JP2005019947A - 受光素子および増幅素子が一体形成された半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

受光素子および増幅素子が一体形成された半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配線によるノイズ発生前に信号を増幅してS/N比を改善し、高速の光ディスク再生を実現できる半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、光記録媒体から反射される所定波長を持つ光信号を受信して、電気信号に変換するための複数の受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅して外部に伝達するための増幅素子とが一体的に形成され、受光素子は格子形状に配列され、増幅素子は受光素子間に介在し所定間隔で格子形状に配置される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光ピックアップ装置に使用される、受光素子および増幅素子が一体形成された半導体装置およびその製造方法に関し、さらに詳細には、光ディスクから反射される光を受けて電気信号に変換させる受光素子と、前記受光素子から出力される電気信号を増幅する増幅素子とが一体形成されてS/N比を向上させる半導体装置およびその製造方法に関する。
一般に、CDやDVDのような光ディスク上にレーザダイオードから光を投射し、その光ディスク上に記録された情報を読み出す光ピックアップ装置では、光ディスクなどから反射される光を検出して、電気信号に変換する受光素子としてフォトダイオード(photodiode)が広く使用されている。
また、CDやDVDに記録された情報を読み出す光ピックアップ装置に適用されるフォトダイオードは、通常、垂直(vertical)タイプの半導体チップで実現されるPINフォトダイオードである。
しかし、上記のフォトダイオードで検出される信号はごく微弱であるため、外部に取り出す際に減衰してしまう。信号の減衰を補償するために、フォトダイオードの出力信号を増幅する増幅素子をチップ形状に実現してパッケージ上でリードフレームやボンディングワイヤなどを介して前記フォトダイオードに結合させる構成が提案されている。
一方、いわゆる「ブルーレイ(Blu-ray)」ディスクの読取装置に適用されるフォトダイオードは、上述したものとは異なる種別のフォトダイオードを使用しなければならない。
つまり、ブルーレイディスクでは、これまでのCDやDVDとは違い、比較的短い波長のレーザ光を使用している。そのため、量子効率が100%、即ち、全てのフォトンが電子−正孔対(electron-hole pairs)を生成するという条件で発生したキャリアが全て出力電流として用いられたとしても、フォトダイオードの感度は327mA/Wまで低下してしまい、これは、780nmの波長を有するCDの感度である629mA/Wや650nmの波長を有するDVDの感度である525mA/Wと比較すると、良好でないことがわかる。
また、半導体基板におけるシリコン中を透過する光の深度は、CDが9μm程度、DVDが5μm程度となるに対し、ブルーレイディスクでは0.4μm程度と極端に薄くなるので、再結合速度の速い表面近くでキャリア発生比率が大きくなり、量子効率は低くなってしまう。
したがって、ブルーレイディスクに適用されるフォトダイオードの感度は、CDやDVDと比較にならない程に低くなって、良好なS/N比が得られず、再生信号から良好なエラーレートが得られないため、高速再生も不可能になる。
近年、ブルーレイディスクに適用可能なフォトダイオードに対する開発が始まり、それに関する論文(PROCEEDINGS EDMO2001/VIENNA,“Advanced photodiodes for OPTO-ASICs”)では、空乏層(depletion layer)が半導体基板の表面にまで到達するフィンガー(finger)フォトダイオードが提案されている。
しかし、上記のフィンガーフォトダイオードも、CDやDVDに使用されるフォトダイオードに比べ、S/N比が著しく低下してしまい、予測されるブルーレイディスクの高速再生に大きな障害となるであろう。
また、CDやDVD用に使用されるフォトダイオードは、米国特許第4,831,430号、米国特許第5,770,872号に開示された如く、垂直タイプのPINフォトダイオードが一般的に使用されている。一方、ブルーレイ用ディスクではレーザ光のシリコンへの透過率が非常に低いため、半導体基板表面に空乏層を配置させる必要がある。そのため上記構成を実現するには、上述したフィンガーフォトダイオードで代表される横置(lateral)タイプが適用される。
以下、図1を参照してCDやDVDに適用可能な垂直タイプのフォトダイオード用半導体装置の構成を詳細に説明する。
図1は、従来の垂直タイプのフォトダイオード用半導体装置の断面図であって、一般に、受光素子であるフォトダイオードはバイポーラトランジスタの製造プロセスにより製造される。
フォトダイオード用半導体装置は、図1に示すように、基板60はP+型シリコン半導体で形成され、基板60の上に約20μm厚のP型エピタキシャルシリコン層62が形成される。
エピタキシャルシリコン層62は、基板60上に形成される第1層64と、第1層64上に形成される第2層66とを備える。第1層64は、基板上にシリコン半導体層をエピタキシャル成長させることによって得られる自動ドーピング(auto doped)層であり、これにより基板の不純物が上側の成長エピタキシャル層に拡散される。
第1層64は、例えば15μm程度の厚さを有し、第2層66に近付くにつれて不純物濃度が低くなる。第2層66は、不純物が軽くドーピングされたP−型エピタキシャル層である。
P型エピタキシャルシリコン層62の上には、約5μmの厚さを有するN型エピタキシャルシリコン層68が形成される。シリコン酸化絶縁層70は、N型エピタキシャルシリコン層68の上に形成される。
N型エピタキシャルシリコン層68は、適当な間隔で配列され、第2層66とシリコン酸化絶縁層70とを連結するP+型アイソレーション拡散層72によって、複数のN型エピタキシャルシリコン領域68a、68bに区分される。
N型エピタキシャルシリコン領域68aは、フォトダイオード素子として構成されている。フォトダイオード素子領域において、P−N結合は、N型エピタキシャルシリコン領域68aとP−型エピタキシャル層66との間に形成され、フォトダイオード素子として活性領域を形成する。また、N+型コンタクト領域74がシリコン酸化絶縁層70の側方でN型エピタキシャルシリコン領域68aの表面上に、電極と接続するために形成される。シリコン酸化絶縁層70の一部は、N+型コンタクト領域74と合致するように除去されている。
アルミニウム電極76はこの除去部分に存在して、N+型コンタクト領域74とオーミック接触を形成している。各P+型アイソレーション拡散層72は、フォトダイオードの一部を構成する層66のための電極接続領域として機能する。
トランジスタ、抵抗などの周辺回路素子は、他のN型エピタキシャルシリコン領域68bに形成される。図1に示すように、NPNトランジスタがN型エピタキシャルシリコン領域68bに形成される。N+型埋込領域78は、エピタキシャルシリコン層62とN型エピタキシャルシリコン層68(特に、N型エピタキシャルシリコン領域68b)との間の界面において周辺回路領域に形成される。
N+型埋込領域78はコレクタ抵抗を減少させる役割をする。P型ベース領域80は、シリコン酸化絶縁層70近傍のN型エピタキシャルシリコン領域68bに形成される。N+型エミッタ領域82は、シリコン酸化絶縁層70近傍のP型ベース領域80に形成される。シリコン酸化絶縁層70の一部は、N+型エミッタ領域82およびP型ベース領域80が合致するように除去される。アルミニウム電極は、シリコン酸化絶縁層70が除去された部分に形成される。電極88はP+型アイソレーション拡散層72とオーミック接触を形成し、電極86はP型ベース領域80とオーミック接触を形成し、これらは配線84によって互いに接続されている。電極90はN+型エミッタ領域82とオーミック接触を形成する。
図2は、上述した構造を有する光半導体装置が組み立てられたパッケージの一例を示す平面図である。
上述した構造を有する半導体チップ92は、パッケージ94の中に組み立てられ、ボンディングワイヤ98によってリードフレーム96に接続される。半導体チップ92は、リードフレーム96によって他の回路素子、例えば、増幅素子を有する他の半導体チップに接続してもよい。
上述のパッケージにおいて、受光素子であるフォトダイオードからの信号は、一般に、増幅素子を含む半導体チップによって増幅され、これはボンディングワイヤやリードフレームを介して接続される。
しかし、フォトンが電子−正孔対を生成する場所に非常に近い位置で初段増幅を行う場合、後で行われる配線のためにノイズが重畳されてしまう。
その結果、受光素子と増幅素子を接続するボンディングワイヤやリードフレームに起因した高周波抵抗成分によってノイズが発生して、S/N比が著しく低下し、高速再生が不可能になる。特に、こうした悪影響はブルーレイディスクにとってより深刻となる。
米国特許第4,831,430号 米国特許第5,770,872号 PROCEEDINGS EDMO2001/VIENNA,"Advanced photodiodes for OPTO-ASICs"
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ブルーレイディスクなどの光ディスクから反射した光を受光して電気信号に変換するための受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅するための増幅素子とを有し、受光素子および増幅素子を同一チップに一体形成することによりS/N比を改善する半導体装置およびその製造方法を提供することである。
本発明によれば、光記録媒体から反射される所定波長を持つ光信号を受信して、電気信号に変換するための複数の受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅して外部に伝達するための増幅素子とを備え、受光素子は、格子形状に配列されており、増幅素子は、受光素子間に介在し、所定間隔で格子形状に配置されている半導体装置を提供することによって、上記および他の目的を達成できる。
本発明に係る半導体装置およびその製造方法によれば、光ディスクから反射される光を受光して電気信号に変換する受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅する増幅素子とを一体形成することによって、配線によるノイズ発生前に信号を増幅できるため、S/N比を改善でき、高速の光ディスク再生を実現できる。
以下、添付図面を参照しつつ、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された本発明に係る半導体装置およびその製造方法を詳細に説明する。
まず、図3〜図6を参照して、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された本発明に係る半導体装置の構成について詳細に説明する。
図3および図4は、本発明に従って、Nシンク領域を有する受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を概略的に示す平面図である。図5および図6は、Nシンク領域の無い受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を概略的に示す平面図である。
図3〜図6を参照して、3ビーム方式の光ピックアップ装置に使用される受光ユニットが示されている。受光ユニットは、フォトダイオードで構成される複数の受光素子、例えば、入力された光信号に対するフォーカシング動作を行うための4分割されたフォーカシング部分と、フォーカシング部分の両側に形成され、入力される光信号に対するトラッキング動作を行うための2個のトラッキング部分とを備える。図3〜図6は、受光ユニットの4分割されたフォーカシング部分および2個のトラッキング部分を構成する複数のフォトダイオードが形成された領域と、フォトダイオードの間に格子パターンで介在したトランジスタが形成された領域とを示している。
図3に示すように、4個のバイポーラトランジスタ形成領域(II)は、各フォトダイオード形成領域(I)の周囲に配置されている。
本発明に従って受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置において、複数のフォトダイオード形成領域(I)は格子パターンで配置され、互いに所定間隔で隔離されている。バイポーラトランジスタ形成領域(II)は、フォトダイオード形成領域(I)の間に介在して、互いに所定間隔で隔離されている。例えば、図3および図4に示すように、バイポーラトランジスタ形成領域(II)は、フォトダイオード形成領域(I)を4つの隅または2つの隅で取り囲んでいる。
図3に示すバイポーラトランジスタ形成領域(II)の配置は、フォトダイオード形成領域(I)を取り囲むバイポーラトランジスタ形成領域(II)の間の距離が異なっている点で、図4のものと相違する。特に、図4では、1つのフォトダイオード形成領域(I)につき2つのバイポーラトランジスタ形成領域が設けられている。
フォトダイオード形成領域(I)を取り囲むバイポーラトランジスタ形成領域(II)の間の距離が異なっている理由は、エミッタの面積と等価なサイズを有する超短(ultra-short)バイポーラトランジスタにも最適値が存在するからである。したがって、エミッタ面積が小さく、比較的小さい電流でイオン注入工程が行われる場合は、充分な増幅率が得られなくなる。
一方、エミッタ面積が大きくなってエミッタとベース間の容量が大きくなると、エミッタ・ベース障壁を越えて充電(charge up)するのに時間がかかるだけでなく、周波数特性が劣化して、エミッタとベースの間で再結合するキャリアの比率が増加して増幅率を低下させてしまう。
このような問題を解決するために、図4に示すように、バイポーラトランジスタの総エミッタ面積を最適化するとともに、バイポーラトランジスタ形成領域(II)は、配置の自由度も考慮しながら、図3に示すバイポーラトランジスタ形成領域(II)の配置と異なるように配置している。
各フォトダイオード形成領域(I)において、光電機能を持たないNシンクが形成される領域(III)が形成される。Nシンク形成領域(III)は、フォトダイオードの受光面の一部を占めているため、単位受光面積当りの光パワーと出力電流との比で定義される光電変換効率が低下するものの、キャリアがフォトンにより生成される部分での電界が最適化され、直列に形成される寄生抵抗が低減して、応答速度が改善される。
図5および図6を参照すると、上述のNシンク形成領域(III)は、フォトダイオード形成領域(I)に形成していない。
Nシンク形成領域(III)を設けていないため、光電変換に寄与する領域は減少しない。
しかしながら、水平方向の電界は弱くなり、P+ポリシリコン領域間のアノードの中央部において水平方向の電界はゼロになり、キャリアのドリフト速度が遅くなり、周波数特性が劣化する。だが、フォトダイオード形成領域にNシンク形成領域を形成しないという回路設計に基づいても、半導体装置を実現することも可能であることに留意すべきである。
本発明に係る半導体装置を構成する受光素子であるフォトダイオードは、バイポーラトランジスタの製造プロセスを用いて、半導体チップ形状の中に形成可能である。半導体装置は、405nmの青色波長または650/780nmのCD/DVD用赤色波長について使用可能である。当然ながら、半導体装置は、405nmの青色波長および650/780nmのCD/DVD用赤色波長の両方について使用可能である。
以下、図7および図8を参照して、本発明の第1の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置およびその製造方法を詳細に説明する。
図7は、図3のA−A’線に沿った断面図であり、本発明の第1の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す。図8a〜図8cは、本発明の第1の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を製造する一連のプロセスを示す断面図である。
まず、図8a(a)に示すように、所定の厚さに形成されたP型エピタキシャルシリコン層を有する半導体基板1は、所定条件を満足する酸素雰囲気で酸化され、P型エピタキシャルシリコン層の上に所定の厚さを有する酸化シリコン(SiO)絶縁層2を形成する。
上述のように半導体基板1のP型エピタキシャルシリコン層の上に酸化シリコン絶縁層2を形成した後、図8a(b)および(c)に示すように、N+埋込層4を生成する。
具体的には、酸化シリコン絶縁層2は、フォトレジスト(PR)を用いて全体的にコーティングした後、N+埋込層4が形成される領域3(以下「N+埋込層形成領域3」と称す。)を除いた残部にマスキング処理を行う。
続いて、N+埋込層形成領域3は露光され現像されて、N+埋込層形成領域3を形成する。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
上述のようにN+埋込層形成領域3を形成した後、所定のイオン、すなわちヒ素(As)の不純物イオンがフォトレジストが除去されたN+埋込層形成領域3に注入されて、図8a(c)に示すように、N+埋込層4が最終的に形成される。
続いて、N+埋込層4を生成するために使用したマスクされたフォトレジスト(PR)および酸化シリコン絶縁層2を除去した後、図8a(c)に示すように、シリコン基板をエピタキシャル成長させることによって、N型エピタキシャル成長層5を形成する。
N型エピタキシャル成長層5を形成した後、、図8a(d)および(e)に示すように、フィールド酸化膜(FOX)9を形成する。
具体的には、N型エピタキシャル成長層5を酸化することによって形成したシリコン酸化膜(SiO)6の上に、Siを堆積させて、Si堆積層7を形成した後、フォトレジスト(PR)を用いてシリコン酸化膜6およびSi堆積層7をコーティングして、フィールド酸化膜が形成される領域8(以下「フィールド酸化膜形成領域8」と称す。)をシリコン酸化膜6およびSi堆積層7の上に形成する。
続いて、フィールド酸化膜形成領域8を除いた残部にマスキング処理を行ってから、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフィールド酸化膜形成領域8上のフォトレジスト(PR)はエッチングにより除去され、N型エピタキシャル成長層5の一部はSi堆積層7およびシリコン酸化膜6と同様にしてエッチングされる。
上述のプロセスによりフィールド酸化膜形成領域8が形成された後、マスクされたフォトレジストは除去され、マスクされたフォトレジストが除去された表面において熱酸化処理を行って、図8a(e)に示すように、フィールド酸化膜9を形成する。
フィールド酸化膜9は、素子が形成されない3000〜5000Åの厚さを有する比較的厚い酸化膜であり、熱酸化処理によって形成した後、エッチング処理によってSi堆積層7がエッチングされ、シリコン酸化膜6がエッチングされる。そして、シリコン酸化膜6の表面は再び酸化される。
Si堆積層7が選択的に形成される領域は、Si堆積層7が外部の酸素を排除するようにして酸化されないことに留意する。
上述のようにフィールド酸化膜9が形成された後、所定の不純物が注入されて、図8a(f)に示すように、Nシンク領域10を形成する。
具体的には、フィールド酸化膜9はフォトレジスト(PR)を使って全体的にコーティングされる。続いて、Nシンク領域10が形成される領域を除いた残部に対してマスキング処理を行って、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
所定のイオン、すなわちリン(P)の不純物イオンが、高エネルギーイオン注入処理によってフォトレジスト(PR)が除去された部分を通じて注入される。注入されたリン不純物は拡散して、Nエピタキシャル層5を通過してN+埋込層4に達する拡散層を形成する。その結果、Nシンク領域10が形成される。
上述のようにNシンク領域10が形成されると、電気抵抗は減少して、S/N比が改善される。さらに、光電変換に寄与する領域は減少するものの、出力電流として使用されるキャリアが光によって励起される空乏層の電界が均一に改善されて、良好な周波数特性が得られる。
しかしながら、本発明の半導体装置は、Nシンク領域10無しでも実現可能であることに留意すべきである。
上述のようにNシンク領域10が形成された後、図8a(f)に示すように、Pアイソレーション層11が形成される。
具体的には、Nシンク領域10を形成するために使用したフォトレジストを除去した後、Pアイソレーション層11を形成するために、フォトレジスト(PR)を使って基板は全面的にコーティングされる。
上述のようにコーティング処理を行った後、Pアイソレーション層11が形成される領域を除く残部に対してマスキング処理が行なわれ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、所定のイオン、すなわちホウ素(B)の不純物イオンが、高エネルギーイオン注入処理によってフォトレジスト(PR)が除去された部分を通じて注入される。注入されたホウ素イオンは拡散して、フィールド酸化膜9からNエピタキシャル層5を通過して半導体基板1の所定の深さに達する拡散層を形成する。その結果、Pアイソレーション層11が形成される。
上述のようにPアイソレーション層11が形成された後、図8b(g)に示すように、P型ポリシリコン層12が形成される。
具体的には、Pアイソレーション層11を形成するために使用した残留フォトレジストを除去した後、エッチング処理によってSiOがエッチングされる。
続いて、ポリシリコン堆積処理が行なわれ、図8b(g)に示すように、P型ポリシリコン層12を形成した後、ホウ素(B)が全体のP型ポリシリコン層12にイオン注入される。
ホウ素(B)のイオン注入深さは、ホウ素がP型ポリシリコン層12に通過しないように設定される。そのため、P型ポリシリコン層12にイオン注入されたホウ素イオンの大部分は、P型ポリシリコン層12内に存在することになる。
上述のようにP型ポリシリコン層12が形成された後、図8b(h)に示すように、所定のP型ポリシリコンパターン13が形成される。
具体的には、ホウ素イオンが注入されたP型ポリシリコン層12の上にフォトレジスト(PR)のコーティング処理が再び行なわれ、P型ポリシリコン層12の上にP型ポリシリコンパターン13を形成する。
その後、P型ポリシリコンパターン13が形成される領域を除いた残部にマスキング処理が行なわれ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、フォトレジスト(PR)が残留した部分を除いたP型ポリシリコン層12はエッチングされ、残留したフォトレジストが除去されると、P型ポリシリコンパターン13がP型ポリシリコン層12の上に形成される。エッチングされたP型ポリシリコン層12の上には、層間誘電体(ILD:Inter Layer Dielectric)14が堆積される。
上述のように層間誘電体(ILD)14が堆積された後、図8b(i)に示すように、エミッタが後に生成されるところの開口15が形成される。
具体的には、前記層間誘電体層(ILD)14はフォトレジストを使ってコーティングした後、フォトレジストは、開口15を形成するためのマスクを使って露光および現像が行われる。開口15にはエミッタが後に形成される。
この時、マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去されて開口15が形成され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
エミッタが後に形成される開口15を形成した後、マスクされていない領域に堆積された層間誘電体層14はエッチング処理によってエッチングされる。P型ポリシリコン層12の上に形成されたP型ポリシリコンパターン13もまた、上述のエッチング処理によってエッチングされる。
続いて、マスクされていたフォトレジストを除去した後、ドライブイン(drive-in)処理が行なわれ、P型ポリシリコンパターン13からなるP+ポリシリコン領域16を形成する。
具体的には、ホウ素のイオン注入によってP型ポリシリコン層12の上に形成されたP型ポリシリコンパターン13は、多量のホウ素を含有しており、P型ポリシリコンパターン13に含まれているホウ素原子は、ドライブイン処理によってNエピタキシャルシリコン層5に拡散する。
上述のような拡散によって、P型ポリシリコン層12上に形成されたP型ポリシリコンパターン13と接触しているシリコンを含む部分は、高濃度のP+ポリシリコン領域16に変換される。その結果、P+ポリシリコン領域16が、P型ポリシリコンパターン13の周囲に形成される。
ドライブイン処理は、熱処理の一種であって、酸素無しの雰囲気、つまり、略100%の窒素雰囲気で行なわれる。そのため、シリコンの表面はドライブイン処理によって酸化されない。
上述のようにP+ポリシリコン領域16がP型ポリシリコンパターン13の周囲に形成された後、P+ポリシリコン領域16間にホウ素がイオン注入されて、P型ベース17を形成する。
P型ポリシリコン層12に形成されたP型ポリシリコンパターン13をN型エピタキシャルシリコン層5から絶縁するために、別の層間誘電体を層間誘電体層14上に少しだけ積み上げ、軽くエッチングを行ってサイドウォール18を形成してもよい。
サイドウォール18は、P型ポリシリコン層12に形成されたP型ポリシリコンパターン13とN型エピタキシャルシリコン層5との間の絶縁を維持する。そのため、サイドウォール18は、N型エピタキシャルシリコン層5とP+ポリシリコン領域16との間で最適な距離を高精度で維持するようにも機能する。
サイドウォール18は、層間誘電体層14間の開口部分を接続する別の層間誘電体層をさらに堆積した後、エッチバック(etch-back)処理によって形成してもよいことに留意すべきである。
上述のようにP+ポリシリコン領域16間にホウ素をイオン注入してP型ベース17を形成した後、図8c(k)に示すように、N型ポリシリコンを堆積してN型ポリシリコン層19を形成する。
N型ポリシリコン層19の形成については、図8c(k)を参照して、以下のように説明する。N型ポリシリコン層19は、ポリシリコンを2回堆積することによって形成される。
P型ポリシリコンは、ホウ素などのアクセプタがポリシリコンに注入された場合に形成される。一方、N型ポリシリコンは、リン(P)やヒ素(As)などのドナーがポリシリコンにイオン注入された場合に形成される。N型ポリシリコン層19は、N型ポリシリコンを用いて形成される。
ポリシリコンは、図8c(k)に示すように、半導体基板の上面に堆積して成長する。その後、ヒ素がポリシリコンにイオン注入されて、N型ポリシリコン層19が形成され、ドライブイン処理が行なわれてエミッタ層を形成する。
ドライブイン処理によって、N型ポリシリコン層19中の不純物がP型ベース領域17に拡散して、N+井戸(well)領域を形成する。
上述のようにN型ポリシリコン層19を形成した後、図8c(l)に示すように、エミッタ層が後に形成されるところのエミッタパターン20が形成される。
具体的には、N型ポリシリコン層19上にエミッタ層を形成するために、N型ポリシリコン層19はフォトレジスト(PR)を用いてコーティングされる。
その後、エミッタ層が形成される領域を除いた残部にマスキング処理が行われ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、フォトレジスト(PR)が残留した部分を除いたN型ポリシリコン層19をエッチングして、残留するフォトレジストを除去すると、エミッタパターン20がN型ポリシリコン層19の上に形成される。
上述のようにエミッタパターン20をN型ポリシリコン層19の上に形成した後、N型ポリシリコン層19はフォトレジスト(PR)を用いて再びコーティングされ、マスクを用いて露光および現像が行なわれ、メタル接点が形成される。
この時、マスクされていない領域にある層間誘電体14はエッチング処理によってエッチングされ、マスクされていたフォトレジストは除去される。続いて、半導体基板の上面にメタル(金属)が堆積され、図8c(m)に示すように、メタル層21を形成する。
上述のようにメタル層21を形成した後、図8c(n)に示すように、外部との電気的接続を形成するために所定形状を有するメタル接点22〜29が形成される。
具体的には、メタルの堆積によって形成されたメタル層21はフォトレジスト(PR)を使ってコーティングされた後、メタル接点を形成するためのマスクを用いて露光および現像が行なわれる。
この時、フォトレジスト(PR)がマスクされずに露光された領域にあるメタル層20は、エッチング処理によってエッチングされる。
図8c(m)に示すように、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20上のフォトレジスト(PR)は、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20と比べて少し内側に凹むように形成されており、メタルは、このようなフォトレジスト形状に基づいてエッチングされる。そのため、メタルのエッチング処理が完了した時点で、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20はメタル層から突出している。
その後、N型ポリシリコン層19の突出したエミッタパターン20がエッチングされると、N型ポリシリコン層19の突出したエミッタパターン20は除去され、そして残留するフォトレジスト(PR)が除去される。このようにして半導体装置の製造が完了する。
本発明に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置は、上述のように製造され、半導体基板の左側部分にあるフォトダイオードのアノード22およびカソード23を含むNPNトランジスタを有する。半導体基板の右側部分には、ベース電極24、エミッタ電極25およびコレクタ電極26を含むNPNトランジスタと、コレクタ電極27、エミッタ電極28およびベース電極29を含むPNPトランジスタとが形成されており、これらはフォトダイオードから出力され、光電変換による微弱な電流を増幅するための増幅ユニットとして機能する。
以上のように構成された本発明に係る半導体装置は、フォトダイオードと、高速バイポーラトランジスタプロセスを採用した演算増幅器(OP-AMP)とが、ウエハプロセスとしての高速バイポーラプロセスを基礎として、同一の半導体チップ上に組み込まれている。その結果、図8c(n)に示すように、半導体チップの右側に形成されるバイポーラトランジスタは、同一半導体チップ上にフォトダイオードが形成される領域から離隔した領域で形成される演算増幅器用バイポーラトランジスタと同じ構造を有する。そのため、別途の製造プロセスを必要としない。
さらに、本発明に係る半導体装置は、増幅用のバイポーラトランジスタがフォトダイオード形成領域においてフォトダイオードを取り囲むように格子形状に配置された構造を有し、このことはフォトダイオードから出力される微弱な電流を増幅するためのトランジスタがフォトダイオード領域に形成されることを意味する。さらに、フォトダイオードからの出力信号の超短の増幅を実施するためのバイポーラトランジスタもまた、フォトダイオード領域でフォトダイオードを取り囲むように格子形状に配置することも可能がある。
以下、図9および図10を参照して、本発明の第2の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置およびその製造方法を詳細に説明する。
図9は、本発明の第2の好ましい実施形態に従って、使用波長650nmのCDまたは使用波長780nmのDVDに好適な受光素子と、同一チップに一体形成された増幅素子とを有する半導体装置を示す断面図である。図10a〜図10dは、本発明の第2の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を製造する一連のプロセスを示す断面図である。
本発明の第2の好ましい実施形態に係る受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置およびその製造方法は、受光素子においてNシンク領域がP+ポリシリコン層の間に全ての形成される点を除いて、本発明の第1の好ましい実施形態に係る受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置およびその製造方法と略同一な構成を有する。
従って、本発明の第2の好ましい実施形態に係る半導体装置およびその製造方法は、第2実施形態の場合に受光素子においてNシンク領域がP+ポリシリコン層の間に全ての形成される点を除いて、本発明の第1の好ましい実施形態に係る半導体装置およびその製造方法と同一であるので、同じ参照符号は同じ部分を示し、その詳細な説明は省略している。
次に、図11および図12a〜図12eを参照して、本発明の第3の好ましい実施形態に従って受光素子および増幅素子が一体形成された半導体装置およびその製造方法を詳細に説明する。
図11は、本発明の第3の好ましい実施形態に従って、青色波長および650/780nmのCD/DVD用赤色波長に好適な受光素子と、同一チップに一体形成された増幅素子とを有する半導体装置を示す断面図である。図12a〜図12eは、本発明の第3の好ましい実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を製造する一連のプロセスを示す断面図である。
図12a(a)に示すように、所定の厚さに形成されたP型エピタキシャルシリコン層を有する半導体基板1は、所定条件を満足する酸素雰囲気で酸化され、P型エピタキシャルシリコン層の上に所定の厚さを有する酸化シリコン(SiO)絶縁層2を形成する。
続いて、所定のイオン、すなわちホウ素(B)の不純物イオンが酸化シリコン絶縁層2を通じてN+埋込層形成領域3に注入され、そしてドライブイン処理を行なって、図12a(b)に示すように、P+埋込層1’をエピタキシャル成長させる。
上述のようにP+埋込層1’を形成した後、酸化シリコン絶縁層2はエッチングされて除去され、図12a(c)に示すように、P+埋込層1’が拡散してP型エピタキシャル層1”を形成する。
上述のようにP型エピタキシャル層1”を形成した後、図12a(d)および図12a(e)に示すように、Pシンク領域10’を形成する。
具体的には、所定の厚さを持つ別の酸化シリコン絶縁層2をP型エピタキシャル層1”の上に形成した後、酸化シリコン絶縁層2はフォトレジスト(PR)を用いて全体的にコーティングされる。
続いて、Pシンク領域10’が形成される部分(以下「Pシンク領域形成部分」と称す。)を除いた残部にマスキング処理を行った後、Pシンク領域形成部分は露光され現像されて、Pシンク領域形成部分を形成する。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
上述のようにPシンク領域形成部分を形成した後、所定のイオン、すなわちホウ素(B)の不純物イオンがPシンク領域形成部分に注入されて、Pシンク領域10’が最終的に形成される。
上述のようにPシンク領域10’を形成した後、図12b(f)および図12b(g)に示すように、N+埋込層4が形成される。
具体的には、所定の厚さを持つ別の酸化シリコン絶縁層2をP型エピタキシャル層の上に形成した後、酸化シリコン絶縁層2はフォトレジスト(PR)を用いて全体的にコーティングされる。
続いて、N+埋込層4が形成されるべき領域3(以下「N+埋込層形成領域」と称す。)を除いた残部にマスキング処理を行った後、N+埋込層形成領域は露光され現像されて、N+埋込層形成領域3を形成する。
上述のようにN+埋込層形成領域3を形成した後、所定のイオン、すなわちヒ素(As)の不純物イオンがフォトレジストが除去されたN+埋込層形成領域3に注入されて、N+埋込層4が最終的に形成される。
続いて、N+埋込層4を生成するために使用したマスクされたフォトレジスト(PR)および酸化シリコン絶縁層2を除去した後、シリコン基板をエピタキシャル成長させることによって、N型エピタキシャルシリコン層5を形成する。
上述のようにN型エピタキシャルシリコン層5を形成した後、図12b(h)および図12b(i)に示すように、フィールド酸化膜(FOX)9を形成する。
具体的には、N型エピタキシャルシリコン層5を酸化することによって形成したシリコン酸化膜(SiO)6の上に、Siを堆積させて、Si堆積層7を形成した後、フォトレジスト(PR)を用いてシリコン酸化膜6およびSi堆積層7をコーティングして、フィールド酸化膜9が形成される領域8(以下「フィールド酸化膜形成領域8」と称す。)をシリコン酸化膜6およびSi堆積層7の上に形成する。
続いて、フィールド酸化膜形成領域8を除いた残部にマスキング処理を行ってから、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフィールド酸化膜形成領域8上のフォトレジスト(PR)はエッチングにより除去され、N型エピタキシャルシリコン層5の一部はSi堆積層7およびシリコン酸化膜6と同様にしてエッチングされる。
上述のプロセスによりフィールド酸化膜形成領域8が形成された後、マスクされたフォトレジストは除去され、マスクされたフォトレジストが除去された表面において熱酸化処理を行って、図12b(i)に示すように、フィールド酸化膜9を形成する。
フィールド酸化膜9は、素子が形成されない3000〜5000Åの厚さを有する比較的厚い酸化膜であり、熱酸化処理によって形成した後、エッチング処理によってSi堆積層7がエッチングされ、シリコン酸化膜6がエッチングされる。そして、シリコン酸化膜6の表面は再び酸化される。
Si堆積層7が選択的に形成される領域は、Si堆積層7が外部の酸素を排除するようにして酸化されないことに留意する。
上述のようにフィールド酸化膜9が形成された後、所定の不純物が注入されて、図12c(j)および図12c(k)に示すように、Nシンク領域10およびPアイソレーション層11を形成する。
具体的には、フィールド酸化膜9はフォトレジスト(PR)を使って全体的にコーティングされる。続いて、Nシンク領域10が形成される領域を除いた残部に対してマスキング処理を行って、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
所定のイオン、すなわちリン(P)の不純物イオンが、高エネルギーイオン注入処理によってフォトレジスト(PR)が除去された部分を通じて注入される。注入されたリン不純物は拡散して、Nエピタキシャルシリコン層5を通過してN+埋込層4に達する拡散層を形成する。その結果、Nシンク領域10が形成される。
上述のようにNシンク領域10が形成されると、電気抵抗は減少して、S/N比が改善される。さらに、光電変換に寄与する領域は減少するものの、出力電流として使用されるキャリアが光によって励起される空乏層の電界が均一に改善されて、良好な周波数特性が得られる。
しかしながら、本発明の半導体装置は、Nシンク領域10無しでも実現可能であることに留意すべきである。
続いて、Nシンク領域10を形成するために使用したフォトレジストを除去した後、Pアイソレーション層11を形成するために、フォトレジスト(PR)を使って基板は全面的にコーティングされる。
上述のようにコーティング処理を行った後、Pアイソレーション層11が形成される領域を除く残部に対してマスキング処理が行なわれ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、所定のイオン、すなわちホウ素(B)の不純物イオンが、高エネルギーイオン注入処理によってフォトレジスト(PR)が除去された部分を通じて注入される。注入されたホウ素不純物は拡散して、フィールド酸化膜9からNエピタキシャル層5を通過して半導体基板1の所定の深さに達する拡散層を形成する。その結果、Pアイソレーション層11が形成される。
上述のようにPアイソレーション層11が形成された後、図12c(k)に示すように、P型ポリシリコン層12が形成される。
具体的には、図12c(k)に示すように、Pアイソレーション層11を形成するために使用した残留フォトレジストを除去した後、エッチング処理によってSiOがエッチングされる。
続いて、ポリシリコン堆積処理が行なわれ、図12c(k)に示すように、P型ポリシリコン層12を形成した後、ホウ素(B)が全体のP型ポリシリコン層12にイオン注入される。
ホウ素(B)のイオン注入深さは、ホウ素がP型ポリシリコン層12に通過しないように設定される。そのため、P型ポリシリコン層12にイオン注入されたホウ素イオンの大部分は、P型ポリシリコン層12内に存在することになる。
上述のようにP型ポリシリコン層12が形成された後、図12c(l)に示すように、所定のP型ポリシリコンパターン13が形成される。
具体的には、ホウ素イオンが注入されたP型ポリシリコン層12の上にフォトレジスト(PR)のコーティング処理が再び行なわれ、P型ポリシリコン層12の上にP型ポリシリコンパターン13を形成する。
その後、P型ポリシリコンパターン13が形成される領域を除いた残部にマスキング処理が行なわれ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、フォトレジスト(PR)が残留した部分を除いたP型ポリシリコン層12はエッチングされ、残留したフォトレジストが除去されると、P型ポリシリコンパターン13がP型ポリシリコン層12の上に形成される。エッチングされたP型ポリシリコン層12の上には、層間誘電体(ILD:Inter Layer Dielectric)14が堆積される。
上述のように層間誘電体(ILD)14が堆積された後、図12d(m)に示すように、エミッタが後に生成されるところの開口15が形成される。
具体的には、前記層間誘電体層(ILD)14はフォトレジストを使ってコーティングした後、フォトレジストは、開口15を形成するためのマスクを使って露光および現像が行われる。開口15にはエミッタが後に形成される。
この時、マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去されて開口15が形成され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
上述のようにエミッタが後に形成される開口15を形成した後、マスクされていない領域に堆積された層間誘電体層14はエッチング処理によってエッチングされる。P型ポリシリコン層12の上に形成されたP型ポリシリコンパターン13もまた、上述のエッチング処理によってエッチングされる。
続いて、マスクされていたフォトレジストを除去した後、ドライブイン(drive-in)処理が行なわれ、P型ポリシリコンパターン13からなるP+ポリシリコン領域16を形成する。
具体的には、ホウ素のイオン注入によってP型ポリシリコン層12の上に形成されたP型ポリシリコンパターン13は、多量のホウ素を含有しており、P型ポリシリコンパターン13に含まれているホウ素原子は、ドライブイン処理によってNエピタキシャルシリコン層5に拡散する。
上述のような拡散によって、P型ポリシリコン層12上に形成されたP型ポリシリコンパターン13と接触しているシリコンを含む部分は、高濃度のP+ポリシリコン領域16に変換される。その結果、P+ポリシリコン領域16が、P型ポリシリコンパターン13の周囲に形成される。
ドライブイン処理は、熱処理の一種であって、酸素無しの雰囲気、つまり、略100%の窒素雰囲気で行なわれる。そのため、シリコンの表面はドライブイン処理によって酸化されない。
上述のようにP+ポリシリコン領域16がP型ポリシリコンパターン13の周囲に形成された後、図12d(n)に示すように、P+ポリシリコン領域16間にホウ素がイオン注入されて、P型ベース17を形成する。
P型ポリシリコン層12に形成されたP型ポリシリコンパターン13をN型エピタキシャルシリコン層5から絶縁するために、層間誘電体層(ILD)14間の開口部分を接続する別の層間誘電体をさらに堆積した後、エッチバック(etch-back)処理によってサイドウォール18を形成してもよい。
サイドウォール18は、P型ポリシリコン層12に形成されたP型ポリシリコンパターン13とN型エピタキシャルシリコン層5との間の絶縁を維持する。そのため、サイドウォール18は、N型エピタキシャルシリコン層5とP+ポリシリコン領域16との間で最適な距離を高精度で維持するようにも機能する。
上述のようにP+ポリシリコン領域16間にホウ素をイオン注入してP型ベース17を形成した後、図12d(o)に示すように、N型ポリシリコンを堆積してN型ポリシリコン層19を形成する。
N型ポリシリコン層19の形成については、図12d(o)を参照して、以下のように説明する。N型ポリシリコン層19は、ポリシリコンを2回堆積することによって形成される。
P型ポリシリコンは、ホウ素などのアクセプタがポリシリコンに注入された場合に形成される。一方、N型ポリシリコンは、リン(P)やヒ素(As)などのドナーがポリシリコンにイオン注入された場合に形成される。N型ポリシリコン層19は、N型ポリシリコンを用いて形成される。
ポリシリコンは、図12d(o)に示すように、半導体基板の上面に堆積して成長する。その後、ヒ素がポリシリコンにイオン注入されて、N型ポリシリコン層19が形成され、ドライブイン処理が行なわれてエミッタ層を形成する。
上述のようにN型ポリシリコン層19を形成した後、図12e(p)に示すように、エミッタ層が後に形成されるところのエミッタパターン20が形成される。
具体的には、N型ポリシリコン層19上にエミッタ層を形成するために、N型ポリシリコン層19はフォトレジスト(PR)を用いてコーティングされる。
その後、エミッタ層が形成される領域を除いた残部にマスキング処理が行われ、露光および現像を行う。
マスクされずに露光されたフォトレジスト(PR)は現像時に除去され、マスクされたフォトレジスト(PR)は残留する。
続いて、フォトレジスト(PR)が残留した部分を除いたN型ポリシリコン層19をエッチングして、残留するフォトレジストを除去すると、エミッタパターン20がN型ポリシリコン層19の上に形成される。
上述のようにエミッタパターン20をN型ポリシリコン層19の上に形成した後、N型ポリシリコン層19はフォトレジスト(PR)を用いて再びコーティングされ、マスクを用いて露光および現像が行なわれ、メタル接点が形成される。
この時、マスクされていない領域にある層間誘電体14はエッチング処理によってエッチングされ、マスクされていたフォトレジストは除去される。続いて、半導体基板の上面にメタルが堆積され、図12e(q)に示すように、メタル層21を形成する。
上述のようにメタル層21を形成した後、図12e(r)に示すように、外部との電気的接続を形成するために所定形状を有するメタル接点22〜29が形成される。
具体的には、メタルの堆積によって形成されたメタル層21はフォトレジスト(PR)を使ってコーティングされた後、メタル接点を形成するためのマスクを用いて露光および現像が行なわれる。
この時、フォトレジスト(PR)がマスクされずに露光された領域にあるメタル層20は、エッチング処理によってエッチングされる。
図12e(q)に示すように、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20上のフォトレジスト(PR)は、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20と比べて少し内側に凹むように形成されており、メタルは、このようなフォトレジスト形状に基づいてエッチングされる。そのため、メタルのエッチング処理が完了した時点で、N型ポリシリコン層19のエミッタパターン20はメタル層から突出している。
その後、N型ポリシリコン層19の突出したエミッタパターン20がエッチングされると、N型ポリシリコン層19の突出したエミッタパターン20は除去され、そして残留するフォトレジスト(PR)が除去される。このようにして半導体装置の製造が完了する。
上述から明らかなように、本発明は、光ディスクから反射される光を受光して電気信号に変換する受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅する増幅素子とを備え、配線によるノイズ発生前に信号を増幅するように受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を提供するものであり、これによりS/N比を改善でき、高速の光ディスク再生を実現できる。
本発明の好ましい実施形態は説明目的で開示したが、当業者は、添付した特許請求の範囲に記載された本発明の範囲および思想を逸脱しないように様々な修正、追加および置換が可能であることが理解されよう。
従来の垂直タイプのフォトダイオード用半導体装置を示す断面図である。 垂直タイプのフォトダイオード用半導体装置が組み立てられたパッケージを示す平面図である。 本発明に従って、Nシンク領域を有する受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す平面図である。 本発明に従って、Nシンク領域を有する受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す平面図である。 本発明に従って、Nシンク領域の無い受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す平面図である。 本発明に従って、Nシンク領域の無い受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に従って、受光素子および増幅素子が同一チップに一体形成された半導体装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1:半導体基板 1’:P+埋込層
1”:P型エピタキシャル層 2:酸化シリコン絶縁層
3:N+埋込層形成領域 4:N+埋込層
5:Nエピタキシャル層 6:シリコン酸化膜
7:Si堆積層 8:フィールド酸化膜形成領域
9:フィールド酸化膜(FOX) 10:Nシンク領域
10’:Pシンク領域 11:Pアイソレーション層
12:P型ポリシリコン層 13:P型ポリシリコンパターン
14:層間誘電体層(ILD) 15:エミッタ生成開口
16:P+ポリシリコン領域 17:P型ベース
18:サイドウォール(Side wall) 19:N型ポリシリコン層
20:エミッタパターン 21:メタル層
22〜29:メタル接点


Claims (24)

  1. 光記録媒体から反射される所定波長を持つ光信号を受信して、電気信号に変換するための複数の受光素子と、
    受光素子から出力される電気信号を増幅して外部に伝達するための増幅素子とを備え、
    受光素子は、格子形状に配列されており、
    増幅素子は、受光素子間に介在し、所定間隔で格子形状に配置されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 各受光素子は、キャリア生成領域での電界を最適化するためのNシンク領域を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 受光素子は、青色波長405nmで動作するフォトダイオードであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 受光素子は、CD/DVD用の赤色波長650/780nmで動作するフォトダイオードであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 受光素子は、青色波長405nmで動作するフォトダイオードと、CD/DVD用の赤色波長650/780nmで動作するフォトダイオードとのモノリシック構造で形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 増幅素子は、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 半導体基板と、
    半導体基板の所定部分でのマスキング処理により形成された領域に、不純物を注入して形成されたN+埋込層と、
    半導体基板との間でN+埋込層が介在するように、エピタキシャル成長によって半導体基板の上面に形成されたN型エピタキシャル成長層と、
    N型エピタキシャル成長層を酸化させ、Si層を堆積させ、所定部分でのマスキング処理により形成された領域をエッチングして、熱酸化処理を行うことによつて形成されたフィールド酸化膜と、
    フィールド酸化膜をフォトレジストを使って再びコーティングし、コーティング部分でのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をフィールド酸化膜から半導体基板まで拡散させることによって形成されたP型アイソレーション層と、
    所定のP型ポリシリコンパターンを形成するために、N型エピタキシャル成長層上にポリシリコンを堆積させることによって形成されたP型ポリシリコン層と、
    P型ポリシリコンパターンが形成された後、P型ポリシリコン層の上面に堆積された層間誘電体層と、
    P型ポリシリコンパターンからN型エピタキシャル成長層への不純物拡散によって形成されたP+ポリシリコン領域と、
    P+ポリシリコン領域の間に所定の不純物イオンを注入することによって形成されたP型ベースと、
    所定形状のエミッタパターンを形成するために、マスキング処理された層間誘電体層の上面に堆積されたN型ポリシリコン層と、
    外部との電気的接続を行うメタル接点を形成するために、層間誘電体層で被覆されていない領域に堆積されたメタル層とを備え、
    所定の青色波長で動作することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. フォトレジストを使ってフィールド酸化膜をコーティングし、フォトレジストでのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をN型エピタキシャル成長層を通じてN+埋込層まで拡散させることによって形成されたNシンク領域をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. P型ポリシリコン層に形成されたP型ポリシリコンパターンをN型エピタキシャルシリコン層から絶縁するために、層間誘電体層の間にある開口部分を連結する別の層間誘電体を追加して堆積し、エッチバック処理を行うことによって形成されたサイドウォールをさらに備えることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  10. ホウ素不純物がP型ポリシリコン層全体にイオン注入され、ホウ素のイオン注入深さはホウ素がP型ポリシリコン層を通過しないように設定され、P型ポリシリコン層にイオン注入されたホウ素がP型ポリシリコン層に存在していることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  11. Nシンク領域の全てが、受光素子を構成するP+ポリシリコン層の間に形成され、所定の赤色波長で動作することを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  12. 4個の増幅素子が、1個の受光素子に近接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  13. 2個の増幅素子が、1個の受光素子に近接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  14. P型半導体基板と、
    P型半導体基板に所定の不純物イオンを注入し、ドライブイン処理を行うことによって形成されたP+埋込層と、
    P+埋込層に注入された不純物を拡散することによって形成されたP型エピタキシャル層と、
    P型エピタキシャル層をフォトレジストを使ってコーティングし、フォトレジストでのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をP型エピタキシャル層の中に所定深さまで拡散することによって形成されたPシンク領域と、
    半導体基板の所定部分でのマスキング処理により形成された領域に不純物を注入することによって形成されたN+埋込層と、
    半導体基板との間でN+埋込層が介在するように、エピタキシャル成長によって半導体基板の上面に形成されたN型エピタキシャル成長層と、
    N型エピタキシャル成長層を酸化させ、Si層を堆積させ、所定部分でのマスキング処理により形成された領域をエッチングして、熱酸化処理を行うことによつて形成されたフィールド酸化膜と、
    フィールド酸化膜をフォトレジストを使って再びコーティングし、コーティング部分でのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をフィールド酸化膜から半導体基板まで拡散させることによって形成されたP型アイソレーション層と、
    所定のP型ポリシリコンパターンを形成するために、N型エピタキシャル成長層上にポリシリコンを堆積させることによって形成されたP型ポリシリコン層と、
    P型ポリシリコンパターンが形成された後、P型ポリシリコン層の上面に堆積された層間誘電体層と、
    P型ポリシリコンパターンからN型エピタキシャル成長層への不純物拡散によって形成されたP+ポリシリコン領域と、
    P+ポリシリコン領域の間に所定の不純物イオンを注入することによって形成されたP型ベースと、
    所定形状のエミッタパターンを形成するために、マスキング処理された層間誘電体層の上面に堆積されたN型ポリシリコン層と、
    外部との電気的接続を行うメタル接点を形成するために、層間誘電体層で被覆されていない領域に堆積されたメタル層とを備え、
    所定の青色波長および所定のCD/DVD用赤色波長で動作することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  15. フォトレジストを使ってフィールド酸化膜をコーティングし、フォトレジストでのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をN型エピタキシャル成長層を通じてN+埋込層まで拡散させることによって形成されたNシンク領域をさらに備えることを特徴とする請求項14記載の半導体装置。
  16. 半導体基板上に酸化シリコン絶縁層を形成する工程と、
    酸化シリコン絶縁層が形成された半導体基板のエッチングされた所定部分にN+埋込層を形成する工程と、
    半導体基板をエピタキシャル成長させて、半導体基板の上面にN型エピタキシャル層を形成する工程と、
    N型エピタキシャル層の所定領域をエッチングした後、熱酸化処理を行ってフィールド酸化膜を形成する工程と、
    フィールド酸化膜から半導体基板まで拡散するように所定の不純物を注入して、P型アイソレーション層を形成する工程と、
    フィールド酸化膜上にポリシリコンを堆積して、P型ポリシリコン層を形成する工程と、
    P型ポリシリコン層の所定領域をエッチングして所定のP型ポリシリコンパターンを形成し、P型ポリシリコン層のエッチングされた領域に層間誘電体を堆積して、層間誘電体層を形成する工程と、
    層間誘電体層の所定領域をマスキングして、エミッタ端子を形成するための開口を形成した後、不純物がP型ポリシリコンパターンからNエピタキシャル層へ拡散するようにドライブイン処理を行って、P型ポリシリコンパターンからなるP+ポリシリコン領域を形成する工程と、
    P+ポリシリコン領域の間に所定の不純物イオンを注入して、P型ベースを形成する工程と、
    マスキングされた層間誘電体層の上面にポリシリコンを堆積して、所定形状のエミッタパターンが形成されるようにN型ポリシリコン層を形成する工程と、
    層間誘電体層で被覆されていないP型ポリシリコンパターン上にメタル層を形成して、外部との電気的接続を行うメタル接点を形成する工程とを備え、
    所定の青色波長で動作する半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. フィールド酸化膜からN型エピタキシャル成長層を通過してN+埋込層まで拡散するように所定の不純物を注入して、Nシンク領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 層間誘電体層を形成する工程は、P型ポリシリコン層に形成されたP型ポリシリコンパターンをN型エピタキシャルシリコン層から絶縁するためのサイドウォールを形成する工程を含むことを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  19. フィールド酸化膜を形成する工程は、
    N型エピタキシャル成長層を酸化して、酸化シリコン膜を形成する工程と、
    酸化シリコン膜にSiを堆積させてSi堆積層を形成する工程と、
    フォトレジストを使って、Si堆積層をコーティングする工程と、
    フィールド酸化膜形成領域を除いた残部をマスキングする工程と、
    フィールド酸化膜形成領域上にあるフォトレジストが除去されるように、マスキングされていない領域を露光し現像して、フィールド酸化膜形成領域を形成する工程と、
    前記露光現像工程で除去されなかった残留フォトレジストをエッチングして、Nエピタキシャル層の一部、酸化シリコン膜およびSi堆積層をエッチングする工程とを含むことを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  20. Nシンク領域を形成する工程は、
    フォトレジストを使ってフィールド酸化膜をコーティングする工程と、
    Nシンク領域が形成される部分を除いた残部をマスキングする工程と、
    Nシンク領域が形成される部分の上にあるフォトレジストが除去されるように、マスキングされていない領域を露光し現像して、Nシンク領域が形成される部分を形成する工程と、
    Nシンク領域が形成される部分に所定の不純物を注入する工程とを含むことを特徴とする請求項17記載の半導体装置の製造方法。
  21. メタル層を形成する工程は、エミッタパターンがメタル層から突出するように、N型ポリシリコン層のエミッタパターンをエッチングして、メタル層およびエミッタパターンを同じサイズに形成する工程を含むことを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  22. Nシンク領域を形成する工程は、受光素子におけるP+ポリシリコン層の間に全てのNシンク領域を形成する工程を含み、
    半導体装置は、所定の赤色波長で動作することを特徴とする請求項17記載の半導体装置の製造方法。
  23. P型半導体基板上に酸化シリコン絶縁層を形成する工程と、
    P型半導体基板に所定の不純物イオンを注入して、ドライブイン処理を行ってP+埋込層を形成する工程と、
    P+埋込層に注入された不純物を拡散して、P型エピタキシャル層を形成する工程と、
    フォトレジストを使ってP型エピタキシャル層をコーティングし、フォトレジストでのマスキング処理により形成された領域に所定の不純物を注入し、不純物をP型エピタキシャル層に所定の深さまで拡散して、Pシンク領域を形成する工程と、
    酸化シリコン絶縁層が形成された半導体基板のエッチングされた所定部分にN+埋込層を形成する工程と、
    半導体基板をエピタキシャル成長させて、半導体基板の上面にN型エピタキシャル層を形成する工程と、
    N型エピタキシャル層の所定領域をエッチングした後、熱酸化処理を行ってフィールド酸化膜を形成する工程と、
    フィールド酸化膜から半導体基板まで拡散するように所定の不純物を注入して、P型アイソレーション層を形成する工程と、
    フィールド酸化膜上にポリシリコンを堆積して、P型ポリシリコン層を形成する工程と、
    P型ポリシリコン層の所定領域をエッチングして所定のP型ポリシリコンパターンを形成し、P型ポリシリコン層のエッチングされた領域に層間誘電体を堆積して、層間誘電体層を形成する工程と、
    層間誘電体層の所定領域をマスキングして、エミッタ端子を形成するための開口を形成した後、不純物がP型ポリシリコンパターンからNエピタキシャル層へ拡散するようにドライブイン処理を行って、P型ポリシリコンパターンからなるP+ポリシリコン領域を形成する工程と、
    P+ポリシリコン領域の間に所定の不純物イオンを注入して、P型ベースを形成する工程と、
    マスキングされた層間誘電体層の上面にポリシリコンを堆積して、所定形状のエミッタパターンが形成されるようにN型ポリシリコン層を形成する工程と、
    層間誘電体層で被覆されていないP型ポリシリコンパターン上にメタル層を形成して、外部との電気的接続を行うメタル接点を形成する工程とを備え、
    所定の青色波長および所定のCD/DVD用赤色波長で動作する半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. フィールド酸化膜からN型エピタキシャル成長層を通過してN+埋込層まで拡散するように所定の不純物を注入して、Nシンク領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項23記載の半導体装置の製造方法。

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