JPS60218887A - 半導体光検出素子 - Google Patents
半導体光検出素子Info
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- JPS60218887A JPS60218887A JP59074475A JP7447584A JPS60218887A JP S60218887 A JPS60218887 A JP S60218887A JP 59074475 A JP59074475 A JP 59074475A JP 7447584 A JP7447584 A JP 7447584A JP S60218887 A JPS60218887 A JP S60218887A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/1443—Devices controlled by radiation with at least one potential jump or surface barrier
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は可視光のほか、赤外光にも充分高い感度があり
、増幅機能を有する高速の半導体光検出素子に関する。
、増幅機能を有する高速の半導体光検出素子に関する。
(発明の背景)
従来の自己増幅機能を有する半導体光検出素子では、主
たる光検出領域となる部分が増幅部分と同一である。例
えば、バイポーラトランジスタの場合には、ベース・コ
レクタ間のPN接合、またばPIN接合が光検出領域で
あり、電界効果トランジスタや静電誘導形トランジスタ
の場合には、ゲート・ドレーン間のPN接合、またはP
INI妻合が光検出領域である。前記のような素子では
、光検出素子としての最適化条件と、増幅素子としての
最適化条件とを合致させることが困難であり、特に高速
を目的とした光検出素子の場合には、赤外感度を低下さ
せてしまうという欠点があった。
たる光検出領域となる部分が増幅部分と同一である。例
えば、バイポーラトランジスタの場合には、ベース・コ
レクタ間のPN接合、またばPIN接合が光検出領域で
あり、電界効果トランジスタや静電誘導形トランジスタ
の場合には、ゲート・ドレーン間のPN接合、またはP
INI妻合が光検出領域である。前記のような素子では
、光検出素子としての最適化条件と、増幅素子としての
最適化条件とを合致させることが困難であり、特に高速
を目的とした光検出素子の場合には、赤外感度を低下さ
せてしまうという欠点があった。
第1図は、従来のバイポーラトランジスタを使用した半
導体光検出素子の一例を示す断面図である。第1図にお
いて、半導体光検出素子は高不純物濃度のN+形半導体
層1“1 (コレクタ)と、N+形半導体層11の上に
形成された高比抵抗のN−形半導体層重2と、N−形半
導体層12の内部に形成された高不純物濃度のP形半導
体領域15(ベース)と、P形半導体領域15の内部に
形成された高不純物濃度のN+形半導体領域16(エミ
ッタ)とから構成されている。なお、同図でhνは入射
光を示している。
導体光検出素子の一例を示す断面図である。第1図にお
いて、半導体光検出素子は高不純物濃度のN+形半導体
層1“1 (コレクタ)と、N+形半導体層11の上に
形成された高比抵抗のN−形半導体層重2と、N−形半
導体層12の内部に形成された高不純物濃度のP形半導
体領域15(ベース)と、P形半導体領域15の内部に
形成された高不純物濃度のN+形半導体領域16(エミ
ッタ)とから構成されている。なお、同図でhνは入射
光を示している。
第2図は電界効果l・ランジスタ、または静電誘導形ト
ランジスタによる半導体光検出素子の一例を示す断面図
である。第2図において、N+形半導体領域26はP形
半導体領域25に挿まれたり、あるいは囲まれて形成さ
れている。前記以外には、第2図は第1図とほぼ同様で
ある。第2図において、21はN+形半導体層、22は
N−形半導体層であり、それぞれ第1図におけるN+形
半導体層11、ならびにN−形半導体層12に相当する
。
ランジスタによる半導体光検出素子の一例を示す断面図
である。第2図において、N+形半導体領域26はP形
半導体領域25に挿まれたり、あるいは囲まれて形成さ
れている。前記以外には、第2図は第1図とほぼ同様で
ある。第2図において、21はN+形半導体層、22は
N−形半導体層であり、それぞれ第1図におけるN+形
半導体層11、ならびにN−形半導体層12に相当する
。
したがって、第1図のエミッタが第2図のソース。
ベースがゲート、コレクタがドレーンにそれぞれ対応す
る。
る。
第1図に示したバイポーラトランジスタが高速応答する
ためにはコレクタ直列抵抗が小さい方がよく、そのため
にN−形半導体層12はできる限り薄くする方がよい。
ためにはコレクタ直列抵抗が小さい方がよく、そのため
にN−形半導体層12はできる限り薄くする方がよい。
また、第2図に示した電界効果トランジスタや静電誘導
形l−ランジスタの場合にも、N−形半導体層22ば薄
くすることが望ましい。第3図(alは、第2図に示す
N−形半導体N22が厚い場合の静電誘導形トランジス
タのV、−γ特性図の一例である。第3図(alでは、
ソース・ドレーン間の主電流通路−(チャンネル)の抵
抗が大きいため、1ごレーン電圧の印加に伴ってドレー
ン電流が飽和してしまう。第3図[blは、N−形半導
体Jit22が厚い場合のV−1特性図の一例である。
形l−ランジスタの場合にも、N−形半導体層22ば薄
くすることが望ましい。第3図(alは、第2図に示す
N−形半導体N22が厚い場合の静電誘導形トランジス
タのV、−γ特性図の一例である。第3図(alでは、
ソース・ドレーン間の主電流通路−(チャンネル)の抵
抗が大きいため、1ごレーン電圧の印加に伴ってドレー
ン電流が飽和してしまう。第3図[blは、N−形半導
体Jit22が厚い場合のV−1特性図の一例である。
第3図ia)、 (b)、の特性は、静電誘導形トラン
ジスタとして最適ではないため、ゲート電圧によるv−
、γ特性のシフトが一様ではなく、したがって電圧増幅
率が一定ではない。第3図(al、 (blに示すよう
な特性を有する静電誘導形トランジスタをホトi・ラン
ジスタとして使用した場合には、入出力特性の直線性、
すなわちγ特性が著しく劣化する。第3図(C1はN−
形半導体層22を薄くして、静電誘導形トランジスタと
して最適化した場合のV−γ特性の一例を示す図であり
、この場合には電圧増幅率が一定となるのでγ特性は向
上する。
ジスタとして最適ではないため、ゲート電圧によるv−
、γ特性のシフトが一様ではなく、したがって電圧増幅
率が一定ではない。第3図(al、 (blに示すよう
な特性を有する静電誘導形トランジスタをホトi・ラン
ジスタとして使用した場合には、入出力特性の直線性、
すなわちγ特性が著しく劣化する。第3図(C1はN−
形半導体層22を薄くして、静電誘導形トランジスタと
して最適化した場合のV−γ特性の一例を示す図であり
、この場合には電圧増幅率が一定となるのでγ特性は向
上する。
一方、PN接合またはPIN接合を光検出素子として使
用した場合、N−形半導体Ji312(22)を薄くす
ると赤外光領域の感度は著しく低下する。第4図はこの
ような性質を説明するための特性例で、シフトについて
の検出波長λと量子効率η(λ)との関係を、正孔の拡
散長Ll)をパラメータとして示しである。赤外光によ
り感度を有するためには、N−形半導体層22は厚くす
る方がよい。また、N−形半導体層22を厚くしても空
乏化していない状態では、空乏層より深い所で光により
生成したキャリアは、空乏層まで拡散により移動するた
め、高速にはならない。高速で光を検出するためには、
入射した光の90%以上が空連層内で吸収されなくては
ならない。例えば、λ=900nanomの光の高感度
、高速検出には空乏層が最低30μm以上である必要が
ある。
用した場合、N−形半導体Ji312(22)を薄くす
ると赤外光領域の感度は著しく低下する。第4図はこの
ような性質を説明するための特性例で、シフトについて
の検出波長λと量子効率η(λ)との関係を、正孔の拡
散長Ll)をパラメータとして示しである。赤外光によ
り感度を有するためには、N−形半導体層22は厚くす
る方がよい。また、N−形半導体層22を厚くしても空
乏化していない状態では、空乏層より深い所で光により
生成したキャリアは、空乏層まで拡散により移動するた
め、高速にはならない。高速で光を検出するためには、
入射した光の90%以上が空連層内で吸収されなくては
ならない。例えば、λ=900nanomの光の高感度
、高速検出には空乏層が最低30μm以上である必要が
ある。
また、一般に空乏層幅Wは
w=(1/2) ・ (ρV)l/2 ・・・fl)に
より与えられている。ここで、ρは空乏層を形成する半
導体層の比抵抗、■はPN接合またばPIN接合に加え
る印加電圧である。従って、静電容量Cは CLf−1/(ρy)1/2 ・・・(2)により表さ
れる。したがって、同じ空乏層幅を得るためには、比抵
抗が大きいほど印加電圧が小さくて済む。このため、赤
外に高感度で高速な光検出素子を得るためには、空乏層
を形成する半導体領域に高抵抗層を有することが必要で
ある。
より与えられている。ここで、ρは空乏層を形成する半
導体層の比抵抗、■はPN接合またばPIN接合に加え
る印加電圧である。従って、静電容量Cは CLf−1/(ρy)1/2 ・・・(2)により表さ
れる。したがって、同じ空乏層幅を得るためには、比抵
抗が大きいほど印加電圧が小さくて済む。このため、赤
外に高感度で高速な光検出素子を得るためには、空乏層
を形成する半導体領域に高抵抗層を有することが必要で
ある。
前記理由により、第1図および第2図に示した従来方式
の半導体光検出素子では、赤外光領域で高感度であって
、高速応答特性を有し、T特性の良好な素子を得ること
は困難であった。また、第2図に示した電界効果トラン
ジスタや静電誘導形トランジスタでは、通常、チャンネ
ル抵抗を小さく構成するため、N+形半導体領域2Gは
多数の線状構造により形成されるため、アルミニウム薄
膜により取出し電極を形成すると開口率が低下するばか
りか、アルミニウム薄膜層からの反射のため、光検出素
子としては好ましくないという欠点を有した。
の半導体光検出素子では、赤外光領域で高感度であって
、高速応答特性を有し、T特性の良好な素子を得ること
は困難であった。また、第2図に示した電界効果トラン
ジスタや静電誘導形トランジスタでは、通常、チャンネ
ル抵抗を小さく構成するため、N+形半導体領域2Gは
多数の線状構造により形成されるため、アルミニウム薄
膜により取出し電極を形成すると開口率が低下するばか
りか、アルミニウム薄膜層からの反射のため、光検出素
子としては好ましくないという欠点を有した。
(発明の目的)
本発明の目的は、不純物をドープしたシリコン基板上へ
PIN接合により形成した光検出部と、バイポーラトラ
ンジスタ、電界効果トランジスタ、または静電誘導形ト
ランジスタにより形成した充電流増幅部とを集積構造に
よって個々に近接して形成し、前記PIN接合の1層の
厚さを十分に厚くして赤外光領域においても多量の正孔
−電子対が得られるように選定し、かつ、前記充電流増
幅部の増幅率が大きく、高速であって、直線性が良好で
あるように選択して構成することによって前記欠点を除
去し、赤外光領域においても高感度で高速の半導体光検
出素子を提供することにある。
PIN接合により形成した光検出部と、バイポーラトラ
ンジスタ、電界効果トランジスタ、または静電誘導形ト
ランジスタにより形成した充電流増幅部とを集積構造に
よって個々に近接して形成し、前記PIN接合の1層の
厚さを十分に厚くして赤外光領域においても多量の正孔
−電子対が得られるように選定し、かつ、前記充電流増
幅部の増幅率が大きく、高速であって、直線性が良好で
あるように選択して構成することによって前記欠点を除
去し、赤外光領域においても高感度で高速の半導体光検
出素子を提供することにある。
(発明の構成)
本発明による半導体光検出素子は、第1の導電形を有す
る第1の半導体層と、第1の半導体層上に形成された第
1の導電形を有する第2の半導体層と、第2の半導体層
の内部に形成された第1の導電形を有する第3の半導体
部分領域と、第2の半導体層上に形成された第1の導電
形を有する第4の半導体層と、第4の半導体層の内部の
第3の半導体部分領域上の部分に形成された第2の導電
形を有する第5の半導体領域と、第5の半導体領域の内
部または第5の半導体領域に挿入されたり、あるいは取
囲まれた部分に形成され、第1の導電形を有する第6の
半導体領域と、第4の半導体層の内部の第3の半導体部
分領域上の部分であって、第6の半導体領域以外の部分
に形成された第1の導電形を有する第7の半導体領域と
、第4の半導体層の内部であって、第3の半導体部分領
域上の部分以外に形成された第2の導電形を有する第8
の半導体領域とからなるものである。
る第1の半導体層と、第1の半導体層上に形成された第
1の導電形を有する第2の半導体層と、第2の半導体層
の内部に形成された第1の導電形を有する第3の半導体
部分領域と、第2の半導体層上に形成された第1の導電
形を有する第4の半導体層と、第4の半導体層の内部の
第3の半導体部分領域上の部分に形成された第2の導電
形を有する第5の半導体領域と、第5の半導体領域の内
部または第5の半導体領域に挿入されたり、あるいは取
囲まれた部分に形成され、第1の導電形を有する第6の
半導体領域と、第4の半導体層の内部の第3の半導体部
分領域上の部分であって、第6の半導体領域以外の部分
に形成された第1の導電形を有する第7の半導体領域と
、第4の半導体層の内部であって、第3の半導体部分領
域上の部分以外に形成された第2の導電形を有する第8
の半導体領域とからなるものである。
前記半導体光検出素子において、第1.第2゜および第
4の半導体層、ならびに第8の半導体領域により光検出
部が形成されている。また、第3の半導体部分領域、第
4の半導体層、ならびに第5〜第7の半導体領域により
充電流増幅部が形成されている。
4の半導体層、ならびに第8の半導体領域により光検出
部が形成されている。また、第3の半導体部分領域、第
4の半導体層、ならびに第5〜第7の半導体領域により
充電流増幅部が形成されている。
前記において、第1の導電形はN形またはP形とするこ
とができ、第1の導電形がN形である場合には第2の導
電形はP形である。一方、第1の導電形がP形である場
合には第2の導電形はN形である。
とができ、第1の導電形がN形である場合には第2の導
電形はP形である。一方、第1の導電形がP形である場
合には第2の導電形はN形である。
前記においては、第2の半導体層の不純物濃度を第1の
半導体層の不純物濃度より極めて低く選び、第1の半導
体層から第2の半導体層を介して第8の半導体領域によ
り形成されるPIN接合の空乏層の厚さを赤外光領域に
おいても多量の正孔−電子対が生成されるように十分厚
く構成しである。
半導体層の不純物濃度より極めて低く選び、第1の半導
体層から第2の半導体層を介して第8の半導体領域によ
り形成されるPIN接合の空乏層の厚さを赤外光領域に
おいても多量の正孔−電子対が生成されるように十分厚
く構成しである。
(実施例)
次に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第5図(a)は本発明による半導体光検出素子の第1の
実施例を示す断面図であり、第5図(blはその等価回
路である。第5図(alは高不純物濃度のN+形半導体
層51と、N+形半導体層51上に形成された高比抵抗
のN−形半導体層52と、N−形半導体層52の内部に
形成された高不純物濃度のN+形半導体部分領域53と
、N−形半導体層52上に形成さた高比抵抗のN−形半
導体層54と、N−形半導体層54の内部のN+形半導
体部分領域53上の一部分に形成された高不純物濃度の
P形半導体領域55と、P形半導体領域55の内部に形
成された高不純物濃度のN+形半導体領域56と、N−
形半導体層54の内部のN+形半導体部分領域53上の
一部分のP形半導体領域55の外側に形成された高不純
物濃度のN+形半導体領域57と、N−形半導体層54
の内部のN+形半導体部分領域53上の一部分以外に形
成された高不純物濃度のP形半導体領域58により構成
されている。第5図(alに示す半導体光検出素子にお
いて、N+形半導体層51と、N−形半導体領域58と
の半導体層、または半導体領域により形成されたPIN
接合が光検出領域として動作し、N+形半導体部分領域
53、N−形半導体N54、P形半導体領域55、N+
形半導体領域56、N+形半導体領域57により形成さ
れたバイポーラトランジスタが増幅領域として動作する
。第5図(a)に示すように、アルミニウム薄膜層によ
る配線やワイヤリングにより充電流増幅エレメントを光
検出エレメントと接続すれば、第5図Tb)に示すよう
な等価回路が得られる。この等価回路は、第1図に示し
た従来方式の半導体光検出素子の等価回路と全く同様で
ある。
実施例を示す断面図であり、第5図(blはその等価回
路である。第5図(alは高不純物濃度のN+形半導体
層51と、N+形半導体層51上に形成された高比抵抗
のN−形半導体層52と、N−形半導体層52の内部に
形成された高不純物濃度のN+形半導体部分領域53と
、N−形半導体層52上に形成さた高比抵抗のN−形半
導体層54と、N−形半導体層54の内部のN+形半導
体部分領域53上の一部分に形成された高不純物濃度の
P形半導体領域55と、P形半導体領域55の内部に形
成された高不純物濃度のN+形半導体領域56と、N−
形半導体層54の内部のN+形半導体部分領域53上の
一部分のP形半導体領域55の外側に形成された高不純
物濃度のN+形半導体領域57と、N−形半導体層54
の内部のN+形半導体部分領域53上の一部分以外に形
成された高不純物濃度のP形半導体領域58により構成
されている。第5図(alに示す半導体光検出素子にお
いて、N+形半導体層51と、N−形半導体領域58と
の半導体層、または半導体領域により形成されたPIN
接合が光検出領域として動作し、N+形半導体部分領域
53、N−形半導体N54、P形半導体領域55、N+
形半導体領域56、N+形半導体領域57により形成さ
れたバイポーラトランジスタが増幅領域として動作する
。第5図(a)に示すように、アルミニウム薄膜層によ
る配線やワイヤリングにより充電流増幅エレメントを光
検出エレメントと接続すれば、第5図Tb)に示すよう
な等価回路が得られる。この等価回路は、第1図に示し
た従来方式の半導体光検出素子の等価回路と全く同様で
ある。
第6図(a)は本発明による半導体光検出素子の第2の
実施例を示す断面図であり、第6図(bl、 (C1は
その等価回路である。第6図(a)は、第5図(alに
示すバイポーラトランジスタを、電界効果トランジスタ
や静電誘導形トランジスタに置換したものにすぎない。
実施例を示す断面図であり、第6図(bl、 (C1は
その等価回路である。第6図(a)は、第5図(alに
示すバイポーラトランジスタを、電界効果トランジスタ
や静電誘導形トランジスタに置換したものにすぎない。
第5図(a)ならびに第6図ta+に示した本発明によ
る半導体光検出素子では、増幅領域と光検出領域とを分
割したことにより赤外光にも高感度、高速で増幅機能を
有する光検出素子として最適化されるものである。
る半導体光検出素子では、増幅領域と光検出領域とを分
割したことにより赤外光にも高感度、高速で増幅機能を
有する光検出素子として最適化されるものである。
第5図(alならびに第6図(alの半導体光検出素子
では、例えば不純物濃度がIXIQ19c+n−3のS
bをドープしたN+形St基板を準備する。次に、この
基板上に比抵抗が100ΩCl11のエピタキシャル層
を40μmにわたって成長させ、選択拡散によってI
X 10” cm−’のsb、またはAsをドープした
N+形半導体領域53(63)を形成し、さらに比抵抗
が100Ωcmのエピタキシャル層を10μmにわたっ
て成長させる。このエピタキシャル層はバイポーラトラ
ンジスタ、電界効果トランジスタ、ならびに静電誘導形
トランジスタの特性を支配するもので、特性が最適化さ
れるようにエピタキシャル層を成長させる。これ以降は
、従来と全く同じ半導体プロセスにより、1×1019
CI11−3の不純物濃度で厚さが2μmのP形半導体
領域55.58 (65,68)を形成し、3X10”
Cl11″3不純物濃度で厚さが1μmのN+形半導体
領域56.57 (66,67)を形成する。バイポー
ラトランジスタを増幅素子とする場合には、P形半導体
領域55.58 (65,68)の不純物濃度はN+形
半導体領域56.57 (66,67)に比べて1桁〜
2桁だけ低い方がよい。また、電界効果トランジスタや
静電誘導形トランジスタを増幅素子とする場合には、P
形半導体領域55(65)、ならびにN+形半導体領域
56(66)の不純物濃度や厚さは、パターンの寸法や
N−形半導体層54(64)の比抵抗によりチャンネル
抵抗や電圧増幅率のような素子特性を支配する。
では、例えば不純物濃度がIXIQ19c+n−3のS
bをドープしたN+形St基板を準備する。次に、この
基板上に比抵抗が100ΩCl11のエピタキシャル層
を40μmにわたって成長させ、選択拡散によってI
X 10” cm−’のsb、またはAsをドープした
N+形半導体領域53(63)を形成し、さらに比抵抗
が100Ωcmのエピタキシャル層を10μmにわたっ
て成長させる。このエピタキシャル層はバイポーラトラ
ンジスタ、電界効果トランジスタ、ならびに静電誘導形
トランジスタの特性を支配するもので、特性が最適化さ
れるようにエピタキシャル層を成長させる。これ以降は
、従来と全く同じ半導体プロセスにより、1×1019
CI11−3の不純物濃度で厚さが2μmのP形半導体
領域55.58 (65,68)を形成し、3X10”
Cl11″3不純物濃度で厚さが1μmのN+形半導体
領域56.57 (66,67)を形成する。バイポー
ラトランジスタを増幅素子とする場合には、P形半導体
領域55.58 (65,68)の不純物濃度はN+形
半導体領域56.57 (66,67)に比べて1桁〜
2桁だけ低い方がよい。また、電界効果トランジスタや
静電誘導形トランジスタを増幅素子とする場合には、P
形半導体領域55(65)、ならびにN+形半導体領域
56(66)の不純物濃度や厚さは、パターンの寸法や
N−形半導体層54(64)の比抵抗によりチャンネル
抵抗や電圧増幅率のような素子特性を支配する。
バイポーラトランジスタの場合には、電流増幅率やオン
電圧を支配するので、所望の値となるよう変えればよい
。
電圧を支配するので、所望の値となるよう変えればよい
。
ここで、光検出領域となるN−形半導体層52゜54
(62,64)は使用するバイアス電圧により完全に空
乏化するようにエピタキシャル層の比抵抗と厚さとを決
定する。また、増幅領域のP形半導体領域55(65)
とN+形半導体部分領域53(63)とによって形成さ
れたPIN接合が降伏しないようN−形半導体N54の
比抵抗と厚さとを決定する。前記の実施例では、70V
〜80■の逆バイアス電圧でN−形半導体層52,54
(62,64)は完全に空乏化して降伏は起らない。
(62,64)は使用するバイアス電圧により完全に空
乏化するようにエピタキシャル層の比抵抗と厚さとを決
定する。また、増幅領域のP形半導体領域55(65)
とN+形半導体部分領域53(63)とによって形成さ
れたPIN接合が降伏しないようN−形半導体N54の
比抵抗と厚さとを決定する。前記の実施例では、70V
〜80■の逆バイアス電圧でN−形半導体層52,54
(62,64)は完全に空乏化して降伏は起らない。
本発明による半導体光検出素子では、光検出領域と増幅
領域とを分割することにより光検出領域の空乏層の厚さ
を厚くすることができ、従来の光検出素子に比べて赤外
光領域の感度を著しく向上できる。しかし、P’ I
N構造であるため、高速動作は変らない。また、光検出
領域のアルミニウム配線も最小で済むため反射も問題に
はならず、増幅領域は最適化できる。すなわち、増幅領
域では必要なだけアルミニウム配線を布線することがで
き、エミッタやソースも多数に構成できるため、直列抵
抗も十分に小さくでき、高速動作が可能であってγ特性
も向上する。
領域とを分割することにより光検出領域の空乏層の厚さ
を厚くすることができ、従来の光検出素子に比べて赤外
光領域の感度を著しく向上できる。しかし、P’ I
N構造であるため、高速動作は変らない。また、光検出
領域のアルミニウム配線も最小で済むため反射も問題に
はならず、増幅領域は最適化できる。すなわち、増幅領
域では必要なだけアルミニウム配線を布線することがで
き、エミッタやソースも多数に構成できるため、直列抵
抗も十分に小さくでき、高速動作が可能であってγ特性
も向上する。
第7図は、本発明による半導体光検出素子の第3の実施
例を示す断面図である。第5図(a)により示したN+
形半導体領域57がN+形半導体部分領域53と接する
ように構成し、しかもP形半導体領域55を囲むように
形成したものである。このような素子では、直列抵抗を
さらに小さく構成できるので、より高速の動作が可能で
ある。
例を示す断面図である。第5図(a)により示したN+
形半導体領域57がN+形半導体部分領域53と接する
ように構成し、しかもP形半導体領域55を囲むように
形成したものである。このような素子では、直列抵抗を
さらに小さく構成できるので、より高速の動作が可能で
ある。
なお、前記においては本発明による半導体光検出素子の
一実施例を示したにとどまり、前記の1P形」をrN形
」、「N形」を「P形」として構成でき、その他の変形
や変更が可能であることはいうまでもない。
一実施例を示したにとどまり、前記の1P形」をrN形
」、「N形」を「P形」として構成でき、その他の変形
や変更が可能であることはいうまでもない。
(発明の効果)
本発明は以上説明したように、不純物をドープしたシリ
コン基板上へPIN接合により形成した光検出部と、バ
イポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ、または
静電誘導形トランジスタにより形成した充電流増幅部と
を集積構造によって個々に近接して形成し、前記PIN
接合のIFtの厚さを十分に厚くして赤外光領域におい
ても多量の正孔−電子対が得られるように選定し、かつ
、前記充電流増幅部の増幅率が大きく、高速であって、
直線性が良好であるように選択して構成することにより
、赤外光領域においても可視光領域と同様な感度が得ら
れ、同時に充電流増幅部においては光検出部の特性とは
独立に高速が得られるという効果がある。
コン基板上へPIN接合により形成した光検出部と、バ
イポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ、または
静電誘導形トランジスタにより形成した充電流増幅部と
を集積構造によって個々に近接して形成し、前記PIN
接合のIFtの厚さを十分に厚くして赤外光領域におい
ても多量の正孔−電子対が得られるように選定し、かつ
、前記充電流増幅部の増幅率が大きく、高速であって、
直線性が良好であるように選択して構成することにより
、赤外光領域においても可視光領域と同様な感度が得ら
れ、同時に充電流増幅部においては光検出部の特性とは
独立に高速が得られるという効果がある。
第1図は、バイポーラトランジスタを使用した従来方式
による半導体光検出素子の一例を示す断面図である。 第2図は、電界効果トランジスタまたは静電誘導形トラ
ンジスタを使用した従来方式による半導体光検出素子の
一例を示す断面図である。 第3図は、静電誘導形l・ランジスタのV−1特性を示
す図である。第3図において、(alはチャンネル抵抗
の大きい静電誘導形トランジスタの■−1特性の一例、
(b)は最適ではない静電誘導形トランジスタのV−1
特性の一例、(C)は最適化した静電誘導形トランジス
タのV−I特性の一例を示す図である。 第4図は、シリコン半導体によるPN接合、あるいはP
IN接合の波長と量子効率との関係を示す特性図を例示
したものである。 第5図はバイポーラトランジスタを使用した本発明によ
る半導体光検出素子の第1の実施例を示す図であり、同
図において(alは断面図、(blは等価回路図である
。 第6図は電界効果トランジスタまたは静電誘導形トラン
ジスタを使用した本発明による半導体光検出素子の第2
の実施例を示す図であり、(alは断面図、(b)およ
び(C1は等価回路図である。 第7図はバイポーラトランジスタを使用した本発明によ
る半導体光検出素子の第3の実施例を示す断面図である
。 11.16.21,26,51,53,56゜57.6
1,63,66.67.71,73゜76.77・・・
N+形半導体層(領域)12.22,52,54.62
,64,72゜74・・・N−形半導体N(領域) 15.25,55.58,65,68,75゜78・・
・P形半導体層(領域) 才5図(a) hジ オ6図(a) 才5図(b) 才 6 図(b) 牙6 図(す ■
による半導体光検出素子の一例を示す断面図である。 第2図は、電界効果トランジスタまたは静電誘導形トラ
ンジスタを使用した従来方式による半導体光検出素子の
一例を示す断面図である。 第3図は、静電誘導形l・ランジスタのV−1特性を示
す図である。第3図において、(alはチャンネル抵抗
の大きい静電誘導形トランジスタの■−1特性の一例、
(b)は最適ではない静電誘導形トランジスタのV−1
特性の一例、(C)は最適化した静電誘導形トランジス
タのV−I特性の一例を示す図である。 第4図は、シリコン半導体によるPN接合、あるいはP
IN接合の波長と量子効率との関係を示す特性図を例示
したものである。 第5図はバイポーラトランジスタを使用した本発明によ
る半導体光検出素子の第1の実施例を示す図であり、同
図において(alは断面図、(blは等価回路図である
。 第6図は電界効果トランジスタまたは静電誘導形トラン
ジスタを使用した本発明による半導体光検出素子の第2
の実施例を示す図であり、(alは断面図、(b)およ
び(C1は等価回路図である。 第7図はバイポーラトランジスタを使用した本発明によ
る半導体光検出素子の第3の実施例を示す断面図である
。 11.16.21,26,51,53,56゜57.6
1,63,66.67.71,73゜76.77・・・
N+形半導体層(領域)12.22,52,54.62
,64,72゜74・・・N−形半導体N(領域) 15.25,55.58,65,68,75゜78・・
・P形半導体層(領域) 才5図(a) hジ オ6図(a) 才5図(b) 才 6 図(b) 牙6 図(す ■
Claims (4)
- (1) 第1の導電形を有する第1の半導体層と、前記
第1の半導体層上に形成された前記第1の導電形を有す
る第2の半導体層と、前記第2の半導体層の内部に形成
された前記第1の導電形を有する第3の半導体部分領域
と、前記第2の半導体層上に形成された前記第1の導電
形を有する第4の半導体層と、前記第4の半導体層の内
部の前記第3の半導体部分領域上の部分に形成された前
記第2の導電形を有する第5の半導体領域と、前記第5
の半導体領域の内部または前記第5の半導体領域に挿入
されたり、あるいは取囲まれた部分に形成され、前記第
1の導電形を有する第6の半導体領域と、前記第4の半
導体層の内部の前記第3の半導体部分領域上の部分であ
って、前記第6の半導体領域以外の部分に形成された前
記第1の導電形を有する第7の半導体領域と、前記第4
の半導体層の内部であって、前記第3の半導体部分領域
上の部分以外に形成された前記第2の導電形を有する第
8の半導体領域からなり、前記第1.第2および第4の
半導体層、ならびに前記第8の半導体領域により光検出
部を形成し、前記第3の半導体部分領域、前記第4の半
導体層、ならびに前記第5、第6.第7の半導体領域に
より充電流増幅部を形成するように構成したことを特徴
とする半導体光検出素子。 - (2) 前記第1の導電形がN形であると共に、前記第
2の導電形がP形である特許請求の範囲第1項記載の半
導体光検出素子。 - (3)前記第1の導電形がP形であると共に、前記第2
の導電形がN形である特許請求の範囲第1項記載の半導
体光検出素子。 - (4)前記第2の半導体層の不純物濃度を前記第1の半
導体層の不純物濃度より極めて低く選び、前記第1の半
導体層から前記第2の半導体層を介して前記第8の半導
体領域により形成されるPIN接合の空乏層の厚さを赤
外光領域においても多量の正孔−電子対が生成されるよ
うに充分厚く構成した特許請求の範囲第1項記載の半導
体光検出素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59074475A JPH0695578B2 (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 半導体光検出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59074475A JPH0695578B2 (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 半導体光検出素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60218887A true JPS60218887A (ja) | 1985-11-01 |
JPH0695578B2 JPH0695578B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=13548321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59074475A Expired - Lifetime JPH0695578B2 (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 半導体光検出素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0695578B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08162650A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-21 | Yunitoron:Kk | 受光装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146967A (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-15 | Hitachi Ltd | Semiconductor ic device |
JPS589356A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-19 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPS58170077A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-06 | Fujitsu Ltd | 半導体受光装置 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP59074475A patent/JPH0695578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146967A (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-15 | Hitachi Ltd | Semiconductor ic device |
JPS589356A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-19 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPS58170077A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-06 | Fujitsu Ltd | 半導体受光装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08162650A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-21 | Yunitoron:Kk | 受光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0695578B2 (ja) | 1994-11-24 |
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