JP2007101213A - 半導体装置、赤外線センサ、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、赤外線センサ、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 モノリシックな集積回路の形態を採りながら高精度な温度検出が可能な、半導体装置、該半導体装置を有する赤外線センサ、及び上記半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体基板102上に形成した第1及び第2の電界効果トランジスタ110,120に対して上記半導体基板上に輻射線感受部130を形成した。よって、モノリシックな集積回路の形態であり、かつ従来に比べて簡易な構造であり、かつ上記輻射線感受部が輻射線を感受し第1及び第2の電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させる。したがって、モノリシックな集積回路の形態を採りながら高精度な温度検出が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、輻射線、例えば赤外線を検知する半導体装置、該半導体装置を有する赤外線センサ、及び上記半導体装置の製造方法に関する。
赤外線を検出する赤外線センサの内、検知した赤外線を赤外線吸収膜で熱に変換し、該熱を検出する熱型赤外線センサとして、熱電変換素子を用いた赤外線センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
又、赤外線センサに限定しない一般的な温度センサとして、絶対温度に比例する電圧(PTAT:Proportional To Absolute Temperature)を発生する電界効果トランジスタを用いたセンサが存在する(例えば、特許文献2参照)。
特許第2663612号公報 特開2001−284464号公報
一方、高精度にて温度検出、特に赤外線にて温度検出を行う場合、一般的にはサーモパイルの使用方法に代表されるように、赤外線センサ部のサーモパイル以外に、当該センサの周囲温度を測定するためのサーミスタが用いられる。さらに、上記赤外線センサ部と上記サーミスタとの2つの出力信号を増幅し比較するためのアナログ信号処理回路が必要である。よって、このような構成を有する赤外線センサは部品点数が多くなり、モノリシックな集積回路として実現するのは困難であるという問題がある。
又、上記特許文献2に開示される温度センサでは、当該温度センサ自体が周囲温度と平衡となることで温度測定がなされることから、上述のような高精度な温度検出は困難である。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、モノリシックな集積回路の形態を採りながら高精度な温度検出が可能な、半導体装置、該半導体装置を有する赤外線センサ、及び上記半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における半導体装置は、ゲート電極部を互いに異なる構成としその他を同一構成として半導体基板上に形成した一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを有する半導体装置において、
上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれの上記ゲート電極部は、仕事関数を互いに異としたゲート材料にてなるゲート部を有し、
上記半導体基板上にて上記ゲート部に接続して設けられ、輻射線を感受しかつ上記ゲート部を介して上記一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させる輻射線感受部を備えた、
ことを特徴とする。
又、上記半導体基板の厚み方向において上記半導体基板上で上記輻射線感受部との間に位置し、上記輻射線感受部から上記半導体基板への熱拡散を抑制する絶縁膜をさらに備え、上記輻射線感受部は、上記半導体基板上に上記絶縁膜を介して上記ゲート材料と一体的に設けられるようにしてもよい。
又、上記半導体基板の厚み方向において、上記輻射線感受部は、上記絶縁膜との間に断熱用の空隙層を有するようにしてもよい。
又、上記半導体基板はSOI基板であってもよい。
又、上記半導体基板は、その厚み方向において、上記SOI基板における酸化膜、上記第1電界効果トランジスタ、上記第2電界効果トランジスタ、及び上記輻射線感受部を有するセンサ領域の下方に肉薄部を有するようにしてもよい。
又、上記輻射線感受部は、輻射線をより当該輻射線感受部へ作用させる輻射線吸収体を当該輻射線感受部上に有するようにしてもよい。
又、上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれのゲート材料は、不純物の濃度又は種類を異にすることで上記仕事関数を異にする材料であってもよい。
又、上記ゲート材料及び上記輻射線感受部はポリシリコンにて構成することができる。
又、上記輻射線感受部は赤外線を感受するようにしてもよい。
又、本発明の第2態様における赤外線センサは、上記第1態様のいずれかにおける半導体装置と、
上記半導体装置を形成する半導体基板に上記半導体装置と共に設けられ、上記半導体装置に備わる第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタと同一構成を有する一対の第3電界効果トランジスタ及び第4電界効果トランジスタを有し、上記半導体装置の周囲温度を測定する周囲温度測定部と、
上記半導体装置を形成する半導体基板に上記半導体装置と共に設けられ、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部に接続され、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部からの各出力を処理する信号処理部と、
を備えたことを特徴とする。
上記第2態様において、上記半導体基板において、上記半導体装置と上記周囲温度測定部とは隣接して配置してもよい。
上記第2態様において、上記信号処理部は、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部からの出力信号を増幅する増幅部と、増幅された各信号を比較する比較部と、比較結果に従い被測温体の温度を求める演算部とを有してもよい。
さらに、本発明の第3態様における半導体装置製造方法は、ゲート電極部を互いに異なる構成としその他を同一構成として半導体基板上に形成した一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれの上記ゲート電極部を、仕事関数を互いに異としたゲート材料にて形成し、
輻射線を感受しかつ上記ゲート電極部を介して上記一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させる輻射線感受部を、上記ゲート電極部と一体的にて上記半導体基板上に形成する、
ことを特徴とする。
上記第3態様において、上記輻射線感受部から上記半導体基板への熱拡散を抑制する絶縁膜を、上記ゲート電極部及び上記輻射線感受部の形成前に上記半導体基板上に形成し、該絶縁膜の形成後、上記絶縁膜上に上記輻射線感受部を形成してもよい。
上記第3態様において、上記絶縁膜上に上記輻射線感受部を形成する前に、上記輻射線感受部が形成される上記絶縁膜上に犠牲層を形成し、該形成後、上記犠牲層を覆い上記輻射線感受部を形成し、その後、上記犠牲層を除去して上記絶縁膜と上記輻射線感受部との間に断熱用の空隙層を形成してもよい。
上記第3態様において、上記半導体基板は、その厚み方向において、上記SOI基板の酸化膜、上記第1電界効果トランジスタ、上記第2電界効果トランジスタ、及び上記輻射線感受部を有するセンサ領域の下方に肉薄部を有してもよい。
上記第3態様において、上記輻射線感受部を形成後、輻射線をより上記輻射線感受部へ作用させる輻射線吸収体を上記輻射線感受部上に形成してもよい。
上述の第1態様の半導体装置、第2態様の赤外線センサ、及び第3態様の半導体装置製造方法によれば、半導体基板上に形成した第1及び第2の電界効果トランジスタに対して上記半導体基板上に輻射線感受部を形成するようにした。よって、モノリシックな集積回路の形態であり、かつ従来に比べて簡易な構造であり、かつ半導体装置自体が周囲温度と平衡状態になる前に輻射線感受部が輻射線を感受し第1及び第2の電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させることができる。したがって、モノリシックな集積回路の形態を採りながら高精度な温度検出が可能である。
又、輻射線感受部と半導体基板との間に絶縁膜をさらに備えることで、輻射線により輻射線感受部にて生じた熱が輻射線感受部から半導体基板へ拡散するのを低減することができる。よって、より高精度な温度検出が可能となる。
さらに又、上記絶縁膜と輻射線感受部との間に空隙層を備えることで、さらに輻射線感受部から半導体基板へ熱拡散を低減することができることから、さらに高精度な温度検出が可能となる。
さらに、半導体基板としてSOI基板を使用することで、基板上に酸化膜が存在することから、さらに輻射線感受部から半導体基板への熱拡散を低減することができる。よって、さらに高精度な温度検出が可能となる。
又、半導体基板において、上記第1及び第2の電界効果トランジスタ、及び上記輻射線感受部を有するセンサ領域の下方を肉薄部とすることで、半導体基板における熱容量が低減される。したがって、相対的に、センサ領域、特に輻射線感受部による上記第1及び第2の電界効果トランジスタによる温度検出精度を向上させることができる。
さらに又、上記輻射線感受部上に輻射線吸収体を設けることで輻射線感受部における発熱量を増やし、より高精度な温度検出が可能となる。
又、上記第1及び第2の電界効果トランジスタのゲート電極部におけるゲート材料、及び輻射線感受部の材料をポリシリコンとすることで、半導体基板上に、第1及び第2の電界効果トランジスタ、及び輻射線感受部を、半導体製造プロセスにて容易に製造することが可能である。
本発明の実施形態である、半導体装置、該半導体装置を利用してなる赤外線センサ、及び上記半導体装置の製造方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
又、以下の説明では、半導体基板上にMOS型の電界効果トランジスタを形成する場合を例に採るが、その他の種類の電界効果トランジスタを構成し使用することも可能である。又、以下の説明では、半導体装置は、赤外線を検出する温度センサとして例示されるが、赤外線センサに限定するものではなく、広く輻射線を感受し電気信号に変換する熱電変換素子として使用することができる。ここで、輻射線とは、赤外線等の電磁波の総称である。
図1は、上記実施形態における半導体装置101の平面図である。該半導体装置101は、例えばシリコン基板にてなる半導体基板102と、該半導体基板102上にそれぞれMOS型にて形成される、一対の第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120と、半導体基板102上に形成される輻射線感受部130とを備える。
まず、一対の第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120について説明する。
最初に、MOS型で一対の電界効果トランジスタにおける一般的な動作原理について以下に説明する。
MOS型の電界効果トランジスタを強反転させるためのスレッシュホールド電圧Vtは、
Vt=φms−(Qf/Cox)+2φf−(Qb/Cox) (1)
で表わされる。ここで、φmsはトランジスタのゲートの仕事関数φmと、半導体基板の仕事関数φsとの差、Qfは酸化膜中の固定電荷、φfは基板のフェルミ準位、Qbは反転層と基板との間の空乏層内の電荷、Coxは酸化膜の単位面積当たりの静電容量である。
ゲート電極の不純物濃度又は不純物の種類が異なること以外、全く同じ構造を有する一対のトランジスタ(ペアトランジスタM1,M2)においても、各トランジスタは、共に上記(1)式で表されるスレッシュホールド電圧Vtを持つ。ここでペアトランジスタM1,M2のスレッシュホールド電圧Vtの差ΔVtを考えると、ペアトランジスタM1,M2では、それぞれのVtについて、上記(1)式の第2項より右側の値は、両者で全て同じとなることから、上記差ΔVtは、次式のように2つのMOSトランジスタM1、M2における各ゲート材料の仕事関数差で表される。
ΔVt=Vt(M1)−Vt(M2)
=φms(M1)−φms(M2)
= φm(M1)−φm(M2) (2)
さらにゲート材料がシリコン(以下、Siと記す)の場合で考えるとゲートの仕事関数φmはSiの電子親和力をχ’,バンドギャップをEg’,フェルミ準位をφf’とすると、
φm=χ’+(Eg’/2)+φf’ (3)
にて表される。尚、実際はSiではなくポリシリコンまたは表面がシリサイドのポリシリコンの場合が多いが同様に考えられる。従って、
ΔVt=φf’(M1)−φf’(M2) (4)
となり,Vtの差はフェルミ準位の差で表される。
図14にSiのフェルミ準位φfと温度Tと不純物濃度Nとの関係を示した。
フェルミ準位差で決まる電圧ΔVt(図中、矢印にて示す部分)は、図14から分かる通り,温度特性を持つ。MOSトランジスタM1、M2のゲート電極において、不純物の導電型が同じで濃度が異なる場合(図内、(a)にて示す場合)は正の温度特性を、不純物の導電型が異なる場合(図内、(b)にて示す場合)は、負の温度特性を持つ。
本実施形態の半導体装置101における、一対の上記第1電界効果トランジスタ110及び上記第2電界効果トランジスタ120においても、上述の動作原理を適用している。
即ち、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120のそれぞれは、ゲート電極部111、121、ソース112、122、及びドレイン113、123を有し、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120では、それぞれのゲート電極部111、121を互いに異なる構成とし、その他の部分つまりゲート電極部111、121以外の部分を同一構成として形成される。ここで、ゲート電極部111、121における互いに異なる構成とは、それぞれのゲート電極部111、121の不純物濃度又は不純物の種類が異なること、並びに、後述するようにゲート電極部111、121におけるチャネル長が異なる場合を意味する。
尚、ゲート電極部111、121とは、図2に示すように、半導体基板102に形成したソース112,122及びドレイン113,123にて形成されるチャネル部分に対応した位置に形成される、ゲート酸化膜103、及び仕事関数を互いに異としたゲート材料にてなるゲート部1111,1211を備える部分を指す。又、上記ゲート部1111,1211は、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120におけるMOSキャパシタ部分とも言える。又、このMOSキャパシタ部分に相当するゲート部1111,1211が温度感知部に相当する。
又、図2を含め他の断面図において、トランジスタの上層の層間絶縁膜や、電極を取り出すためのアルミ配線、さらに後述する、赤外線を効率よく吸収するための赤外線吸収層等の図示は省略している。
より具体的に説明すると、本実施形態では、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、デプレッション型のトランジスタであり、n型の半導体基板102のpウエル内に形成される。又、半導体基板102及びチャネルドープの不純物濃度は等しく、各基板電圧は、ソース電圧と等しくなるようにして、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、直列接続されている。又、本実施形態では、第1電界効果トランジスタ110のゲート電極部111は、高濃度n型であり、第2電界効果トランジスタ120のゲート電極部121は、高濃度p型である。さらに、本実施形態では、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120のトランジスタサイズW(チャネル幅)/L(チャネル長)が等しくなるように設計されており、上述のように、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、上記ペアトランジスタとなり、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120におけるスレッシュホールド電圧Vtの差ΔVtは、各ゲート電極部111、121のゲート部1111、1211の各ゲート材料の仕事関数差となる。尚、本実施形態では上述のように、ゲート電極部111、121におけるゲート材料の不純物の導電型を異ならせていることから、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、負の温度特性を有する。勿論、これに限定されず、正の温度特性を有するように、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120を構成することもできる。
第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120において、唯一異なる部分、即ち、ゲート電極部111,121のゲート部1111,1211は、不純物濃度が異なるポリシリコンで構成した。具体的には、本実施形態では一例として、第1電界効果トランジスタ110のゲート部1111を形成するポリシリコン中の不純物としてリンを1×1020cm−3以上の濃度となるように、第2電界効果トランジスタ120のゲート部1211を形成するポリシリコン中の不純物としてリンを1.1×1019cm−3以上、1.6×1019cm−3以下、の濃度になるようにコントロールした。
次に、以上のように構成された一対の第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120の上記ゲート部1111,1211と一体的にて、半導体基板102上に形成される上記輻射線感受部130について説明する。
輻射線感受部130は、ゲート部1111,1211に接続して設けられ、輻射線を感受しかつゲート部1111,1211を介して上記一対の第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120を感熱センサとして機能させる部分である。
図14を参照して上述したように、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120におけるスレッシュホールド電圧Vtの差ΔVtは、トランジスタ110、120における各ゲート部1111,1211を形成するゲート材料の仕事関数差で表され、Vtの差はフェルミ準位の差で表される。さらに、フェルミ準位差で決まる電圧ΔVtは、図14から分かる通り,温度特性を持つ。したがって、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、被測温体の温度に応じて電圧を発生する。
各ゲート部1111,1211にて生じる温度変化は、各ゲート部1111,1211に入射した輻射エネルギーと、各ゲート部1111,1211の熱容量と、半導体基板102の熱容量、そしてその間をつなぐゲート酸化膜103や絶縁膜104を介した部分の熱抵抗によって決まる。よって、できるだけ熱的に絶縁された領域が大きいほど、ゲート部1111,1211の熱容量が大きくなり、ゲート部1111,1211の温度が入射エネルギーに対応した特性となる。
一方、仕事関数を異としたゲート材料にてなる各ゲート部1111,1211は、図2から明らかなように、ゲート酸化膜103を介して半導体基板102に接している。よって、各ゲート部1111,1211は、ゲート酸化膜103を介在させてはいるものの半導体基板102とは熱的に完全には絶縁されていない。よって、ゲート電極部111、121を構成するゲート部1111,1211のみでは、被測温体の温度に応じて変化したゲート部1111,1211における熱量は僅かであり、さらにゲート部1111,1211に生じた熱の一部は、ゲート酸化膜103を介して半導体基板102等へ散逸してしまう。したがって、ゲート部1111,1211のみでは、被測温体の温度変化に追随して高精度にて被測温体の温度測定を行うことができない。
そこで、被測温体の温度に追従してゲート部1111,1211に温度変化が生じるように、輻射線感受部130をゲート部1111,1211に接続して設けることで、ゲート部1111,1211の熱容量を大きくする構造を採用した。
上述した、輻射線感受部130の設置理由から明らかなように、輻射線感受部130は、被測温体の温度に応じて、つまり被測温体からの輻射線により効果的に温度変化を生じるような材料にて形成するのがよい。例えば、いわゆるゴールドブラック(黒金)と呼ばれる材料や、SiCr、Cr、Cu、SiO、Si等の材料にて、輻射線感受部130は形成されるのが好ましい。尚、本実施形態では、半導体基板102上にMOSトランジスタを形成する半導体プロセス工程にて輻射線感受部130を形成することで容易かつ短時間にて製造可能となることから、輻射線感受部130は、各ゲート部1111,1211の形成と同工程にて、各ゲート部1111,1211と同じ材料であるポリシリコンにて、各ゲート部1111,1211と一体的に形成するようにした。
又、輻射線感受部130は、本実施形態では図1に示すように、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120のそれぞれに独立して形成される。説明上、第1電界効果トランジスタ110に備わる輻射線感受部130を輻射線感受部131と符番し、第2電界効果トランジスタ120に備わる輻射線感受部130を輻射線感受部132と符番する。図1に示すように、輻射線感受部131、132のそれぞれは、ゲート電極部111,121のゲート部1111,1211から、ゲート電極部111、121におけるチャネル幅方向及びチャネル長方向にそれぞれ拡張して延在し、同面積にて形成される。輻射線感受部131、132の大きさとしては、被測温体からの輻射線によりゲート部1111,1211が有する熱容量に比して、輻射線感受部131、132が有する熱容量の方が大きくなる程度の大きさであればよい。
又、図1に示すように、本実施形態ではゲート電極部111、121を中心として、紙面の左右方向の両側に輻射線感受部131、132を設けているが、該形態に限定されるものではなく、いずれか一方側にのみ、輻射線感受部131、132を設けることもできる。但し、輻射線感受部131、132が互いに異なる側方に設けられる、例えば輻射線感受部131は右側に、輻射線感受部132は左側に設けられるという形態は、輻射線の照射量が相違してしまう場合には、好ましくない。
又、図1に示すように輻射線感受部130を形成することで、図3に示すように輻射線感受部130は、通常、半導体基板102上に形成された比較的厚みの厚い絶縁膜104上に構成される。よって、輻射線感受部130は、比較的、熱的に絶縁されることになる。ゲート部1111,1211に発生する温度変化は、上述のように、入射した輻射エネルギー、ゲート部1111,1211の熱容量、及び半導体基板102の熱容量、並びに、ゲート酸化膜103及び絶縁膜104を介する熱抵抗によって決まる。できるだけ熱絶縁された輻射線感受部130の領域が大きいほど、ゲート部1111,1211における熱容量が大きくなり、ゲート部1111,1211の温度が入射エネルギーに対応した特性となる。
以上のようにして、半導体装置101が構成される。
半導体装置101では、被測温体の温度に応じて、つまり被測温体からの輻射線量に応じて、ゲート部1111,1211に比して熱容量の大きな輻射線感受部130は、発熱又は吸熱する。この輻射線感受部130の熱的な状態変化に伴い、輻射線感受部130と一体的に構成されているゲート部1111,1211においても熱的な状態変化が生じ、該変化に応じてゲート電極部111,121は、電気信号を発生する。
このように半導体装置101によれば、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120を半導体基板102上に形成するとともに、トランジスタ110、120におけるゲート電極部111,121のゲート部1111,1211と一体的に、ゲート部1111,1211に比して熱容量の大きな輻射線感受部130を形成した。よって、半導体装置101は、モノリシックな集積回路の形態にてなり、又、従来に比べて簡易な構造を採ることができる。さらに、ゲート部1111,1211に比して熱容量の大きな輻射線感受部130をゲート部1111,1211と一体的に形成したことから、半導体装置101自体が周囲温度と平衡状態になる前に、輻射線感受部130が輻射線、例えば赤外線を感受し第1及び第2の電界効果トランジスタ110,120を感熱センサとして機能させることができる。したがって、モノリシックな集積回路の形態を採りながら高精度な温度検出が可能である。
又、輻射線感受部130と半導体基板102との間に絶縁膜104を介在させていることから、輻射線により輻射線感受部130にて生じた熱が輻射線感受部130から半導体基板102へ拡散するのを低減することができる。よって、より高精度な温度検出が可能となる。尚、ここで上記「熱」は、発熱及び吸熱の両方を含む概念である。
尚、本実施形態では上述のように第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120は、トランジスタサイズが全く同じ構成を採っているが、温度感度を高める目的で、ゲート電極部111,121における、例えばチャネル長を異ならせて設計することは、赤外線センサのような温度センサとしての機能を損ねるものではなく、必要に応じて適応することができる。
即ち、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120におけるチャネル長の比を変えることにより、ゲート−ソース間電圧(電圧VPN)の温度係数を変えることができる。一般に、温度検出回路の重要な特性である出力精度を向上させるためには、温度変換に対応する電圧変化(温度係数)をできるだけ大きくして温度変化に対する感度を高くするのが好ましい。上記電圧VPNの温度係数は、チャネル長の比に応じて変化することから、チャネル長の比を調整することにより、所望の温度係数を得ることができる。したがって、チャネル長比を選択することで、上記電圧VPNの温度係数をより大きくすることが可能であり、温度検出回路の出力精度を向上させることができる。
以下には、上述した半導体装置101の変形例について説明する。
例えば上述した絶縁膜104による作用のように、輻射線により輻射線感受部130にて生じた熱が輻射線感受部130から半導体基板102へ拡散するのを低減させることで、半導体装置101では、より高精度な温度検出が可能となる。より高精度な温度検出を可能とする観点から例示的に下記の各変形例が挙げられる。
図4に示す半導体装置105では、図3に示す輻射線感受部130は、絶縁膜104との間に断熱用の空隙層141を有する。尚、図4は、第2電界効果トランジスタ120に相当する断面図であり、下記説明も第2電界効果トランジスタ120について行うが、第1電界効果トランジスタ110も同一構造を有している。
空隙層141の具体的な形成方法としては、絶縁膜104の形成後、絶縁膜104上に、例えば例えばSiにてなるカバー層142を形成する。そしてカバー層142の形成後、カバー層142上に例えばSiOにてなる犠牲層を形成し、その後、ゲート部1211及び輻射線感受部132を形成する。輻射線感受部132は、上記犠牲層上に形成される。尚、図4は、最終的に上記空隙層141を作製した状態を示しており、上記犠牲層は図示していない。
そして、輻射線感受部132に穿孔した開口143より上記犠牲層をエッチングすることで除去し、空隙層141を形成する。尚、カバー層142は、上記犠牲層をエッチングするときに、絶縁膜104へのダメージを防止するための層である。
空隙層141を形成することで、図3に示す構造に比べて、輻射線により輻射線感受部130にて生じた熱が輻射線感受部130から半導体基板102へ拡散するのを、さらに低減させることができる。したがって、半導体装置105では、より高精度な温度検出が可能となる。
次に、図5に示す半導体装置106では、図4に示す構造において、半導体基板をSOI基板107にて構成した。尚、図5においても、第2電界効果トランジスタ120に相当する断面図であるが、第1電界効果トランジスタ110も同一構造を有している。
SOI基板107は、シリコン基板1071上に埋め込み酸化膜1072を有し、さらに埋め込み酸化膜1072を覆いシリコン層1073を有する。
該半導体装置106では、図4に示す半導体装置105に比べて、ゲート部1211の下のシリコン層1073がSOI基板107のSi基板1071と埋め込み酸化膜1072を介して接しているため、Si基板1071との熱抵抗が大きい構造となっている。
したがって、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120、並びに輻射線感受部130がSi基板1071から熱的に良好に遮断される。したがって、半導体装置106では、より高精度な温度検出が可能となる。
次に、図6に示す半導体装置108は、図5に示す構造の発展型であり、SOI基板107の熱容量を小さくするため、基板の厚み方向1074において、SOI基板107の酸化膜1072、上記第1電界効果トランジスタ110、上記第2電界効果トランジスタ120、及び上記輻射線感受部130を有するセンサ領域144の下方にて、SOI基板107は、肉薄部1074を有する。該肉薄部1074は、センサ領域144の下部のSOI基板107を、埋め込み酸化膜1072及びシリコン層1073を残し、Si基板1071の一部をエッチングにより除去することで作製される。このようにSOI基板107は、ダイアフラム構造となっている。
尚、図3に示す半導体装置101では、図6に示す半導体装置108に比べると絶縁膜104を介して輻射線感受部130から半導体基板102へ熱が比較的伝導し易い状態を、図6に示す半導体装置108では、輻射線感受部130からSOI基板107への熱伝導がほぼ遮断される状態を、図12及び図13にて模式的に図示している。
半導体装置108の製造方法は、図5に示す半導体装置106におけるデバイス形成まで同じ工程を有し、最後にSOI基板107の裏面より選択的ウエットエッチングを行う。図7を参照して詳しく説明する。
ステップS101では、半導体基板102又はSOI基板107上に絶縁膜104を形成する。又、ゲート部1111,1211に対応する位置には、ゲート酸化膜103を形成する。
次のステップS102では、絶縁膜104上にカバー層142を形成し、次のステップS103では、カバー層142上に犠牲層を形成する。
次のステップS104では、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120を形成するとともに、上記犠牲層を覆い、ゲート部1111,1211と一体的にポリシリコンにて輻射線感受部130を形成する。
次のステップS105では、輻射線感受部130の一部を穿孔し、この開口143を通して上記犠牲層をエッチングにて除去する。
以上にて、図4に示す半導体装置105、又は図5に示す半導体装置106が作製される。
さらに、半導体装置106において、次のステップS106にて、半導体装置106のセンサ領域144の下方に位置する基板を選択的にエッチングして削除する。これにて、図6に示す半導体装置108が作製される。
特に、上述した、図4に示す半導体装置105、図5に示す半導体装置106、及び図6に示す半導体装置108では、中空構造やダイアフラム構造を採ることで、輻射線感受部130から半導体基板に対する熱抵抗をかなり大きくすることができる。よって、輻射線感受部130のポリシリコンを赤外線吸収層とすることで、特に半導体装置105、106、108は、上記赤外線吸収層と、感熱部に相当するゲート部1111,1211との熱抵抗の大きさによる応答速度の低下を軽減でき、例えば人体感知センサなどの用途に用いることが可能である。ここで、上記応答速度とは、輻射線感受部130にて輻射線を感受してから輻射線感受部130の温度が上昇開始するまでの時間に関する概念を意味する。
又、さらに温度検出感度を向上させるために、半導体装置101、105、106、108において、図11に示すように、上記第1電界効果トランジスタ110、上記第2電界効果トランジスタ120、及び上記輻射線感受部130を有するセンサ領域144を覆って、輻射線吸収体176を設けるのが好ましい。尚、輻射線吸収体176は、上記センサ領域144を覆って形成しなくとも、少なくとも、輻射線感受部130を覆って形成すればよい。
輻射線吸収体176として、具体的には、一般的に半導体プロセスで用いられる薄膜材料、例えばアルミニウム、SiCr、Cr、Cuなどの金属系のほかに、シリコンに比べて赤外線の透過率が小さい、SiO、Si等の誘電体膜も赤外線吸収効率を高めるのに効果的な材料である。最も赤外線吸収効果が大きい材料は、黒金などの材料であり、シリコンデバイス工程が終了した後、最上層のパッシベーション膜の上層に、上記黒金などの材料を形成することも可能である。
次に、以上説明した半導体装置101、105、106、108のいずれかを用いて赤外線センサを構成する場合を説明する。
図8には、上記赤外線センサ170の概略構成を示している。赤外線センサ170は、赤外線センサ部171と、周囲温度測定部172と、信号処理部173とを有し、これらが一つの半導体基板上に半導体製造プロセスを使用して1チップにて形成されてなる。
赤外線センサ部171は、上述した半導体装置101、105、106、108のいずれかが形成された領域である。
周囲温度測定部172は、被測温体周りの環境温度を測定するためのセンサを形成した領域であり、図9に示すように、半導体装置101、105、106、108における第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120と同様に、ゲート部1111,1211のゲート材料による仕事関数差を参照する一対のMOS型の第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722を有する。第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722は、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120と同一の構造を有するが、輻射線感受部130を有しない点のみを異にする。尚、符号1723は、第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722における各ソース部を、符号1724はドレイン部を、符号1725はゲート部を示す。
このように、第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722は、輻射線感受部130を有しない点を除き、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120と同一の構造とし、同じ製造工程にて製造される。さらに、赤外線センサ部171と周囲温度測定部172とを近接して、好ましくは隣接させた配置にて半導体基板上に形成することで、仮に製造プロセスが変動してデバイス特性に影響を与えたとしても、赤外線センサ部171及び周囲温度測定部172は同時に影響を受けるようにすることができる。よって、上記特性の変動分は相殺されることになり、高精度の温度計測が可能となる。
信号処理部173は、赤外線センサ部171及び周囲温度測定部172からの各出力を処理する部分であり、赤外線センサ部171及び周囲温度測定部172からの各出力信号を増幅する増幅部1731と、増幅された各信号を比較する比較部1732と、比較結果に従い被測温体の温度を求める演算部1733とを有し、さらに、赤外線センサ部171及び周囲温度測定部172からの各出力信号から予測される被測温体の温度を知るためのデータを記憶する記憶部1734と、求まった被測温体の温度データを外部へ出力するための出力部1735とを有する。
以上のように構成される赤外線センサ170は、以下のように動作する。
即ち、被測温体からの輻射線により、赤外線センサ部171では、上述したように輻射線感受部130にて熱が生じ、該熱に応じて、第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120から電気信号が送出される。ここで、赤外線センサ部171を構成する第1電界効果トランジスタ110及び第2電界効果トランジスタ120では、上述したように輻射線感受部130にて生じた熱が半導体基板側へ伝導することを低減するような構成を採っていることから、被測温体からの輻射線に応じて、上記電気信号は逐次変化する。一方、周囲温度測定部172を構成する第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722は、輻射線感受部130を有しないことから、被測温体からの輻射線に応じて、第3電界効果トランジスタ1721及び第4電界効果トランジスタ1722の各ゲート部1725にて生じた熱は、比較的半導体基板側へ伝導し易い。よって、ゲート部1725と半導体基板とが熱的に平衡状態になる程度の時間が経過した時点、即ち、被測温体からの、もしくは赤外線センサ部171からの、輻射が均衡状態になったときでは、周囲温度測定部172は、当該赤外線センサ170が存在する環境における温度、換言すると被測温体の周囲温度に対応した電気信号を送出することになる。
信号処理部173は、赤外線センサ部171から供給された被測温体の温度情報と、周囲温度測定部172から供給された周囲温度情報とを比較し、演算して、被測温体の絶対温度を求め、出力する。
このように赤外線センサ170によれば、従来のように例えばサーミスタを別途設ける構成は不要であり、高感度な赤外線スマートセンサを実現することができる。さらに、赤外線センサ部171、周囲温度測定部172、及び信号処理部173は、安価で一般的なCMOSプロセスを用いて構成することができることから、一つのチップにて赤外線センサ170を形成することができる。
尚、図10に示す赤外線センサ175のように、赤外線センサ部171に隣接させて複数の周囲温度測定部172を設ける構成を採ることもできる。
本発明は、輻射線、例えば赤外線を検知する半導体装置、該半導体装置を有する赤外線センサ、及び上記半導体装置の製造方法に適用することができる。
本発明の実施形態である半導体装置の一例における平面図である。 図1に示す断面A−A’部における半導体装置の断面図である。 図1に示す断面B−B’部における半導体装置の断面図である。 図1に示す半導体装置の一変形例を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の別の変形例を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の他の変形例を示す断面図である。 図6に示す半導体装置の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態である赤外線センサの概略構成を示す平面図である。 図8に示す周囲温度測定部の具体的構成を示す平面図である。 図8に示す赤外線センサの変形例における概略構成を示す平面図である。 図1、図4、図5、及び図6に示す半導体装置において、輻射線吸収体を設けた場合の平面図である。 図3に示す半導体装置において、輻射線感受部における熱伝導の難易を説明するための模式図である。 図6に示す半導体装置において、輻射線感受部における熱伝導の難易を説明するための模式図である。 Siのフェルミ準位と温度と不純物濃度との関係を示したグラフである。
符号の説明
101…半導体装置、102…半導体基板、104…絶縁膜、105…半導体装置、
106…半導体装置、107…SOI基板、108…半導体装置、
110…第1電界効果トランジスタ、111…ゲート電極部、
120…第2電界効果トランジスタ、121…ゲート電極部、
130…輻射線感受部、141…空隙層、144…センサ領域、
172…周囲温度測定部、173…信号処理部、176…輻射線吸収体、
1072…酸化膜、1074…肉薄部、1075…厚み方向、
1111…ゲート部、1211…ゲート部、1721…第3電界効果トランジスタ、
1722…第4電界効果トランジスタ、1731…増幅部、1732…比較部、
1733…演算部。

Claims (19)

  1. ゲート電極部を互いに異なる構成としその他を同一構成として半導体基板上に形成した一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを有する半導体装置において、
    上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれの上記ゲート電極部は、仕事関数を互いに異としたゲート材料にてなるゲート部を有し、
    上記半導体基板上にて上記ゲート部に接続して設けられ、輻射線を感受しかつ上記ゲート部を介して上記一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させる輻射線感受部を備えた、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 上記半導体基板の厚み方向において上記半導体基板上で上記輻射線感受部との間に位置し、上記輻射線感受部から上記半導体基板への熱拡散を抑制する絶縁膜をさらに備え、上記輻射線感受部は、上記半導体基板上に上記絶縁膜を介して上記ゲート材料と一体的に設けられる、請求項1記載の半導体装置。
  3. 上記半導体基板の厚み方向において、上記輻射線感受部は、上記絶縁膜との間に断熱用の空隙層を有する、請求項2記載の半導体装置。
  4. 上記半導体基板はSOI基板である、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 上記半導体基板は、その厚み方向において、上記SOI基板における酸化膜、上記第1電界効果トランジスタ、上記第2電界効果トランジスタ、及び上記輻射線感受部を有するセンサ領域の下方に肉薄部を有する、請求項4記載の半導体装置。
  6. 上記輻射線感受部は、輻射線をより当該輻射線感受部へ作用させる輻射線吸収体を当該輻射線感受部上に有する、請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれのゲート材料は、不純物の濃度又は種類を異にすることで上記仕事関数を異にする材料である、請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 上記ゲート材料及び上記輻射線感受部はポリシリコンにてなる、請求項1から7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 上記輻射線感受部は赤外線を感受する、請求項1から8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の半導体装置と、
    上記半導体装置を形成する半導体基板に上記半導体装置と共に設けられ、上記半導体装置に備わる第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタと同一構成を有する一対の第3電界効果トランジスタ及び第4電界効果トランジスタを有し、上記半導体装置の周囲温度を測定する周囲温度測定部と、
    上記半導体装置を形成する半導体基板に上記半導体装置と共に設けられ、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部に接続され、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部からの各出力を処理する信号処理部と、
    を備えたことを特徴とする赤外線センサ。
  11. 上記半導体基板において、上記半導体装置と上記周囲温度測定部とは隣接して配置される、請求項10記載の赤外線センサ。
  12. 上記信号処理部は、上記半導体装置及び上記周囲温度測定部からの出力信号を増幅する増幅部と、増幅された各信号を比較する比較部と、比較結果に従い被測温体の温度を求める演算部とを有する、請求項10又は11記載の赤外線センサ。
  13. ゲート電極部を互いに異なる構成としその他を同一構成として半導体基板上に形成した一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    上記第1電界効果トランジスタ及び上記第2電界効果トランジスタにおけるそれぞれの上記ゲート電極部を、仕事関数を互いに異としたゲート材料にて形成し、
    輻射線を感受しかつ上記ゲート電極部を介して上記一対の第1電界効果トランジスタ及び第2電界効果トランジスタを感熱センサとして機能させる輻射線感受部を、上記ゲート電極部と一体的にて上記半導体基板上に形成する、
    ことを特徴とする半導体装置製造方法。
  14. 上記輻射線感受部から上記半導体基板への熱拡散を抑制する絶縁膜を、上記ゲート電極部及び上記輻射線感受部の形成前に上記半導体基板上に形成し、該絶縁膜の形成後、上記絶縁膜上に上記輻射線感受部を形成する、請求項13記載の半導体装置製造方法。
  15. 上記絶縁膜上に上記輻射線感受部を形成する前に、上記輻射線感受部が形成される上記絶縁膜上に犠牲層を形成し、該形成後、上記犠牲層を覆い上記輻射線感受部を形成し、その後、上記犠牲層を除去して上記絶縁膜と上記輻射線感受部との間に断熱用の空隙層を形成する、請求項14記載の半導体装置製造方法。
  16. 上記半導体基板はSOI基板である、請求項13から15のいずれかに記載の半導体装置製造方法。
  17. 上記半導体基板は、その厚み方向において、上記SOI基板の酸化膜、上記第1電界効果トランジスタ、上記第2電界効果トランジスタ、及び上記輻射線感受部を有するセンサ領域の下方に肉薄部を有する、請求項16記載の半導体装置製造方法。
  18. 上記輻射線感受部を形成後、輻射線をより上記輻射線感受部へ作用させる輻射線吸収体を上記輻射線感受部上に形成する、請求項13から17のいずれかに記載の半導体装置製造方法。
  19. 上記ゲート電極部及び上記輻射線感受部はポリシリコンにてなる、請求項13から18のいずれかに記載の半導体装置製造方法。
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