JP2020525411A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 抗ＰＤ−１抗体又はその抗原結合断片を含有する、肝細胞癌（ＨＣＣ）を治療するための医薬組成物であって、
   前記抗ＰＤ−１抗体が、ＣＤＲ−Ｈ１、ＣＤＲ−Ｈ２及びＣＤＲ−Ｈ３（それぞれ配列番号１１、３２、１３）、並びにＣＤＲ−Ｌ１、ＣＤＲ−Ｌ２及びＣＤＲ−Ｌ３（それぞれ配列番号６１、１５、１６）を含み、
   前記抗ＰＤ−１抗体が、マクロファージ上のＦｃγＲ結合を最小化して、抗体依存性食作用を抑制するＩｇＧ４重鎖定常ドメインを含む医薬組成物。
2. 前記抗ＰＤ−１抗体が、重鎖可変領域（Ｖｈ）（配列番号２４）、及び軽鎖可変領域（Ｖｋ）（配列番号２６）を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 前記ＩｇＧ４重鎖定常ドメインが配列番号８３〜８８又は９１〜１０６を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
4. 前記抗ＰＤ−１抗体が、重鎖可変領域（Ｖｈ）（配列番号２４）、及び軽鎖可変領域（Ｖｋ）（配列番号２６）を含み、前記ＩｇＧ４重鎖定常ドメインが配列番号８８を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
5. ＨＣＣが進行性ＨＣＣ及び／又は転移性ＨＣＣである、請求項１に記載の医薬組成物。
6. ＨＣＣがウィルス感染に関連するＨＣＣである、請求項１に記載の医薬組成物。
7. 前記ウィルス感染に関連するＨＣＣが、ＨＢＶ感染ＨＣＣ、ＨＣＶ感染ＨＣＣ、又はＨＢＶ／ＨＣＶ共感染ＨＣＣである、請求項６に記載の医薬組成物。
8. ＨＣＣが、進行性ＨＢＶ感染ＨＣＣ、転移性ＨＢＶ感染ＨＣＣ、又は転移性ＨＣＶ感染ＨＣＣである、請求項７に記載の医薬組成物。
9. ＨＣＣが、進行性ＨＢＶ感染ＨＣＣ、又は転移性ＨＢＶ感染ＨＣＣである、請求項８に記載の医薬組成物。
10. 前記抗ＰＤ−１抗体が、週１回、２週間に１回、３週間に１回又は４週間に１回、０．５〜１０ｍｇ／ｋｇの用量で投与される、請求項１〜９のいずれかに記載の医薬組成物。
11. 前記抗ＰＤ−１抗体が、２週間に１回、０．５ｍｇ／ｋｇの用量で、２週間に１回、５ｍｇ／ｋｇの用量で、２週間に１回、１０ｍｇ／ｋｇの用量で、２週間に１回、２ｍｇ／ｋｇの用量で、又は２週間に１回、５ｍｇ／ｋｇの用量で、非経口的に投与される、請求項１０に記載の医薬組成物。
12. 前記抗ＰＤ−１抗体が約２００ｍｇの用量で非経口的に投与される、請求項１０に記載の医薬組成物。
13. 前記ウィルス感染に関連するＨＣＣが、２００ＩＵ／ｍＬ（約１０００ｃｐｓ／ｍＬ）未満のＨＢＶウィルス量を有する、請求項６に記載の医薬組成物。
14. 活動性ＨＢＶ感染ＨＣＣを有する患者に、抗ＰＤ−１抗体の治療中の３ヶ月以上の間、及び抗ＰＤ−１抗体の治療後６ヶ月間、抗ＨＢＶ抑制を投与する、請求項１に記載の医薬組成物。