JP2003217816A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JP2003217816A JP2002007702A JP2002007702A JP2003217816A JP 2003217816 A JP2003217816 A JP 2003217816A JP 2002007702 A JP2002007702 A JP 2002007702A JP 2002007702 A JP2002007702 A JP 2002007702A JP 2003217816 A JP2003217816 A JP 2003217816A
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Hitoshi Sato
仁 佐藤
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導発熱する無端状の定着ベルトの耐久
性向上と、紙分離性能確保を図るベルト加熱方式の定着
装置の提供。 【解決手段】 電磁誘導発熱する無端状の定着ベルト1
0と、定着ベルト10を外嵌するベルトガイド部材16
と、ベルトガイド部材16に定着ベルト10を介して圧
接し定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ30と、ベル
トガイド部材16の定着ニップ部N形成面に配置された
摺動板41と、を有し、前記摺動板41は定着ベルト1
0の移動方向に対して上流側が曲面であり、下流側が平
面であることにより、定着ニップ部N上流側の接圧の大
きな部分で定着ベルト10の機械的応力を低減し、かつ
定着ニップ部N下流側で定着ベルト10に形成される段
部により定着ベルト10から被記録材Pを分離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト加熱方式の
加熱装置、及び前記加熱装置を像加熱装置としての定着
装置として備えた電子写真装置・静電記録装置等の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無端ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方
式の加熱方式は、加熱回転体としての無端ベルト(ベル
ト部材)と、前記無端ベルトの内側に位置し前記無端ベ
ルトをルーズに外嵌させる無端ベルト内部部材(ベルト
内部部材)と、前記無端ベルトを挟んで前記無端ベルト
内部部材と相互圧接してニップ部を形成し、かつ回転駆
動される加圧回転体(加圧部材)と、を有し、前記加圧
回転体の回転駆動により前記無端ベルトが前記ニップ部
において前記無端ベルト内部部材の面を摺動しながら回
転され、前記ニップ部の前記無端ベルトと前記加圧回転
体の間で被加熱材を挟持搬送して加熱する装置構成のも
のとしている。
【0003】このような加熱方式としては、前記無端ベ
ルトを電磁誘導発熱性部材にして、磁場発生手段の発生
磁場の作用で前記無端ベルト自体を発熱させ、その発熱
で被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式(特開平9−1
71889号公報等)や、前記ニップ部に対応する前記
無端ベルト内側にセラミックヒータや電磁誘導発熱体の
ヒータ(発熱体、加熱体)を固定して配設し、該ヒータ
の熱を該無端ベルトを介して被加熱材に与えて加熱する
方式(特開平4−44075〜44083号公報等)等
が提案されている。
【0004】このような加熱方式は、熱ローラ方式の加
熱装置等との対比においてクイックスタート性や省エネ
ルギー性に優れている。
【0005】そのため、複写機・プリンタ等の画像形成
装置において、電子写真プロセス・静電記録プロセス・
磁気記録プロセス等の適宜の画像形成プロセス手段部
で、被加熱材としての被記録材(転写材シート・エレク
トロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印
刷用紙・フォーマット紙等)に転写方式あるいは直接方
式にて形成担持させた目的の画像情報の未定着画像(ト
ナー画像)を、被記録材面に永久固着画像として加熱定
着させる定着装置として、上記のような無端ベルト加熱
方式・加圧回転体駆動方式の加熱方式(ヒータの熱を、
無端ベルトを介して被記録材に与えて加熱する方式)が
提案されている。
【0006】また、市販されたもののなかには、ニップ
部における無端ベルト内部部材の面を単一平面とし、被
記録材面の無端ベルトからの分離性能を確保するものが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無端ベルトには、円筒状の無端ベルトが無端ベルト内部
部材のニップ部形成面である平面を通過するときの変形
による機械的応力、及び被加熱材に熱を奪われて発生す
る熱応力が繰り返しかかる。
【0008】この繰返し応力によって、無端ベルトの電
磁誘導発熱層が疲労破壊してしまうことがある。
【0009】これを防ぐため、機械的応力を低減しよう
と、無端ベルト内部部材のニップ部形成面に良熱伝導性
部材を配置し、これに曲率をもたせることが提案されて
いる(特開平08−30126号公報)。
【0010】一方で、無端ベルト内部部材のニップ部形
成面に曲率をもたせると、ニップ部において加熱された
被加熱材が無端ベルトから分離せず巻き付いてしまうと
いうおそれがある。
【0011】そこで、本発明の目的としては、上記課題
を解決することであり、詳しくは、無端ベルトの使用寿
命を延ばしながら、被加熱材の無端ベルトへの巻き付き
を防止する加熱装置及び画像形成装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、磁場発生
手段と、前記磁場発生手段の磁界の作用で電磁誘導発熱
する無端形状のベルト部材と、前記ベルト部材を内側か
ら支えベルト部材の移動を案内するベルト内部部材と、
前記ベルト内部部材と前記ベルト部材を介して圧接しニ
ップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記加圧部材の
回動により前記ベルト部材が従動回転し、前記ニップ部
の前記加圧部材と前記ベルト部材の間に前記被加熱材を
挟持搬送させ、前記被加熱材を加熱する加熱装置であっ
て、前記ベルト内部部材の前記ニップ部形成面は、平坦
面と、該平坦面に連設する曲面とを前記被加熱部材の搬
送方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0013】第2の発明は、上記第1の発明で、前記ベ
ルト内部部材の前記ニップ部形成面は、前記ベルト部材
の移動方向に対して上流側が曲面であり、下流側が平坦
面であることを特徴とする。
【0014】第3の発明は、上記第2の発明で、前記ベ
ルト部材の内面の曲率をR0、前記ベルト内部部材の前
記ニップ部形成面の曲面の曲率をR1とすると、R0≦
R1となることを特徴とする。
【0015】第4の発明は、磁場発生手段と、前記磁場
発生手段の磁界の作用で電磁誘導発熱する無端形状のベ
ルト部材と、前記ベルト部材を内側から支えベルト部材
の移動を案内するベルト内部部材と、前記ベルト内部部
材と前記ベルト部材を介して圧接しニップ部を形成する
加圧部材と、を有し、前記加圧部材の回動により前記ベ
ルト部材が従動回転し、前記ニップ部の前記加圧部材と
前記ベルト部材の間に前記被加熱材を挟持搬送させ、前
記被加熱材を加熱する加熱装置であって、前記ベルト内
部部材の前記ニップ部形成面は複数の曲面を被加熱部材
の搬送方向に沿って形成していることを特徴とする。
【0016】第5の発明は、上記第4の発明で、前記ベ
ルト部材の内面の曲率をR0、前記ベルト内部部材にお
ける被加熱部材搬送方向上流側の曲率をR1、被加熱部
材搬送方向下流側の曲率をR2とすると、 R0≦R1<R2 とすることを特徴とする。
【0017】第6の発明は、上記いずれかの発明で、前
記ベルト内部部材の前記ニップ部形成面は前記ベルト部
材との摺動摩擦を低減させる摺動部材からなることを特
徴とする。
【0018】第7の発明は、像担持体上に単色若しくは
複数色のトナー像を形成し、記録材に転写する画像形成
手段と、該記録材上のトナー像を加熱定着する定着装置
と、を有し、前記定着装置は上記のいずれかに記載の加
熱装置であることを特徴とする画像形成装置にある。
【0019】上記したいずれかの構成を有する加熱装置
及び画像形成装置によれば、ベルト部材の機械的応力が
低減できて、疲労による破壊の抑制と、ベルト部材への
被加熱材の巻き付きの防止とを両立することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に沿って説明する。本実施の形態における例示が
本発明を限定することはないとする。
【0021】(第一の実施の形態)以下、本発明に係る
第一の実施の形態について図1から図7を参照にして説
明する。各図に共通する部材には同一の符号を付してい
る。
【0022】(1)画像形成装置例 まず、本第一の実施の形態に係る画像形成装置の一形態
として電子写真カラープリンタについて説明する。
【0023】図2は、電子写真カラープリンタの概略構
成を示す断面図である。
【0024】図2において、101は有機感光体やアモ
ルファスシリコン感光体でできた感光体ドラム(像担持
体)であり、図中矢示の反時計回り方向に所定のプロセ
ススピード(周速度)で回転駆動される。
【0025】感光体ドラム101はその回転過程で帯電
ローラ等の帯電装置102により所定の極性・電位の一
様な帯電処理を受ける。
【0026】次いで、感光体ドラム101の帯電処理面
に、レーザ光学箱(レーザスキャナー)110から出力
されるレーザ光103によって、目的の画像情報の走査
露光処理がなされる。
【0027】レーザ光学箱110は、不図示の画像読み
取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時
系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オ
フ)したレーザ光103を出力し、このレーザ光103
により回転感光体ドラム101面に走査露光した目的画
像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0028】109はレーザ光学箱110からの出力レ
ーザ光を感光体ドラム101の露光位置に偏向させるミ
ラーである。
【0029】フルカラー画像形成の場合は、目的のフル
カラー画像の第1の色分解成分画像、例えばイエロー成
分画像についての走査露光・潜像形成がなされ、その潜
像が4色カラー現像装置104のうちのイエロー現像器
104Yの作動でイエロートナー画像として現像され
る。そして、このイエロートナー画像は、感光体ドラム
101と中間転写体ドラム105との接触部(あるいは
近接部)である一次転写部T1において、中間転写体ド
ラム105の面に転写される。中間転写体ドラム105
面に対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム101
面は、クリーナ107により転写残りトナー等の付着残
留物の除去を受けて清掃される。
【0030】上記したイエロー成分画像の作像と同様
に、帯電・走査露光・現像・一次転写・清掃のプロセス
サイクルが、目的のフルカラー画像の第2の色分解成分
画像(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器104
Mが作動)、第3の色分解成分画像(例えばシアン成分
画像、シアン現像器104Cが作動)、及び第4の色分
解成分画像(例えば黒成分画像、黒現像器104BKが
作動)の各色分解成分画像について順次実行され、中間
転写体ドラム105面にイエロートナー画像、マゼンタ
トナー画像、シアントナー画像、及び黒トナー画像の合
計4色のトナー画像が順次重ねて転写されて、目的のフ
ルカラー画像に対応したカラートナー画像が合成形成さ
れる。
【0031】中間転写体ドラム105は、金属ドラム上
に中抵抗の弾性層と高抵抗の表層を有するもので、感光
体ドラム101に接触してあるいは近接して感光体ドラ
ム101と略同じ周速度で図中矢示の時計回り方向に回
転駆動される。そして、中間転写体ドラム105の金属
ドラムにバイアス電位を与えることで、感光体ドラム1
01との電位差により、感光体ドラム101側のトナー
画像を中間転写体ドラム105面側に転写させる。
【0032】上記のように回転中間転写体ドラム105
面に合成形成されたカラートナー画像は、回転中間転写
体ドラム105と転写ローラ106との接触ニップ部で
ある二次転写部T2において、不図示の給紙部から所定
のタイミングで二次転写部T2に送り込まれた被加熱材
としての被記録材Pの面に転写されていく。
【0033】転写ローラ106は、被記録材Pの背面か
らトナーと逆極性の電荷を供給することで、中間転写体
ドラム105面側から被記録材P面側へ合成カラートナ
ー画像を順次に一括転写する。
【0034】二次転写部T2を通過した被記録材Pは、
中間転写体ドラム105の面から分離されて加熱装置と
しての定着装置100へ導入され、未定着トナー画像の
加熱定着処理を受けて、カラー画像形成物として機外の
不図示の排紙トレーに排出される。
【0035】なお、定着装置100については後述する
(2)項で詳述する。
【0036】被記録材Pに対するカラートナー画像転写
後の回転中間転写体ドラム105は、クリーナ108に
より転写残りトナーや紙粉等の付着残留物の除去を受け
て清掃される。
【0037】このクリーナ108は、常時は中間転写体
ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写
体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画
像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム105
に接触状態に保持される。
【0038】また、転写ローラ106は、常時は中間転
写体ドラム105に非接触状態に保持されており、中間
転写体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナ
ー画像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム1
05に被記録材Pを介して接触状態に保持される。
【0039】なお、上記したような本第一の実施の形態
に係る装置は、白黒画像等モノカラー画像のプリントモ
ードにおいても実行することができる。さらには、両面
画像プリントモード、あるいは多重画像プリントモード
においても実行できる。
【0040】両面画像プリントモードの場合において
は、定着装置100を出た1面目画像プリント済みの被
記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転
されて、再び二次転写部T2へ送り込まれて2面に対す
るトナー画像転写を受け、再度、定着装置100に導入
されて2面に対するトナー画像の定着処理を受けること
で、両面画像プリントが出力される。
【0041】多重画像プリントモードの場合において
は、定着装置100を出た1回目画像プリント済みの被
記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転
されずに、再び二次転写部T2へ送り込まれて1回目画
像プリント済みの面に2回目のトナー画像転写を受け、
再度、定着装置100に導入されて2回目のトナー画像
の定着処理を受けることで、多重画像プリントが出力さ
れる。
【0042】(2)定着装置 次に、上記した電子写真カラープリンタに設けられる定
着装置100について詳述する。
【0043】この定着装置100は電磁誘導加熱方式を
採用したもので、図1、図3から図7を用いて以下に詳
細に説明する。
【0044】A)定着装置100の全体的な概略構成 図1は定着装置100の概略縦断面図であり、図3は定
着装置100の概略横断面図である。
【0045】図1及び図3において、10はベルト部材
としての無端ベルト状の定着ベルトである。この定着ベ
ルト10は、電磁誘導発熱性の円筒状部材であり、電磁
誘導発熱層(導電体層、磁性体層、抵抗体層)を有す
る。
【0046】16はベルト内部部材としての略円筒形状
のベルトガイド部材である。このベルトガイド部材16
に上記の定着ベルト10をルーズに外嵌させている。
【0047】また、ベルトガイド部材16の両側側部分
には他の部分よりも外径をすこし小さくした環状溝部1
6a・16bを形成している。
【0048】また、定着ベルト10の長手方向の両端部
には周方向にそれぞれ前記環状溝部16aと16bに係
合する環状フランジ部材23aと23bが取付けられ、
この環状フランジ部材23aと23bによりベルトガイ
ド部材16に対して回動する無端状の定着ベルト10の
長手方向両端部をそれぞれ規制・保持しており、ベルト
ガイド部材16と係合している領域においてベルトガイ
ド部材16の長手方向端部によって定着ベルト10の半
径方向の位置決めがなされる。
【0049】磁場発生手段は、磁性コア17a・17b
・17c、及び励磁コイル18で構成されている。
【0050】19は励磁コイル保持部材であり、ベルト
ガイド部材16の内側で、定着ベルト10の回転方向に
対して定着ニップ部Nの上流側半分側(図1において右
半分側)に配置している。
【0051】22は、ベルトガイド部材16内に通した
縦断面下向きコの字型の加圧ステーである。この加圧ス
テー22の長手方向左右両端部は、ベルトガイド部材1
6の長手方向左右両端部から外方向に突出させている。
【0052】図4は定着装置100の長手方向左側端部
の斜視図である。右側端部も同様の構成としている。
【0053】図4において、21a・21bは左右の加
圧ブロック(右側端部21bは不図示)であり、上記加
圧ステー22の長手方向左右両端部に装着してビス締め
等の手段で固定している。この加圧ブロック21a・2
1bには、それぞれ前記環状フランジ部材23a・23
bの外径と略同じ外径の円盤状の鍔座部21e・21f
を一体的に設けており、それぞれ環状フランジ部材23
a・23bの外側面と当接して環状フランジ部材23a
・23bの軸方向外方への移動を規制している。
【0054】上記した組立て体、すなわちベルトガイド
部材16、定着ベルト10、環状フランジ部材23a・
23b、加圧ステー22、加圧ブロック21a・21
b、及び鍔座部21e・21fを加熱アセンブリとして
いる。
【0055】また、30は加圧部材としての加圧ローラ
であり、定着ベルト10を従動回転させ、かつ定着ベル
ト10に圧力を与える。この加圧ローラ30は、芯金3
0aと、該芯金30a周りに同心一体にローラ状に成形
被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂
等の耐熱性・弾性を有する弾性層30bとで構成されて
いる。
【0056】この加圧ローラ30は、その芯金30aの
長手方向左右両端部を装置シャシー70の左右側板70
a・70b間に軸受28a・28bを介して軸支するこ
とで、回転自由に配設している。
【0057】また、芯金30aの長手方向左端部には駆
動ギアGが固定され、この駆動ギアGに不図示の駆動系
Mから回転力が伝達されて加圧ローラ30が所定の周速
度をもって図1の矢印の反時計回り方向に回転駆動され
る。
【0058】装置シャシー70の左右側板70a・70
bには、図4に示すように、上端側を開放した縦方向の
ガイド穴部70c・70d(右側端部は不図示)を有し
ている。このガイド穴部70c・70dの上部開口部か
ら、上記した加熱アセンブリの左右加圧ブロック21a
・21bの加圧ステー22側の縦溝部21cを、ガイド
穴部70cの長穴に沿って下方に落とし込むことによっ
て、加熱アセンブリを装置シャシー70の左右側板70
a・70b間において上記加圧ローラ30の上側に配置
させている。
【0059】また、加圧ばね25a・25bを定着フレ
ーム24と加圧ブロック21a・21bの間に設けるこ
とで、ベルトガイド部材16を加圧ローラ30に押し付
けている。これにより、ベルトガイド部材16の下面と
加圧ローラ30の上面とが定着ベルト10を挟んで圧接
して所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
【0060】そして、加圧ローラ30が回転駆動すると
定着ベルト10は内周面とベルトガイド部材16の摩擦
力により回転力が作用し、図1中矢示の時計回り方向に
加圧ローラ30の回転周速度にほぼ対応した周速度をも
って回転状態になる。
【0061】前記ベルトガイド部材16の定着ニップ部
Nの形成部には、上述の回転駆動時の駆動トルクを減少
させるため、低摩擦係数の別部材で摺動部材としての摺
動板41を装着しても良い。この別部材の材料には、フ
ッ素樹脂、ガラス、2硫化モリブデンをコートした金属
板等が挙げられる。
【0062】また、ベルトガイド部材16の内側の右半
分側に配設された磁場発生手段としての励磁コイル18
には、図7に示すように、給電部18a・18bに励磁
回路27を接続している。この励磁回路27は20kH
zから500kHzの高周波をスイッチング電源で発生
できるようになっている。励磁コイル18は励磁回路2
7から供給される交番電流(高周波電流)によって交番
磁束を発生する。電磁誘導発熱性ベルトである定着ベル
ト10には前記交番磁界を打ち消す方向に渦電流が流
れ、ジュール熱が発生し、定着ベルト10が発熱するこ
とになる。
【0063】この定着ニップ部Nの温度は、不図示の温
度検知手段を含む温調系により励磁コイル18に対する
電流供給が制御されることで、所定の温度が維持される
ように温調される。26は定着ベルト10の温度を検知
するサーミスタ等の温度センサであり、本第一の実施の
形態においては定着ニップ部Nの後で温度センサ26で
測定した定着ベルト10の温度情報をもとに定着ニップ
部Nの温度を制御するようにしている。定着ベルト10
の、励磁コイル18の対向位置に、暴走時の励磁コイル
18への給電を遮断するために安全用温度検知素子50
を配設している。
【0064】こうして、加圧ローラ30が回転駆動さ
れ、それに伴って定着ベルト10が回転し、励磁回路2
7から励磁コイル18への給電により上記のように定着
ベルト10の電磁誘導発熱がなされて定着ニップ部Nが
所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画
像形成手段部から搬送された未定着トナー画像tが形成
された被記録材Pが不図示の入り口ガイド60により定
着ニップ部Nに導かれ、定着ニップ部Nの定着ベルト1
0と加圧ローラ30との間に画像面が上向き、すなわち
定着ベルト面に対向して導入され、定着ニップ部Nにお
いて画像面が定着ベルト10の外面に密着して定着ベル
ト10と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。
このように定着ニップ部Nを定着ベルト10と一緒に被
記録材Pが挟持搬送されていく過程において、定着ベル
ト10の電磁誘導発熱で加熱されて被記録材P上の未定
着トナー画像tが加熱定着される。この際、前述の入口
ガイド60上で被記録材Pと未定着トナー画像tが予備
加熱される。被記録材Pは定着ニップ部Nを通過すると
回転定着ベルト10の外周面から分離して排出搬送され
ていく。被記録材P上の加熱定着トナーt画像は定着ニ
ップ部N通過後、冷却して永久固着像となる。
【0065】本第一の実施の形態では、トナーtに低軟
化物質を含有させたトナーを使用したため、定着装置1
00にオフセット防止のためのオイル塗布機構を設けて
いないが、低軟化物質を含有させていないトナーを使用
した場合にはオイル塗布機構を設けてもよい。また、低
軟化物質を含有させたトナーを使用した場合にもオイル
塗布や冷却分離を行ってもよい。
【0066】B)ベルトガイド部材16の定着ニップ部
Nの形成部形状と、定着ベルト10の歪み・被記録材P
分離の関係 次に、本第一の実施の形態に特徴的な部分について詳述
する。
【0067】従来、ベルトガイド部材16の定着ニップ
部Nの形成面は単一平面であった。このような構成を図
5(a)に示し、同図中X部の拡大図を図5(b)に示
す。図5に示すように、無端状の定着ベルト10が定着
ニップ部Nの形成部に進入するとき(Na)、定着ニッ
プ部Nの形成部内部にあるとき(Nb)、及び定着ニッ
プ部N形成部から出るとき(Nc)に、それぞれ定着ベ
ルト10に大きい歪みが発生することがある。
【0068】この歪みは、主に加圧ばね25a・25b
の押圧力、定着ベルト10の周長、ベルトガイド部材1
6の定着ニップ部Nの形成部形状、及び定着ベルト10
の電磁誘導発熱層の厚さによって決定される。
【0069】このような歪みの低減のため、これらを変
更しようとする場合、加圧ばね25a・25bの押圧力
は定着性の確保のため、また定着ベルト10の電磁誘導
発熱層の厚さは高効率な発熱及び物流や定着器組立時の
取り扱いのため、ある一定の値が必要で、歪み低減のた
めだけに変更することは難しい。また、定着ベルト10
の周長を増やすことは、定着ベルト10のコストが上昇
するだけではなく、定着装置100サイズ、ひいては画
像形成装置サイズが必然的に拡大してしまうことにな
る。
【0070】そこで、ベルトガイド部材16の定着ニッ
プ部Nの形成部形状を複数種類準備し、定着ベルト10
の表面の曲げ歪みと、定着後の被記録材Pとしての紙の
分離性能を見るために実験を行った。その結果を表1に
示す。
【0071】本実験では、定着ベルト10として内径を
Φ34mm、厚さ50μのNi電鋳を用い、総加圧力1
8kgfを加え、そのときの定着ベルト10の表面の曲
げ歪みを計測した。この構成を紙送り速度94mm/s
のカラーレーザープリンターの定着装置100として適
用し、薄紙(60g/m2)にベタ画像を転写したのち
定着して、定着ニップ部Nにおける紙の分離性能を調べ
た。
【0072】
【表1】
【0073】表1に示すように、定着ベルト10の曲げ
歪みは、ベルトガイド部材16の定着ニップ部Nの形成
部形状を曲面にした比較例2、3、4、及び実施例1の
ほうが、平面にした比較例1よりも低減することがわか
る。
【0074】また、ベルトガイド部材16の定着ニップ
部Nの形成部の曲面部分の曲率が、定着ベルト10の曲
率に近づくほど、定着ベルト10の歪みを小することが
でき、定着ベルト10の曲率と定着ニップ部Nの形成部
との曲率を同じにしたものが最も歪みの値が小さくなっ
た。
【0075】また、定着ニップ部Nの形成部形状は、前
面を平面にするよりも、一部分でも曲面にし、例えば比
較例4及び実施例1のように曲面+平面という構成にす
ることで、歪みは低下する。
【0076】定着ベルト10は、定着ニップ部Nの形成
部に引き込まれながら摺動し、定着ニップ部Nの形成部
を出たあとは、ベルトガイド部材16から離れる(弛
む)ので、ベルトガイド部材16の定着ニップ部Nの形
成面は、紙搬送方向上流側を曲面としたほうが、下流側
を曲面とするよりも応力低減に効果がある。
【0077】一方、定着後の紙の分離性能が良いのは、
ベルトガイド部材16の定着ニップ部Nの形成部形状
を、従来通り平面にした比較例1である。これは、定着
ベルト10が定着ニップ部N形成部から離れるときに、
定着ベルト10に極小Rができると、紙のコシによって
分離するためである。そのため、この部分を曲面にする
と、比較例2、3のように、分離性能が低下し、また、
その曲率が小さくなればなるほど分離性能が悪化するこ
とがわかった。紙をコシによって分離できるように、定
着ベルト10が定着ニップ部Nの形成部から離れるとき
に、定着ベルト10に極小Rをつくるためには、少なく
とも、ベルトガイド部材16の定着ニップ部Nの形成部
形状の紙搬送方向下流側を平面とするとよい。
【0078】従って、紙分離性能がベルトガイド部材1
6の定着ニップ部Nの形成部形状が平面のときと同等
で、定着ベルト10の歪みが低減できるのは、ベルトガ
イド部材16の定着ニップ部Nの形成面が、紙搬送方向
上流側に曲面を、紙搬送方向下流側に平面を設けた構成
の実施例1である。
【0079】実施例1によれば、図6に示すように、定
着ニップ部Nの形成面における紙搬送方向上流側の曲面
が定着ベルト10の表面の歪み低減に効果を発揮し、紙
搬送方向下流側の平面が紙分離を確保するのである。
【0080】定着ベルト10の内周面の曲率(ベルト1
0を真円とした場合の曲率半径)をR0、ベルトガイド
部材16の定着ニップ部Nの形成面の被記録材P搬送方
向上流側の曲率をR1とすると、R0とR1の関係は、 R0≦R1 となるようにすると良い。
【0081】図6に示すように、本実施の形態では、摺
動板41に対し、搬送方向上流側における外周面の曲率
R1を定着ベルト10の内周面の曲率R0よりも大きく
している。
【0082】実施例1においては、定着ベルト10とし
て内径をΦ34mm、厚さ50μのNi電鋳を用い、総
加圧力18kgf、定着ニップ部N幅を7mm、ベルト
ガイド部材16の定着ニップ部Nの形成部形状を紙搬送
方向上流側の曲面の曲率を60mmとしたところ、ベル
トガイド部材16の定着ニップ部Nの形成部形状を平面
とした比較例1に対し、無端ベルト表面の歪みは、ニッ
プ入口部では5.1%減、ニップ中央部で12.7%
減、ニップ出口で3.9%減となった。
【0083】また、実施例1の紙分離能力については、
ベルトガイド部材16の定着ニップ部Nの形成部形状を
平面とした比較例1と同等であった。
【0084】実施例1の構成を紙送り速度94mm/s
のカラーレーザープリンターの定着装置100として適
用したところ、A4サイズ10万枚の通紙耐久試験にお
いても、定着ベルト10のNi電鋳部分には亀裂の発生
はなかった。また、紙が定着ベルト10に巻き付いてし
まうことも無かった。一方、従来通り、ベルトガイド部
材16の定着ニップ部N形成部形状を平面とした比較例
1では、前記同様の通紙耐久試験において、2万枚にお
いて、定着ベルト10のNi電鋳部分に亀裂が確認され
た。
【0085】このように、本第一の実施の形態によれ
ば、定着ニップ部Nの上流側の接圧の大きな部分で定着
ベルト10の機械的応力を低減し、かつ定着ニップ部N
の下流側で定着ベルト10に形成される段部により定着
ベルト10から被記録材Pを分離させることで、定着ベ
ルト10の耐久性を向上させ、かつ紙分離性能を確保す
ることができる。
【0086】(第二の実施の形態)以下、本発明に係る
第ニの実施の形態について図8を参照にして説明する。
前出の図を含め各図に共通する部材には同一の符号を付
している。
【0087】本第二の実施の形態は以下の点で上記した
第一の実施の形態と異なるほかは、特に記述のない部分
は第一の実施の形態と同様の構成とする。
【0088】本第二の実施の形態は、ベルトガイド部材
16の定着ニップ部Nの形成面を、複数の曲率を持つ曲
面としたものである。
【0089】図8は本発明の第二の実施の形態を示し、
(a)は定着装置100の縦断面模式図、(b)は図8
(a)のZ部の拡大図を示す。
【0090】図8に示すように、定着ベルト10内周面
の曲率をR0、被記録材P搬送方向上流側の定着ニップ
部Nの形成曲面の曲率半径をR1、被記録材P搬送方向
下流側の定着ニップ部Nの形成曲面の曲率をR2とした
ときに、R0、R1、R2の関係を、 R0≦R1<R2 とすることによって、定着ベルト10の歪みをさらに低
減することができる。また、紙の分離をよくするため
に、R2の値をR1よりも大きくし、平面に近づける
と、良好な紙の分離性を確保することができる。なお、
摺動部材41に上記した被記録材Pの搬送方向上流およ
び下流側に曲率R1とR2の曲面部を形成している。
【0091】このように、本第二の実施の形態によれ
ば、上記した第一の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。さらには、定着ベルト10は、定着ニップ部
Nでの歪みがより低減され、耐久性をより向上させるこ
とができる。
【0092】なお、上記した各実施の形態は、上記した
構成に限ることはなく、例えば以下に示す構成にも適用
することができる。
【0093】第一に、加圧部材としては加圧ローラ30
のようなローラ体に限らず、回動ベルト型等の形態の部
材にすることも可能となる。
【0094】第二に、加圧ローラ30等の加圧部材側か
らも被記録材に熱エネルギーを供給するために、加圧部
材側にも電磁誘導加熱等の発熱手段を設けて所定の温度
に加熱・温調する装置構成にすることも可能となる。
【0095】第三に、本発明に係る加熱装置は、上記し
た定着装置100以外に、画像を担持した被記録材を加
熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着す
る像加熱装置、その他、被加熱材の加熱乾燥装置、加熱
ラミネート装置等、広く被加熱材を加熱処理する手段・
装置として使用することが可能となる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベルト加熱方式の加熱装置において、簡易で安価な方法
で、被加熱材のベルト部材への巻き付きを防止するとと
もに、ベルト部材への機械的応力を低減し疲労による破
壊を抑制するため、高寿命化・低コスト化・省エネルギ
ー化を図ることができ、かつ良好な加熱を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る定着装置要部
の縦断面図。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る電子写真カラ
ープリンタの概略構成を示す断面図。
【図3】図1の定着装置の長手方向横断面図。
【図4】図1の定着装置の長手方向左側端部の分解斜視
図。
【図5】(a)は比較例1の定着ニップ部を形成する定
着装置の概略縦断面図、(b)は図5(a)のX部の拡
大図。
【図6】(a)は実施例1の定着ニップ部を形成する定
着装置の概略縦断面図、(b)は図6(a)のY部拡大
図。
【図7】図1の定着装置の磁場発生手段と励磁回路の関
係を説明する模式図。
【図8】本発明の第二の実施の形態を示し、(a)は定
着装置の概略縦断面図、(b)は図8(a)のZ部拡大
図。
【符号の説明】
10 定着ベルト 16 ベルトガイド部材 17a、17b、17c 磁性コア 18 励磁コイル 18a・18b 給電部 19 励磁コイル保持部材 21a・21b 加圧ブロック 21c・21d 縦溝部 21e・21f 鍔座部 22 加圧ステー 23a・23b フランジ部材 23c・23d フランジ部材のベルト当接部、摺動
部 24 定着フレーム 25a・25b 加圧ばね 26 温度センサ 27 励磁回路 28a・28b 軸受 30 加圧ローラ 30a 芯金 30b 弾性層 41 摺動板 50 安全用温度検知素子 70 装置シャシー 70a・70b 装置シャシー側板 70c・70d ガイド穴部 100 定着装置 101 感光体ドラム 102 帯電装置 103 レーザ光 104 4色カラー現像装置 104Y イエロー現像器 104M マゼンタ現像器 104C シアン現像器 104BK 黒現像器 105 中間転写体ドラム 106 転写ローラ 107 帯電装置用クリーナ 108 中間転写体ドラム用クリーナ 109 ミラー 110 レーザ光学箱 G 駆動ギア N 定着ニップ部 P 被記録材 t トナー T1 一次転写部 T2 二次転写部
フロントページの続き (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA23 BA12 BA15 BB33 BB34 BE03 BE06 3K059 AB19 AD07 AD34 AD35 CD52 CD77

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁場発生手段と、前記磁場発生手段の磁
    界の作用で電磁誘導発熱する無端形状のベルト部材と、
    前記ベルト部材を内側から支えベルト部材の移動を案内
    するベルト内部部材と、前記ベルト内部部材と前記ベル
    ト部材を介して圧接しニップ部を形成する加圧部材と、
    を有し、前記加圧部材の回動により前記ベルト部材が従
    動回転し、前記ニップ部の前記加圧部材と前記ベルト部
    材の間に前記被加熱材を挟持搬送させ、前記被加熱材を
    加熱する加熱装置であって、前記ベルト内部部材の前記
    ニップ部形成面は、平坦面と、該平坦面に連設する曲面
    とを前記被加熱部材の搬送方向に沿って形成されている
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト内部部材の前記ニップ部形成
    面は、前記ベルト部材の移動方向に対して上流側が曲面
    であり、下流側が平坦面であることを特徴とする請求項
    1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト部材の内面の曲率をR0、前
    記ベルト内部部材の前記ニップ部形成面の曲面の曲率を
    R1とすると、 R0≦R1 となることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 磁場発生手段と、前記磁場発生手段の磁
    界の作用で電磁誘導発熱する無端形状ののベルト部材
    と、前記ベルト部材を内側から支えベルト部材の移動を
    案内するベルト内部部材と、前記ベルト内部部材と前記
    ベルト部材を介して圧接しニップ部を形成する加圧部材
    と、を有し、前記加圧部材の回動により前記ベルト部材
    が従動回転し、前記ニップ部の前記加圧部材と前記ベル
    ト部材の間に前記被加熱材を挟持搬送させ、前記被加熱
    材を加熱する加熱装置であって、前記ベルト内部部材の
    前記ニップ部形成面は複数の曲面を被加熱部材の搬送方
    向に沿って形成していることを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記ベルト部材の内面の曲率をR0、前
    記ベルト内部部材における被加熱部材搬送方向上流側の
    曲率をR1、被加熱部材搬送方向下流側の曲率をR2と
    すると、 R0≦R1<R2 とすることを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記ベルト内部部材の前記ニップ部形成
    面は前記ベルト部材との摺動摩擦を低減させる摺動部材
    からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 像担持体上に単色若しくは複数色のトナ
    ー像を形成し、記録材に転写する画像形成手段と、該記
    録材上のトナー像を加熱定着する定着装置と、を有し、
    前記定着装置は請求項1から6のいずれかに記載の加熱
    装置であることを特徴とする画像形成装置。
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