JP2003337491A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003337491A
JP2003337491A JP2002144550A JP2002144550A JP2003337491A JP 2003337491 A JP2003337491 A JP 2003337491A JP 2002144550 A JP2002144550 A JP 2002144550A JP 2002144550 A JP2002144550 A JP 2002144550A JP 2003337491 A JP2003337491 A JP 2003337491A
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spur
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forming apparatus
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Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着前のトナー像の擦れ防止とジャム紙除去
操作の改善。 【解決手段】 定着ベルトの上流近傍にある転写材をガ
イドする拍車を有する定着装置が配設された画像形成装
置において、前記定着ベルトはニップ部の入口につなが
る平面部を有し、前記転写材搬送ガイド部材のガイド面
と前記定着ベルトの平面部とは15〜30°の角度でニ
ップ近傍で交点を有するように配設され、前記平面部と
5°の角度をもった、前記交点と共通の交点となる仮想
面をA、前記転写材搬送ガイド部材のガイド面と5°の
角度をもった、前記交点と共通の交点となる仮想面をB
とすると、前記仮想面AとBのなす角度の範囲内に、前
記拍車の外周がくるように構成された定着装置を有する
ことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト方式の定着
装置を有する複写機、プリンタ等の画像形成装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、定着ベルトや定着ローラによって
定着を行う場合、ニップ部と転写部の間の搬送部に拍車
(歯車状の外歯を有する転写材の浮き上がりを防止する
とともに転写材の搬送をガイドする部材)を設けて転写
材の浮き上がり等を防止しているが、定着ベルトの場
合、転写材がニップ部に突き当たったときや、ドラムか
ら転写材の後端が分離するときに、搬送状態が乱れてニ
ップ部上流のベルト面に転写材が接触し、画像が擦れた
り、ずれたりすることがある。また、ジャム処理時にジ
ャム紙が拍車に引っかかり拍車を破損したり、オペレー
タが拍車で怪我をしたりする問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ベルト方式
の定着装置の場合に発生しがちな上記のような問題を防
止し、安定した画質と安全性を確保する定着装置を有し
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
によって達成することができる。
【0005】(1)加熱された定着ベルトを挟んで、当
該定着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラ
により、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材
上にトナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部
の上流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルト
の上流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する
定着装置が配設された画像形成装置において、前記定着
ベルトは、ニップ部の入口につながる平面部を有し、前
記転写材搬送ガイド部材のガイド面と前記定着ベルトの
平面部とは15〜30°の角度でニップ近傍に交点を有
するように配設され、前記平面部と5°の角度をもっ
た、前記交点と共通の交点となる仮想面をA、前記ガイ
ド面と5°の角度をもった、前記交点と共通の交点とな
る仮想面をBとすると、前記仮想面AとBのなす角度の
範囲内に、前記拍車の外周がくるように構成された定着
装置を有することを特徴とする画像形成装置(第1の発
明)。
【0006】(2)加熱された定着ベルトを挟んで、当
該定着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラ
により、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材
上にトナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部
の上流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルト
の上流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する
定着装置が配設された画像形成装置において、前記拍車
は前記加圧ローラの加圧解除と連動して、前記転写材を
ガイドする位置から待避する定着装置を有することを特
徴とする画像形成装置(第2の発明)。
【0007】(3)加熱された定着ベルトを挟んで、当
該定着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラ
により、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材
上のトナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部
の上流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルト
の上流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する
定着装置が配設された画像形成装置において、前記拍車
は、前記転写材搬送ガイド部材の解除と連動して、前記
転写材をガイドする位置から待避する定着装置を有する
ことを特徴とする画像形成装置(第3の発明)。
【0008】(4)加熱された定着ベルトを挟んで、当
該定着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラ
により、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材
上のトナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部
の上流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルト
の上流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する
定着装置が配設された画像形成装置において、前記定着
ベルトの駆動、停止と連動して前記拍車が前記転写材を
ガイドする位置、待避する位置に移動する定着装置を有
することを特徴とする画像形成装置(第4の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の実施の形態の
一例を図面に基づいて説明する。なお、本欄の記載は請
求項の技術範囲や用語の意義を限定するものではない。
【0010】図1はプリンタから成る画像形成装置の全
体構成を示す模式図である。図において、1は画像形成
手段であって、ドラム軸17で回転する感光体10、各
色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電器11、各色毎
の画像書込手段である露光光学系12、各色毎の現像手
段である現像スリーブ16を含む現像器13、クリーニ
ングブレード15を含むクリーニング装置14等から成
っている。
【0011】前記画像形成手段1はイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)および黒色(K)の各色の
画像形成プロセス用として4組設けられ、中間転写ベル
ト20の走行方向(図の矢印A)に対して、Y、M、
C、Kの順に配置されている。
【0012】図においては、(Y)系列の構成について
のみ参照符号を付けており、他のマゼンタ(M)、シア
ン(C)、および黒(K)の各色毎の画像形成手段を構
成する部材については機械的な構成が同じであるので参
照符号は省略されている。
【0013】各感光体10は、中間転写ベルト20の横
方向に伸びる直線状の張設面に接触し、接触点で中間転
写ベルト20の矢印Aで示す走行方向と同方向、同線速
度で回転する。当該感光体10は、例えば、アルミ材等
によって形成される円筒状の基体の外周に、a−Si層
あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を形成したも
のであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時
計方向に、例えば80〜400mm/secの線速度に
て回転される。
【0014】各色毎のスコロトロン帯電器11は、それ
ぞれ所定の電位に保持された制御グリッドと例えば鋸歯
状電極からなる放電電極を有し、感光体10の感光層と
対峙して取付けられ、トナーと同極性のコロナ放電によ
って帯電作用を行い、感光体10に対し一様な電位を与
える。
【0015】各色毎の露光光学系12は、ドラム軸17
と平行に主走査方向に配列された像露光光(画像書込
光)の発光素子としてのLED(発光ダイオード)を複
数個アレイ状に並べた線状の露光素子と光集束性光伝送
体(商品名:セルフォックレンズ)等で構成される露光
用ユニットである。
【0016】各色毎の現像器13は、感光体10の周面
に対し所定の間隙を保ち、感光体10の回転方向と順方
向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜2
5mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材
で形成された現像スリーブ16を有し、現像器13の内
部には、各々イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の一成分或いは二成分現像剤を
収容している。それぞれの現像器13の現像スリーブ1
6は不図示の突き当てコロにより感光体10と所定の間
隙、例えば100〜500μmをあけ、層厚80〜30
0μmの現像スリーブ16上の現像剤が感光体10と非
接触に保たれており、現像スリーブ16に対して直流電
圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加することに
より、非接触の反転現像を行い、感光体10上にトナー
像を形成する。
【0017】2は中間転写手段で、中間転写ベルト2
0、不図示の駆動装置から動力が伝達される駆動ローラ
21、ガイドローラ22、テンションローラ23、ガイ
ドローラ24、従動ローラ25、感光体10上に形成さ
れたトナー像を中間転写ベルト20に転写する転写器2
6および前記中間転写ベルト20を清掃するクリーニン
グ装置27等から成っている。
【0018】前記中間転写ベルト20は駆動ローラ21
とガイドローラ22、24とテンションローラ23およ
び従動ローラ25とに張架され、矢印Aで示す時計方向
に回転される。駆動ローラ21、ガイドローラ22、2
4および従動ローラ25は固定位置で回転され、テンシ
ョンローラ23は不図示のバネ等の弾力により移動可能
に支持されて回転される。
【0019】また、中間転写ベルト20の材料は、好ま
しくは体積抵抗率が109Ω・cm以上、1012Ω・c
m未満の無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱
硬化ポリイミド、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエ
ンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ
0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、
好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜5
0μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシーム
レスベルトである。
【0020】28は中間転写ベルト20のトナー像を転
写材Pに転写する転写器であり、29は転写材Pを中間
転写ベルト20から分離する分離除電器である。
【0021】30は転写材Pを収納する紙カセット、3
1は送り出しローラ、32はタイミングローラである。
【0022】4は定着装置で、金属の基体とシリコンゴ
ムをベルト状に成型した定着ベルト40とこれを支持搬
送する加圧ローラ41、加熱ローラ42および定着ベル
ト40と転写材を挟持、加圧する加圧ローラ43、前記
定着ベルト40と転写材Pとを挟んで加圧加熱する加圧
ローラ41、前記定着ベルト40および前記加熱ローラ
42を内側から所定の温度まで加熱するハロゲンヒータ
47等を有している。後述する図2に示す様に、定着ベ
ルト40は加圧ローラ41と加熱ローラ42の間で平面
部を形成しており、本発明では後述する転写材搬送ガイ
ド部材46に対面する平面を定着ベルトの平面部とい
う。
【0023】定着ベルト40は前記ハロゲンヒータ47
への通電によって加熱ローラ42を介して熱せられ、そ
の温度は前記定着ベルト40の近傍に設置された接触温
度センサ48により検出され、不図示の温度制御部によ
って制御される。
【0024】加圧ローラ41は、不図示の本体側駆動装
置から動力を得て、図示した時計方向に回転する。従っ
て、駆動伝達経路は、(1)本体側駆動源、(2)加圧
ローラ41、(3)定着ベルト40、(4)加熱ローラ
42となる。
【0025】加圧ローラ41、43は、アルミ素管から
成型された円筒状の芯金にシリコーン系の耐熱ゴムが焼
き付けられている。
【0026】45は上部ガイド板、46は転写材搬送ガ
イド部材であって、44は転写材をガイドする金属また
はプラスチック製の拍車で、トナーを担持した転写材P
の浮き上がりを抑制し、転写材Pを加圧ローラと加熱ロ
ーラ間の接触部であるニップ部Tへ導く。なお、転写材
搬送ガイド部材46の転写材を搬送する面をガイド面と
いう。
【0027】以上、本実施の形態である画像形成装置に
ついて説明したが、次に、本発明に係わる定着搬送につ
いて説明をする。
【0028】図2は搬送路と転写材をガイドする拍車の
配置位置の関係を説明するための図である。
【0029】図において、転写器28でトナーが転写さ
れ、分離除電器29で分離された転写材Pは上部ガイド
板45と転写材搬送ガイド部材46間の搬送路を通っ
て、加圧ローラ41、43のニップ部Tに向かうが、ニ
ップ部Tに到達する前に、極力、トナーが加熱された定
着ベルト40に接近するようにして輻射熱で転写材Pに
予熱を与えることによって定着効率を上げる様にしてい
る。
【0030】しかしながら、あまりに近づきすぎると、
転写材Pがニップ部Tに突き当たったときや、転写材P
の後端が分離除電器29で分離されたときなどで転写材
の挙動に乱れが生じ、定着ベルト40にトナー面が擦
れ、画像かすれ等が生ずることがある。
【0031】本発明は、転写材Pが定着ベルト40に擦
れるのを防止するため、定着ベルトが走行中は、転写材
をガイドする拍車44を最適な位置に設置することによ
って安定した画像を確保することを目的とする。
【0032】即ち、第1の発明では、前記ニップ部Tの
上流にある前記転写材搬送ガイド部材46と前記定着ベ
ルト40の平面部とは断面的にみると15〜30°の角
度でニップ近傍で交点を有するように配設され、また、
前記平面部と5°の角度をもった、前記交点と共通の交
点をもつ仮想面をA、前記転写材搬送ガイド部材と5°
の角度をもった、前記交点と共通の交点をもつ仮想面を
Bとすると、前記仮想面AとBのなす角度の範囲D内の
前記定着ベルト40近傍に、前記拍車44の外周がくる
ように構成された定着装置によって上記目的は達成され
る。なお、本発明では、転写材搬送ガイド部材46と定
着ベルト40の平面部とで形成される交点は必ずしもニ
ップ部に一致する必要はない。
【0033】なお、上記条件での搬送効果は通紙実験に
よって確認されている。表1は転写材搬送ガイド部材と
定着ベルトの平面部との角度と転写材の搬送の実験結果
を示す表である。
【0034】
【表1】
【0035】実験では、各角度Eで、A4普通紙(64
g/m2)を各2000枚ずつ画像形成を伴った転写材
の搬送定着が行われた。
【0036】結果から考察すると、角度Eが15°より
小さくなると、転写材の先端部がニップ部入口でローラ
軸方向に対してほとんど紙曲りがないため、シワが発生
し易くなる。すなわち、ニップ部T直前で紙曲りがある
と、ニップ部T直前で転写材の搬送方向に対し垂直方向
の波(撓み)が展延され、その状態でローラに挟持され
るためシワの発生が抑制されることになる。
【0037】一方、角度Eが30°より大きくなると、
紙曲りが強くなり過ぎて、転写材の先端がニップ部に挟
持されにくくなり、転写材の挙動が不安定になってシワ
やジャムが発生しやすくなる。
【0038】したがって、角度Eは15°〜30°が適
正と考えられる。また、前記仮想面AとBのなす角度の
範囲D内に、前記拍車44の外周がくるように、前記拍
車を配設することにより転写材のトナー面が定着ベルト
に擦れることが防止できる。
【0039】第2の発明は、加圧ローラの加圧解除と連
動して拍車を搬送路から待避させ定着搬送部でのジャム
時、ジャム紙の取り出しを容易にし、拍車の破損やオペ
レータの怪我等を回避することを可能にしている。
【0040】図3は加圧解除と拍車待避を連動させる機
構を示す図である。当該機構は加圧ローラ軸の両端側
(手前側と奧側)に対称に同位相になるよう構成されて
いる。
【0041】図において、401は加圧ローラ43の両
端側にそれぞれ存在し、不図示の断熱スリーブを介して
当該加圧ローラ43を支える支持レバーで、支持軸40
6を支点として所定の角度だけ回動でき、圧着バネ47
によって所定の圧力で加圧ローラ43を定着ベルト40
を介して加圧ローラ41に押圧している。当該圧着バネ
47は一方のフックは当該支持レバー401に、他方は
定着装置の不図示の枠体の側板に固定された支持軸40
7に係合している。
【0042】402は、手前から奥側に横切る回動軸4
14に同位相に設けられたカム405を介して加圧ロー
ラ43の加圧解除と連動し拍車44の待避動作への動力
を伝える連動レバーである。当該連動レバー402は前
記カム405の回動によって前記側板に設けられたガイ
ド溝に沿って上下にスライドする。前記カム405は圧
着解除時は実線の位置にあり、圧着時は一点鎖線の位置
になるように、不図示の駆動部から回動軸414に動力
が伝達されるように制御されている。403も連動レバ
ーで、当該連動レバー403のダボ穴(連動穴)409
と前記連動レバー402に設けられたダボ(小突起)4
08が係合し、リンク運動が可能となっている。連動レ
バー403は前記側板に固定された支持軸410を支点
として所定の角度だけ回動する。
【0043】404は拍車支持レバーで、ダボ411が
設けられ、当該ダボ411と前記連動レバー403に設
けられた溝412と係合している。当該拍車支持レバー
404は前記側板に設けられた不図示のガイド溝に沿っ
て前記連動レバー403の回動と共に上下にスライドす
る。拍車支持レバー404は転写材の搬送方向に略直角
の拍車支持軸413を両端部で支持し、当該拍車支持軸
413に複数個の回転自在の拍車44が連設されてい
る。
【0044】本機構の動作は、上部ガイド板45と転写
材搬送ガイド部材46間の搬送路でジャム等が発生した
場合、定着ベルト40の走行は停止すると同時に、不図
示の制御部からの指令でカム405は一点鎖線で示した
状態から実線の位置に回転し、支持レバー401は支持
軸406を支点として圧着バネ47に抗して時計方向に
回動し、加圧ローラ43の加圧状態を解除する。同時
に、前記連動レバー402は前記カム405によって上
方向にスライドし、連動レバー403を支持軸410を
支点として反時計方向に回動させると、拍車支持レバー
404が上方向にスライドして拍車44を上部ガイド板
45と転写材搬送ガイド部材46との搬送路外に待避さ
せる。
【0045】したがって、前記搬送路でのジャム紙の取
り出しを容易にし、拍車の破損やオペレータの怪我等を
回避できることになる。
【0046】第3の発明は、搬送路の拡大と拍車の待避
を連動させることによって、ジャム紙の取り出しを容易
にし、拍車の破損やオペレータの怪我等を回避すること
を可能にしている。
【0047】図4は搬送面解除と拍車待避を連動させる
機構を示す図である。当該機構は加圧ローラ軸の両端側
(手前側と奧側)に対称に同位相になるよう構成されて
いる。
【0048】図において、420は連動レバーであり、
定着装置の不図示の枠体の側板に設けられたガイド溝に
沿って上下にスライドする。421は搬送面開閉レバー
で、ガイド面である転写材搬送ガイド部材46下部を通
る回転軸422のホブ424を介しての手前側と奧側に
同位相で取付けられている。当該搬送面開閉レバー42
1はダボ425を有し、転写材搬送ガイド部材46の側
面の溝427と係合し、前記回動軸422に取付けられ
ている不図示の回転ノブを反時計方向に回動して、支持
軸426を支点として回動する転写材搬送ガイド部材4
6を矢印W方向に回動させ、搬送面を解除している。同
時に、搬送面開閉レバー421に設けられたダボ428
は連動レバー420の溝429に係合しており、搬送面
開閉レバー421を上方向にスライドさせる。また、連
動レバー420は溝430を有し、当該溝430は拍車
支持レバー423に設けられているダボ431と係合
し、拍車支持レバー423は支持軸432を支点として
反時計方向に回動して、回転軸433に複数個連設され
た回転自在の拍車44を上部ガイド板45の切欠き部4
7から搬送路外に待避させる。
【0049】したがって、前記搬送路でのジャム紙の取
り出しを容易にし、拍車の破損やオペレータの怪我等を
回避できることになる。
【0050】第4の発明は、定着ベルトの駆動または停
止と連動して、拍車が転写材をガイドする搬送路内の位
置または搬送路外の待避位置に移動することによって、
ジャム紙除去に際し、拍車の破損やオペレータの怪我等
を回避することを可能にしている。
【0051】図5は定着ベルトの駆動または停止と連動
して、拍車が転写材をガイドする位置または待避位置へ
の移動について説明するための図である。
【0052】図において、440は拍車支持枠で、複数
個の回転自在の拍車44が連設されている支持軸443
の両端を支持している。当該支持枠440は、不図示の
枠体で支持されている支持軸444を支点として回動可
能で、当該支持軸444にはトーションバネ441が捲
回され、当該トーションバネ441の一方の端部が前記
枠体に設けられたストッパ445に係合し、他方の端部
は当該拍車支持枠440に掛けられ、時計方向の回動力
が加わり、絶えずカム442に押し付けられている。
【0053】当該カム442は、回転軸446に取付け
られ、定着ベルト40が駆動状態のときは実線で示した
位置にあり、拍車44を転写材をガイドする搬送路内の
位置に留め、定着ベルト40が停止すると点線のような
位置に回転し拍車44を搬送路外の待避位置に移動させ
るよう制御されている。カム軸446の回転力は別途の
モータから伝達され、カム位置の位相は定着ベルト40
の駆動または停止のタイミングに合致している。ここで
は、拍車支持枠440の回動をモータによるカム回転行
っているが、電磁ソレノイド等を使用して、ON、OF
Fで拍車の往復運動を行ってもよい。
【0054】以上のように、ジャム紙除去に際し、拍車
の破損やオペレータの怪我等を回避することができる。
【0055】次に、画像形成プロセスについて図1に基
づいて説明する。画像記録のスタートにより不図示の感
光体駆動モータの始動により感光体10が図の矢印で示
す反時計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のスコ
ロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電位
の付与が開始される。
【0056】感光体10は電位を付与されたあと、Yの
露光光学系12によって第1の色信号すなわちYの画像
データに対応する電気信号による画像書込が開始され、
感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電
潜像が形成される。
【0057】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され、感光体10上にイエロー(Y)
のトナー像が形成される。次に、感光体10上のイエロ
ー(Y)のトナー像は転写器26によって中間転写ベル
ト20上に転写される。ただし、当該感光体10はその
周面の線速度が中間転写ベルト20の走行速度と同速度
で回転する。
【0058】中間転写ベルト20へ転写が完了した感光
体10はブレード15を有するクリーニング装置14で
残留トナーが除去され、次のYの画像形成に入る。
【0059】次いで、マゼンタ(M)の画像形成手段1
のスコロトロン帯電器11によって電位が付与され、露
光光学系12によってMの色信号すなわちMの画像デー
タに対応する画像書込みが行われ、現像器13による現
像がなされて、Mの感光体10上に形成されたMのトナ
ー像が、前記Yのトナー像と同期がとられ、Mの転写器
26によって、前記のYのトナー像の上に重ね合わせて
形成される。
【0060】同様のプロセスにより、シアン(C)の画
像形成手段1により、Cの感光体10上に形成された、
Cの画像データに対応するトナー像が、前記Y、Mのト
ナー像と同期がとられ、Cの転写器26によって、前記
のY、Mのトナー像の上に重ね合わされ、更に、黒色
(K)の画像形成手段1によりKの感光体10上に形成
された、Kの画像データに対応するトナー像が、前記
Y、M、Cのトナー像と同期がとられ、Kの転写器26
によって、前記のY、M、Cのトナー像の上にKのトナ
ー像が重ね合わされ、中間転写ベルト20上に4色重ね
合わせのトナー像が形成される。
【0061】一方、転写材Pは、給紙カセット30より
送り出しローラ31によって送り出され、タイミングロ
ーラ32へ搬送され、タイミングローラ32の駆動によ
って送り出され、前記中間転写ベルト20上のトナー像
と同期がとられ、重畳し、トナーと反対極性の電圧が印
加された転写器28の領域でトナー像が転写材Pの表面
に直接転写され、その後、分離除電器29で中間転写ベ
ルト20とのトナーの吸着力が弱められ、曲率分離で転
写材Pは分離し、上部ガイド板45と転写材搬送ガイド
部材46間の搬送路を経て、ニップ部Tへと向かう。
【0062】転写材へ転写が完了した中間転写ベルト2
0は、ブレードを有するクリーニング装置27によって
清掃され、次の画像形成に入る。
【0063】トナー像を保持した転写材Pが、定着領域
のニップ部Tに搬送されてくるのに合わせて、加圧ロー
ラ43が上昇して、転写材Pと定着ベルト50を加圧ロ
ーラ41とで挟んで加圧し、定着ベルト50の熱と加圧
ローラ43、41の圧力でトナーは転写材Pに転写され
る。定着が完了した転写材Pは搬送ローラ61によって
送られ、排紙ローラ62で機外に排紙される。
【0064】
【発明の効果】転写材をガイドする拍車を最適な位置に
設置することにより、トナー像が定着ベルトに擦らず、
安定した画質が得られ、かつ、拍車を待避させることに
よりジャム紙の除去操作が安全で容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタから成る画像形成装置の全体構成を示
す模式図である。
【図2】搬送路と転写材をガイドする拍車の配置位置の
関係を説明するための図である。
【図3】加圧解除と拍車待避を連動させる機構を示す図
である。
【図4】搬送面解除と拍車待避を連動させる機構を示す
図である。
【図5】定着ベルトの駆動または停止と連動して、拍車
が転写材をガイドする位置または待避位置への移動につ
いて説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像形成手段 2 中間転写手段 4 定着装置 40 定着ベルト 41,43 加圧ローラ 42 加熱ローラ 44 拍車 45 上部ガイド板 46 転写材搬送ガイド部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された定着ベルトを挟んで、当該定
    着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラによ
    り、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材上に
    トナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部の上
    流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルトの上
    流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する定着
    装置が配設された画像形成装置において、前記定着ベル
    トは、ニップ部の入口につながる平面部を有し、前記転
    写材搬送ガイド部材のガイド面と前記定着ベルトの平面
    部とは15〜30°の角度でニップ近傍に交点を有する
    ように配設され、前記平面部と5°の角度をもった、前
    記交点と共通の交点となる仮想面をA、前記ガイド面と
    5°の角度をもった、前記交点と共通の交点となる仮想
    面をBとすると、当該仮想面AとBのなす角度の範囲内
    に、前記拍車の外周がくるように構成された定着装置を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 加熱された定着ベルトを挟んで、当該定
    着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラによ
    り、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材上に
    トナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部の上
    流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルトの上
    流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する定着
    装置が配設された画像形成装置において、前記拍車は前
    記加圧ローラの加圧解除と連動して、前記転写材をガイ
    ドする位置から待避する定着装置を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 加熱された定着ベルトを挟んで、当該定
    着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラによ
    り、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材上の
    トナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部の上
    流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルトの上
    流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する定着
    装置が配設された画像形成装置において、前記拍車は、
    前記転写材搬送ガイド部材の解除と連動して、前記転写
    材をガイドする位置から待避する定着装置を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 加熱された定着ベルトを挟んで、当該定
    着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラによ
    り、前記定着ベルトと転写材に圧力を加え、転写材上の
    トナーを定着し、また、前記加圧ローラのニップ部の上
    流にある転写材搬送ガイド部材と、前記定着ベルトの上
    流近傍にある、転写材をガイドする拍車とを有する定着
    装置が配設された画像形成装置において、前記定着ベル
    トの駆動、停止と連動して前記拍車が前記転写材をガイ
    ドする位置、待避する位置に移動する定着装置を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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