JPH10242312A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10242312A
JPH10242312A JP9044312A JP4431297A JPH10242312A JP H10242312 A JPH10242312 A JP H10242312A JP 9044312 A JP9044312 A JP 9044312A JP 4431297 A JP4431297 A JP 4431297A JP H10242312 A JPH10242312 A JP H10242312A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】性能の良好なフォトトランジスタ間のクロスト
ークが良好で、同じ基板に形成されているバイポーラト
ランジスタ、MOSトランジスタの相互作用を抑制でき
る半導体装置を提供する。 【解決手段】受光素子等の素子ブロック相互をN型分離
領域で分離し、受光素子を含む素子ブロックではP型埋
込層を共通として設け、その他の素子ブロックでブロッ
ク毎に独立したP型埋込層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子、バイポ
ーラ素子、CMOS素子等を一つの半導体基板に搭載
し、これらの半導体素子の分離を良好にした半導体装置
及び製造方法に関し、更に詳しくは、受光素子の場合に
は隣接するフォトダイオード間での漏れ電流が少なくク
ロストーク特性に優れ、バイポーラ素子、CMOS素子
等の半導体装置の場合には、半導体基板を通して回り込
むノイズ、回路動作の干渉を防止できる半導体装置及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
素子を一つの半導体基板に集積して半導体集積回路を作
るためには、各々の素子がそれぞれ分離されていなけれ
ばならない。
【0003】一般的に、半導体素子の分離は、周囲と底
部をp型シリコンの分離用拡散層とp型基板で取り囲ま
れたN型シリコンの中に素子を作りこみ、P型シリコン
基板の電位を半導体集積回路の最低電位とする。そうす
ることにより、N型シリコン部分は、P型シリコン基板
の電位と同じか、正の電位となるため、逆バイアスされ
たPN接合が形成され、素子間を分離している。
【0004】フォトダイオードを複数個ワンチップ化し
た半導体装置の断面構造の例を図16に示す。この図に
は示さないが、同じ半導体基板にはフォトダイオードの
他に例えばフォトダイオードの出力を増幅する機能を有
するバイポーラ素子などが集積されている。そのため、
図16に示すフォトダイオードを含む半導体装置は、一
般的にバイポーラトランジスタの製造方法に従って製造
される。
【0005】図16に示す半導体装置は、低濃度のP型
シリコン基板11を共通のアノードとするアノードコモ
ンタイプのフォトダイオードのペアPD1とPD2、P
型埋込層12aを共通のアノードとするアノードコモン
タイプのフォトダイオードのペアPD3とPD4とを有
している。P型半導体基板11の上にはN型エピタキシ
ャル半導体層13が形成され、P型半導体基板11とP
N接合を構成している。そのN型エピタキシャル半導体
層13の表面にはN型拡散層14が形成され、カソード
取り出し層を構成している。フォトダイオードPD1と
PD2とは、N型エピタキシャル半導体層13とP型半
導体基板11の境界領域に形成されたP型高濃度埋込層
12bとN型エピタキシャル半導体層13表面からその
P型高濃度埋込層12bに到達するP型分離層16とか
ら構成されるP型分離領域で分離されている。フォトダ
イオードのPD1とPD2のN型エピタキシャル半導体
層13は、それぞれ周囲と底面をP型半導体領域16、
12a、12b、11で囲まれている。
【0006】同様に、P型埋込層12aを共通のアノー
ドとするPD3とPD4のN型半導体領域は、N型エピ
タキシャル半導体層13の表面からP型埋込層12aに
到達しているP型分離層16とP型埋込層12aとで周
囲と底面を包囲されて互いに分離されている。
【0007】この図16に示すフォトダイオードには、
次のような問題点がある。まず、P型シリコン基板11
を共通のアノードとするアノードコモンタイプのPD
1、PD2について説明する。これらのフォトダイオー
ド下部のP型シリコン基板11は低濃度であり、少数キ
ャリアの拡散長が長い。そのため、空乏層20が大きい
ため受光感度は良いが、アノードであるP型シリコン基
板11の寄生抵抗が高く、周波数特性が低いという問題
がある。
【0008】また、いわゆるクロストーク特性も問題で
ある。即ち、一方のフォトダイオード(図ではPD1)
に光が入射した際に、共通のアノードであるP型シリコ
ン基板11中での少数キャリアである電子の拡散長が長
いため、他方のフォトダイオードのPN接合部まで少数
キャリアである電子が到達し、本来は光が当たっていな
いため出力電流がゼロであるはずのフォトダイオード
(図ではPD2)からも光電流が検出されるいわゆるク
ロストーク現象が生じる。
【0009】このようなクロストーク現象を抑制する目
的で、図17に示すような構造が用いられる。この図1
7においては、図16と共通の構成部分には同一の符号
を付してその説明は省略する。このフォトダイオードの
構造は、各フォトダイオードの周囲をp型埋込層12b
とP型分離層16で構成されるP型分離領域で包囲して
いる。また、P型基板11とn型エピタキシャル半導体
層13との境界に設けられたn型埋込層18とN型エピ
タキシャル半導体層表面からN型埋込層18に到達して
いるN型分離層19で構成されるN型分離領域で各フォ
トダイオードを包囲し、このN型分離領域の電位をP型
シリコン基板11より高い電位の、例えば半導体集積回
路の電源電圧(Vcc)電位とし、N型分離領域とP型
分離領域との間に生成する空乏層22によりP型シリコ
ン基板11を走行するキャリアをこのN型分離領域で捕
獲するものである。
【0010】しかし、この図17に示した構造において
も、同図に示すように、P型シリコン基板11内部で発
生したキャリアは完全にはN型分離領域に捕獲されず、
P型シリコン基板11内部を走行し、フォトダイオード
PD1から隣接するフォトダイオードPD2に到達する
キャリアも、N型分離領域がない場合に比べれば良好な
ものの、クロストーク特性は必ずしも満足できる程度に
はなかった。
【0011】一方、図16に戻って、P型埋込層12a
を共通のアノードとするアノードコモンタイプのPD
3、PD4、及び図示していないが、N型埋込層を共通
のカソードとするカソードコモンタイプのフォトダイオ
ードでは、P型埋込層12a、N型埋込層の内部は高濃
度拡散層であるため、少数キャリアの拡散長が短く、光
の当たっていない隣接したフォトダイオードまで到達す
るキャリアが少ないため、クロストークは比較的良好で
ある。
【0012】しかしながら、アノードコモンタイプのフ
ォトダイオードPD3、PD4、カソードコモンタイプ
のフォトダイオードは、共に埋め込み層位置がシリコン
表面からN型エピタキシャル層13の厚さの分だけ深い
位置にあり、そのエピタキシャル層の厚さは同時に形成
されるバイポーラトランジスタの特性を最適化する厚さ
(1〜4μm程度)であるため、光の吸収長(780μ
mの光で9〜10μm)に比べて浅く、空乏層21が薄
い。そのため、P型埋込層12a内部で再結合する割合
が多く、受光感度が低下するという問題がある。
【0013】また、バイポーラ素子とCMOSとを一つ
の半導体基板に集積するいわゆるBiCMOSにおいて
も、従来、素子分離が不十分であった。図18は従来構
造のBiCMOSプロセスで製造されたNPNバイポー
ラトランジスタとCMOSトランジスタを含む半導体装
置の断面構造を示す。
【0014】この半導体装置は、P型半導体基板31の
上にN型エピタキシャル半導体層32が形成され、NM
OSトランジスタとPMOSトランジスタとで構成され
るCMOSとNPNトランジスタとがN型エピタキシャ
ル半導体層に形成されている。CMOSのブロックとN
PNトランジスタのブロックがそれぞれ素子ブロックと
なっており、これらの素子ブロックは、上記図17と同
じくP型埋込層33とP型分離層34とから構成される
P型分離領域と、N型埋込層36とN型分離層37とか
ら構成されるN型分離領域とで包囲され、N型分離領域
の電位をP型分離領域より高い電位の、例えば半導体集
積回路の電源電圧(Vcc)電位とし、N型分離領域と
P型分離領域との間に生成する空乏層によりP型シリコ
ン基板31を走行するキャリアをこのN型分離領域で捕
獲するものである。
【0015】バイポーラ素子においては、半導体集積回
路中の最低電位(GND)ラインを流れる電流は、P型
シリコン基板31内部を流れる。この場合、電流の流れ
るP型シリコン基板31部分は、高抵抗のP型シリコン
基板31内部の抵抗により、本来のGND電位より上が
ってしまう。また、P型シリコン基板31内部にAC電
流が流れる場合、P型シリコン基板31とバイポーラ素
子のN型拡散層36との間に形成されるPN接合容量
も、P型シリコン基板31に流れるAC電流の周波数に
従って変化する。そのため、このPN接合容量を通して
P型シリコン基板31を通して異なる周波数で動作する
回路ブロック同士でクロストークが生じ、回路動作の干
渉の問題がある。
【0016】また、この問題は、バイポーラ素子間の問
題にとどまらず、特に、BiCMOSプロセスにおいて
は、バイポーラ素子部分とCMOS部分の間で顕著であ
る。特に、CMOS部分で発生するノイズがバイポーラ
素子部分にP型シリコン基板を通じて侵入すると、ノイ
ズがバイポーラ素子で増幅されてしまうという問題があ
る。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、第1に、複数の受光素子、とりわけ複数のフォトト
ランジスタとバイポーラトランジスタ等が同一の半導体
基板に形成された半導体装置における隣接するフォトト
ランジスタ間のクロストークを効果的に抑制し、また、
フォトトランジスタの受光感度の改良、フォトトランジ
スタの周波数特性の改良をすることができる半導体装置
を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、第2に、かかる半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0019】次に、本発明は、第3に、異なる周波数で
動作する複数の素子やBiCMOSが形成された半導体
装置における素子ブロック間のクロストークやノイズの
侵入を防止できる半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0020】また、本発明は、第4に、かかる半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず第1に、
半導体基板に形成された少なくとも一つの素子を含む素
子ブロックが、底面部を第1導電型埋込層で、側面部を
第1導電型分離領域でそれぞれ包囲され、かつ該第1導
電型分離領域が第2導電型分離領域で包囲されているこ
とを特徴とする半導体装置を提供する。
【0022】第1発明によれば、例えばフォトトランジ
スタを含む素子ブロックは、底面部と側面部とが第1導
電型領域で囲まれ、更にその第1導電型領域の側面部が
第2導電型分離領域で囲まれている。そのため、例えば
第2導電型分離領域と第1導電型領域の間に逆バイアス
の電圧を印加することにより、第2導電型分離領域の周
囲に広がる空乏層が形成され、隣接する素子ブロックに
向かうキャリアをこの空乏層で取り込み、隣接する素子
ブロックに到達するキャリアを極めて少なくすることが
できるので、クロストーク特性が良好である。
【0023】また、素子ブロックを取り囲む第2導電型
分離領域に逆バイアスの電圧を印加することにより第2
導電型分離領域の周囲に広がる空乏層が、第1導電型埋
込層に到達するように条件を設定すれば、素子ブロック
は、第2導電型分離領域と第1導電型埋込層と空乏層で
取り囲まれることになるので、クロストーク特性はより
向上する。
【0024】更に、素子ブロックの下方に配置されてい
る第1導電型埋込層は、フォトダイオードのアノード取
り出し層として機能することができ、この場合、取り出
し配線までの寄生抵抗を低減することができ、これによ
りフォトダイオードの周波数特性を向上させることが可
能である。
【0025】また更に、第1導電型埋込層の上に第1導
電型エピタキシャル半導体層を設け、更にその上に第2
導電型エピタキシャル半導体層を設ける構造とし、フォ
トトランジスタをこれらのエピタキシャル半導体層に形
成し、バイポーラトランジスタを第2導電型エピタキシ
ャル半導体層に形成する構成とすることができる。これ
により、最適な厚さの第2導電型エピタキシャル半導体
層にバイポーラトランジスタを形成すると共に、深い領
域で受光することができるフォトトランジスタを形成す
ることが可能であり、特性の良好なバイポーラトランジ
スタと受光感度が良好なフォトトランジスタを一つの半
導体基板に形成した半導体装置とすることができる。
【0026】次に、本発明は、第2に、第1導電型半導
体基板上に第1の第1導電型高濃度埋込層を形成する工
程と、該第1導電型半導体基板面に第1導電型エピタキ
シャル半導体層を形成する工程と、該第1導電型エピタ
キシャル半導体層の半導体素子形成予定領域を包囲する
素子分離領域に選択的に上記第1導電型埋込層に達しな
い深さで第2導電型埋込層を形成する工程と、該第1導
電型エピタキシャル半導体層の該第2導電型高濃度埋込
層の内方の素子分離領域に第2の第1導電型埋込層を選
択的に形成する工程と、上記第1導電型エピタキシャル
半導体層の上に第2導電型エピタキシャル半導体層を形
成する工程と、該第2導電型エピタキシャル半導体層の
素子分離領域において該第2導電型エピタキシャル半導
体層の表面から上記第2導電型埋込層に到達する第2導
電型半導体層を形成する工程と、該第2導電型エピタキ
シャル半導体層の素子分離領域において該第2導電型エ
ピタキシャル半導体層の表面から上記第2の第1導電型
埋込層に到達する第1導電型半導体層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供
する。
【0027】この製造方法によれば、上記第1発明のク
ロストーク特性が良好で、特性の良好なバイポーラトラ
ンジスタ等と受光感度が良好なフォトトランジスタを一
つの半導体基板に形成した半導体装置の構造を実現する
ことができる。
【0028】次に、本発明は、第3に、半導体基板に形
成された少なくとも一つの素子を含む素子ブロックが、
底面部に各素子ブロック毎に独立して設けられている第
1導電型埋込層を含む第1導電型分離領域で包囲され、
かつ該第1導電型分離領域の側部が第2導電型分離領域
で包囲されていることを特徴とする半導体装置を提供す
る。
【0029】第3の発明の半導体装置は、素子ブロック
毎に底面部は各ブロック毎に独立して配置されている第
1導電型埋込層を含む第1導電型分離領域で囲まれ、更
に素子ブロック毎に側面部は第2導電型分離領域で包囲
されている。
【0030】そのため、第1導電型埋込層は各素子ブロ
ック毎に独立し、かつ各素子ブロックの周囲を第2導電
型分離領域が取り囲んでいるので、異なるブロック間の
半導体基板に流れる電流はほとんど同一ブロック内で閉
じており、異なるブロック間を流れる電流は極めて少な
い。また、例えば第2導電型分離領域と第1導電型分離
領域の間に逆バイアスの電圧を印加することにより形成
される第2導電型分離領域の周囲に広がる空乏層によ
り、隣接する半導体素子に向かうキャリアは半導体素子
を取り囲む第2導電型分離領域に取り囲まれるため、隣
接した半導体素子に到達するキャリアを極めて少なくす
ることができる。
【0031】更に、各素子ブロックの側面部のみならず
全体を第2導電型領域で囲うことによって素子ブロック
間に流れる電流をほぼ完全に抑制することが可能であ
る。
【0032】次に、本発明は、第4に、第1導電型基板
表面の素子ブロック形成予定領域毎に各々選択的に第1
の第1導電型埋込層を形成する工程と、該第1導電型基
板面に第1導電型エピタキシャル半導体層を形成する工
程と、各素子ブロックの周囲の素子分離領域に第2の第
1導電型埋込層とこの第2の第1導電型埋込層を包囲す
る第2導電型埋込層とをそれぞれ上記第1の第1導電型
埋込層と離間させて選択的に形成する工程と、上記第1
導電型エピタキシャル半導体層の上に第2導電型エピタ
キシャル半導体層を形成する工程と、該第2導電型エピ
タキシャル半導体層の素子分離領域において該第2導電
型エピタキシャル半導体層の表面から上記第2の第1導
電型埋込層に到達する第1導電型半導体層を形成する工
程と、該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離
領域において該第2導電型エピタキシャル半導体層の表
面から上記第2導電型埋込層に到達する第2導電型半導
体層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
装置の製造方法を提供する。
【0033】第4発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、各素子ブロックを第1導電型領域で包囲し、かつ側
面部を第2導電型分離領域で包囲する上記第3発明の構
造を実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明するが、本発明は下記の実施の形態に限
定されるものではない。なお、本明細書において、高濃
度半導体とは、不純物濃度が概略1×1017〜1×10
21/cm3 程度の不純物濃度であり、低濃度半導体とは
不純物濃度が概略1×1011〜1×1016/cm3 程度
を意味する。
【0035】[第1実施形態]図1は、本発明の第1発
明にかかる半導体装置の平面構造の一形態を表すもの
で、この半導体装置は、図1に示す一対のフォトダイオ
ードPD1、PD2と図示しないバイポーラトランジス
タとを同一基板に混載して構成した半導体装置である。
このような半導体装置は、例えば光ディスクプレーヤー
の光学ピックアップ用受光素子とその出力信号を増幅す
るバイポーラトランジスタがワンチップ化されたもので
ある。これらのフォトダイオードは、バイポーラトラン
ジスタの製造工程に従って形成されている。
【0036】図1に示す半導体装置は、アノードコモン
タイプの互いに隣接するフォトダイオードPD1、PD
2を含んでおり、これ以外のフォトダイオードを含む場
合がある。各フォトダイオードPD1、PD2は、P型
基板の上に形成されたエピタキシャル半導体層に設けら
れている。各フォトダイオードの周囲はP型分離領域1
50で包囲され、更にその周囲をN型分離領域151で
包囲され、更にN型分離領域の周囲はP型領域152で
囲まれている。図1のX−X線に沿った断面図を図2に
示す。
【0037】図2に示す半導体装置は、半導体基板が、
低濃度P型シリコン基板101と、その上に設けられた
低濃度P型エピタキシャル半導体層102と、そのP型
エピタキシャル半導体層102の上に形成された低濃度
N型エピタキシャル半導体層103とで構成されてい
る。P型基板101とP型エピタキシャル半導体層10
2との境界領域には、P型半導体基板101全体に亘っ
て第1のP型高濃度埋込層104が形成されている。
【0038】また、フォトダイオードPD1、PD2の
それぞれの周囲を覆って分離領域が形成されている。こ
の分離領域は、P型エピタキシャル半導体層102とN
型エピタキシャル半導体層103との境界領域において
それぞれのフォトトランジスタを包囲して形成されてい
る第2のP型高濃度埋込層106とN型エピタキシャル
半導体層103の表面からこのP型埋込層106に到達
している高濃度のP型アイソレーション層107とを含
むP型分離領域150が形成されている。この第2のP
型埋込層106の下端は、第1のP型埋込層104と分
離して設けられている。
【0039】P型分離領域150の外側の領域はN型分
離領域151が形成されており、N型分離領域151
は、P型エピタキシャル半導体層102とN型エピタキ
シャル半導体層103との境界領域においてそれぞれの
フォトトランジスタPD1、PD2をそれぞれ包囲して
形成されているN型高濃度埋込層110とN型エピタキ
シャル半導体層103の表面からこのN型埋込層110
に到達している高濃度N型プラグイン層111とを有す
る。N型埋込層110の下端は、P型高濃度埋込層10
4と離間するように設けられている。このN型分離領域
150は、N型エピタキシャル半導体層表面を覆うシリ
コン酸化膜120に開口したコンタクトホールに形成さ
れた配線層121に高濃度N型拡散層112を介して接
続されており、この配線層121にはP型シリコン基板
101と同じか、又は高い電位、例えば回路中の電源電
位(Vcc)に接続されている。そして、N型分離領域
151に所定の電圧を印加することにより生じる空乏層
130が第1のP型高濃度埋込層104に到達するよう
にN型高濃度埋込層110の下端と第1のP型埋込層1
04との距離が設定されている。
【0040】更に、N型エピタキシャル半導体層103
の表面近傍には、高濃度のN型拡散層112からなるカ
ソード取り出し部が形成されている。このカソード取り
出し部は、シリコン酸化膜121に開口したコンタクト
ホールに形成されたカソード取り出し配線122に接続
されている。一方、隣接するフォトダイオード、あるい
はバイポーラ素子形成領域との境界領域に形成された高
濃度P型アイソレーション層107は、シリコン酸化膜
120に開口されたコンタクトホールに形成されたアノ
ード取り出し配線123にP型高濃度拡散層108を介
して接続されている。第1のP型高濃度埋込層104と
カソード取り出し部112は、寄生抵抗を低減させる目
的で形成されたものである。
【0041】これらの分離用配線層121、アノード取
り出し配線122、カソード取り出し配線123は、例
えば酸化シリコン膜125で被覆され、その酸化シリコ
ン上に第2層目の金属配線層126が形成されており、
更にこの金属配線を覆ってオーバーパッシベーション膜
127が形成されている。
【0042】一方、バイポーラトランジスタ形成領域で
は、図3に示すように、P型高濃度埋込層104がバイ
ポーラトランジスタ領域のP型基板101とP型エピタ
キシャル半導体層102の境界領域全面に形成されてい
る。N型エピタキシャル半導体層102とP型エピタキ
シャル半導体層103の境界領域に形成されているN型
高濃度埋込層110がバイポーラトランジスタ毎に形成
され、N型エピタキシャル半導体層103がN型高濃度
埋込層110の上に形成されている。バイポーラトラン
ジスタは、N型エピタキシャル半導体層103に形成さ
れている。このため、表面からN型高濃度埋込層110
までの深さはN−エピタキシャル半導体層103の厚さ
のみで決まる。
【0043】このようなフォトダイオードPD1、PD
2は、P型エピタキシャル半導体層102とN型エピタ
キシャル半導体層103のPN接合領域近傍に空乏層1
31が形成され、光がエピタキシャル半導体層102、
103に照射されると、その光は波長に応じてダイオー
ドPD1、PD2内で吸収され、電子160と正孔16
1を生成する。P型エピタキシャル半導体層102で生
成した電子160は、N型シリコン103内を通ってカ
ソード取り出し層112へ移動し、カソード取り出し配
線122から外部へ取り出される。また、P型エピタキ
シャル半導体層102で生じた電子の一部はP型高濃度
埋込層104で再結合して消滅する。N型エピタキシャ
ル半導体層103内では、正孔はP型エピタキシャル半
導体層102内を通ってアノード取り出し電極123か
ら外部へ取り出される。
【0044】また、N型分離領域150に印加された逆
方向バイアス電圧によりN型分離領域110、111の
周囲に空乏層130が生じ、この空乏層130は第1の
P型高濃度埋込層104に達する。
【0045】このような態様の半導体素子のフォトダイ
オードPD1、PD2の領域においては、第1のP型高
濃度埋込層104がアノードコモンタイプのフォトトラ
ンジスタの取り出し層としてフォトトランジスタPD
1、PD2の下部に配置されている。そのため、フォト
トランジスタのアノード取り出し配線123までの寄生
抵抗を低減することができ、フォトトランジスタの周波
数特性を向上させることができる。
【0046】また、フォトトランジスタPD1、PD2
の側部の周囲はN型半導体層であるN型高濃度埋込層1
10とN型高濃度プラグイン層111によって取り囲ま
れている。上記N型分離領域151とP型エピタキシャ
ル半導体層102とで形成されるPN接合に逆バイアス
を印加すると、空乏層130がN型埋込領域151を覆
うようにN型埋込領域151と第1のP型高濃度埋込層
104の間に形成される。そのため、隣接するフォトダ
イオードPD1、PD2のうち、フォトダイオードPD
2に光が入力した際に発生するキャリアのうち、隣接し
た光の当たっていないフォトダイオードPD1に向かう
キャリアも、フォトダイオードPD2を取り囲むN型分
離領域151に取り込まれるため、隣接したフォトダイ
オードPD1に到達するキャリアを極めて少なくするこ
とができる。
【0047】更に、N型分離領域151に印加する電圧
と、N型埋込層110の下端とP型高濃度埋込層104
との距離との関係をN型分離領域151の周囲に広がる
空乏層130が第1のP型埋込層104にまで到達する
条件に設定すれば、図2に示すように、フォトダイオー
ドPD1、PD2間は、高濃度半導体層104、15
1、及び空乏層130で取り囲まれるので、電子の移動
が妨げられてクロストーク特性は更に良好になる。
【0048】また、フォトダイオードPD1、PD2の
領域においては、P型高濃度埋込層104の上には、従
来のように低濃度のN−エピタキシャル半導体層が直接
配置されているのではなく、低濃度のP型エピタキシャ
ル半導体層102を介して低濃度N型エピタキシャル半
導体層103が設けられている。従って、この領域で
は、表面からP型高濃度埋込層104までの厚さ、言い
換えればフォトダイオードとして機能する半導体層の深
さは、N型型エピタキシャル半導体層103の厚さとP
型エピタキシャル半導体層102の厚さの和によって決
まる。
【0049】一方、図3に示すバイポーラ素子形成領域
においては、N型埋込層110の上にはP型エピタキシ
ャル半導体層は存在せず、N型エピタキシャル半導体層
103が直接N型埋込層110の上に形成されているの
で、表面からN型埋込層110までの深さは、N型エピ
タキシャル半導体層103の厚さのみで決まる。
【0050】従って、N型エピタキシャル半導体層10
3の厚さは、NPNバイポーラトランジスタの特性を最
適化させることができるような厚さにすることだけを考
慮して決定でき、例えば1〜2μm程度という比較的小
さい値を採用することができる。
【0051】一方、フォトダイオードPD1、PD2領
域では、このようなバイポーラトランジスタの特性に合
わせてN型エピタキシャル半導体層103の厚さを薄く
しても、P型エピタキシャル半導体層102を十分厚く
形成すれば、結局PN接合面は表面から十分深い位置に
形成されることとなり、アノードコモンタイプのフォト
ダイオードPD1、PD2の特性(受光感度)を最適化
させるための条件を満たすことができる。
【0052】即ち、アノードコモンタイプのフォトダイ
オード形成領域においては、少数キャリアの拡散長が短
いことから受光感度の低下の要因となるP型高濃度埋込
層104を十分深い位置に形成したり、あるいは受光波
長に応じて最適な深さに配置することが可能である。従
って、P型エピタキシャル半導体層102の厚さはこの
ようなフォトトランジスタの特性を最適化する観点から
決定できる。一方、N−型エピタキシャル半導体層の厚
さは上述したようにバイポーラトランジスタの高速性を
十分確保するというような観点から十分薄く設定でき
る。
【0053】また、アノードコモンタイプのフォトダイ
オードPD1、PD2形成領域におけるPN接合は、低
濃度のP型エピタキシャル半導体層102と低濃度のN
型エピタキシャル半導体層103という共に低濃度層か
らなるので、図2に示すように空乏層131幅が十分広
がり、PN接合容量を下げることができ、応答速度を向
上させることが可能となる。
【0054】このように、本実施形態の半導体装置は、
フォトダイオード間のクロストークを低減させることが
できる。また、バイポーラトランジスタ形成領域に要求
される形成条件とアノードコモンタイプのフォトダイオ
ードに要求される形成条件とを同時に満足させることが
できる。
【0055】なお、本実施形態においては、P型高濃度
埋込層104はP型シリコン基板101とP型エピタキ
シャル半導体層102の境界領域全面に形成されている
ので、P型高濃度埋込層104を形成する代わりに高濃
度のP型シリコン基板を用いることが可能である。
【0056】次に、図1〜図3に示した構造の半導体装
置を製造する工程について図4〜図6を参照しながら説
明する。
【0057】まず、抵抗率20Ω・cm程度のP型シリ
コン基板101に表面に通常の熱酸化法により例えば1
00nm程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成した後、ボ
ロン(B+)をシリコン基板101全面に例えばエネル
ギー30keV、ドーズ量2.5×1015/cm2 でイ
オン注入する。
【0058】次に、例えば1200℃の窒素雰囲気中で
80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工程でイオ
ン注入された不純物イオンを活性化した後、更に例えば
1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲気中で2
0分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注入時のダ
メージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そして、フ
ッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチング除去
する。これにより、図4に示すように、P型シリコン基
板101表面にP型高濃度埋込層104が形成される。
【0059】次に、P型エピタキシャル半導体層102
を例えば膜厚20μm、抵抗率20Ω・cmで成長させ
る。
【0060】そして、P型エピタキシャル半導体層10
2の表面に、通常の熱酸化法により、例えば100nm
程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成した後、フォトダイ
オードの周囲の分離領域、及び図示していないがバイポ
ーラトランジスタ部分にフォトレジストをマスクとして
選択的にリン(P+)を例えばエネルギー50keV、
ドーズ量8×1014/cm2 の条件でイオン注入する。
更に、上記分離領域においてリンを注入した内方にフォ
トレジストをマスクとして選択的にボロン(B+)を、
例えばエネルギー30keV、ドーズ量2.5×1015
/cm2 の条件でイオン注入する。
【0061】次に、例えば1200℃の窒素雰囲気中で
80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工程でイオ
ン注入された不純物イオンを活性化した後、更に例えば
1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲気中で2
0分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注入時のダ
メージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そして、フ
ッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチング除去
する。これにより、図5に示すように、素子分離領域に
おけるN型埋込層110及び第2のP型埋込層106が
形成される。
【0062】次に、N型エピタキシャル半導体層を例え
ば膜厚2μm、抵抗率1Ω・cmで成長させ、図6に示
すような構造を得る。
【0063】その後は通常のバイポーラトランジスタの
製造フローに従った製造方法でバイポーラトランジスタ
とフォトダイオードを製造することができる。
【0064】例えば、熱酸化法によりN型エピタキシャ
ル半導体層表面に10nm程度の酸化膜を形成した後、
バイポーラトランジスタのアイソレーション部とフォト
ダイオードのアノード取り出し部分にボロンを選択的に
例えばエネルギー50keV、ドーズ量5×1015/c
2 でイオン注入する。その後、1100℃で80分間
窒素雰囲気中でアニールすることによりP型アイソレー
ション層107を第2のP型埋込層106に接続する。
これにより、バイポーラトランジスタのアイソレーショ
ンを行う。
【0065】次に、NPNトランジスタ部分にP型ベー
スを形成するため、ボロンを例えば30keVで1×1
14/cm2 の条件で選択的にイオン注入し、活性化ア
ニールを900℃の窒素雰囲気下で30分行う。
【0066】次に、NPNトランジスタのベースの金属
配線との接触部分、及びフォトダイオードのアノードと
金属配線との接触部分であるP型拡散層108を形成す
るため、BF2 をエネルギー50keV、ドーズ量1×
1015/cm2 の条件でイオン注入する。更に、NPN
トランジスタのエミッタとコレクタと金属配線との接触
部分、及びフォトダイオードPD1、PD2のN型エピ
タキシャル半導体層表面近傍のカソード取り出し層であ
る高濃度N型半導体層112を形成するため、例えば砒
素をエネルギー50keV、ドーズ量5×1015/cm
2 の条件でイオン注入し、次にアニールを1000℃で
20分、窒素ガス雰囲気下で行って不純物を活性化す
る。
【0067】次に、シリコン酸化膜120を例えばCV
D法により600nm程度堆積し、その後、バイポーラ
トランジスタとフォトトランジスタのそれぞれのコンタ
クト孔を開口し、Ti/TiOをそれぞれ30nm及び
70nm程度スパッタリングにより堆積した後、アルミ
ニウムをスパッタリングにより600nm程度堆積し、
これをパターニングしてアルミニウム配線121、12
2、123を形成する。
【0068】その後、層間膜としてシリコン酸化膜12
5を例えばプラズマCVD法により1μm程度堆積し、
次に第2層アルミニウム配線用のコンタクトホールを開
口し、アルミニウム126をスパッタリングにより堆積
した後、これをパターニングして第2層アルミニウム配
線を形成する。その後、オーバーパッシベーション膜と
して例えばシリコンナイトライド127を700nm程
度堆積して図2、図3の構造を得ることができる。
【0069】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、フォトトランジスタの寄生抵抗を低くし、周波数特
性を向上させる第1のP型高濃度埋込層104をP型基
板101上の全面に形成した後、P型エピタキシャル半
導体層102をフォトダイオードの特性に最適な厚さで
形成し、更にフォトダイオード周囲、及び素子ブロック
周囲に選択的にN型埋込層110を形成してフォトダイ
オードのクロストークを抑制し、N型エピタキシャル半
導体層103をP型エピタキシャル半導体層の上にバイ
ポーラトランジスタの特性が最適となる厚さで形成する
ことができる。
【0070】従って、クロストークが低減し、周波数特
性が良好で高感度なフォトトランジスタと、特性の良好
なバイポーラトランジスタとを同一基板に混載した半導
体装置を製造することができる。
【0071】[第2実施形態]本実施形態は、第3発明
にかかる半導体装置であり、本発明をBiCMOSに適
用したものである。
【0072】図7は、本発明をBiCMOS半導体装置
に適用した半導体装置の平面構造を表すものである。こ
の半導体装置は、バイポーラトランジスタと、NMOS
とPMOSとから構成されるCMOSとを同一基板に混
載して構成したBiCMOS半導体装置の平面構造を示
す。バイポーラトランジスタ部が一つの素子ブロックを
構成し、CMOS部が一つの素子ブロックを構成し、こ
れらの素子ブロック相互は分離領域で分離されている。
【0073】本発明では、例えば電気的に分離が必要な
各々のバイポーラトランジスタ毎、バイポーラトランジ
スタで構成される領域、MOSトランジスタのみで構成
された領域、更にバイポーラトランジスタ素子とMOS
トランジスタの混在回路、あるいはバイポーラトランジ
スタ素子同士で構成されたブロックのうち、動作周波数
等の回路特性が異なる領域を一つの素子ブロックとして
構成し、これらの素子ブロック相互を分離領域で電気的
に分離して、これらの素子ブロック間の回路動作の干渉
などを低減できる。
【0074】図7のY−Y’線に沿った断面構造の一形
態を図8に示す。図8に示す半導体装置は、NMOSト
ランジスタとPMOSトランジスタで構成される第1素
子ブロックと、NPNバイポーラトランジスタのバイポ
ーラ素子で構成された第2素子ブロックを有し、これら
の第1素子ブロックと第2素子ブロックは、共に素子分
離領域で囲まれ相互に電気的に分離されている。
【0075】この半導体装置は、半導体基板が、低濃度
P型シリコン基板201と、P型シリコン基板201上
に形成された低濃度P型エピタキシャル半導体層202
と、P型エピタキシャル半導体層202の上に形成され
たN型エピタキシャル半導体層203とを有する。P型
シリコン基板201とP型エピタキシャル半導体層20
2との境界領域には、第1素子ブロックには、第1素子
ブロック領域全体に亘る1個の第1のP型高濃度埋込層
204aが形成され、第2素子ブロックには、第2素子
ブロック全体に亘る1個の第1のP型高濃度埋込層20
4bが形成されている。これらの第1のP型高濃度埋込
層204a、204bは、これらの間に低濃度P型シリ
コン基板201と低濃度P型エピタキシャル半導体層2
02が存在し、相互に分離されている。
【0076】第1素子ブロックは、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとがCMOSを構成するMO
Sトランジスタ素子ブロックである。図8では1つのC
MOSトランジスタのみを示している。P型エピタキシ
ャル半導体層202とN型エピタキシャル半導体層20
3との境界領域に選択的に高濃度N型埋込層210が形
成され、N型エピタキシャル半導体層203表面からこ
のN型埋込層210に達するNウエル211が形成さ
れ、PMOSがこのNウエル211に形成されている。
また、P型エピタキシャル半導体層202とN型エピタ
キシャル半導体層203との境界領域に選択的に高濃度
P型埋込層206が形成され、N型エピタキシャル半導
体層203表面からこのP型埋込層206に達するPウ
エル207が形成され、NMOSがこのPウエル207
に形成されている。
【0077】一方、第2素子ブロックは、バイポーラト
ランジスタが多数設けられたブロックであり、図8では
一つのNPNバイポーラトランジスタを示している。第
2素子ブロックでは、P型エピタキシャル半導体層20
2とN型エピタキシャル半導体層203の境界領域に選
択的に高濃度N型埋込層210が形成され、N型エピタ
キシャル半導体層203表面からこのN型型埋込層21
0に達するNウエル211が形成され、NPNトランジ
スタがこのNウエル211に形成されている。
【0078】これらの素子ブロックの間の分離領域に
は、N型分離領域が設けられている。このN型分離領域
は、P型エピタキシャル半導体層202とN型エピタキ
シャル半導体層203との境界領域に形成されたN型高
濃度埋込層210と、N型エピタキシャル半導体層20
3の表面からN型高濃度埋込層210に達している高濃
度N型プラグイン層212とを有する。また、このN型
分離領域は、分離配線層221に高濃度N型拡散層21
3を介して接続されており、この配線層221にはP型
シリコン基板201と同じか、又は高い電位、例えば回
路中の電源電位(Vcc)に接続されている。このよう
なN型素子分離領域により、素子ブロック間が完全にP
N接合分離されている。
【0079】一方、同一素子ブロック内に存在するCM
OS相互、バイポーラトランジスタ相互の分離は、これ
らがそれぞれP型素子分離領域で包囲されてPN接合分
離されている。このP型素子分離領域は、底面部の第1
のP型高濃度埋込層204a、204b、P型エピタキ
シャル半導体層202、及び分離領域においてN型エピ
タキシャル半導体層203とP型エピタキシャル半導体
層202との境界領域に形成された第2のP型埋込層2
06とN型エピタキシャル半導体層203の表面からP
型埋込層206に到達しているP型アイソレーション層
208とを有する。そして、P型分離領域は、半導体装
置で最も低い電位と配線222で接続されている。
【0080】このような構成のBiCMOS半導体装置
は、同一素子ブロック内では、素子ブロック全体に亘る
第1の高濃度埋込層204a、204bが設けられてい
ることにより、P型素子分離領域の電位は安定してい
る。
【0081】一方、異なる素子ブロック間では、第1の
P型高濃度埋込層204a、204bは各素子ブロック
毎に独立して分割されており、P型シリコン基板201
の濃度は薄く、更に、各素子ブロックをN型埋込層21
0とN型プラグイン層211とから構成されるN型分離
領域が取り囲み、異なる素子ブロック間にこのN型分離
領域が設けられているので、異なる素子ブロック間のP
型素子分離領域の抵抗が高く、P型素子分離領域に流れ
る電流は、ほとんど同一素子ブロック内で閉じており、
異なる素子ブロック間を流れる電流は極めて少ない。
【0082】従って、異なる素子ブロック間のP型シリ
コン基板部分を回り込んで流れる電流が極めて少ないの
で、このような電流に起因するノイズ、回路動作の干渉
も極めて低減することができる。
【0083】次に、図8に示したBiCMOS半導体装
置の製造方法について説明する。まず、抵抗率20Ω・
cm程度のP型シリコン基板の表面に通常の熱酸化法に
より例えば100nm程度の膜厚のシリコン酸化膜を形
成した後、ボロン(B+)を各素子ブロック毎に開口す
るパターンのフォトレジストをマスクとして選択的に、
例えばエネルギー30keV、ドーズ量2.5×1015
/cm2 の条件でイオン注入する。
【0084】次に、例えば1200℃の窒素雰囲気中で
80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工程でイオ
ン注入された不純物イオンを活性化した後、更に例えば
1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲気中で2
0分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注入時のダ
メージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そして、フ
ッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチング除去
する。これにより、図9に示すように、P型シリコン基
板201表面に各素子ブロック毎のP型高濃度埋込層2
04a、204bが形成される。
【0085】次に、低濃度P型エピタキシャル半導体層
202を例えば膜厚20μm、抵抗率20Ω・cmで成
長させる。
【0086】そして、P型エピタキシャル半導体層20
2の表面に、通常の熱酸化法により、例えば100nm
程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成した後、素子ブロッ
ク周囲の素子分離領域、NPNバイポーラトランジスタ
部分、PMOSトランジスタ部分にフォトレジストをマ
スクとして選択的にリン(P+)を例えばエネルギー5
0keV、ドーズ量8×1014/cm2 の条件でイオン
注入する。更に、上記分離領域においてリンを注入した
内方領域とNMOSトランジスタ部分にフォトレジスト
をマスクとして選択的にボロン(B+)を例えばエネル
ギー30keV、ドーズ量2.5×1015/cm2 の条
件でイオン注入する。
【0087】次に、例えば1200℃の窒素雰囲気中で
80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工程でイオ
ン注入された不純物イオンを活性化した後、更に例えば
1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲気中で2
0分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注入時のダ
メージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そして、フ
ッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチング除去
する。これにより、図10に示すように、N型埋込層2
10及び第2P型埋込層206が形成される。
【0088】次に、N型エピタキシャル半導体層203
を例えば膜厚2μm、抵抗率1Ω・cmで成長させ、図
11に示すような構造を得る。
【0089】その後は通常のBiCMOSの製造フロー
に従った製造方法で図8に示した半導体装置を製造する
ことができる。
【0090】例えば、熱酸化法によりN型エピタキシャ
ル半導体層表面に10nm程度の酸化膜を形成した後、
Pウエル207領域にボロンを例えばエネルギー150
keV、ドーズ量5×1012/cm2 の条件でイオン注
入する。そして、Nウエル211領域にリンを例えばエ
ネルギー180keV、ドーズ量1×1012/cm2
条件でイオン注入する。続いて、1100〜1200℃
の温度でアニールを行うことによりPウエル207、N
ウエル211を形成する。
【0091】次に、バイポーラトランジスタの分離領域
にボロンを選択的に例えばエネルギー50keV、ドー
ズ量5×1015/cm2 でイオン注入する。そして、バ
イポーラトランジスタの分離領域とコレクタ取り出し領
域に選択的にリンを例えばエネルギー70keV、ドー
ズ量8×1016/cm2 の条件でイオン注入する。その
後、1100℃で80分間窒素雰囲気中でアニールする
ことによりP型アイソレーション層208をP型埋込層
206に接続し、また、N型拡散層212をN型埋込層
210に接続する。これにより、同一素子ブロック内の
素子のアイソレーションと素子ブロック間のアイソレー
ションを行う。
【0092】次に、MOSトランジスタの製造に入り、
N型エピタキシャル半導体層に熱酸化膜を形成し、次に
シリコン窒化膜を堆積した後、これらをパターニングし
てPMOS、NMOS、NPNトランジスタ形成領域を
それぞれシリコン窒化膜で覆う。
【0093】その後、シリコン窒化膜をマスクとしてN
型エピタキシャル半導体層表面を選択的に酸化し、素子
分離用のフィールド酸化膜220を形成する。
【0094】シリコン窒化膜を除去した後、NPNトラ
ンジスタ部分にP型ベースを形成するため、ボロンを例
えば30keVで1×1014/cm2 の条件で選択的に
イオン注入し、活性化アニールを900℃に窒素雰囲気
下で30分行う。
【0095】次に、N型分離領域、NPNトランジスタ
のトランジスタのコレクタ取り出し部、エミッタ形成用
の例えばリンを選択的にイオン注入し、更にベース取り
出し部、P型分離領域の接続部用にホウ素をイオン注入
する。
【0096】次に、MOSトランジスタのゲート酸化膜
を形成し、続いてポリシリコンを堆積した後パターニン
グすることによりゲート電極221を形成する。その後
は、LDD用のイオン注入を行い、ゲート電極の側壁に
サイドウオールを形成し、更にソース・ドレインのイオ
ン注入を行い、MOSトランジスタを完成する。その後
は、第1実施形態と同様に、シリコン酸化膜の形成、コ
ンタクト孔の開口、配線層の形成等の工程を経て図8に
示した構造を得ることができる。
【0097】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、同一の素子ブロック内の素子分離領域の電位を安定
させる第1のP型高濃度埋込層204a、204bをP
型基板上の素子ブロック毎に分割して形成し、このP型
高濃度埋込層204a、204bを分離するP型エピタ
キシャル半導体層202を形成し、更に素子ブロック周
囲に選択的にN型埋込層210及びP型埋込層206を
形成した後、バイポーラトランジスタやMOSトランジ
スタを形成するN型エピタキシャル半導体層203をP
型エピタキシャル半導体層202の上に形成する。これ
により、N型エピタキシャル半導体層203に形成され
た半導体素子は、P型分離領域で包囲され、更にこのP
型分離領域がN型分離領域210、212で分離され、
素子ブロック間に流れる電流が極めて少なく、この電流
に起因するノイズ、回路動作の干渉も極めて少ない半導
体装置を製造することができる。
【0098】[第3実施形態]本実施形態は、上記第2
実施形態の変形であり、本発明をBiCMOSに適用し
たものである。この実施形態の平面構造は、図7に示し
たものと同一であり、その説明は省略する。また、第2
実施形態の構造と同一構成部分には同一の符号を付す。
【0099】本実施形態は、例えば各々のバイポーラト
ランジスタ毎、バイポーラトランジスタのみで構成され
る領域、MOSトランジスタのみで構成された領域、あ
るいはバイポーラトランジスタとMOSトランジスタの
混在回路、更にバイポーラトランジスタ素子同士で構成
されたブロックのうち、動作周波数等の回路特性が異な
る領域を一つの素子ブロックとして構成し、これらの素
子ブロック相互を分離領域で電気的に分離して、これら
の素子ブロック間の回路動作の干渉などを低減できる。
【0100】図7のY−Y’線に沿った本実施形態の断
面構造図12に示す。図12に示す半導体装置は、NM
OSトランジスタとPMOSトランジスタで構成される
第1素子ブロックと、NPNバイポーラトランジスタの
バイポーラ素子で構成された第2素子ブロックを有し、
これらの第1素子ブロックと第2素子ブロックは、共に
素子分離領域で囲まれ相互に電気的に分離されている。
【0101】この半導体装置は、半導体基板が、低濃度
N型シリコン基板230と、N型シリコン基板230上
に形成された低濃度P型エピタキシャル半導体層202
と、P型エピタキシャル半導体層202の上に形成され
たN型エピタキシャル半導体層203とを有する。N型
シリコン基板230とP型エピタキシャル半導体層20
2との境界領域には、第1素子ブロックには、第1素子
ブロック領域全体に亘る1個の第1のP型高濃度埋込層
204aが形成され、第2素子ブロックには、第2素子
ブロック全体に亘る1個の第1のP型高濃度埋込層20
4bが形成されている。
【0102】第1素子ブロックは、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとがCMOSを構成するMO
Sトランジスタ素子ブロックである。図12では1この
CMOSトランジスタのみを示している。P型エピタキ
シャル半導体層202とN型エピタキシャル半導体層2
03との境界領域に選択的に高濃度N型埋込層210が
形成され、N型エピタキシャル半導体層203表面から
このN型埋込層210に達するNウエル211が形成さ
れ、PMOSがこのNウエル211に形成されている。
また、P型エピタキシャル半導体層202とN型エピタ
キシャル半導体層203との境界領域に選択的に高濃度
P型埋込層206が形成され、N型エピタキシャル半導
体層203表面からこのP型埋込層206に達するPウ
エル207が形成され、NMOSがこのPウエル207
に形成されている。
【0103】一方、第2素子ブロックは、バイポーラト
ランジスタが多数設けられたブロックであり、図12で
は一つのNPNバイポーラトランジスタを示している。
第2素子ブロックでは、P型エピタキシャル半導体層2
02とN型エピタキシャル半導体層203の境界領域に
選択的に高濃度N型埋込層210が形成され、N型エピ
タキシャル半導体層203表面からこのN型型埋込層2
10に達するNウエル211が形成され、NPNトラン
ジスタがこのNウエル211に形成されている。
【0104】これらの素子ブロックは、完全にN型分離
領域で包囲されている。このN型分離領域は、N型シリ
コン基板230、第1のP型高濃度埋込層204間の領
域においてN型シリコン基板230とP型エピタキシャ
ル半導体層202との境界領域に設けられた第1のN型
高濃度埋込層212と、P型エピタキシャル半導体層2
02とN型エピタキシャル半導体層203との境界領域
に形成され、N型高濃度埋込層212に接続されている
第2のN型高濃度埋込層(上記第2実施形態におけるN
型高濃度埋込層と同一)210と、N型エピタキシャル
半導体層203の表面からN型高濃度埋込層210に達
している高濃度N型プラグイン層212とを有する。ま
た、このN型分離領域は、分離配線層221に高濃度N
型拡散層213を介して接続されており、この配線層2
21にはP型シリコン基板201と同じか、又は高い電
位、例えば回路中の電源電位(Vcc)に接続されてい
る。このようなN型素子分離領域により、素子ブロック
間が完全にPN接合分離されている。
【0105】一方、同一素子ブロック内に存在するCM
OS相互、バイポーラトランジスタ相互の分離は、これ
らがそれぞれP型素子分離領域で包囲されてPN接合分
離されている。このP型素子分離領域は、底面部の第1
のP型高濃度埋込層204a、204bと、P型エピタ
キシャル半導体層202と、分離領域においてN型エピ
タキシャル半導体層203とP型エピタキシャル半導体
層202との境界領域に形成された第2のP型埋込層2
06と、N型エピタキシャル半導体層203の表面から
P型埋込層206に到達しているP型アイソレーション
層208とを有する。そして、P型分離領域は、半導体
装置で最も低い電位と配線222で接続されている。
【0106】このような構成のBiCMOS半導体装置
は、同一素子ブロック内では、素子ブロック全体に亘る
第1の高濃度埋込層204a、204bが設けられてい
ることにより、P型素子分離領域の電位は安定してい
る。
【0107】一方、各々の素子ブロックのP型素子分離
領域は、更にN型シリコン基板230、第1のN型高濃
度埋込層212、第2のN型埋込層210、及びN型プ
ラグイン層212を含むN型分離領域で包囲され、完全
にPN接合分離されている。
【0108】従って、異なる素子ブロック間の基板部分
を回り込んで流れる電流はなく、このような電流に起因
するノイズ、回路動作の干渉も完全に防止することがで
きる。
【0109】次に、図12に示した構造の半導体装置を
製造する方法について説明する。まず、抵抗率20Ω・
cm程度のN型シリコン基板230の表面に通常の熱酸
化法により例えば100nm程度の膜厚のシリコン酸化
膜を形成する。次に、各素子ブロック周囲部分の分離領
域にフォトレジストをマスクとして選択的にリン(P
+)を例えばエネルギー50keV、ドーズ量4×10
15/cm2 の条件でイオン注入する。また、ボロン(B
+)を各素子ブロック毎に開口するパターンのフォトレ
ジストをマスクとして選択的に、例えばエネルギー50
keV、ドーズ量2.5×1015/cm2 の条件でイオ
ン注入する。
【0110】次に、例えば1200℃の窒素雰囲気中で
80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工程でイオ
ン注入された不純物イオンを活性化した後、更に例えば
1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲気中で2
0分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注入時のダ
メージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そして、フ
ッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチング除去
する。これにより、図13に示すように、N型シリコン
基板230表面に分離領域におけるN型高濃度埋込層2
12及び各ブロック毎の第1のP型埋込層204a、2
04bが形成される。
【0111】次に、P型エピタキシャル半導体層202
を例えば膜厚20μm、抵抗率20Ω・cmで成長させ
る。
【0112】そして、P型エピタキシャル半導体層20
2の表面に、通常の熱酸化法により、例えば100nm
程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成した後、素子ブロッ
ク周囲の素子分離領域、NPNバイポーラトランジスタ
部分、PMOSトランジスタ部分にフォトレジストをマ
スクとして選択的にリン(P+)を例えばエネルギー5
0keV、ドーズ量8×1014/cm2 の条件でイオン
注入する。更に、上記分離領域においてリンを注入した
内方領域とNMOSトランジスタ部分にフォトレジスト
をマスクとして選択的にボロン(B+)を例えばエネル
ギー30keV、ドーズ量2.5×1015/cm2 の条
件でイオン注入する。
【0113】次に、例えば1200℃の窒素(N2 )雰
囲気中で80分程度アニール(熱処理)を行い、上記工
程でイオン注入された不純物イオンを活性化した後、更
に例えば1200℃のウエット酸素(H2 +O2 )雰囲
気中で20分程度アニール(熱処理)を行い、イオン注
入時のダメージに起因する格子欠陥を酸化除去する。そ
して、フッ酸(HF)を用いてシリコン酸化膜をエッチ
ング除去する。これにより、図14に示すように、第1
のN型高濃度埋込層212に接続する第2のN型埋込層
210、及び第2のP型埋込層206が形成される。
【0114】次に、N型低濃度エピタキシャル半導体層
202を例えば膜厚2μm、抵抗率1Ω・cmで成長さ
せ、図15に示すような構造を得る。
【0115】その後は第2実施形態で説明した通常のB
iCMOSの製造フローに従った製造方法で図12に示
した半導体装置を製造することができる。
【0116】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、同一の素子ブロック内の素子分離領域の電位を安定
させる第1のP型埋込層204a、204bをN型基板
230上の素子ブロック領域毎に分割して形成すると共
に、N型埋込層212を第1のP型高濃度埋込層204
a、204bの周囲に形成して各素子ブロックを分離し
た後、P型エピタキシャル半導体層202を形成し、更
に素子ブロック周囲に選択的にN型埋込層210を形成
した後、バイポーラトランジスタやMOSトランジスタ
を形成するN型エピタキシャル半導体層203をP型エ
ピタキシャル半導体層202の上に形成する。
【0117】これにより、N型エピタキシャル半導体層
に形成された半導体素子は、素子ブロック毎にN型分離
領域でPN接合分離され、素子ブロック間に電流が流れ
ず、この電流に起因するノイズ、回路動作の干渉もない
半導体装置を製造することができる。
【0118】上記第1実施形態では、第1のP型高濃度
埋込層を半導体基板上に全面に形成したが、バイポーラ
トランジスタ部分等におけるP型高濃度埋込層は、第2
実施形態、第3実施形態に示したような各素子ブロック
毎に独立した形態であることが好ましい。
【0119】従って、本発明では、フォトトランジスタ
で構成される素子ブロック毎にN型分離領域で包囲さ
れ、かつこれらのフォトトランジスタで構成される素子
ブロックが共通の第1のP型高濃度埋込層を有し、更に
同一半導体基板に、N型分離領域で素子分離され、それ
ぞれの素子ブロック毎に独立した第1のP型高濃度埋込
層を有するバイポーラトランジスタとMOSトランジス
タの少なくとも一つ以上が形成された半導体装置が含ま
れる。即ち、本発明は、上記第1実施形態と、第2実施
形態又は第3実施形態を一つの半導体装置として構成
し、フォトトランジスタとBiCMOSが一つの半導体
基板に形成された半導体装置も含むことは勿論である。
【0120】
【発明の効果】本発明の第1発明の半導体装置は、例え
ばフォトトランジスタ間のクロストークを低減し、更に
フォトトランジスタとバイポーラトランジスタとを混載
する場合に、これらの特性をそれぞれ最適化することが
可能である。
【0121】本発明の第2発明の半導体装置の製造方法
によれば、このような第1発明にかかる半導体装置を確
実に製造することができる。
【0122】本発明の第3発明の半導体装置は、例えば
バイポーラトランジスタ、CMOS、BiCMOS等の
集積回路を構成する素子ブロックを相互に分離して相互
の回路動作の干渉を防止することができる。
【0123】本発明の第4発明の半導体装置の製造方法
によれば、このような第3発明の半導体装置を確実に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施形態の半導体装置の一
形態におけるフォトトランジスタの部分の平面構造を示
す平面図である。
【図2】図1のX−X’線に沿った断面構造を示す断面
図である。
【図3】図2の半導体装置のバイポーラトランジスタ部
分を示す断面図である。
【図4】図2の断面構造の半導体装置を製造する工程を
説明する断面図である。
【図5】図4に続く工程を示す断面図である。
【図6】図5に続く工程を示す断面図である。
【図7】本発明にかかる第2実施形態及び第3実施形態
の半導体装置の平面構造の一形態を示す平面図である。
【図8】図7のY−Y’線に沿った断面構造の一形態を
示す断面図である。
【図9】図7に示す断面構造の半導体装置を製造する工
程を示す断面図である。
【図10】図9に続く工程を示す断面図である。
【図11】図10に続く工程を示す断面図である。
【図12】本発明にかかる第3実施形態の半導体装置の
断面構造の一形態を示す断面図である。
【図13】図12の断面構造を製造する工程を説明する
断面図である。
【図14】図13に続く工程を示す断面図である。
【図15】図14に続く工程を示す断面図である。
【図16】従来のフォトトランジスタの一形態の断面構
造を示す断面図である。
【図17】従来のフォトトランジスタの他の形態の断面
構造を示す断面図である。
【図18】従来のBiCMOSの一形態の断面構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
101…P型シリコン基板、102…P型エピタキシャ
ル半導体層、103…N型エピタキシャル半導体層、1
04…P型高濃度埋込層、106…P型高濃度埋込層、
107…P型アイソレーション層、110…N型高濃度
埋込層、111…N型プラグイン層、112…N型拡散
層、121…分離用配線、122…カソード配線、12
3…アノード配線、201…P型シリコン基板、202
…P型エピタキシャル半導体層、203…N型エピタキ
シャル半導体層、206…P型高濃度埋込層、207…
Pウエル、208…P型アイソレーション層、210…
N型高濃度埋込層、211…Nウエル、212…N型プ
ラグイン層、213…N型拡散層、230…N型シリコ
ン基板

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された少なくとも一つの
    素子を含む素子ブロックが、底面部を第1導電型埋込層
    で、側面部を第1導電型分離領域でそれぞれ包囲され、 かつ該第1導電型分離領域が第2導電型分離領域で包囲
    されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記第2導電型分離領域に、上記第1導電
    型埋込層及び第1導電型分離領域に対して同一電位又は
    逆バイアスとなる電圧を印加するように構成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記半導体基板が、 第1導電型半導体基板と、 該第1導電型半導体基板表面に形成された第1導電型エ
    ピタキシャル半導体層と、 該第1導電型エピタキシャル半導体層の上に形成された
    第2導電型エピタキシャル半導体層とを有し、 上記第1導電型埋込層が、 上記第1導電型半導体基板と上記第1導電型エピタキシ
    ャル半導体層との境界領域に設けられた、第1の第1導
    電型埋込層であり、 上記第1導電型分離領域が、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成され、上
    記第1の第1導電型埋込層と離間している第2の第1導
    電型埋込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    2の第1導電型埋込層に到達している第1導電型半導体
    層とを有し、 上記第2導電型分離領域が、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成された第
    2導電型埋込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    2導電型埋込層に到達している第2導電型半導体層とを
    有する請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記第2導電型分離領域と上記第1の第1
    導電型埋込層との間に生じる空乏層が該第1導電型埋込
    層に到達している請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】各素子ブロック毎に上記第1導電型埋込層
    が独立して設けられている素子ブロックを有する請求項
    1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】1個のフォトダイオードで構成される素子
    ブロックの複数が、共通の上記第1導電型埋込層を有す
    る請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】更に、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    を含む素子ブロックとバイポーラトランジスタを含む素
    子ブロックのいずれか又は両方を含む請求項6記載の半
    導体装置。
  8. 【請求項8】上記絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
    含む素子ブロックとバイポーラトランジスタを含む素子
    ブロックそれぞれがそれぞれの素子ブロック毎に独立し
    て設けられている第1導電型埋込層を有する請求項7記
    載の半導体装置。
  9. 【請求項9】上記第1導電型基板が、上記第1導電型埋
    込層を兼用する請求項3記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】第1導電型半導体基板上に第1の第1導
    電型高濃度埋込層を形成する工程と、 該第1導電型半導体基板面に第1導電型エピタキシャル
    半導体層を形成する工程と、 該第1導電型エピタキシャル半導体層の半導体素子形成
    予定領域を包囲する素子分離領域に選択的に上記第1導
    電型埋込層に達しない深さで第2導電型埋込層を形成す
    る工程と、 該第1導電型エピタキシャル半導体層の該第2導電型高
    濃度埋込層の内方の素子分離領域に第2の第1導電型埋
    込層を選択的に形成する工程と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層の上に第2導電
    型エピタキシャル半導体層を形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2導電型埋込層に到達する第2導電型半導体層を
    形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2の第1導電型埋込層に到達する第1導電型半導
    体層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】上記第2導電型エピタキシャル半導体層
    表面近傍に第2導電型拡散層を形成してフォトダイオー
    ドのカソード取り出し層を形成する工程を有する請求項
    10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】上記第1導電型埋込層を第1導電型半導
    体基板全面に形成する請求項10記載の半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】半導体基板に形成された少なくとも一つ
    の素子を含む素子ブロックが、底面部に各素子ブロック
    毎に独立して設けられている第1導電型埋込層を含む第
    1導電型分離領域で全面的に包囲され、 かつ該第1導電型分離領域の側部が第2導電型分離領域
    で包囲されていることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】上記第2導電型分離領域に、上記第1導
    電型分離領域に対して同一電位又は逆バイアスとなる電
    圧を印加するように構成されている請求項13記載の半
    導体装置。
  15. 【請求項15】更に、第1導電型分離領域全体が第2導
    電型分離領域で包囲されている請求項13記載の半導体
    装置。
  16. 【請求項16】上記半導体基板が、 第1導電型半導体基板と、 該第1導電型半導体基板表面に形成された第1導電型エ
    ピタキシャル半導体層と、 該第1導電型エピタキシャル半導体層の上に形成された
    第2導電型エピタキシャル半導体層とを有し、 上記第1導電型分離領域が、 上記第1導電型半導体基板と上記第1導電型エピタキシ
    ャル半導体層との境界領域に各素子ブロック毎に独立し
    て設けられた第1の導電型埋込層と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成され、上
    記第1の第1導電型埋込層と離間している第2の第1導
    電型埋込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    2の第1導電型埋込層に到達している第1導電型半導体
    層とを有し、 上記第2導電型分離領域が、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成され、上
    記第1の第1導電型埋込層と離間している第2導電型埋
    込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    2導電型埋込層に到達している第2導電型半導体層とを
    有する請求項13記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】第1導電型基板表面の素子ブロック形成
    予定領域毎に各々選択的に第1の第1導電型埋込層を形
    成する工程と、 該第1導電型基板面に第1導電型エピタキシャル半導体
    層を形成する工程と、 各素子ブロックの周囲の素子分離領域に第2の第1導電
    型埋込層とこの第2の第1導電型埋込層を包囲する第2
    導電型埋込層とをそれぞれ上記第1の第1導電型埋込層
    と離間させて選択的に形成する工程と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層の上に第2導電
    型エピタキシャル半導体層を形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2の第1導電型埋込層に到達する第1導電型半導
    体層を形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2導電型埋込層に到達する第2導電型半導体層を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】上記半導体基板が、 第2導電型半導体基板と、 該第2導電型半導体基板表面に形成された第1導電型エ
    ピタキシャル半導体層と、 該第1導電型エピタキシャル半導体層の上に形成された
    第2導電型エピタキシャル半導体層とを有し、 上記第1導電型分離領域が、 上記第2導電型半導体基板と上記第1導電型エピタキシ
    ャル半導体層との境界領域に選択的に各素子ブロック毎
    に独立して設けられた第1の第1導電型埋込層と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成され、上
    記第1の第1導電型埋込層と離間している第2の第1導
    電型埋込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    2の第1導電型埋込層に到達している第1導電型半導体
    層とを有し、 上記第2導電型分離領域が、 上記第2導電型半導体基板と、 上記第2導電型半導体基板と第1導電型エピタキシャル
    半導体層との境界領域に設けられた第1の第2導電型埋
    込層と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層と上記第2導電
    型エピタキシャル半導体層との境界領域に形成され、上
    記第1の第2導電型埋込層に到達している第2の第2導
    電型埋込層と、 上記第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から該第
    1の第2導電型埋込層に到達している第2導電型半導体
    層とを有する請求項15記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】第2導電型基板表面の素子ブロック形成
    予定領域毎に各々選択的に第1の第1導電型埋込層を選
    択的に形成すると共に、素子ブロック周囲の分離領域に
    第1の第2導電型埋込層を選択的に形成する工程と、 該第2導電型基板面に第1導電型エピタキシャル半導体
    層を形成する工程と、 該第1導電形エピタキシャル半導体層の上の各素子ブロ
    ックの周囲の素子分離領域に第2の第1導電型埋込層を
    上記第1の第1導電型埋込層と離間させて選択的に形成
    する工程と、 上記第1導電形エピタキシャル半導体層の上に該第2の
    第1導電型埋込層を包囲し、上記第1の第2導電形埋込
    層に到達する第2の第2導電型埋込層を形成する工程
    と、 上記第1導電型エピタキシャル半導体層の上に第2導電
    型エピタキシャル半導体層を形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2の第1導電型埋込層に到達する第1導電型分離
    層を形成する工程と、 該第2導電型エピタキシャル半導体層の素子分離領域に
    おいて該第2導電型エピタキシャル半導体層の表面から
    上記第2の第2導電型埋込層に到達する第2導電型半導
    体層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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