JP2000252507A - 光ピックアップ用半導体受光素子 - Google Patents

光ピックアップ用半導体受光素子

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JP2000252507A
JP2000252507A JP11050701A JP5070199A JP2000252507A JP 2000252507 A JP2000252507 A JP 2000252507A JP 11050701 A JP11050701 A JP 11050701A JP 5070199 A JP5070199 A JP 5070199A JP 2000252507 A JP2000252507 A JP 2000252507A
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JP
Japan
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layer
photodiode
light receiving
type
semiconductor
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JP11050701A
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English (en)
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Masaaki Sawara
正哲 佐原
Takashi Suzuki
高志 鈴木
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップ用半導体受光素子を高感度に
し、かつ高速信号処理を可能にする。 【解決手段】 P-型シリコン半導体基板51中にN+
埋込層52a,52bおよび52cが形成され、P-
シリコン半導体基板51の上にシリコンよりなるP-
エピタキシャル層53が形成される。N+型埋込層52
a,52bおよび52cの上のP-型エピタキシャル層
53には、N型ウェル拡散層54a,54cおよびN型
拡散層54bが形成される。N型拡散層54bで囲まれ
たP-型エピタキシャル層53中には、P+型拡散層59
cおよび59dが形成される。P+型拡散層59dはP+
型拡散層59cより深く形成される。P+型拡散層59
d、P -型エピタキシャル層53およびN+型埋込層52
bから第1フォトダイオードが構成され、P+型拡散層
59c、P-型エピタキシャル層53およびN+型埋込層
52bから第2フォトダイオードが構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD−RAM等
の大容量光記録のピックアップ装置に設けられ、赤や青
の光源に対し高感度、高速で光信号を電気信号に変換す
る光ピックアップ用半導体受光素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの信号検出用受光素子は、一
般的に4分割または6分割で構成され、再生信号の検
出、フォーカスエラー信号の検出、およびトラッキング
エラー信号の検出を同時に行っている。フォーカスエラ
ー信号の検出およびトラッキングエラー信号の検出はサ
ーボ制御用に用いられる。
【0003】図12に4分割受光素子のフォトダイオー
ドの配置図、図13にこの受光素子の回路構成を示す。
受光素子はフォトダイオードA、B、CおよびDから構
成されている。
【0004】フォトダイオードA、B、CおよびDの出
力LGa、LGb、LGcおよびLGdは差動入力型電
流電圧変換増幅回路110により電流電圧変換され電圧
信号となる。再生信号検出は、電流電圧変換された電圧
信号を電圧加算アンプ111で加算して行われる。一
方、フォーカスエラー信号検出は、例えば非点収差法を
用いて、対角線上に向かい合うフォトダイオードの信号
を加算し、その2つの出力差を演算することにより行わ
れる。また、トラッキングエラー信号検出は、例えばプ
ッシュプル法を用いて、隣り合ったフォトダイオードの
信号差を演算することにより行われる。
【0005】光ディスクの高密度化や高速回転にともな
って、再生信号検出は高域周波数に対応することが必要
になる。DVDが大容量になると、数10MHzから数
100MHzの応答周波数が必要になる。一方で、フォ
ーカシングエラー信号検出およびトラッキングエラー信
号検出のサーボ制御用の信号検出は、非点収差法やプッ
シュプル法を用いた場合、数10kHz程度の低い応答
周波数になる。
【0006】周波数の異なる信号を効率よく検出するた
めに、再生信号検出とサーボ制御用の検出とを分ける方
法が考えられ、例えば、特開平10−303404号公
報または特開平8−18093号公報に開示されてい
る。これらの公報には、フォトダイオードの信号成分の
中で、再生信号に高速成分を、サーボ制御用にはその他
の成分を使って検出効率を上げる方法が提案されてい
る。
【0007】また、光ディスクの高密度化や高転送レー
ト化にともなって、再生信号光量がますます小さくなっ
てきている。特に、DVD−RAMにおいては光ディス
クの反射率が非常に小さい。
【0008】小さな再生信号光量に対応するため、受光
素子にアバランシェ増倍型のフォトダイオード(以下、
APDと記す)を使って高感度化する方法が考案され、
例えば特開平9−265652号公報に記載されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
303404号公報または特開平8−18093号公報
に開示された構造では、光記録が高密度になり光源が短
波長、例えば青色にかわると、光の吸収がより表面側に
分布し、特にサーボ制御用の信号が感度不足となる。つ
まり、縦方向の構造で光吸収の信号成分を分離する方法
は困難になる。
【0010】APDは、高電界から増幅効果が得られる
が、降伏電圧付近の高い増倍率の場合、増倍率の受光面
内均一性が悪くなり、増倍率の温度安定性も低下する。
そのため、複数の出力を演算処理するサーボ制御用の信
号には、高い増倍率で使用することができない。しか
し、再生信号検出は、高い増倍率と高速信号検出を必要
とする。APDがサーボ制御系と再生信号を別々に検出
しても、APDが、同じ増倍率の場合、低増倍率に制限
されることになる。
【0011】高速応答を必要としないサーボ制御系にお
いては、増幅回路の帰還ゲインRfを大きくすることが
できるが、再生信号検出は高い応答周波数を必要とする
ので、増幅回路の帰還ゲインRfを大きくできない。そ
のため、受光素子をAPDとし且つ高い増倍率まで利用
できることが望ましい。
【0012】しかし、特開平9−265652号公報に
は、このような、APDの問題点を解決するような手法
は述べられていない。
【0013】以上のように、再生信号光量不足を補う高
感度化と、記録情報の増加に対応した高速信号処理は、
互いに相反する方向であるため、従来の回路技術では解
決困難である。
【0014】本発明は、このような技術的課題に鑑みて
なされたものであり、光ピックアップ用半導体受光素子
を高感度にし、かつ高速信号処理を可能にすることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、受光量に応じ
た電流を出力する受光領域が半導体基板に設けられた光
ピックアップ用半導体受光素子において、この受光領域
には、その中央部に受光面が位置するアバランシェ増倍
型の第1フォトダイオードと、この第1フォトダイオー
ドを取り囲むと共に、その受光面が前記第1フォトダイ
オードの中心に対して点対称に位置する複数の第2フォ
トダイオードとが形成されていることを特徴とする。
【0016】このような構成にすることによって、光デ
ィスクからの再生信号の検出を、電子雪崩による増倍効
果のため高感度なアバランシェ増倍型の第1フォトダイ
オードで行うことができ、かつ、第1フォトダイオード
の受光面の面積を小さくでき、しかも、サーボ制御のた
めのフォーカシングエラー検出とトラッキングエラー検
出を第2フォトダイオードで行うことができるようにな
る。
【0017】本発明に係る光ピックアップ用半導体受光
素子は、第1フォトダイオードおよび第2フォトダイオ
ードがアバランシェ増倍型であり、第1フォトダイオー
ドのアバランシェ増倍率が、第2フォトダイオードのア
バランシェ増倍率と同じ、もしくはより大きくなるよう
にしてもよい。
【0018】このような構成にすることによって、第2
フォトダイオードの感度を向上できる。
【0019】本発明に係る光ピックアップ用半導体受光
素子は、第1フォトダイオードと第2フォトダイオード
のカソードを共通のN型半導体層により形成して、これ
らのアノードに同一電圧を印加することにより、第1フ
ォトダイオードのアバランシェ増倍領域における電界強
度が第2フォトダイオードのアバランシェ増倍領域にお
ける電界強度よりも大きくなるようにしてもよい。
【0020】このような構成にすることにより、第1フ
ォトダイオードおよび第2フォトダイオードの両方をア
バランシェ増倍させつつ、第1フォトダイオードの増倍
率を大きくすることができる。
【0021】また、半導体基板を、第1導電型の不純物
を高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第
2導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とを有する構
成にして、第1フォトダイオードの半導体層の表層に形
成されたアノードまたはカソードを構成する第2導電型
の高濃度不純物層が、第2フォトダイオードの半導体層
の表層に形成されたアノードまたはカソードを構成する
第2導電型の高濃度不純物層より深くなるような構成に
してもよい。
【0022】このような構成にすることにより、第1フ
ォトダイオードのアバランシェ増倍領域における電界強
度を大きく、第2フォトダイオードのアバランシェ増倍
領域における電界強度を小さくすることができる。
【0023】また、半導体基板を、第1導電型の不純物
を高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第
2導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とで構成さ
せ、第1フォトダイオードの半導体層の表層に形成され
たアノードまたはカソードを構成する第2導電型の高濃
度不純物層の下部に、これと接するように、第2導電型
の不純物を低濃度に含む半導体層より高濃度であって、
かつ第2導電型の高濃度不純物層より低濃度の第2導電
型の不純物を含む層を形成させるような構成にしてもよ
い。
【0024】このような構成にすることにより、第1フ
ォトダイオードのアバランシェ増倍領域における電界強
度を大きく、第2フォトダイオードのアバランシェ増倍
領域における電界強度を小さくすることができる。
【0025】また、半導体基板を、第1導電型の不純物
を高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第
2導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とで構成さ
せ、第1フォトダイオードの半導体層の表層に形成され
たアノードまたはカソードを構成する第2導電型の高濃
度不純物層の下部に、これと離隔して、第2導電型の不
純物を低濃度に含む半導体層より高濃度であって、かつ
第2導電型の高濃度不純物層より低濃度の第2導電型の
不純物を含む層を形成させるような構成にしてもよい。
【0026】このような構成にすることにより、第1フ
ォトダイオードのアバランシェ増倍領域における電界強
度を大きく、第2フォトダイオードのアバランシェ増倍
領域における電界強度を小さくすることができる。
【0027】また、本発明に係る光ピックアップ用半導
体受光素子は、少なくとも第1フォトダイオードのアバ
ランシェ増倍率の温度変動を補償する補償回路を、半導
体基板に設けてもよい。
【0028】このように温度変動を補償する補償回路を
第1フォトダイオードと同一の基板に設けた構成にする
ことにより、少なくとも第1フォトダイオードと、温度
変動を補償する補償回路が常に同じ温度になり、検出が
高精度に行われる。
【0029】また、本発明に係る光ピックアップ用半導
体受光素子は、少なくとも第1フォトダイオードをアバ
ランシェ増倍型のフォトダイオードとして作動させるた
めの高電圧バイアスを制御する制御回路を、半導体基板
に設けてもよい。
【0030】このように高電圧バイアスを制御する制御
回路を第1フォトダイオードと同一の基板に設けた構成
にすることにより、APDに高電界を発生させるために
昇圧させた電圧を任意のAPD増倍率の電圧に制御する
ことができるようになる。
【0031】さらに、バイアス回路を利用してAPDか
らアンプまでに帰還をかけて閉ループを構成すれば、A
PDの増倍率を自動変調でき、温度補償なしで広い温度
範囲で安定な出力動作が可能となり、広いダイナミック
レンジで信号を検出できるようになる。
【0032】また、本発明に係る光ピックアップ用半導
体受光素子は、少なくとも第1フォトダイオードの出力
電流を電流電圧変換して出力する増幅回路を、半導体基
板に設けてもよい。
【0033】このように出力電流を電流電圧変換して出
力する増幅回路を第1フォトダイオードと同一の基板に
設けた構成にすることにより、受光素子が外部からの雑
音を拾うことがなくなり、低雑音、低容量の特性を有す
るようになる。
【0034】また、本発明に係る光ピックアップ用半導
体受光素子は受光領域の外側の半導体基板に、第1フォ
トダイオードの中心に対して点対称に位置してサーボ制
御のための信号を出力する一対の第3フォトダイオード
を更に設けてもよい。
【0035】このような構成にすることにより、第3フ
ォトダイオードでトラッキングエラー検出を行い、第2
フォトダイオードでフォーカシングエラー検出を行い、
例えば、DVD−RAMのサーボ制御ができるようにな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明の第1実施形態に係る光ピ
ックアップ用半導体受光素子の受光領域の構造図であ
る。
【0038】図1に示す受光素子は、受光領域の中央部
に受光面が円形とされたアバランシェ増倍型のフォトダ
イオードEを有し、これを取り囲むと共にフォトダイオ
ードEの中心に対して点対称に、受光面がそれぞれ同一
の扇形とされたフォトダイオードA、B、CおよびDが
位置する。この受光素子は、N型の不純物を高濃度に含
んでカソードとして機能するN+型シリコン基板1と、
この上にエピタキシャル結晶成長されたP型の不純物を
低濃度に含むP-型シリコン層2と、このP-型シリコン
層2にN+型シリコン基板1に達する深さまで形成され
て受光領域を囲む周辺領域を形成する、N型の不純物を
含むN型シリコン層3と、P-型シリコン層2の表層に
形成され、アノードを構成するP型の不純物を高濃度に
含むP+型シリコン層4および8と、を有する。なお、
+型シリコン層4にはそれぞれアノード電極5a、5
b、5cおよび5dが接続されて各電極パッド6a、6
b、6cおよび6dまで配線7a、7b、7cおよび7
dが導かれている。また、P+型シリコン層8にはアノ
ード電極5eが接続されて電極パッド6eまで配線7e
が導かれている。また、N型シリコン層3にはカソード
電極5fが接続され電極パッド6fまで配線7fが導か
れている。
【0039】光ピックアップでは、赤色或いは青色のレ
ーザのスポット光が光ディスクに照射され、記録情報が
光ディスクからの反射光として受光素子に入射される。
このスポット光は中央のフォトダイオードEを中心とし
て周辺のフォトダイオードA、B、C、Dに広がるよう
に入射されるが、受光素子内では反射されてきた光が吸
収されて電子・正孔対が発生し光電流が生じる。この光
電流が信号電流として読み取られる。
【0040】図1においては、中央のフォトダイオード
Eが再生信号を読み取り、周囲のフォトダイオードA、
B、CおよびDの4つが、サーボ制御用のフォーカシン
グエラー検出信号、およびトラッキングエラー検出信号
を読み取る。
【0041】図1に示す受光領域は、例えば以下の図2
ないし図4に示す第1ないし第3態様の断面構造のもの
とすることができる。
【0042】図2は、本発明の光ピックアップ用半導体
受光素子の受光領域の第1態様に係る断面構造図であ
る。
【0043】図2の受光領域は、カソードとなるN+
シリコン基板1と、N+型シリコン基板1の周辺部の上
に形成されて受光領域の範囲を制限するN型シリコン層
3と、N型シリコン層3に形成されたカソード電極5f
接続用のN+型シリコン層9と、N型シリコン層3で囲
まれて受光領域を形成するP-型シリコン層2と、P-
シリコン層2の表層に形成されて受光層として作用する
+型シリコン層4および11と、N型シリコン層3、
+型シリコン層9、P-型シリコン層2、P+型シリコ
ン層4および11の上に形成されたシリコン酸化膜10
と、シリコン酸化膜10に形成されたスルーホールを介
してP+型シリコン層4に接続されたアノード電極5b
および5dと、シリコン酸化膜10に形成されたスルー
ホールを介してP+型シリコン層11に接続されたアノ
ード電極5eと、シリコン酸化膜10に形成されたスル
ーホールを介してN+型シリコン層9に接続されたカソ
ード電極5fと、を有して構成されている。
【0044】P+型シリコン層4は1μm程度の厚さを
有するが、受光領域の中央に形成されたP+型シリコン
層11の厚さは、P+型シリコン層4より1μmから数
μm程度厚い。
【0045】このような構造にすることにより、受光領
域の中心付近に、N+型シリコン基板1、P-型シリコン
層2、およびP+型シリコン層11から第1フォトダイ
オードが構成され、この第1フォトダイオードを取り囲
むように、N+型シリコン基板1、P-型シリコン層2、
およびP+型シリコン層4から第2フォトダイオードが
構成される。また、これらのフォトダイオードは共通の
カソード電極5fを有する。
【0046】図3は、本発明の光ピックアップ用半導体
受光素子の受光領域の第2態様に係る断面構造図であ
る。
【0047】図3の受光領域は、カソードとなるN+
シリコン基板1と、N+型シリコン基板1の周辺部の上
に形成されて受光領域の範囲を制限するN型シリコン層
3と、N型シリコン層3に形成されたカソード電極5f
接続用のN+型シリコン層9と、N型シリコン層3で囲
まれて受光領域を形成するP-型シリコン層2と、P-
シリコン層2の表層に形成されて受光層として作用する
+型シリコン層4および12と、P+型シリコン層12
の下部に、これと接するように形成されたP型シリコン
層13aと、N型シリコン層3、N+型シリコン層9、
-型シリコン層2、P+型シリコン層4および12の上
に形成されたシリコン酸化膜10と、シリコン酸化膜1
0に形成されたスルーホールを介してP+型シリコン層
4に接続されたアノード電極5bおよび5dと、シリコ
ン酸化膜10に形成されたスルーホールを介してP+
シリコン層12に接続されたアノード電極5eと、シリ
コン酸化膜10に形成されたスルーホールを介してN+
型シリコン層9に接続されたカソード電極5fと、を有
して構成されている。
【0048】P+型シリコン層12の下部に、これと接
するように形成されたP型シリコン層13aの不純物濃
度は、P+型シリコン層12の不純物濃度より、通常2
桁以上低い。
【0049】このような構造にすることにより、受光領
域の中心付近に、N+型シリコン基板1、P-型シリコン
層2、P型シリコン層13a、およびP+型シリコン層
12から第1フォトダイオードが構成され、この第1フ
ォトダイオードを取り囲むように、N+型シリコン基板
1、P-型シリコン層2、およびP+型シリコン層4から
第2フォトダイオードが構成される。また、これらのフ
ォトダイオードは共通のカソード電極5fを有する。
【0050】図4は、本発明の光ピックアップ用半導体
受光素子の受光領域の第3態様に係る断面構造図であ
る。
【0051】図4の受光領域は、カソードとなるN+
シリコン基板1と、N+型シリコン基板1の周辺部の上
に形成されて受光領域の範囲を制限するN型シリコン層
3と、N型シリコン層3に形成されたカソード電極5f
接続用のN+型シリコン層9と、N型シリコン層3で囲
まれて受光領域を形成するP-型シリコン層2と、P-
シリコン層2の表層に形成されて受光層として作用する
+型シリコン層4および12と、P+型シリコン層12
の下部に、これと離隔して形成されたP型シリコン層1
3bと、N型シリコン層3、N+型シリコン層9、P-
シリコン層2、P+型シリコン層4および12の上に形
成されたシリコン酸化膜10と、シリコン酸化膜10に
形成されたスルーホールを介してP+型シリコン層4に
接続されたアノード電極5bおよび5dと、シリコン酸
化膜10に形成されたスルーホールを介してP+型シリ
コン層12に接続されたアノード電極5eと、シリコン
酸化膜10に形成されたスルーホールを介してN+型シ
リコン層9に接続されたカソード電極5fと、を有して
構成されている。
【0052】P+型シリコン層12の下部に、これと離
隔して形成されたP型シリコン層13bの不純物濃度
は、P-型シリコン層2の不純物濃度より、1桁から2
桁程度高い。
【0053】このような構造にすることにより、受光領
域の中心付近に、N+型シリコン基板1、P-型シリコン
層2、P型シリコン拡散層13b、およびP+型シリコ
ン層12から第1フォトダイオードが構成され、この第
1フォトダイオードを取り囲むように、N+型シリコン
層1、P-型シリコン層2、およびP+型シリコン層4か
ら第2フォトダイオードが構成される。また、これらの
フォトダイオードは共通のカソード電極5fを有する。
【0054】図2、図3および図4に示された受光素子
を構成するフォトダイオードの間では、高電圧がカソー
ドに印加されて発生する空乏層によって互いに絶縁され
る。分割の幅は、数μm程度に小さくすることができ
る。また、受光素子の大きさについては、用途や周辺装
置によって変わるため制限されないが、一般的光ディス
クの用途として例を挙げるとすると、中心部の直径は数
μmから数10μm、周辺まで含んだ受光領域は、直径
で数10μmから数100μmである。また、受光領域
の形状は、円形が望ましいが、角形にすることも可能で
ある。基板の厚さは、ほぼチップ厚に相当し、数100
μm程度になる。
【0055】図2、図3および図4に示された受光素子
には、共通のカソードを介して同一電圧を印加すると、
中央の第1フォトダイオードでは空乏層に生じる電界強
度が高くなり、周辺の第2フォトダイオードでは空乏層
に生じる電界強度が弱くなる。中央の第1フォトダイオ
ードの電界を強くするとアバランシェ増倍が起こるた
め、再生信号を検出する第1フォトダイオードが高感度
になる。第1フォトダイオードおよび第2フォトダイオ
ードの両方がアバランシェ増倍型の場合、例えば、中央
の第1フォトダイオードのアバランシェ増倍率を50〜
100以上に、周辺の第2フォトダイオードのアバラン
シェ増倍率を10前後に設定すれば、中央の第1フォト
ダイオードのみが特に高感度になり、再生信号検出に対
して高いS/N比を得ることができる。
【0056】フォーカシングエラー検出信号およびトラ
ッキングエラー検出信号は、前述のように、信号の加
算、減算処理により行われるため、受光領域間で感度差
があると誤差を伴うが、本発明に係る受光素子は、図
2、図3、もしくは図4に示した構造を有することがで
きるため、周辺の第2フォトダイオードの電界強度は中
央の第1フォトダイオードに比べ低く抑えられ、受光領
域間での感度差が低減し、サーボ信号の検出が高精度で
行われるようになる。
【0057】次に、本発明の第2実施形態に係る回路内
蔵光ピックアップ用半導体受光素子を説明する。図5に
この受光素子の斜視断面図、図6に、この受光素子の回
路構成図、図7にこの受光素子の断面構造図を示す。
【0058】図5に示す受光素子は、P-型シリコン基
板81と、このP-型シリコン基板81に形成されたN+
型埋込層82と、P-型シリコン半導体基板81の上に
形成されたシリコンからなるP-型エピタキシャル層8
3と、このP-型エピタキシャル層83にN+型埋込層8
2に達する深さまで形成されて受光領域を囲む周辺領域
を形成するN型シリコン層84と、P-型エピタキシャ
ル層の表層に形成され、アノードを構成するP型の不純
物を高濃度に含むP+型シリコン層85および86と、
を有する。P+型シリコン層86はP+型シリコン層85
よりも深く形成されている。なお、受光領域の外側のシ
リコン基板には、高電圧バイアス制御回路87、高速電
流電圧変換増幅回路88および差動入力型電流電圧変換
増幅回路89が形成されている。
【0059】図5の受光素子の回路構成の一例を示す
と、図6のようになる。
【0060】第1フォトダイオードEの高利得光電流出
力HGeは高速電流電圧変換増幅回路88に導かれ、電
流電圧変換されて電圧出力VEとなる。また、第2フォ
トダイオードA、B、C、Dの低利得光電流出力LG
a、LGb、LGc、LGdは差動入力型電流電圧変換
増幅回路89に導かれ、電流電圧変換されて電圧出力V
A、VB、VC、VDになる。
【0061】ここで、応答周波数が高くなるように、高
速電流電圧変換増幅回路88の帰還ゲインRfを、例え
ば10kΩ以下に設定する。一方、差動入力型電流電圧
変換増幅回路89は、応答周波数が低くてよいため増幅
回路の帰還ゲインRfを大きくでき、例えば数10kΩ
〜100kΩ以上にして出力を大きくすることができ
る。したがって、サーボ制御系のAPDの増幅率が小さ
くても出力は十分とれる。
【0062】図5に示す受光素子には、第1フォトダイ
オードEおよび第2フォトダイオードA、B、C、Dを
アバランシェ増倍型のフォトダイオードとして作動させ
るための高電圧バイアス制御回路87が設けられてい
る。
【0063】APDは、本来高電界を発生させるため高
電圧を必要とするが、信号電流は小さいため、電源は、
DV−DVコンバータ等で例えば5Vの低電圧からAP
Dに必要な100Vの高電圧を発生させて使用すること
ができる。しかし、昇圧された電圧が任意のAPD増倍
率の電圧に制御されるためには、レギュレーション回路
が必要となる。このレギュレーション回路を、集積され
たバイポーラトランジスタおよびMOSトランジスタか
らなる回路で構成する。レギュレーション回路でフィー
ドバックされながら、APDへ制御された電圧が供給さ
れる。これにより本発明の受光素子は、5V程度の低電
圧電源でアンプ出力を得ることができる。
【0064】図5に示す受光素子には、高速電流電圧変
換増幅回路88と差動入力型電流電圧変換増幅回路89
が形成されている。第1フォトダイオードEの光電流出
力は、例えば、NPNトランジスタのみで構成される高
速電流電圧変換増幅回路88により電流電圧変換増幅さ
れ、電圧信号として出力することができる。第2フォト
ダイオードA、B、C、Dの光電流出力は基準電圧VS
を伴う差動入力型電流電圧変換増幅回路89により電流
電圧変換増幅される。DVD等の光ピックアップでは、
出力のダイナミックレンジをとるため、ゲインの大きさ
を増幅回路の帰還ゲイン切り替えにて行う。これは、集
積されたCMOSスイッチで構成する。
【0065】本発明の受光素子の場合、このゲイン切り
替え方法においては、APDの増倍率のフィードバック
をかけることにより、出力を一定に保つこともできる。
この回路も、集積したバイポーラトランジスタおよびC
MOSトランジスタ回路で構成することができる。これ
によって、再生信号光量の変化に対して、自動的にAP
Dの増倍率を変えることができるようになる。したがっ
て、検出器のダイナミックレンジを実質的に広くするこ
とも可能になる。
【0066】図5に示す受光素子には、少なくとも第1
フォトダイオードEのアバランシェ増倍率の温度変動を
補償する補償回路を設けてもよい。
【0067】APDは、温度に対してブレークダウン電
圧が変動するため増倍率が変動するが、そのブレークダ
ウン電圧の変動を補うようにAPDのカソードにかかる
高電圧を変化させることで、APDの増倍率をほぼ一定
にすることができる。例えば、集積APDでは、ある増
倍率の電圧が数10mV/℃で温度変動する。よって同
じ温度係数でAPDのカソード電圧を変化させる。その
ためにバイポーラトランジスタ回路で構成する基準電圧
の温度係数を利用する。APDの温度係数と同じになる
ように、基準電圧を変えてカソード高電圧を決定する。
すなわちAPDのカソード電圧は、温度上昇とともにA
PDのバイアス温度係数で増加させて、広い温度範囲で
一定の増倍率を実現する。APDと、バイポーラトラン
ジスタおよびCMOS回路が同一基板上に存在するた
め、APDと基準電圧回路は常に同じ温度となる。
【0068】また、以上のように、第1フォトダイオー
ドEおよび第2フォトダイオードA、B、C、Dと同じ
基板に、高電圧バイアス制御回路、高速電流電圧変換増
幅回路、差動入力型電流電圧変換増幅回路、増倍率温度
変動補償回路などの回路を設けることにより、ワイヤボ
ンディング等の寄生容量や外乱ノイズが発生しないた
め、受光素子の信頼性を向上させることができる。
【0069】次に、図7ないし図11を参照して、第2
実施形態に対応する光ピックアップ用半導体受光素子と
その製造法の具体的な実施例を説明する。
【0070】まず、図7により構成を説明する。
【0071】図7に示す受光素子においては、P-型シ
リコン基板51中にN+型埋込層52a、52bおよび
52cが形成され、P-型シリコン基板51の上にシリ
コンよりなるP-型エピタキシャル層53が形成されて
いる。N+型埋込層52a、52bおよび52cそれぞ
れの上のP-型エピタキシャル層53には、低濃度のN
型ウェル拡散層54a、54cおよびN型拡散層54b
が、N+型埋込層52a、52cおよび52bそれぞれ
に達する深さまで形成されている。このうち、N型拡散
層54bは、N+型埋込層52bの周辺部の上に形成さ
れており、N+型埋込層52bの中心部の上には形成さ
れていない。N型拡散層54bで囲まれたP-型エピタ
キシャル層53中には、高濃度のP+型拡散層59cお
よび59dが形成されている。P+型拡散層59dはP+
型拡散層59cより深く形成されている。
【0072】このようにして、P+型拡散層59d、P-
型エピタキシャル層53およびN+型埋込層52bから
第1フォトダイオードが構成されている。また、P+
拡散層59c、P-型エピタキシャル層53およびN+
埋込層52bから第2フォトダイオードが構成されてい
る。このフォトダイオードに逆バイアス電圧が印加され
ると、P-型エピタキシャル層53およびN+型埋込層5
2bのPN接合付近に空乏層が生じ、ここに光が入射す
ると電子・正孔対が発生しアバランシェ増倍される。
【0073】さらに、N型ウェル拡散層54aには、N
+型拡散層58aをコレクタとし、P型ベース拡散層5
7をベースとし、N+型拡散層58bをエミッタとする
NPNバイポーラトランジスタが形成されている。N型
ウェル拡散層54cには、P +型拡散層59eおよび5
9fそれぞれをソースおよびドレインとし、ゲート電極
56aをゲートとするP−MOSトランジスタが形成さ
れている。P-型エピタキシャル層53には、N+型拡散
層58dおよび58eそれぞれをソースおよびドレイン
とし、ゲート電極56bをゲートとするN−MOSトラ
ンジスタが形成されている。P−MOSトランジスタと
N−MOSトランジスタからはCMOSトランジスタ回
路が形成されている。
【0074】このNPNバイポーラトランジスタとCM
OSトランジスタ回路により、APDのアバランシェ増
倍率の温度変動を補償する補償回路を構成することによ
り、温度変化に対しても安定な検出を行うことができ
る。
【0075】また、このNPNバイポーラトランジスタ
とCMOSトランジスタ回路により、APDの高電圧バ
イアスを制御する制御回路を構成することにより、昇圧
された電圧を任意の増倍率の電圧に制御することができ
る。
【0076】また、このNPNバイポーラトランジスタ
とCMOSトランジスタ回路により、APDの出力電流
を電流電圧変換して出力する増幅回路を構成することに
より、再生信号光量の変化に柔軟に対応することができ
る。
【0077】なお、このNPNバイポーラトランジスタ
とCMOSトランジスタ回路がAPDと同一基板上に形
成されるため、ワイヤボンディングなどの寄生容量や外
乱ノイズを伴わない高信頼性のフロントエンド構成を1
チップに納めることができる。
【0078】電流電圧変換された増幅回路出力の応答周
波数fcに関しては、次の近似式が成り立つ。
【0079】fc=GB/2πCtRf 式の中で、GBは、増幅回路のゲインバンド幅積、Ct
は、フォトダイオード容量、増幅回路の入力容量および
寄生容量の和になり、Rfは、アンプの帰還ゲインであ
る。
【0080】再生信号検出用の高速電流電圧変換増幅回
路88からの出力は高い応答周波数fcが得られ、サー
ボ系の検出用の差動入力型電流電圧変換増幅回路89か
らの出力は低い応答周波数fcになる。
【0081】再生信号検出用の高速電流電圧変換増幅回
路88からの出力は、APDの増倍率が大きく受光面積
が小さいので、上式のRfおよびCtを小さくすること
ができ、また、高速電流電圧変換増幅回路88は独立で
あり演算を必要としないため、NPNのみで構成するこ
とができ、増幅回路のゲインバンド幅積が高くなる。そ
のために、高い応答周波数を得ることができる。
【0082】一方、サーボ系の検出用の差動入力型電流
電圧変換増幅回路89からの出力は、APDの増倍率が
小さいが、帰還ゲインRfを大きくして出力を高くする
ことができる。また、差動入力型電流電圧変換増幅回路
89の構成には、PNPトランジスタが必要になるが、
簡易プロセスでは横型PNPトランジスタを利用するこ
とになり、トランジスタの遮断周波数が低く大きな電流
が流せないため容量が大きくなり、増幅回路のゲインバ
ンド幅積が低下する。しかし、サーボ制御系に必要な応
答周波数は数10kHz以下であるため、ラテラルPN
Pトランジスタを使った差動入力型電流電圧変換増幅回
路でも対応できる。
【0083】続いて、本発明に係る光ピックアップ用半
導体受光素子の製造工程を説明する。図8ないし図11
は、図7に示す半導体受光素子の製造工程図である。最
初に、面方位(1,0,0)のP-型シリコン基板51
を用意する(図8(a))。不純物濃度は、1×1015
〜1.5×1015cm-3の範囲であり、好適には1.2
×1015cm-3であり、比抵抗は10Ωcmである。
【0084】次に、このP-型シリコン基板51の上に
形成されたマスク71ないし74によって選択的に所定
領域に不純物拡散またはイオン注入でN+型埋込層52
a、52bおよび52cを同時に形成する(図8
(b))。不純物のピーク濃度は、5×1018〜5×1
20cm-3の範囲であり、好適には5×1019cm-3
上である。マスク71ないし74は、N+型埋込層52
a、52bおよび52cが形成された後、除去される。
なお、以降の工程の説明においては、マスクの形成およ
び除去に関する記述を省略する。
【0085】次に、P-型シリコン基板51の上にP-
エピタキシャル層53を成長させる(図8(c))。こ
のP-型エピタキシャル層53の厚みは、数μm程度で
ある。不純物濃度は、2×1015〜7×1015cm-3
範囲である。
【0086】次に、P-型エピタキシャル層53中の所
定領域に低濃度のN型ウェル拡散層54a、54cおよ
びN型拡散層54bそれぞれを同時に形成する(図8
(d))。イオン注入量は、2×1012〜1×1013
-2である。これらのうち、N型ウェル拡散層54aお
よび54cそれぞれは、N+型埋込層52aおよび52
cそれぞれの上に形成される。一方、N型拡散層54b
は、N+型埋込層52bの上であってN+型埋込層52b
の周囲に沿って形成され、N+型埋込層52bの中央に
は形成されない。また、これらN型ウェル拡散層54
a、54cおよびN型拡散層54bそれぞれは、高温ド
ライブ拡散によって、その拡散深さがN+型埋込層52
a、52cおよび52bそれぞれに達する。
【0087】図8(b)で形成されたN+型埋込層52
a、52bおよび52cは、この拡散工程で不純物がP
-型エピタキシャル層53に拡散して、図8(d)のよ
うにその厚さが増加する。これ以後の製造工程はこの厚
さが殆ど増加しない。このN +型埋込層52a、52b
および52cそれぞれの厚さは、4〜15μmである。
【0088】次に、LOCOS酸化によってフィールド
酸化膜55を形成する(図9(a))。このフィールド
酸化膜55は、N型ウェル拡散層54a、54cおよび
N型拡散層54bそれぞれが形成された領域の周囲、お
よび、後にN−MOSが形成される領域の周囲で厚く形
成される。
【0089】次に、ポリシリコンからなるゲート電極5
6aおよび56bを形成する(図9(b))。ゲート電
極56aは、N型ウェル拡散層54cの上に形成され、
P−MOSトランジスタのゲート電極となる。ゲート電
極56bは、P-型エピタキシャル層53の上に形成さ
れ、N−MOSトランジスタのゲート電極となる。
【0090】次に、N型ウェル拡散層54aの一部に、
バイポーラトランジスタのベースとなるP型ベース拡散
層57を形成する(図9(c))。
【0091】次に、N+型拡散層58a、58b、58
c、58dおよび58eを形成する(図10(a))。
+型拡散層58aおよび58bそれぞれは、N型ウェ
ル拡散層54aおよびP型ベース拡散層57それぞれに
形成され、バイポーラトランジスタのコレクタとエミッ
タとなる。N+型拡散層58cは、N型拡散層54bに
形成され、APDのカソードとなる。N+型拡散層58
dおよび58eそれぞれは、ゲート電極56bを挟んで
共にP-型エピタキシャル層53に形成され、N−MO
Sトランジスタのソースとドレインとなる。
【0092】次に、P+型拡散層59a、59b、59
c、59d、59eおよび59fを形成する(図10
(b))。不純物濃度は、P-型エピタキシャル層53
より高濃度とする。P+型拡散層59aは、バイポーラ
トランジスタのベースであるP型ベース拡散層57に形
成され、ベース電極との接続部となる。P+型拡散層5
9bは、P-型エピタキシャル層53に形成され、基板
取り出し電極との接合部となる。P+型拡散層59cお
よび59dは、N型拡散層54bで囲まれたP-型エピ
タキシャル層53に形成され、APDのアノードとな
る。P+型拡散層59eおよび59fそれぞれは、ゲー
ト電極56aを挟んで共にN型ウェル拡散層54cに形
成され、P−MOSトランジスタのソースとドレインと
なる。
【0093】次に、シリコン酸化膜60を全面に形成
し、コンタクトホールを形成し、アルミ配線を形成する
(図11(a))。アルミ電極61a、61bおよび6
1cそれぞれは、N+型拡散層58a、P+型拡散層59
aおよびN+型拡散層58bに接続され、バイポーラト
ランジスタのコレクタ電極、ベース電極およびエミッタ
電極となる。アルミ電極61dは、P+型拡散層59b
に接続され、基板取り出し電極となる。アルミ電極61
eおよび61gは、P+型拡散層59cに接続され、ア
ルミ電極61fはP+型拡散層59dに接続され、AP
Dのアノード電極となる。アルミ電極61hはN+型拡
散層58cに接続され、APDのカソード電極となる。
アルミ電極61iおよび61jそれぞれは、P+型拡散
層59eおよび59fに接続され、P−MOSトランジ
スタのソース電極およびドレイン電極となる。アルミ電
極61kおよび61lそれぞれは、N+型拡散層58d
および58eに接続され、N−MOSトランジスタのソ
ース電極およびドレイン電極となる。次に、層間絶縁膜
62を形成する(図11(b))。
【0094】この製造工程の特徴は、APD製造プロセ
スと、CMOS製造プロセスやバイポーラトランジスタ
製造プロセスとが共通である点である。すなわち、NP
Nバイポーラトランジスタが、N+型拡散層58aをコ
レクタとし、P型ベース拡散層57をベースとし、N+
型拡散層58bをエミッタとして構成される。また、P
−MOSトランジスタが、N型ウェル拡散層54c中に
形成されたP+型拡散層59eおよび59fをソースお
よびドレインとし、ゲート電極56aをゲートとして構
成され、N−MOSトランジスタが、P-型エピタキシ
ャル層53中に形成されたN+型拡散層58dおよび5
8eをソースおよびドレインとし、ゲート電極56bを
ゲートとして構成され、結局、CMOSトランジスタが
形成される。このバイポーラトランジスタおよびCMO
Sの製造プロセスは、APDの製造プロセスと共通にす
ることができる。これによって、MOSトランジスタや
バイポーラトランジスタで任意の信号処理回路を構成す
ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
中央部にアバランシェ増倍型のフォトダイオードを形成
し、これを取り囲みこのフォトダイオードの中心に対し
て点対称に複数のフォトダイオードを形成する構造のた
め、光ピックアップ用半導体受光素子の感度が向上し、
高速信号処理も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の斜視断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の第1態様を示す断面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態の第2態様を示す断面図
である。
【図4】本発明の第1実施形態の第3態様を示す断面図
である。
【図5】本発明の第2実施形態の斜視断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の回路構成図である。
【図7】本発明の第2実施形態の断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の製造工程を示す第1の
図である。
【図9】本発明の第2実施形態の製造工程を示す第2の
図である。
【図10】本発明の第2実施形態の製造工程を示す第3
の図である。
【図11】本発明の第2実施形態の製造工程を示す第4
の図である。
【図12】従来の4分割受光素子の配置図である。
【図13】従来の4分割受光素子の回路構成図である。
【符号の説明】
1…N+型シリコン基板、2…P-型シリコン層、3…N
型シリコン層、4,8,11,12…P+型シリコン
層、5a〜5e…アノード電極、6a〜6f…電極パッ
ド、7a〜7f…配線、5f…カソード電極、9…N+
型シリコン層、10…シリコン酸化膜、13a,13b
…P型シリコン層、51,81…P-型シリコン基板、
52a〜52c,82…N+型埋込層、53,83…P-
型エピタキシャル層、54a,54c…N型ウェル拡散
層、54b…N型拡散層、55…フィールド酸化膜、5
6a,56b…ゲート電極、57…P型ベース拡散層、
58a〜58e…N+型拡散層、59a〜59f…P+
拡散層、60…シリコン酸化膜、61a〜61l…アル
ミ電極、62…層間絶縁膜、84…N型シリコン層、8
5,86…P+型シリコン層、87…高電圧バイアス制
御回路、88…高速電流電圧変換増幅回路、89,11
0…差動入力型電流電圧変換増幅回路、111…電圧加
算アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA01 AA10 AB10 BA02 BA06 CA03 CA18 CA19 EA14 FC06 FC09 FC18 5F049 MA08 MB03 NA01 NA03 NA17 NB08 PA09 PA10 PA20 QA03 QA15 RA06 RA10 SE05 SS03 UA05 UA06 UA11 UA20 WA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光量に応じた電流を出力する受光領域
    が半導体基板に設けられた光ピックアップ用半導体受光
    素子において、 前記受光領域には、その中央部に受光面が位置するアバ
    ランシェ増倍型の第1フォトダイオードと、この第1フ
    ォトダイオードを取り囲むと共に、その受光面が前記第
    1フォトダイオードの中心に対して点対称に位置する複
    数の第2フォトダイオードとが形成されていることを特
    徴とする光ピックアップ用半導体受光素子。
  2. 【請求項2】 前記第2フォトダイオードがアバランシ
    ェ増倍型であり、前記第1フォトダイオードのアバラン
    シェ増倍率が、前記第2フォトダイオードのアバランシ
    ェ増倍率と同じ、もしくはより大きいことを特徴とする
    請求項1記載の光ピックアップ用半導体受光素子。
  3. 【請求項3】 前記第1フォトダイオードと前記第2フ
    ォトダイオードのカソードが共通のN型半導体層により
    形成され、これらのアノードに同一電圧を印加すること
    により、前記第1フォトダイオードのアバランシェ増倍
    領域における電界強度が前記第2フォトダイオードのア
    バランシェ増倍領域における電界強度よりも大きくなる
    構造を有することを特徴とする請求項2記載の光ピック
    アップ用半導体受光素子。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は第1導電型の不純物を
    高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第2
    導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とを有して構成
    されており、前記第1フォトダイオードの前記半導体層
    の表層に形成されたアノードまたはカソードを構成する
    第2導電型の高濃度不純物層が、前記第2フォトダイオ
    ードの前記半導体層の表層に形成されたアノードまたは
    カソードを構成する第2導電型の高濃度不純物層より深
    く形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか記載の光ピックアップ用半導体受光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板は第1導電型の不純物を
    高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第2
    導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とを有して構成
    されており、前記第1フォトダイオードの前記半導体層
    の表層に形成されたアノードまたはカソードを構成する
    第2導電型の高濃度不純物層の下部に、これと接するよ
    うに、前記第2導電型の不純物を低濃度に含む半導体層
    より高濃度であって、かつ前記第2導電型の高濃度不純
    物層より低濃度の第2導電型の不純物を含む層を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の光ピックアップ用半導体受光素子。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板は第1導電型の不純物を
    高濃度に含む基板と、この基板上に結晶成長された第2
    導電型の不純物を低濃度に含む半導体層とを有して構成
    されており、前記第1フォトダイオードの前記半導体層
    の表層に形成されたアノードまたはカソードを構成する
    第2導電型の高濃度不純物層の下部に、これと離隔し
    て、前記第2導電型の不純物を低濃度に含む半導体層よ
    り高濃度であって、かつ前記第2導電型の高濃度不純物
    層より低濃度の第2導電型の不純物を含む層を有するこ
    とを特徴とすることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか記載の光ピックアップ用半導体受光素子。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記第1フォトダイオードの
    アバランシェ増倍率の温度変動を補償する補償回路が、
    前記半導体基板に設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6のいずれか記載の光ピックアップ用
    半導体受光素子。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記第1フォトダイオードを
    アバランシェ増倍型のフォトダイオードとして作動させ
    るための高電圧バイアスを制御する制御回路が、前記半
    導体基板に設けられていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項7のいずれか記載の光ピックアップ用半導体
    受光素子。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記第1フォトダイオードの
    出力電流を電流電圧変換して出力する増幅回路が、前記
    半導体基板に設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項8のいずれか記載の光ピックアップ用半導
    体受光素子。
  10. 【請求項10】 前記受光領域の外側の前記半導体基板
    に、前記第1フォトダイオードの中心に対して点対称に
    位置してサーボ制御のための信号を出力する一対の第3
    フォトダイオードが更に形成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項9いずれか記載の光ピックアッ
    プ用半導体受光素子。
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