JP4716887B2 - 定電流回路 - Google Patents

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Description

本発明は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)構成の定電流回路に係り、特に、回路の動作を安定させるのに好適な技術に関するものである。
MOSトランジスタを用いて構成されたアナログ回路においては、動作を安定させるために、基準電圧および定電流源が重要である。しかし、定電流源の生成に用いるMOSトランジスタは、製造工程における閾値電圧のばらつきや、温度による閾値電圧の変化が発生する。例えば、閾値電圧が高くなると定電流が大きくなり、閾値電圧が低くなると定電流が小さくなる。
このような、MOSトランジスタの製造工程における閾値のばらつきに対応した従来の定電流回路として、例えば特許文献1に記載の図3に示す回路がある。
図3は、従来のMOSトランジスタを用いた定電流回路の構成例を示す回路図であり、図3(a)における回路は、ディプレッションタイプMOSトランジスタ(D型MOSトランジスタ)31と抵抗32を用いた構成、図3(b)における回路は、D型MOSトランジスタ31のみを用いた構成となっている。
図3(b)に示す回路では、D型MOSトランジスタ31のゲートとソースとサブストレート(基板)をグランド電位VSSに接続し、ドレインを高電位VDDに接続した構成としており、D型MOSトランジスタ31のソース・ドレイン間に定電流が流れる。
このような図3(b)に示すD型MOSトランジスタ31単体による構成の回路では、熱拡散、ゲート酸化、イオン注入等、D型MOSトランジスタ31の製造工程で生じるMOSトランジスタのしきい値電圧(閾値電圧)の変動によって、定電流の絶対値や温度係数が大きく変わるという問題がある。
図3(a)に示す回路では、D型MOSトランジスタ31のゲートとソースとの間に抵抗32を挿入している。すなわち、D型MOSトランジスタ31のソースとサブストレートと抵抗32の一端を接続し、D型MOSトランジスタ31のゲートと抵抗32の他端をVSSで接続し、D型MOSトランジスタ31のドレインをVDDに接続している。
このような構成とすることにより、D型MOSトランジスタ31の閾値電圧が製造工程のばらつきで、例えば高くなるとD型MOSトランジスタ31に流れる定電流が増加する方向となるが、ゲート・ソース間に挿入された抵抗32に流れる電流で生じる電圧降下によって、D型MOSトランジスタ31のゲート電位は、ソース電位に対してマイナス(−)方向となり、定電流を流さなくなる方向に変化し、その結果、定電流は安定化する。
また逆に、閾値電圧が低くなるとD型MOSトランジスタ31に流れる定電流が減少する方向となるが、抵抗32に流れる電流で生じる電圧降下は小さくなるので、D型MOSトランジスタ31のゲート電位は、ソース電位に対してプラス(+)方向となり、定電流を流れやすくなる方向に変化し、その結果、定電流は安定化する。
尚、一般的に温度があがる場合、D型MOSトランジスタ31の閾値電圧の変動と連動して定電流が大きくなる場合、抵抗値が大きくなる抵抗32(例えば、ポリシリコン抵抗、拡散抵抗)を用いることによって、さらに安定した定電流を得ることができる。
また、上記特許文献1においては、図3(a)に示した定電流回路を用いた基準電圧回路の構成例が記載されており、また、図3(b)に示した定電流回路を用いた基準電圧回路の構成例が特許文献2および特許文献3に記載されている。
図4は、従来のMOSトランジスタを用いた基準電圧回路の構成例を示す回路図であり、上記特許文献2および特許文献3に記載の上記図3(b)に示した定電流回路を用いた基準電圧回路の構成例を示している。
図4における基準電圧回路では、高電位側の電源にディプレション(D)型nチャネルMOSトランジスタ45のドレインを接続し、低電位側の電源にエンハンスメント(E)型nチャネルMOSトランジスタ47のソースおよびバルクを接続している。
そして、D型nチャネルMOSトランジスタ45のソースおよびバルクをE型nチャネルMOSトランジスタ47のドレインに接続点48で接続し、それぞれのゲート同士を接続点46で接続するとともに、接続点48にも接続する。この接続点48が低電位側の電源を基準電位とする基準電圧出力である。
一般的に、エンハンスメント(E)型MOSトランジスタは表面チャンネル型トランジスタであるのでスレショールド電圧の製造ばらつきが小さいが、それに対してディプリーション(D)型トランジスタは埋め込みチャンネル型トランジスタとなっているので、スレショールド電圧の製造ばらつきが大きく、飽和ドレイン電流の製造ばらつきが非常に大きいという問題がある。
図5は、図4における基準電圧回路を用いた定電流回路の構成例を示す回路図であり、この定電流回路においては、ドレインが高電位側の電源56に接続されたディプレッションタイプMOSトランジスタすなわちD型MOSトランジスタ51((図中「DepTr1」と記載)のソースと、ソースが低電位側(グランド)に接続されたエンハンスメントタイプMOSトランジスタすなわちE型MOSトランジスタ53((図中「EnhTr1」と記載)のドレインと各々のゲートを結線して図4に示す基準電圧回路を構成し、基準電圧57を得、さらに、この基準電圧57をE型MOSトランジスタ55((図中「EnhTr3」と記載)のゲートに結線し、このE型MOSトランジスタ55(EnhTr3)の飽和ドレイン電流を定電流値Irefとして出力する構成となっている。
このとき、D型MOSトランジスタ51の飽和電流は定電流源となり、E型MOSトランジスタ53はドレイン、ゲートが共通であるため、上部の定電流値となるようにゲート電圧が決まる。そのゲート電圧をE型MOSトランジスタ55がもらって動作するので、D型MOSトランジスタの電流値をカレントミラーする。
このようなD型MOSトランジスタ51(DepTr1)とE型MOSトランジスタ53(EnhTr1)およびE型MOSトランジスタ55(EnhTr3)を用いて構成された定電流回路においては、D型MOSトランジスタ51(DepTr1)のスレショールド電圧の製造ばらつきが大きい場合には、そこに流れる飽和ドレイン電流値のばらつきも大きくなり、E型MOSトランジスタ55(EnhTr3)の飽和ドレイン電流値(定電流値Iref)も大きく影響されてしまう。
また、D型MOSトランジスタ51(DepTr1)においては、温度による閾値電圧の変化も発生し、D型MOSトランジスタ51(DepTr1)とE型MOSトランジスタ53(EnhTr1)のスレショールド電圧の差(閾値差)からなる基準電圧57も不安定となり、この基準電圧57を用いた定電流回路全体が不安定となっていた。
このような問題に対処するための従来技術として、例えば、特許文献4に記載の技術がある。この技術では、MOSトランジスタ55(EnhTr3)のソースと基板間に抵抗を挿入し、この抵抗をレーザ光線によってトリミングすることで電流値を調整している。
また、このような抵抗のトリミングにより温度依存性の小さい定電流発生回路を実現する従来技術として、例えば、特許文献5に記載の技術もある。
しかし、このような、トリミングという手段を使う場合には、サイズの異なるトランジスタを用意し、さらにトリミング用のビットを容易するために大きな面積が必要であり、温度変化に対しては補正ができない欠点があった。
尚、定電流回路における従来の安定化技術に関しては、特許文献6〜10に記載の技術がある。
特許第3517343号公報 特開平9−325826号公報 特公平4−65546号公報 特開平2−266407号公報 特開2004−192518号公報 特許第2599304号公報 特開平4−97405号公報 特許第2800523号公報 特開2002−236521号公報 特許第3052818号公報 特開平7−160347号公報
解決しようとする問題点は、図5に示す従来の定電流回路では、D型MOSトランジスタ51(DepTr1)の製造上のばらつきによる閾値電圧の変化と温度による閾値電圧の変化が発生し、不安定な回路となっている点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、定電流回路におけるD型MOSトランジスタの製造上のばらつきや温度変化による定電流出力値への影響を低減することである。
上記目的を達成するため、本発明では、それぞれドレインが高電位側に結線された第1,第2のD型MOSトランジスタと、それぞれソースが低電位側に結線された第1,第2,第3のE型MOSトランジスタとを具備し、第1のD型MOSトランジスタのソースと第1のE型MOSトランジスタのドレインおよびそれぞれのゲートを結線し、第2のD型MOSトランジスタのソースと第2のE型MOSトランジスタのドレインを抵抗を介して結線し、第2のD型MOSトランジスタと第2のE型MOSトランジスタのそれぞれのゲートおよび第1のD型MOSトランジスタのソースと第1のE型MOSトランジスタのドレインならびにそれぞれのゲートを結線し、抵抗と第2のE型MOSトランジスタのドレインとの結線上に第3のE型MOSトランジスタのゲートを結線し、第3のE型MOSトランジスタのドレインを定電流出力端とすることを特徴とする。また、第1,第2のD型MOSトランジスタのそれぞれのトランジスタサイズ、および、第1,第2のE型MOSトランジスタトランジスタのそれぞれのトランジスタサイズが同じであることを特徴とする。また、第3のE型MOSトランジスタのソース・ドレイン間電流の温度変化が小さくなる値に当該第3のE型MOSトランジスタのゲート電位がなるよう、第2のD型MOSトランジスタと第2のE型MOSトランジスタおよび抵抗からなる回路の、抵抗と第2のE型MOSトランジスタのドレインとの結線上における出力電圧を合わせたことを特徴とする。
本発明によれば、製造ばらつきにより各トランジスタの閾値が変化し、そこに流れる電流量が変化したとしても、挿入した抵抗により、その変動量を吸収する方向に補正がかかるために一定の電流値をつくることができる。尚、抵抗として、電源電圧依存のないポリシリコン抵抗を使うことで電源電圧に依存しない定電流値をつくることができる。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。図1は、本発明に係る定電流回路の構成例を示すブロック図であり、図2は、図1における定電流回路を構成するトランジスタの温度特性例を示す説明図である。
図1に示すように、本例の定電流回路は、それぞれドレインが高電位側の電源6に結線された第1,第2のD型MOSトランジスタ(図中「DepTr1」,「DepTr2」と記載)1,2と、それぞれソースが低電位側(グランド)に結線された第1,第2,第3のE型MOSトランジスタ(図中「EnhTr1」,「EnhTr2」,「EnhTr3」と記載)3〜5とを具備し、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)のソースとドレインを結線し(第1の結線)、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)のそれぞれのゲートを結線し(第2の結線)、この第2の結線と第1の結線間を結線し(第3の結線)、第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)のソースと第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)のドレインを抵抗R1を介して結線し(第4の結線)、第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)のそれぞれのゲートを結線し(第5の結線)、第5の結線と第1の結線間を結線し(第6の結線)、第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)のドレインと抵抗R1間における第4の結線に、第3のE型MOSトランジスタ5(EnhTr23)のゲートを結線する(第7の結線)ことで、第3のE型MOSトランジスタ5(EnhTr23)のドレインを定電流出力端としている。
このような構成により、本例の定電流回路では、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)により基準電圧回路を形成し、第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)および抵抗R1により補正回路を形成している。
第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)で形成される基準電圧回路で生成された基準電圧7を、次段の補正回路を形成する第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)のゲート電圧として与えている。
ここで、本例においては、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)のトランジスタサイズ(チャネル長、ゲート幅等)、および、第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)のトランジスタサイズのそれぞれを同じとする。
これにより、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)および第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)の動作は同じ振る舞いをすることとなり、第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)のソースと抵抗R1との間の電圧8は、常に、第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第1のE型MOSトランジスタ3(EnhTr1)とで発生する基準電圧7と同じとなる。
また、製造上のばらつきによる第1のD型MOSトランジスタ1(DepTr1)と第2のD型MOSトランジスタ2(DepTr2)のそれぞれの閾値の変化は、必ず同じ方向となり、それぞれの回路に流れる電流は閾値の変動分だけ変化することとなる。この際、抵抗R1と第2のE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)の間の出力電圧9には、抵抗R1に流れる電流分に相当する電圧降下が発生する。
また、製造上のばらつきで発生する閾値の変化として、例えば、D型MOSトランジスタ(DepTr)の閾値が深くなる(電流が多く流れる)場合には、E型MOSトランジスタ(EnhTr)の閾値も低くなる(電流が多く流れる)性質を有しており、これにより、D型MOSトランジスタとE型MOSトランジスタの閾値電圧の差分となる基準電圧7,8は大きく変化しない。
本例の回路では、D型MOSトランジスタ1,2(DepTr1,2)とE型MOSトランジスタ3〜5(EnhTr1〜3)をNチャネルで、同じウエル拡散内に作り込む構成とし、製造上のばらつきで発生する閾値を同じ方向に変化させ、さらに、閾値の変動分を、抵抗R1による出力電圧9の降下分で相殺する。これにより、最終のE型MOSトランジスタ5(EnhTr3)の電流値は大きくは変化しないようになる。
このようにして本例の定電流回路では、従来技術の問題点「(1)D型MOSトランジスタDepTrとE型MOSトランジスタEnhTrとで発生させる基準電圧をゲート電圧としてMOSトランジスタを動作させて、その飽和ドレイン電流を定電流源としてつかった場合、製造上のばらつきでDepTrの閾値が変化するためにその飽和ドレイン電流値が大きく変化し、閾値ばらつきの影響を大きくうけていた。」との問題点を解決することができる。
尚、これだけでは、製造ばらつきによる閾値変化による定電流値の変動を、常温において解決しているが、定電流を発生するE型MOSトランジスタの温度特性(温度変化による閾値の変動)を補正できない問題がある。このような問題に対処するための本例の技術を、以下に、図2を用いて説明する。
図1に示すD型MOSトランジスタ1,2(DepTr1,2)における閾値の変化には、製造上のばらつきによる閾値の変化以外に、温度変化によるものがあるが、図2に示すように、トランジスタのVg−Id特性(ゲート電位−ドレイン電流)においては、温度変化に対してId(ドレイン電流)の変化しないVg(ゲート電位P)があり、図1における定電流回路において、抵抗R1として、温度特性がないものを用いた場合、このゲート電位Pになるように、E型MOSトランジスタ5(EnhTr3)の閾値を設定することで、温度変化に対しても変動の少ない定電流源をつくることができる。
また、温度により変化する抵抗R1の変化量とE型MOSトランジスタ5(EnhTr3)の閾値変動、および、電流値により発生する電圧降下分を、互いに補正できるように設定してつくることも可能である。
また、E型MOSトランジスタ5(EnhTr3)のソース・ドレイン間電流の温度変化が小さくなる値に、このE型MOSトランジスタ5(EnhTr3)のゲート電位がなるよう、D型MOSトランジスタ2(DepTr2)とE型MOSトランジスタ4(EnhTr2)および抵抗R1からなる回路の出力電圧9を合わせることで、温度変化に対しても変動の少ない定電流源をつくることができる。
尚、抵抗R1としての拡散抵抗を高抵抗で使うと、電源電圧6による抵抗値の変動があるので、この影響を最小限にくいとめる必要がある。そのため、本例では、抵抗R1としてポリシリコン抵抗を使う。このように、抵抗R1としてポリシリコン抵抗を使うことで電流を絞る回路とした場合には、抵抗R1の抵抗値を大きくしなくてはならないが、電源電圧依存の少ない定電流回路が得られる。
以上、図1,2を用いて説明したように、本例の定電流回路では、製造ばらつきにより各トランジスタの閾値が変化し、そこに流れる電流量が変化したとしても、挿入した抵抗R1により、その変動量を吸収する方向に補正がかかるため、一定の電流値をつくることができる。また、電源電圧依存のないポリシリコン抵抗を使うことで、電源電圧に依存しない定電流値をつくることができる。
また、本例の定電流回路は、差動回路などによる帰還をかけて制御していないため、過渡応答特性のよい回路となっている。
本発明に係る定電流回路の構成例を示すブロック図である。 図1における定電流回路を構成するトランジスタの温度特性例を示す説明図である。 従来のMOSトランジスタを用いた定電流回路の構成例を示す回路図である。 従来のMOSトランジスタを用いた基準電圧回路の構成例を示す回路図である。 図4における基準電圧回路を用いた定電流回路の構成例を示す回路図である。
符号の説明
1,2:D型MOSトランジスタ(ディプレッションタイプMOSトランジスタ、DepTr1,2)、3〜5:E型MOSトランジスタ(エンハンスメントタイプMOSトランジスタ、EnhTr1〜3)、6:電源(高電位側)、7,8:基準電圧、9:出力電圧、31:D型MOSトランジスタ、32:抵抗、45:ディプレション型nチャネルMOSトランジスタ、47:エンハンスメント型nチャネルMOSトランジスタ、46,48:接続点、51:D型MOSトランジスタ(ディプレッションタイプMOSトランジスタ、DepTr1)、53:E型MOSトランジスタ(エンハンスメントタイプMOSトランジスタ、EnhTr1)、55:E型MOSトランジスタ(EnhTr3)、57:基準電圧、Iref:定電流値。

Claims (4)

  1. それぞれドレインが高電位側に結線された第1,第2のディプレッションタイプMOSトランジスタと、それぞれソースが低電位側に結線された第1,第2,第3のエンハンスメントタイプMOSトランジスタとを具備し、
    上記第1のディプレッションタイプMOSトランジスタのソースと上記第1のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインおよびそれぞれのゲートを結線し、
    上記第2のディプレッションタイプMOSトランジスタのソースと上記第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインを抵抗を介して結線し、
    上記第2のディプレッションタイプMOSトランジスタと上記第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのそれぞれのゲートおよび上記第1のディプレッションタイプMOSトランジスタのソースと上記第1のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインならびにそれぞれのゲートを結線し、
    上記抵抗と上記第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインとの結線上に上記第3のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのゲートを結線し、
    該第3のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインを定電流出力端とすることを特徴とする定電流回路。
  2. 請求項1に記載の定電流回路であって、
    上記第1,第2のディプレッションタイプMOSトランジスタのそれぞれのトランジスタサイズ、および、上記第1,第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタトランジスタのそれぞれのトランジスタサイズが同じであることを特徴とする定電流回路。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の定電流回路であって、
    上記第3のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのソース・ドレイン間電流の温度変化が小さくなる値に該第3のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのゲート電位がなるよう、
    上記第2のディプレッションタイプMOSトランジスタと上記第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタおよび上記抵抗からなる回路の、上記抵抗と上記第2のエンハンスメントタイプMOSトランジスタのドレインとの結線上における出力電圧を合わせたことを特徴とする定電流回路。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の定電流回路であって、
    上記抵抗は、ポリシリコン抵抗とすることを特徴とする定電流回路。
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