JP2003223064A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2003223064A
JP2003223064A JP2002023755A JP2002023755A JP2003223064A JP 2003223064 A JP2003223064 A JP 2003223064A JP 2002023755 A JP2002023755 A JP 2002023755A JP 2002023755 A JP2002023755 A JP 2002023755A JP 2003223064 A JP2003223064 A JP 2003223064A
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Japan
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fixing
fixing device
heating element
infrared rays
layer
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JP2002023755A
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English (en)
Inventor
Kiyonari Ogawa
研也 小川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化やコストアップを生じることな
く、ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図
りつつ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高
速で得ることができる定着装置及びこの定着装置を備え
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 加熱ローラ3は赤外線を透過可能な耐熱
性の基層を有し、ハロゲンランプ2は、該基層の内部空
間で発熱して赤外線を輻射し、ハロゲンランプ2から輻
射される赤外線を所定方向に反射させる反射膜1をハロ
ゲンランプ2上の一部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録材を、互いに圧接回転する定着体及び加圧体によ
って挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記
未定着像を上記記録材に定着させる定着装置及びこの定
着装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部装置のため
の出力手段や複写機としては、電子写真方式を採用する
画像形成装置が提案されている。
【0003】例えば、かかる画像形成装置にあっては、
潜像担持体としての通常ドラム状をなす電子写真感光体
である感光ドラムが一次帯電器によって一様に帯電され
る。次に、外部装置より入力された画像情報に対応して
露光装置よって上記感光ドラム上に光照射がなされて潜
像が形成される。該静電潜像は、現像装置によって上記
一次帯電器の印加電圧と同極性の摩擦帯電極性を有する
現像剤たるトナーにより反転現像されてトナー像として
可視化される。該トナー像は、転写帯電器によって記録
材に転写される。上記トナー像の転写を受けた記録材
は、上記感光ドラムから分離された後、定着装置に搬送
され、該定着装置によって上記トナー像が上記記録材上
に定着されて永久像となる。一方、上記転写帯電器によ
って転写されずに上記感光ドラム上に残った現像剤はク
リーニング装置によって上記感光ドラムから除去され、
上記感光ドラムは次の画像形成プロセスに供される。
【0004】ここで、上記定着装置について図9に基づ
き詳しく説明する。図9は、上記定着装置として、熱ロ
ーラ方式を採用する代表的な定着装置の構成例を示して
いる。
【0005】かかる定着装置は、図9に示すように、定
着体たる加熱ローラ127と、加圧ローラたる加圧ロー
ラ129と、発熱体たるハロゲンランプ141とを備え
ている。
【0006】加熱ローラ127は、ローラ基体として回
動可能なアルミのスリーブ上にLTVやHTV等の弾性
層を設け、更に該弾性層上にPTFEやPFAのフッ素
樹脂を離型層として設けたものである。上記ローラ基体
は、非回転とされたハロゲンランプ141が内包されて
いる。上記弾性層は、例えばJIS−A硬度30〜80
度のシリコーンゴムが上記ローラ基体上に0.1〜10
mm厚で形成されており、十分な柔軟性を有することで
加熱ローラ127表面が定着処理時に記録材上のトナー
像の凹凸に対応して変形し、トナーを均一に溶融するこ
とを可能とする。又、上記離型層は、シリコーンゴムの
上記弾性層上に例えば10〜100μm厚で形成され、
トナーの加熱ローラ127への付着(所謂オフセット)
を抑制するようになっている。
【0007】加熱ローラ127の表面温度はサーミスタ
128により検知され、この検知温度に基づき加熱ロー
ラ127の温度が設定温度(150〜200℃)となる
よう、ハロゲンランプ141への電力供給を導通又は遮
断に切換可能な電源回路(図示せず)の駆動が制御され
る。
【0008】加圧ローラ129は、回動可能な芯金上に
シリコーンゴムを形成し、更に該シリコーゴム上にPT
FE、PFA等のフッ素樹脂層を表層として設けたもの
である。加圧ローラ129は、加熱ローラ127に対し
て総荷重5〜100kgで押圧されることにより定着ニ
ップを形成する。
【0009】記録材上のトナー像は、該記録材が上記定
着ニップに搬送されると、加圧及び加熱されて溶融し上
記記録材に定着される。
【0010】上述の熱ローラ方式の定着装置は簡単な構
成で高速化も可能であることから、長年に亘り使用され
てきたが、加熱ローラ及び加圧ローラの熱容量が大きい
ため定着処理時以外にもハロゲンランプに電力を供給し
加熱ローラや加圧ローラを予熱しておく必要があり、消
費電力とウェイトタイムの増大を引き起こしていた。
【0011】そこで、近年、スタンバイ時に予熱の必要
が無いオンデマンド方式(定着待機状態では発熱体への
電力供給を遮断し、例えば画像形成時(定着処理時)に
のみ発熱体への電力供給を可能とする方式)の定着装置
が実用化されている。
【0012】このオンデマンド方式の定着装置として
は、例えば、熱容量を小さくするために20〜100μ
m厚とした定着体たる耐熱性の薄いシームレスフィルム
を背面からセラミックヒータ等の発熱体により加熱する
タイプのものがある。例えば、このタイプの定着装置に
あっては、図10に示すように、定着体たるシームレス
フィルム130を定着ガイド131にて回動可能に支持
し、発熱体たるセラミックヒータ132によりシームレ
スフィルム130を介して記録材上のトナーを溶融加熱
する定着装置が実用化されている。
【0013】一方、ウォーミングアップ時間をなくして
クイックスタート化を図った定着装置としては、図11
に示すような定着体に透光性基体を用いた定着装置も知
られている。
【0014】つまり、図11に示す定着装置は、特開昭
59−65867号公報にて開示されているように、透
光性円筒からなる加熱ローラ143基体の内部空間にハ
ロゲンランプ141及び反射鏡142を設け、加圧ロー
ラ144との当接ニップにおいてハロゲンランプ141
で発生した熱線を透光性基体外周部に設けられた光吸収
層で吸収させ、光吸収層の熱でトナーを加熱定着するよ
うになっている。一方、特開昭52−106741号公
報には、加熱ローラ143の基体として透光性部材を用
い、その内部に備えたハロゲンランプ141からの熱線
を加熱ローラ143に透過させて直接トナーTに照射し
てトナーTを記録材Pに加熱定着させる定着方法が開示
されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述のオ
ンデマンド方式の定着装置によれば、定着体の熱容量を
小さくすることでウォームアップに要する時間を大幅に
短縮でき、従って、非定着処理時には定着体を予熱する
ことなく、例えばプリント信号を受け取るまで発熱体に
電力供給しなくて済むため大幅な消費電力の低減を図る
ことが可能となる。
【0016】しかしながら、上述の従来のオンデマンド
方式の定着装置では、記録材が定着ニップを通過する間
に定着に要する熱量がシームレスフィルム中を伝熱して
いく必要があり、従って、シームレスフィルムは薄く且
つ熱伝導率を高く設定する必要がある。一方、シームレ
スフィルムがシワを生じることなく安定して駆動される
ためシームレスフィルムの薄肉化には限界があり、又、
熱伝導性を向上するためにシームレスフィルムの材料に
伝熱粒子を分散して熱伝導率を向上するとシームレスフ
ィルムの強度が低下し耐久性が低下してしまいオンデマ
ンド方式の高速化は困難であった。
【0017】又、従来のオンデマンド方式の定着装置で
は、定着体の熱容量を小さく且つ熱伝導を高くするため
にシームレスフィルム上に弾性層を設けることが困難で
あった。上述したように弾性層が存在しないとトナー像
の凹凸に倣いトナーを均一に溶融することが困難となる
ため、定着性の不均一やベタ画像におけるグロスむらが
生じたり、OHPシートの透過性低下等の画像不良を招
いていた。
【0018】一方、透光性基体を用いた定着装置では、
発熱体から熱伝導ではなく熱線により記録材上のトナー
層若しくは加熱ローラ表面の光吸収層を急速に加熱する
ため、定着体としての加熱ローラ若しくは定着フィルム
を比較的厚くすることもでき、高速化や長寿命化に有利
であった。
【0019】しかしながら、透光性基体を用いる定着装
置では、定着ニップに光を集中させる反射鏡が加熱ロー
ラ内に必要となるため装置の大型化や、製造時における
反射鏡の調整によるコストアップを招いていた。
【0020】又、一般に透光性基体として使われる耐熱
ガラス等のセラミック基体はアルミやSUS等金属製基
体と比べて熱伝導率が低いため、加熱ローラの長手方向
にわたって温度ムラが生じやすくなっていた。従って、
例えば小サイズの紙に連続定着処理していると加熱ロー
ラの軸線方向の端部が中央部に比べて温度上昇してしま
い、次の定着処理時に大サイズ紙を定着処理するとトナ
ーが溶融しすぎてオフセットしたり、紙が加熱ローラに
巻き付いてしまうという問題を生じていた。
【0021】そこで、本発明は、装置の大型化やコスト
アップを生じることなく、ウェイトタイムの短縮化と消
費電力の低減化とを図りつつ、高効率で定着体を加熱し
て良好な定着画像を高速で得ることができる定着装置及
びこの定着装置を備える画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、該定着
体内で該定着体の軸線方向に延びて配設され発熱する発
熱体とを備え、未定着像を担持する記録材を上記定着体
及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧
することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる
定着装置において、定着体は赤外線を透過可能な耐熱性
の基層を有し、発熱体は、該基層の内部空間で発熱して
赤外線を輻射し、該発熱体から輻射される赤外線を所定
方向に反射させる反射部材が上記発熱体上の一部に設け
られているという第一の発明によって達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、定着体は、発熱体からの赤外線を透過可
能な弾性層を基層よりも外側に有しているという第二の
発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、定着体は、発熱体から
の赤外線を吸収可能な吸収層を基層よりも外側に有して
いるという第三の発明によっても達成される。
【0025】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、定着体は、基
層が少なくともポリイミド樹脂を含んでなるという第四
の発明によっても達成される。
【0026】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明において、定着体は、弾性層が少なくともシリコ
ーン系のゴム層を含んでなるという第五の発明によって
も達成される。
【0027】又、本出願によれば、上記目的は、第三の
発明において、定着体は、吸収層が少なくとも導電性の
カーボン粒子を含有するという第六の発明によっても達
成される。
【0028】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第六の発明のいずれかにおいて、定着体は、
表層としてフッ素系樹脂からなる離型層を有していると
いう第七の発明によっても達成される。
【0029】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第七の発明のいずれかにおいて、定着体はフィ
ルム部材であるという第八の発明によっても達成され
る。
【0030】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、反射部材が
発熱体上を略半周覆うよう設けられ、該反射部材によっ
て反射された赤外線が定着体と加圧体との圧接によって
形成されるニップ領域に向けて照射されるようになって
いるという第九の発明によっても達成される。
【0031】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、反射部材が該
発熱体の長手方向端部にのみ設けられているという第十
の発明によっても達成される。
【0032】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、発熱体は、
定着体の軸線に平行な軸線まわりに回動可能に配設され
ているという第十一の発明によっても達成される。
【0033】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
画像形成プロセスによって画像を記録材に記録する画像
形成装置であって、第一の発明乃至第十一の発明のいず
れかの定着装置を備えるという第十二の発明によっても
達成される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0035】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0036】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【0037】かかる画像形成装置にあっては、潜像担持
体としての通常ドラム状をなす電子写真感光体である感
光ドラム100が一次帯電器117によって一様に帯電
される。次に、外部装置(図示せず)より入力された画
像情報に対応して露光装置123よって感光ドラム10
0上に光照射がなされて潜像が形成される。この感光ド
ラム100上の静電潜像は、現像装置140によって一
次帯電器117の印加電圧と同極性の摩擦帯電極性を有
する現像剤たるトナーTにより反転現像されてトナー像
として可視化される。該トナー像は、転写帯電器114
によって記録材Pに転写される。上記トナー像の転写を
受けた記録材Pは、感光ドラム100から分離された
後、定着装置126に搬送され、定着装置126によっ
て上記トナー像が記録材P上に定着されて永久像とな
る。一方、転写帯電器114によって転写されずに感光
ドラム100上に残ったトナーTはクリーニング装置1
16によって感光ドラム100から除去され、感光ドラ
ム100は次の画像形成プロセスに供される。
【0038】図2は、本実施形態の定着装置126の概
略構成を示す模式的断面図である。
【0039】本実施形態の定着装置126は、図2に示
すように、定着体たる耐熱ガラス製の加熱ローラ3と、
加圧体たる加圧ローラ4と、加熱ローラ3内部に配設さ
れる発熱体たるハロゲンランプ2とを備えるオンデマン
ド方式の定着装置である。
【0040】ハロゲンランプ2は、定着電源(図示せ
ず)により100〜2000Wの電圧が逐次供給され、
画像形成のタイミングに合わせて赤外光を放射するよう
になっている。上記定着電源は、加熱ローラ3と加圧ロ
ーラ4との圧接により形成される定着ニップに記録材が
搬入されるタイミングに合わせてハロゲンランプ2に電
力を供給し、記録材P上のトナーがハロゲンランプ2に
よって輻射加熱される。尚、本実施形態では輻射光源で
ある発熱体としてハロゲンランプを用いて構成したが、
キセノンランプ等の赤外線を輻射する光源より構成して
もよい。
【0041】図2に示すように、ハロゲンランプ2の上
面半周分には反射部材たる反射膜1がコートされて設け
られており、その放射部(下半周)からハロゲンランプ
2の輻射光が上記定着ニップに向けて照射されるように
なっている。
【0042】加熱ローラ3は、例えば直径30mmの耐
熱ガラス(パイレックス(登録商標)、テンパックス
等)若しくは耐熱性樹脂(ポリイミド、ポリアミドイミ
ド等)により形成される基層を有する。
【0043】又、加熱ローラ3は、例えば厚さ1〜5m
mの耐熱ガラスの基層上に厚さ5〜100μmのパーフ
ルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)、PTF
E、FEP等のフッ素系樹脂が離型層として設けられて
おり、加熱ローラ3に対するトナーの付着の防止が図ら
れている。
【0044】尚、上記離型層中には、透明導電部材を分
散しても良く、酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛等の微粒
子を分散することで導電性をもたせ、離型層の抵抗を調
節することも可能である。ここで、離型層の抵抗は、1
6〜1014Ω/cmが好ましく、106Ω/cm以下で
は記録材上の転写電荷がリークしてしまい、トナー画像
が劣化し、1014Ω/cm以上では加圧ローラとの摺擦
にともない摩擦帯電電位が上昇して記録材上トナー像を
引き付けて静電オフセットが生じることとなる。
【0045】又、上記離型層中に分散する導電粒子とし
ては加熱ローラ3同様にハロゲンランプ2からの輻射光
量を減衰させずにトナーの吸収波長を透過する材料であ
ればよく、導電粒子の粒径は輻射光の散乱を抑えるため
にトナーの吸収波長以下が好ましく、より好ましくは
0.3μm以下であることが好ましい。
【0046】加圧ローラ4は、例えば直径30mmであ
り、芯金5上に厚さ5〜10mm程度の弾性層が設けら
れている。本実施形態における加圧ローラ4の弾性層は
加熱ローラ3との圧接により形成されるニップの面積を
拡大し、記録材上のトナーを十分な時間かけて加圧及び
加熱することを可能としている。
【0047】ここで、加圧ローラ4の弾性層としては、
LTV、HTV、RTV等各種シリコーンゴム、若しく
はフッ素ゴム等の耐熱性が高いゴム或いはスポンジが形
成されており、柔らかく且つ永久歪の小さいものが用い
られる。尚、十分な定着ニップを得るために弾性層の硬
度としてはアスカーC硬度で60°以下のものが好まし
い。
【0048】又、加圧ローラ4は、上記弾性層上に厚さ
5〜100μmのPFA、PTFE、FEP等のフッ素
系樹脂からなる離型層が形成されており、トナー汚染の
防止が図られている。
【0049】ここで、トナーTについて説明する。
【0050】本実施形態におけるトナーを製造する方法
としては、樹脂、低軟化点物質からなる離型剤、着色
剤、荷電制御剤等を加圧ニーダーやエクストルーダー又
はメディア分散機を用い均一に分散せしめた後、機械的
又はジェット気流下でターゲットに衝突させ、所望のト
ナー粒径に微粉砕化せしめた後、更に分級工程を経て粒
度分布をシャープ化せしめトナー化する所謂粉砕方法に
より平均粒径7μmのネガ帯電性トナーを製造した。
又、本実施形態では、着色剤としてカーボンブラックが
用いられており、ハロゲンランプから照射された可視か
ら赤外領域の輻射光を効率良く吸収する黒色トナーとさ
れている。
【0051】本実施形態において発熱体であるハロゲン
ランプ2は投入電力の85%以上を赤外領域の光として
放射し、加熱ローラ3の基層を形成する耐熱ガラスはハ
ロゲンランプの放射波長である1.5μm近傍で90%
以上透過させる。そして黒色トナーTは上記赤外領域の
光を95%以上の効率で吸収して発熱し、記録材に溶融
定着される。
【0052】又、記録材の一例である紙は通常上記赤外
線を60〜90%反射するため、画像部を重点的に加熱
する一方で非画像部における紙に奪われる熱量を減ら
し、紙のカールを防止すると共に、低消費電力でも同等
の定着性を得ることができる。
【0053】ここで、ハロゲンランプ2について図3を
用いて詳しく説明する。
【0054】ハロゲンランプ2は、例えば、図3に示す
ようなハロゲンランプヒータであり、タングステンによ
り形成される発熱部材たるフィラメント2aを有してい
る。フィラメント2aは、サポータ2bにより封体であ
る石英ガラス管2cの中心に固定され、シール部2dで
はモリブデン箔により外部リード線と結線されている。
【0055】又、ハロゲンランプ2は、石英ガラス管2
c上に反射部材たる反射膜1が設けられており、フィラ
メント2aへの電力供給により発生した赤外線や可視光
を、加熱ローラ3及び加圧ローラ4による圧接ニップ部
に向けて効率よく照射するようになっている。
【0056】従って、反射膜1は赤外線を効果的に反射
するものが好ましく、アルミニウム、ニッケル、金、銀
等の金属をメッキ、スパッタ、若しくは蒸着したもの
や、或いはアルミナ、酸化チタン、シリカ等のセラミッ
ク微粒子を例えばイソプロバノール等のアルコール系溶
剤、若しくはオルガノシロキサンを主材として架橋剤と
硬化触媒を添加した金属アルコキシ縮合性バインダに混
合、分散した後、スプレーコート若しくはディッピング
コートし、更に熱硬化することで得ることができる。
【0057】ここで、金属皮膜若しくはセラミック皮膜
である反射膜を得る際には、ハロゲンランプ2の略半面
(例えば図中における下半周)を各種溶剤に可溶な塗料
にてマスクし、放射面を保護した状態で反射膜を塗膜し
た後、マスクを除去して所望の反射膜が設けられたハロ
ゲンランプを得ることができる。
【0058】反射膜の厚さとしては放射域(反射膜のな
い面)との温度差を防ぐために熱容量を小さくすること
が好ましく、反射膜の膜厚としては500μm以下であ
ることが望ましい。そうすることでハロゲンランプのバ
ルブ(石英ガラス)上の温度分布をなくし、このバルブ
内面にタングステン等のフィラメント蒸発物が付着し、
反射率を低下(いわゆる黒化)させたりランプ寿命を低
下させることを防止する。
【0059】フラッシュ定着方式等の従来の輻射を用い
た非接触定着方式では、トナー層を加圧することができ
ずにトナー層中に空隙が残った状態で加熱溶融を行う。
従って、トナー層が低熱伝導率あるために良好な定着性
を得ることが難しく、発熱体に要する電力も増加してい
た。しかしながら、本実施形態における定着装置によれ
ばトナー層を約0.1〜2kgf/cm2で加圧し、ト
ナー層の空隙率を低下してトナー間の熱伝導を高めるこ
とができるため、少ない消費電力でも十分な定着性を確
保できる。
【0060】又、従来の熱ローラ方式ではトナー層を熱
伝導により加熱溶融し定着を行うが、トナー層表面が熱
ローラと接触していないと熱が十分伝導しないためトナ
ー表面が完全に溶融せず、ベタ画像におけるグロスむら
を引き起こしていたが、本実施形態によれば輻射光によ
りトナー表面は均一に溶融されるため、均一なグロスに
よる高画質化も達成された。
【0061】即ち、本実施形態における定着装置によれ
ば、表面に導電処理された透明な離型層が設けられた耐
熱ガラス製の基層たる加熱ローラを定着体として用い、
該加熱ローラ内部に配設される発熱体たるハロゲンラン
プ上の一部に反射部材たる反射膜を設けることで、高速
でもオンデマンドな定着が可能となり、更にオフセット
やグロスむらのない高画質な定着画像が得ることができ
る。
【0062】又、ハロゲンランプ上に形成された反射膜
は該ハロゲンランプから発生された赤外線を定着ニップ
に集中して効果的にトナーを溶融、定着するが、加熱ロ
ーラ内に別途金属製の反射鏡を設ける必要がないため熱
容量を増加させず、又、組み立て時の調整も容易である
ため、高速に昇温してオンデマンド化可能な定着装置を
安価に供給することができる。
【0063】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、上述の第一の実施形態
に関しては、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0064】本実施形態は、弾性層を具備した耐熱フィ
ルムを定着体として用いることで、本発明をカラー画像
形成装置に適用したものである。
【0065】図4は、本実施形態にかかる画像形成装置
であるカラー画像形成装置の概略構成を示す模式的断面
図である。
【0066】かかるカラー画像形成装置にあっては、ア
ルミシリンダの外周面に有機感光体(OPC)又はアモ
ルファスシリコン等の光導電体を塗布して構成される感
光ドラム8が、駆動手段(図示せず)によって図示矢印
方向に所定速度(例:50〜300mm/sec)で駆
動され、帯電器9にてその表面が暗部電位(−700
V)に帯電される。
【0067】次に、露光装置10により感光ドラム8上
はマゼンタのための画像情報に応じて露光され、画像部
のみ表面電位を明部電位(−150V)に低下せしめて
静電潜像が形成される。
【0068】該静電潜像は、先ずマゼンタの現像装置1
1aが感光ドラム8と対向するように300μmの間隙
を以って配備され、一例としてDC−500VにAC2
kVppを重畳した現像バイアスによって現像されマゼ
ンタトナー像として顕像化される。
【0069】顕像化された感光ドラム8上のマゼンタト
ナー像は、106〜109Ωに導電処理されたPVdF等
の中抵抗部材からなる中間転写ドラム13に転写電源
(図示せず)から供給されるの転写バイアス(+0.5
〜2kV)を以って転写される。
【0070】中間転写ドラム13上にA4サイズ1ペー
ジ分のマゼンタ画像を転写すると回転支持体12が回転
し、上述の工程をシアン、イエロー、ブラック各色につ
いて逐次行い、中間転写ドラム上に複数色のトナー像を
形成する。本実施形態では、回転支持体12に支持され
た現像装置11a,11b,11c,11dはそれぞれ
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック各色の現像剤を
含む。ここで各色現像剤は懸濁重合法により合成され、
球形で高い現像、転写効率を有する重量平均径6μmの
ネガ帯電性トナーである。
【0071】一方、ピックアップローラ14はブラック
トナー像と同期して転写紙カセット15から記録材Pを
給紙する。
【0072】転写ローラ19に2次転写バイアス(+1
〜2kV)を印加することにより、記録材Pには中間転
写ドラム13上のトナー像が転写され、定着装置16に
搬入される。
【0073】カラーのトナー画像を転写された記録材P
は、定着装置16によって上記トナー像の定着を受け、
カラー印刷物として機外に輩出されて排紙トレイ20上
に積載される。
【0074】尚、中間転写ドラム13上の転写残トナー
は、帯電器18によりポジ極性に帯電された後、感光ド
ラム8上に回収され、感光ドラム8上の転写残トナーと
同様にクリーニング装置17によって清掃される。
【0075】次に、本実施形態における定着装置16に
ついて図5に基づき詳しく説明する。
【0076】定着装置16は、図5に示すように、定着
体たるフィルム部材たる加熱フィルム6と、加圧体たる
加圧ローラ4と、発熱体たるハロゲンヒータ2とを備え
ている。
【0077】加熱フィルム6の内部空間には、出力50
0〜1000Wのハロゲンヒータ2が配置されている。
ハロゲンヒータ2には温度検知手段(図示せず)によっ
て検出される加熱フィルム6の温度に従い電力が供給さ
れ、約90%が赤外領域の波長である出力光が輻射され
る。ハロゲンヒータ2の外周には第一の実施形態と同様
に反射膜1が形成され、その開口が定着ニップを向くよ
うに配備することで輻射光を効果的に定着ニップに集光
する。
【0078】加熱フィルム6は、フィルムガイド21に
より回動自在に支持され、加圧ローラ4と摺動するよう
配設されている。フィルムガイド21は、PPS、液晶
ポリマー等の耐熱樹脂によって成形され、加熱フィルム
6にシワやたるみが無きよう保持する。フィルムガイド
21は、通常金属とされる加圧ステイ22により、総圧
1〜50kgfにて加圧され、加熱フィルム6と加圧ロ
ーラ4を圧接せしめて定着ニップを形成している。
【0079】定着ニップ部における加熱フィルム6内面
に透光性の加圧板7が配置される。加圧板7としては、
耐熱性があり且つ赤外線を良好に透過する部材が好まし
く、板厚0.1〜2mmの耐熱ガラス(パイレックス
(登録商標)、テンパックス)等の各種セラミック、又
はポリイミド等の耐熱性樹脂を用いることができる。本
実施形態では、加熱フィルム6は、回転自在であり、加
圧ローラ4に従動回転するようになっている。
【0080】又、加熱フィルム6の摺動性向上と磨耗防
止のため耐熱グリスを加熱フィルム6内面に塗布しても
良い。
【0081】加圧ローラ4は、厚さ1〜10mmのシリ
コーンゴム層を芯金5上に設けて形成されており、第一
の実施形態と同様に上記シリコーンゴム層上にトナー汚
染防止用のフッ素樹脂層を表層として有している。又、
加圧ローラ4は、駆動装置(図示せず)によって所定速
度(50〜300mm/sec)で駆動され、記録材P
を搬送すると共に加熱フィルム6も駆動している。
【0082】ここで、本実施形態における加熱フィルム
6について説明する。
【0083】加熱フィルム6は、耐熱性、摺動性に優れ
た厚さ20〜200μmの基層上に厚さ50〜1000
μmの弾性層、そして更に該弾性層上に厚さ5〜50μ
mの赤外線吸収層を設けたシームレスフィルムである。
【0084】上記基層としては、ポリイミド、ポリアミ
ドイミド、アラミド等の耐熱性樹脂を用いることがで
き、更にポリイミドフィルムはハロゲンヒータの放射す
る波長3μm以下の赤外光を80%以上透過するため、
本発明における表面加熱の効果をより効果的に得ること
ができる。
【0085】上記弾性層としては、LTV、HTV、R
TV等各種シリコーンゴム、若しくはフッ素ゴム等の耐
熱性が高いゴム或いはスポンジが形成されており、柔ら
かく且つ永久歪の小さいものが用いられる。ここでトナ
ー表面の凹凸に対応するだけの柔軟性を得るために弾性
層の硬度としてはアスカーC硬度で60°以下のものが
好ましい。又、シリコーンゴムによる弾性層も波長3μ
m以下の赤外光を80%以上透過し、効率的に表面加熱
することが可能となった。
【0086】加熱フィルム6のポリイミド基層上に設け
られたシリコーンゴム層は、厚さ50〜1000μmで
形成されており、カラー画像における厚いトナー層に対
しても均一な加圧がなされるようになっている。ハード
ローラやフィルムにおけるカラー画像においては、定着
画像中に多色トナー層と単色トナー層が近傍に存在する
と単色トナー層部分への加圧が十分になされずに定着不
良やOHPにおける透過性不良が生じ易くなるのに対し
て、本実施形態における弾性層を設けた加熱フィルムで
はトナー層の凹凸に対応するため多色トナー層と単色ト
ナー層の双方への加圧が可能となり、従って、カラー定
着画像においても均一な定着性とOHPにおける高い透
過性が得られた。
【0087】更に、弾性層中には透明微粒子を分散して
も良く、シリカ、酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛等の微
粒子を分散することでゴムの圧縮永久歪を軽減すること
ができる。輻射光量を減衰させないためには輻射光の散
乱を抑える必要があり、透明微粒子の粒径を透過する赤
外線の波長以下とする事が好ましく、更に好ましくは
0.3μm以下であることが好ましい。
【0088】又、本実施形態においては、トナーとして
マゼンタ、シアン、イエローといった赤外線吸収量が少
ないカラートナーを用いているため、第一の実施形態の
ようにトナーに赤外線を吸収させるのではなく、加熱部
材表面に赤外線の吸収層を設けている。
【0089】吸収層としては従来のPFA、PTFE等
フッ素樹脂からなる離型層中に赤外線吸収物質であるカ
ーボンブラック、グラファイト、又は酸化鉄等の各種金
属酸化物粒子を分散することで赤外光を良好に吸収する
ことができる。又、赤外線吸収物質としてカーボンブラ
ック等の導電体を用いることで表面の電気抵抗を低抵抗
化することもでき、106〜1014Ω/cm程度に制御
することで、静電オフセットを防止することも可能であ
る。
【0090】又、本実施形態では離型層中に赤外線吸収
物質を分散させたが、赤外線吸収層と離型層を別途に設
けても本実施形態における効果は変わらない。加熱フィ
ルムとしてポリイミド等の基層、シリコーンゴムによる
弾性層を設け、更に弾性層上に赤外線吸収層としてシリ
コーンゴム中にカーボンブラックを形成した赤外吸収層
を設けたのち、離型層であるパーフルオロアルコキシエ
チレン共重合体(PFA)、PTFE、FEP等のフッ
素系樹脂を離型層と最外層として設けることも可能であ
る。
【0091】図2に示すようにハロゲンヒータ2の上面
半周分には反射膜1がコートされており、その放射部
(下半周)から輻射光が加熱フィルム6及び加圧ローラ
4によるニップに照射されるよう調節されている。
【0092】即ち、本実施形態における定着装置によれ
ば、定着体としての加熱フィルム内部に配設される発熱
体たるハロゲンランプ上の一部に反射部材たる反射膜を
設けることで、反射鏡を別途設けること無く定着ニップ
にハロゲンランプから放射される赤外線を集中すること
ができる。更に、加熱フィルム表面に吸収層を設けるこ
とで、定着ニップにおける加熱フィルム表面を高速に加
熱し、カラープリント時における複数色のトナーも良好
に定着することができる。これにより弾性層によるグロ
ス均一性と高速加熱によるオンデマンドな定着プロセス
という高画質で高速な画像形成ができる。
【0093】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、上述の第一の実施形態
と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0094】本実施形態は、定着体の軸線方向に分布を
もつ反射膜を反射部材として用い、サイズの大きな記録
材に対しても均一に温度を与え、全域に亘り良好な定着
性と画質を得るものである。
【0095】ここで、図6により本実施形態の定着装置
について説明する。
【0096】本実施形態の定着装置は、図6に示すよう
に、定着体たる加熱フィルム25と、加圧体たる加圧ロ
ーラ4と、発熱体たるハロゲンランプ2とを備えてい
る。
【0097】加熱フィルム25は、3本のローラ24
a,24b,24cにより支持され、総圧5〜50kg
で加圧ローラ4に対して押圧される。
【0098】駆動ローラ24aはモータ(図示せず)に
より図中矢印A方向に駆動されると共に加圧ローラ4と
当接され、加熱フィルム25を駆動している。
【0099】テンションローラ24bは加熱フィルム2
5に対して従動とされ、加熱フィルム25を定着ニップ
上流側に展開する。
【0100】ステアリングローラ24cも加熱フィルム
25に対して従動とされ加熱フィルム25にテンション
を掛けると共に、フィルム位置センサ(図示せず)の出
力に合せて図中B方向に移動可能とされ、加熱フィルム
25の長手方向へのズレ(いわゆるヨリ)を解消する。
【0101】ここで発熱体であるハロゲンヒータ2には
上述の第一の実施形態同様の方法によって反射膜23が
形成されている。但し、本実施形態における反射膜23
は図7のような分布をもって製膜されており、ハロゲン
ヒータの長手端部にのみ略半周分形成されている。
【0102】更に、本実施形態においてハロゲンヒータ
2は回動可能に支持され、状況に応じて反射膜の方向を
変更可能とされている。
【0103】ここで、図8に基づきハロゲンヒータ上に
設けられた反射膜について詳しく説明する。
【0104】図8(a)は発熱体であるフィラメントA
を画像域Bにわたり連続的に形成した場合であり、定着
ニップ直後の温度分布Cをサーモビューワーにより測定
したところ、画像端部に対応する位置の温度が低下して
おり、これがグロスの低下、更には定着不良を引き起こ
す原因となっていた。そこで、従来では、図8(b)に
示すように、発熱体からの輻射量に分布をつけて端部温
度低下を防止している。
【0105】しかし、フィラメントAをセグメントに分
けて発熱体端部での放射量を増やしたところ画像域Bの
端部での温度低下は小さくなったもののセグメント間に
おける温度低下が発生してしまい、画像不良となってし
まった。
【0106】そこで、本実施形態では、図8(c)に示
すように、反射膜A’を発熱体端部に設置したところ、
定着ニップ内における画像域端部への赤外線放射量が増
加し、画像域全域に亘り均一な温度分布が得られた。
【0107】更に、封筒、ハガキ等の小サイズ紙プリン
ト時においては図11(d)に示すようにハロゲンヒー
タを回転し反射膜A’を定着ニップ側に配置し、画像域
端部への赤外線照射量を減少させることもできる。この
ような構成をとることで小サイズ紙を連続通紙した際に
も、定着体端部での昇温を抑えることができ、小サイズ
紙連続通紙後に大サイズ紙を定着した際にも端部でのト
ナー溶融に伴うオフセットを防止することが可能となっ
た。
【0108】即ち、本実施形態によれば、発熱体である
ハロゲンランプ、キセノンランプ等の発熱体上に長手方
向に亘って分布を有する反射膜を反射部材として設ける
ことで、画像端部での温度低下を防止し、更に、上記ハ
ロゲンランプを回動可能とすることで小サイズ紙通紙時
には端部の温度を低下せしめて、加熱フィルム端部の異
常昇温を防止することができる。従って、定着体の温度
を紙サイズによらず均一に保つことが可能となり、又、
定着装置の高信頼化、長寿命化が図ることができる。
【0109】又、第二の実施形態と同様に加熱フィルム
として赤外線に透過性を有する基層と弾性層、更に赤外
線吸収物質を混入した表面離型層を用いることで、カラ
ー画像定着時に表面に大きな凹凸を有する多色トナー層
も均一に加圧しつつ表面加熱により高速定着することが
可能となった。従って、カラー画像形成時におけるオン
デマンドで高品位な定着方式を実現することができる。
【0110】更に、加熱フィルムとしての該シームレス
フィルムは可橈性に富むため実施形態のような配置をと
ることにより従来のローラ定着装置若しくはオンデマン
ド方式の定着装置よりも飛躍的に広い定着ニップをとる
ことができる(>10mm)。従って、同径の加熱ロー
ラを用いた第一の実施形態と比べて定着ニップを約2倍
とることができるようになり、記録材上のトナーが定着
ニップに滞在する時間を延長でき、高速な画像形成にも
対応できる。又、輻射光を照射する面積を増やすことで
輻射光のエネルギー密度を低下し、記録材がジャム時に
定着ニップに停滞したときにおける昇温スピード、並び
に発煙や発火の危険性を低下できる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、定着体の基層の内部空間で発熱体か
ら発熱して輻射される赤外線が反射部材によって発熱体
上の一部で所定方向に反射されると共に定着体の基層を
透過するようになっているので、簡易な構成で発熱体か
らの赤外線を所望の位置に集中させることができ、装置
の大型化やコストアップを生じることなく、ウェイトタ
イムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつつ、高効率
で定着体を加熱して良好な定着画像を高速で得ることが
できる。
【0112】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射され
る赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定方向
に反射されると共に定着体の基層を透過するようになっ
ていると共に、定着体が発熱体からの赤外線を透過可能
な弾性層を基層よりも外側に有するので、記録材上の凹
凸に対する定着ローラの接触性の向上を図りつつ簡易な
構成で発熱体からの赤外線を所望の位置に集中させるこ
とができ、装置の大型化やコストアップを生じることな
く、ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図
りつつ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高
速で得ることができる。
【0113】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定
方向に反射されると共に定着体の基層を透過するように
なっていると共に、定着体が発熱体からの赤外線を吸収
可能な吸収層を基層よりも外側に有するので、簡易な構
成で発熱体からの赤外線を所望の位置に集中させ定着体
を高効率で加熱でき、装置の大型化やコストアップを生
じることなく、ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低
減化とを図りつつ、高効率で定着体を加熱して良好な定
着画像を高速で得ることができる。
【0114】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射され
る赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定方向
に反射されると共に定着体の基層を透過するようになっ
ていると共に、定着体の基層が少なくともポリイミド樹
脂を含んでなるので、定着体の耐熱性、摺動性、機械的
強度の向上を図ることができ、簡易な構成で発熱体から
の赤外線を所望の位置に集中させることができ、装置の
大型化やコストアップを生じることなく、ウェイトタイ
ムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつつ、高効率で
定着体を加熱して良好な定着画像を高速で得ることがで
きる。
【0115】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定
方向に反射されると共に定着体の基層を透過するように
なっていると共に、定着体が発熱体からの赤外線を透過
可能な弾性層を基層よりも外側に有し、該弾性層が少な
くともシリコーン系のゴム層を含んでなるので、定着体
の耐熱性、摺動性、機械的強度と記録材上の凹凸に対す
る定着ローラの接触性との向上を図りつつ簡易な構成で
発熱体からの赤外線を所望の位置に集中させることがで
き、装置の大型化やコストアップを生じることなく、ウ
ェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつ
つ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高速で
得ることができる。
【0116】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射され
る赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定方向
に反射されると共に定着体の基層を透過するようになっ
ていると共に、定着体が発熱体からの赤外線を吸収可能
な吸収層を基層よりも外側に有し、該吸収層が少なくと
も導電性のカーボン粒子を含有するので、定着体と加圧
体との摺擦による摩擦帯電電圧を除電して静電的に定着
体への現像剤の付着を防止しつつ簡易な構成で発熱体か
らの赤外線を所望の位置に集中させ定着体を高効率で加
熱でき、装置の大型化やコストアップを生じることな
く、ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図
りつつ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高
速で得ることができる。
【0117】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定
方向に反射されると共に定着体の基層を透過するように
なっていると共に、定着体が表層としてフッ素系樹脂か
らなる離型層を有しているので、定着体への現像剤の付
着を防止しつつ簡易な構成で発熱体からの赤外線を所望
の位置に集中させることができ、装置の大型化やコスト
アップを生じることなく、ウェイトタイムの短縮化と消
費電力の低減化とを図りつつ、高効率で定着体を加熱し
て良好な定着画像を高速で得ることができる。
【0118】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
フィルム部材の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻
射される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所
定方向に反射されると共にフィルム部材の基層を透過す
るようになっているので、簡易な構成で発熱体からの赤
外線を定着体と加圧体との圧接領域の拡大によりエネル
ギー密度の低減して所望の位置に集中させることがで
き、装置の大型化やコストアップを生じることなく、ウ
ェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつ
つ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高速で
得ることができる。
【0119】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で定着
体と加圧体との圧接領域に向けて反射されると共に定着
体の基層を透過するようになっているので、簡易な構成
で発熱体からの赤外線を効果的な位置に集中させること
ができ、装置の大型化やコストアップを生じることな
く、ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図
りつつ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高
速で得ることができる。
【0120】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射され
る赤外線が反射部材によって定着体の軸線方向における
発熱体上の端部の一部で所定方向に反射されると共に定
着体の基層を透過するようになっているので、上記端部
における温度低下を防止しつつ簡易な構成で発熱体から
の赤外線を所望の位置に集中させることができ、装置の
大型化やコストアップを生じることなく、ウェイトタイ
ムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつつ、高効率で
定着体を加熱して良好な定着画像を高速で得ることがで
きる。
【0121】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定
方向に反射されると共に定着体の基層を透過するように
なっていると共に、発熱体は、定着体の軸線に平行な軸
線まわりに回動可能に配設されているので、簡易な構成
で発熱体からの赤外線を反射部材による赤外線反射方向
を変更して必要に応じて所望の位置に集中させることが
でき、装置の大型化やコストアップを生じることなく、
ウェイトタイムの短縮化と消費電力の低減化とを図りつ
つ、高効率で定着体を加熱して良好な定着画像を高速で
得ることができる。
【0122】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、定着体の基層の内部空間で発熱体から発熱して輻射
される赤外線が反射部材によって発熱体上の一部で所定
方向に反射されると共に定着体の基層を透過するように
なっているので、簡易な構成で発熱体からの赤外線を所
望の位置に集中させることができ、装置の大型化やコス
トアップを生じることなく、ウェイトタイムの短縮化と
消費電力の低減化とを図りつつ、高効率で定着体を加熱
して良好な定着画像を高速で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】図2の定着装置に備えられた発熱体の概略構成
を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である
【図5】図4の定着装置に備えられた発熱体の概略構成
を示す図である。
【図6】本発明の第三の実施形態における定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図7】図6の定着装置に備えられた発熱体の概略構成
を示す図である。
【図8】本発明の第三の実施形態における発熱体の発熱
による定着体の軸線方向での温度分布を従来と比較して
説明するための図である。
【図9】従来の定着装置の一例たるローラ定着装置の概
略構成図である。
【図10】従来の定着装置の他の一例たるオンデマンド
定着装置の概略構成図である。
【図11】従来の定着装置の他の一例たる透光性基体を
用いた定着装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 反射膜(反射部材) 2 ハロゲンランプ(発熱体) 3 加熱ローラ(定着体) 4 加圧ローラ(加圧体) 6 加熱フィルム(定着体、フィルム部材) 16 定着装置 23 反射膜(反射部材) 25 加熱フィルム(定着体) 126 定着装置 P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA20 AA30 AA32 BA25 BA27 BA30 BB03 BB06 BB13 BB14 BB15 BB18 BB21 BB29 BB30 BB33 BC02 BC03 BE03 CA07 CA30 3K058 AA02 AA81 AA87 BA18 DA02 EA02 GA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接回転する定着体及び加圧体
    と、該定着体内で該定着体の軸線方向に延びて配設され
    発熱する発熱体とを備え、未定着像を担持する記録材を
    上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加
    熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に
    定着させる定着装置において、定着体は赤外線を透過可
    能な耐熱性の基層を有し、発熱体は、該基層の内部空間
    で発熱して赤外線を輻射し、該発熱体から輻射される赤
    外線を所定方向に反射させる反射部材が上記発熱体上の
    一部に設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 定着体は、発熱体からの赤外線を透過可
    能な弾性層を基層よりも外側に有していることとする請
    求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 定着体は、発熱体からの赤外線を吸収可
    能な吸収層を基層よりも外側に有していることとする請
    求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 定着体は、基層が少なくともポリイミド
    樹脂を含んでなることとする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか一項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 定着体は、弾性層が少なくともシリコー
    ン系のゴム層を含んでなることとする請求項2に記載の
    定着装置。
  6. 【請求項6】 定着体は、吸収層が少なくとも導電性の
    カーボン粒子を含有することとする請求項3に記載の定
    着装置。
  7. 【請求項7】 定着体は、表層としてフッ素系樹脂から
    なる離型層を有していることとする請求項1乃至請求項
    6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 定着体はフィルム部材であることとする
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の定着装
    置。
  9. 【請求項9】 反射部材が発熱体上を略半周覆うよう設
    けられ、該反射部材によって反射された赤外線が定着体
    と加圧体との圧接によって形成されるニップ領域に向け
    て照射されるようになっていることとする請求項1乃至
    請求項8のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 反射部材が該発熱体の長手方向端部に
    のみ設けられていることとする請求項1乃至請求項9の
    いずれか一項に記載の定着装置。
  11. 【請求項11】 発熱体は、定着体の軸線に平行な軸線
    まわりに回動可能に配設されていることとする請求項1
    乃至請求項10のいずれか一項に記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 一連の画像形成プロセスによって画像
    を記録材に記録する画像形成装置であって、請求項1乃
    至請求項11のいずれか一項に記載の定着装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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