JP2009033043A - 光半導体装置 - Google Patents

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    • G11B7/13Optical detectors therefor

Abstract

【課題】高速且つ増幅作用の大きいフォトトランジスタを提供する。
【解決手段】光半導体装置20は、入射光を受光するフォトトランジスタを有し、フォトトランジスタは、半導体基板に形成された第1導電型のコレクタ層C(2、3及び5)と、コレクタC層上に形成された第2導電型のベース層6と、ベース層6上に形成された第1導電型のエミッタ層7とを備え、エミッタ層7の厚さは、入射光のエミッタ層7における吸収長以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトトランジスタを有する光半導体装置に関する。
光半導体装置の一つとして、光信号を電気信号に変換するフォトダイオード等の受光素子と、周辺回路を構成するトランジスタ素子等の能動素子並びに抵抗素子及び容量素子等の受動素子とを同一の基板上に形成した光電子集積回路(Optical Electronic Integrated Circuit :OEIC)装置がある。このようなOEICは、光信号を電気信号に変換する機能として各種の光センサ装置、光ディスク用の光ピックアップ装置等として用いられている。
光ピックアップ装置として用いられるOEICは、受光感度の向上と動作の高速化とが要望されている。また、光ピックアップ装置には、赤外光を用いるCD(Compact Disc)用のもの、赤色光を用いるDVD(Digital Versatile Disc)用のものに加え、近年、青色光を用いるBD(Blu-ray Disc)用のものが使われるようになり、合わせて3タイプがある。BDの高倍速化・多層記録化が進むにつれて、OEICには高倍速化・低ノイズ化が要望されている。
青色光の場合、光ディスクに対する反射率が低いため、ノイズ特性(S/N比)に対する要求は厳しくなっている。ノイズ特性を良くするためには、S(信号)を増加させるか、N(雑音)を低下させるかのいずれかの方法がある。Sを増加させる方法としては、受光素子の受光感度の向上がある。しかし、Siフォトダイオードを用いる場合、青色光に対する受光感度は、ほぼ理論限界に達している。そのため、BD用OEICとしては、受光素子内部に増幅作用を持ち高受光感度が得られるAPD(Avalanche Photo-Diode )又はフォトトランジスタを搭載することが考えられる。
フォトトランジスタは、フォトダイオードの出力をトランジスタで増幅するように構成した素子であり、LED(Light Emission Diode:発光ダイオード)等の発光素子と組み合わされる光センサの受光素子としてはポピュラーな光学素子である。OEICにおいても、青色光に対する受光感度向上を目的としてフォトトランジスタの増幅作用を利用できる。
一般にフォトトランジスタは、増幅作用があるため受光感度の点ではフォトダイオードよりも優れるが、速度の点ではフォトダイオードよりも劣る。
特許文献1に記載される従来例の場合、受光表面はフォトトランジスタのベースのみで形成されており、エミッタは受光面の端部のみに形成されている。受光面に光が入射すると、受光面で生成されたキャリアはベースを通り、エミッタへ到達する。このとき、フォトトランジスタの動作速度は、エミッタへ到達するまでのキャリアの速度に依存する。エミッタへ到達するまでキャリアは拡散により走行するため、ベースの抵抗成分により速度が劣化する。特許文献1の構造では、キャリアの水平方向の走行距離が長いため高速化できない問題点があった。
このような高速化の問題を解決するため、ベース内の全面にエミッタを形成し、ベース内におけるキャリアの水平方向の走行距離を低減して高速化を図る方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−235394号公報(第3頁、第1図(b)) 特開平9−186355号公報(第4頁、第5図) 特開2003−158251号公報
しかしながら、特許文献2のフォトトランジスタによると、水平方向のキャリアの走行距離を低減する効果は得られるが、増幅作用が低減する問題がある。
フォトトランジスタの増幅作用が機能するためには、ベース層において光吸収によって生成したキャリアがエミッタ層に移動することが必要である。しかし、ベース層上にエミッタ層を備える構造の場合、ベース層上のエミッタ層において光が吸収され、ベース層に届く光が減少する。この結果として、増幅作用が低減し、感度が低下する。これは、特にBDの光源として用いられる青色レーザ光に対応するフォトトランジスタの場合に、青色光は半導体層の比較的浅い領域で多くが吸収されることから大きな問題となる。よって、この解決が課題となっている。
以上の課題に鑑み、本発明は、高速で動作でき且つ増幅作用の大きいフォトトランジスタ及びその製造方法の提供を目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る第1の光半導体装置は、入射光を受光するフォトトランジスタを有し、フォトトランジスタは、半導体基板上に形成された第1導電型のコレクタ層と、コレクタ層上に形成された第2導電型のベース層と、ベース層上に形成された第1導電型のエミッタ層とを備え、エミッタ層の厚さは、入射光の半導体基板における吸収長以下である。
本発明の第1の光半導体装置によると、以下の通り、フォトトランジスタの感度向上及び高速化を実現することができる。
まず、フォトトランジスタのベース層上(受光領域内)にエミッタ層を形成することにより、ベース層内においてキャリアが走行してエミッタ層に到達するまでの走行距離を短縮している。つまり、エミッタ層が受光領域の周縁部等にだけ設けられている場合、キャリアがエミッタ層に到達するためには、キャリアはベース層内を長距離にわたって水平方向(半導体基板の主面方向)に走行しなければならない。これに対し、受光領域内にもエミッタ層を形成すると、水平方向の走行距離が短縮される。このことから、フォトトランジスタの高速化が実現する。
更に、エミッタ層が極浅く形成され、受光する入射光の半導体基板における吸収長以下の厚さを有している。このため、エミッタ層における入射光の吸収が抑制され、エミッタ層の下方に位置するベース層に到達する入射光が増加する。よって、フォトトランジスタの増幅作用が顕著になる。また、エミッタ層において生じたキャリアは再結合により消滅し、光電流として寄与しなくなりやすい。しかし、エミッタ層の厚さを小さくすることにより、エミッタ層における光吸収が少なくなってエミッタ層において生じる光キャリアが減少し、結果としてエミッタ層における再結合を低減することができる。これらのことから、フォトトランジスタの受光感度が向上する。
尚、エミッタ層は、ベース層を覆うように形成されていることが好ましい。
このようにすると、ベース層内において生じたキャリアは水平方向に走行することなしにエミッタ層に到達することも可能となり、水平方向の走行距離は実質的に無くなる。このため、フォトトランジスタの更なる高速化を図ることができる。
また、エミッタ層は、ベース層の上部に埋め込まれるように形成されていると共に、フォトトランジスタの表面において、エミッタ層の一部とベース層の一部とが交互に配置されていることが好ましい。
このようにすると、フォトトランジスタの表面にベース層が露出する部分とエミッタ層が露出する部分との両方が存在し、且つ、これらの部分が交互に配置されているようになる。このため、表面にベース層が露出する部分においてエミッタ層による吸収をうけることなく入射光を受光することができると共に、ベース層において生じたキャリアは比較的短い距離を水平方向に走行するだけでエミッタ層に到達することができる。このため、受光感度の向上と高速化とを共に実現することができる。尚、エミッタ層の全体が連続した形状となっていても良いし、また、エミッタ層が複数の部分に分割されると共に、それらの各部分が互いに電気的に接続されていても良い。
また、エミッタ層は、櫛形状、梯子状又は格子状の平面形状を有することが好ましい。
主面方向にエミッタ層の一部とベース層の一部とが交互に配置されるエミッタ層の具体的な平面形状として、例えばこのような形状とすることができる。
また、入射光は、青色光であることが好ましい。本発明の第1の光半導体装置は、青色光を受光する場合に顕著な効果を発揮する。
次に、前記の目的を達成するために、本発明に係る第2の光半導体装置は、入射光を受光するフォトトランジスタを有し、フォトトランジスタは、半導体基板上に形成された第1導電型のコレクタ層と、コレクタ層上に形成された第2導電型のベース層と、ベース層の内部に埋め込まれて形成された第1導電型のエミッタ層とを備え、エミッタ層上に位置する部分のベース層の厚さは、入射光の半導体基板における吸収長以下である。
本発明の第2の光半導体装置によると、第1の光半導体装置と同様に、以下の通り、フォトトランジスタの感度向上及び高速化を実現することができる。
まず、エミッタ層がベース層の内部に埋め込まれていることによりフォトトランジスタの受光領域にもエミッタ層が配置されており、ベース層内においてキャリアが水平方向に走行してエミッタ層に到達するまでの走行距離を短縮している。これにより、フォトトランジスタの高速化が実現する。
更に、エミッタ層がベース層の内部に埋め込まれると共に、エミッタ層上に位置する部分のベース層の厚さが入射光の半導体基板における吸収長以上となっているため、入射光は主にベース層において吸収される。このため、ベース層において発生してエミッタ層に移動することによりフォトトランジスタの増幅作用に寄与するキャリアが増加し、増幅作用がより高効率になる。
尚、エミッタ層は、半導体基板の主面方向にエミッタ層の一部とベース層の一部とが交互に配置される平面形状を有することが好ましい。
また、エミッタ層は、櫛形状、梯子状又は格子状の平面形状を有することが好ましい。
このようにすると、第1の光半導体装置について説明したのと同様に、受光感度の向上と高速化とを共に実現することができる。
また、エミッタ層上に位置する部分のベース層において、第2導電型不純物の濃度は、表面に近くなるほど低くなっていることが好ましい。
このような濃度傾斜があると、ベース層の表面において発生したキャリアが濃度傾斜に起因する電界により加速される。このため、キャリアの走行速度が大きくなり、ベース層内を走行する時間をより短縮することができる。
また、エミッタ層上に位置する部分のベース層は、半導体基板よりもバンドギャップが大きい半導体材料により形成されていることが好ましい。
このようにすると、赤外光、赤色光等に比べて波長の短い青色光についての感度をより高くすることができる。
また、入射光は、青色光であることが好ましい。本発明の第2の光半導体装置は、青色光を受光する場合に顕著な効果を発揮する。
本発明の光半導体装置によると、ベース層内において発生したキャリアが水平方向に走行する距離を短縮することにより高速化すると共に、エミッタ層における光吸収を抑制してベース層に生成するキャリアを増加し、フォトトランジスタの増幅作用を向上することにより受光感度を向上することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態の光半導体装置とその製造方法について、図面を参照しながら説明する。図1(a)及び(b)は、順に、本実施形態の光半導体装置20の要部を示す断面図及び平面図であり、図1(b)のIa-Ia'線における断面が図1(a)に示されている。
図1(a)に示す通り、基板(シリコン基板)1を用いて形成されている。基板1上にはN型エピタキシャル成長層(シリコン層)3が形成され、基板1とN型エピタキシャル成長層3との界面を含むようにN型埋込層2が形成されている。N型埋込層2上において、N型エピタキシャル成長層3を残して更にその上にP型拡散層6が形成されている。P型拡散層6上には、N型拡散層7が形成されている。
また、N型埋込層2の周縁部上において、N型エピタキシャル成長層3の表面からN型拡散層7にまで達する分離絶縁層4a及び4bが設けられ、PN接合分離を行なっている。より詳しく述べると、N型拡散層7及びP型拡散層6を囲む分離絶縁層4aと、更にその外側を囲む分離絶縁層4bとが設けられ、分離絶縁層4aと分離絶縁層4bとの間の部分には別のN型拡散層5が設けられている。
以上により、光半導体装置20にはフォトトランジスタが構成されている。具体的には、N型埋込層2、N型拡散層5及びN型エピタキシャル成長層3がコレクタC、P型拡散層6がベースB、N型拡散層7がエミッタEとなるフォトトランジスタである。尚、分離絶縁層4aの内側が受光領域として機能する。
N型エピタキシャル成長層3上には、N型拡散層5、N型拡散層7、分離絶縁層4a及び4b等を覆うように反射防止膜8が形成されている。反射防止膜8は、入射する光のフォトトランジスタ表面における反射を防止して高効率に取り込むために形成されている。一般には、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜として構成される。
また、N型拡散層7上において反射防止膜8が開口され、該開口上にエミッタ電極として電極9aが設けられている。更に、N型拡散層5上において反射防止膜8が開口され、該開口上に電極9bが設けられている。電極9bは、N型拡散層5と介してN型埋込層2に電気的に接続されており、コレクタ電極として機能する。
図1(b)には、光半導体装置20の平面図が示されている。但し、反射防止膜8については図示を省略している。図1(b)に示す通り、N型エピタキシャル成長層3が分離絶縁層4a及び4bによって二重に分離され、内側の分離絶縁層4aの更に内側の部分が、表面にN型拡散層7が形成されて受光領域となっている。N型拡散層7上には電極9aが形成されると共に、分離絶縁層4aと分離絶縁層4bとの間の部分(図に現れていないN型拡散層5が形成されている部分)の上に電極9bが形成されている。
次に、以上のような光半導体装置20の動作を説明する。
光半導体装置20に対して光が入射すると、ベースであるP型拡散層6に達した光が該P型拡散層6を構成するシリコンに吸収されてキャリアを生じる。該キャリアがエミッタであるN型拡散層7に移動すると、これをベース電流としてトランジスタが動作し、増幅されてコレクタ電流が出力される。光の入射により生じるキャリアがベース電流として寄与する点の他は、動作原理は通常のバイポーラトランジスタと概ね同様である。
ここで、本実施形態の光半導体装置20の場合、N型拡散層7(エミッタE)はP型拡散層6(ベースB)の全面上を覆うように形成されている。言い換えると、受光領域の全面に亘って形成されていることになる。これにより、P型拡散層6において生じたキャリアは水平方向(基板1の主面方向)に走行する必要なくN型拡散層7に到達することができるため、フォトトランジスタが高速に動作する。
しかし、このような構成であることから、入射光は、P型拡散層6に入るためにはN型拡散層7を通過しなければならない。N型拡散層7においても光吸収が起り、キャリアが生じる。光半導体装置20の表面に近いN型拡散層7では再結合が多く、生じたキャリアは消滅しやすい。また、再結合しなかったキャリアについても、エミッタ層において生じていることになるから、フォトトランジスタによる増幅作用には寄与しない。結果として、受光素子としての感度が低下する原因となっている。
そこで、光半導体装置20では、N型拡散層7を浅く(薄く)形成することによって、N型拡散層7における光吸収と再結合を抑制している。このようにすると、N型拡散層7の下に位置するP型拡散層6に到達する光が増え、受光素子の感度を向上させることができる。
一般に、物体の表面から光の吸収長(吸収係数の逆数)までの範囲において入射光の約63%が吸収される。このため、N型拡散層7(エミッタ)の深さ(厚さ)を入射光の吸収長よりも大きく設定するとキャリアが消滅する割合の方が支配的になる。そこで、N型拡散層7の深さを入射光の吸収長以下に設定する。具体例として、BDに用いる青色光の場合にはシリコンにおける吸収長が約0.3μmであるから、シリコン層に形成されているN型拡散層7の深さを0.3μm以下とする。
感度の具体例を挙げると、従来のPINフォトダイオードでは0.28A/W、従来構造のフォトトランジスタでは20.70A/Wであったのに対し、本実施形態のフォトトランジスタは26.60A/Wとなっている。このように、従来のPINフォトダイオードに比べれば約100倍の感度であり、従来構造のフォトトランジスタに比べても受光感度は確かに向上している。
また、周波数特性の具体例を挙げると、従来構造のフォトトランジスタでは10kHzであったのに対し、本実施形態のフォトトランジスタは200kHzとなっている。このように、従来構造のフォトトランジスタに比べて周波数特性は約20倍に向上している。
尚、従来のPINフォトダイオードとは、低濃度のアノード層上に中濃度のカソード層を形成した積層構造である(例えば、特許文献3の図7を参照)。また、従来構造のフォトトランジスタとは、例えば特許文献1の図3に示す構造のフォトトランジスタである。
このように、N型拡散層7をP型拡散層6の全面上に設けることにより、前記した通り高速動作を実現しており、且つ、N型拡散層7をP型拡散層6の全面上に設けることに起因する受光素子の感度低下を抑制している。このような効果は、赤色光等に比べるとフォトトランジスタのより浅い領域において吸収が起る青色光を受光する装置において顕著である。
次に、本実施形態の光半導体装置20の製造方法について説明する。図2(a)〜(c)は、光半導体装置20の製造方法を説明するための断面図である。
まず、図2(a)のように、基板1の表面に不純物の導入を行なった後、N型エピタキシャル成長層3を形成し、先に導入した不純物を拡散させてN型埋込層2を形成する。これには、周知のリソグラフィ技術、エッチング技術、エピタキシー技術、イオン注入技術等を用いればよい。
次に、図2(b)のように、エッチング技術及びCVD(chemical vapor deposition )技術を用いて分離絶縁層4a及び4bを形成する。但し、ここで用いているトレンチ分離技術に代えて、熱酸化による分離絶縁膜を形成することもできる。この後、分離絶縁層4aと分離絶縁層4bとの間の部分に、N型埋込層2に達するN型拡散層5を形成する。これには、イオン注入及びアニールを行なえばよい。
次に、図2(c)のように、分離絶縁層4aの内側の部分のN型エピタキシャル成長層3に、リソグラフィ技術、イオン注入技術、アニール等によって、P型拡散層6とその上のN型埋込層2とを形成する。尚、P型拡散層は、N型埋込層2には接触しない深さに形成する。これにより、N型拡散層5、N型埋込層2及びN型エピタキシャル成長層3の一部をコレクタ、P型拡散層6をベース、N型拡散層7をエミッタとするフォトトランジスタが構成される。
ここで、エミッタであるN型拡散層7については、前記の通り浅く形成する必要がある。具体例として、青色光を受光するためにはN型拡散層7が0.3μm以下の深さに形成されるように(言い換えると、N型拡散層7の厚さが0.3μm以下になるように)する必要がある。よって、これを実現するようにイオン注入、熱処理等の条件を設定する。
例として、イオン種として砒素(As)を用い、加速エネルギー20keVにて注入した後、層間膜(図示省略)を平坦化するためのリフロー(温度850℃、時間60分)の際に拡散することにより、N型拡散層7の深さを0.3μm以下とすることができる。
また、イオン種がアンチモン(Sb)である場合、加速エネルギー30keVにて注入し、Asの場合と同様のリフローによって深さ0.3μm以下のN型拡散層7を実現することができる。
次に、CVD技術、スパッタ技術、リソグラフィ技術、エッチング技術等を用いる工程を経て、図1(a)に示す光半導体装置20を得る。具体的には、図2(c)の工程の後、N型エピタキシャル成長層3上に、N型拡散層7、N型拡散層5等の上を覆うように反射防止膜8を形成する。反射防止膜8としては、例えば、形成が容易なシリコン窒化膜を用いるのが良い。
次に、N型拡散層7及びN型拡散層5上において、それぞれ電極9a及び9bを形成する。このとき、対応する部分の反射防止膜8を開口して電気的接続を得る。電極9a及び9bの材料としては、Al(アルミニウム)、Cu(銅)等金属材料であれば問題なく利用できる。金属材料の他には、透明電極(ITO)を用いることも考えられる。
本実施形態の光半導体装置20は、以上のようにして製造される。尚、それぞれの材料、寸法、各種処理の条件等は、望ましいものであるが、記載に限定されることはない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置とその製造方法について、図面を参照しながら説明する。図3は、本実施形態の光半導体装置20aの要部断面を示す図である。光半導体装置20aは、第1の実施形態の光半導体装置20(図1(a))と比較すると、エミッタであるN型拡散層7に代えてN型拡散層7aを備える点が主な違いであり、その他の点は同様である。よって、図3において図1(a)と同様の構成要素には同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略する。
図1(a)の光半導体装置20において、N型拡散層7は、P型拡散層6全面上を覆うように形成されている。これは、フォトトランジスタの受光面全面を覆うように形成されているということでもある。
これに対し、図3に示す本実施形態の光半導体装置20aにおいて、エミッタEとして機能するN型拡散層7aは、ベースであるP型拡散層6上部に埋め込まれるように形成されている。これと共に、P型拡散層6上を部分的に覆っており、基板1の主面方向について、N型拡散層7aの一部とP型拡散層6の一部とが交互に配置されるようになっている。このような構成は、N型拡散層7aの平面形状を設定することにより実現する。
図4(a)〜(d)は、N型拡散層7aの平面形状の具体例を示す図である。図4(a)の場合、N型拡散層7aはストライプ状に複数並んだ平面形状でとなっている。図4(b)の場合、複数のストライプが一方の端部付近で互いに接続された櫛形状の平面形状である。図4(c)の場合、ストライプが両端付近で互いに接続され、梯子状の平面形状となっている。更に、図4(d)の場合、ストライプが縦横に重なった格子状の平面形状となっている。以上に例示するいずれの場合も、基板1の主面に沿う方向の一つである破線の方向に見ると、N型拡散層7aの一部とP型拡散層6の一部とが交互に配置されるようになっている。
尚、N型拡散層7aは電極9a(図3参照)まで続く導電経路として機能するべきものであるから、孤立した部分が無いように形成するのがよい。また、図4(a)のように複数部分に分割して形成する場合、がそれぞれの部分に対して電極9aが接続されているようにする。
このような平面形状のN型拡散層7aとすると、以下の通り、フォトトランジスタの動作速度低下を抑制しながら受光感度を向上することができる。
第1の実施形態の光半導体装置20の場合、エミッタであるN型拡散層7がベースであるP型拡散層6の全面上に形成されていることにより、キャリアがベース内を水平方向に走行することなくエミッタに到達するようになっている。また、N型拡散層7を浅く形成することにより、N型拡散層7における入射光の吸収を抑制し、受光感度を向上している。
これに対し、本実施形態の光半導体装置20aの場合、P型拡散層6の一部はN型拡散層7aには覆われていない。このような部分において、入射光は、N型拡散層7aを通過することなく、そのため、N型拡散層7aにおいて吸収されて弱まることなく、P型拡散層6に到達する。よって、P型拡散層6全面上がN型拡散層7によって覆われている構成に比べて受光感度が高くなる。
また、基板1の主面方向について、N型拡散層7aの一部とP型拡散層6の一部とが交互に配置されているため、P型拡散層6の露出した部分において生じたキャリアは、比較的短い距離を水平に走行するだけでN型拡散層7aに到達し、ベース電流として機能する。よって、エミッタがベースの端部のみに形成されているような構成に比べ、フォトトランジスタは高速に動作する。
これを確実にするためには、N型拡散層7aの平面形状は、ある程度細かい寸法のパターンである方が良い。例えば、図3において、N型拡散層7aの一部同士の間隔A(N型拡散層7aの一部同士に挟まれた部分のP型拡散層6の幅)は、1μm程度にするのがよい。これよりも寸法が大きくなると、キャリアが水平に走行するべき距離が長くなり、フォトトランジスタの動作速度が劣化する。尚、受光領域(図3の場合、分離絶縁層4aの内側の領域)は、例えば、一辺が100nm程度の大きさである(各図は模式図であり、実際のスケールは示していない)。
また、受光領域においてN型拡散層7aの占める割合が大きくなると、受光効率が悪くなる。そのため、N型拡散層7aのパターン幅Bについても小さくすることが望ましく、例えば、N型拡散層7a同士の間隔と同様に1μm程度とするのがよい。
尚、本実施形態におけるN型拡散層7aについても、第1の実施形態におけるN型拡散層7と同様に、浅く(例えば0.3μm以下の深さに)形成されている。このため、N型拡散層7aの部分に入射した光は、第1の実施形態の場合と同様に、それほどN型拡散層7aにおける吸収を受けることなくP型拡散層6に到達する。
このようにして、光半導体装置20aはフォトトランジスタの動作の高速化と感度の向上とを共に実現している。
次に、本実施形態の光半導体装置20aの製造方法を説明する。図5(a)及び(b)は、光半導体装置20aの製造方法を説明するための断面図である。
まず、第1の実施形態において説明したようにして、図2(b)に示す工程までを行なう。次に、図5(a)に示すように、分離絶縁層4aの内側の部分のN型エピタキシャル成長層3に、N型埋込層2には接触しない深さのP型拡散層6を形成する。
続いて、図5(b)に示すように、P型拡散層6上に部分的にN型拡散層7aを形成する。この際、例えば図4(a)〜(d)に示したような平面形状のN型拡散層7aとする。第1の実施形態の場合と同様のイオン注入及び層間膜平坦化のためのリフローにより、N型拡散層7aを0.3μm以下のように浅くすることができる。
この後、やはり第1の実施形態の場合と同様にして、反射防止膜8と、電極9a及び9bとを形成し、図3に示す光半導体装置20aを得る。それぞれの材料等についても、第1の実施形態と同様にすればよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る光半導体装置とその製造方法について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の光半導体装置20bの要部断面を示す図である。光半導体装置20bは、第2の実施形態の光半導体装置20a(図3)と比較すると、エミッタであるN型拡散層7に代えてN型拡散層7bを備える点が主な違いであり、その他の点は同様である。よって、図6において図3と同様の構成要素には同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略する。
図3の光半導体装置20aにおいて、N型拡散層7aは、P型拡散層6上に形成されている。N型拡散層7a上は、反射防止膜8によって覆われている。
これに対し、図6に示す本実施形態の光半導体装置20bにおいて、N型拡散層7bは、P型拡散層6の内部に埋め込まれて形成されている。つまり、N型拡散層7b上をP型拡散層6の一部が覆っている。尚、エミッタ電極である電極9aとN型拡散層7bとの電気的接続のため、電極9aとN型拡散層7bの間に、追加のN型拡散層15が形成されている。
このような構成のため、入射光がエミッタであるN型拡散層7bに到達するためには、その上の部分のP型拡散層6を通過しなければならない。言い換えると、入射光が直接N型拡散層7bに入ることはない。このため、エミッタであるN型拡散層7bにおける再結合は抑制され、また、ベースであるP型拡散層6において吸収される光が増加することからフォトトランジスタの増幅作用が高効率化し、受光感度が向上する。
尚、N型拡散層7bは、表面から入射光の吸収長以上の深さに形成されているのがよい。言い換えると、N型拡散層7b上に位置する部分のP型拡散層6の厚さが、入射光のシリコンにおける吸収長以上であるのがよい。このようにすると、N型拡散層7bに到達する入射光について、P型拡散層6を通過する間に吸収される割合が十分大きくなるため、望ましい。青色光を受光するのであれば、N型拡散層7b上にP型拡散層6が0.3μm以上の厚さに形成されているようにする。
N型拡散層7bの平面形状及び寸法については、第2の実施形態におけるN型拡散層7aと同様である。つまり、基板1の主面方向について、N型拡散層7bの一部とP型拡散層6の一部とが交互に配置されるようになっており、図4(a)〜(d)はN型拡散層7bの平面形状の具体例でもある。また、N型拡散層7bのパターン幅B及びN型拡散層7bの一部同士の間隔Aについて、ある程度小さい方が良く、1μm程度とするのがよい。更に、このようにすることにより、ベースであるP型拡散層6内をキャリアが水平方向に走行する距離を短縮し、フォトトランジスタの動作を高速化することができる点についても、第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の光半導体装置20bの製造方法を説明する。図7(a)及び(b)は、光半導体装置20bの製造方法を説明するための断面図である。
まず、第1の実施形態において説明したようにして、図2(b)に示す工程までを行なう。次に、図7(a)に示すように、分離絶縁層4aの内側の部分のN型エピタキシャル成長層3に、N型埋込層2には接触しない深さのP型拡散層6を形成する。
続いて、図7(b)に示すように、イオン注入及びアニールを行なってP型拡散層6内に埋め込むようにN型拡散層7bを形成する。
このためには、例えばイオン種が燐(P)の場合、加速エネルギー200keV以上の条件により注入を行なうことにより、P型拡散層6内の深さ0.3μm以上の位置にN型拡散層7bを形成することができる。
また、イオン種が砒素(As)の場合、加速エネルギー500keV以上の条件により注入を行なうと共に、リフロー等の熱処理(850℃〜900℃)を行なうことにより、P型拡散層6内の深さ0.3μm以上の位置にN型拡散層7bを形成することができる。
更に、イオン種がアンチモン(Sb)である場合、加速エネルギー800keV以上の条件により注入を行なうと共に、リフロー等の熱処理(850℃〜900℃)を行なうことにより、P型拡散層6内の深さ0.3μm以上の位置にN型拡散層7bを形成することができる。
尚、イオン種の拡散を抑制するために、イオン注入の後に高温・長時間の熱処理を行なうことは避けるのが望ましい。
この後、電極9aとN型拡散層7bとの電気的接続を行なうための追加のN型拡散層15を設けた後、第1の実施形態の場合と同様にして、反射防止膜8と、電極9a及び9bとを形成し、図6に示す光半導体装置20bを得る。それぞれの材料等についても、第1の実施形態と同様にすればよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る光半導体装置とその製造方法について、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態の光半導体装置20cの要部断面を示す図である。光半導体装置20cは、第3の実施形態の光半導体装置20b(図6)と比較すると、ベースである部分の構成が主な違いであり、その他の点は同様である。よって、図6において図6と同様の構成要素には同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略する。
図6の光半導体装置20bにおいて、ベースである部分は、P型拡散層6によって構成されている。これに対し、図8に示す光半導体装置20bにおいて、ベースBである部分は、P型拡散層6a及びその上に形成されたP型エピタキシャル成長層(シリコン層)10によって構成されている。
このような構成によっても、ベースB内にエミッタE(N型拡散層7c)が埋め込まれた構造となり、第3の実施形態における光半導体装置20bと同様の効果が得られる。
以下に、本実施形態の光半導体装置20cの製造方法を説明する。図9(a)〜(c)は、光半導体装置20cの製造方法を説明するための断面図である。
まず、第1の実施形態において説明したようにして、図2(a)に示す工程を行なう。
次に、図9(a)に示す通り、N型埋込層2の上方において、N型エピタキシャル成長層3にP型不純物を導入してP型拡散層6aを形成する。
次に、図9(b)に示す通り、P型拡散層6a上にN型不純物を導入してN型拡散層7cを形成する。
次に、図9(c)に示す通り、N型エピタキシャル成長層3上に、P型拡散層6a及びN型拡散層7cを覆うように、P型エピタキシャル成長層10を形成する。例えば、トリクロロシラン(SiHCl)ガスをソースガスとして、減圧枚葉方式でエピタキシャルを行う。成長温度は約1100℃に設定し、成長速度が2μm/minになるようにガス流量を調整する。
続いて、分離絶縁層4a及び4bを形成し、その間の部分にN型埋込層2に達するN型拡散層5を形成する。更に、反射防止膜8と、電極9a及び9bとを形成し、図8に示す光半導体装置20cを得る。
(第4の実施形態の第1の変形例)
次に、第4の実施形態の第1の変形例を説明する。本変形例の光半導体装置は、図8に示す第4の実施形態の光半導体装置20cにおいて、P型エピタキシャル成長層10の不純物濃度に傾斜を保たせた構成を有する。ここでは、基板1に向かって濃度が高くなる濃度傾斜である。
このように、ベースの表面層に濃度傾斜があると、受光領域の表面において発生したキャリアが濃度傾斜の電界によって加速され、走行速度が高くなる。この結果、ベース内を走行する時間が短縮され、フォトトランジスタが高速化する。
このような濃度傾斜は、図9(c)に示すP型エピタキシャル成長層10の形成の際に生じさせることができる。つまり、エピタキシャル成長を行なう際に、P型エピタキシャル成長層10の成長に合わせてドープするボロンの量を減少させる。このようにすると、基板1の側の濃度が高く、表面に向かって濃度が低くなるような濃度傾斜を実現することができる。
(第4の実施形態の第2の変形例)
次に、第4の実施形態の第2の変形例を説明する。本変形例の光半導体装置は、図8に示す第4の実施形態の光半導体装置20cにおいて、P型エピタキシャル成長層10がシリコン以外の半導体材料からなり、ヘテロ接合となっている構成を有する。例えば、波長の短い青色光に対する感度を高めるため、Siよりもバンドギャップを大きくすることができるSiCx(0<x<1)からなるエピタキシャル成長層を設けてもよい。
尚、第1〜第4の実施形態(変形例を含む)において、いずれもNPN型フォトトランジスタを説明しているが、PNP型であってもよい。例えば、図1(a)においてP型とN型とを全て逆にした構造であっても良い。
本発明の光半導体装置は、感度の向上と動作の高速化とを両立しており、BD、DVD、CD等の光ピックアップ部、中でも青色光を用いるBDの光ピックアップ部として有用である。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態における光半導体装置20の構成を示す断面図及び平面図である。 図2(a)〜(c)は、光半導体装置20の製造工程を説明する断面図である。 図3は、本発明の第2の実施形態における光半導体装置20aの構成を示す断面図である。 図4(a)〜(d)は、光半導体装置20aにおけるN型拡散層7aの平面形状の例を示す図である。 図5(a)及び(b)は、光半導体装置20aの製造工程を説明する断面図である。 図6は、本発明の第3の実施形態における光半導体装置20bの構成を示す断面図である。 図7(a)及び(b)は、光半導体装置20bの製造工程を説明する断面図である。 図8は、本発明の第4の実施形態における光半導体装置20cの構成を示す断面図である。 図9(a)〜(c)は、光半導体装置20cの製造工程を説明する断面図である。
符号の説明
1 基板
2 N型埋込層
3 N型エピタキシャル成長層
4a 分離絶縁層
4b 分離絶縁層
5 N型拡散層
6 P型拡散層
6a P型拡散層
7 N型拡散層
7a N型拡散層
7b N型拡散層
7c N型拡散層
8 反射防止膜
9a 電極
9b 電極
10 P型エピタキシャル成長層
15 N型拡散層
20 光半導体装置
20a 光半導体装置
20b 光半導体装置
20c 光半導体装置

Claims (11)

  1. 入射光を受光するフォトトランジスタを有し、
    前記フォトトランジスタは、
    半導体基板上に形成された第1導電型のコレクタ層と、
    前記コレクタ層上に形成された第2導電型のベース層と、
    前記ベース層上に形成された第1導電型のエミッタ層とを備え、
    前記エミッタ層の厚さは、前記入射光の前記半導体基板における吸収長以下であることを特徴とする光半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記エミッタ層は、前記ベース層を覆うように形成されていることを特徴とする光半導体装置。
  3. 請求項1において、
    前記エミッタ層は、前記ベース層の上部に埋め込まれるように形成されていると共に、
    前記フォトトランジスタの表面において、前記エミッタ層の一部と前記ベース層の一部とが交互に配置されていることを特徴とする光半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記エミッタ層は、櫛形状、梯子状又は格子状の平面形状を有することを特徴とする光半導体装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つにおいて、
    前記入射光は、青色光であることを特徴とする光半導体装置。
  6. 入射光を受光するフォトトランジスタを有し、
    前記フォトトランジスタは、
    半導体基板上に形成された第1導電型のコレクタ層と、
    前記コレクタ層上に形成された第2導電型のベース層と、
    前記ベース層の内部に埋め込まれて形成された第1導電型のエミッタ層とを備え、
    前記エミッタ層上に位置する部分の前記ベース層の厚さは、前記入射光の前記半導体基板における吸収長以下であることを特徴とする光半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記エミッタ層は、前記半導体基板の主面方向に前記エミッタ層の一部と前記ベース層の一部とが交互に配置される平面形状を有することを特徴とする光半導体装置。
  8. 請求項7において、
    前記エミッタ層は、櫛形状、梯子状又は格子状の平面形状を有することを特徴とする光半導体装置。
  9. 請求項6〜8のいずれか一つにおいて、
    前記エミッタ層上に位置する部分の前記ベース層において、第2導電型不純物の濃度は、表面に近くなるほど低くなっていることを特徴とする光半導体装置。
  10. 請求項6〜9のいずれか一つにおいて、
    前記エミッタ層上に位置する部分の前記ベース層は、前記半導体基板よりもバンドギャップが大きい半導体材料により形成されていることを特徴とする光半導体装置。
  11. 請求項6〜10のいずれか一つにおいて、
    前記入射光は、青色光であることを特徴とする光半導体装置。
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