JP2015141946A - フォトトランジスタ、及び半導体装置 - Google Patents

フォトトランジスタ、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度の光電流を出力する。【解決手段】フォトトランジスタ10は、光受光側Lから深さ方向Zに、第1エミッタ領域12と、少なくとも一部が光受光側Lに露出した第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備えたフォトトランジスタである。第1コレクタ領域25は、第2コレクタ領域22と、第2コレクタ領域22の深さ方向Z下流側に接して設けられ、第2コレクタ領域22より抵抗の低い第3コレクタ領域24と、を有する。また、フォトトランジスタ10は、光受光側Lの面における第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて設けられ、第1コレクタ領域25とは逆の導電型の第1領域18を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、フォトトランジスタ、及び半導体装置に関する。
フォトトランジスタは、PN接合で発生する光電流をバイポーラ構造により光電流をセンサー自身で増幅でき、高感度の光検出器として利用されている。例えば、フォトトランジスタは、用紙等の記録媒体の平滑度を測定するセンサに用いられる。具体的には、LED等の光源を用いて記録媒体に光を照射し、記録媒体による微弱な反射光をフォトトランジスタで受光することで光電流を出力し、平滑度を測定する。
また、従来では、エミッタ領域をきわめて小さく形成することで、バイポーラトランジスタやフォトトランジスタの周波数応答を向上させる技術が開示されている。
しかしながら、従来のフォトトランジスタでは、フォトトランジスタにおける光の受光領域の一部にのみ光が照射された場合、光電流を精度よく出力することができない場合があった。
特公昭62−044822号公報 特公昭62−044824号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高精度の光電流を出力することができる、フォトトランジスタ、及び半導体装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光受光側から深さ方向に、第1エミッタ領域と、少なくとも一部が前記光受光側に露出した第1ベース領域と、第1コレクタ領域と、をこの順に備えたフォトトランジスタであって、前記第1コレクタ領域は、第2コレクタ領域と、前記第2コレクタ領域の前記深さ方向下流側に接して設けられ、前記第2コレクタ領域より抵抗の低い第3コレクタ領域と、を有し、前記光受光側の面における前記第1ベース領域の外側に、該第1ベース領域から間隔を隔てて設けられ、前記第1コレクタ領域とは逆の導電型の第1領域を備えた、フォトトランジスタである。
本発明によれば、高精度の光電流を出力することができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態のフォトトランジスタの説明図である。 図2は、従来のフォトトランジスタの一例を示す図である。 図3は、従来のフォトトランジスタの一例を示す図である。 図4は、本実施の形態のフォトトランジスタの説明図である。 図5は、本実施の形態のフォトトランジスタの説明図である。 図6は、本実施の形態のフォトトランジスタ構造のベース電流対電流増幅率の関係を示す図である。 図7は、半導体装置の説明図である。 図8は、半導体装置の簡易回路の説明図である。 図9は、時間と検出電圧との関係を示す線図である。 図10は、受光領域Rの受光面積と、出力される光電流と、の関係を示す線図である。 図11は、受光領域Rの受光面積と、出力される光電流と、の関係を示す線図である。 図12は、受光領域Rの受光面積と、出力される光電流と、の関係を示す線図である。 図13は、図10〜図12の測定結果をまとめた表である。
以下に添付図面を参照して、フォトトランジスタ、及び半導体装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態のフォトトランジスタ10の説明図である。図1(A)は、フォトトランジスタ10を光受光側(図1(B)中、符号L参照、以下、光受光側Lと称する)から見た平面図である。図1(B)は、図1(A)のA−A’断面図である。
図1(B)に示すように、本実施の形態のフォトトランジスタ10は、光受光側Lから深さ方向(図1中、矢印Z方向参照、以下、深さ方向Zと称する)に、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備える。すなわち、フォトトランジスタ10は、縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。
なお、第1ベース領域14の少なくとも一部は、光受光側Lに露出している。そして、第1ベース領域14における、光受光側Lに露出した領域が、光を受光する受光領域Rとなる。
第1エミッタ領域12は、フォトトランジスタのエミッタとして機能する領域である。本実施の形態では、第1エミッタ領域12は、N+型の半導体から構成されている。
図1(A)に示すように、本実施の形態では、第1エミッタ領域12は、フォトトランジスタ10における光受光側Lの面に沿って、第1ベース領域14上に間隔を隔てて複数配置されている。ここで、光受光側Lの面に沿った、互いに直交する2軸を、X軸方向(図1中、矢印X参照)、Y軸方向(図1中、矢印Y参照)として説明する。これらのX軸方向及びY軸方向は、深さ方向Zに直交する。
図1(A)には、複数の第1エミッタ領域12が、X軸方向、及びY軸方向の各々に沿って間隔を隔てて4個×4個の合計16個配列されている場合を説明する。しかし、フォトトランジスタ10の第1ベース領域14に配列された第1エミッタ領域12の数は、16個に限定されない。
なお、第1エミッタ領域12は、第1ベース領域14上に間隔を隔てて複数配置された構成に限られない。しかし、第1エミッタ領域12は、第1ベース領域14の光受光側L側の面に、該面に沿って間隔を隔てて複数配置されていることが好ましい。
なお、上述したように、第1ベース領域14の少なくとも一部は、光受光側Lに露出している。このため、第1エミッタ領域12は、第1ベース領域14の全面を覆うことの無いように、第1ベース領域14の光受光側Lの面上に点在させることが好ましい。
第1ベース領域14は、本実施の形態では、P型の半導体から構成されている。第1ベース領域14の光受光側Lの面における、第1ベース領域14の外側との境界から第1ベース領域14の内側に向かって所定距離の領域には、P+型のベース領域14Aを設けることが好ましい。
第1コレクタ領域25は、N型の半導体から構成されている。第1コレクタ領域25は、第2コレクタ領域22と、第3コレクタ領域24と、を有する。第3コレクタ領域24は、第2コレクタ領域22における、深さ方向Z下流側に接して設けられている。
第3コレクタ領域24は、第2コレクタ領域22より抵抗の低いコレクタ領域である。本実施の形態では、第2コレクタ領域22は、N−型の半導体から構成されている。第3コレクタ領域24は、N+型の半導体から構成されている。
第3コレクタ領域24は、リン等のN型不純物の濃度を第2コレクタ領域22より高濃度に調整することで、第2コレクタ領域22より低抵抗のN+型のコレクタ領域となる。
このように、本実施の形態のフォトトランジスタ10は、N+型の第1エミッタ領域12と、P型の第1ベース領域14と、N型の第1コレクタ領域25と、のNPN型の縦型バイポーラ構造である。
本実施の形態のフォトトランジスタ10は、更に、第1領域18を備える。
第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて設けられている。本実施の形態では、第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて、且つ第1ベース領域14を囲むように設けられている場合を説明する(図1(A)参照)。
しかし、第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて設けられていればよい。すなわち、第1領域18は、光受光側Lの面において、第1ベース領域14を囲むように設けられた形態に限定されない。例えば、第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側の、第1ベース領域14から間隔を隔てた位置に、X軸方向及びY軸方向に沿って所定間隔毎に配列した構成であってもよい。
第1領域18は、第1コレクタ領域25とは逆の導電型の領域である。
本実施の形態では、上述したように、第1コレクタ領域25は、N型の半導体からなる。このため、本実施の形態では、第1領域18は、N型とは逆の導電型である、P型の半導体から構成されている。
第1領域18と第1ベース領域14とは、間隔を隔てて配置されており、電気的に分離されている。
また、第1領域18は、接地されている(図1(B)参照)。このため、第1領域18は、基準電圧に固定された状態となる。すなわち、第1領域18を設け、第1領域18を接地することで、第1領域18とコレクタコンタクト領域20との間には、空乏層が形成されることとなる。
第1領域18の深さ方向Zの長さは、第1ベース領域14の深さ方向Zの長さ、及び後述するコレクタコンタクト領域20の深さ方向Zの長さ以上であり、第2コレクタ領域22の深さ方向Zの長さ未満であることが好ましい。
第1領域18の幅(深さ方向Zに交差する方向の最短の長さ)は、後述するコレクタコンタクト領域20と第1エミッタ領域12との間に流れる電流が、深さ方向Zに直交する方向に第1領域18を介して流れることを阻止することの可能な程度の長さであればよい。このため、第1領域18の幅は、フォトトランジスタ10の構成に応じて適宜調整すればよい。
フォトトランジスタ10の光受光側Lの面における、第1領域18の外側には、該第1領域18に間隔を隔ててコレクタコンタクト領域20が配置されている。コレクタコンタクト領域20は、第1コレクタ領域25に導通されている。コレクタコンタクト領域20は、N+型の半導体から構成されている。
図1のように構成されたフォトトランジスタ10について、コレクタコンタクト領域20にバイアス電圧を印加することで、コレクタコンタクト領域20と第1エミッタ領域12との間に電圧を印加する。
ここで、第1領域18は接地されていることから、第1領域18とコレクタコンタクト領域20との間には、空乏層が形成された状態となっている。よって、コレクタコンタクト領域20と第1ベース領域14との電気的な距離は、第1領域18を設けない場合に比べて大きくなる。
このため、コレクタコンタクト領域20への電圧印加により発生した電流は、コレクタコンタクト領域20、第3コレクタ領域24、及び第2コレクタ領域22をこの順に介して、ベース領域14を介して第1エミッタ領域12へ向かって流れる。
ここで、第3コレクタ領域24の光受光側L側には、第3コレクタ領域24より抵抗の高い第2コレクタ領域22が設けられている。よって、コレクタコンタクト領域20に印加された電圧によって発生した電流は、低い抵抗の第3コレクタ領域24で、第1ベース領域14における深さ方向Zに交差する方向の全面に拡散した後に、高い抵抗の第2コレクタ領域22で電流の流れが制限された後に、第1ベース領域14及び第1エミッタ領域12へ至ることとなる。このため、コレクタコンタクト領域20に印加された電圧によって発生した電流は、第3コレクタ領域24、第2コレクタ領域22を介して、第1ベース領域14の全面に向かう、反深さ方向Z’の経路となる。具体的には、コレクタコンタクト領域20に印加された電圧によって発生した電流の流れる経路は、図1(B)に示す、矢印G方向に沿った経路となる。
さらに、フォトトランジスタ10には、空乏層として機能する第1領域18が設けられていることから、コレクタコンタクト領域20から第1領域18を介して第1ベース領域14及び第1エミッタ領域12に向かう、深さ方向Zに対して交差する方向(図1(B)中、矢印E方向参照)の電流経路の形成が抑制される。また、第1領域18は、空乏層を発生することから、N+型の半導体からなるコレクタコンタクト領域20、P型の半導体からなる第1領域18、及びN+型の半導体からなる第1エミッタ領域12による、矢印E方向のバイポーラトランジスタの動作が抑えられる。
このため、フォトトランジスタ10では、第1ベース領域14における光受光側Lに露出した領域である受光領域Rの全領域で、均一に光電流を発生可能な状態となる。
よって、この状態で、受光領域Rで光を受光すると、第1ベース領域14における光を受光した領域で、光電流を精度よく出力することができる。すなわち、受光領域Rの一部でのみ光を受光したり、受光領域R内の異なる位置で光を受光した場合であっても、精度よく光電流を出力することができる。
以上説明したように、本実施の形態のフォトトランジスタ10は、光受光側Lから深さ方向Zに、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備えた縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。そして、第1コレクタ領域25は、第2コレクタ領域22と、第2コレクタ領域22より抵抗の低い第3コレクタ領域24と、を備える。第3コレクタ領域24は、第2コレクタ領域22における深さ方向Zの下流側に接して設けられている。フォトトランジスタ10の光受光側の面における、第1ベース領域14の外側には、第1領域18が設けられている。第1領域18は、光受光側の面において、第1ベース領域14から間隔を隔てて、該第1ベース領域14の外側に設けられている。
このため、フォトトランジスタ10は、光受光面における、第1ベース領域14の外側の領域と第1エミッタ領域12との間で深さ方向Zに直交する方向に電流の経路が形成されることを抑制することができる。また、本実施の形態では、フォトトランジスタ10は、第1ベース領域14の全面において、深さ方向Z及び反深さ方向Z’の電流経路を実現することができる。
よって、本実施の形態のフォトトランジスタ10では、フォトトランジスタ10における受光領域Rにおける、端部と中央部とでの動作に違いが生じることが抑制される。
従って、本実施の形態のフォトトランジスタ10では、受光領域Rの一部でのみ光を受光したり、受光領域R内の異なる位置で光を受光した場合であっても、高精度の光電流を出力することができる。
また、本実施の形態では、P型の半導体から構成された第1ベース領域14は、光受光側Lの面における、第1ベース領域14の外側との境界から第1ベース領域14の内側に向かって所定距離の領域に、P+型のベース領域14Aを備えている。
このため、N+型の半導体からなるコレクタコンタクト領域20、P型の半導体からなる第1領域18、及びN+型の半導体からなる第1エミッタ領域12による、矢印E方向のバイポーラトランジスタの動作を、更に抑制することができる。
また、本実施の形態のフォトトランジスタ10は、第1ベース領域14の光受光側L側に、複数の第1エミッタ領域12を点在させた構成である。このため、フォトトランジスタ10は、第1エミッタ領域12を点在させない構成に比べて、第1エミッタ領域12と第1ベース領域14との、エミッタ−ベース接合容量を小さくすることができる。
一方、従来のフォトトランジスタでは、本実施の形態のフォトトランジスタ10のような、高精度な光電流の出力を実現することは出来なかった。
図2は、従来のフォトトランジスタ100の一例を示す図である。図2(A)は、従来のフォトトランジスタ100を光受光側Lからみた平面図である。図2(B)は、図2(A)のA−A’断面図である。
従来のフォトトランジスタ100は、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備えた、縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。
従来のフォトトランジスタ100における第1エミッタ領域12は、第1ベース領域14上に点在せず、第1ベース領域14の端部が光受光側Lに露出するように、第1ベース領域14の中央に1つ設けられている。
なお、従来のフォトトランジスタ100は、本実施の形態のフォトトランジスタ10における第1領域18を備えない点と、第1エミッタ領域12が第1ベース領域14上に点在するように配置されていない点が、本実施の形態のフォトトランジスタ10とは異なる。
図3は、従来のフォトトランジスタ102の一例を示す図である。図3(A)は、従来のフォトトランジスタ102を光受光側Lからみた平面図である。図3(B)は、図3(A)のA−A’断面図である。
従来のフォトトランジスタ102は、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備えた、縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。
従来のフォトトランジスタ102は、本実施の形態のフォトトランジスタ10における第1領域18を備えない点が、本実施の形態のフォトトランジスタ10とは異なる。
これらの従来のフォトトランジスタ100及び従来のフォトトランジスタ102では、空乏層として機能する第1領域18が設けられていない。このため、コレクタコンタクト領域20からベース領域14及び第1エミッタ領域12に向かう、深さ方向Zに対して交差する方向(図2(B)、及び図3(B)中、矢印E方向参照)の電流経路が形成される。
このため、従来のフォトトランジスタ100及び従来のフォトトランジスタ102では、第1ベース領域14における光受光側Lに露出した領域である受光領域Rの全領域で、均一に光電流を発生させることは困難である。すなわち、従来のフォトトランジスタ100及び従来のフォトトランジスタ102では、受光領域Rにおける、端部と中央部とでの動作に違いが生じていた。
一方、本実施の形態のフォトトランジスタ10では、受光領域Rの一部でのみ光を受光したり、受光領域R内の異なる位置で光を受光した場合であっても、高精度の光電流を出力することができる。
また、本実施の形態のフォトトランジスタ10では、P型の半導体から構成された第1ベース領域14が、光受光側Lの面における、第1ベース領域14の外側との境界から第1ベース領域14の内側に向かって所定距離の領域に、P+型のベース領域14Aを備えている。
このため、N+型の半導体からなるコレクタコンタクト領域20、P型の半導体からなる第1領域18、及びN+型の半導体からなる第1エミッタ領域12による、矢印E方向のバイポーラトランジスタの動作を、更に抑制することができる。
また、本実施の形態のフォトトランジスタ10は、第1ベース領域14の光受光側L側に、複数の第1エミッタ領域12を点在させた構成である。このため、フォトトランジスタ10は、第1エミッタ領域12を点在させない構成に比べて、第1エミッタ領域12と第1ベース領域14との、エミッタ−ベース接合容量を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、フォトトランジスタ10は、N+型の第1エミッタ領域12と、P型の第1ベース領域14と、N型の第1コレクタ領域25と、のNPN型の縦型バイポーラ構造である場合を説明した。しかし、フォトトランジスタ10は、PNP型の縦型バイポーラ構造であってもよい。
この場合には、第1エミッタ領域12と第1コレクタ領域25をP型の半導体で構成し、第1ベース領域14をN型の半導体で構成すればよい。また、コレクタコンタクト領域20は、P型の半導体で構成し、第1領域18は、N型の半導体で構成すればよい。ただし、この場合には、第1領域18は電源電圧とする必要がある。
(実施の形態2)
図4は、本実施の形態のフォトトランジスタ11の説明図である。
図4(A)は、フォトトランジスタ11を光受光側Lから見た平面図である。図4(B)は、図4(A)の断面図である。
図4(B)に示すように、本実施の形態のフォトトランジスタ11は、光受光側Lから深さ方向Zに、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備える。すなわち、フォトトランジスタ11は、縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。また、フォトトランジスタ11は、コレクタコンタクト領域20及びバイポーラ領域30を備える。
フォトトランジスタ11は、第1領域18に代えてバイポーラ領域30を備えた以外は、実施の形態1のフォトトランジスタ10と同じ構成である。
バイポーラ領域30は、第1領域18と、第2エミッタ領域26と、を含む。第1領域18は、実施の形態1のフォトトランジスタ10と同様である。すなわち、第1領域18は、フォトトランジスタ11の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて設けられている。本実施の形態では、第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて、且つ第1ベース領域14を囲むように設けられている場合を説明する(図4(A)参照)。
実施の形態1と同様に、第1領域18は、第1コレクタ領域25とは逆の導電型の領域である。第1領域18は、フォトトランジスタ11の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側に、該第1ベース領域14から間隔を隔てて設けられていればよい。すなわち、第1領域18は、光受光側Lの面において、第1ベース領域14を囲むように設けられた形態に限定されない。例えば、第1領域18は、フォトトランジスタ10の光受光側Lの面において、第1ベース領域14の外側の、第1ベース領域14から間隔を隔てた位置に、X軸方向及びY軸方向に沿って所定間隔毎に配列した構成であってもよい。
第2エミッタ領域26は、光受光側Lの面における、第1領域18の内側に設けられている。第2エミッタ領域26は、第1領域18とは電気的に分離されている。本実施の形態では、第2エミッタ領域26は、N型の半導体から構成されている。
そして、本実施の形態のフォトトランジスタ11では、第1エミッタ領域12と第1領域18とを結線し、第2エミッタ領域26から出力するダーリントン接続としている。すなわち、フォトトランジスタ11は、N型の半導体の第2エミッタ領域26、P型の半導体の第1領域18、及びN型の半導体の第1コレクタ領域25からなるトランジスタと、第1エミッタ領域12、第1ベース領域14、及び第1コレクタ領域25からなるトランジスタと、をダーリントン接続した構成である。
従って、本実施の形態のフォトトランジスタ11は、実施の形態1の効果に加えて更に、同じレベルの電圧を印加した状態で、同じ光量及び同じ受光面積で光を受光した場合であっても、より大きな光電流を出力することができる。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態のフォトトランジスタ13の説明図である。
図5(A)は、フォトトランジスタ13を光受光側Lから見た平面図である。図5(B)は、図5(A)の断面図である。
図5(B)に示すように、本実施の形態のフォトトランジスタ13は、光受光側Lから深さ方向Zに、第1エミッタ領域12と、第1ベース領域14と、第1コレクタ領域25と、をこの順に備える。すなわち、フォトトランジスタ13は、縦型バイポーラ構造のフォトトランジスタである。また、フォトトランジスタ13は、第1ベース領域14の露出面に第2ベース領域50を設けた構成である。
第2ベース領域50は、点在された複数の第1エミッタ領域12の各々を囲むように、該第1エミッタ領域12から間隙を介して設けられている。第2ベース領域50の不純物濃度は、第1ベース領域14の不純物濃度の10倍以上である。また、第1エミッタ領域12との間隔は、接合リークの発生しない程度に、離して配置されている。その間隔は1.0um程度でよい。
図6は、本実施の形態のフォトトランジスタ13を、バイポーラトランジスタとして動作させたときのベース電流に対する電流増幅率を示す。印加電圧は、コレクタ電圧5V、エミッタ電圧を接地しベース電流を可変させたときの第2ベース領域50の有無によるベース電流に対するコレクタ電流との比(電流増幅率)を示す。
ここでのベース電流は、本実施の形態のフォトトランジスタ内のPN接合で発生する電流増幅する前の光電流に相当する。第2ベース領域50を設けることで、電流増幅率はベース電流の低電流域から高電流域まで増幅率が一定となり、より安定化して、精度のよい光電流が得られる。また、電流増幅率が安定することで、素子性能のばらつき(例えば、電流増幅率の絶対値、電流増幅率の温度係数など)が軽減される。
(実施の形態4)
上記実施の形態のフォトトランジスタ10及びフォトトランジスタ11は、半導体装置に搭載する。
図7は、半導体装置40の説明図である。半導体装置40は、上記実施の形態1で説明したフォトトランジスタ10を備える。図7に示す例では、半導体装置40を、記録媒体Qの平坦度の測定に用いた場合を示した。
半導体装置40は、光源42から記録媒体Qに向かって出射された光の反射光を受光する。半導体装置40は、フォトトランジスタ10の受光領域Rで反射光を受光可能な位置に設置されている。光源42には、例えば、LED(Light Emitting Diode)を用いる。
半導体装置40では、光源42から出射された光の記録媒体Qによる反射光を、フォトトランジスタ10の受光領域Rで受光する。そして、受光した光に応じた光電流を出力する。
ここで、半導体装置40は、フォトトランジスタ10から出力される光電流を、電圧として出力する。
図8は、半導体装置40の簡易回路の説明図である。図8に示すように、半導体装置40は、フォトトランジスタ47から出力された光電流を、抵抗49等により電圧に変換して出力する。なお、フォトトランジスタ47には、上記フォトトランジスタ10を用いる。
ここで、従来のフォトトランジスタ100(図2参照)では、光電流を電圧に変換する際、第1エミッタ領域12と第1ベース領域14とのエミッタ−ベース接合の容量が大きすぎるという問題があった。このため、従来のフォトトランジスタ100を備えた半導体装置では、光を受光してから、光電流に応じた電圧を出力するまでの時間に、遅延時間が生じていた。
図9は、時間と検出電圧との関係を示す線図である。図9は、従来のフォトトランジスタ100を、従来の半導体装置40A(図5参照)に搭載したときの、時間と検出電圧との関係を示す線図である。なお、図9では、光源42から光を照射する領域に、記録媒体Qを搬送方向Sに搬送する。そして、図9は、光源42から照射した光の反射光の、搬送される記録媒体Qからの反射光を、従来の半導体装置40Aで読取ったときの検出電圧を示す線図である。
図9に示すように、従来のフォトトランジスタ100を備えた従来の半導体装置40Aでは、記録媒体Qの搬送方向Sの下流側端部が、光源42によって光を照射される領域に到達したとき(図9中、P1参照)から電圧が検出されるまでの間に遅延時間T1が生じる。半導体装置40では、検出電圧の出力が安定した期間T2に繰り返しサンプリングを行うことで、記録媒体Qの平坦度を測定する。なお、図7中、P2は、記録媒体Qの搬送方向Sの上流側端部が、光源42によって光を照射される領域を通過したときを示す。
ここで、一般的に、フォトトランジスタでは、暗状態から光電流を出力する出力状態へ移行するときには、ベース電圧が変化する。このため、従来のフォトトランジスタ100では、寄生接合容量(図8中、Cjcb、Cjeb参照)が大きくなり、遅延時間T1が大きくなる傾向にあった。また、従来のフォトトランジスタ100から出力される光電流が小さいほど、寄生接合容量が大きく、さらに遅延時間T1が大きくなる傾向にあった。
なお、従来のフォトトランジスタ102(図3参照)では、第1エミッタ領域12が第1ベース領域14上に点在するように配置されている。このため、従来のフォトトランジスタ102は、従来のフォトトランジスタ100に比べて、遅延時間T1の短縮を図ることができる。しかし、従来のフォトトランジスタ102では、上述したように、受光領域Rにおける端部と中央部とで、動作に違いが生じる。
このため、従来のフォトトランジスタ100や従来のフォトトランジスタ102等の従来のフォトトランジスタを備えた半導体装置40Aでは、光電流を精度よく出力することが出来なかった。
一方、本実施の形態の半導体装置40は、フォトトランジスタとして、上記実施の形態で説明したフォトトランジスタ10を備えるため、遅延時間T1の短縮を図ることが出来ると共に、高精度の光電流を出力することができる。
また、半導体装置40は、フォトトランジスタとして、フォトトランジスタ10に代えてフォトトランジスタ11を備えた場合についても、同様の効果を得ることができる。
次に、実施の形態1〜実施の形態2で説明したフォトトランジスタ10、及びフォトトランジスタ11と、従来のフォトトランジスタ102(図3参照)と、の各々における、光電流の測定結果を説明する。
図10は、実施の形態1で説明したフォトトランジスタ10における、受光領域Rの受光面積(mm)と、出力される光電流(μA)と、の関係を示す線図である。図11は、実施の形態2で説明したフォトトランジスタ11における、受光領域Rの受光面積(mm)と、出力される光電流(μA)と、の関係を示す線図である。図12は、図3を用いて説明したフォトトランジスタ102における、受光領域Rの受光面積(mm)と、出力される光電流(μA)と、の関係を示す線図である。図11は、図10〜図12の測定結果を示す表である。図11中、実施例1は、フォトトランジスタ10の測定結果を示す。実施例2は、フォトトランジスタ11の測定結果を示す。比較例1は、従来のフォトトランジスタ102の測定結果を示す。
受光面積は、第1ベース領域14における、第1エミッタ領域12から光受光側Lに露出した領域の総面積を示す。
なお、本測定に用いたフォトトランジスタ10は、下記製造方法により製造した。
具体的には、砒素ドープした6Ωcmの低抵抗シリコン基板上に20Ωcmのリンドープのエピタキシャル層を約20umを成長させたシリコン基板を準備する。この基板に第1ベース14領域の拡散としてボロン不純物をドープして露出面の表面不純物濃度を約1×1018cm−3とし拡散深さを約2.0umとして形成する。また、本事例では第1領域18も第1ベース領域14と同じ拡散とする。第1エミッタ領域12はリン不純物をドープして表面不純物濃度を約1×1020cm−3とし拡散深さを約0.3umした。
また、本測定に用いたフォトトランジスタ11は、フォトトランジスタ10の製造方法において、第1領域18内に、第1エミッタ領域12を追加することにより製造した。
また、本測定に用いた従来のフォトトランジスタ102は、フォトトランジスタ10の方法において、第1領域18を設けない以外は、同じ製造方法を用いて製造した。
また、コレクタコンタクト領域20には、5Vの電圧を印加し、受光面照度8Lux/cm2のハロゲン光の均一な光を、受光領域Rの全領域に照射した。そして、照射開始から1秒後に出力された光電流を、各センサー受光面積に対応する光電流として測定した。
図10及び図13に示すように、フォトトランジスタ10では、受光面積と光電流との関係を示す近似曲線のR−2値は、0.998であり、該近似曲線は、略直線であった。また、図11及び図13に示すように、フォトトランジスタ11では、受光面積と光電流との関係を示す近似曲線のR−2値は、1であり、該近似曲線は、直線であった。
すなわち、上記実施の形態で説明したフォトトランジスタ10及びフォトトランジスタ11では、受光面積の増加に比例して、出力される光電流が増加した。
このため、上記実施の形態で説明したフォトトランジスタ10及びフォトトランジスタ11では、受光領域Rの全面で均一な動作を行っているといえる。従って、上記実施の形態で説明したフォトトランジスタ10及びフォトトランジスタ11では、受光領域Rの一部でのみ光を受光したり、受光領域R内の異なる位置で光を受光した場合であっても、高精度の光電流を出力することができることが確認できた。
一方、図12及び図13に示すように、従来のフォトトランジスタ102では、受光面積と光電流との関係を示す近似曲線のR−2値は、0.979であり、該近似曲線は、二次曲線であった。すなわち、従来のフォトトランジスタ102では、受光面積が増加すると、出力される光電流は飽和した。
これは、従来のフォトトランジスタ102では、第1エミッタ領域12、第1ベース領域14、及び第1コレクタ領域25による縦型バイポーラ構造のトランジスタの動作より、第1エミッタ領域12、第1ベース領域14、及びコレクタコンタクト領域20による、矢印E方向(図3参照)のバイポーラトランジスタの動作が優先されるためと考えられる。
また、光受光側Lの面における、第1ベース領域14の中央部の動作が、第1ベース領域14の端部の動作に比べて弱いため、このような飽和傾向になると考えられる。
このように、従来のフォトトランジスタ102では、上記実施の形態のフォトトランジスタ10及びフォトトランジスタ11に比べて、高精度の光電流を出力することは出来ないことが確認できた。
10、11 フォトトランジスタ
12 第1エミッタ領域
14 第1ベース領域
14A ベース領域
18 第1領域
20 コレクタコンタクト領域
22 第2コレクタ領域
24 第3コレクタ領域
25 第1コレクタ領域
26 第2エミッタ領域
30 バイポーラ領域
40 半導体装置

Claims (8)

  1. 光受光側から深さ方向に、第1エミッタ領域と、少なくとも一部が前記光受光側に露出した第1ベース領域と、第1コレクタ領域と、をこの順に備えたフォトトランジスタであって、
    前記第1コレクタ領域は、第2コレクタ領域と、前記第2コレクタ領域の前記深さ方向下流側に接して設けられ、前記第2コレクタ領域より抵抗の低い第3コレクタ領域と、を有し、
    前記光受光側の面における前記第1ベース領域の外側に、該第1ベース領域から間隔を隔てて設けられ、前記第1コレクタ領域とは逆の導電型の第1領域を備えた、
    フォトトランジスタ。
  2. 前記第1領域は、前記光受光側の面における前記第1ベース領域の外側に、該第1ベース領域から間隔を隔てて該第1ベース領域を囲むように設けられている、請求項1に記載のフォトトランジスタ。
  3. 前記第1ベース領域と前記第1領域とは、電気的に分離されている、請求項1または請求項2に記載のフォトトランジスタ。
  4. 前記第1領域を接地し、
    前記光受光側の面における前記第1領域の外側に、前記第1コレクタ領域と導通するコレクタコンタクト領域を備えた、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のフォトトランジスタ。
  5. 前記光受光側の面において、前記第1エミッタ領域は、前記第1ベース領域内に間隔を隔てて複数配置されている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のフォトトランジスタ。
  6. 前記光受光側の面において、複数の前記第1エミッタ領域の各々を間隙を介して囲むように前記第1ベース領域内に設けられ、前記第1ベース領域の10倍以上の不純物濃度の第2ベース領域を更に備えた、請求項5に記載のフォトトランジスタ。
  7. 前記光受光側の面における前記第1領域の内側に、該第1領域と電気的に分離した第2エミッタ領域を備え、
    前記第1エミッタ領域と前記第1領域とを結線し、前記第2エミッタ領域から出力するダーリントン接続を構成した、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のフォトトランジスタ。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のフォトトランジスタを備えた半導体装置。
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