JP2010262045A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テンションレスフィルム加熱方式の定着器において、ジャム処理時にフィルムが損傷しないようにした定着装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】 定着フィルムが緊張解除状態と緊張状態とをとり得るように設けられ、かつ、非印字動作時には前緊張解除状態から緊張状態へ切り換える手段を有している。
緊張解除状態の定着フィルムに起こり得た、ジャム処理時にジャム紙を斜め方向に引っ張られた場合においても、フィルム全体で長手方向の力を受け止める為、端部のフィルム規制部材に強い力でフィルムが押し付けられることが無くなり、フィルムの損傷を防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、耐熱性のフィルムを介して記録材に熱エネルギーを付与する方式の加熱装置に関する。
この装置は、電子写真複写機・プリンタ・ファックス等の画像形成装置における画像加熱装置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等により成るトナーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静電記録シート・記録材シート・印刷紙など)の面に直接に直接方式もしくは、間接(転写)方式で形成した、目的の画像情報に対応した未定着のトナー画像を該画像を坦持している記録材面に固着画像として加熱定着処理する画像形成装置として活用できる。
例えば、複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置における加熱定着装置、すなわち、電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式等の適宜の画像形成プロセスにより加熱定着性の顕画剤(トナー)を用いて記録材(転写材シート・印刷紙・エレクトロファックスシート・静電記録シート等)の表面に間接(転写)方式、又は直接方式で形成された未定着トナー像(目的の画像情報に対応した未定着顕画剤像)を記録材に熱定着させるための加熱装置としては、従来一般に、熱ローラ方式の加熱装置が多用されていた。
この熱ローラ方式の加熱装置は、ハロゲンヒータ等の内蔵熱源により加熱して所定の温度を維持させた加熱ローラ(定着ローラ)と、これに圧接させた弾性を有する加圧ローラとの圧接ニップ部(定着ニップ部)に記録材を導入して狭持搬送させることで定着ローラの熱で記録材表面の未定着トナー像を熱定着させるものである。
最近では、フィルム加熱方式の加熱装置が提案され、実用化されている(例えば、特許文献1・特許文献2等)。
この加熱装置は、支持部材に固定支持させた加熱体に被加熱材としての記録材を、耐熱性・薄肉のフィルム材を介して密着させ、フィルム材を加熱体に摺動移動させて加熱体の熱をフィルム材を介して記録材へ与える方式・構成のものであり、未定着トナー画像を記録材表面に固着像として熱定着処理する装置として活用できる。また、例えば、トナー像を担持した記録材を加熱して表面性を改質する装置、仮定着処理する装置、その他、シート状の被加熱処理する装置として広く使用することができる。
このようなフィルム加熱方式の加熱装置は、加熱体として、昇温の速い低熱容量のもの、例えば、絶縁性・良熱伝導性のセラミック基材と、この基材の表面に設けられた通電により発熱する抵抗発熱層を基本構成体とするいわゆるセラミックヒータを用いることができ、またフィルム材として薄膜で低熱容量のものを用いることができるために短時間に加熱体の温度が上昇し、スタンバイ時に加熱体へ電力供給をする必要がなく、被加熱材としての記録材をすぐに通紙しても記録材が定着ニップ部に到達するまでに加熱体を所定温度まで十分に昇温させることができ、ウエイトタイムの短縮化(クイックスタート性:オンデマンドで作動)や省電力化が可能となるうえ、さらに画像形成装置本体の装置内の昇温を抑えることができる等の利点を有し、効果的なものである。
また出願人は、さきにテンションレス定着フィルムの加圧ローラよる駆動方法を提案(特許文献3、特許文献4)している。
テンションレスフィルム加熱方式は、定着フィルムは、加圧ローラ、ヒーターおよび転写紙Pとの摩擦力により走行し、走行中に発生する定着フィルムの寄りは定着フィルムの長手方向の端部を規制部材で規制することで制御している。
特開昭63−313182号公報 特開平1-263679号公報 特開平04-044075号公報 特開平04-204981号公報
しかしながら、上記従来例のような薄膜のテンションレスのフィルムを用いた定着装置では、常に定着フィルムが弛んだ状態のため、ジャム処理時には、ジャムした紙を斜め方向に引っ張って取り除こうとすると、フィルムが長手方向にも力を受け、フィルムが端部の長手方向規制部材に強く擦り付けられ、損傷してしまうという問題点があった。特に近年では装置の小型化が進み、定着器から排紙部までの距離が短くなる傾向があり、斜め方向に引いた場合のフィルムが長手方向に受ける力が大きくなる傾向がある。
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本発明は、テンションレスのフィルム加熱方式も定着装置において、ジャム処理時に定着装置内に残留した紙を、斜め方向にジャム処理されても、フィルムが損傷しないようにした定着装置を有する画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、テンションレスフィルム加熱方式の定着装置を有する画像形成装置において、前記定着フィルムが緊張解除(テンションレス)状態と緊張状態とをとり得るようにし、通常の印字動作時(加熱時)には、テンションレスにし、上記フィルムの良好な回転を得る一方、停止時やジャム発生後は、フィルムを内部からの部材により緊張状態にすることで、ジャムした紙を取り除く際に、斜め方向に引かれた場合においても、その長手方向の力を、フィルム内面の広い領域の摩擦力によって受け止めることにより、フィルム端部が規制部材に強く押し付けられることにより、破損するのを防止する。
本発明によれば、非印字時に定着フィルムを緊張解除状態から緊張状態に切り換え手段を有することにより、定着フィルムは広い範囲で支えられることにより、ジャム処理時にフィルムを長手方向に動かす強い力が働いても、広い範囲でその力を受け止める為、フィルム端部が規制部材に強く押し付けられて、破損することを防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、ジャム処理時に、定着フィルムをテンションレス状態からテンションをかける手段を有するので、非印字時(非加熱時)には、定着フィルムにテンションをかけることができ、したがって、テンションレスの定着フィルムに起こり得たジャム後に定着ニップ内に残留した紙を取り除く際に、斜め方向に引っ張っても、フィルムが規制部材に強く押し付けられ端部が破壊することが防止できる。
本発明の第1実施例の画像形成装置概略断面図。 実施例1の定着装置概略断面図。 従来の定着装置概略断面図。 実施例1のフィルム支持部材の概略斜視図。 実施例1の金属ステーの概略斜視図。 実施例1の金属ステーとフィルム支持部材を組み合わせたときの概略斜視図。 図6の金属ステーとフィルム支持部材を組み合わせでフィルムにテンションを加えるときの概略斜視図。 図2の定着装置のフィルムにテンションを加えたときの概略断面図。 フィルム支持部材端部とそれを押すカムの概略斜視図。 耐ジャム処理性のテストを行うときの記録材引っ張り方向を示す図。 実施例2の定着装置概略断面図。 図11の定着装置のフィルムにテンションを加えたときの概略断面図。
(実施例1)
図1に、本発明に係る画像形成装置、すなわち本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置を示す。なお、同図は、本発明に係る画像形成装置の一例としてのレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面図である。
まず、同図を参照してレーザービームプリンタ(以下「画像形成装置」という)の構成を説明する。
同図に示すレーザービームプリンタは、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1を備えている。感光ドラム1は、装置本体Mによって回転自在に支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(帯電装置)2、露光手段3、現像装置4、転写ローラ(転写装置)5、クリーニング装置6が配設されている。
また、装置本体Mの下部には、紙等のシート状の記録材Pを収納した給紙カセット7が配置されており、記録材Pの搬送経路に沿って上流側から順に、給紙ローラ15、搬送ローラ8、トップセンサー9、搬送ガイド10、本発明に係る定着装置11、搬送ローラ12、排紙ローラ13、排紙トレイ14が配置されている。
次に、上述構成の画像形成装置の動作を説明する。
駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動された感光ドラム1は、帯電ローラ2によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。
帯電後の感光ドラム1は、その表面に対しレーザー光学系等の露光手段3によって画像情報に基づいた画像露光Lがなされ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
静電潜像は、現像装置4によって現像される。現像装置4は、現像ローラ4aを有しており、この現像ローラ4aに現像バイアスを印加し、感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させることで、トナー像としての現像(顕像化)を行う。
トナー像は、転写ローラ5によって紙等の記録材Pに転写される。記録材Pは、給紙カセット7に収納されており、給紙ローラ15・搬送ローラ8によって給紙・搬送され、トップセンサー9を介して、感光ドラム1と転写ローラ5との間の転写ニップ部に搬送される。このとき記録材Pは、トップセンサー9によって先端が検知され、感光ドラム1上のトナー像と同期がとられる。転写ローラ5には、転写バイアスが印加され、これにより感光ドラム1上のトナー像が記録材P上の所定の位置に転写される。
転写によって表面に未定着トナー像を担持した記録材Pは、搬送ガイド10に沿って定着装置11に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱・加圧されて記録材P表面に定着される。なお、定着装置11については後に詳述する。
トナー像定着後の記録材Pは、搬送ローラ12・排出ローラ13によって装置本体M上面の排紙トレイ14上に搬送・排出される。
一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、記録材Pに転写されないで表面に残ったトナーがクリーニング装置6のクリーニングブレード6aによって除去され、次の画像形成に備える。
以上の動作を繰り返すことで、次々と画像形成を行うことができる。
次に、図2を参照して、本発明に係る定着装置11の一例について詳述する。なお、同図は、記録材Pの搬送方向(矢印K方向)に沿った縦断面図である。
同図に示す定着装置11は、トナーを加熱する加熱体としてのセラミックヒータ(以下「ヒータ」という)20と、このヒータ20を内包する定着フィルム(定着回転体)25・定着フィルム25に当接された別の定着回転体としての加圧ローラ26、そしてヒータ20の温度を検知する温度検知手段27・記録材Pの搬送を制御する回転制御手段28とを主要構成部材として構成されている。
ヒータ20は、アルミナ等の耐熱性の基材20a上に例えば印刷によって抵抗体パターン20bを形成し、その表面をガラス層20cで被覆したものであり、記録材Pの搬送方向(矢印K方向)に直角な左右方向に長く、すなわち、記録材Pの幅よりも長く形成されている。ヒータ20は、装置本体 Mに取り付けられたヒータホルダ22によって支持されている。ヒータホルダ22は、耐熱樹脂によって半円状に形成された部材であり、定着フィルム25の回転をガイドするガイド部材としても作用する。24は上記ヒータホルダ22を強度的に支える金属製のステーであり、23は上記金属ステー24に取り付けられた耐熱樹脂で、弾性のあるフィルム支持部材である。
定着フィルム25は、ポリイミド等の耐熱樹脂を円筒状に形成したものであり、上述のヒータ20及びヒータホルダ22を包んでいる。定着フィルム25は、後述の加圧ローラ26によってヒータ20に押し付けられており、これにより定着フィルム25の裏面がヒータ20の下面に当接されるようになっている。定着フィルム25は、加圧ローラ26の矢印R26方向の回転により記録材Pが矢印K方向に搬送されるのに伴って矢印R25方向に回転されるように構成されている。なお、定着フィルム25の左右の両端部は、ヒータホルダ22のフランジ(不図示)によって規制されており、ヒータ20の長手方向にはずれないようになっている。また、定着フィルム25の内面には、ヒータ20やヒータホルダ22との間の摺動抵抗を低減させるためにグリースが塗布されている。
加圧ローラ26は、金属製の芯金26aの外周面に、シリコーンゴム等の弾性を有する耐熱性の離型層26bを設けたものであり、離型層26bの外周面により下方から定着フィルム25をヒータ20に押し付けて、定着フィルム25との間に定着ニップ部Nを構成している。この定着ニップ部Nにおける加圧ローラ26の回転方向についての幅(ニップ幅)は、記録材P上のトナーを好適に加熱・加圧することができる程度に設定されている。
上述のように、定着装置11は、加圧ローラ26の矢印R26方向の回転により記録材Pを定着ニップ部Nにて狭持搬送しつつ、ヒータ20によって記録材P上のトナーを加熱する。この際、回転制御手段28によって加圧ローラ26の回転を制御することにより、記録材Pの送りを適宜に制御することができ、また、温度制御手段27によってヒータ20の温度を適宜に制御することができるものである。
本実施例の特徴を詳述していく。図3に従来例のテンションレスフィルム加熱方式の定着装置の断面図を示す。従来の定着装置と比較すると、本実施例では、フィルム支持部材23が設けられている。
図4にフィルム支持部材23の概略斜視図を示す。フィルム支持部材23は耐熱性の弾性のある樹脂でできており、図の上面がフィルムにテンションを加える際にフィルム内面に沿うため、円弧状になっている。また下面の金属ステー24と勘合する部分には、フィルム支持部材23と一体に突起部23aが成形されている。
次に図5に金属ステー24の概略斜視図を示す。金属ステー24の上面のフィルム支持部材側は、平面に形成されており、フィルム支持部材23の突起部23aと勘合する穴24aが設けられている。
金属ステー24の穴24aにフィルム支持部材23の突起23aが入ることで金属ステー24とフィルム支持部材23が組み立てられる。フィルム支持部材23の突起23aの先端はストッパー形状になっており、金属ステー24の穴24aの広い部分からこのストッパー形状が入り、スライドすることで容易に抜けなくなる。
図6に金属ステー24とフィルム支持部材23が組み立てられてられ、通常の印字時の状態を示す。図6の状態から矢印Aの方向に力を加えることにより、(I)のフィルム支持部材23の突起23aが(I)の金属ステー24の穴24aの図7における左側の端部に押し付けられる。フィルム支持部材23は、弾性のある耐熱樹脂であるため、図中上方に撓んでいく、このときフィルム支持部材23の突起23aのストッパーまでの高さを調整することでフィルム支持部材23の高さを所望の一定の高さに制限することができる。
図7の状態、つまりフィルムにテンションをかけた状態の、定着装置11の概略断面図を図8に示す。フィルム支持部材23が図中上方に移動することにより、定着フィルム25を持ち上げ、支えると同時にテンションが加えられるため、定着フィルム25はヒータホルダ22にも支えられ、内面の大部分で支持されることになる。
次にフィルム支持部材23の端部を矢印Aの方向に押す方法について述べる。フィルム支持部材23の端部は、実際に装置に用いる場合は、図7よりも長く、不図示のフランジを貫通する形で、定着器の外に出ている。図10に示すように本実施例では、上記フィルム支持部材23の端部を不図示の駆動装置に取り付けられたカム28により制御している。
装置本体Mが印字状態の時は、カム28はフィルム支持部材23の端部を押さず、フィルム支持部材23は自身の弾性により伸びた状態となり、金属ステー24の上に張り付く状態で定着フィルム25と接触せず、定着フィルム25にテンションをかけることもない。また装置本体Mが非印字状態の時やジャム発生時には、カム28はそれに取り付けられた軸が回転することにより、フィルム支持部材23の端部を押し、フィルム支持部材23が上記に説明したように金属ステー24の上から浮く形になり、定着フィルム25の内面を押し上げ、テンションをかける。
ここでジャム処理時に発生する定着フィルム25の端部破壊のメカニズムを説明する。図10においてジャムした記録材JPを矢印Dの方向に引っ張った場合、その力は成分DsとDvに分けることができる。Ds成分の力はニップNにおいて、定着フィルム25にスラスト方向の力を加え、定着フィルム25を不図示のフランジに強く押し付けることになる。更にDv成分の力が記録材JPを引き抜いていくため、記録材JPとの摩擦力により定着フィルム25は回転し、フランジの端部等で座屈した定着フィルム25の端部が破損していく。
本実施例を用いることにより、上述したメカニズムにおいて、定着フィルム25の内面がフィルム支持部材23に接触し、かつテンションがかかるためヒータホルダ22のリブ等とも接触する。これらが定着フィルム25の内面で広い部分において大きな摺動抵抗となるため、Ds成分の力が働いても定着フィルム25が強くフランジに押し付けることがない。また上記の摺動抵抗により、定着フィルム25が回転することがなくなるので定着フィルム25の端部が破損することがなくなる。
従来の定着装置において、上記のジャム処理を特に定着フィルム25に力がかかりやすい厚紙で行った場合、10回程度で、定着フィルム25の端部が破損していたが、本実施例を用いた場合には、100回以上同様のジャム処理を行っても定着フィルム25の端部が破損することはなかった。
本実施例では、定着装置11が回転していない状態では、常時、定着フィルム25を緊張状態にしていたが、装置本体Mが定着装置内にジャムした記録材JPを検知した場合のみ緊張状態にしてもよく、また本実施例では駆動装置(不図示)とカム28で、フィルム支持部材23の制御を行っていたが、例えば装置本体Mに取り付けられた駆動装置(モータ)の回転やその他のドア等の開閉に連動しても良いし、ユーザがレバー等により制御しても良い。
また、装置本体Mの不図示のコントローラがジャムを検知し、装置本体Mを停止と同時、もしくは停止後、上記定着フィルム25を緊張状態にしても良い。その他、ホストコンピュータにジャムの情報を送り、ユーザが確認の後、ホストコンピュータからの信号により、上記定着フィルム25を緊張状態にするという方法も可能である。
本実施例では、フィルム支持部材23は樹脂製、金属ステー24は金属製として説明してきたが、上述した性能が出せれば、特に材質は限定されるものではない。
(実施例2)
本実施例の定着装置の概略断面図を図11に示す。図11は通常の印字状態のものを示したもので、定着フィルム25にテンションはかけられていない。本実施例の定着装置の特徴としては、ヒータホルダ22の長手方向で一体となったリブ部22bが、軸22aを中心として、矢印R22の方向に一体となって回転可能なようにヒータホルダ22本体に取り付けられている。
図12にジャムなどが発生し、定着フィルム25にテンションをかけた状態の定着装置の概略断面図を示す。図12に示すように、図11の印字状態の時と比較すると、リブ部22bが軸22aを中心に両側に開いている。リブ部22bが両側に開くことにより、定着フィルム25が左右に引っ張られ、定着フィルム25の上方の内面が、金属ステー24に接触している。定着フィルム25の内面が金属ステー24の上面の滑らかな部分に押し付けられることにより、長手方向、回転方向の両方向に高い摺動抵抗を得ることができ、上記実施例1と同様の効果が得られる。
本実施例では、以上説明したように上記実施例1と同様の効果が得られるうえ、装置を小型化するために、定着フィルム25を小径化した場合にも、新たな部品を加える必要がないためスペース的に有利になる。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
7 カセット
8 搬送ローラ
9 センサー
10 搬送ガイド
11 定着装置
12 搬送ローラ
13 排紙ローラ
14 排紙トレイ
15 給紙ローラ
20 ヒータ
22 ヒータホルダ
23 フィルム支持部材
24 金属ステー
25 フィルム
26 加圧ローラ
27 温度検知手段
28 カム
M 装置本体
P 記録材
T トナー

Claims (6)

  1. 加熱体と、この加熱体と摺動するフィルムと、このフィルムの上記加熱体とは反対側の面に圧接し移動する加圧部材と、を有し、上記フィルムと上記加圧部材の圧接部に未定着トナー像を担持した記録材を通して未定着トナーを定着する定着装置を有する画像形成装置において、上記フィルムが緊張状態と緊張解除状態とをとり得るように設けられ、かつ、非動作時には上記緊張解除状態から緊張状態へ切り換える切り換え手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記非動作時の、装置がジャムを検知した後、復帰するまでの間に限り、上記フィルムを緊張状態とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記フィルム内側の部材が変形もしくは移動することにより、上記フィルムの上記緊張状態と上記緊張解除状態を得る事を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記フィルムの緊張状態と緊張解除状態を切り替える手段が、上記画像形成装置または定着装置の駆動手段と連動していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記フィルムの緊張状態と緊張解除状態を切り替える手段が、
    上記画像形成装置のジャム処理を行う際に用いる可動部に連動していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 上記フィルムの緊張状態と緊張解除状態を切り替える手段が、上記画像形成装置のコントローラ、もしくはコンピュータからの電気信号により切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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