JP2001060713A - 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001060713A
JP2001060713A JP11235760A JP23576099A JP2001060713A JP 2001060713 A JP2001060713 A JP 2001060713A JP 11235760 A JP11235760 A JP 11235760A JP 23576099 A JP23576099 A JP 23576099A JP 2001060713 A JP2001060713 A JP 2001060713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
light receiving
receiving element
region
semiconductor portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11235760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4131059B2 (ja
Inventor
Chihiro Arai
千広 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23576099A priority Critical patent/JP4131059B2/ja
Priority to TW089116124A priority patent/TW461119B/zh
Priority to EP00117540A priority patent/EP1079436A2/en
Priority to SG200004526A priority patent/SG87155A1/en
Priority to US09/641,544 priority patent/US6376871B1/en
Priority to KR1020000048498A priority patent/KR20010021371A/ko
Publication of JP2001060713A publication Critical patent/JP2001060713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131059B2 publication Critical patent/JP4131059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/08Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors
    • H01L31/10Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors characterised by potential barriers, e.g. phototransistors
    • H01L31/101Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation
    • H01L31/102Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier
    • H01L31/103Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier the potential barrier being of the PN homojunction type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/1443Devices controlled by radiation with at least one potential jump or surface barrier

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光素子の周波数特性と感度の向上を図る。 【解決手段】 半導体基板1に、第1導電型の第1半導
体部9と、第2導電型の第2半導体部4とによる接合部
を有する受光素子が形成される。そして、その第1半導
体部9の一部に、この第1半導体部9を横切る分割領域
40が形成され、この分割領域40によって、接合部が
複数部分に分割されてこれら分割された各接合部を有す
る複数の受光素子領域が形成されるものであり、受光素
子の動作時において各接合部に印加される逆バイアス電
圧以下の逆バイアス電圧の印加によって分割された各接
合部からの空乏層が、第2半導体部4において、各受光
素子領域間の分割領域40下に回り込んで相互に接触す
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子を有する
半導体装置、光学ピックアップ装置および受光素子を有
する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光信号を電気信号に変換することのでき
る受光素子としてのフォトダイオードは、各種の光−電
気変換器における制御用光センサー、例えば光学記録媒
体に対する光学的記録あるいは再生、またはその双方が
なされるようにしたいわゆる光学ピックアップ装置にお
ける記録情報信号(以下RF信号という)、トラッキン
グ誤差信号、フォーカシング誤差信号等を取り出すセン
サーなどに広く用いられている。
【0003】この受光素子は、他の回路素子、例えばバ
イポーラトランジスタ、抵抗、キャパシタ等の各種回路
素子とともに同一の半導体基板上に混載されて、いわゆ
るフォトIC(光集積回路)として構成される。このよ
うなフォトICは、一般に、上述した他の回路素子とし
ての、バイポーラトランジスタの製造方法に従って形成
される。
【0004】高速、かつ高感度の受光素子を有するフォ
トICにおいて、高抵抗エピタキシャル半導体層を有す
る構成とするものが提案されている。
【0005】図6は、従来の、この種の、受光素子であ
るフォトダイオードPDと、バイポーラトランジスタT
Rとが混載されて成るフォトICの概略断面図を示す。
この例においては、npn型トランジスタTRとアノー
ドコモン型フォトダイオードPDが同一の半導体基板1
上に形成されたフォトICとして用いられるバイポーラ
ICを構成したものである。
【0006】このバイポーラICにおいては、p型Si
半導体基体2の一主面に、高不純物濃度のp型の埋込み
層3が全面的に形成され、この埋込み層3に、フォトダ
イオードPDのアノード領域4を構成する低不純物濃度
のp型の第1半導体層31がエピタキシャル成長され
る。そして、この第1半導体層31の、トランジスタT
Rの形成部には、高不純物濃度のコレクタ埋込み領域5
が形成され、各回路素子間や、後述するフォトダイオー
ドPDの分割部等に高不純物濃度の埋込み分離領域6が
選択的に形成される。また、この埋込み分離領域6の形
成と同時に、フォトダイオードPDに対するアノード電
極7のコンタクト部下にp型の高不純物濃度埋込み領域
8が形成される。
【0007】第1半導体層31上には、更に、フォトダ
イオードPDのカソード領域9や、トランジスタTRの
コレクタ領域10を形成する低不純物濃度のn型の第2
半導体層32がエピタキシャル成長される。
【0008】このようにして、半導体基体2上に第1お
よび第2半導体層31および32がエピタキシャル成長
されて成るSi半導体基板1の表面、すなわち第2半導
体層31に、互いに電気的に分離する半導体回路素子、
もしくは領域間に、局部的熱酸化いわゆる LOCOS(Loca
l Oxidation of Silicon)によってSiO2 による分離
絶縁層11が形成される。
【0009】また、第2半導体層32の、回路素子間の
絶縁分離部分における分離絶縁層11とその下の埋込み
分離領域6との間に、p型の高不純物濃度の分離領域1
2が形成され、高不純物濃度埋込み領域8上に、高不純
物濃度のp型のアノード電極取出し領域13が形成さ
れ、この上に高不純物濃度のアノードコンタクト領域1
4が形成され、アノード領域4の分割部に形成された埋
込み領域6上に、この領域6と接してp型の高不純物濃
度の分割領域30が形成される。
【0010】そして、コレクタ領域10には、n型の高
不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15と、p型ベー
ス領域16とが形成される。ベース領域16上には、n
型のエミッタ領域17が形成される。
【0011】また、フォトダイオードPDの各アノード
領域4上に、高不純物濃度のカソード領域18が形成さ
れ、これにカソード電極19が、オーミックにコンタク
トされる。
【0012】半導体基板1の表面には、SiO2 等の絶
縁層21が被着形成され、これにそれぞれ電極コンタク
ト窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッ
タ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および
20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2
等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形
成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上
に保護膜24が形成される。
【0013】そして、絶縁層21および22が、反射防
止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダ
イオードPDに、検出光が照射される。
【0014】上述のICにおけるフォトダイオードPD
は、例えば光学記録媒体に対する光学的記録、再生、あ
るいはその双方を行うことのできる光学ピックアップ装
置におけるRF信号、トラッキング誤差信号や、フォー
カス誤差信号を取り出すためのセンサーを構成すること
ができる。
【0015】図5(a)は、例えば光学ピックアップ装
置におけるRF信号、トラッキング誤差信号や、フォー
カス誤差信号を取り出すセンサーとしてのフォトダイオ
ードPDの平面パターン図を示す。この例では、光学記
録媒体、例えば光ディスクからの、中央の光スポットS
0 と、両側のサイドスポットSPS1およびSPS2
の、3つのスポットを、例えば“田”の字状に4分割さ
れたフォトダイオードPD0 と、両側のフォトダイオー
ドPDS1およびPDS2とに照射するようにして、フォー
カス誤差信号は、例えばA,B,CおよびDに4分割さ
れたフォトダイオードPDの各部で光電変換された出力
をそれぞれA〜Dとするとき、(A+C)−(B+D)
という演算をすることによって得られ、トラッキング誤
差信号は、他の2つのフォトダイオードPDS1およびP
S2の出力をEおよびFとするとき、(E−F)によっ
て得られ、信号読み出し出力、すなわちRF信号は、
(A+B+C+D)によって得るようになされる。
【0016】図5(b)は、同様に例えば光学ピックア
ップ装置に適用するフォトダイオードPDの例を示し、
この例では、それぞれ平行にA,B,C,Dおよび
A’,B’,C’,D’に4分割されたフォトダイオー
ドPD1 およびPD2 に、スポットSP1 およびSP2
が照射される。この場合、各フォトダイオードの各中心
の2つのフォトダイオード部B,C,およびB′,C′
は、例えば14μmピッチという極細のストライプ状パ
ターンとされる。そして、各フォトダイオードPD 1
よびPD2 の各部A,B,C,DおよびA’,B’,
C’,D’の出力を、それぞれA,B,C,Dおよび
A’,B’,C’,D’とするとき、フォーカス誤差信
号は、(B+C)−(A+D)−{(B′+C′)−
(A′+D′)}の演算によって得られ、トラッキング
誤差信号は、(A+B+C′+D′)−(C+D+A′
+B′)の演算で得られ、RF信号は(A+B+C+
D)+(A′+B′+C′+D′)の演算で得られる。
【0017】上述した例えば4分割フォトダイオードの
ように、複数部分に分割されたフォトダイオードを有す
る半導体装置においては、図7にその要部の断面図を示
すよように、分割領域30とこれの下に連なって形成さ
れた埋込み分離領域6によってカソード領域9をその全
厚さに渡って分離した構成とされる。
【0018】すなわち、この従来の構成においては、フ
ォトダイオードPDに逆バイアスが印加されていない、
非動作時の状態で、分割領域30とこれの下に連なって
形成された埋込み分離領域6とによって、カソード領域
9は、完全に分離された状態とされる。すなわち、アノ
ード領域4とカソード領域9間のp−n接合Jが複数部
分Jnに分割される。そして、フォトダイオードPDの
動作時に、これに印加される逆バイアス電圧によって、
分割された各p−n接合Jnから、また、分割領域30
とカソード領域9間のp−n接合jから空乏層が広が
る。図7において、鎖線aおよびa’はその空乏層の広
がりを示す。図7において、図6と対応する部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。
【0019】しかしながら、この場合、分割された各p
−n接合Jnからの空乏層41のアノード領域4側への
広がりaは、埋込み分離領域6より浅く、この埋込み領
域6によって分離されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した例
えば図5(a)および(b)の構成による受光素子を含
む半導体装置、いわゆるフォトICを構成して、A,
B,C,D,や、A′,B′,C′,D′の各部に差し
渡って、すなわち、各分割領域30およびその下の埋込
み分離領域6に、光スポットが照射されるような構成に
よる場合、フォトダイオードの周波数特性が悪くなる。
【0021】フォトダイオードにおける周波数特性は、
主として、その寄生容量(C)と寄生抵抗(R)で決ま
るCR時定数や、フォトダイオードにおける空乏層内部
をキャリアが走行する時間、空乏化していない半導体層
をキャリアが拡散する時間で決まる。
【0022】したがって、例えば上述した4分割フォト
ダイオードにおいては、分割領域30および埋込み分離
領域6の近傍と、これより充分離間した位置とでは、周
波数特性が相違する。
【0023】これについて、図7を参照して説明する。
光照射によって埋込み分離領域6内と、その近傍のアノ
ード領域4に生じた少数キャリアすなわち電子eは、こ
の埋込み分離領域6のポテンシャルが、少数キャリアの
電子eに対してバリアとして働くことによって、これら
電子eは、矢印bに示すように、遠去けられる方向に力
を受けることから、この電子eは、直線的に空乏層に向
かうことができず彎曲した経路を経ることになる。これ
に比し、埋込み分離領域6から充分離間した位置に発生
した電子eは、このポテンシャルの影響を受けることが
ないか、殆どないことから、矢印cに示すように、直線
的に空乏層に向かう経路を辿る。つまり、埋込み分離領
域6およびその近傍に発生した電子は、埋込み分離領域
6より充分離間した位置で発生した電子に比し、空乏層
までの走行距離が長くなることからキャリアの拡散時間
が長くなり、結果として周波数特性が落ちることにな
る。
【0024】このため、前述したように、例えば4分割
フォトダイオードが用いられて、その分離領域したがっ
て、埋込み分離領域6を含んで光スポットの照射がなさ
れる使用態様が採られる場合、光照射面積に占める分離
領域の面積が大きいことから、周波数特性に問題が生じ
る。特に、RF信号は、各分割領域からの和の信号とし
て取り出すことから、周波数特性の悪化が問題となり、
また、高速性能が最も要求されるRF信号においては、
大きな問題となる。
【0025】また、フォトダイオードにおける受光感度
は、光電変換によって発生する電子・正孔対のうち、再
結合を生じないで空乏層に到達するキャリアの割合で決
定される。ここで、フォトダイオードの分離部での入射
光は、分割領域30および埋込み分離領域6、アノード
領域4,3および2に照射されるが、光吸収の大きい表
面近傍の分割領域30および埋込み分離領域6では不純
物濃度が高いため、キャリアの拡散長が短く、空乏層に
到達する前に再結合によって失われる割合が大きい。ま
た、アノード領域4,3および2で発生したキャリア
は、上述したように、空乏層までの走行距離が長くなる
ことから、キャリアの走行中に再結合によって失われる
割合も大きい。これらのことから、フォトダイオードの
分割部では、受光感度の低下を招くことになる。
【0026】このため、前述したような例えば4分割フ
ォトダイオードが用いられて、その分割部、すなわち分
割領域30や、埋込み分離領域6の配置部を含んで、検
出すべき光スポットの照射がなされる使用態様が採られ
る場合、光照射面積に占める分割ないしは分離領域の例
えば縦断面積が大きく、更に、分離領域の幅は、光ピッ
クアップの光学設計に応じて、幅広の分離領域が必要な
場合も生じるために、分離領域での受光感度の低下は大
きな問題となる。
【0027】本発明においては、その光照射が、フォト
ダイオード、すなわち受光素子の分割部およびその近傍
になされる構成とする場合においても、周波数特性の改
善をはかることができるようにする。
【0028】また、本発明においては、光照射が、フォ
トダイオード、すなわち受光素子の分割部およびその近
傍になされる構成とする場合においても、受光感度の改
善を図ることができるようにする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明による受光素子を
有する半導体装置においては、半導体基板に、第1導電
型の第1半導体部と、第2導電型の第2半導体部とによ
る接合部を有する受光素子が形成される。そして、その
第1半導体部の一部に、この第1半導体部を横切る分割
領域が形成され、この分割領域によって、接合部が複数
部分に分割されてこれら分割された各接合部Jnを有す
る複数の受光素子領域が形成されるものであり、受光素
子の動作時において各接合部に印加される逆バイアス電
圧以下の逆バイアス電圧の印加によって分割された各接
合部Jnからの空乏層が、第2半導体部において、各受
光素子領域間の分割領域下に回り込んで相互に接触する
構成とする。
【0030】また、本発明による光学ピックアップ装置
は、半導体発光素子と、受光素子を有する半導体装置
と、光学系とを有する光学ピックアップ装置であって、
その受光素子を有する半導体装置の構成を、上述した本
発明による受光素子を有する半導体装置の構成とする。
【0031】また、本発明による受光素子を有する半導
体装置の製造方法は、半導体基体の一主面に臨んで、あ
るいは半導体基体の一主面上に、第2導電型の高不純物
濃度埋込み層を形成する工程と、この高不純物濃度埋込
み領域上に、受光素子を構成する第2導電型の第2半導
体部を構成する第1半導体層と、第2半導体部との間に
受光素子を構成する接合部を形成する第1導電型の第1
半導体部を構成する第2半導体層とを形成する工程と、
第2半導体層を横切り接合部を複数に分割する分割領域
を形成する工程と、第1半導体部の表面ないしは表面近
傍に第1導電型の高不純物濃度の第3半導体部を選択的
に形成する工程とを採って、上述した本発明による受光
素子を有する半導体装置を得るものである。
【0032】上述したように、本発明装置においては、
受光素子の動作時に印加される逆バイアス電圧によって
広がる各受光素子領域の各p−n接合Jnからの空乏層
が相互に接触する構成とすることによって、受光素子領
域間に形成する分割領域を、図6および図7で説明した
埋込み分離領域を含めた深さより浅く形成し、この領域
での光の吸収を減じて受光素子の受光感度を高めるもの
である。
【0033】また、本発明装置においては、この受光素
子の動作時に印加される逆バイアス電圧によって分割領
域下を回り込んで分割領域によって分離された各接合部
からの空乏層が相互に接触する構成とすることによっ
て、空乏層下で光照射によって発生したキャリアを迂回
させるような分割領域によるポテンシャルバリアの発生
を回避して、この迂回による周波数特性の低下を回避す
るものである。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の概
略断面図を示す。本発明装置においては、半導体基板1
に、第1導電型の第1半導体部9と、第2導電型の第2
半導体部4とによるp−n接合Jによって受光素子とし
てフォトダイオードPDを形成する。第1半導体部9に
は、その選択された位置に、この第1半導体部を横切っ
て分割領域40が形成されてこの分割領域40によっ
て、接合部Jを複数部分に分割した接合部Jnを形成
し、各接合部Jnによってそれぞれ受光素子領域を形成
する。
【0035】そして、受光素子の動作時において各接合
部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧、
具体的には0.3V〜11.0V、更に典型的には、
0.5V〜2.5Vの印加によって、図2にフォトダイ
オードPDの要部の概略断面図を示すように、分割され
た各接合部Jnからの空乏層の広がりが、図2中鎖線a
で示すように、第2半導体部4において、各受光素子領
域間の分割領域40下に回り込んで相互に接触する構成
とする。このようにして、空乏層の広がりは、この鎖線
aで示す空乏層と、鎖線a’で示す分割領域40と第1
半導体部9との接合jから広がる空乏層とによって構成
される。図2において、図1と対応する部分に同一符号
を付して重複説明を省略する。
【0036】第1半導体部上の、空乏層によって分離さ
れる各部分の表面には、第1半導体部と同導電型の高不
純物濃度の第3半導体部18をそれぞれ形成する。この
第3半導体部18の厚さは、0.01μm〜0.2μm
に選定し得る。
【0037】また、第2半導体部4の、受光素子を構成
する接合部Jとは反対側に、第2半導体部4と接して、
第2半導体部4に比して高不純物濃度の第4半導体部3
を形成する。この場合、半導体基板1の表面から第4半
導体部3までの距離は、受光素子への入射光の吸収長よ
り大に選定する。
【0038】図1で示す例は、npn型トランジスタT
Rとアノードコモン型フォトダイオードPDが同一の半
導体基板1上に形成されたフォトICとして用いられる
バイポーラICを構成した場合である。そして、この場
合、フォトダイオードPDは、図5(a)あるいは
(b)で示したような複数部分に分割された構成とされ
るものであり、図1においては、2部分に分割された状
態が示されている。しかしながら、いうまでもなく、本
発明はこの実施形態およびこの例に限られるものではな
い。
【0039】この例においては、p型Si半導体基体す
なわちサブストレイト2の一主面に、前述の第4半導体
部に相当する高不純物濃度のp型の埋込み層3が全面的
に形成され、この埋込み層3に、前述の第2半導体部に
相当するフォトダイオードPDのアノード領域4を構成
する低不純物濃度のp型の第1半導体層31がエピタキ
シャル成長される。そして、この第1半導体層31の、
トランジスタTRの形成部には、高不純物濃度のコレク
タ埋込み領域5が形成され、各回路素子間に、高不純物
濃度の埋込み分離領域6が形成される。しかしながら、
この場合、図6および図7で示した従来構造におけるよ
うな、フォトダイオードPDの分割部には埋込み領域6
が設けられない構造とする。
【0040】また、フォトダイオードPDに対するアノ
ード電極7が配置される部分下にp型の高不純物濃度埋
込み領域8が形成される。
【0041】第1半導体層31上には、更に、前述の第
1半導体部に相当するフォトダイオードPDのカソード
領域9や、トランジスタTRのコレクタ領域10を形成
する低不純物濃度のn型の第2半導体層32がエピタキ
シャル成長される。
【0042】このようにして、半導体基体2上に第1お
よび第2半導体層31および32がエピタキシャル成長
されたSi半導体基板1が構成され、その表面、すなわ
ち第2半導体層31に、互いに電気的に分離する半導体
回路素子、もしくは領域間に、 LOCOSによるSiO2
離絶縁層11が形成される。
【0043】第2半導体層32の、回路素子間の絶縁分
離部分における分離絶縁層11とその下の埋込み分離領
域6との間に、p型の高不純物濃度の分離領域12が形
成され、アノード電極7の配置部下の高不純物濃度埋込
み領域8上に、p型の高不純物濃度のアノード電極取出
し領域13が形成され、この上に高不純物濃度のアノー
ドコンタクト領域14が形成される。
【0044】そして、本発明装置においては、フォトダ
イオードPDの形成部の分割位置に、カソード領域9
(第1半導体部)に比し高い不純物濃度を有するp型の
分割領域40を形成する。この分割領域40の平面パタ
ーンは、例えば図5(a)および(b)で示した4分割
構成とする場合、例えば図5(a)のフォトダイオード
PD0 を構成する場合においては、十文字パターン、ま
た、図5(b)のフォトダイオードPD1もしくはPD
2 を構成する場合においては、3本の平行ストライプパ
ターンとする。
【0045】そして、これら分割領域40は、例えば図
1に示すように、アノード領域4を横切ってp−n接合
Jを分割するように形成する。
【0046】そして、コレクタ領域10には、n型の高
不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15と、p型ベー
ス領域16とが形成される。ベース領域16上には、n
型のエミッタ領域17が形成される。
【0047】また、フォトダイオードPDの分割領域4
0によって区分された各カソード領域9上に、カソード
領域9に比し高不純物濃度とされた前述の第3半導体部
に相当する高濃度のカソード領域18が形成され、これ
にカソード電極19が、オーミックにコンタクトされ
る。
【0048】半導体基板1の表面には、SiO2 等の絶
縁層21が被着形成され、これにそれぞれ電極コンタク
ト窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッ
タ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および
20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2
等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形
成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上
に保護膜24が形成される。
【0049】そして、絶縁層21および22が、反射防
止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダ
イオードPDに、検出光が照射される。
【0050】上述の構成において、フォトダイオードP
Dの動作時には、そのアノード電極14とカソード電極
19間に所要の逆バイアス電圧を印加するものである
が、本発明装置においては、この逆バイアス電圧が印加
された状態で、すなわちこの逆バイアス電圧以下の電圧
において、図2に示すように、カソード領域9とアノー
ド領域4との間の分割されたp−n接合Jnから広がる
鎖線aで示す空乏層が、分割領域40下を回り込んで相
互に接触するようにする。すなわち、分割領域40の深
さは、この逆バイアスの印加状態で、分割されたp−n
接合Jnから広がる空乏層が、分割領域40下を回り込
んで相互に接触することができる程度の深さに選定す
る。
【0051】このようにして、逆バイアス印加状態で、
カソード領域9すなわち第1半導体部の分割部には、分
割領域40とカソード領域9との間のp−n接合jと、
カソード領域9とアノード領域4との間の分割p−n接
合Jnから広がる鎖線a’およびaで示す空乏層41が
形成されている。
【0052】ここで、カソード領域(第1半導体部)9
は、厚さが例えば0.01〜10μmに選定され、不純
物濃度が1×1011〜1×1016atoms/cm3 に選定され
る。アノード領域(第2半導体部)4は、厚さが例えば
0.01〜600μmに選定され、不純物濃度が1×1
11〜1×1016atoms/cm3 に選定される。高濃度カソ
ード領域(第3半導体部)18は、厚さ例えば0.01
〜0.2μmに選定され、不純物濃度が1×1015〜1
×1021atoms/cm3 に選定される。埋込み層(第4半導
体部)3は、厚さ例えば1〜30μmに選定され、不純
物濃度が1×1016〜1×1021atoms/cm3 に選定され
る。埋込み分離層6は、厚さが例えば0.01〜10μ
mに選定され、不純物濃度が1×1014〜1×1021at
oms/cm3 に選定される。
【0053】上述の構成において、空乏層41は、アノ
ード領域4(第2半導体部)を完全に、すなわち埋込み
層3(第4半導体部)に至る部分まで空乏化することが
できるように、第2半導体部の不純物濃度は、2×10
14atoms/cm3 以下に、更に望ましくは、カソード領域9
(第1半導体部)を完全空乏化することができるよう
に、第1半導体部の不純物濃度は、5×1014atoms/cm
3 以下に選定することが望ましい。
【0054】因みに、p−n接合における、逆バイアス
印加電圧と、空乏層の広がりの関係の不純物濃度の依存
性に関しては、例えば光学図書(株)発行、米津著、光
通信素子光学 第329頁等によって知られているとこ
ろである。
【0055】また、半導体基板1の表面から第4半導体
部3までの距離は、上述したように、受光素子への入射
光の吸収長より大に選定して、光電変換が有効になされ
るようにする。
【0056】上述の本発明装置によれば、その動作時に
おいては、高不純物濃度の分割領域40下をめぐって、
空乏層41が形成されるので、アノード領域(第2半導
体)4内で光照射によって発生した少数キャリア、この
例では電子は、図2で矢印bおよびcでその走行路を模
式的に示すように、ほぼ均一の走行長をもって空乏層4
1に達成することができる。つまり、分割領域40もし
くは分離領域の存在によるポテンシャルによって走行が
曲げられることが回避され、周波数特性の改善が図られ
る。
【0057】更に、受光素子、すなわちフォトダイオー
ドPDに対し、その分割部を含む領域に受光がなされる
場合において、分割領域40を、第1半導体9を横切る
程度の深さに渡って形成すれば良いことから、この分割
領域40の断面積の縮小化が図られ、これによって、高
濃度の、すなわち少数キャリアの拡散長が短い分割領域
40に吸収される光量を減少させることができ、感度の
向上を図ることができる。
【0058】尚、上述した例においては、共通の半導体
基板1に、受光素子すなわちフォトダイオードとともに
他の回路素子としてトランジスタを形成した場合である
が、受光素子と共に、他の回路素子として例えばpnp
型トランジスタ、半導体領域によって構成する抵抗素
子、容量等を形成したIC構成とすることもできる。
【0059】また、図1においては、その受光素子とし
て、複数に分割された1つのフォトダイオードPDのみ
が図示されているが、図5(a)および(b)で示した
ように、1つの分割フォトダイオードの他に、分割され
ないフォトダイオード、もしくはそれぞれ分割フォトダ
イオードによる複数のフォトダイオードを、共通の半導
体基板1に形成するようにしたフォトIC等に本発明を
適用することができる。
【0060】図3は、本発明による受光素子を有する半
導体装置を用いて構成した本発明による光学ピックアッ
プ装置の概略構成図を示す。この光学ピックアップ装置
は、例えば半導体発光素子例えば半導体レーザー51
と、本発明による受光素子を有する半導体装置52とが
一体化されたいわゆるレーザーカップラーを有し、光学
系53すなわち対物レンズとを有して成る。
【0061】半導体装置52は、例えば図5(b)に示
すように、2つのフォトダイオードPD1 およびPD2
が形成された本発明による半導体装置によって構成され
る。すなわち、この場合半導体基板1に、他の回路素子
と共に、それぞれ図1のフォトダイオードPDと同様の
構成によるフォトダイオードPD1 およびPD2 が形成
された半導体装置52が用意され、その半導体基板1上
に、例えば半導体レーザー52と、これよりの後方出射
光を検出する半導体レーザーの出力をモニターするモニ
ター用光検出素子54例えば通常のフォトダイオードが
作り込まれた、あるいはマウントされたブロック57が
マウントされる。
【0062】一方、半導体装置52の半導体基板1の、
各フォトダイオードPD1 およびPD2 の配置部上に、
マイクロプリズム55がマウントされる。
【0063】そして、半導体レーザー51から出射され
た前方レーザー光Lを、マイクロプリズム55に形成さ
れた斜面55Mによって反射させて、光学系53を通じ
て、光学記録媒体56例えば光ディスクに照射し、その
戻り光を、マイクロプリズム55に戻し、斜面55Mで
屈曲させてプリズム55内に導入して、半導体装置52
の一方のフォトダイオードPD1 に入射させ、その反射
光を、他方のフォトダイオードPD2 に入射させる。光
学記録媒体56には、例えば記録情報ピットやトラッキ
ング信号を得るグルーブ等が形成されており、これより
の戻り光がフォトダイオードPD1 およびPD2 に入射
されることによって検出した前述した各出力A〜D,
A’〜D’を演算することによって、トラッキング誤差
信号、フォーカス誤差信号、RF信号を得ることができ
る。そして、トラッキング誤差信号によって、図示しな
いが、通常知られている方法によって、光学記録媒体
と、これに照射するレーザー光の位置がトラッキング誤
差信号によって制御され、またフォーカス誤差信号によ
って光学系53の位置調整がなされてフォーカシングの
制御がなされる。
【0064】一方、半導体レーザー51の後方出射レー
ザー光は、モニター用光検出素子54に入射され、その
出力したがって、前方レーザー光Lの出力が検出され、
これによってレーザー51への駆動電圧の制御がなされ
て、所定の出力に設定されるようになされる。
【0065】この構成によるピックアップ装置は、前述
したように、その受光素子すなわちフォトダイオード
が、すぐれた特性および感度を有することから、トラッ
キングおよびフォーカシングを正確に行うことができ、
またS/Nの高いRF信号を取り出すことができる。
【0066】次に、図4を参照して、図1で説明した本
発明による受光素子を有する半導体装置の製造方法の一
例を説明する。まず、図4(a)に示すように、第2導
電型例えばp型のSi半導体基体2を用意し、熱酸化に
よってその表面に、図示しないが、例えば厚さ120n
m程度の酸化膜を形成し、この酸化膜を通じて半導体基
体2の一主面に全面的に、ボロンイオン(B+ )を30
keVで2.5×1015/cm2 のドーズ量でイオン注
入する。続いてイオン注入されたボロンを活性化させる
ため1200℃のN2 雰囲気中で80分間アニールす
る。さらにイオン注入時のダメージに起因する欠陥を除
去する目的で1200℃でいわゆるウエット(WET) O2
雰囲気中で20分間熱処理する。このようにして、p型
埋込み層3を形成する。その後、フッ酸を用いて酸化膜
を除去する。
【0067】次に、半導体基体2の埋込み層3が形成さ
れた主面に、埋込み層3と同導電型のp型の第1半導体
層31を、例えば厚さ20μmで、抵抗率50Ω・cm
をもってエピタキシャル成長する。そして、図示しない
が、この第1半導体層31の表面を熱酸化して厚さ例え
ば120nmの酸化膜を形成した後、この上に所要のパ
ターンのフォトレジストを、フォトレジストの塗布、パ
ターン露光および現像によって形成し、これをマスクと
して、半導体層31の表面に形成された酸化膜をエッチ
ングして、これに開口を形成する。その後、フォトレジ
ストを除去する。フォトレジストの除去は、過酸化水素
水とH2 SO4 との混合液を用いることができる。そし
て、フォトダイオードの形成部の周辺部分や、他の回路
素子との分離をなす部分に、ボロンB + を30keVの
打ち込みエネルギーで、2.5×1015/cm2 の条件
でイオン注入する。続いて、このイオン注入されたボロ
ンを活性化させるため、1200℃のN2雰囲気中で8
0分間のアニール処理を行う。さらに、イオン注入時の
ダメージに起因する欠陥を除去する目的で1200℃で
ウエットO2 雰囲気で20分間の酸化処理を行う。この
ようにして、p型埋込み分離領域6と、フォトダイオー
ドのアノード領域に対する電極取出しの高濃度埋込み領
域8を形成する。
【0068】更に、再び第1半導体層31のトランジス
タ形成部に相当する位置に開口を有する所要のパターン
のフォトレジストを形成し、これをマスクとして、第1
半導体層31の表面に形成された酸化膜をエッチングし
て、これに開口を形成する。その後フォトレジストを除
去する。フォトレジストの除去は、過酸化水素水と硫酸
との混合液を用いることができる。
【0069】そして、半導体層31上の酸化膜に形成し
た開口を通じて第2導電型、この例ではn型のコレクタ
埋込み領域5を、Sb2 3 の固体ソースを用いた12
00℃、60分間の熱拡散によって形成する。その後、
フッ酸を用いた熱処理を行なって酸化膜を除去する。
【0070】その後、図4(b)に示すように、第1導
電型すなわちn型の第2半導体層32を、例えば厚さ
1.6μmで、抵抗率1Ω・cmをもってエピタキシャ
ル成長して半導体基板1を構成する。このとき、第2半
導体層32のエピタキシャル成長における加熱によっ
て、第1半導体層31に形成されている、各高濃度のコ
レクタ埋込み領域5、埋込み分離領域6、高濃度埋込み
領域8からそれぞれの不純物が半導体層32に拡散され
ることによって、各領域5、6および8は、それぞれ第
2半導体層32中に入り込んで形成される。
【0071】次に、LOCOS によって分離絶縁層11を形
成する。この分離絶縁層11の形成は、第2半導体層3
2の表面を熱酸化して厚さ例えば20nmのSiO2
化膜を形成し、この上に、窒化シリコンSiOx y
を減圧CVD法で65nmの厚さに堆積する。そして、
第2半導体層32に、400nm程度に入り込む深さ
に、酸化膜と窒化膜と第2半導体層32とをRIE(反
応性イオンエッチング)法で選択的にエッチング除去す
る。その後、残された窒化膜を耐酸化マスクとして、1
050℃のウエットO2 雰囲気で第2半導体層32を熱
酸化して厚さ例えば800nmの分離絶縁層11を形成
する。
【0072】その後、窒化膜を、例えば150℃のリン
酸で選択的にエッチング除去し、第2半導体層32の、
コレクタ埋込み領域5の一部上に、第1導電型すなわち
n型の高不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15を形
成する。この領域15の形成は、リン(P+ )を70k
eVで1×1016/cm2 でイオン注入する。そして、
不純物の活性化の熱処理を、1050℃のN2 雰囲気で
60分間行なう。
【0073】また、それぞれp型の高不純物濃度の分離
領域12、アノード電極取出し領域13と、分割領域4
0と、n型の高濃度アノード領域18の形成を行う。分
離領域12とアノード電極取出し領域13と分割領域4
0は、ボロン(B+)を選択的に500keVで1×1
14/cm2 でイオン注入する。高濃度カソード領域1
8の形成は、ひ素(As+ )を70keVで1×1015
/cm2 イオン注入する。そして、各不純物イオンの活
性化の熱処理を1000℃で30分間行なって。p型の
高不純物濃度の分離領域12、アノード電極取出し領域
13と、分割領域40と、n型の高濃度カソード領域1
8を形成する。この場合、それぞれp型の高不純物濃度
の分離領域12とアノード電極取出し領域13と分割領
域40とは同時に形成されるが、分離領域12とアノー
ド電極取出し領域13との形成部下には、前述したよう
に、第2半導体層32に入り込んで、埋込み分離領域6
および高濃度埋込み領域8が持ち上がるように形成され
ていることから、これらに接するように、分離領域12
とアノード電極取出し領域13とを形成することがで
き、分割領域40に関しては、前述したように、第2半
導体層32によって構成されるカソード領域9を横切る
ものの、第1半導体層31内部への侵入が浅い位置に形
成することができる。
【0074】その後は、通常のバイポーラトランジスタ
ICの製造プロセスに従う。すなわち、例えば半導体基
板1の半導体層32の表面に形成された酸化膜等の下層
絶縁層を形成し、これにフォトリソグラフィによるエッ
チングを行って、トランジスタのベース領域形成部に開
口を形成する。この開口の形成と同時に、例えばアノー
ド電極取出し領域13上においても開口の形成を行う。
そして、これら開口を閉塞するように、第1の多結晶半
導体層61を形成する。この第1の多結晶半導体層61
は、多結晶シリコンにp型の不純物を高濃度に含有させ
て構成する。この第1の多結晶半導体層61に対しフォ
トリソグラフィによるエッチングを行って最終的にトラ
ンジスタのベース領域の形成部とこれよりの電極取り出
し部分と、さらにアノード電極取出し領域13上とこれ
よりの電極取出し部分とを残してエッチング除去する。
【0075】また、第1の多結晶半導体層61のベース
領域形成部の、真性ベース領域の形成部に開口を形成し
てp型の不純物を拡散して真性ベース領域16iを形成
し、更にSiO2 等を形成し、先に形成した下層絶縁層
と共に所要の厚さを有する表面絶縁層21を形成する。
そして、絶縁層21の、真性ベース領域16i上に開口
を形成し、この開口を閉塞するように、第2の多結晶半
導体層62を形成する。この第2の多結晶半導体層62
は、n型の不純物を高濃度に含有させた多結晶シリコン
層によって形成する。そして、この第2の多結晶半導体
層62に対しフォトリソグラフィによるエッチングによ
ってエミッタ電極の取出し部を残して除去する。
【0076】そして、第1および第2の多結晶半導体層
61および62からの不純物を半導体層32に拡散して
p型の高濃度のグラフトベース領域16gを真性ベース
領域16iの周囲に形成すると共に、アノード電極取出
し領域13上に高濃度のアノードコンタクト領域14を
形成し、真性ベース領域16i上に高濃度のn型のエミ
ッタ領域17を形成する。
【0077】絶縁層21には、それぞれ電極コンタクト
窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッ
タ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および
20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2
等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形
成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上
に保護膜24が形成される。
【0078】そして、絶縁層21および22が、反射防
止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダ
イオードPDに、検出光が照射される。
【0079】このようにして、共通(同一)半導体基板
1上に、トランジスタTRおよびアノードコモン型のフ
ォトダイオードPDが形成された半導体装置が形成され
る。
【0080】上述したように、本発明装置においては、
そのフォトダイオードPDの分割領域40による接合
j、およびフォトダイオードを構成するp−n接合Jか
らの空乏層によって、フォトダイオードを複数に分離す
る構成とするものである。すなわち、この分離部には、
図7の従来構造におけるように、埋込み分離領域6が形
成される構造としないものであり、これにより、この分
割ないしは分離領域近傍に光照射されて光電変換で生成
されたキャリアが、分離領域によるポテンシャルバリア
によってこれより遠ざけられる力を受けることが回避さ
れることから、キャリアは、その生成位置から空乏層ま
で最短距離を走行でき、光照射の位置によらず走行時間
を殆ど等しくできる。したがって、フォトダイオードP
Dの分割領域に光が照射される使用態様が採られても、
良好な周波数特性でRF信号を得ることができる。
【0081】尚、上述した例では、バイポーラトランジ
スタTRが、第1および第2の多結晶半導体層61およ
び62を用いたいわゆるダブルポリシリコン構造とした
場合であるが、イオン注入法等によるとか、あるいはエ
ミッタ領域の形成をイオン注入としたいわゆるシングル
ポリシリコンエミッタ構造とすることもできるなどの変
形変更を行うことができる。また、分割領域40の形成
は、上述したように、分離領域12と同時に形成する場
合に限られるものではなく、各領域を別工程で形成する
こともできる。また、第2半導体部(すなわち上述した
例では、アノード領域4)は、エピタキシャル成長によ
って形成する場合に限られるものではなく、例えば半導
体基体2自体によって構成することもできる。また、上
述した例では、第1導電型がn型で、第2導電型がp
型、すなわち受光素子のフォトダイオードが、受光面側
にカソードが配置されたアノードコモン型構成とした場
合であるが、各部の導電型を上述したとは逆導電型にす
ることもできるなど上述した例に限られるものではな
く、本発明による受光素子を有する半導体装置、その製
造方法、光学ピックアップ装置は、上述した例に例に限
定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】上述の本発明による無効素子を有する半
導体装置によれば、受光素子の動作時においては、高不
純物濃度の分割領域40下をめぐって、空乏層41が形
成されるので、アノード領域(第2半導体)4内で光照
射によって発生した少数キャリア、この例では電子は、
図2で矢印bおよびcでその走行路を模式的に示すよう
に、ほぼ均一の走行長をもって空乏層41に達成するこ
とができる。つまり、分割領域40もしくは分離領域の
存在によるポテンシャルによって走行が妨げられること
が回避され、周波数特性の改善が図られる。
【0083】更に、分離部分での受光感度は、高不純物
濃度の分離領域40下をめぐって空乏層41が形成され
るので、アノード領域(第2半導体部)4内で光照射に
よって発生した少数キャリアは、分離部分の有無によら
ず、空乏層までの到達数に変化はなく、分離幅の広いパ
ターンにおいても受光感度の低下が少ない。
【0084】そのため、この半導体装置を用いた本発明
による光学ピックアップ装置において、複数に分割した
フォトダイオードの分離領域を含む領域に光照射がなさ
れ、高速性が要求されるRF信号を取り出す場合や、レ
ーザーカプラーで用いているような、極細のストライプ
パターン、あるいは幅太のパターンに光照射される場合
も、良好な周波数特性と感度を実現できるものである。
【0085】そして、本発明による半導体装置、これを
用いた光学ピックアップ装置を製造するに、従来に比し
何ら工程数を増加することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の一例の概略断面図で
ある。
【図2】本発明による半導体装置の動作の説明のための
要部の概略断面図である。
【図3】本発明によるピックアップ装置の一例の構成図
である。
【図4】(a)および(b)は、本発明による製造方法
の一例の工程図である。
【図5】(a)および(b)は、フォトダイオードの各
一例のパターン図である。
【図6】従来の半導体装置の概略断面図である。
【図7】従来半導体装置の動作の説明のための要部の概
略断面図である。
【符号の説明】 PD,PD0 ,PDS1, PDS2, PD1,PD2 ・・・フ
ォトダイオード(受光素子)、TR・・・トランジス
タ、1・・・半導体基板、2・・・半導体基体、3・・
・埋込み層、4・・・アノード領域、5・・・コレクタ
埋込み領域、6・・・埋込み分離領域、7・・・アノー
ド電極、8・・・高濃度埋込み領域、9・・・カソード
領域、10・・・コレクタ領域、11・・・分離絶縁
層、12・・・分離領域、13・・・アノード電極取出
し領域、14・・・アノードコンタクト領域、15・・
・コレクタ電極取出し領域、16・・・ベース領域、1
7・・・エミッタ領域、18・・・高濃度カソード領
域、19・・・カソード電極、20E・・・エミッタ電
極、20B・・・ベース電極、20C・・・コレクタ電
極、21・・・表面絶縁層、22・・・層間絶縁層、2
3・・・遮光層、24・・・保護膜、31・・・第1半
導体層、32・・・第2半導体層、51・・・半導体レ
ーザー、52・・・受光素子を有する半導体装置、53
・・・光学系、55・・・マイクロプリズム、56・・
・光学記録媒体、61・・・第1の多結晶半導体層、6
2・・・第2の多結晶半導体層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、第1導電型の第1半導体
    部と、第2導電型の第2半導体部とによる接合部を有す
    る受光素子が形成され、 上記第1半導体部の一部に、該第1半導体部を横切る分
    割領域が形成され、該分割領域によって、上記接合部が
    複数部分に分割され、これら分割された各接合部を有す
    る複数の受光素子領域が形成され、 上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加される逆バ
    イアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって上記分
    割された各接合部からの空乏層が、上記第2半導体部に
    おいて、上記分割領域下に回り込んで相互に接触する構
    成を有することを特徴とする受光素子を有する半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 上記分割された各受光素子領域の上記第
    1導電型の第1半導体部上に、上記第1半導体部に比し
    て高不純物濃度の第1導電型の第3半導体部がそれぞれ
    形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の受光
    素子を有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記半導体基体に、上記第2導電型の第
    2半導体部の、上記受光素子を構成する接合部とは反対
    側に、上記第2半導体部と接して、該第2半導体部に比
    して高不純物濃度の第4半導体部が形成されて成ること
    を特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体基板の表面から上記第4半導
    体部までの距離が、上記受光素子への入射光の吸収長よ
    り大に選定されたことを特徴とする請求項3に記載の受
    光素子を有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記第3半導体部の厚さが、0.01μ
    m〜0.2μmに選定されたことを特徴とする請求項2
    に記載の受光素子を有する半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記受光素子を構成する上記第2半導体
    部の不純物濃度を、1×1011〜1×1016atoms/cm3
    としたことを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有
    する半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記受光素子を構成する上記第1および
    第2半導体部の不純物濃度を、それぞれ1×1011〜1
    ×1016atoms/cm3 としたことを特徴とする請求項1に
    記載の受光素子を有する半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体発光素子と、受光素子を有する半
    導体装置と、光学系とを有する光学ピックアップ装置で
    あって、 上記受光素子を有する半導体装置は、半導体基板に、第
    1導電型の第1半導体部と、第2導電型の第2半導体部
    とによる接合部を有する受光素子が形成され、 上記第1半導体部の一部に、該第1半導体部を横切り、
    上記第2半導体部に入り込んで分割領域が形成され、該
    分割領域によって、上記接合部が複数部分に分割され、
    分割された各接合部を有する複数の受光素子領域が形成
    され、 上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加される逆バ
    イアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって上記分
    割された各接合部からの空乏層が、上記第2半導体部に
    おいて、上記分割領域下に回り込んで相互に接触する構
    成を有することを特徴とする光学ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 半導体基体の一主面に臨んで、あるいは
    半導体基体の一主面上に、第2導電型の高不純物濃度埋
    込み層を形成する工程と、 該高不純物濃度埋込み領域上に、受光素子を構成する第
    2導電型の第2半導体部を構成する第1半導体層と、上
    記第2半導体部との間に上記受光素子を構成する接合部
    を形成する第1導電型の第1半導体部を構成する第2半
    導体層とを形成する工程と、 上記第2半導体層を横切り上記接合部を複数に分割する
    分割領域を形成する工程と、 上記第1半導体部の表面ないしは表面近傍に第1導電型
    の高不純物濃度の第3半導体部を選択的に形成する工程
    とを有し、 上記分割された各接合部を有する複数の受光素子領域が
    形成され、上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加
    される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によ
    って上記分割された各接合部からの空乏層が、上記第2
    半導体部において、上記分割領域下に回り込んで相互に
    接触する構成による受光素子を形成することを特徴とす
    る受光素子を有する半導体装置の製造方法。
JP23576099A 1999-08-23 1999-08-23 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4131059B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23576099A JP4131059B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法
TW089116124A TW461119B (en) 1999-08-23 2000-08-10 Semiconductor device having photodetector and optical pickup system using the same
EP00117540A EP1079436A2 (en) 1999-08-23 2000-08-14 Semiconductor device having photodetector and optical pickup system using the same
SG200004526A SG87155A1 (en) 1999-08-23 2000-08-16 Semiconductor device having photodetector and optical pickup system using the same
US09/641,544 US6376871B1 (en) 1999-08-23 2000-08-18 Semiconductor device having photodetector and optical pickup system using the same
KR1020000048498A KR20010021371A (ko) 1999-08-23 2000-08-22 광 검출 소자를 구비한 반도체 디바이스 및 이를 활용한광 픽업 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23576099A JP4131059B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001060713A true JP2001060713A (ja) 2001-03-06
JP4131059B2 JP4131059B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=16990840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23576099A Expired - Fee Related JP4131059B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6376871B1 (ja)
EP (1) EP1079436A2 (ja)
JP (1) JP4131059B2 (ja)
KR (1) KR20010021371A (ja)
SG (1) SG87155A1 (ja)
TW (1) TW461119B (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009397A1 (en) * 2001-07-12 2003-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Split type light receiving element and circuit-built -in light receiving element and optical disk device
JP2006041432A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置及びその製造方法
JP2006120984A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置
US7176547B2 (en) 2005-05-23 2007-02-13 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2007103461A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sunx Ltd 受光素子、光電センサ用ic、及び光電センサ
US7619293B2 (en) 2005-06-03 2009-11-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Pin photodiode with improved blue light sensitivity
US7821092B2 (en) 2007-03-28 2010-10-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US7928511B2 (en) 2005-09-12 2011-04-19 Sony Corporation Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
US7943054B2 (en) 2007-03-27 2011-05-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor integrated circuit device
US8102016B2 (en) 2006-06-28 2012-01-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit device and method for manufacturing same

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7269359B1 (en) * 2002-12-18 2007-09-11 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Focal plane array with synchronous detection circuits for an active remote sensing system
DE602004003459T2 (de) * 2003-12-16 2007-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Optischer Halbleiter und Verfahren zu seiner Herstellung
JP4647404B2 (ja) * 2004-07-07 2011-03-09 三星電子株式会社 転送ゲート電極に重畳しながら自己整列されたフォトダイオードを有するイメージセンサの製造方法
KR100653691B1 (ko) * 2004-07-16 2006-12-04 삼성전자주식회사 적어도 메인 화소 어레이 영역의 전면을 노출시키는패시베이션막을 갖는 이미지 센서들 및 그 제조방법들
JP2007317768A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置およびその製造方法
JP2007317767A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置およびその製造方法
JP5967944B2 (ja) 2012-01-18 2016-08-10 キヤノン株式会社 固体撮像装置およびカメラ
JP2016146223A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 光源ユニットとこれを用いた熱アシスト磁気記録ヘッド、及び光源ユニットに用いられる光源
JP2020009790A (ja) * 2016-11-09 2020-01-16 シャープ株式会社 アバランシェフォトダイオード

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0353509B1 (de) * 1988-08-04 1995-06-14 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer integrierten Halbleiteranord- nung mit einem Photoelement und einem npn-Bipolartransistor in einem Siliziumsubstrat
JP2557750B2 (ja) * 1991-02-27 1996-11-27 三洋電機株式会社 光半導体装置
JP2799540B2 (ja) * 1993-04-19 1998-09-17 シャープ株式会社 受光素子
EP0778621B1 (en) * 1995-12-06 2008-08-13 Sony Corporation Semiconductor device comprising a photodiode and a bipolar element, and method of fabrication
TW423103B (en) * 1997-01-27 2001-02-21 Sharp Kk Divided photodiode

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009397A1 (en) * 2001-07-12 2003-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Split type light receiving element and circuit-built -in light receiving element and optical disk device
US7098489B2 (en) 2001-07-12 2006-08-29 Sharp Kabushiki Kaisha Split type light receiving element and circuit-built-in light-receiving element and optical disk drive
JP2006041432A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置及びその製造方法
JP2006120984A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置
US7176547B2 (en) 2005-05-23 2007-02-13 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US7619293B2 (en) 2005-06-03 2009-11-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Pin photodiode with improved blue light sensitivity
US7928511B2 (en) 2005-09-12 2011-04-19 Sony Corporation Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP2007103461A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sunx Ltd 受光素子、光電センサ用ic、及び光電センサ
US8102016B2 (en) 2006-06-28 2012-01-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit device and method for manufacturing same
US7943054B2 (en) 2007-03-27 2011-05-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor integrated circuit device
US7821092B2 (en) 2007-03-28 2010-10-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
SG87155A1 (en) 2002-03-19
TW461119B (en) 2001-10-21
EP1079436A2 (en) 2001-02-28
US6376871B1 (en) 2002-04-23
JP4131059B2 (ja) 2008-08-13
KR20010021371A (ko) 2001-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131031B2 (ja) 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法
JP2001060713A (ja) 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法
KR100512236B1 (ko) 포토다이오드및그제조방법
KR100253820B1 (ko) 포토디텍터 및 그의 제조방법
US7736923B2 (en) Optical semiconductor device and method for fabricating the same
KR100430860B1 (ko) 회로 내장 수광소자, 그 제조 방법 및 회로 내장 수광소자를 사용하는 광학 장치
KR100428926B1 (ko) 회로내장 수광장치
US20090115016A1 (en) Optical semiconductor device and method for manufacturing the same
US20020070417A1 (en) Photo semiconductor integrated circuit device and optical recording reproducing apparatus
US5410168A (en) Infrared imaging device
JPH09219534A (ja) 受光素子、光ピツクアツプ及び半導体装置製造方法
US20060151814A1 (en) Optical semiconductor device
US20040262619A1 (en) Semiconductor device having light-receiving elements and amplifying elements incorporated in the same chip and method of manufacturing the same
JP3510500B2 (ja) 半導体受光装置の製造方法
JP2957837B2 (ja) 受光素子および回路内蔵受光素子
JPH05145051A (ja) 光半導体装置
JP2957834B2 (ja) 回路内蔵受光素子
JP4100474B2 (ja) 光半導体装置及びその製造方法
JP3086514B2 (ja) 光半導体装置
JPH09321265A (ja) 半導体装置
JP2005203741A (ja) 光半導体装置及びその製造方法
JP2000252513A (ja) 半導体受光素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4131059

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees