径と動力伝達支持部62J,62Kの外径との差分により形成された空間内に圧縮されて、動力伝達部62B,62Cの表面位置は、弾性変形したロール本体部62Aの表面位置Sと一致する。これによって、ニップ部Nのニップ圧は、両端部領域においても動力伝達部62B,62Cの影響を殆ど受けず、主にロール本体部62Aと弾性部材64との弾性力の均衡によって幅方向に亘って均一に設定される。
次に図5(b)に示すように、リトラクト機構は加圧ロール62を定着ベルト61から離間させるに際して、ロール本体部62Aを定着ベルト61から離間させた位置であって、かつ、動力伝達部62B,62Cは定着ベルト61に圧接(押圧しながら接触)した状態を維持する位置に移動させる。すなわち、リトラクト機構は、ロール本体部62Aを定着ベルト61から完全に離間させるが、動力伝達部62B,62Cは定着ベルト61に圧接している位置に、加圧ロール62を離間させる。それにより、その状態で加圧ロール62を回転させることで、加圧ロール62における駆動力伝達部の一例としての動力伝達部62B,62Cと定着ベルト61との摩擦力により、加圧ロール62からの回転駆動力が定着ベルト61に伝達される。このことによって、加圧ロール62は、ロール本体部62Aを定着ベルト61から完全に離間させた状態で、定着ベルト61を従動回転させる。
<加圧ロールの動力伝達部の構成の説明>
次の図6は、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cの構成を具体的に説明する図である。図6(a)は、動力伝達部62B,62Cの断面構成を示す図であり、(b)は、動力伝達部62B,62Cの組み立て構成を示す斜視図である。なお、図6では、一方の端部側の動力伝達部62Bを示しているが、他方の端部側の動力伝達部62Cも同様に構成されている。
まず、図6(b)に示すように、動力伝達部62B,62Cは、ロール本体部62Aと一体的に構成された動力伝達支持部62J,62Kに外嵌して装着され、動力伝達支持部62J,62Kに固定されている。そして、動力伝達部62B,62Cは、例えば、外径r1(32mm)と内径r2(26mm)との差の1/2である肉厚d1(=(r1−r2)/2)が3mmに形成されている。また、図6(a)に示すように、動力伝達部62B,62Cを支持する動力伝達支持部62J,62Kは、外径R2(=r2)が動力伝達部62B,62Cの内径r2と同じく、26mmで形成されている。それにより、動力伝達支持部62J,62Kでは、ロール本体部62Aの外径R1(28mm)との外径差の1/2である段差d0が、1mmに設定されている。
一方、リトラクト機構は加圧ロール62を定着ベルト61から離間させるに際して、ロール本体部62Aと定着ベルト61との間隙が例えば1.5mmとなるように設定する。それにより、リトラクト機構によってロール本体部62Aを定着ベルト61から離間させた状態では、肉厚d1が3mmの動力伝達部62B,62Cが、間隙1.5mmと段差d0(1mm)との合計である厚さ2.5mmに圧縮変形された状態で定着ベルト61と接触(圧接)する。これによって、上記図5(b)に示したように、定着ベルト61は、肉厚d1が例えば3mmから2.5mmに圧縮変形された状態での動力伝達部62B,62Cの弾性力による摩擦力を受け、加圧ロール62の回転によって従動回転される。この場合の定着ベルト61は、用紙Pの搬送動作を行わないため、定着ベルト61の駆動に必要となる駆動トルクが例えば0.05〜0.1N程度と小さい。そのため、定着ベルト61は、圧縮変形された状態での弾性力に基づく動力伝達部62B,62Cからの摩擦力によって充分に従動回転する。
また、リトラクト機構が加圧ロール62を定着ベルト61に圧接させると、上記図5(a)に示したように、動力伝達部62B,62Cは、ロール本体部62Aの表面位置Sと動力伝達支持部62J,62Kの外周面との段差d0(1mm)により形成される空間内に圧縮されて、動力伝達部62B,62Cの表面位置は、弾性変形したロール本体部62Aの表面位置Sと一致する。これによって、ニップ部Nのニップ圧は、主にロール本体部62Aと弾性部材64との弾性力の均衡によって幅方向に亘って均一に設定される。
なお、動力伝達部62B,62Cと対向する定着ベルト61内部の弾性部材64の領域に、弾性部材64よりも剛性の高い(弾性変形率の低い)材質からなる薄肉の円筒状部材からなるバックアップ部材を配置してもよい。それにより、リトラクト機構によって加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61に圧接された状態と、定着ベルト61から離間された状態とに対応して、動力伝達部62B,62Cが予め想定される変形量で弾性圧縮される確実性が高まる。
すなわち、剛性の高い(弾性変形率の低い)バックアップ部材が動力伝達部62B,62Cからの押圧力を受け止めることから、動力伝達部62B,62Cは予め想定される変形量で弾性圧縮され易い。そのため、ロール本体部62Aが定着ベルト61に圧接された状態では、動力伝達部62B,62Cは、ロール本体部62Aの表面位置Sと動力伝達支持部62J,62Kの外周面との段差d0により形成される空間内に圧縮される確実性が高まる。また、加圧ロール62が定着ベルト61から離間された状態では、動力伝達部62B,62Cは、予め想定される圧縮変形状態で定着ベルト61と接触(圧接)する確実性が高まる。
<加圧ロールの接離機構の説明>
続いて、上記した加圧ロール62を定着ベルト61に対して接離する方向に移動させる移動手段の一例としてのリトラクト機構(接離機構)について説明する。
上記の図2に示したように、本実施の形態の定着器60は、リトラクト機構として、支持体69に回転自在に支持される回転軸81と、予め定められた角度範囲内で回転軸81を変位させる変位モータ80と、回転軸81の両端部領域であって加圧ロール62の回転軸94に対向する位置に固定され、回転軸81の変位により揺動するカム82,83と、を備えている。さらに、加圧ロール62の回転軸94の両端部領域に接続され、加圧ロール62を定着ベルト61から離間する方向(矢印方向)に付勢するバネ84,85を備えている。
次の図7は、リトラクト機構が加圧ロール62を定着ベルト61に接離させる際の動作を説明する図である。まず、図7(a)に示すように、カム82,83(図5ではカム82のみを図示)の頂部F0が定着ベルト61の回転軸99方向を向くように、変位モータ80が回転軸81を変位させた状態では、カム82(カム83)の頂部F0が加圧ロール62の回転軸94をバネ84,85の付勢力に抗して定着ベルト61側(矢印方向)に押し込む。それにより、加圧ロール62は、ロール本体部62Aが定着ベルト61を介して弾性部材64を押圧する位置に設定される。
続いて、図7(b)に示すように、カム82(カム83)の頂部F0が定着ベルト61の回転軸99方向とは角度θだけ傾くように、変位モータ80が回転軸81を変位させた状態では、加圧ロール62の回転軸94はバネ84,85(図2参照)の付勢力によりカム82(カム83)の側面F1に沿って、支持体69に設定された移動制限領域Wの範囲内で定着ベルト61側から離間する方向(図7(b)矢印方向)に移動する。それにより、加圧ロール62は、ロール本体部62Aが定着ベルト61から離間した位置に設定される。
なお、支持体69に設定された移動制限領域Wは、加圧ロール62を定着ベルト61から離間させるに際して、加圧ロール62のロール本体部62Aと定着ベルト61との間隙が、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cが定着ベルト61に圧接した状態を維持する範囲、例えばロール本体部62Aと定着ベルト61との間隙が1.5mmとなるように構成されている。
このように、加圧ロール62は、リトラクト機構によって定着ベルト61に対して接離動作を行う。リトラクト機構により加圧ロール62に対する接離動作が行われるのは、定着器60での定着動作の開始時および終了時である。すなわち、定着動作の開始に合わせて加圧ロール62が定着ベルト61に圧接する(押圧しながら接触する)ように設定される。それにより、定着動作時には駆動モータ90(図2参照)からの回転駆動力を受けた加圧ロール62が定着ベルト61を従動回転させる。また、定着動作の前は、加圧ロール62のロール本体部62Aは定着ベルト61から離間した状態が維持され、その状態で定着ベルト61を回転させてIHヒータ63により定着可能温度まで上昇させる動作(以下、「ウォームアップ動作」)が行われる。
<定着ベルトの駆動機構の説明>
次に、加圧ロール62を駆動する機構(以下、「駆動機構」)について説明する。
まず、上記の図2に示したように、本実施の形態の定着器60は、駆動機構として、駆動源としての駆動モータ90と、駆動モータ90の回転軸91に固定された駆動伝達ギヤ92と、加圧ロール62の回転軸94に固定された駆動伝達ギヤ93と、を備えている。さらに、加圧ロール62の回転軸94により揺動自在に支持された揺動支持部材97と、揺動支持部材97に回転自在に支持された回転軸96に固定され、加圧ロール62側の駆動伝達ギヤ93と結合された伝達ギヤ95と、を備えている。伝達ギヤ95は、リトラクト機構により加圧ロール62に対する接離動作が行われても、揺動支持部材97を介して加圧ロール62側の駆動伝達ギヤ93との結合が維持される。また、揺動支持部材97は、伝達ギヤ95が駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92に向けて押圧されるように、不図示の付勢手段によって駆動伝達ギヤ92側に付勢されている。
引き続いて、定着器60の駆動機構において、駆動モータ90からの駆動力の伝達について説明する。上記したように、リトラクト機構によって加圧ロール62は定着ベルト61に対して接離動作する。そこで、定着器60の駆動機構は、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された状態と離間された状態との双方において、駆動モータ90から加圧ロール62に駆動力が伝達されるように構成している。
図8は、駆動モータ90から加圧ロール62への駆動力の伝達を説明する図である。図8(a)は、リトラクト機構によって加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された状態8を示し、(b)は、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間された状態を示している。
上記したように、揺動支持部材97は、伝達ギヤ95が駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92に向けて押圧されるように、付勢手段(不図示)によって駆動伝達ギヤ92側に向かう付勢力Fが作用している。そのため、図8(a)に示すように、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された状態では、駆動伝達ギヤ92側への付勢力Fが作用する揺動支持部材97に支持された伝達ギヤ95は、駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92と結合する。また、伝達ギヤ95は加圧ロール62側の駆動伝達ギヤ93とも結合している。それにより、駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92と伝達ギヤ95との結合と、伝達ギヤ95と加圧ロール62側の駆動伝達ギヤ93との結合とにより、駆動モータ90からの回転駆動力が加圧ロール62側に伝達され、加圧ロール62が回転駆動される。そして、加圧ロール62は、定着ベルト61を従動回転させる。
また、図8(b)に示すように、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間されると、加圧ロール62側の回転軸94および駆動伝達ギヤ93は定着ベルト61から離れる方向(図中矢印)に移動する。そうすると、伝達ギヤ95は、駆動伝達ギヤ92側への付勢力Fが作用する揺動支持部材97の揺動によって、駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92の方向(図中矢印)に向けて移動し、駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92と伝達ギヤ95との結合状態を維持する。それにより、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間された状態においても、駆動モータ90側の駆動伝達ギヤ92と伝達ギヤ95との結合と、伝達ギヤ95と加圧ロール62側の駆動伝達ギヤ93との結合とにより、駆動モータ90からの回転駆動力が加圧ロール62側に伝達され、加圧ロール62が回転駆動される。そして、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cが定着ベルト61を従動回転させる。
このように、本実施の形態の定着器60では、定着動作を開始する前であって加圧ロール62のロール本体部62Aがリトラクト機構によって定着ベルト61に圧接されていない状態に設定されている場合には、上記の駆動機構により回転駆動力が伝達される加圧ロール62は、動力伝達部62B,62Cが定着ベルト61を従動回転させる。
一方、定着動作が開始され加圧ロール62がリトラクト機構によって定着ベルト61に圧接された状態においては、上記の駆動機構により回転駆動力が伝達される加圧ロール62は、加圧ロール62全体が定着ベルト61を従動回転させる。
<IHヒータの説明>
次に、定着ベルト61の導電発熱層612に交流磁界を作用させて電磁誘導加熱するIHヒータ63について説明する。
図9は、本実施の形態のIHヒータ63の構成を説明する断面図である。図9に示すように、IHヒータ63は、例えば耐熱性樹脂等の非磁性体から構成される支持体631と、交流磁界を生成する励磁コイル632と、励磁コイル632を支持体631上に固定する例えばシリコーンゴム等の弾性体で構成された弾性支持部材633と、定着ベルト61の幅方向に沿って複数配置され、励磁コイル632にて生成された交流磁界の磁路を形成する磁心634と、を備えている。またIHヒータ63は、定着ベルト61の幅方向に沿って複数配置され、励磁コイル632にて生成された交流磁界を支持体631の長手方向に均すための調整用磁心639と、磁心634を上部から覆うように保持する磁心保持部材637と、磁心保持部材637を介して磁心634を支持体631側に加圧する例えばシリコーンゴム等の弾性体で構成された加圧部材636と、磁界を遮蔽して外部への漏洩を抑制するシールド635と、励磁コイル632に交流電流を供給する励磁回路638と、を備えている。
支持体631は、例えば、耐熱ガラス、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の耐熱性樹脂、またはこれらにガラス繊維を混合した耐熱性樹脂等の耐熱性のある非磁性材料で構成されている。そして、断面が定着ベルト61の表面形状に沿って湾曲した形状で形成され、励磁コイル632を支持する支持面631aが定着ベルト61表面と予め定めた間隙(例えば、0.5〜2mm)を保つように形成され設定されている。
励磁コイル632は、相互に絶縁された例えば直径0.17mmの銅線材を例えば90本束ねたリッツ線が長円形状や楕円形状、長方形状等の中空きの閉ループ状に巻かれて構成されている。そして、励磁コイル632に励磁回路638から予め定めた周波数の交流電流が供給されることにより、励磁コイル632の周囲には、閉ループ状に巻かれたリッツ線を中心とする交流磁界が生成される。励磁回路638から励磁コイル632に供給される交流電流の周波数は、一般的な汎用電源により生成される20k〜100kHzが用いられる。
弾性支持部材633は、例えばシリコーンゴム等やフッ素ゴム等の弾性体で構成されたシート状部材である。弾性支持部材633は、励磁コイル632が支持体631の支持面631aに密着して固定されるように、励磁コイル632を支持体631に対して押圧するように設定されている。
磁心634は、例えば焼成フェライト、フェライト樹脂、パーマロイ、感温磁性合金等の高透磁率の酸化物や合金材質で構成される円弧形状の強磁性体が用いられる。磁心634は、励磁コイル632にて生成された交流磁界による磁力線(磁束)を内部に誘導し、磁心634から定着ベルト61を横切って磁心634に戻るという磁力線の通路(閉磁路)を形成する。それにより、励磁コイル632にて生成された交流磁界の磁力線Hを定着ベルト61の磁心634と対向する領域に集中させる。
磁心保持部材637の各々は、SUSや樹脂等の非磁性体で形成され、磁心634の一部または全部を覆うようにして磁心634各々を保持する。
調整用磁心639は、例えば焼成フェライト、フェライト樹脂等の高透磁率材質で構成される直方体形状(ブロック形状)の強磁性体が用いられる。そして、調整用磁心639は、磁心634により形成される交流磁界の支持体631長手方向(=定着ベルト61の幅方向)に生じる強弱を均すことにより、定着ベルト61の幅方向の温度むら(温度のばらつき、温度リップル)を低減している。
このように、IHヒータ63は、定着ベルト61の厚さ方向に横切る磁力線Hを生成して、定着ベルト61の導電発熱層612に単位面積当たりの磁力線Hの数(磁束密度)の変化量に比例した渦電流Iを発生させる。それにより、導電発熱層612の固有抵抗値Rと渦電流Iの二乗の積であるジュール熱W(W=IR)を導電発熱層612に発生させて、定着ベルト61を加熱する。
<弾性部材の機能の説明>
次に、定着ベルト61の内部に配置された弾性部材64の機能について説明する。
上記したように、本実施の形態の定着器60は、加圧ロール62を定着ベルト61に対して接離させるリトラクト機構を備えている。そして、定着動作を開始する前に定着ベルト61をIHヒータ63により定着可能温度まで上昇させる動作(ウォームアップ動作)を行う際には、リトラクト機構によって加圧ロール62のロール本体部62Aを定着ベルト61から離間させた位置に設定しておく。それにより、熱容量の小さな定着ベルト61から加圧ロール62に熱の流出が生し難い状態を設定する。これによって、定着ベルト61を効率的に加熱し、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させる時間(以下、「ウォームアップ時間」)を低減している。なお、ウォームアップ動作中は、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cが定着ベルト61を従動回転させる。
一方、ウォームアップ動作によって定着ベルト61が定着可能温度近傍であって定着可能温度よりも低い予め定められた温度に到達した時点にて、加圧ロール62はリトラクト機構によって定着ベルト61に圧接される。それにより、定着ベルト61の内部に定着ベルト61の全幅に亘って配置された弾性部材64と、加圧ロール62のロール本体部62Aとの双方の弾性力によって定着ベルト61と加圧ロール62との間でニップ部Nを形成する。そして、ニップ部Nが形成され、定着ベルト61が定着可能温度に到達することにより、ニップ部Nに用紙Pが搬送されて定着動作が開始される。
次の図10は、ニップ部N近傍領域での定着ベルト61の状態を示す図である。図10(a)は、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された場合を示し、(b)は、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間した場合を示している。
図10(a)に示すように、定着動作中においては、リトラクト機構によって加圧ロール62が定着ベルト61に圧接して配置される。それにより、ニップ部Nでは、弾性変形しながら定着ベルト61を介して弾性部材64を押圧する加圧ロール62と、加圧ロール62からの押圧力によって弾性変形する弾性部材64とによって、予め定められたニップ圧を持ったニップ部Nが形成される。
このように、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接して配置された際には、加圧ロール62からの押圧力を弾性部材64が受けて弾性変形し、ニップ部Nを形成する。ここでのニップ圧は、弾性変形する加圧ロール62と弾性変形する弾性部材64との双方によって予め定められた圧力に安定的に設定される。
一方、図10(b)に示すように、ウォームアップ動作中においては、リトラクト機構によって加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間して配置される。その際には、定着ベルト61全周に亘って、定着ベルト61と弾性部材64との形状が復元される。
上記したように、ウォームアップ動作中は、リトラクト機構によって加圧ロール62のロール本体部62Aを定着ベルト61から離間させることにより、定着ベルト61の外側において、定着ベルト61から加圧ロール62に熱の流出が生じない状態を設定している。それによって、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させるウォームアップ時間を低減する構成を実現している。また、その際に、定着ベルト61は、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cによって従動回転されるように構成されている。
このように、本実施の形態の定着器60では、リトラクト機構によって加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された状態、および加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間された状態の双方において加圧ロール62に対して駆動力を伝達する駆動機構を設け、定着ベルト61を従動回転させている。このことにより、定着ベルト61を回転駆動する構成を簡素化し、定着器60の低コスト化、小型化を図っている。
<画像形成処理に関する動作制御の説明>
続いて、画像形成動作の流れについて説明しておく。
図11は、主制御部31が行う画像形成処理の内容の一例を説明するフローチャートである。
図11に示したように、主制御部31は、画像読取部33やUI部35や通信部32からの信号等に基づいて、画像読取部33に原稿が置かれるなどのユーザによる画像形成指示前に行われる操作(以下、「ユーザによる操作」)を監視する(ステップ101)。そして、主制御部31は、ユーザによる操作を認識した場合には(ステップ101でYes)、定着器60に対し、駆動モータ90(上記図2参照)をオンして、リトラクト機構により加圧ロール62が定着ベルト61のロール本体部62Aに圧接されていない状態にて定着ベルト61を回転させるように指示する(ステップ102)。さらにその後、主制御部31は、ウォーミングアップ動作の実行を指示する(ステップ103)。
この段階では、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間しているので、定着ベルト61の外側において、定着ベルト61から加圧ロール62に熱の流出が生じない状態となる。それによって、熱容量の小さい定着ベルト61からの熱の流出が抑制され、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させるウォームアップ時間が低減される。またこの場合には、定着ベルト61は、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61に圧接された状態と同様の駆動機構により回転される。
一方、ユーザによる操作を認識しない場合には(ステップ101でNo)、主制御部31は、ユーザによる操作の監視を継続する(ステップ101)。
そして、主制御部31は、ウォームアップ動作によって定着ベルト61が定着可能温度近傍であって定着可能温度よりも低い予め定められた温度に到達すると(ステップ104でYes)、リトラクト機構によって加圧ロール62を定着ベルト61に圧接させる(ステップ105)。そして、加圧ロール62が圧接された定着ベルト61が定着可能温度に到達すると(ステップ106でYes)、主制御部31は、画像形成部10に対してトナー像形成動作の開始を指示する(ステップ107)。
この段階では、定着ベルト61に加圧ロール62が圧接して配置されるので、弾性部材64および加圧ロール62の双方の弾性力によって定着ベルト61と加圧ロール62との間で予め定められたニップ圧のニップ部Nが形成される。また、加圧ロール62は、加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間された状態と同様の駆動機構により回転される。
そして、主制御部31は、一連の画像形成処理の完了を認識すると(ステップ108)、再度、ステップ101に戻って、ユーザによる操作を監視する。
<加圧ロールに設ける動力伝達部の他の構成の説明>
加圧ロール62に設ける動力伝達部62B,62Cに関し、上記の図6に示した構成以外の他の構成について説明する。上記図6では、動力伝達部62B,62Cがロール本体部62Aと一体的に構成された動力伝達支持部62J,62Kに支持される構成について説明した。ここでは、動力伝達部62B,62Cをロール本体部62Aと別体とした構成について説明する。
次の図12は、加圧ロール62の動力伝達部62B,62Cの他の構成を具体的に説明する図である。図12(a)は、動力伝達部62B,62Cの断面構成を示す図であり、(b)は、動力伝達部62B,62Cの組み立て構成を示す斜視図である。なお、図12では、一方の端部側の動力伝達部62Bを示しているが、他方の端部側の動力伝達部62Cも同様に構成されている。
図12(a),(b)に示すように、動力伝達部62B,62Cは、ロール本体部62Aと別体に構成され、回転軸94に外嵌して装着されている。そして、図12(a)に示すように、動力伝達部62B,62Cは、ロール本体部62Aとの間に回転軸94の方向に間隙gを持って配置されている。
それにより、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接して配置された際に、動力伝達部62B,62Cとロール本体部62Aとが隣接する領域において、弾性変形しながらニップ部Nを形成する加圧ロール62のロール本体部62Aに対し、弾性変形した動力伝達部62B,62Cが回転軸94の方向から圧接して、ロール本体部62Aの両端部でのニップ圧が不均一となることを抑制する。すなわち、動力伝達部62B,62Cとロール本体部62Aとを別体に構成することで、動力伝達部62B,62Cの弾性変形がロール本体部62Aに影響を与え難くなる。さらに、動力伝達部62B,62Cとロール本体部62Aとの間の間隙gが弾性変形した動力伝達部62B,62Cと弾性変形したロール本体部62Aとを非接触に維持することで、動力伝達部62B,62Cの弾性変形がロール本体部62Aにさらに影響を与え難くなる。
このように、図12に示した動力伝達部62B,62Cの構成により、ロール本体部62Aの両端部でのニップ圧の均一性が確保される。
なお、本実施の形態では、定着ベルト61の内部全体に構成された弾性部材64を用いる場合を示したが、加圧ロール62や動力伝達部62B,62Cに押圧される定着ベルト61の内部の一部の領域に構成された弾性部材64を用いてもよい。
以上説明したように、上記した実施の形態に係る定着器60は、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させる動作(ウォームアップ動作)中は、加圧ロール62のロール本体部62Aを定着ベルト61から離間させることにより、定着ベルト61の外側において、定着ベルト61から加圧ロール62に熱の流出が生じない状態を設定している。さらに、加圧ロール62が定着ベルト61に圧接された状態、および加圧ロール62のロール本体部62Aが定着ベルト61から離間された状態の双方において加圧ロール62に対して駆動力を伝達する駆動機構を設け、定着ベルト61を従動回転させている。それによって、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させる時間(ウォームアップ時間)を低減するとともに、定着ベルト61を回転駆動する構成を簡素化し、定着器60の低コスト化、小型化を図っている。
1…画像形成装置、60…定着器(定着装置)、61…定着ベルト、62…加圧ロール、62A…ロール本体部、62B,62C…動力伝達部、63…IHヒータ、64…弾性部材

Claims (5)

  1. 電磁誘導により発熱する発熱層を有し、当該発熱層が電磁誘導加熱されることで記録材にトナーを定着する定着部材と、
    前記定着部材に対して接離する方向に移動自在に構成されるとともに、当該定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を前記定着部材に対して接離する方向に移動させる移動手段とを備え、
    前記加圧部材は、前記定着部材に押圧しながら接触する位置に設定された状態で当該定着部材との間に前記ニップ部を形成するニップ形成部と、当該ニップ形成部が当該定着部材から離間した位置に設定された状態で当該定着部材と接触し、当該定着部材に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達部とを含んで構成され、当該ニップ形成部と当該駆動力伝達部とが別体に構成されて当該加圧部材の回転軸に固定され、
    前記移動手段は、前記定着部材が予め定められた温度に加熱されるまで前記加圧部材の前記ニップ形成部を当該定着部材から離間した位置に設定し、当該定着部材が当該予め定められた温度に加熱されることにより、当該定着部材を押圧する位置に当該ニップ形成部を設定することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧部材は、前記ニップ形成部と前記駆動力伝達部とが当該加圧部材の回転軸の方向に離間して配置されたことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  3. 前記定着部材の内部に配置され、前記加圧部材からの押圧力により弾性変形して前記ニップ部を形成する弾性部材を有し、当該弾性部材は、前記駆動力伝達部と対向する領域が前記ニップ形成部と対向する領域よりも弾性変形率が低く構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 前記加圧部材において、前記ニップ形成部は前記駆動力伝達部と同軸に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の定着装置。
  5. トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によって形成された前記トナー像を記録材上に転写する転写手段と、
    前記記録材上に転写された前記トナー像を当該記録材に定着する定着手段とを有し、
    前記定着手段は、
    電磁誘導により発熱する発熱層を有し、当該発熱層が電磁誘導加熱されることで前記記録材に前記トナー像を定着する定着部材と、
    前記定着部材に対して接離する方向に移動自在に構成されるとともに、当該定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を前記定着部材に対して接離する方向に移動させる移動手段とを備え、
    前記加圧部材は、前記定着部材に押圧しながら接触する位置に設定された状態で当該定着部材との間に前記ニップ部を形成するニップ形成部と、当該ニップ形成部が当該定着部材から離間した位置に設定された状態で当該定着部材と接触し、当該定着部材に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達部とを含んで構成され、当該ニップ形成部と当該駆動力伝達部とが別体に構成されて当該加圧部材の回転軸に固定され、
    前記移動手段は、前記定着部材が予め定められた温度に加熱されるまで前記加圧部材の前記ニップ形成部を当該定着部材から離間した位置に設定し、当該定着部材が当該予め定められた温度に加熱されることにより、当該定着部材を押圧する位置に当該ニップ形成部を設定することを特徴とする画像形成装置。
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