JPH11218442A - 熱型赤外線検出器アレイ - Google Patents

熱型赤外線検出器アレイ

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JPH11218442A
JPH11218442A JP10114571A JP11457198A JPH11218442A JP H11218442 A JPH11218442 A JP H11218442A JP 10114571 A JP10114571 A JP 10114571A JP 11457198 A JP11457198 A JP 11457198A JP H11218442 A JPH11218442 A JP H11218442A
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thermal infrared
transistor
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Tomohiro Ishikawa
智広 石川
Masaaki Kimata
雅章 木股
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の製造工程で一般的に使用される材料
を用いて形成でき、結晶の不完全性により生じるノイズ
が小さく、各熱型赤外線検出器の赤外線の吸収面積が大
きく感度が高い熱型赤外線検出器アレイを提供する。 【解決手段】 赤外線の照射により生じた温度変化によ
って電気的な特性が変化することにより赤外線を感知す
る検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板と
を含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設さ
れてなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部
がトランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器の
検知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該熱
をトランジスタに供給する吸収体が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射した赤外線を
感知する熱型赤外線検出器が集積されてなる熱型赤外線
検出器アレイに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】赤外
線を検出する熱型赤外線検出器アレイの利用例を、ボロ
メータ型赤外線検出器アレイを従来の熱型赤外線検出器
アレイの一例として用いて説明する。
【0003】ボロメータ型赤外線検出器アレイは、複数
のボロメータ型赤外線検出器が2次元に配設されてなる
ものである。前記ボロメータ型赤外線検出器は、物体か
ら放射される赤外線を、前記物体の温度変化に応じて抵
抗値が変化するような材料からなる抵抗体によって検知
するものである。前記抵抗体表面には赤外線の照射によ
り温度が変化する感熱体が設けられる。感熱体の温度が
赤外線の照射により変化すると、抵抗体の抵抗値が変化
する。該抵抗値の変化は、抵抗体に印加されたバイアス
電流またはバイアス電圧の変化として観察することがで
きる。したがって、2次元に配設された複数のボロメー
タ型赤外線検出器それぞれの抵抗値の変化を検出するこ
とにより物体の形状および表面温度を検知することがで
きる。
【0004】つぎに、従来のボロメータ型赤外線検出器
の一例について図面を参照しつつ説明する。図15は従
来のボロメータ型赤外線検出器の一例を示す説明図であ
る。図15において、301は抵抗体、302は配線、
303は感熱体、304は絶縁部、305は支持基板を
示す。
【0005】抵抗体301は、温度変化に対する抵抗の
変化率の大きい材料からなる。配線302は、抵抗体3
01にバイアス電流またはバイアス電圧を供給するとと
もに、抵抗体301の抵抗値の変化をバイアス電流また
はバイアス電圧の変化として外部に取り出すために設け
られる。感熱体303に脚部303aを設けることによ
り、感熱体303で生じた熱が絶縁部304および支持
基板基板305を伝わって外部に放出されにくくなり、
断熱構造体をともなう抵抗体301を形成することがで
きる。脚部303aはマイクロマシニング技術を用いて
形成される。絶縁部304は、支持基板305と抵抗体
301とのあいだを電気的に絶縁するために設けられ
る。
【0006】前記ボロメータ型赤外線検出器などの熱型
赤外線検出器を大規模に集積化して形成される熱型赤外
線検出器アレイは、物体から放射される赤外線を検知し
て決像させる赤外線固体撮像素子として使用することが
できる。赤外線固体撮像素子として使用するばあいに熱
型赤外線検出器に対して期待される条件は、(1)高い
TCR(temperature coefficient of resistance)を
もつこと、(2)半導体の製造工程で一般的に使用され
る材料を用いて形成できること、(3)抵抗雑音が小さ
いことである。
【0007】条件(1)は、熱型赤外線検出器の性能を
決定するものである。TCRは、赤外線が照射されてい
ない状態における熱型赤外線検出器の抵抗値をR、赤外
線の照射により生じた抵抗値の変化量をdR、赤外線の
照射により生じた絶対温度の変化量をdTとすると、1
/R×dR/dT(%/K)で表される。TCRは、熱
型赤外線検出器の温度変化に対する抵抗値の変化の割合
を示す数字である。
【0008】条件(2)は、熱型赤外線検出器を大規模
に集積化して形成される熱型赤外線検出器アレイは出力
信号をシリコン基板上に形成された集積回路を用いて読
み出すため、熱型赤外線検出器の製造工程を集積回路の
製造工程に組み込むことができれば安価で高歩留まりな
熱型赤外線検出器アレイが形成可能となる。
【0009】条件(3)は、熱型赤外線検出器の性能が
熱型赤外線検出器から出力される信号の量とノイズとの
比(S/N比)で表されるため、熱型赤外線検出器が低
ノイズであることが重要であるため必要である。
【0010】抵抗体の材料であるボロメータ材料として
現在までに提案されているものとしては、薄膜状の金
属、酸化バナジウムなどのセラミックス、多結晶シリコ
ンまたは非晶質シリコンなどの半導体などがある。
【0011】従来のボロメータ材料の一例である酸化バ
ナジウムは−2.0%/K以上の大きなTCRをうるこ
とができるので、熱型赤外線検出器の感度を高くするこ
とができる点で有利である。しかし、集積回路の製造工
程に含まれる一般の半導体の製造工程では利用されない
材料であるため、製造装置を汚染するなどの問題があ
る。
【0012】従来のボロメータ材料の他の例である多結
晶シリコンまたは非晶質シリコンなどの半導体は、集積
回路を製造するための一般の半導体の製造工程で利用さ
れる材料であるため、集積回路の製造工程に含まれる半
導体の製造工程以外の工程に悪影響をおよぼさない点で
有利である。しかし、多結晶シリコンの抵抗値は、結晶
粒界に形成されたトラップ準位が形成する電位障壁によ
り決まる。すなわち、電気伝導はキャリヤトラップを介
して行われるので、多結晶シリコンを用いたばあい1/
fノイズが大きくなる。したがって、熱型赤外線検出器
の性能は前記信号の量とノイズとの比(S/N比)で表
されるため、ノイズの増加は熱型赤外線検出器の性能を
低下させ問題である。
【0013】従来のボロメータ材料の他の例である薄膜
状の白金やチタンなどの金属をボロメータ材料として用
いることは、多結晶シリコンをボロメータ材料として用
いるばあいと比べて、1/fノイズを小さくできる点で
有効的である。しかし、多結晶シリコンは製法によって
TCRを変化できるのに対し、薄膜状の白金やチタンな
どの金属はTCRが0.5%/K程度とその物性値で決
まるため性能的に限界があるという点で問題がある。
【0014】前述のように温度変化に対する抵抗の変化
を利用したボロメータ型赤外線検出器は、いくつかのボ
ロメータ材料が提案されているが、量産性を備えかつ高
性能の熱型赤外線検出器をうるにはそれぞれ問題があ
る。
【0015】前述のボロメータ型赤外線検出器以外の熱
型赤外線検出器として、半導体の接合デバイス(トラン
ジスタまたはpn接合を利用した素子など)を利用した
ものも提案されている。前記デバイスは、拡散電位障壁
高さやキャリア数が温度によって変化することを利用し
たものである。たとえば、バイポーラトランジスタは温
度センサとして使われる。しかし、通常、バイポーラト
ランジスタは半導体基板中に作り込まれるため、半導体
基板全体の温度変化を検知できるセンサとしての使用例
がある。
【0016】また、半導体基板上に形成した絶縁膜上に
蒸着法を用いてポリシリコンを堆積させ、pn接合を形
成して熱型赤外線検出器を作成し、熱型赤外線検出器ア
レイに適用した例がある。かかる例では、ポリシリコン
が完全な結晶ではないためノイズが大きく、出力される
信号の量も小さいのでS/N比が小さいという問題があ
る。
【0017】一方、市販のMOS(metal-oxide-semico
nductor)トランジスタを使って作成した熱型赤外線検出
器がある。該熱型赤外線検出器は、半導体基板であるシ
リコン基板内にMOSトランジスタを形成し、電界エッ
チング法という従来から使用されている方法を用いてま
わりのシリコンを取り除き形成される。MOSトランジ
スタからなる検知部は、脚部を介してシリコン基板に支
持される。すなわち、MOSトランジスタは検知部とシ
リコン基板とのあいだの熱絶縁性を向上させた構造をも
っている。MOSトランジスタを含む熱型赤外線検出器
には、半導体基板として単結晶シリコン基板を使うため
結晶の不完全性にともない発生するノイズが小さいとい
う利点がある。また、出力信号を読み出すための集積回
路を形成するときに同時に熱型赤外線検出器を形成でき
るため、該熱型赤外線検出器は熱型赤外線検出器アレイ
を構成するのに適している。しかし、MOSトランジス
タを含む熱型赤外線検出器は検出器のサイズが小さくな
るにつれ、検出器中で脚部が占める割合が大きくなる。
赤外線の検知を行う部分の表面積が小さくなり熱型赤外
線検出器の感度が低下する。
【0018】図16は、MOSトランジスタを含む従来
の熱型赤外線検出器を一例を示す平面説明図である。図
16において、401aはMOSトランジスタのドレイ
ン、401bはMOSトランジスタのソース、401c
はMOSトランジスタのゲート、401dはMOSトラ
ンジスタのボディ、402aはドレイン401aに接続
される配線(以下、「ドレイン配線」という)、402
bはソース401bに接続される配線(以下、「ソース
配線」という)、402cはゲート401cに接続され
る配線(以下、「ゲート配線」という)、402dはボ
ディ401dに接続される配線(以下、「ボディ配線」
という)を示す。たとえば、シリコン基板としてp型基
板を用い、ボディ401dはp型基板中に形成されたn
型領域であり、ドレイン401aおよびソース401b
はボディ401d中に形成されたp型領域であり、ゲー
ト401cはゲート絶縁膜を介してボディ401d上方
に形成された電極である。なお、ボディ配線402dを
接続するために、ボディ401dの一部はゲート401
cに覆われていない。
【0019】さらに、403は、シリコン基板上面に形
成された絶縁膜、403aは、シリコン基板とMOSト
ランジスタとのあいだの熱絶縁性をうるための脚部、4
03bは、シリコン基板に電界エッチング法によって空
洞を形成するために絶縁膜403に形成された貫通孔
(以下、「エッチング孔」という)を示す。なお、前記
ドレイン401a、ソース401b、ゲート401cお
よびボディ401dは絶縁膜403下に形成されるが、
分かりやすくするために実線を用いて示される。ただ
し、ボディ401dのゲート401c下部に形成された
部分は破線を用いて示される。また、絶縁膜403のゲ
ート401cおよびボディ401dに挟持された部分は
ゲート絶縁膜として機能する。
【0020】また、絶縁膜からなる絶縁性基板上に単結
晶シリコン膜を形成してえられたSOI(silicon-on-in
sulator)基板をシリコン基板で保持してえられた基板
(以下、「SOI−シリコン基板」という)を用いてM
OSトランジスタを形成する方法がある。前記単結晶シ
リコン膜にMOSトランジスタを形成したばあい、信号
の伝送に関する高速性や耐放射線性をうることができ
る。したがって、SOI−シリコン基板を用いて形成さ
れたMOSトランジスタは大規模な論理回路やダイナミ
ックメモリ中で使用される。前記SOI−シリコン基板
をセンサとして利用した例として、熱起電力を利用した
センサであるサーモパイルを単結晶シリコン膜中に形成
した例がある。しかし、SOI−シリコン基板を用いて
MOSトランジスタを形成しセンサとして用いたという
例はいまだにない。
【0021】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、半導体の製造工程で一般的に使用され
る材料を用いて形成でき、結晶の不完全性により生じる
ノイズが小さく、各熱型赤外線検出器の赤外線の吸収面
積が大きく感度が高い熱型赤外線検出器アレイを提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
熱型赤外線検出器アレイは、赤外線の照射により生じた
温度変化によって電気的な特性が変化することにより赤
外線を感知する検知部と、脚部を介して前記検知部を保
持する基板とを含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2
次元に配設されてなる熱型赤外線検出器アレイであっ
て、前記検知部がトランジスタを含んでなり、前記熱型
赤外線検出器の検知面上方に、赤外線の照射により熱を
生じかつ当該熱をトランジスタに供給する吸収体が設け
られるものである。
【0023】また、本発明の請求項2記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記検知部の下表面が絶縁膜で覆わ
れ、該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられるもの
である。
【0024】また、本発明の請求項3記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記検知部表面のうち上表面には絶縁
膜が設けられ、前記上表面以外の表面と基板とのあいだ
に空洞が設けられるものである。
【0025】また、本発明の請求項4記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記トランジスタがMOSトランジス
タである。
【0026】また、本発明の請求項5記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記MOSトランジスタがpチャネル
MOSトランジスタである。
【0027】また、本発明の請求項6記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記MOSトランジスタがnチャネル
MOSトランジスタである。
【0028】また、本発明の請求項7記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記トランジスタがバイポーラトラン
ジスタである。
【0029】また、本発明の請求項8記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがpnp
型バイポーラトランジスタである。
【0030】また、本発明の請求項9記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがnpn
型バイポーラトランジスタである。
【0031】また、本発明の請求項10記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタが接合電界効果ト
ランジスタである。
【0032】また、本発明の請求項11記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがn
チャネル型である。
【0033】また、本発明の請求項12記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがp
チャネル型である。
【0034】本発明の請求項13記載の熱型赤外線検出
器アレイは、赤外線の照射により生じた温度変化によっ
て電気的な特性が変化することにより赤外線を感知する
検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板とを
含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設され
てなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部が
トランジスタを含んでなり、該トランジスタに複数の配
線が電気的に接続されており、前記複数の配線が脚部を
介して基板まで延長されており、前記脚部の数が前記配
線の数よりも少ないものである。
【0035】また、本発明の請求項14記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記検知部の下表面が絶縁膜で覆わ
れ、該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられるもの
である。
【0036】また、本発明の請求項15記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記検知部表面のうち上表面には絶
縁膜が設けられ、そのほかの表面と基板とのあいだに空
洞が設けられるものである。
【0037】また、本発明の請求項16記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタがMOSトランジ
スタである。
【0038】また、本発明の請求項17記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記MOSトランジスタがpチャネ
ルMOSトランジスタである。
【0039】また、本発明の請求項18記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記MOSトランジスタがnチャネ
ルMOSトランジスタである。
【0040】また、本発明の請求項19記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタがバイポーラトラ
ンジスタである。
【0041】また、本発明の請求項20記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがpn
p型バイポーラトランジスタである。
【0042】また、本発明の請求項21記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがnp
n型バイポーラトランジスタである。
【0043】また、本発明の請求項22記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタが接合電界効果ト
ランジスタである。
【0044】また、本発明の請求項23記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがn
チャネル型である。
【0045】また、本発明の請求項24記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがp
チャネル型である。
【0046】本発明の請求項25記載の熱型赤外線検出
器アレイは、赤外線の照射により生じた温度変化によっ
て電気的な特性が変化することにより赤外線を感知する
検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板とを
含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設され
てなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部が
トランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器の検
知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該熱を
トランジスタに供給する吸収体が設けられ、さらに前記
トランジスタに複数の配線が電気的に接続されており、
前記複数の配線が脚部を介して基板まで延長されてお
り、前記脚部の数が前記配線の数よりも少ないものであ
る。
【0047】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の熱型赤外線検出
器アレイの実施の形態について、図面を参照しつつ説明
する。
【0048】実施の形態1 図面を参照しつつ本発明の熱型赤外線検出器アレイの実
施の形態1について説明する。
【0049】図1は、本発明の熱型赤外線検出器アレイ
を構成する熱型赤外線検出器の一例を示す断面説明図で
ある。図1には、熱型赤外線検出器アレイを構成する複
数の熱型赤外線検出器のうちの1つの熱型赤外線検出器
が示される。図1において、1はバイポーラトランジス
タ、2aはシリコン基板、2bは通常厚さ1μm以下程
度の絶縁膜からなる絶縁性基板、3は空洞、4は、バイ
ポーラトランジスタ1の保護のために設けられた絶縁膜
(以下、「保護絶縁膜」という)、5は、エッチングに
よって空洞3を形成するために設けられた貫通孔(以
下、「エッチング孔」という)、6は吸収体を示す。
【0050】SOI基板は、絶縁性基板2bと、バイポ
ーラトランジスタ1として示される単結晶シリコン膜と
からなる。また、SOI−シリコン基板は、熱型赤外線
検出器の検知部を保持する基板であり、前記SOI基板
とシリコン基板2aとからなる。バイポーラトランジス
タ1は、単結晶シリコン膜にエミッタ1a、ベース1b
およびコレクタ1cを形成することによりえられる。
【0051】バイポーラトランジスタ1aとしては、た
とえば、ベース1bがp型領域でありエミッタ1aおよ
びコレクタ1cがn型領域であるnpn型バイポーラト
ランジスタ、またはベース1bがn型領域でありエミッ
タ1aおよびコレクタ1cがp型領域であるpnp型バ
イポーラトランジスタが用いられうる。
【0052】前記吸収体6のうち吸収部6aは赤外線の
照射により熱を生じる箇所であり、支持部6bは熱をト
ランジスタに供給するものである。吸収体6の材料は半
導体の製造工程において使用されるものであればよく、
たとえばシリコン、二酸化シリコン、窒化シリコン、ま
たはアルミニウム、チタン、コバルトなどの金属、もし
くはシリコン、二酸化シリコン、窒化シリコンおよびア
ルミニウム、チタン、コバルトなどの金属のうちの少な
くとも2つを組み合わせたものが使用される。また、吸
収体6の赤外線吸収率が上がるように、吸収体6を多層
構造で形成することがより好ましい。多層構造の吸収体
6の一例としては、シリコンを金属膜で覆ったものがあ
り、吸収する赤外線の共振周波数を考慮して吸収体6を
形成すことにより、効率よく赤外線を吸収することがで
きる。
【0053】検知部は保護絶縁膜4とバイポーラトラン
ジスタ1とからなる。バイポーラトランジスタ1は、温
度変化によって能動領域を流れる電流の値が変化する。
したがって、温度変化による電流値の変化を出力信号と
して読み出し、赤外線を感知することができる。
【0054】空洞3は、保護絶縁膜4および絶縁性基板
2bに設けられたエッチング孔5から気体または液体を
用いてシリコン基板の一部をエッチングすることにより
設けられる。該エッチングの際、材料として単結晶シリ
コンを用いるバイポーラトランジスタ1は、バイポーラ
トランジスタ1表面が保護絶縁膜4および絶縁性基板2
bに覆われているので除去されない。
【0055】エッチングは異方向性エッチングおよび等
方向エッチングが使える。異方向性エッチングに用いら
れるエッチング溶液の例としては、水酸化カリウム(K
OH)溶液、ヒドラジン溶液、エチレンジアミン−ピロ
カテコール−水(EPW)溶液または水酸化テトラメチ
ルアンモニウム(TMAH)溶液があり、毒性がないと
いう点でKOH溶液およびTMAH溶液がより好まし
い。また、等方向エッチングでは、エッチング溶液を用
いるばあいはたとえばフッ化水素(HF)溶液が使用さ
れ、エッチングガスを用いるばあいはたとえば四フッ化
炭素ガスと酸素ガスとの混合ガス(CF4 +O2
ス)、六フッ化イオウガスと酸素ガスとの混合ガス(S
6 +O2 ガス)または二フッ化キセノンガス(XeF
2 ガス)が使用されうる。
【0056】図2は、図1の熱型赤外線検出器を示す平
面説明図である。図2には、検知部を分かりやすく示す
ために吸収体が示されていない。図1は図2のA−A線
断面説明図である。図2において、図1と同一の箇所は
同じ符号を用いて示す。さらに、7aは、エミッタ1a
に接続される配線(以下、「エミッタ配線」という)、
7bは、ベース1bに接続される配線(以下、「ベース
配線」という)、7cは、コレクタ1cに接続される配
線(以下、「コレクタ配線」という)を示す。
【0057】バイポーラトランジスタ1は3端子素子で
あるため、3本の配線、すなわちエミッタ配線7a、ベ
ース配線7bおよびコレクタ配線7cが設けられる(図
1には3本の配線は図示されていない)。従来のボロメ
ータ型赤外線検出器は2端子素子である。したがって、
バイポーラトランジスタを用いて熱型赤外線検出器を形
成したときの方が、ボロメータ型赤外線検出器よりも、
検出器表面のうち配線が占める面積が大きくなる。その
結果、赤外線を感知する部分(以下、「感知部」とい
う)の面積が小さくなり、感度が低下する。しかし、本
実施の形態によれば、吸収体を検出器の検知面(図2に
示される面)上方に設けるので、検知面の面積を効率よ
く利用して赤外線を吸収することができ、熱型赤外線検
出器の感度を向上させうる。前記吸収体を設けること
は、熱型赤外線検出器の検知面の面積が小さくなるにつ
れて効果的である。
【0058】図3は、図1の熱型赤外線検出器が複数個
2次元に配設されてなる熱型赤外線検出器アレイの一実
施の形態を示す説明図である。図3において、図1と同
一の箇所は同じ符号を用いて示す。図3に示される熱型
赤外線検出器アレイは、図1の熱型赤外線検出器を3行
×3列に9個配列したものである。なお、エッチング孔
および配線は示されていない。
【0059】図4は、本発明の熱型赤外線検出器アレイ
を構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図
である。図4に示される熱型赤外線検出器は、SOI−
シリコン基板の代わりにシリコン基板を用い、該シリコ
ン基板中にバイポーラトランジスタを形成した点以外
は、図1に示される熱型赤外線検出器と同じものであ
る。図4において、図1と同一の箇所は同じ符号を用い
て示す。
【0060】図4に示される熱型赤外線検出器は、シリ
コン基板2a中にバイポーラトランジスタ1を形成し、
エッチング孔5からバイポーラトランジスタ1のまわり
のシリコン基板を除去して空洞3を形成することにより
えられる。空洞3の形成方法の一例として電界エッチン
グ法があげられる。すなわち、シリコン基板2aとして
n型のシリコン基板を用い、バイポーラトランジスタ1
となる部分のみをp型の領域にしておく。さらに、シリ
コン基板2a表面を保護絶縁膜4で覆いエッチング孔5
を設ける。ついで、シリコン基板のn型の領域とp型の
領域とのあいだに逆方向電圧を印加する。最後に、シリ
コン用のエッチング溶液にシリコン基板2aを浸すと、
バイポーラトランジスタ1となるp型の領域は除去され
ず、シリコン基板2aのn型の領域のみが除去され、バ
イポーラトランジスタ1のまわりに空洞3が形成され
る。なお、電界エッチング法によって空洞3を設けるば
あい、エッチング液として異方性エッチング液が用いら
れる。該異方性エッチング液の例としては、水酸化カリ
ウム(KOH)溶液、ヒドラジン溶液、エチレンジアミ
ン−ピロカテコール−水(EPW)溶液または水酸化テ
トラメチルアンモニウム(TMAH)溶液があり、毒性
がないという点でKOH溶液およびTMAH溶液がより
好ましい。
【0061】電界エッチング法を用いて空洞3を形成す
れば、SOI基板を使用せずに熱型赤外線検出器を形成
することができる。したがって、熱型赤外線検出器アレ
イを容易に製造することができる。
【0062】図5は、本発明の熱型赤外線検出器アレイ
を構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図
である。図5に示される熱型赤外線検出器は、バイポー
ラトランジスタの代わりにMOSトランジスタを用いた
点以外は、図1に示される熱型赤外線検出器と同じもの
である。なお、分かりやすくするために吸収体は図示さ
れていない。図5において、図1と同一の箇所は同じ符
号を用いて示す。さらに、11はnチャネルMOSトラ
ンジスタ、11aはソース、11bはゲート、11cは
ドレイン、11dはボディ、17aはソース配線、17
bはゲート配線、17cはドレイン配線を示す。
【0063】MOSトランジスタの飽和領域を流れる電
流の値は、温度変化によってチャネル内の多数キャリヤ
の移動度としきい値電圧が変化することにより変化す
る。したがって、検知部としてMOSトランジスタを利
用できる。SOI基板を用いて形成したMOSトランジ
スタは、nチャネルMOSトランジスタおよびpチャネ
ルMOSトランジスタのいずれも論理回路およびダイナ
ミックメモリを形成する際に利用される。したがって、
MOSトランジスタを検知部として用いることは、集積
回路の製造工程中に熱型赤外線検出器を製造することが
できるので好ましい。
【0064】図6は他の熱型赤外線検出器を示す平面構
造説明図である。図6に示される熱型検出器はバイポー
ラトランジスタの代わりに接合電界効果トランジスタ
(JFET)を用いた点以外は図1に示される熱型赤外
線検出器と同じである。18aはソース、18bはドレ
イン、18cがゲートである。19aはソース配線、1
9bはドレイン配線、19cはゲート配線である。ま
た、22はチャネルである。図7は図6に示した構造の
B−B線断面構造説明図である。
【0065】図8は、本発明の熱型赤外線検出器アレイ
を構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図
である。図8に示される熱型赤外線検出器は、SOI−
シリコン基板の代わりにシリコン基板を用い、該シリコ
ン基板中にMOSトランジスタを形成した点以外は、図
5に示される熱型赤外線検出器と同じものである。図6
において、図5と同一の箇所は同じ符号を用いて示す。
なお、分かりやすくするために吸収体は図示されていな
い。さらに、20は、シリコン基板のp型の領域とn型
の領域とのあいだに逆方向電圧を印加するために設けら
れた電源を示す。
【0066】図8では、シリコン基板2aとしてp型の
シリコン基板を用い、シリコン基板2a中にn型領域を
形成し、該n型領域にpチャネルMOSトランジスタを
形成している。さらに、空洞3は、図4に示される熱型
赤外線検出器と同様に電界エッチング法により形成され
る。なお、シリコン基板2aとしてn型のシリコン基板
を用い、シリコン基板中にnチャネルMOSトランジス
タを形成してもよい。
【0067】図9は、本発明の熱型赤外線検出器アレイ
を構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図
である。図9に示される熱型赤外線検出器は、SOI−
シリコン基板の代わりにシリコン基板を用い、該シリコ
ン基板中にバイポーラトランジスタを形成した点以外
は、図1に示される熱型赤外線検出器と同じものであ
る。図9において、図1および図6と同一の箇所は同じ
符号を用いて示す。なお、分かりやすくするために吸収
体は図示されていない。
【0068】図9では、シリコン基板2aとしてp型の
シリコン基板を用い、p型のシリコン基板中にn型の領
域を形成し、該n型の領域にnpn型バイポーラトラン
ジスタを形成している(図9(a)参照)。さらに、空
洞3は、図4に示される熱型赤外線検出器と同様に電界
エッチング法により形成される(図9(b)参照)。な
お、シリコン基板2aとしてn型のシリコン基板を用
い、シリコン基板中にpnp型バイポーラトランジスタ
を形成してもよい。
【0069】図10は前記シリコン基板中にJFETを
形成した点以外は、図1に示される熱型赤外線検出器と
同じ構造である。図10において、19aはソース配
線、19bはドレイン配線、19cはゲート配線、21
aはn型領域、21bはp型領域であり、図1と同一の
箇所は同じ符号を用いて示す。図10ではn型のシリコ
ン基板中にp型の領域を形成し、該p型の領域にnチャ
ネルJFETを形成してある。もちろんp型のシリコン
基板中にn型の領域を形成し、該n型の領域にpチャネ
ルJFETを形成してもよい。
【0070】実施の形態2 つぎに、本発明の熱型赤外線検出器アレイの実施の形態
2について図面を参照しつつ説明する。
【0071】本実施の形態は、吸収体を設けず、かつ、
脚部の数を配線の数よりも少なくしたこと以外は実施の
形態1と同じである。
【0072】図11は、本発明の熱型赤外線検出器アレ
イを構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図で
ある。図11には、熱型赤外線検出器アレイを構成する
複数の熱型赤外線検出器のうちの1つの熱型赤外線検出
器が示される。図11において、図5と同一の箇所は同
じ符号を用いて示す。さらに、17dはボディ配線を示
す。なお、実際は4本の配線は保護絶縁膜中に設けられ
ているが、分かりやすくするために実線を用いて示され
る。
【0073】図11の熱型赤外線検出器は、SOI−シ
リコン基板とMOSトランジスタとを用いて形成され
る。MOSトランジスタは4端子素子なので、ソース配
線17a、ゲート配線17b、ドレイン配線17cおよ
びボディ配線17dを必要とする。しかし、本実施の形
態においては、1つの脚部4aに2本の配線を設けるの
で脚部4aが2本あればよい。したがって、SOI基板
とMOSトランジスタとのあいだの熱絶縁性を高めると
ともに、熱型赤外線検出器の感知部の面積を広くするこ
とができる。その結果、熱型赤外線検出器の感度を高く
できる。
【0074】図12は、本発明の熱型赤外線検出器アレ
イを構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図で
ある。図12(a)は熱型赤外線検出器の平面説明図で
あり、図12(b)は、図12(a)の領域BのC−C
線断面説明図である。図12において、図11と同一の
箇所は同じ符号を用いて示す。さらに、14は絶縁膜を
示す。図12において、配線の破線を用いて示される箇
所は、実線を用いて示される箇所よりも下側(図面にお
いて奥側)に形成されている箇所である。
【0075】図12に示される熱型赤外線検出器は、1
つの脚部に設けられる2本の配線を絶縁膜を挟んで上下
に配置している点以外は図8に示される熱型赤外線検出
器と同じものである。絶縁膜14は、図1に示される絶
縁性基板2bおよび保護絶縁膜4などを含んでいる。
【0076】図12に示される熱型赤外線検出器によれ
ば、脚部4aの幅(すなわち、図9(a)に示される面
における幅)をより小さくすることができる。したがっ
て、SOI基板とMOSトランジスタとのあいだの熱絶
縁性をさらに高めるとともに、熱型赤外線検出器の感知
部の面積を広くすることができる。その結果、熱型赤外
線検出器の感度をより高くできる。
【0077】図13は、本発明の熱型赤外線検出器アレ
イを構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図で
ある。図13において、図11と同一の箇所は同じ符号
を用いて示す。
【0078】図13に示される熱型赤外線検出器は、1
つの脚部に4本の配線を設けたこと以外は図8に示され
る熱型赤外線検出器と同じものである。
【0079】図13に示される熱型赤外線検出器によれ
ば、脚部4aをより少なくすることができる。したがっ
て、SOI基板とMOSトランジスタとのあいだの熱絶
縁性をさらに高めるとともに、熱型赤外線検出器の感知
部の面積を広くすることができる。その結果、熱型赤外
線検出器の感度をより高くできる。
【0080】またMOSトランジスタの代わりにnチャ
ネルJFETを用いてもよくpチャネルJFETを用い
てもよい。
【0081】図14は、本発明の熱型赤外線検出器アレ
イを構成する熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図で
ある。図14(a)は熱型赤外線検出器の平面説明図で
あり、図14(b)は、図14(a)の領域DのE−E
線断面説明図である。図14において、図12と同一の
箇所は同じ符号を用いて示す。
【0082】図14に示される熱型赤外線検出器は、1
つの脚部に4本の配線を設け、2本ずつ絶縁膜を挟んで
上下に配置している点以外は図12に示される熱型赤外
線検出器と同じものである。
【0083】図14に示される熱型赤外線検出器によれ
ば、脚部4aの幅をより小さくすることができる。した
がって、SOI基板とMOSトランジスタとのあいだの
熱絶縁性をさらに高めるとともに、熱型赤外線検出器の
感知部の面積を広くすることができる。その結果、熱型
赤外線検出器の感度をより高くできる。
【0084】実施の形態2においては、検知部を保持す
る基板としてSOI−シリコン基板を使用しているが代
わりにシリコン基板を用いてもよい。また、MOSトラ
ンジスタとして、nチャネルMOSトランジスタを用い
てもよく、pチャネルMOSトランジスタを用いてもよ
い。さらに、MOSトランジスタの代わりに、npn型
バイポーラトランジスタを用いてもよく、pnp型バイ
ポーラトランジスタを用いてもよい。
【0085】実施の形態3 前述の実施の形態2においては、熱型赤外線検出器に実
施の形態1の吸収体が設けられていないが、実施の形態
1と同様に吸収体を設けてもよい。吸収体を設けたばあ
い、熱型赤外線検出器の検知面の表面積が小さくても充
分な感度をうることができるので、脚部の長さをより長
くすることができる。その結果、検知部とシリコン基板
とのあいだの熱絶縁性をさらに向上させることができ
る。したがって、より感度が高い熱型赤外線検出器アレ
イをうることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の熱型赤外線検出
器アレイは、赤外線の照射により生じた温度変化によっ
て電気的な特性が変化することにより赤外線を感知する
検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板とを
含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設され
てなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部が
トランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器の検
知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該熱を
トランジスタに供給する吸収体が設けられるものである
ので、赤外線を吸収する面積を大きくできるため、感度
を高くすることができる。
【0087】また、本発明の請求項2記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記検知部の下表面が絶縁膜で覆わ
れ、該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられるもの
であるので、検知部とシリコン基板とのあいだの熱絶縁
性を向上させることができる。
【0088】また、本発明の請求項3記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記検知部表面のうち上表面には絶縁
膜が設けられ、前記上表面以外の表面と基板とのあいだ
に空洞が設けられるものであるので、検知部とシリコン
基板とのあいだの熱絶縁性を向上させることができる。
【0089】また、本発明の請求項4記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記トランジスタがMOSトランジス
タであるので、半導体の製造工程中に形成することがで
きる。
【0090】また、本発明の請求項5記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記MOSトランジスタがpチャネル
MOSトランジスタであるので、半導体の製造工程中に
形成することができる。
【0091】また、本発明の請求項6記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記MOSトランジスタがnチャネル
MOSトランジスタであるので、半導体の製造工程中に
形成することができる。
【0092】また、本発明の請求項7記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記トランジスタがバイポーラトラン
ジスタであるので、半導体の製造工程中に形成すること
ができる。
【0093】また、本発明の請求項8記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがpnp
型バイポーラトランジスタであるので、半導体の製造工
程中に形成することができる。
【0094】また、本発明の請求項9記載の熱型赤外線
検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがnpn
型バイポーラトランジスタであるので、半導体の製造工
程中に形成することができる。
【0095】また、本発明の請求項10記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタが接合電界効果ト
ランジスタであるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0096】また、本発明の請求項11記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがn
チャネル型であるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0097】また、本発明の請求項12記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがp
チャネル型であるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0098】本発明の請求項13記載の熱型赤外線検出
器アレイは、赤外線の照射により生じた温度変化によっ
て電気的な特性が変化することにより赤外線を感知する
検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板とを
含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設され
てなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部が
トランジスタを含んでなり、該トランジスタに複数の配
線が電気的に接続されており、前記複数の配線が脚部を
介して基板まで延長されており、前記脚部の数が前記配
線の数よりも少ないものであるので、赤外線を吸収する
面積を大きくできるため、感度を高くすることができ
る。
【0099】また、本発明の請求項14記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記検知部の下表面が絶縁膜で覆わ
れ、該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられるもの
であるので、検知部とシリコン基板とのあいだの熱絶縁
性を向上させることができる。
【0100】また、本発明の請求項15記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記検知部表面のうち上表面には絶
縁膜が設けられ、そのほかの表面と基板とのあいだに空
洞が設けられるものであるので、検知部とシリコン基板
とのあいだの熱絶縁性を向上させることができる。
【0101】また、本発明の請求項16記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタがMOSトランジ
スタであるので、半導体の製造工程中に形成することが
できる。
【0102】また、本発明の請求項17記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記MOSトランジスタがpチャネ
ルMOSトランジスタであるので、半導体の製造工程中
に形成することができる。
【0103】また、本発明の請求項18記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記MOSトランジスタがnチャネ
ルMOSトランジスタであるので、半導体の製造工程中
に形成することができる。
【0104】また、本発明の請求項19記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタがバイポーラトラ
ンジスタであるので、半導体の製造工程中に形成するこ
とができる。
【0105】また、本発明の請求項20記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがpn
p型バイポーラトランジスタであるので、半導体の製造
工程中に形成することができる。
【0106】また、本発明の請求項21記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記バイポーラトランジスタがnp
n型バイポーラトランジスタであるので、半導体の製造
工程中に形成することができる。
【0107】また、本発明の請求項22記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記トランジスタが接合電界効果ト
ランジスタであるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0108】また、本発明の請求項23記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがn
チャネル型であるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0109】また、本発明の請求項24記載の熱型赤外
線検出器アレイは、前記接合電界効果トランジスタがp
チャネル型であるので、半導体の製造工程中に形成する
ことができる。
【0110】本発明の請求項25記載の熱型赤外線検出
器アレイは、赤外線の照射により生じた温度変化によっ
て電気的な特性が変化することにより赤外線を感知する
検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板とを
含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設され
てなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部が
トランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器の検
知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該熱を
トランジスタに供給する吸収体が設けられ、さらに前記
トランジスタに複数の配線が電気的に接続されており、
前記複数の配線が脚部を介して基板まで延長されてお
り、前記脚部の数が前記配線の数よりも少ないものであ
るので、赤外線を吸収する面積をより大きくでき、か
つ、脚部の長さを長くして熱絶縁性を高めることができ
るため、感度をさらに高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の一例を示す断面説明図である。
【図2】 図1の熱型赤外線検出器を示す平面説明図で
ある。
【図3】 図1の熱型赤外線検出器が複数個2次元に配
設されてなる熱型赤外線検出器アレイの実施の形態1を
示す説明図である。
【図4】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図である。
【図5】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図である。
【図6】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図である。
【図7】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す断面説明図である。
【図8】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図9】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図10】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成す
る熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図11】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成す
る熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図12】本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図13】 本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成す
る熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図14】本発明の熱型赤外線検出器アレイを構成する
熱型赤外線検出器の他の例を示す説明図である。
【図15】 従来のボロメータ型赤外線検出器の一例を
示す説明図である。
【図16】 MOSトランジスタを含む従来の熱型赤外
線検出器を一例を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1 バイポーラトランジスタ、2a シリコン基板、2
b 絶縁性基板、3 空洞、4 保護絶縁膜、5 エッ
チング孔、6 吸収体。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線の照射により生じた温度変化によ
    って電気的な特性が変化することにより赤外線を感知す
    る検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板と
    を含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設さ
    れてなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知部
    がトランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器の
    検知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該熱
    をトランジスタに供給する吸収体が設けられる熱型赤外
    線検出器アレイ。
  2. 【請求項2】 前記検知部の下表面が絶縁膜で覆われ、
    該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられる請求項1
    記載の熱型赤外線検出器アレイ。
  3. 【請求項3】 前記検知部表面のうち上表面には絶縁膜
    が設けられ、前記上表面以外の表面と基板とのあいだに
    空洞が設けられる請求項1記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタがMOSトランジスタ
    である請求項1記載の熱型赤外線検出器アレイ。
  5. 【請求項5】 前記MOSトランジスタがpチャネルM
    OSトランジスタである請求項4記載の熱型赤外線検出
    器アレイ。
  6. 【請求項6】 前記MOSトランジスタがnチャネルM
    OSトランジスタである請求項4記載の熱型赤外線検出
    器アレイ。
  7. 【請求項7】 前記トランジスタがバイポーラトランジ
    スタである請求項1記載の熱型赤外線検出器アレイ。
  8. 【請求項8】 前記バイポーラトランジスタがpnp型
    バイポーラトランジスタである請求項7記載の熱型赤外
    線検出器アレイ。
  9. 【請求項9】 前記バイポーラトランジスタがnpn型
    バイポーラトランジスタである請求項7記載の熱型赤外
    線検出器アレイ。
  10. 【請求項10】 前記トランジスタが接合電界効果トラ
    ンジスタである請求項1記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  11. 【請求項11】 前記接合電界効果トランジスタがnチ
    ャネル型である請求項10記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  12. 【請求項12】 前記接合電界効果トランジスタがpチ
    ャネル型である請求項10記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  13. 【請求項13】 赤外線の照射により生じた温度変化に
    よって電気的な特性が変化することにより赤外線を感知
    する検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板
    とを含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設
    されてなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知
    部がトランジスタを含んでなり、該トランジスタに複数
    の配線が電気的に接続されており、前記複数の配線が脚
    部を介して基板まで延長されており、前記脚部の数が前
    記配線の数よりも少ない熱型赤外線検出器アレイ。
  14. 【請求項14】 前記検知部の下表面が絶縁膜で覆わ
    れ、該絶縁膜と基板とのあいだに空洞が設けられる請求
    項13記載の熱型赤外線検出器アレイ。
  15. 【請求項15】 前記検知部表面のうち上表面には絶縁
    膜が設けられ、そのほかの表面と基板とのあいだに空洞
    が設けられる請求項13記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  16. 【請求項16】 前記トランジスタがMOSトランジス
    タである請求項13記載の熱型赤外線検出器アレイ。
  17. 【請求項17】 前記MOSトランジスタがpチャネル
    MOSトランジスタである請求項16記載の熱型赤外線
    検出器アレイ。
  18. 【請求項18】 前記MOSトランジスタがnチャネル
    MOSトランジスタである請求項16記載の熱型赤外線
    検出器アレイ。
  19. 【請求項19】 前記トランジスタがバイポーラトラン
    ジスタである請求項13記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  20. 【請求項20】 前記バイポーラトランジスタがpnp
    型バイポーラトランジスタである請求項19記載の熱型
    赤外線検出器アレイ。
  21. 【請求項21】 前記バイポーラトランジスタがnpn
    型バイポーラトランジスタである請求項19記載の熱型
    赤外線検出器アレイ。
  22. 【請求項22】 前記トランジスタが接合電界効果トラ
    ンジスタである請求項13記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  23. 【請求項23】 前記接合電界効果トランジスタがnチ
    ャネル型である請求項22記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  24. 【請求項24】 前記接合電界効果トランジスタがpチ
    ャネル型である請求項22記載の熱型赤外線検出器アレ
    イ。
  25. 【請求項25】 赤外線の照射により生じた温度変化に
    よって電気的な特性が変化することにより赤外線を感知
    する検知部と、脚部を介して前記検知部を保持する基板
    とを含んでなる熱型赤外線検出器が複数個2次元に配設
    されてなる熱型赤外線検出器アレイであって、前記検知
    部がトランジスタを含んでなり、前記熱型赤外線検出器
    の検知面上方に、赤外線の照射により熱を生じかつ当該
    熱をトランジスタに供給する吸収体が設けられ、さらに
    前記トランジスタに複数の配線が電気的に接続されてお
    り、前記複数の配線が脚部を介して基板まで延長されて
    おり、前記脚部の数が前記配線の数よりも少ない熱型赤
    外線検出器アレイ。
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